JP2000275960A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2000275960A
JP2000275960A JP8402099A JP8402099A JP2000275960A JP 2000275960 A JP2000275960 A JP 2000275960A JP 8402099 A JP8402099 A JP 8402099A JP 8402099 A JP8402099 A JP 8402099A JP 2000275960 A JP2000275960 A JP 2000275960A
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toner
layer thickness
thickness regulating
regulating member
developing roller
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Shogo Sato
正吾 佐藤
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラ上にトナーの薄層を均一に形成で
きる非磁性1成分方式の現像装置を提供する。 【解決手段】現像装置1において、現像ローラ8が回転
すると、供給ローラから供給されたトナーTは、層厚規
制部材10と現像ローラ8の周面との間の圧接部分Pに
送り込まれる。そして、トナーTは層厚規制部材10の
弧状部Bの丸みにより矢印Fで示すように流動し、当該
トナーTは層厚規制部材10と現像ローラ8の周面との
間に吸い込まれるように送り込まれる。また、トナーT
は、層厚規制部材10の弧状部Bの丸みにより層厚規制
部材10と現像ローラ8とに除々に押圧されながら送り
込まれるため、トナーTが圧接部分Pを通過すると、当
該トナーTは充填密度が高い均一の薄層となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置に係り、
詳しくは、現像剤担持体上において、均一に現像剤の薄
層を形成でき、均一に現像剤を帯電させることができる
非磁性1成分方式の現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機などに用いられる
画像形成装置において、感光体の表面に静電潜像を形成
するには、まず、表面が一様に帯電された感光体に光
(例えば、レーザ光など)を照射して照射部分の電荷を
除電する。このように、感光体の表面には、電荷が除電
された照射部分と、電荷が保持されたままの非照射部分
とからなる目視することができない静電潜像が形成され
る。このようにして感光体に形成された静電潜像に帯電
した現像剤(以下、トナーという)を供給することによ
って、静電潜像に応じてトナーが付着することによっ
て、感光体上に可視像が形成される。
【0003】特に、いわゆる反転現像という現像方法に
おいては、トナーを感光体の帯電極性と同極性とし、感
光体の照射部分と非照射部分との間の電位を有する電極
を静電潜像に対向させて、この対向した領域にトナーを
供給することによって、感光体の照射部分である電荷が
除電された領域にトナーを付着させることが特徴であ
る。
【0004】この時、トナーの帯電が不十分で、ほとん
ど帯電していなかったり、逆極性に弱く帯電している場
合には、本来ならトナーが付着してはいけない感光体の
非照射部分である電荷が保持されたままの領域にトナー
が付着してしまうことになる。このように非画像域であ
る感光体の非照射部分にトナーが付着する現象を地肌か
ぶりという。
【0005】そこで、現像装置、特に非磁性1成分現像
方式の現像装置において、安定して高品位の画像を得る
ためには、均一に帯電した非磁性1成分のトナーの薄層
を感光体に供給することが重要となる。そのためには、
まず現像剤担持体(以下、現像ローラという)の周面上
にトナーの薄層を均一に形成する必要がある。そして、
現像ローラの周面上にトナーの薄層を均一に形成するに
は、層厚規制部材を備え、それを回転する現像ローラの
周面上に圧接して余分なトナーを掻き落とすのが一般的
である。この時に、層厚規制部材と現像ローラとの間で
トナーが擦られることによって、トナーに電荷が付与さ
れる。
【0006】なお、現像ローラの周面上に所定の層厚に
薄層化されずにトナー層が厚く形成されると、層厚規制
部材と現像ローラとに十分擦られないトナーが生じてし
まう。このようなトナーは、ほとんど帯電していなかっ
たり逆極性に弱く帯電していたりするので、その結果と
して、地肌かぶりが発生する。
【0007】また、現像ローラの周面上のトナーの層厚
は層厚規制部材の先端部の曲率の大きさに大きく依存す
るため、その曲率を所定の量に管理する必要がある。従
来、そのような層厚規制部材は、ステンレス製の板バネ
材にて形成され、その板バネ材を折り曲げることで曲率
を持たせるのが一般的であった。
【0008】しかし、ステンレス製の板バネ材は表面硬
度が高いため、そのような板バネ材で形成された層厚規
制部材を現像ローラに圧接すると、トナーの流動性を高
めるために添加された外添剤が層厚規制部材の圧力に耐
えきれなくなり、トナー母粒子に埋め込まれるという現
象を引き起こしていた。なお、外添剤がトナー母粒子に
埋め込まれると、トナーの流動性と帯電性が低下し、が
さつきなどの印字不良の原因となる。
【0009】また、ステンレス製の板バネの代わりに、
先端に曲率を設けたウレタンなどのゴム材にて層厚規制
部材を形成し、その層厚規制部材を現像ローラに圧接す
ると、圧接による圧力を受けてゴム材が変形し、所定の
曲率を維持することができず、トナーの層厚が不安定と
なる現象を引き起こしていた。
【0010】そこで、特開昭63−202771号公報
に開示されるように、金属などの基材の先端部に角部分
