JP2000262006A - ディスク駆動用モータ - Google Patents

ディスク駆動用モータ

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JP2000262006A
JP2000262006A JP11060900A JP6090099A JP2000262006A JP 2000262006 A JP2000262006 A JP 2000262006A JP 11060900 A JP11060900 A JP 11060900A JP 6090099 A JP6090099 A JP 6090099A JP 2000262006 A JP2000262006 A JP 2000262006A
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JP
Japan
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holding portion
disk drive
shaft
stator core
drive motor
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JP11060900A
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English (en)
Inventor
Shinji Kinoshita
伸治 木下
Masaaki Sato
正章 佐藤
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームおよびその周辺部分の構造を改良す
ることによって、低価格化に対応することのできるディ
スク駆動用モータを提供すること。 【解決手段】 軸回転型のディスク駆動用モータ1Aに
おいて、フレーム20は、鋼板などに対してプレス加工
を施すことにより製造したプレス加工品である。従っ
て、鋳造品と違って、二次加工を行わなくても、ベアリ
ング保持部21の内径寸法や真円度などが一定以上の品
位で仕上がる。また、ベアリング保持部21の肉厚がフ
レーム20の底部23の肉厚に対して0.8倍以下であ
って、かつ、ボールベアリング15、17の外輪15
A、17Aの最大厚よりも薄い。このため、ベアリング
保持部21の内径寸法や真円度の精度が多少、低くて
も、その内側にボールベアリング15、17を装着した
ときに、ベアリング保持部21の側が歪むことがあって
も、ボールベアリング15、17は歪まない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクな
どの記録ディスクを回転駆動するためのディスク駆動モ
ータに関するものである。さらに詳しくは、この種のモ
ータにおけるフレームおよびその周辺部分の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクなどの記録ディスクを回
転駆動するためのディスク駆動モータとしては、ディス
ク載置用のハブが回転軸とともに回転する軸回転型のも
の、およびディスク載置用のハブがボールベアリングを
介して固定軸に回転自在に支持された軸固定型のものが
ある。これらいずれのタイプのモータも、従来は、アル
ミニウムダイカストからなるフレーム上に構成されてい
る。
【0003】たとえば、図4に示すディスク駆動用モー
タ1Dは、軸回転型のモータであり、ディスク載置用の
ハブ111から下方に延びた回転軸113と、この回転
軸113を回転自在に支持する一対のボールベアリング
115、117と、これらのボールベアリング115、
117を内側に保持する円筒状のベアリング保持部12
1が底部123から突出するフレーム120と、ベアリ
ング保持部121の外周側に保持されたステータコア1
30と、ステータコア130に巻回されたコイル135
とから概略構成され、ハブ111には、ステータコア1
30に対峙するように環状のロータマグネット112が
ヨーク114を介して固着されている。ベアリング保持
部121内には、環状の突起125が突き出しており、
この環状の突起125に対して上側および下側のボール
ベアリング115、117の外輪115A、117Aの
端面を当接させることにより、ボールベアリング11
