JP2000269307A - 移動テーブル装置 - Google Patents
移動テーブル装置Info
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- JP2000269307A JP2000269307A JP6953499A JP6953499A JP2000269307A JP 2000269307 A JP2000269307 A JP 2000269307A JP 6953499 A JP6953499 A JP 6953499A JP 6953499 A JP6953499 A JP 6953499A JP 2000269307 A JP2000269307 A JP 2000269307A
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- roller
- guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ローラの寸法ばらつき、或いは温度変化による
ガイドレール間の距離の変化を吸収可能とした移動テー
ブル装置を提供する。 【解決手段】固定側テーブルとガイドレールとの間に、
移動側テーブルのガイドレールに加えられる予圧の方向
に変形可能な弾性体を設ける。
ガイドレール間の距離の変化を吸収可能とした移動テー
ブル装置を提供する。 【解決手段】固定側テーブルとガイドレールとの間に、
移動側テーブルのガイドレールに加えられる予圧の方向
に変形可能な弾性体を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置,
半導体検査装置、或いは精密な加工が要求される工作機
械等の移動テーブル装置に関する。
半導体検査装置、或いは精密な加工が要求される工作機
械等の移動テーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動テーブル装置は試料移動台、又は、
試料ステージとも称され、加工,検査,観察等がなされ
る試料を載置するものであり、加工の場合の工具等の位
置が大きく移動できないときに、試料の位置を移動でき
るので、便利である。
試料ステージとも称され、加工,検査,観察等がなされ
る試料を載置するものであり、加工の場合の工具等の位
置が大きく移動できないときに、試料の位置を移動でき
るので、便利である。
【0003】このような移動テーブル装置に関する文献
として特開平7−164252 号公報に記載された技術等があ
る。
として特開平7−164252 号公報に記載された技術等があ
る。
【0004】移動テーブル装置の移動側と固定側との間
に、ローラを有するリテーナとガイドレールとからなる
クロスローラガイドを用いることは公知である。一般
に、ガイドレールに対して押しねじ等により予圧を与え
てローラとガイドレールとを密着させてから、試料を載
せるテーブルにガイドレールを固定する手法が行われて
いる。この目的は、予圧を与えることでローラとガイド
レールとの間の隙間をなくし、寸法精度を向上させるこ
とである。しかし、ローラの直径の寸法ばらつきや、温
度変化によるローラとガイドレールとの間の距離の変化
により予圧が変化するため、移動テーブルが変形した
り、クロスローラガイドの寸法精度が悪化する問題があ
った。
に、ローラを有するリテーナとガイドレールとからなる
クロスローラガイドを用いることは公知である。一般
に、ガイドレールに対して押しねじ等により予圧を与え
てローラとガイドレールとを密着させてから、試料を載
せるテーブルにガイドレールを固定する手法が行われて
いる。この目的は、予圧を与えることでローラとガイド
レールとの間の隙間をなくし、寸法精度を向上させるこ
とである。しかし、ローラの直径の寸法ばらつきや、温
度変化によるローラとガイドレールとの間の距離の変化
により予圧が変化するため、移動テーブルが変形した
り、クロスローラガイドの寸法精度が悪化する問題があ
った。
【0005】以上のようなローラ直径のばらつき、或い
は、温度変化と熱膨張係数に起因する予圧の変化に対し
て、ガイドレールの予圧部と固定部にばねを介在させ、
ガイドレールに逃げを設けた構造の移動ステージ装置
が、特開平1−274936 号公報に記載されている。
は、温度変化と熱膨張係数に起因する予圧の変化に対し
