JP2000269637A - 高密度超微細配線板用銅箔 - Google Patents
高密度超微細配線板用銅箔Info
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Abstract
の形成が可能である多層プリント配線基板用のキャリヤ
ー付き銅箔を提供する。 【解決手段】 表面粗さ:Rzが1.5μm以下の銅箔
をキャリヤーとし、その表面に剥離層と電解銅めっき層
をこの順序に積層してなるキャリヤー付き銅箔であっ
て、該電解銅めっき層の表面が粗化面とされていること
を特徴とする。
Description
製造時に用いるキャリヤー付き銅箔に関し、特に高密度
超微細配線の多層プリント配線基板の製造に用いて好適
なキャリヤー付き銅箔に関する。
造されている。まず、ガラス・エポキシ樹脂やポリイミ
ド樹脂などから成る電気絶縁性の基板の表面に、表面回
路形成用の薄い銅箔を置いたのち、加熱・加圧して銅張
り積層板を製造する。
ルの穿設,スルーホールめっきを順次行ったのち、該銅
張り積層板の表面にある銅箔にエッチング処理を行って
所望する線幅と所望する線間ピッチを備えた配線パター
ンを形成し、最後に、ソルダーレジストの形成やその他
の仕上げ処理が行われる。
圧着される側の表面を粗化面とし、この粗化面で該基材
に対するアンカー効果を発揮させ、もって該基材と銅箔
との接合強度を高めてプリント配線基板としての信頼性
を確保することがなされている。
シ樹脂のような接着用樹脂で被覆し、該接着用樹脂を半
硬化状態(Bステージ)の絶縁樹脂層にした樹脂付き銅
箔を表面回路形成用の銅箔として用い、その絶縁樹脂層
の側を基材に熱圧着してプリント配線基板、とりわけ多
層プリント配線基板を製造することが行われている。
積化され、小型でかつ高密度のプリント配線を内蔵する
ICやLSIなどが使用されている。これに対応して、
プリント配線基板における配線パターンも高密度化が要
求され、微細な線幅や線間ピッチの配線から成る配線パ
ターン、いわゆるファインパターンのプリント配線基板
が要求されるようになった。例えば半導体パッケージに
使用されるプリント配線基板の場合には、線幅や線間ピ
ッチがそれぞれ30μm前後という高密度極微細配線を
有するプリント配線基板が要求されている。
て厚い銅箔を用いると、基材の表面までエッチングする
ために必要な時間が長くなり、その結果、形成される配
線パターンにおける側壁の垂直性が崩れて、次式: Ef=2H/(B−T) (ここで、Hは銅箔の厚み、Bは形成された配線パター
ンのボトム幅、Tは形成された配線パターンのトップ幅
である)で示されるエッチングファクタ(Ef)が小さ
くなる。このような問題は、形成する配線パターンにお
ける配線の線幅が広い場合にはそれほど深刻な問題にな
らないが、線幅が狭い配線パターンの場合には断線に結
びつくことも起こり得る。
大きくすることができる。しかしながら、基材との接合
強度を確保するためにこの銅箔の基材側の表面は粗化面
になっており、この粗化面の突起部が基材に喰い込むた
め、この喰い込んだ突起部を完全にエッチング除去する
ためには長時間エッチング処理が必要とされる。該喰い
込んだ突起部を完全に除去しないと、それが残銅とな
り、配線パターンの線間ピッチが狭い場合には絶縁不良
を引き起こすからである。
ング除去する過程で、既に形成されている配線パターン
の側壁のエッチングも進行してしまい、結局はEf値が
小さくなってしまう。
さくすればこのような問題を解消できることは事実であ
るが、その場合には銅箔と基材との接合強度は小さくな
るため信頼性に富むファインな配線パターンのプリント
配線基板を製造することは困難である。
が低いので、プリント配線基板の製造時に皺や折れ目が
発生しやすく、更には銅箔切れを起こすこともあり、取
り扱いに細心の注意を払わなければならないという問題
もある。
の接合強度も高いファインな配線パターンが形成されて
いるプリント配線基板を製造することは、実際問題とし
て、かなり困難である。とくに、線間や線幅が30μm