5、117の位置決めを行うとともに、ボールベアリン
グ115、117に対して予圧を印加する。
【0004】ここに示すディスク駆動用モータ1Dで
は、フレーム120およびハブ111の双方がアルミニ
ウムダイカスト品であり、鋳造などによってブランクを
形成した後、切削などの二次加工によって寸法精度を出
している。たとえば、フレーム120において、ベアリ
ング保持部121の内径寸法、真円度、あるいは内周面
の平滑度が低いと、この内側にボールベアリング11
5、117を装着したときに外輪115A、117Aが
過大な力が加わって、ボールベアリング115、117
が歪むことがある。このような歪みが発生すると、回転
軸113を垂直に保持することができなくなって、モー
タのNRRO特性が低下する。それ故、従来は、フレー
ム120をダイカスト品で製造するにあたっては、二次
加工によってベアリング保持部121の内周面を切削す
ることによって、寸法精度を出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディス
ク駆動用モータ1Dに対しては、低価格化の強い要求が
あるにもかかわらず、従来は、フレーム120を製造す
るのに、鋳造工程と、切削などの二次加工工程とを行っ
ているので、フレーム120自身のコストが高く、モー
タのコストダウンを図れないという問題点がある。この
ような問題点は、軸回転型のモータに限らず、軸固定型
のモータでも同様である。
【0006】そこで、本発明の課題は、フレームおよび
その周辺部分の構造を改良することによって、低価格化
に対応することのできるディスク駆動用モータを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、記録ディスク載置用のハブから下方
に延びた回転軸と、該回転軸を回転自在に支持する一対
のボールベアリングと、該一対のボールベアリングを内
側に保持する円筒状のベアリング保持部が底部から突出
するフレームと、前記ベアリング保持部の外周側に保持
されたステータコアと、該ステータコアに巻回されたコ
イルと、前記ステータコアに対峙するように前記ハブに
装着された環状のロータマグネットとを有するディスク
駆動用モータにおいて、前記フレームは、前記ベアリン
グ保持部が円筒状に突き出るように板材にプレス加工が
施されたプレス加工品から構成されていることを特徴と
する。
【0008】本発明において、フレームは、鋼板などに
対してプレス加工を施すことにより製造したプレス加工
品であり、このようなプレス加工品であれば、鋳造品と
違って、二次加工を行わなくても、ベアリング保持部の
内径寸法、真円度、あるいは内周面の平滑度について一
定以上の品位で仕上がる。従って、手間のかかる鋳造工
程や二次加工工程を行う必要がないので、フレームを安
価に製造できる。また、材料費も削減できる。それ故、
ディスク駆動用モータの低価格化を図ることができる。
【0009】本発明において、前記ベアリング保持部の
肉厚は、前記フレームの底部の肉厚に対して0.8倍以
下であって、かつ、前記ボールベアリングの外輪の最大
厚よりも薄いことが好ましい。このように、ベアリング
保持部の肉厚をある程度、薄くしておくと、このベアリ
ング保持部の内径寸法や真円度の精度が多少、低くて
も、その内側にボールベアリングを装着したときに、ベ
アリング保持部の側が歪むことがあっても、ボールベア
リングは歪まない。それ故、フレームをプレス加工品に
よって構成することによりモータのコストダウンを図っ
ても、ボールベアリングは回転軸を垂直に支持するな
ど、良好なモータ特性を維持することができる。
【0010】本発明において、前記ベアリング保持部の
外周面には、外周側に段差が形成された環状の台座が装
着され、該台座の前記段差上にステータコアが保持され
ていることが好ましい。本発明では、フレームを板材に
対するプレス加工で製造するため、肉厚部分がない。ま
た、前記したように、ベアリング保持部はある程度、肉
薄に形成した方がモータ特選の面から有利である。従っ
て、ベアリング保持部の外周面にステータコアを載置で
きるような段差を形成しにくいが、ベアリング保持部に
リング状の台座を装着し、その外周側に形成されている
段差をステータコアの載置部として利用すれば、ベアリ
ング保持部の外周面にステータコア載置用の段差を形成
