JP2000267959A - 情報共有システム、情報に対するアクセス制御装置及び方法、記録媒体 - Google Patents

情報共有システム、情報に対するアクセス制御装置及び方法、記録媒体

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JP2000267959A
JP2000267959A JP11075293A JP7529399A JP2000267959A JP 2000267959 A JP2000267959 A JP 2000267959A JP 11075293 A JP11075293 A JP 11075293A JP 7529399 A JP7529399 A JP 7529399A JP 2000267959 A JP2000267959 A JP 2000267959A
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Kazuo Hamada
和郎 濱田
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが不正にデータベースにアクセスして
各レコードの情報を引き出すことを有効に防止できるよ
うにする。 【解決手段】 開示DB11に対するアクセスの過程で
インターネットに存在するユーザを検索要求が経由する
毎に、その経由したユーザのIDを順次付与するID発
行・付与部14と、その付与された各ユーザのID情
報、および各ユーザに対するアクセス制限を規定した開
示DB11内の情報に基づいて、経由した全てのユーザ
に対してアクセスが許可されている共有情報のみを取り
出す検索部16とを設け、開示DB11内の情報を見せ
ても良いかどうかを判断する際に、与えられたID中に
意図しないユーザが含まれていた場合にはアクセスを制
限して情報の開示を拒否することにより、システム内の
ユーザあるいはシステム外の第三者が不正にアクセスし
て情報を引き出すことを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報共有システム、
情報に対するアクセス制御装置及び方法、記録媒体に関
し、特に、ネットワーク上で複数のユーザが情報を共有
するためのシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】通常、ある製品を製造して販売するまで
の物流には、原材料の製造メーカ、保管業者、部品メー
カ、需要家などの様々な経路が含まれる。例えば、鉄鋼
業における物流では、図8に示すように、鋼板を製造す
る高炉メーカ、鋼板を保管するサービスセンタ等の倉庫
業者、鋼板をコイルに切断するコイルセンタ、コイルを
用いて部品を製造する部品メーカ、様々な部品を用いて
製品を製造・販売する需要家などが存在する。
【0003】従来、このような物流システムにおいて、
鉄の物流に関する情報は、直接取引のある会社間でのみ
把握されるのが通常であった。例えば、高炉メーカであ
るA社は、サービスセンタであるD社に対して鋼板を保
管したという情報しか持っておらず、その後その鋼板が
どうなったかについては把握していない。また、D社
は、A社から鋼板を受け取り、それをコイルセンタであ
るH社もしくはI社に納入したという情報しか持ってい
ない。言い換えれば、ある会社への入力と出力に関する
情報は、その会社でしか管理していなかった。
【0004】このようなシステムでは、ある会社が単独
では鉄の市場全体の在庫を的確に把握することが困難な
ため、様々な場面で不都合が生じていた。例えば、高炉
メーカが来月の生産計画を立てようとする場合、ある規
格の鉄が市場在庫として今どのくらい存在しているか、
つまり余剰があるのか不足傾向なのかを調べ、それに応
じて適切な量の生産計画を立てる必要がある。
【0005】また、例えば需要家がある納期を定めて新
製品を出荷しようとする場合に、その製品を製造するた
めに必要な材料として、納期に間に合うように既に市場
に存在している規格の鉄を調べて使用したいという要求
が生じる場合もある。ところが、従来は、ある会社の業
務担当者が高炉メーカから需要家に至る各会社に直接出
向いて市場在庫を調査したり、各会社の担当者がそれぞ
れの取引相手先に電話等で順に聞いていった内容を最後
に集計したりするなどの作業が必要であり、非常に面倒
であった。
【0006】一方、近年におけるCPUの処理能力の向
上、ネットワークにおける通信情報の大容量化とディジ
タル化、あるいは情報圧縮技術の発展などに伴い、例え
ばインターネットなどの通信システムが広く利用されて
きている。このような状況の下で、上述のような不都合
を解消して生産性や効率性を向上させることを目的とし
て、各会社が持つ物流に関する情報をインターネット上
で共有できるようにするシステムが提案されている。そ
の一例として、鉄鋼EC(Electronic Commerce :電子
商業取引)システムを挙げることができる。
【0007】図9は、この鉄鋼ECシステムの概略的な
構成を示す図である。なお、ここでは図面の都合上、A
社〜E社の5社のみがインターネットに接続された様子
を示しているが、図8のような物流に関して情報共有シ
ステムを構築する場合には、F社〜P社もインターネッ
ト上に接続される。〜は検索時の手順を表してい
る。
【0008】このような鉄鋼ECシステムにおいては、
各会社が持っている物流に関する情報をインターネット
上に公開する必要がある。そのために、鉄鋼ECシステ
ムへの参加企業各社は、自己に関する取引について開示
すべき物流の情報を作成して、データベース(以下、開
示DBと記す)11a〜11eとして保存しておく必要
がある。
【0009】また、参加企業各社はそれぞれ、この開示
DB11a〜11eの他に、インターネットに接続され
たサーバマシン10a〜10eを保有する。サーバマシ
ン10a〜10eではエージェントサーバが稼働してい
る。このエージェントサーバは、開示DB11a〜11
e内の物流情報をインターネット上に公開する処理の他
に、インターネットを介した各会社間の検索要求および
その検索結果の通信を暗号化する処理等を行う。
【0010】一方、ユーザ端末としては、各会社内でL
AN接続された複数のクライアントマシン(パーソナル
コンピュータ等)1〜Nが用いられる。各クライアント
マシン1〜Nは、ユーザからの検索業務要求を入力する
ためのWebブラウザを備えており、ユーザからの検索
業務要求は、クライアント上で稼働しているWebブラ
ウザを介して入力され、Webサーバを介してエージェ
ントサーバに渡される。各クライアントマシン1〜N
は、検索業務要求に対する最終的な検索結果をディスプ
レイ上に表示する処理も行う。
【0011】例えば、A社のあるクライアント1から検
索業務要求が入力されると()、それがA社のサーバ
10aに与えられて検索エージェントが生成され
()、インターネットに向けて検索要求が発せられる
()。この検索要求は、インターネットに接続された
他のB社〜E社のうち検索要求先(複数の場合もある)
のサーバに与えられる。その際、この検索要求と共に検
索要求元であるA社の会社名の情報も与えられる。
【0012】B社〜E社のサーバ10b〜10eでは、
与えられた検索要求中に含まれる検索条件に合致する物
流情報をそれぞれの開示DB11b〜11eの中から取
り出し、インターネットを介してA社のサーバ10aに
返す()。A社のサーバ10aは、各会社から送られ
てきた検索結果を統合して()、検索業務結果として
クライアント1に返す()。
【0013】このような鉄鋼ECシステムを構築するこ
とにより、高炉メーカから需要家に至る様々な会社が持
つ鋼材流通に関わる情報を各会社間で共有することが可
能となる。これにより、他社が作成・管理している物流