前後の高密度極微細配線の配線パターンを市販されてい
る銅箔を用いて形成することは事実上不可能であり、そ
れを可能にする銅箔の開発が強く望まれているのが実状
である。
銅箔としては、厚さ9μm以下、特に5μm以下の銅箔が
適している。
る極薄銅箔の製造方法としては、下記の方法が知られて
いる。
薄銅箔を電着し該銅箔を剥離する方法。
り酸化アルミニウムを被覆し、この被膜上に極薄銅箔を
電着し、基材と加熱・加圧して張り合わせた後、該アル
ミニウム箔を機械的に剥離・除去する方法。
箔の表面に亜鉛めっきを施し、更にその上に極薄銅箔を
電着し、基材と加熱・加圧して張り合わせた後、該アル
ミニウム箔又はアルミニウム合金箔を化学的に溶解・除
去する方法。
をキャリヤーとし、ピロリン酸銅電解浴を用いてその上
に極薄銅箔を電着し、基材と極薄銅箔を接着剤により接
着した後、キャリヤーである該鉄箔又は鉄合金箔を機械
的に剥離・除去する方法。
に剥離層を被覆し、更に該剥離層の表面に極薄銅箔を電
着し、基材と加熱・加圧して張り合わせた後、キャリヤ
ーである電解銅箔を機械的に剥離・除去する方法。
銅箔を得ることができず、又、プリント配線板を製造す
る場合においても種々の不都合を生じる。
にピンホールやマイクロポロシティーが多く、また陰極
ロールより剥離した極薄銅箔はシワ・破れ等を起こしや
すくその取扱いが困難な為、実用化されていない。
をめっきするので、得られる極薄銅箔に多くのピンホー
ルやマイクロポロシティーの欠陥がみられる。
のピンホールやマイクロポロシティーは(2)の方法で得
られるものより少ないがまだかなりあり、更に、基板と
張り合せた後でアルミニウム又はアルミニウム合金と亜
鉛とを化学的に溶解・除去する工程を必要とし、その結
果この工程より排出される排液の処理等に費用が掛る、
という欠点を有する。
ルやマイクロポロシティーは(2)の方法で得られるもの
よりはるかに少ない。しかし、鉄又は鉄合金上にピロリ
ン酸銅電解浴を用いて極薄銅箔の電着を行うため、ピロ
リン酸銅電解浴の電流密度がせいぜい0.5〜5.0A/
dm2 と非常に小さいことから生産性が悪い。また、使
用後、鉄又は鉄合金箔は鉄屑となるため不経済で、この
方法は現在工業的には実用化されていない。
法である。この場合もピンホールやマイクロポロシティ
ーは(2)の方法で得られるものよりはるかに少ないが依
然として存在し、また、キャリヤーとしての電解銅箔の
上に1μm以下の剥離層をめっきしてから銅を析出させ
るので、5μm程度の銅厚みではキャリヤーとしての電
解銅箔の光沢面の形状をそのまま引継ぎ、出来上がる5
μm銅めっき層のマット面はかなり粗いものとなってし
まう。キャリヤーとしての電解銅箔の光沢面は平滑に見
えるが、Rzは約2μm前後で、この上に5μmの銅めっ
きを行うと該銅めっき層のRzは3μm程度になってし
まう。更に、基板との接着性を高めるために粗化処理を
施すと表面粗さが大きい銅箔になってしまう。こうした
ピンホールとマット面の粗さのために、この方法により
製造された銅箔は、要求レベルの高い最近のファインパ
ターン用銅箔には向かない。
銅箔における課題を解決せんとしてなされたものであ
り、線幅や線間ピッチが30μ前後のファインな配線パ
ターンの場合であっても大きいEf値と、基材との高い
接合強度を実現できるのは勿論のこと、取り扱いも容易
であるキャリヤー付き銅箔を提供することを目的とす
る。
銅箔であって、表面粗さ:Rzが1.5μ以下の銅箔を
キャリヤーとし、その表面に剥離層と電解銅めっき層を
この順序で積層してなり、該電解銅めっき層の表面が粗
化面とされていることを特徴とする(以下、この銅箔を
「第一の銅箔」という)。
圧延銅箔又は電解銅箔であってよい。なお、電解銅箔に
あっては、その上に剥離層が形成される表面は、前記の
条件が満足される限りにおいてマット面であってもよい
し、光沢面であってもよい。
めっき又はニッケルめっきの層であることが好ましい。
ステージ状態の絶縁樹脂層で更に被覆されているもの
(以下、この銅箔を「第二の銅箔」という)であっても
よい。
012で規定する10点平均粗さのことである。