しにくいという問題点を解消することができる。
【0011】本発明は、軸回転型に限らず、軸固定型の
ディスク駆動用モータに適用することもできる。すなわ
ち、本発明の別の形態では、円筒状の軸保持部が底部か
ら突き出たフレームと、該軸保持部に保持された固定軸
と、該固定軸に保持された一対のボールベアリングと、
該一対のボールベアリングを介して前記固定軸に回転自
在に支持された記録ディスク載置用のハブと、前記軸保
持部の外周側に保持されたステータコアと、該ステータ
コアに巻回されたコイルと、前記ステータコアに対峙す
るように前記ハブに装着された環状のロータマグネット
とを有するディスク駆動用モータにおいて、前記フレー
ムは、前記軸保持部が円筒状に突き出るように板材にプ
レス加工が施されたプレス加工品から構成されているこ
とを特徴とする。
【0012】本発明においても、フレームは、鋼板など
に対してプレス加工を施すことにより製造したプレス加
工品であり、このようなプレス加工品であれば、鋳造品
と違って、二次加工を行わなくても、軸保持部の内径寸
法、真円度などについて一定以上の品位で仕上がる。従
って、手間のかかる鋳造工程や二次加工工程を行う必要
がないので、フレームを安価に製造できる。また、材料
費も削減できる。それ故、ディスク駆動用モータの低価
格化を図ることができる。
【0013】本発明において、前記軸保持部の外周側に
は、環状の段差が形成され、該段差上に前記ステータコ
アが保持されていることがある。このような軸固定型の
場合には、軸回転型のモータと違って、軸保持部が多
少、厚肉に形成してもよいので、この軸保持部の外周面
に段差を形成し、この段差をステータコア載置用に利用
すればよい。
【0014】また、本発明において、前記軸保持部の外
周面には、外周側に段差が形成された環状の台座を装着
し、この台座の前記段差上にステータコアを保持させて
もよい。
【0015】本発明において、前記台座は、前記一対の
ボールベアリングのうちの下方に配置されたボールベア
リングの外輪との間、および前記ハブから下方に突き出
た円筒状のベアリング保持部の下端部との間にラビリン
スシールを構成する微小隙間を形成していることが好ま
しい。すなわち、フレームとしてプレス加工品を用いた
場合には、肉厚部分がないので、この肉厚部分を利用し
て、ラビリンスシールを構成する微小隙間を形成するの
が困難になるが、本発明のように台座というリング状の
別部材を用いるのであれば、この台座を利用して、ラビ
リンスシールを構成する微小隙間を形成することができ
る。
【0016】本発明において、軸回転型および軸固定型
のいずれにおいても、前記台座は、プラスチック製であ
ることが好ましい。このような台座であれば、ハブが回
転したときの振動がステータコアに伝わりにくくなるの
で、モータの回転性能が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明のディス
ク駆動装置の実施の形態を説明する。
【0018】[実施の形態1]図1は本発明の実施の形
態1に係るディスク駆動用モータを示す半断面図であ
る。
【0019】図1において、本形態のディスク駆動用モ
ータ1Aは、記録ディスク載置用のハブ11から下方に
延びた回転軸13と、この回転軸13を回転自在に支持
する一対のボールベアリング15、17と、これらのボ
ールベアリング15、17を内側に保持する円筒状のベ
アリング保持部21が底部23から突出するフレーム2
0と、ベアリング保持部21の外周側に保持されたステ
ータコア30と、このステータコア30に巻回されたコ
イル35と、ステータコア30に対峙するようにハブ1
1に装着された環状のロータマグネット12とから概略
構成されている。
【0020】本形態において、フレーム20は、ベアリ
ング保持部21が円筒状に突き出るように鋼板などの板
材にプレス加工が施されたプレス加工品から構成されて
いる。このベアリング保持部21内には、上側および下
側のボールベアリング15、17がリング状のスペーサ
25を挟んで上下に位置するように装着され、これらの
ボールベアリング15、17の外輪15A、17Aはベ
アリング保持部21の内周面に接着固定されている。
【0021】フレーム20の底部23において、ベアリ
ング保持部21の近くには、ステータコア30に巻回さ
れたコイル35に対する給電を行うためのコネクタ39
