JP2000258295A - 光ファイバの融着接続部のスクリーニング方法 - Google Patents
光ファイバの融着接続部のスクリーニング方法Info
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- JP2000258295A JP2000258295A JP6559299A JP6559299A JP2000258295A JP 2000258295 A JP2000258295 A JP 2000258295A JP 6559299 A JP6559299 A JP 6559299A JP 6559299 A JP6559299 A JP 6559299A JP 2000258295 A JP2000258295 A JP 2000258295A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検査する光ファイバの融着接続部の強度保証
の値を変えたい場合にも、検査する光ファイバの融着接
続部の本数を変えた場合にも、スクリーニング装置の構
造を複雑にすることなく容易に対応することができる光
ファイバの融着接続部のスクリーニング方法およびその
強度保証の値を引っ張り強度で表すことができる光ファ
イバの融着接続部のスクリーニング方法を提供する。 【解決手段】 融着接続後の光ファイバ2、3のクラン
プ装置14、14による把持部分同士を互いに所定距離
だけ接近させてこれら光ファイバ2、3の融着接続部2
0を湾曲させる。これによって融着接続部20の湾曲方
向外周側に所定の大きさの引っ張り力を生じさせ、融着
接続部20が所定の大きさの引っ張り力に耐えうること
を知得する。
の値を変えたい場合にも、検査する光ファイバの融着接
続部の本数を変えた場合にも、スクリーニング装置の構
造を複雑にすることなく容易に対応することができる光
ファイバの融着接続部のスクリーニング方法およびその
強度保証の値を引っ張り強度で表すことができる光ファ
イバの融着接続部のスクリーニング方法を提供する。 【解決手段】 融着接続後の光ファイバ2、3のクラン
プ装置14、14による把持部分同士を互いに所定距離
だけ接近させてこれら光ファイバ2、3の融着接続部2
0を湾曲させる。これによって融着接続部20の湾曲方
向外周側に所定の大きさの引っ張り力を生じさせ、融着
接続部20が所定の大きさの引っ張り力に耐えうること
を知得する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの融着
接続部、特に複数本の光ファイバの融着接続部の引っ張
り強度の検査を行う光ファイバの融着接続部のスクリー
ニング方法に関するものである。
接続部、特に複数本の光ファイバの融着接続部の引っ張
り強度の検査を行う光ファイバの融着接続部のスクリー
ニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ同士の接続は、互いの端部を
融着接続することで行われる。光ファイバの融着接続部
は、融着接続する際に加熱されることによって元の光フ
ァイバに比べて強度が大幅に低下しているので、融着接
続部がその後の使用環境に耐えうることを保証するため
に光ファイバの融着接続部の強度の検査、すなわち光フ
ァイバの融着接続部のスクリーニングが行われる。従来
の光ファイバの融着接続部のスクリーニング方法として
は、光ファイバの融着接続部の両端を把持し、この把持
部分に一定の力を加えて互いに離間させる向きに移動さ
せるスクリーニング装置を用いて、光ファイバの融着接
続部に一定の大きさの引っ張り力を加える方法が知られ
ている。
融着接続することで行われる。光ファイバの融着接続部
は、融着接続する際に加熱されることによって元の光フ
ァイバに比べて強度が大幅に低下しているので、融着接
続部がその後の使用環境に耐えうることを保証するため
に光ファイバの融着接続部の強度の検査、すなわち光フ
ァイバの融着接続部のスクリーニングが行われる。従来