を丸く成形した樹脂材などを貼付したり、フィルム材な
どを貼付した層厚規制部材を備えた現像装置が提案され
ている。この現像装置では、層厚規制部材は、規制ブレ
ードと、先端部に当該規制ブレードを固定し基端部にバ
ネ(つるまきバネ)を取り付けて回転自在にケーシング
に設けた支持板とから成る。なお、層厚規制部材を現像
ローラに圧接するには、バネのバネ力を利用している。
【0011】そして、この層厚規制ブレードは、基材の
片面から先端部を経てもう一方の面にわたって樹脂等か
ら成るフィルム材が貼付されることにより曲率が形成さ
れている。そして、この層厚規制部材を現像ローラに圧
接すると、フィルム材による曲率の効果によりトナーが
層厚規制部材と現像ローラとの間に送り込まれ、均一な
トナーの薄層を現像ローラ上に形成できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の現像
装置には以下の問題点があった。 (1)層厚規制部材は、層厚規制ブレードの基材の先端
部にフィルム材を貼付することでのみ曲率を有してい
る。そのため、トナーの薄層の層厚を所望の量に調整す
るために、曲率を調整することが困難である。したがっ
て、高品位の画像を安定して形成するのが難しい。
【0013】(2)層厚規制ブレードにおいて、基材の
片面から先端部を経てもう一方の面にわたってフィルム
材を貼付するには、フィルムを大きく曲げて貼付しなけ
ればならない。そのため、基材の先端部におけるフィル
ムの貼付箇所の浮きの発生を防止するのが困難である。
なお、フィルムの浮きが発生すると層厚規制部材の曲率
が不安定となり、均一な薄層が形成できない。したがっ
て、現像ローラ上にトナーの薄層を安定して均一に形成
するのが困難であり、高品位の画像を安定して形成する
のが難しい。
【0014】(3)層厚規制部材を現像ローラに圧接す
るには、層厚規制部材の長手方向に平行してバネ力の等
しいバネを複数配置する必要がある。しかし、実際には
バネのバネ力には個体差があるため、層厚規制部材を均
一に現像ローラに圧接するのが困難である。したがっ
て、現像ローラ上にトナーの薄層を安定して均一に形成
するのが困難であり、高品位な画像を安定して形成する
のが難しい。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、現像ローラ上にトナー
の薄層を均一に形成できる非磁性1成分方式の現像装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、移動する現像剤
担持体の周面上に層厚規制部材を圧接して非磁性1成分
の現像剤の薄層を形成し、薄層化された当該現像剤を静
電潜像と対向する現像領域に供給することにより可視像
を形成する非磁性1成分現像方式の現像装置において、
前記層厚規制部材は、前記現像剤担持体との圧接部分に
弧状部を有する基材と、当該基材の少なくとも前記圧接
部分に貼付されたシート状の弾性部材とから形成されて
いることをその要旨とする。
【0017】したがって、本発明によれば、層厚規制部
材が弧状部を有する基材にシート状の弾性部材が貼付さ
れて形成されているため層厚規制部材自体も弧状部を有
して丸みを帯びている。そして、層厚規制部材の弧状部
の曲率の大きさは、基材およびシート状の弾性部材の層
厚、または基材の弧状部の曲率の大きさで決定されるた
め、層厚規制部材自体の弧状部の曲率の大きさを調整す
るのが容易である。また、層厚規制部材の基材は弧状部
を有しているため、シート状の弾性部材を大きく曲げて
当該基材に貼付する必要がない。そのため、層厚規制部
材の弧状部の部分を現像剤担持体に圧接しても、当該弧
状部の部分では弾性部材が基材から浮き上がることはな
い。したがって、現像剤担持体上に現像剤の薄層を安定
して均一に形成することができ、感光体上に地肌かぶり
等の発生を伴うことなく高品位の画像を形成することが
できる。
【0018】また、層厚規制部材の現像剤担持体に圧接
する箇所がシート状の弾性部材で構成されていることに
よって、現像剤に添加された外添剤に応じて弾性部材が
若干凹むことにより外添剤にかかる圧力が低減される。
その結果、外添剤が現像剤の母粒子に埋め込まれること
により現像剤の流動性が低下することを低減することが
でき、印字のがさつきなどを防止することができる。
【0019】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の現像装置において、前記基材はバネ性を有する
薄板から成り、前記弧状部は当該薄板から形成されてい
ることをその要旨とする。したがって、本発明によれ
ば、層厚規制部材の基材がバネ性を有する薄板から形成
されているため、その層厚規制部材を現像剤担持体の周
面上に均一の圧力で圧接することができる。
【0020】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の現像装置において、前記弾性部
材は、ウレタンゴムから成ることをその要旨とする。し
たがって、本発明によれば、トナーが層厚規制部材で擦
られる時、現像剤に添加された外添剤に応じてウレタン
ゴムが凹むことにより、外添剤にかかる圧力が低減され
る。その結果、外添剤が現像剤の母粒子に埋め込まれる
ことにより現像剤の流動性が低下することを大幅に低減
することができ、印字のがさつきなどを防止することが
できる。
【0021】また、ウレタンゴムは耐磨耗性および耐老
化性に優れているため、そのようなウレタンゴムを層厚
規制部材に使用し、ウレタンゴムの部分を現像剤担持体
の周面上に圧接しても、ウレタンゴムは削れにくいた
め、長期間使用しても層厚規制部材の弧状部の曲率の大
きさの変化は著しく小さい。
【0022】次に、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の現像装置において、前記弾
