JP2000269366A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents
不揮発性半導体メモリInfo
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Abstract
技術を提供する。 【解決手段】 NANDセルユニット内の各メモリセル
は、フローティングゲート電極及びコントロールゲート
電極を共有する直列接続された複数のトランジスタによ
り等価的に表される。フローティングゲート電極のエッ
ジ部の寄生トランジスタの閾値は、その中央部のメイン
トランジスタの閾値よりも高い。寄生トランジスタは、
例えば、フローティングゲート電極のエッジ部とソース
/ドレイン領域の間のスペースからなるオフセット領域
に形成される。オフセット領域は、例えば、フローティ
ングゲート電極及びコントロールゲート電極の側壁部に
スペーサを形成することにより設ける。
Description
造を有する不揮発性半導体メモリに関し、特に、NAN
D型EEPROMに使用される。
で、高集積化に適した構造を有する不揮発性半導体メモ
リとして、NAND型EEPROM(Electrically Era
sableand Programmable Read Only Memory)が知られて
いる。
リセルアレイを示している。図51は、NAND型EE
PROMのセル構造の一例を示している。
イは、マトリックス状に配置された複数のNANDセル
ユニットから構成される。NANDセルユニットは、例
えば、直列接続された複数(本例では、16個)のメモ
リセルからなるNANDセルと、その両端に1つずつ接
続された2つのセレクトゲートトランジスタとから構成
される。
セレクトゲートトランジスタは、例えば、P型半導体基
板10に形成されたN型ウェル11内のP型ウェル12
内、即ち、ツインウェル内に配置される。
ティングゲート電極FG上にコントロールゲート電極C
G0,…CG15を積み重ねたいわゆるスタックゲート
構造を有する。各セレクトゲートトランジスタも、メモ
リセルと同様のスタックゲート構造を有するが、例え
ば、ゲート電極SGS,SGDとして実際に機能するの
は下層のみである。
0,CG1,…CG15は、それぞれメモリセルアレイ
のロウ方向に延び、ロウ方向のメモリセルに共通に接続
される。同様に、セレクトゲート電極(セレクトゲート
線)SGS,SGDも、メモリセルアレイのロウ方向に
延び、ロウ方向のNANDセルユニット内のセレクトゲ
ートトランジスタに共通に接続される。
する2つのトランジスタ(メモリセル又はセレクトゲー
トトランジスタ)が1つの拡散層(ソース又はドレイ
ン)13,13a,13bを共有している。また、カラ
ム方向に隣接する2つのNANDセルユニットは、拡散
層13a,13bを共有している。
側)のセレクトゲートトランジスタは、ビット線(デー
タ線)BLiに接続され、他端側(ソース13b側)の
セレクトゲートトランジスタは、ソース線(基準電位
線)SLに接続される。ソース線SLは、例えば、全て
のNANDセルユニットに共通に接続される。
き込み方式の1つに、セルフブースト(self boost)と
呼ばれる方式が知られている。
ット線に接続され、カラムデコーダなどの回路を構成す
るMOSトランジスタを、全て、電源電位Vccで駆動
されるVcc系トランジスタ又は電源電位Vccを降圧
した電圧Vddで駆動されるVdd系トランジスタにす
ることができるため、低電圧動作が可能となる。つま
り、これらMOSトランジスタに対して電源電位よりも
高い高電位を供給するための昇圧回路が不要となり、メ
モリセルアレイの周辺に配置される周辺回路の面積を小
さくでき、チップ面積の縮小を可能にする。
手順について説明する。
ルを消去状態(データ“1”の状態)にしておく。この
後、例えば、1ページ単位又はバイト単位で、データの
書き込みが実行される。また、通常書き込みの場合、N
ANDセルユニット内では、ビット線に最も遠いメモリ
セル(ソース線側メモリセル)からビット線側のメモリ
セルに向って1セルずつ順次書き込みが行われる。ラン
ダム書き込みの場合は、ビット線とソース線の間の複数
のメモリセルのうちの任意のメモリセルに対して書き込
みが実行される。
込み方式では、まず、ソース線側のセレクトゲートトラ
ンジスタS21,S22のゲート電極(セレクトゲート
線)SG2に0[V]を与えて、このセレクトゲートト
ランジスタS21,S22をカットオフ状態にする。
(M21)が接続されるビット線(選択ビット線)BL
1に0[V](“0”)を与え、“1”書き込みを行う
(書き込みを禁止する)メモリセルB(M22)が接続
されるビット線(非選択ビット線)BL2にプラス電位
(“1”)を与える。このプラス電位は、ドレイン側の
セレクトゲートトランジスタS11,S12のゲート電
極(セレクトゲート線)SG1に与える電位と同じか又
はそれを超える電位に設定される。
ンジスタS11は、オン状態になり、ドレイン側のセレ
クトゲートトランジスタS12は、カットオフ状態とな
る。
は、ドレイン側のセレクトゲートトランジスタS11,
S12のゲート電極(セレクトゲート線)SG1に与え
る電位を下回る電位であってもよいが、この場合、ドレ
イン側のセレクトゲートトランジスタS12がカットオ
フ状態になることが条件とされる。
の選択されたワード線(コントロールゲート線)WL2
には、書き込み電位Vppが印加され、選択されたブロ
ック内の非選択ワード線(コントロールゲート線)WL
1,WL3〜WLNには、少なくともメモリセルがオン
状態となるような転送電位Vpass(Vpp>Vpa
ss>Vcc)が与えられる。
体的なタイミングは、以下のようになる。
てのワード線(コントロールゲート線)WL1〜WLN
の電位及びビット線側のセレクトゲートトランジスタの
セレクトゲート線SG1の電位を電源電位Vccに設定
する。この時、ビット線BL1に接続されるNANDセ
ルユニット内のメモリセルM11〜MN1及びセレクト
ゲートトランジスタS11は、オン状態となるため、ビ
ット線BL1の電位(0[V])がメモリセルM11〜
MN1のチャネルに転送される。
Dセルユニット内のメモリセルM12〜MN2のチャネ
ルには、ビット線BL2からセレクトゲートトランジス
タS12を経由して電荷が転送される。よって、ビット
線BL2に接続されるNANDセルユニット内のメモリ
セルM12〜MN2のチャネル電位は、次第に上昇し、
ビット線の電位VBL2からセレクトゲートトランジス
タS12の閾値Vthを差し引いた初期電位にまで達す
る。
ートトランジスタS12がカットオフ状態となり、メモ
リセルM12〜MN2のチャネルは、フローティングと
なる。この時、ソース線には、0[V]又はソース側の
セレクトゲートトランジスタS22を十分にカットオフ
させるためのプラス電位VSLが与えられる。
パルス状の書き込み電位Vppが与えられる。
A(M21)のチャネル電位は、0[V]、ワード線
(コントロールゲート線)WL2の電位は、Vppとな
り、メモリセルA(M21)に対して“0”書き込み
(フローティングゲート電極に電子を注入する動作)が
実行される。
(M22)のチャネルの初期電位は、VBL2−Vth
である。また、メモリセルB(M22)のチャネルは、
フローティング状態となっているため、選択されたワー
ド線WL2にパルス状の書き込み電位Vppが与えられ
ると、メモリセルのチャネルとコントロールゲート線の
間の容量カップリングにより、メモリセルB(M22)
のチャネル電位が上昇する。
B(M22)のチャネルとコントロールゲート線の間に
は高電圧が印加されず、メモリセルB(M22)に対し
て“1”書き込み(消去状態を維持する動作)が実行さ
れる。
態を維持するためには、メモリセルB(M22)のチャ
ネル電位を十分高くし、メモリセルB(M22)のチャ
ネルとコントロールゲート線の間に高電圧が印加されな
いようにすればよい。即ち、メモリセルB(M22)に
対しては、書き込みパルスVppによる閾値の変動が許
容範囲以下となるように、チャネル電位の値を設定す
る。
ート線)WL1,WL3〜WLNに、電源電位Vccよ
りも高く、書き込み電位Vppよりも低い電位Vpas
sを与えれば、非選択のメモリセルのチャネルとコント
ロールゲート線の間の容量結合により、“1”書き込み
を行うメモリセルを含むNANDセルユニット内の全メ
モリセルのチャネル電位を、初期電位よりも十分に高い
値に上昇させることができる。
択されたメモリセルB(M22)のチャネルの電位は、
高くなり、メモリセルB(M22)の閾値変動が小さく
抑えられる。
2値データ(“1”,“0”)を記憶させる場合を前提
としたが、当然に、メモリセルに多値データ(3値以上
のデータ)を記憶させる場合にもセルフブースト書き込
み方式を適用できる。メモリセルに多値データを記憶さ
せる場合には、2値データの“1”を“0”に置き換
え、2値データの“0”を“1”,“2”,…“N”に
置き換えればよい。
手順について説明したが、この書き込み方式において
は、データ書き込み時に誤書き込みの問題が生じる。
線WL2を選択し、ワード線WL2とビット線BL1に
接続されるメモリセルA(M21)に“0”書き込み
(閾値が正となる書き込み)を行う場合に、“1”書き
込みを行うメモリセルB(M22)及び非選択メモリセ
ルC(M31)に誤書き込みの問題が生じる。
モリセルは、図52のB,C以外にも当然に存在する。
即ち、メモリセルBに生じる問題は、例えば、ビット線
BL2以外のビット線に接続される“1”書き込みを行
うメモリセルにも生じ、メモリセルCに生じる問題は、
メモリセルAを含むNANDセルユニット内の全ての非
選択メモリセルにも生じる。
書き込みの問題について説明する。選択されたワード線
(コントロールゲート線)WL2には、書き込み電位V
ppが印加される。一方、メモリセルB(M22)のチ
ャネルの初期電位は、VBL2−Vthであり、この
後、メモリセルB(M22)のチャネル電位は、書き込
み電位Vpp及びVpassが与えられると同時に、容
量カップリングにより初期電位よりも高い値に上昇す
る。
誤書き込みを生じさせないためには、Vpassをでき
るだけ大きな値に設定して、書き込み時(書き込みパル
スVppの供給時)におけるメモリセルB(M22)の
チャネル電位を十分に高くし、メモリセルB(M22)
のチャネルとコントロールゲート線の間の電圧を緩和す
ることが必要である。
書き込みの問題について説明する。データ書き込み時、
非選択のワード線(コントロールゲート線)WL1,W
L3〜WLNには、Vpass(Vpp>Vpass>
Vcc)が印加される。一方、メモリセルC(M31)
のチャネル電位は、0[V]に維持されている。
誤書き込みを生じさせないためには、Vpassをでき
るだけ小さな値に設定して、メモリセルC(M31)の
チャネルとコントロールゲート線の間の電圧を緩和する
必要がある。
する“0”書き込みにおいて、非選択ワード線に供給す
るVpassの値に対して、メモリセルB(M22)の
閾値変動とメモリセルC(M31)の閾値変動は、互い
に逆方向に生じる。このため、Vpassの値は、メモ
リセルB,Cの閾値変動が共に許容範囲に収まるような
最適値に設定される。
る誤書き込みの問題とVpassの最適値の決定に関す
る問題については、後に、詳細に説明する。
持つ等価容量を示している。メモリセルが持つ等価容量
は、チャネルとコントロールゲート電極CGの間に生じ
る容量C1及びチャネル(N+拡散層)とP型ウェル1
2の間に生じる接合容量C2から構成される。また、容
量C1は、チャネルとフローティングゲート電極(電荷
蓄積層)FGの間に生じる容量及びフローティングゲー
ト電極FGとコントロールゲート電極(CG)の間に生
じる容量から構成される。
CGに電位Vcgが与えられると、図53(c)に示す
ように、メモリセルのチャネルの電位Vchは、{C1
/(C1+C2)}×Vcgとなる。つまり、コントロ
ールゲート電極CGの電位Vcgとメモリセルのチャネ
ル電位Vchは、Vch = α×Vcgなる関係を有
している。この定数α(=C1/(C1+C2))は、
チャネルのブート比(又はブースト比)と呼ばれてい
る。
セルのコントロールゲート電極CGの電位Vcgは、書
き込み用の高電位Vppに設定され、選択ブロック内の
非選択セルのコントロールゲート電極CGの電位Vcg
は、Vpass(Vcc<Vpass<Vpp)に設定
される。
る)選択セルを含むNANDセルユニットでは、各メモ
リセルのチャネル電位Vchがコントロールゲート電極
CGの電位Vcg及びブート比αに基づいて上昇する。
最終的には、このNANDセルユニット内の各メモリセ
ルのチャネル電位Vchは、均一化されて所定値まで上
昇する。
ぞれ初期電位、ステップ電位、最終電位という具合に次
第にステップアップさせ、かつ、Vpass及びVpp
のパルス幅も最適化される。このようなステップアップ
方式による書き込みは、“0”書き込みを行う(消去状
態から閾値を上昇させる)選択セルの“0”書き込み後
の閾値分布の幅を狭くし、かつ、“1”書き込みを行う
選択セルや非選択セルに対する“0”書き込み(誤書き
込み)を防止するのに有効である。
常、メモリセルアレイは、複数のブロックに分けられて
いる。そして、データの消去は、ブロック単位で行われ
るか(ブロック消去)、又は全てのブロックを一括して
行われる(一括消去)。ブロック消去の場合には、所定
の1つのブロック内のメモリセルのデータを消去した
り、任意の複数のブロック内のメモリセルのデータを消
去することが可能である。また、一括消去の場合には、
全てのブロック内のメモリセルのデータが同時に消去さ
れる。
コントロールゲート線(ワード線)を0[V]、全ての
セレクトゲート線の電位をVpp(例えば、18
[V])に設定し、ビット線BL及びソース線SLをそ
れぞれフローティング状態とし、P型ウェルに消去用の
高電位(例えば、20[V])を印加することにより行
う。この時、フローティングゲート電極内の電子がトン
ネル効果によりP型ウェルに放出され、メモリセルの閾
値が負方向に変化する。
コントロールゲート線(ワード線)を0[V]、非選択
ブロック内の全てのコントロールゲート線及び全てのセ
レクトゲート線をVpp(例えば、18[V])に設定
し、ビット線BL及びソース線SLをそれぞれフローテ
ィング状態とし、p型ウェルに消去用の高電位(例え
ば、20[V])を印加することにより行う。この時、
選択ブロック内のメモリセルにおいては、フローティン
グゲート電極内の電子がトンネル効果によりP型ウェル
に放出され、メモリセルの閾値が負方向に変化する。
ゲート線及びブロック消去時における非選択ブロック内
のコントロールゲート線と全てのセレクトゲート線は、
Vppではなく、0[V]を超え、消去用の高電位(例
えば、20[V])以下の所定の電位に設定してもよ
く、また、フローティング状態にしてもよい。
る全てのメモリセルが、消去状態と判断される所定の閾
値の範囲内に存在するか否かを検証するために、ベリフ
ァイリードが行われる。ベリファイリードで読み出され
たデータに基づいて、消去完了か又は消去不十分かを判
断し、消去不十分と判断されれば、再び、データ消去が
実行される。
が負であり、“0”データを記憶するメモリセルの閾値
が正である場合、データの読み出しは、ビット線BLの
電位を予めプリチャージ電位にプリチャージしておき、
この後、選択ブロック内のセレクトゲート線及び非選択
のコントロールゲート線に、それぞれセレクトゲートト
