JP2000266149A - 電動シリンダ - Google Patents
電動シリンダInfo
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- JP2000266149A JP2000266149A JP2000068760A JP2000068760A JP2000266149A JP 2000266149 A JP2000266149 A JP 2000266149A JP 2000068760 A JP2000068760 A JP 2000068760A JP 2000068760 A JP2000068760 A JP 2000068760A JP 2000266149 A JP2000266149 A JP 2000266149A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 推力ナットと推力ロッドとのねじ部の偏アタ
リを防止する、また異常時の衝撃を緩和させる電動シリ
ンダを提供すること。 【解決手段】 本発明の電動シリンダ1は、回転出力を
与える駆動モータ2と、雄ねじを5a備え、フレーム1
7内に回転自在に支持された推力シャフト5と、駆動モ
ータ2の回転出力を推力シャフト5へ伝達する駆動伝達
手段3,7,9と、推力シャフト5の雄ねじ5aに螺合
する雌ねじ11aを備えた推力ナット11と、雄ねじ5
aを覆設してフレーム17から摺動自在に軸方向に突設
された推力ロッド13とを有し、推力ナット11が、推
力ロッド13に対して推力を伝達すべく軸方向に摩擦力
で結合されたものである。
リを防止する、また異常時の衝撃を緩和させる電動シリ
ンダを提供すること。 【解決手段】 本発明の電動シリンダ1は、回転出力を
与える駆動モータ2と、雄ねじを5a備え、フレーム1
7内に回転自在に支持された推力シャフト5と、駆動モ
ータ2の回転出力を推力シャフト5へ伝達する駆動伝達
手段3,7,9と、推力シャフト5の雄ねじ5aに螺合
する雌ねじ11aを備えた推力ナット11と、雄ねじ5
aを覆設してフレーム17から摺動自在に軸方向に突設
された推力ロッド13とを有し、推力ナット11が、推
力ロッド13に対して推力を伝達すべく軸方向に摩擦力
で結合されたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】電動モータの回転出力を直線
運動に変換し、エアシリンダと同程度の直線運動を出力
することが可能な電動シリンダに関する。
運動に変換し、エアシリンダと同程度の直線運動を出力
することが可能な電動シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からモータの回転出力を直線運動に
変換する機構として電動シリンダが広く採用されてい
る。図8は、従来の電動シリンダを示した一部断面図で
ある。電動シリンダ101は、駆動モータ102の回転
出力が直線運動を出力するシリンダ部へ伝達される構成
をなしている。その駆動伝達手段は、駆動軸側スプロケ
ット103と被駆動側スプロケット104の間にタイミ
ングベルト105が張設されている。被駆動側スプロケ
ット104は、回転自在に支持された推力シャフト10
6に固定され、その推力シャフト106には雄ねじ10
6aが形成されている。その雄ねじ106aは、推力ナ
ット108の雌ねじ108aに螺合され、その推力ナッ
ト108には推力ロッド109が同軸上に固定されてい
る。推力ロッド109と推力ナット108との間にはカ
ップリング110が介在し、両者は、そのカップリング
110に螺合して固く締結され一体のものとなってい
る。推力シャフト106及び推力ロッド109はフレー
ム111に覆われ、その推力ロッド109がブラケット
112に摺動自在に支持され、フレーム111先端から
突設されている。
変換する機構として電動シリンダが広く採用されてい
る。図8は、従来の電動シリンダを示した一部断面図で
ある。電動シリンダ101は、駆動モータ102の回転
出力が直線運動を出力するシリンダ部へ伝達される構成
をなしている。その駆動伝達手段は、駆動軸側スプロケ
ット103と被駆動側スプロケット104の間にタイミ
ングベルト105が張設されている。被駆動側スプロケ
ット104は、回転自在に支持された推力シャフト10
6に固定され、その推力シャフト106には雄ねじ10
6aが形成されている。その雄ねじ106aは、推力ナ
ット108の雌ねじ108aに螺合され、その推力ナッ
ト108には推力ロッド109が同軸上に固定されてい
る。推力ロッド109と推力ナット108との間にはカ
ップリング110が介在し、両者は、そのカップリング
110に螺合して固く締結され一体のものとなってい
る。推力シャフト106及び推力ロッド109はフレー
ム111に覆われ、その推力ロッド109がブラケット
112に摺動自在に支持され、フレーム111先端から
突設されている。
【0003】そして、このような構成の電動シリンダ1
01では、駆動モータ102の駆動によって回転出力が
タイミングベルト105を介して推力シャフト106へ
伝達され、雄ねじ106aに回転が与えられることとな
る。雄ねじ106aが回転すれば、その雄ねじ106a
に螺合した推力ナット108に推力が与えられ、カップ
リング110を介して一体となった推力ロッド109が
軸方向に移動することとなる。その移動方向は雄ねじ1
06aに与えられる回転方向によって決定される。
01では、駆動モータ102の駆動によって回転出力が
タイミングベルト105を介して推力シャフト106へ
伝達され、雄ねじ106aに回転が与えられることとな
る。雄ねじ106aが回転すれば、その雄ねじ106a
に螺合した推力ナット108に推力が与えられ、カップ
リング110を介して一体となった推力ロッド109が
軸方向に移動することとなる。その移動方向は雄ねじ1
06aに与えられる回転方向によって決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電動シリンダ101は、推力ナット108と
推力ロッド109とがともにカップリング110に螺合
して固く締結されているため、異音を発したり、油膜切
れによる発熱や異常摩耗が起こり充分な機能を発揮でき
ないといった問題があった。即ち、推力ロッド109と
推力ナット108とが同軸上で形成されていない場合や
締結面で角度が出ていない場合には、雄ねじ106aと
雌ねじ108aとが、複数あるねじ山の一部しか噛み合
わない、いわゆる偏アタリを起こすこととなるためであ
る。
うな従来の電動シリンダ101は、推力ナット108と
推力ロッド109とがともにカップリング110に螺合
して固く締結されているため、異音を発したり、油膜切
れによる発熱や異常摩耗が起こり充分な機能を発揮でき
ないといった問題があった。即ち、推力ロッド109と
推力ナット108とが同軸上で形成されていない場合や
締結面で角度が出ていない場合には、雄ねじ106aと
雌ねじ108aとが、複数あるねじ山の一部しか噛み合
わない、いわゆる偏アタリを起こすこととなるためであ
る。
【0005】また、従来の電動シリンダ101では、推
力ロッド109に対し、ストローク動作の際に横方向
(以下、「ラジアル方向」と表現する)に力が及ぶこと
が多々ある。例えば、新製された直後では部品が正確に
加工されているため前述した偏アタリの問題が生じなく
ても、ユーザが負荷機械にこの電動シリンダ101を取
り付けた場合に、センタの位置を合わせた取り付けが正
しく行われないことがあるからである。そのため、推力
ロッド109に大きなラジアル方向の力が作用すれば、
ブラケット112の内側にあるメタル軸受113やラジ
アル荷重受114に過大な力が加わって摩耗の進行が早
くなり、しかもその摩耗は偏ったものとなる。
力ロッド109に対し、ストローク動作の際に横方向
(以下、「ラジアル方向」と表現する)に力が及ぶこと
が多々ある。例えば、新製された直後では部品が正確に
加工されているため前述した偏アタリの問題が生じなく
ても、ユーザが負荷機械にこの電動シリンダ101を取
り付けた場合に、センタの位置を合わせた取り付けが正
しく行われないことがあるからである。そのため、推力
ロッド109に大きなラジアル方向の力が作用すれば、
ブラケット112の内側にあるメタル軸受113やラジ
アル荷重受114に過大な力が加わって摩耗の進行が早
くなり、しかもその摩耗は偏ったものとなる。
【0006】そこで、このラジアル方向の力によってメ
タル軸受113とラジアル荷重受114が摩耗すれば、
負荷機械と電動シリンダ101とは、センタがずれたま
まいわゆるナジミがついた状態となってしまう。これで
は、推力ロッド109がセンタを外した動作を行うこと
となるため、雄ねじ106aと推力ナット108に形成
された雌ねじの噛み合いに偏アタリが生じ、やはり異音
を発したり、油膜切れによる発熱や異常摩耗が起こり充
分な機能を発揮できないといった問題を引き起こすこと
になる。
タル軸受113とラジアル荷重受114が摩耗すれば、
負荷機械と電動シリンダ101とは、センタがずれたま
まいわゆるナジミがついた状態となってしまう。これで
は、推力ロッド109がセンタを外した動作を行うこと
となるため、雄ねじ106aと推力ナット108に形成
された雌ねじの噛み合いに偏アタリが生じ、やはり異音
を発したり、油膜切れによる発熱や異常摩耗が起こり充
分な機能を発揮できないといった問題を引き起こすこと
になる。
【0007】また、電動シリンダ101の使用は、通常
の正常状態では高速、低速、そして停止の動作を繰り返
すことになるが、この電動シリンダ101が作用する相
手方の負荷機械に異常が起こったり、若しくは電動シリ
ンダ101のセンサや制御機器に異常が起こることがあ
る。そのような場合、駆動モータ102から駆動トルク
がかけられた高速状態のままで衝突が生じることがあ
り、電動シリンダ101内の各構成部品に過大な衝撃力
が加わり、破損したり、或いは耐久性を著しく低下させ
ることとなる。
の正常状態では高速、低速、そして停止の動作を繰り返
すことになるが、この電動シリンダ101が作用する相
手方の負荷機械に異常が起こったり、若しくは電動シリ
ンダ101のセンサや制御機器に異常が起こることがあ
る。そのような場合、駆動モータ102から駆動トルク
がかけられた高速状態のままで衝突が生じることがあ
り、電動シリンダ101内の各構成部品に過大な衝撃力
が加わり、破損したり、或いは耐久性を著しく低下させ
ることとなる。
【0008】そこで、本発明は、かかる問題点を解決す
べく、推力ナットと推力シャフトとのねじ部の偏アタリ
を防止する、また異常時の衝撃を緩和させる電動シリン
ダを提供することを目的とする。
べく、推力ナットと推力シャフトとのねじ部の偏アタリ
を防止する、また異常時の衝撃を緩和させる電動シリン
ダを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、かかる課題を解
消すべく本発明の電動シリンダは、以下のような構成を
有する。本発明の電動シリンダは、回転出力を与える駆
動モータと、雄ねじを備え、フレーム内に回転自在に支
持された推力シャフトと、前記駆動モータの回転出力を
前記推力シャフトへ伝達する駆動伝達手段と、前記推力
シャフトの雄ねじに螺合する雌ねじを備えた推力ナット
と、前記雄ねじを覆設して前記フレームから摺動自在に
軸方向に突設された推力ロッドとを有し、前記推力ナッ
トが、前記推力ロッドに対して推力を伝達すべく軸方向
に摩擦力で結合することを特徴とする。
消すべく本発明の電動シリンダは、以下のような構成を
有する。本発明の電動シリンダは、回転出力を与える駆
動モータと、雄ねじを備え、フレーム内に回転自在に支
持された推力シャフトと、前記駆動モータの回転出力を
前記推力シャフトへ伝達する駆動伝達手段と、前記推力
シャフトの雄ねじに螺合する雌ねじを備えた推力ナット
と、前記雄ねじを覆設して前記フレームから摺動自在に
軸方向に突設された推力ロッドとを有し、前記推力ナッ
トが、前記推力ロッドに対して推力を伝達すべく軸方向
に摩擦力で結合することを特徴とする。
【0010】また、本発明の電動シリンダは、前記推力
ナットと前記推力ロッドとの間に摩擦力を発生させるべ
く、前記推力ナットを軸方向に付勢する付勢部材を有す
るものである。また、本発明の電動シリンダは、前記付
勢部材は、通常運転時に前記推力ナットにかかる推力よ
り大きな予圧荷重で当該推力ナットを前記推力ロッドに
