JP2000273033A - 天然素材ゲル - Google Patents

天然素材ゲル

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JP2000273033A JP11116967A JP11696799A JP2000273033A JP 2000273033 A JP2000273033 A JP 2000273033A JP 11116967 A JP11116967 A JP 11116967A JP 11696799 A JP11696799 A JP 11696799A JP 2000273033 A JP2000273033 A JP 2000273033A
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優子 吹谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐塩性及び/又は無機塩を高濃度に含有で
き、粘弾性を自由に調整が可能で皮膚密着性が高く、機
能性成分や薬効成分を充分に含有することのできる皮膚
外用製剤および化粧料に供される天然素材ゲル。 【解決手段】 ゲル成分カラギーナンにトレハロース及
び/又は機能成分を配合しゲル化してなるを特徴とする
皮膚外用製剤および化粧料に供される天然素材ゲル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、皮膚衛生剤など
皮膚外用製剤および化粧料に供される天然素材ゲルに関
し、更に詳細には、優れた使用感、天然ゲルの滑らかさ
を有し、皮膚老化防止効果や肌荒れ防止効果ならびに保
湿効果のための皮膚外用製剤及び化粧料に供される天然
素材ゲルに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、乳液、クリーム、化粧水、パッ
ク、シャンプー、リンス、洗浄料などの化粧料や、軟膏
剤、分散液、クリーム剤、外用液剤等の医薬部外品であ
る外用剤には、これらに所定の薬効を付与することを目
的として薬効成分が配合され、増粘剤、乳化剤、皮膜形
成剤として水溶性高分子化合物であるゲルが配合されて
いる。増粘剤、乳化剤、皮膜形成剤等として配合される
高分子化合物であるゲルは、例えば、毛髪のセットのヘ
アセット剤、保護の枝毛コート剤およびシャンプー、リ
ンスなど使用感を良くする目的の毛髪用品、ハンドクリ
ーム、フェーシャルクリーム、サンスクリーンクリーム
等の基礎化粧品、ファンデーション、アイシャドー、口
紅等のメイクアップ化粧品、虫よけローション、制汗ク
リーム等のボディ化粧品、医薬部外品等に配合され、主
に外用剤の薬効効果を持続・安定させる目的で使用され
ている。
【0003】 水溶性高分子化合物のうち、ジェル製品
として広く一般に使用されている各種樹脂系素材には、
例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ
メタアクリル酸エチル、高重合ポリエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合
体、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、カル
ボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミンなどが基本
成分として使用されており、透明感があり、のびも良い
という優れた側面がある。しかしながらアクリル酸及び
その塩類を原料とするポリマーはアニオン性であるた
め、海洋深層水中、皮膚表面に存在する、あるいは分泌
される汗に含まれる塩化ナトリウム等の塩類の作用によ
り、ゲル状物質を構成する成分から水が分離しゲルの粘
度が急激に低下して液化もしくは垢状となる性質があ
る。すなわち、アクリル酸及びその塩類を原料とするポ
リマーは皮膚外用剤としての配合処方において皮膚や頭
髪に塗って使用するが、塗布使用後、塩化ナトリウム等
の塩類の作用によりゲル化が困難となり、剥落して皮膚
吸収性がなくなるのはもちろんのこと、ゲルが溶解し皮
膚表面や頭髪に残留モノマーの皮膜が密着して形成さ
れ、皮膚呼吸が妨げられることから皮膚や頭髪の活性化
が損なわれる、皮膚の自由な伸縮が妨げられることから
皮膚に突っ張り感が起きる、感覚的に僅かな痛みを伴う
など使用感が悪くなり、さらには衣服を汚す等の問題が
公知されている(例えば特開平9−110702号公
報)。さらに、ポリカルボン酸のアルカリ金属塩はエタ
ノール、イソプロパノール等のアルコール類との親和性