ランジスタ及び非選択のメモリセルが常にオン状態とな
るような読み出し電位(例えば、3.5[V])を印加
し、選択されたコントロールゲート線に0[V]を印加
することにより行われる。
に接続される1ページ分のメモリセルは、その閾値に応
じてオン又はオフ状態になるため、ビット線BLの電位
変化をセンスアンプで検出することにより、メモリセル
のデータ(“0”又は“1”)を読み出すことができ
る。なお、非選択ブロック内のセレクトゲート線には、
0[V]が印加されているため、非選択ブロック内のセ
レクトゲートトランジスタはオフ状態となっている。
バイス構造について説明する。図54は、従来のNAN
D型EEPROMのデバイス構造の一例を示す平面図で
ある。図55は、図54のLV−LV線に沿う断面図、
図56は、図54のLVI−LVI線に沿う断面図であ
る。
イは、マトリックス状に配置された複数のNANDセル
ユニットから構成される。NANDセルユニットは、例
えば、直列接続された複数個(例えば、16個)のメモ
リセルからなるNANDセルと、その両端に1つずつ接
続された2つのセレクトゲートトランジスタとから構成
される。
セレクトゲートトランジスタは、例えば、P型半導体基
板10に形成されたN型ウェル11内のP型ウェル12
内、即ち、ツインウェル内に配置される。
ティングゲート電極5上にインターポリ絶縁膜(ONO
膜)6を介してコントロールゲート電極7を積み重ねた
いわゆるスタックゲート構造をゲート絶縁膜(トンネル
酸化膜)4上に有する。各セレクトゲートトランジスタ
も、メモリセルと同様のスタックゲート構造を有する
が、例えば、ゲート電極として実際に機能するのは下層
のみである。
は、それぞれメモリセルアレイのロウ方向に延び、ロウ
方向のメモリセルに共通に接続される。同様に、セレク
トゲート電極(セレクトゲート線)も、メモリセルアレ
イのロウ方向に延び、ロウ方向のNANDセルユニット
内のセレクトゲートトランジスタに共通に接続される。
する2つのトランジスタ(メモリセル又はセレクトゲー
トトランジスタ)が1つの拡散層(ソース又はドレイ
ン)1aを共有している。また、カラム方向に隣接する
2つのNANDセルユニットも、拡散層1aを共有して
いる。
レクトゲートトランジスタは、層間絶縁膜8中に形成さ
れたビット線コンタクト部14を介してビット線(デー
タ線)9に接続され、他端側(ソース側)のセレクトゲ
ートトランジスタは、層間絶縁膜8中に形成されたソー
ス線コンタクト部16を介してソース線(基準電位線)
15に接続される。ソース線15は、例えば、全てのN
ANDセルユニットに共通に接続される。
PROMでは、素子領域2を区画する素子分離領域3a
がLOCOS法により形成されたフィールド酸化膜であ
ったが、これに代えて、例えば、図57及び図58に示
すように、素子分離領域3aをSTI(Shallow Trench
Isolation)構造のシリコン酸化膜から構成してもよ
い。
方式を採用したNAND型EEPROMにおいては、メ
モリセルの構造、製造プロセス、動作(書き込み時の
“1”書き込みセルのチャネル電位)などに関して、次
のような問題が生じている。
おいて各電極に与える電位のタイミング波形を示してい
る。
接続されるビット線BL1の電位VBL1を0[V]に
設定し、“1”書き込みを行うメモリセルが接続される
ビット線BL2の電位VBL2を電源電位Vcc(例え
ば、3.3V)に設定する。また、ソース側のセレクト
ゲート線SG2の電位VSG2を0[V]に設定し、ビ
ット線側のセレクトゲート線SG1の電位VSG1を電
源電位Vccに設定する。この時、“1”書き込みを行
うメモリセルを含むNANDセルユニット内の2つのセ
レクトゲートトランジスタは共にオフ状態となり、この
NANDセルユニット内のメモリセルのチャネル及び拡
散層は、電気的にフローティング状態となる。
2を書き込み用の高電位Vpp、非選択ワード線WL
1,WL3〜WLNの電位VWL1,VWL3〜VWL
NをVpass(Vcc<Vpass<Vpp)に設定
すると、“1”書き込みを行うメモリセルのチャネル
(フローティング状態となっている)の電位Vchが所
定値までブーストされる。
のチャネル電位と各電極の電位との関係は、以下の
(1)式で表すことができる。
ゲート線SG1の電位Vsg1に相当し、例えば、電源
電位Vccに設定される。また、Vchinitは、ビ
ット線からメモリセルのチャネルに伝達される初期電位
であり、Vsgth(Vchinit)は、チャネル電
位がVchinitであるときのビット線側のセレクト
ゲートトランジスタの閾値であり、Crlは、Vpas
sが与えられるメモリセルのチャネルのブート比であ
り、Cr2は、書き込みパルスVppが与えられるメモ
リセルのチャネルのブート比である。
Vchであるときに、Vpassが与えられるメモリセ
ルがオン状態になるために必要な電位であり、Tpw
は、書き込みパルスVppのパルス幅であり、Cins
は、メモリセル1個当たりの容量であり、Cchは、チ
ャネル下に広がる空乏層容量と、拡散層及びPウエル間
の接合容量との和であり、Iは、チャネルからウェルや
隣接ビット線に抜ける電流の合計値である。
を与え、非選択ワード線にVpass(Vcc<Vpa
ss<Vpp)を与えることにより、“1”書き込みを
行うメモリセルのチャネル(フローティング状態)の電
位がVchにブートされる。このため、“1”書き込み
を行うメモリセルでは、フローティングゲート電極に対
する電子の注入がほとんど起こらず、消去状態が維持さ
れ、誤書き込み(“0”書き込み)が防止される。
のチャネル電位が十分に上昇せず、誤書き込みが発生す
る場合がある。
モリセルが形成されるP型ウェル内の不純物(例えば、
ボロン)の濃度プロファイル、セレクトゲートトランジ
スタやメモリセルのチャネル部に導入される不純物の濃
度プロファイル、セレクトゲートトランジスタやメモリ
セルの拡散層(ソース/ドレイン)内の不純物の濃度プ
ロファイルなどの様々な条件により、ビット線からチャ
ネルに転送される初期電位Vchinitが低下した
り、また、チャネル下の空乏層容量などの増大により、
チャネルブート効率(Cr1、Cr2)が低下したりす
ると、十分なチャネル電位が得られず、“1”書き込み
を行うメモリセルに対して、閾値の上昇、即ち、誤書き
込み(“0”書き込み)が行われることがある。
込みを行わないメモリセルの閾値の変動と非選択ワード
線に印加するVpassの値の関係を示している。
すセルA,B,Cをいうものとし、当初のメモリセルの
データは、全て“1”(消去状態)であるとする。ま
ず、Vpassの値が低い領域において選択セルAに対
する“0”書き込みを行うと、“1”書き込みセルBの
チャネル電位が十分に上昇せず、“1”書き込みセルB
においてフローティングゲート電極に対する電子の注入
が生じる。このため、図60の実線に示すように、当
初、閾値がVth1であった“1”書き込みセルBの閾
値は増加し、“1”書き込みセルBの閾値は、一点鎖線
で示す“1”データと“0”データの閾値の境界線を越
え、“1”書き込みセルBに対して誤書き込み(“0”
書き込み)が生じる。
を行うとき、Vpassの値を十分に高く設定すると、
“1”書き込みセルBのチャネル電位が十分に高くな
る。このため、図60の実線に示すように、“1”書き
込みセルBの閾値は、Vth1(消去状態)を維持し、
誤書き込み(“0”書き込み)が防止される(即ち、
“1”書き込みが行われる)。
Aと同様に、ビット線からチャネルに0[V]が転送さ
れ、そのチャネル電位は、0[V]に固定される。よっ
て、Vpassの値が高い領域において選択セルAに対
する“0”書き込みを行うと、非選択セルCのコントロ
ールゲート電極とチャネルの間に高電圧が印加され、非
選択セルCにおいてフローティングゲート電極に対する
電子の注入が生じる。このため、図60の破線に示すよ
うに、当初、閾値がVth1であった非選択セルCの閾
値は増加し、非選択セルCの閾値は、一点鎖線で示す
“1”データと“0”データの閾値の境界線を越え、非
選択セルCに対して誤書き込み(“0”書き込み)が生
じる。
を行うとき、Vpassの値を十分に低く設定すると、
非選択セルCのコントロールゲート電極とチャネルの間
に印加される電圧が緩和される。このため、図60の破
線に示すように、非選択セルCの閾値は、Vth1(消
去状態)を維持し、誤書き込み(“0”書き込み)が防
止される。
る誤書き込みを防止するためには、Vpassを十分に
高くすることが必要であり、非選択セルCに対する誤書
き込みを防止するためには、Vpassを十分に低くす
ることが必要である。
セル(非選択セル)に対する誤書き込みを防止するため
には、これら全ての“0”書き込みを行わないセルB,
Cの閾値の変動(実線及び破線)が、いずれも“1”デ
ータと“0”データの閾値の境界線(一点鎖線)の下側
になるようにVpassの範囲を選び、その範囲内から
Vpassの値を決定しなければならない。
セルの閾値の変動量は、メモリセルのゲート幅、ゲート
長、ウイング幅(素子分離領域上のフローティングゲー
ト電極の幅)、トンネル酸化膜の厚さ、インターポリ絶
縁膜(フローティングゲート電極上の絶縁膜)の厚さな
どの製造プロセスにおいて生じるばらつきにも影響を受
ける。
ても、製造プロセスにおけるメモリセルの寸法のばらつ
きなどにより、データ書き込み時に、“0”書き込みを
行わないセルに対して誤書き込みが生じる場合がある。
内の選択ブロック内のメモリセルに対してVpassや
Vppを与える。このため、製造プロセスにおけるメモ
リセルの寸法のばらつきが書き込み時に閾値の変動量に
与える影響は、1ブロック内のメモリセルの数(ビット
数)が増えるほど大きくなる。
Dセルユニット内のメモリセルの数や1本のワード線に
接続されるメモリセルの数を増やそうとすると、上述し
たような誤書き込みの問題が生じる。つまり、書き込み
時における誤書き込みの問題は、メモリセルの微細化の
妨げにもなっている。
て、セレクトゲートトランジスタのソース/ドレイン間
耐圧が問題となってくる。このソース/ドレイン間耐圧
を十分に確保するためには、メモリセルやセレクトゲー
トトランジスタのチャネル部に注入する不純物量を多く
することが必要となる。
STI構造の素子分離領域のトレンチの深さが浅くなる
と、パンチスルーやフィールド反転などにより、素子分
離領域を挟んで対向する2つメモリセルの間(又は互い
に隣接するビット線間)にリーク電流が発生する。この
リーク電流を防ぐためには、例えば、STI構造の素子
分離領域のトレンチの底部の不純物濃度を高くしたり、
ウェルの濃度を高くしたりする必要がある。
ンチの底部の不純物濃度やウェル濃度を高くすると、メ
モリセルのチャネルブート比が小さくなる。つまり、メ
モリセルの微細化は、そのチャネルブート比の低下を招
き、書き込み時に“0”書き込みを行わない“1”書き
込みセルのチャネル電位Vchを十分に上昇させること
ができなくなる。
STI構造の素子分離領域のトレンチの幅(ワード線が
伸びる方向、即ち、ロウ方向の幅)が狭くなると、書き
込み時に、ロウ方向に隣接する2つのメモリセルのチャ
ネル又は拡散層の間に生じる容量が増大する。このよう
な容量の増大も、チャネルブート比の低下を生じさせ
る。このため、書き込み時に“0”書き込みを行わない
“1”書き込みセルのチャネル電位Vchを十分に上昇
させることができなくなる。
トゲートトランジスタの構造や製造プロセスに起因する
寸法のばらつきが、“0”書き込みを行わないセルに対
する誤書き込みの発生に大きな影響を与えていた。この
ため、メモリセルの微細化や高集積化を達成するために
は、メモリセルやセレクトゲートトランジスタの構造、
製造プロセスや動作を改善し、メモリセルやセレクトゲ
ートトランジスタの寸法のばらつきに起因する誤書き込
みの問題をなくす必要がある。
つつメモリセルの微細加工を達成する技術の1つとし
て、本発明者は、先にチャネルブーストキャパシタンス
(CBC)ゲートを用いたNAND型EEPROMを提
案している(特願平9−356461号)。
ND型EEPROMの平面図を示している。図62は、
図61のLXII−LXII線に沿う断面図である。
タの構造は、通常のNAND型EEPROMと同じであ
る。但し、コントロールゲート電極CG上には、薄いシ
リコン酸化膜を介してチャネルブーストキャパシタンス
ゲート17が形成される。このチャネルブーストキャパ
シタンスゲート17は、メモリセルの拡散層に電気的に
接続される。
ート電極CGとチャネルの間のカップリング容量を増大
できるため、メモリセルの微細化及び高集積化が進んで
も、セルフブースト方式による書き込み時に“0”書き
込みを行わない“1”書き込みセルのチャネル電位を十
分に上げることができ、誤書き込みを防止できる。
採用しない場合に比べて、Vpassの値を低くするこ
とができる。よって、“0”書き込みを行う選択セルを
含むNANDセルユニット内の非選択セルCの閾値変動
が少なくなり、非選択セルCに対する誤書き込みを防止
できる。また、Vpassを小さくしても、“1”書き
込みを行うメモリセルBのチャネル電位を十分に上昇さ
せることができるため、このメモリセルBに対する誤書
き込みも防止できる。
るため、Vppを生成する昇圧回路を小さくすることが
でき、チップサイズの縮小に貢献できる。
合、全てのコントロールゲート線(ワード線)の間及び
上に、薄いシリコン酸化膜とチャネルブーストキャパシ
タンスゲートが形成される。ここで、薄いシリコン酸化
膜は、均一な膜厚で、コントロールゲート電極CGの上
面及び側面に形成することが難しく、この薄いシリコン
酸化膜の厚さのばらつきにより、全てのNANDセルユ
ニットのメモリセル間でチャネルブート比にばらつきが
生じる欠点がある。
ーストキャパシタンスゲートをメモリセルの拡散層に接
続しなければならず、製造プロセスが複雑になり、コス
トアップの要因となる。
込み方式としては、従来、上述したようなセルフブース
ト書き込み方式が知られている他、いわゆるローカルセ
ルフブースト(Local Self Boost)書き込み方式が知ら
れている。
み方式による書き込み動作においてメモリセルに与える
電位の一例を示している。
書き込み方式では、まず、ビット線側のセレクトゲート
線SG1に電源電位Vccを与え、ソース線側のセレク
トゲート線SG2に0[V]を与える。“0”書き込み
を行うメモリセルを含むNANDセルユニット内の選択
セルM21のチャネルには、ビット線BL1から0
[V]が伝達される。“1”書き込みを行うメモリセル
を含むNANDセルユニット内の選択セルM22のチャ
ネルには、ビット線BL2からVcc−Vthの初期電
位が伝達される。
その両隣りのワード線WL1,WL3の電位を0[V]
のままとし、その他の非選択ワード線WL4〜WLNの
電位をVpassに上昇させる。この時、“1”書き込
みを行うメモリセルを含むNANDセルユニット内の選
択セルM22のチャネル電位が上昇し、少なくとも選択
セルM22及びその両隣の非選択セルM12,M32
は、チャネルのバックバイアス効果によりカットオフ状
態となる。
位Vppが印加されると、選択セルM21においては、
コントロールゲート電極(VPP)とチャネル(0V)
の間に高電圧が印加され、“0”書き込みが行われる。
一方、“0”書き込みを行わない選択セルM22におい
ては、コントロールゲート電極とチャネルの間の容量カ
ップリングによりチャネル電位が上昇し、“0”書き込
みが防止される。
[V]、メモリセルM22のチャネルブースト比が0.