性部材は導電性を有することをその要旨とする。したが
って、本発明によれば、当該弾性部材と現像剤担持体と
の間に電位差を発生させることができるため、現像剤に
電荷を注入することができ、現像剤を確実に所定の帯電
量となるように帯電させることができる。
【0023】次に、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜4のいずれか1項に記載の現像装置において、前記弾
性部材の少なくとも前記圧接部分に帯電性を改善するた
めのコート層が設けられたことをその要旨とする。した
がって、本発明によれば、弾性部材に現像剤とは逆極性
の性質を有するコート層を設けることにより、現像剤を
確実に所定の帯電量となるように帯電させることができ
る。
【0024】次に、請求項6に記載の発明は、請求項1
〜5のいずれか1項に記載の現像装置において、前記弾
性部材の前記現像剤担持体との圧接部分の曲率半径が
1.2mm以下であることをその要旨とする。したがっ
て、本発明によれば、層厚規制部材の弧状部の曲率半径
を1.2mm以下にすることで、現像剤担持体の周面上
には現像剤が良好に薄層化され、トナー層が厚くなり過
ぎることがなく、印字不良などを防止することができ
る。
【0025】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「現像剤担持体」は現像ローラ8に相当し、同
じく「現像剤」はトナーTに相当し、同じく「現像領
域」は感光ドラム25と現像ローラ8のニップ部分に相
当し、同じく「弧状部」は弧状部BSに相当し、同じく
「曲率半径」は曲率半径Rおよび曲率半径RSに相当
し、同じく「弾性部材」はウレタンゴム15,42,6
4に相当し、同じく「コート層」はフッ素コート層53
に相当する。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面と共に説明する。図1
は、本実施形態の現像装置の概略構成を示す縦断面図で
ある。図2は、本実施形態の現像装置における層厚規制
部材付近を示す縦断面図である。
【0027】現像装置1は、ケース2、トナー収容室
3、アジテータ4、現像室6、供給ローラ7、現像ロー
ラ8、摺設部材9、層厚規制部材10から成る。トナー
収容室3はケース2の内側に形成されている。そして、
トナー収容室3の内側には、正帯電性の非磁性1成分現
像剤のトナーTが収容されている。トナーTは正帯電粉
砕ポリエステルトナーであり、トナーTには、着色剤、
荷電制御剤、ワックス、トナーTの流動性を高めるため
の外添剤が添加されている。トナー収容室3の内側に
は、供給ローラ7にトナーTを供給する薄板状のアジテ
ータ4が駆動手段(図示略)によって回転可能に枢支さ
れている。
【0028】そして、トナー収容室3の隣には現像室6
が形成されている。また、現像室6の内側には、供給ロ
ーラ7と現像ローラ8とが駆動手段(図示略)によって
それぞれ図中矢印方向へ回転可能に枢支されている。さ
らに、供給ローラ7と現像ローラ8とは互いに表面が接
触するように設けられ、現像に使用されずに現像ローラ
8の周面上に滞留しているトナーTを供給ローラ7が現
像室6内に掻き落とすように構成されている。そして、
ケース2の下端部と現像ローラ8との間からトナーTが
漏れるのを防止するため、ケース2の下端部には現像ロ
ーラ8に接触するシート状の摺設部材9が突設されてい
る。
【0029】ケース2の上端部には、断面が略L字状の
層厚規制部材10が設けられている。層厚規制部材10
の始端部は座金17を挟んでねじ部材18にてケース2
に固定されている。しかも、層厚規制部材10は現像ロ
ーラ8の周面上に圧接するように設けられている。ま
た、層厚規制部材10は、基材11、両面テープ12、
シート状のウレタンゴム15から成る。基材11は耐錆
性のよいステンレス鋼から形成され、そのステンレス鋼
を薄板状にすることで基材11はバネ性を有している。
また、基材11は断面が略L字状に折り曲げられてい
る。 そして、基材11における折り曲げられた部分は
弧状部BSが形成され曲率を帯びている。また、折り曲
げられた基材11の背部側の面にウレタンゴム15が両
面テープ12にて接着されている。このようにすること
で、層厚規制部材10は折り曲げられた形状を呈し、層
厚規制部材10自体も弧状部Bが形成されて曲率を帯び
ている。そして、層厚規制部材10は弧状部Bの部分が
現像ローラ8の周面上に圧接部分Pを有して圧接するよ
うに設けられている。
【0030】図1に示した現像装置1において、現像ロ
ーラ8の周面上にトナーTの薄層を均一に形成し、トナ
ーTの薄層を均一に帯電させるには、まず、トナー収容
室3に収納されているトナーTを回転するアジテータ4
にて掻き取り、トナーTを供給ローラ7の周面上に供給
する。そして、供給ローラ7にてトナーTを現像ローラ
8の周面上に供給する。次に、現像ローラ8を図中矢印
方向に回転させることにより、供給ローラ7から供給さ
れたトナーTを現像ローラ8と層厚規制部材10との間
の圧接部分Pに送り込む。この時、圧接部分Pに送り込
まれるトナーTは所定の層厚を遙かに越えた厚みを有す
る。ところが、図2に示すようにトナーTは層厚規制部
材10の弧状部の曲率により矢印Fで示すように流動
し、トナーTは層厚規制部材10と現像ローラ8との間
に吸い込まれるように送り込まれる。さらに、トナーT
は層厚規制部材10と現像ローラ8とに除々に押圧され
ながら送り込まれるので、トナーTが圧接部分Pを通過
した後では、当該トナーTは充填密度が高い薄層とな
る。
【0031】また、層厚規制部材10の基材11はステ
ンレス鋼の薄板材で形成されてバネ性を有しているた
め、層厚規制部材10を現像ローラ8の周面上に均一の
圧力で圧接することができ、トナーTの薄層を均一に形
成することができる。そして、層厚規制部材10のウレ
タンゴム15は、トナーTが層厚規制部材10で擦られ