を図1に示す。第一の銅箔:Aはキャリヤーとしての銅
箔1(以下、「キャリヤー銅箔」と言う)の片面に、剥
離層2と電解銅めっき層3がこの順序で形成されたもの
であって、該電解銅めっき層の表面3aが粗化面になっ
ている。そして、この第1の銅箔:Aは、その粗化面3
aを基材(図示せず)に重ね合わせたのち全体を熱圧着
し、ついでキャリヤー銅箔1を剥離・除去して該電解銅
めっき層の該キャリヤー銅箔との接合側を表出せしめ、
そこに所定の配線パターンを形成するという態様で使用
される。
き層3を基板と接合するまでバックアップする補強材
(キャリヤー)として機能する。更に、剥離層2は、前
記の電解銅めっき層3と該キャリヤー銅箔を分離する際
の剥離をよくするための層であり、該キャリヤー銅箔を
きれいにかつ容易に剥がすことが出来るようになってい
る(該剥離層は該キャリヤー銅箔を剥離除去する際に該
キャリヤー銅箔と一体的に除去される)。
り、その上に被覆される剥離層2の表面の均一性が影響
を受ける。粗さが大きいほど均一性が悪く、ピンホール
の多いめっきとなり、この上に形成する電解銅めっき層
3と該キャリヤー銅箔との剥離性のばらつきが大きくな
る。極端な場合には一部分は剥がれるが、一部分は剥が
れないという現象が発生する。該キャリヤー銅箔の表面
粗さは、Rzが1.5μm以下であることが好ましい。
Rzが2.0μm前後だと、該剥離層の表面の均一性が
悪く、ピンホールの多いめっきとなる。従って、この上
に形成する電解銅めっき層3と該キャリヤー銅箔との剥
離性のばらつきが大きくなる。更に、電解銅めっき層3
がキャリヤー銅箔1の凹凸の凹部に食い込むので該キャ
リヤー銅箔の該電解銅めっき層からの剥離強度が大きく
なる。
解銅めっき層3のピンホールやその表面3aの粗さにも
影響する。該キャリヤー銅箔1の表面粗さが粗いと該電
解銅めっき層にピンホールが多くなり、更にその表面3
aの粗さも増大して、線幅や線間ピッチがそれぞれ30
μm前後という高密度極微細配線を有するプリント配線
基板には使用することが出来ない銅箔となってしまう。
この点においても該キャリヤー銅箔の表面粗さは、Rz
として1.5μm以下であることが好ましいのである。
ら200μm位が適当である。これより薄いとキャリヤ
ーとしての用をなさなくなる。一方これより厚い場合、
キャリヤーとしての機能上問題はないが、剥離層の形成
及び電解銅めっき層の形成のために連続してめっきする
場合、連続めっきライン内での箔の張力を大きくする必
要があり、大がかりな設備となり好ましくない。
1.5μm以下のものを得るために最も好適なものは圧
延銅箔である。圧延銅箔の場合、製造時の圧延ロールの
粗度により影響を受けるが、Rzとして1.0μm以下
のものを市場より入手するのはさほど困難ではない。
浴を使用して製箔を行った電解銅箔のマット面又はTi
ドラムの表面のRzを1.5μm以下に抑えたドラムに
より製箔を行った電解銅箔の光沢面をその上に剥離層2
を形成するための表面としてもよい。
はニッケルのような金属のめっき層であることが好まし
い。該剥離層の上に電析させて電解銅めっき層を形成す
るには、生産性の面で硫酸/硫酸銅浴を使用するのが最
も適している。但し、該剥離層の構成金属は耐酸性を有
したものであることが必要である。また、基材と熱圧着
後に極薄の銅箔からきれいにかつ容易に剥がれることが
必要である。
結合力をもつが、クロムをめっきした上に更に銅をめっ
きした場合にはクロム層上に形成した銅はきれいに剥が
れ、銅の側に全くクロムが残らず補助の剥離層を全く必
要としないので、剥離層構成材料としては最も好ましい
ものである。これは、クロムめっき時に同時にその最外
層にクロム酸塩の被膜が形成されているためと考えられ
る。一方、鉛めっきにて形成した剥離層の場合には、キ
ャリヤー銅箔を剥離・除去した後、電解銅めっき層3の
該剥離層との接合側の表面上に薄く鉛の痕跡が残る傾向
があるのでこの点に留意する必要がある。また、ニッケ
ルめっきにて形成した剥離層の場合には、クロム酸塩の
ような補助剥離層を該剥離層上に更に形成する必要があ
る。
