JP2000263476A - 樹脂被覆鋼管への刻印方法、及び樹脂被覆鋼管用刻印機 - Google Patents

樹脂被覆鋼管への刻印方法、及び樹脂被覆鋼管用刻印機

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JP2000263476A
JP2000263476A JP11076349A JP7634999A JP2000263476A JP 2000263476 A JP2000263476 A JP 2000263476A JP 11076349 A JP11076349 A JP 11076349A JP 7634999 A JP7634999 A JP 7634999A JP 2000263476 A JP2000263476 A JP 2000263476A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂被覆鋼管単独でも、この樹脂被覆鉄鋼管
により組み立てられた立体構造物でも、所要位置に容易
に刻印できるようにする。 【解決手段】 揺動自在な印字駒とこの印字駒に対向す
る2個のローラとの間に、円筒形の樹脂被覆鋼管を挟
み、印字駒と2個のローラとの間隔を狭めて樹脂被覆鋼
管を挟圧し、該樹脂被覆鋼管の被覆樹脂に印字駒の活字
を食い込ませた状態のまま、樹脂被覆鋼管を中心として
その周りを前記印字駒と2個のローラとを一緒に回動さ
せて刻印する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に円筒形の樹脂
被覆鋼管の外周面に、品質保証の為に製造元やその製造
ロット番号等を、詳しくは樹脂被覆鋼管により組み立て
た立体構造物の被覆樹脂表面に、組立事業所やその組立
ロット番号等を直接刻印する樹脂被覆鋼管用刻印機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂被覆鋼管やその樹脂被覆鋼管
により組み立てられた立体構造物に、品質保証の為の製
造元や組立事業所、及びロット番号等を表示する場合
は、印刷されたステッカーを貼付したり、直接印刷して
いた。また、近年はCO2 レーザマーカが、樹脂被覆鋼
管の製造ラインに導入され、4m程度の定尺の樹脂被覆
鋼管の所定位置に刻印することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の印刷
されたステッカーや直接印刷した表示では、突起物への
擦れ等による剥れや、破れ、また、長時間の経過に伴う
印字の汚れや、擦り取られ等により判読ができなくなる
問題が発生していた。また、レーザマーカによる刻印
は、樹脂被覆鋼管の製造ラインにおいて印字変更のあま
り無い製造元や品名、品番等の刻印であり、高速のライ
ンスピードに適応して導入の効果はあるものの、樹脂被
覆鋼管からなる組立立体構造物への品質表示は、各組立
事業所とそのロット番号が必要となり、頻繁な印字の変
更を余儀なくされると共に、刻印された各組立事業所ご
との樹脂被覆鋼管の管理が煩雑になる。さらに、定尺の
樹脂被覆鋼管に刻印されているので、これを所要寸法に
切断し、組み立てた構造物は、刻印が必ずしも適切な位
置にあるとは限らないし、また適切な位置に刻印を合わ
せると、樹脂被覆鋼管に無駄な切れ端を出してしまうこ
とになる。さらにまた、ロット番号の適正期限迄に使用
してしまうことは不可能である。このため、レーザマー
カで組立立体構造物に直に印字することも考えられる
が、レーザマーカの印字エリヤへのセットアップに時間
が掛かり、しかも各組立事業所ごとにレーザマーカを設
置するにしても設置台数が増加し、高価であるが故にコ
スト増となる。
【0004】そこで本発明は、樹脂被覆鋼管単独でも、
この樹脂被覆鋼管により組み立てられた立体構造物で
も、直に所要位置に容易に刻印できる刻印方法、及び携
帯手動式の樹脂被覆鋼管用刻印機を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の樹脂被覆鋼管への刻印方法は、揺動自在な印
字駒とこの印字駒に対向する2個のローラとの間に、円
