JP2000276992A - 熱動形過負荷継電器 - Google Patents
熱動形過負荷継電器Info
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- JP2000276992A JP2000276992A JP11082483A JP8248399A JP2000276992A JP 2000276992 A JP2000276992 A JP 2000276992A JP 11082483 A JP11082483 A JP 11082483A JP 8248399 A JP8248399 A JP 8248399A JP 2000276992 A JP2000276992 A JP 2000276992A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】調整レバーが衝撃等で軸部材から安易に外れて
しまうことを防止し、電流調整部の調整ネジの緩みを防
止するための構造において構造の簡易化とコストダウン
を図り、リセット釦を押したときにロックが安易にかか
ってしまうような不都合がない熱動形過負荷継電器を提
供する。 【解決手段】熱動形過負荷継電器(R)の調整レバー(80)
は軸孔(81)を有しており、組み込み側とは反対側の軸孔
は一部が切欠され、軸部材(12)の両端側には軸が設けて
あり、調整レバー(80)は軸孔(81)を軸に位置させて揺動
可能に装着してある。調整レバー(80)には調整カム(14
0)の周面に先端部が当接する調整ネジ(84)が螺合して設
けてあり、調整ネジ(84)の表面には緩み止めのための柔
軟性樹脂がコーティングしてある。ケース(1)内には、
押込み可能かつ軸周方向に回転可能に設けてあるリセッ
ト釦(9)を軸周方向へ回転させるときに抵抗を与えるた
めの障害突起を備えている。
しまうことを防止し、電流調整部の調整ネジの緩みを防
止するための構造において構造の簡易化とコストダウン
を図り、リセット釦を押したときにロックが安易にかか
ってしまうような不都合がない熱動形過負荷継電器を提
供する。 【解決手段】熱動形過負荷継電器(R)の調整レバー(80)
は軸孔(81)を有しており、組み込み側とは反対側の軸孔
は一部が切欠され、軸部材(12)の両端側には軸が設けて
あり、調整レバー(80)は軸孔(81)を軸に位置させて揺動
可能に装着してある。調整レバー(80)には調整カム(14
0)の周面に先端部が当接する調整ネジ(84)が螺合して設
けてあり、調整ネジ(84)の表面には緩み止めのための柔
軟性樹脂がコーティングしてある。ケース(1)内には、
押込み可能かつ軸周方向に回転可能に設けてあるリセッ
ト釦(9)を軸周方向へ回転させるときに抵抗を与えるた
めの障害突起を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁接触器と組み
合わせて、または単独で使用され、主に誘導電動機の焼
損保護を目的に使用される熱動形過負荷継電器に関する
ものである。更に詳しくは、支持部分が安易に外れるこ
とを防止した調整レバーの支持構造、部品点数の削減に
よる構造の簡易化とコストダウンを図った電流調整部の
構造、及びリセット時にリセット釦のロックが安易にか
かることを防止したリセット部の構造を含む熱動形過負
荷継電器に関する。
合わせて、または単独で使用され、主に誘導電動機の焼
損保護を目的に使用される熱動形過負荷継電器に関する
ものである。更に詳しくは、支持部分が安易に外れるこ
とを防止した調整レバーの支持構造、部品点数の削減に
よる構造の簡易化とコストダウンを図った電流調整部の
構造、及びリセット時にリセット釦のロックが安易にか
かることを防止したリセット部の構造を含む熱動形過負
荷継電器に関する。
【0002】
【従来技術】図10は従来の熱動形過負荷継電器の構造
を示し、裏蓋を取り外した状態の説明図、図11は従来
の調整レバーの支持構造を示す分解斜視説明図、図12
は従来のリセット部の構造を示し、(a)は初期状態を
示し、(b)は押し下げて作動杆をリセットした状態を
示し、(c)は回してロックした状態を示す要部断面説
明図である。
を示し、裏蓋を取り外した状態の説明図、図11は従来
の調整レバーの支持構造を示す分解斜視説明図、図12
は従来のリセット部の構造を示し、(a)は初期状態を
示し、(b)は押し下げて作動杆をリセットした状態を
示し、(c)は回してロックした状態を示す要部断面説
明図である。
【0003】従来の熱動形過負荷継電器rは、絶縁材か
らなるケース1aの接点開閉機構部2aの略中央の上下
に固定接触と可動接触からなる2組の接触4a、5aが
配置されている。可動接触は、可動接点を設けた可動接
触板を有し、可動接触板は端子部の一端に取り付けられ
ている。接触4a、5aの間には、作動杆6aが揺動自
在に取り付けられている。作動杆6aには、可動接触板
の正面側に位置させて、接点の開閉制御をする押圧部が
設けてある。作動前の状態では、作動補助機構部7aに
より、図10に示すように左回転方向に傾いており、一
方の接触4aは閉じ、他方の接触5aは可動接触板を撓
ませて開いている。
らなるケース1aの接点開閉機構部2aの略中央の上下
に固定接触と可動接触からなる2組の接触4a、5aが
配置されている。可動接触は、可動接点を設けた可動接
触板を有し、可動接触板は端子部の一端に取り付けられ
ている。接触4a、5aの間には、作動杆6aが揺動自
在に取り付けられている。作動杆6aには、可動接触板
の正面側に位置させて、接点の開閉制御をする押圧部が
