JP2000263448A - 複合砥石 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度が強くて、しかも研削・研磨に優れた複
合砥石を提供することにある。 【解決手段】 無機質繊維1から成る無機質繊維群2
と、無機質繊維群2に含浸して固化した合成樹脂4と、
合成樹脂4に混入している砥粒5とで砥石体6を構成
し、無機質繊維1が砥石体6の長手方向に固定し、繊維
先端1aが砥粒5と共に被加工材8を研削・研磨力する
ように砥石体6の少なくとも研磨面6aに露出してい
る。無機質繊維1が被加工材8の研削・研磨力を有し、
砥粒5が無機質繊維1より高硬度のダイヤモンド粉5a
である。
合砥石を提供することにある。 【解決手段】 無機質繊維1から成る無機質繊維群2
と、無機質繊維群2に含浸して固化した合成樹脂4と、
合成樹脂4に混入している砥粒5とで砥石体6を構成
し、無機質繊維1が砥石体6の長手方向に固定し、繊維
先端1aが砥粒5と共に被加工材8を研削・研磨力する
ように砥石体6の少なくとも研磨面6aに露出してい
る。無機質繊維1が被加工材8の研削・研磨力を有し、
砥粒5が無機質繊維1より高硬度のダイヤモンド粉5a
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に金属や石材
等の研削・研磨に用いる複合砥石に関するものである。
等の研削・研磨に用いる複合砥石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の砥石は、粘土にアルミナ、炭化珪
素(SiC)、ガーネット、珪石、炭化ホウ素、窒化ホ
ウ素、ダイヤモンド等の砥子を混入して焼固めたていた
が、近年、金属加工面の仕上げに用いる精密研磨砥石、
或いは歯科用工具用の精密研磨砥石には、ガラス繊維
(ガラスフィラメント)や炭素繊維(カーボンフィラメ
ント)、或いはアルミナ繊維(アルミナフィラメント)
等の繊維を、エポキシ樹脂やビニールエステル樹脂、或
いはフェノール樹脂等の合成樹脂で固めた複合砥石が使
用されるに至っている。
素(SiC)、ガーネット、珪石、炭化ホウ素、窒化ホ
ウ素、ダイヤモンド等の砥子を混入して焼固めたていた
が、近年、金属加工面の仕上げに用いる精密研磨砥石、
或いは歯科用工具用の精密研磨砥石には、ガラス繊維
(ガラスフィラメント)や炭素繊維(カーボンフィラメ
ント)、或いはアルミナ繊維(アルミナフィラメント)
等の繊維を、エポキシ樹脂やビニールエステル樹脂、或
いはフェノール樹脂等の合成樹脂で固めた複合砥石が使
用されるに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダイヤモンド砥石にあ
っては、ダイヤモンド粉を均等に混入することが極めて
困難であるし、ダイヤモンド粉を粘土や合成樹脂で焼固
めてたものであるから、折れやすく、薄肉の砥石には不
適である問題点があると共に、研削能力が高いので、加
工面に損傷を与える問題点もあった。繊維を合成樹脂で
固めた複合砥石にあっては、薄肉にしても折れにくいの
で、特に深く凹んだ加工面の最深部の研削・研磨に最適
であるが、研削力がダイヤモンドに比較して劣る問題点
があった。そこでこの発明は、従来技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、強度が強くて、しかも研削・研磨に優れた
複合砥石を提供することにある。
っては、ダイヤモンド粉を均等に混入することが極めて
困難であるし、ダイヤモンド粉を粘土や合成樹脂で焼固
めてたものであるから、折れやすく、薄肉の砥石には不
適である問題点があると共に、研削能力が高いので、加
工面に損傷を与える問題点もあった。繊維を合成樹脂で
固めた複合砥石にあっては、薄肉にしても折れにくいの
で、特に深く凹んだ加工面の最深部の研削・研磨に最適
であるが、研削力がダイヤモンドに比較して劣る問題点