対して付勢するものである。また、本発明の電動シリン
ダは、前記推力ナットと前記推力ロッド又は推力ナット
ホルダとの間の摩擦面に前記推力ナットの回転すべりを
制限する係合部材を有するものである。
ナットと前記推力ロッドとの間に摩擦力を発生させるべ
く、前記推力ナットを軸方向に付勢する付勢部材を有す
るものである。また、本発明の電動シリンダは、前記付
勢部材は、通常運転時に前記推力ナットにかかる推力よ
り大きな予圧荷重で当該推力ナットを前記推力ロッドに
対して付勢するものである。また、本発明の電動シリン
ダは、前記推力ナットと前記推力ロッド又は推力ナット
ホルダとの間の摩擦面に前記推力ナットの回転すべりを
制限する係合部材を有するものである。
【0011】また、本発明の電動シリンダは、前記係合
部材は、前記推力ナット又は前記推力ロッドに突設され
た係合突起が、前記推力ロッド又は前記推力ナットに穿
設された係合穴に遊嵌されたものである。また、本発明
の電動シリンダは、前記係合部材は、前記係合突起が前
記係合穴内に弾性体を介して位置決めされたものであ
る。また、本発明の電動シリンダは、前記推力ナットと
前記推力ロッド又は推力ナットホルダとの間の摩擦面の
数を二以上にしたものである。また、本発明の電動シリ
ンダは、前記推力ナットと前記推力ロッド又は推力ナッ
トホルダは、摩擦面の素材の組み合わせを変えて摩擦係
数を変化させるものである。
部材は、前記推力ナット又は前記推力ロッドに突設され
た係合突起が、前記推力ロッド又は前記推力ナットに穿
設された係合穴に遊嵌されたものである。また、本発明
の電動シリンダは、前記係合部材は、前記係合突起が前
記係合穴内に弾性体を介して位置決めされたものであ
る。また、本発明の電動シリンダは、前記推力ナットと
前記推力ロッド又は推力ナットホルダとの間の摩擦面の
数を二以上にしたものである。また、本発明の電動シリ
ンダは、前記推力ナットと前記推力ロッド又は推力ナッ
トホルダは、摩擦面の素材の組み合わせを変えて摩擦係
数を変化させるものである。
【0012】また、本発明の電動シリンダは、雄ねじを
備え、フレーム内に回転自在に支持された推力シャフト
と、前記駆動モータの回転出力を前記推力シャフトへ伝
達する駆動伝達手段と、前記推力シャフトの雄ねじに螺
合する雌ねじを備えたフランジ付推力ナットと、前記雄
ねじを覆設して前記フレームから摺動自在に軸方向に突
設された推力ロッドとを有し、前記推力ナットは、前記
推力ロッドと当該推力ロッドに対し固定され前記推力ナ
ットを覆設する推力ナットホルダとの間で軸方向に挟持
され、当該推力ナットのフランジ部に軸方向隙間を有
し、当該推力ナットと前記推力ロッド又は推力ナットホ
ルダとの間には、当該推力ナットの回転を制限する係合
部材が回転方向及びラジアル方向に隙間をもって係合さ
れたものであることを特徴とする。また、本発明の電動
シリンダは、前記係合部材は、前記推力ナット又は前記
推力ロッドに突設された係合突起が、前記推力ロッド又
は前記推力ナットに穿設された係合穴に遊嵌されたもの
である。
備え、フレーム内に回転自在に支持された推力シャフト
と、前記駆動モータの回転出力を前記推力シャフトへ伝
達する駆動伝達手段と、前記推力シャフトの雄ねじに螺
合する雌ねじを備えたフランジ付推力ナットと、前記雄
ねじを覆設して前記フレームから摺動自在に軸方向に突
設された推力ロッドとを有し、前記推力ナットは、前記
推力ロッドと当該推力ロッドに対し固定され前記推力ナ
ットを覆設する推力ナットホルダとの間で軸方向に挟持
され、当該推力ナットのフランジ部に軸方向隙間を有
し、当該推力ナットと前記推力ロッド又は推力ナットホ
ルダとの間には、当該推力ナットの回転を制限する係合
部材が回転方向及びラジアル方向に隙間をもって係合さ
れたものであることを特徴とする。また、本発明の電動
シリンダは、前記係合部材は、前記推力ナット又は前記
推力ロッドに突設された係合突起が、前記推力ロッド又
は前記推力ナットに穿設された係合穴に遊嵌されたもの
である。
【0013】また、本発明の電動シリンダは、前記推力
シャフトは、前記駆動手段に対して軸方向に移動自在に
嵌合したものであって、前記推力シャフトを前記フレー
ム内で回転自在に支持するとともに、軸方向に摺動支持
する軸方向に併設された回転軸受と、前記回転軸受間に
装填され、前記推力シャフトにかかる運動エネルギを吸
収する慣性吸収弾性体とを有するものである。また、本
発明の電動シリンダは、前記駆動モータを電子的に回転
位置を制御するための検出器を有するものである。ま
た、本発明の電動シリンダは、前記推力ロッドに固定さ
れた位置発信子と、前記フレームの軸方向に外接された
位置センサとを有するものである。
シャフトは、前記駆動手段に対して軸方向に移動自在に
嵌合したものであって、前記推力シャフトを前記フレー
ム内で回転自在に支持するとともに、軸方向に摺動支持
する軸方向に併設された回転軸受と、前記回転軸受間に
装填され、前記推力シャフトにかかる運動エネルギを吸
収する慣性吸収弾性体とを有するものである。また、本
発明の電動シリンダは、前記駆動モータを電子的に回転
位置を制御するための検出器を有するものである。ま
た、本発明の電動シリンダは、前記推力ロッドに固定さ
れた位置発信子と、前記フレームの軸方向に外接された
位置センサとを有するものである。
【0014】そして、このような構成をなす本発明の電
動シリンダは、以下に示すよう作用・効果を奏する。本
発明の電動シリンダでは、駆動モータの回転出力が駆動
伝達手段を介して推力シャフトへ伝達され、その推力シ
ャフトの回転が螺合した推力ナットへは回転力として伝
達される。この時、推力ナットは、負荷機械等に連結さ
れて回転が制限された推力ロッドに対し摩擦力で結合さ
れているので、その摩擦力によって推力シャフトと共回
りすることなく回転力を推力に変換して推力を発生す
る。一方、推力ロッドのセンタがずれて生じるラジアル
方向の力は、推力ナットと推力ロッドとの摩擦面の摩擦
抵抗より大きいため、推力ナットと推力ロッドとの摩擦
面にずれが生じることで、推力ナットと推力シャフトと
のセンタは常に一致し、雄ねじと雌ねじとの偏アタリが
防止される。
動シリンダは、以下に示すよう作用・効果を奏する。本
発明の電動シリンダでは、駆動モータの回転出力が駆動
伝達手段を介して推力シャフトへ伝達され、その推力シ
ャフトの回転が螺合した推力ナットへは回転力として伝
達される。この時、推力ナットは、負荷機械等に連結さ
れて回転が制限された推力ロッドに対し摩擦力で結合さ
れているので、その摩擦力によって推力シャフトと共回
りすることなく回転力を推力に変換して推力を発生す
る。一方、推力ロッドのセンタがずれて生じるラジアル
方向の力は、推力ナットと推力ロッドとの摩擦面の摩擦
抵抗より大きいため、推力ナットと推力ロッドとの摩擦
面にずれが生じることで、推力ナットと推力シャフトと
のセンタは常に一致し、雄ねじと雌ねじとの偏アタリが
防止される。
【0015】また、本発明の電動シリンダでは、付勢部
材が推力ナットにかかる推力より大きな予圧荷重で推力
ナットを付勢しているので、推力ナットと推力ロッドと
は摩擦力によって結合され、推力シャフトの回転によっ
て生じる推力ナットの推力が推力ロッドへ伝達される。
一方、推力ナットと推力ロッドとの摩擦面にずれが生じ
ることで、雄ねじと雌ねじとの偏アタリが防止されると
ともに、推力ロッドに傾きが生じても付勢部材が傾いて
たわむことによって面ぶれに追従できる。
材が推力ナットにかかる推力より大きな予圧荷重で推力
ナットを付勢しているので、推力ナットと推力ロッドと
は摩擦力によって結合され、推力シャフトの回転によっ
て生じる推力ナットの推力が推力ロッドへ伝達される。
一方、推力ナットと推力ロッドとの摩擦面にずれが生じ
ることで、雄ねじと雌ねじとの偏アタリが防止されると
ともに、推力ロッドに傾きが生じても付勢部材が傾いて
たわむことによって面ぶれに追従できる。
【0016】また、本発明の電動シリンダでは、例えば
係合突起が係合穴に遊嵌された係合部材によって、推力
ナットと推力ロッド又は推力ナットホルダとの摩擦面に
おける回転すべりを制限するので、推力ナットが推力シ
ャフトと共回りすることなく推進し、推力ロッドのセン
タがずれても推力ナットと推力ロッドとの摩擦面にずれ
が生じることで、雄ねじと雌ねじとの偏アタリが防止さ
れる。また、本発明の電動シリンダでは、推力ナットと
推力ロッド又は推力ナットホルダとの摩擦面における回
転すべりが生じても、係合部材によってその回転すべり
が制限されるとともに、弾性部材によって摩擦面の位置
が初期状態に復帰させられるので正確な位置制御が可能
となる。
係合突起が係合穴に遊嵌された係合部材によって、推力
ナットと推力ロッド又は推力ナットホルダとの摩擦面に
おける回転すべりを制限するので、推力ナットが推力シ
ャフトと共回りすることなく推進し、推力ロッドのセン
タがずれても推力ナットと推力ロッドとの摩擦面にずれ
が生じることで、雄ねじと雌ねじとの偏アタリが防止さ
れる。また、本発明の電動シリンダでは、推力ナットと
推力ロッド又は推力ナットホルダとの摩擦面における回
転すべりが生じても、係合部材によってその回転すべり
が制限されるとともに、弾性部材によって摩擦面の位置
が初期状態に復帰させられるので正確な位置制御が可能
となる。
【0017】また、本発明の電動シリンダでは、推力ナ
ットと推力ロッド又は推力ナットホルダとの摩擦面の数
を任意に設定することで、所望の摩擦抵抗を得ることが
できる。また、本発明の電動シリンダでは、推力ナット
と推力ロッド又は推力ナットホルダは、摩擦面の素材を
変えて摩擦係数を変化させることで、所望の摩擦抵抗を
得ることができる。
ットと推力ロッド又は推力ナットホルダとの摩擦面の数
を任意に設定することで、所望の摩擦抵抗を得ることが
できる。また、本発明の電動シリンダでは、推力ナット
と推力ロッド又は推力ナットホルダは、摩擦面の素材を
変えて摩擦係数を変化させることで、所望の摩擦抵抗を
得ることができる。
【0018】また、本発明の電動シリンダでは、駆動モ
ータの回転出力が駆動伝達手段を介して推力シャフトへ
伝達され、その推力シャフトの回転が螺合した推力ナッ
トへは推力として伝達される。即ち、推力ナットは、係
合部材によって回転が制限されているので推力シャフト
と共回りすることなく推進する。一方、推力ロッドのセ
ンタがずれた場合には、係合部材が回転方向及びラジア
ル方向に隙間をもって係合されているために、推力ロッ
ドのセンタずれに影響されることなく推力ナットと推力
シャフトとのセンタは常に一致し、雄ねじと雌ねじとの
偏アタリが防止される。そして、推力ナットはフランジ
部に軸方向隙間を有しているため、推力ロッドに傾きが
生じても面ぶれにも追従できる。
ータの回転出力が駆動伝達手段を介して推力シャフトへ
伝達され、その推力シャフトの回転が螺合した推力ナッ
トへは推力として伝達される。即ち、推力ナットは、係
合部材によって回転が制限されているので推力シャフト
と共回りすることなく推進する。一方、推力ロッドのセ
ンタがずれた場合には、係合部材が回転方向及びラジア
ル方向に隙間をもって係合されているために、推力ロッ
ドのセンタずれに影響されることなく推力ナットと推力
シャフトとのセンタは常に一致し、雄ねじと雌ねじとの
偏アタリが防止される。そして、推力ナットはフランジ
部に軸方向隙間を有しているため、推力ロッドに傾きが
生じても面ぶれにも追従できる。
【0019】また、本発明の電動シリンダでは、駆動モ
ータの回転出力が駆動伝達手段を介して推力シャフトへ
伝達され、その推力シャフトの回転が螺合した推力ナッ
トへは推力として伝達される。即ち、推力ナットは、係
合部材によって回転が制限されているので推力シャフト
と共回りすることなく推進する。一方、推力ロッドのセ
ンタがずれた場合には、係合部材が回転方向及びラジア
ル方向に隙間をもって係合されているために、推力ロッ
ドのセンタずれに影響されることなく推力ナットと推力
シャフトとのセンタは常に一致し、雄ねじと雌ねじとの
偏アタリが防止される。そして、推力ナットはフランジ
部に軸方向隙間を有しているため、推力ロッドに傾きが
生じても面ぶれにも追従できる。
ータの回転出力が駆動伝達手段を介して推力シャフトへ
伝達され、その推力シャフトの回転が螺合した推力ナッ
トへは推力として伝達される。即ち、推力ナットは、係
合部材によって回転が制限されているので推力シャフト
と共回りすることなく推進する。一方、推力ロッドのセ
ンタがずれた場合には、係合部材が回転方向及びラジア