設けてある。作動前の状態では、作動補助機構部7aに
より、図10に示すように左回転方向に傾いており、一
方の接触4aは閉じ、他方の接触5aは可動接触板を撓
ませて開いている。
【0004】(調整レバーの支持構造)作動杆6a近傍
には、揺動調整によって作動感度を調整するための調整
レバー80aが設けてある。調整レバー80aは、中間
部の同軸線上の二箇所に設けてある軸孔81a、82a
をケース1aに設けてある軸部材12aに嵌め入れて揺
動可能に取り付けられている。軸部材12aは、丸棒体
の先端側を一部残して、側部を連結部120aでケース
1a内面に取り付けた構造で(図11参照)、一部を切
り欠いていわば「C」状に形成してある組み込み側と反
対側の軸孔82aを軸部材12aに嵌め入れることによ
り、調整レバー80aの回動範囲を一定の範囲内に制限
するようにしている。
には、揺動調整によって作動感度を調整するための調整
レバー80aが設けてある。調整レバー80aは、中間
部の同軸線上の二箇所に設けてある軸孔81a、82a
をケース1aに設けてある軸部材12aに嵌め入れて揺
動可能に取り付けられている。軸部材12aは、丸棒体
の先端側を一部残して、側部を連結部120aでケース
1a内面に取り付けた構造で(図11参照)、一部を切
り欠いていわば「C」状に形成してある組み込み側と反
対側の軸孔82aを軸部材12aに嵌め入れることによ
り、調整レバー80aの回動範囲を一定の範囲内に制限
するようにしている。
【0005】(電流調整部の構造)調整レバー80aの
上端部のスイッチツマミの近傍には、左右方向に調整ネ
ジ84aが貫通して螺合されている。また、調整レバー
80a上部には、板バネ状の押圧片84bが調整ネジ8
4a先端部に接して固定してあり、調整ネジ84a先端
部と調整カム140aの間に押圧片84bを介在させる
ことにより、調整ネジ84aの緩みを防止するようにし
ている。スイッチツマミはテストを行う時などに手動で
作動状態にするためのものであり、調整ネジ84aは調
整レバー80a上部と、調整ダイヤル14aに設けてあ
る調整カム140aとの設定間隔を調整して作動の感度
を調整するためのものである。
上端部のスイッチツマミの近傍には、左右方向に調整ネ
ジ84aが貫通して螺合されている。また、調整レバー
80a上部には、板バネ状の押圧片84bが調整ネジ8
4a先端部に接して固定してあり、調整ネジ84a先端
部と調整カム140aの間に押圧片84bを介在させる
ことにより、調整ネジ84aの緩みを防止するようにし
ている。スイッチツマミはテストを行う時などに手動で
作動状態にするためのものであり、調整ネジ84aは調
整レバー80a上部と、調整ダイヤル14aに設けてあ
る調整カム140aとの設定間隔を調整して作動の感度
を調整するためのものである。
【0006】(リセット部の構造)リセット釦9aは、
作動杆6aの一端側に対応するケース1aを貫通して設
けてあり、ケース1a内部側には押下部材90aと係止
部材91aが設けてある。リセット釦9aは、戻しバネ
92aで付勢されて常に上方へ押し戻されるようになっ
ており、リセット釦9aを下方へ押し込むことにより、
押下部材90aが作動杆6aのリセットアーム67a
(図12では図示省略)を復帰方向へ押し戻し(図12
(a)から(b)の状態)、反転板73aが死点を超え
ることにより、作動後の作動杆6aを作動前の状態に復
帰させることができる。また、リセット釦9aは、押し
込み状態で右回転方向へ回転させる(図12(b)から
(c)の状態)ことにより、係止部材91a先部に設け
てある係止部910aをケース1a内面に設けてある係
止受部15aに係止することによりロックすることがで
きる。
作動杆6aの一端側に対応するケース1aを貫通して設
けてあり、ケース1a内部側には押下部材90aと係止
部材91aが設けてある。リセット釦9aは、戻しバネ
92aで付勢されて常に上方へ押し戻されるようになっ
ており、リセット釦9aを下方へ押し込むことにより、
押下部材90aが作動杆6aのリセットアーム67a
(図12では図示省略)を復帰方向へ押し戻し(図12
(a)から(b)の状態)、反転板73aが死点を超え
ることにより、作動後の作動杆6aを作動前の状態に復
帰させることができる。また、リセット釦9aは、押し
込み状態で右回転方向へ回転させる(図12(b)から
(c)の状態)ことにより、係止部材91a先部に設け
てある係止部910aをケース1a内面に設けてある係
止受部15aに係止することによりロックすることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の熱動形過負荷継電器における調整レバーの支持
構造、電流調整部の構造及びリセット部の構造には、そ
れぞれ次のような課題があった。 (a)調整レバーの支持構造では、軸部材に引っ掛かる
部分がないために、製造やメンテナンス時の裏蓋を外し
た状態で、調整レバーが僅かな衝撃等で軸部材から安易
に外れてしまうことがあった。
な従来の熱動形過負荷継電器における調整レバーの支持
構造、電流調整部の構造及びリセット部の構造には、そ
れぞれ次のような課題があった。 (a)調整レバーの支持構造では、軸部材に引っ掛かる
部分がないために、製造やメンテナンス時の裏蓋を外し
た状態で、調整レバーが僅かな衝撃等で軸部材から安易
に外れてしまうことがあった。
【0008】(b)電流調整部の構造では、調整ネジの
緩みを防止するために、押圧片を設けている。押圧片
は、調整レバーとは材質が異なる材料を使用するので、