5であると仮定すると、メモリセルM22のチャネル電
位は、8〜9[V]程度まで上昇する。この値は、メモ
リセルM22に対する誤書き込みを防止するには十分な
値である。
のメモリセルに3値以上のデータを記憶する多値メモリ
に適用する場合に有望とされるが、現段階では、次のよ
うな問題点も含んでいる。
L2に書き込み電位Vppを与えるときに、選択ワード
線WL2に接続されるが“0”書き込みを行わないメモ
リセルM22の両隣りのメモリセルM12,M32がカ
ットオフ状態となっていなければならない。しかし、こ
れらメモリセルM12,M32は、任意の閾値を有して
いるため、消去状態であることもある。よって、チャネ
ル電位によるバックバイアス効果でメモリセルM12,
M32をカットオフ状態にするためには、Vpassを
十分に大きくするか、又は、メモリセルM12,M32
の消去閾値が十分に浅く(絶対値が小さい負の値)なけ
ればならない。
ャネル電位が0[V]に設定された非選択セルM41〜
MN1のコントロールゲート電極とチャネルの間に高電
圧が印加され、誤書き込みが生じる可能性があるため、
Vpassを十分に大きくすることは困難である。ま
た、消去動作時に、消去後のメモリセルの閾値分布の幅
を小さく、かつ、消去閾値を十分に浅く制御することも
できるが、この場合、消去時間が非常に長くなるため、
このような制御は、メモリの動作上、採用することはで
きない。
ャネルのブート比はできるだけ大きい方が好ましい。そ
こで、上述したようなCBCゲート構造を有するNAN
D型EEPROMにLSB書き込み方式を適用すること
もできる。しかし、この場合においても、CBCゲート
を設けることによる製造プロセスの複雑化やメモリセル
のレイアウト面積の増加などの問題は依然として残る。
に、NAND型EEPROMでは、セルフブースト書き
込み方式又はLSB書き込み方式において、以下の点を
同時に満たすことができるデバイス構造、製造プロセス
又は動作手法を開発することが今後の課題である。
程数の増加や製造プロセスの複雑化なしに、チャネルの
ブート比を向上させる。 メモリセルが微細化されても十分なブート比を確保
する。 微細化によりメモリセルのチャネル部に注入する不
純物量が増加しても、チャネルのブート比の低下を防
ぎ、誤書き込みをなくす。 LSB書き込み方式における消去後のメモリセルの
閾値分布の制御が不要である(消去時間が短い)と共
に、通常のNAND型EEPROMに比べて特殊な回路
を必要としない。 複数の閾値を持つメモリセルから構成される多値メ
モリにおいては、閾値の上限が高くなっても誤書き込み
が生じないようにする。
関しては、Vppが印加される選択ワード線に接続され
る“1”書き込みを行う選択セルのチャネル電位を十分
に上昇させることにより達成される。チャネル電位が高
くなれば、複数の閾値を持つメモリセルから構成される
多値メモリにおいて書き込み電位Vppや非選択セルの
閾値が最も高い場合であっても、誤書き込みを十分に防
止できる。
ような理由で、特に、0.20μm以下のデザインルー
ルで製造されるNAND型EEPROMにおいては、十
分に大きくすることができない。
ゲートトランジスタは、主として2つの役割を受け持っ
ている。1つは、読み出し時に、非選択ブロック内のN
ANDセルユニットをビット線から切り離す役割であ
り、他の1つは、書き込み時に、“0”書き込みを行う
メモリセルを含まないNANDセルユニットをビット線
から切り離し、このNANDセルユニット内のメモリセ
ルのチャネルをフローティング状態にする役割である。
ゲートトランジスタのチャネル及び拡散層(ソース/ド
レイン)に対するイオン注入の条件や、ウェルの濃度な
どが設定される。しかし、近年では、素子の微細化の進
展に伴い、セレクトゲートトランジスタのチャネルや拡
散層に対するイオン注入を、メモリセルのチャネルや拡
散層に対するイオン注入と同一の工程で行うことが望ま
れている。
行うとすると、例えば、イオン注入条件は、セレクトゲ
ートトランジスタが上述の2つの役割を果たすような条
件に設定されることになる。しかし、この場合、メモリ
セルにおいては、チャネル又は拡散層(ソース/ドレイ
ン)とウェルの間の容量が大きくなり、チャネルブート
比が低下し、大きなチャネル電位が得られなくなる。
SB書き込み動作においては、メモリセルのチャネル昇
圧能力が重要であるが、この他、カットオフ特性に関連
してドレイン耐圧が大きいことも重要である。
クトゲートトランジスタのドレイン又はソースの電位が
5〜8[V]に上昇する。このとき、セレクトゲートト
ランジスタのソースとドレインの間にリーク電流が発生
し、カットオフ特性が不十分となれば、同時に、メモリ
セルのチャネルや拡散層(ソース/ドレイン)の昇圧が
不十分になり、誤書き込みが生じる。
トゲートトランジスタのカットオフ特性を十分に高めな
ければならない。一般に、セレクトゲートトランジスタ
のリーク電流をなくし、カットオフ特性を十分に高める
ためには、チャネル部の不純物濃度を高くして閾値を上
げ、ドレイン接合面からチャネルへの空乏層の延びを抑
制することが有効である。
と、カットオフ特性を高めるために、チャネル部に注入
する不純物量を増やさなければならない。このため、チ
ャネルブート比がさらに低下し、誤書き込みが発生し易
くなる。また、微細化の進展に伴い、ショートチャネル
効果などによって書き込み特性のばらつきが増大し、誤
書き込みが増加する原因となる。
トオフ特性を満足するようにチャネル部に対するイオン
注入を行うと、ビット線又はソース線からセレクトゲー
トトランジスタを介してメモリセルのチャネルに転送さ
れる初期電位が低下し、昇圧後のチャネル電位が低下す
る。
性が不必要なまでに向上し、書き込み時にVpassが
印加されるメモリセルの閾値の変化が大きくなるという
問題が生じる。また、中性閾値が増大して、“1”デー
タの信頼性が低下する。
ROMにおいて、セルフブースト書き込み方式又はLS
B書き込み方式を採用するときに共通に発生する。
圧化が一段と進行すると考えられるが、この場合、何ら
かの原因により電源電圧Vccが低下すると、書き込み
時に“0”書き込みを行わないメモリセルのチャネルに
転送する初期電位Vchinitも低下し、誤書き込み
が発生し易くなる。
ートトランジスタやメモリセルのショートチャネル効果
によって、これらトランジスタの閾値や書き込み/消去
特性のばらつきが生じ、書き込み/消去時間が増加し、
セレクトゲートトランジスタにリーク電流を生じる。
もので、その目的は、素子の微細化が進行しても、セル
フブースト又はLSB方式による書き込み時に、選択ワ
ード線に接続される“0”書き込みを行わないメモリセ
ルのチャネル電位を十分に上昇させ、誤書き込みを防止
できる新規な構造を有するNAND型EEPROMを提
供することにある。
め、本発明の不揮発性半導体メモリは、複数のNAND
セルユニットを有し、各NANDセルユニットは、直列
接続された複数のメモリセルからなるNANDセル列
と、前記NANDセル列に接続されるセレクトゲートト
ランジスタとを備える。そして、前記複数のメモリセル
の各々又は前記セレクトゲートトランジスタは、ゲート
電極を共有する直列接続されたメイントランジスタと少
なくとも一つの寄生トランジスタにより等価的に表さ
れ、前記メイントランジスタは、前記ゲート電極の中央
部に形成され、前記少なくとも一つの寄生トランジスタ
は、前記ゲート電極のソース側及びドレイン側のエッジ
部の少なくとも一方に形成され、前記少なくとも一つの
寄生トランジスタの閾値は、前記メイントランジスタの
閾値よりも高くなっている。
は、前記ゲート電極のソース側及びドレイン側のエッジ
部の双方に形成される。
ゲート電極のエッジ部とソース/ドレイン領域の間のス
ペースからなるオフセット領域が設けられ、前記少なく
とも一つの寄生トランジスタは、前記オフセット領域に
形成される。
クトゲートトランジスタは、前記ゲート電極の側壁部に
スペーサを有し、前記オフセット領域は、前記スペーサ
の直下に設けられる。
クトゲートトランジスタは、前記ゲート電極のエッジ部
にバーズビーク状の酸化膜を有し、前記オフセット領域
は、前記バーズビーク状の酸化膜の直下に設けられる。
クトゲートトランジスタは、前記ゲート電極の側壁がオ
ーバーハング形状を有し、前記オフセット領域は、前記
ゲート電極の前記オーバーハング形状の部分の直下に設
けられる。
位が印加される書き込み動作時、前記複数のメモリセル
のうち消去状態のメモリセルは、チャネルが接地電位の
ときにオン状態、チャネルが所定の正電位以上のときに
オフ状態である。
された書き込みを禁止するメモリセルのチャネル電位
は、前記書き込み電位及び前記転送電位によって昇圧さ
れ、かつ、前記チャネルが前記所定の正電位になった後
は前記書き込み電位によって最大値まで昇圧される。
ビット線側にあり、前記選択ワード線に接続された書き
込みを禁止するメモリセルのソース線側に隣接するメモ
リセルが書き込み状態である場合、前記選択ワード線に
接続された書き込みを禁止するメモリセルのチャネル電
位は、前記書き込み電位によって最大値まで昇圧され
る。
択ワード線に接続された書き込みを禁止するメモリセル
のチャネルを、少なくともそのメモリセルのゲート電極
とチャネルの間の容量カップリングにより上昇させる書
き込み方式が適用される。
基板バイアス効果は、前記メイントランジスタの基板バ
イアス効果よりも大きい。
クトゲートトランジスタは、前記メイントランジスタの
みを備えるメモリセル又はセレクトゲートトランジスタ
に比べて、閾値が高く、かつ、基板バイアス効果が大き
くなっている。
クトゲートトランジスタは、所定のチャネル電位よりも
高いチャネル電位の範囲では、前記所定のチャネル電位
よりも低いチャネル電位の範囲よりも、基板バイアス効
果が大きくなっている。
NANDセルユニットを有し、各NANDセルユニット
は、直列接続された複数のメモリセルからなるNAND
セル列と、前記NANDセル列に接続されるセレクトゲ
ートトランジスタとを備える。そして、前記複数のメモ
リセルの各々又は前記セレクトゲートトランジスタは、
所定のチャネル電位よりも高いチャネル電位の範囲で
は、前記所定のチャネル電位よりも低いチャネル電位の
範囲よりも、基板バイアス効果が大きくなっている。
NANDセルユニットを有し、各NANDセルユニット
は、直列接続された複数のメモリセルからなるNAND
セル列と、前記NANDセル列に接続されるセレクトゲ
ートトランジスタとを備える。そして、前記複数のメモ
リセルの各々又は前記セレクトゲートトランジスタは、
ゲート電極のエッジ部とソース/ドレイン領域の間のス
ペースからなるオフセット領域を有している。
のメモリセルからなるNANDセル列と前記NANDセ
ル列の一端又は両端に接続されるセレクトゲートトラン
ジスタとを有する不揮発性半導体メモリに適用される。
まず、第1導電型の半導体基板上に前記複数のメモリセ
ル及び前記セレクトゲートトランジスタのゲート電極を
形成し、次に、前記複数のメモリセル又は前記セレクト
ゲートトランジスタのゲート電極をマスクにして前記半
導体基板中に第1導電型の不純物をイオン注入した後、
前記複数のメモリセル又は前記セレクトゲートトランジ
スタのゲート電極をマスクにして前記半導体基板中に第
2導電型の不純物をイオン注入し、前記複数のメモリセ
ル又は前記セレクトゲートトランジスタのソース/ドレ
イン領域を形成する。
のメモリセルからなるNANDセル列と前記NANDセ
ル列の一端又は両端に接続されるセレクトゲートトラン
ジスタとを有する不揮発性半導体メモリに適用される。
まず、等方性エッチングにより前記半導体基板上に側壁
がオーバーハング形状の前記複数のメモリセル又は前記
セレクトゲートトランジスタのゲート電極を形成し、次
に、前記複数のメモリセル又は前記セレクトゲートトラ
ンジスタのゲート電極をマスクにして前記半導体基板中
に第2導電型の不純物をイオン注入し、前記複数のメモ
リセル又は前記セレクトゲートトランジスタのソース/
ドレイン領域を形成すると共に、前記ゲート電極の前記
オーバーハング形状の部分に前記ゲート電極のエッジ部
と前記ソース/ドレイン領域の間のスペースからなるオ
フセット領域を形成する。
のメモリセルからなるNANDセル列と前記NANDセ
ル列の一端又は両端に接続されるセレクトゲートトラン
ジスタとを有する不揮発性半導体メモリに適用される。
まず、第1導電型の半導体基板上に前記複数のメモリセ
ル及び前記セレクトゲートトランジスタのゲート電極を
形成し、次に、前記複数のメモリセル又は前記セレクト
ゲートトランジスタのゲート電極をマスクにして、前記
半導体基板の表面に対して斜め方向から前記半導体基板
中に第2導電型の不純物をイオン注入し、前記複数のメ
モリセル又は前記セレクトゲートトランジスタのソース
/ドレイン領域を形成すると共に、前記ゲート電極のソ
ース側又はドレイン側のエッジ部と前記ソース/ドレイ
ン領域の間のスペースからなるオフセット領域を形成す
る。
明の不揮発性半導体メモリについて詳細に説明する。
EPROMの主要部の一例を示している。
LSB書き込み方式などの選択ワード線に接続される
“0”書き込みを行わない(書き込みを禁止する)メモ
リセルのチャネル電位を昇圧させて誤書き込みを防止す
る技術に主として適用される。
状に配置された複数のNANDセルユニット112を有
する。本発明は、NANDセルユニット112内のメモ
リセル及びセレクトゲートトランジスタの構造に特徴を
有するが、その詳細については、後述する。メモリセル
アレイ111は、カラム方向に分割される複数のブロッ
クBLK0,BLK1,…から構成される。
びるワード線(コントロールゲート線)及びセレクトゲ
ート線からなる配線群114が配置される。配線群11
4は、ロウデコーダ113に接続される。セレクトゲー
トドライバ115及びコントロールゲートドライバ11
6は、メモリの動作モードに応じて、例えば、選択ブロ
ック内のセレクトゲート線及びワード線(コントロール
ゲート線)に所定の電位を供給する。
向に延びるビット線BLi−1,BLi,…が配置され
る。ビット線BLi−1,BLi,…の一端には、スイ
ッチ回路117を経由してVcc/GND供給回路11
8が接続される。Vcc/GND供給回路118は、例
えば、読み出し時に、ビット線BLi−1,BLi,…
に所定の電位を供給する。
は、スイッチ回路119を経由してラッチ機能を持つセ
ンスアンプ回路120が接続される。本例では、ラッチ
機能を持つセンスアンプ回路120は、2本のビット線
BLi−1,BLiに共通に接続される。ラッチ機能を
持つセンスアンプ回路120は、カラム選択回路122
を経由してI/Oバッファ123に接続される。カラム
選択回路122は、カラムデコーダ121の出力信号に
より制御される。
主要部の一例について説明した。ところで、上述のよう
に、本発明は、セルフブースト書き込み方式、LSB書
き込み方式などの選択ワード線に接続される“0”書き
込みを行わないメモリセルのチャネル電位を昇圧させて
誤書き込みを防止する技術に主として適用される。ま
た、本発明は、素子分離の構造(LOCOS、トレン
チ)、NANDセルユニット内のメモリセルやセレクト
ゲートトランジスタの数、メモリセルに記憶させるデー
タの数(2値メモリ、多値メモリ)、製造プロセスなど
に依存せず、その効果を発揮するものである。
ートトランジスタの構造について詳細に説明する。
セル及びセレクトゲートトランジスタの等価回路を示し
ている。図3は、1つのメモリセル又は1つのセレクト
ゲートトランジスタの等価回路を示している。
タM2と、このトランジスタM2のドレイン側及びソー
ス側にそれぞれ1つずつ寄生的に形成される2つのトラ