があった。そこでこの発明は、従来技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、強度が強くて、しかも研削・研磨に優れた
複合砥石を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の複合砥石は、請求項1として、無機質繊維
から成る無機質繊維群と、無機質繊維群に含浸して固化
した合成樹脂と、合成樹脂に混入している砥粒とで砥石
体を構成し、無機質繊維が砥石体の長手方向に固定し、
繊維先端が砥粒と共に砥石体の少なくとも研磨面に露出
している。請求項2として、請求項1の複合砥石におい
て、無機質繊維が被加工材の研削・研磨力を有してい
る。請求項3として、請求項1の複合砥石において、砥
粒が無機質繊維より高硬度のダイヤモンド粉であり、配
合比3〜20で混入している。
に、本発明の複合砥石は、請求項1として、無機質繊維
から成る無機質繊維群と、無機質繊維群に含浸して固化
した合成樹脂と、合成樹脂に混入している砥粒とで砥石
体を構成し、無機質繊維が砥石体の長手方向に固定し、
繊維先端が砥粒と共に砥石体の少なくとも研磨面に露出
している。請求項2として、請求項1の複合砥石におい
て、無機質繊維が被加工材の研削・研磨力を有してい
る。請求項3として、請求項1の複合砥石において、砥
粒が無機質繊維より高硬度のダイヤモンド粉であり、配
合比3〜20で混入している。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明による複合砥石の実
施形態を図1に基づき説明すれば、請求項1の複合砥石
は、無機質繊維1から成る無機質繊維群2と、無機質繊
維群2に含浸して固化した合成樹脂4と、合成樹脂4に
混入している砥粒5とで砥石体6を構成し、無機質繊維
1が砥石体6の長手方向に固定し、繊維先端1aが砥粒
5と共に被加工材8を研削・研磨力するように砥石体6
の少なくとも研磨面6aに露出している。
施形態を図1に基づき説明すれば、請求項1の複合砥石
は、無機質繊維1から成る無機質繊維群2と、無機質繊
維群2に含浸して固化した合成樹脂4と、合成樹脂4に
混入している砥粒5とで砥石体6を構成し、無機質繊維
1が砥石体6の長手方向に固定し、繊維先端1aが砥粒
5と共に被加工材8を研削・研磨力するように砥石体6
の少なくとも研磨面6aに露出している。
【0006】請求項2の複合砥石は、請求項1の複合砥
石において、無機質繊維1が被加工材8の研削・研磨力
を有している。無機質繊維1は、アルミナ繊維、ガラス
繊維、炭素繊維等の少なくとも1つ、又は2つ以上から
成るものである。無機質繊維1には可能な限り細くて強
い、例えば5〜13μの極細繊維を用いる。特に高硬度
のアルミナ(ビッカス硬さで1400〜2000)を用
いると、砥石体6に適度な靭性を付与し、折れにくくす
ると共に、砥粒5で荒く研削した削面を研磨する。
石において、無機質繊維1が被加工材8の研削・研磨力
を有している。無機質繊維1は、アルミナ繊維、ガラス
繊維、炭素繊維等の少なくとも1つ、又は2つ以上から
成るものである。無機質繊維1には可能な限り細くて強
い、例えば5〜13μの極細繊維を用いる。特に高硬度
のアルミナ(ビッカス硬さで1400〜2000)を用
いると、砥石体6に適度な靭性を付与し、折れにくくす
ると共に、砥粒5で荒く研削した削面を研磨する。
【0007】請求項3の複合砥石において、請求項1と
請求項2の複合砥石において、砥粒5が無機質繊維1よ
り高硬度のダイヤモンド粉であり、配合比3〜20で混
入している。ダイヤモンド粉(以下、ダイヤ砥粒5a)
の粒径として採用し得る範囲は2〜60μm、望ましい
範囲は2〜40μm、最適な範囲は2〜12μmであ
り、荒削り用の砥石体6には粒径の大きいダイヤ砥粒5
aを用い、仕上げ用の砥石体6には粒径の小さいダイヤ
砥粒5aを用いる。
請求項2の複合砥石において、砥粒5が無機質繊維1よ
り高硬度のダイヤモンド粉であり、配合比3〜20で混
入している。ダイヤモンド粉(以下、ダイヤ砥粒5a)
の粒径として採用し得る範囲は2〜60μm、望ましい