型成形等で一体的につくることはできず、いわゆる後付
けとなる。従って、調整レバーをつくるのに手間がかか
り、部品代とも合わせてコスト高になる。
緩みを防止するために、押圧片を設けている。押圧片
は、調整レバーとは材質が異なる材料を使用するので、
型成形等で一体的につくることはできず、いわゆる後付
けとなる。従って、調整レバーをつくるのに手間がかか
り、部品代とも合わせてコスト高になる。
【0009】(c)リセット部の構造では、リセット釦
を押したときに、ロックさせるつもりがなくても、操作
する指の微妙な動きによってロックがかかってしまうこ
とがあり、そのような場合はロックを外す操作をしなけ
ればならず、無駄な手間がかかっていた。
を押したときに、ロックさせるつもりがなくても、操作
する指の微妙な動きによってロックがかかってしまうこ
とがあり、そのような場合はロックを外す操作をしなけ
ればならず、無駄な手間がかかっていた。
【0010】(目的)本発明は上記課題を解消するもの
であり、第1の目的は、製造やメンテナンス時の裏蓋を
外した状態で、調整レバーが僅かな衝撃等で軸部材から
安易に外れてしまうことを防止した熱動形過負荷継電器
を提供することである。第2の目的は、電流調整部の調
整ネジの緩みを防止するための構造において、部品点数
の削減により構造の簡易化とコストダウンを図った熱動
形過負荷継電器を提供することである。第3の目的は、
リセット釦を押したときに、意識的にロック方向に回さ
ないとリセット釦がロックせず、操作する指の微妙な動
きによってロックが安易にかかってしまうような不都合
がない熱動形過負荷継電器を提供することである。
であり、第1の目的は、製造やメンテナンス時の裏蓋を
外した状態で、調整レバーが僅かな衝撃等で軸部材から
安易に外れてしまうことを防止した熱動形過負荷継電器
を提供することである。第2の目的は、電流調整部の調
整ネジの緩みを防止するための構造において、部品点数
の削減により構造の簡易化とコストダウンを図った熱動
形過負荷継電器を提供することである。第3の目的は、
リセット釦を押したときに、意識的にロック方向に回さ
ないとリセット釦がロックせず、操作する指の微妙な動
きによってロックが安易にかかってしまうような不都合
がない熱動形過負荷継電器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、ケース内に出力接点機構部と過電流検出部
が設けられており、上記出力接点機構部は、固定接触と
可動接触を有する補助b接触及び補助a接触と、上記可
動接触を動かして上記補助b接触及び補助a接触の開閉
を行うための接触開閉部材と、揺動調整により上記接触
開閉部材の作動感度を調整するための調整レバーと、を
備えており、上記過電流検出部は、主回路に過電流が流
れたときに変形するバイメタルと、当該バイメタルの変
位により上記接触開閉部材を作動させるための連動手段
と、を備えており、上記バイメタルの変位によって上記
接触開閉部材を作動させることにより、上記補助b接触
及び補助a接触を開閉する熱動形過負荷継電器であっ
て、上記調整レバーは同軸線上の二箇所に軸孔を有して
おり、組み込み側とは反対側の軸孔は一部が切欠され、
切欠部の幅は、軸部材を上記ケースに取り付けている連
結部の厚さより広く設定されており、上記軸部材は上記
ケース内に組み込み方向に設けられ、両端側には軸が設
けてあり、上記軸部材の中間部は上記連結部によりケー
スに取り付けてあり、上記調整レバーは、上記両軸孔を
上記軸部材の両軸に位置させて上記軸部材に揺動調整可
能に装着されていることを特徴とする、熱動形過負荷継
電器である。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、ケース内に出力接点機構部と過電流検出部
が設けられており、上記出力接点機構部は、固定接触と
可動接触を有する補助b接触及び補助a接触と、上記可
動接触を動かして上記補助b接触及び補助a接触の開閉
を行うための接触開閉部材と、揺動調整により上記接触
開閉部材の作動感度を調整するための調整レバーと、を
備えており、上記過電流検出部は、主回路に過電流が流
れたときに変形するバイメタルと、当該バイメタルの変
位により上記接触開閉部材を作動させるための連動手段
と、を備えており、上記バイメタルの変位によって上記
接触開閉部材を作動させることにより、上記補助b接触
及び補助a接触を開閉する熱動形過負荷継電器であっ
て、上記調整レバーは同軸線上の二箇所に軸孔を有して
おり、組み込み側とは反対側の軸孔は一部が切欠され、
切欠部の幅は、軸部材を上記ケースに取り付けている連
結部の厚さより広く設定されており、上記軸部材は上記
ケース内に組み込み方向に設けられ、両端側には軸が設
けてあり、上記軸部材の中間部は上記連結部によりケー
スに取り付けてあり、上記調整レバーは、上記両軸孔を
上記軸部材の両軸に位置させて上記軸部材に揺動調整可
能に装着されていることを特徴とする、熱動形過負荷継
電器である。
【0012】第2の発明にあっては、ケース内に出力接
点機構部と過電流検出部が設けられており、上記出力接
点機構部は、固定接触と可動接触を有する補助b接触及
び補助a接触と、上記可動接触を動かして上記補助b接
触及び補助a接触の開閉を行うための接触開閉部材と、
揺動調整により上記接点開閉部材の作動感度を調整する
ための調整レバー及び当該調整レバーの揺動角度を調整
する手段を有する電流調整部と、を備えており、上記過
電流検出部は、主回路に過電流が流れたときに変形する
バイメタルと、当該バイメタルの変位により上記接点開