ンジスタM1,M3とから構成される。トランジスタM
1,M3の閾値は、互いに実質的に等しいが、トランジ
スタM2の閾値とは異なっている。3つのトランジスタ
M1,M2,M3は、それぞれ共通のフローティングゲ
ート電極とコントロールゲート電極を持っている。
れるトランジスタM1,M3のチャネル長は、トランジ
スタM2のチャネル長よりも小さく設定されている。ト
ランジスタM1,M2,M3の閾値は、メモリセルが書
き込み状態(2値メモリの場合は“0”、多値メモリの
場合は“1”,“2”,…“n”)にあるか又は消去状
態にあるか(2値メモリの場合は“1”、多値メモリの
場合は“0”)によって変動するが、常に、トランジス
タM1,M3の閾値Vth1,Vth3は、トランジス
タM2の閾値Vth2よりも大きく、また、トランジス
タM1,M3の基板バイアス効果は、トランジスタM2
の基板バイアス効果よりも大きくなっている。
路及びデバイス構造からしても、1つのトランジスタか
ら構成される必要があるが、トランジスタM2に寄生的
に形成されるトランジスタM1,M3は、それぞれ複数
のトランジスタの集合体であってもよい。
メモリセルと同様の構造を有している。この場合、本発
明のセル構造を有するデバイスを製造する製造方法が簡
単になる。この点については、製造方法の説明で詳述す
る。
も、メモリセルと同様に、メイントランジスタS2と、
このトランジスタS2のドレイン側及びソース側にそれ
ぞれ1つずつ寄生的に形成される2つのトランジスタS
1,S3とから構成される。トランジスタS1,S3の
閾値は、互いに実質的に等しいが、トランジスタS2の
閾値とは異なっている。3つのトランジスタS1,S
2,S3は、それぞれ共通のゲート電極を持っている。
れるトランジスタS1,S3のチャネル長は、トランジ
スタS2のチャネル長よりも小さく設定されている。ト
ランジスタS1,S3の閾値Vth4,Vth6は、ト
ランジスタS2の閾値Vth5よりも大きく、また、ト
ランジスタM4,M6の基板バイアス効果は、トランジ
スタM5の基板バイアス効果よりも大きくなっている。
デバイス構造からしても、1つのトランジスタから構成
される必要があるが、トランジスタS2に寄生的に形成
されるトランジスタS1,S3は、それぞれ複数のトラ
ンジスタの集合体であってもよい。
ゲートトランジスタが、共に、メイントランジスタと寄
生トランジスタにより構成されているが、本発明では、
メモリセル及びセレクトゲートトランジスタの少なくと
も一方が、メイントランジスタと寄生トランジスタによ
り構成されていればよい。
と寄生トランジスタにより構成される場合には、セレク
トゲートトランジスタについては、従来と同様の構造、
即ち、メイントランジスタS2のみからなる構造であっ
てもよい。また、セレクトゲートトランジスタがメイン
トランジスタと寄生トランジスタにより構成される場合
には、メモリセルについては、従来と同様の構造、即
ち、メイントランジスタM2のみからなる構造であって
もよい。
の両端のセレクトゲートトランジスタの一方のみ、例え
ば、ビット線側のセレクトゲートトランジスタをメイン
トランジスタと寄生トランジスタにより構成し、ソース
線側のセレクトゲートトランジスタについては、従来と
同様の構造、即ち、メイントランジスタのみからなる構
造であってもよい。
(b)のセレクトゲートトランジスタの基板バイアス効
果について説明する。
イアス効果は、図4(a)に示すようになる。図4
(a)において、Vsubは、基板電位(チャネル電
位)、φfは、フェルミポテンシャル、Vthは、メモ
リセルの閾値を表している。なお、実線は、寄生トラン
ジスタを有しない従来のメモリセルの特性である。
ルに比べて、基板バイアス効果(傾き)が全体的に大き
くなっているか(一点破線)、又は、基板電位Vsub
が所定値よりも大きい範囲において基板バイアス効果
(傾き)が急激に大きくなっている(破線)。このよう
な特性は、寄生トランジスタを有するメモリセルに特有
に生じるものであり、データ書き込み時に、非選択ワー
ド線に接続されるメモリセルの寄生トランジスタをカッ
トオフし、“1”書き込みを行う選択メモリセルのチャ
ネル電位を、書き込み電位により十分に大きな値まで昇
圧させるのに適している。
ンジスタの基板バイアス効果は、図4(b)に示すよう
になる。図4(b)において、Vsubは、基板電位
(チャネル電位)、φfは、フェルミポテンシャル、V
thは、セレクトゲートトランジスタの閾値を表してい
る。なお、実線は、寄生トランジスタを有しない従来の
セレクトゲートトランジスタの特性である。
は、従来のセレクトゲートトランジスタに比べて、基板
バイアス効果(傾き)が全体的に大きくなっているか
(一点破線)、又は、基板電位Vsubが所定値よりも
大きい範囲において基板バイアス効果(傾き)が急激に
大きくなっている(破線)。このような特性は、寄生ト
ランジスタを有するセレクトゲートトランジスタに特有
に生じるものである。
トゲートトランジスタでは、データ書き込み時に、カッ
トオフ特性をよくするためには(選択ワード線に接続さ
れる“1”書き込みを行うメモリセルをビット線から切
り離すためには)、チャネルに注入する不純物の濃度を
高くして、図4(b)の実線の傾きを大きくし、一点破
線に近付ける必要があった。
ールゲート電極とチャネルのカップリング比が低下する
ため、選択ワード線に接続される“1”書き込みを行う
メモリセルのチャネル電位を十分に上昇できなくなるこ
とは上述した通りである。
寄生トランジスタを備えることにより、チャネルの不純
物濃度を高くすることなく、基板バイアス効果(傾き)
を大きくすることができるため、データ書き込み時に、
選択ワード線に接続される“1”書き込みを行うメモリ
セルに繋がるセレクトゲートトランジスタをカットオフ
し、メモリセルのチャネル電位を、書き込み電位又はこ
れと転送電位により、十分に大きな値まで昇圧させるこ
とができる。
ートトランジスタにおいて、破線に示すような特性は、
基板電位が低い領域では基板バイアス効果(傾き)が小
さく、基板電位が高い領域では基板バイアス効果(傾
き)が大きいため、以下に示すように、理想の基板バイ
アス特性となる。
(A)は、基板バイアス効果(傾き)が小さいため、メ
モリセル及びセレクトゲートトランジスタの電流・電圧
転送能力が優れていることを示している。この領域の特
性は、読み出し時にビット線の電位を決定する場合や、
書き込み時にビット線からチャネルに初期電位Vchi
nitを転送する場合などに利用される。
(B)は、メモリセル及びセレクトゲートトランジスタ
の基板バイアス効果が大きく、容易にカットオフするこ
とを示している。この領域の特性は、書き込み時におい
てワード線(コントロールゲート線)に書き込み電位V
pp及び転送電位Vpassが与えられた場合(セルフ
ブート時)に利用される。
ass、チャネル電位Vch及びトランジスタM1,M
2,M3の閾値Vth1,Vth2,Vth3に関し
て、本発明のメモリセルが示す特性について検討する。
チャネル型)の閾値Vth(MC)は、ドレインからソ
ースにセル電流が流れるときのコントロールゲート電極
の電位とし、トランジスタM1,M2,M3の閾値Vt
h1,Vth2,Vth3は、各トランジスタのチャネ
ルが強反転状態を作り出すときのコントロールゲート電
極の電位とする。
び拡散層(ソース/ドレイン)の昇圧前後で異なった値
を有している。チャネル昇圧後の各トランジスタM1,
M2,M3の閾値Vth1,Vth2,Vth3は、バ
ックゲートバイアス効果による影響を含んだ値である。
ば、0[V]を与え、ウェルに、例えば、20[V]を
与え、ソース/ドレインをフローティング状態にし、メ
モリセルを消去状態(閾値が負の状態)にする。ここ
で、メモリセルの閾値が十分に深い場合(負の値で絶対
値が大きい場合、例えば、−4[V]以下の場合。)を
考える。
ランジスタM1,M2,M3の閾値Vth1,Vth
2,Vth3に依存する。特に、トランジスタM2のチ
ャネル長は、トランジスタM1,M3のチャネル長より
も大きく設定されているため、トランジスタM2の閾値
Vth2が最もメモリセルの閾値に影響する。
したままで、コントロールゲート電極にVpassを与
えると、コントロールゲート電極とチャネル(ソース/
ドレイン)の容量結合により、チャネルとソース/ドレ
インの電位が上昇し、書き込み禁止電位となる。
スタの閾値とコントロールゲート電極の電位の関係を示
している。また、表1は、メモリセルと各トランジスタ
M1,M2,M3のオン/オフ状態、チャネル電位、非
書き込みセルの閾値変動の関係を示している。ここで、
メモリセルは、各トランジスタM1,M2,M3の集合
体であり、後に示すオフセット領域を持つメモリセル
は、これに当たる。
assの上昇とともに上昇する。このチャネル電位Vc
hは、以下の式に比例する。 Cr×(Vpass−Vth(MC)−Vchini
t)+Vchinit 但し、Crは、チャネルブート比、Vchinitは、
チャネルの初期電位である。また、Vth(MC)は、
メモリセルの閾値で、負の値であるので、ここでは、0
とする。
は、例えば、ブート比Crが0.7、チャネルの初期電
位Vchinitが2[V]、Vpassが8[V]で
あるとすると、約6.2[V]となる。この値は、非書
き込みセル(図2のセルB)の閾値変動を十分に抑える
ことができる値である。また、この時、他の非選択セル
(図2のセルC)の閾値変動も、Vpassが8[V]
と十分小さいため、十分に抑えることができる。
場合(負の値で絶対値が小さい、例えば、−2V以上)
について考える。
C)は、負の値を示すが、Vth1及びVth3は、V
th2よりも大きい。このため、チャネル電位Vchの
上昇に伴って、Vpass≦Vch+Vth1、かつ、
Vpass≦Vch+Vth3となり、トランジスタM
1,M3がカットオフする(表1の状態B)。このと
き、Vth1及びVth3の値は、この条件を満たすよ
うに、十分に大きくすることが望ましい。さらに、チャ
ネル電位Vchが与えられたときのメモリセルの閾値の
実効的な上昇分が大きいように、バックゲートバイアス
効果が大きいことが望ましい。
3は、カットオフ状態、トランジスタM2は、メモリセ
ルが消去状態のため、オン状態である。しかし、メモリ
セルの閾値が0[V]近傍であると、トランジスタM2
は、オフ状態になることも考えられる。従って、メモリ
セルの閾値が0[V]近傍にあるときは、その閾値によ
ってトランジスタM2がオン状態になったり又はオフ状
態になったりする。
態になることが重要であり、トランジスタM2の閾値
は、それほど重要ではない。メモリセルのチャネルは、
トランジスタM1,M3がオフ状態のとき、Vchを維
持した状態で、フローティングになっている。
ルの昇圧後のチャネル及びソースドレインの電位は、非
選択ワード線に接続されたメモリセルのコントロールゲ
ート電極に与えられるVpassに大きく影響を受け
る。また、トランジスタM2とウェルの間の容量は小さ
く、このVpassにより十分に大きなチャネル電位V
chを得ることができる。よって、非書き込みセル(例
えば、図2のセルB)の閾値変動を小さく抑えることが
できる。
少なくとも1つを0[V]に設定した状態で、コントロ
ールゲート電極に、例えば、18[V]のパルス状の高
電位を印加し、メモリセルの閾値を正にした場合を考え
る。
ランジスタM1,M2,M3は、全てオフ状態となる。
える。通常、NANDセル(NANDセルユニット内の
各メモリセル)に対する書き込み動作は、NANDセル
ユニット内では、ビット線に最も遠いメモリセル(ソー
ス線側のメモリセル)からビット線側のメモリセルに向
って1セルずつ順次行われる。例えば、図2に示すよう
に、データ書き込みは、NANDセルユニット内では、
最初に、ワード線WLNに接続されるメモリセルについ
て行われ、最後に、ワード線WL1に接続されるメモリ
セルについて行われる。
合、“0”書き込みを行うメモリセルが接続されるビッ
ト線BL1を0[V]に設定し、“0”書き込みを行う
メモリセルが接続されないビット線BL2を電源電位V
cc(例えば、2.5V)に設定する。また、ビット線
側のセレクトゲート線SG1を電源電位Vcc(例え
ば、2.5V)に設定し、ソース線側のセレクトゲート
線SG2を0[V]に設定し、ソース線SLには、例え
ば、1V程度の電位を与える。
タイミングにより、選択ワード線WL2に書き込み電位
Vppを印加し、非選択ワード線WL1,WL3〜WL
Nに転送電位Vpassを与える。なお、図59のタイ
ミングチャートでは、書き込み電位Vpp及び転送電位
Vpassを持つパルスは、1つのみ示されているが、
通常、このパルスは、ベリファイ動作を間に入れ、複数
回出力される。
passを持つパルスの電位(又は幅)は、一般的に
は、書き込み回数に比例して初期値から次第に大きくし
ていく。このパルスのパルス幅は、10〜30μsec
程度である。なお、図2では、NANDセル列の両端に
それぞれセレクトゲートトランジスタを1個接続してい
るが、2個以上接続するようにしてもよい。また、セレ
クトゲートトランジスタは、メモリセルと同一の構造を
有していてもよい。
ユニットにおいて、ソース線SLに最も近いメモリセル
MN1に対して“0”書き込みを行う場合について考え
る。この場合、選択ワード線WLNに書き込み電位Vp
pを与え、これとほぼ同時に非選択ワード線WL1〜W
L(N−1)に転送電位Vpass(例えば、8V)を
与える。なお、書き込み電位Vppが最大値に達する時
間は、転送電位Vpassが最大値に達する時間よりも
遅いのが一般的である。
ロック内のメモリセルは、全て消去状態(“1”状態)
にある。よって、ソース線SLに最も近いメモリセルM
N1に対して“0”書き込みを行う場合、選択ブロック
内のメモリセルは、全て消去状態になっている。つま
り、メモリセルは、上記表1のA状態又はB状態(閾値
が0よりも小さい状態)にある。
深い(負で絶対値が大きい)場合、そのメモリセルは、
オン状態となり、図3におけるトランジスタM1,M3
がカットオフすることはない。しかし、転送電位Vpa
ssにより昇圧されるチャネル電位Vchは、バックパ
ターンがこのような消去状態であると、非常に大きくな
る。ここで、バックパターンとは、非選択ビット線に接
続される、即ち、“0”書き込みを行うメモリセルを含
まないNANDセルユニット内のメモリセルのうちコン
トロールゲート電極にVpassが印加されるメモリセ
ルの全てのことである。
ルMN1に対して“0”書き込みを行う場合、Vpas
s(6〜8V)により十分にチャネル電位を上昇させる
ことができ、誤書き込みが生じることはない。
消去状態であれば、ワード線WL1〜WLNのうちのい
ずれが選択された場合であっても、誤書き込みが生じ難
くなることがわかる。
えば、−1[V]のように、非常に浅い(負で絶対値が
小さい)場合を考える。この場合、メモリセルの閾値
は、バックゲートバイアス効果で上昇するため、従来構
造では、チャネル電位Vchの上昇が抑えられる。
を使用した場合、メモリセルは、上記表1のB状態にあ
り、非選択ワード線に転送電位Vpassが印加される
と、図3のトランジスタM1,M3は、チャネル電位V
chの増加によりカットオフ状態になる。
セルよりもビット線側に存在するメモリセルは全てカッ
トオフ状態となり、LSB書き込み動作と同様の状態と
なる。即ち、選択ワード線に接続される“0”書き込み
を行わないメモリセルのチャネル電位Vchは、選択ワ
ード線に印加される書き込み電位Vppにより昇圧され
る。
[V]、チャネルブート比を0.5と仮定すると、本発
明の構造を有するメモリセルのチャネル電位Vchは、