筒形の樹脂被覆鋼管を挟み、印字駒と2個のローラとの
間隔を狭めて樹脂被覆鋼管を挟圧し、該樹脂被覆鋼管の
被覆樹脂に印字駒の活字を食い込ませた状態のまま、樹
脂被覆鋼管を中心としてその周りを前記印字駒と2個の
ローラとを一緒に回動させて刻印することを特徴とす
る。
【0006】上記の樹脂被覆鋼管への刻印方法を実施す
るための樹脂被覆鋼管用刻印機の1つは、先端部に印字
駒が揺動自在に取付けられた本体アームと、前記印字駒
との間に円筒形の樹脂被覆鋼管を挟持するように2個の
ローラが配設され、前記本体アームの途中に枢支された
ローラアダプタと、該ローラアダプタの後端部に先端が
枢支されたバイスアームと、該バイスアームの枢支部近
傍に先端が枢支され、その後端が本体アームの後部で調
整ねじにより押圧前進せしめられるスライド駒に枢支さ
れたプッシュバーと、前記ローラアダプタの枢支部下方
位置と本体アームのプッシュバー枢支部前方位置との間
に張設された引張りばねとより成るものである。
【0007】上記の樹脂被覆鋼管用刻印機において、引
張りばねの代りに、スライド駒を調整ねじ側に付勢する
圧縮ばねを、本体アームに設けることもある。
【0008】また、上記の各樹脂被覆鋼管用刻印機にお
いて、引張りばね又は圧縮ばねを無くして、スライド駒
に調整ねじの先端を回転自在に連結することもある。
【0009】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の他の1つ
は、先端部に印字駒が揺動自在に取付けられた本体アー
ムと、前記印字駒との間に円筒形の樹脂被覆鋼管を挟持
するように2個のローラが配設され、前記本体アームの
途中に枢支されたローラアダプタと、該ローラアダプタ
の後端部に先端が枢支されたプッシュバーと、前記本体
アームの後端部に螺通されたアームバーと、該アームバ
ーの先端に回転自在に取り付けられ、前記プッシュバー
の後端に枢支されたアダプタとより成るものである。
【0010】上記各樹脂被覆鋼管用刻印機において、印
字駒は本体アームとに掛けられた引張りばねにより前方
あるいは後方に付勢され、前記本体アームに備えられた
印字合わせねじ、及びストッパーにより揺動範囲が規制
されていることが好ましい。
【0011】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機のさらに他
の1つは、一方に印字駒が揺動自在に取り付けられ、他
方に前記印字駒との間に円筒形の樹脂被覆鋼管を挟持す
るように2個のローラが配設されたローラアダプタと、
該ローラアダプタの一方の外壁に螺通されたアームバー
と、該アームバーの先端に回転自在に取り付けられ、前
記印字駒が枢支されたアダプタとより成るものである。
【0012】この樹脂被覆鋼管用刻印機において、印字
駒はアダプタとに掛けられた引張りばねにより前方ある
いは後方に付勢され、前記アダプタに備えられた印字合
わせねじ、及びストッパーにより揺動範囲が規制されて
いることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の樹脂被覆鋼管への
刻印方法の実施形態について説明すると、揺動自在とな
した印字駒と、この印字駒に対向する2個のローラとの
間に、外径28〜32mm程度の樹脂被覆鋼管を挟み、
印字駒と2個のローラとの間隔を狭めて樹脂被覆鋼管を
挟圧し、該樹脂被覆鋼管の被覆樹脂に印字駒の活字を食
い込ませた状態のまま、樹脂被覆鋼管を中心としてその
周りを前記印字駒と2個のローラとを一緒に回動させて
刻印することを特徴とするものである。
【0014】次に上記の樹脂被覆鋼管への刻印方法に用
いる本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の1つの一実施形態
を図1〜図4によって説明する。1は樹脂被覆鋼管2を
挟んでその表面の被覆樹脂2aに刻印する刻印機を示
す。10はその刻印機1の本体アームで、断面逆U字状
に形成され、上向きに屈曲した先端部に下向きの印字駒
11が支持ピン12を軸にして揺動自在に取り付けられ
ている。印字駒11には、製造元や組立事業所、ロット