て、ガイドレールの予圧部と固定部にばねを介在させ、
ガイドレールに逃げを設けた構造の移動ステージ装置
が、特開平1−274936 号公報に記載されている。
【0006】この記載例によるガイドレールの逃げ構造
を図4を用いて説明する。
を図4を用いて説明する。
【0007】図4は移動テーブル装置のクロスローラガ
イドの部分の縦断面図である。移動テーブル50は、ロ
ーラ57を有するリテーナ56を介して、固定テーブル
51の上に載せられている。ローラ57は移動テーブル
50に支持ピン60で固定されたガイドレール52に設
けられた溝と、固定テーブル51に設けられた溝とをこ
ろがり、移動テーブル50が紙面に対して垂直方向に移
動できるようになっている。支持ピン60には皿ばね6
2が介在され、ストッパ61で固定されている。移動テ
ーブル50には、押圧ピン63,ストッパ64,圧縮ば
ね65,ボールやワイヤ等の部材66からなる与圧機構
が複数個所設けられ、ガイドレール52に予圧を与え
て、紙面に対して左右方向の動きを規制している。ガイ
ドレール52は皿ばね62の圧縮力により移動テーブル
50に押し付けられているが、固定されているのではな
く、紙面に対して左右方向の動きが許容されており、ガ
イドレール52は圧縮ばね65の圧縮力に打ち勝つだけ
の左右方向の動きが可能である。
イドの部分の縦断面図である。移動テーブル50は、ロ
ーラ57を有するリテーナ56を介して、固定テーブル
51の上に載せられている。ローラ57は移動テーブル
50に支持ピン60で固定されたガイドレール52に設
けられた溝と、固定テーブル51に設けられた溝とをこ
ろがり、移動テーブル50が紙面に対して垂直方向に移
動できるようになっている。支持ピン60には皿ばね6
2が介在され、ストッパ61で固定されている。移動テ
ーブル50には、押圧ピン63,ストッパ64,圧縮ば
ね65,ボールやワイヤ等の部材66からなる与圧機構
が複数個所設けられ、ガイドレール52に予圧を与え
て、紙面に対して左右方向の動きを規制している。ガイ
ドレール52は皿ばね62の圧縮力により移動テーブル
50に押し付けられているが、固定されているのではな
く、紙面に対して左右方向の動きが許容されており、ガ
イドレール52は圧縮ばね65の圧縮力に打ち勝つだけ
の左右方向の動きが可能である。
【0008】このような構成においては、皿ばね62に
より予圧側のガイドレール52を移動テーブル50に密
着させており、与圧側ガイドレール52は予圧方向以外
の方向に対しても自由度を持つことになる。つまり、移
動テーブル50の上面垂直方向に対しては、上記皿ばね
62の圧縮力に依存しているため、上面垂直方向に衝撃
あるいは振動等の加速度が生じた場合、移動テーブル5
0の上面は不安定になり易い。そこで、移動テーブル5
0の上面垂直方向に対する剛性を向上させるためには、
皿ばね62のばね係数を大きくする必要がある。しか
し、予圧方向へのスムーズなずれを確保するには取付け
面の摩擦力を低減させなくてはならず、単に皿ばね62
のばね係数を大きくするのでは解決できない。
より予圧側のガイドレール52を移動テーブル50に密
着させており、与圧側ガイドレール52は予圧方向以外
の方向に対しても自由度を持つことになる。つまり、移
動テーブル50の上面垂直方向に対しては、上記皿ばね
62の圧縮力に依存しているため、上面垂直方向に衝撃
あるいは振動等の加速度が生じた場合、移動テーブル5
0の上面は不安定になり易い。そこで、移動テーブル5
0の上面垂直方向に対する剛性を向上させるためには、
皿ばね62のばね係数を大きくする必要がある。しか
し、予圧方向へのスムーズなずれを確保するには取付け
面の摩擦力を低減させなくてはならず、単に皿ばね62
のばね係数を大きくするのでは解決できない。
【0009】この問題を解決する手段として、ガイドレ
ール52の取付け面の面荒さを鏡面のように小さくし
て、左右方向の移動を滑らかにする方法が考えられる
が、移動テーブル50の全体を考えた場合、移動テーブ
ル50の移動方向に対しての剛性は、予圧方向の剛性と
同じく低く、自励振動或いは外乱に対して弱い構造とな
ってしまう。
ール52の取付け面の面荒さを鏡面のように小さくし
て、左右方向の移動を滑らかにする方法が考えられる
が、移動テーブル50の全体を考えた場合、移動テーブ
