JP2000263817A - インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置Info
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- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一つの記録ヘッド中で2種類以上のインクを
混ぜて濃度や色調の調整を行える記録ヘッドおよび該ヘ
ッドの搭載が可能な記録装置の提供。 【解決手段】 混合液室8の後方に複数の個別液室9、
10が設けられている。各個別液室9,10は混合液室
8に対し連絡口12,13を介して連通され、連絡口1
2,13には制御弁14,15が取り付けられている。
制御弁14,15を制御することで、所定の混合比率に
よる各種インクの混合液室8への供給が可能となる。
混ぜて濃度や色調の調整を行える記録ヘッドおよび該ヘ
ッドの搭載が可能な記録装置の提供。 【解決手段】 混合液室8の後方に複数の個別液室9、
10が設けられている。各個別液室9,10は混合液室
8に対し連絡口12,13を介して連通され、連絡口1
2,13には制御弁14,15が取り付けられている。
制御弁14,15を制御することで、所定の混合比率に
よる各種インクの混合液室8への供給が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンデマンド型の
インクジェット記録装置およびその装置に装着可能なイ
ンクジェット記録ヘッドに関する。
インクジェット記録装置およびその装置に装着可能なイ
ンクジェット記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置は、連
続噴射(以下、コンティニアスという)型のものと、オ
ンデマンド型のものとに大別される。
続噴射(以下、コンティニアスという)型のものと、オ
ンデマンド型のものとに大別される。
【0003】前者のコンティニアス型のインクジェット
記録装置は、インク液滴を微小ノズルから一定周期で吐
出し続け、その液滴に電荷を与えた後に偏向させること
で、被記録媒体としての記録紙上の所定位置に着弾させ
る方式で、長所として周波数応答が高く、インク液滴を
細かくすることが可能であることから、1個のノズルの
割には高速記録が可能であり、高解像度の画像記録が可
能である。反面、インクを回収する機構が必要となり、
全体の構成が大きくなるため、マルチノズル化に不向き
である。
記録装置は、インク液滴を微小ノズルから一定周期で吐
出し続け、その液滴に電荷を与えた後に偏向させること
で、被記録媒体としての記録紙上の所定位置に着弾させ
る方式で、長所として周波数応答が高く、インク液滴を
細かくすることが可能であることから、1個のノズルの
割には高速記録が可能であり、高解像度の画像記録が可
能である。反面、インクを回収する機構が必要となり、
全体の構成が大きくなるため、マルチノズル化に不向き
である。
【0004】これに対し、前者のオンデマンド型のイン
クジェット記録装置では、複数の微小ノズルに設けられ
たピエゾ素子の変形による圧力、又は発熱素子によりイ
ンクを加熱沸騰させて発生させる気泡の体積膨張時の圧
力を用いてインクを吐出する方式で、画像記録を行う位
置に対応するノズルからのインク吐出を制御することで
被記録媒体としての記録紙上の所定位置に着弾させるこ
とができる。このタイプのインクジェット記録装置は、
その構造が簡単であるためマルチノズル化が容易であ
り、小型で廉価な画像記録装置を実現することができ
る。反面、ノズルを常にインクが流れているわけではな
いため、インクの乾燥、変質あるいはごみ等によるノズ
ルの目詰まりが発生し易く、この目詰まりを解消するた
めの回復機構が必要である。
クジェット記録装置では、複数の微小ノズルに設けられ
たピエゾ素子の変形による圧力、又は発熱素子によりイ
ンクを加熱沸騰させて発生させる気泡の体積膨張時の圧
力を用いてインクを吐出する方式で、画像記録を行う位
置に対応するノズルからのインク吐出を制御することで
被記録媒体としての記録紙上の所定位置に着弾させるこ
とができる。このタイプのインクジェット記録装置は、
その構造が簡単であるためマルチノズル化が容易であ
り、小型で廉価な画像記録装置を実現することができ
る。反面、ノズルを常にインクが流れているわけではな
いため、インクの乾燥、変質あるいはごみ等によるノズ
ルの目詰まりが発生し易く、この目詰まりを解消するた
めの回復機構が必要である。
【0005】また、上記2つのタイプのインクジェット
記録装置では、共通してインク滴の濃度変調が困難であ
るため、中間調の階調表現に対して現状では数段階のイ
ンク滴のサイズを吐出時に制御する方式、複数濃度のイ
ンクを用意し異なるノズルから吐出を行う方式でしか実
現していない。
記録装置では、共通してインク滴の濃度変調が困難であ
るため、中間調の階調表現に対して現状では数段階のイ
ンク滴のサイズを吐出時に制御する方式、複数濃度のイ
ンクを用意し異なるノズルから吐出を行う方式でしか実
現していない。
【0006】最も高品位な階調表現を実現するのは、イ
ンク滴のサイズを変えずにインク滴の濃度を変えて記録
する方式である。
ンク滴のサイズを変えずにインク滴の濃度を変えて記録
する方式である。
【0007】このような方式については、例えばコンテ
ィニアス型のインクジェット記録装置では米国特許第
4,614,953号明細書で提案されており、またオ
ンデマンド型のインクジェット記録装置では特開平5−
201024号公報(米国特許第5,371,529号
明細書)で提案されている。
ィニアス型のインクジェット記録装置では米国特許第
4,614,953号明細書で提案されており、またオ
ンデマンド型のインクジェット記録装置では特開平5−
201024号公報(米国特許第5,371,529号
明細書)で提案されている。
【0008】しかし、コンティニアス型のインクジェッ
ト記録装置に関する米国特許第4,614,953号明
細書には、コンティニアス型の欠点であるマルチノズル
化への困難性についての言及がないため、コンティニア
ス型は小型で廉価な記録装置に適用できない。
ト記録装置に関する米国特許第4,614,953号明
細書には、コンティニアス型の欠点であるマルチノズル
化への困難性についての言及がないため、コンティニア
ス型は小型で廉価な記録装置に適用できない。
【0009】また、オンデマンド型のインクジェット記
録装置に関する特開平5−201024号公報(米国特
許第5,371,529号明細書)には、吐出ノズルご
とにインクを混ぜる機構が開示されている。しかし、こ
のような混合機構のために、マルチノズル化しようとす
ると、小型化を図れず、しかもノズル間のインク濃度の
ばらつきが発生し易くなるものと懸念される。
録装置に関する特開平5−201024号公報(米国特
許第5,371,529号明細書)には、吐出ノズルご
とにインクを混ぜる機構が開示されている。しかし、こ
のような混合機構のために、マルチノズル化しようとす
ると、小型化を図れず、しかもノズル間のインク濃度の
ばらつきが発生し易くなるものと懸念される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたもので、その第1の目的は、オ
ンデマンド型のインクジェット記録方式の長所を継承し
つつ、インク滴のサイズを変えずに同一のノズルからイ
ンク濃度の異なるインクを吐出する、あるいは複数のイ
ンクを混合した混合インクを吐出制御し画像形成するこ
とで、各ノズルから吐出されるインク濃度のばらつきを
少なくするインクジェット記録ヘッド及び記録装置を提
供することである。
解決するためになされたもので、その第1の目的は、オ
ンデマンド型のインクジェット記録方式の長所を継承し
つつ、インク滴のサイズを変えずに同一のノズルからイ
ンク濃度の異なるインクを吐出する、あるいは複数のイ
ンクを混合した混合インクを吐出制御し画像形成するこ
とで、各ノズルから吐出されるインク濃度のばらつきを
少なくするインクジェット記録ヘッド及び記録装置を提
供することである。
【0011】本発明の第2の目的は、上記第1の目的に
加えて、さらにインク消費量を最少限に抑制することが
できるインクジェット記録装置およびその記録ヘッドを
提供することである。
加えて、さらにインク消費量を最少限に抑制することが
できるインクジェット記録装置およびその記録ヘッドを
提供することである。
【0012】本発明の第3の目的は、上記に関連する諸
形態を提供することである。
形態を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するための本発明のインクジェット記録ヘッドは、イン
クを吐出するための複数の吐出口と、該複数の吐出口に
それぞれ連通する複数のインク流路と、該複数のインク
流路に設けられたインク吐出手段と、前記複数のインク
流路に共通して接続される混合液室と、該混合液室にイ
ンクを供給する複数の個別液室と、該個別液室と前記混
合液室との間に設けられ前記個別液室から供給されるイ
ンクの供給量を制御する弁機構と、を有することを特徴
とする。
するための本発明のインクジェット記録ヘッドは、イン
クを吐出するための複数の吐出口と、該複数の吐出口に
それぞれ連通する複数のインク流路と、該複数のインク
流路に設けられたインク吐出手段と、前記複数のインク
流路に共通して接続される混合液室と、該混合液室にイ
ンクを供給する複数の個別液室と、該個別液室と前記混
合液室との間に設けられ前記個別液室から供給されるイ
ンクの供給量を制御する弁機構と、を有することを特徴
とする。
【0014】上記記録ヘッドによれば、複数の吐出口お
よび複数のインク供給経路に連通する1つの混合液室を
設け、この混合液室へのインク供給を制御する制御手段
を設けたことにより、インク滴のサイズが一定でありな
がら濃度変調が可能であり、より高画質記録を実現でき
る。また、混合液室でインク濃度を調整することで、濃
度の異なるインクを吐出することができる。例えば、混
合液室に連通する2つの個別液室のうち一方に有色イン
クを入れ、他方に無色インクを入れ、両インクを1対1
の割合で混合液室内で混合することで有色インクの1/
2の濃度のインクを得ることができる。あるいは、一方
の個別液室にシアンのインクを入れ、他方にイエローの
インクを入れ、両インクを1対1の割合で混合液室内で
混合することでグリーンのインクを得ることができる。
よび複数のインク供給経路に連通する1つの混合液室を
設け、この混合液室へのインク供給を制御する制御手段
を設けたことにより、インク滴のサイズが一定でありな
がら濃度変調が可能であり、より高画質記録を実現でき
る。また、混合液室でインク濃度を調整することで、濃
度の異なるインクを吐出することができる。例えば、混
合液室に連通する2つの個別液室のうち一方に有色イン
クを入れ、他方に無色インクを入れ、両インクを1対1
の割合で混合液室内で混合することで有色インクの1/
2の濃度のインクを得ることができる。あるいは、一方
の個別液室にシアンのインクを入れ、他方にイエローの
インクを入れ、両インクを1対1の割合で混合液室内で
混合することでグリーンのインクを得ることができる。
【0015】また、上述の第2の目的を達成するための
本発明のインクジェット記録ヘッドは、インクを吐出す
るための複数の吐出口と、該複数の吐出口にそれぞれ連
通する複数のインク流路と、該複数のインク流路に設け
られたインク吐出手段と、前記複数のインク流路に共通
して接続される1つの吐出液室と、該吐出液室に接続さ
れる少なくとも1つの混合液室と、該混合液室にインク
を供給する複数の個別液室と、該各個別液室と前記混合
液室との間に設けられ前記個別液室から供給されるイン
クの供給量を制御する第1の経路制御手段と、を含むこ
とを特徴とする。
本発明のインクジェット記録ヘッドは、インクを吐出す
るための複数の吐出口と、該複数の吐出口にそれぞれ連
通する複数のインク流路と、該複数のインク流路に設け
られたインク吐出手段と、前記複数のインク流路に共通
して接続される1つの吐出液室と、該吐出液室に接続さ
れる少なくとも1つの混合液室と、該混合液室にインク
を供給する複数の個別液室と、該各個別液室と前記混合
液室との間に設けられ前記個別液室から供給されるイン
クの供給量を制御する第1の経路制御手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、混合液室と吐出液室と
の間に混合インクを貯留するための中間液室を設けるこ
とで、インク切り替え時におけるインク消費量を吐出液
室内のインク量のみに抑制することができる。また、上
記中間液室を複数とすることで、混合液室から吐出液室
までの経路を複数とし、いずれかを選択して経路を切り
替えることができ、これにより中間液室内のインクの混
合比を常に同じに維持しておくことができ、切り替えた
後に、再度混合作業をせずに、混合比の同じインクを吐
出することができる。
の間に混合インクを貯留するための中間液室を設けるこ
とで、インク切り替え時におけるインク消費量を吐出液
室内のインク量のみに抑制することができる。また、上
記中間液室を複数とすることで、混合液室から吐出液室
までの経路を複数とし、いずれかを選択して経路を切り
替えることができ、これにより中間液室内のインクの混
合比を常に同じに維持しておくことができ、切り替えた
後に、再度混合作業をせずに、混合比の同じインクを吐
出することができる。
【0017】また、本発明は、上記第1の目的に加え
て、あるいは単独でそれぞれ格別の効果を有する関連す
る諸形態を提供するものである。
て、あるいは単独でそれぞれ格別の効果を有する関連す
る諸形態を提供するものである。
【0018】本発明の他の形態のインクジェット記録ヘ
ッドは、列状に配されかつインクを吐出するための複数
の吐出口と、該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数の
インク流路と、該複数のインク流路に設けられたインク
吐出手段と、前記複数のインク流路に共通して接続され
る共通液室と、該共通液室にインクを供給するインク供
給部と、該インク供給部と前記共通液室との間に設けら
れ前記インク供給部から供給されるインクの供給量を制
御する制御手段と、前記共通液室と外部とを連絡しかつ
前記インク吐出口列の延長線上に配された大気連通口
と、を含むことを特徴とする。
ッドは、列状に配されかつインクを吐出するための複数
の吐出口と、該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数の
インク流路と、該複数のインク流路に設けられたインク
吐出手段と、前記複数のインク流路に共通して接続され
る共通液室と、該共通液室にインクを供給するインク供
給部と、該インク供給部と前記共通液室との間に設けら
れ前記インク供給部から供給されるインクの供給量を制
御する制御手段と、前記共通液室と外部とを連絡しかつ
前記インク吐出口列の延長線上に配された大気連通口
と、を含むことを特徴とする。
【0019】このような構成によれば、上記大気連通口
をヘッド内への外気吸入口として用いることで、上記共
通液室内の洗浄や、印字ノズルに対するクリーニング動
作を容易かつ確実に行うことができる。また、この大気
連通口をインク吸引口として用いることで、通常の印字
ノズルからのみのインク吸引の場合よりも、迅速なイン
ク吸引動作を実現できる。さらに、1つの大気連通口を
上述のように外気吸入口およびインク排出の2つの用途
に用いることで、記録ヘッドの簡単な構造で上述の優れ
た効果を奏することが可能となる。
をヘッド内への外気吸入口として用いることで、上記共
通液室内の洗浄や、印字ノズルに対するクリーニング動
作を容易かつ確実に行うことができる。また、この大気
連通口をインク吸引口として用いることで、通常の印字
ノズルからのみのインク吸引の場合よりも、迅速なイン
ク吸引動作を実現できる。さらに、1つの大気連通口を
上述のように外気吸入口およびインク排出の2つの用途
に用いることで、記録ヘッドの簡単な構造で上述の優れ
た効果を奏することが可能となる。
【0020】本発明のさらに他の形態のインクジェット
記録ヘッドは、液体を吐出するための複数の吐出口と、
該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数の液流路と、該
複数の液流路に共通して接続される第1の液室と、該第
1の液室に前記液体を供給する液体供給部と、前記第1
の液室内の前記液体を排出するために供給される洗浄液
を貯留する第2の液室とを含むことを特徴とする。この
ような構成によれば、記録ヘッドを交換せず、インクタ
ンクのみの交換で、階調を再現できる小型かつ廉価な液
体吐出装置および液体吐出ヘッドを提供することができ
る。また。簡単な構成において、混色することなく、記
録ヘッドにおける液室内のインクの入れ替えを迅速かつ
確実に行うことが可能な液体吐出装置および液体吐出ヘ
ッドを提供することができる。
記録ヘッドは、液体を吐出するための複数の吐出口と、
該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数の液流路と、該
複数の液流路に共通して接続される第1の液室と、該第
1の液室に前記液体を供給する液体供給部と、前記第1
の液室内の前記液体を排出するために供給される洗浄液
を貯留する第2の液室とを含むことを特徴とする。この
ような構成によれば、記録ヘッドを交換せず、インクタ
ンクのみの交換で、階調を再現できる小型かつ廉価な液
体吐出装置および液体吐出ヘッドを提供することができ
る。また。簡単な構成において、混色することなく、記
録ヘッドにおける液室内のインクの入れ替えを迅速かつ
確実に行うことが可能な液体吐出装置および液体吐出ヘ
ッドを提供することができる。
【0021】また、本発明の第1目的を達成するインク
ジェット記録装置は、インクを吐出して被記録媒体に記
録を行うインクジェット記録装置において、吐出するイ
ンクを収容するインク液室と、該インク液室へ互いに異
なる種類のインクを供給可能な複数のインク供給路と、
を備えるインクジェット記録ヘッドと、前記複数のイン
ク供給路のそれぞれに、濃度が異なる同一組成の複数種
のインクを供給可能なインク供給手段と、 画像データ
に基づいて、前記複数のインク供給路から前記インク室
内に供給するインクの種類を選択する選択手段と、を備
えたことを特徴とする。
ジェット記録装置は、インクを吐出して被記録媒体に記
録を行うインクジェット記録装置において、吐出するイ
ンクを収容するインク液室と、該インク液室へ互いに異
なる種類のインクを供給可能な複数のインク供給路と、
を備えるインクジェット記録ヘッドと、前記複数のイン
ク供給路のそれぞれに、濃度が異なる同一組成の複数種
のインクを供給可能なインク供給手段と、 画像データ
に基づいて、前記複数のインク供給路から前記インク室
内に供給するインクの種類を選択する選択手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0022】本発明の他の形態のインクジェット記録装
置は、インクを吐出して被記録媒体に記録を行うインク
ジェット記録装置において、吐出するインクを収容する
インク液室と、該インク液室へ互いに異なる種類のイン
クを供給可能な複数のインク供給路と、を備えるインク
ジェット記録ヘッドと、前記複数のインク供給路の少な
くとも1つに所定の濃度の第1のインクを供給するとと
もに、少なくとも他の1つに前記第1インクの組成を変
えずに濃度を薄くする第2インクを供給するインク供給
手段と、画像データに基づいて、前記複数のインク供給
路から前記インク室内に供給するインクの種類を選択す
る選択手段と、を備えたことを特徴とする。
置は、インクを吐出して被記録媒体に記録を行うインク
ジェット記録装置において、吐出するインクを収容する
インク液室と、該インク液室へ互いに異なる種類のイン
クを供給可能な複数のインク供給路と、を備えるインク
ジェット記録ヘッドと、前記複数のインク供給路の少な
くとも1つに所定の濃度の第1のインクを供給するとと
もに、少なくとも他の1つに前記第1インクの組成を変
えずに濃度を薄くする第2インクを供給するインク供給
手段と、画像データに基づいて、前記複数のインク供給
路から前記インク室内に供給するインクの種類を選択す
る選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】上記構成によれば、オンデマンド型のイン
クジェット記録方式の長所を継承しつつ、インク滴のサ
イズを変えずに同一のノズルからインク濃度の異なるイ
ンクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドを用いて、
階調性の高い印字等の記録を実現するインクジェット記
録装置、およびインクジェット記録方法を提供すること
ができる。
クジェット記録方式の長所を継承しつつ、インク滴のサ
イズを変えずに同一のノズルからインク濃度の異なるイ
ンクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドを用いて、
階調性の高い印字等の記録を実現するインクジェット記
録装置、およびインクジェット記録方法を提供すること
ができる。
【0024】本発明の第2の目的を達成するためのイン
クジェット記録装置は、インクを吐出して被記録媒体に
記録を行うインクジェット記録装置において、インクを
吐出するための吐出口と、吐出するためのインクを混合
するインク混合室を有する記録部と、該記録部により記
録されるべき画像をあらわす画像データに基づいて使用
頻度の比較的多いインク濃度を目標インク濃度として設
定する目標濃度設定部と、前記目標濃度設定部により設
定された目標インク濃度のデータに基づいて前記記録部
のインク混合室内のインク濃度が該目標インク濃度とな
るような前記記録部のインク混合室内の残存インクと該
インク混合室に供給される所定濃度のインクとの混合比
を演算する混合比演算部と、前記インク混合室内の残存
インクと、該インク混合室内に前記所定濃度のインクを
所定量供給するインク供給手段からのインクとが混合さ
れることにより形成される該インク混合室内のインク濃
度を前記混合比演算部からの混合比を表すデータに基づ
いて前記目標インク濃度となるように調整制御するイン
ク濃度調整制御部と、前記画像データに基づいて前記記
録部に記録動作を行わせる記録動作制御部と、を具備し
て構成されることを特徴とする。
クジェット記録装置は、インクを吐出して被記録媒体に
記録を行うインクジェット記録装置において、インクを
吐出するための吐出口と、吐出するためのインクを混合
するインク混合室を有する記録部と、該記録部により記
録されるべき画像をあらわす画像データに基づいて使用
頻度の比較的多いインク濃度を目標インク濃度として設
定する目標濃度設定部と、前記目標濃度設定部により設
定された目標インク濃度のデータに基づいて前記記録部
のインク混合室内のインク濃度が該目標インク濃度とな
るような前記記録部のインク混合室内の残存インクと該
インク混合室に供給される所定濃度のインクとの混合比
を演算する混合比演算部と、前記インク混合室内の残存
インクと、該インク混合室内に前記所定濃度のインクを
所定量供給するインク供給手段からのインクとが混合さ
れることにより形成される該インク混合室内のインク濃
度を前記混合比演算部からの混合比を表すデータに基づ
いて前記目標インク濃度となるように調整制御するイン
ク濃度調整制御部と、前記画像データに基づいて前記記
録部に記録動作を行わせる記録動作制御部と、を具備し