ル方向に隙間をもって係合されているために、推力ロッ
ドのセンタずれに影響されることなく推力ナットと推力
シャフトとのセンタは常に一致し、雄ねじと雌ねじとの
偏アタリが防止される。そして、推力ナットはフランジ
部に軸方向隙間を有しているため、推力ロッドに傾きが
生じても面ぶれにも追従できる。
【0020】また、本発明の電動シリンダでは、推力ロ
ッドの運動が強制的に停止された場合にも、駆動手段か
ら推力シャフトに与えられた運動エネルギが、推力シャ
フトが軸方向に運動する際に回転軸受間に装填された慣
性吸収弾性体によって吸収されるので、異常時の衝撃が
緩和される。
ッドの運動が強制的に停止された場合にも、駆動手段か
ら推力シャフトに与えられた運動エネルギが、推力シャ
フトが軸方向に運動する際に回転軸受間に装填された慣
性吸収弾性体によって吸収されるので、異常時の衝撃が
緩和される。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る電動シリンダ
の一実施の形態について具体的に説明する。図1は、電
動シリンダの第1実施の形態を示した断面図である。な
お、本実施の形態の電動シリンダ1は、前記従来例のも
のと多くの部分同様な構成をなすものであるが、改めて
その詳細について説明する。電動シリンダ1は、駆動源
としてNBブレーキ(無励磁作動形電磁ブレーキ)を備
えた駆動モータ2が使用され、その出力軸2aに駆動側
スプロケット3が嵌合されている。出力軸2a及び駆動
側スプロケット3は、本体フレーム4によって覆われて
いる。一方、駆動モータ2の回転出力を受ける従動側の
シリンダでは、推力シャフト5がボールベアリング6,
6によって出力軸2aと平行に回転自在に支持されてい
る。その端部には被駆動側スプロケット7が嵌合され、
リングナット8によって固定されている。駆動側スプロ
ケット3と被駆動側スプロケット7との間には、駆動モ
ータ2の回転出力を伝達するタイミングベルト9が張設
されている。
の一実施の形態について具体的に説明する。図1は、電
動シリンダの第1実施の形態を示した断面図である。な
お、本実施の形態の電動シリンダ1は、前記従来例のも
のと多くの部分同様な構成をなすものであるが、改めて
その詳細について説明する。電動シリンダ1は、駆動源
としてNBブレーキ(無励磁作動形電磁ブレーキ)を備
えた駆動モータ2が使用され、その出力軸2aに駆動側
スプロケット3が嵌合されている。出力軸2a及び駆動
側スプロケット3は、本体フレーム4によって覆われて
いる。一方、駆動モータ2の回転出力を受ける従動側の
シリンダでは、推力シャフト5がボールベアリング6,
6によって出力軸2aと平行に回転自在に支持されてい
る。その端部には被駆動側スプロケット7が嵌合され、
リングナット8によって固定されている。駆動側スプロ
ケット3と被駆動側スプロケット7との間には、駆動モ
ータ2の回転出力を伝達するタイミングベルト9が張設
されている。
【0022】また、推力シャフト5は、長尺な雄ねじ5
aが形成されたねじ部が延設され、更にその先端5bは
ニードルベアリング10によって支持されている。雄ね
じ5aは後述するようにボールねじを構成するものであ
り、推力ナット11の雌ねじ11a側に保持されたボー
ルが転がるよう螺旋状のU字溝が切られている。推力ナ
ット11と推力シャフト5は、ボールねじを介して螺合
されている。推力ナット11は、カップリング12を介
して推力ロッド13に一体に形成されている。しかし、
本実施の形態の推力ナット11は、前述した従来例のも
ののようにカップリング12に螺合して固く締結された
ものではなく、フローティング構造としたものである。
aが形成されたねじ部が延設され、更にその先端5bは
ニードルベアリング10によって支持されている。雄ね
じ5aは後述するようにボールねじを構成するものであ
り、推力ナット11の雌ねじ11a側に保持されたボー
ルが転がるよう螺旋状のU字溝が切られている。推力ナ
ット11と推力シャフト5は、ボールねじを介して螺合
されている。推力ナット11は、カップリング12を介
して推力ロッド13に一体に形成されている。しかし、
本実施の形態の推力ナット11は、前述した従来例のも
ののようにカップリング12に螺合して固く締結された
ものではなく、フローティング構造としたものである。
【0023】即ち、推力ロッド13が、カップリング1
2に対しては従来例と同様螺合することによって固く締
結される一方、推力ナット11は、カップリング12に
螺合した円筒形状の推力ナットホルダ14内にフリーな
状態で嵌装される。この推力ナットホルダ14の寸法
は、推力ナット11の外径、長さに比して大きく覆うよ
うに形成されているため、ラジアル方向及び軸方向に隙
間(以下、「フローティング隙間」という)が形成され
る。そこで、推力ナット11は、推力ナットホルダ14
内に装填された皿ばね15によって予圧荷重がかけら
れ、カップリング12に押圧されることで、推力ロッド
13に対して摩擦力によって結合される。従って、本実
施の形態では、従来のものと同様に、摩擦力によって推
力ナット11及び推力ロッド13が一体に動作するよう
構成されたものである。
2に対しては従来例と同様螺合することによって固く締
結される一方、推力ナット11は、カップリング12に
螺合した円筒形状の推力ナットホルダ14内にフリーな
状態で嵌装される。この推力ナットホルダ14の寸法
は、推力ナット11の外径、長さに比して大きく覆うよ
うに形成されているため、ラジアル方向及び軸方向に隙
間(以下、「フローティング隙間」という)が形成され
る。そこで、推力ナット11は、推力ナットホルダ14
内に装填された皿ばね15によって予圧荷重がかけら
れ、カップリング12に押圧されることで、推力ロッド
13に対して摩擦力によって結合される。従って、本実
施の形態では、従来のものと同様に、摩擦力によって推
力ナット11及び推力ロッド13が一体に動作するよう
構成されたものである。
【0024】皿ばね15は、負荷機械(負荷)から受け
る定格推力を超える予圧荷重がかかるよう設計され、推
力ナット11の位置決め精度が保たれている。そのた
め、フローティング隙間のうち軸方向隙間は皿ばね15
によって見かけ上ゼロとなり、推力ナット11と推力ロ
ッド13との間に皿ばね15による予圧荷重を超える過
大な力が加わらない限り軸方向隙間は発生しない。一
方、推力ロッド13の内周面は、ニードルベアリング1
0の外周面と緩いはめ合い状態となっており、その推力
ロッド13の外周面は、図面左右に軽く摺動できるメタ
ル軸受19によって支持されている。ニードルベアリン
グ10は、推力シャフト5と軸心を合わせて保持されて
いる。また、電動シリンダ1は、推力ロッド13が不図
示の負荷機械によって回り止めされているため、その推
力ロッド13に対し摩擦力で結合された推力ナット11
が回転することはない。
る定格推力を超える予圧荷重がかかるよう設計され、推
力ナット11の位置決め精度が保たれている。そのた
め、フローティング隙間のうち軸方向隙間は皿ばね15
によって見かけ上ゼロとなり、推力ナット11と推力ロ
ッド13との間に皿ばね15による予圧荷重を超える過
大な力が加わらない限り軸方向隙間は発生しない。一
方、推力ロッド13の内周面は、ニードルベアリング1
0の外周面と緩いはめ合い状態となっており、その推力
ロッド13の外周面は、図面左右に軽く摺動できるメタ
ル軸受19によって支持されている。ニードルベアリン
グ10は、推力シャフト5と軸心を合わせて保持されて
いる。また、電動シリンダ1は、推力ロッド13が不図
示の負荷機械によって回り止めされているため、その推
力ロッド13に対し摩擦力で結合された推力ナット11
が回転することはない。
【0025】ところで、推力ナット11をラジアル方向
にかかる力に対して保持する力Ffは、 Ff ≒μ1×予圧荷重×2(推力ナット11の両面に摩
擦抵抗が生じるため) で表される。多くの場合、金属間では摩擦抵抗μ1の値
は0.1程度であるため、推力ナット11は予圧荷重の
約5分の1程度の小さい力で保持されることとなる。そ
のため、推力ナット11は、軽い力によってカップリン
グ12との摩擦面を滑り、推力ナットホルダ14内をラ
ジアル方向に動く(フローティング)ことができる。よ
って、本実施の形態の電動シリンダ1は、推力シャフト
5の雄ねじ5aと推力ロッド13とのセンタがずれるよ
うな状態が生じても、推力ナット11のフローティング
作用によって常に雄ねじ5aと雌ねじ11aとが充分な
噛み合いを起こすよう構成されている。
にかかる力に対して保持する力Ffは、 Ff ≒μ1×予圧荷重×2(推力ナット11の両面に摩
擦抵抗が生じるため) で表される。多くの場合、金属間では摩擦抵抗μ1の値
は0.1程度であるため、推力ナット11は予圧荷重の
約5分の1程度の小さい力で保持されることとなる。そ
のため、推力ナット11は、軽い力によってカップリン
グ12との摩擦面を滑り、推力ナットホルダ14内をラ
ジアル方向に動く(フローティング)ことができる。よ
って、本実施の形態の電動シリンダ1は、推力シャフト
5の雄ねじ5aと推力ロッド13とのセンタがずれるよ
うな状態が生じても、推力ナット11のフローティング
作用によって常に雄ねじ5aと雌ねじ11aとが充分な
噛み合いを起こすよう構成されている。
【0026】一方、本体フレーム4には、ブラケット1
6を介して円筒形状のパイプフレーム17が固定され、
推力ナット11、推力ロッド13及び推力シャフト5が
覆われている。パイプフレーム17の先端にもブラケッ
ト18が固定され、ブラケット18を貫通して推力ロッ
ド13が摺動自在に支持されている。また、推力ロッド
13には、環状のラジアル軸受20が嵌合され、それが
パイプフレーム17内周面に当接されている。更に、ブ
ラケット18から突出した推力ロッド13先端の結合金
具23の出力位置を検出するため、推力ロッド13には
永久磁石21が取り付けられ、パイプフレーム17外周
の所定位置には、永久磁石21の位置を検出する磁気セ
ンサ22,22が取り付けられている。なお、前後のブ
ラケット16,18にはゴムクッション24,24が異
常時用として取り付けられている。
6を介して円筒形状のパイプフレーム17が固定され、
推力ナット11、推力ロッド13及び推力シャフト5が
覆われている。パイプフレーム17の先端にもブラケッ
ト18が固定され、ブラケット18を貫通して推力ロッ
ド13が摺動自在に支持されている。また、推力ロッド
13には、環状のラジアル軸受20が嵌合され、それが
パイプフレーム17内周面に当接されている。更に、ブ
ラケット18から突出した推力ロッド13先端の結合金
具23の出力位置を検出するため、推力ロッド13には
永久磁石21が取り付けられ、パイプフレーム17外周
の所定位置には、永久磁石21の位置を検出する磁気セ
ンサ22,22が取り付けられている。なお、前後のブ
ラケット16,18にはゴムクッション24,24が異
常時用として取り付けられている。
【0027】このような構成からなる本実施の形態の電
動シリンダ1は、次のように動作することとなる。電動
シリンダ1は、駆動モータ2が駆動して出力軸2aが回
転すると、その回転が駆動側スプロケット3からタイミ
ングベルト9を介して被駆動側スプロケット7へ伝達さ
れる。被駆動側スプロケット7へ伝達された回転出力
は、直接推力シャフト5の回転となる。このとき、推力
シャフト5に与えられる回転は、駆動モータ2の回転出
力が駆動側スプロケット3と被駆動側スプロケット7と
のギヤ比によって、被駆動側スプロケット7において減
速しトルクを増大させたもの(増速しトルクを減少させ
る場合もある)である。
動シリンダ1は、次のように動作することとなる。電動
シリンダ1は、駆動モータ2が駆動して出力軸2aが回
転すると、その回転が駆動側スプロケット3からタイミ
ングベルト9を介して被駆動側スプロケット7へ伝達さ
れる。被駆動側スプロケット7へ伝達された回転出力
は、直接推力シャフト5の回転となる。このとき、推力
シャフト5に与えられる回転は、駆動モータ2の回転出
力が駆動側スプロケット3と被駆動側スプロケット7と
のギヤ比によって、被駆動側スプロケット7において減
速しトルクを増大させたもの(増速しトルクを減少させ
る場合もある)である。
【0028】回転が与えられた推力シャフト5は、ボー
ルベアリング6,6及びニードルベアリング10によっ
て支持されて回転する一方、軸方向へはボールベアリン
グ6,6によって移動が制限される。推力シャフト5が