る時、トナーTに添加された外添剤に応じてウレタンゴ
ム15が凹むことにより、外添剤にかかる圧力が低減さ
れ、外添剤がトナーTの母粒子に埋まり込むのを低減で
きる。
【0032】このように、層厚規制部材10は、バネ性
を有する基材11にウレタンゴム15が貼付されて形成
されているため、層厚規制部材10を現像ローラ8の周
面上に圧接する際に、トナーTに添加された外添剤がト
ナーTの母粒子に埋まり込むのを著しく低減でき、トナ
ーTの流動性が低下するのを確実に防止することができ
る。
【0033】なお、トナーTの薄層の形成に使用されな
い不要なトナーTは、現像ローラ8上にトナーTの薄層
を形成するのと同時に層厚規制部材10にて現像室6内
に掻き落とされる。また、現像ローラ8上にトナーTの
薄層が形成されるのと同時に、トナーTは現像ローラ8
または層厚規制部材10との摩擦により所定の帯電量と
なる。この場合においても、層厚規制部材10の基材1
1がステンレス鋼の薄板材で形成されてバネ性を有して
いるため、層厚規制部材10を現像ローラ8の周面上に
均一の圧力で圧接することができ、トナーTを均一に帯
電させることができる。
【0034】以上に説明したように、現像装置1は現像
ローラ8の周面上にトナーTの薄層を均一に形成でき、
トナーTの薄層を均一に帯電させることができる。とこ
ろで、現像装置1は、複写機やレーザプリンタなどの画
像形成装置に組み込んで使用する装置である。
【0035】図3は、現像装置1を組み込んだレーザプ
リンタ20の概略構成を示す縦断面図である。レーザプ
リンタ20は、本体ケース21、現像装置1、フィーダ
ユニット22、用紙P、給紙ローラ23、レジストロー
ラ24a,24b、感光ドラム25、帯電器26、レー
ザスキャナユニット27、転写ローラ32、加熱ローラ
33、押圧ローラ34、搬送ローラ35a,35b、排
紙ローラ36a,36b、排紙トレイ37から成る。ま
た、レーザスキャナユニット27は、レーザ発信器(図
示略)、ポリゴンミラー28、レンズ30a,30b、
反射ミラー31a,31bから成る。
【0036】表面上に可視像を形成するための感光ドラ
ム25は、現像装置1に設けられた現像ローラ8の隣
に、駆動手段(図示略)によって回転可能に枢支されて
いる。なお、感光ドラム25は、正帯電性のポリカーボ
ネートを主成分とする有機感光体から形成される。そし
て、感光ドラム25の表面を帯電させるため、感光ドラ
ム25の表面と対向する位置に帯電器26が設けられて
いる。なお、帯電器26は、タングステン製のワイヤお
よびグリッド電極を備える周知のスコロトロン型の帯電
器から構成される。
【0037】そして、感光ドラム25の表面上に可視像
を形成するには、まず、帯電器26にて感光ドラム25
の表面を一様に正帯電させ、感光ドラム25の表面電位
を上昇させる。次に、画像情報に応じて変調されたレー
ザ光Lをレーザスキャナユニット27から照射する。す
ると、レーザ光Lが照射された部分は正電荷が除電され
るため、その部分の表面電位が下がり静電潜像が形成さ
れる。
【0038】次に、この静電潜像を可視像化するには、
まず、現像ローラ8に所定の正の電圧を印加し、現像ロ
ーラ8の周面上の正帯電させたトナーTの薄層を感光ド
ラム25の表面に接触させる。すると、正帯電したトナ
ーTが現像ローラ8への印加電圧と感光ドラム25の表
面電位との電位差により、感光ドラム25の表面上に形
成された静電潜像に付着するため、当該静電潜像は現像
される。
【0039】以上に説明したように、レーザプリンタ2
0の感光ドラム25の表面上に可視像を形成することが
できる。なお、感光ドラム25の表面上に形成された静
電潜像に供給されず、現像ローラ8の周面上に滞留した
トナーTは、供給ローラ7にて現像ローラ8の周面上か
ら現像室6内に掻き落とされ、再び供給ローラ7にて現
像ローラ8の周面上に供給される。
【0040】ところで、感光ドラム25の表面上に高品
位な可視像を形成するには、現像装置1の現像ローラ8
の周面上に、より均一にトナーTの薄層を形成し、その
トナーTをより均一に帯電させなければならない。その
ためには、層厚規制部材10の弧状部Bの曲率の大きさ
を最適化する必要がある。
【0041】そこで、現像装置1を組み込んだレーザプ
リンタ20を用いて、層厚規制部材10の弧状部Bの大
きさを最適化するために実験を行ったので、その内容を
図1〜図5を用いて以下に説明する。 (実験1)層厚規制部材10の弧状部Bの曲率は、当該
弧状部Bの曲率半径Rを変化させることで任意の大きさ
に形成することができる。そこで、本実験では、層厚規
制部材10の弧状部Bにおける曲率半径Rの大きさと、
現像ローラ8の周面上に形成されたトナーTの薄層の単
位面積当たりの質量との関係を調査した。
【0042】本実験に使用した層厚規制部材10の各構
成部材(基材11,両面テープ12,ウレタンゴム1
5)の各層厚TS,TT,TUは、それぞれ0.1m
m,0.1mm,0.2mmである。さらに、現像ロー
ラ8には導電性シリコンを使用し、供給ローラ7には連
続気泡を有する発泡体から成る導電性ウレタンゴムを使
用した。また、トナーTには正帯電粉砕ポリエステルト
ナーを使用した。なお、トナーTには荷電制御剤のニグ
ロシンと外添剤のシリカとを添加した。また、外添剤の
シリカはシランカップリング剤にて疎水化されたもので
ある。さらに、窒素吸着によるBET比表面積が50m
2/gおよび200m2/gを有するシリカを混合したも
のを外添剤として使用した。また、トナーTは周知の着
色剤であるカーボンブラックによって着色されている。
そして、画像形成装置としてレーザプリンタ20を使用
した。
【0043】本実験では、まず、基材11の曲率半径R
Sの大きさを変化させ、曲率半径Rの大きさが0.3〜
1.5mmの間で曲率半径の異なる6種類の層厚規制部
材10を形成した。ただし、曲率半径Rの大きさが0.