て構成されることを特徴とする。
【0025】また、本発明のさらに他の形態のインクジ
ェット記録装置は、列状に配されかつインクを吐出する
ための複数の吐出口と、該複数の吐出口にそれぞれ連通
する複数のインク流路と、該複数のインク流路に設けら
れたインク吐出手段と、前記複数のインク流路に共通し
て接続される共通液室と、該共通液室にインクを供給す
るインク供給部と、該インク供給部と前記共通液室との
間に設けられ前記インク供給部から供給されるインクの
供給量を制御する制御手段と、前記共通液室と外部とを
連絡しかつ前記インク吐出口列の延長線上に配された大
気連通口と、を有するインクジェット記録ヘッドと、該
記録ヘッドの前記吐出口を密閉空間内におくための第1
のキャップ手段と、該第1のキャップ手段と前記記録ヘ
ッドとの間の前記密閉空間を減圧するための第1の吸引
手段と、前記記録ヘッドの前記大気連通口を密閉空間内
におくための第2のキャップ手段と、該第2のキャップ
手段と前記記録ヘッドとの間の前記密閉空間を減圧する
ための第2の吸引手段と、を有し、前記第1の吸引手段
と前記第2の吸引手段とはそれぞれ個別のタイミングで
駆動することを特徴とする。
ェット記録装置は、列状に配されかつインクを吐出する
ための複数の吐出口と、該複数の吐出口にそれぞれ連通
する複数のインク流路と、該複数のインク流路に設けら
れたインク吐出手段と、前記複数のインク流路に共通し
て接続される共通液室と、該共通液室にインクを供給す
るインク供給部と、該インク供給部と前記共通液室との
間に設けられ前記インク供給部から供給されるインクの
供給量を制御する制御手段と、前記共通液室と外部とを
連絡しかつ前記インク吐出口列の延長線上に配された大
気連通口と、を有するインクジェット記録ヘッドと、該
記録ヘッドの前記吐出口を密閉空間内におくための第1
のキャップ手段と、該第1のキャップ手段と前記記録ヘ
ッドとの間の前記密閉空間を減圧するための第1の吸引
手段と、前記記録ヘッドの前記大気連通口を密閉空間内
におくための第2のキャップ手段と、該第2のキャップ
手段と前記記録ヘッドとの間の前記密閉空間を減圧する
ための第2の吸引手段と、を有し、前記第1の吸引手段
と前記第2の吸引手段とはそれぞれ個別のタイミングで
駆動することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき図面を参照して説明する。
づき図面を参照して説明する。
【0027】(実施形態1)図1は本発明のインクジェ
ット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)の実施形態
1の要部を拡大して示す分解斜視図である。
ット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)の実施形態
1の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【0028】図1中の符号1は、例えばガラス、セラミ
ック、金属等の材料からなる基板である。基板1上の所
定位置にはインク吐出手段としての熱エネルギ発生素子
2が複数個設けられ、その後方位置にはインク移動手段
としてのエネルギ発生素子3および4が複数個設けられ
ている。本実施形態におけるエネルギ発生素子は電気熱
変換体の他、圧電素子、ピエゾ素子等の電気機械変換体
等であってもよい。なお、本実施形態では上述の熱エネ
ルギ発生素子2と同様に例えば電気熱変換体とされる
が、上記エネルギ発生素子3および4は、圧電素子とさ
れる。
ック、金属等の材料からなる基板である。基板1上の所
定位置にはインク吐出手段としての熱エネルギ発生素子
2が複数個設けられ、その後方位置にはインク移動手段
としてのエネルギ発生素子3および4が複数個設けられ
ている。本実施形態におけるエネルギ発生素子は電気熱
変換体の他、圧電素子、ピエゾ素子等の電気機械変換体
等であってもよい。なお、本実施形態では上述の熱エネ
ルギ発生素子2と同様に例えば電気熱変換体とされる
が、上記エネルギ発生素子3および4は、圧電素子とさ
れる。
【0029】上記熱エネルギ発生素子2は基板1の一端
縁に等間隔で配列されており、これらはそれぞれインク
流路5の壁部により仕切られている。各インク流路5の
前端はインクを吐出する吐出口11に連通している。こ
れらインク流路5の後端は混合液室8に連通している。
縁に等間隔で配列されており、これらはそれぞれインク
流路5の壁部により仕切られている。各インク流路5の
前端はインクを吐出する吐出口11に連通している。こ
れらインク流路5の後端は混合液室8に連通している。
【0030】混合液室8の後方には2つの個別液室9お
よび10が設けられており、混合液室8と個別液室9と
は連絡口12により、混合液室8と個別液室10とは連
絡口13により連絡されている。本実施形態における連
絡口12は開口面積の異なる3つの開口部12a、12
bおよび12cから構成されており、連絡口13も同様
に開口面積の異なる3つの開口部13a、13bおよび
13cから構成されている。例えば、最小開口面積の開
口部12a(13a)のサイズを基準とすれば、開口部
12b(13b)の開口面積は2倍とされ、開口部13
c(14c)は4倍とされる。
よび10が設けられており、混合液室8と個別液室9と
は連絡口12により、混合液室8と個別液室10とは連
絡口13により連絡されている。本実施形態における連
絡口12は開口面積の異なる3つの開口部12a、12
bおよび12cから構成されており、連絡口13も同様
に開口面積の異なる3つの開口部13a、13bおよび
13cから構成されている。例えば、最小開口面積の開
口部12a(13a)のサイズを基準とすれば、開口部
12b(13b)の開口面積は2倍とされ、開口部13
c(14c)は4倍とされる。
【0031】上記開口部12a、12bおよび12cに
は、それぞれの開口面積に対応するサイズを有し、かつ
必要に応じて開閉する制御弁14a、14bおよび14
cが取り付けられており、上記開口部13a、13bお
よび13cにも、それぞれの開口面積に対応するサイズ
を有し、かつ必要に応じて開閉する制御弁15a、15
bおよび15cが取り付けられている。これらの制御弁
は個別液室から混合液室へのインク流出を防止する役割
と、混合液室から各個別液室への逆流を防止する役割を
担っている。
は、それぞれの開口面積に対応するサイズを有し、かつ
必要に応じて開閉する制御弁14a、14bおよび14
cが取り付けられており、上記開口部13a、13bお
よび13cにも、それぞれの開口面積に対応するサイズ
を有し、かつ必要に応じて開閉する制御弁15a、15
bおよび15cが取り付けられている。これらの制御弁
は個別液室から混合液室へのインク流出を防止する役割
と、混合液室から各個別液室への逆流を防止する役割を
担っている。
【0032】また、上記各開口部には、これに連通する
液流路6または7が連結されており、各流路の底部には
上述のエネルギ発生素子3または4が配設されている。
なお、これらエネルギ発生素子にはそれぞれ駆動信号が
入力されるための電極(不図示)が接続されている。
液流路6または7が連結されており、各流路の底部には
上述のエネルギ発生素子3または4が配設されている。
なお、これらエネルギ発生素子にはそれぞれ駆動信号が
入力されるための電極(不図示)が接続されている。
【0033】上記個別液室9の天井部には液室へのイン
クの補充を行うためのインク供給口18が形成され、個
別液室10の天井部にもインク供給口19が形成されて
いる。
クの補充を行うためのインク供給口18が形成され、個
別液室10の天井部にもインク供給口19が形成されて
いる。
【0034】上記のような構成の記録ヘッドは、上記基
板1の上にインク流路5および各液室8,9および10
の壁部分を構成する充填部材16を積層し、さらにその
上に上記インク供給口18および19が形成された構造
部材17を積層することによって製造することができ
る。
板1の上にインク流路5および各液室8,9および10
の壁部分を構成する充填部材16を積層し、さらにその
上に上記インク供給口18および19が形成された構造
部材17を積層することによって製造することができ
る。
【0035】次に、図2を参照して上記制御弁14(1
5)の構成を説明する。
5)の構成を説明する。
【0036】上記制御弁14(15)は、例えば板状の
薄膜圧電体20と、この圧電体20の一面に接合された
金属製の薄膜電極21とから概略構成されている。電圧
を加える前においては、図2(a)に示すように、制御
弁14(15)は平坦な形状であるが、電圧を加える
と、圧電体20の厚みが変化し、これにより図2(b)
に示すように、制御弁14(15)自体が反る。この形
状変化を利用して連絡口12(13)を独立に開閉制御
することが可能である。この制御弁14(15)はそれ
ぞれ対応する連絡口12(13)内に配設されたインク
移動手段としてのエネルギ発生素子3(4)の駆動に同
期して開閉動作を行うが、このとき混合液室8内のイン
ク圧力を一定にすることを考慮すれば、上記インク移動
手段の駆動をインク吐出手段の駆動に同期させ、かつ、
吐出エネルギー発生素子に供給される駆動制御パルス信
号のパルス数に比例して吐出エネルギー発生素子3及び
4の駆動制御パルス信号のパルス数を制御して、吐出口
11からの吐出量と連絡口12(13)からの移動量と
を等しくなるようにすることが望ましい。このような制
御により混合液室8内のインク圧力を一定にすること
で、インク混合比の精度を向上させることができる。
薄膜圧電体20と、この圧電体20の一面に接合された
金属製の薄膜電極21とから概略構成されている。電圧
を加える前においては、図2(a)に示すように、制御
弁14(15)は平坦な形状であるが、電圧を加える
と、圧電体20の厚みが変化し、これにより図2(b)
に示すように、制御弁14(15)自体が反る。この形
状変化を利用して連絡口12(13)を独立に開閉制御
することが可能である。この制御弁14(15)はそれ
ぞれ対応する連絡口12(13)内に配設されたインク
移動手段としてのエネルギ発生素子3(4)の駆動に同
期して開閉動作を行うが、このとき混合液室8内のイン
ク圧力を一定にすることを考慮すれば、上記インク移動
手段の駆動をインク吐出手段の駆動に同期させ、かつ、
吐出エネルギー発生素子に供給される駆動制御パルス信
号のパルス数に比例して吐出エネルギー発生素子3及び
4の駆動制御パルス信号のパルス数を制御して、吐出口
11からの吐出量と連絡口12(13)からの移動量と
を等しくなるようにすることが望ましい。このような制
御により混合液室8内のインク圧力を一定にすること
で、インク混合比の精度を向上させることができる。
【0037】上述の記録ヘッドには、上記吐出口11の
列とは別に吐出口22が設けられている。この吐出口2
2は、これに連通するインク流路23内の底部に配設さ
れた熱エネルギ発生素子24による熱エネルギを利用し
て混合液室8内のインク等の液体を排出することができ
る。即ち、上記吐出口22とインク流路23と熱エネル
ギ発生素子24とは排出手段を構成している。この排出
手段は、混合液室8内のインクの混合比を変更する場
合、あるいは混合液室8およびインク流路5を洗浄する
場合に、一旦、混合液室8内を空にする必要があるが、
そのための大気連通口(空気穴)として機能する。その
ための回復動作については図4を参照して後述する。な
お、上記熱エネルギ発生素子24は混合液室8内の余分
なインクを回復装置の吸引ポンプによる吸引ではなく、
積極的に排出するのに利用することができる。
列とは別に吐出口22が設けられている。この吐出口2
2は、これに連通するインク流路23内の底部に配設さ
れた熱エネルギ発生素子24による熱エネルギを利用し
て混合液室8内のインク等の液体を排出することができ
る。即ち、上記吐出口22とインク流路23と熱エネル
ギ発生素子24とは排出手段を構成している。この排出
手段は、混合液室8内のインクの混合比を変更する場
合、あるいは混合液室8およびインク流路5を洗浄する
場合に、一旦、混合液室8内を空にする必要があるが、
そのための大気連通口(空気穴)として機能する。その
ための回復動作については図4を参照して後述する。な
お、上記熱エネルギ発生素子24は混合液室8内の余分
なインクを回復装置の吸引ポンプによる吸引ではなく、
積極的に排出するのに利用することができる。
【0038】図3は上記構成の記録ヘッドの装着が可能
なインクジェット記録装置の一例を示す分解斜視図であ
る。図3中のHCは上記記録ヘッドとこれに供給するイン
クを貯留するタンク部とを着脱自在に搭載可能なキャリ
ッジである。キャリッジHCは駆動モータ(不図示)とこ
の駆動モータに連動するタイミングベルト5030によ
る正逆転運動に連動して図中矢印B方向または矢印C方
向に往復移動する。このキャリッジHCにはブラック
(K)インクの1チップ記録ヘッド部5025と、これ
に着脱自在に装着が可能なKインクおよび無色インクの
タンク部5026と、1チップ3色(イエロー(Y)イ
ンク、マゼンタ(M)インク、シアン(C)インク)カ
ラー記録ヘッド部5028と、これに着脱自在に装着が
可能な3色カラー及び無色のインクタンク部5028と
が搭載されている。また、タンク部5026のD部分に
は記録用のKインクが収容されており、E部分には無色
インクが収容されている。タンク部5028のF部分に
はYインク、G部分にはMインク、H部分にはCインク
そしてI部分には無色インクが収容されている。
なインクジェット記録装置の一例を示す分解斜視図であ
る。図3中のHCは上記記録ヘッドとこれに供給するイン
クを貯留するタンク部とを着脱自在に搭載可能なキャリ
ッジである。キャリッジHCは駆動モータ(不図示)とこ
の駆動モータに連動するタイミングベルト5030によ
る正逆転運動に連動して図中矢印B方向または矢印C方
向に往復移動する。このキャリッジHCにはブラック
(K)インクの1チップ記録ヘッド部5025と、これ
に着脱自在に装着が可能なKインクおよび無色インクの
タンク部5026と、1チップ3色(イエロー(Y)イ
ンク、マゼンタ(M)インク、シアン(C)インク)カ
ラー記録ヘッド部5028と、これに着脱自在に装着が
可能な3色カラー及び無色のインクタンク部5028と
が搭載されている。また、タンク部5026のD部分に
は記録用のKインクが収容されており、E部分には無色
インクが収容されている。タンク部5028のF部分に
はYインク、G部分にはMインク、H部分にはCインク
そしてI部分には無色インクが収容されている。
【0039】キャリッジHCの移動範囲の一端(図3中で
は右端)には、1チップ記録ヘッド部5025のうちの
Kインク用ヘッドのオリフィス面をキャップするキャッ
プ部材5016が配設されている。上記キャップ501
6の外側には1チップ3色カラー記録ヘッド部5027
のオリフィス面をキャップするキャップ部材5018が
配設されている。また、5019および5020はそれ
ぞれキャップ部材5016および5018内を吸引する
手段である。なお、5022および5023は3色カラ
ー記録ヘッドおよびKインク用ヘッドのオリフィス面を
それぞれ払拭するためのクリーニングブレードである。
は右端)には、1チップ記録ヘッド部5025のうちの
Kインク用ヘッドのオリフィス面をキャップするキャッ
プ部材5016が配設されている。上記キャップ501
6の外側には1チップ3色カラー記録ヘッド部5027
のオリフィス面をキャップするキャップ部材5018が
配設されている。また、5019および5020はそれ
ぞれキャップ部材5016および5018内を吸引する
手段である。なお、5022および5023は3色カラ
ー記録ヘッドおよびKインク用ヘッドのオリフィス面を
それぞれ払拭するためのクリーニングブレードである。
【0040】図4(a)は上述のキャップ部材の構成を
示す拡大斜視図である。図4(a)中の101は上述の
キャップ部材の一例としてのキャップである。このキャ
ップ101はキャッピング時に記録ヘッドの吐出口11
の列を含む面(オリフィス面)に弾力性をもって圧接可
能とするために、少なくとも記録ヘッドとの密着部分に
ゴム等の弾性部材を用いて形成されている。また、キャ
ップ101には、記録ヘッドのオリフィス面に周状に密
着するリブ102と、記録用吐出口11と回復用大気連
通口22とを遮断するリブ103が設けられている。こ
のリブ103により、キャップ101内は吸引用空間1
04aと104bとに分割される。吸引用空間104a
および104bには吸引用チューブ105aおよび10
5bが接続されている。
示す拡大斜視図である。図4(a)中の101は上述の
キャップ部材の一例としてのキャップである。このキャ
ップ101はキャッピング時に記録ヘッドの吐出口11
の列を含む面(オリフィス面)に弾力性をもって圧接可
能とするために、少なくとも記録ヘッドとの密着部分に
ゴム等の弾性部材を用いて形成されている。また、キャ
ップ101には、記録ヘッドのオリフィス面に周状に密
着するリブ102と、記録用吐出口11と回復用大気連
通口22とを遮断するリブ103が設けられている。こ
のリブ103により、キャップ101内は吸引用空間1
04aと104bとに分割される。吸引用空間104a
および104bには吸引用チューブ105aおよび10
5bが接続されている。
【0041】次に、図4(b)を参照して吸引ポンプユ
ニットの構成を説明する。
ニットの構成を説明する。
【0042】図4(b)に示すように、インク吸引キャ
ップ101の吸引用空間104aに連通する吸引用チュ
ーブ105aは、ポンプベース201に形成された溝2
01aに円弧状に配され、同じくポンプベース201に
設けられたガイドローラ軸202を中心に回転する円柱
状のガイドローラ203の外周部分と上記溝201aの
内壁との間に固定される。このチューブ105aのうち
少なくとも上記溝201a内に配された部分は可撓性を
有しており、ガイドローラ203に取りつけられた加圧
コロ軸204を中心に回転する加圧コロ205が上記溝
201a内を回転しているときにチューブ105の可撓
性部分は加圧される。また、吸引空間104bに連通す
る吸引用チューブ105bも、上記チューブ105aと
同様にポンプベース301に形成された溝301aに円
弧状に配され、ガイドローラ軸302を中心に回転する
円柱状のガイドローラ303の外周部分と上記溝301
aの内壁との間に固定される。このチューブ105bの
うち少なくとも上記溝301a内に配された部分が可撓
性を有していることについても同様である。また、チュ
ーブ105bの可撓性部分を加圧する加圧コロ305が
ガイドローラ303に取りつけられた加圧コロ軸304
を中心に回転する。
ップ101の吸引用空間104aに連通する吸引用チュ
ーブ105aは、ポンプベース201に形成された溝2
01aに円弧状に配され、同じくポンプベース201に
設けられたガイドローラ軸202を中心に回転する円柱
状のガイドローラ203の外周部分と上記溝201aの
内壁との間に固定される。このチューブ105aのうち
少なくとも上記溝201a内に配された部分は可撓性を
有しており、ガイドローラ203に取りつけられた加圧
コロ軸204を中心に回転する加圧コロ205が上記溝
201a内を回転しているときにチューブ105の可撓
性部分は加圧される。また、吸引空間104bに連通す
る吸引用チューブ105bも、上記チューブ105aと
同様にポンプベース301に形成された溝301aに円
弧状に配され、ガイドローラ軸302を中心に回転する
円柱状のガイドローラ303の外周部分と上記溝301
aの内壁との間に固定される。このチューブ105bの
うち少なくとも上記溝301a内に配された部分が可撓
性を有していることについても同様である。また、チュ
ーブ105bの可撓性部分を加圧する加圧コロ305が
ガイドローラ303に取りつけられた加圧コロ軸304
を中心に回転する。
【0043】上記吸引ポンプユニットを用いて吸引動作
を行うためには、まず、吸引キャップ101を記録ヘッ
ドのオリフィス面に押し付けて両者を密着させた状態
で、ガイドローラ203(303)を矢印a方向に回転
させる。加圧コロ205(305)がX位置およびその
近傍にあるときは、この加圧コロ205(305)はチ
ューブ105a(105b)と接触しておらず、加圧も
していないため、吸引用空間104a(104b)は未
だ大気と連通している。加圧コロ205(305)がY
位置に回転してきたときに、この加圧コロ205(30
5)の外周部により、チューブ105a(105b)の
可撓性部分は押し潰されることから、吸引用空間104
a(104b)は大気との連通が遮断される。さらに、
ガイドローラ203(303)を矢印a方向に回転させ
ると、加圧コロ205(305)は矢印b方向に回転し
ながらZ位置まで移動する。この間、チューブ105a
(105b)の潰れ部分は吸引用空間104a(104
b)から遠ざかる方向へ漸次移動してゆき、この体積変
化により、吸引用空間104a(104b)に負圧が発
生し、吐出口11(22)に対する吸引動作が行われ
る。
を行うためには、まず、吸引キャップ101を記録ヘッ
ドのオリフィス面に押し付けて両者を密着させた状態
で、ガイドローラ203(303)を矢印a方向に回転
させる。加圧コロ205(305)がX位置およびその
近傍にあるときは、この加圧コロ205(305)はチ
ューブ105a(105b)と接触しておらず、加圧も
していないため、吸引用空間104a(104b)は未
だ大気と連通している。加圧コロ205(305)がY
位置に回転してきたときに、この加圧コロ205(30
5)の外周部により、チューブ105a(105b)の
可撓性部分は押し潰されることから、吸引用空間104
a(104b)は大気との連通が遮断される。さらに、
ガイドローラ203(303)を矢印a方向に回転させ
ると、加圧コロ205(305)は矢印b方向に回転し
ながらZ位置まで移動する。この間、チューブ105a
(105b)の潰れ部分は吸引用空間104a(104
b)から遠ざかる方向へ漸次移動してゆき、この体積変
化により、吸引用空間104a(104b)に負圧が発
生し、吐出口11(22)に対する吸引動作が行われ
る。
【0044】本実施形態では、上記記録ヘッド、吸引キ
ャップおよび吸引ポンプの制御により、図5に示すよう
な3種類の吸引回復動作を行うことができる。
ャップおよび吸引ポンプの制御により、図5に示すよう
な3種類の吸引回復動作を行うことができる。
【0045】(1)インク流路5及び23上のいずれか
の流路上の障害を除去するための回復動作 例えば記録ヘッド内に混入したゴミなどにより、インク
流路5及び23上のいずれかの流路上に障害があると、
その障害を確実に取り除くためすべてのインク流路中の
障害を除去するモードとなる。すべてのインク流路中の
障害を除去すると判定された場合(ステップS1)、図
5(a)に示すように加圧コロ205および305をX
位置に移動させる(ステップS2)。次に、記録ヘッド
に吸引キャップ101を押し付けて両者を密着させる
(ステップS3)。次いで、記録ヘッド内の制御弁14
および15の全てを開状態とする(ステップS4)。次
に、両加圧コロ205および305がそれぞれのガイド
ローラ203および303の同一位置で同一方向(a方
向)に回転し、その回転速度が同一であるように上記両
加圧コロ205および305を回転させる(ステップS
5)。このような加圧コロ205および305がY位置
からZ位置に移動する間において、吸引空間104aお
よび104bが負圧となり、上記記録ヘッドの全ての吐
出口である吐出口11および22からインクが吸引され
る。
