JP2000274530A - 2ピース型組合せオイルリング - Google Patents
2ピース型組合せオイルリングInfo
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- JP2000274530A JP2000274530A JP11081063A JP8106399A JP2000274530A JP 2000274530 A JP2000274530 A JP 2000274530A JP 11081063 A JP11081063 A JP 11081063A JP 8106399 A JP8106399 A JP 8106399A JP 2000274530 A JP2000274530 A JP 2000274530A
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Abstract
確保でき、良好なシール性を確保できる2ピース型組合
せオイルリングの提供。 【解決手段】 ピストン機構に設けられる2ピース型組
合せオイルリングを構成するスペーサー10及びサイド
レール20は、欠円略環状をなしている。スペーサー1
0は、断面非線対称形状をしており、半径方向に向かっ
て切り欠かれたスリット等は形成されておらず、軸方向
に一定のツイスト量を有している。スペーサー10及び
サイドレール20が、ピストンに形成されたオイルリン
グ溝に挿嵌されて、サイドレール20がシリンダ内壁面
に当接しているときには、サイドレール20によってス
ペーサー10が押圧され、スペーサーのツイスト量は0
になるため、サイドレール20の半径方向への移動が阻
害されることはない。
Description
リングに関し、特に高回転、高出力のエンジンに用いら
れる2ピース型組合せオイルリングに関する。
動車等のエンジンのピストン機構に設けられるオイルリ
ングとしては、1本のスペーサーエキスパンダと1本の
サイドレールからなる2ピース型の組合せオイルリング
が、従来よりよく知られている。
2ピース型の組合せオイルリングが記載されている。こ
のオイルリングは、図3乃至図4に示されるように、ス
ペーサーエキスパンダ110の上面に1枚のサイドレー
ル120が支承された構造をとっており、これらはピス
トン130に形成されたオイルリング溝に挿嵌され、シ
リンダ140内にピストン130と共に挿入される。
レール120はそれぞれ、一カ所切離された合口を有し
全体として略環状をなす部材である。スペーサーエキス
パンダ110は、上部に平坦な基底部上面111aを有
する基底部111、外周山部112及び内周山部113
を有している。これらは一体に形成され、開口部が上方
に形成された断面略コの字形状をしている。内周山部1
13の高さは、外周山部112の高さとサイドレール1
20の厚さとの和とほぼ同じである。外周山部112及
び内周山部113の上部には平坦部112a、113a
を有しており、それぞれの平坦部112a、113aか
ら基底部上面111aに向かって斜面112b、サイド
レール押圧面113bがそれぞれ形成されている。
周山部112、内周山部113には、スペーサーエキス
パンダ110の半径方向外側、内側それぞれに向かっ
て、基底部111の略半分に至るまでスリット112
c、113cが形成されている。スリット112cと1
13cとはスペーサーエキスパンダ110の円周方向に
交互に形成されており、これらスリット112c、11
3cの幅の総和は、スペーサーエキスパンダ110の円
周長の20〜30%を占める程度である。このスリット
によって、スペーサエキスパンダ自体が半径方向外方へ
の拡張力を有するようになり、またピストンリング溝の
うねりに対応でき、また、シリンダ140の内壁面14
0aの変形に、サイドレール120が追従できるように
している。
2ピース型組合せオイルリングがピストン130のオイ
ルリング溝に挿嵌され、シリンダ140に挿入されたと
きには、実際には、図4に示されるような状態となる。
即ち、外周方向に広がろうとするスペーサーエキスパン
ダ110の張力によって、断面非線対称形状であるスペ
ーサーエキスパンダ110がスカート状にねじれて、サ
イドレール120は、外周山部112aから受ける力に
よって、半径方向内方及びオイルリング溝上面130b
方向に押しつけられ、半径方向への移動ができなくな
る。そのためサイドレール120がシリンダー内壁面1
40aに追従しなくなり、シール性が損なわれるばかり
ではなく、オイルリング溝上面130bの異常摩耗の発
生にも繋がる。
76号公報に記載されているような、上下2枚のサイド
レールによってスペーサーエキスパンダを挟むタイプの
3ピース型組合せオイルリングであり、スペーサーエキ
スパンダが同タイプのスペーサーエキスパンダのような
形状を採る場合には、スペーサーエキスパンダの断面形
状が上下線対称であるため、スペーサーエキスパンダの
張力によってスペーサーエキスパンダ自体に回転モーメ
ントが発生することはない。しかし2ピース型の組合せ
オイルリングでは、スペーサエキスパンダが上下線対称
ではないので、上述したようなねじれの問題が生じるの
である。
イドレールの動きを確保でき、良好なシール性を確保で
きる2ピース型組合せオイルリングを提供することを目
的とする。
に、本発明は、ピストン及びシリンダを有するピストン
機構の該ピストンに形成されたオイルリング溝に挿嵌さ
れるスペーサーと、該スペーサーの挿嵌された該オイル
リング溝に挿嵌され、該スペーサーに当接し、該スペー
サーの自己張力によって該ピストンの半径方向外側に押
圧され、該シリンダの内壁面に当接する欠円略環状のサ
イドレールとにより構成される2ピース型組合せオイル
リングにおいて、該スペーサーの外周面と内周面には半
径方向に切り欠かれたスリット又は凹部がなく自己張力
を備えた欠円略環状且つ断面非線対称形状をなすと共
に、該スペーサが外部からの力の作用を受けていない自
由時に、該スペーサーは、該ピストンの軸方向への一定
のツイスト量を有しており、該サイドレールと該スペー
サーとが該オイルリング溝に挿嵌され該ピストンが該シ
リンダ内に挿入されて該サイドレールと該シリンダの内
壁面とが当接しているときに、該ツイスト量は0になる
2ピース型組合せオイルリングを提供している。
には、サイドレールを支承する外周山部が軸方向端面か
ら軸方向に突出しているのが好ましい。
2ピース型組合せオイルリングについて図1乃至図2に
基づき説明する。
は、1枚のスペーサー10及び1枚のサイドレール20
によって構成されており、これらはピストン30に形成
されたオイルリング溝に挿嵌され、シリンダ40内にピ
ストン30と共に挿入される。
それぞれの構成について説明する。スペーサー10及び
サイドレール20は、通常、鋼材で引抜加工や圧延加工
などによって成形され、通常のピストンリングと同様に
一カ所に切離された合口を有し、全体として欠円略環状
をなす部材である。図1に示されるように、サイドレー
ル20はスペーサー10によって、スペーサー10の上
側に支承される。
るように、基底部11、外周山部12及び内周山部13
を有している。これらは一体に形成され、開口部が上方
に形成された断面略コの字形状をしている。内周山部1
3の高さは、外周山部12の高さとサイドレール20の
上下方向の厚さとの和よりも0.05〜0.15mm小
さい。基底部11、外周山部12及び内周山部13の上
部は、平坦部11a、12a、13aを有している。内
周山部13の平坦部13aは水平であるが、外周山部1
2の平坦部12aは、サイドレールの半径方向に対して
0乃至10度の角度で、内側に向かうほど低くなる斜面
となっている。平坦部12a、13aからは、基底部上
面11aに向かって、斜面12b、サイドレール押圧面
13bがそれぞれ形成されている。サイドレール押圧面
13bは、後述のようにスペーサー1とサイドレール2
とがオイルリング溝に挿嵌されたときに、サイドレール
2と当接する部分であり、スペーサー10の軸に対して
5乃至25度の角度で、下方に向かって軸から離れて行
く斜面となっている。
レッションリングと同様に、半径方向外側向きの自己張
力を持っており、従来のスペーサエキスパンダとは異な
り、スペーサー10の外周面と内周面には半径方向に切
り欠かれたスリット又は凹部が何ら形成されていない。
スペーサー10は、どの方向からも力が作用していない
自由時には、外周山部12が下方へ内周山部13が上方
へと位置するような一定のツイスト量を有している。こ
のツイスト量は、後述のようにオイルリング溝にスペー
サー10及びサイドレール20が挿嵌されたときに、ス
ペーサー10のサイドレール押圧面13bがサイドレー
ル20から受ける反力によってスペーサー10がねじれ
てツイスト量が0となる程度の量であり、その値は運転
時の組合せ張力及びスペーサー10の形状寸法によって
異なる。スペーサー及びサイドレールの合口の幅や、自
己張力、ツイスト量等の設計の詳細については、山海堂
平成9年10月6日発行の「自動車用ピストンリング」
に記載があり、それを参照するものとする。
0のオイルリング溝への挿嵌について説明する。スペー
サー10が、ピストン30のオイルリング溝に挿嵌され
た際には、スペーサー10の有する一定のツイスト量に
より、基底部11の外周端はオイルリング溝下面30a
に当接し、基底部11の内周端はオイルリング溝下面3
0aから離間している。そして、サイドレール20が挿
入されると、サイドレール20の半径方向内側の一部が
サイドレール押圧面13b及びオイルリング溝上面30
bに当接する。サイドレール押圧面13bは、スペーサ
ー10の自己張力に対するサイドレール20の反力によ
り押圧される。自由時におけるスペーサー10のツイス
ト量は僅かであるため、サイドレール20による押圧に
よってスペーサー10のツイスト量は0となり、スペー
サー下面10bは水平となる。サイドレール20は、ス
ペーサー10による半径方向外側向きの自己張力によっ
て、スペーサー10の外周方向へ押圧され、図2に示さ
れるように、シリンダ40の内壁面40aに当接する。
ち、2ピース型のオイルリングとして使用された場合
に、スペーサー10のツイスト量は0となるため、スペ
ーサー10がサイドレール20の半径方向への移動を阻
害することはなく、サイドレール10をシリンダ内壁面
40aに常に当接させることができる。従って、ピスト
ンリング溝にうねりがある場合、また、シリンダ内壁面
40aが変形している場合にも、シリンダ内壁面40a
に対するサイドレール10の追従性を良好とし、高いシ
ール性を確保することができる。
グは上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲
に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例え
ば、図示されたオイルリングはスペーサーの上側にサイ
ドレールが支承されていたが、この上下関係は逆であっ
ても差し支えない。
圧延加工した線材を環状に成形してもよく、矩形に引抜
加工または圧延加工した線材を環状に成形した後に、機
械加工によって図1乃至図2に示されたような形状とし
てもよい。
リングによれば、スペーサーに予め一定のツイスト量を
与えておき、シリンダへの挿入時に、スペーサーの張力
に対するサイドレールの反力によって、スペーサーのツ
イスト量が0になるようにしたため、シリンダ内でのオ
イルリング摺動時に、オイルリング溝の上面とサイドレ
ール上面とのクリアランス、或いは、サイドレール下面
とスペーサーの外周山部の平坦面とのクリアランスが適
正に保たれる。このため、サイドレールから受ける張力
の反力によって生ずる回転モーメントによってスペーサ
が傾いたり、サイドレールがオイルリング溝の上面に押
しつけられて安定した動きが阻害されたり、オイルリン
グ溝の異常摩耗が起きたり、といった不具合が生ずるこ
とがないため、良好なシール性を確保でき、ピストン機
構を有する内燃機関の高出力化、低燃費化とオイル消費
量の低減化を達成することができる。
ングによれば、外周山部の一端でサイドレールを支承す
ることとしたため、スペーサー上の、ある一定の位置に
おいて安定してサイドレールを支承でき、良好なシール
性を確保できる。また、サイドレールの不特定な位置に
おける摩耗を防止することができる。更に、外周山部の
上面のみを精密に加工するだけで、サイドレールの所望
の姿勢を得ることができる。
イルリングを示す部分断面斜視図。
イルリングが、ピストンのオイルリング溝に装着された
状態示す断面図。
分断面斜視図。
ンのオイルリング溝に装着され、サイドレールが移動不
能となった状態を示す断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ピストン及びシリンダを有するピストン
機構の該ピストンに形成されたオイルリング溝に挿嵌さ
れるスペーサーと、 該スペーサーの挿嵌された該オイルリング溝に挿嵌さ
れ、該スペーサーに当接し、該スペーサーの自己張力に
よって該ピストンの半径方向外側に押圧され、該シリン
ダの内壁面に当接する欠円略環状のサイドレールとによ
り構成される2ピース型組合せオイルリングにおいて、 該スペーサーの外周面と内周面には半径方向に切り欠か
れたスリット又は凹部がなく自己張力を備えた欠円略環
状且つ断面非線対称形状をなすと共に、該スペーサが外
部からの力の作用を受けていない自由時に、該スペーサ
ーは、該ピストンの軸方向への一定のツイスト量を有し
ており、該サイドレールと該スペーサーとが該オイルリ
ング溝に挿嵌され該ピストンが該シリンダ内に挿入され
て該サイドレールと該シリンダの内壁面とが当接してい
るときに、該ツイスト量は0になることを特徴とする2
ピース型組合せオイルリング。 - 【請求項2】 該スペーサーの半径方向外周端部には、
サイドレールを支承する外周山部が軸方向端面から軸方
向に突出していることを特徴とする請求項1記載の2ピ
ース型組合せオイルリング。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP08106399A JP4104774B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 2ピース型組合せオイルリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08106399A JP4104774B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 2ピース型組合せオイルリング |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP08106399A Expired - Fee Related JP4104774B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 2ピース型組合せオイルリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102913339A (zh) * | 2011-08-05 | 2013-02-06 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 内燃发动机的两件式压缩活塞环 |
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-
1999
- 1999-03-25 JP JP08106399A patent/JP4104774B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP4104774B2 (ja) | 2008-06-18 |
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