の光ファイバの融着接続部のスクリーニング方法として
は、光ファイバの融着接続部の両端を把持し、この把持
部分に一定の力を加えて互いに離間させる向きに移動さ
せるスクリーニング装置を用いて、光ファイバの融着接
続部に一定の大きさの引っ張り力を加える方法が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光ファイバ
の融着接続部のスクリーニング方法では、次のような問
題があった。光ファイバの融着接続部に加える引っ張り
力を、光ファイバの融着接続部の両端の把持部分に一定
の力を加えて互いに離間するよう移動させることで生じ
させているので、例えば厳しい環境下で使用されるため
に融着接続部に通常使用されるものよりも高い強度保証
の値が求められる光ファイバの検査など、光ファイバの
融着接続部に通常よりも大きい引っ張り力を加えたい場
合、また検査する光ファイバの本数を増減させた場合に
対応するためには、スクリーニング装置の引っ張り力を
調節する機構を設ける必要があり、スクリーニング操作
が煩雑になるとともに、スクリーニング装置が大型化し
てしまうという問題があった。また、従来は光ファイバ
の融着接続部の強度保証の値は引っ張り強度で表してい
るので、他の方法でスクリーニングを行った場合には、
光ファイバの強度保証の値を直接的に比較することがで
きないという問題があった。
の融着接続部のスクリーニング方法では、次のような問
題があった。光ファイバの融着接続部に加える引っ張り
力を、光ファイバの融着接続部の両端の把持部分に一定
の力を加えて互いに離間するよう移動させることで生じ
させているので、例えば厳しい環境下で使用されるため
に融着接続部に通常使用されるものよりも高い強度保証
の値が求められる光ファイバの検査など、光ファイバの
融着接続部に通常よりも大きい引っ張り力を加えたい場
合、また検査する光ファイバの本数を増減させた場合に
対応するためには、スクリーニング装置の引っ張り力を
調節する機構を設ける必要があり、スクリーニング操作
が煩雑になるとともに、スクリーニング装置が大型化し
てしまうという問題があった。また、従来は光ファイバ
の融着接続部の強度保証の値は引っ張り強度で表してい
るので、他の方法でスクリーニングを行った場合には、
光ファイバの強度保証の値を直接的に比較することがで
きないという問題があった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、検査する光ファイバの融着接続部の強度保証の値
を変えたい場合にも、任意の本数の光ファイバについて
検査を行う場合にも、スクリーニング装置の構造を複雑
にすることなく容易に対応することができる光ファイバ
の融着接続部のスクリーニング方法を提供することを目
的とし、またその強度保証の値を引っ張り強度で表すこ
とができる光ファイバの融着接続部のスクリーニング方
法を提供することも目的とする。
ので、検査する光ファイバの融着接続部の強度保証の値
を変えたい場合にも、任意の本数の光ファイバについて
検査を行う場合にも、スクリーニング装置の構造を複雑
にすることなく容易に対応することができる光ファイバ
の融着接続部のスクリーニング方法を提供することを目
的とし、またその強度保証の値を引っ張り強度で表すこ
とができる光ファイバの融着接続部のスクリーニング方
法を提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の光ファイバの融着接続部のスクリー
ニング方法においては、光ファイバ(2、3)の融着接
続部(20)の両端を把持し、この把持部分同士を互い
に相対的に接近させて該把持部分間の前記融着接続部
(20)を湾曲させ、これによって前記融着接続部(2
0)の湾曲方向外周側に所定の大きさの引っ張り力σp
を加えて、前記融着接続部(20)が前記所定の大きさ
の引っ張り力σpに耐えうることを知得することを特徴
とする。このように構成される光ファイバの融着接続部