に関する情報もインターネットを介して容易かつ瞬時に
手に入れることができ、例えば市場全体の在庫状況等を
容易に把握することができるようになる。
【0014】なお、各会社が持っている物流に関する情
報をインターネット上に公開すると言っても、その情報
自体に各会社のノウハウや重要な秘密事項等が含まれて
いることもあるため、全ての情報を参加企業の誰もが自
由に見れるようにすることは好ましい形態ではない。例
えば、競合上の関係から同じ高炉メーカである同業他社
に対しては情報を見せないようにしたいとか、直接取引
のない会社には情報を見せないようにしたいといった要
求がある。
【0015】しかも、このような要求は、ある会社が持
つ開示DB内の全ての情報を他の会社に対して見せない
ようにするといったものではなく、ある特定の取引に関
する情報については見せないようにするといったよう
に、より細かく複雑なものである。これを実現するため
には、データベース内の項目1個1個についてアクセス
を制限するための機構を設ける必要がある。従来の鉄鋼
ECシステムでは、このようなデータのアクセス制限
を、以下に述べる方法によって行っていた。
【0016】図10は、従来の鉄鋼ECシステムにおい
て各会社が備える開示DBの構成を示す概念図である。
開示DBは、表形式のリレーショナル・データベースに
より構成されており、1つのレコードには1つの取引に
関する物流情報が格納されるようになっている。さら
に、それぞれのレコードには、当該レコードの内容を開
示しても良い会社を記述するための欄が設けられ、各レ
コード内容の開示はこの欄に記載された会社に対しての
み行うように成されていた。
【0017】例えば、図10のように、あるレコードの
アクセス許可会社欄にA社,B社,D社が記述されてい
たとすると、そのレコード内の物流情報は、A社,B
社,D社からの検索要求に対してのみインターネットを
介して要求元に送られる。つまり、各会社のサーバが、
これに接続されている開示DBの中から、検索条件にマ
ッチするレコードのうち、アクセス許可会社欄に検索要
求元の会社名が記述されているレコードのみを取り出し
て要求元に返すという処理を行うことにより、データベ
ースに対するレコード単位のアクセス制限を実現してい
た。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鉄鋼ECシステムを始めとする様々な情報共有システム
では、検索要求およびその検索結果の通信はインターネ
ットを介して行われる。インターネット上の通信では、
情報がどのような経路を辿って伝達されているかはユー
ザには見えないのが通常である。そのため、本来はアク
セス拒否されている会社が、アクセス許可されている他
の会社を経由して検索要求を行うことにより、検索要求
元の会社を偽ってレコード内の情報を引き出すという不
正な行為が行われる恐れがあるという問題があった。
【0019】すなわち、従来の鉄鋼ECシステムでは、
検索要求と共に送られてきた会社名がアクセス許可会社
欄に記述されているか否かを見ることによってアクセス
制限を行っていたが、その伝達された会社名が本当に検
索要求元の会社本人であるかどうかを確認する手段を持
っていなかった。そのため、鉄鋼ECシステムの参加企
業間においてライバル会社等が本来は見ることのできな
い物流情報が、不正に引き出される恐れがあった。ま
た、鉄鋼ECシステムの参加企業とは全く関係のない第
三者が不正に侵入してきてアクセスする恐れもあった。
【0020】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、複数のユーザ間で情報を共有す
るためのシステムにおいて、システム内のユーザあるい
はシステム外の第三者が不正にアクセスして情報を引き
出すことを有効に防止できるようにすることを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の情報共有システ
ムは、ネットワーク上に存在する複数のユーザが記憶手
段に記憶された情報を共有するためのシステムにおい
て、上記記憶手段に対するアクセスの過程で上記ネット
ワーク上に存在するユーザを経由する毎に、その経由し
たユーザの識別情報を順次付与する識別情報付与手段
と、上記識別情報付与手段により付与された各ユーザの
識別情報、および上記記憶手段内の共有情報について各
ユーザに対するアクセス制限を規定した情報に基づい
て、上記経由した全てのユーザに対してアクセスが許可
されている共有情報のみを取り出すアクセス手段とを備
えたことを特徴とする。
【0022】本発明の他の態様では、ネットワーク上に
存在する複数のユーザに対応した複数の端末装置と、上
記複数のユーザに開示すべき共有情報を記憶する記憶手
段とを備え、上記複数のユーザが上記記憶手段に記憶さ
れた情報を共有するためのシステムにおいて、上記複数
の端末装置はそれぞれ、上記記憶手段に対するアクセス
要求を発信もしくは中継したときに、自己の識別情報を
上記アクセス要求に対して付与する識別情報付与手段
と、上記ネットワークから送られてきたアクセス要求に
応じて上記記憶手段に対するアクセスを実行するとき
に、上記識別情報付与手段により付与された各ユーザの
識別情報、および上記記憶手段内の共有情報について各
ユーザに対するアクセス制限を規定した情報に基づい
て、上記アクセス要求が経由した全てのユーザに対して
アクセスが許可されている共有情報のみを取り出すアク
セス手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】ここで、上記記憶手段内の共有情報につい
て各ユーザに対するアクセス制限を規定した情報は、個
々の記憶単位毎に、アクセスしても良いもしくはアクセ
スしてはいけないユーザが誰であるかを規定した情報で
あっても良い。
【0024】また、本発明のその他の態様では、ネット
ワーク上に存在する複数のユーザに対応した複数の第1
の端末装置と、上記複数のユーザに開示すべき共有情報
を記憶する記憶手段と、上記第1の端末装置とは別に上
記ネットワーク上に存在する第2の端末装置とを備え、
上記複数のユーザが上記記憶手段に記憶された情報を共
有するためのシステムにおいて、上記複数の第1の端末
装置はそれぞれ、上記記憶手段に対するアクセス要求を
発信もしくは中継したときに、自己の識別情報を上記ア
クセス要求に対して付与する識別情報付与手段と、上記
ネットワークから送られてきたアクセス要求に応じて、
上記アクセス要求の条件を満たす共有情報を上記記憶手
段から取り出すアクセス手段とを備え、上記第2の端末
装置は、上記識別情報付与手段により付与された各ユー
ザの識別情報、および上記記憶手段内の共有情報につい
て各ユーザに対するアクセス制限を規定した情報に基づ
いて、上記アクセス手段により取り出された共有情報の
中から、上記アクセス要求が経由した全てのユーザに対
してアクセスが許可されている共有情報のみを取り出す
選別手段を備えたことを特徴とする。
【0025】ここで、上記記憶手段内の共有情報につい
て各ユーザに対するアクセス制限を規定した情報は、上
記ネットワーク上に存在する個々のユーザ毎に、アクセ
スしても良いもしくはアクセスしてはいけない記憶単位
が何であるかを規定した情報であっても良い。また、上
記記憶手段は、上記ネットワーク上に存在する複数のユ
ーザ毎にそれぞれ設けられたデータベース記憶手段であ
り、上記記憶手段内の共有情報について各ユーザに対す
るアクセス制限を規定した情報は、上記記憶手段とは別
の第2の記憶手段に記憶されるようにしても良い。さら
に、上記第2の記憶手段に記憶される各ユーザに対する
アクセス制限を規定した情報は、上記記憶手段内の共有
情報を構成するそれぞれの記憶単位について、その記憶
単位の共有情報をどのユーザに対して開示してはいけな
いかあるいは開示しても良いかを規定したテーブル情
報、もしくは上記複数のユーザのそれぞれについて、上
記記憶手段内の共有情報を構成するそれぞれの記憶単位
のうちどの記憶単位をそのユーザに対して開示してはい
けないかあるいは開示しても良いかを規定したテーブル
情報であっても良い。さらにまた、上記テーブル情報
は、ユーザの識別情報および記憶単位を規定するテーブ
ルの縦方向および横方向の何れにも任意に拡張可能な構
造を有するようにしても良い。
【0026】また、本発明の情報に対するアクセス制御
装置は、複数のユーザがアクセス可能な記憶手段内の情
報をアクセス制限するためのアクセス制御装置におい
て、上記記憶手段に対するアクセス要求を発信もしくは
中継するときに、自己の識別情報を上記アクセス要求に
対して付与する識別情報付与手段と、外部から与えられ
たアクセス要求に応じて上記記憶手段に対するアクセス
を実行するときに、上記識別情報付与手段により付与さ
れた各ユーザの識別情報、および上記記憶手段内の共有
情報について各ユーザに対するアクセス制限を規定した
情報に基づいて、上記アクセス要求が経由した全てのユ
ーザに対してアクセスが許可されている共有情報のみを
取り出すように制御するアクセス制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0027】本発明の他の態様では、複数のユーザがア
クセス可能な記憶手段内の情報をアクセス制限するため
のアクセス制御装置において、上記記憶手段に対するア
クセスの過程でネットワーク上に存在するユーザを経由
する毎に付与された各ユーザの識別情報、および上記記
憶手段内の共有情報について各ユーザに対するアクセス
制限を規定した情報に基づいて、上記経由した全てのユ
ーザに対してアクセスが許可されている共有情報のみを
取り出すように制御するアクセス制御手段を備えたこと
を特徴とする。
【0028】また、本発明の情報に対するアクセス制御
方法は、複数のユーザがアクセス可能な記憶手段内の情
報をアクセス制限するためのアクセス制御方法におい
て、上記記憶手段に対するアクセス要求を発信もしくは
中継するときに、自己の識別情報を上記アクセス要求に
対して付与する識別情報付与工程と、外部から与えられ
たアクセス要求に応じて上記記憶手段に対するアクセス
を実行するときに、上記識別情報付与工程により付与さ
れた各ユーザの識別情報、および上記記憶手段内の共有
情報について各ユーザに対するアクセス制限を規定した
情報に基づいて、上記アクセス要求が経由した全てのユ
ーザに対してアクセスが許可されている共有情報のみを
取り出すように制御するアクセス制御工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0029】本発明の他の態様では、複数のユーザがア
クセス可能な記憶手段内の情報をアクセス制限するため
のアクセス制御方法において、上記記憶手段に対するア
クセスの過程でネットワーク上に存在するユーザを経由
する毎に付与された各ユーザの識別情報、および上記記
憶手段内の共有情報について各ユーザに対するアクセス
制限を規定した情報に基づいて、上記経由した全てのユ
ーザに対してアクセスが許可されている共有情報のみを
取り出すように制御するアクセス制御工程を有すること
を特徴とする。
【0030】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、請求項1、2、4、9、10の何れか1
項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるため
のプログラムを記録したことを特徴とする。本発明の他
の態様では、請求項14または16に記載のアクセス制
御方法の処理手順をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明による情報に対する
アクセス制御装置の要素的特徴を示す機能構成ブロック
図である。この図1に示すアクセス制御装置は、情報共
有システムに適用することが可能である。当該情報共有
システムは、ネットワーク上の複数のユーザ間で所定の
情報を共有するためのシステムであれば分野等を問わず
適用することが可能であるが、以下の説明では、その1
つの例として、図9に示すような鉄鋼ECシステムにつ
いて説明することにする。
【0032】図1において、10は本実施形態による情
報に対するアクセス制御装置を備えたサーバマシンであ
り、鉄鋼ECシステムに参加する各会社がそれぞれ保有
する。このサーバマシン10は、図9に示すような鉄鋼
ECシステム中の各サーバマシン10a〜10eに相当
し、本実施形態の情報に対するアクセス制御装置は、各
会社のサーバマシン10a〜10e内に夫々備えられ
る。
【0033】11は開示DBであり、各会社が取引の際
などに作成した物流に関する情報を整理して格納するも
のである。この開示DB11は、図9では各開示DB1
1a〜11eに相当する。開示DB11は、表形式のリ
レーショナル・データベースにより構成されており、1
つのレコードには1つの取引に関する物流情報が格納さ
れるようになっている。
【0034】さらに、図10に示したのと同様に、開示
DB11内の各レコードには、当該レコードの内容を開
示しても良い会社を記述するためのアクセス許可会社欄
が設けられている。この開示DB11は、各会社の業務
担当者が、図10に示したような取引に関する物流情報
やアクセスを許可する会社名等をDB作成部12に入力
することによって作成される。このDB作成部12への
情報の入力は、サーバマシン10のキーボードなどを直
接操作することによって行っても良いし、業務担当者が
使用するクライアントマシンから必要な情報を入力し、
それを社内LANを介してサーバマシン10内のDB作
成部12に送るようにしても良い。
【0035】13はLAN接続された各クライアントマ
シン1〜NとのI/F部であり、所望の物流情報を探し
出すための検索業務要件を各クライアントマシン1〜N
から入力したり、検索業務結果を各クライアントマシン
1〜Nに返したりする処理を行う。なお、ここではクラ
イアント・サーバシステムの形態を例にとって説明して
いるのでI/F部13を設けているが、I/F部13の
代わりに、検索要求を入力するためのキーボードやマウ
ス、および検索入力画面や検索結果画面を表示するディ
スプレイ等で構成するようにしても良い。
【0036】14はID発行・付与部であり、自己の会
社名を示すIDを発行して、それを検索要求に付与する
処理を行う。このIDの付与は、検索要求の発行元から
送信先に至る経路の全ての会社において行う。これによ
り、検索要求先のサーバには、検索要求と共にそれが経
由した全ての会社のID情報が与えられる。なお、ここ
ではIDを用いているが、自己の会社名、自己が誰であ
るかを証明する電子証明書など、インターネットに接続
されているそれぞれの会社を識別できる情報であれば何
でも良い。
【0037】15は通信I/F部であり、IDの付与さ
れた検索要求をインターネットを介して他の会社のサー
バに向けて送信したり、他の会社のサーバからインター
ネットを介して送られてくる検索要求や検索結果を受信
する処理を行う。ここでは、インターネットを介した各
会社間の検索要求およびその検索結果の通信を暗号化す
る処理等も行う。
【0038】16は検索部であり、与えられた検索要求
に従って、検索条件にマッチするものを開示DB11の
中から探し出す。この検索要求は、他の会社のクライア
ントマシンで発せられ、その会社のサーバからインター
ネットを介して送られてきたものである。検索の際に
は、検索条件を満たし、かつ、検索要求と共に送られて
きた全てのID情報(会社名)が開示DB11内のアク
セス許可会社欄に記述されているレコードのみをピック
アップして検索結果として出力する。
【0039】例えば、図10のように、あるレコードの
アクセス許可会社欄にA社,B社,D社が記述されてい
たとすると、そのレコード内の物流情報は、A社,B
社,D社の何れかまたは全てを経由して検索要求が与え
られた場合(検索要求と共に与えられたID情報中にA
社,B社,D社のIDのみが含まれている場合)にのみ
インターネットを介して要求元に送られる。一方、与え
られたID情報中にA社,B社,D社以外のIDが含ま
れていた場合は、そのレコードが検索条件を満たすもの
であっても、その物流情報は送信されない。
【0040】つまり、本実施形態では、検索要求を送る
ときに、それが各会社のサーバを経由する毎にIDを付
与していく。そして、検索を実行するときには、検索要
求先の会社のサーバがこれに接続されている開示DBの
中から、検索要求元の会社と経由した会社とが全てアク
セス許可会社欄に含まれているレコードのみを取り出し
て要求元に返すという処理を行うことにより、データベ
ースに対するレコード単位のアクセス制限を実現してい
る。
【0041】なお、上記検索部16やID発行・付与部
14は、何を処理するべきかを自ら判断して実行できる
ソフトウェアモジュール(エージェント)として構成す
ることが可能である。この場合、検索要求元のサーバ内
に備えられているエージェントサーバによって検索エー
ジェントが生成され、インターネットに向けて送信され
る。検索エージェントは、各会社内のサーバを経由する
毎にその会社のIDを取得しながら、最終的に検索要求
先のサーバに到達する。そして、その検索要求先のサー
バに常駐して検索処理を行う。
【0042】以上に示したサーバマシン10内の各機能
ブロック12〜16は、自己が検索要求元になる場合
と、検索要求の中継になる場合と、検索要求先になる場
合とで使用する機能が異なってくる。以下に、それぞれ
の場合の動作を、図2のフローチャートを参照して詳し
く説明する。
【0043】図2において、検索要求元のサーバでは、
これにLAN接続されたクライアントマシンからI/F
部13を介して検索業務要求を入力する(ステップS
1)。そして、その入力した検索業務要求に対して検索
要求元の会社のIDをID発行・付与部14で付与した
後(ステップS2)、通信I/F部15において暗号化
を行って(ステップS3)、これにより生成された検索
要求(あるいは検索エージェント)をインターネットに
向けて送信する(ステップS4)。
【0044】検索要求元のサーバから送信された検索要
求は、中継となる会社におけるサーバ内の通信I/F部
15で受信される(ステップS5)。そして、受信した
検索要求に対してその中継した会社のIDをID発行・
付与部14で付与した後(ステップS6)、通信I/F
部15で暗号化を行って(ステップS7)、これにより
生成された検索要求をインターネットに向けて更に送信
する(ステップS8)。なお、中継となる会社がなく、
検索要求元から検索要求先に検索要求がダイレクトに送
信される場合は、このステップS5〜S8の処理は行わ
れない。
【0045】また、更に中継となる会社が他にもある場
合は、ステップS8からステップS5に戻り、当該中継
となる会社のサーバにて同様の処理が行われる。一方、
中継会社から送信された検索要求が検索要求先のサーバ
で受信されると(ステップS9)、検索部16において
上述したような検索処理が行われる(ステップS1
0)。すなわち、検索条件を満たし、かつ、検索要求と
共に送られてきた全てのID情報(会社名)が開示DB
11内のアクセス許可会社欄に記述されているレコード
のみをピックアップして検索結果として出力する。
【0046】そして、このようにして得られた検索結果
を通信I/F部15にて暗号化し(ステップS11)、
インターネットを介して検索要求元のサーバに送信する
(ステップS12)。なお、図2では検索要求先から検
索要求元にダイレクトに検索結果を返すように示してい
るが、これは図面の都合上このように示しただけであ
り、実際には検索要求が送られてきたときと逆の経路を
辿って送信される。
【0047】検索要求元のサーバは、検索要求を複数の
会社に対して送信する場合がある。この場合は、それぞ
れの会社から検索結果が送られてくるので、それらの検
索結果を受信したら(ステップS13)、1つの検索業
務結果に統合して(ステップS14)I/F部13を介
してクライアントマシンに返す。
【0048】このように、本実施形態では、検索要求元
から要求先に検索要求を送る際に、検索要求元の会社の
IDの他に途中で経由した会社のIDを逐次付加して送
るようにしたので、どのような経路を辿って検索要求が
送られてきたのかを検索要求先にて確認することができ
る。これにより、開示DB11内のアクセス許可会社欄
の記述内容を参照してレコード内の情報を見せても良い
かどうかを判断する際に、検索要求元の会社だけでな
く、途中で経由した会社も加味して情報開示の許否を判
断することができる。
【0049】したがって、検索要求元および中継となっ
た会社の中に情報を見せるべきでない者が含まれる場合
には、そのレコードを検索結果に含めないようにするこ
とで、検索結果が送信される途中の経路で意図しない会
社に情報が見られてしまうという不都合をなくすことが
できる。つまり、鉄鋼ECシステムの参加企業内におい
て本来は見ることのできないライバル会社や、鉄鋼EC
システムの参加企業とは全く関係のない第三者が、途中
の経路等に侵入して不正にアクセスすることはできなく
なる。
【0050】(第2の実施形態)図10に示すような開
示DB11内のアクセス許可会社欄を利用してデータベ
ースに対するレコード単位のアクセス制限を実現する従
来の鉄鋼ECシステムでは、このアクセス許可会社欄に
は15社程度の会社名(ID)を記述することができる
ように構成されており、上述の第1の実施形態でもこれ
を利用していた。ところが、鉄鋼ECシステムに参加す
る企業が15社程度と少ない場合にはこれでも良いが、
参加企業数が非常に多くなる場合には問題がある。
【0051】すなわち、参加企業数が多い場合には、ア
クセス許可会社の欄に入力可能な企業数も多くする必要
があるが、容量に制限があるリレーショナル・データベ
ース上で、本来の物流情報とは関係のない欄に多くの割
当をするのは好ましくない。また、レコードが増える毎
にアクセスを許可する会社をその都度記述していく必要
があり、多大な労力を要する。
【0052】また、鉄鋼ECシステムに参加する企業は
徐々に増えていくことが想定されるが、参加企業数が増
えると、当初設定されていたアクセス許可会社欄に入力
可能な企業数だけでは対応し切れなくなってしまう。こ
の場合は、入力可能な企業数を増やすべくアクセス許可
会社欄を大きくしたリレーショナル・データベースを再
構築する必要があり、作業の負担が大きくなってしま
う。一方、将来的にどの程度まで参加企業数が増えるの
かを予測してアクセス許可会社欄の大きさをあらかじめ
規定しておくことは現実的に困難であるし、上述したよ
うにアクセス許可会社欄に始めから多くの割当をするの
は好ましくない。
【0053】以下に述べる第2の実施形態は、このよう
な不都合を解消するためのものである。第2の実施形態
における鉄鋼ECシステムでは、図3に示すように、各
会社が保有するサーバ20は、図1の検索部16とは異
なる方法で検索を行う検索部22を備えている。また、
本実施形態における開示DB21は、図1の開示DB1
1とは記憶内容が異なっている。
【0054】本実施形態の開示DB21は、表形式のリ
レーショナル・データベースにより構成されており、1
つのレコードには1つの取引に関する物流情報が格納さ
れるようになっている点では、図1の開示DB11と同
様である。ただし、レコードの内容を開示しても良い会
社を記述するためのアクセス許可会社欄が設けられてい
ない点で、本実施形態の開示DB21は異なっている。
【0055】したがって、本実施形態による開示DB2
1の構成を概念的に示すと、例えば図5のようになる。
これから明らかなように、各会社の業務担当者は、開示
DB21を構築する際には、必要な物流情報のみを入力
すれば良い。その際、個々の取引に関する物流情報は個
々のレコードに順に入力されていくが、それぞれのレコ
ードにはそのデータベース内で一意のレコード番号(ア
ドレス等)が割り当てられる。
【0056】また、本実施形態の検索部22は、他の会
社からインターネットを介して送られてきた検索要求に
従って、検索条件にマッチするもの全てを開示DB21
から探し出して出力する。この検索の際には、検索要求
元や中継した会社がどの会社であるかということに関係
なく、検索条件を満たすものを全てピックアップして検
索結果として出力する。この検索結果の中には、ピック
アップしたレコードの番号も含める。
【0057】さらに、本実施形態においては、図3に示
すように、各会社が保有する社内サーバ20の他に、ど
の会社にも属さない認証サーバ30を備えており、本実
施形態のアクセス制御装置はこの認証サーバ30内に備
えられる。この認証サーバ30は、例えば図4に示すよ
うに、各会社のサーバマシン20a〜20eとは別にイ
ンターネットに接続される。以下に、この認証サーバ3
0内の構成を図3を用いて説明する。
【0058】31は通信I/F部であり、各会社の社内
サーバ20からインターネットを介して送られてくる検
索結果を受信したり、その受信した検索結果に対して、
検索要求が経由した会社のIDを用いて絞り込みを行っ
た結果をインターネットに向けて送信したりする処理を
行う。ここでは、インターネットを介した各会社間の検
索結果の通信を暗号化する処理等も行う。
【0059】32はテーブル作成部であり、鉄鋼ECシ
ステムに参加している各会社毎に、各会社が備える各開
示DB21内のどのレコードの物流情報を開示してはい
けないか(あるいは開示しても良いか)を1つ1つ規定
したアクセス制御テーブル33を作成するものである。
図6は、アクセス制御テーブル33の構成例を示す概念
図である。ここでは、個々の会社について開示してはい
けないレコード番号を規定した例を示している。
【0060】例えば、図6に示すアクセス制御テーブル
33において、1番上の行では、A社にはB−000
1,C−0004,……のレコード番号で示される物流
情報は開示してはいけないということを表している。こ
こで、B−0001は、B社が持つ開示DB21b内の
0001番というレコード番号を示す。このように、ア
クセス制御テーブル33は、インターネットに接続され
ているそれぞれの会社のID(会社名等)と、各会社が
持つそれぞれの開示DB21内の個々のレコードを一意
に表すレコード番号との組み合わせにより構成されてい
る。
【0061】このようなアクセス制御テーブル33の作
成は、各会社の業務担当者が、上述した開示DB21の
作成とは別に、その開示DB21の作成の際あるいはそ
の後任意の時点で、どのレコードをどの会社に開示して
はいけないかを表したリスト等をインターネットを介し
てテーブル作成部32に与えてやることによって行う。
テーブル作成部32は、各会社から与えられるこのよう
なリスト等を解釈し、図6に例示するようなアクセス制
御テーブル33を構築する。
【0062】このアクセス制御テーブル33は、鉄鋼E
Cシステムに参加する会社が一社増える毎に縦方向に1
つずつ論理的に無制限に欄を増やしていける機構を有す
る。また、ある会社に関してアクセス制限しようとする
レコードが増えた場合には横方向に1つずつ論理的に無
制限に欄を増やしていけるような機構も有する。この機
構は、例えば図7に示すように、アクセス制御テーブル
33を格納するメモリ上において、ひとまとまりのデー
タを幾つかポインタで結んで縦方向および横方向に対す
る線形リストを作成することで実現することが可能であ
る。
【0063】この線形リストでは、ある番地のひとまと
まりのデータ内容を、会社のIDもしくはレコード番号
の情報に加えて、他のデータが格納されている番地を示
すポインタ情報で構成する。例えば、200番地から始
まるひとまとまりのデータには、A社という会社のID
情報の他に、アクセス制御テーブル33の横方向の繋が
り(A社が見てはいけないレコード番号の格納場所)を
表す380番地という情報と、縦方向の繋がり(A社以
外の他の会社IDの格納場所)を表す480番地という
情報とが含まれる。
【0064】これから明らかなように、アクセス制御テ
ーブル33を構成する各会社のIDおよび各レコード番
号の情報は、ポインタを介して適切に結ばれて図6に示
したような概念的な構成を有するので、メモリ上のどの
空間に格納されていても良い。これにより、線形リスト
の鎖を繋いでいけば、メモリの容量の範囲内で論理的に
無制限にアクセス制御テーブル33を縦方向にも横方向
にも拡張していくことができる。
【0065】リレーショナル・データベースの場合は、
レコード内の項目数を増やしたければデータベースを再
構築しなければならないが、本実施形態のアクセス制御
テーブル33は、リレーショナル・データベースから成
る開示DB21とは別に設けられ、上述したような拡張
機構を持たせてある。したがって、アクセス制限しよう
とするレコード数が増えた場合でも、開示DB21をい
じることなく、またテーブル自体を再構築することなく
柔軟に対応することができる。
【0066】図3に戻り、34は検索結果選別部であ
り、社内サーバ20内の検索部22によりピックアップ
されインターネットを介して認証サーバ30に送られて
きた1個1個のレコードについて、それらのレコードを
検索要求元や中継した会社に対して見せて良いかどうか
を上記アクセス制御テーブル33を用いて判断し、見せ
て良いものだけを選別して最終的な検索結果として出力
する。この判断を行うために、検索結果選別部34に
は、検索部22からの検索結果の他に、検索要求に付さ
れていた各会社のID情報(会社名)が入力される。
【0067】ここで、検索部22および検索結果選別部
34によるレコードの絞り込みについて、詳しく説明す
る。いま、ある会社の社内サーバ20に検索要求と共に
送られてきた経由サーバIDのリストSが、 S={S1 ,S2 ,…,Sn } であったとする。ただし、S1 は検索要求元の会社のI
D、S2 〜Sn は中継会社のIDである。
【0068】まず、社内サーバ20内の検索部22は、
検索要求元S1 が発行した検索要求に従って検索を行
い、検索条件を満たすもの全てを開示DB21から探し
出して検索結果Rとして出力する。このときの検索結果
を、 R={R1 ,R2 ,…,Rm } とする。ただし、R1 〜Rm はピックアップされたレコ
ードを示す。この検索結果Rは、インターネットを介し
て認証サーバ30に送られる。
【0069】認証サーバ30内では、検索結果選別部3
4において、社内サーバ20から送られてきた検索結果
Rに対して、アクセス制御テーブル33を参照してレコ
ードの絞り込みを行う。すなわち、まず、与えられた検
索結果Rの各レコードR1 〜Rm の中から、検索要求元
1 に対してアクセスが許可されているレコードのみを
探し出す。
【0070】例えば、検索要求元S1 がA社である場
合、図6のようなアクセス制御テーブル33を参照し
て、各レコードR1 〜Rm の中にB−0001,C−0
004,……のレコード番号が含まれているかどうかを
確認し、該当するものは検索結果Rの中から除外する。
このような絞り込みの結果をR1 で表すものとし、当該
絞り込みの動作を (S1 ,R)→R1 で表すものとする。
【0071】次に、絞り込まれた検索結果R1 の中か
ら、中継会社S2 に対してアクセスが許可されているレ