の流路上の障害を除去するための回復動作 例えば記録ヘッド内に混入したゴミなどにより、インク
流路5及び23上のいずれかの流路上に障害があると、
その障害を確実に取り除くためすべてのインク流路中の
障害を除去するモードとなる。すべてのインク流路中の
障害を除去すると判定された場合(ステップS1)、図
5(a)に示すように加圧コロ205および305をX
位置に移動させる(ステップS2)。次に、記録ヘッド
に吸引キャップ101を押し付けて両者を密着させる
(ステップS3)。次いで、記録ヘッド内の制御弁14
および15の全てを開状態とする(ステップS4)。次
に、両加圧コロ205および305がそれぞれのガイド
ローラ203および303の同一位置で同一方向(a方
向)に回転し、その回転速度が同一であるように上記両
加圧コロ205および305を回転させる(ステップS
5)。このような加圧コロ205および305がY位置
からZ位置に移動する間において、吸引空間104aお
よび104bが負圧となり、上記記録ヘッドの全ての吐
出口である吐出口11および22からインクが吸引され
る。
【0046】(2)混合液室内のインク濃度を変更する
ための回復動作 図5(b)に示すように、混合液室8内のインク濃度を
変更する場合(ステップS11)にも、まず、加圧コロ
205および305をX 位置に移動させ(ステップS1
2)、記録ヘッドに吸引キャップ101を押し付けて両
者を密着させる(ステップS13)。次に、ここでは、
記録ヘッド内の制御弁14および15の全てを閉状態と
する(ステップS14)。次に、加圧コロ305のみを
X位置に固定してチューブ105bを介して吸引空間1
04bを大気に連通させておいた後(ステップS1
5)、加圧コロ205を含むガイドローラ203のみを
矢印a方向に回転させる(ステップS16)。このよう
な加圧コロ205がY位置からZ位置に移動する間にお
いて、吸引空間104aが負圧となり、混合液室8およ
び液流路23を介して連絡されている吸引空間104b
も若干負圧となり、上記記録ヘッドの吐出口22からは
空気が入る。このような状態において、混合液室8内の
インクは一旦全て排出されている。この後、制御弁14
または15の開閉を制御することで、所定濃度のインク
を得ることができる。また、混合液室8内のインクを一
旦全て排出することは廃インク量を減らすことができる
という利点もある。
ための回復動作 図5(b)に示すように、混合液室8内のインク濃度を
変更する場合(ステップS11)にも、まず、加圧コロ
205および305をX 位置に移動させ(ステップS1
2)、記録ヘッドに吸引キャップ101を押し付けて両
者を密着させる(ステップS13)。次に、ここでは、
記録ヘッド内の制御弁14および15の全てを閉状態と
する(ステップS14)。次に、加圧コロ305のみを
X位置に固定してチューブ105bを介して吸引空間1
04bを大気に連通させておいた後(ステップS1
5)、加圧コロ205を含むガイドローラ203のみを
矢印a方向に回転させる(ステップS16)。このよう
な加圧コロ205がY位置からZ位置に移動する間にお
いて、吸引空間104aが負圧となり、混合液室8およ
び液流路23を介して連絡されている吸引空間104b
も若干負圧となり、上記記録ヘッドの吐出口22からは
空気が入る。このような状態において、混合液室8内の
インクは一旦全て排出されている。この後、制御弁14
または15の開閉を制御することで、所定濃度のインク
を得ることができる。また、混合液室8内のインクを一
旦全て排出することは廃インク量を減らすことができる
という利点もある。
【0047】(3)記録装置を保存状態とするための回
復動作 図5(c)に示すように、記録装置を保存状態とする場
合(ステップS21)にも、まず、加圧コロ205およ
び305をX位置に移動させ(ステップS22)、記録
ヘッドに吸引キャップ101を押し付けて両者を密着さ
せる(ステップS23)。次に、ここでは、個別液室9
内に無色のインクが収容されているとすれば、制御弁1
4のみを開状態とした後(ステップS24)、両加圧コ
ロ205および305がそれぞれのガイドローラ203
および303の同一位置で同一方向(a方向)に回転
し、その回転速度が同一になるように上記両加圧コロ2
05および305を回転させる(ステップS25)。か
くて、加圧コロ205および305がY位置からZ位置
に移動する間において、吸引空間104aおよび104
bが負圧となり、個別液室9に収容されている無色のイ
ンクのみが混合液室8内に収容され、液流路5および2
3、インク吐出口11および22まで無色のインクで満
たすことができる。
復動作 図5(c)に示すように、記録装置を保存状態とする場
合(ステップS21)にも、まず、加圧コロ205およ
び305をX位置に移動させ(ステップS22)、記録
ヘッドに吸引キャップ101を押し付けて両者を密着さ
せる(ステップS23)。次に、ここでは、個別液室9
内に無色のインクが収容されているとすれば、制御弁1
4のみを開状態とした後(ステップS24)、両加圧コ
ロ205および305がそれぞれのガイドローラ203
および303の同一位置で同一方向(a方向)に回転
し、その回転速度が同一になるように上記両加圧コロ2
05および305を回転させる(ステップS25)。か
くて、加圧コロ205および305がY位置からZ位置
に移動する間において、吸引空間104aおよび104
bが負圧となり、個別液室9に収容されている無色のイ
ンクのみが混合液室8内に収容され、液流路5および2
3、インク吐出口11および22まで無色のインクで満
たすことができる。
【0048】ここで、「無色のインク」とは色材を一切
含まない液体をいう。このような無色のインクが液流路
およびインク吐出口に充填されていても、吐出口を含む
オリフィス面に色材が固化することがないため、長期
間、インク吐出等の使用に供さない保存状態を続けても
インク吐出口等の目詰まりを回避することができる。な
お、この「無色のインク」は上記(2)に記載したイン
ク濃度を変更する場合にも、好適に使用可能であること
は言うまでもない。
含まない液体をいう。このような無色のインクが液流路
およびインク吐出口に充填されていても、吐出口を含む
オリフィス面に色材が固化することがないため、長期
間、インク吐出等の使用に供さない保存状態を続けても
インク吐出口等の目詰まりを回避することができる。な
お、この「無色のインク」は上記(2)に記載したイン
ク濃度を変更する場合にも、好適に使用可能であること
は言うまでもない。
【0049】なお、上述の(2)のモードの代わりに、
図6に示すシーケンスを用いて共通液室内の混合インク
を任意の配合比に変更することができる。この場合(ス
テップS31)にも、まず、加圧コロ205および30
5をX位置に移動させ(ステップS32)、記録ヘッド
に吸引キャップ101を押し付けて両者を密着させる
(ステップS33)。次に、例えば図1に示す制御弁1
4のうち最も小さい制御弁14aと制御弁15のうち最
も大きい制御弁15cを同時に開状態とし、それ以外の
制御弁を全て閉状態のままとした後(ステップS3
4)、両加圧コロ205および305がそれぞれのガイ
ドローラ203および303の同一位置で同一方向(a
方向)に回転し、その回転速度が同一になるように上記
両加圧コロ205および305を回転させる(ステップ
S35)。かくて、加圧コロ205および305がY位
置からZ位置に移動する間において、吸引空間104a
および104bが負圧となり、個別液室9のインクと個
別液室10のインクとを1対4の配合比で混合した混合
インクで混合液室8内を満たすことができる。この場
合、混合インクを任意の配合比に変更する際に要する時
間をより短縮できるという利点がある。一方、(2)に
示すモードでは上述の変形例に比べ相対的に廃インク量
を少なくすることができるため、それぞれの記録装置に
あわせていずれかの方法を採用すればよい。
図6に示すシーケンスを用いて共通液室内の混合インク
を任意の配合比に変更することができる。この場合(ス
テップS31)にも、まず、加圧コロ205および30
5をX位置に移動させ(ステップS32)、記録ヘッド
に吸引キャップ101を押し付けて両者を密着させる
(ステップS33)。次に、例えば図1に示す制御弁1
4のうち最も小さい制御弁14aと制御弁15のうち最
も大きい制御弁15cを同時に開状態とし、それ以外の
制御弁を全て閉状態のままとした後(ステップS3
4)、両加圧コロ205および305がそれぞれのガイ
ドローラ203および303の同一位置で同一方向(a
方向)に回転し、その回転速度が同一になるように上記
両加圧コロ205および305を回転させる(ステップ
S35)。かくて、加圧コロ205および305がY位
置からZ位置に移動する間において、吸引空間104a
および104bが負圧となり、個別液室9のインクと個
別液室10のインクとを1対4の配合比で混合した混合
インクで混合液室8内を満たすことができる。この場
合、混合インクを任意の配合比に変更する際に要する時
間をより短縮できるという利点がある。一方、(2)に
示すモードでは上述の変形例に比べ相対的に廃インク量
を少なくすることができるため、それぞれの記録装置に
あわせていずれかの方法を採用すればよい。
【0050】また、上述の実施形態1では、無色のイン
クと色材を有するインクとを用いることで任意の濃度の
インクを混合液室内で生成し、記録ヘッドから吐出させ
ているが、無色のインクの代わりに、他の色材を有する
インクを組み合わせることで、インクの色合いを変化さ
せることもできる。即ち、図1に示すように、例えば個
別液室9内にイエロー(Y)インクを収容し、個別液室
10内にシアン(C)インクを収容しておく。次に、制
御弁14および15の開閉を制御することで、上記両イ
ンクの混合比率を正確に制御することができる。上記の
場合には、両インクを混合することでイエロー〜グリー
ン〜シアンまでの色合いの変化を表現できる。
クと色材を有するインクとを用いることで任意の濃度の
インクを混合液室内で生成し、記録ヘッドから吐出させ
ているが、無色のインクの代わりに、他の色材を有する
インクを組み合わせることで、インクの色合いを変化さ
せることもできる。即ち、図1に示すように、例えば個
別液室9内にイエロー(Y)インクを収容し、個別液室
10内にシアン(C)インクを収容しておく。次に、制
御弁14および15の開閉を制御することで、上記両イ
ンクの混合比率を正確に制御することができる。上記の
場合には、両インクを混合することでイエロー〜グリー
ン〜シアンまでの色合いの変化を表現できる。
【0051】(実施形態2)図7は本発明のインクジェ
ット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態2の要
部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の構成
要素のうち、先の実施形態1の構成要素と共通するもの
については、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
ット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態2の要
部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の構成
要素のうち、先の実施形態1の構成要素と共通するもの
については、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
【0052】本実施形態の特徴は、図7に示すように、
1つの混合液室8の後方に4つの個別液室9、10、2
5および31が配されている点である。新たな個別液室
25および31の構成は、先の個別液室9および10の
構成と共通している。即ち、個別液室25の天井部には
インク供給口26が設けられ、前部には連絡口29が形
成されている。この連絡口29には制御弁30が取り付
けられ、底部には上記連絡口29に連通する液流路28
およびエネルギ発生素子27が設けられている。同様
に、個別液室31の天井部にはインク供給口32が設け
られ、前部には連絡口35が形成されている。この連絡
口35には制御弁36が取り付けられ、底部には上記連
絡口35に連通する液流路34およびエネルギ発生素子
33が設けられている。
1つの混合液室8の後方に4つの個別液室9、10、2
5および31が配されている点である。新たな個別液室
25および31の構成は、先の個別液室9および10の
構成と共通している。即ち、個別液室25の天井部には
インク供給口26が設けられ、前部には連絡口29が形
成されている。この連絡口29には制御弁30が取り付
けられ、底部には上記連絡口29に連通する液流路28
およびエネルギ発生素子27が設けられている。同様
に、個別液室31の天井部にはインク供給口32が設け
られ、前部には連絡口35が形成されている。この連絡
口35には制御弁36が取り付けられ、底部には上記連
絡口35に連通する液流路34およびエネルギ発生素子
33が設けられている。
【0053】本実施形態では、例えば個別液室9にYイ
ンクを収容し、個別液室10にCインクを収容し、個別
液室25にマゼンタ(M)インクを収容し、個別液室3
1に無色のインクを収容することができる。このように
種類の異なるインクを収容した4つの個別液室を混合液
室8の後方に備えることで、全ての色合いや濃度変化を
表現することも可能であり、また、記録装置の保存にも
適宜対応することも可能である。
ンクを収容し、個別液室10にCインクを収容し、個別
液室25にマゼンタ(M)インクを収容し、個別液室3
1に無色のインクを収容することができる。このように
種類の異なるインクを収容した4つの個別液室を混合液
室8の後方に備えることで、全ての色合いや濃度変化を
表現することも可能であり、また、記録装置の保存にも
適宜対応することも可能である。
【0054】(実施形態3)図8は本発明のインクジェ
ット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態3の要
部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の構成
要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通するものに
ついては、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
ット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態3の要
部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の構成
要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通するものに
ついては、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
【0055】先の実施形態では、例えば図1に示すよう
に制御弁のサイズを連絡口の開口面積に対応させて3種
類としたが、本実施形態3では、各連絡口の開口面積お
よび制御弁のサイズを全て同一とした点に特徴がある。
に制御弁のサイズを連絡口の開口面積に対応させて3種
類としたが、本実施形態3では、各連絡口の開口面積お
よび制御弁のサイズを全て同一とした点に特徴がある。
【0056】本実施形態では、開状態とする制御弁の数
で混合液室へのインクの供給量や混合比率等を制御する
ことが可能であり、先の実施形態と同様にしてインク濃
度の変調も容易に行うことができる。
で混合液室へのインクの供給量や混合比率等を制御する
ことが可能であり、先の実施形態と同様にしてインク濃
度の変調も容易に行うことができる。
【0057】また、本実施例においては、例えば液室9
の液体と液室10の液体との混合比を2:3とする場
合、14の弁を2つ、15の弁を3つ開ける場合に比
べ、14の弁を4つ、15の弁を6つ開ける場合のほう
が、液室8内でより混合が行われやすいので望ましい。
さらに、それぞれの液室の複数の弁を開放する場合に
は、それぞれの弁がなるべく互いに離れた位置にあるも
の同士を開放したほうが、液室8内でより混合が行われ
やすいのでより望ましい。
の液体と液室10の液体との混合比を2:3とする場
合、14の弁を2つ、15の弁を3つ開ける場合に比
べ、14の弁を4つ、15の弁を6つ開ける場合のほう
が、液室8内でより混合が行われやすいので望ましい。
さらに、それぞれの液室の複数の弁を開放する場合に
は、それぞれの弁がなるべく互いに離れた位置にあるも
の同士を開放したほうが、液室8内でより混合が行われ
やすいのでより望ましい。
【0058】(実施形態4)図9は本発明のインクジェ
ット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態4の要
部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の特徴
は、図9(a)、及び図9(b)に示すように、混合液
室8に、個別液室9または10から混合液室8へのイン
ク供給方向に対して交差する方向にインク排出経路とし
ての排出口22が配されている点にある。この排出口2
2は上記インク供給口18および19と同様に天井部に
設けられている。図9(a)は、本発明の実施形態1に
本実施例を適用させた記録ヘッドを、図9(b)は、本
発明の実施形態2に本実施例を適用させた記録ヘッドを
示しており、それぞれ前述の各実施形態と同じ機能を有
する個所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
ット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態4の要
部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の特徴
は、図9(a)、及び図9(b)に示すように、混合液
室8に、個別液室9または10から混合液室8へのイン
ク供給方向に対して交差する方向にインク排出経路とし
ての排出口22が配されている点にある。この排出口2
2は上記インク供給口18および19と同様に天井部に
設けられている。図9(a)は、本発明の実施形態1に
本実施例を適用させた記録ヘッドを、図9(b)は、本
発明の実施形態2に本実施例を適用させた記録ヘッドを
示しており、それぞれ前述の各実施形態と同じ機能を有
する個所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0059】このような構成の記録ヘッドでは、複数の
吐出口11に対する吸引動作に用いられるキャップ部材
としては、図4(a)に示したリブ103により吸引用
空間が2分割された構成のキャップ部材を用いる必要は
なく、通常のキャップ部材を用いることができる。この
場合、上記記録ヘッドの排出口22には別の吸引ポンプ
(実施形態1においてチューブ105bに接続されるポ
ンプ)が用いられる。
吐出口11に対する吸引動作に用いられるキャップ部材
としては、図4(a)に示したリブ103により吸引用
空間が2分割された構成のキャップ部材を用いる必要は
なく、通常のキャップ部材を用いることができる。この
場合、上記記録ヘッドの排出口22には別の吸引ポンプ
(実施形態1においてチューブ105bに接続されるポ
ンプ)が用いられる。
【0060】なお、上記実施形態では、制御弁のサイズ
を連絡口の開口面積に対応させて3種類としたが、前述
の実施形態3のように各連絡口の開口面積および制御弁
のサイズを全て同一としてもよい。その場合、開状態と
する制御弁の数で混合液室へのインクの供給量や混合比
率等を制御することが可能であり、先の実施形態と同様
にしてインク濃度の変調をも容易に行うことができる。
を連絡口の開口面積に対応させて3種類としたが、前述
の実施形態3のように各連絡口の開口面積および制御弁
のサイズを全て同一としてもよい。その場合、開状態と
する制御弁の数で混合液室へのインクの供給量や混合比
率等を制御することが可能であり、先の実施形態と同様
にしてインク濃度の変調をも容易に行うことができる。
【0061】(実施形態5)図10は本発明のインクジ
ェット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態5の
要部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の構
成要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通するもの
については、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
ェット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態5の
要部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の構
成要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通するもの
については、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
【0062】本実施形態の特徴は、インク流路5の後端
が連通する吐出液室56の一端側が、液流路59を介し
て中間液室52に接続され、他端側は液流路60を介し
て中間液室53に接続されていることである。液流路5
9および60には、それぞれ該流路を開閉する第3の経
路制御手段としての制御弁54および55が取り付けら
れている。
が連通する吐出液室56の一端側が、液流路59を介し
て中間液室52に接続され、他端側は液流路60を介し
て中間液室53に接続されていることである。液流路5
9および60には、それぞれ該流路を開閉する第3の経
路制御手段としての制御弁54および55が取り付けら
れている。
【0063】中間液室52は液流路57を介して、また
中間液室53は液流路58を介して混合液室8に接続さ
れている。液流路57および58には、それぞれ該流路
を開閉する第2の経路制御手段としての制御弁50およ
び51が取り付けられている。混合液室8の後方には2
つの個別液室9および10が設けられており、混合液室
8と個別液室9とは連絡口12により、混合液室8と個
別液室10とは連絡口13により連絡されている。
中間液室53は液流路58を介して混合液室8に接続さ
れている。液流路57および58には、それぞれ該流路
を開閉する第2の経路制御手段としての制御弁50およ
び51が取り付けられている。混合液室8の後方には2
つの個別液室9および10が設けられており、混合液室
8と個別液室9とは連絡口12により、混合液室8と個
別液室10とは連絡口13により連絡されている。
【0064】次に、上記構成の記録ヘッド内におけるイ
ンクの混合および該混合インクの吐出を説明する。
ンクの混合および該混合インクの吐出を説明する。
【0065】まず、個別液室9と個別液室10とは異な
る種類のインクを収容しており、各インクは調製される
べき混合インクの一成分をなしている。例えば、個別液
室9側の最も小さい制御弁14aと、個別液室10側の
最も大きい制御弁15cとを同時に同一時間だけ開状態
とすることにより、制御弁の大きさに応じて1対4の割
合でインクを混合液室8内に導く。このときは、勿論、
所定位置に配されたエネルギ発生素子3および4を同時
に駆動することで、インクの移動を促進させてもよい。