回転すれば、それに形成された雄ねじ5aも回転し、ま
た雄ねじ5aが回転すれば、これと螺合された雌ねじ1
1aを有する推力ナット11へ推力が与えられることと
なる。推力ナット11は、摩擦力によって共回りしない
よう構成されているため、雄ねじ5aの回転力がねじ部
によって軸方向の力として推力ナット11へ与えられる
ためである。
ルベアリング6,6及びニードルベアリング10によっ
て支持されて回転する一方、軸方向へはボールベアリン
グ6,6によって移動が制限される。推力シャフト5が
回転すれば、それに形成された雄ねじ5aも回転し、ま
た雄ねじ5aが回転すれば、これと螺合された雌ねじ1
1aを有する推力ナット11へ推力が与えられることと
なる。推力ナット11は、摩擦力によって共回りしない
よう構成されているため、雄ねじ5aの回転力がねじ部
によって軸方向の力として推力ナット11へ与えられる
ためである。
【0029】推力シャフト5へ所定方向の回転が与えら
れることによって、推力ナット11が図面左方へ推進す
る。推力ナット11の推力は、推力ロッド13へ直接与
えられる。そこで、推力ロッド13が軸方向へ移動し、
結合金具23に結合された不図示の負荷機械へは図面左
方への直線運動が出力されることとなる。また、推力シ
ャフト5へ逆回転が与えられれば推力ナット11は図面
右方へ推進し、皿ばね15にかかる推力によって推力ナ
ットホルダ14が右方へ押される。この場合も、推力ナ
ット11には皿ばね15によって定格推力を超える予圧
荷重かかけられているので、皿ばね15がたわむことは
無く、軸方向に隙間が空くことはない。そこで、推力ナ
ットホルダ14に一体の推力ロッド13が軸方向へ移動
し、結合金具23に結合された不図示の負荷機械へは図
面右方への直線運動が出力されることとなる。
れることによって、推力ナット11が図面左方へ推進す
る。推力ナット11の推力は、推力ロッド13へ直接与
えられる。そこで、推力ロッド13が軸方向へ移動し、
結合金具23に結合された不図示の負荷機械へは図面左
方への直線運動が出力されることとなる。また、推力シ
ャフト5へ逆回転が与えられれば推力ナット11は図面
右方へ推進し、皿ばね15にかかる推力によって推力ナ
ットホルダ14が右方へ押される。この場合も、推力ナ
ット11には皿ばね15によって定格推力を超える予圧
荷重かかけられているので、皿ばね15がたわむことは
無く、軸方向に隙間が空くことはない。そこで、推力ナ
ットホルダ14に一体の推力ロッド13が軸方向へ移動
し、結合金具23に結合された不図示の負荷機械へは図
面右方への直線運動が出力されることとなる。
【0030】また、結合金具23を負荷機械に締結させ
た場合、多くのケースではストローク全域において負荷
機械と推力シャフト5のセンタを合わせることが困難で
ある。そのため、推力ロッド13には往復運動する仕事
中に絶えずラジアル方向に力が加わり、メタル軸受19
及びラジアル軸受20が摩耗することとなる。そして、
摩耗が止まって安定したレベル、いわゆるナジミがつい
た状態では、負荷機械と推力シャフト5とのセンタにず
れが生じるところまで摩耗が進行したことを意味する。
た場合、多くのケースではストローク全域において負荷
機械と推力シャフト5のセンタを合わせることが困難で
ある。そのため、推力ロッド13には往復運動する仕事
中に絶えずラジアル方向に力が加わり、メタル軸受19
及びラジアル軸受20が摩耗することとなる。そして、
摩耗が止まって安定したレベル、いわゆるナジミがつい
た状態では、負荷機械と推力シャフト5とのセンタにず
れが生じるところまで摩耗が進行したことを意味する。
【0031】しかしこのような場合でも、本実施の形態
の電動シリンダ1では、推力ナット11が、カップリン
グ12に対しラジアル方向には小さい力で保持されたフ
ローティング状態にあるため、カップリング12と推力
ナット11との位置がずれるだけで、推力ナット11の
雌ねじ11aと推力シャフト5の雄ねじ5aの噛み合い
は良好な状態が保たれる。また、推力ロッド13の角度
が微小量ずれたときも皿ばね15が非対称にたわんで角
度のずれを補正することで、推力ナット11の雌ねじ1
1aと推力シャフト5の雄ねじ5aの噛み合いは良好な
状態が保たれる。
の電動シリンダ1では、推力ナット11が、カップリン
グ12に対しラジアル方向には小さい力で保持されたフ
ローティング状態にあるため、カップリング12と推力
ナット11との位置がずれるだけで、推力ナット11の
雌ねじ11aと推力シャフト5の雄ねじ5aの噛み合い
は良好な状態が保たれる。また、推力ロッド13の角度
が微小量ずれたときも皿ばね15が非対称にたわんで角
度のずれを補正することで、推力ナット11の雌ねじ1
1aと推力シャフト5の雄ねじ5aの噛み合いは良好な
状態が保たれる。
【0032】また、例えば、部品の機械加工精度がでな
い場合に生ずる推力シャフト5と推力ロッド13とのセ
ンタのずれや微小な角度ずれが生じる場合も同様であ
る。従って、このようなセンタずれや微小な角度ずれが
生じた場合、従来の電動シリンダでは異音や異常発熱を
引き起こすねじ部の偏アタリによって耐久性能が著しく
低下したが、本実施の形態の電動シリンダ1では、良好
な噛み合いによって高い耐久性能を得ることができる。
特に、電動シリンダでは、ねじの噛み合い部が耐久性能
を決定するため、本電動シリンダ1は高い信頼性を得る
ことができるものである。
い場合に生ずる推力シャフト5と推力ロッド13とのセ
ンタのずれや微小な角度ずれが生じる場合も同様であ
る。従って、このようなセンタずれや微小な角度ずれが
生じた場合、従来の電動シリンダでは異音や異常発熱を
引き起こすねじ部の偏アタリによって耐久性能が著しく
低下したが、本実施の形態の電動シリンダ1では、良好
な噛み合いによって高い耐久性能を得ることができる。
特に、電動シリンダでは、ねじの噛み合い部が耐久性能
を決定するため、本電動シリンダ1は高い信頼性を得る
ことができるものである。
【0033】ところで、推力ナット11を推力ロッド1
3と締結せずに、摩擦力で結合するフローティング構造
をとる本電動シリンダ1において、その推力ナット11
の間の保持力について考えてみる。先ず、推力ナット1
1の保持トルクTf は、 Tf ≒μ1×予圧荷重×Rs (皿ばねの接触部分の半径)×2 ≒0.2×予圧荷重×Rs と表すことができる。次に、上記本実施の形態のボール
ねじを利用したものでは、ボールねじ部で推力ナット1
1にかかる共回りトルクTb は、 Tb ≒μ2×定格推力×Rb (ボールねじ有効半径) であり、μ2≒0.01程度なのでTb の値は非常に小
さい。
3と締結せずに、摩擦力で結合するフローティング構造
をとる本電動シリンダ1において、その推力ナット11
の間の保持力について考えてみる。先ず、推力ナット1
1の保持トルクTf は、 Tf ≒μ1×予圧荷重×Rs (皿ばねの接触部分の半径)×2 ≒0.2×予圧荷重×Rs と表すことができる。次に、上記本実施の形態のボール
ねじを利用したものでは、ボールねじ部で推力ナット1
1にかかる共回りトルクTb は、 Tb ≒μ2×定格推力×Rb (ボールねじ有効半径) であり、μ2≒0.01程度なのでTb の値は非常に小
さい。
【0034】これらは、概算値で表しているものである
が、Rs ≒Rb のレベルなので、電動シリンダ1の場
合、推力ナット11の保持トルクTf と共回りトルクT
b との比は、 Tf /Tb ≒(0.2×定格推力×Rs )/(0.01×定格推力×Rb ) ≒20 となり、推力ナット11の保持トルクTfが大きいこと
が分かる。そのため、推力ナット11は、推力シャフト
5の回転に伴って共回りすることはない。推力ロッド1
3に負荷がかかり推力ナット11が推力を発生すれば、
μ1の値は更に大きくなり保持トルクTf が増加するこ
ととなる。
が、Rs ≒Rb のレベルなので、電動シリンダ1の場
合、推力ナット11の保持トルクTf と共回りトルクT
b との比は、 Tf /Tb ≒(0.2×定格推力×Rs )/(0.01×定格推力×Rb ) ≒20 となり、推力ナット11の保持トルクTfが大きいこと
が分かる。そのため、推力ナット11は、推力シャフト
5の回転に伴って共回りすることはない。推力ロッド1
3に負荷がかかり推力ナット11が推力を発生すれば、
μ1の値は更に大きくなり保持トルクTf が増加するこ
ととなる。
【0035】従って、電動シリンダ1は、通常運転時に
は推力ナット11が推力シャフト5と共回りすることな
く、推力ロッド13へ推力が与えられることとなる。一
方、保持トルクTf は有限値であるため、万一異常状態
が発生して高速度運転のまま相手機械やワークに衝突す
るなどした場合、保持トルクTf を共回りトルクTb の
衝撃値が超えたとたんに、推力ナット11は推力シャフ
ト5と共回りして衝撃値を有限な値に抑制する。そのた
め、推力シャフト5に無理な負荷がかかることのないト
ルクリミット作用を発揮することとなる。
は推力ナット11が推力シャフト5と共回りすることな
く、推力ロッド13へ推力が与えられることとなる。一
方、保持トルクTf は有限値であるため、万一異常状態
が発生して高速度運転のまま相手機械やワークに衝突す
るなどした場合、保持トルクTf を共回りトルクTb の
衝撃値が超えたとたんに、推力ナット11は推力シャフ
ト5と共回りして衝撃値を有限な値に抑制する。そのた
め、推力シャフト5に無理な負荷がかかることのないト
ルクリミット作用を発揮することとなる。
【0036】ところで、電動シリンダ1には不図示の制
御手段が接続され、磁気センサ22,22からの信号を
受けて駆動モータ2の回転の調節が行われている。即
ち、推力ロッド13が図面左方へ前進し、永久磁石21
に前端部の磁気センサ22が感応してON信号が発信さ
れ、そのON信号を受けた制御手段によって駆動モータ
2の回転が停止され、その駆動モータ2に備えられたN
Bブレーキが作動して位置決めが行われる。そして、後
退時には駆動モータ2に逆回転駆動信号が送られること
となる。また、より正確な位置決めを行うためには、図
示しないが、磁気センサ22,22の間に新たに減速指
令センサを設け、そこを通る永久磁石21に感応して発
信されたON信号を受けた制御信号が駆動モータ2の回
転速度を落とし、磁気センサ22,22の信号で停止を
かけるようにする。
御手段が接続され、磁気センサ22,22からの信号を
受けて駆動モータ2の回転の調節が行われている。即
ち、推力ロッド13が図面左方へ前進し、永久磁石21
に前端部の磁気センサ22が感応してON信号が発信さ
れ、そのON信号を受けた制御手段によって駆動モータ
2の回転が停止され、その駆動モータ2に備えられたN
Bブレーキが作動して位置決めが行われる。そして、後
退時には駆動モータ2に逆回転駆動信号が送られること
となる。また、より正確な位置決めを行うためには、図
示しないが、磁気センサ22,22の間に新たに減速指
令センサを設け、そこを通る永久磁石21に感応して発
信されたON信号を受けた制御信号が駆動モータ2の回
転速度を落とし、磁気センサ22,22の信号で停止を
かけるようにする。
【0037】また、電動シリンダ1にはパイプフレーム
17内にクッション24,24が設けられ、異常が発生
して推力ロッド13が停止されない状態となった場合に
は、そのクッション24,24に推力ナットホルダ14
又は永久磁石21が衝突することで、大きな衝撃を緩和
して破損が防止される。また、カップリング12及び推
力ナットホルダ14とパイプフレーム17との間には充
分な隙間が設けられているため、ラジアル軸受20が摩
耗してしまっても、そのカップリング12及び推力ナッ
トホルダ14がパイプフレーム17に接することはな
い。また、この充分な隙間を通してシリンダ内の空気が
移動する。図1には図示していないが、ラジアル軸受2
0及び永久磁石21にも軸方向に空気が通過できる貫通
孔が穿設され、推力ロッド13の往復運動時に空気の背
圧によって発生する抵抗の影響が抑制されている。
17内にクッション24,24が設けられ、異常が発生
して推力ロッド13が停止されない状態となった場合に
は、そのクッション24,24に推力ナットホルダ14
又は永久磁石21が衝突することで、大きな衝撃を緩和
して破損が防止される。また、カップリング12及び推
力ナットホルダ14とパイプフレーム17との間には充
分な隙間が設けられているため、ラジアル軸受20が摩
耗してしまっても、そのカップリング12及び推力ナッ