のスクリーニング方法では、光ファイバ(2、3)の融
着接続部(20)を湾曲させることで、該融着接続部
(20)の湾曲方向外周側に所定の大きさの引っ張り力
σpが加えられ、これによって融着接続部(20)が所
定の大きさの引っ張り力σpに耐えうることが知得され
る。
め、請求項1記載の光ファイバの融着接続部のスクリー
ニング方法においては、光ファイバ(2、3)の融着接
続部(20)の両端を把持し、この把持部分同士を互い
に相対的に接近させて該把持部分間の前記融着接続部
(20)を湾曲させ、これによって前記融着接続部(2
0)の湾曲方向外周側に所定の大きさの引っ張り力σp
を加えて、前記融着接続部(20)が前記所定の大きさ
の引っ張り力σpに耐えうることを知得することを特徴
とする。このように構成される光ファイバの融着接続部
のスクリーニング方法では、光ファイバ(2、3)の融
着接続部(20)を湾曲させることで、該融着接続部
(20)の湾曲方向外周側に所定の大きさの引っ張り力
σpが加えられ、これによって融着接続部(20)が所
定の大きさの引っ張り力σpに耐えうることが知得され
る。
【0006】請求項2記載の光ファイバの融着接続部の
スクリーニング方法においては、前記請求項1記載の光
ファイバの融着接続部のスクリーニング方法において、
前記光ファイバ(2、3)の半径r、断面積Af及びヤ
ング率Efをもとに、前記光ファイバ(2、3)の前記
融着接続部(20)の湾曲方向外周側に前記所定の大き
さの引っ張り力σpが加わる光ファイバ(2、3)の曲
げ半径Rを算出し、前記曲げ半径Rと前記把持部分間の
距離Lとをもとに、前記光ファイバ(2、3)を前記曲
げ半径Rで湾曲させるために要する前記把持部分同士の
互いに相対的に接近する方向への移動量△Lを算出し、
前記把持部分同士を互いに相対的に△Lだけ接近するよ
う移動させ、これによって前記融着接続部(20)の湾
曲方向外周側に所定の大きさの引っ張り力σpを加え
て、前記融着接続部(20)が前記所定の大きさの引っ
張り力σpに耐えうることを知得することを特徴とす
る。
スクリーニング方法においては、前記請求項1記載の光
ファイバの融着接続部のスクリーニング方法において、
前記光ファイバ(2、3)の半径r、断面積Af及びヤ
ング率Efをもとに、前記光ファイバ(2、3)の前記
融着接続部(20)の湾曲方向外周側に前記所定の大き
さの引っ張り力σpが加わる光ファイバ(2、3)の曲
げ半径Rを算出し、前記曲げ半径Rと前記把持部分間の
距離Lとをもとに、前記光ファイバ(2、3)を前記曲
げ半径Rで湾曲させるために要する前記把持部分同士の
互いに相対的に接近する方向への移動量△Lを算出し、
前記把持部分同士を互いに相対的に△Lだけ接近するよ
う移動させ、これによって前記融着接続部(20)の湾
曲方向外周側に所定の大きさの引っ張り力σpを加え
て、前記融着接続部(20)が前記所定の大きさの引っ
張り力σpに耐えうることを知得することを特徴とす
る。
【0007】このように構成される光ファイバの融着接
続部のスクリーニング方法では、光ファイバ(2、3)
の半径r、断面積Af及びヤング率Efをもとに、光フ
ァイバ(2、3)の融着接続部(20)の湾曲方向外周
側に所定の大きさの引っ張り力σpが加わる光ファイバ
(2、3)の曲げ半径Rが算出され、この曲げ半径Rと
保持部分間の距離Lとをもとに、光ファイバ(2、3)
を曲げ半径Rで湾曲させるために要する把持部分同士の
互いに相対的に接近する方向への移動量△Lが算出さ
れ、把持部分同士を互いに相対的に△Lだけ接近するよ
う移動させることで融着接続部(20)の湾曲方向外周
側に所定の大きさの引っ張り力σpが加えられる。
続部のスクリーニング方法では、光ファイバ(2、3)
の半径r、断面積Af及びヤング率Efをもとに、光フ
ァイバ(2、3)の融着接続部(20)の湾曲方向外周
側に所定の大きさの引っ張り力σpが加わる光ファイバ
(2、3)の曲げ半径Rが算出され、この曲げ半径Rと
保持部分間の距離Lとをもとに、光ファイバ(2、3)