に乏しいことからアルコール類を配合する為には製造過
程において熟練技術を要するとった問題が公知されてい
る(例えば特開平9−110702号公報)。
【0004】 皮膚を健やかに美しく保ち、その生理機
能を活発にするためには、皮膚を清潔に保ち、毎日スキ
ンケア(手入れ)することが大切である。ヒトの皮膚の
外側は表皮で覆われており、この表皮は古くなると角質
層が剥がれ落ちて新しい細胞にかわる。ところが、皮膚
が汚れたままであると古い角質がたまり、下から新しい
角質が生まれる妨げとなり、皮膚の正常な新陳代謝が崩
れてしまう。しかも、皮膚表面には皮脂腺や表皮細胞由
来の脂質が存在し、空気中の酸素や紫外線の作用によっ
て酸化され過酸化脂質を生成する。この過酸化脂質は表
皮の角質細胞を変化させ、硬く脆くし、皮膚の老化を促
進する。したがって、皮膚を清潔に保つためには、定期
的、且つ完全な洗浄によるスキンケアが必要となるが、
特に顔面に残ったモノマーの皮膜は強くこすり落とすこ
とができないことから、皮膚外用製剤及び化粧料に供さ
れるゲルの改善が強く望まれていた。
【0005】 薬効成分、機能成分を配合した皮膚外用
製剤および化粧料では、薬効成分、機能成分の効果を得
るのに充分な量を配合するとゲルの安定性に欠けたり、
使用感が損なわれるなどの問題のほか、配合される薬効
成分、機能成分が効率良く経皮吸収されるよう皮膚表面
への密着性が求められるなど、皮膚外用製剤および化粧
料に供されるゲルの改善が望まれていた。更に、皮膚外
用製剤および化粧料に配合する薬効成分の効果を向上さ
せ、皮膚への刺激を低減させる外用剤の提供が望まれて
いた。
【0006】
【問題を解決するための手段】 本発明者らは、薬効成
分、機能成分の効果を向上させ、皮膚への刺激を低減
し、皮膚衛生に効果させるべく鋭意研究を行った結果、
天然素材であるゲル化成分カラギーナンにトレハロース
を配合することで、熱に対して安定し、粘度を自由に調
整でき粘弾力に富み非常に滑らかな形状で、表皮への密
着性に優れることから薬効成分の経皮吸収効果を向上さ
せ、使用感が良く、しかも、褐変(メイラード反応)を
起こさず、透明性がある皮膚外用製剤及び化粧料に供さ
れるゲルが天然素材により得られることを発見した。更
に、本発明者らは、従来技術の問題点を改良して、耐塩
性及び/又は無機塩を高濃度に含有でき、効率の良い経
皮吸収性により皮膚疾患の治療等に効果をもたらし、粘
度を自由に調整することが可能で、表皮への密着性に優
れることから薬効成分の経皮吸収効果を向上させる安全
なゲルを提供し、且つ提供されるゲルは薬効成分の本来
有する作用が十分発揮され、使用感が良好で、各種機能
性成分などが配合可能であることが必要として鋭意研究
を行った結果、海藻抽出物であるカラギーナンを用いる
ことにより上記の目的を達成できることを見いだし、豊
富な天然ミネラル成分を含む海洋深層水、電気分解およ
び/又はトルマリン微粉末により作られる機能水、微生
物由来の抽出物、植物由来の抽出物、あるいはボリジ油
等植物油脂を単体あるいは適宜複数を組み合せ配合する
ことにより機能性をもたせ問題を解決することができる
ことを発見した。
【0007】 すなわち本発明は、カラギーナンをゲル
化成分としトレハロースを配合してなる皮膚外用製剤お
よび化粧料に供される天然素材ゲルであり、更に次の成
分(A)及び(B)、或いは(B)及び(C); (A) カラギーナンをゲル化成分としトレハロースを
配合してなるゲル (B) 機能性成分 (C) カラギーナンをゲル化成分とするゲルを含有す
ることを特徴とする皮膚外用製剤及び化粧料に供される
機能性天然素材ゲルである。以下、詳細に説明する。
【0008】
【発明の具体的な説明】 本発明の目的を達成するた
め、天然素材ゲル成分は海藻抽出物であるカラギーナン
を使用する。カラギーナンは分子内に硫酸基をもつため
塩類の添加で架橋構造とそれに由来する物性が異なる
が、塩分耐性があり、カラギーナンの硫酸基の含有量に
よってι−、κ−、λ−の三種類に区別されゲル化形成
の性質も異なる。カラギーナンを使用しゲルを作るに
は、一般的にはアルカリ金属イオンが使用され、特にカ
リウムやセシウムイオンが強く作用することは公知であ
る。天然素材のカラギーナンからえられるゲルは、肌か
ら分泌される汗の塩分に耐性があることから、ゲル溶解
による上記諸問題を解決し皮膚外用製剤及び化粧料に有
効なもので、天然ミネラル分を含んだ海洋深層水、電気
分解及び/又はトルマリン微粉末により作られる機能
水、ボリジ油等の植物油脂やアルコール、植物・細菌抽
出物等を配合することが可能となり、皮膚外用製剤およ
