JP2000258546A - 伝播信号処理方法及びその装置 - Google Patents
伝播信号処理方法及びその装置Info
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- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 個体や混合物において受振信号のレベル変動
の影響を受けず、複数の伝播速度で伝播する際に容易に
真の振源や反射点を判別することのできる伝播信号処理
方法および伝播信号処理装置を提供する。 【解決手段】 媒質中を伝播してくる伝播信号の振源S
や反射点Qを検出する際に、複数個の受振器R1、R
2、…Rnにより伝播信号を受振し、この受振信号をA
/D変換器9によりデジタル量に変換して、量子化部1
3により一定レベルのスライスレベルと比較して量子化
することにより伝播損失の影響を消去し、各々の伝播速
度を重合処理部15がこれを重合処理する。重合処理し
た結果を反射位置判定部17が各々の伝播速度に対して
乗算または加算して、一致した位置を真の振源Sまたは
反射点Qとして検出する。
の影響を受けず、複数の伝播速度で伝播する際に容易に
真の振源や反射点を判別することのできる伝播信号処理
方法および伝播信号処理装置を提供する。 【解決手段】 媒質中を伝播してくる伝播信号の振源S
や反射点Qを検出する際に、複数個の受振器R1、R
2、…Rnにより伝播信号を受振し、この受振信号をA
/D変換器9によりデジタル量に変換して、量子化部1
3により一定レベルのスライスレベルと比較して量子化
することにより伝播損失の影響を消去し、各々の伝播速
度を重合処理部15がこれを重合処理する。重合処理し
た結果を反射位置判定部17が各々の伝播速度に対して
乗算または加算して、一致した位置を真の振源Sまたは
反射点Qとして検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は伝播信号処理方法
及びその装置に係り、さらに詳しくは、振源より発振さ
れ媒質中を伝播してくる伝播信号から振源または反射点
を検出する伝播信号処理方法及びその装置に関するもの
である。
及びその装置に係り、さらに詳しくは、振源より発振さ
れ媒質中を伝播してくる伝播信号から振源または反射点
を検出する伝播信号処理方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】個体や土等の混合物の一部を加振する
と、弾性波が媒質を伝播する。このとき伝播波は伝播距
離や媒質により、吸収、散乱等により減衰すると共に、
縦波、横波、表面波等それぞれ伝播損失や伝播速度が異
なって伝播する。
と、弾性波が媒質を伝播する。このとき伝播波は伝播距
離や媒質により、吸収、散乱等により減衰すると共に、
縦波、横波、表面波等それぞれ伝播損失や伝播速度が異
なって伝播する。
【0003】従来は、図11に示されているように土中
等の媒質中に振源Sと少なくとも1個所の受振点Rが対
向したり、また、図12に示されているように振源Sで
媒質が加振されて媒質中の物体や層等の反射点Qから反
射した波が受振点Rで受振される。
等の媒質中に振源Sと少なくとも1個所の受振点Rが対
向したり、また、図12に示されているように振源Sで
媒質が加振されて媒質中の物体や層等の反射点Qから反
射した波が受振点Rで受振される。
【0004】今、図11に示されている場合において、
振源Sから複数個の受振器R1〜Rnで受振される場合
には、第n番目の受振器までの伝播時間Tnは、Tn=
Hn/V で与えられる。
振源Sから複数個の受振器R1〜Rnで受振される場合
には、第n番目の受振器までの伝播時間Tnは、Tn=
Hn/V で与えられる。
【0005】ここで、Hnは受振器までの距離、 Vは
伝播速度を表す。
伝播速度を表す。
【0006】また、図12に示されているように、振源
Sから出て媒質中の反射物Qで反射された振動が、複数
個の受振器R1〜Rnで受振される場合には、第i番目
の受振器までの伝播時間Tiは、
Sから出て媒質中の反射物Qで反射された振動が、複数
個の受振器R1〜Rnで受振される場合には、第i番目
の受振器までの伝播時間Tiは、
【数1】Ti=[√(H2+Xk2)+√{H2+(Xi
−Xk)2}]/V として演算し、振源Sの位置や反射点Qの位置を求めて
いる。Hは送振器と受振器を結んだ線との距離、Xi:
送振器と受振器の距離、Xk:送振器と反射点との間隔
(Hに直角)
−Xk)2}]/V として演算し、振源Sの位置や反射点Qの位置を求めて
いる。Hは送振器と受振器を結んだ線との距離、Xi:
送振器と受振器の距離、Xk:送振器と反射点との間隔
(Hに直角)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の技術にあっては、媒質中の伝播波は伝播損失や
反射物の状態等によって影響を受けるため、利得自動調
整回路や増幅回路をレベルに応じて併列に使用したりし
て、伝播減衰を補償する必要がある。
な従来の技術にあっては、媒質中の伝播波は伝播損失や
反射物の状態等によって影響を受けるため、利得自動調
整回路や増幅回路をレベルに応じて併列に使用したりし
て、伝播減衰を補償する必要がある。
【0008】このとき、媒質中を弾性波が伝播する際に
は、複数種類の伝播速度を持った伝播波(例えば、縦
波、横波等)が発生するため、これらの波の伝播速度を
推定し、人為的に識別して、一定の測定範囲では特定の
波を限定して処理しており、経験が要求されると共に安
定した解析が困難であるという問題がある。
は、複数種類の伝播速度を持った伝播波(例えば、縦
波、横波等)が発生するため、これらの波の伝播速度を
推定し、人為的に識別して、一定の測定範囲では特定の
波を限定して処理しており、経験が要求されると共に安
定した解析が困難であるという問題がある。
【0009】また、振源Sや目標物が多数ある場合、人
為的に受振信号の識別をするため経験を要したり、真の
信号を誤認するおそれがあるという問題がある。さら
に、目標物の反射レベル等が周囲に対して低く補足でき
ない場合も生じるという問題がある。
為的に受振信号の識別をするため経験を要したり、真の
信号を誤認するおそれがあるという問題がある。さら
に、目標物の反射レベル等が周囲に対して低く補足でき
ない場合も生じるという問題がある。
【0010】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、個体や混合物におい
て受振信号のレベル変動の影響を受けず、複数の伝播速
度で伝播する際に容易に真の振源や反射点を判別するこ
とのできる伝播信号処理方法および伝播信号処理装置を
提供することにある。
術に着目してなされたものであり、個体や混合物におい
て受振信号のレベル変動の影響を受けず、複数の伝播速
度で伝播する際に容易に真の振源や反射点を判別するこ
とのできる伝播信号処理方法および伝播信号処理装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の伝播信号処理方法は、振源
から発振され媒質中を伝播してくる伝播信号から振源ま
たは反射点を検出する伝播信号処理方法において、前記
伝播信号を複数個の受振器により受振し、この受振信号
を一定レベルのスライスレベルに対して量子化し、受振
点と震源または反射点との相対位置を重合処理して、真
の振源位置または反射位置を検出すること、を特徴とす
るものである。
めに、請求項1による発明の伝播信号処理方法は、振源
から発振され媒質中を伝播してくる伝播信号から振源ま
たは反射点を検出する伝播信号処理方法において、前記
伝播信号を複数個の受振器により受振し、この受振信号
を一定レベルのスライスレベルに対して量子化し、受振
点と震源または反射点との相対位置を重合処理して、真
の振源位置または反射位置を検出すること、を特徴とす
るものである。
【0012】従って、媒質中を伝播してくる伝播信号の
振源や反射点を検出する際に、複数個の受振器により伝
播信号を受振し、この受振信号を一定レベルのスライス
レベル(シキイ値)と比較して量子化することにより伝
播損失の影響を消去し、これを重合処理して真の振源位
置または反射位置を検出する。
振源や反射点を検出する際に、複数個の受振器により伝
播信号を受振し、この受振信号を一定レベルのスライス
レベル(シキイ値)と比較して量子化することにより伝
播損失の影響を消去し、これを重合処理して真の振源位
置または反射位置を検出する。
【0013】請求項2による発明の伝播信号処理方法
は、請求項1記載の伝播信号処理方法において、伝播速
度の異なった信号が重畳してきたとき、各々の伝播速度
で処理し同一受振点ごとに複数個の受振器の信号を乗算
または加算する事によって、異なった伝播速度を持った