範囲は2〜40μm、最適な範囲は2〜12μmであ
り、荒削り用の砥石体6には粒径の大きいダイヤ砥粒5
aを用い、仕上げ用の砥石体6には粒径の小さいダイヤ
砥粒5aを用いる。
【0008】
【実施例】砥粒5は無機質繊維1より高硬度のダイヤモ
ンド、炭化物、アルミナ、ホウ化物、窒化物等の少なく
とも1、又は2つ以上から成るものである。砥粒5は図
2の如く予め合成樹脂液3に均等に混入しておき、その
合成樹脂液3を無機質繊維群2の隅々まで含浸して固化
した時、砥石体6に均等に分散している。因みに、砥粒
5の硬度は、ダイヤモンド>炭化珪素>アルミナ>ガラ
スの関係にある。無機質繊維群2は、糸状の無機質繊維
1を束ねたもの、無機質繊維1をロープ状に捩じったも
の、無機質繊維1を編成したもの等である。合成樹脂4
として、例えば熱硬化性合成樹脂のエポキシ樹脂、ビニ
ール樹脂、エステル樹脂、或いはフェノール樹脂等の合
成樹脂液3を用いる。砥石体6の形状は、断面矩形、円
形、楕円形、三角形等、自由であるが、肉厚が10〜3
0mmの板状砥石体6、特に0.3〜10mmの薄肉板
状砥石体6、0.1〜10φの棒状砥石体6に有効であ
る。
ンド、炭化物、アルミナ、ホウ化物、窒化物等の少なく
とも1、又は2つ以上から成るものである。砥粒5は図
2の如く予め合成樹脂液3に均等に混入しておき、その
合成樹脂液3を無機質繊維群2の隅々まで含浸して固化
した時、砥石体6に均等に分散している。因みに、砥粒
5の硬度は、ダイヤモンド>炭化珪素>アルミナ>ガラ
スの関係にある。無機質繊維群2は、糸状の無機質繊維
1を束ねたもの、無機質繊維1をロープ状に捩じったも
の、無機質繊維1を編成したもの等である。合成樹脂4
として、例えば熱硬化性合成樹脂のエポキシ樹脂、ビニ
ール樹脂、エステル樹脂、或いはフェノール樹脂等の合
成樹脂液3を用いる。砥石体6の形状は、断面矩形、円
形、楕円形、三角形等、自由であるが、肉厚が10〜3
0mmの板状砥石体6、特に0.3〜10mmの薄肉板
状砥石体6、0.1〜10φの棒状砥石体6に有効であ
る。
【0009】実験例 1・実験の目的 1−1.合成樹脂4の種類と樹脂率の違いによる比較。 エポキシ樹脂(epoxy resinn)と、 フェノール樹脂(phenol resinn)を用い
る 1−2.無機質繊維1の種類と含有率の違いによる比
較。 アルミナ繊維とガラス繊維を用いる。 1−3.砥粒5の種類と粒径、及び含有率の違いによる
比較。 ダイヤ砥粒5aと炭化珪素砥粒5bとアルミナ砥粒5c
を用いる。 2・試験試料 比較試験に用いる砥石体6を、長さ80mm、幅50m
m、厚さ7mm、積層数20ply、積層角度0度に形
成し、その砥石体6から縦4.5mm、横4.5mm、
長さ30mmの試料7を切取り、これを試験に用いた。
試料7の種類は表1の通りである。
る 1−2.無機質繊維1の種類と含有率の違いによる比
較。 アルミナ繊維とガラス繊維を用いる。 1−3.砥粒5の種類と粒径、及び含有率の違いによる
比較。 ダイヤ砥粒5aと炭化珪素砥粒5bとアルミナ砥粒5c
を用いる。 2・試験試料 比較試験に用いる砥石体6を、長さ80mm、幅50m
m、厚さ7mm、積層数20ply、積層角度0度に形
成し、その砥石体6から縦4.5mm、横4.5mm、
長さ30mmの試料7を切取り、これを試験に用いた。
試料7の種類は表1の通りである。
【0010】
【表1】
【0011】3・被加工材 被加工材8として厚さ8mm、外径199mm、中心に
内径16mmの取付孔を有するSKD11(焼き入れな
し)の円板を用い、被摺動面をGC砥石(アルミナ砥石
の一種)により研削加工を施し、被摺動面の表面粗さ
を、中心線平均粗さRaで0.45μm(0.2〜0.
6μm)、最大高さ粗さRyで4.2μm(2.3〜
5.5μm)とする。
内径16mmの取付孔を有するSKD11(焼き入れな
し)の円板を用い、被摺動面をGC砥石(アルミナ砥石
の一種)により研削加工を施し、被摺動面の表面粗さ
を、中心線平均粗さRaで0.45μm(0.2〜0.