9〜11[V]程度まで上昇するため、誤書き込みが生
じることはない。
ルのうちソース線側から2番目のメモリセルM(N−
1)1に対して“0”書き込みを行う場合を考える。
いNANDセルユニット、即ち、ビット線BL2に接続
されるNANDセルユニットにおいて、メモリセルMN
2が消去状態(“1”状態)のときは、上述したよう
に、閾値の絶対値の大きさにかかわらず、誤書き込みが
生じることはない。
(“0”状態)にある場合も全く問題がない。即ち、選
択ワード線WL(N−1)に接続されるメモリセルM
(N−1)2よりもビット線側に存在するメモリセルM
12〜M(N−2)2は、全て消去状態にあり、上述し
たように、転送電位Vpassがコントロールゲート電
極に与えられると、閾値の絶対値の大きさにかかわら
ず、メモリセルMN2のチャネル電位が上昇する。そし
て、メモリセルMN2は、そのブートされたチャネル電
位による基板バイアス効果(バックゲートバイアス効
果)により容易にカットオフするからである。
2)2のチャネル電位Vchが上昇するため、誤書き込
みが生じることはない。
場合を考える。この場合、メモリセルM12〜M72
は、必ず、消去状態にあるため、メモリセルの閾値の絶
対値にかかわらず、Vpassによるチャネル電位Vc
hの上昇に寄与する。メモリセルM82よりもソース線
側に存在するメモリセルM92〜MN2が全て消去状態
の場合は、上述したように、チャネル及びソース/ドレ
イン拡散層は、十分に上昇する。
に存在するメモリセルのなかに書き込み状態のメモリセ
ルが少なくとも1つ存在すると、そのメモリセルは、チ
ャネル電位Vchの昇圧の過程で、図2に示すメイント
ランジスタM2の両側のトランジスタM1,M3がカッ
トオフする。このため、メモリセル自体もカットオフ状
態になり、このメモリセルよりソース線側に存在するメ
モリセルは、全てカットオフ状態になる。
ると、そのメモリセルよりもソース線側に存在するメモ
リセルの全てがカットオフ状態になるので、チャネルの
昇圧の障害になることはない。
1に対して“0”書き込みを行う場合について考える。
この場合、“0”書き込みを行うメモリセルを含まない
NANDセルユニット、即ち、ビット線BL2に接続さ
れるNANDセルユニット内のメモリセルM12よりも
ソース線側に存在するメモリセルM22〜MN2の全て
が消去状態(“1”状態)である場合、上述したよう
に、誤書き込みが発生することはない。
11に対して“0”書き込みを行う場合、誤書き込みが
生じ易いモードが存在する。これは、メモリセルM22
が書き込み状態で、メモリセルM22よりもソース線側
に存在するメモリセルM32〜MN2が消去状態である
ときである。
2の閾値が浅く(正の値で絶対値が小さい)、かつ、消
去状態のメモリセルM32〜MN2の閾値が深い(負の
値で絶対値が大きい)と、メモリセルM12に対して誤
書き込みが生じ易くなる。
モリセルM22は、書き込み状態であるため、このメモ
リセルは、チャネルの昇圧の過程でカットオフする。し
かし、メモリセルM22の閾値が低いと、メモリセルM
22がカットオフし難くなる。そこで、メモリセルM2
2をカットオフ状態にするため、メモリセルM22より
もソース線側のメモリセルM32〜MN2のチャネルを
Vpassにより十分に昇圧する必要がある。
態であると、ビット線BL2からセレクトゲートトラン
ジスタS12を介して転送される初期電位Vchini
tは、メモリセルM22がオン状態となるようなVpa
ssが与えられるまで、メモリセルM32〜MN2のチ
ャネルに転送されない。つまり、この初期電位Vchi
nit分だけ、最終的なチャネル電位が減ることにな
り、メモリセルM22がカットオフし難くなる。
せるためには、Vpassの値を大きくしなければなら
ない。
分にカットオフしなくても、消去状態のメモリセルが多
ければ、その分、チャネル及びソース/ドレイン拡散層
が昇圧されるので、“0”書き込みを行わない非書き込
みセルの閾値変動は極わずかとなり、誤書き込みの問題
はなくなる。また、書き込み状態のメモリセルが2つ以
上存在する場合は、それだけカットオフし易くなるた
め、全く問題がない。
の場合は、それら全てがカットオフするため、選択ワー
ド線WL1に接続されるメモリセルM12のチャネル電
位は、Vppにより十分に昇圧させることができる。よ
って、誤書き込みの問題は発生しない。
動作は、以上の通りである。このメモリセルの最も大き
な特徴は、セルフブーストによる書き込み動作で、LS
B書き込み動作を実現できる点にある。
をほぼ0に抑えることができる。また、転送電位Vpa
ssは、6〜9[V]程度で十分であり、従来のように
大きなVpassを必要としないため、例えば、図2セ
ルCの閾値変動もほとんどない。つまり、本発明によれ
ば、書き込み動作において、“0”書き込みを行わない
全ての消去状態のメモリセルの閾値変動を小さくでき
る。
に、本発明のセル構造が従来のセル構造よりも優れてい
る点としては、メモリセルの消去閾値の絶対値の大きさ
にかかわらず、例えば、図2のセルBの閾値変動を小さ
く抑えることができる点にある。つまり、従来のセル構
造を対象とするLSB書き込み方式では、消去閾値の制
御が必要であり、これが書き込み/消去時間の増大を招
いていたため、現実的にはこの方式を製品に適用するこ
とができなかった。これに対し、本発明のメモリセルを
用いれば、LSB書き込み方式において消去閾値を制御
しなくてもよく、書き込み/消去時間を増大させること
はない。
リに最も適している。従来のセル構造では、多値化によ
りメモリセルに記憶するデータが3値以上になると、最
も大きな値を持つ場合の閾値が非常に高くなり、セルフ
ブースト時のチャネル及びソース/ドレイン拡散層の電
位が十分に昇圧されなくなり、例えば、図52のセルB
及びセルCに対して誤書き込みが発生する可能性があっ
た。
63のメモリセルM12,M32をカットオフ状態にす
るために、メモリセルM32よりもソース線側のメモリ
セルM42〜MN2のチャネル及びソース/ドレイン拡
散層の電位を十分に上昇させる必要がある。しかし、メ
モリセルM42〜MN2が書き込み状態にあり、その閾
値が大きいと、そのチャネル電位を十分に昇圧すること
ができず、メモリセルM22に対して誤書き込みが発生
する可能性がある。
sを大きくすると、メモリセルM22に対して誤書き込
みが発生する可能性は低減されるが、今度は、メモリセ
ルM41〜MN1において閾値変動が大きくなり、これ
らメモリセルM41〜MN1に対する誤書き込みが発生
する。
進めると、書き込み状態のメモリセルの閾値の最大値の
上昇に伴って、セルフブースト書き込み時又はLSB書
き込み時に、負の閾値を持つメモリセルが正の閾値に変
動する場合がある。このため、多値化を進める際には、
各データの閾値分布をできるだけ狭くし、如何にして書
き込み後の閾値の最大値を小さくするかが、誤書き込み
を防止するために重要な技術となる。
と、メモリセルの閾値が正方向に大きくなればなるほ
ど、セルフブースト書き込み時に、メモリセルがカット
オフし易くなる。従って、多値化に伴い、誤書き込みが
発生し易くなるという問題は全くなくなる。
てセルフブースト書き込み動作を実行した場合における
セルB及びセルCの閾値変動の様子を示している。図6
(b)は、従来のメモリセルに対してセルフブースト書
き込み動作を実行した場合におけるセルB及びセルCの
閾値変動の様子を示している。
発明)及び図52(従来)におけるセルB及びセルCを
いうものとする。また、閾値は、ビット線に0.5[μ
A]の電流が流れるときのコントロールゲート電位と定
義する。
あり、その閾値は、−3.0[V]であるとする。この
後、セルBのコントロールゲート電極には、50μse
cで“0”書き込みを行うセルの閾値が1.0[V]に
なる書き込み電位Vppにさらに1.5[V]を加えた
電位を、500μsecで印加し、これを“1”書き込
みストレスとする。また、セルCのコントロールゲート
電極には、転送電位Vpassを750μsecで与え
る。
一例を示したもので、これらストレス条件や閾値の定義
を変えることもできる。この場合であっても、テストに
より得られる結果は、実質的には同じである。
は、具体的な数値を示しているが、これは、メモリセル
の書き込み特性やチャネルブート比などのメモリセルの
特性に大きく影響されるものであるため、数値の絶対値
が多少変動しても全く問題はない。
造を有するメモリセルの特性について説明する。なお、
メモリセルの特性は、図52のセルAに対して“0”書
き込みを行ったときのセルB,Cの閾値変化の量として
表している。
における転送電位VpassとセルBの閾値変化の関係
を示している。バックパターンが消去状態の場合、セル
Bの閾値変化は、転送電位Vpassが7[V]以上と
なったときに零になる。
(閾値が2.0[V])の場合における転送電位Vpa
ssとセルBの閾値変化の関係を示している。バックパ
ターンが書き込み状態(閾値が2.0[V])の場合
は、転送電位Vpassとして、例えば、10[V]程
度を与えたとしても、閾値は、−3.0[V]から−
2.0[V]近傍まで変動する。これは、バックパター
ンの閾値が大きくなると、チャネル電位が低下するため
である。従って、バックパターンの閾値が大きくなる多
値メモリの場合は、特に、閾値変動が大きくなり、誤書
き込みが多発することになる。
の閾値変化の関係を示している。セルCの閾値変化につ
いては、セルフブーストとは関係がないため、閾値変化
は、メモリセルの書き込み特性によって決まる。
に関わるセル構造を有するメモリセルの特性について説
明する。なお、メモリセルの特性は、図2のセルAに対
して“0”書き込みを行ったときのセルB,Cの閾値変
化の量として表している。
における転送電位VpassとセルBの閾値変化の関係
を示している。バックパターンが消去状態の場合は、従
来のセル構造の特性と同様に、セルBの閾値変化は、転
送電位Vpassが7[V]以上となったときに零にな
る。
み状態(閾値が2.0[V])の場合における転送電位
VpassとセルBの閾値変化の関係を示している。バ
ックパターンが書き込み状態、即ち、バックパターンの
閾値が正である場合には、転送電位Vpassによら
ず、閾値の変動は、ほとんどない。つまり、本発明のセ
ル構造では、バックパターンの閾値が大きければ大きい
ほど、セルBの閾値の変動量は小さくなる。
書き込みの発生し易い状態にある場合における転送電位
VpassとセルBの閾値変化の関係を示している。最
も誤書き込みの発生し易い場合、即ち、最も閾値変動が
大きくなる場合とは、上述したように、ビット線に最も
近いワード線が選択されたときに、ビット線側から2番
目のメモリセルが書き込み状態で、しかも、その閾値が
浅く(絶対値が小さく)、ビット線側から3番目のメモ
リセルからソース線に最も近いメモリセルまでの全てが
消去状態で、しかも、そのしきい値が深い(絶対値が大
きい)場合である。この場合、セルBの閾値変化は、転
送電位Vpassが5[V]付近で最大となるが、その
量は小さく、かつ、同じ条件においてバックパターンが
消去状態の場合の閾値変化よりも概ね小さくなってい
る。
“0”書き込みを行わないメモリセルに対して、どのよ
うな条件によっても、ほとんど閾値変化がないようなV
passの範囲を確保することができる。このため、セ
ルフブースト書き込み動作やLSB書き込み動作を行う
場合に、セルBやセルCに対する誤書き込みを完全に防
止することができる。
の閾値変化の関係を示している。セルCの閾値変化につ
いては、セルフブーストとは関係がないため、図6
(b)の場合と同様に、閾値変化は、メモリセルの書き
込み特性によって決まる。
合、読み出し動作時に、寄生トランジスタ(図3のM
1,M3,S1,S3)が抵抗として働くため、セル電
流が小さくなり、読み出し時間が長くなるという問題が
生じる。しかし、この問題については、回路設計やメモ
リセルアレイの分割方法の工夫により、読み出し時間が
長くならないようにすることが十分に可能である。な
お、この点の詳細については、省略する。
電流の減少に関して、セル電流自体を大きくすることも
可能であるが、この場合、電圧降下により、基板バイア
ス効果が生じたのと等価になり、メモリセルの閾値を変
動させる。また、この閾値変動は、ビット線に近いメモ
リセルほど、発生し易くなる。このため、読み出し時の
セル電流は、小さくすることが望ましい。
ることはできないため、ビット線に接続されるセンスア
ンプなどの読み出し回路の構成を工夫し、セル電流(読
み出し電流)が少なくても、高速に読み出し動作ができ
るような高性能な読み出し回路を提供することが望まし
い。
トトランジスタは、微細化の進展に伴い、ゲート長が短
くなってくると、ショートチャネル効果が発生し、その
閾値にばらつきが生じる。また、メモリセルの閾値のば
らつきは、各メモリセルのセル電流のばらつきを生じさ
せ、各メモリセルの書き込み/消去特性のばらつきを生
じさせる。セレクトゲートトランジスタの閾値のばらつ
きは、カットオフ特性のばらつきを生じさせる。
イントランジスタM2とその両端に配置される寄生トラ
ンジスタM1,M3とから構成されるため、ショートチ
ャネル効果が抑制され、書き込み/消去特性のばらつき
が回避される。また、本発明のセレクトゲートトランジ
スタも、メモリセルと同様の構造を有しているため、そ
の閾値やカットオフ特性のばらつきを防止できる。
頼性のNAND型EEPROMを実現できる。
レクトゲートトランジスタの他の例を示している。
セレクトゲートトランジスタは、共に、メイントランジ
スタとその両端に1つずつ接続される2つの寄生トラン
ジスタとから構成される。これに対し、本例では、メモ
リセル及びセレクトゲートトランジスタを、それぞれメ
イントランジスタとそのドレイン側(ビット線側)に接
続される1つの寄生トランジスタとから構成している。
M2は、それぞれ共通のフローティングゲート電極とコ
ントロールゲート電極を持っている。また、トランジス
タM1のチャネル長は、トランジスタM2のチャネル長
よりも短く設定されている。トランジスタM1,M2の
閾値は、メモリセルが書き込み状態(2値メモリの場合
は“0”、多値メモリの場合は“1”,“2”,…
“n”)にあるか又は消去状態にあるか(2値メモリの
場合は“1”、多値メモリの場合は“0”)によって変
動するが、常に、トランジスタM1の閾値Vth1は、
トランジスタM2の閾値Vth2よりも大きくなってい
る。
モリセルと同様の構造を有している。即ち、トランジス
タS1,S2は、それぞれ共通のゲート電極を持ってい
る。また、トランジスタS1のチャネル長は、トランジ
スタS2のチャネル長よりも短く設定されている。ま
た、トランジスタS1の閾値Vth4は、トランジスタ
S2の閾値Vth5よりも大きくなっている。
ンジスタにおいて、メイントランジスタは、等価回路及
びデバイス構造からしても、1つのトランジスタから構
成される必要があるが、寄生トランジスタは、複数のト
ランジスタの集合体であってもよい。
ンジスタを採用した場合も、セルフブースト書き込み動
作やLSB書き込み動作において、寄生トランジスタが
カットオフトランジスタとして働くため、図3の例と同
様に、素子の微細化が進行しても誤書き込みなしに書き
込み動作を行うことができるという効果が得られる。ま
た、本例のセル構造も、特に、多値メモリにおいてセル
フブーストやLSBなどの非書き込みセルのチャネルの
昇圧を行う書き込み動作が適用される場合に非常に有効
である。
に、寄生トランジスタの閾値がメイントランジスタの閾
値よりも高く設定されているため、読み出し動作時に、
この寄生トランジスタが抵抗として働く。しかし、本例
では、寄生トランジスタは、メイントランジスタのドレ
