JP2000274110A - 免振構造 - Google Patents
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Abstract
付加する皿ばねに、これの伸縮変位量に対して荷重変動
が小さい荷重一定領域を備えたものを用いて引抜き抵抗
力を一定とし、もって、引抜き防止装置の構成を簡略化
するとともに、この引抜き防止装置が免振装置の挙動に
影響するのを防止する。 【解決手段】 基礎部10に免振装置14を介して免振
対象物12を支持し、基礎部10と免振対象物12との
間に免振装置14に作用する引抜き力に抵抗する引抜き
防止装置22を設ける。引抜き防止装置22を、基礎部
10と免振対象物12との間の上下変位が入力される連
結部材24と、この連結部材24と基礎部10または免
振対象物12との間の変位伝達経路に介装される皿ばね
26とを備えて構成する。皿ばね26の伸縮量に対する
荷重変動が小さい荷重一定領域R内で、基礎部10と免
振対象物12との間に引抜き力に抵抗するプレストレス
を付加する。
Description
れる免振対象物を、これら両者間に配置する免振装置を
介して免振するようになった免振構造に関する。
震建築物は、基礎部と建築物との間に免振装置が介在さ
れる。この免振装置としては一般的に積層ゴムが用いら
れるが、これ以外にも建築物の水平移動を滑らかにする
滑り支承や転がり支承等がある。ところで、免震建築物
はロッキング運動などが発生した場合に、免振装置に引
抜き力が発生するが、従来の免振装置ではこのような引
抜き力に抵抗する術が無く、本来の免振効果を得ること
ができなくなってしまう。
9号公報に開示されるように、基礎部と建築物との間に
引抜き力に抵抗する引抜き防止装置(引張力対応装置)
を設けるようにした免振構造が提案されている。この引
抜き防止装置は、基礎部側および建築物側に、互いに直
角関係をもって対向配置される下部ガイドレールおよび
上部ガイドレールを固定し、これら下部ガイドレールと
上部ガイドレールとの間に引抜拘束部が設けられるよう
になっている。この引抜拘束部は、両ガイドレールに沿
って移動自在に接続されて、建築物のあらゆる方向の水
平変位を許容するとともに、両ガイドレールが互いに離
間するのを防止して、建築物の浮き上がりを阻止するよ
うになっている。
従来の免振構造にあっては、引抜拘束部を設けた引抜き
防止装置によって建築物に作用する引抜き力に抵抗し、
積層ゴムなどの免振装置の本来の免振機能を効果的に発
揮できるようになっている。ところが、この引抜き防止
装置では、上,下部ガイドレールを設けてこの引抜拘束
部を水平変位させるようになっており、その構成が著し
く複雑化されてしまい、延いては、建築費の高騰が来さ
れてしまう。
基礎部と建築物との間にばね部材を介設してこのばね部
材にプレストレスを導入すれば良く、該ばね部材として
は従来からプレストレストコンクリートに埋設されるP
C鋼棒やPC鋼線が用いられることになる。しかし、こ
れらPC鋼棒やPC鋼線を用いてプレストレスを与える
場合には、積層ゴムの気温変化による伸縮やクリープに
よる高さ変化、風や地震による免振装置の水平変形に起
因するばね部材の伸びによって、設定したプレストレス
荷重が変化してしまい、当該プレストレスを一定に維持
することが難しいのみでなく、地震時などにおいて当該
ばね部材が相当引張されてその復原力が大きくなりすぎ
ると、建築物の水平移動を拘束、延いては免振装置の挙
動を拘束してこれの機能を十分に引き出すことができな
くなってしまうという課題があった。
て成されたもので、基礎部と免振対象物との間にプレス
トレスを付加する皿ばねに、これの伸縮変位量に対して
荷重変動が小さい荷重一定領域を備えたものを用いて引
抜き抵抗力を一定とし、もって、引抜き防止装置の構成
を簡略化するとともに、この引抜き防止装置が免振装置
の挙動に影響するのを防止するようにした免振構造を提
供すること目的とする。
めに本発明の免振構造は、基礎部に免振装置を介して免
振対象物が支持されるとともに、基礎部と免振対象物と
の間に、免振装置に作用する引抜き力に抵抗する引抜き