6μm)、最大高さ粗さRyで4.2μm(2.3〜
5.5μm)とする。
【0012】(1)試験方法 被加工材8を図3の如くピンオンディスク式試験機に取
付け、回転速度800〜1200rpmで回転し、その
被加工材8に試料7を1kgfの加重を加えて接触さ
せ、摺動速度500m/minで3時間接触して、試料
7と被加工材8を摩耗させる。 (2)試験回数 試料No.1,4,5は1回、その他は2回行った。
付け、回転速度800〜1200rpmで回転し、その
被加工材8に試料7を1kgfの加重を加えて接触さ
せ、摺動速度500m/minで3時間接触して、試料
7と被加工材8を摩耗させる。 (2)試験回数 試料No.1,4,5は1回、その他は2回行った。
【0013】(3)摩耗高さ、比摩耗量の測定 試料7の摩耗高さをダイヤルゲージにて測定し、比摩耗
量をK=H/P・Vを求める。(測定値には被加工材8
の摩耗した深さも含まれるが、微量のため無視する) K:比摩耗量(mm2/kg) H:摩耗高さ(mm/min) P:圧力(加重/面積)(kgf/mm2) V:摺動速度(m/min) (4)摩耗深さ、表面粗さの測定 表面形状測定機を用いて、被加工材8の摺動面の断面曲
線の測定(測定長さ8mm)を行い、摩耗深さと、表面
粗さ(Rough/Gauss、カットオフ値0.8m
m)の測定を行う。 (5)摩耗高さと摩耗深さから研磨比を求める。 S=D/H・T S:研磨比 D:摩耗深さ(mm) H:摩耗高さ(mm/min) T:試験時間(180min)
量をK=H/P・Vを求める。(測定値には被加工材8
の摩耗した深さも含まれるが、微量のため無視する) K:比摩耗量(mm2/kg) H:摩耗高さ(mm/min) P:圧力(加重/面積)(kgf/mm2) V:摺動速度(m/min) (4)摩耗深さ、表面粗さの測定 表面形状測定機を用いて、被加工材8の摺動面の断面曲
線の測定(測定長さ8mm)を行い、摩耗深さと、表面
粗さ(Rough/Gauss、カットオフ値0.8m
m)の測定を行う。 (5)摩耗高さと摩耗深さから研磨比を求める。 S=D/H・T S:研磨比 D:摩耗深さ(mm) H:摩耗高さ(mm/min) T:試験時間(180min)
【0014】試験結果、及び考察 各試料7の摩耗高さと比摩耗量を上記試験方法により測
定した所、表2と図4の通りであった。
定した所、表2と図4の通りであった。
【0015】
【表2】
【0016】(A)表2と図4から摩耗高さと比摩耗量
を考察すると、(a1)無機質繊維1がアルミナ繊維質
で、ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2,1
0,14〜16が小さく、無機質繊維1がアルミナ繊維
質で、アルミナ砥粒5cを混入した試料No.4,5,
8,11,13が大きくなっている。 (a2)非砥粒入りアルミナ繊維質試料No.0と非砥
粒入りガラス繊維質試料No.9では、試料No.9が
小さくなっている。 (a3)無機質繊維1がアルミナ繊維質で、ダイヤ砥粒
5a、又は炭化珪素砥粒5bを混入した試料No.1〜
3は、非砥粒入り試料No.0に比べて小さくなってい
るが、アルミナ砥粒5cを混入した試料No.4,5は
大きくなっている。 (a4)ガラス繊維質試料No.6〜9では、砥粒5を
混入した試料No.6〜8が非砥粒入り試料No.9に
比べ、何れも大きくなっている。 (a5)アルミナ砥粒5cの含有率の高い試料No.1
1は、アルミナ砥粒5cの含有率の低い試料No.1,
5,8,13に比べ大きくなっている。 (a6)アルミナ砥粒5cの含有率が同じで、無機質繊
維1がフェノール樹脂質試料No.13とエポキシ質試
料No.5では、試料No.13が小さくなっている
が、非砥粒入りエポキシ質試料No.0に比べ大きくな
っている。 (a7)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.14〜1
6が、非砥粒入り試料No.0に比べてかなり小さくな
っているが、試料No.14〜16の中では、砥粒5の
含有率の多い試料No.15,16が、含有量の少ない
試料No.14に比べ小さくなっている。 (a8)試料No.15,16の値が略同じであること
から、含有率を10phr以上にしてもあまり変わらな
いと言える。
を考察すると、(a1)無機質繊維1がアルミナ繊維質
で、ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2,1
0,14〜16が小さく、無機質繊維1がアルミナ繊維
質で、アルミナ砥粒5cを混入した試料No.4,5,
8,11,13が大きくなっている。 (a2)非砥粒入りアルミナ繊維質試料No.0と非砥