び化粧料として機能性のある天然素材ゲルを提供するこ
とができる。
【0009】 本発明に使用する海藻抽出ゲル成分であ
るカラゲーナンはノニオン性から弱アニオン性であるた
めに、弱酸性である皮膚のアニオン性の表面の上に本発
明のゲル製剤を塗布適用した際、イオン性のものに比べ
皮膚密着性が高いと考えられ且つ、水および塩の存在下
でもイオンの相互作用によりポリマー鎖が伸縮すること
なく凝集力を維持できるので、クリーム強度の物性の低
下がおさえられ、自由に粘度を調整でき、本発明のゲル
が溶解し脱落してしまうのを防げる。そのうえ本発明の
天然素材ゲルは親水性であるため、皮膚面に分泌される
水分を吸収するので、該ゲルの皮膚密着性を維持し、配
合する機能性成分、満足する薬理効果が十分に得られ、
また外界の水蒸気との間に平衡状態が成立し、皮膚のむ
れ、カブレなどを防げる。また、本発明のゲル製剤は、
粘度を自由に調整できるものである。
【0010】 トレハロースはグリコースが結合した二
糖類の一種であり、自然界に藻類、マッシュルームや椎
茸などの菌類、昆虫、無脊椎動物などに広く分布してお
り、微生物においては、エネルギー貯蔵物質、昆虫にお
いては血糖あるいは不凍剤としての作用を持つといわれ
「命の糖質」とも呼ばれている。仮説として、完全脱水
状態においてトレハロースは細胞膜やタンパク質の表面
に直接水素結合し、結果的に結合水の代理をすると考え
られる「水置換仮説」があり、柔らかさを保つ、色焼け
を起こさない、耐熱・耐酸生がある、ベタ付きを抑え
る、タンパク質の変性を抑えるなどの特性をもってい
る。
【0011】 トレハロースは非還元性なので、アミノ
酸、タンパク質との共存下で加熱しても褐変(メイラー
ド反応)を起こさないことから、ゲル製造過程での加熱
や高温保存、皮膚外用剤や化粧料の製造過程での加熱や
高温保存を行っても品質の安定化に非常に優れているこ
とは公知(例えば特開平6−279227号公報)であ
る。酸、熱に対して天然の二糖類の中では最も安定して
おり、着色や分解が無く、耐酸性・耐塩性があり、相対
湿度95%までは殆ど吸放湿しない安定な糖質であるト
レハロースを、ゲル製造過程で配合してなる本発明の天
然素材ゲルは、品質が非常に安定しており、褐変が無
く、透明性があり、ポリマー系ゲルがもつ問題を解決
し、多糖類やゼラチンのゲル形状と異なり粘弾性に富む
ゲルで、公知の皮膚外用製剤又は化粧料用の基剤等に配
合し併用して用いることができる。又、更に食品分野に
おける利用も可能である。
【0012】 近年、水深200m以深の海洋深層水を
使ったアトピー性皮膚病などの皮膚治療が有効であると
されてきているが(例えば、特開平10−182412
号公報)、深層水とは、表面海水が沈降して層を形成し
ているもので、低温、清浄で栄養塩に富む固有水であ
り、その取水海域は富山県沖1000m〜4000m、
好ましくは2000m〜3000mであり、取水深度は
250m〜500m、好ましくは300m〜400mで
ある。例えば、富山県沖2500m〜2700mの海域
において、深度300m〜350mから採水した深層水
は、下記表1に示すように、表層水と比較して低温で、
栄養塩に富み、清浄なものであった(例えば、特開平1
0−182412号公報)。本発明の皮膚外用製剤およ
び化粧料における深層水の含有量は、特に限定されない
が、好ましくは0.1〜85重量%であり、より好まし
くは5〜50重量%である。
【0013】
【表1】
【0014】 本発明のゲルは、天然素材ゲルの成分で
あるカラギーナンに、アレルゲンを発生させずアトピー
性皮膚炎等の治療効果を発現することが公知である(例
えば特開平9−110702号公報)天然ミネラル成分
が豊富で、細菌残留が稀少である海洋深層水を配合した
ゲルで、薬効成分を組み合わせれば本来薬効成分の有す
る作用が充分発揮される(例えば特開平10−1824
12号公報)効果がある。
【0015】 本発明のゲルは、酸化状態にある純水、
精製水等を、電気分解及び/又はトルマリン(電気石の
微粉末、約0.300ミクロン以下)等を利用して還元
状態へと導き、ヒドロキシルイオンを発生させることに
より水自体に界面活性能力をもたせるだけでなく、還元
電位の低さから生理活性機能があるといわれている機能
水及び/または還元水を配合したゲルである。この機能
水はPH6.8〜7.6、その酸化還元単位(ORP)
は、250mv〜−200mvで人間の体液の状態に近
く、体を酸化させる活性酵素(フリーラジカル)を直接
分解消去できる活性水素(原子状水素)がかなり含まれ
ているといわれており、皮膚の生理活性化や老化防止の
効果が期待される。