番号等を彫刻した活字13が、ロット番号等の刻印文字
の変更時に交換できるように着脱可能に挿入されてい
る。印字駒11の支持ピン12より上方位置で本体アー
ム10の一側面にはピン14が突設され、印字駒11の
下部一側面にはピン15が突設され、両ピン14,15
間に引張りばね16が張設されている。従って、印字駒
11は引張りばね16により前方又は後方に揺動せしめ
られる。この印字駒11の前方への揺動を規制するスト
ッパー17が本体アーム10の先端縁に設けられ、後方
への揺動を規制し且つ樹脂被覆鋼管2の径により変化す
る活字13の位置を調整する印字合わせねじ18が本体
アーム10の上面を貫通して設けられている。前記本体
アーム10の途中の下端部には、断面U字状のローラア
ダプタ19がヒンジピン20にて回動自在に取り付けら
れている。このローラアダプタ19には、前記印字駒1
1との間に円筒形の樹脂被覆鋼管2を挟むように回転自
在な2個のローラ21,21が所要間隔にて取り付けら
れている。前記ローラアダプタ19の後端部には断面U
字状のバイスアーム22の先端がヒンジピン23にて回
動自在に取り付けられ、ヒンジピン23の近傍でバイス
アーム22にプッシュバー24の先端がヒンジピン25
にて回動自在に取り付けられ、前記本体アーム10の後
部に前後移動可能にスライド駒28が設けれら、、この
スライド駒28の後端面に本体アーム10の後端に螺通
した調整ねじ29の先端が当接するようになされ、スラ
イド駒28内に前記プッシュバー24の後端が配されて
ヒンジピン26にて回動自在に取り付けられている。そ
して、ローラアダプタ19のヒンジピン20の下方位置
と本体アーム10のスライド駒28の前方位置との間に
引張りばね27が張設されている。
【0015】上記のように構成された樹脂被覆鋼管用刻
印機1により、円筒形の樹脂被覆鋼管の外周面に、或い
はこの樹脂被覆鋼管により組み立てられた立体構造物の
所要位置に製造元或いは組立事業所やロット番号等を刻
印するには、先ず図1の実線に示されるバイスアーム2
2をヒンジピン23を中心に下方に回動して図5に示す
ように本体アーム10から離す。すると、プッシュバー
24の先端がバイスアーム22に引かれてヒンジピン2
3を中心に下方に回動し、引張りばね27によりローラ
アダプタ19がヒンジピン20を中心に後方に回動し
て、ヒンジピン26とヒンジピン23との直線距離が短
かくなる結果、ローラ21,21が印字駒11から離
れ、この間に大きな隙間Cができる。そこでこの隙間C
に樹脂被覆鋼管2の外周面を挟むように刻印機1を位置
させた後、バイスアーム22を握り締めてヒンジピン2
3を中心に本体アーム10に回動接近させると、ローラ
アダプタ19がプッシュバー24の突張りにより引張り
ばね27に抗してヒンジピン20を中心に前方に回動し
て樹脂被覆鋼管2を図1に示すように印字駒11と2個
のローラ21,21との間に挾むと共に印字合わせねじ
18を進退させて印字駒11の活字13の位置を調整し
た後、さらにバイスアーム22を強く握り締めてヒンジ
ピン23を中心に本体アーム10に対して実線に示すよ
うに回動接近させると、プッシュバー24の先端のヒン
ジピン25が前記ヒンジピン23とヒンジピン26とを
結ぶ線を越える結果、バイスアーム22がロックされ、
樹脂被覆鋼管2がより強固に挾持される。そして樹脂被
覆鋼管2を印字駒11と2個のローラ21,21とで挟
圧して被覆樹脂2aに印字駒11の活字13を食い込ま
せた状態のまま、樹脂被覆鋼管2を中心としてその周り
を刻印機1を回転させると、印字駒11が樹脂被覆鋼管
2の外周面に沿って押圧しながら支持ピン12を中心に
前方に二点鎖線に示すように回動し、活字13により被
覆樹脂2aに刻印される。刻印完了後、バイスアーム2
2をヒンジピン23を中心に下方に回動して本体アーム
10から離すと、プッシュバー24の下方への回動と引
張りばね27によりローラアダプタ19を後方に回動す
る結果、ローラ21,21と印字駒11との間が拡が
り、樹脂被覆鋼管2が解放される。そして、引張りばね
27の張力によりプッシュバー24を介してスライド駒
28が調整ねじ29側に押圧されると共に、ヒンジピン