厚さが0.1μm以下でも該剥離層上の銅(電解銅めっ
き層3)はきれいに剥がれる。これ以上の厚みであって
も勿論問題はないが、3μm以上になると剥離性が良す
ぎて、該剥離層の上に電析・形成せしめる該電解銅めっ
き層が箔の取り扱い時に剥離するようなことがある。
形成した剥離層2は、キャリヤー自身の表面が平滑であ
るためその表面の均一性が良好であり、通常の表面が粗
いキャリヤーを使用した場合に比較して、ピンホールの
少ないめっきとなる。更に、該剥離層の上に形成する電
解銅めっき層3の該剥離層との間の剥離強度は充分に低
く、しかも該電解銅めっき層の表面のばらつきが少なく
安定している。
該剥離層の表面に更に電解銅めっき層3をめっき形成す
る。極薄銅箔の厚みは通常9μm以下、5μm程度が要求
されるが、本発明の極薄銅箔はキャリヤーの表面が平滑
であるため、該電解銅めっき層のピンホールが少なく、
また該電解銅めっき層の表面3aの粗さも小さくて平滑
であるのが特徴である。表面3aの粗さが大きいと、こ
のあとに行う粗化処理によって更に表面3aが粗くなっ
てしまい、ファインパターン用の銅箔として適さなくな
ってしまう。
表面3aを粗化面にする。具体的には、該電解銅めっき
層の形成における最終段階で、浴組成や浴温、電流密度
や電解時間などを変化させることにより、既に形成され
ている銅めっき層の表面に0.2〜2.0μm程度の銅
粒子を突起物として析出させる(この処理を通常「粗化
処理」と呼んでいる)。このような処理によって電解銅
めっき層の表面を粗化面にするのは、この第1の銅箔A
を基材に熱圧着したときに基材との間の接合強度を高め
るためである。
の上に更にニッケル層、亜鉛層をこの順序で形成するこ
とが好ましい。
圧着したときに、電解銅めっき層3と基材樹脂との反応
による該基材樹脂の劣化や電解銅めっき層3の表面酸化
を防止して基材との接合強度を高める働きをし、更に
は、該電解銅めっき層の粗化面3aの突起部が基材に喰
い込んでいる場合、該突起部と基材との界面に存在して
いる亜鉛の働きで該突起部の銅がエッチングされやすく
なり、もってEf値を向上させる。またニッケル層は、
該第1の銅箔Aの基板への熱圧着時に該亜鉛層の亜鉛が
該電解銅めっき層側へ熱拡散することを防止し、もって
亜鉛層の上記機能を有効に発揮させる働きをする。
知の電解めっき法や無電解めっき法を適用して形成すれ
ばよい。また、該ニッケル層は純ニッケルで形成しても
よいし、6重量%以下のリンを含有する含リンニッケル
で形成してもよい。
を行うと、該表面に酸化防止層が形成されるので好まし
い。適用するクロメート処理としては、公知の方法に従
えばよく、例えば、特開昭60−86894号公報に開
示されている方法をあげることができる。クロム量に換
算して0.01〜0.2mg/dm2程度のクロム酸化物とそ
の水和物などを付着させることにより、銅箔に優れた防
錆能を付与することができる。
し更にシランカップリング材を用いた表面処理を行う
と、銅箔表面(基板との接合側の表面)には接着剤との
親和力の強い官能基が付与されるので、該銅箔と基材と
の接合強度は一層向上し、銅箔の防錆性,耐熱性を更に
向上するので好適である。
えばビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン,3
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン,N−(2
−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン,3−アミノプロピルトリエトキシシランなどをあ
げることができる。これらのシランカップリング剤は通
常0.001〜5%の水溶液にし、これを銅箔の表面に
塗布したのちそのまま加熱乾燥すればよい。なお、シラ
ンカップリング剤に代えて、チタネート系,ジルコネー
ト系などのカップリング剤を用いても同様の効果を得る
ことができる。
ているので、基材との接合強度は大きく、またファイン
な配線パターンの形成も可能である。そして、回路形成
用の銅箔は全体で9μm以下という極薄であっても、そ