このようにして混合液室8内において上記の比率で混合
インクが調製される。次に、例えば制御弁50および5
4を開状態とすることにより、混合液室8内の混合イン
クを、中間液室52を介して吐出液室56内に導く。こ
のように吐出液室56内に導かれた1対4の混合インク
はインク流路5を通って吐出口11から吐出される。
る種類のインクを収容しており、各インクは調製される
べき混合インクの一成分をなしている。例えば、個別液
室9側の最も小さい制御弁14aと、個別液室10側の
最も大きい制御弁15cとを同時に同一時間だけ開状態
とすることにより、制御弁の大きさに応じて1対4の割
合でインクを混合液室8内に導く。このときは、勿論、
所定位置に配されたエネルギ発生素子3および4を同時
に駆動することで、インクの移動を促進させてもよい。
このようにして混合液室8内において上記の比率で混合
インクが調製される。次に、例えば制御弁50および5
4を開状態とすることにより、混合液室8内の混合イン
クを、中間液室52を介して吐出液室56内に導く。こ
のように吐出液室56内に導かれた1対4の混合インク
はインク流路5を通って吐出口11から吐出される。
【0066】次に、個別液室9側の制御弁と個別液室1
0側の制御弁は同じ大きさのものを同時に開状態とする
ことにより、両個別液室9および10から同量のインク
を混合液室8内に導く。このときも、勿論、所定位置に
配されたエネルギ発生素子3および4を同時に駆動する
ことで、インクの移動を促進させてもよい。このように
して混合液室8内において制御弁の大きさに応じて1対
1の割合で混合インクが調製される。ここで、上記1対
4の混合インクが通った経路を再度使用すると、混合比
率が変わってしまうため、別の経路、すなわち、制御弁
50および54を閉状態とし、制御弁51および55を
開状態とすることにより、混合液室8内の混合インク
を、中間液室53を介して吐出液室56内に導く。その
際に、予め、吐出液室56内の上記1対4の混合インク
を外部に吐出あるいは排出しておく必要がある。しか
し、吐出液室56は、図1に示した実施形態1に係る記
録ヘッドの構成における混合液室の内容量に比べて極め
て小さいので、インク消費量を最少限に抑制することが
できる利点がある。
0側の制御弁は同じ大きさのものを同時に開状態とする
ことにより、両個別液室9および10から同量のインク
を混合液室8内に導く。このときも、勿論、所定位置に
配されたエネルギ発生素子3および4を同時に駆動する
ことで、インクの移動を促進させてもよい。このように
して混合液室8内において制御弁の大きさに応じて1対
1の割合で混合インクが調製される。ここで、上記1対
4の混合インクが通った経路を再度使用すると、混合比
率が変わってしまうため、別の経路、すなわち、制御弁
50および54を閉状態とし、制御弁51および55を
開状態とすることにより、混合液室8内の混合インク
を、中間液室53を介して吐出液室56内に導く。その
際に、予め、吐出液室56内の上記1対4の混合インク
を外部に吐出あるいは排出しておく必要がある。しか
し、吐出液室56は、図1に示した実施形態1に係る記
録ヘッドの構成における混合液室の内容量に比べて極め
て小さいので、インク消費量を最少限に抑制することが
できる利点がある。
【0067】なお、上述の混合方法では混合液室8内で
一旦混合インクを調製した後に中間液室へ導くステップ
を踏んだが、このように一度混合インクを調製した後に
中間液室へ導くことで、より緻密な混合を確実に行える
という利点がある。もちろん、このようなステップの代
わりに、予め制御弁50または51を開状態として混合
液室と中間液室とを連通させた後に、各個別液室から所
定量のインクを供給させるステップを踏んでもよい。こ
の場合は、後述する図15の実施形態において説明する
ように、混合液室8と中間液室52,53との間の隔壁
がインク攪拌用の隔壁として機能することで、制御弁1
4、及び15を介して供給された2種類のインクをより
均一に混合させることができる。
一旦混合インクを調製した後に中間液室へ導くステップ
を踏んだが、このように一度混合インクを調製した後に
中間液室へ導くことで、より緻密な混合を確実に行える
という利点がある。もちろん、このようなステップの代
わりに、予め制御弁50または51を開状態として混合
液室と中間液室とを連通させた後に、各個別液室から所
定量のインクを供給させるステップを踏んでもよい。こ
の場合は、後述する図15の実施形態において説明する
ように、混合液室8と中間液室52,53との間の隔壁
がインク攪拌用の隔壁として機能することで、制御弁1
4、及び15を介して供給された2種類のインクをより
均一に混合させることができる。
【0068】また、一方の個別液室9に色材を含むイン
クを収容し、他方の個別液室10に色材を含まない液体
を収容しておき、両液体を混合液室8等で混合すること
で、1つの記録ヘッドで適宜濃淡インクを自在に吐出す
ることが可能となる。
クを収容し、他方の個別液室10に色材を含まない液体
を収容しておき、両液体を混合液室8等で混合すること
で、1つの記録ヘッドで適宜濃淡インクを自在に吐出す
ることが可能となる。
【0069】また、本実施形態では、インク滴のサイズ
を一定に維持しながら濃度変調を行うことが可能である
ので、より高画質の記録を行うことができる。さらに、
吐出直前に混合液室で所定濃度のインクを調製すること
ができるので、複数の記録ヘッドおよび濃度の異なるイ
ンクを用意する必要がない。さらに、インクの切り替え
時において残留しているインクの量が少ないので、イン
クの消費量と切り替え時間を最少限に抑制できる。
を一定に維持しながら濃度変調を行うことが可能である
ので、より高画質の記録を行うことができる。さらに、
吐出直前に混合液室で所定濃度のインクを調製すること
ができるので、複数の記録ヘッドおよび濃度の異なるイ
ンクを用意する必要がない。さらに、インクの切り替え
時において残留しているインクの量が少ないので、イン
クの消費量と切り替え時間を最少限に抑制できる。
【0070】(実施形態6)先の実施形態5では、1つ
の混合液室8を用いて種類の異なるインクの混合調製を
行ったが、色を切り替える際に混合液室8内に残留する
インクにより混合インクの濃度が所定濃度から若干外れ
る可能性がある。このため、本実施形態では、2つの個
別液室に対応して専用の混合液室を設けることにより、
色の切り替えに際し、切り替え前のインクによる影響を
極力排除している。
の混合液室8を用いて種類の異なるインクの混合調製を
行ったが、色を切り替える際に混合液室8内に残留する
インクにより混合インクの濃度が所定濃度から若干外れ
る可能性がある。このため、本実施形態では、2つの個
別液室に対応して専用の混合液室を設けることにより、
色の切り替えに際し、切り替え前のインクによる影響を
極力排除している。
【0071】図11は、本発明のインクジェット記録ヘ
ッドの実施形態6における要部を拡大して示す分解斜視
図である。すなわち、図11中符号8aおよび8bは2
つの混合液室である。一方の混合液室8aには先の実施
形態5と同一構成の個別液室9および10に接続されて
おり、他方の混合液室8bには上記個別液室9および1
0と同形状の個別液室25および31が接続されてい
る。なお、本実施形態では先の実施形態5に設けられて
いた中間液室を設けていない。また、個別液室25には
エネルギ発生素子27、液流路28および連絡口29が
所定位置に形成されており、個別液室31にはエネルギ
発生素子33、液流路34、および連絡口35が形成さ
れている。個別液室25の天井部にはインク供給口26
が形成されており、個別液室31の天井部にはインク供
給口32が形成されている。
ッドの実施形態6における要部を拡大して示す分解斜視
図である。すなわち、図11中符号8aおよび8bは2
つの混合液室である。一方の混合液室8aには先の実施
形態5と同一構成の個別液室9および10に接続されて
おり、他方の混合液室8bには上記個別液室9および1
0と同形状の個別液室25および31が接続されてい
る。なお、本実施形態では先の実施形態5に設けられて
いた中間液室を設けていない。また、個別液室25には
エネルギ発生素子27、液流路28および連絡口29が
所定位置に形成されており、個別液室31にはエネルギ
発生素子33、液流路34、および連絡口35が形成さ
れている。個別液室25の天井部にはインク供給口26
が形成されており、個別液室31の天井部にはインク供
給口32が形成されている。
【0072】さらに、個別液室31と混合液室8bとの
間には制御弁36が36a、36bおよび36cの3つ
に分けられて設けられており、個別液室25と混合液室
8bとの間には制御弁30が30a、30bおよび30
cの3つに分けられて設けられている。本実施形態の構
成要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通するもの
については、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
間には制御弁36が36a、36bおよび36cの3つ
に分けられて設けられており、個別液室25と混合液室
8bとの間には制御弁30が30a、30bおよび30
cの3つに分けられて設けられている。本実施形態の構
成要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通するもの
については、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
【0073】このような構成の記録ヘッドにおいては、
例えば個別液室9および25に色材を含むインクを収容
し、個別液室10および31に色材を含まない液体を収
容すると、例えば混合液室8a側で1対4の混合比を有
するインクを調製すると共に、混合液室8b側で1対1
の混合比を有するインクを調製することができる。各イ
ンクを吐出するときは、制御弁54または55のうちい
ずれか一方を開状態とし、他方を閉状態とすることで色
の切り替えを容易に行うことができる。また、色の切り
替え時には吐出液室56内のインクを吐出あるいは排出
する必要があるが、吐出液室56内に残留していたイン
クのみを排出するだけで済み、インクの消費量を最少限
に抑制することができる。
例えば個別液室9および25に色材を含むインクを収容
し、個別液室10および31に色材を含まない液体を収
容すると、例えば混合液室8a側で1対4の混合比を有
するインクを調製すると共に、混合液室8b側で1対1
の混合比を有するインクを調製することができる。各イ
ンクを吐出するときは、制御弁54または55のうちい
ずれか一方を開状態とし、他方を閉状態とすることで色
の切り替えを容易に行うことができる。また、色の切り
替え時には吐出液室56内のインクを吐出あるいは排出
する必要があるが、吐出液室56内に残留していたイン
クのみを排出するだけで済み、インクの消費量を最少限
に抑制することができる。
【0074】上記のように本実施形態では、複数の混合
液室を有し、そのうち1つからインクを吐出制御する手
段までのインク経路を選択することで、吐出するインク
の濃度を切り替える際に前回用いたインクが混入するこ
とが少ないので、インク濃度変化をより少なく抑制する
ことが可能となる。
液室を有し、そのうち1つからインクを吐出制御する手
段までのインク経路を選択することで、吐出するインク
の濃度を切り替える際に前回用いたインクが混入するこ
とが少ないので、インク濃度変化をより少なく抑制する
ことが可能となる。
【0075】(実施形態7)図13は本発明のインクジ
ェット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態7の
要部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の構
成要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通するもの
については、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
ェット記録装置に搭載可能な記録ヘッドの実施形態7の
要部を拡大して示す分解斜視図である。本実施形態の構
成要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通するもの
については、同一符号を付し、その部分の説明を省略す
る。
【0076】本実施形態の特徴は、供給用インク液室
9,10,25,31内に異なる濃度のインクを収容
し、それらを印字用インク液室8内に選択的に供給する
ことにより、その印字用インク液室8内のインクを画像
データの濃度レベルに対応する濃度とすることにある。
このため、本実施形態の記録ヘッドでは、図13に示す
ようにそれぞれの供給用インク液室と吐出用インク液室
との連通路はそれぞれ単一の通路で連通されている。
9,10,25,31内に異なる濃度のインクを収容
し、それらを印字用インク液室8内に選択的に供給する
ことにより、その印字用インク液室8内のインクを画像
データの濃度レベルに対応する濃度とすることにある。
このため、本実施形態の記録ヘッドでは、図13に示す
ようにそれぞれの供給用インク液室と吐出用インク液室
との連通路はそれぞれ単一の通路で連通されている。
【0077】次に、本発明の第7の実施形態に関係する
ホストコンピュータ及びインクジェット記録装置につい
て説明する。図12は、それらのホストコンピュータ及
びインクジェット記録装置内の制御システムの構成を示
すブロック図である。
ホストコンピュータ及びインクジェット記録装置につい
て説明する。図12は、それらのホストコンピュータ及
びインクジェット記録装置内の制御システムの構成を示
すブロック図である。
【0078】このブロック図において、501はホスト
コンピュータであり、所定のOSに基づいて、システム
プログラムが各種アプリケーションプログラムの実行状
態を管理している。このシステムプログラム上で動作す
るプリンタ制御プログラム(プリンタドライバ)502
は、各種アプリケーションプログラム上で作成された画
像データに対して、印字等の記録時に使用するインクの
濃度をブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各色に
ついて決定するためのインク濃度判別手段503と、記
録ヘッドで使用するインクの濃度データと画像データを
プリンタ505へ出力するための画像データ出力手段5
04で構成されている。
コンピュータであり、所定のOSに基づいて、システム
プログラムが各種アプリケーションプログラムの実行状
態を管理している。このシステムプログラム上で動作す
るプリンタ制御プログラム(プリンタドライバ)502
は、各種アプリケーションプログラム上で作成された画
像データに対して、印字等の記録時に使用するインクの
濃度をブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各色に
ついて決定するためのインク濃度判別手段503と、記
録ヘッドで使用するインクの濃度データと画像データを
プリンタ505へ出力するための画像データ出力手段5
04で構成されている。
【0079】506はプリンタ505内の制御システム
部である。507は、ホストコンピュータ501からプ
リンタ505に画像データを取り込むためのインターフ
ェイスであり、パラレルあるいはシリアルのインターフ
ェイスである。508はCPUであり、プリンタ505
の起動処理、各種モータの駆動制御、ヘッド回復動作、
時間制御等を行う。509は、CPU508が実行する
各制御プログラムを格納するプログラムROMである。
510はDRAMであり、画像データや記録ヘッド51
6に転送する印字データを一時的に格納するための記憶
手段を構成する。
部である。507は、ホストコンピュータ501からプ
リンタ505に画像データを取り込むためのインターフ
ェイスであり、パラレルあるいはシリアルのインターフ
ェイスである。508はCPUであり、プリンタ505
の起動処理、各種モータの駆動制御、ヘッド回復動作、
時間制御等を行う。509は、CPU508が実行する
各制御プログラムを格納するプログラムROMである。
510はDRAMであり、画像データや記録ヘッド51
6に転送する印字データを一時的に格納するための記憶
手段を構成する。
【0080】511はゲートアレーであり、ホストコン
ピュータ501から転送されてくる画像データとインク
濃度データに基づいて機能するデータ変換手段512と
記録制御手段513を有する。前者の手段512は、画
像データを印字データに変換する。後者の手段513
は、インク濃度データによって記録ヘッド515内のイ
ンク濃度を変更する制御と、印字データを記録ヘッド5
15に転送してインク吐出駆動制御を行う。514は、
プリンタを印字可能状態(ON LINE)にするため
の起動スイッチや、印字可能状態になったことを目視で
分かるようにするための発光LEDを載せたオペレーシ
ョン部である。519は、電気的読み書きが可能な不揮
発性記憶手段であるEEPROMであり、記録ヘッド5
15を管理するための情報を保持するための記憶手段を
成す。
ピュータ501から転送されてくる画像データとインク
濃度データに基づいて機能するデータ変換手段512と
記録制御手段513を有する。前者の手段512は、画
像データを印字データに変換する。後者の手段513
は、インク濃度データによって記録ヘッド515内のイ
ンク濃度を変更する制御と、印字データを記録ヘッド5
15に転送してインク吐出駆動制御を行う。514は、
プリンタを印字可能状態(ON LINE)にするため
の起動スイッチや、印字可能状態になったことを目視で
分かるようにするための発光LEDを載せたオペレーシ
ョン部である。519は、電気的読み書きが可能な不揮
発性記憶手段であるEEPROMであり、記録ヘッド5
15を管理するための情報を保持するための記憶手段を
成す。
【0081】記録ヘッド515は、各インク色毎に同じ
種類のものがセットされている。
種類のものがセットされている。
【0082】516は記録ヘッド515の記録位置を検
出するための位置センサ(エンコーダ)である。517
は記録ヘッド515を移動させるためのキャリアモー
タ、518は記録紙搬送のための紙搬送モータである。
521は、記録ヘッド515のインク吐出性能を維持す
るためのヘッド回復部である。520は、ヘッド回復動
作(吸引動作部522、ワイピング動作部523、キャ
ッピング動作部524)を行う回復モータである。52
5は記録ヘッド515を駆動するヘッドドライバ、52
6,527,528はそれぞれキャリアモータ517、
紙搬送モータ518、回復モータ520を駆動するため
のモータドライバである。
出するための位置センサ(エンコーダ)である。517
は記録ヘッド515を移動させるためのキャリアモー
タ、518は記録紙搬送のための紙搬送モータである。
521は、記録ヘッド515のインク吐出性能を維持す
るためのヘッド回復部である。520は、ヘッド回復動
作(吸引動作部522、ワイピング動作部523、キャ
ッピング動作部524)を行う回復モータである。52
5は記録ヘッド515を駆動するヘッドドライバ、52
6,527,528はそれぞれキャリアモータ517、
紙搬送モータ518、回復モータ520を駆動するため
のモータドライバである。
【0083】次に、ホストコンピュータ及びインクジェ
ット記録装置内の印字等の記録制御システムの動作につ
いて説明する。
ット記録装置内の印字等の記録制御システムの動作につ
いて説明する。
【0084】例えば、記録動作として印字動作が行われ
る場合、まず、ホストコンピュータ501内の所定のO
S上でオペレートできる各種アプリケーションプログラ
ムによって作成された画像データは、プリンタ制御プロ
グラム(プリンタドライバ)502内のインク濃度判別
手段503に入力され、ここで、印字時に使用するイン
ク濃度をブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各イ
ンク色について決める。
る場合、まず、ホストコンピュータ501内の所定のO
S上でオペレートできる各種アプリケーションプログラ
ムによって作成された画像データは、プリンタ制御プロ
グラム(プリンタドライバ)502内のインク濃度判別
手段503に入力され、ここで、印字時に使用するイン
ク濃度をブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各イ
ンク色について決める。
【0085】このインク濃度判別手段503では、記録
ヘッド515における各色インクの濃度データを管理す
る。例えば、本例のインクジェット記録装置内において
使用する記録ヘッド515のように、ブラック、マゼン
タ、シアン、イエローの各インク色について、4種類ず
つの濃度のインクが充填されている場合、インク濃度判
別手段503は、画像データに対して4種類の濃度のイ
ンクの内のどの濃度のインクが最適であるかを判断し
て、その内の最適な1つを選択する。そして、画像デー
タ出力手段504は、使用するインクの濃度データ(イ
ンク濃度データ)と画像データをインターフェイス50
7を通じてプリンタ505へ出力する。
ヘッド515における各色インクの濃度データを管理す
る。例えば、本例のインクジェット記録装置内において
使用する記録ヘッド515のように、ブラック、マゼン
タ、シアン、イエローの各インク色について、4種類ず
つの濃度のインクが充填されている場合、インク濃度判
別手段503は、画像データに対して4種類の濃度のイ
ンクの内のどの濃度のインクが最適であるかを判断し
て、その内の最適な1つを選択する。そして、画像デー
タ出力手段504は、使用するインクの濃度データ(イ
ンク濃度データ)と画像データをインターフェイス50
7を通じてプリンタ505へ出力する。
【0086】プリンタ505側に送られた画像データ
は、まず、ゲートアレー511内のデータ変換手段51
2によって、画像データを印字するための印字データに
変換される。次に、ホストコンピュータ501から送ら
れてきた各色のインク濃度データと、データ変換後の印
字データは、ヘッド制御手段513に送られる。その制
御手段513は、まず印字開始前において、各色のイン
ク濃度データにしたがって記録ヘッド515とヘッド回
復部521を制御し、印字用インク液室8にインクを充
填する。そして、印字開始時には、記録ヘッド515に
対して印字データを転送し、吐出エネルギー発生素子2
を制御して印字を行う。
は、まず、ゲートアレー511内のデータ変換手段51
2によって、画像データを印字するための印字データに
変換される。次に、ホストコンピュータ501から送ら
れてきた各色のインク濃度データと、データ変換後の印
字データは、ヘッド制御手段513に送られる。その制
御手段513は、まず印字開始前において、各色のイン
ク濃度データにしたがって記録ヘッド515とヘッド回
復部521を制御し、印字用インク液室8にインクを充
填する。そして、印字開始時には、記録ヘッド515に
対して印字データを転送し、吐出エネルギー発生素子2
を制御して印字を行う。
【0087】具体例として、ある1色分の記録ヘッド5
15において、供給用インク液室9内のインクが印字用
インク、つまり印字用インク液室8内に充填されるイン
クとして選択された場合について説明する。まず、印字
開始前に、記録ヘッド515内の制御弁14を開口させ
るように制御する。次に、ヘッド回復部521により、
吐出口11,22から吸引動作を行って、供給用インク
液室9内のインクを印字用インク液室8内に十分に満た