【0016】 還元状態にある機能水は、界面活性能力
をもった水であるため、油が水に溶け込み、O/Wエマ
ルジョン乳化作用を起こし、洗浄剤なしでも油汚れを落
とすことができる特性をもっている。機能水の界面活性
能力を発現するヒドロキシルイオン(H2O2 −)は、
水の分子H2OとOH−の結合したイオンで、H−O−
Hの部分が親水基にあたりOH−の部分が疎水基とな
り、小さな陰イオン界面活性物質としての性質を持つと
考えられている。 OH−の負の電荷はH−O−Hの2
つのHとOH基のOとの結合に役立っていると考えら
れ、一方、「電気的中性の法則」からすれば水溶液中の
プラスイオンとマイナスイオンの電荷の量は対等でなく
てはならない。対照のカチオンの存在しないヒドロキシ
ルイオンは、この法則に反した存在であるため、エネル
ギー的に不安定な状態、つまり活性化した状態にある。
したがって、ヒドロキシルイオンは水の中で不安定な存
在であるから、急速に水の界面に移動し、 H−O−H
基の部分を水の中に、OH−基のHを水の外側に向けて
配列しようとする。こうして、ヒドロキシルイオン自身
が安定化しようとし、その結果が界面活性物質として働
くのである。
【0017】 本発明のゲルは、各種の植物脂肪酸やア
ルコール類が配合可能である。例えば、ボリジ油及び/
又は種子油には皮膚組織・皮膚細胞の生理活性向上や保
湿効果があることは公知であり(例えば、特開平9−2
78641号公報)、活性酵素によるフリーラジカルを
強力に抑制する抗酸化効果があることも公知である(例
えば、特開平3−56585号公報)ことから、天然素
材ゲル製剤に機能性成分として配合することにより、皮
膚の炎症や湿疹部の改善や感染を防ぎ、保湿、肌荒れの
改善、肌荒れ防止など皮膚の生理活性効果や老化防止効
果を効果的に発現することが可能となる。更に、エタノ
ール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類が約
40%濃度配合可能で、エタノール、イソプロピルアル
コールは皮膚表面の殺菌、消毒作用がありこれらを配合
できることから、本発明のゲルは細菌増殖による皮膚刺
激の防止の効果が期待される。
【0018】 本発明のゲルに使用するアルコール類と
しては、化粧基剤に定められているアルコール類に限ら
れる。多価アルコール類は皮膚の保湿性を高めることに
より、深層水の経皮吸収性を高めることが期待できる。
特にプロピレングリコールは防腐作用を有し、グリセリ
ン、1.3−ブタンジオールはエタノールの皮膚刺激を
緩和する作用がある。またベンジルアルコール、シクロ
ヘキサノールなどの芳香族アルコールにも溶解するた
め、これらを使用することもできる。
【0019】 本発明のゲルは、水溶性であるため各種
の美容成分や医療成分類を機能性成分として配合するこ
とが可能である。 例えば、微生物由来の抽出物(酵母
抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物、霊芝抽出
物など)、植物由来の抽出物(オタネニンジン抽出物、
ローズマリー抽出物、センブリ抽出物、オウバク抽出
物、ニンニク抽出物、イチョウ抽出物、トウガトウガラ
シ抽出物、ヒノキチオール、セファランチン等)、α−
又はγ−リノレン酸、エイコサペンタエン酸及びそれら
の誘導体、コハク酸及びその誘導体ならびにそれらの
塩、エストラジオール及びその誘導体並びにそれらの
塩、グリコール酸、乳酸、サリチル酸等のα−ヒドロキ
シン酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ムコ多糖
類及びそれらの塩(ヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリンおよびケ
ラタン硫酸等)、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等
のタンパク質及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ソ
ルビトール、イノシトール、トレハロース、尿素、ピロ
リドンカルボン酸及びその塩、グリシン及びその塩また
はその誘導体、セリン及びその塩またはその誘導体、ア
ルギニン及びその塩またはその誘導体、グリセリン1,
3−ブチレングリコール等の多価アルコール、D−パン
テノール、アロエ抽出物、シコン抽出物、海藻抽出物、
マルメロ抽出物、ハマメリス抽出物、カミレツ抽出物、
オウゴン抽出物及びアルテア抽出物などが、本発明のゲ
ルの機能性成分として配合することが可能である。