閉部材を作動させるための連動手段と、を備えており、
上記バイメタルの変位によって上記接触開閉部材を作動
させることにより、上記補助b接触及び補助a接触を開
閉する熱動形過負荷継電器であって、上記調整レバーの
一端側には、揺動角度を調整する手段を構成する調整カ
ムの周面に先端部が当接する調整ネジがネジ孔に螺合し
て設けてあり、上記調整ネジまたは上記ネジ孔の表面に
は、調整ネジの緩み止め手段が設けられていることを特
徴とする、熱動形過負荷継電器である。
点機構部と過電流検出部が設けられており、上記出力接
点機構部は、固定接触と可動接触を有する補助b接触及
び補助a接触と、上記可動接触を動かして上記補助b接
触及び補助a接触の開閉を行うための接触開閉部材と、
揺動調整により上記接点開閉部材の作動感度を調整する
ための調整レバー及び当該調整レバーの揺動角度を調整
する手段を有する電流調整部と、を備えており、上記過
電流検出部は、主回路に過電流が流れたときに変形する
バイメタルと、当該バイメタルの変位により上記接点開
閉部材を作動させるための連動手段と、を備えており、
上記バイメタルの変位によって上記接触開閉部材を作動
させることにより、上記補助b接触及び補助a接触を開
閉する熱動形過負荷継電器であって、上記調整レバーの
一端側には、揺動角度を調整する手段を構成する調整カ
ムの周面に先端部が当接する調整ネジがネジ孔に螺合し
て設けてあり、上記調整ネジまたは上記ネジ孔の表面に
は、調整ネジの緩み止め手段が設けられていることを特
徴とする、熱動形過負荷継電器である。
【0013】第3の発明にあっては、ケース内に出力接
点機構部と過電流検出部が設けられており、上記出力接
点機構部は、固定接触と可動接触を有する補助b接触及
び補助a接触と、上記可動接触を動かして上記補助b接
触及び補助a接触の開閉を行うための接触開閉部材と、
作動後の上記接触開閉部材を復帰させるためのリセット
部と、を備えており、上記過電流検出部は、主回路に過
電流が流れたときに変形するバイメタルと、当該バイメ
タルの変位により上記接触開閉部材を作動させるための
連動手段と、を備えており、主回路に過電流が流れたと
きに変形するバイメタルの変位によって上記接触開閉部
材を作動させることにより、上記補助b接触及び補助a
接触を開閉する熱動形過負荷継電器であって、上記リセ
ット部は、上記ケース内に押込み可能かつ軸周方向に回
転可能に設けてあるリセット釦と、当該リセット釦に設
けてあり上記接触開閉部材を復帰させるための押下部材
と、上記リセット釦を軸周方向へ回転させるときに抵抗
を与えるための手段と、を備えていることを特徴とす
る、熱動形過負荷継電器である。
点機構部と過電流検出部が設けられており、上記出力接
点機構部は、固定接触と可動接触を有する補助b接触及
び補助a接触と、上記可動接触を動かして上記補助b接
触及び補助a接触の開閉を行うための接触開閉部材と、
作動後の上記接触開閉部材を復帰させるためのリセット
部と、を備えており、上記過電流検出部は、主回路に過
電流が流れたときに変形するバイメタルと、当該バイメ
タルの変位により上記接触開閉部材を作動させるための
連動手段と、を備えており、主回路に過電流が流れたと
きに変形するバイメタルの変位によって上記接触開閉部
材を作動させることにより、上記補助b接触及び補助a
接触を開閉する熱動形過負荷継電器であって、上記リセ
ット部は、上記ケース内に押込み可能かつ軸周方向に回
転可能に設けてあるリセット釦と、当該リセット釦に設
けてあり上記接触開閉部材を復帰させるための押下部材
と、上記リセット釦を軸周方向へ回転させるときに抵抗
を与えるための手段と、を備えていることを特徴とす
る、熱動形過負荷継電器である。
【0014】(作用)本発明に係る調整レバーの支持構
造を含む熱動形過負荷継電器にあっては、調整レバーに
設けてある組み込み側と反対側の軸孔は、軸部材の同じ
く組み込み側と反対側の軸に位置しているので、製造や
メンテナンス時の裏蓋を外した状態において、軸孔の切
欠部が連結部と合わない揺動位置では、連結部の端部に
軸孔の縁部が引っ掛かるので、組み込み側へ簡単には抜
け外れることがない。従って、上記した状態で、調整レ
バーが僅かな衝撃等で軸部材から安易に外れてしまうこ
とを防止できる。
造を含む熱動形過負荷継電器にあっては、調整レバーに
設けてある組み込み側と反対側の軸孔は、軸部材の同じ
く組み込み側と反対側の軸に位置しているので、製造や
メンテナンス時の裏蓋を外した状態において、軸孔の切
欠部が連結部と合わない揺動位置では、連結部の端部に
軸孔の縁部が引っ掛かるので、組み込み側へ簡単には抜
け外れることがない。従って、上記した状態で、調整レ
バーが僅かな衝撃等で軸部材から安易に外れてしまうこ
とを防止できる。
【0015】本発明に係る電流調整部の構造を含む熱動
形過負荷継電器にあっては、調整レバーの上部側に螺合
して設けてある調整ネジまたはネジ孔の表面に調整ネジ
の緩み止め手段が設けてあるので、従来構造のような押
圧片も不要になる。従って、電流調整部の調整ネジの緩
みを防止するための構造において、部品点数を削減する
ことができ、これにより構造の簡易化とコストダウンを
図ることができる。なお、調整ネジを回りにくくする手
段は特に限定するものではないが、例えば金属ネジやネ
ジ孔の表面に柔軟性を有する樹脂等、摩擦抵抗を大きく
する各種材料を塗布またはコーティングする方法があ
る。また、調整ネジ自体を摩擦抵抗を大きくする各種材
料で形成することもできる。
形過負荷継電器にあっては、調整レバーの上部側に螺合