3mmの層厚規制部材10のみは、薄板状のステンレス
鋼の先端部に角張った樹脂製の基材を両面テープにて接
着し、さらに、その樹脂基材上にシート状のウレタンゴ
ムを両面テープにて接着して形成した。
【0044】そして、現像ローラ8において層厚規制部
材10の圧接部分Pを通過した後の周面上に形成されて
いるトナーTの薄層の単位面積当たりの質量(以下、M
/Aという)を前記6種類の層厚規制部材10に対して
測定した。M/Aの測定方法は、先端に細いノズルを設
け、途中にトナーTを通過しないが空気は通過するフィ
ルタを設けた掃除機等で現像ローラ8の周面上のトナー
Tを吸い取ることによって、フィルタの質量の変化を測
定することでトナーTの質量を測定し、現像ローラ8に
残されたトナーTの吸い取られた面積を測定することに
よって行った。
【0045】図4は、実験1における層厚規制部材10
の弧状部Bにおける曲率半径Rの大きさと、M/Aとの
関係を示すグラフである。層厚規制部材10の弧状部B
における曲率半径Rの大きさが0.3〜1.5mmとな
るにつれて、M/Aは0.4〜1mg/cm2に増加す
る。曲率半径Rが大きくなるとM/Aが増加するのは、
曲率半径Rが大きくなることで層厚規制部材10の弧状
部Bと現像ローラ8との間の圧接部分Pに多量のトナー
Tが送り込まれるからである。
【0046】また、層厚規制部材10の弧状部Bにおけ
る曲率半径Rが小さくなるとM/Aが減少するのは、層
厚規制部材10によって現像ローラ8上のトナーTが掻
き取られやすくなるためである。なお、M/Aの増加率
が曲率半径Rの増加につれて小さくなるのは、供給ロー
ラ7が現像ローラ8にトナーTを供給する能力に限界が
あるためである。 (実験2)実験2では、層厚規制部材10の弧状部Bに
おける曲率半径Rと、トナーTの帯電性能との関係を調
査した。
【0047】まず、上記した実験1で用いたものと同じ
曲率半径の異なる6種類の層厚規制部材10を用いて実
験を行った。そして、当該層厚規制部材10を用いて、
正帯電させたトナーTの薄層を現像ローラ8の周面上に
形成し、これを表面を一様に正帯電させた感光ドラム2
5上に供給した。なお、この時、感光ドラム25の表面
上は一様に正帯電させているため、正帯電したトナーT
は付着しにくくなっている。
【0048】次に、このトナーTの薄層を供給した感光
ドラム25上に透明色の粘着テープを貼付して、その粘
着テープを感光ドラム25から剥がし、表面が白色の台
紙に貼付した。もし、感光ドラム25上に地肌かぶりと
なってトナーTが付着している場合には、当該トナーT
は粘着テープの粘着面に転写される。
【0049】そして、粘着テープを貼付した台紙の粘着
テープ貼付側の面に光を照射し、反射率X(%)を測定
した。次に、同じ台紙に単に粘着テープを貼付し、その
台紙の粘着テープ貼付側の面に光を照射して反射率Y
(%)を測定した。さらに、反射率Yと反射率Xとの差
を求めた。
【0050】このようにして、反射率Yと反射率Xとの
差を求めることによって、感光ドラム25上の地肌かぶ
りを評価することができる。この反射率Yと反射率Xと
の差は、感光ドラム25上で地肌かぶりとなっているト
ナーTの量に依存しており、トナーTの量が多ければ大
きくなり、少なければ小さくなる。さらに、地肌かぶり
となっているトナーTがなければ零になる。
【0051】また、反射率Yと反射率Xとの差を2以下
に収めることができれば、感光ドラム25から用紙Pに
転写した後、用紙Pの地肌かぶりはほとんど生じない。
図5は、実験2における層厚規制部材10の弧状部Bに
おける曲率半径Rの大きさと、反射率Yと反射率Xとの
差との関係を示すグラフである。
【0052】層厚規制部材10の弧状部Bにおける曲率
半径Rが0.3〜1.5mmとなるにつれて、反射率Y
と反射率Xとの差が0.25〜3.5%と大きくなる傾
向がある。すなわち、層厚規制部材10の弧状部Bにお
ける曲率半径Rが大きくなるにつれて、感光ドラム25
上に地肌かぶりが発生し易くなる傾向がある。
【0053】なお、層厚規制部材10の弧状部Bにおけ
る曲率半径Rが大きくなるにつれて、感光ドラム25上
に地肌かぶりが発生し易くなるのは以下に示す理由によ
る。層厚規制部材10の弧状部Bにおける曲率半径Rが
大きくなると、前記時実験1に示したように現像ローラ
8上のトナーTのM/Aが増加する。そして、さらにM
/Aが増加すると、ついには層厚規制部材10と現像ロ
ーラ8とに十分擦られないトナーTが生じてしまう。こ
のようなトナーTは、ほとんど帯電していなかったり逆
極性に弱く帯電していたりするので、このようなトナー
Tを感光ドラム25に供給すると、地肌かぶりが発生す
る。図5において、曲率半径Rが1.2mmを越えるあ
たりから反射率Yと反射率Xとの差が急激に増加してい
るのは、曲率半径Rが1.2mmの付近で、層厚規制部
材10と現像ローラ8とがトナーTを十分擦ることがで
きるM/Aの許容量を越えてしまったからである。
【0054】このように、本実施形態および各実験1,
2においては、層厚規制部材10は、折り曲げられて弧
状部が形成された薄板状のステンレス鋼から成る基材1