粒入りガラス繊維質試料No.9では、試料No.9が
小さくなっている。 (a3)無機質繊維1がアルミナ繊維質で、ダイヤ砥粒
5a、又は炭化珪素砥粒5bを混入した試料No.1〜
3は、非砥粒入り試料No.0に比べて小さくなってい
るが、アルミナ砥粒5cを混入した試料No.4,5は
大きくなっている。 (a4)ガラス繊維質試料No.6〜9では、砥粒5を
混入した試料No.6〜8が非砥粒入り試料No.9に
比べ、何れも大きくなっている。 (a5)アルミナ砥粒5cの含有率の高い試料No.1
1は、アルミナ砥粒5cの含有率の低い試料No.1,
5,8,13に比べ大きくなっている。 (a6)アルミナ砥粒5cの含有率が同じで、無機質繊
維1がフェノール樹脂質試料No.13とエポキシ質試
料No.5では、試料No.13が小さくなっている
が、非砥粒入りエポキシ質試料No.0に比べ大きくな
っている。 (a7)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.14〜1
6が、非砥粒入り試料No.0に比べてかなり小さくな
っているが、試料No.14〜16の中では、砥粒5の
含有率の多い試料No.15,16が、含有量の少ない
試料No.14に比べ小さくなっている。 (a8)試料No.15,16の値が略同じであること
から、含有率を10phr以上にしてもあまり変わらな
いと言える。
【0017】(B)表2と図4から摩耗深さを考察する
と、 (b1)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.6が大き
くなっている。 (b2)非砥粒入りアルミナ繊維質試料No.0と非砥
粒入りガラス繊維質試料No.9では、試料No.0が
大きくなっている。 (b3)砥粒5を混入した試料は、非砥粒入り試料N
o.0,9,12に比べて何れも大きくなっている。 (b4)砥粒5を混入したアルミナ繊維質試料No.1
〜5は、粒径の大きさの順番に、また砥粒5を混入した
ガラス繊維質試料No.6〜8は、砥粒5の硬さの順番
に大きくなっている。 (b5)ダイヤ砥粒5aを混入したガラス繊維質試料N
o.6と、炭化珪素砥粒5bを混入したガラス繊維質試
料No.7は、ダイヤ砥粒5aを混入したアルミナ繊維
質試料No.1,2,10と、炭化珪素砥粒5bを混入
したアルミナ繊維質試料No.3に比べ大きくなってい
る。 (b6)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2
と、アルミナ砥粒5cを混入した試料No.4,5で
は、粒径が大きい試料No.2,5が、粒径が小さい試
料No.1,4に比べ大きくなっている。 (b7)アルミナ砥粒5cの含有率が同一のフェノール
樹脂質試料No.13とエポキシ質試料No.5では、
試料No.13が少し小さいが、非砥粒入り試料No.
0に比べれば大きくなっている。 (b8)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.14〜1
6が、非砥粒入り試料No.0に比べ大きくなっている
し、試料No.14〜16の中では、含有率の少ない試
料No.15が、他に比べ小さくなっているが、平均は
あまり変わらない。よって試料No.14は、被加工材
8に深い傷を付けていると言える。
と、 (b1)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.6が大き
くなっている。 (b2)非砥粒入りアルミナ繊維質試料No.0と非砥
粒入りガラス繊維質試料No.9では、試料No.0が
大きくなっている。 (b3)砥粒5を混入した試料は、非砥粒入り試料N
o.0,9,12に比べて何れも大きくなっている。 (b4)砥粒5を混入したアルミナ繊維質試料No.1
〜5は、粒径の大きさの順番に、また砥粒5を混入した
ガラス繊維質試料No.6〜8は、砥粒5の硬さの順番
に大きくなっている。 (b5)ダイヤ砥粒5aを混入したガラス繊維質試料N
o.6と、炭化珪素砥粒5bを混入したガラス繊維質試
料No.7は、ダイヤ砥粒5aを混入したアルミナ繊維
質試料No.1,2,10と、炭化珪素砥粒5bを混入
したアルミナ繊維質試料No.3に比べ大きくなってい
る。 (b6)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2
と、アルミナ砥粒5cを混入した試料No.4,5で
は、粒径が大きい試料No.2,5が、粒径が小さい試
料No.1,4に比べ大きくなっている。 (b7)アルミナ砥粒5cの含有率が同一のフェノール
樹脂質試料No.13とエポキシ質試料No.5では、
試料No.13が少し小さいが、非砥粒入り試料No.