コードのみを探し出すことにより、更に絞り込んだ検索
結果R 2 を得る。つまり、 (S2 ,R1 )→R2 のような動作を行う。以降、 (S3 ,R2 )→R3 ・・・ (Sn ,Rn-1 )→Rn のように絞り込み動作を繰り返すことにより、最終的な
検索結果Rn を得る。
【0072】つまり、図6に示したようなアクセス制御
テーブル33のうち、検索要求に付与されたIDに該当
する行に記述されているレコードを検索結果から順次除
外していくという絞り込みを行う。この結果は、検索要
求が目的の検索要求先の会社に到達するまでに経由した
全ての会社が見れるものだけをピックアップしたものと
なっているので、この検索要求と逆の経路で検索結果を
検索要求元に返しても、何ら不都合はない。
【0073】以下に、図4に示した鉄鋼ECシステムに
おける検索時の動作を説明する。例えば、A社内のある
クライアント1から検索業務要求が入力されると
()、それがA社のサーバマシン20aに与えられて
検索エージェントが生成され()、インターネットに
向けて検索要求が発せられる()。この検索要求(検
索エージェント)は、インターネットに接続された他の
B社〜E社のサーバマシン12b〜12eの何れかを経
由して、ある会社のサーバマシンに与えられる。その
際、この検索要求の送信と共に検索要求元であるA社の
IDも送られ、各会社のサーバを経由する毎にそれらの
会社のIDもその都度付加される。
【0074】B社〜E社のサーバマシン20b〜20e
のうち、最終的に検索要求を受け取ったサーバでは、そ
の内部に備えられている検索部22によって、あるいは
検索要求元から送られた検索エージェントが常駐するこ
とによって、与えられた検索要求の条件に合致する物流
情報を開示DB21b〜21eの中から取り出す。この
とき、検索要求元や中継したところがどの会社であるか
ということに関係なく、検索条件を満たすものを全て取
り出して、その検索結果をインターネットを介して認証
サーバ30に出力する()。この検索結果の中には、
取り出したレコードの番号や、検索要求と共に送られた
各会社のID情報も含まれる。
【0075】認証サーバ30は、その内部に備えた検索
結果選別部34によって、検索要求先の会社のサーバマ
シンからインターネットを介して送られてきた検索結果
である1個1個のレコードについて、それらのレコード
を検索要求元のA社と途中に経由したB社〜E社の何れ
かとに対して見せて良いかどうかをアクセス制御テーブ
ル33を用いて判断し、見せて良いものだけを選別する
()。
【0076】そして、この選別処理によって取り出した
レコードを最終的な検索結果としてインターネットを介
して検索要求元であるA社のサーバマシン20aに返す
()。なお、複数の会社に向けて検索要求を発した場
合には、それらに対応して複数の検索結果が返ってくる
ので、A社のサーバマシン20aでは、認証サーバ30
からインターネットを介して送られてきた各会社からの
検索結果(検索結果選別部34のフィルタを通ったも
の)を統合して()、それを検索業務結果としてクラ
イアントマシン1に返す()。
【0077】以上のように、本実施形態によれば、どの
程度の大きさのものとして規定すべきかをあらかじめ想
定することが困難な、データベースに対するレコード単
位のアクセス制限に関する情報を、リレーショナル・デ
ータベースで成る開示DB21とは別にアクセス制御テ
ーブル33として構成し、このアクセス制御テーブル3
3を用いてアクセス制限を行うようにしたので、開示D
B21の内容を共有しようとする会社の数が多い場合で
も、開示DB21の中身を一切いじることなくアクセス
制限を容易に実現することができる。
【0078】また、どのレコードをどの会社に開示して
はいけないかを表したリスト等を各会社から認証サーバ
30に送った後においても、何らかの取引を行えば開示
DB21のレコード数が増えていくが、この場合はその
追加されたレコードに関してのみどの会社のアクセスを
制限するかの情報を送ってやれば、認証サーバ30内の
テーブル作成部32によりアクセス制御テーブル33が
自動的に更新される。このとき、ある会社についてアク
セス制限するレコード数が増えた場合にも、開示DB2
1内を再構築することなく、アクセス制御テーブル33
を適宜拡張することによって柔軟かつ簡単に対応するこ
とができる。
【0079】また、アクセス制限しようとするレコード
数が増えた場合だけでなく、鉄鋼ECシステムへの参加
会社数が増えたような場合にも、開示DB21内の情報
自体の修正や構造の再構築などをすることなく、アクセ
ス制御テーブル33を適宜拡張することによって柔軟に
対応することができる。
【0080】さらに、図10のように開示DB内にアク
セス許可会社欄を設けてアクセス制限をしていた第1の
実施形態の場合には、開示DB内の全てのレコードにつ
いて1つ1つアクセス許可会社欄を参照して開示しても
良いかどうかを判断する必要があった。これに対して、
図6のようなアクセス制御テーブルを用いた本実施形態
の場合は、まず会社名の条件を抜きにして検索を行い、
その結果抽出された幾つかのレコードに対して、アクセ
ス制御テーブルの中で必要な行のみを参照して絞り込み
を行えるので、最終的な検索結果を得るまでの時間を短
縮することもできる。
【0081】なお、以上の実施形態では、図1あるいは
図3に示した機能構成を図9あるいは図4のような鉄鋼
ECシステムに適用する場合を例にとって説明したが、
適用する情報共有システムはこれに限定されるものでは
ない。また、開示DBを各会社が分散して持つのではな
く、ある一箇所にてあらかじめまとめて管理するように
しても良い。また、上記実施形態では開示DBへのアク
セスの一例として検索を挙げたが、アクセスの態様はこ
れに限定されない。
【0082】また、上記各実施形態ではネットワークの
例としてインターネットを用いているが、これに限定さ
れるものではなく、企業内のイントラネットや、特定企
業間だけのエクストラネットなど、あらゆる形態のネッ
トワークに応用することが可能である。
【0083】また、図4に示した実施形態では、各会社
のサーバマシン20b〜20eでの検索結果を認証サー
バ30で各々選別してA社のサーバマシン20aに送
り、ここで統合処理を行うようにしているが、認証サー
バ30内で統合処理を行ってからA社のサーバマシン2
0aに返すようにしても良い。
【0084】また、図4の実施形態では各会社のサーバ
マシン20a〜20eとは別に認証サーバ30を設けた
が、同様の機能を各サーバマシン20a〜20eが持つ
ようにしても良い。この場合、アクセス制御テーブル3
3の構成は、図6に示した構成のうち、自分の会社に関
する記述を含まないものとなる。そして、そのようなア
クセス制御テーブル33は、各会社の業務担当者がそれ
ぞれ作成することになる。認証の機能を認証サーバ30
に持たせるか各サーバマシン20a〜20eに持たせる
かは、適用するアプリケーションによって適宜決めれば
良い。
【0085】また、図6に示したアクセス制御テーブル
33では、それぞれの会社毎にどのレコードの物流情報
を開示してはいけないかを1つ1つ規定しているが、会
社単位だけでなく、グループ単位でアクセス制限をコン
トロールできるようにアクセス制御テーブル33を構成
しても良い。例えば、親会社や子会社等を含むグループ
会社、系列会社、同業会社などを単位としてアクセス制
限の情報を規定するようにしても良い。
【0086】また、図6に示したアクセス制御テーブル
33では、A社,B社,……等の各会社についてアクセ
スできないレコード番号を1つ1つ規定していたが、そ
れぞれのレコード番号についてそのレコード番号にアク
セスできない会社を1つ1つ規定するようにアクセス制
御テーブル33を構成しても良い。ただし、後者の場合
は、アクセス制御テーブル33内の全ての行を参照して