トホルダ14がパイプフレーム17に接することはな
い。また、この充分な隙間を通してシリンダ内の空気が
移動する。図1には図示していないが、ラジアル軸受2
0及び永久磁石21にも軸方向に空気が通過できる貫通
孔が穿設され、推力ロッド13の往復運動時に空気の背
圧によって発生する抵抗の影響が抑制されている。
【0038】次に、本発明にかかる電動シリンダの第2
実施の形態について図面を参照して説明する。図2は、
本実施の形態の電動シリンダを示した断面図である。本
実施の形態の電動シリンダ31は、前記第1実施の形態
のものと同様に推力ナットをフローティングした構成を
なすものであり、共通する部分については簡単に説明す
る。本電動シリンダ31の駆動モータ32には、ロータ
リエンコーダ33が取り付けられている。そのため、駆
動モータ32の回転位置の信号を電子的に発信し、推力
ロッドの位置をストローク全域に亘って確認でき、任意
の位置において多点で位置決めできるものである。
実施の形態について図面を参照して説明する。図2は、
本実施の形態の電動シリンダを示した断面図である。本
実施の形態の電動シリンダ31は、前記第1実施の形態
のものと同様に推力ナットをフローティングした構成を
なすものであり、共通する部分については簡単に説明す
る。本電動シリンダ31の駆動モータ32には、ロータ
リエンコーダ33が取り付けられている。そのため、駆
動モータ32の回転位置の信号を電子的に発信し、推力
ロッドの位置をストローク全域に亘って確認でき、任意
の位置において多点で位置決めできるものである。
【0039】駆動モータ32は、駆動側スプロケット3
4が嵌合され、推力シャフト37に嵌合した被駆動側ス
プロケット35との間にタイミングベルト36が張設さ
れている。そして、本電動シリンダ31では、被駆動側
スプロケット35がスプロケット軸受(ボールベアリン
グ)38によって回転自在に支持されている。その駆動
側スプロケット34内周面には雌スプライン34aが設
けられる一方、推力シャフト37の外周面には雄スプラ
イン37aが設けられ、両者が噛み合っている。従っ
て、推力シャフト37は、被駆動側スプロケット35に
対して回転が制限され、軸方向には移動が自由な状態に
ある。なお、スプラインは、多角形(6角形)のスライ
ド、キー付シャフトのスライドなどとしてもよい。
4が嵌合され、推力シャフト37に嵌合した被駆動側ス
プロケット35との間にタイミングベルト36が張設さ
れている。そして、本電動シリンダ31では、被駆動側
スプロケット35がスプロケット軸受(ボールベアリン
グ)38によって回転自在に支持されている。その駆動
側スプロケット34内周面には雌スプライン34aが設
けられる一方、推力シャフト37の外周面には雄スプラ
イン37aが設けられ、両者が噛み合っている。従っ
て、推力シャフト37は、被駆動側スプロケット35に
対して回転が制限され、軸方向には移動が自由な状態に
ある。なお、スプラインは、多角形(6角形)のスライ
ド、キー付シャフトのスライドなどとしてもよい。
【0040】推力シャフト37は、ボールベアリング3
9,39によって回転自在に支持され、そのボールベア
リング39,39の間には予圧荷重をかけるスプリング
40が嵌装されている。このスプリング40による予圧
荷重は、定格推力以上で設定されており、通常の送り動
作において定格推力が発生されているときには、スプリ
ング40はたわむことなく正確な位置決め送りを可能と
している。ボールベアリング39,39は、推力シャフ
ト37の軸方向の移動に対しては内輪、外輪が共に摺動
できるようになっており、また、推力シャフト37の段
差部及び係止リングによって互いに対向する方向にのみ
摺動するよう構成されている。
9,39によって回転自在に支持され、そのボールベア
リング39,39の間には予圧荷重をかけるスプリング
40が嵌装されている。このスプリング40による予圧
荷重は、定格推力以上で設定されており、通常の送り動
作において定格推力が発生されているときには、スプリ
ング40はたわむことなく正確な位置決め送りを可能と
している。ボールベアリング39,39は、推力シャフ
ト37の軸方向の移動に対しては内輪、外輪が共に摺動
できるようになっており、また、推力シャフト37の段
差部及び係止リングによって互いに対向する方向にのみ
摺動するよう構成されている。
【0041】一方、推力シャフト37は、雄ねじ37b
が延設され、先端37cはニードルベアリング41によ
って支持されている。本実施の形態でも雄ねじ37bは
ボールねじを構成するものであり、推力ナット42の雌
ねじ42b側に保持されたボールが転がるよう螺旋状の
U字溝が切られている。従って、推力ナット42は、そ
の雌ねじ42bが推力シャフト37の雄ねじ37bに螺
合されている。
が延設され、先端37cはニードルベアリング41によ
って支持されている。本実施の形態でも雄ねじ37bは
ボールねじを構成するものであり、推力ナット42の雌
ねじ42b側に保持されたボールが転がるよう螺旋状の
U字溝が切られている。従って、推力ナット42は、そ
の雌ねじ42bが推力シャフト37の雄ねじ37bに螺
合されている。
【0042】推力ナット42は、カップリング43を介
して推力ロッド44に一体に形成されたものである。そ
のカップリング43には、推力ロッド44が螺合するこ
とによって固く締結される一方、推力ナット42は皿ば
ね46によって予圧荷重がかけられている。即ち、本実
施の形態の推力ナット42は、第1実施の形態のものと
同様フローティング構造としたものである。ところで、
本実施の形態では、推力ナット42とカップリング43
との間には回り止め防止が施されている。推力ナット4
2の摩擦面にはピン47が固定され、カップリング43
の当接端面には、そのピン47を非接触状態で挿入可能
なピン穴43aが形成されている。
して推力ロッド44に一体に形成されたものである。そ
のカップリング43には、推力ロッド44が螺合するこ
とによって固く締結される一方、推力ナット42は皿ば
ね46によって予圧荷重がかけられている。即ち、本実
施の形態の推力ナット42は、第1実施の形態のものと
同様フローティング構造としたものである。ところで、
本実施の形態では、推力ナット42とカップリング43
との間には回り止め防止が施されている。推力ナット4
2の摩擦面にはピン47が固定され、カップリング43
の当接端面には、そのピン47を非接触状態で挿入可能
なピン穴43aが形成されている。
【0043】推力ロッド44の内周面は、ニードルベア
リング41の外周面と緩いはめ合い状態となっている。
一方、フレーム48の先端にはブラケット49が嵌合さ
れ、推力ロッド44がメタル軸受50に支持されてい
る。更に、推力ロッド44の移動原点位置を検出するた
めに、その推力ロッド44には永久磁石52が取り付け
られ、フレーム48外周の所定位置には永久磁石52の
位置を検出する磁気センサ53が取り付けられている。
そして、ゴムクッション54,54がストッパとして取
り付けられている。また、本電動シリンダ31には、推
力シャフト37の軸方向の移動を検出するための推力値
発信磁石55が推力シャフト37端部に固定され、カバ
ー58には推力値発信磁石55の位置を検出する磁気セ
ンサ56が装着されている。
リング41の外周面と緩いはめ合い状態となっている。
一方、フレーム48の先端にはブラケット49が嵌合さ
れ、推力ロッド44がメタル軸受50に支持されてい
る。更に、推力ロッド44の移動原点位置を検出するた
めに、その推力ロッド44には永久磁石52が取り付け
られ、フレーム48外周の所定位置には永久磁石52の
位置を検出する磁気センサ53が取り付けられている。
そして、ゴムクッション54,54がストッパとして取
り付けられている。また、本電動シリンダ31には、推
力シャフト37の軸方向の移動を検出するための推力値
発信磁石55が推力シャフト37端部に固定され、カバ
ー58には推力値発信磁石55の位置を検出する磁気セ
ンサ56が装着されている。
【0044】このような構成からなる本実施の形態の電
動シリンダ1は、次のように動作することとなる。電動
シリンダ31は、ロータリエンコーダ33の信号によっ
て回転角が制御された回転が出力され、それが推力シャ
フト37へ伝達される。推力シャフト37の回転は推力
ナット42へ推力として伝達され、推進する推力ロッド
44先端の結合金具51が位置決めされる。ところで、
本電動シリンダ31には、推力ナット42とカップリン
グ43との間に回り止め防止のピン47が設けられてい
るが、推力ナット42は、通常皿ばね46の予圧荷重に
よって定格推力を超える力がかかっているため推力シャ
フト37と共回りすることなく推進する。
動シリンダ1は、次のように動作することとなる。電動
シリンダ31は、ロータリエンコーダ33の信号によっ
て回転角が制御された回転が出力され、それが推力シャ
フト37へ伝達される。推力シャフト37の回転は推力
ナット42へ推力として伝達され、推進する推力ロッド
44先端の結合金具51が位置決めされる。ところで、
本電動シリンダ31には、推力ナット42とカップリン
グ43との間に回り止め防止のピン47が設けられてい
るが、推力ナット42は、通常皿ばね46の予圧荷重に
よって定格推力を超える力がかかっているため推力シャ
フト37と共回りすることなく推進する。
【0045】このように、駆動モータ32の回転によっ
て推力ナット42が推進し、負荷機械などへ直線運動が
出力されるが、異常が起こって高速運転のまま衝突が起
こったときには、推力ロッド44の直線運動が強制的に
止められる。推力ナット42は、軸方向の移動が制限さ
れるため推力シャフト37と共回りし、カップリング4
3との摩擦面を所定量だけ回転すべりし、ピン47がピ
ン穴43aの側面に当たることによって停止する。一
方、推力シャフトは、駆動モータ32の駆動トルクと、
駆動系に蓄えられていた運動エネルギによって更に回転
しようとする力が働く。
て推力ナット42が推進し、負荷機械などへ直線運動が
出力されるが、異常が起こって高速運転のまま衝突が起
こったときには、推力ロッド44の直線運動が強制的に
止められる。推力ナット42は、軸方向の移動が制限さ
れるため推力シャフト37と共回りし、カップリング4
3との摩擦面を所定量だけ回転すべりし、ピン47がピ
ン穴43aの側面に当たることによって停止する。一
方、推力シャフトは、駆動モータ32の駆動トルクと、
駆動系に蓄えられていた運動エネルギによって更に回転
しようとする力が働く。
【0046】そこで、本実施の形態の電動シリンダ31
では、推力シャフト37が、軸方向に摺動するボールベ
アリング39,39に支持されているため、推力ナット
42内を螺進する。このとき回転数とねじリード分だけ
推力シャフト37が軸方向へ移動するため、一方のボー
ルベアリング39が押されスプリング40がたわむこと
となる。そして、推力シャフト37が軸方向へ移動する
ことにより、磁気センサ56が推力値発信磁石55の動
きに感応してON信号を発信し、駆動モータ32をOF
Fし、NBブレーキがかけられ停止する。
では、推力シャフト37が、軸方向に摺動するボールベ
アリング39,39に支持されているため、推力ナット
42内を螺進する。このとき回転数とねじリード分だけ
推力シャフト37が軸方向へ移動するため、一方のボー
ルベアリング39が押されスプリング40がたわむこと
となる。そして、推力シャフト37が軸方向へ移動する
ことにより、磁気センサ56が推力値発信磁石55の動
きに感応してON信号を発信し、駆動モータ32をOF
Fし、NBブレーキがかけられ停止する。
【0047】よって、高速度運転のまま相手機械やワー
クに衝突するなどした場合、推力ロッド44の運動が制
限されることによって生じる各箇所の衝撃力を慣性吸収
弾性体であるスプリング40によって吸収することによ
って、衝撃力のピーク値が抑制される。そのため、駆動
モータ32の駆動中に推力シャフト37と推力ナット4
2との連続的な動力の伝達が断たれた場合でも、推力シ
ャフト37の回転が螺旋運動として消費されることで、
回り止め防止のためのピン47が破損することなく、ま
た、各動力伝達機構への負担も軽減されて破損が回避さ
れることとなる。
クに衝突するなどした場合、推力ロッド44の運動が制
限されることによって生じる各箇所の衝撃力を慣性吸収
弾性体であるスプリング40によって吸収することによ
って、衝撃力のピーク値が抑制される。そのため、駆動
モータ32の駆動中に推力シャフト37と推力ナット4