ル50の移動方向に対しての剛性は、予圧方向の剛性と
同じく低く、自励振動或いは外乱に対して弱い構造とな
ってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、剛性
を保ったまま、ガイドレールに対して与圧方向にスムー
ズなずれを与えることができ、その結果、ローラの寸法
ばらつき、或いは温度変化によるガイドレール間の距離
の変化を吸収可能とした移動テーブル装置を提供するこ
とにある。
を保ったまま、ガイドレールに対して与圧方向にスムー
ズなずれを与えることができ、その結果、ローラの寸法
ばらつき、或いは温度変化によるガイドレール間の距離
の変化を吸収可能とした移動テーブル装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的のた
めに、直線移動が可能な第1のテーブルに設けられた第
1のガイドと、前記第1のテーブルを搭載する第2のテ
ーブルに設けられた第2のガイドと、前記第2のガイド
と前記第1のガイドとを介する転動体と、前記第1のガ
イドに与圧を加える部材とからなる移動テーブル装置に
おいて、前記第2のテーブルと前記第2のガイドとの間
に設けられ前記第1のガイドに加えられる前記予圧の方
向に変形可能な弾性体を有する構成とした。
めに、直線移動が可能な第1のテーブルに設けられた第
1のガイドと、前記第1のテーブルを搭載する第2のテ
ーブルに設けられた第2のガイドと、前記第2のガイド
と前記第1のガイドとを介する転動体と、前記第1のガ
イドに与圧を加える部材とからなる移動テーブル装置に
おいて、前記第2のテーブルと前記第2のガイドとの間
に設けられ前記第1のガイドに加えられる前記予圧の方
向に変形可能な弾性体を有する構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を、
図1,図2,図3を用いて説明する。
図1,図2,図3を用いて説明する。
【0013】はじめに、移動テーブル装置の主要な構成
を、図1に示す移動テーブル装置の平面図を用いて説明
する。
を、図1に示す移動テーブル装置の平面図を用いて説明
する。
【0014】図1において、図示しない試料を載置し、
Y方向に移動可能なYテーブル1がX方向に移動可能な
Xテーブル2の上に搭載され、Xテーブル2は固定ベー
ス3の上に搭載されている。Yテーブル1は、ローラ7
を有するリテーナ6、及び、ローラ11を有するリテー
ナ10からなるローラガイド機構を介してXテーブル2
の上に搭載されている。Xテーブル2は、ローラ15を
有するリテーナ14、及び、ローラ17を有するリテー
ナ16からなるローラガイド機構を介して固定ベース3
の上に搭載されている。
Y方向に移動可能なYテーブル1がX方向に移動可能な
Xテーブル2の上に搭載され、Xテーブル2は固定ベー
ス3の上に搭載されている。Yテーブル1は、ローラ7
を有するリテーナ6、及び、ローラ11を有するリテー
ナ10からなるローラガイド機構を介してXテーブル2
の上に搭載されている。Xテーブル2は、ローラ15を
有するリテーナ14、及び、ローラ17を有するリテー
ナ16からなるローラガイド機構を介して固定ベース3
の上に搭載されている。
【0015】Xテーブル2の固定側ガイドレール4には
予圧ねじ20(図示しないが複数個設けられている)に
より弾性体30を介して予圧が与えられている。同様
に、固定ベース3の固定側ガイドレール13には予圧ね
じ23(図示しないが複数個設けられている)により弾
性体32を介して予圧が与えられている。
予圧ねじ20(図示しないが複数個設けられている)に
より弾性体30を介して予圧が与えられている。同様
に、固定ベース3の固定側ガイドレール13には予圧ね
じ23(図示しないが複数個設けられている)により弾
性体32を介して予圧が与えられている。
【0016】このローラガイド機構の詳細を以下説明す
る。
る。
【0017】図2(a)は図1のA部の拡大平面図であ
り、図2(b)はその側面図である。尚、Xテーブル2
のローラガイド機構と固定ベース3のローラガイド機構
とは同様のメカニズムであるから、Xテーブル2のロー
ラガイド機構を代表として以下説明する。
り、図2(b)はその側面図である。尚、Xテーブル2
のローラガイド機構と固定ベース3のローラガイド機構
