JP2000269400A - ピン立て治具及びピン立設基板の製造方法 - Google Patents

ピン立て治具及びピン立設基板の製造方法

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JP2000269400A JP11075280A JP7528099A JP2000269400A JP 2000269400 A JP2000269400 A JP 2000269400A JP 11075280 A JP11075280 A JP 11075280A JP 7528099 A JP7528099 A JP 7528099A JP 2000269400 A JP2000269400 A JP 2000269400A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ピンの向きを一定にしてピンを容易に立てる
ことのできるピン立て治具を提供すること。 【解決手段】 係合部12とこれから互いに逆方向に延
びた先端部13及びこれより短い基端部14とを有する
ピン11を、基端部14側を突出させた状態に立てるた
めの治具である。このピン立て治具1は、主面1Aに開
口した径大部3とこれよりの奥側に位置する奥部4とを
有し、径大部3及び奥部4のいずれにもピン11の先端
部13を遊嵌状に挿入可能な先端部挿入孔2を多数備え
ている。また、径大部3は、その径が奥部4の径よりも
大きく、基端部14は遊挿可能で、係合部12は挿入不
能であり、その深さが基端部13の長さより大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピン立て治具及び
ピン立設基板の製造方法に関し、特に、ピンを容易に立
てることのできるピン立て治具、及びピンの立設が容易
で、安価に製造できるピン立設基板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板本体に入出力端子として
のピンを立設して、ピン立設基板を製造するために、ピ
ンを突出させた状態に立てるピン立て治具が用いられて
いる。その例として、図16に示すピン立て治具101
が挙げられる。このピン立て治具101は、上面101
Aと下面101Bを有する略板形状をなし、上下面間を
貫通する先端部挿入孔102を多数有している。この先
端部挿入孔102のうち上面101A側は、面取りされ
て、ピンを挿入し易くされている。なお、図16(a)
は上面101A側から見た平面図を、図16(b)はそ
の部分拡大図を、図16(c)は図16(b)の一点鎖
線における先端部挿入孔102の部分拡大断面図をそれ
ぞれ示している。
【0003】このようなピン立て治具101を用いて、
ピン立設基板を製造するにあたり、通常、次のようにし
て製造されている。即ち、図17(a)に示すように、
上記ピン立て治具101を用意し、その上面101A
に、多数のピン111を載置する。このピン111は、
係合部112と、係合部から互いに逆方法に延びた先端
部113及び基端部114からなる。先端部113及び
基端部114の径は、ともに係合部112の径よりも小
さく、また、基端部114の長さは、先端部113の長
さよりも短くなっている。また、後述するように、ピン
111は、基端部114が基板本体121のピン接続孔
122に挿入され、係合部112がピン接続孔122に
係合し、先端部113が基板本体121の下面121B
側に突出するようにして、基板本体121に立設され
る。
【0004】次に、図17(b)に示すように、ピン立
て治具101を振動させたり揺動させたりして、ピン立
て治具101上でピン111を移動させる。これととも
に、ピン立て治具101の下面101B側から先端部挿
入孔102内の空気を吸引して、先端部挿入孔102に
ピン111が挿入されるようにする。このとき、後にピ
ン111の基端部114を基板本体121に挿入できる
ように、ピン立て治具101の先端部挿入孔102に
は、ピン111の先端部113側が挿入されるようにす
る必要がある。
【0005】次に、図17(c)に示すように、上面1
21A及び下面121Bを有する略板形状をなし、ピン
立て治具101の先端部挿入孔102に対応した位置
に、多数のピン接続孔122を有する基板本体121を
用意する。そして、ピン111を立てたピン立て治具1
01と基板本体121とを位置合わせし、基板本体12
1のピン接続孔122に、ピン立て治具101から突出
するピン111の基端部114を挿入する。その後、ピ
ン111と基板本体121とをハンダ固着すると、ピン
111が基板本体121に立設される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示すように、ピン立て治具101の先端部挿入孔10
2にピン111を挿入する際、ピン111の先端部11
3側が挿入されるべきであるのに、実際にはかなりの割
合で、ピン111の基端部114側が挿入されてしま
う。特に、上記ピン111のように、先端部113と基
端部114の形状の差が小さい場合には、半分近い割合
で、ピン111の基端部114側がピン立て治具101
の先端部挿入孔102に挿入されてしまう。このように
逆向きにピン111が挿入されると、手作業などでピン
111を抜き、向きを変えて挿入し直さなければならな
いので、多大な時間と労力がかかる。このため、ピン立
設基板のコストアップとなっていた。
【0007】本発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
であって、ピンの向きを一定にしてピンを容易に立てる
ことのできるピン立て治具、及びピンの立設が容易で、
安価に製造することのできるピン立設基板の製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】その解決
手段は、係合部とこの係合部から互いに逆方向に延びた
先端部及び上記先端部より軸線方向の長さの短い基端部
とを有するピンを、上記基端部側を突出させた状態に立
てるためのピン立て治具であって、主面を有し、上記主
面側に向けて開口し、上記主面側に位置する径大部と、
この径大部内に開口し径大部より奥側に位置する奥部
と、を有し、上記径大部及び奥部のいずれにも上記ピン
の先端部を遊嵌状に挿入可能な先端部挿入孔を多数備
え、上記径大部は、上記主面に沿う方向の最大寸法が上
記奥部の上記主面に沿う方向の最大寸法よりも大きく、
上記基端部は遊挿可能で、上記係合部は挿入不能であ
り、上記奥部の開口端までの深さが上記基端部の軸線方
向の長さより大きいことを特徴とするピン立て治具であ
る。
【0009】長さの異なる先端部と基端部を持つ所定形
状のピンについて、このピン立て治具を使用すると、ピ
ンのうち先端部が主面側から先端部挿入孔に挿入された
場合(以下、このように挿入されることを「正方向に挿
入」ともいう。)には、先端部を径大部を越えて奥部に
まで挿入できる。このため、あまり傾かせることなく、
ピンを主面から基端部側が突出した状態で立たせること
ができる。また、奥部にまで先端部が挿入されているの
で、ピン立て治具を動かしたり、その主面上のピンを払
いのけたりしても、比較的抜けにくくなる。
【0010】これに対し、ピンのうち基端部が主面側か
ら先端部挿入孔に挿入された場合(以下、このように挿
入されることを「逆方向に挿入」ともいう)には、径大
部の深さが基端部の長さよりも深いため、基端部が径大
部を越えて奥部内にまで挿入されることはない。さら
に、径大部においては、主面に沿う方向の最大寸法が奥
部のそれよりも大きいため、主面から先端部側が突出し
た状態でピンが立ったとしても、傾いた状態に立ち易