伝播波が一致した信号を、真の情報とする機能を有す
る、を特徴とするものである。
は、請求項1記載の伝播信号処理方法において、伝播速
度の異なった信号が重畳してきたとき、各々の伝播速度
で処理し同一受振点ごとに複数個の受振器の信号を乗算
または加算する事によって、異なった伝播速度を持った
伝播波が一致した信号を、真の情報とする機能を有す
る、を特徴とするものである。
【0014】従って、複数の伝播速度で伝播信号が受振
された場合には、各々の伝播速度に対して読み出すと共
に同一受振点ごとに各伝播信号を乗算または加算して、
一致した位置を真の振源または反射点として検出する。
された場合には、各々の伝播速度に対して読み出すと共
に同一受振点ごとに各伝播信号を乗算または加算して、
一致した位置を真の振源または反射点として検出する。
【0015】請求項3による発明の伝播信号処理装置
は、振源より発振され媒質中を伝播してくる伝播信号か
ら振源または反射点までの距離を検出して、振源または
反射点の位置を検出する伝播信号処理装置であって、前
記伝播信号を受信すべく複数箇所に配置された複数個の
受振器とこの受振器された受振信号をデジタル化するA
/D変換器と、このA/D変換器によりデジタル化され
た受振信号を一定レベルのスライスレベルに対して量子
化する量子化部と、前記受振点と振源または反射点との
相対位置を重合処理して真の振源位置または反射位置を
検出する重合処理部と、を備えてあることを特徴とする
ものである。
は、振源より発振され媒質中を伝播してくる伝播信号か
ら振源または反射点までの距離を検出して、振源または
反射点の位置を検出する伝播信号処理装置であって、前
記伝播信号を受信すべく複数箇所に配置された複数個の
受振器とこの受振器された受振信号をデジタル化するA
/D変換器と、このA/D変換器によりデジタル化され
た受振信号を一定レベルのスライスレベルに対して量子
化する量子化部と、前記受振点と振源または反射点との
相対位置を重合処理して真の振源位置または反射位置を
検出する重合処理部と、を備えてあることを特徴とする
ものである。
【0016】従って、媒質中を伝播してくる伝播信号の
振源や反射点を検出する際に、複数個の受振器により伝
播信号を受振し、この受振信号をA/D変換器によりデ
ジタル量に変換して、量子化部により一定レベルのスラ
イスレベルと比較して量子化することにより伝播損失の
影響を消去し、重合処理部がこれを重合処理して真の振
源位置または反射位置を検出する。
振源や反射点を検出する際に、複数個の受振器により伝
播信号を受振し、この受振信号をA/D変換器によりデ
ジタル量に変換して、量子化部により一定レベルのスラ
イスレベルと比較して量子化することにより伝播損失の
影響を消去し、重合処理部がこれを重合処理して真の振
源位置または反射位置を検出する。
【0017】請求項4による発明の伝播信号処理装置
は、請求項3記載の伝播信号処理装置において、前記の
伝播信号が、複数の伝播速度で重点して伝播してきたと
きに各々の伝播速度で処理し、同一受振点ごとに複数個
の受振信号を乗算または加算して異なった伝播速度の伝
播波が一致した位置を検出して真の振源あるいは反射点
とする反射位置判定部、を備えていることを特徴とする
ものである。
は、請求項3記載の伝播信号処理装置において、前記の
伝播信号が、複数の伝播速度で重点して伝播してきたと
きに各々の伝播速度で処理し、同一受振点ごとに複数個
の受振信号を乗算または加算して異なった伝播速度の伝
播波が一致した位置を検出して真の振源あるいは反射点
とする反射位置判定部、を備えていることを特徴とする
ものである。
【0018】従って、複数の伝播速度で伝播信号が受振
された場合には、重合処理部が各々の伝播速度に対して
処理すると共に、反射位置判定部が同一受振点ごとに各
伝播信号を乗算または加算して、一致した位置を真の振
源または反射点として検出する。
された場合には、重合処理部が各々の伝播速度に対して
処理すると共に、反射位置判定部が同一受振点ごとに各
伝播信号を乗算または加算して、一致した位置を真の振
源または反射点として検出する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0020】複数個の伝播速度で媒質を伝播した信号を
判別する手法について説明するが、簡単のためまず受振
点が1個、伝播速度が2種類の場合について説明する。
