JP2000268317A - 片面ラップ装置とそれによる磁気ヘッドスライダおよびその製造法と磁気ディスク装置 - Google Patents

片面ラップ装置とそれによる磁気ヘッドスライダおよびその製造法と磁気ディスク装置

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JP2000268317A
JP2000268317A JP7327799A JP7327799A JP2000268317A JP 2000268317 A JP2000268317 A JP 2000268317A JP 7327799 A JP7327799 A JP 7327799A JP 7327799 A JP7327799 A JP 7327799A JP 2000268317 A JP2000268317 A JP 2000268317A
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polishing
planetary gear
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Masaaki Kuniyoshi
真暁 国吉
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    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/04Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces
    • B24B37/048Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces of sliders and magnetic heads of hard disc drives or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡便な設備と工程で高精度の磁気ヘッドスラ
イダを加工する加工方法とその加工方法による磁気ヘッ
ドスライダ。 【解決手段】 ラッピング加工で用いる片面ラッピング
装置はラップ定盤7の上に太陽歯車8と相互に噛合う遊
星歯車9が設けられている。遊星歯車9の外側には遊星
歯車9と噛合うインターナルギア10が設けられてい
る。また、遊星歯車9の下面に接触してラップ定盤7の
表面にはキャリア11が設けられている。このキャリア
11の外周には、遊星歯車9と同様の歯車が設けられて
おり、矩形状孔12a,12b,12c…が複数個設け
られている。各矩形状孔12a,12b,12c…には
加工する磁気ヘッドバー4が挿入されている。磁気ヘッ
ドバー4をラップ定盤7上に太陽歯車8と相互に噛合う
遊星歯車9の所定の平面度に形成された側面で押圧され
たキャリア11に保持し、その状態で片面ラップ加工に
より磁気ヘッドバー4の浮上面5を加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置に用いられている磁気ヘッドの構成部品である磁気ヘ
ッドスライダの技術に関し、特に磁気ヘッドスライダの
ラップ加工時に生じるうねりの低減を図り、かつ、加工
工程を削減した磁気ヘッドスライダの加工方法とそれに
よって加工された磁気ヘッドスライダとその磁気ヘッド
スライダを搭載した磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報産業の進展に伴い、情報機器の記憶
容量が増大、それに搭載する部品の精度も飛躍的に向上
している。例えば、ハードディスク装置に搭載する磁気
ヘッドであるMR、GMRへッドは記憶、再生情報の容
量増大に応えるものであり、磁気ヘッドを構成している
磁気ヘッドスライダのデプス制御はサブミクロンの精度
が要求されている。
【0003】磁気ヘッドスライダW1の一般的な加工工
程について説明する。まず、フォトリソグラフィと薄膜
形成技術により縦横に形成した薄膜磁気へッドの素子パ
ターンが所定個数設けられた基板を列に切断する。次
に、列に切断された各バーに両面ラップ加工を施して平
行度を所定範囲内にする。次に、図7に示すように、両
面ラップ加工されたバー41を接着治具42にワックス
43で接着する。この接着工程は接着治具42に薄くて
細長いバー41を接着するためにワックス43の厚さの
ばらつきの影響によってに容易に変形する。そのため、
バー41の変形に応じてバー41に形成されている素子
パターン44a、44b、44c、44d、44e…も
変形する。
【0004】次に、図8に示すようにワックス43で接
着したバー41を図示しない砥石による研削加工する。
この研削加工の目的は、両面ラップ加工で矯正出来なか
った薄くて細長いバー41のうねりの除去と、接着工程