23とヒンジピン26との直線距離が短かくなって隙間
Cが形成される。印字駒11は引張りばね16によりそ
の回動位置にとどまるから活字13により被覆樹脂2a
の刻印が損なわれることはない。印字駒11は次の刻印
の際、支持ピン12を中心に後方に回動して元位置に戻
す。尚、上記刻印機1の作用の説明において、刻印機1
の回転方向と、印字駒11の回動方向とは相対的な動作
であり、印字駒11を図1の二点鎖線で示すように位置
させて樹脂被覆鋼管2を挟持し、刻印機1を反時計回り
に回転しても同様に樹脂被覆鋼管2の表面の被覆樹脂2
aに刻印できるものである。
【0016】上記の刻印機1は、樹脂被覆鋼管2の管径
変更に対応できる。即ち、本体アーム10の後部に前後
移動可能に設けたスライド駒28を、本体アーム10の
後端に螺通した調整ねじ29を回転させて押圧前進させ
ると、プッシュバー24が押されてバイスアーム22と
ローラアダプタ19を押し進める結果、ローラアダプタ
19がヒンジピン20を中心に前方に回動し、印字駒1
1とローラ21,21との間が狹まり、管径の小さい樹
脂被覆鋼管2の挾持、刻印に対応できる。また、調整ね
じ29を逆回転させて後退させ、スライド駒28の押圧
を解くと、スライド駒28の後退と共にプッシュバー2
4の突っ張りが解放され、引張りばね27によりローラ
アダプタ19がヒンジピン20を中心に後方に回動し、
印字駒11とローラ21,21との隙間が拡がり、管径
の大きい樹脂被覆鋼管2の挾持、刻印に対応できる。
【0017】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の1つの他
の実施形態を図6によって説明すると、この図6の刻印
機1は、図1の刻印機1において、引張りばね27を無
くし、これの代りに本体アーム10内にスライド駒28
を調整ねじ29側に付勢する圧縮ばね30を設けたもの
である。この圧縮ばね30は、本体アーム10内の中間
部に固設した係止板31とスライド駒28の前面との間
で、夫々の突起31a,28aに支持して張設したもの
である。
【0018】この刻印機1は、圧縮ばね30により常時
スライド駒28が調整ねじ29側に付勢され、バイスア
ーム22をヒンジピン23を中心に下方に回動して本体
アーム10から離すと、プッシュバー24の下方への回
動と圧縮ばね30によりプッシュバー24を介してロー
ラアダプタ19を後方に回動するので、圧縮ばね30は
前記引張りばね27と同一の働きをする。
【0019】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の1つのさ
らに他の実施形態を図7によって説明すると、この図7
の刻印機1は、図1の刻印機1において、引張りばね2
7を無くし、スライド駒28の後端に調整ねじ29の先
端を回転自在に結合したものである。
【0020】この刻印機1は、調整ねじ29によりスラ
イド駒28を所要位置に位置せしめることができ、プッ
シュバー24、バイスアーム22を介してのローラアダ
プタ19のヒンジピン20を中心とする回動範囲、換言
すればローラアダプタ19の開度を所要開度に調整で
き、印字駒11とローラ21,21との隙間を調整でき
て、刻印する樹脂被覆鋼管2の管径変更に対応できる。
【0021】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の他の1つ
の一実施形態を図8によって説明する。この図8の刻印
機1は、図1の刻印機1において、本体アーム10が中
間部から後方を切除した形状になされ、その後端部外面
に直角突出するようにナット31が取り付けられ、この
ナット31にアームバー32が螺通され、その前端にア
ダプタ33の後端が回転自在に連結されている。一方、
ローラアダプタ19の後端にはヒンジピン23によりプ
ッシュバー24の前端が枢支され、後端がヒンジピン2
5により前記アダプタ33の前端に枢支されて、ローラ
アダプタ19とアームバー32とが連結されている。そ
の他の構成は、図1の刻印機と同一である。
【0022】このように構成された樹脂被覆鋼管用刻印
機1により樹脂被覆鋼管2に刻印するには、先ずアーム