を曲げ半径Rで湾曲させるために要する把持部分同士の
互いに相対的に接近する方向への移動量△Lが算出さ
れ、把持部分同士を互いに相対的に△Lだけ接近するよ
う移動させることで融着接続部(20)の湾曲方向外周
側に所定の大きさの引っ張り力σpが加えられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ファイバの融着
接続部のスクリーニング方法の実施の形態について説明
する。図1は、本発明の光ファイバの融着接続部のスク
リーニング方法を実施するために用いるスクリーニング
装置1の一実施形態を示すものである。スクリーニング
装置1は、それぞれ複数本の光ファイバ2、3をテープ
状にまとめた光ファイバテープ4、5の端部を把持して
これら複数本の光ファイバ2、3とをそれぞれ軸を一致
させた状態で保持するとともに、これら光ファイバ2、
3のスクリーニングを行うものであって、それぞれ光フ
ァイバテープ4、5の端部及び光ファイバ2、3を把持
した状態で互いに向かい合わせに配置される光ファイバ
把持装置6、7とを備えている。
接続部のスクリーニング方法の実施の形態について説明
する。図1は、本発明の光ファイバの融着接続部のスク
リーニング方法を実施するために用いるスクリーニング
装置1の一実施形態を示すものである。スクリーニング
装置1は、それぞれ複数本の光ファイバ2、3をテープ
状にまとめた光ファイバテープ4、5の端部を把持して
これら複数本の光ファイバ2、3とをそれぞれ軸を一致
させた状態で保持するとともに、これら光ファイバ2、
3のスクリーニングを行うものであって、それぞれ光フ
ァイバテープ4、5の端部及び光ファイバ2、3を把持
した状態で互いに向かい合わせに配置される光ファイバ
把持装置6、7とを備えている。
【0009】光ファイバ把持装置6は、基台11から光
ファイバ把持装置7に向く方向に前後に移動可能にして
移動台12を設け、移動台12の上部に光ファイバテー
プ4を保持するテープホルダ13を設け、移動台12の
光ファイバ把持装置7側に光ファイバ2を固定するクラ
ンプ装置14を設けたものであって、移動台12及びク
ランプ装置14は、基台11に設けられる駆動装置15
によって光ファイバ把持装置7に向く方向に一体的に移
動されるようになっている。
ファイバ把持装置7に向く方向に前後に移動可能にして
移動台12を設け、移動台12の上部に光ファイバテー
プ4を保持するテープホルダ13を設け、移動台12の
光ファイバ把持装置7側に光ファイバ2を固定するクラ
ンプ装置14を設けたものであって、移動台12及びク
ランプ装置14は、基台11に設けられる駆動装置15
によって光ファイバ把持装置7に向く方向に一体的に移
動されるようになっている。
【0010】クランプ装置14は、光ファイバテープ4
の先端から露出される複数本の光ファイバ2を、光ファ
イバ把持装置7に把持される光ファイバテープ5の先端
から露出される複数本の光ファイバ3とそれぞれ軸を一
致させた状態で保持するV溝台16と、これら複数本の
光ファイバ2をV溝台16に押圧して固定するクランプ
17とによって構成されている。駆動装置15は、基台
11に設けられて、基部18aを回転駆動されることで
ロッド18bを伸縮させて、移動台12を光ファイバ把
持装置7に向く方向に前後に移動させるように押圧また
は牽引するマイクロメータ18と、駆動軸19aに設け
られる駆動ギア19bによってマイクロメータ18の基
部18aを回転駆動する駆動モータ19とによって構成
されている。
の先端から露出される複数本の光ファイバ2を、光ファ
イバ把持装置7に把持される光ファイバテープ5の先端
から露出される複数本の光ファイバ3とそれぞれ軸を一
致させた状態で保持するV溝台16と、これら複数本の
光ファイバ2をV溝台16に押圧して固定するクランプ
17とによって構成されている。駆動装置15は、基台
11に設けられて、基部18aを回転駆動されることで
ロッド18bを伸縮させて、移動台12を光ファイバ把
持装置7に向く方向に前後に移動させるように押圧また