防止装置が設けられた免振構造において、上記引抜き防
止装置を、上下方向変位量に対する荷重変動が小さい荷
重一定領域を備えた皿ばねを用いて構成し、この皿ばね
の荷重一定領域内で基礎部と免振対象物との間に引抜き
力に抵抗するプレストレスを付加したことを特徴とす
る。
を構成する皿ばねに対し、当該皿ばねの上下方向変位量
に対する荷重変動が小さい荷重一定領域の範囲内で引抜
き力に抵抗するプレストレスを付加したので、引抜き力
の発生により基礎部と免振対象物との間の間隔が変化す
る場合にも、略一定のプレストレスによってこれに抵抗
することができる。従って、免振装置に引抜き力が作用
する場合はもちろんのこと、免振装置に温度伸縮、クリ
ープが発生した場合や、風や地震による免振装置の水平
変形に起因して皿ばねが圧縮された場合であっても、基
礎部と免振対象物との間に導入したプレストレスを一定
に維持することができる。また、上述したように、地震
時などにおいて当該皿ばねに相当の圧縮力が作用して
も、該皿ばねは上記荷重一定領域の範囲内で圧縮される
のでその復原力の変動も押さえることができ、免振対象
物の水平移動を拘束、延いては免振装置の挙動を拘束す
ることがなく、免振装置の本来の免振機能が低下される
のを抑えることができる。また、免振装置に作用する引
抜き力を皿ばねに加えたプレストレスで抵抗できるた
め、引抜き防止装置は基本的に皿ばねを備えておれば良
く、その構成を著しく簡略化することができる。
装置を介して免振対象物が支持されるとともに、基礎部
と免振対象物との間に、免振装置に作用する引抜き力に
抵抗する引抜き防止装置が設けられた免振構造におい
て、上記引抜き防止装置を、基礎部と免振対象物との間
の上下変位が入力される連結部材と、この連結部材と基
礎部または免振対象物との間の変位伝達経路に介装され
る皿ばねとを備えて構成し、この皿ばねの伸縮量に対す
る荷重変動が小さい荷重一定領域内で、基礎部と免振対
象物との間に引抜き力に抵抗するプレストレスを付加し
たことを特徴とする。
装置に作用した場合に、基礎部と免振対象物との間に生
ずる変位量は連結部材を介して皿ばねに入力され、この
皿ばねに導入したプレストレスによって引抜き力に抵抗
することができる。このとき、皿ばねのばね特性は伸縮
量に対する荷重変動が小さい荷重一定領域に設定されて
おり、この荷重一定領域内で基礎部と免振対象物との間
に上記引抜き力に抵抗するプレストレスを導入するよう
にしたので、引抜き力の発生により基礎部と免振対象物
との間の間隔が変化する場合にも、略一定のプレストレ
スによってこれに抵抗できる。そして、免振装置に引抜
き力が作用する場合はもちろんのこと、免振装置に温度
伸縮、クリープが発生した場合や、免振装置の水平変形
に起因して皿ばねが圧縮された場合であってもプレスト
レスを一定に維持することができる。また、地震時など
において当該皿ばねに相当の圧縮力が作用しても、該皿
ばねの復原力の変動も押さえることができ、従って免振
装置の挙動を拘束することがなく、免振装置の本来の免
振機能が低下されるのを抑えることができる。
部材と免振対象物との間の少なくともいずれか一方に、
引抜き力を伝達しつつ屈曲自在な節部材を設けることが
望ましい。
変形が入力された場合も、連結部材は節部分から容易に
傾斜して水平変形に追従できるため、無理な曲げ力が連
結部材や皿ばねに作用するのを防止して皿ばねのばね特
性が変化されるのを避け、延いては、免振装置による免
振性能が低下されるのを防止できる。
の高張力鋼で形成することが望ましい。
力によって免振装置が引張り限界に達した場合にあって
も、PC鋼棒やPC鋼線等の高張力鋼が引張り余力を負
担して免振装置の破壊を防止するため、フェイルセーフ
機能を確保することができる。
象物の受圧面に着座させて配置し、この着座部に滑り機
構を介在して摩擦ダンパーを構成することが望ましい。
変位力が入力された場合に、皿ばねと受圧面とが滑り機
構を介して相対移動する。このとき、相対移動面に皿ば
ねの付勢力が作用して摩擦力が発生し、これを振動減衰
力として作用させることができる。
