JP2000262479A - 健康診断方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した媒体 - Google Patents

健康診断方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した媒体

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JP2000262479A
JP2000262479A JP11071332A JP7133299A JP2000262479A JP 2000262479 A JP2000262479 A JP 2000262479A JP 11071332 A JP11071332 A JP 11071332A JP 7133299 A JP7133299 A JP 7133299A JP 2000262479 A JP2000262479 A JP 2000262479A
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Kazuyuki Shimada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受診者の疾病に対するリスク値の算出精度を
向上させることが可能な技術を提供する。 【解決手段】 健康診断を受診した受診者の疾病に対す
るリスクを予測する健康診断方法において、健康診断を
受診した受診者について得られた、疾病の発症に影響す
る可能性のある情報を示す受診者情報を入力するステッ
プと、前記入力した受診者の受診者情報と、過去の受診
者の疾病の発症率から得られるリスクパラメータとを用
いて、受診者が疾病を発症する可能性がどの程度あるか
を示すリスク値を求めるステップとを有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受診者の健康状態を
診断する健康診断システムに関し、特に臨床検査結果、
問診結果及び遺伝子検査の結果を併用して受診者の疾病
に対するリスク予測を行う健康診断システムに適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、健常者が自分の健康状態を知りた
い場合や、その時点の生活習慣で生活を続けた場合にあ
る疾病を発症するリスクがどの程度あるかを予測するリ
スク予測を行いたい場合には、健康診断を受けるのが一
般的である。
【0003】従来の健康診断では臨床検査や問診によっ
て受診者の状態を調べ、それらの結果を健康な人の平均
的な値と比較し、受診者の健康状態の診断を行ってい
る。この様な健康診断を受けた受診者は、ある疾病を発
症する可能性があるかどうかを健康診断の結果により大
まかに知ることができ、生活習慣を改善する目安とする
ことができる。
【0004】一方、近年では血液等の検体を用いて遺伝
子の変異を検出して診断を行う遺伝子診断が行われる様
になってきている。この様な診断が可能なのは原因遺伝
子が特定できた疾病だけであるが、この遺伝子診断では
発症前診断が可能であるという特徴がある。この為、特
定の遺伝子の変異が病気の原因となることが知られてい
る遺伝病については、生まれる前に診断する出生前診断
も行われている。
【0005】なお、アルツハイマー病の早期診断及び治
療への判断基準となるデータを正確に得るアルツハイマ
ー病生涯罹病性の予測システムについては特開平10−
261029号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の健康診断で
は、臨床検査結果及び問診結果を平均的な値と比較して
受診者の健康状態を診断する為、個人差を考慮した診断
を行うことが困難であるという問題がある。
【0007】また、前記遺伝子診断では受診者個人の遺
伝子を検査することにより診断を行うので個人差を考慮
した診断となるが、原因遺伝子が明らかになっていない
疾病や、複数の原因遺伝子や環境要因に依存すると考え
られる疾病については、遺伝子検査のみで診断を行うの
は困難であるという問題がある。
【0008】本発明の目的は上記問題を解決し、受診者
の疾病に対するリスク値の算出精度を向上させることが
可能な技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、健康診断を受
診した受診者の疾病に対するリスクを予測する健康診断
システムにおいて、臨床検査結果、問診結果及び遺伝子
検査結果を併用して受診者の疾病に対するリスク予測を
行うものである。
【0010】本発明では、まず健康診断を受診した受診
者について得られた、疾病の発症に影響する可能性のあ