が搭載されており、コイル35の端末(図示せず。)
は、このコネクタ39上でフレキシブル配線基板やリー
ド線(図示せず。)などと電気的に接続される。
【0022】フレーム20の外周側は、このモータを搭
載する情報記録装置などのシャーシとねじなどによって
固定されるフランジ部29が形成されている。
【0023】本形態において、フレーム20はプレス加
工品であるため、全体的には、極端な肉薄部分や肉厚部
分はないが、ベアリング保持部21の肉厚t1について
は、フレーム20の底部23の肉厚t2に対して0.8
倍以下に設定され、かつ、ボールベアリング15、17
の外輪15A、17Aの最大厚t3よりも薄く設定され
ている。
【0024】また、フレーム20はプレス加工品である
ため、ベアリング保持部21を肉厚に形成できないなど
の制約があり、かつ、本形態では、前記のとおり、ベア
リング保持部21については、フレーム20の底部23
やボールベアリング15、17の外輪15A、17Aの
厚さなどと比較して薄くしてある。このため、ベアリン
グ保持部21自身にステータコア30を載置する段差な
どを形成できないが、本形態では、ベアリング保持部2
1の外周面に対して、外周側に段差41を備えるプラス
チック製の台座40が装着され、この台座40の段差4
1に対してステータコア30を載置してある。このよう
にして配置されたステータコア30は、ベアリング保持
部21の外周面から台座40の上端部にかけて塗布され
た接着剤50によって固定されている。
【0025】本形態において、ハブ11は、開口部を下
向きにしたカップ状のアルミニウムダイカスト品であ
り、かなり肉厚の中央部分に形成された中央穴16に対
して回転軸13の上端部が嵌合固定されている。また、
回転軸13の外周面に対しては、ベアリング保持部21
内に配置されたボールベアリング15、17の内輪15
B、17Bが接着固定されている。さらに、回転軸13
の下方位置において、ボールベアリング17の外輪17
Bの外端面にはキャップ55が接着固定され、ボールベ
アリング15、17に用いた防錆剤が飛散することがな
いようになっている。
【0026】ハブ11の下面側には、中央穴16の周り
で下方に突き出した環状突起17が形成され、この環状
突起17が上側のボールベアリング15の内輪15Bの
上端面に当接し、この内輪15Bを押さえ込むようにし
てボールベアリング15に対して予圧を印加している。
【0027】ハブ11の上面側には、複数の段差部分が
形成され、その外周側の段差面がディスク載置面18に
なっている。また、ディスク載置面18の内周側に形成
されている段差面には、ディスク載置面18上に載置さ
れたハードディスクを固定するクランプ部材(図示せ
ず。)を固定するためのねじ穴110が形成されてい
る。また、このねじ穴110が形成されている段差面の
裏側には、ハブ11の回転バランスを調整するために穴
119が形成されている。
【0028】ハブ11において、ディスク載置面18の
外周側から下方に向けては、円筒状側面部119が延び
ている。この円筒状側面部119の内周面には、ヨーク
14を介してロータマグネット12が固定され、ロータ
マグネット12はステータコア30の外周面に対して対
峙している状態にある。
【0029】このように構成したディスク駆動用モータ
1Aにおいて、本形態では、フレーム20が、鋼板など
に対してプレス加工を施すことにより製造したプレス加
工品であり、このようなプレス加工品であれば、鋳造品
と違って、二次加工を行わなくても、ベアリング保持部
21の内径寸法、真円度、あるいは内周面の平滑度につ
いて一定以上の品位で仕上がる。従って、手間のかかる
鋳造工程や二次加工工程を行う必要がないので、フレー
ム20を安価に製造できる。また、材料費も削減でき
る。それ故、ディスク駆動用モータ1Aの低価格化を図
ることができる。
【0030】また、ベアリング保持部21の肉厚t1
は、フレーム11の底部23の肉厚t2に対して0.8
倍以下であって、かつ、ボールベアリング15、17の
外輪15A、17Aの最大厚t3よりも薄い。このよう
に、ベアリング保持部21の肉厚t1をある程度、薄く
してあるので、このベアリング保持部21の内径寸法や
真円度の精度が多少、低くても、その内側にボールベア
リング15、17を装着したときに、ベアリング保持部
21の側が歪むことがあっても、ボールベアリング1