1に、両面テープ12にてシート状のウレタンゴム15
が接着されて形成されている。したがって、以下の作用
および効果を得ることができる。
【0055】(1)層厚規制部材10の弧状部Bの曲率
の大きさは、基材11,両面テープ12,ウレタンゴム
15の各層厚、または基材11の弧状部における曲率半
径RSの大きさで決定できる。そのため、層厚規制部材
10の弧状部Bの丸みの大きさを調整するのが容易であ
る。したがって、現像装置1は、現像ローラ8の周面上
にトナーTの薄層を安定して均一に形成することができ
る。
【0056】(2)層厚規制部材10において、基材1
1は弧状部BSを有しているため、ウレタンゴム15を
大きく曲げて当該基材11に接着する必要がない。した
がって、層厚規制部材10における弧状部Bの部分を現
像ローラ8に圧接しても、当該弧状部Bの部分ではウレ
タンゴム15が基材11または両面テープ12から浮き
上がることはない。したがって、現像装置1は、現像ロ
ーラ8の周面上にトナーTの薄層を安定して均一に形成
することができる。
【0057】(3)層厚規制部材10の基材11は薄板
状のステンレス鋼から形成されているためバネ性を有し
ている。そのため、層厚規制部材10を現像ローラ8の
周面上に均一の圧力で圧接することができる。したがっ
て、現像装置1は、現像ローラ8の周面上にトナーTの
薄層を均一に形成することができる。
【0058】また、現像ローラ8の周面上にトナーTの
薄層を形成するのと同時に、トナーTを所定の帯電量と
なるように帯電させる際においても、層厚規制部材10
を現像ローラ8の周面上に均一の圧力で圧接することが
できるため、トナーTを均一に帯電させることができ
る。
【0059】(4)層厚規制部材10は弧状部Bを有し
ているため、トナーTの薄層を現像ローラの周面上に形
成する際には、トナーTは層厚規制部材10と現像ロー
ラ8の周面との間に吸い込まれるように送り込まれる。
しかも、トナーTは層厚規制部材10と現像ローラ8の
周面とに除々に押圧されながら送り込まれるので、現像
ローラ8の周面上に充填密度が高いトナーTの薄層を形
成することができる。
【0060】(5)層厚規制部材10を現像ローラ8に
圧接して、トナーTの薄層を現像ローラの周面上に形成
する際に、トナーTの母粒子から突き出た外添剤に対し
てウレタンゴム15が変形して凹む。そのため、層厚規
制部材10または現像ローラ8から受ける圧力によって
外添剤がトナー母粒子に埋まり込むのを低減することが
でき、トナーTの流動性が低下するのを防止することが
できる。
【0061】(6)層厚規制部材10を現像ローラ8に
圧接する際に、層厚規制部材10は現像ローラ8の回転
に伴い強い圧力を受けるが、層厚規制部材10の弧状部
Bの曲率の大きさは、ステンレス鋼で形成されておりほ
とんど変形しない基材11の弧状部における曲率RSで
決められているので、強い圧力を受けても曲率はほとん
ど変化しない。したがって、現像装置1は、現像ローラ
8の周面上にトナーTの薄層を安定して均一に形成する
ことができる。
【0062】(7)層厚規制部材10には耐磨耗性およ
び耐老化性のよいシート状のウレタンゴム15が用いら
れている。そのため、層厚規制部材10を現像ローラ8
に強い圧力で圧接してもウレタンゴム15は削れにく
く、耐久時においても層厚規制部材10の弧状部Bの丸
みの大きさの変化は著しく小さい。したがって、現像装
置1は耐久時においても、現像ローラ8の周面上に帯電
したトナーTの薄層を現像ローラ8上に安定して均一に
形成することができる。
【0063】(8)層厚規制部材10の弧状部Bにおけ
る曲率半径Rの大きさを1.2mm以下にすると、現像
ローラ8上のトナーTのM/Aを、層厚規制部材10と
現像ローラ8とがトナーTを十分擦ることができる許容
値内に収めることができるため、感光ドラム25上の地
肌かぶりの発生を低減することができる。
【0064】なお、層厚規制部材10の弧状部Bにおけ
る曲率半径Rの大きさの範囲は1.2mm以下が適当で
あり、望ましくは0.3〜1.2mm、特に望ましくは
0.6mmである。この範囲より大きくなると層厚規制
部材10と現像ローラ8とに十分擦られないトナーTが
生じてしまい、このようなトナーTは、ほとんど帯電し
ていなかったり逆極性に弱く帯電していたりするので、
地肌かぶりが増加するという傾向があり、小さくなる
と、現像ローラ8上のトナーTのM/Aが低下してトナ
ーTの供給量が不足し、画像を黒濃度が不足してしま
う、という傾向がある。
【0065】ところで、ウレタンゴムはトナーに対する
帯電性能が悪いことで知られている。そこで、そのウレ
タンゴムの帯電性能の悪さを改善するために第1実施形
態の一部を変更した各変形例について、図6および図7
を用いて説明する。なお、各変形例において、第1実施
形態の現像装置1と同じ構成部材については符号を等し
くしてその詳細な説明を省略する。 [第1変形例]図6は、本変形例の現像装置40におけ
る層厚規制部材41付近を示す縦断面図である。
【0066】現像装置40は、図1に示した現像装置1