る情報を示す受診者情報として、受診者の生体情報を示
す臨床検査結果、受診者の生活習慣を含む情報を示す問
診結果及び受診者個人の遺伝的特性を示す遺伝子検査結
果を入力する。
【0011】前記入力した受診者の受診者情報と、過去
の受診者について算出された疾病の発症率から得られる
リスクパラメータとを用いて、受診者が疾病を発症する
可能性がどの程度あるかを示すリスク値を求め、求めた
リスク値に対応する診断メッセージや改善策を表示す
る。
【0012】前記の様に本発明では、受診者の生体情報
を示す臨床検査結果及び生活習慣等の情報を含む問診結
果に加え、受診者個人の遺伝的特性を示す遺伝子検査結
果を併用して診断を行うので、生活習慣病等の疾病のか
かり易さを生活習慣及び遺伝的特性と併せて診断するこ
とが可能であり、受診者個人の特性に合った診断ができ
る。
【0013】また本発明では生活習慣等の環境要因と遺
伝子検査結果を併せて診断を行うので、原因遺伝子の検
査のみでは診断できなかった疾病についても診断可能で
あり、診断可能な対象疾患を増加させることが可能であ
る。
【0014】以上の様に本発明の健康診断システムによ
れば、臨床検査結果及び問診結果に加え、個人の遺伝的
特性を示す遺伝子検査結果を併用して受診者の疾病に対
するリスク予測を行うので、受診者の疾病に対するリス
ク値の算出精度を向上させることが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に健康診断を受診した受診者
の疾病に対するリスクを予測する一実施形態の健康診断
システムについて説明する。
【0016】図1は本実施形態の健康診断システムの概
略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の健
康診断装置100は、CPU101と、メモリ102
と、磁気ディスク装置103と、キーボード104と、
ディスプレイ装置105と、CD−ROM装置106
と、臨床検査結果パラメータテーブル107と、問診結
果パラメータテーブル108と、遺伝子検査結果パラメ
ータテーブル109とを有している。
【0017】CPU101は、健康診断装置100全体
の動作を制御する制御装置である。メモリ102は、健
康診断装置100全体の動作を制御する為の各種処理プ
ログラム及びデータをロードする記憶装置である。磁気
ディスク装置103は、前記処理プログラム及びデータ
を格納する記憶装置である。
【0018】キーボード104は、リスク値の算出を行
う疾病の指定等の入力操作を行う入力装置である。ディ
スプレイ装置105は、リスク値の算出結果を含む診断
メッセージや改善策等の表示を行う出力装置である。
【0019】CD−ROM装置106は、前記処理プロ
グラムやデータを格納したCD−ROMの読込みを行う
装置である。臨床検査結果パラメータテーブル107
は、過去の臨床検査結果に対応するリスクパラメータを
格納したテーブルである。
【0020】問診結果パラメータテーブル108は、過
去の問診結果に対応するリスクパラメータを格納したテ
ーブルである。遺伝子検査結果パラメータテーブル10
9は、過去の遺伝子検査結果に対応するリスクパラメー
タを格納したテーブルである。
【0021】また健康診断装置100は、受診者情報入
力処理部110と、リスク予測処理部111と、改善策
提示処理部112とを有している。
【0022】受診者情報入力処理部110は、健康診断
を受診した受診者について得られた、疾病の発症に影響
する可能性のある情報を示す受診者情報を入力する処理
部である。リスク予測処理部111は、前記入力した受
診者の受診者情報と、過去の受診者の疾病の発症率から
得られるリスクパラメータとを用いて、受診者が疾病を
発症する可能性がどの程度あるかを示すリスク値を求め
る処理部である。改善策提示処理部112は、前記リス
ク値が所定の値以上である場合にそのリスク値を下げる
為の改善策を提示する処理部である。
【0023】健康診断装置100を受診者情報入力処理
部110、リスク予測処理部111及び改善策提示処理
部112として機能させる為のプログラムは、CD−R
OM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納され
た後、メモリにロードされて実行されるものとする。な
お前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以
外の他の記録媒体でも良い。
【0024】受診者情報蓄積装置200は、CPU20
1と、メモリ202と、磁気ディスク装置203と、キ
ーボード204と、ディスプレイ装置205と、CD−