い。従って、ピン立て治具を動かしたり、主面上のピン
を払いのけた場合に、比較的抜け易い。
【0011】このため、このピン立て治具に多数のピン
を載せ、ピンを移動させると、正しく先端部が先端部挿
入孔に挿入されているピン、つまり正方向に挿入されて
いるピンについては、その後にピン立て治具を動かして
も、先端部挿入孔から抜けずにピンが立った状態が維持
される。これに対し、先端部挿入孔、さらにいえば、そ
の径大部に基端部が挿入されたピン、つまり逆方向に挿
入されたピンについては、一旦挿入されても、その後ピ
ン立て治具を動かすと、抜け易い。従って、このような
ピンが抜けた後に、別のピンの先端部が正しく先端部挿
入孔に挿入されることもある。
【0012】さらに、エアーやブラシ等によって主面上
のピンを払い除ける場合にも、正しく先端部が先端部挿
入孔に挿入(正方向に挿入)されているピンについて
は、抜けずにピンが立った状態が維持される。これに対
し、先端部挿入孔に先端部も基端部も挿入されなかった
ピンはもとより、先端部挿入孔に基端部が挿入(逆方向
に挿入)されたピンについても、容易に払い除けられ
る。
【0013】結局、このようにして、効率よくピンを正
しい方向に挿入すると共に、正しく先端部が先端挿入孔
に挿入されたピンのみをピン立て治具上に残すことがで
きる。さらに複数サイクル、即ち、ピンの載置、ピンの
移動、あるいは、ピンの載置、ピンの移動、及びピンの
除去を順に繰り返すことにより、容易にすべての先端部
挿入孔に正しく先端部を挿入してピンを立たせることが
できる。
【0014】ここで、ピン立て治具の材質としては、そ
の後のピンの処理方法(ハンダ付けやロウ付け、あるい
は圧入など)や熱膨張係数、強度等を考慮して、適宜選
択すればよいが、耐熱性が高く加工容易な、カーボン
や、窒化ホウ素等のマシナブルセラミック、アルミナ、
窒化珪素などのセラミック、鋼材、ステンレス等の金属
等が挙げられる。また、ピンの形状としては、基端部が
先端部よりも軸線方向に短いものであれば良く、先端
部、係合部及び基端部の形状は、適宜変更することがで
きる。例えば、先端部、係合部及び基端部が、それぞれ
略円柱形状であるものの他、これらが略長円柱形状、略
楕円柱形状、多角柱形状などであるピンも含まれる。ま
た、例えば、先端部を略円柱形状、係合部を略楕円柱形
状、基端部を多角柱形状とするなど、先端部、係合部及
び基端部の形状をそれぞれ全く別形状としたピンも含ま
れる。
【0015】また、径大部及び奥部について、主面に沿
う方向の最大寸法とは、径大部及び奥部のうち、ピンの
先端部または基端部が挿入可能な部分の最大寸法をい
う。また、径大部の奥部の開口端までの深さは、径大部
の底面が平坦で、主面と平行である場合には、径大部の
深さと一致する。また、それ以外の場合では、ピンの基
端部側を径大部に挿入したときに、係合部が当接する当
接位置から、径大部に開口した奥部の開口縁までの深さ
方向に測った距離を指す。
【0016】なお、先端部挿入孔を貫通孔としたり、先
端部挿入孔の深さを、ピンの先端部を挿入し、先端部挿
入孔の径大部に係合部を係合させた状態でも、先端部の
先端が先端部挿入孔の底面に届かない深さの設定する
と、係合部が径大部に係合するまで先端部が奥部の奥側
に挿入されるので、ピンの傾きをより抑制することがで
きる。また、先端部挿入孔のうち奥部は、ピンの先端部
を遊嵌状に挿入可能な範囲において、ピン先端部挿入時
に生じる隙間を小さくするようにすると良い。また、先
端部挿入孔のうち径大部は、奥部よりも主面側に位置す
れば良く、主面よりも奥側の位置にあっても良い。
【0017】さらに、上記のピン立て治具であって、前
記多数の先端部挿入孔の径大部は、いずれも、前記主面
に沿う方向のうち所定方向に長い形状とされていること
を特徴とするピン立て治具と良い。
【0018】径大部の主面に沿う方向(平面方向)の寸
法(例えば直径)を、係合部が挿入不能である範囲で大
きくすれば、径大部に基端部が挿入された際に、ピンが
より大きく傾き易くなり、ピンが抜け易くなる。しか
し、隣り合う先端部挿入孔同士の間隔を小さくしたい場
合には、径大部同士の間隔が十分とれなくなり、ピン立
て治具の製造が困難となる。本発明では、ピン立て治具
の先端部挿入孔のうち、径大部が、いずれも所定方向に
長い形状とされている。このため、この先端部挿入孔の
径大部に挿入された基端部は、特にこの所定方向につい
て傾きが大きくなり易くなり、より抜け易くなる。しか
も、径大部は所定方向に長いので、隣り合う先端部挿入
孔のうち、この所定方向に隣り合う先端部挿入孔を除け
ば、径大部同士の間隔を大きくとることができる。従っ
て、先端部挿入孔同士の間隔が小さい場合にも、ピン立
て治具を容易に製作することができる。
【0019】さらに、上記のピン立て治具であって、前
記多数の先端部挿入孔のうち、前記所定方向において隣
り合う複数の先端部挿入孔について、前記径大部同士が
連結した前記所定方向に長い共通径大部を備えることを
特徴とするピン立て治具とすると良い。
【0020】本発明によれば、所定方向に隣り合う複数
の先端部挿入孔について、径大部は連結した共通径大部
とされている。このため、ピン立て治具上のピンを移動
させる際、また、ピンを払い除ける際、逆方向に挿入さ
れたピンが、所定方向についてさらに傾き易くなり、ピ
ンが抜け易くなる。さらに、このような共通径大部とし
たので、ピン立て治具の製作が容易になる。
【0021】さらに、係合部とこの係合部から互いに逆
方向に延びた先端部及び上記先端部より軸線方向の長さ
の短い基端部とを有するピンを、上記基端部側を突出さ
せた状態に立てるためのピン立て治具であって、主面を
有し、上記主面側に向けて開口し、上記主面側に位置す
る径大部と、この径大部内に開口し径大部より奥側に位
置する奥部と、を有し、上記径大部及び奥部のいずれに
も上記ピンの先端部を遊嵌状に挿入可能な先端部挿入孔
を多数備え、上記径大部は、その径が上記奥部の径及び
上記ピンの基端部の径よりも大きく、上記係合部の径よ
りも小さく、かつ、その深さが上記基端部の軸線方向の
長さより大きいことを特徴とするピン立て治具とするの
が好ましい。
【0022】通常、ピンは、その加工の容易性などか
ら、例えば、先端部、係合部及び基端部をそれぞれ略円
柱形状とすることが多い。このようなピンを用いる場合
には、ピン立て治具の先端部挿入孔の形状も、その断面
を略円形状などとすれば足りる。このため、ピン立て治
具に先端部挿入孔を形成する際、レーザやドリル等によ
り容易に加工することができる。
【0023】さらに、上記先端部側挿入孔の径大部は、
上記ピンの係合部が挿入不能で、上記径大部の径と上記
係合部の径とが概略同一であることを特徴とするピン立
て治具とするのが好ましい。先端部挿入孔のうち径大部
は、その径が大きいほど、ピンの基端部が挿入された際
に、ピンがより大きく傾き、先端部挿入孔から抜け易く
なる。上記のピン立て治具では、ピンの係合部が径大部
に挿入不能で、径大部の径は、ピンの係合部の径よりも
概略同一であるとされている。つまり、ピンの係合部が
先端部挿入孔の径大部に係合できる範囲で、径大部の径
が拡げられているので、ピンが逆方向に挿入されても抜
け易くなる。
【0024】また、他の解決手段は、基板主面を有する
略板形状をなし、上記基板主面に開口した多数のピン接
続孔を有する基板本体と、係合部とこの係合部から互い
に逆方向に延びた先端部及び上記先端部より軸線方向の
長さの短い基端部とを有する多数のピンと、を備え、上
記ピンが上記ピン接続孔にそれぞれ挿入されて上記基板
主面に立設されたピン立設基板の製造方法であって、主
面を有し、上記主面に開口し、上記主面側に位置する径