バー32をナット11上で逆回転させて軸線方向におい
て後退させ、前端のアダプタ33、及びこれに枢支され
たプッシュバー24を介してローラアダプタ19をヒン
ジ20を中心に後方に回動せしめて、印字駒11とロー
ラ21,21との隙間を拡げる。この状態で印字駒11
とローラ21,21との間に図8に示されるように樹脂
被覆鋼管2を挟み、前記アームバー32をナット31上
で正回転させて軸線方向において前進させ、アダプタ3
3、プッシュバー24を介してローラアダプタ19をヒ
ンジ20を中心に前方に回動せしめて、印字駒11とロ
ーラ21,21との間を狭めると共に印字合わせねじ1
8を進退させて印字駒11の活字13の位置を調整した
後、さらにアームバー32の前進によりローラアダプタ
19を前方に回動させて樹脂被覆鋼管2を印字駒11と
ローラ21,21とにより強く挟圧する。そして樹脂被
覆鋼管2の被覆樹脂2aに印字駒11の活字13を食い
込ませた状態のまま、樹脂被覆鋼管2を中心としてその
周りをアームバー32により刻印機1全体を矢印方向に
回転させて、印字駒11の活字13により被覆樹脂2a
に刻印する。刻印完了後は、アームバー32をナット3
1上で逆回転させて軸線方向において後退させ、ローラ
アダプタ19をヒンジ20を中心に後方に回動せしめ
て、印字駒11とローラ21,21との間を拡げ、樹脂
被覆鋼管2を解放する。
【0023】この樹脂被覆鋼管用刻印機1は、刻印する
樹脂被覆鋼管2の管径が変更した際、アームバー32を
ナット31上で正逆回転して進退させ、ローラアダプタ
19を回動させて、印字駒11とローラ21,21との
隙間を調整することにより対応できる。
【0024】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機のさらに他
の1つの一実施形態を図9〜図12によって説明する。
この刻印機1は、図8の刻印機1における本体アーム1
0を無くし、ローラアダプタ19をチャンネル形状とな
し、その一側部に2個のローラ21,21を所定間隔に
て回転自在に取り付け、これに対向して他側部に樹脂被
覆鋼管2を挟むように印字駒11を揺動自在に配してい
る。即ち、ローラアダプタ19の他側壁から突設したナ
ット31に螺通せるアームバー32の先端にアダプタ3
3の後端を回転自在に連結し、アダプタ33の先端に印
字駒11を揺動自在に支持している。ローラアダプタ1
9の中間のウェブ19aには印字合わせねじ18が立設
されて、樹脂被覆鋼管2の管径変更に応じて印字駒11
の活字13の位置を調整するようにしてある。印字合わ
せねじ18の反対側には印字駒11の前方への揺動を規
制するストッパー17が設けられている。
【0025】このように構成された樹脂被覆鋼管用刻印
機1により樹脂被覆鋼管2に刻印するには、先ずアーム
バー32をナット31上で逆回転させて軸線方向におい
て後退させ、前端に回転自在に連結したアダプタ33を
後退させて、該アダプタ33に揺動自在に支持された印
字駒11をローラ21,21から遠のかせてその隙間を
拡げる。この状態で印字駒11とローラ21,21との
間に図9に示されるように樹脂被覆鋼管2を挟み、前記
アームバー32をナット31上で正回転させて軸線方向
において前進させ、アダプタ33を介して印字駒11を
前進させ、ローラ21,21との間を狭めると共に印字
合わせねじ18を進退させて印字駒11の活字13の位
置を調整した後、さらにアームバー32の前進により印
字駒11を前進させて樹脂被覆鋼管2を印字駒11とロ
ーラ21,21とにより強く挟圧する。そして樹脂被覆
鋼管2の被覆樹脂2aに印字駒11の活字13を食い込
ませた状態のまま、樹脂被覆鋼管2を中心としてその周
りをアームバー32により刻印機1全体を矢印方向に回
転させて印字駒11の活字13により被覆樹脂2aに刻
印する。刻印完了後は、アームバー32をナット31上
で逆回転させて軸線方向において後退させ、アダプタ3
3を介して印字駒11を後退させてローラ21,21と
の間を拡げ、樹脂被覆鋼管2を解放する。
【0026】この樹脂被覆鋼管用刻印機1も刻印する樹
脂被覆鋼管2の管径変更には、アームバー32を軸線方