で発生したバー41のうねりの除去である。つまり、研
削加工では素子パターン44a、44b、44c、44
d、44e…から加工表面までの寸法を4〜5μm程度
にするとともに、研削加工面45の真直度を0.2μm
以下にする。しかし、その状態では素子パターン44
a、44b、44c、44d、44e…のうねりを改善
することは出来ない。
【0005】次に、図9に示すように、研削加工された
バー41を所定のデプスを得るためにラップ加工による
デプス追い込み加工を行う。先の接着工程で発生したう
ねりの凸部分46a、46bに荷重を加え、素子パター
ン44a、44b、44c、44d、44e…のうねり
がなくなるようにする。その状態でデプス追い込みラッ
プ加工を行い、デプスばらつきが少なくなるようにして
いる。
【0006】つまり、これらの加工工程では接着工程で
素子パターン44a、44b、44c、44d、44e
…にうねりが発生し、さらに、研削加工でも素子パター
ン44a、44b、44c、44d、44e…のうねり
を除去することが出来ないために、デプス追い込みラッ
プ加工で素子パターン44a、44b、44c、44
d、44e…のうねりを除去すための加工を行ってい
る。
【0007】各加工の終了したバー41は、磁気ヘッド
スライダW1として必要な形状に加工するために、さら
に、テーパ加工と中央溝加工を施してチップに分割す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た磁気ヘッド用のスライダの加工では、以下のような問
題点が生じている。 (1)接着工程において、薄くて細長い(45mm×
1.2mm×0.3mm)バーを接着するために、ワッ
クスの厚さのばらつきやゴミによって、1μm程度のう
ねりが発生するのは避けられない。 (2)研削加工が存在するため工程全体の工数が増大す
る。 (3)デプス追い込みラップ加工に高いコストがかかっ
ている。つまり、接着治具に薄くて細長いバーを接着す
るために、研削加工によって表面を高精度に加工しても
ヘッドのパターンは接着した状態のまま変形してしま
う。そのため、ヘッドのパターンのうねりを制御するた
めに、ヘッドのパターン毎に歪を測定して弾性変形を与
える方法では、装置に精密な計測装置や位置決め機構を
装備する必要があり、装置が高価になるため加工コスト
が高くなる。
【0009】本発明は、これらの事情にも基づいて成さ
れたもので、ハードディスク装置に用いられている磁気
ヘッドの構成部品である磁気ヘッドスライダの加工方法
とその加工方法による磁気ヘッドスライダとその磁気ヘ
ッドスライダを搭載した磁気ディスク装置に関し、簡便
な設備と工程で高精度の磁気ヘッドスライダを加工する
加工方法とその加工方法による磁気ヘッドスライダおよ
びその磁気ヘッドスライダを搭載した磁気ディスクを提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、太陽ギアおよびインターナルギアを有する
本体に対して遊星ギアが配置され、この遊星ギアに設け
られる被加工物が前記本体上の研磨面により研磨される
片面ラップ装置において、前記遊星ギアが、前記被加工
物が納められる貫通孔を有し研磨面上に脱着可能に設け
られるキャリアと、このキャリアの前記貫通孔を覆うよ
うに設けられ、前記キャリアと対向する面が実質的に平
面に形成されており、前記被加工物が前記研磨面に供給
される研磨液の水分により前記平面に実質的にチャック
される荷重体とを具備することを特徴とする片面ラップ
装置である。
【0011】また請求項2の発明による手段によれば、
前記太陽ギアおよびインターナルギアを有する本体に対
して前記遊星ギアが配置され、この遊星ギアに設けられ
る前記被加工物が前記本体上の研磨面により研磨される
片面ラップ装置において、前記遊星ギアが前記被加工物
を前記研磨面に押し付ける面の平面度が、実質的に0.
2μm以下であることを特徴とする片面ラップ装置であ
る。
【0012】また請求項3の発明による手段によれば、
前記遊星ギアは、前記被加工物が納められる前記貫通孔
を有し研磨面上に脱着可能に設けられるキャリアと、こ
のキャリアの前記貫通孔を覆うように設けられ、前記キ
ャリアと対抗する面の平面度が実質的に0.2μm以下
である銅製の荷重体とを具備することを特徴とする片面
ラップ装置である。
【0013】また請求項4の発明による手段によれば、
磁気へッド素子を有する面と交わる面を研磨により仕上
げる磁気ヘッドスライダの製造方法において、被加工物
を研磨面に供給される研磨液の液成分により実質的平面
に対して実質的に固着させて研磨する研磨工程を具備す
ることを特徴とする磁気ヘッドスライダの製造方法であ
る。
【0014】また、請求項5の発明による手段によれ
ば、磁気ヘッド素子を有する面と交わる方向に浮上面を