判別する手法について説明するが、簡単のためまず受振
点が1個、伝播速度が2種類の場合について説明する。
【0021】図2(A)を参照するに、振源Sから発射
された振動波は、振源S→受振点Rに伝播する。あるい
は図2(B)に示されているように振源S→反射物Q→
受振点Rに伝播する。
された振動波は、振源S→受振点Rに伝播する。あるい
は図2(B)に示されているように振源S→反射物Q→
受振点Rに伝播する。
【0022】今、伝播速度をV1、V2とし、V1>V
2とすると、受振点Rで受振された波形を伝播時間Tを
横軸にとって表すと、図3(A)に示されているように
なる。ここで、T1は伝播速度V1で到達した時間を、
またT2は伝播速度V2で到達した時間を示している。
従って、T1<T2である。
2とすると、受振点Rで受振された波形を伝播時間Tを
横軸にとって表すと、図3(A)に示されているように
なる。ここで、T1は伝播速度V1で到達した時間を、
またT2は伝播速度V2で到達した時間を示している。
従って、T1<T2である。
【0023】また、図3(B)には、受振レベルの変動
が大きかったり、目標信号のレベルが周囲に対して低い
等の場合に有効な量子化を行った受振信号が示してあ
る。
が大きかったり、目標信号のレベルが周囲に対して低い
等の場合に有効な量子化を行った受振信号が示してあ
る。
【0024】上述の図3(A)および(B)で示したよ
うな受信波を伝播速度V1、V2について読み出し、横
軸に伝播距離Lをとって表示すると、図3(A)に示さ
れているの生波形については図4(A)に、図3(B)
に示されている量子化波形については図4(B)のよう
になる。
うな受信波を伝播速度V1、V2について読み出し、横
軸に伝播距離Lをとって表示すると、図3(A)に示さ
れているの生波形については図4(A)に、図3(B)
に示されている量子化波形については図4(B)のよう
になる。
【0025】
【数2】 となり、図4(A)および(B)のような相対関係とな
る。
る。
【0026】即ち、V1、V2でそれぞれ読み出し、t1
V1=、t2V2が真の位置となる。
V1=、t2V2が真の位置となる。
【0027】次に、図4(A)および(B)で読み出し
た信号をLについて乗算すると、図5(A)および
(B)のようになる。
た信号をLについて乗算すると、図5(A)および
(B)のようになる。
【0028】従って、以上説明したような処理を行うこ
とにより、人為的判断や伝播速度を選択すること無く、
容易に振源S(または反射点Q)〜受振点Rまでの真の
距離Lを求めることができる。
とにより、人為的判断や伝播速度を選択すること無く、
容易に振源S(または反射点Q)〜受振点Rまでの真の
距離Lを求めることができる。
【0029】なお、以上の説明においては2種類の伝播
速度V1、V2を有する場合について説明したが、3種
類以上の伝播速度を有する場合でも、各々の伝播速度で
処理した結果、目標物が一致するところが真の目標物の
位置である。
速度V1、V2を有する場合について説明したが、3種
類以上の伝播速度を有する場合でも、各々の伝播速度で
処理した結果、目標物が一致するところが真の目標物の
位置である。
【0030】次に、振源Sや反射点Qがさらに多い場合
について説明する。この場合においても、各々の信号を
判別することにより多数の振源Sや反射点Qを求めるこ
とができる。
について説明する。この場合においても、各々の信号を
判別することにより多数の振源Sや反射点Qを求めるこ
とができる。
【0031】すなわち、図6および図7に示されている
ように、振源Sにおいて発せられた振動波を受振間隔X
iで配置された受振器R1、R2、……で受振したもの
を、横軸に伝播時間Tをとって示すと、図8に示されて
いるような波形になる。
ように、振源Sにおいて発せられた振動波を受振間隔X
iで配置された受振器R1、R2、……で受振したもの
を、横軸に伝播時間Tをとって示すと、図8に示されて
いるような波形になる。
【0032】仮に図7中受振器Rnの下に振源Sまたは
反射物Qがあった場合には、エコーは受振器Rnが最も
早く受振する。すなわち、伝播時間Tnは、図6の場合
について、 Tn=√{H2+(Xn−Xk)2}/V 図7の場合について、
反射物Qがあった場合には、エコーは受振器Rnが最も
早く受振する。すなわち、伝播時間Tnは、図6の場合
について、 Tn=√{H2+(Xn−Xk)2}/V 図7の場合について、