とは同様のメカニズムであるから、Xテーブル2のロー
ラガイド機構を代表として以下説明する。
【0018】図1及び図2において、ローラガイド機構
は、Yテーブル1の下面にY方向に同一断面形状の溝を
有する2個の移動側ガイドレール5、及び、移動側ガイ
ドレール9と、これらの溝に対向して溝を有する固定側
ガイドレール4、及び、固定側ガイドレール8と、移動
側ガイドレール5と固定側ガイドレール4のそれぞれの
溝で案内されるローラ7を有するリテーナ6と、移動側
ガイドレール9と固定側ガイドレール8のそれぞれの溝
で案内されるローラ11を有するリテーナ10とからな
る。さらに、Xテーブル2には、弾性体30がボルト2
1で固定されており、固定側ガイドレール4は弾性体3
0にボルト22で固定されている。弾性体30は予圧ね
じ20によって、ローラ7と相対する固定側ガイドレー
ル4と移動側ガイドレール5をローラ7に密着させるよ
うな押し付け力を与える。
は、Yテーブル1の下面にY方向に同一断面形状の溝を
有する2個の移動側ガイドレール5、及び、移動側ガイ
ドレール9と、これらの溝に対向して溝を有する固定側
ガイドレール4、及び、固定側ガイドレール8と、移動
側ガイドレール5と固定側ガイドレール4のそれぞれの
溝で案内されるローラ7を有するリテーナ6と、移動側
ガイドレール9と固定側ガイドレール8のそれぞれの溝
で案内されるローラ11を有するリテーナ10とからな
る。さらに、Xテーブル2には、弾性体30がボルト2
1で固定されており、固定側ガイドレール4は弾性体3
0にボルト22で固定されている。弾性体30は予圧ね
じ20によって、ローラ7と相対する固定側ガイドレー
ル4と移動側ガイドレール5をローラ7に密着させるよ
うな押し付け力を与える。
【0019】ローラガイド機構はクロスローラ型で、図
4に示すように多数のローラ7がリテーナ6に交互にそ
の向きを変えてクロス配置されている。また、ローラ7
は、リテーナ6に保持されており、移動側ガイドレール
5、及び、固定側ガイドレール4対向面に設けた断面V
字状の溝にそれぞれ転がり接触しつつ移動可能な状態で
組み込まれている。
4に示すように多数のローラ7がリテーナ6に交互にそ
の向きを変えてクロス配置されている。また、ローラ7
は、リテーナ6に保持されており、移動側ガイドレール
5、及び、固定側ガイドレール4対向面に設けた断面V
字状の溝にそれぞれ転がり接触しつつ移動可能な状態で
組み込まれている。
【0020】弾性体30によって予圧を与えた時に、移
動側ガイドレール5がすでに挟み込んでいるローラ7の
直径より、Yテーブル1が紙面の下方に移動してから新
たに挟み込まれるローラ7の直径の方が大きい場合、ガ
イドレール間に対して押し広げられる方向に力が加わる
が、上記弾性体30によりガイドレールの変位量を吸収
して上記予圧は一定に保たれる。また、ローラ7がガイ
ドレール間より排出される場合は、ガイドレール間が狭
まる方向に変位するが、弾性体30によりガイドレール
はローラに押し付けられて、予圧は一定となる。
動側ガイドレール5がすでに挟み込んでいるローラ7の
直径より、Yテーブル1が紙面の下方に移動してから新
たに挟み込まれるローラ7の直径の方が大きい場合、ガ
イドレール間に対して押し広げられる方向に力が加わる
が、上記弾性体30によりガイドレールの変位量を吸収
して上記予圧は一定に保たれる。また、ローラ7がガイ
ドレール間より排出される場合は、ガイドレール間が狭
まる方向に変位するが、弾性体30によりガイドレール
はローラに押し付けられて、予圧は一定となる。
【0021】また、Xテーブル2よりもYテーブル1の
熱膨張率が小さい場合において、組立てたときの温度よ
りも使用温度が上がった場合、温度変化によってガイド
レール間の距離が狭まる方向にテーブルが膨張する。し
かし、弾性体30により、ガイドレール間の距離変化を
吸収するので、予圧が一定となる。一方、組立てたとき
の温度よりも使用温度が低い場合、ガイドレール間の距
離が増加する方向にテーブルが収縮する。しかし、弾性
体30により、ガイドレール間の距離変化を吸収するの
で、予圧が一定となる。
熱膨張率が小さい場合において、組立てたときの温度よ
りも使用温度が上がった場合、温度変化によってガイド
レール間の距離が狭まる方向にテーブルが膨張する。し