5、17の外輪15A、17Aの方は歪まない。それ
故、フレーム20をプレス加工品によって構成すること
によりモータのコストダウンを図っても、ボールベアリ
ング15、17は回転軸13を垂直に支持するなど、良
好なモータ特性を維持することができる。
【0031】さらに、本形態では、フレーム20を板材
に対するプレス加工で製造するため、肉厚部分がない。
また、前記したように、ベアリング保持部21はある程
度、肉薄に形成した方がモータ特性の面から有利であ
る。従って、ベアリング保持部21の外周面にステータ
コア30を載置できるような段差を形成しにくいが、ベ
アリング保持部21にリング状の台座40を装着し、そ
の外周側に形成されている段差41をステータコア30
の載置部として利用しているので、プレス加工で形成し
たフレーム20のベアリング保持部21にステータコア
載置用の段差を形成しにくいという問題点を解消するこ
とができる。
【0032】しかも、台座40はプラスチック製である
ため、ハブ11が回転したときの振動が回転軸13およ
びボールベアリング15、17を介して台座40に伝わ
ってきても、このような振動を台座40で吸収すること
ができる。従って、ステータコア30に振動が伝わりに
くいので、モータの回転性能が安定しているという利点
がある。
【0033】[実施の形態2]図2は、本発明の実施の
形態2に係るディスク駆動用モータを示す半断面図であ
る。なお、本形態のディスク駆動装置は、軸固定型であ
るが、実施の形態1と共通する部分があるので、対応す
る部分には同じ符号を付して説明する。
【0034】図2において、本形態のディスク駆動用モ
ータ1Bは、円筒状の軸保持部22が底部23から突き
出たフレーム20と、軸保持部22に保持された固定軸
19と、この固定軸19に保持された一対のボールベア
リング15、17と、これらのボールベアリング15、
17を介して固定軸19に回転自在に支持された記録デ
ィスク載置用のハブ11と、軸保持部22の外周側に保
持されたステータコア30と、このステータコア30に
巻回されたコイル35と、ステータコア30に対峙する
ようにハブ11に装着された環状のロータマグネット1
2とから概略構成されている。
【0035】本形態において、フレーム20は、軸保持
部22が円筒状に突き出るように鋼板などの板材にプレ
ス加工が施されたプレス加工品から構成されている。
【0036】フレーム20の底部23において、軸保持
部22の近くには、ステータコア30に巻回されたコイ
ル35に対する給電を行うためのコネクタ39が搭載さ
れている。フレーム20の外周側は、このモータを搭載
する情報記録装置などのシャーシとねじなどによって固
定されるフランジ部29が形成されている。
【0037】本形態において、フレーム20はプレス加
工品であるため、全体的には、極端な肉薄部分や肉厚部
分はないが、軸保持部22の肉厚は、底部23の肉厚よ
りは薄いものの、実施の形態1のベアリング保持部と違
って、多少は肉厚に形成できるので、その外周面には、
ステータコア30を載置する段差220が形成され、こ
の段差220上には、軸保持部22に圧入されたステー
タコア30が保持されている。
【0038】本形態において、ハブ11も、開口部が下
向きになるように鋼板などの板材にプレス加工を施した
カップ状のプレス加工品である。
【0039】このハブ11では、その中央部分から下方
に向けて円筒状のベアリング保持部100が突き出して
いる。このベアリング保持部100内には環状のスペー
サ25を挟んでボールベアリング15、17が上下に配
置され、ボールベアリング15、17の外輪15A、1
7Aがベアリング保持部100の内周面に接着固定され
ている。ここに用いたスペーサ25は、ボールベアリン
グの外輪として用いられているものである。このため、
厚さ寸法などにおいて高い精度を有しており、かつ、他
の部品を転用したので安価で済むという利点がある。ま
た、上側および下側のボールベアリング15、17の外
輪15A、17A、およびスペーサ25はいずれも、同
じベアリング鋼から形成されているので、熱膨張係数が
等しい。従って、温度変化があっても、上側および下側
のボールベアリング15、17の外輪15A、17A、
およびスペーサ25は同様な膨張、収縮を行うので、ボ
ールベアリング15、17に印加した予圧が変化しな