す。そして、印字開始時には、印字データにしたがっ
て、吐出エネルギー発生素子2を制御して印字を行う。
このときには、吐出エネルギー発生素子2の制御に同期
して、吐出エネルギー発生素子3の制御を行い、印字用
インク液室8が選択された濃度のインクで常に満たされ
るようにする。このようにして、画像データを忠実に再
現するためのインク濃度を選択し、同一のノズルから、
その選択されたインクを吐出することが可能となる。
15において、供給用インク液室9内のインクが印字用
インク、つまり印字用インク液室8内に充填されるイン
クとして選択された場合について説明する。まず、印字
開始前に、記録ヘッド515内の制御弁14を開口させ
るように制御する。次に、ヘッド回復部521により、
吐出口11,22から吸引動作を行って、供給用インク
液室9内のインクを印字用インク液室8内に十分に満た
す。そして、印字開始時には、印字データにしたがっ
て、吐出エネルギー発生素子2を制御して印字を行う。
このときには、吐出エネルギー発生素子2の制御に同期
して、吐出エネルギー発生素子3の制御を行い、印字用
インク液室8が選択された濃度のインクで常に満たされ
るようにする。このようにして、画像データを忠実に再
現するためのインク濃度を選択し、同一のノズルから、
その選択されたインクを吐出することが可能となる。
【0088】ところで、印字する時に選択された各イン
ク色等の記録ヘッド515におけるインク濃度は、1ペ
ージの記録毎に変更することができるが、1スキャン毎
に変更することも可能である。その場合、プリンタ制御
プログラム(プリンタドライバ)502内のインク濃度
判別手段503は、画像データの1スキャン分毎にブラ
ック、マゼンタ、シアン、イエローの各インク色につい
て、印字時に使用するインク濃度を決定する。そして、
画像データ出力手段504は、プリンタ505に対し
て、1スキャン分の画像データの送りと同時に、それぞ
れのインク濃度データも転送するのである。プリンタ5
05側では、1スキャン毎に送られてくるインク濃度デ
ータに基づいて、記録ヘッド515とヘッド回復部52
1を制御して、各インク色毎の記録ヘッド515におけ
るインク濃度を変更する。1スキャン毎にインク濃度を
変更することにより、画像データに基づくより忠実な印
字が可能になる。
ク色等の記録ヘッド515におけるインク濃度は、1ペ
ージの記録毎に変更することができるが、1スキャン毎
に変更することも可能である。その場合、プリンタ制御
プログラム(プリンタドライバ)502内のインク濃度
判別手段503は、画像データの1スキャン分毎にブラ
ック、マゼンタ、シアン、イエローの各インク色につい
て、印字時に使用するインク濃度を決定する。そして、
画像データ出力手段504は、プリンタ505に対し
て、1スキャン分の画像データの送りと同時に、それぞ
れのインク濃度データも転送するのである。プリンタ5
05側では、1スキャン毎に送られてくるインク濃度デ
ータに基づいて、記録ヘッド515とヘッド回復部52
1を制御して、各インク色毎の記録ヘッド515におけ
るインク濃度を変更する。1スキャン毎にインク濃度を
変更することにより、画像データに基づくより忠実な印
字が可能になる。
【0089】なお、前述した第7の実施形態のホストコ
ンピュータ及びインクジェット記録装置による印字制御
システムにおいては、ホストコンピュータ501内の各
種アプリケーションプログラムで作成された画像データ
に対して、プリンタ制御プログラム(プリンタドライ
バ)502内のインク濃度判別手段503が印字時に使
用するインク濃度をブラック、マゼンタ、シアン、イエ
ローの各色に対して決定する場合に、記録ヘッド内に具
備している各種濃度のインクだけでは、画像データに対
して最適な出力画像を印字することができないことがあ
る。
ンピュータ及びインクジェット記録装置による印字制御
システムにおいては、ホストコンピュータ501内の各
種アプリケーションプログラムで作成された画像データ
に対して、プリンタ制御プログラム(プリンタドライ
バ)502内のインク濃度判別手段503が印字時に使
用するインク濃度をブラック、マゼンタ、シアン、イエ
ローの各色に対して決定する場合に、記録ヘッド内に具
備している各種濃度のインクだけでは、画像データに対
して最適な出力画像を印字することができないことがあ
る。
【0090】そこで、画像データに対して最適な出力画
像が印字することができないとインク濃度判別手段50
3が判断した場合に、2種類以上の濃度インクを選択
し、それらを同じ割合で混合して、画像データを忠実に
再現するための新しい濃度のインクを作るようにしても
よい。
像が印字することができないとインク濃度判別手段50
3が判断した場合に、2種類以上の濃度インクを選択
し、それらを同じ割合で混合して、画像データを忠実に
再現するための新しい濃度のインクを作るようにしても
よい。
【0091】また、2種類以上の濃度インクを選択し、
それらを同じ割合で混合させる代わりに、画像データよ
りも薄い濃度インクを選択し、そのインクを用いて、所
定の記録位置に対して記録ヘッド515の印字スキャン
を2回以上行って印字してもよい。この場合、さらに、
各印字スキャン毎に、インク濃度を変えて印字すること
も可能である。このような印字制御を行うことにより、
印字された出力画像の濃度の幅が広がり、より階調性の
高い表現が可能となる。
それらを同じ割合で混合させる代わりに、画像データよ
りも薄い濃度インクを選択し、そのインクを用いて、所
定の記録位置に対して記録ヘッド515の印字スキャン
を2回以上行って印字してもよい。この場合、さらに、
各印字スキャン毎に、インク濃度を変えて印字すること
も可能である。このような印字制御を行うことにより、
印字された出力画像の濃度の幅が広がり、より階調性の
高い表現が可能となる。
【0092】また、更なる変形例としては、記録ヘッド
内に前述の第1の実施形態のように他のインクと混合し
たときにそのインクの組成を変えずにインク濃度を薄く
するための薄目インクを具備し、ホストコンピュータ5
01内の各種アプリケーションプログラムで作成された
画像データに対して、プリンタ制御プログラム(プリン
タドライバ)502内のインク濃度判別手段503が、
記録ヘッド515内の3種濃度のインクだけでは最適な
出力画像を印字することができないと判断した場合に、
その3種の濃度のインクの1つと薄目インクとを選択
し、それらを混合して新しい濃度インクを作り、そのイ
ンクを用いて画像データを忠実に再現するようにしても
よい。このような印字制御を行うことにより、選択でき
るインク濃度の幅が格段に広がり、それによってより階
調性の高い印字が可能となる。
内に前述の第1の実施形態のように他のインクと混合し
たときにそのインクの組成を変えずにインク濃度を薄く
するための薄目インクを具備し、ホストコンピュータ5
01内の各種アプリケーションプログラムで作成された
画像データに対して、プリンタ制御プログラム(プリン
タドライバ)502内のインク濃度判別手段503が、
記録ヘッド515内の3種濃度のインクだけでは最適な
出力画像を印字することができないと判断した場合に、
その3種の濃度のインクの1つと薄目インクとを選択
し、それらを混合して新しい濃度インクを作り、そのイ
ンクを用いて画像データを忠実に再現するようにしても
よい。このような印字制御を行うことにより、選択でき
るインク濃度の幅が格段に広がり、それによってより階
調性の高い印字が可能となる。
【0093】(実施形態8)図14は本発明の第8の実
施形態にかかるホストコンピュータ及びインクジェット
記録装置内の制御システムの構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の特徴は、前述の第1実施形態におい
て、すでに液室内にあるインクを考慮に入れて最適な濃
度/あるいは色調のインクを使って印字を行うようにす
るものである。
施形態にかかるホストコンピュータ及びインクジェット
記録装置内の制御システムの構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の特徴は、前述の第1実施形態におい
て、すでに液室内にあるインクを考慮に入れて最適な濃
度/あるいは色調のインクを使って印字を行うようにす
るものである。
【0094】図14において、インクジェット記録装置
の制御システム部506は、所定の双方向形式のバスを
通じてホストコンピュータ501に接続されている。ホ
ストコンピュータ501においては、システムプログラ
ムが所定のOSに基づいて各種アプリケーションプログ
ラムの実行状態を管理している。
の制御システム部506は、所定の双方向形式のバスを
通じてホストコンピュータ501に接続されている。ホ
ストコンピュータ501においては、システムプログラ
ムが所定のOSに基づいて各種アプリケーションプログ
ラムの実行状態を管理している。
【0095】このシステムプログラム上で動作するホス
トコンピュータ501のプリンタ制御部(プリンタドラ
イバ)502は、画像データに基づいて各種のインクに
ついてそれぞれ使用頻度の比較的高い目標濃度を設定す
る目標濃度設定部530と、記録ヘッド部515の各イ
ンク液混合室8内のインクの濃度が各インク液が混合さ
れることにより目標濃度設定部530により設定された
目標濃度となるような各インク液相互の混合比を演算す
る混合比演算部531と、画像データ、および、各画像
データの階調を再現可能な各インク濃度を、各画像デー
タに対応させてマップ化して表したインク濃度データ
と、記録ヘッド部515の各インク液混合室8、各供給
用インク液室9、および、10内に貯留されるインクの
濃度をそれぞれあらわすデータ、後述する目標濃度デー
タ、混合比データなどを記憶するメモリ部529と、各
データをプリンタ505へ出力するためのデータ出力部
504を含んで構成されている。
トコンピュータ501のプリンタ制御部(プリンタドラ
イバ)502は、画像データに基づいて各種のインクに
ついてそれぞれ使用頻度の比較的高い目標濃度を設定す
る目標濃度設定部530と、記録ヘッド部515の各イ
ンク液混合室8内のインクの濃度が各インク液が混合さ
れることにより目標濃度設定部530により設定された
目標濃度となるような各インク液相互の混合比を演算す
る混合比演算部531と、画像データ、および、各画像
データの階調を再現可能な各インク濃度を、各画像デー
タに対応させてマップ化して表したインク濃度データ
と、記録ヘッド部515の各インク液混合室8、各供給
用インク液室9、および、10内に貯留されるインクの
濃度をそれぞれあらわすデータ、後述する目標濃度デー
タ、混合比データなどを記憶するメモリ部529と、各
データをプリンタ505へ出力するためのデータ出力部
504を含んで構成されている。
【0096】メモリ部529に記憶される画像データ
は、例えば、多値データとされ上述した各種のインク、
即ち、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローにそれぞ
れについて1画素あたり、3ビット構成とされる。従っ
て、各色ごとに各データは、7値とされ、7段階の濃度
のいずれかを表すこととなる。各インク液混合室8内の
インク濃度データは、後述するように新たなインクが混
合されたとき、更新される。
は、例えば、多値データとされ上述した各種のインク、
即ち、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローにそれぞ
れについて1画素あたり、3ビット構成とされる。従っ
て、各色ごとに各データは、7値とされ、7段階の濃度
のいずれかを表すこととなる。各インク液混合室8内の
インク濃度データは、後述するように新たなインクが混
合されたとき、更新される。
【0097】また、インク濃度データは、各インク色ご
とにヒストグラムが利用されてあらわされている。目標
濃度設定部530は、メモリ部529からの1走査分あ
るいは1枚の用紙分の画像データに基づきインク濃度デ
ータを参照して各インク液混合室8内のインクの濃度に
ついてそれぞれ使用頻度の比較的高い目標濃度をそれぞ
れ設定する。
とにヒストグラムが利用されてあらわされている。目標
濃度設定部530は、メモリ部529からの1走査分あ
るいは1枚の用紙分の画像データに基づきインク濃度デ
ータを参照して各インク液混合室8内のインクの濃度に
ついてそれぞれ使用頻度の比較的高い目標濃度をそれぞ
れ設定する。
【0098】混合比演算部531は、目標濃度設定部5
30により設定された目標濃度に基づいて各インク液混
合室8内に残留される所定量のインクと、各供給用イン
ク液室9または10内からそれぞれ所定量供給されるイ
ンクとを混合させることにより記録動作前に生成される
インクの濃度が目標濃度となるように混合比を演算す
る。即ち、混合比演算部531は、各インク液混合室8
内から吸引されるインク量、各供給用インク液室9また
は10内のうちのいずれかのインク、あるいは、双方を
選択し、混合される各インクの供給量を算出し、それら
をあらわす第1の混合比データDM1を形成し送出す
る。
30により設定された目標濃度に基づいて各インク液混
合室8内に残留される所定量のインクと、各供給用イン
ク液室9または10内からそれぞれ所定量供給されるイ
ンクとを混合させることにより記録動作前に生成される
インクの濃度が目標濃度となるように混合比を演算す
る。即ち、混合比演算部531は、各インク液混合室8
内から吸引されるインク量、各供給用インク液室9また
は10内のうちのいずれかのインク、あるいは、双方を
選択し、混合される各インクの供給量を算出し、それら
をあらわす第1の混合比データDM1を形成し送出す
る。
【0099】また、混合比演算部531は、記録動作中
において、各インク液混合室8内のインクの濃度を上述
の目標濃度に維持すべく、各供給用インク液室9または
10内のうちのいずれかのインク、あるいは、双方を選
択し、混合される各インクの供給量を算出し、それらを
あらわす第2の混合比データDM2を形成し送出する。
において、各インク液混合室8内のインクの濃度を上述
の目標濃度に維持すべく、各供給用インク液室9または
10内のうちのいずれかのインク、あるいは、双方を選
択し、混合される各インクの供給量を算出し、それらを
あらわす第2の混合比データDM2を形成し送出する。
【0100】データ出力部504は、第1の混合比デー
タDM1、第2の混合比データDM2、画像データD
G、および、他の制御データを含むデータ群DQとして
インターフェース507を介して制御論理回路部511
に供給する。
タDM1、第2の混合比データDM2、画像データD
G、および、他の制御データを含むデータ群DQとして
インターフェース507を介して制御論理回路部511
に供給する。
【0101】プリンタ505内の制御システム部506
は、ホストコンピュータ501からプリンタ505にデ
ータ群DQを取り込むための例えば、パラレルあるいは
シリアルのインターフェイス507と、プリンタ505
の起動処理、各種モータの駆動制御、ヘッド回復動作、
時間制御等の演算を行う中央演算処理装置(CPU)5
08と、画像データの変換処理および記録動作を制御す
る制御論理回路部511と、CPU508が実行する各
制御プログラムを格納するプログラムROM509と、
画像データや記録ヘッド部515に転送する印字データ
を一時的に格納するための記憶手段を構成するDRAM
510とを含んで構成されている。
は、ホストコンピュータ501からプリンタ505にデ
ータ群DQを取り込むための例えば、パラレルあるいは
シリアルのインターフェイス507と、プリンタ505
の起動処理、各種モータの駆動制御、ヘッド回復動作、
時間制御等の演算を行う中央演算処理装置(CPU)5
08と、画像データの変換処理および記録動作を制御す
る制御論理回路部511と、CPU508が実行する各
制御プログラムを格納するプログラムROM509と、
画像データや記録ヘッド部515に転送する印字データ
を一時的に格納するための記憶手段を構成するDRAM
510とを含んで構成されている。
【0102】CPU508には、プリンタを印字可能状
態(ON LINE)にするための起動スイッチ、イン
ク色の変更を指令する指令スイッチ、印字可能状態にな
ったことを目視で分かるようにするための発光LEDな
どを配した表示/操作部514と、記録ヘッド部515
を管理するための情報を保持するための記憶手段を成す
電気的読み書きが可能な不揮発性記憶手段であるEEP
ROM519とが接続されている。
態(ON LINE)にするための起動スイッチ、イン
ク色の変更を指令する指令スイッチ、印字可能状態にな
ったことを目視で分かるようにするための発光LEDな
どを配した表示/操作部514と、記録ヘッド部515
を管理するための情報を保持するための記憶手段を成す
電気的読み書きが可能な不揮発性記憶手段であるEEP
ROM519とが接続されている。
【0103】制御論理回路部511は、例えば、ゲート
アレーで構成され、インターフェイス507から転送さ
れてくる画像データDGに基づいて濃度変換処理、二値
化処理、および、各記録ヘッドごとに各色データを分配
する画像データ処理部512と、第1の混合比データD
M1および第2の混合比データDM2に基づいて記録動
作前、および、記録動作中、実際に供給されるべきイン
ク供給量をそれぞれ算出し、得られたデータに基づいて
エネルギー発生素子3及び4の駆動制御、および、制御
弁14及び15の開閉制御を行う供給動作制御部513
Aと、画像データ処理部512からの各データおよび第
1の混合比データDM1と、キャリッジHCに設けられ
るエンコーダ516からのキャリッジHCの移動量をあ
らわす同期パルス信号Sepとに基づいて所定の吐出タ
イミングで記録ヘッド部515の記録動作制御を行う記
録動作制御部513Bと、第1の混合比データDM1に
基づいて各インク液混合室8内のインクの排出量を算出
し、ヘッド回復部521のポンプユニットにその排出量
に応じた動作を行わせる吸引動作制御部531と、供給
動作制御部513Aおよび吸引動作制御部532により
演算されて得られたデータを格納するメモリ部513M
とを含んで構成されている。
アレーで構成され、インターフェイス507から転送さ
れてくる画像データDGに基づいて濃度変換処理、二値
化処理、および、各記録ヘッドごとに各色データを分配
する画像データ処理部512と、第1の混合比データD
M1および第2の混合比データDM2に基づいて記録動
作前、および、記録動作中、実際に供給されるべきイン
ク供給量をそれぞれ算出し、得られたデータに基づいて
エネルギー発生素子3及び4の駆動制御、および、制御
弁14及び15の開閉制御を行う供給動作制御部513
Aと、画像データ処理部512からの各データおよび第
1の混合比データDM1と、キャリッジHCに設けられ
るエンコーダ516からのキャリッジHCの移動量をあ
らわす同期パルス信号Sepとに基づいて所定の吐出タ
イミングで記録ヘッド部515の記録動作制御を行う記
録動作制御部513Bと、第1の混合比データDM1に
基づいて各インク液混合室8内のインクの排出量を算出
し、ヘッド回復部521のポンプユニットにその排出量
に応じた動作を行わせる吸引動作制御部531と、供給
動作制御部513Aおよび吸引動作制御部532により
演算されて得られたデータを格納するメモリ部513M
とを含んで構成されている。
【0104】表示/操作部514からのインクの変更指
令信号に基づいて制御論理回路部511により記録ヘッ
ド部515における各インク液混合室8内のインクの濃
度を変更するにあたっては、それぞれ、同様な制御が行
われるので、そのうちのひとつのインク液混合室8内に
おけるインクの濃度を変更する場合について説明する。
令信号に基づいて制御論理回路部511により記録ヘッ
ド部515における各インク液混合室8内のインクの濃
度を変更するにあたっては、それぞれ、同様な制御が行
われるので、そのうちのひとつのインク液混合室8内に
おけるインクの濃度を変更する場合について説明する。
【0105】記録動作前において、例えば、インク液混
合室8内の残留インクの濃度が50%である場合、イン
ク液混合室8内のインク濃度を25%に変更する場合に
おいては、ホストコンピュータ501の目標濃度設定部
530は、メモリ部529からの1走査分あるいは1枚
の用紙Pa分の画像データに基づきインク濃度データを
参照して各インク液混合室8内のインクの濃度について
それぞれ使用頻度の比較的高い目標濃度としてインク濃
度25%を設定する。
合室8内の残留インクの濃度が50%である場合、イン
ク液混合室8内のインク濃度を25%に変更する場合に
おいては、ホストコンピュータ501の目標濃度設定部
530は、メモリ部529からの1走査分あるいは1枚
の用紙Pa分の画像データに基づきインク濃度データを
参照して各インク液混合室8内のインクの濃度について
それぞれ使用頻度の比較的高い目標濃度としてインク濃
度25%を設定する。
【0106】混合比演算部531は、設定された目標濃
度25%に基づいて各インク液混合室8内に残留される
所定量のインクと、供給用インク液室10内からそれぞ
れ所定量供給されるインクとを混合させることにより記
録動作前に生成されるインクの濃度を目標濃度25%と
なるような混合比(1:1)を得る。即ち、混合比演算
部531は、各インク液混合室8内から吸引排出される
インク量を全体の50%とし、供給用インク液室10内
の希釈用インクのみを使用することを選択し、それらを
あらわす第1の混合比データDM1を形成し送出する。
度25%に基づいて各インク液混合室8内に残留される
所定量のインクと、供給用インク液室10内からそれぞ
れ所定量供給されるインクとを混合させることにより記
録動作前に生成されるインクの濃度を目標濃度25%と
なるような混合比(1:1)を得る。即ち、混合比演算
部531は、各インク液混合室8内から吸引排出される
インク量を全体の50%とし、供給用インク液室10内
の希釈用インクのみを使用することを選択し、それらを
あらわす第1の混合比データDM1を形成し送出する。
【0107】また、混合比演算部531は、記録動作中
において、各インク液混合室8内のインクの濃度を上述
の目標濃度に維持すべく、各供給用インク液室9または
10内の双方を選択し、混合される各インクの供給量の
比、例えば、混合比(1:3)を算出し、それらをあら
わす第2の混合比データDM2を形成し送出する。
において、各インク液混合室8内のインクの濃度を上述
の目標濃度に維持すべく、各供給用インク液室9または
10内の双方を選択し、混合される各インクの供給量の
比、例えば、混合比(1:3)を算出し、それらをあら
わす第2の混合比データDM2を形成し送出する。
【0108】次に、制御論理回路部511の吸引動作制
御部532は、記録動作前において、第1の混合比デー
タDM1に基づいて吸引部523のポンプユニットにお
ける吸引量を算出する。吸引動作制御部532は、得ら
れた吸引量に応じた制御信号Ckを形成し、それを各回
復用駆動モータを駆動させるモータドライバ528に供
給する。その際、記録動作制御部513Bは、キャリッ
ジHCをホームポジションに移動させるべく、制御信号
Crを形成し、それをモータドライバ526に供給す
る。従って、記録ヘッド100は、キャップ401に対
向配置される。
御部532は、記録動作前において、第1の混合比デー
タDM1に基づいて吸引部523のポンプユニットにお
ける吸引量を算出する。吸引動作制御部532は、得ら
れた吸引量に応じた制御信号Ckを形成し、それを各回
復用駆動モータを駆動させるモータドライバ528に供