とは以下に示す点で異なる。 (1)現像装置40において、層厚規制部材41のウレ
タンゴム42を導電性にするために、ウレタンゴム42
には導電性微粒子のカーボン微粒子が添加され、電子導
電により電荷を流通するすることができる。
【0067】(2)現像装置40において、層厚基材部
材41のウレタンゴム42と、現像ローラ8との間に電
位差を発生させるために、現像装置40にはウレタンゴ
ム42に正の電圧を加えることができる加電圧ユニット
44が設けられ。したがって、本変形例の現像装置40
によれば、現像ローラ8の周面上に帯電したトナーTの
薄層を形成する際には、トナーTは層厚規制部材10ま
たは現像ローラ8から受ける摩擦にて帯電されるのみな
らず、層厚規制部材10の導電性のウレタンゴム42に
加えた正の電圧により、ウレタンゴム42と現像ローラ
8との間に電位差を発生させ、層厚規制部材10の導電
性ウレタンゴム42から圧接部分PのトナーTに正電荷
を注入することができる。そのため、現像装置40は、
確実に所定の帯電量に達するようにトナーTを帯電させ
ることができ、当該トナーTを現像ローラ8から感光ド
ラム25の表面上に供給すれば、より高品位な可視像を
形成することができる。
【0068】なお、本変形例に係わるその他の作用およ
び効果は、第1実施形態の現像装置1における作用およ
び効果と同様である。 [第2変形例]図7は、本変形例の現像装置50におけ
る層厚規制部材51付近を示す縦断面図である。
【0069】現像装置50が図1に示した現像装置1と
異なる点は、層厚規制部材51のウレタンゴム54が、
ウレタンゴム層52とウレタンゴムにフッ素が添加され
たフッ素コート層53とから成る点にある。しかも、フ
ッ素コート層53は、ウレタンゴム54における現像ロ
ーラ8との圧接する側の面に形成されている。
【0070】したがって、本変形例の現像装置50によ
れば、現像ローラ8上に帯電したトナーTの薄層を形成
する際に、トナーTは現像ローラ8と帯電性能が悪いウ
レタンゴム54と摩擦するのではなく、現像ローラ8と
負帯電性を有するフッ素コート層53と摩擦する。フッ
素は負帯電性が非常に強いため、摩擦した物質を正に帯
電させる能力に優れているので、現像ローラ8上のトナ
ーTは、確実に正に帯電される。
【0071】このように、現像装置50は確実にトナー
Tを帯電させることができ、第1変形例と同様な作用お
よび効果を得ることができる。なお、本変形例に係わる
その他の作用および効果は、第1実施形態の現像装置1
における作用および効果と同様である。 (第2実施形態)以下、本発明を具体化した第2実施形
態を図面と共に説明する。
【0072】なお、本第2実施形態において、第1実施
形態と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳
細な説明を省略する。図8は、本実施形態の現像装置6
0の概略構成を示す縦断面図である。本変形例の現像装
置60が図1に示した第1実施形態の現像装置1と異な
る点は、現像装置60の層厚規制部材61が、ステンレ
ス薄板62の先端部に、角部分を丸く成形した樹脂製の
基材63が両面テープにて接着され、さらに当該基材6
3および当該ステンレス薄板62の先端部を覆うように
ウレタンゴム64が両面テープにて接着されて形成され
ている点にある。
【0073】このように、本変形例の現像装置60にお
いては層厚規制部材61は、ステンレス薄板62の先端
部に角部分を丸く成形した樹脂製の基材63が接着さ
れ、さらに当該ステンレス薄板62および当該基材63
の先端部を覆うようにウレタンゴム64が接着されて形
成されている。したがって、以下の作用および効果を得
ることができる。
【0074】(1)層厚規制部材61における弧状部B
の丸みの大きさは、樹脂製の基材63の角部分の曲率
と、ウレタンゴム64の層厚とで決定できるため、層厚
規制部材61の弧状部Bの丸みの大きさを調整するのが
容易である。したがって、現像装置60は、層厚規制部
材61にて現像ローラ8の周面上にトナーTの薄層を均
一に形成することができる。
【0075】(2)層厚規制部材61において、基材6
3は角部分が丸く成形されているため、ウレタンゴム6
4を大きく曲げて基材63に両面テープにて接着する必
要がない。したがって、層厚規制部材61の弧状部Bの
部分を現像ローラ8に圧接しても、ウレタンゴム64が
基材63または両面テープから浮き上がることがない。
したがって、現像装置60は、現像ローラ8の周面上に
トナーTの薄層を安定して均一に形成することができ
る。
【0076】なお、本実施形態に係わるその他の作用お
よび効果は第1実施形態の現像装置1における作用およ
び効果と同様である。ところで、第2実施形態の現像装
置60において、上記した第1変形例のように層厚規制
部材61のウレタンゴム64を導電性にして、当該ウレ
タンゴム64と現像ローラ8との間に電位差が発生する
ように構成してもよい。このようにすれば、ウレタンゴ
ム64のトナーTに対する帯電性能の悪さを改善するこ
とができ、第1変形例と同様の作用および効果を得るこ