向に進退させて、印字駒11とローラ21,21との隙
間を調整することにより対応できる。
【0027】図9,図10及び図14において、34は
刻印される印字に着色するためのカラーリボンで、印字
駒11の活字13の面に沿って繰り出すことが可能なよ
うに印字駒11の正面,背面に立設したスタンド軸35
に挿入されており、手動の巻取りハンドル36により徐
々に巻取るものである。この刻印着色手段は、前述の各
実施形態の樹脂被覆鋼管用刻印機1にも適用できるもの
である。尚、刻印着色は、単純に樹脂被覆鋼管2と印字
駒11との間にカラーリボンをその都度挟み込ませても
できる。以上のように樹脂被覆鋼管2の表面の被覆樹脂
2aに刻印される印字に着色することにより、印字は見
易くなる。
【0028】図9,図10中、37はアダプタ33に取
り付けられたL字形の支持板で、ローラアダプタ19の
他側壁を切欠いて突出させてあり、その突出部外側にピ
ン14を突設して印字駒11の側面のピン15との間に
引張りばね16を張設している。
【0029】上述の各樹脂被覆鋼管用刻印機1における
印字駒11の活字13は、着脱可能に印字駒11内に挿
入されているもので、その詳細を図13,図14,図1
5によって説明すると、活字13は一側面に凹部40が
設けられた活字ケース41と凹部40に嵌め込まれた活
字本体42とより成り、活字13は印字駒11の一側面
の凹部43に嵌め込まれ、押え板44をボルト45にて
凹部43の両側縁に締付けることにより固定される。従
って、活字13を交換する時は、ボルト45を緩めて押
え板44を外すことにより容易に印字駒11の凹部43
から活字13を抜くことができ、活字13を交換した後
前記と逆の手順にて印字駒11の凹部43に挿入し、押
え板44をボルト45により締付けることにより活字1
3を固定できる。尚、押え板44及び活字ケース41を
外すことなく、ボルト45を緩めただけでも活字本体4
2を交換することが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の樹脂被
覆鋼管用刻印機によれば、樹脂被覆鋼管単体は勿論、こ
の樹脂被覆鋼管により組み立てられた立体構造物でも、
樹脂被覆鋼管の所要位置を容易に挾圧して被覆樹脂の表
面に刻印することができ、しかも刻印する樹脂被覆鋼管
の管径が変わっても挾圧間隙を容易に調整できるので、
何ら支障なく挾圧刻印できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の1つの一実施
形態を示す一部縦断側面図である。
【図2】図1の一部破断平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図1の左側面図である。
【図5】図1の樹脂被覆鋼管用刻印機を開いた状態を示
す一部破断側面図である。
【図6】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の1つの他の実
施形態を示す一部縦断側面図である。
【図7】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の1つのさらに
他の実施形態を示す縦断側面図である。
【図8】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機の他の1つの一
実施形態を示す一部縦断側面図である。
【図9】本発明の樹脂被覆鋼管用刻印機のさらに他の一
つの一実施形態を示す一部縦断側面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図9のA−A線断面矢視図である。
【図12】図9の左側面図である。
【図13】印字駒の一部破断仰面斜視図である。
【図14】印字駒における刻印着色手段の一例を示す仰
面斜視図である。