は牽引するマイクロメータ18と、駆動軸19aに設け
られる駆動ギア19bによってマイクロメータ18の基
部18aを回転駆動する駆動モータ19とによって構成
されている。
【0011】光ファイバ把持装置7は、光ファイバ把持
装置6と同様の構成からなるものであって、光ファイバ
把持装置6と対向するように配されるものである。本明
細書では、光ファイバ把持装置7の各構成部材は光ファ
イバ把持装置6の対応する各構成部材と同一の名称及び
符号を用いて表し、詳細な説明を省く。
装置6と同様の構成からなるものであって、光ファイバ
把持装置6と対向するように配されるものである。本明
細書では、光ファイバ把持装置7の各構成部材は光ファ
イバ把持装置6の対応する各構成部材と同一の名称及び
符号を用いて表し、詳細な説明を省く。
【0012】本発明の光ファイバの融着接続部のスクリ
ーニング方法による光ファイバ2、3のスクリーニング
は、スクリーニング装置1の光ファイバ把持装置6、7
によって光ファイバテープ4、5の光ファイバ2、3の
端部をそれぞれ所定距離接近させ、この状態でこれら光
ファイバ2、3を融着接続したのちに実施されるもので
ある。本発明の光ファイバの融着接続部のスクリーニン
グ方法による光ファイバ2、3のスクリーニングは、次
のようにして行われる。光ファイバ把持装置6、7のク
ランプ装置14、14を互いに接近する方向に移動さ
せ、融着接続後の光ファイバ2、3のクランプ装置1
4、14による把持部分同士を互いに所定距離だけ接近
させ、これら光ファイバ2、3の融着接続部20(以下
より融着接続部20と呼ぶ)を湾曲させる。これによっ
て融着接続部20の湾曲方向外周側に所定の大きさの引
っ張り力を生じさせ、融着接続部20が所定の大きさの
引っ張り力に耐えうることを知得する。ここでいう融着
接続部20とは、光ファイバ2、3のうち、光ファイバ
把持装置6、7のクランプ装置14、14による把持部
分の間に位置する部分を指している。図2に融着接続部
20の湾曲の様子を概略的に示す。ここで、融着接続部
20は、後述する具体例に示すようにごく僅かなもので
あるが、図2中では融着接続部20の湾曲は強調して表
している。
ーニング方法による光ファイバ2、3のスクリーニング
は、スクリーニング装置1の光ファイバ把持装置6、7
によって光ファイバテープ4、5の光ファイバ2、3の
端部をそれぞれ所定距離接近させ、この状態でこれら光
ファイバ2、3を融着接続したのちに実施されるもので
ある。本発明の光ファイバの融着接続部のスクリーニン
グ方法による光ファイバ2、3のスクリーニングは、次
のようにして行われる。光ファイバ把持装置6、7のク
ランプ装置14、14を互いに接近する方向に移動さ
せ、融着接続後の光ファイバ2、3のクランプ装置1
4、14による把持部分同士を互いに所定距離だけ接近
させ、これら光ファイバ2、3の融着接続部20(以下
より融着接続部20と呼ぶ)を湾曲させる。これによっ
て融着接続部20の湾曲方向外周側に所定の大きさの引
っ張り力を生じさせ、融着接続部20が所定の大きさの
引っ張り力に耐えうることを知得する。ここでいう融着
接続部20とは、光ファイバ2、3のうち、光ファイバ
把持装置6、7のクランプ装置14、14による把持部
分の間に位置する部分を指している。図2に融着接続部
20の湾曲の様子を概略的に示す。ここで、融着接続部
20は、後述する具体例に示すようにごく僅かなもので
あるが、図2中では融着接続部20の湾曲は強調して表
している。
【0013】融着接続部20の湾曲方向外周側に所定の
大きさの引っ張り力が与えられる融着接続部20の曲げ
半径は、次のようにして求められる。融着接続部20の
半径、すなわち光ファイバ2、3の半径をrとすると、
融着接続部20を曲げ半径Rで湾曲させた場合の融着接
続部20の湾曲方向外周側に生じる歪みεpは次式で表
される。 εp=r/(R+r) (1) ここでヤング率の定義より、光ファイバ2、3のヤング
率をEf、融着接続部20の湾曲方向外周側に生じる引