とができる。
【0077】また、ウレタンゴム64における少なくと
も現像ローラ8との圧接部分Pに上記した第2変形例の
ようにフッ素を添加したフッ素コート層を設けてもよ
い。このようにすれば、ウレタンゴム64のトナーTに
対する帯電性能の悪さを改善することができ、第2変形
例と同様の作用および効果を得ることができる。
【0078】なお、本発明は上記した各実施形態に限定
されるものではなく、以下のように変更してもよく、そ
の場合でも、上記各実施形態と同様の作用および効果を
得ることができる。 (1)各層厚規制部材10,41,51,61に使用す
るシート状のウレタンゴムに代えて、他の弾性材料(例
えば、EPR(エチレンプロピレンゴム)、EPDM
(エチレンプロピレンジェンモノマー)など)を用いて
もよい。
【0079】(2)各層厚規制部材10,41,51の
基材11および層厚規制部材61のステンレス薄板62
は、薄板状のステンレス鋼に代えて、バネ性を有するな
らば他の薄板状の材料(例えば、リン青銅、硬質樹脂な
ど)に代えてもよい。 (3)各層厚規制部材10,41,51において、各ウ
レタンゴム15,42,54をそれぞれ基材11に接着
するには両面テープ12のみならず、接着剤を用いてよ
い。
【0080】(4)層厚規制部材61において、基材6
3のステンレス薄板62への接着およびウレタンゴム6
4の基材63への接着は、両面テープのみならず接着剤
を用いてもよい。 (5)現像装置40において、層厚規制部材41のウレ
タンゴム42を導電性にするにはカーボン微粒子に代え
て、他の導電材(例えば、鉄、銅、金など)の微粒子を
添加してもよい。
【0081】(6)現像装置40において、層厚規制部
材41の導電性のウレタンゴム42に代えて、アルカリ
金属塩(例えば、LiClO4、LiCFSO3など)を
液状化された状態のウレタンゴムに添加して形成された
導電性ウレタンゴムを用いてもよい。このようにすれ
ば、導電性ウレタンゴムに添加されたアルカリ金属塩の
イオン導電により電荷を流通させることができる。
【0082】(7)現像ローラ8は導電性シリコンゴム
に代えて、他の導電性を有する弾性材料(例えば、ウレ
タンゴム、EPR、EPDM)などを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の現像装置の縦断面図。
【図2】第1実施形態の現像装置における層厚規制部材
付近の縦断面図。
【図3】第1実施形態の現像装置を組み込んだレーザプ
リンタの縦断面図。
【図4】実験1の実験結果を示すグラフ。
【図5】実験2の実験結果を示すグラフ。
【図6】第1変形例の現像装置における層厚規制部材付
近の縦断面図。
【図7】第2変形例の現像装置における層厚規制部材付
近の縦断面図。
【図8】第2実施形態の現像装置の縦断面図。
【符号の説明】
1,40,50,60…現像装置 8…現像ローラ 11,63…基材 10,41,51,61…層厚規
制部材 25…感光ドラム 15,42,52,64…ウレタ
ンゴム 53…フッ素コート層 42…導電性ウレタンゴム 62…ステンレス薄板 B,BS…弧状部 R,R
S…曲率半径 T…トナー P…圧接部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する現像剤担持体の周面上に層厚規
    制部材を圧接して非磁性1成分の現像剤の薄層を形成
    し、薄層化された当該現像剤を静電潜像と対向する現像
    領域に供給することにより可視像を形成する非磁性1成
    分現像方式の現像装置において、 前記層厚規制部材は、 前記現像剤担持体との圧接部分に弧状部を有する基材
    と、 当該基材の少なくとも前記圧接部分に貼付されたシート
    状の弾性部材とから形成されていることを特徴とする現
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記基材はバネ性を有する薄板から成
    り、前記弧状部は当該薄板から形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は、ウレタンゴムから成る
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像
    装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は導電性を有することを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材の少なくとも前記圧接部分
    に帯電性を改善するためのコート層が設けられたことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材の前記現像剤担持体との圧
    接部分の曲率半径が1.2mm以下であることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置。
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