絞り込みを行う必要があるので、前者の方がより好まし
い。
【0087】なお、以上に説明した本実施形態の情報共
有システムは、コンピュータのCPUあるいはMPU、
RAM、ROMなどで構成されるものであり、RAMや
ROMに記憶されたプログラムが動作することによって
実現できる。したがって、コンピュータが上記機能を果
たすように動作させるプログラムを、例えばCD−RO
Mのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ま
せることによって実現できるものである。記録媒体とし
ては、CD−ROM以外に、フロッピーディスク、ハー
ドディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メ
モリカード等を用いることができる。
【0088】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0089】
【発明の効果】本発明は上述したように、記憶手段に対
するアクセスの過程でネットワーク上に存在するユーザ
を経由する毎に、その経由したユーザの識別情報を順次
付与して、その付与された各ユーザの識別情報、および
上記記憶手段内の共有情報について各ユーザに対するア
クセス制限を規定した情報に基づいて、経由した全ての
ユーザに対してアクセスが許可されている共有情報のみ
を取り出すようにしたので、どのような経路を辿ってア
クセス要求が送られてきたのかをアクセス要求先にて確
認することができる。これにより、記憶手段内の共有情
報を見せても良いかどうかを判断する際に、経路中に意
図しないユーザが含まれている場合にはアクセスを制限
して情報の開示を拒否することができ、システム内のユ
ーザあるいはシステム外の第三者が不正にアクセスして
情報を引き出すことを有効に防止できる。
【0090】また、本発明の他の特徴によれば、記憶手
段内の共有情報について各ユーザに対するアクセス制限
を規定した情報を上記記憶手段とは別個に用意し、その
情報に従って、アクセスが許可されている共有情報のみ
を取り出して出力するようにしたので、情報を共有しよ
うとするユーザの数が多い場合でも、記憶手段内の共有
情報そのものを一切いじることなくアクセス制限を容易
に実現することができる。また、ユーザ数が増えたり、
制限しようとする記憶単位数が増えたりした場合にも、
記憶手段内の共有情報自体を修正したり、当該共有情報
を格納するための構造自体を再構築したりすることな
く、第2の記憶手段内の情報を適宜拡張することによっ
て柔軟に対応することができる。
【0091】また、本発明のその他の特徴によれば、上
記第2の記憶手段内の情報の一例としてテーブル情報を
用い、そのテーブル情報として、ユーザの識別情報およ
び記憶単位を規定するテーブルの縦方向および横方向の
何れにも任意に拡張可能な構造を持たせたので、ユーザ
数が増えたり、制限しようとする記憶単位数が増えたり
した場合に第2の記憶手段内の情報を適宜拡張する作業
を、極めて簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報共有システ
ムの要素的特徴を示す機能構成ブロック図である。
【図2】第1の実施形態による情報共有システムの各会
社におけるサーバの動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る情報共有システ
ムの要素的特徴を示す機能構成ブロック図である。
【図4】図3に示した機能構成を鉄鋼ECシステムに適
用した場合の、当該システムの全体的な構成を示す図で
ある。
【図5】第2の実施形態による開示DBの構成例を示す
概念図である。
【図6】第2の実施形態によるアクセス制御テーブルの
構成例を示す概念図である。
【図7】第2の実施形態によるアクセス制御テーブルの
線形リスト構造を示す図である。
【図8】鉄鋼業における物流の一例を示す図である。
【図9】従来の鉄鋼ECシステムおよび図1に示した機
能構成を鉄鋼ECシステムに適用した場合の、当該シス
テムの全体的な構成を示す図である。
【図10】図9に示した鉄鋼ECシステムにおいて各会
社が備える開示DBの構成を示す概念図である。
【符号の説明】
10 サーバマシン 11 開示DB 11a〜11e 開示DB 12 DB作成部 13 クライアントマシンとのI/F部 14 ID発行・付与部 15 通信I/F部 16 検索部 20 社内サーバ 20a〜20e サーバマシン 21 開示DB 21a〜11e 開示DB 22 検索部 30 認証サーバ 31 通信I/F部 32 テーブル作成部 33 アクセス制御テーブル 34 検索結果選別部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に存在する複数のユーザ
    が記憶手段に記憶された情報を共有するためのシステム
    において、 上記記憶手段に対するアクセスの過程で上記ネットワー
    ク上に存在するユーザを経由する毎に、その経由したユ
    ーザの識別情報を順次付与する識別情報付与手段と、 上記識別情報付与手段により付与された各ユーザの識別
    情報、および上記記憶手段内の共有情報について各ユー
    ザに対するアクセス制限を規定した情報に基づいて、上
    記経由した全てのユーザに対してアクセスが許可されて
    いる共有情報のみを取り出すアクセス手段とを備えたこ
    とを特徴とする情報共有システム。
  2. 【請求項2】 ネットワーク上に存在する複数のユーザ
    に対応した複数の端末装置と、上記複数のユーザに開示
    すべき共有情報を記憶する記憶手段とを備え、上記複数
    のユーザが上記記憶手段に記憶された情報を共有するた
    めのシステムにおいて、 上記複数の端末装置はそれぞれ、上記記憶手段に対する
    アクセス要求を発信もしくは中継したときに、自己の識
    別情報を上記アクセス要求に対して付与する識別情報付
    与手段と、 上記ネットワークから送られてきたアクセス要求に応じ
    て上記記憶手段に対するアクセスを実行するときに、上
    記識別情報付与手段により付与された各ユーザの識別情
    報、および上記記憶手段内の共有情報について各ユーザ
    に対するアクセス制限を規定した情報に基づいて、上記
    アクセス要求が経由した全てのユーザに対してアクセス
    が許可されている共有情報のみを取り出すアクセス手段
    とを備えたことを特徴とする情報共有システム。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段内の共有情報について各ユ
    ーザに対するアクセス制限を規定した情報は、個々の記
    憶単位毎に、アクセスしても良いもしくはアクセスして
    はいけないユーザが誰であるかを規定した情報であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の情報共有シス
    テム。
  4. 【請求項4】 ネットワーク上に存在する複数のユーザ
    に対応した複数の第1の端末装置と、上記複数のユーザ
    に開示すべき共有情報を記憶する記憶手段と、上記第1
    の端末装置とは別に上記ネットワーク上に存在する第2
    の端末装置とを備え、上記複数のユーザが上記記憶手段
    に記憶された情報を共有するためのシステムにおいて、 上記複数の第1の端末装置はそれぞれ、上記記憶手段に
    対するアクセス要求を発信もしくは中継したときに、自
    己の識別情報を上記アクセス要求に対して付与する識別
    情報付与手段と、 上記ネットワークから送られてきたアクセス要求に応じ
    て、上記アクセス要求の条件を満たす共有情報を上記記