かし、弾性体30により、ガイドレール間の距離変化を
吸収するので、予圧が一定となる。一方、組立てたとき
の温度よりも使用温度が低い場合、ガイドレール間の距
離が増加する方向にテーブルが収縮する。しかし、弾性
体30により、ガイドレール間の距離変化を吸収するの
で、予圧が一定となる。
【0022】図3(a)は弾性体30の構成を示す平面
図である。また、図3(b)は図3(a)の側面図およ
び部分A−A断面図、図3(c)は図3(a)のB−B
断面図である。
図である。また、図3(b)は図3(a)の側面図およ
び部分A−A断面図、図3(c)は図3(a)のB−B
断面図である。
【0023】図3に示すような一次元平行板ばねあるい
は弾性ヒンジと呼ばれる弾性体30は、凸部30aと溝
30bと溝30cとを有し、これらによって、その側面
30d,側面30eは図中のX方向には変形し易いが、Y
およびZ方向に対しては変形しにくい構造となってい
る。したがって、弾性体30のX方向を予圧方向とすれ
ばよい。与圧は、図2に示すように弾性体30に与圧ね
じ20で加えられ、Yテーブル1が移動中に、前述した
予圧の変化の原因となるローラ7の出入りや温度変化に
よる寸法変化があった場合でも、弾性体30が予圧方向
以外の剛性を確保しつつYテーブル1から加えられる寸
法変化を吸収し、予圧が一定に調節される。
は弾性ヒンジと呼ばれる弾性体30は、凸部30aと溝
30bと溝30cとを有し、これらによって、その側面
30d,側面30eは図中のX方向には変形し易いが、Y
およびZ方向に対しては変形しにくい構造となってい
る。したがって、弾性体30のX方向を予圧方向とすれ
ばよい。与圧は、図2に示すように弾性体30に与圧ね
じ20で加えられ、Yテーブル1が移動中に、前述した
予圧の変化の原因となるローラ7の出入りや温度変化に
よる寸法変化があった場合でも、弾性体30が予圧方向
以外の剛性を確保しつつYテーブル1から加えられる寸
法変化を吸収し、予圧が一定に調節される。
【0024】このような構成によって、弾性体30は図
2中のX方向に対して変形し易く、Y方向およびZ方向
に対しては剛性が高いため、皿ばねおよび圧縮ばねを用
いた前記公知例に比べて高い剛性を確保できる。また、
上記方式では固定側ガイドレール4の逃げは弾性変形に
よるものなので、摩擦の影響がなく、取付け面の面荒さ
とは無関係に与圧が一様になる効果を得ることができ
る。
2中のX方向に対して変形し易く、Y方向およびZ方向
に対しては剛性が高いため、皿ばねおよび圧縮ばねを用
いた前記公知例に比べて高い剛性を確保できる。また、
上記方式では固定側ガイドレール4の逃げは弾性変形に
よるものなので、摩擦の影響がなく、取付け面の面荒さ
とは無関係に与圧が一様になる効果を得ることができ
る。
【0025】ここで、弾性体30に用いた上記平行板ば
ねの具体的な仕様について説明する。
ねの具体的な仕様について説明する。
【0026】平行板ばねに要求されるずれ量が既知或い
は予測できる場合、特性を決める平行板ばねの予圧方向
のばね係数Kは以下の式(1)により求まる。
は予測できる場合、特性を決める平行板ばねの予圧方向
のばね係数Kは以下の式(1)により求まる。
【0027】 K=s×F/ΔX 式(1) ここで、F=K×X,s=(ΔX/X) また、 F:予圧 s:予圧の許容変化量(与圧Fに対する変化量の比) X:与圧Fを加えた時の平行板ばねの変形量 ΔX:ローラの直径のばらつきまたは温度変化によるガ
イドレール間の距離変化 まず、予圧Fおよび予圧の許容変化量sを設定し、次に
ローラの直径のばらつき、または温度変化によるガイド
レール間の距離変化ΔXを設定した後、式(1)に代入し
て計算することで、平行板ばねのばね係数が求められ
る。
イドレール間の距離変化 まず、予圧Fおよび予圧の許容変化量sを設定し、次に
ローラの直径のばらつき、または温度変化によるガイド
レール間の距離変化ΔXを設定した後、式(1)に代入し
て計算することで、平行板ばねのばね係数が求められ
る。
【0028】図5は本発明の第2の実施例であり、図2
(b)と同様、図1のA部拡大の側面図を示す。Xテー
ブル2の上に弾性体30がボルト21で固定され、弾性
体30の上に固定側ガイドレール4が固定され、Yテー
ブル1には移動側ガイドレール5が固定され、移動側ガ
イドレール5は固定側ガイドレール4に対しローラ7を