イン側のみに配置されている。このため、本例では、図
3の例のようなセル電流の減少はなく、従来のセル構造
に比べて読み出し速度が極端に遅くなることはない。
ートトランジスタを実現するための具体的なデバイス構
造について説明する。
構成するメモリセルのカラム方向(ビット線が延びる方
向)の断面図を示している。
あり、図9は、Pチャネル型のメモリセルの例である。
なお、セレクトゲートトランジスタも、メモリセルと同
様のデバイス構造を有しているが、実際にゲート電極と
して機能するのは、例えば、2層ポリシリコンゲートの
下層のみである。
最も簡単で実用性が高いデバイス構造は、ソース/ドレ
イン拡散層とゲートエッジの間に、ゲートオフセット領
域を設けることである。
ス/ドレイン拡散層の端とゲートエッジの間のスペース
のことである。通常、ソース/ドレイン拡散層の端は、
ゲートエッジ部又はゲート電極の直下に存在するが、本
発明では、ソース/ドレイン拡散層の端をゲートエッジ
部から離れた位置に形成し、ゲートオフセット領域を設
けている。
ような方法により形成される。まず、基板(Pウェル)
に対して閾値制御のためのイオン注入、いわゆるチャネ
ルインプラが行われ、また、トンネル酸化膜、素子分離
絶縁膜、第1層目のポリシリコン膜、インターポリ絶縁
膜、第2層目のポリシリコン膜がそれぞれ形成される。
この後、ゲート電極の加工が行われ、さらに、ゲート電
極をマスクにしてソース/ドレイン拡散層のためのイオ
ン注入が実行される。ここで、ゲートオフセット領域
は、ソース/ドレイン拡散層のためのイオン注入前に、
例えば、ゲート電極の側壁に側壁絶縁膜(スペーサ)を
形成することにより容易に形成できる。ゲートオフセッ
ト領域の形成方法の具体例については、後の製造方法の
説明で詳述する。
ルゲート電極から見ると、フローティングゲート電極を
持ち、ゲート絶縁膜が厚い寄生トランジスタとして見え
る。従って、図8及び図9のメモリセル(セレクトゲー
トトランジスタも同様)は、図3に示すような等価回路
で表すことができる。この寄生トランジスタは、フロー
ティングゲート電極内の電荷量によりその閾値が影響さ
れる。但し、寄生トランジスタは、常に、メイントラン
ジスタよりもオン状態になり難く、また、寄生トランジ
スタの閾値は、正方向に大きく、かつ、基板バイアス効
果による影響が大きい。
ストやLSBなどのチャネル電位の昇圧によりソース/
ドレイン拡散層の電位が上昇すると、容易にカットオフ
状態になる。このため、メモリセルが消去状態の場合で
あっても、その消去閾値が浅い(負で絶対値が小さい)
ときには、ゲートオフセット領域に寄生する寄生トラン
ジスタは、カットオフ状態になる。
るメモリセル(nチャネル、pチャネルのいずれでもよ
い)から構成されるNAND型EEPROMによれば、
素子の微細化やメモリの多値化が進行した場合に、セル
フブーストやLSBなどの書き込み方式で動作させて
も、消去状態を維持するメモリセルの閾値変動を抑える
ことができ、誤書き込みを防止できる。
ルユニットのデバイス構造のカラム方向の断面図を示し
ている。
続された複数個(例えば、16個)のメモリセルからな
るNANDセルと、その両端に1つずつ接続された2つ
のセレクトゲートトランジスタとから構成される。
セレクトゲートトランジスタは、例えば、P型半導体基
板10に形成されたN型ウェル11内のP型ウェル12
内、即ち、ツインウェル内に配置される。
ティングゲート電極5上にインターポリ絶縁膜(ONO
膜)6を介してコントロールゲート電極7を積み重ねた
いわゆるスタックゲート構造を有する。各セレクトゲー
トトランジスタも、メモリセルと同様のスタックゲート
構造をゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)4上に有する
が、例えば、ゲート電極として実際に機能するのは下層
のみである。
は、それぞれメモリセルアレイのロウ方向に延び、ロウ
方向のメモリセルに共通に接続される。同様に、セレク
トゲート電極(セレクトゲート線)も、メモリセルアレ
イのロウ方向に延び、ロウ方向のNANDセルユニット
内のセレクトゲートトランジスタに共通に接続される。
する2つのトランジスタ(メモリセル又はセレクトゲー
トトランジスタ)が1つのN- 拡散層(ソース又はドレ
イン)1cを共有している。また、カラム方向に隣接す
る2つのNANDセルユニットも、N+ 拡散層1bを共
有している。
散層1b及びN- 拡散層1cの端とゲートエッジの間
に、ゲートオフセット領域が設けられている点にある。
ゲートオフセット領域は、メモリセル及びセレクトゲー
トトランジスタの双方に設けられている。
レクトゲートトランジスタは、層間絶縁膜8中に形成さ
れたビット線コンタクト部14を介してビット線(デー
タ線)9に接続され、他端側(ソース側)のセレクトゲ
ートトランジスタは、層間絶縁膜8中に形成されたソー
ス線コンタクト部16を介してソース線(基準電位線)
15に接続される。ソース線15は、例えば、全てのN
ANDセルユニットに共通に接続される。
を示したが、平面図やロウ方向の断面図は、従来(図5
4、図56、図57及び図58)と特に変わらない。ま
た、素子分離構造としては、フィールド酸化膜による場
合でも、又はSTI(Shallow Trench Isolation)によ
る場合でも、いずれであってもよい。
ートトランジスタを有するNAND型EEPROMのメ
モリセルアレイ部の製造方法の第1例について説明す
る。
リセル及びセレクトゲートトランジスタがそれぞれNチ
ャネル型である場合を例にするが、当然に、不純物の種
類やイオン注入条件(ドーズ量、加速電圧など)を変え
ることにより、以下の製造方法は、Pチャネル型の場合
にも適用することが可能である。
れるいわゆる周辺回路部についても、メモリセルアレイ
部の形成に並行して形成されるが、周辺回路部の製造方
法は、本発明に特に重要でないため、省略することにす
る。
化により、p型シリコン基板40上に厚さ約10nmの
シリコン酸化膜41aを形成する。
成用のマスクを用いて、シリコン基板40中にn型不純
物(例えば、リン(P))をイオン注入し、n型ウェル
領域42を形成する。ここで、n型ウェル領域42は、
例えば、1.5[MeV]の加速エネルギー、4.0×
1013cm−2のドーズ量で、リンをシリコン基板4
0中にイオン注入することにより形成される。
ば、3段階のイオン注入により実現してもよい。即ち、
第1段階では、例えば、1.5[MeV]の加速エネル
ギー、4.0×1012cm−2のドーズ量で、リンを
シリコン基板中にイオン注入し、第2段階では、例え
ば、750[KeV]の加速エネルギー、8.0×10
12cm−2のドーズ量で、リンをシリコン基板中にイ
オン注入し、第3段階では、例えば、150[KeV]
の加速エネルギー、1.0×1012cm−2のドーズ
量で、リンをシリコン基板中にイオン注入する。
て、シリコン基板40中にp型不純物(例えば、ホウ素
(B))をイオン注入し、p型ウェル領域43を形成す
る。ここで、p型ウェル領域43は、例えば、300
[KeV]の加速エネルギー、3.0×1013cm
−2のドーズ量で、ホウ素をシリコン基板40中にイオ
ン注入することにより形成される。
ば、2段階のイオン注入により実現してもよい。即ち、
第1段階では、例えば、400[KeV]の加速エネル
ギー、4.0×1013cm−2のドーズ量で、ホウ素
をシリコン基板中にイオン注入し、第2段階では、例え
ば、200[KeV]の加速エネルギー、1.0×10
12cm−2のドーズ量で、ホウ素をシリコン基板中に
イオン注入する。
型ウェル領域43よりも不純物濃度が高いp型フィール
ド領域44が形成される。また、p型ウェル領域43の
表面部に対して、例えば、10[KeV]の加速エネル
ギー、3.0×1013cm −2のドーズ量で、ホウ素
をイオン注入(いわゆるチャネルインプラ)する。この
後、シリコン酸化膜41aは、除去される。
コン酸化膜41aを除去した後に行ってもよい。即ち、
シリコン酸化膜41aを除去した後に、再び、熱酸化に
より、p型シリコン基板40上に厚さ約10nmのシリ
コン酸化膜を形成し、チャネルインプラのためのパター
ニングを行う。そして、例えば、10[KeV]の加速
エネルギー、3.0×1013cm−2のドーズ量で、
ホウ素のイオン注入(チャネルインプラ)を行い、この
後、シリコン酸化膜を剥離する。
℃の酸素雰囲気中において熱酸化を行い、シリコン基板
40上に厚さ約8nmのシリコン酸化膜41を形成す
る。また、例えば、CVD法を用いて、シリコン酸化膜
41上に、n型不純物(例えば、リン)を約2×10
20cm−3含む厚さ約50nmのn型ポリシリコン膜
45を形成する。
て、ポリシリコン膜45上に厚さ約100nmのシリコ
ン窒化膜46を形成する。続けて、例えば、CVD法を
用いて、シリコン窒化膜46上に厚さ約150nmのシ
リコン酸化膜(TEOS膜)47を形成する。
リコン酸化膜47上にレジストパターンを形成する。こ
のレジストパターンをマスクにして、RIE(反応性イ
オンエッチング)法により、シリコン酸化膜47をエッ
チングする。また、シリコン酸化膜47をマスクにし
て、RIE法により、シリコン窒化膜46をエッチング
した後、シリコン酸化膜47を除去する。
膜46をマスクにして、RIE法により、ポリシリコン
膜45及びシリコン酸化膜41を順次エッチングする。
また、シリコン窒化膜46をマスクにしてシリコン基板
40をエッチングし、シリコン基板40に、底部がp型
フィールド領域44に達するトレンチ48を形成する。
なお、このトレンチ48の深さは、例えば、0.3μm
程度である。
D法を用いて、シリコン窒化膜46上に、トレンチ48
を完全に満たすような厚さ約800nmのTEOS膜4
9を形成する。この後、CMP(化学的機械的研磨)法
を用いて、TEOS膜49を研磨し、トレンチ48内の
みにTEOS膜49を残存させ、STI(Shallow Tren
ch Isolation)構造を完成させる。
エッチングストッパとして機能するため、TEOS膜4
9の表面は、シリコン窒化膜46の表面にほぼ一致して
いる(一般には、TEOS膜49の表面は、シリコン窒
化膜46の表面よりも少し低くなる)。この後、シリコ
ン窒化膜46は、除去される。
D法を用いて、ポリシリコン膜45上に、厚さ約100
nmのポリシリコン膜50を形成する。この後、例え
ば、熱拡散法により、ポリシリコン膜50中に、n型不
純物(例えば、リン)を約2×1020cm−3導入
し、ポリシリコン膜50を低抵抗化する。
D法により、ポリシリコン膜50上に厚さ約200nm
のシリコン窒化膜51を形成する。また、このシリコン
窒化膜51をパターニングし、ソース側及びドレイン側
のセレクトゲートトランジスタが形成される領域を除
き、シリコン窒化膜51にカラム方向に延在するスリッ
トを形成する。なお、スリットの幅(ロウ方向の幅)
は、200〜300nmである。
51上に厚さ約80nmのシリコン窒化膜52を形成す
る。このシリコン窒化膜52をRIEによりエッチング
すると、シリコン窒化膜52は、シリコン窒化膜51の
スリットの側壁のみに残存する。
クにして、RIEによりポリシリコン膜50をエッチン
グすると、図18に示すように、ポリシリコン膜50に
は、スリット状の開口53が形成される。ここで、開口
53の幅(ロウ方向の幅)は、STI構造を実現するT
EOS膜49の幅(ロウ方向の幅)よりも狭くなってい
るため、フローティングゲートとなるポリシリコン膜4
5,50は、ウイング状となっている。
は、除去される。
膜50上に絶縁膜54を形成する。この絶縁膜54は、
例えば、厚さ約5nmのシリコン酸化膜、厚さ約8nm
のシリコン窒化膜、厚さ約5nmのシリコン酸化膜から
構成される(いわゆるONO膜)。また、例えば、CV
D法により、絶縁膜54上に、厚さ約150nmのポリ
シリコン膜55を形成する。また、熱拡散法により、ポ
リシリコン膜55中に約3.6×1020cm−3のn
型不純物(例えば、リン)を導入し、ポリシリコン膜5
5の低抵抗化を図る。
D法を用いて、ポリシリコン膜55上に、n型不純物を
含んだ厚さ約100nmのポリシリコン膜56を形成す
る。また、例えば、CVD法を用いて、ポリシリコン膜
56上に厚さ約200nmのタングステンシリサイド
(WSi)膜57を形成する。続けて、CVD法によ
り、タングステンシリサイド膜57上に厚さ約100n
mのシリコン窒化膜58を形成する。また、CVD法に
より、シリコン窒化膜58上に厚さ約100nmのシリ
コン酸化膜(TEOS膜)59を形成する。
シリコン酸化膜59上にレジストパターンを形成し、こ
のレジストパターンをマスクにしてRIEによりシリコ
ン酸化膜59をエッチングする。また、シリコン酸化膜
59をマスクにして、RIEによりシリコン窒化膜58
をエッチングした後、シリコン酸化膜59は、除去され
る。
ターニングされたシリコン窒化膜58をマスクにして、
RIEにより、タングステンシリサイド膜57、ポリシ
リコン膜56,55を順次エッチングする。これによ
り、ロウ方向に伸びるコントロールゲート電極CG0〜
CG15及びセレクトゲート電極SGS(上),SGD
(上)が完成する。
(上),SGD(上)については、コンタクト領域を配
置する部分が除去され、かつ、その部分においてカラム
方向に90°に折り曲がったパターンで形成される。ま
た、コンタクト領域を配置する部分においては、隣りの
セレクトゲート電極SGS(上),SGD(上)につい
ても取り除かれる。
G15の幅及び間隔は、それぞれ例えば、0.2μmに
設定される。
EPにより、コンタクト領域を配置する部分にレジスト
パターン90を形成する。このレジストパターン90及
びシリコン窒化膜58をマスクにして、RIEにより、
絶縁膜54、ポリシリコン膜50,45を順次エッチン
グする。これにより、ロウ方向に伸びるフローティング
ゲート電極FGと、セレクトゲート電極SGS(下),
SGD(下)(ゲート領域及びコンタクト領域)が完成
する。この後、レジストパターン90は、除去される。
膜58(コントロールゲート電極及びセレクトゲート)
をマスクにして、セルフアラインにより、p型ウェル領
域43にn型不純物(例えば、リン)をイオン注入し、
n型拡散層61,61a,61bを形成する。なお、拡
散層61aは、NANDセルユニットのソースとなり、
拡散層61bは、NANDセルユニットのドレインとな
る。
は、コントロールゲート電極CG0〜CG15及びセレ
クトゲート電極SGS,SGDの間の狭いスペース(例
えば、0.2μm)に対するイオン注入により形成され
る。このため、ゲートエッジ部では、スペースの中央部
に比べて、イオン注入により注入されたn型不純物の濃
度が低くなっている。
位置は、シリコン基板40の表面部の各不純物の濃度、
特に、いわゆるチャネルインプラで注入したp型不純物
の濃度とn型拡散層(ソース/ドレイン)の形成のため
のイオン注入で注入したn型不純物の濃度により決定さ
れる。つまり、ゲートエッジ部では、n型拡散層の形成
のためのイオン注入で注入されるn型不純物の濃度が低
くなるため、n型不純物が予め存在したp型不純物によ
り相殺され、n型拡散層61,61a,61bは、ゲー
トエッジ部には形成されない。
形成のためのイオン注入時におけるn型不純物のドーズ
などの条件を調節し、ゲートエッジ部に、ゲートオフセ
ット領域が形成されるようにすることが重要である。
トロールゲート電極CG0〜CG15、セレクトゲート
電極SGS,SGD及びフローティングゲート電極FG
の側壁に、厚さ約60nmのシリコン窒化膜60を形成
する。このシリコン窒化膜60は、マスクになる。よっ
て、この後、例えば、ソース/ドレイン形成のためのイ