れは剛性に富んだキャリヤー銅箔により補強されている
ので、取り扱い時に皺や折れ目を生ずることはない。
の第2の銅箔Bは、図2に示すように、図1に示した第
1の銅箔Aにおける粗化面3aを接着用樹脂で被覆し、
該接着用樹脂の半硬化状態の絶縁樹脂層4が該銅箔に密
着・接合した構造になっているものである(以下、「樹
脂付き銅箔」という)。ここでいう半硬化状態とは、い
わゆるBステージ状態であって、その表面に指で触れて
も粘着感はなく、該絶縁樹脂層を重ね合わせて保管する
ことができ、更に加熱処理を受けると硬化反応が起こる
状態のことをいう。
が用いられる。その種類は格別限定されるものではない
が、例えば、エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂,多官能性
シアン酸エステル化合物などを好適なものとしてあげる
ことができる。
(MEK),トルエンなどの溶剤に溶解して樹脂液と
し、これを電解銅めっき層3の粗化面3aに例えばロー
ルコータ法などによって塗布し、ついで必要に応じて加
熱乾燥して溶剤を除去しBステージ状態にする。乾燥に
は例えば熱風乾燥炉を用いればよく、乾燥温度は100
〜250℃、好ましくは130〜200℃であればよ
い。
を基材(図示せず)に重ね合わせたのち全体を熱圧着し
て該絶縁樹脂層を熱硬化せしめ、ついでキャリヤー銅箔
1を剥離して電解銅めっき層2を表出せしめ(当然に表
出するのは該電解銅めっき層の剥離層2側の表面であ
る)、そこに所定の配線パターンを形成するという態様
で使用される。
リント配線基板の製造時におけるプリプレグ材の使用枚
数を減らすことができる。しかも、絶縁樹脂層4の厚み
を層間絶縁が確保できるような厚みにしたり、プリプレ
グ材を全く使用していなくても銅張り積層板を製造する
ことができる。またこのとき、基材の表面に絶縁樹脂を
アンダーコートして表面の平滑性を更に改善することも
できる。
は、プリプレグ材の材料コストが節約され、また積層工
程も簡略になるので経済的に有利となり、しかも、プリ
プレグ材の厚み分だけ製造される多層プリント配線基板
の厚みは薄くなり、1層の厚みが100μm以下である
極薄の多層プリント配線基板を製造することができると
いう利点がある。
であることが好ましい。
ると、接着力が低下し、プリプレグ材を介在させること
なくこの樹脂付き銅箔を内層材を備えた基材に積層した
ときに、内層材の回路との間の層間絶縁を確保すること
が困難になる。
厚くすると、1回の塗布工程で目的厚みの絶縁樹脂層を
形成することが困難となり、余分な材料費と工数がかか
るため経済的に不利となる。更には、形成された絶縁樹
脂層はその可撓性が劣るので、ハンドリング時にクラッ
クなどが発生しやすくなり、また内層材との熱圧着時に
過剰な樹脂流れが起こって円滑な積層が困難になる。
品形態としては、粗化面3aを絶縁樹脂層で被覆し、半
硬化状態とした後、ついでキャリヤー銅箔1を剥離し
て、キャリヤー銅箔1が存在しない樹脂付き銅箔の形で
製造することも可能である。
箔1)の片面にクロムの電解めっきを連続的に行って厚
み0.05μmのクロムめっき層(剥離層2)を形成し
た。使用した圧延銅箔の表面粗度(10点平均粗さ:R
z)は0.6μmであった(JISB0601で規定す
る方法によって測定した)。ついで、このクロムめっき
層の上に下記の条件で銅の電解めっきを行って厚み5μ
mの電解銅めっき層3を形成した。 ・浴組成:金属銅90g/L,硫酸100g/L,塩化物イオ
ン30ppm(NaClとして),ヒドロキシエチルセル
ロース5ppm。 ・浴温:58℃、 ・対極:DSE、 ・電流密度:50A/dm2。 得られた電解銅めっき層3の表面粗度(10点平均表面
粗度:Rz)は1.2μmであった。
操作を行って粗化面を形成した。
100g/Lから成る組成の電析浴を建浴した(これを浴
(1)とする)。また、同様に主成分が金属銅:60g/L,
硫酸:100g/Lから成る電析浴を建浴した(これを浴
(2)とする)。
用い、浴温35℃,電流密度40A/dm2の条件下で3.