0に比べれば大きくなっている。 (b8)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.14〜1
6が、非砥粒入り試料No.0に比べ大きくなっている
し、試料No.14〜16の中では、含有率の少ない試
料No.15が、他に比べ小さくなっているが、平均は
あまり変わらない。よって試料No.14は、被加工材
8に深い傷を付けていると言える。
【0018】(C)各試料7の摩耗高さと摩耗深さの関
係は表2と図5の通りであった。表2と図5から、アル
ミナ繊維質試料No.0〜5,10〜16では、摩耗高
さが大きくなると摩耗深さが小さくなる傾向にあるが、
ガラス繊維質試料No.6〜9は、摩耗高さが大きくな
ると摩耗深さも大きくなっていると言える。
係は表2と図5の通りであった。表2と図5から、アル
ミナ繊維質試料No.0〜5,10〜16では、摩耗高
さが大きくなると摩耗深さが小さくなる傾向にあるが、
ガラス繊維質試料No.6〜9は、摩耗高さが大きくな
ると摩耗深さも大きくなっていると言える。
【0019】各試料7の研磨比は表3と表4、及び図6
の通りである。
の通りである。
【表3】
【表4】
【0020】(D)表3と表4、及び図6から研磨比を
考察すると、 (d1)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.2が特に
高くなっている。 (d2)無機質繊維1がアルミナ繊維質で、ダイヤ砥粒
5aを混入した、及び炭化珪素砥粒5bを混入した試料
No.1〜3は、無機質繊維1がガラス繊維質で、ダイ
ヤ砥粒5aを混入した、及び炭化珪素砥粒5bを混入し
た試料No.6〜9に比べ高くなっている。 (d3)ダイヤ砥粒5aを混入したアルミナ繊維質試料
No.1,2,10,14〜16は、ダイヤ砥粒5aを
混入したガラス繊維質試料No.6に比べ高くなってい
る。 (d4)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2と
アルミナ砥粒5cを混入した試料No.4,5では、粒
径が大きい方が粒径の小さい方に比べ高くなっている。 (d5)アルミナ砥粒5cの含有率が同一のフェノール
樹脂質試料No.13とエポキシ質試料No.5,8で
は、試料No.13が少し大きくなっている。 (d6)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.14〜1
6は、非砥粒入り試料No.0に比べかなり高くなって
おり、試料No.14〜16の中では、砥粒5の含有率
の多い試料No.16が最も高くなっている。 (d7)しかし試料No.15,16ではあまり変わら
ないことから、含有比を10部以上にしても研磨比はあ
まり高くならないと言える。
考察すると、 (d1)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.2が特に
高くなっている。 (d2)無機質繊維1がアルミナ繊維質で、ダイヤ砥粒
5aを混入した、及び炭化珪素砥粒5bを混入した試料
No.1〜3は、無機質繊維1がガラス繊維質で、ダイ
ヤ砥粒5aを混入した、及び炭化珪素砥粒5bを混入し
た試料No.6〜9に比べ高くなっている。 (d3)ダイヤ砥粒5aを混入したアルミナ繊維質試料
No.1,2,10,14〜16は、ダイヤ砥粒5aを
混入したガラス繊維質試料No.6に比べ高くなってい
る。 (d4)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2と
アルミナ砥粒5cを混入した試料No.4,5では、粒
径が大きい方が粒径の小さい方に比べ高くなっている。 (d5)アルミナ砥粒5cの含有率が同一のフェノール
樹脂質試料No.13とエポキシ質試料No.5,8で
は、試料No.13が少し大きくなっている。 (d6)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.14〜1
6は、非砥粒入り試料No.0に比べかなり高くなって
おり、試料No.14〜16の中では、砥粒5の含有率
の多い試料No.16が最も高くなっている。 (d7)しかし試料No.15,16ではあまり変わら
ないことから、含有比を10部以上にしても研磨比はあ
まり高くならないと言える。
【0021】」(E)表3と表4、及び図7から被加工
材8の表面粗さを考察すると、 (e1)非砥粒入り試料No.9と、アルミナ砥粒5c
を混入した試料No.8が他に比べて細かくなってい
て、試験前に比べても細かくなっている。 (e2)無機質繊維1がアルミナ繊維質で、砥粒5を混
入した試料No.1〜5、及び10〜16は、非砥粒入
り試料No.0,9,12に比べ、何れも粗くなってい
る。これは、アルミナ砥粒5cが他の砥粒5に比べ、粒
径が小さいためであると言える。 (e3)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2,
6,10、又は炭化珪素砥粒5bを混入した試料No.