して設けてある調整ネジまたはネジ孔の表面に調整ネジ
の緩み止め手段が設けてあるので、従来構造のような押
圧片も不要になる。従って、電流調整部の調整ネジの緩
みを防止するための構造において、部品点数を削減する
ことができ、これにより構造の簡易化とコストダウンを
図ることができる。なお、調整ネジを回りにくくする手
段は特に限定するものではないが、例えば金属ネジやネ
ジ孔の表面に柔軟性を有する樹脂等、摩擦抵抗を大きく
する各種材料を塗布またはコーティングする方法があ
る。また、調整ネジ自体を摩擦抵抗を大きくする各種材
料で形成することもできる。
【0016】本発明に係るリセット部の構造を含む熱動
形過負荷継電器にあっては、リセット釦を軸周方向へ回
転させるときに抵抗を与えるための手段を有しているの
で、リセット釦を押したときに、意識的にロック方向に
回さないとリセット釦がロックしない。従って、操作す
る指の微妙な動きによってロックが安易にかかってしま
うような不都合はなく、それを解除するための無駄な手
間も生じない。なお、リセット釦を軸周方向へ回転させ
るときに抵抗を与えるための手段は特に限定するもので
はないが、例えば部材同士を弾性に抗して接触させて摩
擦抵抗を得る構造、バネ等の付勢体の付勢力により抵抗
を得る構造等である。
形過負荷継電器にあっては、リセット釦を軸周方向へ回
転させるときに抵抗を与えるための手段を有しているの
で、リセット釦を押したときに、意識的にロック方向に
回さないとリセット釦がロックしない。従って、操作す
る指の微妙な動きによってロックが安易にかかってしま
うような不都合はなく、それを解除するための無駄な手
間も生じない。なお、リセット釦を軸周方向へ回転させ
るときに抵抗を与えるための手段は特に限定するもので
はないが、例えば部材同士を弾性に抗して接触させて摩
擦抵抗を得る構造、バネ等の付勢体の付勢力により抵抗
を得る構造等である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る熱動形過負
荷継電器の一実施の形態を示し、裏蓋を取り外した状態
の説明図、図2は図1におけるA−A概略断面図、図3
は図1におけるB−B概略断面図、図4は接点部の組み
込み状態を示す要部説明図、図5は接点部と作動杆との
作動関係を示し復帰状態の説明図、図6は接点部と作動
杆との作動関係を示し作動状態の説明図、図7は調整レ
バーの支持構造を示す分解斜視説明図、図8はリセット
部の構造を示し、(a)は初期状態を示し、(b)は押
し下げて作動杆をリセットした状態を示し、(c)は回
してロックした状態を示す要部断面説明図、図9は図8
の底面視説明図で、(a)は図8(b)に対応し、
(b)は図8(c)に対応する底面視説明図である。
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る熱動形過負
荷継電器の一実施の形態を示し、裏蓋を取り外した状態
の説明図、図2は図1におけるA−A概略断面図、図3
は図1におけるB−B概略断面図、図4は接点部の組み
込み状態を示す要部説明図、図5は接点部と作動杆との
作動関係を示し復帰状態の説明図、図6は接点部と作動
杆との作動関係を示し作動状態の説明図、図7は調整レ
バーの支持構造を示す分解斜視説明図、図8はリセット
部の構造を示し、(a)は初期状態を示し、(b)は押
し下げて作動杆をリセットした状態を示し、(c)は回
してロックした状態を示す要部断面説明図、図9は図8
の底面視説明図で、(a)は図8(b)に対応し、
(b)は図8(c)に対応する底面視説明図である。
【0018】符号Rは熱動形過負荷継電器であり、絶縁
プラスチックで形成されたケース1を備えている。ケー
ス1内部には、出力接点機構部2と主回路接続部である
過電流検出部3が並設されている。過電流検出部3は、
ケース1の一方側上部に設けられ、図示していない主回
路に接続するための接続端子30、31、32を備えて
いる。ケース1内部には、接続端子30、31、32の
それぞれに連設されたバイメタル33、34、35が設
けられている。バイメタル33、34、35には、主回
路を流れる電流により加熱される電熱線36がそれぞれ
巻着されている。
プラスチックで形成されたケース1を備えている。ケー
ス1内部には、出力接点機構部2と主回路接続部である
過電流検出部3が並設されている。過電流検出部3は、
ケース1の一方側上部に設けられ、図示していない主回
路に接続するための接続端子30、31、32を備えて
いる。ケース1内部には、接続端子30、31、32の
それぞれに連設されたバイメタル33、34、35が設
けられている。バイメタル33、34、35には、主回
路を流れる電流により加熱される電熱線36がそれぞれ
巻着されている。
【0019】ケース1内下部には、絶縁体で形成された
スライド板37が収容してあり、バイメタル33、3
4、35の先端部は、スライド板37の三箇所に係合す
る構造となっている。なお、スライド板37の先端部
は、後述する連動板8の下端部に接しており、バイメタ
ル33、34、35が加熱されることによる湾曲変形に
より、連動板8を動かすことができる。
スライド板37が収容してあり、バイメタル33、3
4、35の先端部は、スライド板37の三箇所に係合す
る構造となっている。なお、スライド板37の先端部
は、後述する連動板8の下端部に接しており、バイメタ
ル33、34、35が加熱されることによる湾曲変形に
より、連動板8を動かすことができる。
【0020】出力接点機構部2は、ケース1内の二箇所
に配置してある補助b接触4、補助a接触5と、反転揺