っ張り力をσp、融着接続部20の断面積をAfとする
と、歪みεpは次式で表される。 εp=σp/(Ef×Af)=r/(R+r) (2) この式より、引っ張り力σpは、融着接続部20の半径
rとその曲げ半径Rによって次式のように表すことがで
きる。 σp=(r/(R+r))×(Ef×Af) (3) 式(3)をRについて整理すると次式のようになる。 R=(r×Ef×Af)/σp−r (4)
大きさの引っ張り力が与えられる融着接続部20の曲げ
半径は、次のようにして求められる。融着接続部20の
半径、すなわち光ファイバ2、3の半径をrとすると、
融着接続部20を曲げ半径Rで湾曲させた場合の融着接
続部20の湾曲方向外周側に生じる歪みεpは次式で表
される。 εp=r/(R+r) (1) ここでヤング率の定義より、光ファイバ2、3のヤング
率をEf、融着接続部20の湾曲方向外周側に生じる引
っ張り力をσp、融着接続部20の断面積をAfとする
と、歪みεpは次式で表される。 εp=σp/(Ef×Af)=r/(R+r) (2) この式より、引っ張り力σpは、融着接続部20の半径
rとその曲げ半径Rによって次式のように表すことがで
きる。 σp=(r/(R+r))×(Ef×Af) (3) 式(3)をRについて整理すると次式のようになる。 R=(r×Ef×Af)/σp−r (4)
【0014】次に、融着接続部20を曲げ半径Rで湾曲
させるために、融着接続部20の両端の把持部分同士を
接近させる量、すなわち光ファイバ把持装置6、7のク
ランプ装置14、14を互いに接近する方向へ移動させ
る移動量は、次のようにして求められる。融着接続部2
0の長さ、すなわち光ファイバ把持装置6、7のクラン
プ装置14、14間の距離をLとすると、クランプ装置
14、14を互いに接近する方向へ移動させる移動量△
Lは、次式で表される。 △L=L−4Rsin(45L/πR) (5)
させるために、融着接続部20の両端の把持部分同士を
接近させる量、すなわち光ファイバ把持装置6、7のク
ランプ装置14、14を互いに接近する方向へ移動させ
る移動量は、次のようにして求められる。融着接続部2
0の長さ、すなわち光ファイバ把持装置6、7のクラン
プ装置14、14間の距離をLとすると、クランプ装置
14、14を互いに接近する方向へ移動させる移動量△
Lは、次式で表される。 △L=L−4Rsin(45L/πR) (5)
【0015】この式(5)に式(4)を代入することよ
り、融着接続部20の湾曲方向外周側に引っ張り力σp
を与えるのに必要なクランプ装置14、14の接近方向
への移動量△Lが求められる。
り、融着接続部20の湾曲方向外周側に引っ張り力σp
を与えるのに必要なクランプ装置14、14の接近方向
への移動量△Lが求められる。
【0016】以下にクランプ装置14、14の接近方向
への移動量△Lの具体的な計算例を示す。半径rが0.
00625(m)、ヤング率Efが7300(N/
m2)の光ファイバ2、3の融着接続部20が、180
gの引っ張り力に耐えうることを保証したい場合におけ
るクランプ装置14、14の接近方向への移動量△Lを
求める。 ここで、クランプ装置14、14間の距離L
を0.005(m)とすると、融着接続部20の湾曲方
向外周側に180gの引っ張り力を加える場合の融着接
続部20の曲げ半径Rは、式(4)より、 R=(0.00625×7300×0.01227)/
0.18−0.00625 これを解くと、R=0.03104(m)=31.04
(mm)となる。続いて、Rを31(mm)として式
(5)に代入する。 △L=5−(4×31)sin(45×5/31π) =1.4×10-3mm=1.4μm よって、半径rが0.00625(m)、ヤング率Ef
が7300(N/m)である光ファイバ2、3の融着接
続部20が180gの引っ張り力に耐えうることを保証
したい場合には、クランプ装置14、14同士を互いに
1.4μmだけ接近するよう移動させればよい。
への移動量△Lの具体的な計算例を示す。半径rが0.