い。
【0040】ボールベアリング15、17の内側には固
定軸19が差し込まれており、この固定軸19の外周面
に対して、ボールベアリング15、17の内輪15B、
17Bが接着固定されている。ここで、上側のボールベ
アリング15は、ハブ11の上端面から突出した状態に
あって、固定軸19の上方位置では、ボールベアリング
15の外輪15Aの外端面から外周面にかかるように側
面部560付きのキャップ56が接着固定され、ボール
ベアリング15、17に用いた防錆剤が飛散することが
ないようになっている。ここで、接着剤58はキャップ
56の側面部560、ボールベアリング15の外輪15
Aの外周面、およびハブ11の上端面に跨がって塗布さ
れているので、キャップ56の接着強度は高い。
【0041】ハブ11はプレス加工品であるが、その上
面形状は従来のハブと同様、複数の段差部分が形成さ
れ、その外周側の段差面がディスク載置面18になって
いる。また、ディスク載置面18の内側に形成されてい
る段差面には、ディスク載置面上に載置されたハードデ
ィスクを固定するクランプ部材(図示せず。)を固定す
るためのねじ穴110が形成されている。但し、ハブ1
1はプレス加工品であるため、ハブ11の回転バランス
を調整するために穴を形成できるほどの厚肉部分がな
い。そこで、本形態では、ハブ11の内側に形成されて
いる凹部を利用してリング状のバランス調整片70を接
着固定し、このバランス調整片70に穴71を形成する
ことにより、ハブ11の回転バランスの調整を行えるよ
うになっている。
【0042】このハブ11においても、ディスク載置面
18の外周側から下方に向けては、円筒状側面部119
が延びている。この円筒状側面部119の内周面にはロ
ータマグネット12が固定され、ロータマグネット12
はステータコア30の外周面に対して対峙している状態
にある。
【0043】このように構成したディスク駆動用モータ
1Bにおいて、本形態では、フレーム20は、鋼板など
に対してプレス加工を施すことにより製造したプレス加
工品であり、このようなプレス加工品であれば、鋳造品
と違って、二次加工を行わなくても、軸保持部22の内
径寸法、真円度などについて一定以上の品位で仕上が
る。従って、手間のかかる鋳造工程や二次加工工程を行
う必要がないので、フレーム20を安価に製造できる。
また、材料費も削減できる。それ故、ディスク駆動用モ
ータ1Bの低価格化を図ることができる。
【0044】また、軸固定型の場合には、軸回転型のモ
ータ(実施の形態1)と違って、フレーム20の内側に
ボールベアリングを装着することがないので、軸保持部
22については多少、厚肉に形成してもよい。従って、
軸保持部22の外周面に段差220を形成することがで
きるので、この段差220をステータコア載置用に利用
することができる。
【0045】さらに、本形態では、ハブ11も板材に対
するプレス加工で製造したため、モータのコストダウン
を一層、図ることができる。しかも、プレス加工で製造
したハブ11では厚肉部分がないので、回転バランスを
調整するための穴を形成できる箇所はないが、その代わ
りに、ハブ11全体が肉薄であるため、その内側にバラ
ンス調整片70を取り付けても、モータの小型化を妨げ
ない。それ故、ハブ11の内側に取り付けたバランス調
整片70に穴70を開けてハブ11の回転バランスを調
整することができ、プレス加工で製造したハブ11であ
っても良好な回転バランスを維持できる。
【0046】[実施の形態2の改良例]図3は、本発明
の実施の形態2の改良例に係るディスク駆動用モータを
示す半断面図である。なお、本形態のディスク駆動用モ
ータは、基本的な構成が実施の形態2とほとんど共通す
るので、対応する部分には同じ符号を付してそれらの説
明を省略する。
【0047】図3において、本形態のディスク駆動用モ
ータ1Cも、実施の形態2と同様、円筒状の軸保持部2
2が底部23から突き出たフレーム20と、軸保持部2
2に保持された固定軸19と、この固定軸19に保持さ
れた一対のボールベアリング15、17と、これらのボ
ールベアリング15、17を介して固定軸19に回転自
在に支持された記録ディスク載置用のハブ11と、軸保
持部22の外周側に保持されたステータコア30と、こ
のステータコア30に巻回されたコイル35と、ステー
タコア30に対峙するようにハブ11に装着された環状
のロータマグネット12とから概略構成されている。
【0048】本形態においても、フレーム20およびハ
ブ11は、軸保持部22やベアリング保持部100が円
筒状に突き出るように鋼板などの板材にプレス加工が施
されたプレス加工品から構成されている。
【0049】本形態では、軸保持部22の肉厚が薄く設
計されているので、軸保持部22自身にステータコア3
0を載置する段差などを形成できないが、本形態では、
軸保持部22の外周面に対して、外周側に段差41を備
えるプラスチック製の台座40が圧入固定され、この台
座40の段差41に対して、台座40に圧入固定された
ステータコア30を載置してある。従って、プレス加工
品からなるフレーム20であっても、ステータコア30
の保持に支障がない。しかも、台座40はプラスチック
製であるため、ハブ11が回転したときの振動が固定軸
19および軸保持部22を介して台座40に伝わってき
ても、このような振動を台座40で吸収することができ
る。従って、ステータコア30に振動が伝わりにくいの
で、モータの回転性能が安定しているという利点があ
る。
【0050】さらに、本形態では、台座40から上方に
円筒部44を延ばし、この円筒部44によって、下側の
ボールベアリング17の外輪17Aとの間、およびハブ
11から下方に突き出た円筒状のベアリング保持部10
0の下端部との間にラビリンスシールを構成する微小隙
間73、74を形成してある。従って、フレーム20と
してプレス加工品を用いた場合には、肉厚部分がないの
で、この肉厚部分を利用して、ラビリンスシールを構成
する微小隙間を形成するのが困難になるが、本形態のよ
うに台座40というリング状の別部材を用いるのであれ
ば、この台座40を利用して、ラビリンスシールを構成
する微小隙間73、74を形成することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、軸回
転型あるいは軸固定型のディスク駆動用モータにおい
て、フレームは、鋼板などに対してプレス加工を施すこ
とにより製造したプレス加工品である。従って、鋳造品
と違って、二次加工を行わなくても、ベアリング保持部
や軸保持部の内径寸法や真円度などが一定以上の品位で
仕上がる。従って、手間のかかる鋳造工程や二次加工工
程を行う必要がないので、フレームを安価に製造でき
る。また、材料費も削減できる。それ故、ディスク駆動
用モータの低価格化を図ることができる。
【0052】また、軸回転型のディスク駆動用モータに
おいて、ベアリング保持部の肉厚をフレームの底部の肉
厚に対して0.8倍以下とし、かつ、ボールベアリング
の外輪の最大厚よりも薄くすると、ベアリング保持部の
内径寸法や真円度の精度が多少、低くても、その内側に
ボールベアリングを装着したときに、ベアリング保持部
の側が歪むことがあっても、ボールベアリングは歪まな
い。それ故、フレームをプレス加工品によって構成する
ことによりモータのコストダウンを図っても、ボールベ
アリングは回転軸を垂直に支持するなど、良好なモータ
特性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るディスク駆動用モ
ータの半断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係るディスク駆動用モ
ータの半断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2の改良例に係るディスク
駆動用モータの半断面図である。
【図4】従来のディスク駆動用モータの半断面図であ
る。
【符号の説明】
1A、1B、1C ディスク駆動用モータ 11 記録ディスク載置用のハブ 12 ロータマグネット 13 回転軸 14 ヨーク 15、17 ボールベアリング 15A、17A ボールベアリングの外輪 15B、17B ボールベアリングの内輪 16 ハブの中央穴 17 ハブの環状突起 18 ディスク載置面 19 固定軸 20 フレーム 21、100 ベアリング保持部 22 軸保持部 23 フレームの底部 25 スペーサ 29 フランジ部 30 ステータコア 35 コイル 39 コネクタ 40 台座 41 台座の段差 44 台座の円筒部 50 接着剤 70 バランス調整片 73、74 