動することにより補助b接触4及び補助a接触5の可動
接触を動かして接触の開閉を行うための接触開閉部材で
ある作動杆6と、作動杆6の反転揺動を助けるための作
動補助機構部7と、スライド板37の動きを作動補助機
構部7を介し作動杆6に伝える連動板8と、作動後に作
動杆6と補助b接触4及び補助a接触5を手動により作
動前の状態に復帰させるためのリセット釦9を備えてい
る。
に配置してある補助b接触4、補助a接触5と、反転揺
動することにより補助b接触4及び補助a接触5の可動
接触を動かして接触の開閉を行うための接触開閉部材で
ある作動杆6と、作動杆6の反転揺動を助けるための作
動補助機構部7と、スライド板37の動きを作動補助機
構部7を介し作動杆6に伝える連動板8と、作動後に作
動杆6と補助b接触4及び補助a接触5を手動により作
動前の状態に復帰させるためのリセット釦9を備えてい
る。
【0021】ここで、補助b接触4a及び補助a接触5
aについて簡単に説明する。まず、補助b接触4aが閉
じている状態では、自己保持回路が閉じて電動機等の電
気機器が運転状態にあり、また、補助a接触5aは開い
ているので警報表示はされない。そして、運転中の電気
機器に過電流が流れて補助b接触4aが開くと、自己保
持回路が開き、電気機器が停止する。また、同時に補助
a接触5aが閉じて警報灯等の警報表示がされる。
aについて簡単に説明する。まず、補助b接触4aが閉
じている状態では、自己保持回路が閉じて電動機等の電
気機器が運転状態にあり、また、補助a接触5aは開い
ているので警報表示はされない。そして、運転中の電気
機器に過電流が流れて補助b接触4aが開くと、自己保
持回路が開き、電気機器が停止する。また、同時に補助
a接触5aが閉じて警報灯等の警報表示がされる。
【0022】補助b接触4は、ケース1内上部側に設け
られている。補助b接触4は、固定接触40と可動接触
44を備えている。固定接触40は、ケース1外部の端
子金具41に連設された短絡金具42を備え、短絡金具
42の先端部には固定接点43が設けられている。可動
接触44は、ケース1外部の端子金具45に連設された
短絡金具46を備えている。短絡金具46の山形部分の
傾斜部には、所要のばね力を備えた可動接触板47が上
端部を固着して取り付けられている。
られている。補助b接触4は、固定接触40と可動接触
44を備えている。固定接触40は、ケース1外部の端
子金具41に連設された短絡金具42を備え、短絡金具
42の先端部には固定接点43が設けられている。可動
接触44は、ケース1外部の端子金具45に連設された
短絡金具46を備えている。短絡金具46の山形部分の
傾斜部には、所要のばね力を備えた可動接触板47が上
端部を固着して取り付けられている。
【0023】可動接触板47は、ほぼ中間部で鈍角に折
曲されて「く」の字型に形成されており、ほぼ垂直にな
っている先部側の折曲基部寄りには、可動接点48が設
けられている。なお、上記組み込み状態では、固定接触
40の固定接点43と可動接触44の可動接点48は接
触はしているが、可動接触板47はほとんど撓ませてお
らず、撓みによる荷重は数g程度しかかからないように
してある。
曲されて「く」の字型に形成されており、ほぼ垂直にな
っている先部側の折曲基部寄りには、可動接点48が設
けられている。なお、上記組み込み状態では、固定接触
40の固定接点43と可動接触44の可動接点48は接
触はしているが、可動接触板47はほとんど撓ませてお
らず、撓みによる荷重は数g程度しかかからないように
してある。
【0024】補助a接触5は、ケース1内下部側に設け
られており、上記補助b接触4と同一構造を備えてい
る。すなわち、補助a接触5は固定接触50と可動接触
54を備えている。固定接触50は、ケース1外部の端
子金具51に連設された短絡金具52を備え、短絡金具
52の先端部には固定接点53が設けられている。可動
接触54は、ケース1外部の端子金具55に連設された
短絡金具56を備えている。短絡金具56の山形部分の
傾斜部には、所要のばね力を備えた可動接触板57が上
端部を固着して取り付けられている。
られており、上記補助b接触4と同一構造を備えてい
る。すなわち、補助a接触5は固定接触50と可動接触
54を備えている。固定接触50は、ケース1外部の端
子金具51に連設された短絡金具52を備え、短絡金具
52の先端部には固定接点53が設けられている。可動
接触54は、ケース1外部の端子金具55に連設された
短絡金具56を備えている。短絡金具56の山形部分の
傾斜部には、所要のばね力を備えた可動接触板57が上
端部を固着して取り付けられている。
【0025】可動接触板57は、ほぼ中間部で鈍角に折
曲されて「く」の字型に形成されており、ほぼ垂直にな
っている先部側の折曲基部寄りには、可動接点58が設
けられている。固定接触50の固定接点53と可動接触
54の可動接点58は接触はしているが、可動接触板5
7は撓ませておらず、撓みによる荷重はかからないよう
にしてある。
曲されて「く」の字型に形成されており、ほぼ垂直にな
っている先部側の折曲基部寄りには、可動接点58が設
けられている。固定接触50の固定接点53と可動接触
54の可動接点58は接触はしているが、可動接触板5
7は撓ませておらず、撓みによる荷重はかからないよう
にしてある。
【0026】上記作動杆6は、上記補助b接触4及び補
助a接触5よりもケース1の背面開口部側に配置されて
いる。作動杆6は絶縁プラスチック製で、所要長さの杆
体60を備えている。杆体60のほぼ中間部には、ケー