介して移動可能になっている。以上は図2に示した構成
であるが、本実施例ではさらに、バランサー31を設け
ている。与圧を与える際、固定側ガイドレール4にモー
メントが生じないように、弾性体30のばね係数、及
び、取付け位置を考慮して、バランサー31を設計する
必要がある。このバランサー31によって、固定側ガイ
ドレール4と弾性体30との間で生ずるモーメントが除
去され、固定側ガイドレール4とローラ7とが傾きのな
い状態で接触するようになる。
(b)と同様、図1のA部拡大の側面図を示す。Xテー
ブル2の上に弾性体30がボルト21で固定され、弾性
体30の上に固定側ガイドレール4が固定され、Yテー
ブル1には移動側ガイドレール5が固定され、移動側ガ
イドレール5は固定側ガイドレール4に対しローラ7を
介して移動可能になっている。以上は図2に示した構成
であるが、本実施例ではさらに、バランサー31を設け
ている。与圧を与える際、固定側ガイドレール4にモー
メントが生じないように、弾性体30のばね係数、及
び、取付け位置を考慮して、バランサー31を設計する
必要がある。このバランサー31によって、固定側ガイ
ドレール4と弾性体30との間で生ずるモーメントが除
去され、固定側ガイドレール4とローラ7とが傾きのな
い状態で接触するようになる。
【0029】したがって、第1の実施例と同様、弾性体
30は図2中のX方向に対して変形し易く、Y方向およ
びZ方向に対しては剛性が高いため、皿ばねおよび圧縮
ばねを用いた前記公知例に比べて高い剛性を確保でき
る。また、固定側ガイドレール4の逃げは弾性変形によ
るものなので、摩擦の影響がなく、取付け面の面荒さと
は無関係に与圧が一様になる効果を得ることができる。
そして、第2の実施例の効果として、ガイドレールの取
付け精度を向上させることができる。
30は図2中のX方向に対して変形し易く、Y方向およ
びZ方向に対しては剛性が高いため、皿ばねおよび圧縮
ばねを用いた前記公知例に比べて高い剛性を確保でき
る。また、固定側ガイドレール4の逃げは弾性変形によ
るものなので、摩擦の影響がなく、取付け面の面荒さと
は無関係に与圧が一様になる効果を得ることができる。
そして、第2の実施例の効果として、ガイドレールの取
付け精度を向上させることができる。
【0030】図6は本発明の第3の実施例であり、図5
と同様、図1のA部の拡大側面図である。本実施例は、
移動テーブル50が固定テーブル51に取付けられるガ
イドレール53の外側に張り出しており、オーバーハン
グ50aを有する点が、上記実施例とは異なっている。
と同様、図1のA部の拡大側面図である。本実施例は、
移動テーブル50が固定テーブル51に取付けられるガ
イドレール53の外側に張り出しており、オーバーハン
グ50aを有する点が、上記実施例とは異なっている。
【0031】図6において、移動テーブル50の与圧側
に、循環ローラ71とそれを保持するキャリッジ72で
構成される循環式ローラガイド70を複数個用い、この
循環式ローラガイド70は弾性体30に取付けられてい
る。弾性体30は与圧ねじ20により与圧が与えられ、
固定テーブル51に取付けられているガイドレール53
の溝に循環ローラ71を密着させ、その後、ボルト21
で弾性体30を移動テーブル50に取付ける。
に、循環ローラ71とそれを保持するキャリッジ72で
構成される循環式ローラガイド70を複数個用い、この
循環式ローラガイド70は弾性体30に取付けられてい
る。弾性体30は与圧ねじ20により与圧が与えられ、
固定テーブル51に取付けられているガイドレール53
の溝に循環ローラ71を密着させ、その後、ボルト21
で弾性体30を移動テーブル50に取付ける。
【0032】本実施例では、1条のガイドレール53に
対して循環式ローラガイド70が取付けられた弾性体3
0を複数個配置して、循環ローラ71とガイドレール5
3との密着度を向上させるので、移動テーブルが与圧変
化がない安定した走行が実現できる。
対して循環式ローラガイド70が取付けられた弾性体3
0を複数個配置して、循環ローラ71とガイドレール5
3との密着度を向上させるので、移動テーブルが与圧変
化がない安定した走行が実現できる。
【0033】以上のように、ローラガイドを与圧方向に
自由度を持つ弾性体を介してテーブルに取付けること
で、取付け面の面荒さとは無関係にローラ或いはボール