ROM装置206と、受診者情報データベース207と
を有している。
【0025】CPU201は、受診者情報蓄積装置20
0全体の動作を制御する制御装置である。メモリ202
は、受診者情報蓄積装置200全体の動作を制御する為
の各種処理プログラム及びデータをロードする記憶装置
である。
【0026】磁気ディスク装置203は、前記処理プロ
グラム及びデータを格納する記憶装置である。キーボー
ド204は、リスクパラメータや寄与率の算出等の指示
操作を行う入力装置である。ディスプレイ装置205
は、リスクパラメータや寄与率の算出結果の表示を行う
出力装置である。
【0027】CD−ROM装置206は、前記処理プロ
グラムやデータを格納したCD−ROMの読込みを行う
装置である。受診者情報データベース207は、健康診
断時の受診者情報や発症後の来院の際に得られた患者の
情報を蓄積するデータベースである。
【0028】また受診者情報蓄積装置200は、受診者
情報蓄積処理部210と、リスクパラメータ算出処理部
211と、寄与率算出処理部212とを有している。
【0029】受診者情報蓄積処理部210は、前記入力
した健康診断時の受診者情報や発症後の来院の際に得ら
れた患者の情報を受診者情報データベース207に蓄積
する処理部である。リスクパラメータ算出処理部211
は、前記リスクパラメータを算出する処理部である。寄
与率算出処理部212は、前記リスク値を算出する際の
各リスクパラメータの寄与率を算出する処理部である。
【0030】受診者情報蓄積装置200を受診者情報蓄
積処理部210、リスクパラメータ算出処理部211及
び寄与率算出処理部212として機能させる為のプログ
ラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディ
スク等に格納された後、メモリにロードされて実行され
るものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体
はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0031】図1に示す様に、本実施形態の健康診断装
置100はネットワーク300を介して受診者情報蓄積
装置200に接続されており、健康診断装置100に入
力された受診者情報は、ネットワーク300を介して受
診者情報蓄積装置200に送信される。なおここでは1
台の健康診断装置100を受診者情報蓄積装置200に
接続しているが、ネットワーク300を介して複数の健
康診断装置100を受診者情報蓄積装置200に接続
し、複数の健康診断装置100から得られる受診者情報
を受診者情報蓄積装置200で一元管理するものとして
も良い。
【0032】図2は本実施形態のリスク予測処理の処理
手順を示すフローチャートである。ステップ201で健
康診断装置100の受診者情報入力処理部110は、受
診者情報として臨床検査結果、問診結果及び遺伝子検査
結果の入力を受け付ける。
【0033】図3は本実施形態の受診者情報の一例を示
す図である。図3に示す様に本実施形態の受診者情報
は、受診者ID301と、入力年月日302と、臨床検
査結果303と、問診結果304と、遺伝子検査結果3
05とを有している。
【0034】受診者ID301は、受診者を識別する為
の識別番号である。入力年月日302は、当該受診者情
報が入力された年月日である。臨床検査結果303は、
各種検査によって得られた当該受診者の生体情報を示す
データである。
【0035】問診結果304は、問診票への記入等によ
って得られた当該受診者の生活習慣等の情報を含む当該
受診者に関連するデータである。遺伝子検査結果305
は、当該受診者の遺伝的特性を示す情報であり、当該受
診者の遺伝子が各種疾病の発症に関連する遺伝子の変異
を有しているかどうかを示すデータである。
【0036】図3では糖尿病に関連する受診者情報の一
例を表している。なお、本実施形態の臨床検査結果30
3の空腹時血糖値、糖負荷試験及び尿糖に示された数値
は、各項目の特定の値の範囲を識別する番号を示してお
り、例えばこの受診者の空腹時血糖値は、番号「1」で
表される血糖値の範囲内にあることを表している。な
お、この数値が大きいもの程、対応する臨床検査結果3
03の実際の測定値が大きいものとする。
【0037】また、問診結果304の丸印は、受診者が
問診票中の設問「Q1」等に「はい」と答えたことを示
しており、問診結果304の空欄は「いいえ」と答えた
ことを示している。遺伝子検査結果305の「NIDD
M1」等の各記号はインスリン非依存性糖尿病の発症に
関連する遺伝子を表し、丸印は受診者がその遺伝子の変
異を有していること、また空欄はその遺伝子の変異を有