ス1正面方向へ突出させて揺動中心軸61が設けてあ
り、作動杆6は揺動中心軸61をケース1の軸受部11
に差し込むことにより回動できる。
助a接触5よりもケース1の背面開口部側に配置されて
いる。作動杆6は絶縁プラスチック製で、所要長さの杆
体60を備えている。杆体60のほぼ中間部には、ケー
ス1正面方向へ突出させて揺動中心軸61が設けてあ
り、作動杆6は揺動中心軸61をケース1の軸受部11
に差し込むことにより回動できる。
【0027】杆体60の上端部には、作動時に作動杆6
が動作したことを表示する表示部62が上記揺動中心軸
61と同方向に突出して設けられている(図2参照)。
また、杆体60のうち、表示部62と揺動中心軸61の
中間部には、同方向に突出して離隔部材63と押圧部材
64が設けられている。
が動作したことを表示する表示部62が上記揺動中心軸
61と同方向に突出して設けられている(図2参照)。
また、杆体60のうち、表示部62と揺動中心軸61の
中間部には、同方向に突出して離隔部材63と押圧部材
64が設けられている。
【0028】離隔部材63は、図5、図6において、補
助b接触4の可動接触板47より左側かつ可動接点48
下側に位置させてあり、作動時には可動接触板47を固
定接触40と離隔する方向へ撓ませる。また、押圧部材
64は、同じく図5、図6において可動接触板47より
右側かつ可動接点48の背面側に位置させてあり、作動
前の状態において、後述する作動補助機構部7の引っ張
りバネ74のばね力により可動接点48を固定接点43
側に押し付ける。
助b接触4の可動接触板47より左側かつ可動接点48
下側に位置させてあり、作動時には可動接触板47を固
定接触40と離隔する方向へ撓ませる。また、押圧部材
64は、同じく図5、図6において可動接触板47より
右側かつ可動接点48の背面側に位置させてあり、作動
前の状態において、後述する作動補助機構部7の引っ張
りバネ74のばね力により可動接点48を固定接点43
側に押し付ける。
【0029】杆体60の下端部には、上下に所要間隔を
おいて同方向に突出して離隔部材65と押圧部材66が
設けられている。離隔部材65は、図5、図6におい
て、補助a接触5の可動接触板57より左側かつ可動接
点58下側に位置させてあり、作動前の状態において、
可動接触板57を固定接触50と離隔する方向へ撓ませ
る。また、押圧部材66は、同じく図5、図6において
可動接触板57より右側かつ先端部に位置させてあり、
作動時には、後述する作動補助機構部7の引っ張りバネ
74のばね力により、可動接触板57の先端側を撓ま
せ、可動接点58を固定接点53側に押し付ける。
おいて同方向に突出して離隔部材65と押圧部材66が
設けられている。離隔部材65は、図5、図6におい
て、補助a接触5の可動接触板57より左側かつ可動接
点58下側に位置させてあり、作動前の状態において、
可動接触板57を固定接触50と離隔する方向へ撓ませ
る。また、押圧部材66は、同じく図5、図6において
可動接触板57より右側かつ先端部に位置させてあり、
作動時には、後述する作動補助機構部7の引っ張りバネ
74のばね力により、可動接触板57の先端側を撓ま
せ、可動接点58を固定接点53側に押し付ける。
【0030】なお、杆体60のうち、離隔部材63、押
圧部材64近傍には、左側へ「L」字状に突出したリセ
ットアーム67が設けられている。リセットアーム67
は、作動時において、後述するリセット釦9の下方に位
置し、リセット釦9の押し込み操作により作動杆6を作
動前の状態に復帰させるための掛かり部となる。
圧部材64近傍には、左側へ「L」字状に突出したリセ
ットアーム67が設けられている。リセットアーム67
は、作動時において、後述するリセット釦9の下方に位
置し、リセット釦9の押し込み操作により作動杆6を作
動前の状態に復帰させるための掛かり部となる。
【0031】作動補助機構部7は、トグル機構を利用し
たもので、上記作動杆6に取着される反転板73の反
転、すなわち作動杆6の反転を中間部の死点を境に瞬時
に行うことができる(図1、図3参照)。作動補助機構
部7は、ケース1に固定された受具70を備えている。
受具70の上部には「V」字状の凹部71が設けられて
おり、下部には掛部材72が突出して設けられている。
たもので、上記作動杆6に取着される反転板73の反
転、すなわち作動杆6の反転を中間部の死点を境に瞬時
に行うことができる(図1、図3参照)。作動補助機構
部7は、ケース1に固定された受具70を備えている。
受具70の上部には「V」字状の凹部71が設けられて
おり、下部には掛部材72が突出して設けられている。
【0032】上記作動杆6には、揺動中心軸61の上部
側に反転板73の反転移動部が挿入固定されている。反
転板73はほぼ「コ」字状で、両端下部を上記受具70
の凹部71に載置しており、受具70上で両端下部を中
心に揺動可能である。反転板73の上部には、引っ張り
バネ74の上端部が掛けてある。受具70の上記掛部材
72には、リンク板75の下端部が回動可能に掛けてあ
る。そして、引っ張りバネ74の下端部はリンク板75
の上端部に掛けてある。この構造により、引っ張りバネ
74とリンク板75は、引っ張りバネ74のばね力によ
り、通常は直線状になり、反転板73を左右何れかに傾
いた状態で維持する。
側に反転板73の反転移動部が挿入固定されている。反
転板73はほぼ「コ」字状で、両端下部を上記受具70
の凹部71に載置しており、受具70上で両端下部を中
心に揺動可能である。反転板73の上部には、引っ張り