面を参照して詳細に説明する。図1〜図5は本発明の免
振構造の一実施形態を示し、図1は免振構造の要部拡大
断面図、図2は免振構造に用いられるばね部材の支持部
分の正面図、図3は同支持部分の平面図、図4は皿ばね
のばね特性を示すグラフ、図5は免振装置が上下方向変
形、並びに水平方向変形した状態を示す説明図である。
に免振装置14を介して免振対象物12が支持されると
ともに、基礎部10と免振対象物12との間に、免振装
置14に作用する引抜き力に抵抗する引抜き防止装置2
2が設けられるようになっており、引抜き防止装置22
を、上下方向変位量に対する荷重変動が小さい荷重一定
領域を備えた皿ばね26を用いて構成し、この皿ばね2
6の荷重一定領域内で基礎部10と免振対象物12との
間に引抜き力に抵抗するプレストレスを付加する。
10と免振対象物12との間の上下変位が入力される連
結部材24と、この連結部材24と基礎部10または免
振対象物12との間の変位伝達経路に介装される皿ばね
26とを備えて構成し、この皿ばね26の伸縮量に対す
る荷重変動が小さい荷重一定領域R内で、基礎部10と
免振対象物12との間に引抜き力に抵抗するプレストレ
スを付加してある。
間および連結部材24と免振対象物12との間に、引抜
き力を伝達しつつ屈曲自在な節部材28,28aを設け
ることが望ましく、また、上記連結部材24を、PC鋼
棒またはPC鋼線で形成することが望ましい。
ように、中,高層ビルとして構築される建築物に適用す
る場合に例をとって示し、基礎部10と免振対象物とし
ての建築物12との間に免振装置としての積層ゴム14
が配置され、この積層ゴム14を介して建築物12は基
礎部10に免振支持される。
トを打設してRC造として構成され、これの上面には積
層ゴム14の取付け台16が突設されている。また、建
築物12はこれの下端に設けられる大梁が鉄骨梁18に
よって形成され、この鉄骨梁18が積層ゴム14上に支
持される。この鉄骨梁18はH型鋼で形成され、その下
方フランジ18a下面に積層ゴム14の支持台20が垂
設されている。一方、積層ゴム14は一般に知られるよ
うに、ゴム層と鋼板とが交互に積層される本体部分14
aの上,下両端に取付板14b,14cが固着されるこ
とにより構成され、上方の取付板14bが支持台20に
固定されるとともに、下方の取付板14が取付け台16
に固定される。
ゴム14の近傍に引抜き防止装置22が設けられる。こ
の引抜き防止装置22は図中簡略的に1つのみを示す
が、実際には積層ゴム14を中心として鉄骨梁18の延
設方向に対称に配置することが望ましい。例えば、積層
ゴム14が鉄骨梁18の直線部分に配置される場合は、
この積層ゴム14を挟んで鉄骨梁18の延設方向に2つ
の引抜き防止装置22が設けられるとともに、鉄骨梁1
8が十字状に組み合わされてその交差部分に積層ゴム1
4が配置される場合は、十字状の鉄骨梁18に沿って4
つの引抜き防止装置22が点対称に設けられることにな
る。
ばね26とを備えており、連結部材24は、鉛直方向を
指向して基礎部10と鉄骨梁18との間に配置され、基
礎部10と建築物12との間の上下変位が入力される。
一方、皿ばね26は連結部材24の上端部と鉄骨梁18
の下方フランジ18aとの間に配置され、皿ばね26の
付勢力が連結部材24に引張り荷重として入力される。
よって形成され、これの上,下両端部はそれぞれ節部材
としての球座部28,28aを介して基礎部10および
鉄骨梁18に取り付けられる。下方の球座部28aはア
ンカーボルト30を介して基礎部10に埋設固定される
固定台32に下向きに取り付けられるとともに、上方の
球座部28は、鉄骨梁18の下方フランジ18aの上面
に設けられて上記皿ばね26の上端に接続される支持台
33に上向きに取り付けられる。このとき、連結部材2
4はその上端部が下方フランジ18aに形成される開口
部(または切欠部)18bから上方に貫通されている。
成のものをそれぞれ上下逆として使用するようになって
おり、この球座部28,28aは図2,図3に示すよう
に、回転部34と球座台36とを備えて構成される。回
転部34は、球状の凸部34aの中央部に挿通穴34b