【図15】印字駒の活字の着脱要領を示す仰面斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 樹脂被覆鋼管用刻印機 2 樹脂被覆鋼管 2a 被覆樹脂 10 本体アーム 11 印字駒 13 活字 16 引張りばね 17 ストッパー 18 印字合わせねじ 19 ローラアダプタ 21 ローラ 22 バイスアーム 24 プッシュバー 27 引張りばね 28 スライド駒 29 調整ねじ 30 圧縮ばね 32 アームバー 33 アダプタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動自在な印字駒とこの印字駒に対向す
    る2個のローラとの間に、円筒形の樹脂被覆鋼管を挟
    み、印字駒と2個のローラとの間隔を狭めて樹脂被覆鋼
    管を挟圧し、該樹脂被覆鋼管の被覆樹脂に印字駒の活字
    を食い込ませた状態のまま、樹脂被覆鋼管を中心として
    その周りを前記印字駒と2個のローラとを一緒に回動さ
    せて刻印する樹脂被覆鋼管への刻印方法。
  2. 【請求項2】 先端部に印字駒が揺動自在に取り付けら
    れた本体アームと、前記印字駒との間に円筒形の樹脂被
    覆鋼管を挾持するように2個のローラが配設され、前記
    本体アームの途中に枢支されたローラアダプタと、該ロ
    ーラアダプタの後端部に枢支されたバイスアームと、該
    バイスアームの枢支部近傍に先端が枢支され、その後端
    が本体アームの後部で調整ねじにより押圧前進せしめら
    れるスライド駒に枢支されたプッシュバーと、前記ロー
    ラアダプタの枢支部下方位置と本体アームのプッシュバ
    ー枢支部前方位置との間に張設された引張りばねとより
    成る樹脂被覆鋼管用刻印機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の樹脂被覆鋼管用刻印機に
    おいて、引張りばねの代りに、スライド駒を調整ねじ側
    に付勢する圧縮ばねを、本体アームに設けたことを特徴
    とする樹脂被覆鋼管用刻印機。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の樹脂被覆鋼管用刻
    印機において、引張りばね又は圧縮ばねを無くして、ス
    ライド駒に調整ねじの先端を回転自在に連結したことを
    特徴とする樹脂被覆鋼管用刻印機。
  5. 【請求項5】 先端部に印字駒が揺動自在に取付けられ
    た本体アームと、前記印字駒との間に円筒形の樹脂被覆
    鋼管を挟持するように2個のローラが配設され、前記本
    体アームの途中に枢支されたローラアダプタと、該ロー
    ラアダプタの後端部に先端が枢支されたプッシュバー
    と、前記本体アームの後端部に螺通されたアームバー
    と、該アームバーの先端に回転自在に取り付けられ、前
    記プッシュバーの後端に枢支されたアダプタとより成る
    樹脂被覆鋼管用刻印機。
  6. 【請求項6】 請求項2,3,4,5のいずれかに記載
    の樹脂被覆鋼管用刻印機において、印字駒は本体アーム
    とに掛けられた引張りばねにより前方あるいは後方に付
    勢され、前記本体アームに備えられた印字合わせねじ、
    及びストッパーにより揺動範囲が規制されていることを
    特徴とする樹脂被覆鋼管用刻印機。
  7. 【請求項7】 一方に印字駒が揺動自在に取り付けら
    れ、他方に前記印字駒との間に円筒形の樹脂被覆鋼管を
    挟持するように2個のローラが配設されたローラアダプ
    タと、該ローラアダプタの一方の外壁に螺通されたアー
    ムバーと、該アームバーの先端に回転自在に取り付けら
    れ、前記印字駒が枢支されたアダプタとより成る樹脂被
    覆鋼管用刻印機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の樹脂被覆鋼管用刻印機
    において、印字駒はアダプタとに掛けられた引張りばね
    により前方あるいは後方に付勢され、前記アダプタに備
    えられた印字合わせねじ、及びストッパーにより揺動範
    囲が規制されていることを特徴とする樹脂被覆鋼管用刻
    印機。
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