【数3】Tn=[√(H2+Xk2)+√{H2+(Xi
−Xk)2}]/V となる。これから伝播損失の影響を消去するためスライ
スレベル(シキイ値ともいう)eで2値化(量子化)す
ると図9に示されるようになり、受振信号は伝播損失に
影響されなくなる。これより、受振点から振源Sまたは
反射点Qまでの直距離Hを求めると、図6の場合につい
て、 H=√{T2・V2−(Xi−Xk)2} 図7の場合について、
−Xk)2}]/V となる。これから伝播損失の影響を消去するためスライ
スレベル(シキイ値ともいう)eで2値化(量子化)す
ると図9に示されるようになり、受振信号は伝播損失に
影響されなくなる。これより、受振点から振源Sまたは
反射点Qまでの直距離Hを求めると、図6の場合につい
て、 H=√{T2・V2−(Xi−Xk)2} 図7の場合について、
【数4】H=√[T2・V2+Xi・(2Xk−Xi)・
{Xi・(2Xk−Xi)/T2/V2+2}−4X
k2]/2 となる。ここで、Xkは振源Sまたは反射点Qと基準点
との水平距離、Xiは受振器Riと振源Sとの間隔、V
は伝播速度を各々表している。
{Xi・(2Xk−Xi)/T2/V2+2}−4X
k2]/2 となる。ここで、Xkは振源Sまたは反射点Qと基準点
との水平距離、Xiは受振器Riと振源Sとの間隔、V
は伝播速度を各々表している。
【0033】これにより、図10に示されているよう
に、同一深度に受振信号が整理され、R1、R2、…、
Rn、…の受振信号が一致した距離Hの位置を求めるこ
とができる。同様にXkを変えて求めると、R1、R
2、…Rn、…のエコーが一致するところが目標物とな
る。
に、同一深度に受振信号が整理され、R1、R2、…、
Rn、…の受振信号が一致した距離Hの位置を求めるこ
とができる。同様にXkを変えて求めると、R1、R
2、…Rn、…のエコーが一致するところが目標物とな
る。
【0034】すなわち、図6および図7に示してあるよ
うに、多数の受振器R、…Rnで受振し、各受振信号を
前述のような重合処理を行うことで、高精度の測定が可
能となる。
うに、多数の受振器R、…Rnで受振し、各受振信号を
前述のような重合処理を行うことで、高精度の測定が可
能となる。
【0035】次に、図1を参照して、上述した処理を行
う伝播信号処理装置1について説明する。この伝播信号
処理装置1では、中央処理装置であるCPU3に、例え
ばスライスレベル等のデータを入力するキーボードの入
力部5と、種々の情報を表示するCRTの出力部7を有
している。
う伝播信号処理装置1について説明する。この伝播信号
処理装置1では、中央処理装置であるCPU3に、例え
ばスライスレベル等のデータを入力するキーボードの入
力部5と、種々の情報を表示するCRTの出力部7を有
している。
【0036】また、CPU3には、各受振器R1、R
2、…Rnから送られてくる受振信号をデジタル量に変
換するA/D変換器9が接続されている。また、CPU
3には、種々のデータを記憶しておくメモリ11、指定
されたスライスレベルを基準にして示す量子化13、デ
ータを重合処理する重合処理部15が接続されている。
2、…Rnから送られてくる受振信号をデジタル量に変
換するA/D変換器9が接続されている。また、CPU
3には、種々のデータを記憶しておくメモリ11、指定
されたスライスレベルを基準にして示す量子化13、デ
ータを重合処理する重合処理部15が接続されている。
【0037】また、前記重合処理部15では、いくつか
の伝播速度でデータが構成されている場合には、いくつ
かの伝播速度についてデータをそれぞれ処理するし、同
一受振点ごとに複数個の受振信号を乗算または加算して
異なった伝播速度の伝播波が一致した位置を検出して真
の振源あるいは反射点とする反射位置判定部17が接続
されている。
の伝播速度でデータが構成されている場合には、いくつ
かの伝播速度についてデータをそれぞれ処理するし、同
一受振点ごとに複数個の受振信号を乗算または加算して
異なった伝播速度の伝播波が一致した位置を検出して真
の振源あるいは反射点とする反射位置判定部17が接続
されている。
【0038】上記構成により、各受振器R1、R2、…
Rnが受振信号を受振し、この受振された信号をA/D
変換器9がデジタル量に変換してメモリ11に記憶す
る。このメモリ11に記憶されているデジタル量である
データは、レベル変動の影響を少なくするために、指定