していないことを示している。
【0038】図4は本実施形態の問診内容の一例を示す
図である。図4では糖尿病の診断に用いられる問診票の
例を表しており、この他に1日の摂取カロリー数や定期
的な運動の有無等の生活習慣に関する項目を更に追加し
ても良い。
【0039】次に、図2のステップ202でリスク予測
処理部111は、リスク予測を行う疾病の指定を受け付
け、ステップ203では、図3に示した受診者の臨床検
査結果303に対応するリスクパラメータp1を臨床検
査結果パラメータテーブル107から読み込む。
【0040】図5は本実施形態の臨床検査結果パラメー
タテーブル107の一例を示す図である。図5の様に臨
床検査結果パラメータテーブル107では各臨床検査結
果に該当する受診者が、ある期間に糖尿病を発症した確
率をリスクパラメータp1として表しており、例えば空
腹時血糖値、糖負荷試験及び尿糖がそれぞれ「1」、
「2」及び「4」であった受診者の内、31%がある期
間に糖尿病を発症したことを示している。なお、臨床検
査結果パラメータテーブル107の空腹時血糖値、糖負
荷試験及び尿糖に示された数値は、図3と同様に各項目
の特定の値の範囲を識別する番号を示している。
【0041】ステップ204では、図3に示した受診者
の問診結果304に対応するリスクパラメータp2を問
診結果パラメータテーブル108から読み込む。
【0042】図6は本実施形態の問診結果パラメータテ
ーブル108の一例を示す図である。図6の様に問診結
果パラメータテーブル108では各問診項目に該当する
受診者が、ある期間に糖尿病を発症した確率をリスクパ
ラメータp2として表している。なお図3と同様に、問
診項目の丸印は受診者が問診票中の設問「Q1」等に
「はい」と答えたことを示しており、空欄は「いいえ」
と答えたことを示している。
【0043】ステップ205では、図3に示した受診者
の遺伝子検査結果305に対応するリスクパラメータp
3を遺伝子検査結果パラメータテーブル109から読み
込む。
【0044】図7は本実施形態の遺伝子検査結果パラメ
ータテーブル109の一例を示す図である。図7の様に
遺伝子検査結果パラメータテーブル109では各遺伝子
の項目に該当する受診者が、ある期間に糖尿病を発症し
た確率をリスクパラメータp3として表している。なお
図3と同様に、糖尿病関連遺伝子の「NIDDM1」等
の各記号はインスリン非依存性糖尿病の発症に関連する
遺伝子を表し、丸印は受診者がその遺伝子の変異を有し
ていること、また空欄はその遺伝子の変異を有していな
いことを示している。
【0045】ステップ206では、各リスクパラメータ
のリスク値への寄与率を示すパラメータa、b、cの値
を読み出し、ステップ207では次式に従ってリスク値
Pを算出する。
【0046】
【数1】P=a・p1+b・p2+c・p3 数1はステップ207でリスク値を算出する際に用いる
数式の一例を示している。なお、Pはある期間にその疾
病を発症する確率を示すリスク値、p1は過去の臨床検
査の結果を元に演算された、ある期間にその疾病を発症
する確率を示すリスクパラメータ、p2は過去の問診の
結果を元に演算された、ある期間にその疾病を発症する
確率を示すリスクパラメータ、p3は過去の遺伝子検査
の結果を元に演算された、ある期間にその疾病を発症す
る確率を示すリスクパラメータを表している。
【0047】また、aはその疾病について、臨床検査の
結果が総合的リスクに及ぼす寄与率、bはその疾病につ
いて、問診の結果が総合的リスクに及ぼす寄与率、cは
その疾病について、遺伝子検査の結果が総合的リスクに
及ぼす寄与率を表しており、a+b+c=1である。
【0048】ステップ208では、前記算出されたリス
ク値Pに対応する診断メッセージを読み出す。ステップ
209では、前記算出されたリスク値Pが所定の値より
高いかどうかを調べ、所定の値よりも高い場合にはステ
ップ210に進み、改善策提示処理部112により改善
策を読み出す。
【0049】ステップ211では、前記算出されたリス
ク値Pに対応する診断メッセージを表示し、ステップ2
10で改善策を読み出している場合には改善策を提示す
る。
【0050】例えば、算出されたリスク値Pが低い場合
には「あなたが糖尿病にかかる確率はP%未満です。生
活習慣としては特に気を付ける必要はありません。」の
様な診断メッセージを表示する。
【0051】また、算出されたリスク値Pが高い場合に
は「あなたは糖尿病に関係する臨床検査項目の値が高
く、遺伝的素因を併せて判断するとあなたが糖尿病にか
かる確率はP%です。生活習慣を変えると共に、半年に
一度の精密検査をお勧めします。」の様な診断メッセー
ジを表示し、ステップ210で改善策提示処理部112
による処理が行われた場合には、生活習慣の改善策とし
て、標準体重に対応する1日当たりの総摂取カロリーを
提示して摂取カロリーの制限を促したり、脂肪を燃焼さ
せる有酸素運動を例示する等の表示処理を行う。
【0052】なおこれらの診断メッセージや改善策は、
リスク値Pの値の大きさや、受診者情報の各項目の値等
に応じて予め設定しておくものとする。
【0053】前記の様に本実施形態では、受診者の生体
情報を示す臨床検査結果303及び生活習慣等の情報を
含む問診結果304に加え、受診者個人の遺伝的特性を
示す遺伝子検査結果305を併用して診断を行うので、
生活習慣病等の疾病のかかり易さを生活習慣及び遺伝的
特性と併せて診断することが可能であり、受診者の特性
に合った診断が可能である。
【0054】また本実施形態では生活習慣等の環境要因
と遺伝子の検査結果を併せて診断を行うので、原因遺伝
子の検査のみでは診断できなかった疾病についても診断
可能であり、診断可能な対象疾患を増加させることが可
能である。
【0055】前記診断メッセージや改善策を提示した
後、リスク予測処理部111は、前記入力した受診者情
報を受診者情報蓄積装置200に送信して処理を終了す
る。受診者情報蓄積装置200の受診者情報蓄積処理部
210は、前記の様にして送信された健康診断時の受診
者情報や発症時の患者の情報を受診者情報データベース
207に蓄積する。
【0056】図8は本実施形態の受診者情報データベー
ス207の一例を示す図である。図8に示す様に本実施
形態の受診者情報データベース207は、受診者ID8
01と、入力年月日802と、臨床検査結果803と、
問診結果804と、遺伝子検査結果805と、病歴80
6とを有している。
【0057】受診者ID801は、受診者を識別する為
の識別番号である。入力年月日802は、当該受診者情
報が入力された年月日である。臨床検査結果803は、
各種検査によって得られた当該受診者の生体情報を示す
データである。
【0058】問診結果804は、問診票への記入等によ
って得られた当該受診者の生活習慣等の情報を含む当該
受診者に関連するデータである。遺伝子検査結果805
は、当該受診者の遺伝的特性を示す情報であり、当該受
診者の遺伝子が各種疾病の発症に関連する遺伝子の変異
を有しているかどうかを示すデータである。病歴806
は、当該受診者が発症した病名である。
【0059】図8に示す様に受診者情報データベース2
07には図3に示した受診者情報と共に受診者の病歴8
06も蓄積している。受診者情報データベース207に
蓄積された情報は、前記リスクパラメータや寄与率の算
出に使用される。
【0060】図9は本実施形態のリスクパラメータ算出
処理の処理手順を示すフローチャートである。受診者情
報蓄積装置200のリスクパラメータ算出処理部211
は、受診者情報データベース207が更新された場合
や、前回の算出処理から所定の時間が経過した場合等の
特定の条件が満たされた際に処理を開始し、まずステッ
プ901で所定の期間中の受診者情報を受診者情報デー
タベース207から読み出す。
【0061】ステップ902では、前記読み出した受診
者情報中で臨床検査結果803の内容が一致する受診者
の数を計数し、受診者情報の病歴806を参照してその
受診者中で発症している受診者の割合を疾病毎に算出
し、各疾病毎のリスクパラメータp1を求める。
【0062】ステップ903では、前記求めたリスクパ
ラメータp1を健康診断装置100に送信する。健康診
断装置100は受信したリスクパラメータp1を臨床検
査結果パラメータテーブル107に格納する。
【0063】ステップ904では、前記読み出した受診
者情報中で問診結果804の内容が一致する受診者の数
を計数し、受診者情報の病歴806を参照してその受診
者中で発症している受診者の割合を疾病毎に算出し、各
疾病毎のリスクパラメータp2を求める。
【0064】ステップ905では、前記求めたリスクパ
ラメータp2を健康診断装置100に送信する。健康診
断装置100は受信したリスクパラメータp2を問診結
果パラメータテーブル108に格納する。
【0065】ステップ906では、前記読み出した受診
者情報中で遺伝子検査結果805の内容が一致する受診
者の数を計数し、受診者情報の病歴806を参照してそ
の受診者中で発症している受診者の割合を疾病毎に算出
し、各疾病毎のリスクパラメータp3を求める。
【0066】ステップ907では、前記求めたリスクパ
ラメータp3を健康診断装置100に送信する。健康診
断装置100は受信したリスクパラメータp3を遺伝子
検査結果パラメータテーブル109に格納する。
【0067】図10は本実施形態の寄与率算出処理の処
理手順を示すフローチャートである。受診者情報蓄積装
置200の寄与率算出処理部212は、リスクパラメー
タ算出処理部211と同様に、受診者情報データベース
207が更新された場合や、前回の算出処理から所定の
時間が経過した場合等の特定の条件が満たされた際に処
理を開始し、まずステップ1001では、受診者情報デ
ータベース207の病歴806に格納されているものか
ら、寄与率を最初に算出する疾病を選択して設定する。
【0068】ステップ1002では、前記設定された疾
病を発症している受診者の受診者情報を受診者情報デー
タベース207から読み出し、ステップ1003では、
前記読み出した受診者情報の臨床検査結果803、問診
結果804及び遺伝子検査結果805と前記設定された
疾病との相関関係を調べ、その相関の強さに応じて重み
付けした寄与率a、b、cを算出する。
【0069】例えば、前記読み出した受診者情報の臨床
検査結果803、問診結果804及び遺伝子検査結果8
05の各項目について分散を求め、分散の逆数に比例し
た寄与率a、b、cを算出する。なお本実施形態では、
臨床検査結果803、問診結果804及び遺伝子検査結
果805毎に寄与率を算出するものとしているが、それ
らの各項目が多岐に渡り、前記設定された疾病と特に関
連が無いとされる項目が多数含まれる様な場合には、各
項目毎に寄与率を算出して項目毎の寄与率をリスク値P
の算出に用いるものとしても良い。
【0070】ステップ1004では、前記算出した寄与
率を健康診断装置100に送信する。健康診断装置10
0は受信した寄与率を当該疾病のリスク値Pを算出する
為の寄与率a、b、cとして格納する。
【0071】ステップ1005では、受診者情報データ
ベース207の病歴806に格納されている病名を検索
し、また寄与率の算出が行われていない疾病があるかど
うか調べ、ある場合にはその疾病を設定してステップ1
002に戻る。受診者情報データベース207の病歴8
06に格納された全ての疾病について寄与率の算出を行
った場合には処理を終了する。
【0072】前記の様に本実施形態では、健康診断装置
100で入力された受診者情報を受診者情報蓄積装置2
00に送り、受診者情報蓄積装置200でリスクパラメ
ータ及び寄与率を算出して健康診断装置100へフィー
ドバックするので、受診者情報を蓄積するに従ってリス
ク値の算出精度を向上させることが可能である。
【0073】以上説明した様に本実施形態の健康診断シ
ステムによれば、臨床検査結果及び問診結果に加え、個
人の遺伝的特性を示す遺伝子検査結果を併用して受診者
の疾病に対するリスク予測を行うので、受診者の疾病に
対するリスク値の算出精度を向上させることが可能であ
る。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば臨床検査結果及び問診結
果に加え、個人の遺伝的特性を示す遺伝子検査結果を併
用して受診者の疾病に対するリスク予測を行うので、受
診者の疾病に対するリスク値の算出精度を向上させるこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の健康診断システムの概略構成を示
す図である。
【図2】本実施形態のリスク予測処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】本実施形態の受診者情報の一例を示す図であ
る。
【図4】本実施形態の問診内容の一例を示す図である。
【図5】本実施形態の臨床検査結果パラメータテーブル
107の一例を示す図である。
【図6】本実施形態の問診結果パラメータテーブル10
8の一例を示す図である。
【図7】本実施形態の遺伝子検査結果パラメータテーブ
ル109の一例を示す図である。
【図8】本実施形態の受診者情報データベース207の
一例を示す図である。
【図9】本実施形態のリスクパラメータ算出処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態の寄与率算出処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
100…健康診断装置、200…受診者情報蓄積装置、
300…ネットワーク、101…CPU、102…メモ
リ、103…磁気ディスク装置、104…キーボード、
105…ディスプレイ装置、106…CD−ROM装
置、107…臨床検査結果パラメータテーブル、108
…問診結果パラメータテーブル、109…遺伝子検査結
果パラメータテーブル、110…受診者情報入力処理
部、111…リスク予測処理部、112…改善策提示処
理部、201…CPU、202…メモリ、203…磁気
ディスク装置、204…キーボード、205…ディスプ