ラビリンスシールを構成する微小隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/22 H02K 21/22 M 29/00 29/00 Z Fターム(参考) 5H019 AA07 AA09 AA10 BB13 BB14 CC04 EE13 FF01 FF03 5H605 AA07 AA08 BB05 BB19 CC01 CC02 CC04 CC10 EB04 EB15 EB33 EB38 GG12 5H607 BB01 BB14 BB17 CC01 DD01 DD09 EE10 GG04 5H615 BB01 BB14 PP01 SS03 5H621 JK07 JK13 JK19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ディスク載置用のハブから下方に延
    びた回転軸と、該回転軸を回転自在に支持する一対のボ
    ールベアリングと、該一対のボールベアリングを内側に
    保持する円筒状のベアリング保持部が底部から突出する
    フレームと、前記ベアリング保持部の外周側に保持され
    たステータコアと、該ステータコアに巻回されたコイル
    と、前記ステータコアに対峙するように前記ハブに装着
    された環状のロータマグネットとを有するディスク駆動
    用モータにおいて、 前記フレームは、前記ベアリング保持部が円筒状に突き
    出るように板材にプレス加工が施されたプレス加工品か
    ら構成されていることを特徴とするディスク駆動用モー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ベアリング保持
    部の肉厚は、前記フレームの底部の肉厚に対して0.8
    倍以下であって、かつ、前記ボールベアリングの外輪の
    最大厚よりも薄いことを特徴とするディスク駆動用モー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ベアリ
    ング保持部の外周面には、外周側に段差が形成された環
    状の台座が装着され、該台座の前記段差上にステータコ
    アが保持されていることを特徴とするディスク駆動用モ
    ータ。
  4. 【請求項4】 円筒状の軸保持部が底部から突き出たフ
    レームと、該軸保持部に保持された固定軸と、該固定軸
    に保持された一対のボールベアリングと、該一対のボー
    ルベアリングを介して前記固定軸に回転自在に支持され
    た記録ディスク載置用のハブと、前記軸保持部の外周側
    に保持されたステータコアと、該ステータコアに巻回さ
    れたコイルと、前記ステータコアに対峙するように前記
    ハブに装着された環状のロータマグネットとを有するデ
    ィスク駆動用モータにおいて、 前記フレームは、前記軸保持部が円筒状に突き出るよう
    に板材にプレス加工が施されたプレス加工品から構成さ
    れていることを特徴とするディスク駆動用モータ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記軸保持部の外周
    側には段差が形成され、該段差上に前記ステータコアが
    保持されていることを特徴とするディスク駆動用モー
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記軸保持部の外周
    面には、外周側に環状の段差が形成された環状の台座が
    装着され、該台座の前記段差上にステータコアが保持さ
    れていることを特徴とするディスク駆動用モータ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記台座は、前記一
    対のボールベアリングのうちの下方に配置されたボール
    ベアリングの外輪との間、および前記ハブから下方に突
    き出た円筒状のベアリング保持部の下端部との間にラビ
    リンスシールを構成する微小隙間を形成していることを
    特徴とするディスク駆動用モータ。
  8. 【請求項8】 請求項3、6または7において、前記台
    座は、プラスチック製であることを特徴とするディスク
    駆動用モータ。
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