されているしきい値レベル(スライスレベル)を用いて
量子化部13が量子化ソフトを用いて量子化する。量子
化されたデータを各受振器データに対して相対位置で補
正を加え加算処理を行う重合処理部15が重合処理ソフ
トを用いて処理する。
Rnが受振信号を受振し、この受振された信号をA/D
変換器9がデジタル量に変換してメモリ11に記憶す
る。このメモリ11に記憶されているデジタル量である
データは、レベル変動の影響を少なくするために、指定
されているしきい値レベル(スライスレベル)を用いて
量子化部13が量子化ソフトを用いて量子化する。量子
化されたデータを各受振器データに対して相対位置で補
正を加え加算処理を行う重合処理部15が重合処理ソフ
トを用いて処理する。
【0039】また、重合処理部15では、各波の伝播速
度で重合処理を行い、各結果をメモリ11に記憶する。
この処理結果を反射位置判定部17が各結果ごとに読み
出して乗算し、残った反射点を求めて、虚像となるデー
タを消去する。
度で重合処理を行い、各結果をメモリ11に記憶する。
この処理結果を反射位置判定部17が各結果ごとに読み
出して乗算し、残った反射点を求めて、虚像となるデー
タを消去する。
【0040】以上の結果から、各波の伝播速度で重合計
算処理を行い、各結果を乗算し、残った反射点を真の反
射位置とすることにより、多数の波(伝播速度)を生じ
る例えば土層等のような媒質での測定が容易になる。ま
た、地震や地盤変動等により生じる地点の距離や位置等
も容易に求めることができる。
算処理を行い、各結果を乗算し、残った反射点を真の反
射位置とすることにより、多数の波(伝播速度)を生じ
る例えば土層等のような媒質での測定が容易になる。ま
た、地震や地盤変動等により生じる地点の距離や位置等
も容易に求めることができる。
【0041】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる伝播信号処理方法では、媒質中を伝播してくる伝播
信号の振源や反射点を検出する際に、複数個の受振器に
より伝播信号を受振し、この受振信号を一定レベルのス
ライスレベルと比較して量子化するので伝播損失の影響
を消去することができ、これを重合処理することにより
個体や混合物において受振信号のレベル変動の影響を受
けず、複数の伝播速度で伝播する際に人為的に識別する
ことなく容易に真の振源や反射点を判別することができ
る。
よる伝播信号処理方法では、媒質中を伝播してくる伝播
信号の振源や反射点を検出する際に、複数個の受振器に
より伝播信号を受振し、この受振信号を一定レベルのス
ライスレベルと比較して量子化するので伝播損失の影響
を消去することができ、これを重合処理することにより
個体や混合物において受振信号のレベル変動の影響を受
けず、複数の伝播速度で伝播する際に人為的に識別する
ことなく容易に真の振源や反射点を判別することができ
る。
【0043】請求項2の発明による伝播信号処理方法で
は、複数の伝播速度で伝播信号が受振したときに、各々
の伝播速度に対して処理し、処理した結果を乗算または
加算して、一致した位置を真の振源または反射点として
検出するので、人為的に識別すること無く容易に真の振
源や反射点を判別することができる。
は、複数の伝播速度で伝播信号が受振したときに、各々
の伝播速度に対して処理し、処理した結果を乗算または
加算して、一致した位置を真の振源または反射点として
検出するので、人為的に識別すること無く容易に真の振
源や反射点を判別することができる。
【0044】請求項3の発明による伝播信号処理装置で
は、媒質中を伝播してくる伝播信号より振源や反射点を
検出する際に、複数個の受振器により伝播信号を受振
し、この受振信号をA/D変換器によりデジタル量に変
換して、量子化部により一定レベルのスライスレベルと
比較して量子化して、重合処理部がこれを重合処理する
ことにより個体や混合物において受振信号のレベル変動
の影響を受けず、複数の伝播速度で伝播する際に人為的
に識別すること無く容易に真の振源や反射点を判別する
ことのできるするので真の振源位置または反射位置を検
出することができる。
は、媒質中を伝播してくる伝播信号より振源や反射点を
検出する際に、複数個の受振器により伝播信号を受振
し、この受振信号をA/D変換器によりデジタル量に変
換して、量子化部により一定レベルのスライスレベルと
比較して量子化して、重合処理部がこれを重合処理する