の直径のばらつきおよび温度変化に係わらず、ガイドレ
ールに与えた予圧を、予圧方向以外の剛性を確保したま
ま一定に保つことができ、テーブルの走行精度向上が図
れる。
自由度を持つ弾性体を介してテーブルに取付けること
で、取付け面の面荒さとは無関係にローラ或いはボール
の直径のばらつきおよび温度変化に係わらず、ガイドレ
ールに与えた予圧を、予圧方向以外の剛性を確保したま
ま一定に保つことができ、テーブルの走行精度向上が図
れる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、剛性を保ったまま、ガ
イドレールに対して与圧方向にスムーズなずれを与える
ことができ、その結果、ローラの寸法ばらつき、或いは
温度変化によるガイドレール間の距離の変化を吸収可能
とした移動テーブル装置を提供することができる。
イドレールに対して与圧方向にスムーズなずれを与える
ことができ、その結果、ローラの寸法ばらつき、或いは
温度変化によるガイドレール間の距離の変化を吸収可能
とした移動テーブル装置を提供することができる。
【図1】移動テーブル装置の平面図。
【図2】図1のA部の拡大平面図及び側面図。
【図3】弾性体の構成を示す平面図及び断面図。
【図4】移動テーブル装置のクロスローラガイドの部分
の縦断面図。
の縦断面図。
【図5】図1のA部の拡大側面図。
【図6】図1のA部の拡大側面図。
1…Yテーブル、2…Xテーブル、3…固定ベース、
4,8,12,13…固定側ガイドレール、5,9…移
動側ガイドレール、6,10,14,16,56…リテ
ーナ、7,11,15,17,57…ローラ、20,2
3…与圧ねじ、21,22…ボルト、30,32…弾性
体、31…バランサー、50…移動テーブル、51…固
定テーブル、52,53…ガイドレール、60…支持ピ
ン、61,64…ストッパ、62…皿ばね、63…押圧
ピン、65…圧縮ばね、66…部材、70…循環式ロー
ラガイド、71…循環ローラ、72…キャリッジ。
4,8,12,13…固定側ガイドレール、5,9…移
動側ガイドレール、6,10,14,16,56…リテ
ーナ、7,11,15,17,57…ローラ、20,2
3…与圧ねじ、21,22…ボルト、30,32…弾性
体、31…バランサー、50…移動テーブル、51…固
定テーブル、52,53…ガイドレール、60…支持ピ
ン、61,64…ストッパ、62…皿ばね、63…押圧
ピン、65…圧縮ばね、66…部材、70…循環式ロー
ラガイド、71…循環ローラ、72…キャリッジ。
フロントページの続き (72)発明者 勝山 正己 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 栗本 宏三 茨城県東茨城郡内原町三湯字訳山500番地 日立那珂エレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 2F078 CA01 CA08 CB18 CC04 CC14 3C048 BB01 BB03 BB10 BB12 BC02 CC04 DD05 EE04 5F031 HA57 MA33
Claims (2)
- 【請求項1】直線移動が可能な第1のテーブルに設けら
れた第1のガイドと、前記第1のテーブルを搭載する第
2のテーブルに設けられた第2のガイドと、前記第2の
ガイドと前記第1のガイドとを介する転動体と、前記第
1のガイドに与圧を加える部材とからなる移動テーブル
装置において、前記第2のテーブルと前記第2のガイド
との間に設けられ前記第1のガイドに加えられる前記予
圧の方向に変形可能な弾性体を有することを特徴とする
移動テーブル装置。 - 【請求項2】請求項1の記載において、前記弾性体は板
ばねであることを特徴とする移動テーブル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6953499A JP2000269307A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 移動テーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6953499A JP2000269307A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 移動テーブル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000269307A true JP2000269307A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13405495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6953499A Pending JP2000269307A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 移動テーブル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000269307A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008229811A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Disco Abrasive Syst Ltd | 駆動機構、姿勢変化吸収体及び加工装置 |
| CN104368960A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-02-25 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 可拆卸式双向调节装置 |
| CN107965485A (zh) * | 2016-10-20 | 2018-04-27 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种用于偏导射流伺服阀前置级调试的精确定位装置 |
| CN109500622A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-03-22 | 王磊 | 一种具有弹簧跳针结构可快速定位的机械加工用导轨 |
| US20220331888A1 (en) * | 2018-08-28 | 2022-10-20 | Techtronic Power Tools Technology Limited | Tile saw |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP6953499A patent/JP2000269307A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008229811A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Disco Abrasive Syst Ltd | 駆動機構、姿勢変化吸収体及び加工装置 |
| CN104368960A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-02-25 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 可拆卸式双向调节装置 |
| CN107965485A (zh) * | 2016-10-20 | 2018-04-27 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种用于偏导射流伺服阀前置级调试的精确定位装置 |
| US20220331888A1 (en) * | 2018-08-28 | 2022-10-20 | Techtronic Power Tools Technology Limited | Tile saw |
| US12036620B2 (en) * | 2018-08-28 | 2024-07-16 | Techtronic Power Tools Technology Limited | Tile saw |
| CN109500622A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-03-22 | 王磊 | 一种具有弹簧跳针结构可快速定位的机械加工用导轨 |
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