大部と、この径大部内に開口し径大部より奥側に位置す
る奥部とを有する先端部挿入孔を多数備え、上記径大部
は、上記主面に沿う方向の最大寸法が上記奥部の上記主
面に沿う方向の最大寸法よりも大きく、上記基端部は遊
挿可能で、上記係合部は挿入不能であり、上記奥部の開
口端までの深さが上記基端部の軸線方向の長さより大き
いピン立て治具のうち、上記先端部挿入孔の径大部及び
奥部に、上記主面上に載せた多数の上記ピンをランダム
な方向にまたは一定の方向に移動させて、上記ピンの先
端部を遊嵌状に挿入し、上記基端部側を突出させた状態
に上記ピンを立てるピン立て工程と、上記ピンを立てた
ピン立て治具と上記基板本体とを位置合わせし、上記基
板本体のピン接続孔に、上記ピン立て治具から突出する
上記ピンの基端部をそれぞれ挿入し、係合部をそれぞれ
係合させるピン挿入工程と、を備えることを特徴とする
ピン立設基板の製造方法である。
【0025】本発明によれば、ピン立て工程において、
長さの異なる先端部と基端部を持つ所定形状のピンがピ
ン立設治具に立てられる。ピン立て治具上のピンを移動
させることにより、ピンが正しく正方向に挿入された場
合には、ピンの先端部が径大部を越えて奥部にまで挿入
されるので、先端部挿入孔の軸に対してあまり傾かせる
ことなく、ピンを主面から突出した状態で立たせること
ができる。これに対し、ピンが誤って逆方向に挿入され
た場合には、径大部の深さが基端部の長さよりも深いた
め、基端部が径大部を越えて奥部にまで挿入されること
はない。さらに、径大部においては、主面に沿う方向の
最大寸法が奥部のそれより大きいため、主面から先端部
側が突出した状態でピンが立ったとしても、傾いた状態
に立ち易い。つまり、一旦先端部挿入孔に挿入されて
も、その後抜け易い。
【0026】従って、効率よくピンを正しい方向に挿入
すると共に、正しく先端部が先端挿入孔に挿入されたピ
ンのみをピン立て治具上に残すことができる。さらに、
ピンの載置、ピンの移動、及びピンの除去を順に複数回
繰り返すことにより、さらに効率よく、容易にすべての
先端部挿入孔に正しく先端部を挿入してピンを立たせる
ことができる。ここで、ピン立て治具上に載せたピン
を、ランダムな方向あるいは一定の方向に移動させる方
法としては、例えば、ピン立て治具を振動させたり、揺
動させたり、あるいは、ピンにエアーを吹き付けたり、
ブラシで直接移動させたりする方法が挙げられる。
【0027】また、ピン挿入工程において、基板本体の
ピン接続孔にピンを挿入する際には、ピン立て治具に立
てられたピンは、いずれも基端部側が突出しているの
で、ピンの基端部だけをピン接続孔に挿入することがで
きる。このように、本発明では、ピンがその向きを一定
にして基板本体に容易に立設されるので、従来のよう
に、逆方向にピン立て治具に挿入されたピンを手作業な
どで抜き、向きを変えて挿入し直す必要がない。従っ
て、大幅に時間と労力を削減することができ、従来のよ
うにしてピン立設基板を製造するのに比して、安価にピ
ン立設基板を製造することができる。
【0028】ここで、基板本体としては、エポキシ樹脂
などの樹脂、あるいはこれらの樹脂とガラス繊維等との
複合材料からなる絶縁材を用いた樹脂製のものや、アル
ミナ、窒化アルミニウム、ムライト、ガラスセラミック
等のセラミックからなる絶縁材を用いたセラミック製の
ものなどが挙げられる。また、その表面や内部に配線層
が形成されたものや、集積回路チップ、集積回路チップ
を搭載した配線基板、チップ部品、その他の電子部品等
を接続するための接続パッドや、ソルダーレジスト層な
どが形成されたものも含まれる。
【0029】さらに、上記のピン立設基板の製造方法で
あって、前記ピン立て治具は、前記先端部挿入孔の径大
部が所定方向に長くされており、前記ピン立て工程は、
前記主面上に載せた多数の前記ピンを上記所定方向に沿
って移動させる所定方向移動ピン立て工程であることを
特徴とするピン立設基板の製造方法とすると良い。
【0030】本発明によれば、ピン立て治具は、先端部
側挿入孔の径大部がそれぞれ所定方向に長くされてい
る。そして、ピン立て工程において、その所定方向に沿
って、ピン立て治具上のピンを移動させる。このピン立
て治具に逆方向に挿入されたピンは、特に、径大部が長
くされた所定方向に傾き易く、よって、その方向に抜け
易い。このため、この所定方向に沿って、ピン立て治具
上のピンを移動させると、逆向きに挿入されたピンがよ
り抜け易くなる。従って、さらに効率よく、ピンを正し
い方向に挿入するとともに、正しく先端部が先端挿入孔
に挿入されたピンのみをピン立て治具上に残すことがで
きる。ここで、ピンを所定方向に移動させる方法として
は、例えば、斜面方向が所定方向と一致するようにピン
立て治具を傾けて揺動させたり、あるいは、ピンに所定
方向に沿ってエアーを吹き付けたり、所定方向に移動す
るブラシで直接移動させたりする方法が挙げられる。
【0031】さらに、上記のピン立設基板の製造方法で
あって、前記ピン立て治具は、前記先端部挿入孔の径大
部が所定方向に長くされており、前記ピン立て工程は、
上記所定方向に沿って前記ピンを払い除けるピン払い工
程を含むことを特徴とするピン立設基板の製造方法であ
る。
【0032】本発明によれば、ピン立て治具は、先端部
側挿入孔の径大部がそれぞれ所定方向に長くされてい
る。そして、ピン立て工程は、ピン立て治具上のピン
や、先端部挿入孔に逆方向に挿入されたピンを、この所
定方向に沿って払い除けるピン払い工程を備える。この
ピン立て治具に逆方向に挿入されたピンは、特に、径大
部が長くされた所定方向に傾き易い。よって、この所定
方向に沿ってピンを払うと、ピンはより容易に抜ける。
従って、さらに効率よく、ピンを正しい方向に挿入する
とともに、正しく先端部が先端挿入孔に挿入されたピン
のみをピン立て治具上に残すことができる。
【0033】従って、ピンの載置、ピンの移動、及びピ
ンの除去を順に複数回繰り返すことにより、さらに効率
よく、容易にすべての先端部挿入孔に正しく先端部を挿
入してピンを立たせることができる。ここで、ピンを所
定方向に払う方法としては、ピンに所定方向に沿ってエ
アーを吹き付けたり、所定方向に移動するブラシで直接
ピンを移動させたりする方法が挙げられる。
【0034】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の実
施の形態を、図を参照しつつ説明する。本実施形態のピ
ン立て治具1について、図1(a)に主面1A側から見
た平面図を、図1(b)にその部分拡大図を、図1
(c)に図1(b)の一点鎖線における先端部挿入孔2
近傍の部分拡大断面図を示す。このピン立て治具1は、
カーボンからなり、主面1A(図1(c)では上方)及
び裏面1B(図1(c)では下方)を有し、53.3×
53.3mmの略正方形の略板形状をなす。そして、主
面1Aと裏面1Bとの間を貫通する多数の先端部挿入孔
2が、略格子状(千鳥状)に並んで形成され、平面視略
口字形状をなしている。この先端部挿入孔2は、図1
(c)に示すように、主面1A側に位置し、直径0.6
mm、深さ1.2mmの略円筒形状の径大部3と、その
奥に位置し、径大部3よりも径の小さい直径0.48m
m、深さ1.68mmの略円筒形状の奥部4とからな
る。
【0035】次に、図2にこのピン立て治具1の先端部
挿入孔2に、ピン11が立てられた状態を示す。本実施
形態で用いるピン11は、コバールからなり、その表面
には、酸化防止のためにNi−Auメッキ層(図示しな
い)が形成されている。その形状は、略円板形状をなす
係合部12と、この係合部12から互いに逆方法に延
び、略円柱形状をなす先端部13及び基端部14とから
なる。係合部12は直径0.7mm、高さ(厚さ)0.