5秒間の粗化処理を行い、その表面に銅粒子を析出させ
た。ついで、浴(2)を用い、浴温60℃,電流密度20A
/dm2の条件下で7.0秒間のめっき処理を行い、該銅粒
子を被覆する緻密な銅のカプセルめっき層を形成した。
この後、更に浴(1)を用いた処理と浴(2)を用いた処理を
もう一度繰り返し行って、図1に示したキャリヤー銅箔
付き銅箔A1を得た。
鏡観察したところ、全面に微粒子状の突起物が形成され
ている粗化面になっていた。この突起物の粒子径の最大
値は1.9μm,最小値は0.7μmであり、Rz値は
2.0μmであった。
してニッケル層,亜鉛めっき層をこの順に形成した。
とおりである。 ・ニッケルめっき浴:硫酸ニッケル六水塩240g/L,
塩化ニッケル六水塩45g/L,ホウ酸30g/L,次亜リン
酸ナトリウム5g/L。 ・亜鉛めっき浴:硫酸亜鉛七水塩24g/L,水酸化ナト
リウム85g/L。
面に、ニッケルめっき浴の浴温を50℃とし、対極にス
テンレス鋼板を用い、電流密度0.5A/dm2で1秒間の
ニッケルめっきを行い、粗化面に厚みが約0.02mg/d
m2の含リンニッケルめっき層を形成し、更にその上に、
亜鉛めっき浴の浴温を25℃とし、対極にステンレス鋼
板を用い、電流密度0.4A/dm2で2秒間の亜鉛めっき
を行い、厚みが約0.20mg/dm2の亜鉛めっき層を形成
して図2に示したキャリヤー銅箔付き銅箔A2を得た。
クロム1g/L水溶液(液温:55℃)に5秒間浸漬して
クロメート処理を行い、水洗乾燥してキャリヤー銅箔付
き銅箔A3を得た。
ニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン2g/Lの水
溶液に5秒間浸漬したのち取り出し、温度100℃の温
風で乾燥してシランカップリング剤処理を行いキャリヤ
ー銅箔付き銅箔A4を得た。
00mm,横300mmに切断したのちその粗化面3aの側
の面がそれに対向するように、厚み1mmのガラス繊維エ
ポキシプレプリグシート(FR−4)の上に配置し、全
体を2枚の平滑なステンレス鋼板で挟み、温度170
℃,圧力50kg/cm2で60分間熱圧着し、更にキャリヤ
ー銅箔1(正確には剥離層2と共に)を剥離して厚み1
mmの片面銅張り積層板を製造した。
て、下記要領にてエッチング特性と、プレプリグ材との
接合強度を測定した。 ・エッチング特性:片面銅張り積層板の電解銅めっき層
3の表面(表出面)に厚み13μmの銅めっきを施した
のち縦100mm,横100mmの試料を切り出した。該試
料の銅めっき層の上に、厚み2.5μmのレジスト膜を
形成したのち線幅35μm,線間ピッチ25μmの直線平
行パターンを描画現像した。ついで、塩化第二鉄2.0
モル/L,塩酸0.4モル/Lから成るエッチャントをスプ
レーしてエッチング処理を行い配線パターンを形成し
た。
いて予備試験を行い、配線パターンの基部に残銅が認め
られなくなるまでの最適時間を調べ、当該時間を採用し
た。
と切断部の有無を顕微鏡観察した。いずれも存在しない
ものを良好とした。
切りだし、その試料につき、JISC6511で規定す
る方法に準拠して測定試料幅10mmで引き剥がし強度を
測定した。なお、この値が0.8kgf/cm以上であるもの
は良品と判定される。
箔1と電解銅めっき層3間の接合強度(キャリヤー接合
強度)の測定と電解銅めっき層3のピンホール及びマイ
クロポロシィティ存在の有無の観察を以下のようにして
行った。
箔Aから試料を切りだし、その試料につき、JISC6
511で規定する方法に準拠して測定試料幅10mmでキ
ャリヤー銅箔1から電解銅めっき層3を引き剥がし、両
者間の接合強度を測定した。なお、この値が0.02〜
0.05kgf/cmであるものは剥離容易とされる。
在有無:キャリヤー銅箔付き銅箔Aから縦200mm,横
200mmの試料を切り出し、粗化面3aの側に粘着テー
プを張り付け、電解銅めっき層3をキャリヤー銅箔1か