3,7が粗く、アルミナ砥粒5cを混入した試料No.
4,5,8,11が細くなっている。 (e4)アルミナ砥粒5cの含有率が同一のフェノール
樹脂質試料No.13とエポキシ質試料No.5では、
あまり変わらないが、非砥粒入り試料No.0に比べれ
ば粗くなっている。 (e5)砥粒5を混入した試料No.14〜16は、非
砥粒入り試料No.0に比べ粗くなっており、試料N
o.14〜16の中では、砥粒5の含有率の少ない試料
No.14が粗くなっている。
材8の表面粗さを考察すると、 (e1)非砥粒入り試料No.9と、アルミナ砥粒5c
を混入した試料No.8が他に比べて細かくなってい
て、試験前に比べても細かくなっている。 (e2)無機質繊維1がアルミナ繊維質で、砥粒5を混
入した試料No.1〜5、及び10〜16は、非砥粒入
り試料No.0,9,12に比べ、何れも粗くなってい
る。これは、アルミナ砥粒5cが他の砥粒5に比べ、粒
径が小さいためであると言える。 (e3)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2,
6,10、又は炭化珪素砥粒5bを混入した試料No.
3,7が粗く、アルミナ砥粒5cを混入した試料No.
4,5,8,11が細くなっている。 (e4)アルミナ砥粒5cの含有率が同一のフェノール
樹脂質試料No.13とエポキシ質試料No.5では、
あまり変わらないが、非砥粒入り試料No.0に比べれ
ば粗くなっている。 (e5)砥粒5を混入した試料No.14〜16は、非
砥粒入り試料No.0に比べ粗くなっており、試料N
o.14〜16の中では、砥粒5の含有率の少ない試料
No.14が粗くなっている。
【0022】(F)表面粗さと摩耗深さの関係は以下の
通りである。 (f1)表面粗さと摩耗深さは同じ傾向になっていて、
表面粗さが粗くなると摩耗深さが大きくなり、表面粗さ
が細かくなると摩耗深さが小さくなっている。 (f2)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2,
6、又は炭化珪素砥粒5bを混入した試料No.3に異
音、びびり等がある。
通りである。 (f1)表面粗さと摩耗深さは同じ傾向になっていて、
表面粗さが粗くなると摩耗深さが大きくなり、表面粗さ
が細かくなると摩耗深さが小さくなっている。 (f2)ダイヤ砥粒5aを混入した試料No.1,2,
6、又は炭化珪素砥粒5bを混入した試料No.3に異
音、びびり等がある。
【0023】(G)まとめ (g1)アルミナ繊維はガラス繊維に比べ研磨比が高
い。 (g2)砥粒5を入れると被加工材8の摩耗深さが大き
くなり、表面粗さも粗くなる。 (g3)ダイヤ砥粒5aを入れると被加工材8の摩耗深
さが大きくなり、表面粗さが粗くなる。即ち、研磨比が
高くなる。 (g4)砥粒5の粒径が大きい方が摩耗深さが大きくな
る。 (g5)砥粒5の含有率を20%から40%に高くして
もあまり変化しない。 (g6)ダイヤ砥粒5aを入れると砥磨体6の摩耗量が
小さく、被加工材8の摩耗深さが大きくなり、研磨比が
高くなる。 (g7)ダイヤ砥粒5aの含有比は10部までは効果が
上がるが、それ以上になるとあまり変わらない。 (g8)試料No.12は、試験中に欠けるため、測定
不能となった。 (g9)合成樹脂4の種類、即ち、エポキシ質とフェノ
ール樹脂質の違いによる差はあまりないと言える。
い。 (g2)砥粒5を入れると被加工材8の摩耗深さが大き
くなり、表面粗さも粗くなる。 (g3)ダイヤ砥粒5aを入れると被加工材8の摩耗深
さが大きくなり、表面粗さが粗くなる。即ち、研磨比が
高くなる。 (g4)砥粒5の粒径が大きい方が摩耗深さが大きくな
る。 (g5)砥粒5の含有率を20%から40%に高くして
もあまり変化しない。 (g6)ダイヤ砥粒5aを入れると砥磨体6の摩耗量が
小さく、被加工材8の摩耗深さが大きくなり、研磨比が
高くなる。 (g7)ダイヤ砥粒5aの含有比は10部までは効果が
上がるが、それ以上になるとあまり変わらない。 (g8)試料No.12は、試験中に欠けるため、測定
不能となった。 (g9)合成樹脂4の種類、即ち、エポキシ質とフェノ
ール樹脂質の違いによる差はあまりないと言える。
【0024】
【発明の効果】本発明による複合砥石は上記構造のとお
りであるから、次に記載する効果を奏する。請求項1の
複合砥石は、無機質繊維は砥石体の長手方向に入ってい
て、砥石体の引張り強度を維持しているので、砥石体を
薄肉化しても折れることがない。また砥石体の研磨面に
無機質繊維の繊維先端が露出しているので、砥粒で荒削
りした後を研削・研磨することができる。その結果、研
磨効率と研磨精度が向上し、超精密研磨が可能となる。
請求項2の複合砥石は、無機質繊維が被加工材の研削・
研磨力を有しているので、砥粒で荒く研削した削面を同