【0020】 本発明のゲルには、上記した必須成分の
他、通常の皮膚外用製剤および化粧料に配合される成
分、例えば、油剤、粉体、界面活性剤、精製水、高級ア
ルコール、高級脂肪酸、保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線
散乱剤、酸化防止剤、色素、防腐剤、香料、美容成分等
の他、角質軟化剤を本発明の効果を損なわない範囲で適
宜選択して用いることができる。
【0021】 本発明の天然素材ゲルは、常法に従い、
単独で、あるいは必須成分である(A)成分(B)成分
(C)成分とを通常の皮膚外用製剤および化粧料として
知られる種々の形態の基剤に配合して調整することがで
きる。
【0022】 本発明の機能性をもった天然素材ゲルに
は、その特性をより多く発現させ、さらに製剤の加工・
成形性及び品質の向上、機能性成分の分散性と安定性の
向上などの目的で、製剤的に許される添加物の中から目
的に応じて選択したものをさらに任意に配合することが
できる。当該添加剤には、医薬、安定剤、充填剤、低級
アルコール、紫外線吸収剤、香料、着色料、使用感向上
剤、防腐剤、保存剤、可塑剤、老化防止剤、軟化剤、p
H調整剤、劣化防止剤等がある。これら添加剤は、得ら
れる天然素材ゲルの特性に影響を与えない範囲で任意に
加えられる。
【0023】 ゲルの形態の例としては、特に限定され
ず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料
等のスキンケア化粧料、口紅、ファンデーション等のメ
ーキャップ化粧料、頭皮・毛髪用化粧料や、軟膏剤、分
散液、クリーム剤、外用液剤等の皮膚外用製剤および化
粧料、化粧品とすることができる。
【0024】
【発明の効果】 本発明の天然素材ゲルは、耐塩性及び
/又は無機塩を高濃度に含有できることから、残留ポリ
マーの肌への影響を懸念する必要が無く、機能性成分を
配合することで併用する薬効成分の本来有する効能を充
分に発揮させることができ、粘度を自由に調整が可能
で、且つ滑らかで粘弾性に富み、皮膚との密着性に優
れ、使用感が良く、品質が非常に安定したゲルである。
例えば、本発明の天然素材ゲルに薬効成分として細胞賦
活剤を併用した皮膚外用製剤及び化粧料は、安定で且つ
優れた皮膚生理活性効果や皮膚老化防止作用を有するた
め、皮膚疾患の改善、皮膚のハリ・つやを維持し、シワ
形成に高い抑制効果を発揮する。 保湿剤を併用した皮
膚外用製剤及び化粧料は、肌のキメを整え、安定で且つ
優れた肌荒れ改善作用並びに保湿作用を有するため、肌
の「くすみ」等の発生の防止、改善に有効なものであ
る。このように、本発明の天然素材のゲルは、美容や医
療において極めて有効なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/06 A61K 9/06 A61P 17/00 31/00 617 A61K 31/715 31/715 47/04 47/04 47/26 47/26 47/36 47/36 Fターム(参考) 4C076 AA09 BB31 CC18 EE58P FF35 4C083 AA111 AA121 AA161 AB501 AC111 AC131 AC241 AC251 AC291 AC301 AC311 AC581 AC611 AC641 AC681 AC781 AC851 AD211 AD311 AD331 AD351 AD411 AD431 AD441 AD491 AD551 AD591 BB60 DD41 EE03 EE06 EE12 4C086 EA19 HA30 MA03 MA28 MA63 NA11 ZA89

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海藻から抽出したゲル化成分カラギーナ
    ン(Carrageenan)に適当量の水分を加え、
    アルカリ金属イオン、カリウム、セシウムイオン、トル
    マリン微粉末などの架橋のいずれか1種以上を添加し、
    トレハロースを配合することを特徴とする皮膚外用製剤
    及び化粧料に供される天然素材ゲル。
  2. 【請求項2】 次の成分(A)および(B); (A) 海藻から抽出したゲル化成分カラギーナン(C
    arrageenan)に適当量の水分を加え、アルカ
    リ金属イオン、カリウム、セシウムイオン、トルマリン
    微粉末などの架橋のいずれか1種以上を添加し、トレハ
    ロースを配合することを特徴とする皮膚外用製剤および
    化粧料に供される天然素材ゲル。 (B) 機能性成分を含有することを特徴とする皮膚外