1mm、先端部13は直径0.45mm、高さ3.08
mm、基端部14は直径0.45mm、高さ1.05m
mである。つまり、ピン立て治具1の先端部挿入孔2の
径大部3には、ピン11の基端部14及び先端部13は
遊挿可能で、ピン11の係合部12は挿入不能である。
また、径大部3の深さ(1.2mm)は、基端部13の
軸線方向(図中上下方向)の長さ(1.05mm)より
も大きく、かつ、先端部14の軸線方向の長さ(3.0
8mm)よりも短くなっている。
【0036】図2(a)に示すように、ピン11のうち
先端部13側が、ピン立て治具1の先端部挿入孔2に挿
入されると、即ち、ピン11が正方向に挿入されると、
先端部13が先端部挿入孔2の径大部3及び奥部4に遊
嵌状に挿入され、ピン11の係合部12が径大部3の開
口部(主面1A上)に係合する。この状態に立てられら
ピン11は、主面1Aに平行な方向(図中左右方向)に
外力が加わっても、ピン11はほとんど傾かず、ピン立
て治具1(先端部挿入孔2の軸線方向)に対して略垂直
に立てられた状態を維持する。
【0037】これに対し、図2(b)に示すように、ピ
ン11のうち基端部14側が、ピン立て治具1の先端部
挿入孔2に挿入されると、即ち、ピン11が逆方向に挿
入されると、基端部13は先端部挿入孔2の奥部4には
挿入されず、径大部3だけに挿入され、係合部12が径
大部3の開口部に係合する。この状態のピン11は、基
端部14が径大部3に遊挿された状態にあるので、主面
1Aに平行な方向(図中左右方向)に外力が加わると、
図中に破線で示すように容易にピン11が傾き、先端部
挿入孔2から抜け易い。なお、本実施形態では、逆方向
に挿入されたピン11は、外力が加わったとき、ピン立
て治具1の主面1Aに垂直な方向(先端部挿入孔2の軸
線方向)に対しておよそ30度傾く。
【0038】次に、本実施形態で製造されるピン立設基
板20について、図3(a)に全体図を、図3(b)に
部分拡大断面図を示す。このピン立設基板20は、図3
(a)に示すように、平面視49.3×49.3mmの
略正方形状で、上面21Aと下面21Bとを有する略板
形状をなす基板本体21を備え、その下面21B側に
は、上記ピン11が多数立設されている。このうち基板
本体21は、コア基板(図示しない)の両面に樹脂絶縁
層を有し、さらに、樹脂絶縁層間に配線層を有する。詳
細には、図3(b)に下面側の部分拡大断面図を示すよ
うに、エポキシ樹脂からなる樹脂絶縁層22A,22
B,22Cと銅からなる配線層27A,27Bとが交互
に積層されている。このうち下面21B側の樹脂絶縁層
22Aには、ピン接続孔23が多数形成されている。
【0039】このピン接続孔23の内壁面23A、及び
基板本体21の下面21Bのピン接続孔周縁21BRに
は、銅からなる導体層25が形成されている。この導体
層25は、配線層27A等と導通している。なお、ピン
接続孔23の内壁面23Aに形成された導体層25によ
って、ピン接続孔23の開口部分は、直径0.55mm
となっている。また、図3(a)に示すように、基板本
体21の上面21Aには、集積回路チップ(図示しな
い)を搭載するために、共晶ハンダからなるハンダバン
プ29が多数形成されている。
【0040】一方、ピン11は、基端部14が基板本体
21のピン接続孔23に挿入され、係合部13がピン接
続孔23に係合し、先端部14が下面21B側に突出し
ている。また、ピン11は、基端部14及び係合部13
の一部(図中上方)が、導体層25にハンダ材28で固
着されることにより、それぞれ基板本体21に立設され
ている。
【0041】次に、ピン立設基板20の製造方法につい
て、図4及び図5を参照しつつ説明する。まず、ピン立
て治具1は、公知の手法により、カーボンからなる略正
方形状の板に、ドリルで先端部挿入孔2を穿孔して作製
される。ピン立設基板20を製造するにあたっては、ピ
ン立て工程において、図4(a)に示すように、まず、
ピン立て治具1の主面1A上に、多数のピン11を載置
する。このピン11は、先端部13及び基端部14の径
と等しい、断面が略円形のコバール線材から、公知のプ
レス加工により成形されて、その表面に、公知の手法に
より、Ni−Auメッキ層(図示しない)が形成された
ものである。
【0042】その後、図4(b)に示すように、ピン立
て治具1を振動させたり、揺動させたりして、主面1A
上でピン11を移動させる。これとともに、ピン立て治
具1の裏面1B側から、先端部挿入孔2内の空気を吸引
して、先端部挿入孔2内にピン11が挿入されるように
する。このようにすることで、ピン立て治具1の先端部
挿入孔2のうち一部には、ピン11が挿入される。その
際、先端部挿入孔2には、ピン11の先端部13側が挿
入されることも、また、基端部14側が挿入されること
もある。しかし、ピン11の基端部14側が挿入された
場合には、一旦挿入されても、ピン立て治具1の振動や
揺動により、ピン11は容易に傾いて、抜け易い。この
ため、全体としてみると、ピン立て治具1の先端部挿入
孔2には、ピン11のうち先端部13側が挿入され易
い。
【0043】次に、図4(c)に示すように、ピン立て
工程のうちのピン払い工程において、ブラシBRを用い
て、先端部挿入孔2に挿入されていない、ピン立て治具
1上のピン11を排除する。このとき同時に、基端部1
4側が先端部挿入孔2内に挿入されたピン11は、ブラ
シBRによって容易に傾き、先端部挿入孔2から抜か
れ、払いのけられる。一方、先端部13側が先端部挿入
孔2に挿入されたピン11は、ブラシBRが当たって
も、ほぼ垂直に立ったまま抜かれない。従って、正方向
に、先端部13側が挿入されたピン11のみが、ピン立
て治具1に残ることになる。
【0044】次に、再びピン立て治具1上に多数のピン
11を載置し、ピン立て治具1を動かしながらピン11
を移動させ、吸引して先端部挿入孔2内にピン11を挿
入する。挿入されてないピン11や逆方向に挿入された
ピン11は、再度ブラシBRで払い除ける。このような
工程を複数回繰り返して、図5(a)に示すように、ピ
ン立て治具1のすべての先端部挿入孔2にピン11を挿
入する。このような方法で、ピン立て治具1にピン11
を立てると、ピン11は正方向にのみ挿入される、即ち
いずれのピン11も、その先端部13側がピン立て治具
1の先端部挿入孔2内に挿入されるので、例えば手作業
により、逆方向に挿入されたピン11を挿入し直す必要
がなく、ピン11の仮立て作業効率を大幅に向上させる
ことができる。
【0045】次に、ピン挿入工程において、図5(b)
に示すように、ピン11を立てたピン立て治具1と基板
本体21とを位置合わせし、基板本体21のピン接続孔
23に、ピン立て治具1から突出するピン11の基端部
14を挿入する。さらに、基板本体21のピン接続孔2
3にピン11の係合部12をそれぞれ係合させる。な
お、基板本体21の下面21Bのうち導体層25上(図
3(b)参照)には、予めピン11を基板本体21にハ
ンダ固着するためのハンダペースト(図示しない)を、
公知の手法により印刷しておく。
【0046】その後、ピン11を介して重ねた基板本体
21とピン立て治具1とをリフロー炉に投入し、リフロ
ーして、ピン11と基板本体21とをハンダ材28によ
り固着する。リフローの際、溶解したハンダペースト
は、基板本体21の導体層25やピン11の基端部14
などに沿って濡れ拡がり、導体層25とピン11の基端
部14及び係合部12の一部とを固着させる(図3
(b)参照)。このようにして、各々のピン11が基板
本体21に立設されて、ピン立設基板20が完成する。
【0047】なお、本実施形態では、ピン立て工程にお
いて、ピン立て治具1の裏面1B側から、先端部挿入孔
2内の空気を吸引して、ピン11が先端部挿入孔2内に
挿入され易くしている。しかし、このような吸引を行わ
ず、ピン立て治具1を振動させたり、揺動させたりする
ことのみでも、ピン立て治具1にピン11を立てること
ができる。また、ピン立て治具1の振動や揺動の代わり
に、あるいは、これらとともに、ピン11にエアーを吹
き付けたり、ブラシで直接払ったりすることによって
も、ピン立て治具1にピン11を立てることができる。
【0048】また、本実施形態のピン立て工程では、ピ
ン立て治具1に、より効率よくピン11を立てるため
に、ピン払い工程で、先端部挿入孔2に挿入されていな
いピン11などを払いのけている。しかし、このような
工程を備えなくとも、振動や揺動により、ピン立て治具
1上のピン11を移動させることのみによっても、ピン
立て治具1上にピン11を立たせることができる。
【0049】以上で説明したように、本実施形態のピン
立て治具1は、ピン11のうち先端部13側が挿入され
た場合には、あまり傾かせることなく、ピン11を基端
部14側が突出した状態で立たせることができる。ま
た、正方向に挿入されたピン11は、先端部挿入孔2の
奥部4にまで先端部13が挿入されているので、ピン立
て治具1を動かしたり、その主面1A上のピン11をブ
ラシBRで払いのけたりしても、比較的抜けにくい。こ
れに対し、ピン11のうち基端部14側が挿入された場
合には、ピン11は容易に30度程度傾き、ピン立て治
具1を動かしたり、ブラシBRで払いのけたりすること
で容易に抜ける。このため、効率よくピン11を正方向
に挿入するとともに、正しく先端部13が先端部挿入孔
2に挿入されたピン11のみをピン立て治具上1に立て
ることができる。また、ピン立て治具1の先端部挿入孔
2が、径大部3及び奥部4のいずれも、略円筒形状とさ
れているので、ピン立て治具1の加工が容易である。
【0050】また、本実施形態のピン立設基板20の製
造方法によれば、ピン立て工程において、ピン立て治具
1のすべての先端部挿入孔2に、容易に、正しくピン1
1の先端部13側のみを挿入して、ピン11を立たせる
ことができる。さらに、ピン挿入工程において、基板本
体21のピン接続孔23には、ピン11の基端部13側
だけが挿入されるので、ピン11を容易に立設すること
ができる。従って、従来に比して安価にピン立設基板2
0を製造することができる。
【0051】(変形例1)次いで、上記実施形態1の変
形例1について説明する。本変形例では、図6(a)に
ピン立て治具31の主面31A側から見た部分拡大図
を、図6(b)にその一点鎖線における先端部挿入孔3
2近傍の部分拡大断面図を示すように、先端部挿入孔3
2の形状が上記実施形態1と異なる。
【0052】この先端部挿入孔32は、図6(b)に示
すように、ピン立て治具31の主面31Aと裏面31B
との間を貫通し、主面31A側に位置する径大部33
と、その奥に位置する奥部34とからなる。この径大部
33のうち、主面1A側の部分は上記実施形態1の径大
部3と同様の径(0.6mm)をなす略円筒形状である
が、それより奥側の部分は、奥側へいくに従って、その
径が小さくなる略すり鉢形状をなしている。そして、径
大部33の深さ(奥部34の開口端34Aまでの深さ)
は、上記実施形態1の径大部3と同様で、1.2mmで
ある。また、先端部挿入孔32のうち奥部34は、上記
実施形態1と同様の形状をなしている。このような形状
は、ドリルで穿孔することにより容易に形成することが
できるので、ピン立て治具31を製作し易い。
【0053】この先端部挿入孔32のように、径大部3
3のうち奥側の部分が、その径が徐々に小さくなって奥
部34と繋がっていると、ピン11が正方向に先端部挿
入孔32に挿入される際には、ピン11の先端部13の
先端が、径大部33内で引っかかることなく、スムーズ
に奥部34内まで挿入される。従って、ピン立て治具3
1にピン11を立てる際、さらに効率よく正方向にピン
11を立てることができる。
【0054】また、本変形例の先端部挿入孔32も、上
記実施形態1と同様に、奥部34の深さ(1.2mm)
がピン11の基端部14の軸線方向の長さ(1.05m
m)よりも大きい。また、ピン11の基端部14は径大
部33内に遊挿可能で、係合部12は挿入不能である。
従って、本変形例のピン立て治具31及びこれを用いた
ピン立設基板20の製造方法において、上記実施形態1
と同様な効果も得られる。
【0055】(変形例2)次いで、上記実施形態1の変
形例2について説明する。本変形例では、図7(a)に
ピン立て治具41の主面41A側から見た部分拡大図
を、図7(b)にその一点鎖線における先端部挿入孔4
2近傍の部分拡大断面図を示すように、先端部挿入孔4
2の形状が上記実施形態1と異なる。
【0056】この先端部挿入孔42は、図7(b)に示
すように、ピン立て治具41の主面41Aと裏面41B
との間を貫通し、主面41A側に位置する径大部43
と、その奥に位置する奥部44とを有している。さら
に、径大部43の主面41A側(図中上方)には、係合
凹部45を有している。この係合凹部45は、径大部4
3の径よりも更に大きく、直径1.0mm、深さ0.5
mmの略円板状の窪みをなしている。また、この係合凹
部45は、ピン11の係合部12の径よりも大きくなっ
ているので、ピン11を立てたとき、係合部12の一部
が挿入可能である。なお、径大部43は、上記実施形態
1の径大部3と同様の形状をなしている。また、奥部4
4は、その径は上記実施形態1の奥部4の径(直径0.
48mm)と同様であるが、その長さが若干短くされて
いる。
【0057】このような先端部挿入孔42も、上記実施
形態1と同様に、径大部43は、その径が奥部44の径
よりも大きい。また、その深さは、ピン11の基端部1
4の軸線方向の長さよりも大きく、先端部13の軸線方
向の長さよりも小さい。さらに、ピン11の基端部14
は径大部43内に遊挿可能で、係合部12は径大部43
内に挿入不能である。従って、この先端部挿入孔42
は、径大部43の主面41A側に係合凹部45を有して
いるものの、これを有するピン立て治具41、及びその
ピン立て治具41を用いたピン立設基板20の製造方法
において、上記実施形態1と同様な効果が得られる。
【0058】(変形例3)次いで、上記実施形態1の変
形例3について説明する。本変形例では、図8(a)に
ピン立て治具51の主面51A側から見た部分拡大図
を、図8(b)にその一点鎖線における先端部挿入孔5
2近傍の部分拡大断面図を示すように、先端部挿入孔5
2の形状が上記実施形態1と異なる。
【0059】この先端部挿入孔52は、ピン立て治具5
1の主面51Aと裏面51Bとの間を貫通し、主面51
A側に位置する径大部53と、その奥に位置する奥部5
4とを有する。さらに、奥部54の裏面51B側(図中
下方)には、裏面側凹部55を有する。この裏面側凹部
55は、奥部54の径よりも大きく、径大部53の径と
同じ直径0.6mm、深さ1.0mmの略円筒形状をな
している。なお、径大部53は、上記実施形態1の径大
部3と同様の形状である。また、奥部54は、その径は
上記実施形態1の奥部4の径(直径0.48mm)と同
様であるが、その長さが短くされている。
【0060】このような先端部挿入孔52も、上記実施
形態1と同様に、径大部53は、その径が奥部54の径
よりも大きい。また、その深さはピン11の基端部14
の軸線方向の長さよりも大きく、先端部13の軸線方向
の長さよりも小さい。さらに、ピン11の基端部14は
径大部53内に遊挿可能で、係合部12は径大部53内
に挿入不能である。なお、奥部54の長さが短くされて
いるものの、ピン11が先端部13側から挿入された場
合には、先端部挿入孔52の軸線方向に対して略垂直に
立った状態でピン11を維持することができる。従っ
て、本変形例のように、ピン立て治具51の裏面51B
側に奥部54よりも径大な裏面側凹部55を有する先端
部挿入孔52についても、ピン立て治具51及びこれを
用いたピン立設基板20の製造方法において、上記実施
形態1と同様な効果が得られる。
【0061】(変形例4)次いで、上記実施形態1の変
形例4について説明する。本変形例では、図9(a)に
ピン立て治具61の主面61A側から見た部分拡大図
を、図9(b)にその一点鎖線における先端部挿入孔6
2近傍の部分拡大断面図を示すように、先端部挿入孔6
2の形状が上記実施形態1と異なる。
【0062】この先端部挿入孔62は、ピン立て治具6
1の主面61A側にのみ開口する有底孔であり、主面6
1A側に位置する径大部63と、その奥に位置する奥部
64とからなる。このうち径大部63は、上記実施形態
1の径大部3と同様の形状をなしている。一方、奥部6
4は、その径は上記実施形態1の奥部4の径と同様であ
るが、その長さが短くされ、また、裏面61B側には通
じていない。なお、図9(c)に示すように、裏面61
B側から空気を吸引できるように、この先端部挿入孔6
2の裏面61A側に、奥部64及びピン11の先端部1
3の径よりも小さい吸引孔65をさらに設けて、表裏面
間を貫通させても良い。
【0063】先端部挿入孔62はこのような形状である
ため、図10(a)及び(b)に示すように、ピン11
が先端部挿入孔62に正方向に挿入された場合には、ピ
ン11の先端部13全体が先端部挿入孔62に挿入され
ることはなく、よって、ピン11の係合部12は先端部
挿入孔62の径大部63に係合しない。しかし、ピン立
設基板20を製造する際、このようにピン11が立てら
れても、ピン挿入工程において、上記実施形態1と同様
に、基板本体21のピン接続孔23に、ピン11の基端
部13を挿入し、係合部12を係合させることができ
る。
【0064】また、本変形例の先端部挿入孔62も、上
記実施形態1と同様に、径大部63は、その径が奥部6
4の径よりも大きい。また、その深さが、ピン11の基
端部14の軸線方向の長さよりも大きく、先端部13の
軸線方向の長さよりも小さい。さらに、ピン11の基端
部14は径大部63内に遊挿可能で、係合部12は挿入
不能である。このため、ピン11が逆方向に挿入された
場合には、容易に傾き、抜け易くなる。
【0065】従って、本変形例のように、ピン11の係
合部12が先端部挿入孔62の径大部63に係合しない
場合でも、ピン立て治具61及びこれを用いたピン立設
基板20の製造方法において、上記実施形態1と同様な
効果が得られる。なお、図9(b)に示すように、先端
部挿入孔62が上下面間を貫通していない場合には、ピ
ン立設基板20を製造する際、ピン立て工程において、
先端部挿入孔62内の空気を吸引することはできない。
従って、ピン立て治具61を振動・揺動させることのみ
で、ピン11が先端部挿入孔61に挿入させるようにす
る。
【0066】(実施形態2)次いで、実施形態2につい
て、図11及び図12を参照しつつ説明する。本実施形
態のピン立て治具71について、図11(a)に主面7
1A側から見た平面図を、図11(b)にその部分拡大
図を、図11(c)に図11(b)の一点鎖線における
先端部挿入孔72近傍の部分拡大断面図を示す。このピ
ン立て治具71は、先端部挿入孔72の径大部73が、
いずれも、その主面71Aに沿う方向のうち所定方向
(図中左右方向)に長い形状とされている点が、上記実
施形態1と異なる。従って、上記実施形態1と同様な部
分の説明は省略または簡略化する。
【0067】本実施形態のピン立て治具71は、上記実
施形態1のピン立て治具1と同様に、カーボンからな
り、略正方形の主面71A及び裏面71Bを有する略板
形状をなす。そして、主面71Aと裏面71Bとの間を
貫通する多数の先端部挿入孔72が、略格子状に並んで
形成され、平面視略口字形状をなしている。この先端部
挿入孔72は、図11(c)に示すように、主面71A
側に位置する径大部73と、その奥に位置し、上記実施
形態1の奥部7と同様の形状である奥部74とからな
る。このうち径大部73は、平面視、長径1.3mm、
短径0.6mmの略長円形状である。そして、図11
(a)及び(b)に示すように、この径大部73の長く
された方向は、いずれの径大部73も、ピン立て治具7
1の一辺(図中上辺)に沿う所定方向(図中左右方向)
に一致している。
【0068】このように径大部73がそれぞれ所定方向
に長いので、図11(b)に示すように、隣り合う先端
部挿入孔72のうち、この方向に隣り合う先端部挿入孔
72を除けば、径大部73同士の間隔が大きくなってい
る。従って、ピン立て治具71を製造する際、ピン立て
治具71に先端部挿入孔72、特に径大部73を形成す
るのが容易である。
【0069】本実施形態で用いるピン11は、上記実施
形態1と同様である。即ち、ピン立て治具71の先端部
挿入孔72の径大部73には、ピン11の基端部14は
遊挿可能で、ピン11の係合部12は挿入不能である。
また、径大部73の深さ(1.2mm)は、基端部13
の軸線方向の長さ(1.05mm)よりも大きく、か
つ、先端部14の軸線方向の長さ(3.08mm)より
も短くなっている。
【0070】次に、図12にこのピン立て治具71にピ
ン11が挿入された状態を示す。図12(a)に示すよ
うに、ピン11が正方向に挿入されると、即ち、ピン1
1のうち先端部13側が、ピン立て治具71の先端部挿
入孔72に挿入されると、先端部13が先端部挿入孔7
2の径大部73及び奥部74に遊嵌状に挿入され、係合
部12が径大部73に係合する。この状態に立てられら
ピン11は、上記実施形態1と同様に、主面71Aに平
行な方向(図中左右方向)に外力が加わっても、ピン1
1はほとんど傾かず、ピン立て治具1に対して略垂直に
立てられた状態を維持する。
【0071】これに対し、図12(b)に示すように、
ピン11が逆方向に挿入されると、即ち、ピン11のう
ち基端部14側が、ピン立て治具71の先端部挿入孔7
2に挿入されると、基端部13が先端部挿入孔72の径
大部73のみに挿入され、係合部12が径大部73に係
合する。この状態のピン11は、上記実施形態1と同様
に、基端部14が径大部73に遊挿された状態にあるの
で、主面71Aに平行な方向(図中左右方向)に外力が
加わると、容易にピン11が傾き、先端部挿入孔72か
ら抜け易くなる。特に、このピン立て治具71では、径
大部73が所定方向(図中左右方向)に長くされている
ので、その方向に外力が加わると、図中に破線で示すよ
うに、逆方向に挿入されたピン11は、その方向に大き
く傾いて抜ける。
【0072】次に、本実施形態で製造するピン立設基板
及びその製造方法について説明する。ピン立設基板20
については、上記実施形態1と同様である。その製造方
法については、まず、上記実施形態1と同様に、公知の
手法により、カーボンからなる略正方形状の板に、ドリ
ルで先端部挿入孔72を穿孔して、上記ピン立て治具7
1を製作しておく。次に、ピン立て工程において、ピン
立て治具71の主面71A上に、ピン11を多数載置す
る(図4(a)参照)。
【0073】その後、図13に示すように、ピン11を
載せたピン立て治具71を、径大部73が長くされた所
定方向に沿う方向に傾斜して揺動させる。これと同時
に、先端部挿入孔72内の空気を吸引して、先端部挿入
孔72内にピン11が挿入されるようにする。このと
き、先端部挿入孔72には、上記実施形態1と同様に、
ピン11が正方向に挿入されることも、また、逆方向に
挿入されることもある。しかし、本実施形態では、先端
部挿入孔72の径大部73が所定方向に長く、しかも、
その方向にピン立て治具71を揺動させているので、逆
方向に挿入されたピン11は、さらに傾き易く抜け易
い。従って、結果的には、この段階で多くのピン11が
正方向に挿入される。
【0074】次に、ピン立て工程のうちピン払い工程に
おいて、上記実施形態1と同様に、ブラシBRにより、
ピン立て治具71上に残ったピン11を排除するととも
に、先端部挿入孔72に逆方向に挿入されたピン11も
払い除ける(図4(c)参照)。ここで、ブラシBR
は、先端部挿入孔72の径大部73が長くされた所定方
向に沿って、移動させるようにする。このようにする
と、径大部73が所定方向に長いので、逆方向に挿入さ
れたピン11が大きく傾き易く、抜け易い。従って、本
実施形態では、ピン立て工程において、径大部73が長
くされた所定方向に揺動させ、また、この方向にブラシ
BRを移動させることにより、さらに効率よく、正方向
に挿入されたピン11のみをピン立て治具71に残すこ
とができる。
【0075】次に、上記実施形態1と同様に、ピン11