ら引き剥がした。この後、電解銅めっき層3の表面に赤
色の浸透液(マーテック(株)製 UP−ST)を塗布
し、5分後に電解銅めっき層3の裏側にしみ出す浸透液
により、ピンホール、マイクロポロシィティの有無を判
定した。
学工業(株)製のビスフェノールA型エポキシ樹脂)1
30重量部と、ジシアンジアミド2.1重量部と、2−
エチル−4−メチルイミダゾール0.1重量部と、メチ
ルセロソルブ20重量部とを混合して熱硬化性の樹脂ワ
ニスを調製した。シランカップリング剤処理が終了した
実施例1のキャリヤー銅箔付き銅箔A4の表面に、該樹
脂ワニスをロールコータで厚み6.0mg/dm2となるよう
に塗布したのち、温度160℃で5分間熱処理してBス
テージの絶縁樹脂層にし、図2に示した樹脂付き銅箔B
を製造した。
合と同様にして片面銅張り積層板を製造し、そのエッチ
ング特性、接合強度を評価した。また、実施例1と同様
にしてキャリヤー接合強度を測定した。なお、ピンホー
ル、マイクロポロシィティの有無は、樹脂塗布後では、
仮にあったとしても樹脂によって埋まってしまい、正確
な評価にならないので省略した。結果は表1のとおりで
ある。
μmの電解銅箔を作製した。電解銅箔製造装置は一般的
に行われている方法によった。すなわち、回転するドラ
ム状のカソード(表面はSUS又はチタン製)と該カソ
ードに対して同心円状に配置されたアノード(鉛又は貴
金属酸化物被覆チタン電極)からなる装置に、光沢めっ
き浴を流通させつつ両極間に電流を流して、該カソード
表面に所定の厚さに銅を析出させ、その後該カソード表
面から銅をはぎ取り銅箔を作製した。
塩化物イオン90ppm(NaClとして),装飾用光沢
銅めっき添加剤(日本シェーリング製カパラシド21
0:メーキャップ剤5ml及び光沢剤A0.5ml含有)。 ・浴温:27℃、 ・電流密度:6A/dm2。
接していた部分)の表面粗度を測定したところ、Rzは
1.1μmであった。ついで、この上にクロムの電解め
っきを連続的に行って厚み0.05μmのクロムめっき
層(剥離層2)を形成した。このクロムめっき層の上に
下記の条件で銅の電解めっきを行って厚み5μmの電解
銅めっき層3を形成した。 ・浴組成:金属銅90g/L,硫酸100g/L,塩化物イオ
ン30ppm(NaClとして),ヒドロキシエチルセル
ロース5ppm。 ・浴温:58℃、 ・対極:DSE、 ・電流密度:50A/dm2。 得られた電解銅めっき層3の表面粗度:Rzは1.8μ
mであった。
っき層3の表面3aに粗化処理を施し、Rz=2.6μ
mのキャリヤー銅箔付き銅箔を得た。ついで、この粗化
面の上に実施例1と同様にしてニッケルめっき、亜鉛め
っき、クロメート処理、シランカップリング剤処理をこ
の順に施した。
施例1の場合と同様にして片面銅張り積層板を製造し、
そのエッチング特性、接合強度を評価した。また、実施
例1と同様にしてキャリヤー接合強度、ピンホール、マ
イクロポロシィティの有無を評価した。結果は表1のと
おりである。
実施)上に下記の組成のめっき浴により銅を析出させ幅
500mm,厚み35μmの電解銅箔を作製した。 ・浴組成:金属銅90g/L,硫酸100g/L,塩化物イオ
ン30ppm(NaClとして),ヒドロキシエチルセル
ロース5ppm ・浴温:58℃、 ・電流密度:50A/dm2 電解銅箔の光沢面(チタンカソードと接していた面)を
測定したところ、Rzは1.2μmであった。
続的に行って厚み0.05μmのクロムめっき層(剥離
層2)を形成した。このクロムめっき層の上に下記の条
件で銅の電解めっきを行って厚み5μmの電解銅めっき
層3を形成した。 ・浴組成:金属銅90g/L,硫酸100g/L,塩化物イオ
ン30ppm(NaClとして),ヒドロキシエチルセル
ロース5ppm。 浴温:58℃、対極:DSE、電流密度:50A/dm2。 得られた電解銅めっき層3の表面粗度:Rzは1.8μ