    憶手段から取り出すアクセス手段とを備え、 上記第2の端末装置は、上記識別情報付与手段により付
    与された各ユーザの識別情報、および上記記憶手段内の
    共有情報について各ユーザに対するアクセス制限を規定
    した情報に基づいて、上記アクセス手段により取り出さ
    れた共有情報の中から、上記アクセス要求が経由した全
    てのユーザに対してアクセスが許可されている共有情報
    のみを取り出す選別手段を備えたことを特徴とする情報
    共有システム。
  5. 【請求項5】 上記記憶手段内の共有情報について各ユ
    ーザに対するアクセス制限を規定した情報は、上記ネッ
    トワーク上に存在する個々のユーザ毎に、アクセスして
    も良いもしくはアクセスしてはいけない記憶単位が何で
    あるかを規定した情報であることを特徴とする請求項1
    または4に記載の情報共有システム。
  6. 【請求項6】 上記記憶手段は、上記ネットワーク上に
    存在する複数のユーザ毎にそれぞれ設けられたデータベ
    ース記憶手段であり、 上記記憶手段内の共有情報について各ユーザに対するア
    クセス制限を規定した情報は、上記記憶手段とは別の第
    2の記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項4に
    記載の情報共有システム。
  7. 【請求項7】 上記第2の記憶手段に記憶される各ユー
    ザに対するアクセス制限を規定した情報は、上記記憶手
    段内の共有情報を構成するそれぞれの記憶単位につい
    て、その記憶単位の共有情報をどのユーザに対して開示
    してはいけないかあるいは開示しても良いかを規定した
    テーブル情報、もしくは上記複数のユーザのそれぞれに
    ついて、上記記憶手段内の共有情報を構成するそれぞれ
    の記憶単位のうちどの記憶単位をそのユーザに対して開
    示してはいけないかあるいは開示しても良いかを規定し
    たテーブル情報であることを特徴とする請求項4〜6の
    何れか1項に記載の情報共有システム。
  8. 【請求項8】 上記テーブル情報は、ユーザの識別情報
    および記憶単位を規定するテーブルの縦方向および横方
    向の何れにも任意に拡張可能な構造を有することを特徴
    とする請求項7に記載の情報共有システム。
  9. 【請求項9】 複数のユーザがアクセス可能な記憶手段
    内の情報をアクセス制限するためのアクセス制御装置に
    おいて、 上記記憶手段に対するアクセス要求を発信もしくは中継
    するときに、自己の識別情報を上記アクセス要求に対し
    て付与する識別情報付与手段と、 外部から与えられたアクセス要求に応じて上記記憶手段
    に対するアクセスを実行するときに、上記識別情報付与
    手段により付与された各ユーザの識別情報、および上記
    記憶手段内の共有情報について各ユーザに対するアクセ
    ス制限を規定した情報に基づいて、上記アクセス要求が
    経由した全てのユーザに対してアクセスが許可されてい
    る共有情報のみを取り出すように制御するアクセス制御
    手段とを備えたことを特徴とする情報に対するアクセス
    制御装置。
  10. 【請求項10】 複数のユーザがアクセス可能な記憶手
    段内の情報をアクセス制限するためのアクセス制御装置
    において、 上記記憶手段に対するアクセスの過程でネットワーク上
    に存在するユーザを経由する毎に付与された各ユーザの
    識別情報、および上記記憶手段内の共有情報について各
    ユーザに対するアクセス制限を規定した情報に基づい
    て、上記経由した全てのユーザに対してアクセスが許可
    されている共有情報のみを取り出すように制御するアク
    セス制御手段を備えたことを特徴とする情報に対するア
    クセス制御装置。
  11. 【請求項11】 上記記憶手段内の共有情報について各
    ユーザに対するアクセス制限を規定した情報は、上記記
    憶手段とは別の第2の記憶手段に記憶されることを特徴
    とする請求項10に記載の情報に対するアクセス制御装
    置。
  12. 【請求項12】 上記第2の記憶手段に記憶される各ユ
    ーザに対するアクセス制限を規定した情報は、上記記憶
    手段内の共有情報を構成するそれぞれの記憶単位につい
    て、その記憶単位の共有情報をどのユーザに対して開示
    してはいけないかあるいは開示しても良いかを規定した
    テーブル情報、もしくは上記複数のユーザのそれぞれに
    ついて、上記記憶手段内の共有情報を構成するそれぞれ
    の記憶単位のうちどの記憶単位をそのユーザに対して開
    示してはいけないかあるいは開示しても良いかを規定し
    たテーブル情報であることを特徴とする請求項10また
    は11に記載の情報に対するアクセス制御装置。
  13. 【請求項13】 上記テーブル情報は、ユーザの識別情
    報および記憶単位を規定するテーブルの縦方向および横
    方向の何れにも任意に拡張可能な構造を有することを特
    徴とする請求項12に記載の情報に対するアクセス制御
    装置。
  14. 【請求項14】 複数のユーザがアクセス可能な記憶手
    段内の情報をアクセス制限するためのアクセス制御方法
    において、 上記記憶手段に対するアクセス要求を発信もしくは中継
    するときに、自己の識別情報を上記アクセス要求に対し
    て付与する識別情報付与工程と、 外部から与えられたアクセス要求に応じて上記記憶手段
    に対するアクセスを実行するときに、上記識別情報付与
    工程により付与された各ユーザの識別情報、および上記
    記憶手段内の共有情報について各ユーザに対するアクセ
    ス制限を規定した情報に基づいて、上記アクセス要求が
    経由した全てのユーザに対してアクセスが許可されてい
    る共有情報のみを取り出すように制御するアクセス制御
    工程とを有することを特徴とする情報に対するアクセス
    制御方法。
  15. 【請求項15】 複数のユーザがアクセス可能な記憶手
    段内の情報をアクセス制限するためのアクセス制御方法
    において、 上記記憶手段に対するアクセスの過程でネットワーク上
    に存在するユーザを経由する毎に付与された各ユーザの
    識別情報、および上記記憶手段内の共有情報について各
    ユーザに対するアクセス制限を規定した情報に基づい
    て、上記経由した全てのユーザに対してアクセスが許可
    されている共有情報のみを取り出すように制御するアク
    セス制御工程を有することを特徴とする情報に対するア
    クセス制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項1、2、4、9、10の何れか
    1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるた
    めのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項14または16に記載のアクセ
    ス制御方法の処理手順をコンピュータに実行させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002132724A (ja) * 2000-10-18 2002-05-10 Yafoo Japan Corp 不正利用者検知方法、コンピュータ読取可能な記録媒体、及び、wwwサーバー

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