    用製剤及び化粧料に供される天然素材ゲル。
  3. 【請求項3】 次の成分(C)および(B); (C) 海藻から抽出したゲル化成分カラギーナン(C
    arrageenan)に適当量の水分を加え、アルカ
    リ金属イオン、カリウム、セシウムイオン、トルマリン
    微粉末などの架橋のいずれか1種以上を添加してなる皮
    膚外用製剤および化粧料に供される天然素材ゲル。 (B) 機能性成分を含有することを特徴とする皮膚外
    用製剤及び化粧料に供される天然素材ゲル。
  4. 【請求項4】 機能性成分が、海洋深層水であることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の皮膚外用
    製剤及び化粧料に供される天然素材ゲル。
  5. 【請求項5】 機能性成分が、電気分解及び/又はトル
    マリン微粉末によってイオン化した機能水であることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の皮膚外用
    製剤及び化粧料に供される天然素材ゲル。
  6. 【請求項6】 機能性成分が、ボリジ油(ボラゴ・オフ
    ィシナリス;Borago officinalis
    1; ムラサキ科ルリジ科ルリジサ属)、月見草油、ア
    ボガド油、アルモンド油、オリーブ油、小麦胚芽油、サ
    フラワー油、ツバキ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ
    油、メドウホーム油、カカオ油、シアバター、モクロウ
    などの植物油脂から選ばれる一種又は二種以上のもので
    あることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の皮膚外用製剤及び化粧料に供される天然素材ゲル。
  7. 【請求項7】 機能性成分が、トルマリンの微粉末であ
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    皮膚外用製剤及び化粧料に供される天然素材ゲル。
  8. 【請求項8】 機能性成分が、酵母抽出物、乳酸菌抽出
    物、ビフィズス菌抽出物、霊芝抽出物等の微生物由来の
    抽出物であることを特徴とする請求項1から7のいずれ
    かに記載の皮膚外用製剤及び化粧料に供される天然素材
    ゲル。
  9. 【請求項9】 機能性成分が、オタネニンジン抽出物、
    ローズマリー抽出物、センブリ抽出物、オウバク抽出
    物、ニンニク抽出物、イチョウ抽出物、トウガラシ抽出
    物、アロエ抽出物、ヒノキチオール、セファランチンな
    どの植物由来の抽出物;α−又はγ−リノレン酸、エイ
    コサペンタエン酸及びそれらの誘導体、コハク酸及びそ
    の誘導体ならびにそれらの塩、エストラジオール及びそ
    の誘導体並びにそれらの塩、グリコール酸、乳酸、サリ
    チル酸等のα−ヒドロキシン酸及びそれらの誘導体並び
    にそれらの塩から選ばれる一種又は二種以上のものであ
    ることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の
    皮膚外用製剤及び化粧料に供される天然素材ゲル。
  10. 【請求項10】 機能性成分が、ヒアルロン酸、コンド
    ロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリ
    ン及びケラタン硫酸等のムコ多糖類及びそれらの塩、コ
    ラーゲン、エラスチン、ケラチン等のタンパク質及びそ
    れらの誘導体並びにそれらの塩、ソルビトール、イノシ
    トール、トレハロース、尿素、ピロリドンカルボン酸及
    びその塩、グリシン及びその塩又はその誘導体、セリン
    及びその塩又はその誘導体、アルギニン及びその塩又は
    その誘導体、D−パンテノール、グリセリン1,3−ブ
    チレングリコール等の多価アルコール、アロエ抽出物、
    シコン抽出物、海藻抽出物、マルメロ抽出物、ハマメリ
    ス抽出物、カミレツ抽出物、オウゴン抽出物及びアルテ
    ア抽出物から選ばれる一種又は二種以上のものであるこ
    とを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の皮膚
    外用製剤及び化粧料に供される天然素材ゲル。
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