有する磁気ヘッドスライダの製造方法において、この浮
上面を研磨面に押圧する面の平面度が実質的に0.2μ
m以下である銅または銅合金の荷重体であることを特徴
とする磁気ヘッドスライダの製造方法である。
【0015】また請求項6の発明による手段によれば、
上記の磁気ヘッドスライダの製造方法により製造された
磁気ヘッドスライダである。
【0016】また請求項7の発明による手段によれば、
磁気ディスクと、上記の磁気ヘッドスライダの製造方法
により製造され、前記磁気ディスクに対して近接配置可
能に設けられ、前記磁気ディスクに対して磁気情報の記
録または読み出しを行う磁気ヘッドスライダと、前記磁
気ディスクを回転駆動する回転駆動装置とを具備するこ
とを特徴とする磁気ディスク装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】ハードディスク装置は、ディスク
に書込み・読出しを行う磁気ヘッドが組み込まれてお
り、この磁気ヘッドは、ディスクの記録面に対して所定
の距離をとる必要があるため、磁気ヘッドはディスクの
回転に伴って浮き上がる磁気ヘッドスライダに取り付け
られている。そのため、磁気ヘッドスライダは設けられ
ている磁気ヘッドのディスク記録面に対向側と磁気ヘッ
ドスライダの同対向側の間隔であるデプスの精度が極め
て重要になる。
【0018】図1はこのような磁気ヘッドスライダの一
例を示す側面図であり、図2は同斜視図である。磁気ヘ
ッドスライダW1は、矩形状に形成されたスライダ本体
31と、このスライダ本体31のディスクと対向する側
に設けられた浮上面32と、この浮上面32端部に埋設
された磁気へッド33と、磁気ヘッド33を保護する保
護膜34と、浮上面32と反対側に設けられ、磁気ヘッ
ドアーム(不図示)に取り付けられる取付面35とを備
えている。なお、浮上面32にはクラウン形成部(不図
示)とテーパ部32aとが設けられている。この構造に
よりテーパ部32aはディスクの回転に伴い、気流を受
けてスライダ本体31を浮上させ、磁気ヘッド33とデ
ィスクとを一定距離に保持する機能を有している。つま
り、テーパ部32aの後端と流出端のそれぞれに圧力の
ピークが形成されるため、隙間を一定に保持する空気膜
の復元モーメントが大きくなるようになっている。
【0019】磁気ヘッドスライダW1の浮上面32の端
部に埋設された磁気ヘッド33とそれを保護するための
保護膜34はそれぞれCoFe、CoZrNb等の磁性
膜及びAl等の薄膜で構成されており、浮上面3
2を構成するAl−TiC等のセラミックス材と
は大きく硬度が異なる。具体的には、Al−Ti
CはHvが2200、AlはHvが990、磁性
膜はHvが180となっている。
【0020】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。
【0021】図3は本発明の、磁気ヘッドスライダの製
造工程を示す模式図である。予めフォトリソグラフィと
薄膜形成技術により縦横にGMR素子や端子のパターン
1が所定個数配列して設けられたAl−TiC製
の基板2は、直径がφ3インチで厚さが2mmであり、
また、各パターン1側の表面にはAlの保護膜3
が被覆されているので、まず、この保護膜3の被覆を一
部を除去して端子を表面に露出させる(S1)。
【0022】次に、基板2を図示しないダイシングソー
により、パターン1が一列に1個ずつが所定間隔で連続
配置するように列状のバー4に切断する(S2)。な
お、このバー4の切断寸法の一例は、45mm(長さ)
×0.32mm(幅)である。
【0023】次に、切断したバー4の平行度を出すため
に、パターン1が形成された面側を厚さ方向として、一
般に用いられているラッピング装置を用いて両面ラッピ
ング加工を行う(S3)。この両面ラッピング加工での
仕上がりによる両面の平行度は0.2μm以下に仕上げ
る。
【0024】次に、この仕上げられたバー4のパターン
1が形成された面側を厚さ方向としてヘッドとして使用
する際にディスクに近接する側面である浮上面5を片面
ラッピング装置でラッピング加工を施す(S4)。この
片面ラップ加工(S4)終了後に、磁気ヘッドスライダ
Wの形状に沿って、テーパ加工(S5)と中央溝加工
(S6)が研削盤を用いて行なわれ、それらの加工が終
了後にダイサーによって、バー4をチップ毎に分割して
(S7)、所定の磁気ヘッドスライダWを製作する。
【0025】ラッピング加工(S4)で用いる片面ラッ
ピング装置6は、図4に示すようにラップ定盤7の上に
太陽歯車8と相互に噛合う遊星歯車9が設けられてい
る。遊星歯車9の外側には図5に示すように遊星歯車9
と噛合うインターナルギア10が設けられている。ま
た、遊星歯車9の下面に接触してラップ定盤7の表面に
はキャリア11が設けられている。このキャリア11の
外周には、遊星歯車9と同様の歯車が設けられており、
バー4を挿入する矩形状孔12a、12b、12c…が
複数個設けられている。各矩形状孔12a、12b、1
2c…には加工するバー4が挿入されている。なお、遊
星歯車9は銅製で太陽歯車8とインターナルギア10に
対して着脱自在で、かつ、所定の荷重に設定されてい
る。また、一端面側は極めて高精度の平面度で0.2μ
m程度に仕上げられている。
【0026】また、ラップ定盤7は、矢印R方向に回転
する回転軸13と、この回転軸13に取り付けられた円
板状のセラミックスべース板14と、このセラミックス
べース板14上面にエポキシ系樹脂系の接着剤で接着さ
れて錫材製の円板状の仕上げ加工用定盤15とを備えて
いる。この仕上げ加工用定盤15には、粒径1/8μm
以下の固定したダイヤモンド砥粒が埋め込まれている。
【0027】なお、加工液を供給する加工液供給ホース
や加工液を仕上げ加工用定盤15に吹き付ける加工液供
給ノズルがそれぞれ設けられているが、それらは図示し
ていない。
【0028】このように構成された磁気ヘッドスライダ
Wの片面ラッピング装置6で、次のようにして磁気ヘッ
ドスライダWのラッピング加工を行なう。
【0029】まず、ラッピング加工に先立ち、仕上げ加
工用定盤15上に固定したダイヤモンド砥粒を、図示し
ないアルミナ材製の修正リングを仕上げ加工用定盤15
に対向させるとともに、これらの間に1/8μm以下の
ダイヤモンド砥粒を含むスラリーを噴霧する。そして、
修正リングと仕上げ加工用定盤15とを所定の圧力で押
圧しながら30分間程度相対運動を行う。この相対運動
によりダイヤモンド砥粒の一部が錫材製の仕上げ加工用
定盤15に埋め込まれる。この後、仕上げ加工用定盤1
5の表面を純水で洗浄して、この純水を拭き取る。
【0030】この状態で、仕上げ加工用定盤15上の太
陽歯車8とインターナルギア10の間に被加工物である
バー4が配置される矩形状孔12a、12b、12c…
を有するキャリア11を載置する。バー4は磁気ヘッド
が形成されている面を側方とし、浮上面5が仕上げ加工
用定盤15に接するように矩形状孔12a、12b、1
2c…に挿入される。キャリア11上には遊星歯車9を
載置する。遊星歯車9は高い平面度を有する面に加工さ
れており、この面がバー4に当接するよう配置される。
【0031】摸式的には図6に示すように、遊星歯車9
はその仕上げ面でバー4を自重による所定の荷重で仕上
げ加工用定盤15に押圧した状態となる。この押圧によ
ってバー4は平行度を保って仕上げ加工用定盤15に密
接する。
【0032】太陽歯車8と仕上げ加工用定盤15が回転
させると、遊星歯車9に押圧されたキャリア11も遊星
歯車9と同様に、太陽歯車8の周りを自転しながら公転
する。これによりキャリア11の矩形状孔12a、12
b、12c…に挿入されたバー4も同様の運動を行う。
この運動によりバー4の被加工面である浮上面5はラッ
ピング加工が施され研磨される。このラッピング加工中
バー4は常に遊星歯車9により所定荷重で平行度を保っ
て仕上げ加工用定盤15に押圧されているので、バー4
は常に加工面の平行度が保たれた状態での所定のデプス
が得られる。なお、加工液は直径がφ1/8μmのダイ
ヤモンド砥粒が分散した油を使用して、仕上げ加工用定
盤15に対向させて設けられた図示しない加工液供給ノ
ズルから、仕上げ加工用定盤15の表面上に供給する。
【0033】以上に述べたように、遊星歯車9による加
工荷重平面度を0.2μm以下にすることにより、両面
ラップ加工よりも片面ラップ加工の方がばらつきが小さ
くなっていることが確認でき、磁気ヘッドスライだの挙
動が安定した。
【0034】また、これらの本発明による加工方法によ
れば、従来、両面ラップ工程の後に、接着工程、研削加
工工程およびデプス追い込みラップ加工工程の3工程を
要していたが、それらの工程を片面ラップ工程の1工程
にすることが出来、工程の簡略化が可能になったうえ、
平面に倣ってチャックされるので、研磨加工後の変形が
小さい。遊星歯車の平面度は、砥粒の大きさより小さい
ことが好ましい。これにより、被加工物と平面との間に
砥粒が入り込むことを防ぐことができる。
【0035】さらに、従来ではデプス追い込み加工はバ
ー4のパターン1のうねりを制御するために、バー4の
パターン1毎に歪を測定して弾性変形を与える方法で
は、装置に精密な計測装置を装備する必要があり、パタ
ーン1に弾性変形を与え、その変形量を検出する装置と
ともに、加工治具の開発も必要とし、膨大な費用がかか
るうえ、ラップ加工装置も大きくなり、設備費のコスト
高は避けられなかった。そのため、加工コストが高くな
る弊害があったが、本発明ではそれらの必要が無く極め
て低コストで高精度の加工が出来る。
【0036】これらによって加工された磁気ヘッドスラ
イダは、極めて精度が良好で、その磁気ヘッドスライダ
を搭載した磁気ディスク装置も高精度で良好な作動が得
られる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比較して短い加
工工程で、かつ、低コストで高精度の磁気ヘッドスライ
ダの加工法が可能になり、また、その加工法で加工され
た高精度の磁気ヘッドスライダが得られる。この磁気ヘ
ッドスライダを用いた磁気ディスク装置によれば、磁気
情報の記録や再生を安定して実施することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ヘッドスライダの側面図。
【図2】磁気ヘッドスライダの斜視図。
【図3】本発明の実施の形態の磁気ヘッドスライダの製
造工程を示す模式図。
【図4】本発明の実施の形態の片面ラッピング装置要部
の概略側面図。
【図5】本発明の実施の形態の片面ラッピング装置の各
歯車の関係を示す平面図。
【図6】本発明の実施の形態の片面ラッピング加工の模
式図。
【図7】従来の磁気ヘッドスライダの接着工程を示す模
式図。
【図8】従来の磁気ヘッドスライダの研削工程を示す模
式図。
【図9】従来の磁気ヘッドスライダのデプス追込みラッ
プ加工工程を示す模式図。
【符号の説明】
1…パターン、2…基板、4…バー、5…浮上面、6…
片面ラッピング装置、7…ラップ定盤、8…太陽歯車、
9…遊星歯車、10…インターナルギア、11…キャリ
ア、12a、12b、12c…矩形状孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/60 G11B 5/60 U 21/21 101 21/21 101L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽ギアおよびインターナルギアを有す
    る本体に対して遊星ギアが配置され、この遊星ギアに設
    けられる被加工物が前記本体上の研磨面により研磨され
    る片面ラップ装置において、 前記遊星ギアが、前記被加工物が納められる貫通孔を有
    し研磨面上に脱着可能に設けられるキャリアと、このキ
    ャリアの前記貫通孔を覆うように設けられ、前記キャリ
    アと対向する面が実質的に平面に形成されており、前記
    被加工物が前記研磨面に供給される研磨液の水分により
    前記平面に実質的にチャックされる荷重体とを具備する
    ことを特徴とする片面ラップ装置。
  2. 【請求項2】 前記太陽ギアおよびインターナルギアを
    有する本体に対して前記遊星ギアが配置され、この遊星
    ギアに設けられる前記被加工物が前記本体上の研磨面に
    より研磨される片面ラップ装置において、 前記遊星ギアが前記被加工物を前記研磨面に押し付ける
    面の平面度が、実質的に0.2μm以下であることを特
    徴とする片面ラップ装置。
  3. 【請求項3】 前記遊星ギアは、前記被加工物が納めら
    れる前記貫通孔を有し研磨面上に脱着可能に設けられる
    キャリアと、このキャリアの前記貫通孔を覆うように設
    けられ、前記キャリアと対抗する面の平面度が実質的に
    0.2μm以下である銅製の荷重体とを具備することを
    特徴とする請求項1記載の片面ラップ装置。
  4. 【請求項4】 磁気へッド素子を有する面と交わる面を
    研磨により仕上げる磁気ヘッドスライダの製造方法にお
    いて、 被加工物を研磨面に供給される研磨液の液成分により実
    質的平面に対して実質的に固着させて研磨する研磨工程
    を具備することを特徴とする磁気ヘッドスライダの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 磁気ヘッド素子を有する面と交わる方向
    に浮上面を有する磁気ヘッドスライダの製造方法におい
    て、 この浮上面を研磨面に押圧する面の平面度が実質的に
    0.2μm以下である銅または銅合金の荷重体であるこ
    とを特徴とする磁気ヘッドスライダの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の磁気ヘッドスラ
    イダの製造方法により製造された磁気ヘッドスライダ。
  7. 【請求項7】 磁気ディスクと、請求項4または5記載
    の磁気ヘッドスライダの製造方法により製造され、前記
    磁気ディスクに対して近接配置可能に設けられ、前記磁
    気ディスクに対して磁気情報の記録または読み出しを行
    う磁気ヘッドスライダと、前記磁気ディスクを回転駆動
    する回転駆動装置とを具備することを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
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