時に研磨し得る。請求項3の複合砥石は、砥粒が最も硬
いダイヤモンド粉であるから、一段と研削・研磨効率が
向上する。
りであるから、次に記載する効果を奏する。請求項1の
複合砥石は、無機質繊維は砥石体の長手方向に入ってい
て、砥石体の引張り強度を維持しているので、砥石体を
薄肉化しても折れることがない。また砥石体の研磨面に
無機質繊維の繊維先端が露出しているので、砥粒で荒削
りした後を研削・研磨することができる。その結果、研
磨効率と研磨精度が向上し、超精密研磨が可能となる。
請求項2の複合砥石は、無機質繊維が被加工材の研削・
研磨力を有しているので、砥粒で荒く研削した削面を同
時に研磨し得る。請求項3の複合砥石は、砥粒が最も硬
いダイヤモンド粉であるから、一段と研削・研磨効率が
向上する。
【図1】本発明による複合砥石の斜視図である。
【図2】(イ)(ロ)複合砥石の成形工程図である。
【図3】試料の試験状態を示す斜視図である。
【図4】試料の摩耗高さと比摩耗深さを示す折線図であ
る。
る。
【図5】被加工材の表面粗さを示す折線図である。
【図6】被加工材の表面粗さを示す折線図である。
【図7】研磨比を示す折線図である。
1 無機質繊維、1a 繊維先端 2 無機質繊維群 3 合成樹脂液 4 合成樹脂 5 砥粒 6 砥石体、6a 研磨面 7 試料 8 被加工材
Claims (3)
- 【請求項1】 無機質繊維(1)から成る無機質繊維群
(2)と、無機質繊維群(2)に含浸して固化した合成
樹脂(4)と、合成樹脂(4)に混入している砥粒
(5)とで砥石体(6)を構成し、無機質繊維(1)が
砥石体(6)の長手方向に固定し、繊維先端(1a)が
砥粒(5)と共に砥石体(6)の少なくとも研磨面(6
a)に露出していることを特徴とする複合砥石。 - 【請求項2】 無機質繊維(1)が被加工材(8)の研
削・研磨力を有していることを特徴とする請求項1記載
の複合砥石。 - 【請求項3】 砥粒(5)が無機質繊維(1)より高硬
度のダイヤモンド粉であり、配合比3〜20で混入して
いることを特徴とする請求項1又は2記載の複合砥石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11068383A JP2000263448A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 複合砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11068383A JP2000263448A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 複合砥石 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263448A true JP2000263448A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13372162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11068383A Pending JP2000263448A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 複合砥石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263448A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015098070A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 株式会社東京精密 | 切断用ブレード及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP11068383A patent/JP2000263448A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015098070A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 株式会社東京精密 | 切断用ブレード及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060221 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081128 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081202 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090407 |