ことにより個体や混合物において受振信号のレベル変動
の影響を受けず、複数の伝播速度で伝播する際に人為的
に識別すること無く容易に真の振源や反射点を判別する
ことのできるするので真の振源位置または反射位置を検
出することができる。
【0045】請求項4の発明による伝播信号処理装置で
は、複数の伝播速度で伝播信号が受振したときに、重合
処理部が各々の伝播速度に対して処理し、処理した結果
を反射位置判定部が乗算または加算して、一致した位置
を真の振源または反射点として検出するので、人為的に
識別すること無く容易に真の振源や反射点を判別するこ
とができる。
は、複数の伝播速度で伝播信号が受振したときに、重合
処理部が各々の伝播速度に対して処理し、処理した結果
を反射位置判定部が乗算または加算して、一致した位置
を真の振源または反射点として検出するので、人為的に
識別すること無く容易に真の振源や反射点を判別するこ
とができる。
【図1】この発明に係る伝播信号処理装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】(A)は振源と受振器の位置関係を示す説明図
であり、(B)は振源、反射点および受振器の位置関係
を示す説明図である。
であり、(B)は振源、反射点および受振器の位置関係
を示す説明図である。
【図3】(A)は受振波形を示すグラフであり、(B)
は量子化されたグラフである。
は量子化されたグラフである。
【図4】(A)は異なる伝播速度を有する信号の受振波
形を示すグラフであり、(B)は量子化されたグラフで
ある。
形を示すグラフであり、(B)は量子化されたグラフで
ある。
【図5】(A)は重合処理された信号の波形を示すグラ
フであり、(B)はその量子化されたグラフである。
フであり、(B)はその量子化されたグラフである。
【図6】振源と複数の受振器の位置関係を示す説明図で
ある。
ある。
【図7】振源と反射点と複数の受振器の位置関係を示す
説明図である。
説明図である。
【図8】各受振器による受振信号の波形を示すグラフで
ある。
ある。
【図9】図8の波形を量子化したグラフである。
【図10】求められた反射点の深さ位置を示すグラフで
ある。
ある。
【図11】振源と受振器の位置関係を示す説明図であ
る。
る。
【図12】振源、反射点および受振器の位置関係を示す
説明図である。
説明図である。
1 伝播信号処理装置 9 A/D変換器 13 量子化部 15 重合処理部 17 反射位置判定部 Q 反射点 R 受振器 S 振源 V 伝播速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 寿子 茨城県北相馬郡守谷町松ケ丘1−13−8 Fターム(参考) 5J083 AA02 AB12 AC07 AC12 AC17 AD04 AE06 BA01 BE10 BE19 CA01 EB02
Claims (4)
- 【請求項1】 振源から発振され媒質中を伝播してくる
伝播信号から振源または反射点を検出する伝播信号処理
方法において、前記伝播信号を複数個の受振器により受
振し、この受振信号を一定レベルのスライスレベルに対
して量子化し、受振点と震源または反射点との相対位置
を重合処理して、真の振源位置または反射位置を検出す
ること、を特徴とする伝播信号処理方法。 - 【請求項2】 伝播速度の異なった信号が重畳してきた
とき、各々の伝播速度で処理し同一受振点ごとに複数個
の受振器の信号を乗算または加算する事によって、異な
った伝播速度を持った伝播波が一致した信号を、真の情
報とすることを特徴とする請求項1記載の伝播信号処理
方法。 - 【請求項3】 振源より発振され媒質中を伝播してくる
伝播信号から振源または反射点までの距離を検出して、
振源または反射点の位置を検出する伝播信号処理装置で
あって、前記伝播信号を受信すべく複数箇所に配置され
た複数個の受振器とこの受振器された受振信号をデジタ
ル化するA/D変換器と、このA/D変換器によりデジ
タル化された受振信号を一定レベルのスライスレベルに
対して量子化する量子化部と、前記受振点と振源または
反射点との相対位置を重合処理して真の振源位置または
反射位置を検出する重合処理部と、を備えてあることを
特徴とする伝播信号処理装置。 - 【請求項4】 前記の伝播信号が、複数の伝播速度で重
畳して伝播してきたときに各々の伝播速度で処理し、同