の載置、ピン11の移動、ピン11の除去を順に複数回
繰り返して、ピン立て治具71のすべての先端部挿入孔
72にピン11を挿入する(図5(a)参照)。本実施
形態では、誤って逆方向に挿入されたピン11が、上記
実施形態1に比して、容易に先端部挿入孔72から抜か
れるので、さらに効率よく、確実にピン11をピン立て
治具71に立てることができる。その後は、上記実施形
態1と同様に、ピン挿入工程において、基板本体21の
ピン接続孔23に、ピン11の基端部14を挿入し、係
合部12をそれぞれ係合させる(図5(b)参照)。そ
して、基板本体21とピン11をハンダ固着させ、基板
本体21にピン11を立設する。
【0076】以上で説明したように、本実施形態のピン
立て治具71も、ピン11が正方向に挿入された場合に
は、基端部14側が略垂直に突出した状態でピン11を
立たせることができる。また、先端部挿入孔72の奥部
74にまで先端部13が挿入されているので、ピン立て
治具71を動かしたりするなど外力が加わっても、比較
的抜けにくい。これに対し、ピン11が逆方向に挿入さ
れた場合には、特に径大部73が長くされた方向に容易
に傾き、外力によっても抜け易い。このため、効率よく
ピン11を正方向に挿入するとともに、正方向に挿入さ
れたピン11のみをピン立て治具上71に立てることが
できる。
【0077】また、本実施形態のピン立設基板20の製
造方法によっても、ピン立て工程において、ピン立て治
具71のすべての先端部挿入孔72に、容易に、正しく
ピン11の先端部13側のみを挿入して、ピン11を立
たせることができる。特に、先端部挿入孔72の径大部
73が所定方向に長くされ、さらに、その所定方向に沿
ってピン立て治具71を揺動させているので、逆方向に
立てられたピン11が、先端部挿入孔72から抜け易
い。また、その所定方向に沿ってブラシBRで移動させ
るので、逆方向に立てられたピン11が、容易に先端部
挿入孔72から抜かれて払いのけられる。さらに、ピン
挿入工程において、基板本体21のピン接続孔23に
は、ピン11の基端部13側だけが挿入されるので、ピ
ン11を容易に立設することができる。従って、従来に
比して安価にピン立設基板20を製造することができ
る。
【0078】(変形例1)次いで、上記実施形態2の変
形例1について説明する。本変形例のピン立て治具81
について、図14(a)にピン立て治具81の主面81
A側から見た平面図を、図14(b)にその部分拡大図
を、図14(c)に図14(b)の一点鎖線における先
端部挿入孔82近傍の部分拡大断面図を示す。本変形例
では、先端部挿入孔82の形状が上記実施形態2と異な
る。
【0079】この先端部挿入孔82は、ピン立て治具8
1の主面81Aと裏面81Bとの間を貫通し、主面81
A側に位置する共通径大部83と、その奥に位置する複
数の奥部84(本例では2ヶ)とからなる。このうち共
通径大部83は、隣り合う2つの先端部挿入孔82につ
いて径大部同士が連結して、平面視略長円形状をなして
いる。この共通径大部83は、図14(a)に示すよう
に、ピン立て治具の一辺(図中上辺)に沿う所定方向
(図中左右方向)に隣り合う径大部同士が2つずつ連結
し、この所定方向に長くされている。なお、先端部挿入
孔82のうち奥部84は、上記実施形態2と同様の形状
をなしている。
【0080】このような先端部挿入孔82も、上記実施
形態2と同様に、共通径大部83は、その長径及び短径
が奥部84の径よりも大きい。また、その深さが、ピン
11の基端部14の軸線方向の長さよりも大きく、先端
部13の軸線方向の長さよりも小さい。さらに、ピン1
1の基端部14は共通径大部83内に遊挿可能で、係合
部12は挿入不能である。従って、本変形例のピン立て
治具81及びこれを用いたピン立設基板20の製造方法
においても、上記実施形態2と同様な効果が得られる。
【0081】さらに、本変形例では、隣り合う径大部が
繋がって共通径大部83を構成していることにより、ピ
ン11が逆方向に挿入された場合、特に、ピン11は、
共通径大部83の長くされた所定方向に極めて大きく傾
き、抜け易い。このため、さらに効率よく、正しくピン
立て治具81にピン11を立てることができる。また、
径大部同士が連結した共通径大部83とされているの
で、ピン立て治具81の製造も容易である。
【0082】(変形例2)次いで、上記実施形態2の変
形例2について説明する。本変形例のピン立て治具91
について、図15(a)に主面91A側から見た平面図
を、図15(b)にその部分拡大図を、図15(c)に
図15(b)の一点鎖線における先端部挿入孔92近傍
の部分拡大断面図を示す。本変形例では、ピン立て治具
91の先端部挿入孔92の形状が上記実施形態2と異な
る。
【0083】この先端部挿入孔92も、ピン立て治具9
1の主面91Aと裏面91Bとの間を貫通し、主面91
A側に位置する共通径大部93と、その奥に位置する奥
部94とからなる。このうち共通径大部93は、図15
(a)に示すように、ピン立て治具91の一辺(図中上
辺)に沿う所定方向(図中左右方向)に隣り合う複数の
先端部挿入孔92のすべてについて、径大部同士が連結
している。つまり、共通径大部93は、ピン立て治具9
1の主面91A側に縁から縁まで溝状に形成されてい
る。また、共通径大部93同士は、いずれも、所定方向
(図中左右方向)に長く形成されている。なお、先端部
挿入孔92のうち奥部94は、上記実施形態2と同様の
形状をなしている。
【0084】このような先端部挿入孔92は、上記実施
形態2と同様に、共通径大部93の左右方向及び上下方
向の寸法は、奥部94の径よりも大きい。また、その深
さが、ピン11の基端部14の軸線方向の長さよりも大
きく、先端部13の軸線方向の長さよりも小さい。ま
た、ピン11の基端部14は共通径大部93内に遊挿可
能で、係合部12は挿入不能である。従って、本変形例
のピン立て治具91及びこれを用いたピン立設基板20
の製造方法においても、上記実施形態2と同様な効果が
得られる。さらに、本変形例では、複数の径大部が繋が
って共通径大部93を構成していることにより、上記変
形例1と同様に、逆方向に挿入されたピン11が極めて
抜け易い。従って、効率よく、正しくピン11をピン立
て治具91に立てることができる。
【0085】以上において、本発明を各実施形態に即し
て説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して
適用できることはいうまでもない。例えば、上記各実施
形態では、先端部13、係合部12及び基端部14がい
ずれも略円柱形状及び略円板形状であるピン11を示し
たが、これ以外の形状とすることもできる。また、先端
部、係合部及び基端部の形状をそれぞれ異ならせること
もできる。
【0086】また、基板本体のピン接続孔の形状として
は、ピン接続孔に挿入するピンの基端部の形状や、ピン
と基板本体との接合強度の確保等を考慮して適宜変更す
ることができる。例えば、基板本体の上下面間を貫通す
る貫通孔などとすることもできる。また、ピンを基板本
体に固着する方法としては、ピンの基端部とピン接続孔
の形状を調整して、ピンの基端部をピン接続孔に圧入し
て固着しても良い。また、基板本体にピン接続孔として
貫通孔を設け、基板本体の厚さよりも長い基端部を有す
るピンを挿入し、基板本体の上面側から突出した部分を
プレスで潰して固着する方法なども含まれる。
【0087】また、上記各実施形態では、基板本体21
として、その上面21Aに集積回路チップを搭載するも
のを用いたが、これに限らず、例えば、コンデンサ、抵
抗、フィルタ等の電子部品や、これら電子部品を搭載し
た配線基板を、基板本体に搭載するようにしても良い。
あるいは、電子部品等を、ピンが立設される主面側(基
板本体21における下面21B側)に搭載する基板本体
を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るピン立て治具を示す図であ
り、(a)は主面から見た平面図を示し、(b)はその
部分拡大図を示し、(c)は先端部挿入孔近傍の部分拡
大断面図を示す。
【図2】実施形態1に係るピン立て治具にピンを立てた
状態を示す図であり、(a)は正方向にピンを立てた状
態を示し、(b)は逆方向にピンを立てた状態を示す。
【図3】実施形態1に係るピン立設基板を示す図であ
り、(a)は全体図を示し、(b)は部分拡大断面図を
示す。
【図4】実施形態1に係るピン立設基板の製造方法を示
す図であり、(a)はピン立て治具にピンを載置した状
態を示し、(b)はピン立て治具の一部にピンが立てら
れた状態を示し、(c)は余分なピンをブラシで排除し
た状態を示す。
【図5】実施形態1に係るピン立設基板の製造方法を示
す図であり、(a)はピン立て治具にピンを立てた状態
を示し、(b)はピン立て治具の上に基板本体を重ねた
状態を示す。
【図6】実施形態1の変形例1に係るピン立て治具を示
す図であり、(a)は主面から見た部分拡大図を示し、
(b)は先端部挿入孔近傍の部分拡大断面図を示す。
【図7】実施形態1の変形例2に係るピン立て治具を示
す図であり、(a)は主面から見た部分拡大図を示し、
(b)は先端部挿入孔近傍の部分拡大断面図を示す。
【図8】実施形態1の変形例3に係るピン立て治具を示
す図であり、(a)は主面から見た部分拡大図を示し、
(b)は先端部挿入孔近傍の部分拡大断面図を示す。
【図9】実施形態1の変形例4に係るピン立て治具を示
す図であり、(a)は主面から見た部分拡大図を示し、
(b)は先端部挿入孔近傍の部分拡大断面図を示し、
(c)は吸引孔を設けた先端部挿入孔近傍の部分拡大断
面図を示す。
【図10】実施形態1の変形例4に係るピン立て治具に
正方向にピンを立てた状態を示す図であり、(a)は吸
引孔を有しない先端部挿入孔にピンを挿入した状態を示
し、(b)は吸引孔を有する先端部挿入孔にピンを挿入
した状態を示す。
【図11】実施形態2に係るピン立て治具を示す図であ
り、(a)は主面から見た平面図を示し、(b)はその
部分拡大図を示し、(c)は先端部挿入孔近傍の部分拡
大断面図を示す。
【図12】実施形態2に係るピン立て治具にピンを立て
た状態を示す図であり、(a)は正方向にピンを立てた
状態を示し、(b)は逆方向にピンを立てた状態を示
す。
【図13】実施形態2に係るピン立設基板の製造方法を
示す図であり、ピン立て治具を揺動して、ピンが一部に
立てられた状態を示す。
【図14】実施形態2の変形例1に係るピン立て治具を
示す図であり、(a)は主面から見た平面図を示し、
(b)はその部分拡大図を示し、(c)は先端部挿入孔
近傍の部分拡大断面図を示す。
【図15】実施形態2の変形例2に係るピン立て治具を
示す図であり、(a)は主面から見た平面図を示し、
(b)はその部分拡大図を示し、(c)は先端部挿入孔
近傍の部分拡大断面図を示す。
【図16】従来技術に係る係るピン立て治具を示す図で
あり、(a)は主面から見た平面図を示し、(b)はそ
の部分拡大図を示し、(c)は先端部挿入孔近傍の部分
拡大断面図を示す。
【図17】従来技術に係るピン立設基板の製造方法を示
す図であり、(a)はピン立て治具にピンを載置した状
態を示し、(b)はピン立て治具にピンの先端部側を挿
入して、ピンを立てた状態を示し、(c)はピン立て治
具に基板本体を重ねた状態を示す。
【図18】従来技術に係るピン立設基板の製造方法のう
ち、ピン立て治具にピンを立てた状態を示す。
【符号の説明】
1,31,41,51,61,71,81,91 ピ
ン立て治具 1A,31A,41A,51A,61A,71A,81
A,91A (ピン立て治具の)主面 2,32,42,52,62,72,82,92 先
端部挿入孔 3,33,43,53,63,73 径
大部 83,93 共
通径大部 4,34,44,54,64,74,84,94 奥
部 11 ピン 12 係合部 13 先端部 14 基端部 21 基板本体 23 ピン接続孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】係合部とこの係合部から互いに逆方向に延
    びた先端部及び上記先端部より軸線方向の長さの短い基
    端部とを有するピンを、上記基端部側を突出させた状態
    に立てるためのピン立て治具であって、 主面を有し、 上記主面側に向けて開口し、上記主面側に位置する径大
    部と、この径大部内に開口し径大部より奥側に位置する
    奥部と、を有し、上記径大部及び奥部のいずれにも上記
    ピンの先端部を遊嵌状に挿入可能な先端部挿入孔を多数
    備え、 上記径大部は、上記主面に沿う方向の最大寸法が上記奥
    部の上記主面に沿う方向の最大寸法よりも大きく、上記
    基端部は遊挿可能で、上記係合部は挿入不能であり、上
    記奥部の開口端までの深さが上記基端部の軸線方向の長
    さより大きいことを特徴とするピン立て治具。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のピン立て治具であって、 前記多数の先端部挿入孔の径大部は、いずれも、前記主
    面に沿う方向のうち所定方向に長い形状とされているこ
    とを特徴とするピン立て治具。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のピン立て治具であって、 前記多数の先端部挿入孔のうち、前記所定方向において
    隣り合う複数の先端部挿入孔について、前記径大部同士
    が連結した前記所定方向に長い共通径大部を備えること
    を特徴とするピン立て治具。
  4. 【請求項4】基板主面を有する略板形状をなし、上記基
    板主面に開口した多数のピン接続孔を有する基板本体
    と、 係合部とこの係合部から互いに逆方向に延びた先端部及
    び上記先端部より軸線方向の長さの短い基端部とを有す
    る多数のピンと、を備え、 上記ピンが上記ピン接続孔にそれぞれ挿入されて上記基
    板主面に立設されたピン立設基板の製造方法であって、 主面を有し、 上記主面に開口し、上記主面側に位置する径大部と、こ
    の径大部内に開口し径大部より奥側に位置する奥部とを
    有する先端部挿入孔を多数備え、 上記径大部は、上記主面に沿う方向の最大寸法が上記奥
    部の上記主面に沿う方向の最大寸法よりも大きく、上記
    基端部は遊挿可能で、上記係合部は挿入不能であり、上
    記奥部の開口端までの深さが上記基端部の軸線方向の長
    さより大きいピン立て治具のうち、 上記主面上に載せた多数の上記ピンをランダムな方向に
    または一定の方向に移動させて、上記先端部挿入孔の径
    大部及び奥部に、上記ピンの先端部を遊嵌状に挿入し、
    上記基端部側を突出させた状態に上記ピンを立てるピン
    立て工程と、 上記ピンを立てたピン立て治具と上記基板本体とを位置
    合わせし、上記基板本体のピン接続孔に、上記ピン立て
    治具から突出する上記ピンの基端部をそれぞれ挿入し、
    係合部をそれぞれ係合させるピン挿入工程と、を備える
    ことを特徴とするピン立設基板の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のピン立設基板の製造方法
    であって、 前記ピン立て治具は、前記先端部挿入孔の径大部が所定
    方向に長くされており、 前記ピン立て工程は、前記主面上に載せた多数の前記ピ
    ンを上記所定方向に沿って移動させる所定方向移動ピン
    立て工程を備えることを特徴とするピン立設基板の製造
    方法。
  6. 【請求項6】請求項4又は請求項5に記載にピン立設基
    板の製造方法であって、 前記ピン立て治具は、前記先端部挿入孔の径大部が所定
    方向に長くされており、 前記ピン立て工程は、上記所定方向に沿って前記ピンを
    払い除けるピン払い工程を備えることを特徴とするピン
    立設基板の製造方法。
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