mであった。
き層3の表面3aに粗化処理を施し、Rz=2.5μm
のキャリヤー銅箔付き銅箔を得た。ついで、この粗化面
の上に実施例1と同様にしてニッケルめっき、亜鉛めっ
き、クロメート処理、シランカップリング剤処理をこの
順に施した。
施例1の場合と同様にして片面銅張り積層板を製造し、
そのエッチング特性、接合強度を評価した。また、実施
例1と同様にしてキャリヤー接合強度、ピンホール、マ
イクロポロシィティの有無を評価した。結果は表1のと
おりである。
バフ研磨を実施)上に下記の組成のめっき浴により銅を
析出させ幅500mm,厚み35μmの電解銅箔を作製し
た。
L,塩化物イオン30ppm(NaClとして),ヒドロキ
シエチルセルロース10ppm ・浴温:58℃、 ・電流密度:50A/dm2 電解銅箔の光沢面(チタンカソードと接していた面)を
測定したところ、Rzは2.2μmであった。
続的に行って厚み0.05μmのクロムめっき層(剥離
層)を形成した。このクロムめっき層の上に下記の条件
で銅の電解めっきを行って厚み5μmの電解銅めっき層
を形成した。 ・浴組成:金属銅90g/L,硫酸100g/L,塩化物イオ
ン30ppm(NaClとして),ヒドロキシエチルセル
ロース5ppm ・浴温:58℃、 ・対極:DSE、 ・電流密度:50A/dm2
は3.0μmであった。この後、実施例1と同様にして
クロムめっき層の表面に粗化処理を施し、Rz=3.7
μmのキャリヤー銅箔付き銅箔を得た。ついで、この粗
化面の上に実施例1と同様にしてニッケルめっき、亜鉛
めっき、クロメート処理、シランカップリング剤処理を
この順に施した。
例1の場合と同様にして片面銅張り積層板を製造し、そ
のエッチング特性、接合強度を評価した。また、実施例
1と同様にしてキャリヤー接合強度、ピンホール、マイ
クロポロシィティの有無を評価した。結果は表1のとお
りである。
キャリヤー銅箔付き銅箔及び樹脂付き銅箔は、ピンホー
ルが無く、表面のRz値が比較的小さい値であるにもか
かわらず、基材との接合強度は高く、しかもエッチング
時のEf値も大きく、線間ピッチや線幅が30μm前後
の高密度超微細配線を有するプリント配線基板用の銅箔
として好適である。
す断面図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 表面粗さ:Rzが1.5μ以下の銅箔を
キャリヤーとし、その表面に剥離層と電解銅めっき層を
この順序に積層してなるキャリヤー付銅箔であって、該
電解銅めっき層の表面が粗化面とされていることを特徴
とするキャリヤー付き銅箔。 - 【請求項2】 前記のキャリヤーとしての銅箔が、圧延
銅箔又は電解銅箔である請求項1に記載のキャリヤー付
き銅箔。 - 【請求項3】 前記の剥離層がクロムめっき、鉛めっき
又はニッケルめっきの層である請求項1又は2に記載の
キャリヤー付き銅箔。 - 【請求項4】 前記電解銅めっき層の粗化面が、Bステ
ージ状態の絶縁樹脂層で更に被覆されている請求項1乃
至3のいずれか1項に記載のキャリヤー付き銅箔。
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|---|---|---|---|
| JP11073803A JP2000269637A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 高密度超微細配線板用銅箔 |
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| JP11073803A JP2000269637A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 高密度超微細配線板用銅箔 |
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