が形成され、この挿通穴34bに連結部材24の端部を
挿通してナット38により固定するようになっている。
部34aを受容する球状凹部36aの中央部に大径の開
口部36bが形成され、この球状凹部36aに球状凸部
34aを摺動自在に嵌合するとともに、開口部36bに
連結部材24が貫通される。球座台36の周縁部には複
数の取付穴36cが形成され、これら取付穴36cに挿
通したボルト40を介して固定台32および支持台33
に固定される。
して構成され、下方フランジ18aの開口部18bの両
側に1対配置される。各皿ばね26は上端に支持台33
が載置された状態で、下端が下方フランジ18a上面に
載置され、連結部材24に作用する引張力(引抜き力)
が皿ばね26に入力される。皿ばね26にはプレストレ
スが導入されるようになっていて、このプレストレスは
球座部28,28aのナット38の締付け加減で調整さ
れる。
性勾配は大きくて2次勾配が小さな非線形となる復元力
を有するばね特性として設定され、自然長(変位δ=
0)から荷重(P)が作用する初期段階では急激に立ち
上がって一定の変位(δ)量に対して荷重(P)の変化
幅が大きくなるが、相当の変位領域Rでは荷重(P)の
傾斜が緩やかとなる。つまり、この傾斜が緩やかな領域
Rでは、一定の変位(δ)量に対する荷重(P)の変化
幅(ΔP)が小さくなり、この領域Rが荷重一定領域と
して用いられることになる。
のナット38の締付け調整により荷重一定領域R内に設
定され、このときの荷重が連結部材24にプレストレス
として作用する。従って、連結部材24が配置される基
礎部10と建築物12(鉄骨梁18)との間には、皿ば
ね26の荷重一定領域R内のプレストレスが付加され
る。ところで、皿ばね26は、皿ばね単体の表側と裏側
とを交互に積層した場合を図示したが、これに限ること
なく片側のみが重合するように積層しても良く、また、
表側と裏側とを複数枚づつ重合したものを交互に積層し
てもよく、それぞれの積層の態様によってばね定数を変
化できることにより、最適なばね定数の選択が可能とな
る。
あっては、建築物12に引抜き力が作用して、基礎部1
0と鉄骨梁18との間の上下間隔が広がろうとした場合
に、引抜き防止装置22の連結部材24がこれに抵抗し
て建築物12の浮き上がりを阻止する。この引抜き防止
装置22は、これら連結部材24および皿ばね26に導
入したプレストレスで引抜き力に抵抗できることから、
その構成を著しく簡略化することができる。
皿ばね26に対して、上下方向変位量に対する荷重変動
が小さい荷重一定領域Rの範囲で引抜き力に抵抗するプ
レストレスを付加するようにしたので、図5(a)に示
すように積層ゴム14に、温度による伸縮ΔLTやクリ
ープΔLCが発生した場合にあっても、導入したプレス
トレスに変動が生じることはなく、引抜き力に対して当
初設定したプレストレスで適切に抵抗させることができ
る。同様に、同図(b)に示すように地震によって皿ば
ね26に相当の圧縮変形を生じさせる変位ΔLHが生じ
た場合であってもプレストレスの変動を押さえることが
でき、適切に引抜き力に抵抗させることができる。
水平方向に変形するとともに当該皿ばね26が相当圧縮
されても、皿ばね26は上記荷重一定領域Rの範囲内で
圧縮されるのでその復原力の変動も小さく、建築物12
の水平移動を拘束、延いては積層ゴム14の挙動を拘束
することがなく、積層ゴム14の本来の免振機能が低下
されるのを抑えることができる。
抜き防止装置22の皿ばね26は、上述したように水平
変形量ΔLHに起因して圧縮されるが、この際の傾斜は
図2に示したように球座部28,28aによって容易に
許容される。即ち、球座部28,28aは傾斜力が連結
部材24を介して入力されると、回転部34は球状凸部
34aと球状凹部36aとの摺動を伴って、同図中破線
に示すように球状台36に対して滑らかに回転する。こ
のため、水平変形時に皿ばね26は曲げ変形することな
く伸縮し、本来のばね特性を発揮して積層ゴム14の免
振性能に影響を与えるのを防止することができる。
を、PC鋼棒やPC鋼線等の高張力鋼で形成したので、
想定を越える外力によって積層ゴム14が引張り限界に
達した場合にあっても、連結部材24を構成する高張力
鋼が引張り余力を負担して積層ゴム14の破壊を防止す
ることができるため、フェイルセーフ機能を確保するこ
とができる。
梁18の下方フランジ18aに直接に当接させた場合を
示したが、図6に示すように皿ばね26と下方フランジ
18aとの間に滑り機構50を介在させて、摩擦ダンパ
ーを構成することもできる。即ち、滑り機構50は、皿
ばね26の下端に取り付けられる摩擦材52と、皿ばね
26の受圧面となる下方フランジ18aの上面に取り付
けられる滑り材54とで構成され、摩擦材52が滑り材
54上に滑動自在に載置される。
変位力が入力された場合に、皿ばね26と下方フランジ
18aとが滑り機構50を介して相対移動することが可
能となる。このとき、滑り機構50の相対移動面、つま
り、摩擦材52と滑り材54との間に皿ばね26の付勢
力が作用して摩擦力が発生し、この滑り機構50が摩擦
ダンパーとして機能する。従って、この滑り機構50に
発生する摩擦力を振動減衰力とすることができる。
構50は、荷重一定領域Rに設定された皿ばね26の付
勢力が作用しているため、引抜き力が作用する場合にも
常時一定した押圧力を保証でき、摩擦力を一定として安
定した振動減衰力を得ることができる。
拡大断面図で、上記実施形態と同一構成部分に同一符号
を付して重複する説明を省略して述べる。
C鋼棒で形成される連結部材24の中間部分に皿ばね2
6を介在させて、基礎部10と建築物12との間にプレ
ストレスを付加するようになっている。即ち、この実施
形態では、皿ばね26の付勢力をシリンダ形式をもって
連結部材24に与えるようになっており、連結部材24
を上下に分割した上方部材24aにケーシング60を取
り付ける一方、このケーシング60内に下方部材24b
を相対移動自在に挿入し、この下方部材24bの先端部
に取付けた受け板62とケーシング60の底部60aと
の間に皿ばね26を挟み込むようになっている。そし
て、下方部材24bの途中に設けたターンバックル64
を締付け調整することにより、受け板62と底部60a
との間の距離を変化させて、皿ばね26に対し荷重一定
領域R内のプレストレスを導入するようになっている。
下端に設けられる大梁がRC梁66で構成されるように
なっており、上方部材24a上端部のジョイント68は
アンカーボルト70を介してRC梁66に固定される。
一方、下方部材24b下端部のジョイント72はアンカ
ーボルト74を介して基礎部10に固定される。また、
ジョイント68,72は上記実施形態の球座部28,2
8aに代えることもできる。
バックル64の締付け調整によって荷重一定領域Rに設
定される皿ばね26には、上,下方部材24a,24b
を介して基礎部10と建築物12との間での引抜き力に
抵抗するプレストレスが導入される。そしてこのような
実施形態にあっても、上記実施形態と同様の効果を発揮
することができる。
形態によって詳述したが、本免振構造は、特に塔状比
(アスペクト比)の高い高層建築物や、平面計画上の制
約があって耐震要素の設置位置が限られた建物、および
風振動受ける橋梁等に対して好ましく適用できる。
示す免振構造にあっては、引抜き防止装置を構成する皿
ばねに対し、当該皿ばねの上下方向変位量に対する荷重
変動が小さい荷重一定領域の範囲内で引抜き力に抵抗す
るプレストレスを付加したので、引抜き力の発生により
基礎部と免振対象物との間の間隔が変化する場合にも、
略一定のプレストレスによってこれに抵抗することがで
きる。従って、免振装置に引抜き力が作用する場合はも
ちろんのこと、免振装置に温度伸縮、クリープが発生し
た場合や、風や地震による免振装置の水平変形に起因し
て皿ばねが圧縮された場合であっても、基礎部と免振対
象物との間に導入したプレストレスを一定に維持するこ
とができる。また、上述したように、地震時などにおい
て当該皿ばねに相当の圧縮力が作用しても、該皿ばねは
上記荷重一定領域の範囲内で圧縮されるのでその復原力
の変動も押さえることができ、免振対象物の水平移動を
拘束、延いては免振装置の挙動を拘束することがなく、
免振装置の本来の免振機能が低下されるのを抑えること
ができる。また、免振装置に作用する引抜き力を皿ばね
に加えたプレストレスで抵抗できるため、引抜き防止装
置は基本的に皿ばねを備えておれば良く、その構成を著
しく簡略化することができる。
あっては、引抜き力が免振装置に作用した場合に、基礎
部と免振対象物との間に生ずる変位量は連結部材を介し
て皿ばねに入力され、この皿ばねに導入したプレストレ
スによって引抜き力に抵抗することができる。このと
き、皿ばねのばね特性は伸縮量に対する荷重変動が小さ
い荷重一定領域に設定されており、この荷重一定領域内
で基礎部と免振対象物との間に上記引抜き力に抵抗する
プレストレスを導入するようにしたので、引抜き力の発
生により基礎部と免振対象物との間の間隔が変化する場
合にも、略一定のプレストレスによってこれに抵抗でき
る。そして、免振装置に引抜き力が作用する場合はもち
ろんのこと、免振装置に温度伸縮、クリープが発生した
場合や、免振装置の水平変形に起因して皿ばねが圧縮さ
れた場合であってもプレストレスを一定に維持すること
ができる。また、地震時などにおいて当該皿ばねに相当
の圧縮力が作用しても、該皿ばねの復原力の変動も押さ
えることができ、従って免振装置の挙動を拘束すること
がなく、免振装置の本来の免振機能が低下されるのを抑
えることができる。
あっては、地震による水平変形が入力された場合も、連
結部材は節部分から容易に傾斜して水平変形に追従でき
るため、無理な曲げ力が連結部材や皿ばねに作用するの
を防止して皿ばねのばね特性が変化されるのを避け、延
いては、免振装置による免振性能が低下されるのを防止
できる。
あっては、想定を越える外力によって免振装置が引張り
限界に達した場合にあっても、PC鋼棒やPC鋼線等の
高張力鋼が引張り余力を負担して免振装置の破壊を防止
するため、フェイルセーフ機能を確保することができ
る。
造にあっては、地震による水平変位力が入力された場合
に、皿ばねと受圧面とが滑り機構を介して相対移動す
る。このとき、相対移動面に皿ばねの付勢力が作用して
摩擦力が発生し、これを振動減衰力として作用させるこ
とができる。
断面図である。
るばね部材の支持部分の正面図である。
るばね部材の支持部分の平面図である。
る皿ばねのばね特性を示すグラフである。
は水平方向に変形した状態を示す説明図である。
を示す要部拡大断面図である。
大断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 基礎部に免振装置を介して免振対象物が
支持されるとともに、基礎部と免振対象物との間に、免
振装置に作用する引抜き力に抵抗する引抜き防止装置が
設けられた免振構造において、 上記引抜き防止装置を、上下方向変位量に対する荷重変
動が小さい荷重一定領域を備えた皿ばねを用いて構成
し、この皿ばねの荷重一定領域内で基礎部と免振対象物
との間に引抜き力に抵抗するプレストレスを付加したこ
とを特徴とする免振構造。 - 【請求項2】 基礎部に免振装置を介して免振対象物が
支持されるとともに、基礎部と免振対象物との間に、免
振装置に作用する引抜き力に抵抗する引抜き防止装置が
設けられた免振構造において、 上記引抜き防止装置を、基礎部と免振対象物との間の上
下変位が入力される連結部材と、この連結部材と基礎部
または免振対象物との間の変位伝達経路に介装される皿
ばねとを備えて構成し、この皿ばねの伸縮量に対する荷
重変動が小さい荷重一定領域内で、基礎部と免振対象物
との間に引抜き力に抵抗するプレストレスを付加したこ
とを特徴とする免振構造。 - 【請求項3】 連結部材と基礎部との間および連結部材
と免振対象物との間の少なくともいずれか一方に、引抜
き力を伝達しつつ屈曲自在な節部材を設けたことを特徴
とする請求項2に記載の免振構造。 - 【請求項4】 連結部材は、PC鋼棒やPC鋼線等の高
張力鋼で形成したことを特徴とする請求項2または3に
記載の免振構造。 - 【請求項5】 皿ばねは、基礎部または免振対象物の受
圧面に着座させて配置し、この着座部に滑り機構を介在
して摩擦ダンパーを構成したことを特徴とする請求項1
〜4いずれかの項に記載の免振構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07965899A JP3633352B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 免振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07965899A JP3633352B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 免振構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000274110A true JP2000274110A (ja) | 2000-10-03 |
| JP3633352B2 JP3633352B2 (ja) | 2005-03-30 |
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ID=13696256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07965899A Expired - Fee Related JP3633352B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 免振構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3633352B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008267602A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Plant Earthquake Disaster Prevention Associates Inc | エネルギー吸収支持装置 |
| CN114046335A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-02-15 | 武昌船舶重工集团有限公司 | 一种隔振器高度调整工装及隔振装置 |
| CN116085204A (zh) * | 2023-01-09 | 2023-05-09 | 中国地震局工程力学研究所 | 一种抗震型风力发电塔筒 |
| CN116893102A (zh) * | 2023-07-07 | 2023-10-17 | 河海大学 | 一种纤维增强复合材料蠕变性能测试装置及测试方法 |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP07965899A patent/JP3633352B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008267602A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Plant Earthquake Disaster Prevention Associates Inc | エネルギー吸収支持装置 |
| CN114046335A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-02-15 | 武昌船舶重工集团有限公司 | 一种隔振器高度调整工装及隔振装置 |
| CN116085204A (zh) * | 2023-01-09 | 2023-05-09 | 中国地震局工程力学研究所 | 一种抗震型风力发电塔筒 |
| CN116893102A (zh) * | 2023-07-07 | 2023-10-17 | 河海大学 | 一种纤维增强复合材料蠕变性能测试装置及测试方法 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP3633352B2 (ja) | 2005-03-30 |
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