2との連続的な動力の伝達が断たれた場合でも、推力シ
ャフト37の回転が螺旋運動として消費されることで、
回り止め防止のためのピン47が破損することなく、ま
た、各動力伝達機構への負担も軽減されて破損が回避さ
れることとなる。
【0048】また、本電動シリンダ31では、位置決め
のみでなく押し当て(引きつけ)動作も可能である。即
ち、ロータリエンコーダ33の信号によって駆動モータ
32の回転角を制御し、高速でワークに近寄せ、近接し
たら低速トルクに切換え、ワークに推力ロッド44を押
し当て(引きつけ)、そのまま駆動トルクをかける。ワ
ークから受ける反力によって推力ロッド44は停止し、
先に示したと同様推力シャフト37が軸方向に移動して
スプリング40をたわませる。所定のたわみ状態で推力
値発信磁石55に感応した磁気センサ56がON信号を
発信する。そして、駆動モータ32は、このON信号に
よって先にNBブレーキがかけられ、ブレーキが効いて
からOFFされて停止することとなる。この状態では、
スプリング40の復元しようとする弾拡力によって推力
ロッド44はワークに対して押しつけられ(引きつけら
れ)、その弾性体のひずみ力によって無通電でも押しつ
け(引きつけ)推力が発生されることとなる。
のみでなく押し当て(引きつけ)動作も可能である。即
ち、ロータリエンコーダ33の信号によって駆動モータ
32の回転角を制御し、高速でワークに近寄せ、近接し
たら低速トルクに切換え、ワークに推力ロッド44を押
し当て(引きつけ)、そのまま駆動トルクをかける。ワ
ークから受ける反力によって推力ロッド44は停止し、
先に示したと同様推力シャフト37が軸方向に移動して
スプリング40をたわませる。所定のたわみ状態で推力
値発信磁石55に感応した磁気センサ56がON信号を
発信する。そして、駆動モータ32は、このON信号に
よって先にNBブレーキがかけられ、ブレーキが効いて
からOFFされて停止することとなる。この状態では、
スプリング40の復元しようとする弾拡力によって推力
ロッド44はワークに対して押しつけられ(引きつけら
れ)、その弾性体のひずみ力によって無通電でも押しつ
け(引きつけ)推力が発生されることとなる。
【0049】なお、本電動シリンダ31でも、先に示し
た第1実施の形態のものと同様、皿ばね46によって付
勢されたフローティング構造の推力ナット42は、推力
ロッド44が負荷機械からラジアル方向への力を受けた
としても、カップリング43が推力ナット42からずれ
るだけで、雌ねじ42bと雄ねじ37bの噛み合いは良
好な状態が保たれる。従って、負荷機械と推力シャフト
37とのセンタにずれが生じていても、皿ばね46が非
対称にたわんで角度のずれを補正することで、推力ナッ
ト42と推力シャフト37とのボールねじが偏アタリ起
こしてこじれることなく、スムーズな推力が発生され
る。よって、良好な噛み合いによって高い耐久性能を
得、また高い信頼性を得ることができるものとなった。
た第1実施の形態のものと同様、皿ばね46によって付
勢されたフローティング構造の推力ナット42は、推力
ロッド44が負荷機械からラジアル方向への力を受けた
としても、カップリング43が推力ナット42からずれ
るだけで、雌ねじ42bと雄ねじ37bの噛み合いは良
好な状態が保たれる。従って、負荷機械と推力シャフト
37とのセンタにずれが生じていても、皿ばね46が非
対称にたわんで角度のずれを補正することで、推力ナッ
ト42と推力シャフト37とのボールねじが偏アタリ起
こしてこじれることなく、スムーズな推力が発生され
る。よって、良好な噛み合いによって高い耐久性能を
得、また高い信頼性を得ることができるものとなった。
【0050】ところで、本実施の形態では、ピン47を
ピン穴43a内にフローティング状態で挿入したが、図
3に示すように調心用のOリング61を嵌合させるよう
にしてもよい。これは、ロータリエンコーダ33の信号
によって回転角を制御しているため、衝撃を受けて推力
ナット42が回転方向に滑ることで、回転方向に位置ず
れが生じないようにするためである。衝突による位置ず
れが生じた場合、その衝突の前後でロータリエンコーダ
33の信号による位置決めにわずかな狂いが生じること
になる。そこで、推力ナット42が回転方向にずれた場
合に、Oリング61の弾性力によってピン47を押し返
してセンタに戻し、正確な位置決めを行うようにしたも
のである。
ピン穴43a内にフローティング状態で挿入したが、図
3に示すように調心用のOリング61を嵌合させるよう
にしてもよい。これは、ロータリエンコーダ33の信号
によって回転角を制御しているため、衝撃を受けて推力
ナット42が回転方向に滑ることで、回転方向に位置ず
れが生じないようにするためである。衝突による位置ず
れが生じた場合、その衝突の前後でロータリエンコーダ
33の信号による位置決めにわずかな狂いが生じること
になる。そこで、推力ナット42が回転方向にずれた場
合に、Oリング61の弾性力によってピン47を押し返
してセンタに戻し、正確な位置決めを行うようにしたも
のである。
【0051】次に、本発明の電動シリンダにかかる第3
実施の形態について説明する。図4は、本実施の形態の
電動シリンダを示した断面図である。本実施の形態の電
動シリンダ71は、基本構造を前記第2実施の形態のも
のと同様とし、推力ロッドの位置決めにロータリエンコ
ーダ33に代えて第1実施の形態に採用した磁気センサ
を使用したものである。従って、図面には同様な構成に
同一の符号を付して示し、その説明は省略する。本実施
の形態の特徴とするところは、推力ナット72にある。
本実施の形態の推力ナット72は、フランジ付形状をな
し、そのフランジ部72aの一部に軸方向に貫通したピ
ン穴72cが穿設されている。推力ナット72は、内周
面にボールを保持した雌ねじ72bを構成し、推力シャ
フト37の雄ねじ37bと螺合されている。
実施の形態について説明する。図4は、本実施の形態の
電動シリンダを示した断面図である。本実施の形態の電
動シリンダ71は、基本構造を前記第2実施の形態のも
のと同様とし、推力ロッドの位置決めにロータリエンコ
ーダ33に代えて第1実施の形態に採用した磁気センサ
を使用したものである。従って、図面には同様な構成に
同一の符号を付して示し、その説明は省略する。本実施
の形態の特徴とするところは、推力ナット72にある。
本実施の形態の推力ナット72は、フランジ付形状をな
し、そのフランジ部72aの一部に軸方向に貫通したピ
ン穴72cが穿設されている。推力ナット72は、内周
面にボールを保持した雌ねじ72bを構成し、推力シャ
フト37の雄ねじ37bと螺合されている。
【0052】そして、推力ナット72は、推力ロッド4
4が固定されたカップリング73と推力ナットホルダ7
4によって挟持されている。推力ナットホルダ74は、
カップリング73に固定され、突設されたピン75が推
力ナット72のピン穴72cに挿入されている。また、
推力ナット72は、推力ナット72のフランジ部72a
とカップリング73との間には微小隙間aが形成されて
いる。推力ナットホルダ74のピン75は、ピン穴72
c内に遊嵌され、推力ナット72の回転方向及びラジア
ル方向のずれを許容している。そこで、このような電動
シリンダ71では、推力シャフト37の雄ねじ37bが
回転することで、これに螺合された雌ねじ72bに回転
力が伝達されるが、推力ナットホルダ74のピン75に
よって推力ナット72の回転が制限される。そのため推
力ナット72は推進し、推力ロッド44から直線運動が
出力される。
4が固定されたカップリング73と推力ナットホルダ7
4によって挟持されている。推力ナットホルダ74は、
カップリング73に固定され、突設されたピン75が推
力ナット72のピン穴72cに挿入されている。また、
推力ナット72は、推力ナット72のフランジ部72a
とカップリング73との間には微小隙間aが形成されて
いる。推力ナットホルダ74のピン75は、ピン穴72
c内に遊嵌され、推力ナット72の回転方向及びラジア
ル方向のずれを許容している。そこで、このような電動
シリンダ71では、推力シャフト37の雄ねじ37bが
回転することで、これに螺合された雌ねじ72bに回転
力が伝達されるが、推力ナットホルダ74のピン75に
よって推力ナット72の回転が制限される。そのため推
力ナット72は推進し、推力ロッド44から直線運動が
出力される。
【0053】従って、本実施の形態の電動シリンダ71
によれば、推力ロッド44のセンタずれが生じても、推
力ナットホルダ74のピン75が、推力ナット72の回
転方向及びラジアル方向のずれを許容するだけの隙間を
もって遊嵌されているため、推力ナット72の雌ねじ7
2bと推力シャフト37の雄ねじ37bの噛み合いは良
好な状態が保たれる。また、推力ロッド44の角度が微
小量ずれても、微小隙間aの間で推力ナットが傾いて角
度のずれを補正することで、推力ナット72の雌ねじ7
2bと推力シャフト37の雄ねじ37bの噛み合いは良
好な状態が保たれる。また、異常時の衝撃力をスプリン
グ40が吸収することによってピーク値を抑制し、各動
力伝達機構への負担が軽減される。また、本実施の形態
の電動シリンダ71では、推力ナット72に市販で最も
入手し易い形状を選択したことで、コストダウンを図る
ことができた。
によれば、推力ロッド44のセンタずれが生じても、推
力ナットホルダ74のピン75が、推力ナット72の回
転方向及びラジアル方向のずれを許容するだけの隙間を
もって遊嵌されているため、推力ナット72の雌ねじ7
2bと推力シャフト37の雄ねじ37bの噛み合いは良
好な状態が保たれる。また、推力ロッド44の角度が微
小量ずれても、微小隙間aの間で推力ナットが傾いて角
度のずれを補正することで、推力ナット72の雌ねじ7
2bと推力シャフト37の雄ねじ37bの噛み合いは良
好な状態が保たれる。また、異常時の衝撃力をスプリン
グ40が吸収することによってピーク値を抑制し、各動
力伝達機構への負担が軽減される。また、本実施の形態
の電動シリンダ71では、推力ナット72に市販で最も
入手し易い形状を選択したことで、コストダウンを図る
ことができた。
【0054】次に、本発明の電動シリンダにかかる第4
実施の形態について説明する。図5は、本実施の形態の
電動シリンダを示した一部断面図である。本実施の形態
の電動シリンダは、基本構造を前記第3実施の形態のも
のと同様としたものである。従って、図面には同様な構
成に同一符号を付すとともに、他の構成につての説明は
省略する。本実施の形態の特徴とするところは、推力ナ
ット77及びその支持方法にある。本実施の形態の推力
ナット77は、フランジ付形状をなし、そのフランジ部
77aには軸方向に貫通した貫通穴77cが穿設されて
いる。推力ナット77は、内周面にボールを保持した雌
ねじ77bを構成し、推力シャフトの雄ねじ37bと螺
合されている。
実施の形態について説明する。図5は、本実施の形態の
電動シリンダを示した一部断面図である。本実施の形態
の電動シリンダは、基本構造を前記第3実施の形態のも
のと同様としたものである。従って、図面には同様な構
成に同一符号を付すとともに、他の構成につての説明は
省略する。本実施の形態の特徴とするところは、推力ナ
ット77及びその支持方法にある。本実施の形態の推力
ナット77は、フランジ付形状をなし、そのフランジ部
77aには軸方向に貫通した貫通穴77cが穿設されて
いる。推力ナット77は、内周面にボールを保持した雌
ねじ77bを構成し、推力シャフトの雄ねじ37bと螺
合されている。
【0055】そして、推力ロッド44にはカップリング
76が固定され、推力ナット77は、そのカップリング
76に固定されたショルダボルト78が貫通穴77cを
貫通することによって支持されている。そして、この場
合、前記第3実施の形態のものと同様に、推力ナット7
7のフランジ部77aには軸方向に微小隙間aが設けら
れ、貫通穴77cには、ショルダボルト78との間に推
力ナット77の回転方向及びラジアル方向のずれを許容
する隙間が設けられている。そこで、このような電動シ
リンダでは、推力シャフトの雄ねじ37bが回転するこ
とで、これに螺合された雌ねじ77bに回転力が伝達さ
れるが、カップリング76に固定されたショルダボルト
78によって推力ナット77の回転が制限される。その
ため推力ナット77は推進し、カップリング76を押す
(或いは引く)ことによって推力ロッド44から直線運
動が出力される。
76が固定され、推力ナット77は、そのカップリング
76に固定されたショルダボルト78が貫通穴77cを
貫通することによって支持されている。そして、この場
合、前記第3実施の形態のものと同様に、推力ナット7
7のフランジ部77aには軸方向に微小隙間aが設けら
れ、貫通穴77cには、ショルダボルト78との間に推
力ナット77の回転方向及びラジアル方向のずれを許容
する隙間が設けられている。そこで、このような電動シ
リンダでは、推力シャフトの雄ねじ37bが回転するこ
とで、これに螺合された雌ねじ77bに回転力が伝達さ
れるが、カップリング76に固定されたショルダボルト
78によって推力ナット77の回転が制限される。その
ため推力ナット77は推進し、カップリング76を押す
(或いは引く)ことによって推力ロッド44から直線運
動が出力される。
【0056】従って、本実施の形態の電動シリンダによ
れば、推力ロッド44のセンタずれが生じても、ショル
ダボルト78が、推力ナット77の回転方向及びラジア
ル方向のずれを許容するだけの隙間をもって遊嵌されて
いるため、推力ナット77の雌ねじ77bと推力シャフ
ト37の雄ねじ37bの噛み合いは良好な状態が保たれ
る。また、推力ロッド44の角度が微小量ずれても、微
小隙間aの間で推力ナットが傾いて角度のずれを補正す
ることで、推力ナット77の雌ねじ77bと推力シャフ
トの雄ねじ37bの噛み合いは良好な状態が保たれる。
また、本実施の形態の電動シリンダ71では、推力ナッ
ト77に市販で最も入手し易い形状を選択したことで、
コストダウンを図ることができた。
れば、推力ロッド44のセンタずれが生じても、ショル
ダボルト78が、推力ナット77の回転方向及びラジア
ル方向のずれを許容するだけの隙間をもって遊嵌されて
いるため、推力ナット77の雌ねじ77bと推力シャフ
ト37の雄ねじ37bの噛み合いは良好な状態が保たれ
る。また、推力ロッド44の角度が微小量ずれても、微
小隙間aの間で推力ナットが傾いて角度のずれを補正す
ることで、推力ナット77の雌ねじ77bと推力シャフ
トの雄ねじ37bの噛み合いは良好な状態が保たれる。
また、本実施の形態の電動シリンダ71では、推力ナッ
ト77に市販で最も入手し易い形状を選択したことで、
コストダウンを図ることができた。
【0057】次に、本発明の電動シリンダにかかる第5
実施の形態について説明する。図6は、本実施の形態の
電動シリンダを示した推力ナット部の断面図である。本
実施の形態の電動シリンダは、第1実施の形態に示した
ものと同様、推力ナットホルダ84内に配設された推力
ナット81を皿ばね82によってカップリング83に付
勢し、摩擦面に生じる摩擦力によって結合したものであ
る。しかし、本実施の形態では、推力ナット81及び推
力ナットホルダ84に形成されたスプライン81a,8
4aに、それぞれ2枚づつの抵抗板85,85,86,
86を交互に重ねて装填している。抵抗板85は、図7
(a)に示すように内周に歯型が形成され、抵抗板86
は、図7(b)に示すように外周に歯型が形成され、そ
れぞれスプライン81a,84aに噛合されている。
実施の形態について説明する。図6は、本実施の形態の
電動シリンダを示した推力ナット部の断面図である。本
実施の形態の電動シリンダは、第1実施の形態に示した
ものと同様、推力ナットホルダ84内に配設された推力
ナット81を皿ばね82によってカップリング83に付
勢し、摩擦面に生じる摩擦力によって結合したものであ
る。しかし、本実施の形態では、推力ナット81及び推
力ナットホルダ84に形成されたスプライン81a,8
4aに、それぞれ2枚づつの抵抗板85,85,86,
86を交互に重ねて装填している。抵抗板85は、図7
(a)に示すように内周に歯型が形成され、抵抗板86
は、図7(b)に示すように外周に歯型が形成され、そ
れぞれスプライン81a,84aに噛合されている。
【0058】従って、これら抵抗板85,85,86,
86も付勢部材によって軸方向に付勢されている。その
ため、第1実施の形態では、摩擦面が推力ナット11と
カップリング12との2面だったのが、6面に増加され
て推力ナット81の保持トルクが大きくなっている。よ
って、本実施の形態では、上記第1実施の形態と同様の
効果を奏するとともに、推力ナット81と推力シャフト
87とのねじ部にすべりねじを使用した場合など、摩擦
面の摩擦抵抗を大きくすることが望まれる場合に効果的
である。なお、摩擦抵抗を変更する場合には、抵抗板の
数を任意に設定することによって摩擦面の数を変更すれ
ばよい。
86も付勢部材によって軸方向に付勢されている。その
ため、第1実施の形態では、摩擦面が推力ナット11と
カップリング12との2面だったのが、6面に増加され
て推力ナット81の保持トルクが大きくなっている。よ
って、本実施の形態では、上記第1実施の形態と同様の
効果を奏するとともに、推力ナット81と推力シャフト
87とのねじ部にすべりねじを使用した場合など、摩擦
面の摩擦抵抗を大きくすることが望まれる場合に効果的
である。なお、摩擦抵抗を変更する場合には、抵抗板の
数を任意に設定することによって摩擦面の数を変更すれ
ばよい。
【0059】以上、本発明にかかる電動シリンダの実施
の形態を示したが、本発明はこれらのものに限定される
わけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更
が可能である。第1実施の形態では、皿ばね15を使用
してフローティング状態にある推力ナット11の位置決
めを行ったが、他の付勢部材、例えばゴムなどの弾性材
を挿入するようにしてもよい。また、皿ばねなどの付勢
部材によって推力ナット11を推力ロッド13側へ付勢
するようにしたが、反対側へ挿入して逆方向に付勢する
ようにしてもよいし、若しくは両側へ挿入するようにし
てもよい。
の形態を示したが、本発明はこれらのものに限定される
わけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更
が可能である。第1実施の形態では、皿ばね15を使用
してフローティング状態にある推力ナット11の位置決
めを行ったが、他の付勢部材、例えばゴムなどの弾性材
を挿入するようにしてもよい。また、皿ばねなどの付勢
部材によって推力ナット11を推力ロッド13側へ付勢
するようにしたが、反対側へ挿入して逆方向に付勢する
ようにしてもよいし、若しくは両側へ挿入するようにし
てもよい。
【0060】また、例えばボールねじを使用した場合に
は、異常時の衝撃を和らげるために推力ナットとカップ
リングとの摩擦面の摩擦抵抗を小さくし、或いはすべり
ねじを使用した場合には、保持トルクを増加させるため
に当該摩擦面の摩擦抵抗を大きくすることを望む場合が
ある。そのような場合、摩擦面に摩擦係数を変化させる
樹脂製のシートを挿入などしてもよい。また、前記第2
第3実施の形態では回り止めにピンを使用したが、回り
止め機能を持つスタッドボルトでも良く、若しくは互い
に嵌合する凸部と凹部とが形成されたものであってもよ
い。また、前記実施の形態では、推力ロッドの位置検出
に磁気センサを使用したが、その他の光学式、或いは機
械式のもの等であってもよい。
は、異常時の衝撃を和らげるために推力ナットとカップ
リングとの摩擦面の摩擦抵抗を小さくし、或いはすべり
ねじを使用した場合には、保持トルクを増加させるため
に当該摩擦面の摩擦抵抗を大きくすることを望む場合が
ある。そのような場合、摩擦面に摩擦係数を変化させる
樹脂製のシートを挿入などしてもよい。また、前記第2
第3実施の形態では回り止めにピンを使用したが、回り
止め機能を持つスタッドボルトでも良く、若しくは互い
に嵌合する凸部と凹部とが形成されたものであってもよ
い。また、前記実施の形態では、推力ロッドの位置検出
に磁気センサを使用したが、その他の光学式、或いは機
械式のもの等であってもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明は、回転出力を与える駆動モータ
と、雄ねじを備え、フレーム内に回転自在に支持された
推力シャフトと、駆動モータの回転出力を推力シャフト
へ伝達する駆動伝達手段と、推力シャフトの雄ねじに螺
合する雌ねじを備えた推力ナットと、雄ねじを覆設して
フレームから摺動自在に軸方向に突設された推力ロッド
とを有し、推力ナットから推力ロッドに対して推力を伝
達すべく、その推力ナットを軸方向に摩擦力で結合する
ので、摩擦面のすべりによって推力ナットと推力シャフ
トとのねじ部の偏アタリを防止できる電動シリンダを提
供することが可能となった。
と、雄ねじを備え、フレーム内に回転自在に支持された
推力シャフトと、駆動モータの回転出力を推力シャフト
へ伝達する駆動伝達手段と、推力シャフトの雄ねじに螺
合する雌ねじを備えた推力ナットと、雄ねじを覆設して
フレームから摺動自在に軸方向に突設された推力ロッド
とを有し、推力ナットから推力ロッドに対して推力を伝
達すべく、その推力ナットを軸方向に摩擦力で結合する
ので、摩擦面のすべりによって推力ナットと推力シャフ
トとのねじ部の偏アタリを防止できる電動シリンダを提
供することが可能となった。
【0062】また、本発明は、推力ナットと推力ロッド
との間に摩擦力を発生させるべく、推力ナットを軸方向
に付勢する付勢部材を有するので、推力ロッドに傾きが
生じても付勢部材が傾いてたわむことによって面ぶれに
追従できる電動シリンダを提供することが可能となっ
た。また、本発明は、推力ナットと推力ロッド又は推力
ナットホルダとの間の摩擦面に推力ナットの回転すべり
を制限する係合部材を有するので、摩擦面にすべりが生
じても推力ナットが推力シャフトと共回りすることなく
推進し、推力ロッドのセンタがずれても推力ナットと推
力ロッドとの摩擦面にずれが生じることで、雄ねじと雌
ねじとの偏アタリが防止できる電動シリンダを提供する
ことが可能となった。
との間に摩擦力を発生させるべく、推力ナットを軸方向
に付勢する付勢部材を有するので、推力ロッドに傾きが
生じても付勢部材が傾いてたわむことによって面ぶれに
追従できる電動シリンダを提供することが可能となっ
た。また、本発明は、推力ナットと推力ロッド又は推力
ナットホルダとの間の摩擦面に推力ナットの回転すべり
を制限する係合部材を有するので、摩擦面にすべりが生
じても推力ナットが推力シャフトと共回りすることなく
推進し、推力ロッドのセンタがずれても推力ナットと推
力ロッドとの摩擦面にずれが生じることで、雄ねじと雌
ねじとの偏アタリが防止できる電動シリンダを提供する
ことが可能となった。
【0063】また、本発明は、回転出力を与える駆動モ
ータと、雄ねじを備え、フレーム内に回転自在に支持さ
れた推力シャフトと、駆動モータの回転出力を推力シャ
フトへ伝達する駆動伝達手段と、推力シャフトの雄ねじ
に螺合する雌ねじを備えたフランジ付推力ナットと、雄
ねじを覆設してフレームから摺動自在に軸方向に突設さ
れた推力ロッドとを有し、その推力ナットが、推力ロッ
ドと当該推力ロッドに対し固定され推力ナットを覆設す
る推力ナットホルダとの間で軸方向に挟持され、当該推
力ナットのフランジ部に軸方向隙間を有し、当該推力ナ
ットと推力ロッド又は推力ナットホルダとの間には、当
該推力ナットの回転を制限する係合部材が回転方向及び
ラジアル方向に隙間をもって係合されたものであるの
で、推力ナットと推力シャフトとのねじ部の偏アタリを
防止でき、推力ロッドに傾きが生じても付勢部材が傾い
てたわむことによって面ぶれに追従できる電動シリンダ
を提供することが可能となった。
ータと、雄ねじを備え、フレーム内に回転自在に支持さ
れた推力シャフトと、駆動モータの回転出力を推力シャ
フトへ伝達する駆動伝達手段と、推力シャフトの雄ねじ
に螺合する雌ねじを備えたフランジ付推力ナットと、雄
ねじを覆設してフレームから摺動自在に軸方向に突設さ
れた推力ロッドとを有し、その推力ナットが、推力ロッ
ドと当該推力ロッドに対し固定され推力ナットを覆設す
る推力ナットホルダとの間で軸方向に挟持され、当該推
力ナットのフランジ部に軸方向隙間を有し、当該推力ナ
ットと推力ロッド又は推力ナットホルダとの間には、当
該推力ナットの回転を制限する係合部材が回転方向及び
ラジアル方向に隙間をもって係合されたものであるの
で、推力ナットと推力シャフトとのねじ部の偏アタリを
防止でき、推力ロッドに傾きが生じても付勢部材が傾い
てたわむことによって面ぶれに追従できる電動シリンダ
を提供することが可能となった。
【0064】また、本発明は、推力シャフトは、駆動手
段に対して軸方向に移動自在に嵌合したものであって、
推力シャフトをフレーム内で回転自在に支持するととも
に、軸方向に摺動支持する軸方向に併設された回転軸受
と、回転軸受間に装填され、推力シャフトにかかる運動
エネルギを吸収する慣性吸収弾性体とを有するので、推
力ロッドの運動が強制的に停止された場合に、駆動手段
から推力シャフトに与えられた運動エネルギが、推力シ
ャフトが軸方向に運動する際に回転軸受間に装填された
慣性吸収弾性体によって吸収され、異常時の衝撃が緩和
される電動シリンダを提供することが可能となった。
段に対して軸方向に移動自在に嵌合したものであって、
推力シャフトをフレーム内で回転自在に支持するととも
に、軸方向に摺動支持する軸方向に併設された回転軸受
と、回転軸受間に装填され、推力シャフトにかかる運動
エネルギを吸収する慣性吸収弾性体とを有するので、推
力ロッドの運動が強制的に停止された場合に、駆動手段
から推力シャフトに与えられた運動エネルギが、推力シ
ャフトが軸方向に運動する際に回転軸受間に装填された
慣性吸収弾性体によって吸収され、異常時の衝撃が緩和
される電動シリンダを提供することが可能となった。
【図1】本発明にかかる電動シリンダの第1実施の形態
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図2】本発明にかかる電動シリンダの第2実施の形態
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図3】推力ナットの回り止め部を示した拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明にかかる電動シリンダの第3実施の形態
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図5】本発明にかかる電動シリンダの第4実施の形態
を示した一部断面図である。
を示した一部断面図である。
【図6】本発明にかかる電動シリンダの第5実施の形態
を示した推力ナット部の断面図である。
を示した推力ナット部の断面図である。
【図7】抵抗板を示した図である。
【図8】従来の電動シリンダを示した断面図である。
1 電動シリンダ 2 駆動モータ 5 推力シャフト 5a 雄ねじ部 11 推力ナット 11a 雄ねじ 12 カップリング 13 推力ロッド 14 推力ナットホルダ 15 皿ばね 21 永久磁石 22 磁気センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 治 愛知県小牧市応時二丁目250番地 シーケ ーディ株式会社内 (72)発明者 伊藤 ▲しん▼ 愛知県小牧市応時二丁目250番地 シーケ ーディ株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 回転出力を与える駆動モータと、 雄ねじを備え、フレーム内に回転自在に支持された推力
シャフトと、 前記駆動モータの回転出力を前記推力シャフトへ伝達す
る駆動伝達手段と、 前記推力シャフトの雄ねじに螺合する雌ねじを備えた推
力ナットと、 前記雄ねじを覆設して前記フレームから摺動自在に軸方
向に突設された推力ロッドとを有し、 前記推力ナットが、前記推力ロッドに対して推力を伝達
すべく軸方向に摩擦力で結合することを特徴とする電動
シリンダ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電動シリンダにおい
て、 前記推力ナットと前記推力ロッドとの間に摩擦力を発生
させるべく、前記推力ナットを軸方向に付勢する付勢部
材を有することを特徴とする電動シリンダ。 - 【請求項3】 請求項2に記載の電動シリンダにおい
て、 前記付勢部材は、通常運転時に前記推力ナットにかかる
推力より大きな予圧荷重で当該推力ナットを前記推力ロ
ッドに対して付勢するものであることを特徴とする電動
シリンダ。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の電動シリンダにおいて、 前記推力ナットと前記摺動ロッド又は推力ナットホルダ
との間の摩擦面に、前記推力ナットの回転すべりを制限
する係合部材を有することを特徴とする電動シリンダ。 - 【請求項5】 請求項4に記載の電動シリンダにおい
て、 前記係合部材は、前記推力ナット又は前記推力ロッドに
突設された係合突起が、前記推力ロッド又は前記推力ナ
ットに穿設された係合穴に遊嵌されたものであることを
特徴とする電動シリンダ。 - 【請求項6】 請求項5に記載の電動シリンダにおい
て、 前記係合部材は、前記係合突起が前記係合穴内に弾性体
を介して位置決めされたものであることを特徴とする電
動シリンダ。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の電動シリンダにおいて、 前記推力ナットと前記推力ロッド又は推力ナットホルダ
との間の摩擦面の数を二以上にしたことを特徴とする電
動シリンダ。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の電動シリンダにおいて、 前記推力ナットと前記推力ロッド又は推力ナットホルダ
は、摩擦面の素材の組み合わせを変えて摩擦係数を変化
させることを特徴とする電動シリンダ。 - 【請求項9】 回転出力を与える駆動モータと、 雄ねじを備え、フレーム内に回転自在に支持された推力
シャフトと、 前記駆動モータの回転出力を前記推力シャフトへ伝達す
る駆動伝達手段と、 前記推力シャフトの雄ねじに螺合する雌ねじを備えたフ
ランジ付推力ナットと、 前記雄ねじを覆設して前記フレームから摺動自在に軸方
向に突設された推力ロッドとを有し、 前記推力ナットは、前記推力ロッドと当該推力ロッドに
対し固定され前記推力ナットを覆設する推力ナットホル
ダとの間で軸方向に挟持され、当該推力ナットのフラン
ジ部に軸方向隙間を有し、当該推力ナットと前記推力ロ
ッド又は推力ナットホルダとの間には、当該推力ナット
の回転を制限する係合部材が回転方向及びラジアル方向
に隙間をもって係合されたものであることを特徴とする
電動シリンダ。 - 【請求項10】 請求項9に記載の電動シリンダにおい
て、 前記係合部材は、前記推力ナット又は前記推力ロッドに
突設された係合突起が、前記推力ロッド又は前記推力ナ
ットに穿設された係合穴に遊嵌されたものであることを
特徴とする電動シリンダ。 - 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
記載の電動シリンダにおいて、 前記推力シャフトは、前記駆動手段に対して軸方向に移
動自在に嵌合したものであって、 前記推力シャフトを前記フレーム内で回転自在に支持す
るとともに、軸方向に摺動支持する軸方向に併設された
回転軸受と、 前記回転軸受間に装填され、前記推力シャフトにかかる
運動エネルギを吸収する慣性吸収弾性体とを有すること
を特徴とする電動シリンダ。 - 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれかに
記載の電動シリンダにおいて、 前記駆動モータを電子的に回転位置を制御するための検
出器を有することを特徴とする電動シリンダ。 - 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
記載の電動シリンダにおいて、 前記推力ロッドに固定された位置発信子と、前記フレー
ムの軸方向に外接された位置センサとを有することを特
徴とする電動シリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000068760A JP2000266149A (ja) | 2000-01-01 | 2000-03-13 | 電動シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000068760A JP2000266149A (ja) | 2000-01-01 | 2000-03-13 | 電動シリンダ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09075874A Division JP3133955B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 電動シリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000266149A true JP2000266149A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=18587766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000068760A Pending JP2000266149A (ja) | 2000-01-01 | 2000-03-13 | 電動シリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000266149A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009234415A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Honda Motor Co Ltd | 伸縮アクチュエータ |
| CN114294392A (zh) * | 2020-10-08 | 2022-04-08 | 罗伯特·博世有限公司 | 具有螺纹主轴的牵引机构驱动装置的致动器 |
| CN116906522A (zh) * | 2023-08-30 | 2023-10-20 | 拿森汽车科技(杭州)有限公司 | 防卡滞丝杆丝母传动机构 |
| CN116906521A (zh) * | 2023-08-30 | 2023-10-20 | 拿森汽车科技(杭州)有限公司 | 丝杆丝母防转机构 |
| DE112023000612T5 (de) | 2022-01-18 | 2024-11-21 | Advics Co., Ltd. | Elektrische Zylindervorrichtung |
-
2000
- 2000-03-13 JP JP2000068760A patent/JP2000266149A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009234415A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Honda Motor Co Ltd | 伸縮アクチュエータ |
| CN114294392A (zh) * | 2020-10-08 | 2022-04-08 | 罗伯特·博世有限公司 | 具有螺纹主轴的牵引机构驱动装置的致动器 |
| DE102020212706B4 (de) * | 2020-10-08 | 2025-09-11 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Aktuator mit Zugmittelantrieb der Gewindespindel |
| DE112023000612T5 (de) | 2022-01-18 | 2024-11-21 | Advics Co., Ltd. | Elektrische Zylindervorrichtung |
| CN116906522A (zh) * | 2023-08-30 | 2023-10-20 | 拿森汽车科技(杭州)有限公司 | 防卡滞丝杆丝母传动机构 |
| CN116906521A (zh) * | 2023-08-30 | 2023-10-20 | 拿森汽车科技(杭州)有限公司 | 丝杆丝母防转机构 |
| CN116906522B (zh) * | 2023-08-30 | 2026-01-27 | 拿森汽车科技(杭州)有限公司 | 防卡滞丝杆丝母传动机构 |
| CN116906521B (zh) * | 2023-08-30 | 2026-03-10 | 拿森汽车科技(杭州)有限公司 | 丝杆丝母防转机构 |
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|---|---|---|---|
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