オン注入を行ってもよい。
膜60上に厚さ約1.45μmのBPSG膜62を形成
する。また、CMP法を用いて、BPSG膜62を約
0.4μm研磨し、BPSG膜62の表面を平坦にす
る。
PSG膜62上にエッチングストッパとしてのシリコン
窒化膜91を形成する。続けて、シリコン窒化膜91上
にTEOS膜64を形成する。
成する。このレジストパターンをマスクにして、RIE
によりTEOS膜64をエッチングし、TEOS膜64
に配線溝を形成する。この時、シリコン窒化膜91は、
RIEにおけるエッチングストッパとして機能する。こ
の後、レジストパターンが除去される。
成する。このレジストパターンをマスクにして、RIE
により、BPSG膜62、シリコン窒化膜60及びシリ
コン酸化膜41に、拡散層(ソース)61a、拡散層
(ドレイン)61bに達するコンタクトホールS,Dを
形成する。同時に、このRIEにより、第一層目のセレ
クトゲート電極SGS(下),SGD(下)のコンタク
ト領域に達するコンタクトホールSS,SDを形成す
る。この後、レジストパターンが除去される。
ルの内面に、例えば、チタンと窒化チタンの積層からな
るバリアメタル65A〜65Eを形成する。また、TE
OS膜64上に、配線溝及びコンタクトホールを完全に
満たすタングステン膜66A〜66Eを形成する。この
タングステン膜66A〜66Eを、CMP法により研磨
し、配線溝及びコンタクトホール内のみに残すと、NA
NDセルユニットのソースに接続されるソース配線S
L、NANDセルユニットのドレインに接続される配線
65B,66B、ドレイン側セレクトゲート電極SGD
(下)に接続される配線SDL、及びその他の配線65
D,66D,SSLが形成される。
EOS膜64上にTEOS膜92を形成する。TEOS
膜92上にエッチングストッパとしてのシリコン窒化膜
93を形成する。続けて、シリコン窒化膜93上にTE
OS膜94を形成する。
成する。このレジストパターンをマスクにして、RIE
によりTEOS膜94をエッチングし、TEOS膜94
に、ビット線やダミービット線などのための配線溝を形
成する。この時、シリコン窒化膜93は、RIEにおけ
るエッチングストッパとして機能する。この後、レジス
トパターンが除去される。
成する。このレジストパターンをマスクにして、RIE
により、シリコン窒化膜93及びTEOS膜92に、配
線65B,66Bに達するコンタクトホールB及びその
他のコンタクトホールSS1,SS2を形成する。この
後、レジストパターンが除去される。
ルの内面に、例えば、チタンと窒化チタンの積層からな
るバリアメタル68を形成する。また、TEOS膜94
上に、配線溝及びコンタクトホールを完全に満たす金属
膜(例えば、アルミニウム膜)69を形成する。この金
属膜69を、CMP法により研磨し、配線溝及びコンタ
クトホール内のみに残すと、複数のビット線BL、及び
ソース側セレクトゲート電極SGS(下)を配線SSL
に接続するための配線95が形成される。
膜からなるパッシベーション膜が形成される。
ル及びセレクトゲートトランジスタを有するNAND型
EEPROMが完成する。
ートトランジスタを有するNAND型EEPROMのメ
モリセルアレイ部の製造方法の第2例について説明す
る。
セレクトゲートトランジスタのゲートエッジ部に確実に
ゲートオフセット領域を設けるため、n型拡散層(ソー
ス/ドレイン)の形成のためのイオン注入工程前に、メ
モリセル及びセレクトゲートトランジスタの側壁に所定
の厚さを有する側壁絶縁膜(スペーサ)を形成した点に
ある。
ルゲート電極CG0〜CG15、セレクトゲート電極S
GS,SGD及びフローティングゲート電極FGを形成
するまでを、上述の第1例と同様の製造方法により実行
する(図11〜図28)。
D法を用いて、コントロールゲート電極CG0〜CG1
5、セレクトゲート電極SGS,SGD及びフローティ
ングゲート電極FGを覆う厚さ約40nmのシリコン酸
化膜60Aを形成する。この後、RIEにより、シリコ
ン酸化膜60Aをエッチングすると、このシリコン酸化
膜60Aは、コントロールゲート電極CG0〜CG1
5、セレクトゲート電極SGS,SGD及びフローティ
ングゲート電極FGの側壁のみに残存する。
化膜58(コントロールゲート電極及びセレクトゲー
ト)及び側壁絶縁膜(スペーサ又はサイドウォール)と
してのシリコン酸化膜60Aをマスクにして、セルフア
ラインにより、p型ウェル領域43にn型不純物(例え
ば、リン)をイオン注入し、n型拡散層61,61a,
61bを形成する。
様の方法によりNAND型EEPROMを完成させる
(図30〜図40)。但し、シリコン窒化膜60の形成
は、行わない。
ン)の形成のためのイオン注入工程前に、メモリセル及
びセレクトゲートトランジスタの側壁に所定の厚さを有
する側壁絶縁膜(スペーサ又はサイドウォール)を形成
することにより、メモリセル及びセレクトゲートトラン
ジスタのゲートエッジ部に確実にゲートオフセット領域
を設けることができる。
ン酸化膜(TEOS膜)を用いたが、これに代えて、シ
リコン窒化膜を用いてもよい。また、本例においては、
コントロールゲート電極を構成するタングステンシリサ
イド膜の酸化を防止するため、シリコン窒化膜を形成す
る工程を追加してもよい。また、コントロールゲート電
極をポリシリコン膜のみから構成してもよい。
ートトランジスタを有するNAND型EEPROMのメ
モリセルアレイ部の製造方法の第3例について説明す
る。
ース/ドレイン)の形成のためのイオン注入工程後に行
われるフローティングゲート電極及びコントロールゲー
ト電極の酸化工程(いわゆる後酸化と呼ばれる)を利用
し、メモリセル及びセレクトゲートトランジスタのゲー
トエッジ部にゲートオフセット領域を設ける点にある。
ングゲート電極及びコントロールゲート電極がそれぞれ
ポリシリコン膜から構成される場合、例えば、フローテ
ィングゲート電極のエッジ部を丸めて局所的な電界集中
を緩和するなどの目的のため、熱酸化によりフローティ
ングゲート電極及びコントロールゲート電極を酸化する
酸化工程が行われる。
電極及びコントロールゲート電極のエッジ部に、バーズ
ビーク状にシリコン酸化膜が形成される。よって、フロ
ーティングゲート電極の基板側のエッジ部のシリコン酸
化膜の厚さを制御することにより、いわゆるゲートオフ
セット領域を形成できる。
ルゲート電極CG0〜CG15、セレクトゲート電極S
GS,SGD及びフローティングゲート電極FGを形成
するまでを、上述の第1例と同様の製造方法により実行
する(図11〜図28)。但し、フローティングゲート
電極及びコントロールゲート電極は、それぞれポリシリ
コン膜70,71のみから構成されるものとする(図4
3及び図44参照)。
膜58(コントロールゲート電極及びセレクトゲート)
をマスクにして、セルフアラインにより、p型ウェル領
域43にn型不純物(例えば、リン)をイオン注入し、
n型拡散層61,61a,61bを形成する。
い、フローティングゲート電極(ポリシリコン膜)70
及びコントロールゲート電極(ポリシリコン膜)71を
酸化し、例えば、厚さが約10nmのシリコン酸化膜7
3を形成する。ここで、フローティングゲート電極70
及びコントロールゲート電極71のエッジ部は、バーズ
ビーク状に酸化されるため、シリコン酸化膜73の厚さ
は、フローティングゲート電極70及びコントロールゲ
ート電極71のエッジ部で最も厚くなる。
びコントロールゲート電極71の酸化工程における条件
を調節し、フローティングゲート電極70の基板40側
のエッジ部のシリコン酸化膜73の厚さを制御すること
により、容易に、ゲートオフセット領域を形成すること
ができる。
様の方法によりNAND型EEPROMを完成させる
(図30〜図40)。
ン)の形成のためのイオン注入工程後に行われるフロー
ティングゲート電極及びコントロールゲート電極の酸化
工程を利用しても、メモリセル及びセレクトゲートトラ
ンジスタのゲートエッジ部にゲートオフセット領域を設
けることができる。
ートトランジスタを有するNAND型EEPROMのメ
モリセルアレイ部の製造方法の第4例について説明す
る。
ース/ドレイン)の形成のためのイオン注入工程前に、
いわゆるチャネルインプラ時に使用したイオンと同様の
効果を生じるp型不純物を予め所定量だけ注入しておく
ことで、メモリセル及びセレクトゲートトランジスタの
ゲートエッジ部にゲートオフセット領域を設ける点にあ
る。
ルゲート電極CG0〜CG15、セレクトゲート電極S
GS,SGD及びフローティングゲート電極FGを形成
するまでを、上述の第1例と同様の製造方法により実行
する(図11〜図28)。
膜58(コントロールゲート電極及びセレクトゲート電
極)をマスクにして、セルフアラインにより、p型ウェ
ル領域43にp型不純物(例えば、ホウ素)を所定量だ
け、例えば、2×1013cm−2のドーズ量でイオン
注入する。
膜58(コントロールゲート電極及びセレクトゲート)
をマスクにして、セルフアラインにより、p型ウェル領
域43にn型不純物(例えば、リン)をイオン注入す
る。この後、シリコン基板40中の不純物の熱拡散工程
を行うと、予めソース/ドレイン部に注入しておいたp
型不純物がメモリセル及びセレクトゲートトランジスタ
のチャネル部に拡散する。その結果、メモリセル及びセ
レクトゲートトランジスタのゲートエッジ部の閾値が増
大し、実質的に、n型拡散層61,61a,61bとゲ
ートエッジ部の間に、ゲートオフセット領域が形成され
る。
様の方法によりNAND型EEPROMを完成させる
(図30〜図40)。
入条件や熱拡散工程の条件などにより、メモリセル及び
セレクトゲートトランジスタにゲートオフセット領域が
形成されたり又はされなかったりする。即ち、本例で
は、各イオンの注入条件や熱拡散工程の条件などを、ゲ
ートオフセット領域が形成されるような最適な値に制御
する必要がある。
域が形成される場合は、微細化及び多値化に対しても誤
書き込みが生じない高性能なNAND型EEPROMを
提供できる。また、ゲートオフセット領域の抵抗が小さ
いため、大きな読み出し電流を得ることができ、高速読
み出しが可能となる。
ートトランジスタを有するNAND型EEPROMのメ
モリセルアレイ部の製造方法の第5例について説明す
る。
を組み合わせたものである。即ち、まず、上述の第4例
の製造方法に示すように、いわゆるチャネルインプラと
同一の効果を生じるイオン、例えば、ホウ素(B)を、
ソース/ドレイン部に2×1013cm−2のドーズ量
でイオン注入する。この後、上述の第2例の製造方法に
示すように、側壁絶縁膜(スペーサ又はサイドウォー
ル)を形成する。そして、コントロールゲート電極及び
側壁絶縁膜をマスクにして、セルフアラインにより、p
型ウェル領域にn型不純物(例えば、リン)を、例え
ば、加速電圧15[KeV]、ドーズ量2×1013c
m−2でイオン注入し、n型拡散層(ソース/ドレイ
ン)を形成する。
様の方法によりNAND型EEPROMを完成させる
(図30〜図40)。
ゲートオフセット領域を形成することができる。よっ
て、微細化及び多値化が進行しても、書き込み時に、小
さなVpassで容易にゲートオフセット領域の寄生ト
ランジスタをオフ状態にすることができる。このため、
Vpassが印加されるメモリセルに対する誤書き込み
を防止できる。一方、選択ワード線に接続され、“0”
書き込みを行わないメモリセルのチャネルは、Vppに
より十分に上昇させることができる。このため、Vpp
が印加される“0”書き込みを行わないメモリセルに対
する誤書き込みも防止できる。
ートトランジスタを有するNAND型EEPROMのメ
モリセルアレイ部の製造方法の第6例について説明す
る。
ゲート電極の加工時に、フローティングゲート電極の側
壁が逆テーパ形状(又はオーバーハング形状)となるよ
うな条件でエッチングを行い、この後、ソース/ドレイ
ン領域のためのイオン注入を行うことで、ゲートオフセ
ット領域を設ける点にある。
て、RIEにより、タングステンシリサイド膜57、ポ
リシリコン膜56,55及びいわゆるインターポリ絶縁
膜(ONO膜)54を順次エッチングするまでを、上述
の第1例と同様の製造方法により実行する(図11〜図
28)。
ング、例えば、ウエットエッチングにより、ポリシリコ
ン膜50,45をエッチングする。このエッチングは、
ポリシリコン膜(フローティングゲート電極)50,4
5の側壁が逆テーパ形状(又はオーバーハング形状)と
なるような条件で行われる。その結果、メモリセル及び
セレクトゲートトランジスタの実際のゲート長は、予め
設定されたワード線(コントロールゲート線)及びセレ
クトゲート線の幅よりも狭くなっている。
膜58(コントロールゲート電極及びセレクトゲート電
極)をマスクにして、セルフアラインにより、p型ウェ
ル領域43にn型不純物(例えば、リン)をイオン注入
し、n型拡散層61,61a,61bを形成する。この
時、ポリシリコン膜(フローティングゲート電極)5
0,45の側壁が逆テーパ形状(又はオーバーハング形
状)となっているため、メモリセル及びセレクトゲート
トランジスタのゲートエッジ部には、ゲートオフセット
領域が形成される。
様の方法によりNAND型EEPROMを完成させる
(図30〜図40)。
ゲートオフセット領域を形成することができる。よっ
て、微細化及び多値化が進行しても、書き込み時に、小
さなVpassで容易にゲートオフセット領域の寄生ト
ランジスタをオフ状態にすることができる。このため、
Vpassが印加されるメモリセルに対する誤書き込み
を防止できる。一方、選択ワード線に接続され、“0”
書き込みを行わないメモリセルのチャネルは、Vppに
より十分に上昇させることができる。このため、Vpp
が印加される“0”書き込みを行わないメモリセルに対
する誤書き込みも防止できる。
ートトランジスタを有するNAND型EEPROMのメ
モリセルアレイ部の製造方法の第7例について説明す
る。
ン領域のためのイオン注入をシリコン基板の表面に対し
て斜め方向から行い(通常は垂直方向から行う)、メモ
リセル及びセレクトゲートトランジスタのドレイン側の
ゲートエッジ部にゲートオフセット領域を形成した点に
ある。
セレクトゲートトランジスタの製造方法に関する。
ルゲート電極CG0〜CG15、セレクトゲート電極S
GS,SGD及びフローティングゲート電極FGを形成
するまでを、上述の第1例と同様の製造方法により実行
する(図11〜図28)。
膜58(コントロールゲート電極及びセレクトゲート電
極)をマスクにして、セルフアラインにより、p型ウェ
ル領域43にn型不純物(例えば、リン)をイオン注入
し、n型拡散層61,61a,61bを形成する。この
時、イオン注入は、シリコン基板40の表面に対して垂
直方向から行うのではなく、斜め方向から行うようにし
ている。例えば、シリコン基板40の表面に垂直な方向
に対してソース側に7°程度傾けた方向からイオン注入
を行う。この場合、メモリセル及びセレクトゲートトラ
ンジスタのドレイン側のゲートエッジ部には、ゲートオ
フセット領域が形成される。
様の方法によりNAND型EEPROMを完成させる
(図30〜図40)。
ゲートオフセット領域を形成することができる。よっ
て、微細化及び多値化が進行しても、書き込み時に、小
さなVpassで容易にゲートオフセット領域の寄生ト
ランジスタをオフ状態にすることができる。このため、
Vpassが印加されるメモリセルに対する誤書き込み
を防止できる。一方、選択ワード線に接続され、“0”
書き込みを行わないメモリセルのチャネルは、Vppに
より十分に上昇させることができる。このため、Vpp
が印加される“0”書き込みを行わないメモリセルに対
する誤書き込みも防止できる。
ゲートトランジスタのゲートエッジ部或いはメモリセル