一受振点ごとに複数個の受振信号を乗算または加算して
異なった伝播速度の伝播波が一致した位置を検出して真
の振源あるいは反射点とする反射位置判定部を備えてい
ることを特徴とする請求項3記載の伝播信号処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11060815A JP2000258546A (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 伝播信号処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11060815A JP2000258546A (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 伝播信号処理方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000258546A true JP2000258546A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13153236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11060815A Pending JP2000258546A (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 伝播信号処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000258546A (ja) |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55121172A (en) * | 1979-03-13 | 1980-09-18 | Nec Corp | Superposing system for stratum investigation data |
| JPH06187586A (ja) * | 1992-12-18 | 1994-07-08 | Kajima Corp | 遠隔地点における異常検知通報装置 |
| JPH07318543A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-08 | Tokimec Inc | 超音波探傷装置 |
| JP3036256U (ja) * | 1996-09-26 | 1997-04-15 | 吉之助 竹丸 | 震度計を内蔵したラジオ |
| JPH09127255A (ja) * | 1995-11-06 | 1997-05-16 | Harumi Araki | 地質分析法 |
| JPH09280906A (ja) * | 1996-02-14 | 1997-10-31 | Masuyuki Ujihira | 落石源の位置評定システム |
| JPH1138862A (ja) * | 1997-07-22 | 1999-02-12 | Toshiba Corp | 地震被害対策支援装置 |
| JPH1164533A (ja) * | 1997-08-21 | 1999-03-05 | Kajima Corp | ニューラルネットワークによる自己学習機能を持った地震早期検知システム |
-
1999
- 1999-03-08 JP JP11060815A patent/JP2000258546A/ja active Pending
Patent Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55121172A (en) * | 1979-03-13 | 1980-09-18 | Nec Corp | Superposing system for stratum investigation data |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060203 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070510 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070522 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |