JP2000275490A - 光軸補正装置および光軸補正装置製造方法 - Google Patents
光軸補正装置および光軸補正装置製造方法Info
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- JP2000275490A JP2000275490A JP11077031A JP7703199A JP2000275490A JP 2000275490 A JP2000275490 A JP 2000275490A JP 11077031 A JP11077031 A JP 11077031A JP 7703199 A JP7703199 A JP 7703199A JP 2000275490 A JP2000275490 A JP 2000275490A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光空間伝送装置内で光軸の補正を行うための
光軸補正装置において、応答性を向上させるとともに、
部品や材料の有効利用を図る。 【解決手段】 光を反射するためのミラー72は、ミラ
ーホルダ90の上部に載置されている。ミラーホルダ9
0は、直交する2軸を中心として回動可能である2軸ス
プリング71と一体形成される。即ち、2軸スプリング
71は、板状のバネ材をプレス加工することによりその
形が形成された後、ミラーホルダ90が射出成形され
る。そして、ミラーホルダ90が形成された2軸スプリ
ング71が板状の部材から切断される。
光軸補正装置において、応答性を向上させるとともに、
部品や材料の有効利用を図る。 【解決手段】 光を反射するためのミラー72は、ミラ
ーホルダ90の上部に載置されている。ミラーホルダ9
0は、直交する2軸を中心として回動可能である2軸ス
プリング71と一体形成される。即ち、2軸スプリング
71は、板状のバネ材をプレス加工することによりその
形が形成された後、ミラーホルダ90が射出成形され
る。そして、ミラーホルダ90が形成された2軸スプリ
ング71が板状の部材から切断される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光軸補正装置およ
び光軸補正装置製造方法に関し、特に、光空間伝送装置
内で光軸の補正を行うための光軸補正装置およびそのよ
うな光軸補正装置を製造する光軸補正装置製造方法に関
する。
び光軸補正装置製造方法に関し、特に、光空間伝送装置
内で光軸の補正を行うための光軸補正装置およびそのよ
うな光軸補正装置を製造する光軸補正装置製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、電波資源の不足や、無線または有
線による通信回線設置のためには煩雑な手続きが必要な
ことから、光を用いた空間伝送による通信の実用化の研
究が盛んになっている。しかし、キロメートルにもおよ
ぶ長距離間の光空間伝送装置に関しては、未だ十分な性
能を有する装置が得られていないのが現状である。
線による通信回線設置のためには煩雑な手続きが必要な
ことから、光を用いた空間伝送による通信の実用化の研
究が盛んになっている。しかし、キロメートルにもおよ
ぶ長距離間の光空間伝送装置に関しては、未だ十分な性
能を有する装置が得られていないのが現状である。
【0003】図11は双方向の光通信が可能な光空間伝
送装置の光学系部分の概略構成を示す図である。この光
空間伝送装置では、送信信号に基づいて変調された半導
体レーザ31のビームが、レンズ32によって平行光に
され、ビームスプリッタ33に入射される。入射したビ
ームは、ビームスプリッタ33で光入出力側の凹型のレ
ンズ34に入射され、レンズ34で拡大されたビーム
は、レンズ34とともに主レンズ部を構成するレンズ3
5で平行光に変換されて送信先の光空間伝送装置に向け
て出力される。
送装置の光学系部分の概略構成を示す図である。この光
空間伝送装置では、送信信号に基づいて変調された半導
体レーザ31のビームが、レンズ32によって平行光に
され、ビームスプリッタ33に入射される。入射したビ
ームは、ビームスプリッタ33で光入出力側の凹型のレ
ンズ34に入射され、レンズ34で拡大されたビーム
は、レンズ34とともに主レンズ部を構成するレンズ3
5で平行光に変換されて送信先の光空間伝送装置に向け
て出力される。
【0004】これに対し、相手側から受信したビーム
は、レンズ35が受ける。このビームは、レンズ34で
平行光に変換された後、ビームスプリッタ33を通過し
てビームスプリッタ36に入射される。ビームスプリッ
タ36は、入射したビームを位置検出側と受信側とに振
り分ける。このうち位置検出側に振り分けられたビーム
は、レンズ37で集光され、位置検出センサ38に入射
する。位置検出センサ38は、入射した光の位置を検出
し、その検出信号を図示されていない制御回路に送信す
る。制御回路側では、検出信号に基づいて後述する角度
制御を行う。
は、レンズ35が受ける。このビームは、レンズ34で
平行光に変換された後、ビームスプリッタ33を通過し
てビームスプリッタ36に入射される。ビームスプリッ
タ36は、入射したビームを位置検出側と受信側とに振
り分ける。このうち位置検出側に振り分けられたビーム
は、レンズ37で集光され、位置検出センサ38に入射
する。位置検出センサ38は、入射した光の位置を検出
し、その検出信号を図示されていない制御回路に送信す
る。制御回路側では、検出信号に基づいて後述する角度
制御を行う。
【0005】一方、受信側に振り分けられたビームは、
レンズ39で集光され、受光素子40に入射する。受光
素子40は、入射したビームを電気信号に変換し、受信
信号として受信回路側に送る。受信回路側では、受信信
号を復調し、元のデータに復元する。
レンズ39で集光され、受光素子40に入射する。受光
素子40は、入射したビームを電気信号に変換し、受信
信号として受信回路側に送る。受信回路側では、受信信
号を復調し、元のデータに復元する。
【0006】ところで、このような光学系で正確なビー
ム送受信を行うためには、常に送信側と受信側の光軸が
一致していることが必要である。しかし、風などの外的
要因、装置内部で発生する振動、更には温度変化などに
より光学系が影響を受けて光軸のずれが生じる。長距離
通信においては微小な光軸のずれも通信に支障をきたす
ため、常に光軸の補正を行うことが必要となる。
ム送受信を行うためには、常に送信側と受信側の光軸が
一致していることが必要である。しかし、風などの外的
要因、装置内部で発生する振動、更には温度変化などに
より光学系が影響を受けて光軸のずれが生じる。長距離
通信においては微小な光軸のずれも通信に支障をきたす
ため、常に光軸の補正を行うことが必要となる。
【0007】そこで、従来から様々な光軸の補正方法が
提案されている。図12は従来の光軸補正装置の第1の
例を示す図である。光軸補正装置50は、鏡筒51を有
している。鏡筒51内には、図11で示した光学系が一
体に収納されている。鏡筒51は、X軸受け54によっ
て、中間リング52にX軸周りに回動自在に取り付けら
れている。中間リング52には、X軸モータ53が固定
されている。X軸モータ53の回転は、駆動歯車53
a、従動歯車54aを介してX軸受け54に伝達され
る。これにより、鏡筒51がX軸周りに回動制御され
る。
提案されている。図12は従来の光軸補正装置の第1の
例を示す図である。光軸補正装置50は、鏡筒51を有
している。鏡筒51内には、図11で示した光学系が一
体に収納されている。鏡筒51は、X軸受け54によっ
て、中間リング52にX軸周りに回動自在に取り付けら
れている。中間リング52には、X軸モータ53が固定
されている。X軸モータ53の回転は、駆動歯車53
a、従動歯車54aを介してX軸受け54に伝達され
る。これにより、鏡筒51がX軸周りに回動制御され
る。
【0008】中間リング52は、Y軸受け56によっ
て、台座55にY軸周りに回動自在に取り付けられてい
る。台座55には、Y軸モータ57が固定されている。
Y軸モータ57の回転は、駆動歯車57a、従動歯車5
6aを介してY軸受け56に伝達される。これにより、
鏡筒51がY軸周りに回動制御される。X軸モータ53
およびY軸モータ57の回転は、図11で示した光学系
の位置検出センサ38の検出信号に基づいて、常に光軸
が一致するように制御される。
て、台座55にY軸周りに回動自在に取り付けられてい
る。台座55には、Y軸モータ57が固定されている。
Y軸モータ57の回転は、駆動歯車57a、従動歯車5
6aを介してY軸受け56に伝達される。これにより、
鏡筒51がY軸周りに回動制御される。X軸モータ53
およびY軸モータ57の回転は、図11で示した光学系
の位置検出センサ38の検出信号に基づいて、常に光軸
が一致するように制御される。
【0009】図13は従来の光軸補正装置の第2の例を
示す図である。この光軸補正装置は、図11で示した光
学系に介在させたものであり、図11と同一構成要素に
ついては同一符号を付して説明を省略する。ビームスプ
リッタ33とレンズ34との間には、補正機構部とし
て、X軸ミラー61と、これを回動制御するX軸モータ
62と、Y軸ミラー63と、これを回動制御するY軸モ
ータ64とが設けられている。位置検出センサ38の検
出信号に基づいてX軸モータ62およびY軸モータ64
を制御することにより、X軸ミラー61およびY軸ミラ
ー63の角度が制御される。これにより、光軸の補正が
なされる。
示す図である。この光軸補正装置は、図11で示した光
学系に介在させたものであり、図11と同一構成要素に
ついては同一符号を付して説明を省略する。ビームスプ
リッタ33とレンズ34との間には、補正機構部とし
て、X軸ミラー61と、これを回動制御するX軸モータ
62と、Y軸ミラー63と、これを回動制御するY軸モ
ータ64とが設けられている。位置検出センサ38の検
出信号に基づいてX軸モータ62およびY軸モータ64
を制御することにより、X軸ミラー61およびY軸ミラ
ー63の角度が制御される。これにより、光軸の補正が
なされる。
【0010】しかし、図12の構成では、鏡筒51全体
を動かす構成のため、慣性質量が大きくなり、制御応答
性に劣る。また、軸受けやX軸モータ53、Y軸モータ
57などには精度が高く高剛性のものを必要とした。更
には、光軸補正は微小な角度で行う必要があり、モータ
などにはバックラッシュのないものが必要であった。
を動かす構成のため、慣性質量が大きくなり、制御応答
性に劣る。また、軸受けやX軸モータ53、Y軸モータ
57などには精度が高く高剛性のものを必要とした。更
には、光軸補正は微小な角度で行う必要があり、モータ
などにはバックラッシュのないものが必要であった。
【0011】また、図13の構成も同様にミラーやモー
タが必要であり、構造が複雑になるとともに、バックラ
ッシュのない高精度のものが必要とされた。そこで、本
願出願人は、これらの問題を解決する光軸補正装置とし
て特願平10−014533号を出願している。
タが必要であり、構造が複雑になるとともに、バックラ
ッシュのない高精度のものが必要とされた。そこで、本
願出願人は、これらの問題を解決する光軸補正装置とし
て特願平10−014533号を出願している。
【0012】図14は特願平10−014533号の光
軸補正装置の構成を示す平面図である。光軸補正装置7
0は、後述する枠体73の上面に2軸スプリング71を
取り付けた構成となっている。2軸スプリング71は、
薄型の弾性を有する円板状の部材であり、同軸の3つの
リング711,712,713を有している。最も外側
の外側リング711は、枠体73に固定されている。こ
の外側リング711と中間リング712との間には、隙
間D11が空けられている。中間リング712は、Y軸
ブリッジ71a,71bによって、外側リング711と
ねじれ回転可能な状態で連結されている。これにより、
中間リング712は、外側リング711に対してY軸周
りに回動可能となっている。
軸補正装置の構成を示す平面図である。光軸補正装置7
0は、後述する枠体73の上面に2軸スプリング71を
取り付けた構成となっている。2軸スプリング71は、
薄型の弾性を有する円板状の部材であり、同軸の3つの
リング711,712,713を有している。最も外側
の外側リング711は、枠体73に固定されている。こ
の外側リング711と中間リング712との間には、隙
間D11が空けられている。中間リング712は、Y軸
ブリッジ71a,71bによって、外側リング711と
ねじれ回転可能な状態で連結されている。これにより、
中間リング712は、外側リング711に対してY軸周
りに回動可能となっている。
【0013】最も内側の内側リング713と中間リング
712との間には、隙間D12が空けられている。内側
リング713は、X軸ブリッジ71c,71dによっ
て、中間リング712とねじれ回転可能な状態で連結さ
れている。これにより、内側リング713は、中間リン
グ712に対してX軸周りに回動可能となっている。ま
た、この内側リング713には、円形のミラー72が固
定されている。
712との間には、隙間D12が空けられている。内側
リング713は、X軸ブリッジ71c,71dによっ
て、中間リング712とねじれ回転可能な状態で連結さ
れている。これにより、内側リング713は、中間リン
グ712に対してX軸周りに回動可能となっている。ま
た、この内側リング713には、円形のミラー72が固
定されている。
【0014】図15は図14のX11−X11線に沿う
断面図である。前述したように、2軸スプリング71
は、枠体73の上面に固定されている。内側リング71
3の下面には、ミラーホルダ74が固定されている。こ
のミラーホルダ74は、ミラー72を保持している。こ
のとき、ミラー72は、その反射面72aが2軸スプリ
ング71の板厚の中心面と一致するように取り付けられ
ている。
断面図である。前述したように、2軸スプリング71
は、枠体73の上面に固定されている。内側リング71
3の下面には、ミラーホルダ74が固定されている。こ
のミラーホルダ74は、ミラー72を保持している。こ
のとき、ミラー72は、その反射面72aが2軸スプリ
ング71の板厚の中心面と一致するように取り付けられ
ている。
【0015】枠体73の下端面には、ベースプレート7
5が固定されている。更に、環状のスペーサ76を介し
て基板77が固定されている。ベースプレート75上に
は、ミラーホルダ74をX軸周りに回動させるX軸駆動
機構部78Xと、ミラーホルダ74をY軸周りに回動さ
せるY軸駆動機構部78Yとがそれぞれ2個ずつ設けら
れている。X軸駆動機構部78Xどうし、およびY軸駆
動機構部78Yどうしは、それぞれX軸とY軸の交点、
すなわち原点をはさんで互いに対向する位置に設けられ
ている。ただし、ここでは、X軸駆動機構部78Xの一
方は図面手前側のため図示されていない。
5が固定されている。更に、環状のスペーサ76を介し
て基板77が固定されている。ベースプレート75上に
は、ミラーホルダ74をX軸周りに回動させるX軸駆動
機構部78Xと、ミラーホルダ74をY軸周りに回動さ
せるY軸駆動機構部78Yとがそれぞれ2個ずつ設けら
れている。X軸駆動機構部78Xどうし、およびY軸駆
動機構部78Yどうしは、それぞれX軸とY軸の交点、
すなわち原点をはさんで互いに対向する位置に設けられ
ている。ただし、ここでは、X軸駆動機構部78Xの一
方は図面手前側のため図示されていない。
【0016】Y軸駆動機構部78Yは、いわゆるムービ
ングマグネット型のボイスコイルモータであり、主に、
ベースプレート75に固定されるボビン78Yaと、ボ
ビン78Yaに巻かれたコイル78Ybと、ミラーホル
ダ74側に固定されるヨーク78Ycと、ヨーク78Y
cの内側に固定されるマグネット78Ydとから構成さ
れている。光軸補正装置70では、2つのY軸駆動機構
部78Yの動作を制御することにより、ミラーホルダ7
4のY軸周りの回動角度を制御する。
ングマグネット型のボイスコイルモータであり、主に、
ベースプレート75に固定されるボビン78Yaと、ボ
ビン78Yaに巻かれたコイル78Ybと、ミラーホル
ダ74側に固定されるヨーク78Ycと、ヨーク78Y
cの内側に固定されるマグネット78Ydとから構成さ
れている。光軸補正装置70では、2つのY軸駆動機構
部78Yの動作を制御することにより、ミラーホルダ7
4のY軸周りの回動角度を制御する。
【0017】同様に、X軸駆動機構部78Xもボビン7
8Xaと、コイル78Xbと、ヨーク78Xcと、図示
されていないマグネットとから構成されており、これに
より、ミラーホルダ74のX軸周りの回動角度が制御さ
れる。
8Xaと、コイル78Xbと、ヨーク78Xcと、図示
されていないマグネットとから構成されており、これに
より、ミラーホルダ74のX軸周りの回動角度が制御さ
れる。
【0018】ベースプレート75上には、Y軸角度セン
サ79と、図示されていないX軸角度センサとが固定さ
れている。光軸補正装置70では、これらY軸角度セン
サ79などからの角度検出信号に基づいて、X軸駆動機
構部78XおよびY軸駆動機構部78Yを制御し、ミラ
ー72の反射面72aの角度を制御する。これにより、
光軸の補正制御がなされる。
サ79と、図示されていないX軸角度センサとが固定さ
れている。光軸補正装置70では、これらY軸角度セン
サ79などからの角度検出信号に基づいて、X軸駆動機
構部78XおよびY軸駆動機構部78Yを制御し、ミラ
ー72の反射面72aの角度を制御する。これにより、
光軸の補正制御がなされる。
【0019】このような光軸補正装置70では、ミラー
72の反射面72aが2軸スプリング71の板厚の中心
面と一致するように取り付けられている。よって、ミラ
ー72が回動しても、そのZ軸方向の位置は変位がな
い。
72の反射面72aが2軸スプリング71の板厚の中心
面と一致するように取り付けられている。よって、ミラ
ー72が回動しても、そのZ軸方向の位置は変位がな
い。
【0020】ところで、図15に示す例では、X軸駆動
機構78XおよびY軸駆動機構78Yとして、いわゆる
ムービングマグネット型のボイスコイルモータを使用し
ているが、図16に示すように、コイルが可動であるム
ービングコイル型のボイスコイルモータを使用すること
も可能である。
機構78XおよびY軸駆動機構78Yとして、いわゆる
ムービングマグネット型のボイスコイルモータを使用し
ているが、図16に示すように、コイルが可動であるム
ービングコイル型のボイスコイルモータを使用すること
も可能である。
【0021】図16に示す例では、図15の場合と比較
して、X軸駆動機構78XおよびY軸駆動機構78Yの
配置がそれぞれ上下反転している。即ち、Y軸駆動機構
78Yでは、ボビン78Yaおよびコイル78Ybがベ
ースプレート75からミラーホルダ74側に移動され、
また、ヨーク78Ycおよびマグネット78Ydがミラ
ーホルダ74からベースプレート75へ移動されてい
る。また、X軸駆動機構78Xに関しても同様の構成と
されている。
して、X軸駆動機構78XおよびY軸駆動機構78Yの
配置がそれぞれ上下反転している。即ち、Y軸駆動機構
78Yでは、ボビン78Yaおよびコイル78Ybがベ
ースプレート75からミラーホルダ74側に移動され、
また、ヨーク78Ycおよびマグネット78Ydがミラ
ーホルダ74からベースプレート75へ移動されてい
る。また、X軸駆動機構78Xに関しても同様の構成と
されている。
【0022】一般的にコイルの質量は、マグネットのそ
れと比較して小さいので、可動部分の慣性質量を減少さ
せることが可能となり、ミラー72の応答性を高めるこ
とができる。
れと比較して小さいので、可動部分の慣性質量を減少さ
せることが可能となり、ミラー72の応答性を高めるこ
とができる。
【0023】また、図15および図16に示す例では、
2軸スプリング71と枠体73および2軸スプリング7
1とミラーホルダ74のそれぞれは、接着剤により接着
されているがこれらを図17に示すようにネジによって
接合するようにしてもよい。
2軸スプリング71と枠体73および2軸スプリング7
1とミラーホルダ74のそれぞれは、接着剤により接着
されているがこれらを図17に示すようにネジによって
接合するようにしてもよい。
【0024】図17では、2軸スプリング71の外側リ
ング711がネジ73cによって枠体73に固定されて
いる。また、2軸スプリング71の内側リング713が
ネジ72dによってミラーホルダ74に固定されてい
る。その他の構成は、図15の場合と同様である。
ング711がネジ73cによって枠体73に固定されて
いる。また、2軸スプリング71の内側リング713が
ネジ72dによってミラーホルダ74に固定されてい
る。その他の構成は、図15の場合と同様である。
【0025】図18は、図17に示す例の正面図であ
る。この図に示すように、外側リング711は、合計6
本のネジ73cによって枠体73に固定されている。ま
た、内側リング713は、合計4本のネジ72dによっ
てミラーホルダ74に固定されている。
る。この図に示すように、外側リング711は、合計6
本のネジ73cによって枠体73に固定されている。ま
た、内側リング713は、合計4本のネジ72dによっ
てミラーホルダ74に固定されている。
【0026】図19は、図17に示すミラーホルダ74
の詳細を示す正面図である。この図に示すように、ミラ
ーホルダ74には、ネジ72dが挿入される孔74a〜
74dが形成されている。また、その中心には、ミラー
72が載置される孔74eが形成されている。
の詳細を示す正面図である。この図に示すように、ミラ
ーホルダ74には、ネジ72dが挿入される孔74a〜
74dが形成されている。また、その中心には、ミラー
72が載置される孔74eが形成されている。
【0027】このような構成によれば、組立時や装置の
稼動時において、何らかの理由により2軸スプリング7
1が破損したような場合に、破損部分を容易に交換する
ことが可能となるので、作業性を向上させることが可能
となる。
稼動時において、何らかの理由により2軸スプリング7
1が破損したような場合に、破損部分を容易に交換する
ことが可能となるので、作業性を向上させることが可能
となる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15およ
び図16に示す光軸補正装置(以下、光軸補正装置Aと
呼ぶ)は、薄板のバネ材を材料とした2軸スプリング7
1により、ミラー72を2軸に対して回転支持し、ボイ
スコイルモータでミラー72を回転駆動し、ミラー72
の反射角の変化を利用して光軸を補正するものである。
び図16に示す光軸補正装置(以下、光軸補正装置Aと
呼ぶ)は、薄板のバネ材を材料とした2軸スプリング7
1により、ミラー72を2軸に対して回転支持し、ボイ
スコイルモータでミラー72を回転駆動し、ミラー72
の反射角の変化を利用して光軸を補正するものである。
【0029】この2軸スプリング71の回転支持部(以
下ブリッジと呼ぶ)は、小型モータの微小な力でも回転
できるように振り剛性を小さくしてある。そのため、比
較的小さい応力でも塑性変形を生じ、使用不能となる。
下ブリッジと呼ぶ)は、小型モータの微小な力でも回転
できるように振り剛性を小さくしてある。そのため、比
較的小さい応力でも塑性変形を生じ、使用不能となる。
【0030】また光軸補正装置Aの可動部は、ミラー7
2、回転支持部品である2軸スプリング71、ミラー7
2を位置決め保持するミラーホルダ74、アクチュエー
タであるボイスコイル型モータのマグネット(マグネッ
トヨーク)もしくはコイルによって構成される。従来そ
れらの部品は全て接着剤を用いて組み立てられていた。
従って、可動部を組立てる際に、または、装置が稼動中
に何らかの理由で過負荷が作用するなどして、2軸スプ
リング71が変形もしくは破損した場合には、接着後の
分解が困難であるため、使用可能なその他の部分を再利
用することができないという問題点があった。
2、回転支持部品である2軸スプリング71、ミラー7
2を位置決め保持するミラーホルダ74、アクチュエー
タであるボイスコイル型モータのマグネット(マグネッ
トヨーク)もしくはコイルによって構成される。従来そ
れらの部品は全て接着剤を用いて組み立てられていた。
従って、可動部を組立てる際に、または、装置が稼動中
に何らかの理由で過負荷が作用するなどして、2軸スプ
リング71が変形もしくは破損した場合には、接着後の
分解が困難であるため、使用可能なその他の部分を再利
用することができないという問題点があった。
【0031】また光軸補正装置Aの可動部において、2
軸スプリング71はミラーホルダ74と接着剤により締
結されているが、この方式では、接着剤が硬化して実用
強度に達するまで部品を固定する必要があるため生産性
が低下するという問題点もあった。
軸スプリング71はミラーホルダ74と接着剤により締
結されているが、この方式では、接着剤が硬化して実用
強度に達するまで部品を固定する必要があるため生産性
が低下するという問題点もあった。
【0032】これに対し、図17に示す光軸補正装置
(以下、光軸補正装置Bと呼ぶ)では、ミラーホルダ7
4に2軸スプリング71をネジによって締結する構造と
して、2軸スプリング71の交換を可能にし、更に2軸
スプリング71のネジ締結位置を回転軸上にし、ミラー
駆動用のアクチュエータであるボイスコイル・モータの
マグネットヨークにナットの機能を持たせるようにして
いる。
(以下、光軸補正装置Bと呼ぶ)では、ミラーホルダ7
4に2軸スプリング71をネジによって締結する構造と
して、2軸スプリング71の交換を可能にし、更に2軸
スプリング71のネジ締結位置を回転軸上にし、ミラー
駆動用のアクチュエータであるボイスコイル・モータの
マグネットヨークにナットの機能を持たせるようにして
いる。
【0033】しかしこの光軸補正装置Bに関しても、
「光軸ずれ」に対するミラーの追従性能を更に高める要
求があり、2軸スプリング71の交換が可能である反
面、組立時にミラーホルダ74と2軸スプリング71の
位置決めを正確に行う必要があるので煩雑であるという
問題点があった。
「光軸ずれ」に対するミラーの追従性能を更に高める要
求があり、2軸スプリング71の交換が可能である反
面、組立時にミラーホルダ74と2軸スプリング71の
位置決めを正確に行う必要があるので煩雑であるという
問題点があった。
【0034】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、応答性が高い光軸補正装置を提供すること
を目的とする。また、本発明は、2軸スプリングが破損
した場合においても、他の部品を再利用することが可能
な光軸補正装置製造方法を提供することを目的とする。
ものであり、応答性が高い光軸補正装置を提供すること
を目的とする。また、本発明は、2軸スプリングが破損
した場合においても、他の部品を再利用することが可能
な光軸補正装置製造方法を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】光空間伝送装置内で光軸
の補正を行うための光軸補正装置において、レーザ光を
反射するミラーと、前記ミラーを保持する保持部材と、
前記保持部材を、前記ミラーの反射面と平行な面上の第
1の軸および第2の軸周りに回動自在に支持する板状部
材によって構成される支持部材と、前記ミラーを前記第
1および前記第2の軸周りに独立して回動させる回動機
構部と、前記ミラーの各軸周りの回動角度を検出する回
動角度検出機構部と、前記ミラーの前記第1の軸および
前記第2の軸周りの回動角度がそれぞれ所望の角度とな
るように、前記回動機構部を制御する回動制御手段とを
有し、前記支持部材と前記保持部材とが一体成形によっ
て構成されていることを特徴とする光軸補正装置が提供
される。
の補正を行うための光軸補正装置において、レーザ光を
反射するミラーと、前記ミラーを保持する保持部材と、
前記保持部材を、前記ミラーの反射面と平行な面上の第
1の軸および第2の軸周りに回動自在に支持する板状部
材によって構成される支持部材と、前記ミラーを前記第
1および前記第2の軸周りに独立して回動させる回動機
構部と、前記ミラーの各軸周りの回動角度を検出する回
動角度検出機構部と、前記ミラーの前記第1の軸および
前記第2の軸周りの回動角度がそれぞれ所望の角度とな
るように、前記回動機構部を制御する回動制御手段とを
有し、前記支持部材と前記保持部材とが一体成形によっ
て構成されていることを特徴とする光軸補正装置が提供
される。
【0036】ここで、ミラーはレーザ光を反射する。保
持部材はミラーを保持する。支持部材は保持部材を、ミ
ラーの反射面と平行な面上の第1の軸および第2の軸周
りに回動自在に支持する板状部材によって構成される。
回動機構部はミラーを第1および第2の軸周りに独立し
て回動させる。回動制御手段はミラーの各軸周りの回動
角度を検出する回動角度検出機構部と、ミラーの第1の
軸および第2の軸周りの回動角度がそれぞれ所望の角度
となるように、回動機構部を制御する。
持部材はミラーを保持する。支持部材は保持部材を、ミ
ラーの反射面と平行な面上の第1の軸および第2の軸周
りに回動自在に支持する板状部材によって構成される。
回動機構部はミラーを第1および第2の軸周りに独立し
て回動させる。回動制御手段はミラーの各軸周りの回動
角度を検出する回動角度検出機構部と、ミラーの第1の
軸および第2の軸周りの回動角度がそれぞれ所望の角度
となるように、回動機構部を制御する。
【0037】また、光空間伝送装置内で光軸の補正を行
うための光軸補正装置を製造する光軸補正装置製造方法
において、板状部材に対してプレス加工を施すことによ
り支持部材を形成し、前記板状部材に形成された前記支
持部材に対して射出成形により保持部材を形成し、前記
保持部材が形成された前記支持部材を前記板状部材から
切断し、前記保持部材に対して前記ミラーを固着し、前
記支持部材と、前記ミラーの反射面と平行な面上の第1
の軸および第2の軸周りに独立に回動させる回動機構部
と、前記ミラーの前記第1の軸および前記第2の軸周り
の回動角度がそれぞれ所望の角度となるように前記回動
機構部を制御する回動制御手段とを結合することを特徴
とする光軸補正装置製造方法が提供される。
うための光軸補正装置を製造する光軸補正装置製造方法
において、板状部材に対してプレス加工を施すことによ
り支持部材を形成し、前記板状部材に形成された前記支
持部材に対して射出成形により保持部材を形成し、前記
保持部材が形成された前記支持部材を前記板状部材から
切断し、前記保持部材に対して前記ミラーを固着し、前
記支持部材と、前記ミラーの反射面と平行な面上の第1
の軸および第2の軸周りに独立に回動させる回動機構部
と、前記ミラーの前記第1の軸および前記第2の軸周り
の回動角度がそれぞれ所望の角度となるように前記回動
機構部を制御する回動制御手段とを結合することを特徴
とする光軸補正装置製造方法が提供される。
【0038】ここで、先ず、板状部材に対してプレス加
工を施すことにより支持部材を形成し、次に、板状部材
に形成された支持部材に対して射出成形により保持部材
を形成し、続いて、保持部材が形成された支持部材を板
状部材から切断し、続いて、保持部材に対してミラーを
固着し、最後に、支持部材と、ミラーの反射面と平行な
面上の第1の軸および第2の軸周りに独立に回動させる
回動機構部と、ミラーの第1の軸および第2の軸周りの
回動角度がそれぞれ所望の角度となるように回動機構部
を制御する回動制御手段とを結合する。
工を施すことにより支持部材を形成し、次に、板状部材
に形成された支持部材に対して射出成形により保持部材
を形成し、続いて、保持部材が形成された支持部材を板
状部材から切断し、続いて、保持部材に対してミラーを
固着し、最後に、支持部材と、ミラーの反射面と平行な
面上の第1の軸および第2の軸周りに独立に回動させる
回動機構部と、ミラーの第1の軸および第2の軸周りの
回動角度がそれぞれ所望の角度となるように回動機構部
を制御する回動制御手段とを結合する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図4は本形態の光軸補正装置を備
えた双方向の光通信が可能な光空間伝送装置の光学系部
分の概略構成を示す図である。この光空間伝送装置で
は、送信信号に基づいて変調されたビームが、発光素子
1(例えば半導体レーザダイオード)から出力される。
出力されたビームは、レンズ2によって平行光にされ、
光分離部3のビームスプリッタ3aに入射される。入射
したビームは、ビームスプリッタ3aで反射して光軸補
正装置70に出射され、更にこの光軸補正装置70で反
射して凸型のレンズ5を介して送信先の光空間伝送装置
に向けて出力される。
を参照して説明する。図4は本形態の光軸補正装置を備
えた双方向の光通信が可能な光空間伝送装置の光学系部
分の概略構成を示す図である。この光空間伝送装置で
は、送信信号に基づいて変調されたビームが、発光素子
1(例えば半導体レーザダイオード)から出力される。
出力されたビームは、レンズ2によって平行光にされ、
光分離部3のビームスプリッタ3aに入射される。入射
したビームは、ビームスプリッタ3aで反射して光軸補
正装置70に出射され、更にこの光軸補正装置70で反
射して凸型のレンズ5を介して送信先の光空間伝送装置
に向けて出力される。
【0040】これに対し、相手側から受信したビーム
は、レンズ5で受ける。このビームは、レンズ5によっ
て収束された後、光軸補正装置70で反射して光分離部
3に入射する。入射したビームは、ビームスプリッタ3
aを通過してビームスプリッタ3bに入射される。ビー
ムスプリッタ3bは、入射したビームを位置検出側と受
信側とに振り分ける。このうち位置検出側に振り分けら
れた光は、レンズ6で集光され、位置検出センサ7に入
射する。位置検出センサ7は、入射した光の位置を検出
し、その検出信号を図示されていない制御回路に送信す
る。制御回路側では、検出信号に基づいて、後述する角
度制御を行う。
は、レンズ5で受ける。このビームは、レンズ5によっ
て収束された後、光軸補正装置70で反射して光分離部
3に入射する。入射したビームは、ビームスプリッタ3
aを通過してビームスプリッタ3bに入射される。ビー
ムスプリッタ3bは、入射したビームを位置検出側と受
信側とに振り分ける。このうち位置検出側に振り分けら
れた光は、レンズ6で集光され、位置検出センサ7に入
射する。位置検出センサ7は、入射した光の位置を検出
し、その検出信号を図示されていない制御回路に送信す
る。制御回路側では、検出信号に基づいて、後述する角
度制御を行う。
【0041】一方、受信側に振り分けられたビームは、
レンズ8で集光され、受光素子9に入射する。受光素子
9は、入射したビームを電気信号に変換し、受信信号と
して受信回路側に送る。受信回路側では、受信信号を復
調し、元のデータに復元する。
レンズ8で集光され、受光素子9に入射する。受光素子
9は、入射したビームを電気信号に変換し、受信信号と
して受信回路側に送る。受信回路側では、受信信号を復
調し、元のデータに復元する。
【0042】このようなシステムにおいては、位置検出
センサ7の検出信号に基づいて、光軸補正装置70のミ
ラー72の2軸周りの回動角度、すなわちX軸周り、お
よびY軸周りの回動角度を調整する。これにより、常に
光軸が一定の経路を通過するように補正される。
センサ7の検出信号に基づいて、光軸補正装置70のミ
ラー72の2軸周りの回動角度、すなわちX軸周り、お
よびY軸周りの回動角度を調整する。これにより、常に
光軸が一定の経路を通過するように補正される。
【0043】次に、光軸補正装置70の具体的な構成例
について説明する。図2は光軸補正装置70の平面図で
ある。光軸補正装置70は、後述する枠体73の上面に
2軸スプリング71を取り付けた構成となっている。2
軸スプリング71は、薄型で弾性を有する円板状の部材
であり、同軸の3つのリング711,712,713を
有している。最も外側の外側リング711には、ネジ7
1e〜71jにより、枠体73に固定されている。この
外側リング711と中間リング712との間には、隙間
D11が空けられている。中間リング712は、X軸と
Y軸の交点T1を挟んでY軸上で互いに対向するように
形成されたY軸ブリッジ71a,71bによって、外側
リング711とねじれ回転可能な状態で連結されてい
る。これにより、中間リング712は、外側リング71
1に対してY軸周りに回動可能となっている。
について説明する。図2は光軸補正装置70の平面図で
ある。光軸補正装置70は、後述する枠体73の上面に
2軸スプリング71を取り付けた構成となっている。2
軸スプリング71は、薄型で弾性を有する円板状の部材
であり、同軸の3つのリング711,712,713を
有している。最も外側の外側リング711には、ネジ7
1e〜71jにより、枠体73に固定されている。この
外側リング711と中間リング712との間には、隙間
D11が空けられている。中間リング712は、X軸と
Y軸の交点T1を挟んでY軸上で互いに対向するように
形成されたY軸ブリッジ71a,71bによって、外側
リング711とねじれ回転可能な状態で連結されてい
る。これにより、中間リング712は、外側リング71
1に対してY軸周りに回動可能となっている。
【0044】最も内側の内側リング713と中間リング
712との間には、隙間D12が空けられている。内側
リング713は、X軸上で交点T1を挟んで互いに対向
するように形成されたX軸ブリッジ71c,71dによ
って、中間リング712とねじれ回転可能な状態で連結
されている。これにより、内側リング713は、中間リ
ング712に対してX軸周りに回動可能となっている。
また、この内側リング713には、一体成形によって後
述するミラーホルダ90が形成されており、このミラー
ホルダ90によりミラー72が固定される。
712との間には、隙間D12が空けられている。内側
リング713は、X軸上で交点T1を挟んで互いに対向
するように形成されたX軸ブリッジ71c,71dによ
って、中間リング712とねじれ回転可能な状態で連結
されている。これにより、内側リング713は、中間リ
ング712に対してX軸周りに回動可能となっている。
また、この内側リング713には、一体成形によって後
述するミラーホルダ90が形成されており、このミラー
ホルダ90によりミラー72が固定される。
【0045】図1(A)は図2のX11−X11線に沿
う断面図である。この図において、2軸スプリング71
は、前述したように、枠体73の上面にネジにより固定
されている。内側リング713には、ミラーホルダ90
が一体成形により形成されている。
う断面図である。この図において、2軸スプリング71
は、前述したように、枠体73の上面にネジにより固定
されている。内側リング713には、ミラーホルダ90
が一体成形により形成されている。
【0046】図1(B)は、図1(A)において実線で
囲繞した部分の拡大図である。ミラーホルダ90は射出
成形によって形成され、2軸スプリング71をその内部
に取り込むように構成されている。
囲繞した部分の拡大図である。ミラーホルダ90は射出
成形によって形成され、2軸スプリング71をその内部
に取り込むように構成されている。
【0047】ミラー72は、その側面がミラーホルダ9
0の内側面90dに密着するように、また、載置面90
c上に載置された状態で装着されている。このとき、ミ
ラー72の反射面72aおよび裏面72bは、2軸スプ
リング71と平行となっている。
0の内側面90dに密着するように、また、載置面90
c上に載置された状態で装着されている。このとき、ミ
ラー72の反射面72aおよび裏面72bは、2軸スプ
リング71と平行となっている。
【0048】ミラーホルダ90の内側上端部には、環状
の切り欠き90aが形成されている。また、載置面90
cの内側には、環状の溝90bが形成されている。切り
欠き90aには、ミラー72が装着された状態で接着剤
が注入される。これにより、ミラー72はミラーホルダ
90に確実に固定される。また、万一切り欠き90a内
の接着剤がミラー72と内側面90dとの隙間から流れ
落ちても、溝90bに溜まるので、接着剤が載置面90
c側に流れることを防止できる。これにより、ミラー7
2の裏面72bが載置面に接着されることがないので、
ミラー72の反りや歪みを防止することができる。
の切り欠き90aが形成されている。また、載置面90
cの内側には、環状の溝90bが形成されている。切り
欠き90aには、ミラー72が装着された状態で接着剤
が注入される。これにより、ミラー72はミラーホルダ
90に確実に固定される。また、万一切り欠き90a内
の接着剤がミラー72と内側面90dとの隙間から流れ
落ちても、溝90bに溜まるので、接着剤が載置面90
c側に流れることを防止できる。これにより、ミラー7
2の裏面72bが載置面に接着されることがないので、
ミラー72の反りや歪みを防止することができる。
【0049】図3は、ミラーホルダ90の詳細な構成例
を示す正面図である。この図に示すように、台座部90
aはX軸駆動機構部78X(図示せず)およびY軸駆動
機構部78Y(図示せず)と接合される部分である。ま
た、突出部90bは台座部90aから所定の高さだけ突
出しており、その内部にミラー72が配置される。
を示す正面図である。この図に示すように、台座部90
aはX軸駆動機構部78X(図示せず)およびY軸駆動
機構部78Y(図示せず)と接合される部分である。ま
た、突出部90bは台座部90aから所定の高さだけ突
出しており、その内部にミラー72が配置される。
【0050】ミラー72は、表側の反射面72aだけで
なく、その裏面72bも光が反射できるように加工され
ている。枠体73の下面には、ベースプレート75が固
定されている。更に、環状のスペーサ76を介して基板
77が固定されている。ベースプレート75上には、ミ
ラーホルダ74をY軸周りに回動させる2つのY軸駆動
機構部78Yが、Z軸を挟んで互いに対向するように設
けられている。また、ベースプレート75上には、X軸
周りに回動させる2つのX軸駆動機構部78Xが、Z軸
を挟んで互いに対向するように、かつ、Y軸駆動機構部
78Yと90°ずれた位置に設けられている。なお、こ
の例では、一方のX軸駆動機構部78Xは、図面の手前
に存在するために図面からは省略されている。
なく、その裏面72bも光が反射できるように加工され
ている。枠体73の下面には、ベースプレート75が固
定されている。更に、環状のスペーサ76を介して基板
77が固定されている。ベースプレート75上には、ミ
ラーホルダ74をY軸周りに回動させる2つのY軸駆動
機構部78Yが、Z軸を挟んで互いに対向するように設
けられている。また、ベースプレート75上には、X軸
周りに回動させる2つのX軸駆動機構部78Xが、Z軸
を挟んで互いに対向するように、かつ、Y軸駆動機構部
78Yと90°ずれた位置に設けられている。なお、こ
の例では、一方のX軸駆動機構部78Xは、図面の手前
に存在するために図面からは省略されている。
【0051】Y軸駆動機構部78Yは、いわゆるムービ
ングマグネット型のボイスコイルモータであり、主に、
ベースプレート75に固定されるボビン78Yaと、ボ
ビン78Yaに巻かれたコイル78Ybと、ミラーホル
ダ74側に固定されるヨーク78Ycと、ヨーク78Y
cの内側に固定されるマグネット78Ydとから構成さ
れている。ボビン78Yaに巻かれたコイル78Ybに
電流を流すことにより、マグネット78Ydが電流の方
向に応じた向きに力を受け、これによりミラーホルダ7
4がY軸周りに回動する。光軸補正装置70では、これ
ら2つのY軸駆動機構部78Y動作を制御することによ
り、ミラーホルダ74のY軸周りの回動角度を制御す
る。
ングマグネット型のボイスコイルモータであり、主に、
ベースプレート75に固定されるボビン78Yaと、ボ
ビン78Yaに巻かれたコイル78Ybと、ミラーホル
ダ74側に固定されるヨーク78Ycと、ヨーク78Y
cの内側に固定されるマグネット78Ydとから構成さ
れている。ボビン78Yaに巻かれたコイル78Ybに
電流を流すことにより、マグネット78Ydが電流の方
向に応じた向きに力を受け、これによりミラーホルダ7
4がY軸周りに回動する。光軸補正装置70では、これ
ら2つのY軸駆動機構部78Y動作を制御することによ
り、ミラーホルダ74のY軸周りの回動角度を制御す
る。
【0052】ベースプレート75には、2つのY軸駆動
機構部78Yのそれぞれに対応してストッパ(図示せ
ず)が設けられている。これらのストッパは、それぞれ
ヨーク78Ycの移動量を制限するために設けられてい
る。また、このストッパは、ベースプレート75に対し
て上下に調節可能となっており、ヨーク78Ycの移動
量を調節することができる。
機構部78Yのそれぞれに対応してストッパ(図示せ
ず)が設けられている。これらのストッパは、それぞれ
ヨーク78Ycの移動量を制限するために設けられてい
る。また、このストッパは、ベースプレート75に対し
て上下に調節可能となっており、ヨーク78Ycの移動
量を調節することができる。
【0053】一方、X軸駆動機構部78Xも、ボビン7
8Xa、コイル78Xb、ヨーク78Xc、および図示
されていないマグネットとから構成されており、これと
対向する位置に設けられた図示せぬ他のX軸駆動機構部
78Xも同様の構成とされている。X軸駆動機構部78
Xにも同様に図示されていないストッパが設けられてい
る。光軸補正装置70では、このX軸駆動機構部78X
の動作を制御することにより、ミラーホルダ74のX軸
周りの回動角度を制御する。
8Xa、コイル78Xb、ヨーク78Xc、および図示
されていないマグネットとから構成されており、これと
対向する位置に設けられた図示せぬ他のX軸駆動機構部
78Xも同様の構成とされている。X軸駆動機構部78
Xにも同様に図示されていないストッパが設けられてい
る。光軸補正装置70では、このX軸駆動機構部78X
の動作を制御することにより、ミラーホルダ74のX軸
周りの回動角度を制御する。
【0054】ベースプレート75上には、Y軸角度セン
サ79と、X軸角度センサ(図示せず)とが固定されて
いる。Y軸角度センサ79およびX軸角度センサは、光
学式のセンサであり、発光素子と受光素子が一体に設け
られている。そして、発光素子からの光がミラー72の
裏面72bで反射して、その反射光を受光素子が検出す
ることにより、ミラー72のY軸周りの回動角度、X軸
周りの回動角度をそれぞれ検出する。光軸補正装置70
では、これらY軸角度センサ79およびX軸角度センサ
からの角度検出信号に基づいて、X軸駆動機構部78X
およびY軸駆動機構部78Yを制御し、ミラー72の反
射面72aの角度を制御する。これにより、光軸の補正
制御が行われる。
サ79と、X軸角度センサ(図示せず)とが固定されて
いる。Y軸角度センサ79およびX軸角度センサは、光
学式のセンサであり、発光素子と受光素子が一体に設け
られている。そして、発光素子からの光がミラー72の
裏面72bで反射して、その反射光を受光素子が検出す
ることにより、ミラー72のY軸周りの回動角度、X軸
周りの回動角度をそれぞれ検出する。光軸補正装置70
では、これらY軸角度センサ79およびX軸角度センサ
からの角度検出信号に基づいて、X軸駆動機構部78X
およびY軸駆動機構部78Yを制御し、ミラー72の反
射面72aの角度を制御する。これにより、光軸の補正
制御が行われる。
【0055】次に、図5および図6を参照して、ミラー
ホルダ90および2軸スプリング71を一体形成により
作成するプロセスについて説明する。先ず、図5(A)
に示すように、2軸スプリング71の材料であるぱね材
100を、帯状の材料として供給する。
ホルダ90および2軸スプリング71を一体形成により
作成するプロセスについて説明する。先ず、図5(A)
に示すように、2軸スプリング71の材料であるぱね材
100を、帯状の材料として供給する。
【0056】次に、図5(B)に示すように、プレス加
工により、2軸スプリング71を構成する3つのリング
と、X,Y軸用のブリッジを成形する。この時点では、
2軸スプリング71は帯状の材料につながった状態であ
る。
工により、2軸スプリング71を構成する3つのリング
と、X,Y軸用のブリッジを成形する。この時点では、
2軸スプリング71は帯状の材料につながった状態であ
る。
【0057】続いて、図6(A)に示すように、帯状の
状態のままでインサート成形用の金型に送り、金型内に
2軸スプリング部を位置決めして保持し、樹脂を射出し
てミラーホルダ90を成形する。その結果、ミラーホル
ダ90となる樹脂材料が、2軸スプリング71の第1リ
ングを包み込んで一体構造の部品となる。射出成形され
たミラーホルダ90には、前述したように、2軸スプリ
ングの中心とミラーの中心が一致するように位置決めす
る機能が設けてあり、またマグネットヨークを位置決め
する機能(位置決め用の溝)も設けてある。なお、図1
に示す実施の形態では、ムービングマグネット方式であ
るので、ヨーク78Ycがミラーホルダ90に取り付け
られているが、ムービングコイル方式の場合には、ヨー
ク78Ycの替わりにコイルが配置されて固定される。
状態のままでインサート成形用の金型に送り、金型内に
2軸スプリング部を位置決めして保持し、樹脂を射出し
てミラーホルダ90を成形する。その結果、ミラーホル
ダ90となる樹脂材料が、2軸スプリング71の第1リ
ングを包み込んで一体構造の部品となる。射出成形され
たミラーホルダ90には、前述したように、2軸スプリ
ングの中心とミラーの中心が一致するように位置決めす
る機能が設けてあり、またマグネットヨークを位置決め
する機能(位置決め用の溝)も設けてある。なお、図1
に示す実施の形態では、ムービングマグネット方式であ
るので、ヨーク78Ycがミラーホルダ90に取り付け
られているが、ムービングコイル方式の場合には、ヨー
ク78Ycの替わりにコイルが配置されて固定される。
【0058】最後に、図6(B)に示すように、帯状の
バネ材100から、2軸スプリング71の外周部を切り
離して完成する。従来、2軸スプリングとミラーホルダ
の2部品は、個々に製作した後、組み立てていたが、組
み立てに際して位置決め治具あるいは位置決め機構が必
要となるなど、量産においては課題を残していた。
バネ材100から、2軸スプリング71の外周部を切り
離して完成する。従来、2軸スプリングとミラーホルダ
の2部品は、個々に製作した後、組み立てていたが、組
み立てに際して位置決め治具あるいは位置決め機構が必
要となるなど、量産においては課題を残していた。
【0059】しかし、帯状の材料(バネ材)を用いた、
本実施の形態のインサート成形方法では、プレス加工か
らインサート成形までを連続的に行うことができ、また
組立工程がないので、生産性を向上させることができ
る。
本実施の形態のインサート成形方法では、プレス加工か
らインサート成形までを連続的に行うことができ、また
組立工程がないので、生産性を向上させることができ
る。
【0060】また2軸スプリング71のプレス加工にお
いて打ち抜いた端材および帯状の残材はそれぞれ回収し
てリサイクルすることができ、特に、帯状の残材はその
ままリールに巻き取ることで、回収の手間を省くことが
できる。
いて打ち抜いた端材および帯状の残材はそれぞれ回収し
てリサイクルすることができ、特に、帯状の残材はその
ままリールに巻き取ることで、回収の手間を省くことが
できる。
【0061】以上に示すように、本発明に係る光軸補正
装置は、薄板のバネ材をプレス加工した2軸スプリング
71と、その2軸スプリング71に対してインサート成
形によりミラーホルダ90とを一体成形した部品を用い
ることで、装置の小型・軽量化と組立工程の簡略化を図
ることが可能となる。
装置は、薄板のバネ材をプレス加工した2軸スプリング
71と、その2軸スプリング71に対してインサート成
形によりミラーホルダ90とを一体成形した部品を用い
ることで、装置の小型・軽量化と組立工程の簡略化を図
ることが可能となる。
【0062】特に、先に説明した2軸スプリング71の
リングの小型・軽量化は、ミラー72の回転軸に対する
可動部の慣性モーメントの低減や「光軸ずれ」に対する
ミラー72の追従性能の向上にも寄与する。
リングの小型・軽量化は、ミラー72の回転軸に対する
可動部の慣性モーメントの低減や「光軸ずれ」に対する
ミラー72の追従性能の向上にも寄与する。
【0063】図7および図8は、それぞれ、図17に示
す従来の光軸補正装置と、図1に示す本発明に係る光軸
補正装置のX軸に対する、振り回転における可動部の振
動特性の実測結果である。この図の横軸は周波数を示し
ており、縦軸はゲインを示している。
す従来の光軸補正装置と、図1に示す本発明に係る光軸
補正装置のX軸に対する、振り回転における可動部の振
動特性の実測結果である。この図の横軸は周波数を示し
ており、縦軸はゲインを示している。
【0064】これらの図において、曲線がピークとなる
周波数である固有周波数を比較すると、図8に示す本発
明に係る光軸補正装置の方が約7%高くなっている。こ
れは可動部の小型・軽量化によるものである。
周波数である固有周波数を比較すると、図8に示す本発
明に係る光軸補正装置の方が約7%高くなっている。こ
れは可動部の小型・軽量化によるものである。
【0065】また、図7および図8の特性図には表れて
いないが、図17に示す従来の光軸補正装置の場合で
は、2軸スプリング71を4箇所でネジ締結しており、
それらのネジが回転軸に対して局部的な質量となって、
ミラー72の駆動制御に影響を及ぼしていた。しかし、
本発明に係る光軸補正装置では、2軸スプリング71と
ミラーホルダ90とを一体成形することで質量分布より
均一化し、ミラー72の駆動制御において特性の改善を
図ることができる。
いないが、図17に示す従来の光軸補正装置の場合で
は、2軸スプリング71を4箇所でネジ締結しており、
それらのネジが回転軸に対して局部的な質量となって、
ミラー72の駆動制御に影響を及ぼしていた。しかし、
本発明に係る光軸補正装置では、2軸スプリング71と
ミラーホルダ90とを一体成形することで質量分布より
均一化し、ミラー72の駆動制御において特性の改善を
図ることができる。
【0066】次に、図10を参照して、本発明の第2の
実施の形態の構成例について説明する。ところで、図1
に示す実施の形態に示す光軸補正装置の場合では、2軸
スプリング71の板厚の中心すなわち回転中心と、ミラ
ー72の光軸補正面とは一致している。これは光空間伝
送装置のミラー72の回転中心と光軸補正面とが一致し
ていないと、ミラー72の回転によって光軸補正面が変
位し、例えば、主レンズと位置検出センサ間の焦点距離
が変化するので光軸ずれが正確に測定できない等の問題
点を生じるからである。
実施の形態の構成例について説明する。ところで、図1
に示す実施の形態に示す光軸補正装置の場合では、2軸
スプリング71の板厚の中心すなわち回転中心と、ミラ
ー72の光軸補正面とは一致している。これは光空間伝
送装置のミラー72の回転中心と光軸補正面とが一致し
ていないと、ミラー72の回転によって光軸補正面が変
位し、例えば、主レンズと位置検出センサ間の焦点距離
が変化するので光軸ずれが正確に測定できない等の問題
点を生じるからである。
【0067】これに対して図9に示すような光学系を持
つ光空間伝送装置では、光軸補正装置の前後が平行光と
なっており、ミラー72が回転することによって光軸補
正面が変位しても、焦点距離は変化せず、よってミラー
72の回転中心と光軸補正面が一致している必要はな
い。
つ光空間伝送装置では、光軸補正装置の前後が平行光と
なっており、ミラー72が回転することによって光軸補
正面が変位しても、焦点距離は変化せず、よってミラー
72の回転中心と光軸補正面が一致している必要はな
い。
【0068】即ち、図9に示す光空間伝送装置では、図
4の場合と比較して、凹型のレンズ4が新たに付加され
ている。その他の構成は、図4の場合と同様である。こ
の凹型のレンズ4は、レンズ5とともに主レンズ部を構
成し、ミラー72によって反射されたビームを平行ビー
ムに変換して送信先の光空間伝送装置に向けて出力す
る。
4の場合と比較して、凹型のレンズ4が新たに付加され
ている。その他の構成は、図4の場合と同様である。こ
の凹型のレンズ4は、レンズ5とともに主レンズ部を構
成し、ミラー72によって反射されたビームを平行ビー
ムに変換して送信先の光空間伝送装置に向けて出力す
る。
【0069】これに対し、相手側から受信したビーム
は、レンズ5で受ける。このビームは、レンズ4で平行
光に変換された後、光軸補正装置70で反射して光分離
部3に入射する。
は、レンズ5で受ける。このビームは、レンズ4で平行
光に変換された後、光軸補正装置70で反射して光分離
部3に入射する。
【0070】以上のような構成によれば、光軸補正装置
70に入射されるビームが平行構成となることから、ミ
ラー72の回転に伴って反射面72aのZ軸方向の位置
が変化した場合においても送受信光の光路長には影響を
及ぼさない。
70に入射されるビームが平行構成となることから、ミ
ラー72の回転に伴って反射面72aのZ軸方向の位置
が変化した場合においても送受信光の光路長には影響を
及ぼさない。
【0071】従って、そのような場合には、2軸スプリ
ング71の回転中心とミラー72の反射面72aとは必
ずしも一致させる必要はないことから、2軸スプリング
71の回転中心に対して可動部の質量をより均等に配置
することが可能となる。
ング71の回転中心とミラー72の反射面72aとは必
ずしも一致させる必要はないことから、2軸スプリング
71の回転中心に対して可動部の質量をより均等に配置
することが可能となる。
【0072】図10は、このような光空間伝送装置に用
いる光軸補正装置の実施の形態の構成例である。なお、
この実施の形態において図1の場合と対応する部分には
同一の符号を付してあるのでその説明は省略する。
いる光軸補正装置の実施の形態の構成例である。なお、
この実施の形態において図1の場合と対応する部分には
同一の符号を付してあるのでその説明は省略する。
【0073】この実施の形態では、図1の場合と比較し
て、ミラーホルダ110が2軸スプリング71の上面よ
りも突出した構造を有している。また、ミラーホルダ1
10が外部に突出した分だけ、枠体73の高さが低くな
っている。なお、その他の構成は図1の場合と同様であ
る。
て、ミラーホルダ110が2軸スプリング71の上面よ
りも突出した構造を有している。また、ミラーホルダ1
10が外部に突出した分だけ、枠体73の高さが低くな
っている。なお、その他の構成は図1の場合と同様であ
る。
【0074】図1と図10を比較した場合、図1に示す
実施の形態では回転軸である2軸スプリング71の板厚
の中心に対して、可動部質量が下部に集中している。一
方、図10に示す実施の形態では、2軸スプリング71
がミラー72の下に位置しているので、回転中心の上部
にミラーが、また、下部にアクチュエータが配置される
形となり、可動部の質量配分が均等化されるとともに可
動部の構成部品(例えば、マグネット等)の回転中心か
らの距離が短縮するので、回転軸に対する慣性モーメン
トを減少させることができる。
実施の形態では回転軸である2軸スプリング71の板厚
の中心に対して、可動部質量が下部に集中している。一
方、図10に示す実施の形態では、2軸スプリング71
がミラー72の下に位置しているので、回転中心の上部
にミラーが、また、下部にアクチュエータが配置される
形となり、可動部の質量配分が均等化されるとともに可
動部の構成部品(例えば、マグネット等)の回転中心か
らの距離が短縮するので、回転軸に対する慣性モーメン
トを減少させることができる。
【0075】このように回転軸に対する可動部の慣性モ
ーメントという観点から考えると、図10に示す実施の
形態の方が慣性モーメントは小さくなり、先に述べた振
動特性、すなわちミラーの回転駆動における制御特性の
向上を図ることができる。
ーメントという観点から考えると、図10に示す実施の
形態の方が慣性モーメントは小さくなり、先に述べた振
動特性、すなわちミラーの回転駆動における制御特性の
向上を図ることができる。
【0076】また、2軸スプリング71とミラーホルダ
90の一体化により、図17に示す従来例では必要であ
った2軸スプリング71のネジ締結部、すなわち2軸ス
プリング71の第1リングのネジ穴を削減することがで
き、それにより第1リングの幅が縮小し、結果的に2軸
スプリング71の大きさを小さくすることができる。試
作における寸法で比較した場合、図17に示す例では2
軸スプリング71の外径がΦ76であるのに対し、図1
0の実施の形態ではΦ69と約10%縮小することが可
能となる。
90の一体化により、図17に示す従来例では必要であ
った2軸スプリング71のネジ締結部、すなわち2軸ス
プリング71の第1リングのネジ穴を削減することがで
き、それにより第1リングの幅が縮小し、結果的に2軸
スプリング71の大きさを小さくすることができる。試
作における寸法で比較した場合、図17に示す例では2
軸スプリング71の外径がΦ76であるのに対し、図1
0の実施の形態ではΦ69と約10%縮小することが可
能となる。
【0077】なお、図4のような平行光を用いない光学
系の光空間伝送装置であっても、特願平10−1565
23号公報に記載したような焦点距離の補正機能を用い
れば、図10に示すような光軸補正装置を使用すること
ができる。
系の光空間伝送装置であっても、特願平10−1565
23号公報に記載したような焦点距離の補正機能を用い
れば、図10に示すような光軸補正装置を使用すること
ができる。
【0078】以上に説明したように、本発明に係る光軸
補正装置によれば、組立時や装置の稼動時において、何
らかの理由により2軸スプリング71が破損したような
場合に、破損部分を容易に交換することが可能となるの
で、作業性を向上させることが可能となる。
補正装置によれば、組立時や装置の稼動時において、何
らかの理由により2軸スプリング71が破損したような
場合に、破損部分を容易に交換することが可能となるの
で、作業性を向上させることが可能となる。
【0079】また、ミラーホルダ90,110がプラス
チックによって構成されるので、可動部の慣性質量を減
少させることが可能となり、その結果、装置の応答性を
高めることが可能となる。
チックによって構成されるので、可動部の慣性質量を減
少させることが可能となり、その結果、装置の応答性を
高めることが可能となる。
【0080】更に、一体形成によりネジ等の部品を除外
することが可能となるので、慣性質量を更に減少させる
とともに、装置の一層の小型化を図ることが可能とな
る。更にまた、ミラーホルダ90,110と2軸スプリ
ング71との位置合わせが自動的に行われるので、量産
性を向上させることができる。
することが可能となるので、慣性質量を更に減少させる
とともに、装置の一層の小型化を図ることが可能とな
る。更にまた、ミラーホルダ90,110と2軸スプリ
ング71との位置合わせが自動的に行われるので、量産
性を向上させることができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、光空間伝送装置内
で光軸の補正を行うための光軸補正装置において、レー
ザ光を反射するミラーと、ミラーを保持する保持部材
と、保持部材を、ミラーの反射面と平行な面上の第1の
軸および第2の軸周りに回動自在に支持する板状部材に
よって構成される支持部材と、ミラーを第1および第2
の軸周りに独立して回動させる回動機構部と、ミラーの
各軸周りの回動角度を検出する回動角度検出機構部と、
ミラーの第1の軸および第2の軸周りの回動角度がそれ
ぞれ所望の角度となるように、回動機構部を制御する回
動制御手段とを有し、支持部材と保持部材とを一体成形
によって構成するようにしたので、組立時や装置の稼動
時において、何らかの理由により2軸スプリング71が
破損したような場合に、破損部分を容易に交換すること
が可能となる。
で光軸の補正を行うための光軸補正装置において、レー
ザ光を反射するミラーと、ミラーを保持する保持部材
と、保持部材を、ミラーの反射面と平行な面上の第1の
軸および第2の軸周りに回動自在に支持する板状部材に
よって構成される支持部材と、ミラーを第1および第2
の軸周りに独立して回動させる回動機構部と、ミラーの
各軸周りの回動角度を検出する回動角度検出機構部と、
ミラーの第1の軸および第2の軸周りの回動角度がそれ
ぞれ所望の角度となるように、回動機構部を制御する回
動制御手段とを有し、支持部材と保持部材とを一体成形
によって構成するようにしたので、組立時や装置の稼動
時において、何らかの理由により2軸スプリング71が
破損したような場合に、破損部分を容易に交換すること
が可能となる。
【0082】また、光空間伝送装置内で光軸の補正を行
うための光軸補正装置を製造する光軸補正装置製造方法
において、板状部材に対してプレス加工を施すことによ
り支持部材を形成し、板状部材に形成された支持部材に
対して射出成形により保持部材を形成し、保持部材が形
成された支持部材を板状部材から切断し、保持部材に対
してミラーを固着し、支持部材と、ミラーの反射面と平
行な面上の第1の軸および第2の軸周りに独立に回動さ
せる回動機構部と、ミラーの第1の軸および第2の軸周
りの回動角度がそれぞれ所望の角度となるように回動機
構部を制御する回動制御手段とを結合するようにしたの
で、生産性を向上させるとともに板状部材の回収を容易
にすることが可能となる。
うための光軸補正装置を製造する光軸補正装置製造方法
において、板状部材に対してプレス加工を施すことによ
り支持部材を形成し、板状部材に形成された支持部材に
対して射出成形により保持部材を形成し、保持部材が形
成された支持部材を板状部材から切断し、保持部材に対
してミラーを固着し、支持部材と、ミラーの反射面と平
行な面上の第1の軸および第2の軸周りに独立に回動さ
せる回動機構部と、ミラーの第1の軸および第2の軸周
りの回動角度がそれぞれ所望の角度となるように回動機
構部を制御する回動制御手段とを結合するようにしたの
で、生産性を向上させるとともに板状部材の回収を容易
にすることが可能となる。
【図1】本発明の光軸補正装置の実施の形態の構成例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1に示すミラーホルダとミラーとの接合部分
の詳細な構成例を示す断面図である。
の詳細な構成例を示す断面図である。
【図3】図1に示すミラーホルダの詳細な構成例を示す
正面図である。
正面図である。
【図4】図1に示す光軸補正装置を備えた双方向の光通
信が可能な光空間伝送装置の光学系部分の概略構成を示
す図である。
信が可能な光空間伝送装置の光学系部分の概略構成を示
す図である。
【図5】図1に示すミラーホルダと2軸スプリングとを
一体形成する場合のプロセスを示す図である。
一体形成する場合のプロセスを示す図である。
【図6】図1に示すミラーホルダと2軸スプリングとを
一体形成する場合のプロセスを示す図である。
一体形成する場合のプロセスを示す図である。
【図7】図17に示す従来の光軸補正装置のX軸に対す
る、振り回転における可動部の振動特性の実測結果であ
る。
る、振り回転における可動部の振動特性の実測結果であ
る。
【図8】図1に示す光軸補正装置のX軸に対する、振り
回転における可動部の振動特性の実測結果である。
回転における可動部の振動特性の実測結果である。
【図9】光軸補正装置の前後が平行光となる光空間伝送
装置の構成例を示す図である。
装置の構成例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の構成例を示す断
面図である。
面図である。
【図11】従来における、双方向の光通信が可能な光空
間伝送装置の光学系部分の概略構成を示す図である。
間伝送装置の光学系部分の概略構成を示す図である。
【図12】従来における光軸補正装置の第1の例を示す
図である。
図である。
【図13】従来における光軸補正装置の第2の例を示す
図である。
図である。
【図14】特願平10−014533号の光軸補正装置
の構成を示す平面図である。
の構成を示す平面図である。
【図15】図14のX11−X11線に沿う断面図であ
る。
る。
【図16】ムービングコイル型のボイスコイルモータを
有する光軸補正装置の構成を示す断面図である。
有する光軸補正装置の構成を示す断面図である。
【図17】2軸スプリングとミラーホルダおよび枠体と
をネジにより接合した光軸補正装置の構成を示す断面図
である。
をネジにより接合した光軸補正装置の構成を示す断面図
である。
【図18】図17に示す光軸補正装置の正面図である。
【図19】図17に示すミラーホルダの詳細な構成例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【符号の説明】 1……発光素子、3……光分離部、5……レンズ、7…
…位置検出センサ、9……受光素子、70……光軸補正
装置、71……2軸スプリング、72……ミラー、72
a……反射面、72b……裏面、73……枠体、74…
…ミラーホルダ、90a……切り欠き、90b……溝、
78Y……Y軸駆動機構部、78X……X軸駆動機構
部、90……ミラーホルダ、100……板状バネ材、1
10……ミラーホルダ、711……外側リング、712
……中間リング、713……内側リング
…位置検出センサ、9……受光素子、70……光軸補正
装置、71……2軸スプリング、72……ミラー、72
a……反射面、72b……裏面、73……枠体、74…
…ミラーホルダ、90a……切り欠き、90b……溝、
78Y……Y軸駆動機構部、78X……X軸駆動機構
部、90……ミラーホルダ、100……板状バネ材、1
10……ミラーホルダ、711……外側リング、712
……中間リング、713……内側リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 AA02 AA14 AA16 AA20 AB02 AB10 AE01 AE06 AJ07 BD20 BE01 BE09 DA03 DB00 DC08 5K002 AA05 AA07 BA02 BA13 BA21 FA03
Claims (4)
- 【請求項1】 光空間伝送装置内で光軸の補正を行うた
めの光軸補正装置において、 レーザ光を反射するミラーと、 前記ミラーを保持する保持部材と、 前記保持部材を、前記ミラーの反射面と平行な面上の第
1の軸および第2の軸周りに回動自在に支持する板状部
材によって構成される支持部材と、 前記ミラーを前記第1および前記第2の軸周りに独立し
て回動させる回動機構部と、 前記ミラーの各軸周りの回動角度を検出する回動角度検
出機構部と、 前記ミラーの前記第1の軸および前記第2の軸周りの回
動角度がそれぞれ所望の角度となるように、前記回動機
構部を制御する回動制御手段と、を有し、 前記支持部材と前記保持部材とが一体成形によって構成
されていることを特徴とする光軸補正装置。 - 【請求項2】 前記保持部材は、前記支持部材に対して
射出成形によって形成されることを特徴とする請求項1
記載の光軸補正装置。 - 【請求項3】 光空間伝送装置内で光軸の補正を行うた
めの光軸補正装置を製造する光軸補正装置製造方法にお
いて、 板状部材に対してプレス加工を施すことにより支持部材
を形成し、 前記板状部材に形成された前記支持部材に対して射出成
形により保持部材を形成し、 前記保持部材が形成された前記支持部材を前記板状部材
から切断し、 前記保持部材に対して前記ミラーを固着し、 前記支持部材と、前記ミラーの反射面と平行な面上の第
1の軸および第2の軸周りに独立に回動させる回動機構
部と、前記ミラーの前記第1の軸および前記第2の軸周
りの回動角度がそれぞれ所望の角度となるように前記回
動機構部を制御する回動制御手段とを結合する、 ことを特徴とする光軸補正装置製造方法。 - 【請求項4】 前記保持部材が形成された前記支持部材
が切断された後の前記板状部材を巻き取り装置により巻
き取って回収することを特徴とする請求項3記載の光軸
補正装置製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11077031A JP2000275490A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 光軸補正装置および光軸補正装置製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11077031A JP2000275490A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 光軸補正装置および光軸補正装置製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000275490A true JP2000275490A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13622396
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11077031A Pending JP2000275490A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 光軸補正装置および光軸補正装置製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000275490A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006208427A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Shicoh Eng Co Ltd | レンズ駆動装置 |
| JP2006301584A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 組み立て性の向上されたレンズ移送装置 |
| JP2008033252A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-02-14 | Shicoh Eng Co Ltd | レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話 |
| US8300330B2 (en) | 2006-12-13 | 2012-10-30 | Lg Innotek Co., Ltd. | Lens driving apparatus |
| JP2015096980A (ja) * | 2006-06-30 | 2015-05-21 | 新シコー科技株式会社 | レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話 |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP11077031A patent/JP2000275490A/ja active Pending
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