又はセレクトゲートトランジスタとのゲートエッジ部
に、読み出し動作に大きな影響を与えない程度の高抵抗
のオフセット領域を設けること、又は、通常の拡散領域
(ソース/ドレイン、チャネル部など)とは異なる不純
物プロファイルを形成することにより、これらメモリセ
ル及びセレクトゲートトランジスタに寄生した、これら
トランジスタの閾値よりも大きな閾値を有する寄生トラ
ンジスタを形成することができる。
やローカルセルフブーストなどの書き込み方式において
カットオフトランジスタとして作用する。このカットオ
フトランジスタとしての作用は、従来の誤書き込みが生
じ易いとされるケースになればなるほど大きくなるた
め、書き込み動作時における誤書き込み防止対策に非常
に有効である。
き込み動作時に、選択ワード線に接続される消去状態を
維持するメモリセルのチャネルをフローティング状態に
できるため、通常のセルフブースト書き込み方式の電位
関係においても、擬似的にローカルセルフブースト書き
込み方式の状態を作り出すことができる。
によって、NAND型EEPROMのセルフブーストや
ローカルセルフブースト書き込み方式による書き込み動
作時に、選択ワード線及び非選択ビット線に接続されて
いるメモリセルのチャネル電位を非常に大きくすること
ができ、誤書き込み特性を極めて大きく改善することが
できる。
ートトランジスタは、ゲート長の微細化が進むにつれて
問題となる短チャネル効果に起因する様々な問題を抑制
する。この問題とは、例えば、書き込み特性のばらつ
き、書き込み/読み出し時間の増大、読み出し時のデー
タ保持特性の劣化などである。
ル以下のデザインルールでデバイス設計され、かつ、1
つのメモリセルに3つ以上のデータを記憶する多値メモ
リにおいて、その効力を発揮する。つまり、従来の多値
メモリでは、書き込み閾値が大きくなると、セルフブー
スト方式又はローカルセルフブースト方式による書き込
み時に誤書き込みが多くなり、これがメモリの多値化及
び微細化を妨げていた。ところが、本発明のメモリセル
は、閾値が高いほどカットオフ特性が改善されるので、
誤書き込みなしに、多値化及び微細化を達成できる。
来、提案されている誤書き込みを改善するためのメモリ
セル構造(ブースタープレート、チャネルブーストキャ
パシタンス(CBC)ゲートなど)よりも非常に簡単で
あり、製作し易く、コストの増大もほとんどない。
ト以上のメモリ容量を有するNAND型EEPROMに
おいて、4値、8値などメモリの多値化が進み、誤書き
込みが多発するような可能性のあるものに非常に有効で
あり、本発明を適用すれば、誤書き込みがない高信頼性
のNAND型EEPROMを提供できる。
のNAND型EEPROMの微細化、多値化に最も適し
たものといえる。
図。
ジスタの等価回路図。
ジスタについて基板バイアス効果を示す図。
ジスタの等価回路図。
す図。
す図。
ンジスタのデバイス構造の一例を示す図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
う断面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
図。
面図。
う断面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
を示す断面図。
明するための図。
造の一例を示す平面図。
の例を示す平面図。
の例を示す平面図。
て示すタイミング図。
ROMを示す平面図。
図。
係について示す図。
電極、 6 :インターポリ絶縁膜、 7 :コントロールゲート電
極、 8 :層間絶縁膜、 9 :ビット線、 10 :P型シリコン基板、 11 :N型ウェル、 12 :P型ウェル、 1a,1b,1c,13,13a,13b :N型拡散
層、 14 :ビット線コンタクト
部、 15 :ソース線、 16 :ソース線コンタクト
部、 17 :CBCゲート電極、 18 :コンタクト部、 40 :P型シリコン基板、 41a :シリコン酸化膜、 42 :N型ウェル領域、 43 :P型ウェル領域、 44 :P型フィールド領
域、 45,50,55,56,70,71 :ポリシリコン
膜、 46,51,52,58,60 :シリコン窒化膜、 47,59,60A :シリコン酸化膜、 48 :トレンチ、 49 :素子分離膜(ST
I)、 64,92,94 :TEOS膜、 53 :スリット、 54 :絶縁膜(ONO
膜)、 57 :タングステンシリサ
イド膜、 61 :n型拡散層、 61a :ソース拡散層、 61b :ドレイン拡散層、 62 :BPSG膜、 66 :タングステン膜、 65,68 :バリアメタル(Ti
/TiN)、 69 :金属膜、 72 :P型拡散層、 73 :シリコン酸化膜、 91,93 :シリコン窒化膜(エ
ッチングストッパ)、 111 :メモリセルアレイ、 112 :NANDセルユニッ
ト、 113 :ロウデコーダ、 114 :配線群(コントロー
ルゲート線、セレクトゲート線)、 115 :セレクトゲートドラ
イバ、 116 :コントロールゲート
ドライバ、 117,119 :スイッチ回路、 118 :Vcc/GND供給
回路、 120 :ラッチ機能を持つセ
ンスアンプ回路、 121 :カラムデコーダ、 122 :カラム選択回路、 123 :I/Oバッファ。
Claims (18)
- 【請求項1】 複数のNANDセルユニットを有し、各
NANDセルユニットは、直列接続された複数のメモリ
セルからなるNANDセル列と、前記NANDセル列に
接続されるセレクトゲートトランジスタとを備えた不揮
発性半導体メモリにおいて、前記複数のメモリセルの各
々又は前記セレクトゲートトランジスタは、ゲート電極
を共有する直列接続されたメイントランジスタと少なく
とも一つの寄生トランジスタにより等価的に表され、前
記メイントランジスタは、前記ゲート電極の中央部に形
成され、前記少なくとも一つの寄生トランジスタは、前
記ゲート電極のソース側及びドレイン側のエッジ部の少
なくとも一方に形成され、前記少なくとも一つの寄生ト
ランジスタの閾値は、前記メイントランジスタの閾値よ
りも高いことを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項2】 前記少なくとも一つの寄生トランジスタ
は、前記ゲート電極のソース側及びドレイン側のエッジ
部の双方に形成されることを特徴とする請求項1記載の
不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項3】 前記ゲート電極のエッジ部とソース/ド
レイン領域の間のスペースからなるオフセット領域が設
けられ、前記少なくとも一つの寄生トランジスタは、前
記オフセット領域に形成されることを特徴とする請求項
1記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項4】 前記複数のメモリセルの各々又は前記セ
レクトゲートトランジスタは、前記ゲート電極の側壁部
にスペーサを有し、前記オフセット領域は、前記スペー
サの直下に設けられることを特徴とする請求項3記載の
不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項5】 前記複数のメモリセルの各々又は前記セ
レクトゲートトランジスタは、前記ゲート電極のエッジ
部にバーズビーク状の酸化膜を有し、前記オフセット領
域は、前記バーズビーク状の酸化膜の直下に設けられる
ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体メモ
リ。 - 【請求項6】 前記複数のメモリセルの各々又は前記セ
レクトゲートトランジスタは、前記ゲート電極の側壁が
オーバーハング形状を有し、前記オフセット領域は、前
記ゲート電極の前記オーバーハング形状の部分の直下に
設けられることを特徴とする請求項3記載の不揮発性半
導体メモリ。 - 【請求項7】 ワード線に書き込み電位又は転送電位が
印加される書き込み動作時、前記複数のメモリセルのう
ち消去状態のメモリセルは、チャネルが接地電位のとき
にオン状態、チャネルが所定の正電位以上のときにオフ
状態であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半
導体メモリ。 - 【請求項8】 前記書き込み動作時、選択ワード線に接
続された書き込みを禁止するメモリセルのチャネル電位
は、前記書き込み電位及び前記転送電位によって昇圧さ
れ、かつ、前記チャネルが前記所定の正電位になった後
は前記書き込み電位によって最大値まで昇圧されること
を特徴とする請求項7記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項9】 前記書き込み動作時、選択ワード線が最
もビット線側にあり、前記選択ワード線に接続された書
き込みを禁止するメモリセルのソース線側に隣接するメ
モリセルが書き込み状態である場合、前記選択ワード線
に接続された書き込みを禁止するメモリセルのチャネル
電位は、前記書き込み電位によって最大値まで昇圧され
ることを特徴とする請求項7記載の不揮発性半導体メモ
リ。 - 【請求項10】 前記複数のメモリセルに対しては、前
記選択ワード線に接続された書き込みを禁止するメモリ
セルのチャネルを、少なくともそのメモリセルのゲート
電極とチャネルの間の容量カップリングにより上昇させ
る書き込み方式が適用されることを特徴とする請求項7
又は8又は9記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項11】 前記少なくとも一つの寄生トランジス
タの基板バイアス効果は、前記メイントランジスタの基
板バイアス効果よりも大きいことを特徴とする請求項1
記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項12】 前記複数のメモリセルの各々又は前記
セレクトゲートトランジスタは、前記メイントランジス
タのみを備えるメモリセル又はセレクトゲートトランジ
スタに比べて、閾値が高く、かつ、基板バイアス効果が
大きくなっていることを特徴とする請求項1記載の不揮
発性半導体メモリ。 - 【請求項13】 前記複数のメモリセルの各々又は前記
セレクトゲートトランジスタは、所定のチャネル電位よ
りも高いチャネル電位の範囲では、前記所定のチャネル
電位よりも低いチャネル電位の範囲よりも、基板バイア
ス効果が大きくなっていることを特徴とする請求項1記
載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項14】 複数のNANDセルユニットを有し、
各NANDセルユニットは、直列接続された複数のメモ
リセルからなるNANDセル列と、前記NANDセル列
に接続されるセレクトゲートトランジスタとを備える不
揮発性半導体メモリにおいて、前記複数のメモリセルの
各々又は前記セレクトゲートトランジスタは、所定のチ
ャネル電位よりも高いチャネル電位の範囲では、前記所
定のチャネル電位よりも低いチャネル電位の範囲より
も、基板バイアス効果が大きくなっていることを特徴と
する不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項15】 複数のNANDセルユニットを有し、
各NANDセルユニットは、直列接続された複数のメモ
リセルからなるNANDセル列と、前記NANDセル列
に接続されるセレクトゲートトランジスタとを備える不
揮発性半導体メモリにおいて、前記複数のメモリセルの
各々又は前記セレクトゲートトランジスタは、ゲート電
極のエッジ部とソース/ドレイン領域の間のスペースか
らなるオフセット領域を有していることを特徴とする不
揮発性半導体メモリ。 - 【請求項16】 直列接続された複数のメモリセルから
なるNANDセル列と前記NANDセル列の一端又は両
端に接続されるセレクトゲートトランジスタとを有する
不揮発性半導体メモリの製造方法において、第1導電型
の半導体基板上に前記複数のメモリセル及び前記セレク
トゲートトランジスタのゲート電極を形成する工程と、
前記複数のメモリセル又は前記セレクトゲートトランジ
スタのゲート電極をマスクにして前記半導体基板中に第
1導電型の不純物をイオン注入した後、前記複数のメモ
リセル又は前記セレクトゲートトランジスタのゲート電
極をマスクにして前記半導体基板中に第2導電型の不純
物をイオン注入し、前記複数のメモリセル又は前記セレ
クトゲートトランジスタのソース/ドレイン領域を形成
する工程とを具備することを特徴とする不揮発性半導体
メモリの製造方法。 - 【請求項17】 直列接続された複数のメモリセルから
なるNANDセル列と前記NANDセル列の一端又は両
端に接続されるセレクトゲートトランジスタとを有する
不揮発性半導体メモリの製造方法において、等方性エッ
チングにより前記半導体基板上に側壁がオーバーハング
形状の前記複数のメモリセル又は前記セレクトゲートト
ランジスタのゲート電極を形成する工程と、前記複数の
メモリセル又は前記セレクトゲートトランジスタのゲー
ト電極をマスクにして前記半導体基板中に第2導電型の
不純物をイオン注入し、前記複数のメモリセル又は前記
セレクトゲートトランジスタのソース/ドレイン領域を
形成すると共に、前記ゲート電極の前記オーバーハング
形状の部分に前記ゲート電極のエッジ部と前記ソース/
ドレイン領域の間のスペースからなるオフセット領域を
形成する工程とを具備することを特徴とする不揮発性半
導体メモリの製造方法。 - 【請求項18】 直列接続された複数のメモリセルから
なるNANDセル列と前記NANDセル列の一端又は両
端に接続されるセレクトゲートトランジスタとを有する
不揮発性半導体メモリの製造方法において、第1導電型
の半導体基板上に前記複数のメモリセル及び前記セレク
トゲートトランジスタのゲート電極を形成する工程と、
前記複数のメモリセル又は前記セレクトゲートトランジ
スタのゲート電極をマスクにして、前記半導体基板の表
面に対して斜め方向から前記半導体基板中に第2導電型
の不純物をイオン注入し、前記複数のメモリセル又は前
記セレクトゲートトランジスタのソース/ドレイン領域
を形成すると共に、前記ゲート電極のソース側又はドレ
イン側のエッジ部と前記ソース/ドレイン領域の間のス
ペースからなるオフセット領域を形成する工程とを具備
することを特徴とする不揮発性半導体メモリの製造方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7606199A JP2000269366A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 不揮発性半導体メモリ |
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|---|---|---|---|
| JP7606199A JP2000269366A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 不揮発性半導体メモリ |
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ID=13594266
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| JP7606199A Pending JP2000269366A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 不揮発性半導体メモリ |
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