給する。その際、記録動作制御部513Bは、キャリッ
ジHCをホームポジションに移動させるべく、制御信号
Crを形成し、それをモータドライバ526に供給す
る。従って、記録ヘッド100は、キャップ401に対
向配置される。
【0109】これにより、先ず、加圧コロ205および
305がX位置に移動され、昇降機構により、記録ヘッ
ド100にキャップ101が押し付けられ互いに密着さ
れる。その際、記録ヘッド100内の制御弁14および
15の全てが閉状態とされている。
305がX位置に移動され、昇降機構により、記録ヘッ
ド100にキャップ101が押し付けられ互いに密着さ
れる。その際、記録ヘッド100内の制御弁14および
15の全てが閉状態とされている。
【0110】次に、加圧コロ305のみをX位置に固定
して、チューブ105bを介して吸引空間104bを大
気に連通させてから、ガイドローラ203のみを矢印a
方向に回転させ、図4(b)に示されるように、その吸
引量に応じた位置であるM位置(Y位置とZ位置との中
間値)で停止せしめられる。その際、キャップ101
は、昇降機構により、記録ヘッド100から離隔せしめ
られる。そして、加圧コロ205がY位置からM位置に
移動する間において、吸引空間104aが負圧となり、
吐出口11から各インク液混合室8内の容積の50%の
インクが吸引され、吐出口22からは空気が入る。その
後、加圧コロ205がM位置からZ位置に移動せしめら
れる。
して、チューブ105bを介して吸引空間104bを大
気に連通させてから、ガイドローラ203のみを矢印a
方向に回転させ、図4(b)に示されるように、その吸
引量に応じた位置であるM位置(Y位置とZ位置との中
間値)で停止せしめられる。その際、キャップ101
は、昇降機構により、記録ヘッド100から離隔せしめ
られる。そして、加圧コロ205がY位置からM位置に
移動する間において、吸引空間104aが負圧となり、
吐出口11から各インク液混合室8内の容積の50%の
インクが吸引され、吐出口22からは空気が入る。その
後、加圧コロ205がM位置からZ位置に移動せしめら
れる。
【0111】続いて、制御論理回路部511における供
給動作制御部513Aは、第1の混合比データDM1に
基づいて供給用インク液室10内からの希釈用インクを
所定量供給すべく、エネルギー発生素子4および制御弁
15を供給量に応じた所定期間作動させるように駆動制
御パルス信号CpおよびCvを形成し、それをヘッドド
ライバ525に供給する。これにより、供給用インク液
室10内からの希釈用インクがインク液混合室8に所定
量導入されることにより、25%濃度のインクが生成さ
れることとなる。
給動作制御部513Aは、第1の混合比データDM1に
基づいて供給用インク液室10内からの希釈用インクを
所定量供給すべく、エネルギー発生素子4および制御弁
15を供給量に応じた所定期間作動させるように駆動制
御パルス信号CpおよびCvを形成し、それをヘッドド
ライバ525に供給する。これにより、供給用インク液
室10内からの希釈用インクがインク液混合室8に所定
量導入されることにより、25%濃度のインクが生成さ
れることとなる。
【0112】続いて、記録動作制御部513Bは、吐出
エネルギー発生素子2を作動させるべく、エンコーダ5
16からの同期信号Sepに基づく吐出タイミング信号
に同期させて画像データDGに基づく記録制御パルス信
号Cpbを形成し、それをヘッドドライバ525に供給
する。その際、記録動作制御部513Bは、キャリッジ
HCを記録開始位置に移動させるべく、制御信号Crを
形成し、それをモータドライバ526に供給する。ま
た、記録動作制御部513Bは、用紙Paを所定量搬送
すべく、制御信号Chを形成しそれをモータドライバ5
27に供給する。従って、搬送モータ518が駆動され
ることにより、用紙Paが図3に示される矢印の方向に
記録動作に応じて断続的に搬送される。
エネルギー発生素子2を作動させるべく、エンコーダ5
16からの同期信号Sepに基づく吐出タイミング信号
に同期させて画像データDGに基づく記録制御パルス信
号Cpbを形成し、それをヘッドドライバ525に供給
する。その際、記録動作制御部513Bは、キャリッジ
HCを記録開始位置に移動させるべく、制御信号Crを
形成し、それをモータドライバ526に供給する。ま
た、記録動作制御部513Bは、用紙Paを所定量搬送
すべく、制御信号Chを形成しそれをモータドライバ5
27に供給する。従って、搬送モータ518が駆動され
ることにより、用紙Paが図3に示される矢印の方向に
記録動作に応じて断続的に搬送される。
【0113】また、記録動作開始時、供給動作制御部5
13Aは、第2の混合比データDM2に基づいて、混合
比(1:3)に対応させてエネルギー発生素子3及び
4、制御弁14及び15にそれぞれ供給される駆動制御
パルス信号における所定期間あたりのパルス数を所定の
比率をもって異ならせて駆動制御パルス信号Cpおよび
Cvを供給する。従って、供給用インク液室9及び10
内のそれぞれのインクが、所定の比率をもってインク液
混合室8へ送り込まれる。これにより、記録動作中にお
いても、インク液混合室8のインクの濃度は、25%に
維持されることとなる。
13Aは、第2の混合比データDM2に基づいて、混合
比(1:3)に対応させてエネルギー発生素子3及び
4、制御弁14及び15にそれぞれ供給される駆動制御
パルス信号における所定期間あたりのパルス数を所定の
比率をもって異ならせて駆動制御パルス信号Cpおよび
Cvを供給する。従って、供給用インク液室9及び10
内のそれぞれのインクが、所定の比率をもってインク液
混合室8へ送り込まれる。これにより、記録動作中にお
いても、インク液混合室8のインクの濃度は、25%に
維持されることとなる。
【0114】さらに、上述の例において記憶されている
インク濃度データは、各画像データの階調を再現可能な
各インク濃度を、各画像データに対応させてマップ化し
て表したものなのでその濃度範囲を超えた画像データが
ある場合、最適な画像が用紙Pa上に再現されない虞が
ある。
インク濃度データは、各画像データの階調を再現可能な
各インク濃度を、各画像データに対応させてマップ化し
て表したものなのでその濃度範囲を超えた画像データが
ある場合、最適な画像が用紙Pa上に再現されない虞が
ある。
【0115】そこで、本発明に係るインクジェット記録
装置の他の例では、目標濃度設定部530は、形成され
た画像データに対応するインク濃度がマップ化されてい
ないと判断されるとき、その画像データに対応するイン
ク濃度よりも薄いインク濃度を目標濃度として設定す
る。その際、目標濃度設定部530は、そのインク濃度
による画像形成は同一の記録領域に対し複数回の走査が
必要であることをあらわすデータとともに、目標濃度の
データを送出する。なお、所定のインク濃度、および、
走査回数と、画像データとの関係は、予め実験により得
られたデータにより決定されている。
装置の他の例では、目標濃度設定部530は、形成され
た画像データに対応するインク濃度がマップ化されてい
ないと判断されるとき、その画像データに対応するイン
ク濃度よりも薄いインク濃度を目標濃度として設定す
る。その際、目標濃度設定部530は、そのインク濃度
による画像形成は同一の記録領域に対し複数回の走査が
必要であることをあらわすデータとともに、目標濃度の
データを送出する。なお、所定のインク濃度、および、
走査回数と、画像データとの関係は、予め実験により得
られたデータにより決定されている。
【0116】混合比演算部531は、上述の例と同様
に、目標濃度設定部530により設定された目標濃度に
基づいて第1の混合比データDM1および第2の混合比
データDM2を形成し送出する。
に、目標濃度設定部530により設定された目標濃度に
基づいて第1の混合比データDM1および第2の混合比
データDM2を形成し送出する。
【0117】制御論理回路部511の吸引動作制御部5
32は、記録動作前において、第1の混合比データDM
1に基づいて吸引部523のポンプユニットにおける吸
引量を算出する。吸引動作制御部532は、得られた吸
引量に応じた制御信号Ckを形成し、それを各回復用駆
動モータを駆動させるモータドライバ528に供給す
る。
32は、記録動作前において、第1の混合比データDM
1に基づいて吸引部523のポンプユニットにおける吸
引量を算出する。吸引動作制御部532は、得られた吸
引量に応じた制御信号Ckを形成し、それを各回復用駆
動モータを駆動させるモータドライバ528に供給す
る。
【0118】また、制御論理回路部511における供給
動作制御部513Aは、第1の混合比データDM1に基
づいて供給用インク液室9または10内からのインクを
それぞれ所定量供給すべく、エネルギー発生素子4、3
および制御弁14,15を供給量に応じた所定期間作動
させるように駆動制御パルス信号CpおよびCvを形成
し、それらをヘッドドライバ525に供給する。
動作制御部513Aは、第1の混合比データDM1に基
づいて供給用インク液室9または10内からのインクを
それぞれ所定量供給すべく、エネルギー発生素子4、3
および制御弁14,15を供給量に応じた所定期間作動
させるように駆動制御パルス信号CpおよびCvを形成
し、それらをヘッドドライバ525に供給する。
【0119】記録動作制御部513Bは、吐出エネルギ
ー発生素子2を作動させるべく、エンコーダ516から
の同期信号Sepに基づく吐出タイミング信号に同期さ
せて画像データDGに基づく記録制御パルス信号Cpb
を形成し、それをヘッドドライバ525に供給する。そ
の際、記録動作制御部513Bは、目標濃度設定部53
0からのインク濃度による画像形成が同一の記録領域に
対し複数回の走査が必要であることをあらわすデータに
基づいて、そのインクが使用される画像の形成位置に記
録ヘッド部515が到達した場合、記録ヘッド部515
およびキャリッジHCに、同一の記録領域に対し所定
数,例えば、2往復させる動作を行わせる。
ー発生素子2を作動させるべく、エンコーダ516から
の同期信号Sepに基づく吐出タイミング信号に同期さ
せて画像データDGに基づく記録制御パルス信号Cpb
を形成し、それをヘッドドライバ525に供給する。そ
の際、記録動作制御部513Bは、目標濃度設定部53
0からのインク濃度による画像形成が同一の記録領域に
対し複数回の走査が必要であることをあらわすデータに
基づいて、そのインクが使用される画像の形成位置に記
録ヘッド部515が到達した場合、記録ヘッド部515
およびキャリッジHCに、同一の記録領域に対し所定
数,例えば、2往復させる動作を行わせる。
【0120】また、記録動作開始時、供給動作制御部5
13Aは、上述の例と同様に、第2の混合比データDM
2に基づいて、混合比に対応させてエネルギー発生素子
3及び4、制御弁14,15にそれぞれ供給される駆動
制御パルス信号における所定期間あたりのパルス数を所
定の比率をもって異ならせた駆動制御パルス信号Cpお
よびCvを供給する。このような印字制御を行うことに
より、選択できるインク濃度の幅が広がり、それによっ
てより階調性の高い印字が可能となる。
13Aは、上述の例と同様に、第2の混合比データDM
2に基づいて、混合比に対応させてエネルギー発生素子
3及び4、制御弁14,15にそれぞれ供給される駆動
制御パルス信号における所定期間あたりのパルス数を所
定の比率をもって異ならせた駆動制御パルス信号Cpお
よびCvを供給する。このような印字制御を行うことに
より、選択できるインク濃度の幅が広がり、それによっ
てより階調性の高い印字が可能となる。
【0121】なお、印字する時に選択された各インク色
等の記録ヘッド部515におけるインク濃度は、1ペー
ジの記録毎に変更することができるが、1スキャン毎に
変更することも可能である。その場合、プリンタ制御部
(プリンタドライバ)502内の目標濃度設定部53
0、混合比演算部531は、画像データの1スキャン
(1走査)分毎にブラック、マゼンタ、シアン、イエロ
ーの各インク色について、印字時に使用する目標濃度、
混合比を決定してもよい。
等の記録ヘッド部515におけるインク濃度は、1ペー
ジの記録毎に変更することができるが、1スキャン毎に
変更することも可能である。その場合、プリンタ制御部
(プリンタドライバ)502内の目標濃度設定部53
0、混合比演算部531は、画像データの1スキャン
(1走査)分毎にブラック、マゼンタ、シアン、イエロ
ーの各インク色について、印字時に使用する目標濃度、
混合比を決定してもよい。
【0122】そして、画像データ出力部504は、プリ
ンタ505に対して、1スキャン分の画像データの送り
と同時に、それぞれのデータも転送するのである。プリ
ンタ505側では、1スキャン毎に送られてくるインク
濃度データに基づいて、記録ヘッド515とヘッド回復
部521とを制御して、各インク色毎の記録ヘッド51
5におけるインク濃度を変更する。1スキャン毎にイン
ク濃度を変更することにより、画像データに基づくより
忠実な印字が可能になる。
ンタ505に対して、1スキャン分の画像データの送り
と同時に、それぞれのデータも転送するのである。プリ
ンタ505側では、1スキャン毎に送られてくるインク
濃度データに基づいて、記録ヘッド515とヘッド回復
部521とを制御して、各インク色毎の記録ヘッド51
5におけるインク濃度を変更する。1スキャン毎にイン
ク濃度を変更することにより、画像データに基づくより
忠実な印字が可能になる。
【0123】また、インク濃度を変更して印字を行う場
合、インク液混合室8からのインク排出量を極力減ら
し、かつ、インク液混合室8からのインク効率よく使用
してインク濃度を変更するために用紙Paに形成される
画像におけるインク濃度の濃い部分から印字を開始し、
徐々にその薄い部分へと濃度へと変化させながら印字が
行われてもよい。このような印字制御を行うことによ
り、選択できるインク濃度の幅が広がり、それによって
より階調性の高い印字が可能となる。
合、インク液混合室8からのインク排出量を極力減ら
し、かつ、インク液混合室8からのインク効率よく使用
してインク濃度を変更するために用紙Paに形成される
画像におけるインク濃度の濃い部分から印字を開始し、
徐々にその薄い部分へと濃度へと変化させながら印字が
行われてもよい。このような印字制御を行うことによ
り、選択できるインク濃度の幅が広がり、それによって
より階調性の高い印字が可能となる。
【0124】(その他の実施形態)以上、本発明の要部
についての説明を行ったが、以下に本発明に好ましく適
用可能なその他の実施形態及び変形例について説明を行
う。なお、以下の説明では特に断りのない限りは、上述
の各実施形態に適用可能である。
についての説明を行ったが、以下に本発明に好ましく適
用可能なその他の実施形態及び変形例について説明を行
う。なお、以下の説明では特に断りのない限りは、上述
の各実施形態に適用可能である。
【0125】(混合液室の形状)図15(a)〜(c)
は、それぞれ本発明の実施形態1〜実施形態3の変形例
である。これらの変形例はいずれも、それぞれの混合液
室に隔壁46,47,48が設けられている。この隔壁
はいずれも、制御弁を介して供給された濃度あるいは色
材の異なる複数種類のインクを均一に混合させることを
目的としたものである。これらの変形例では、インク混
合手段としてのこれらの隔壁により、それぞれ前述の各
実施形態に比べてより吐出時のインクの混合を確実なも
のとし、吐出されるインクの濃度や色材のばらつきをよ
り押さえる効果がある。隔壁の形状は、それぞれ図示さ
れる実施形態に限定されるものでなく、各種の組み合わ
せが可能であり、隔壁の配置についても混合液室8内で
のインク流れによりインクの混合が行われるような形状
であればよい。より具体的には、できるだけ長く隔壁に
沿ってインクが流れる構造が好ましい。
は、それぞれ本発明の実施形態1〜実施形態3の変形例
である。これらの変形例はいずれも、それぞれの混合液
室に隔壁46,47,48が設けられている。この隔壁
はいずれも、制御弁を介して供給された濃度あるいは色
材の異なる複数種類のインクを均一に混合させることを
目的としたものである。これらの変形例では、インク混
合手段としてのこれらの隔壁により、それぞれ前述の各
実施形態に比べてより吐出時のインクの混合を確実なも
のとし、吐出されるインクの濃度や色材のばらつきをよ
り押さえる効果がある。隔壁の形状は、それぞれ図示さ
れる実施形態に限定されるものでなく、各種の組み合わ
せが可能であり、隔壁の配置についても混合液室8内で
のインク流れによりインクの混合が行われるような形状
であればよい。より具体的には、できるだけ長く隔壁に
沿ってインクが流れる構造が好ましい。
【0126】(廃インク受容部)図16(a)〜(c)
は本発明のインクジェット記録装置に好ましく適用可能
な廃インク収容部を説明するための説明図である。
は本発明のインクジェット記録装置に好ましく適用可能
な廃インク収容部を説明するための説明図である。
【0127】上述の各実施形態において、吐出口22か
らの廃インクを吸収する廃インク吸収体49は、キャリ
ッジ走査方向(記録ヘッドのスキャン方向)に設けられ
ている。廃インク吸収体は例えばウレタンフォームなど
の多孔質部材により構成されている。図16(a)に示
す形態では、記録ヘッドの移動範囲内のすべての位置で
廃インクを廃インク吸収体に吐出することが可能であ
る。
らの廃インクを吸収する廃インク吸収体49は、キャリ
ッジ走査方向(記録ヘッドのスキャン方向)に設けられ
ている。廃インク吸収体は例えばウレタンフォームなど
の多孔質部材により構成されている。図16(a)に示
す形態では、記録ヘッドの移動範囲内のすべての位置で
廃インクを廃インク吸収体に吐出することが可能であ
る。
【0128】したがって、記録ヘッドが移動中に廃イン
クを吐出することが可能となり、複数のインクの混合比
の切替の位置が前述の実施例のように回復ポンプの設け
られた位置にかぎられることがなく、複数のインクの混
合比を記録ヘッドの移動中に切り替えることができる。
そのため、迅速にインクの混合比を切り替えることがで
きる。
クを吐出することが可能となり、複数のインクの混合比
の切替の位置が前述の実施例のように回復ポンプの設け
られた位置にかぎられることがなく、複数のインクの混
合比を記録ヘッドの移動中に切り替えることができる。
そのため、迅速にインクの混合比を切り替えることがで
きる。
【0129】具体的には、実施形態7のように同一領域
を複数回スキャンする際にインクの混合比を変更するよ
うな場合、各スキャンの一方の方向で印字を行った後、
反転して元の位置に戻るに、次のスキャンでの濃度とな
るようなインクを個別液室から供給させ、混合液室内の
インクを廃インク吸収体に吐出させることで、印字動作
のスループットを向上させることができる。
を複数回スキャンする際にインクの混合比を変更するよ
うな場合、各スキャンの一方の方向で印字を行った後、
反転して元の位置に戻るに、次のスキャンでの濃度とな
るようなインクを個別液室から供給させ、混合液室内の
インクを廃インク吸収体に吐出させることで、印字動作
のスループットを向上させることができる。
【0130】なお、図16(a)では、廃インク吸収体
49を記録ヘッドスキャン方向に連続した形状とした
が、廃インク吸収体の形状はこのように連続した一つで
ある必要はなく、図16(b)に示すように、分断され
た複数の廃インク吸収体としてもよい。しかしながら、
記録ヘッドが任意の位置でインクの混合比を変えるため
には図16(a)に示す形態のほうがより望ましい。
49を記録ヘッドスキャン方向に連続した形状とした
が、廃インク吸収体の形状はこのように連続した一つで
ある必要はなく、図16(b)に示すように、分断され
た複数の廃インク吸収体としてもよい。しかしながら、
記録ヘッドが任意の位置でインクの混合比を変えるため
には図16(a)に示す形態のほうがより望ましい。
【0131】また、吐出口22が、図16(c)に示す
ように記録ヘッドの両端にある場合には、廃インク吸収
体49a,49b,49c,49dについても対応して
設けることが望ましい。
ように記録ヘッドの両端にある場合には、廃インク吸収
体49a,49b,49c,49dについても対応して
設けることが望ましい。
【0132】(収容される液体)前述の各実施形態で
は、個別液室に収容される液体は、インク、あるいはイ
ンクの濃度を薄めるための無色インクであったが、個別
液室の一つに洗浄液を収容し、吐出するインクの濃度等
を変更する場合に、この洗浄液で一度共通液室内を満た
した後、インクの混合により所望の濃度の液体を得るよ
うにすることは、簡単な構成において、混色することな
く、液室内のインクの入れ替えを迅速かつ確実に行うこ
とができるので望ましい。
は、個別液室に収容される液体は、インク、あるいはイ
ンクの濃度を薄めるための無色インクであったが、個別
液室の一つに洗浄液を収容し、吐出するインクの濃度等
を変更する場合に、この洗浄液で一度共通液室内を満た
した後、インクの混合により所望の濃度の液体を得るよ
うにすることは、簡単な構成において、混色することな
く、液室内のインクの入れ替えを迅速かつ確実に行うこ
とができるので望ましい。
【0133】例えば、実施形態1において、洗浄液を用
いる場合について説明する。9を洗浄液室、10をイン
ク液室とする。この場合、通常の記録を行うには、弁1
4をすべて閉じ、弁15を開放することで、インク液室
10のインクが液室8へ供給され、吐出口11から吐出
される。インク供給口19に接続されたインクタンク
(不図示)が交換され、異なる色のインクを収容した新
たなインクタンク(不図示)がインク供給口に接続され
るなど、インク液室10のインクを入れ替えるには、弁
14,15を開放し、吸引回復動作を行うことでインク
の入れ替えが容易に実現できる。この入れ替えは、吸引
動作によるもののほかに、通常の記録動作とは別に行わ
れる、いわゆる予備吐出により行うこともできる。この
予備吐出とは、記録紙上ではない場所、例えば吸引回復
手段の吸引口に記録ヘッドの吐出口を向けて行うインク
吐出動作をいう。
いる場合について説明する。9を洗浄液室、10をイン
ク液室とする。この場合、通常の記録を行うには、弁1
4をすべて閉じ、弁15を開放することで、インク液室
10のインクが液室8へ供給され、吐出口11から吐出
される。インク供給口19に接続されたインクタンク
(不図示)が交換され、異なる色のインクを収容した新
たなインクタンク(不図示)がインク供給口に接続され
るなど、インク液室10のインクを入れ替えるには、弁
14,15を開放し、吸引回復動作を行うことでインク
の入れ替えが容易に実現できる。この入れ替えは、吸引
動作によるもののほかに、通常の記録動作とは別に行わ
れる、いわゆる予備吐出により行うこともできる。この
予備吐出とは、記録紙上ではない場所、例えば吸引回復
手段の吸引口に記録ヘッドの吐出口を向けて行うインク
吐出動作をいう。
【0134】また、上述のように一つのインク室に対し
て異なる種類のインクを収容するインクタンクが搭載可
能であり、これらのインクタンクを搭載することで互い
に異なる複数の種類のインクを吐出する場合には、記録
ヘッドの形態は図1に示すものに限られることなく、図
17に示すような構造であってもよい。
て異なる種類のインクを収容するインクタンクが搭載可
能であり、これらのインクタンクを搭載することで互い
に異なる複数の種類のインクを吐出する場合には、記録
ヘッドの形態は図1に示すものに限られることなく、図
17に示すような構造であってもよい。
【0135】図17中において、基板1上の所定位置に
はインク吐出手段としての熱エネルギ発生素子2が複数
個設けられ、その後方位置には洗浄液移動手段としての
エネルギ発生素子38が複数個設けられている。本実施
形態におけるエネルギ発生素子は電気熱変換体の他、圧
電素子、ピエゾ素子等の電気機械変換体等であってもよ
い。上記熱エネルギ発生素子2は基板1の一端縁に等間
隔で配列されており、これらはそれぞれインク流路5の
壁部により仕切られている。各インク流路5の前端はイ
ンクを吐出する複数の吐出口11に連通している。これ
ら吐出口11は、本実施形態では8個形成されている。
また、上記複数のインク流路5の後端は第1の液室とし
ての共通液室8に連通している。
はインク吐出手段としての熱エネルギ発生素子2が複数
個設けられ、その後方位置には洗浄液移動手段としての
エネルギ発生素子38が複数個設けられている。本実施
形態におけるエネルギ発生素子は電気熱変換体の他、圧
電素子、ピエゾ素子等の電気機械変換体等であってもよ
い。上記熱エネルギ発生素子2は基板1の一端縁に等間
隔で配列されており、これらはそれぞれインク流路5の
壁部により仕切られている。各インク流路5の前端はイ
ンクを吐出する複数の吐出口11に連通している。これ
ら吐出口11は、本実施形態では8個形成されている。
また、上記複数のインク流路5の後端は第1の液室とし
ての共通液室8に連通している。
【0136】共通液室8の後方には当該共通液室8への
洗浄液供給を行うための第2の液室としての洗浄液室4
1が設けられており、共通液室8と洗浄液室41とは複
数の連絡口42により連絡されている。洗浄液室41の
上部には、当該洗浄液室41への洗浄液補給を行うため
の洗浄液供給口44が設けられており、また、共通液室
8の上部には、当該共通液室へのインク供給を行うため
のインクタンク(図17において不図示)を接続するた
めのインク供給口45が設けられている。
洗浄液供給を行うための第2の液室としての洗浄液室4
1が設けられており、共通液室8と洗浄液室41とは複
数の連絡口42により連絡されている。洗浄液室41の
上部には、当該洗浄液室41への洗浄液補給を行うため
の洗浄液供給口44が設けられており、また、共通液室
8の上部には、当該共通液室へのインク供給を行うため
のインクタンク(図17において不図示)を接続するた
めのインク供給口45が設けられている。
【0137】また、上記連絡口42は、本実施形態では
8個形成されており、それぞれ同一の開口面積を有して
いる。いずれの連絡口42にも同一寸法の制御弁43が
取り付けられ、各連絡口42には当該連絡口42に連通
する液流路39が設けられ、各液流路39の底部には上
述した洗浄液移動手段としてのエネルギ発生素子38が
設けられている。上記制御弁43は洗浄液室41から共
通液室8への洗浄液流出を防止する役割と、共通液室8
から洗浄液室41への逆流を防止する役割を担ってい
る。そして、制御弁43は、同一の液流路39内に配さ
れた上記エネルギ発生素子38と共に洗浄液供給制御手
段を構成している。このエネルギ発生素子38は、制御
弁43の開放時に、制御弁43と同期して洗浄液を共通
液室8側へ移動させるものである。なお、エネルギ発生
素子38にはそれぞれ駆動信号を入力するための電極
(不図示)が接続されている。
8個形成されており、それぞれ同一の開口面積を有して
いる。いずれの連絡口42にも同一寸法の制御弁43が
取り付けられ、各連絡口42には当該連絡口42に連通
する液流路39が設けられ、各液流路39の底部には上
述した洗浄液移動手段としてのエネルギ発生素子38が
設けられている。上記制御弁43は洗浄液室41から共
通液室8への洗浄液流出を防止する役割と、共通液室8
から洗浄液室41への逆流を防止する役割を担ってい
る。そして、制御弁43は、同一の液流路39内に配さ
れた上記エネルギ発生素子38と共に洗浄液供給制御手
段を構成している。このエネルギ発生素子38は、制御
弁43の開放時に、制御弁43と同期して洗浄液を共通
液室8側へ移動させるものである。なお、エネルギ発生
素子38にはそれぞれ駆動信号を入力するための電極
(不図示)が接続されている。
【0138】なお、本形態では、ユーザーが必要に応じ
てインク供給口45に接続されるインクタンク(図17
において不図示)を適宜交換することで、多値記録を行
うことができる。また、ここでは洗浄液供給口44を介
して洗浄液室41に接続される洗浄液タンク(不図示)
については、洗浄液がすべて消費される以外は交換され
ないものとする。
てインク供給口45に接続されるインクタンク(図17
において不図示)を適宜交換することで、多値記録を行
うことができる。また、ここでは洗浄液供給口44を介
して洗浄液室41に接続される洗浄液タンク(不図示)
については、洗浄液がすべて消費される以外は交換され
ないものとする。
【0139】次に、図18を参照して本形態における動
作を説明する。
作を説明する。
【0140】まず、通常の記録を行うには、共通液室8
内にインクを充填した上で、全ての制御弁43を閉じて
洗浄液室41から洗浄液が共通液室8内に供給されない
状態とした後、インク供給口45を介してインクのみの
供給を受ける状態とする。この状態で、図示しないCP
Uからの駆動信号に従って吐出エネルギ発生素子2を駆
動することでインクを吐出口11から吐出する。
内にインクを充填した上で、全ての制御弁43を閉じて
洗浄液室41から洗浄液が共通液室8内に供給されない
状態とした後、インク供給口45を介してインクのみの
供給を受ける状態とする。この状態で、図示しないCP
Uからの駆動信号に従って吐出エネルギ発生素子2を駆
動することでインクを吐出口11から吐出する。
【0141】次に、インク供給口45に接続されていた
インクタンク(不図示)が交換され、異なる色のインク
を収容した新たなインクタンク(不図示)がインク供給
口45に接続された場合(ステップS41)には、全て
の制御弁43を開け(ステップS42)、洗浄液室41
から洗浄液が共通液室8内に供給されるようにした後、
吐出口11に対する後述の吸引動作(ステップS43)
を繰り返すことで、インクに代えて洗浄液を共通液室8
内に充填する。これにより、共通液室8内に残留してい
た交換前のインクを次の記録に影響しない濃度まで薄め
ることができる。このとき、エネルギ発生素子38を用
いることで、洗浄液を円滑に移動させることができ、洗
浄時間を短縮することも可能である。その後、共通液室
8内のインク濃度が次の記録に影響しない濃度まで低く
なれば(ステップS44),全ての制御弁43を閉じ
(ステップS45)、洗浄液室41からの洗浄液の流入
を遮断した後、再度、吸引動作(ステップS46)を行
った上で、インク供給口45を介して共通液室8内に交
換後のインクを充填して一連の動作を終了する。
インクタンク(不図示)が交換され、異なる色のインク
を収容した新たなインクタンク(不図示)がインク供給
口45に接続された場合(ステップS41)には、全て
の制御弁43を開け(ステップS42)、洗浄液室41
から洗浄液が共通液室8内に供給されるようにした後、
吐出口11に対する後述の吸引動作(ステップS43)
を繰り返すことで、インクに代えて洗浄液を共通液室8
内に充填する。これにより、共通液室8内に残留してい
た交換前のインクを次の記録に影響しない濃度まで薄め
ることができる。このとき、エネルギ発生素子38を用
いることで、洗浄液を円滑に移動させることができ、洗
浄時間を短縮することも可能である。その後、共通液室
8内のインク濃度が次の記録に影響しない濃度まで低く
なれば(ステップS44),全ての制御弁43を閉じ
(ステップS45)、洗浄液室41からの洗浄液の流入
を遮断した後、再度、吸引動作(ステップS46)を行
った上で、インク供給口45を介して共通液室8内に交
換後のインクを充填して一連の動作を終了する。
【0142】上記構成によれば、簡略な手順で、記録結
果に悪影響を及ぼすことなく、共通液室内のインクを入
れ替えることができる。なお、本形態では、連絡口42
の開口面積を全て同一としたが、その大きさを異ならし
めてもよい。また、上記交換前後のインクは、互いに濃
淡インクであってもよく、また色材を全く異にしてもよ
い。
果に悪影響を及ぼすことなく、共通液室内のインクを入
れ替えることができる。なお、本形態では、連絡口42
の開口面積を全て同一としたが、その大きさを異ならし
めてもよい。また、上記交換前後のインクは、互いに濃
淡インクであってもよく、また色材を全く異にしてもよ
い。
【0143】(回復用吐出口)前述の実施形態に設けら
れている吐出口22は、外気の吸引口としても、また、
インク排出用の排出口としても機能する。この点にのみ
着目すると、図19に示すような形態においても、吐出
口22を適用することが可能である。
れている吐出口22は、外気の吸引口としても、また、
インク排出用の排出口としても機能する。この点にのみ
着目すると、図19に示すような形態においても、吐出
口22を適用することが可能である。
【0144】図19に示す記録ヘッドは、1つの共通液
室8の後方に実質的に大きな後方液室を設けず、インク
供給口18とこれに対応する狭い小室37とからインク
供給部を構成している点である。さらに、このインク供
給部と共通液室8との間には、両者を仕切り、かつイン
ク供給量の制御を行う制御弁14が取り付けられてい
る。このような構成では、制御弁14を開状態とした上
で、インク吐出口11と大気連通口としての吐出口22
の両方からインク吸引動作を行うことで、全てのインク
流路5およびインク吐出口11の障害を取り除くことが
でき、あるいは共通液室8内をインク供給口18からの
新鮮なインクで満たすことが可能となる。また、制御弁
14を閉状態とした上で、大気連通口としての吐出口2
2を外気吸入口として用い、インク吐出口11からのイ
ンク吸引動作を行うことで、共通液室8内のインクを空
にすることが可能である。
室8の後方に実質的に大きな後方液室を設けず、インク
供給口18とこれに対応する狭い小室37とからインク
供給部を構成している点である。さらに、このインク供
給部と共通液室8との間には、両者を仕切り、かつイン
ク供給量の制御を行う制御弁14が取り付けられてい
る。このような構成では、制御弁14を開状態とした上
で、インク吐出口11と大気連通口としての吐出口22
の両方からインク吸引動作を行うことで、全てのインク
流路5およびインク吐出口11の障害を取り除くことが
でき、あるいは共通液室8内をインク供給口18からの
新鮮なインクで満たすことが可能となる。また、制御弁
14を閉状態とした上で、大気連通口としての吐出口2
2を外気吸入口として用い、インク吐出口11からのイ
ンク吸引動作を行うことで、共通液室8内のインクを空
にすることが可能である。
【0145】また、実施形態1では回復手段としてのキ
ャップ部材を一体構成とし、そのキャップ部材に、イン
ク吐出口用の吸引手段および大気連通口の吸引手段とし
て2系統のチューブおよびポンプを配したが、本発明は
上記構成に限らず、インク吐出口用のキャップ手段と大
気連通口用のキャップ手段とをそれぞれ別個に分けた構
成としてもよい。このように両者を別構成とすること
で、2つの吸引動作を別タイミングで実施することが可
能となる。
ャップ部材を一体構成とし、そのキャップ部材に、イン
ク吐出口用の吸引手段および大気連通口の吸引手段とし
て2系統のチューブおよびポンプを配したが、本発明は
上記構成に限らず、インク吐出口用のキャップ手段と大
気連通口用のキャップ手段とをそれぞれ別個に分けた構
成としてもよい。このように両者を別構成とすること
で、2つの吸引動作を別タイミングで実施することが可
能となる。
【0146】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0147】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。特に、オンデマンド型の場合に
は、液体(インク)が保持されているシートや液路に対
応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応
していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なく
とも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変
換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面
に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一
で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有
効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を介
して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴
を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時
適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優
れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第446
3359号明細書,同第4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。なお、上記熱作用
面の温度上昇率に関する発明の米国特許第431312
4号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに
優れた記録を行うことができる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。特に、オンデマンド型の場合に
は、液体(インク)が保持されているシートや液路に対
応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応
していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なく
とも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変
換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面
に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一
で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有
効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を介
して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴
を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時
適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優
れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第446
3359号明細書,同第4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。なお、上記熱作用
面の温度上昇率に関する発明の米国特許第431312
4号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに
優れた記録を行うことができる。
【0148】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0149】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0150】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0151】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0152】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の吐出口および複数のインク流路に連通する1つの
混合液室を設け、この混合液室へのインク供給を制御す
る制御手段を設けたことにより、インク滴のサイズが一
定でありながら濃度変調が可能であり、より高画質記録
を実現できる。また、混合液室でインク濃度を調整する
ことで、複数の記録ヘッドおよび予め調製した濃度の異
なるインクを用いずに、濃度の異なるインクを吐出する
ことができる。例えば、混合液室に連通する2つの個別
液室のうち一方に有色インクを入れ、他方に無色インク
を入れ、両インクを1対1の割合で混合液室内で混合す
ることで有色インクの1/2の濃度のインクを得ること
ができる。また、上記無色のインクのみを用いること
で、目詰まり等の不都合を生じることなしに、記録装置
の長期保存状態に対応することもできる。さらに、一方
の個別液室に例えばシアンのインクを入れ、他方に例え
ばイエローのインクを入れ、両インクを1対1の割合で
混合液室内で混合することでグリーンのインクを得るこ
ともできる。即ち、二次色や二次色の濃度変調をも行う
ことができる。また、記録紙上に打ち込むインク量は1
画素につき常に1滴と少なくなることから、従来、複数
滴を打ち込むために生じていた記録紙のヨレが減り、定
着の高速化を図ることも可能である。さらには、本発明
の適用可能な記録紙の範囲が広がる利点もある。
複数の吐出口および複数のインク流路に連通する1つの
混合液室を設け、この混合液室へのインク供給を制御す
る制御手段を設けたことにより、インク滴のサイズが一
定でありながら濃度変調が可能であり、より高画質記録
を実現できる。また、混合液室でインク濃度を調整する
ことで、複数の記録ヘッドおよび予め調製した濃度の異
なるインクを用いずに、濃度の異なるインクを吐出する
ことができる。例えば、混合液室に連通する2つの個別
液室のうち一方に有色インクを入れ、他方に無色インク
を入れ、両インクを1対1の割合で混合液室内で混合す
ることで有色インクの1/2の濃度のインクを得ること
ができる。また、上記無色のインクのみを用いること
で、目詰まり等の不都合を生じることなしに、記録装置
の長期保存状態に対応することもできる。さらに、一方
の個別液室に例えばシアンのインクを入れ、他方に例え
ばイエローのインクを入れ、両インクを1対1の割合で
混合液室内で混合することでグリーンのインクを得るこ
ともできる。即ち、二次色や二次色の濃度変調をも行う
ことができる。また、記録紙上に打ち込むインク量は1
画素につき常に1滴と少なくなることから、従来、複数
滴を打ち込むために生じていた記録紙のヨレが減り、定
着の高速化を図ることも可能である。さらには、本発明
の適用可能な記録紙の範囲が広がる利点もある。
【0154】また、混合液室と吐出液室との間に混合イ
ンクを貯留するための中間液室を設けることで、インク
切り替え時におけるインク消費量を吐出液室内のインク
量のみに抑制することができるので、切り替えに伴うイ
ンク消費量の低減および切り替え時間の短縮を図ること
ができる。また、上記中間液室を複数とすることで、混
合液室から吐出液室までの経路を複数とし、いずれかを
選択して経路を切り替えることができ、これにより中間
液室内のインクの混合比を常に同じに維持しておくこと
ができ、切り替えた後に、再度混合作業をせずに、混合
比の同じインクを吐出することができるという優れた効
果を奏する。
ンクを貯留するための中間液室を設けることで、インク
切り替え時におけるインク消費量を吐出液室内のインク
量のみに抑制することができるので、切り替えに伴うイ
ンク消費量の低減および切り替え時間の短縮を図ること
ができる。また、上記中間液室を複数とすることで、混
合液室から吐出液室までの経路を複数とし、いずれかを
選択して経路を切り替えることができ、これにより中間
液室内のインクの混合比を常に同じに維持しておくこと
ができ、切り替えた後に、再度混合作業をせずに、混合
比の同じインクを吐出することができるという優れた効
果を奏する。
【0155】また、本発明によれば、画像データに基づ
いて、インク室内に供給するインクの種類を選択するの
で、インク滴のサイズを一定としたまま、濃度変調が可
能となり、より高画質な画像を記録することができる。
また、濃度の異なるインクを吐出するために、複数の記
録ヘッドを用意しなくてよい。また、インク濃度を変え
たり、複数回の重ね記録をすることで、ホストコンピュ
ータなどから送られてくる画像データの濃度レベルを忠
実に再現することができる。さらに、インク吐出口をキ
ャッピング可能なキャップを備えることにより、インク
の固着による不吐出の発生を防止して、メンテナンスの
必要性を無くすることもできる。
いて、インク室内に供給するインクの種類を選択するの
で、インク滴のサイズを一定としたまま、濃度変調が可
能となり、より高画質な画像を記録することができる。
また、濃度の異なるインクを吐出するために、複数の記
録ヘッドを用意しなくてよい。また、インク濃度を変え
たり、複数回の重ね記録をすることで、ホストコンピュ
ータなどから送られてくる画像データの濃度レベルを忠
実に再現することができる。さらに、インク吐出口をキ
ャッピング可能なキャップを備えることにより、インク
の固着による不吐出の発生を防止して、メンテナンスの
必要性を無くすることもできる。
【0156】また、本発明にかかるインクジェット記録
装置によれば、インク混合室を有し、インク混合室内の
インクを吐出し記録動作を行う記録部により画像が記録
媒体の記録面に記録される場合、目標濃度設定部により
設定された目標インク濃度のデータに基づいて、記録部
のインク混合室内のインク濃度が目標インク濃度となる
ように記録部のインク混合室内の残存インクとインク混
合室に供給される所定濃度のインクとの混合比を演算す
る混合比演算部を備え、混合比演算部からの混合比を表
すデータに基づいてインク混合室内のインク濃度が調整
される。従って、インク滴のサイズを変更することなく
同一の吐出口からインク濃度の異なるインクを吐出可能
なインクジェット記録ヘッドを用いてマルチノズル化、
および、小型化を容易に図ることができ、しかも、階調
性の高い印字等の記録を実現することができる。
装置によれば、インク混合室を有し、インク混合室内の
インクを吐出し記録動作を行う記録部により画像が記録
媒体の記録面に記録される場合、目標濃度設定部により
設定された目標インク濃度のデータに基づいて、記録部
のインク混合室内のインク濃度が目標インク濃度となる
ように記録部のインク混合室内の残存インクとインク混
合室に供給される所定濃度のインクとの混合比を演算す
る混合比演算部を備え、混合比演算部からの混合比を表
すデータに基づいてインク混合室内のインク濃度が調整
される。従って、インク滴のサイズを変更することなく
同一の吐出口からインク濃度の異なるインクを吐出可能
なインクジェット記録ヘッドを用いてマルチノズル化、
および、小型化を容易に図ることができ、しかも、階調
性の高い印字等の記録を実現することができる。
【0157】また、目標濃度設定部が、記録部による記
録媒体の記録面に記録されるべき画像をあらわす画像デ
ータに基づいて使用頻度の比較的多いインク濃度を目標
インク濃度として設定するので、ホストコンピュータ等
から送られてくる画像データの濃度レベルを忠実に再現
することができる。
録媒体の記録面に記録されるべき画像をあらわす画像デ
ータに基づいて使用頻度の比較的多いインク濃度を目標
インク濃度として設定するので、ホストコンピュータ等
から送られてくる画像データの濃度レベルを忠実に再現
することができる。
【0158】さらに、混合比演算部が、目標インク濃度
のデータに基づいて記録部のインク混合室内のインク濃
度が目標インク濃度となるような記録部のインク混合室
内の残存インクとインク混合室に供給される所定濃度の
インクとの混合比を演算するので、インクを無駄に排出
することなくインクの使用効率を向上させることがで
き、各吐出口から吐出するインク滴の濃度のばらつきが
ないという利点を有する。
のデータに基づいて記録部のインク混合室内のインク濃
度が目標インク濃度となるような記録部のインク混合室
内の残存インクとインク混合室に供給される所定濃度の
インクとの混合比を演算するので、インクを無駄に排出
することなくインクの使用効率を向上させることがで
き、各吐出口から吐出するインク滴の濃度のばらつきが
ないという利点を有する。
【0159】また、記録ヘッドの共通液室に、インク吐
出口に加えて大気連通口を設け、これをインク吐出口と
並行してインク吸引口として用いることにより、全ての
インク流路上の障害を取り除くことができ、あるいは共
通液室内をインク供給部からの新鮮なインクで満たすこ
とが可能となる。従来のインク吐出口からだけの吸引の
場合よりも、迅速にかつ確実に吸引動作を行うことがで
きるという利点がある。さらに、上記大気連通口を外気
吸入口として用い、インク吐出口からインク吸引を行う
ことにより、共通液室内のインクを空にすることが可能
である。これは、特にインクタンク交換式の記録ヘッド
で、異なる種類のインクとの混色を未然に防止すること
もできるという利点がある。
出口に加えて大気連通口を設け、これをインク吐出口と
並行してインク吸引口として用いることにより、全ての
インク流路上の障害を取り除くことができ、あるいは共
通液室内をインク供給部からの新鮮なインクで満たすこ
とが可能となる。従来のインク吐出口からだけの吸引の
場合よりも、迅速にかつ確実に吸引動作を行うことがで
きるという利点がある。さらに、上記大気連通口を外気
吸入口として用い、インク吐出口からインク吸引を行う
ことにより、共通液室内のインクを空にすることが可能
である。これは、特にインクタンク交換式の記録ヘッド
で、異なる種類のインクとの混色を未然に防止すること
もできるという利点がある。
【図1】本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態
1の要部を拡大して示す分解斜視図である。
1の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図2】図1に示した制御弁の動作を説明するための概
略断面図であり、(a)は電圧非印加時、(b)は電圧
印加時を示す。
略断面図であり、(a)は電圧非印加時、(b)は電圧
印加時を示す。
【図3】図1に示した構成の記録ヘッドの装着が可能な
インクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。
インクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。
【図4】図3に示した記録装置における要部拡大図であ
り、(a)はキャップ部材の拡大斜視図、(b)は吸引
ポンプの構成を示す拡大断面図である。
り、(a)はキャップ部材の拡大斜視図、(b)は吸引
ポンプの構成を示す拡大断面図である。
【図5】(a)、(b)および(c)は本発明の実施形
態1の記録装置におけるいくつかの回復動作のそれぞれ
のフローチャートである。
態1の記録装置におけるいくつかの回復動作のそれぞれ
のフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態1の記録装置における回復動
作の変形例のフローチャートである。
作の変形例のフローチャートである。
【図7】本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態
2の要部を拡大して示す分解斜視図である。
2の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図8】本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態
3の要部を拡大して示す分解斜視図である。
3の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図9】(a)および(b)は、本発明のインクジェッ
ト記録ヘッドの実施形態4のそれぞれの要部を拡大して
示す分解斜視図である。
ト記録ヘッドの実施形態4のそれぞれの要部を拡大して
示す分解斜視図である。
【図10】本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形
態5の要部を拡大して示す分解斜視図である。
態5の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図11】本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形
態6の要部を拡大して示す分解斜視図である。
態6の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図12】本発明の実施形態7のインクジェット記録装
置における制御システムのブロック図である。
置における制御システムのブロック図である。
【図13】本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形
態7の要部を拡大して示す分解斜視図である。
態7の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図14】本発明の実施形態8のインクジェット記録装
置における制御システムのブロック図である。
置における制御システムのブロック図である。
【図15】(a)、(b)および(c)は、本発明のイ
ンクジェット記録ヘッドのそれぞれの変形例を説明する
ために要部を拡大して示す分解斜視図である。
ンクジェット記録ヘッドのそれぞれの変形例を説明する
ために要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図16】(a)、(b)および(c)は、本発明のイ
ンクジェット記録装置の廃インク吸収体の配置を説明す
るための模式的説明図である。
ンクジェット記録装置の廃インク吸収体の配置を説明す
るための模式的説明図である。
【図17】本発明のインクジェット記録ヘッドの変形例
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図18】図17に示す記録ヘッドの回復動作のフロー
チャートである。
チャートである。
【図19】本発明のインクジェット記録ヘッドの変形例
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
1 基板 2 吐出エネルギ発生素子 3、4、27,33、38 エネルギ発生素子 5、6、7、23 インク流路 8 混合液室 9、10、25,31 個別液室 11、22 インク吐出口 12,13、29、35 連絡口 14、15、30、36 制御弁(弁機構) 16 充填部材 17 構造部材 18,19、26、32 インク供給口 20 薄膜圧電体 21 薄膜電極 28,34液流路 100 記録ヘッド 101 キャップ 201,301 ポンプベース 203,303 ガイドローラ 205、305 加圧コロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平10−363273 (32)優先日 平成10年12月21日(1998.12.21) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平10−363274 (32)優先日 平成10年12月21日(1998.12.21) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平10−363275 (32)優先日 平成10年12月21日(1998.12.21) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平11−6722 (32)優先日 平成11年1月13日(1999.1.13) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 伊藤 亮 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田中 壮平 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岡田 真昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小野 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 俵谷 啓之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高木 真二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 保田 みどり 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA06 EA23 EA25 EC03 EC18 EC43 ED07 FA02 2C057 AF25 AF34 AF39 AG12 AH13 AM03 AM14 CA07
Claims (31)
- 【請求項1】 インクを吐出するための複数の吐出口
と、 該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数のインク流路
と、 該複数のインク流路に設けられたインク吐出手段と、 前記複数のインク流路に共通して接続される混合液室
と、 該混合液室にインクを供給する複数の個別液室と、 該個別液室と前記混合液室との間に設けられ前記個別液
室から供給されるインクの供給量を制御する弁機構と、
を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項2】 前記個別液室から前記混合液室へインク
を移動するのに十分なエネルギをインクに付与するイン
ク移動手段をさらに有することを特徴とする請求項1記
載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項3】 前記複数の個別液室はそれぞれ組成の異
なるインクを収容するものであることを特徴とする請求
項1または2記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項4】 前記複数の個別液室のうちの一つに、前
記混合液室内の液体を排出するために供給される洗浄液
が貯溜されることを特徴とする請求項1ないし3のいず
れかに記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項5】 前記弁機構は、各個別液室に対し複数設
けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいず
れかに記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項6】 前記複数の弁機構は、前記個別液室と前
記混合液室との間の開口面積の異なるインク経路に対応
して設けられていることを特徴とする請求項5記載のイ
ンクジェット記録ヘッド。 - 【請求項7】 前記複数の弁機構は、前記個別液室と前
記混合液室との間の同一の開口面積を有するインク経路
に対応して設けられていることを特徴とする請求項5記
載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項8】 前記混合液室内に、前記インクの混合を
促進させるためのインク混合手段としての隔壁が設けら
れていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
に記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項9】 前記混合液室内の混合インクを排出する
ための排出経路を更に有することを特徴とする請求項1
ないし8のいずれかに記載の記録ヘッド。 - 【請求項10】 前記複数の吐出口は列状に配されてお
り、前記排出経路は前記吐出口の配列方向の延長上に配
された排出口に連通していることを特徴とする請求項9
記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項11】 前記排出経路は前記個別液室から前記
混合液室へのインクの供給方向に対して交差する方向に
配されていることを特徴とする請求項9記載のインクジ
ェット記録ヘッド。 - 【請求項12】 インクを吐出するための複数の吐出口
と、 該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数のインク流路
と、 該複数のインク流路に設けられたインク吐出手段と、 前記複数のインク流路に共通して接続される1つの吐出
液室と、 該吐出液室に接続される少なくとも1つの混合液室と、 該混合液室にインクを供給する複数の個別液室と、 該各個別液室と前記混合液室との間に設けられ前記個別
液室から供給されるインクの供給量を制御する第1の経
路制御手段と、を含むことを特徴とするインクジェット
記録ヘッド。 - 【請求項13】 前記混合液室と前記吐出液室との間に
配された中間液室をさらに含むことを特徴とする請求項
12記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項14】 前記中間液室は複数であることを特徴
とする請求項13記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項15】 列状に配されかつインクを吐出するた
めの複数の吐出口と、 該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数のインク流路
と、 該複数のインク流路に設けられたインク吐出手段と、 前記複数のインク流路に共通して接続される共通液室
と、 該共通液室にインクを供給するインク供給部と、 該インク供給部と前記共通液室との間に設けられ前記イ
ンク供給部から供給されるインクの供給量を制御する制
御手段と、 前記共通液室と外部とを連絡しかつ前記インク吐出口列
の延長線上に配された大気連通口と、を含むことを特徴
とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項16】 液体を吐出するための複数の吐出口
と、 該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数の液流路と、 該複数の液流路に共通して接続される第1の液室と、 該第1の液室に前記液体を供給する液体供給部と、 前記第1の液室内の前記液体を排出するために供給され
る洗浄液を貯留する第2の液室と、を含むことを特徴と
する液体吐出ヘッド。 - 【請求項17】 インクを吐出して被記録媒体に記録を
行うインクジェット記録装置において、吐出するインク
を収容するインク液室と、該インク液室へ互いに異なる
種類のインクを供給可能な複数のインク供給路と、を備
えるインクジェット記録ヘッドと、前記複数のインク供
給路のそれぞれに、濃度が異なる同一組成の複数種のイ
ンクを供給可能なインク供給手段と、 画像データに基づいて、前記複数のインク供給路から前
記インク室内に供給するインクの種類を選択する選択手
段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項18】 前記選択手段は、前記複数のインク供
給路の1つを選択し、その選択されたインク供給路か
ら、前記画像データの濃度レベルに対応する濃度のイン
クを前記インク室内に供給することを特徴とする請求項
17に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項19】 インクを吐出して被記録媒体に記録を
行うインクジェット記録装置において、吐出するインク
を収容するインク液室と、該インク液室へ互いに異なる
種類のインクを供給可能な複数のインク供給路と、を備
えるインクジェット記録ヘッドと、前記複数のインク供
給路の少なくとも1つに所定の濃度の第1のインクを供
給するとともに、少なくとも他の1つに前記第1インク
の組成を変えずに濃度を薄くする第2インクを供給する
インク供給手段と、 画像データに基づいて、前記複数のインク供給路から前
記インク室内に供給するインクの種類を選択する選択手
段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項20】 前記選択手段は、前記複数のインク供
給路の内の2つ以上を選択し、それらの選択されたイン
ク供給路からの前記第1インクと前記第2インクを前記
インク室内にて混合させて、前記画像データの濃度レベ
ルに対応する濃度のインクを生成することを特徴とする
請求項19に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項21】 前記選択手段が前記画像データの濃度
レベルよりも薄いインクを前記インク室内に供給したと
きに、前記被記録媒体に画像を2回以上重ね記録させる
制御手段を備えたことを特徴とする請求項19に記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項22】 前記選択手段は、前記制御手段によっ
て画像が2回以上重ねて記録されるときに、前記インク
室内に供給するインクの種類を少なくとも1回以上変更
することを特徴とする請求項21に記載のインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項23】 インクを吐出して被記録媒体に記録を
行うインクジェット記録装置において、インクを吐出す
るための吐出口と、吐出するためのインクを混合するイ
ンク混合室を有する記録部と、該記録部により記録され
るべき画像をあらわす画像データに基づいて使用頻度の
比較的多いインク濃度を目標インク濃度として設定する
目標濃度設定部と、 前記目標濃度設定部により設定された目標インク濃度の
データに基づいて前記記録部のインク混合室内のインク
濃度が該目標インク濃度となるような前記記録部のイン
ク混合室内の残存インクと該インク混合室に供給される
所定濃度のインクとの混合比を演算する混合比演算部
と、 前記インク混合室内の残存インクと、該インク混合室内
に前記所定濃度のインクを所定量供給するインク供給手
段からのインクとが混合されることにより形成される該
インク混合室内のインク濃度を前記混合比演算部からの
混合比を表すデータに基づいて前記目標インク濃度とな
るように調整制御するインク濃度調整制御部と、 前記画像データに基づいて前記記録部に記録動作を行わ
せる記録動作制御部と、 を具備して構成されるインクジェット記録装置。 - 【請求項24】 前記インク濃度調整制御部は、前記混
合比演算部からの混合比を表すデータに基づいて前記イ
ンク混合室内の残存インクを所定量排出するインク排出
手段に、排出動作を行わせる排出動作制御部と、 前記混合比演算部からの混合比を表すデータに基づいて
該インク混合室内に前記所定濃度のインクを所定量供給
するインク供給手段に、該インク供給動作を行わせる供
給動作制御部と、を有することを特徴とする請求項23
に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項25】 前記インク供給手段は、互いに異なる
インク濃度を有するインクがそれぞれ貯留される複数の
インク液室と、該複数のインク液室からのインクをそれ
ぞれ前記インク混合室に導入する液流路に設けられ、該
インク混合室に導入されるインク供給量を選択的に調整
する制御弁と、該制御弁に隣接して配され該複数のイン
ク液室からのインクを該制御弁を介して流出させるエネ
ルギー発生素子と、を含んでなることを特徴とする請求
項23または24に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項26】 前記目標濃度設定部は、前記記録部が
前記記録媒体の記録面に対して1走査されるごとに前記
画像データに基づいて前記目標インク濃度を変更するこ
とを特徴とする請求項23ないし25のいずれかに記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項27】 前記画像データに基づいて前記記録部
に記録動作を行わせる記録動作制御部は、前記記録媒体
の記録面に形成される画像において比較的インク濃度の
濃い部分から比較的インク濃度の薄い部分に向かって記
録動作を行わせることを特徴とする請求項23ないし2
6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項28】 前記混合比演算部からの混合比を表す
データに基づいて前記インク供給手段に、インク供給動
作を行わせる供給動作制御部は、前記記録部が記録動作
中、供給量が該記録部のインク吐出量に比例した量とな
るようにインク供給動作を行わせることを特徴とする請
求項24に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項29】 インクジェット記録装置は以下を有す
る;列状に配されかつインクを吐出するための複数の吐
出口と、該複数の吐出口にそれぞれ連通する複数のイン
ク流路と、該複数のインク流路に設けられたインク吐出
手段と、前記複数のインク流路に共通して接続される共
通液室と、該共通液室にインクを供給するインク供給部
と、該インク供給部と前記共通液室との間に設けられ前
記インク供給部から供給されるインクの供給量を制御す
る制御手段と、前記共通液室と外部とを連絡しかつ前記
インク吐出口列の延長線上に配された大気連通口と、を
有するインクジェット記録ヘッド;該インクジェット記
録ヘッドの前記吐出口を密閉空間内におくための第1の
キャップ手段;該第1のキャップ手段と前記インクジェ
ット記録ヘッドとの間の前記密閉空間を減圧するための
第1の吸引手段;前記インクジェット記録ヘッドの前記
大気連通口を密閉空間内におくための第2のキャップ手
段;該第2のキャップ手段と前記インクジェット記録ヘ
ッドとの間の前記密閉空間を減圧するための第2の吸引
手段;ここで、前記第1の吸引手段と前記第2の吸引手
段とはそれぞれ個別のタイミングで駆動されることを特
徴とする。 - 【請求項30】 前記インクジェット記録ヘッドを走査
するキャリッジを備えるとともに、該キャリッジによる
前記インクジェット記録ヘッドの走査方向に、該インク
ジェット記録ヘッドによる被記録媒体への記録可能範囲
と重なる位置に前記インクジェット記録ヘッドから排出
される廃インクを受容する廃インク吸収体が延在してい
ることを特徴とする請求項29に記載のインクジェット
記録装置。 - 【請求項31】 前記インクジェット記録ヘッドが移動
中に前記廃インク吸収体に廃インクを排出することを特
徴とする請求項29に記載のインクジェット記録装置。
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