00625(m)、ヤング率Efが7300(N/
m2)の光ファイバ2、3の融着接続部20が、180
gの引っ張り力に耐えうることを保証したい場合におけ
るクランプ装置14、14の接近方向への移動量△Lを
求める。 ここで、クランプ装置14、14間の距離L
を0.005(m)とすると、融着接続部20の湾曲方
向外周側に180gの引っ張り力を加える場合の融着接
続部20の曲げ半径Rは、式(4)より、 R=(0.00625×7300×0.01227)/
0.18−0.00625 これを解くと、R=0.03104(m)=31.04
(mm)となる。続いて、Rを31(mm)として式
(5)に代入する。 △L=5−(4×31)sin(45×5/31π) =1.4×10-3mm=1.4μm よって、半径rが0.00625(m)、ヤング率Ef
が7300(N/m)である光ファイバ2、3の融着接
続部20が180gの引っ張り力に耐えうることを保証
したい場合には、クランプ装置14、14同士を互いに
1.4μmだけ接近するよう移動させればよい。
【0017】このように構成される光ファイバ2、3の
スクリーニング方法によれば、光ファイバ2、3の融着
接続部20に加えられる引っ張り力σpが、融着接続部
20の把持部分同士を接近させて融着接続部20を湾曲
させることによって生じるので、融着接続部20の強度
保証の値を変えたい場合にも、把持部分同士を接近させ
る移動量△Lを変化させて融着接続部20の湾曲の程度
を変えるだけで、特別な調整や調整機構を用いずに引っ
張り力σpの大きさを調整することができる。また、光
ファイバ2、3の本数が任意の本数であっても、それぞ
れの光ファイバは同じようにして湾曲されるので、特別
な調整や調整機構を用いることなくそれぞれの光ファイ
バの融着接続部に均等な引っ張り力σpを加えることが
できる。また、光ファイバの融着接続部の強度保証の値
を、従来より用いられてきた引っ張り強度で表すことが
できる。
スクリーニング方法によれば、光ファイバ2、3の融着
接続部20に加えられる引っ張り力σpが、融着接続部
20の把持部分同士を接近させて融着接続部20を湾曲
させることによって生じるので、融着接続部20の強度
保証の値を変えたい場合にも、把持部分同士を接近させ
る移動量△Lを変化させて融着接続部20の湾曲の程度
を変えるだけで、特別な調整や調整機構を用いずに引っ
張り力σpの大きさを調整することができる。また、光
ファイバ2、3の本数が任意の本数であっても、それぞ
れの光ファイバは同じようにして湾曲されるので、特別
な調整や調整機構を用いることなくそれぞれの光ファイ
バの融着接続部に均等な引っ張り力σpを加えることが
できる。また、光ファイバの融着接続部の強度保証の値
を、従来より用いられてきた引っ張り強度で表すことが
できる。
【0018】なお、上記実施の形態では、光ファイバ把
持装置6、7のクランプ装置14、14の両方を移動さ
せることで融着接続部20の把持部分同士を接近させる
例を用いたが、これに限られることなく、光ファイバ把
持装置6、7のクランプ装置14、14のうち、一方を
固定して、他方を移動させることによって融着接続部2
0の把持部分同士を接近させても構わない。
持装置6、7のクランプ装置14、14の両方を移動さ
せることで融着接続部20の把持部分同士を接近させる
例を用いたが、これに限られることなく、光ファイバ把
持装置6、7のクランプ装置14、14のうち、一方を
固定して、他方を移動させることによって融着接続部2
0の把持部分同士を接近させても構わない。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の光ファイバの融着接続部
のスクリーニング方法によれば、光ファイバ(2、3)
の融着接続部(20)に加えられる引っ張り力σpが、
融着接続部(20)の把持部分同士を相対的に接近させ
て融着接続部(20)を湾曲させることによって生じる
ので、融着接続部(20)の強度保証の値を変えたい場
合にも、把持部分同士を接近させる移動量を変化させて
融着接続部(20)の湾曲の程度を変えるだけで対応す
ることができる。また、検査する光ファイバ(2、3)
の本数を増減させた場合にも、それぞれの光ファイバ
(2、3)は同じようにして湾曲されるので、特別な調
整や調整装置をもちいることなく、それぞれの光ファイ
バ(2、3)の融着接続部(20)に均等な引っ張り力
σpを加えることができる。
のスクリーニング方法によれば、光ファイバ(2、3)
の融着接続部(20)に加えられる引っ張り力σpが、
融着接続部(20)の把持部分同士を相対的に接近させ
て融着接続部(20)を湾曲させることによって生じる
ので、融着接続部(20)の強度保証の値を変えたい場
合にも、把持部分同士を接近させる移動量を変化させて
融着接続部(20)の湾曲の程度を変えるだけで対応す
ることができる。また、検査する光ファイバ(2、3)
の本数を増減させた場合にも、それぞれの光ファイバ
(2、3)は同じようにして湾曲されるので、特別な調
整や調整装置をもちいることなく、それぞれの光ファイ
バ(2、3)の融着接続部(20)に均等な引っ張り力
σpを加えることができる。
【0020】請求項2記載の光ファイバの融着接続部の
スクリーニング方法によれば、予め光ファイバ(2、
3)の融着接続部(20)に引っ張り力σpを加えるた
めに要する把持部分同士の互いに相対的に接近する方向
への移動量△Lが算出されるので、把持部分同士を相対
的に移動量△Lだけ接近するよう移動させることで、融
着接続部(2、3)に引っ張り力σpを加えることがで