レイ装置、206…CD−ROM装置、207…受診者
情報データベース、210…受診者情報蓄積処理部、2
11…リスクパラメータ算出処理部、212…寄与率算
出処理部、301…受診者ID、302…入力年月日、
303…臨床検査結果、304…問診結果、305…遺
伝子検査結果、801…受診者ID、802…入力年月
日、803…臨床検査結果、804…問診結果、805
…遺伝子検査結果、806…病歴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 仁司 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 野口 清輝 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所医療システム推進本部 内 (72)発明者 島田 和之 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 健康診断を受診した受診者の疾病に対す
    るリスクを予測する健康診断方法において、 健康診断を受診した受診者について得られた、疾病の発
    症に影響する可能性のある情報を示す受診者情報を入力
    するステップと、 前記入力した受診者の受診者情報と、過去の受診者の疾
    病の発症率から得られるリスクパラメータとを用いて、
    受診者が疾病を発症する可能性がどの程度あるかを示す
    リスク値を求めるステップとを有することを特徴とする
    健康診断方法。
  2. 【請求項2】 前記受診者情報は、受診者の臨床検査結
    果、問診結果及び遺伝子検査結果を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載された健康診断方法。
  3. 【請求項3】 前記リスク値が所定の値以上である場合
    にそのリスク値を下げる為の改善策を提示するステップ
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2のい
    ずれかに記載された健康診断方法。
  4. 【請求項4】 健康診断を受診した受診者の疾病に対す
    るリスクを予測する健康診断装置において、 健康診断を受診した受診者について得られた、疾病の発
    症に影響する可能性のある情報を示す受診者情報を入力
    する受診者情報入力処理部と、 前記入力した受診者の受診者情報と、過去の受診者の疾
    病の発症率から得られるリスクパラメータとを用いて、
    受診者が疾病を発症する可能性がどの程度あるかを示す
    リスク値を求めるリスク予測処理部とを備えることを特
    徴とする健康診断装置。
  5. 【請求項5】 前記受診者情報は、受診者の臨床検査結
    果、問診結果及び遺伝子検査結果を含むことを特徴とす
    る請求項4に記載された健康診断装置。
  6. 【請求項6】 前記リスク値が所定の値以上である場合
    にそのリスク値を下げる為の改善策を提示する改善策提
    示処理部を備えることを特徴とする請求項4または請求
    項5のいずれかに記載された健康診断装置。
  7. 【請求項7】 健康診断を受診した受診者の疾病に対す
    るリスクを予測する健康診断装置としてコンピュータを
    機能させる為のプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体において、 健康診断を受診した受診者について得られた、疾病の発
    症に影響する可能性のある情報を示す受診者情報を入力
    する受診者情報入力処理部と、 前記入力した受診者の受診者情報と、過去の受診者の疾
    病の発症率から得られるリスクパラメータとを用いて、
    受診者が疾病を発症する可能性がどの程度あるかを示す
    リスク値を求めるリスク予測処理部としてコンピュータ
    を機能させる為のプログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記受診者情報は、受診者の臨床検査結
    果、問診結果及び遺伝子検査結果を含むことを特徴とす
    る請求項7に記載された記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記リスク値が所定の値以上である場合
    にそのリスク値を下げる為の改善策を提示する改善策提
    示処理部を備えることを特徴とする請求項7または請求
    項8のいずれかに記載された記録媒体。
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