きる。また、光ファイバ(2、3)の融着接続部(2
0)の強度保証の値を、従来より用いられてきた引っ張
り強度で表すことができる。
スクリーニング方法によれば、予め光ファイバ(2、
3)の融着接続部(20)に引っ張り力σpを加えるた
めに要する把持部分同士の互いに相対的に接近する方向
への移動量△Lが算出されるので、把持部分同士を相対
的に移動量△Lだけ接近するよう移動させることで、融
着接続部(2、3)に引っ張り力σpを加えることがで
きる。また、光ファイバ(2、3)の融着接続部(2
0)の強度保証の値を、従来より用いられてきた引っ張
り強度で表すことができる。
【図1】 本発明の実施の形態における光ファイバの融
着接続部のスクリーニング方法及びスクリーニング装置
の構成及び構造を示す正面図である。
着接続部のスクリーニング方法及びスクリーニング装置
の構成及び構造を示す正面図である。
【図2】 本発明の実施の形態における光ファイバの融
着接続部の湾曲の様子を概略的に示す斜視図である。
着接続部の湾曲の様子を概略的に示す斜視図である。
1…スクリーニング装置、2、3…光ファイバ、 4、
5…光ファイバテープ、6、7…光ファイバ把持装置、
12…移動台、14…クランプ装置、20…融着接続部
5…光ファイバテープ、6、7…光ファイバ把持装置、
12…移動台、14…クランプ装置、20…融着接続部
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバ(2、3)の融着接続部(2
0)の両端を把持し、この把持部分同士を互いに相対的
に接近させて該把持部分間の前記融着接続部(20)を
湾曲させ、 これによって前記融着接続部(20)の湾曲方向外周側
に所定の大きさの引っ張り力σpを加えて、前記融着接
続部(20)が前記所定の大きさの引っ張り力σpに耐
えうることを知得することを特徴とする光ファイバの融
着接続部のスクリーニング方法。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の光ファイバの融着接
続部のスクリーニング方法において、 前記光ファイバ(2、3)の半径r、断面積Af及びヤ
ング率Efをもとに、前記光ファイバ(2、3)の前記
融着接続部(20)の湾曲方向外周側に前記所定の大き
さの引っ張り力σpが加わる光ファイバ(2、3)の曲
げ半径Rを算出し、 前記曲げ半径Rと前記把持部分間の距離Lとをもとに、
前記光ファイバ(2、3)を前記曲げ半径Rで湾曲させ
るために要する前記把持部分同士の互いに相対的に接近
する方向への移動量△Lを算出し、 前記把持部分同士を互いに相対的に△Lだけ接近するよ
う移動させ、 これによって前記融着接続部(20)の湾曲方向外周側
に所定の大きさの引っ張り力σpを加えて、前記融着接
続部(20)が前記所定の大きさの引っ張り力σpに耐
えうることを知得することを特徴とする請求項1記載の
光ファイバの融着接続部のスクリーニング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6559299A JP2000258295A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 光ファイバの融着接続部のスクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6559299A JP2000258295A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 光ファイバの融着接続部のスクリーニング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000258295A true JP2000258295A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13291451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6559299A Pending JP2000258295A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 光ファイバの融着接続部のスクリーニング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000258295A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116448566A (zh) * | 2023-06-09 | 2023-07-18 | 江苏泽润新能科技股份有限公司 | 一种光纤连接器抗拉力测试设备 |
-
1999
- 1999-03-11 JP JP6559299A patent/JP2000258295A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116448566A (zh) * | 2023-06-09 | 2023-07-18 | 江苏泽润新能科技股份有限公司 | 一种光纤连接器抗拉力测试设备 |
| CN116448566B (zh) * | 2023-06-09 | 2023-08-15 | 江苏泽润新能科技股份有限公司 | 一种光纤连接器抗拉力测试设备 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
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