バネ74の上端部が掛けてある。受具70の上記掛部材
72には、リンク板75の下端部が回動可能に掛けてあ
る。そして、引っ張りバネ74の下端部はリンク板75
の上端部に掛けてある。この構造により、引っ張りバネ
74とリンク板75は、引っ張りバネ74のばね力によ
り、通常は直線状になり、反転板73を左右何れかに傾
いた状態で維持する。
【0033】連動板8は、作動補助機構部7の左側近傍
に配置されている。連動板8は、ほぼ「く」字状に形成
されており、折曲部近傍を回動可能に係合して調整レバ
ー80に取り付けられている。連動板8の下端部は上記
スライド板37の先端部に当接させてあり、上端部は上
記リンク板75の上部側の面に当接させてある。
に配置されている。連動板8は、ほぼ「く」字状に形成
されており、折曲部近傍を回動可能に係合して調整レバ
ー80に取り付けられている。連動板8の下端部は上記
スライド板37の先端部に当接させてあり、上端部は上
記リンク板75の上部側の面に当接させてある。
【0034】調整レバー80は、中間部の同軸線上の二
箇所に設けてある軸孔81、82をケース1に設けられ
ている軸部材12に嵌め入れて揺動可能に取り付けられ
ている(図7参照)。調整レバー80の組み込み側とは
反対側の軸孔82は一部が切欠されて切欠部820が設
けてある。切欠部820の幅は、軸部材12をケース1
に取り付けている連結部120の厚さよりやや広く設定
されている。軸部材12はケース1内に組み込み方向に
設けられ、中間部は連結部120によりケース1に取り
付けられ、両端側には軸121、122が設けてある。
そして、調整レバー80は、軸孔81、82を軸部材1
2の軸121、122に位置させて揺動可能に装着され
ている。
箇所に設けてある軸孔81、82をケース1に設けられ
ている軸部材12に嵌め入れて揺動可能に取り付けられ
ている(図7参照)。調整レバー80の組み込み側とは
反対側の軸孔82は一部が切欠されて切欠部820が設
けてある。切欠部820の幅は、軸部材12をケース1
に取り付けている連結部120の厚さよりやや広く設定
されている。軸部材12はケース1内に組み込み方向に
設けられ、中間部は連結部120によりケース1に取り
付けられ、両端側には軸121、122が設けてある。
そして、調整レバー80は、軸孔81、82を軸部材1
2の軸121、122に位置させて揺動可能に装着され
ている。
【0035】調整レバー80の上端部には、ケース1上
面のスライド溝(図示省略)を貫通するスイッチツマミ
83が設けてある。また、スイッチツマミ83の近傍に
は、調整ネジ84がネジ孔(図では見えない)を貫通し
て螺合されている。調整ネジ84のネジ部分の表面に
は、柔軟性を有する樹脂がコーティングされている。こ
れにより、ネジ孔との摩擦力が大きくなって回転しにく
くなるので、調整ネジ84の緩みを防止できる。なお、
調整ネジ84はケース1の側部に設けた操作孔13を通
して回転させることにより出入り調整ができるようにし
てある。また、スイッチツマミ83は、テストを行う時
などに手動で作動状態にするためのものであり、調整ネ
ジ84は、調整レバー80上部と次述の調整カム140
との設定間隔を調整して作動杆6の作動の感度を調整す
るためのものである。
面のスライド溝(図示省略)を貫通するスイッチツマミ
83が設けてある。また、スイッチツマミ83の近傍に
は、調整ネジ84がネジ孔(図では見えない)を貫通し
て螺合されている。調整ネジ84のネジ部分の表面に
は、柔軟性を有する樹脂がコーティングされている。こ
れにより、ネジ孔との摩擦力が大きくなって回転しにく
くなるので、調整ネジ84の緩みを防止できる。なお、
調整ネジ84はケース1の側部に設けた操作孔13を通
して回転させることにより出入り調整ができるようにし
てある。また、スイッチツマミ83は、テストを行う時
などに手動で作動状態にするためのものであり、調整ネ
ジ84は、調整レバー80上部と次述の調整カム140
との設定間隔を調整して作動杆6の作動の感度を調整す
るためのものである。
【0036】ケース1上部には、上記調整ネジ84の位
置に対応させて電流調整ダイヤル14が回転可能に装着
されている。電流調整ダイヤル14のケース1内部側に
は、調整カム140が設けられている。調整カム140
は、回転中心から周面までの距離が連続的に変化するよ
うに形成してある。なお、電流調整ダイヤル14は、調
整ネジ84先端部を調整カム140周面に当接させて回
転調整することにより、調整レバー80を回動させて振
れ幅を変化させることができる。これにより、上記連動
板8を上記スライド板37から離隔または接近させてバ
イメタル33、34、35の撓みによる変位伝達量を調
整し、主回路に通電される電流に対する作動感度を調整
するようにしたものである。
置に対応させて電流調整ダイヤル14が回転可能に装着
されている。電流調整ダイヤル14のケース1内部側に
は、調整カム140が設けられている。調整カム140
は、回転中心から周面までの距離が連続的に変化するよ
うに形成してある。なお、電流調整ダイヤル14は、調
整ネジ84先端部を調整カム140周面に当接させて回
転調整することにより、調整レバー80を回動させて振
れ幅を変化させることができる。これにより、上記連動
板8を上記スライド板37から離隔または接近させてバ
イメタル33、34、35の撓みによる変位伝達量を調
整し、主回路に通電される電流に対する作動感度を調整
するようにしたものである。
【0037】図8、図9を主に参照してリセット部の構
造を説明する。なお、図8では作動杆6は図示を省略し
ている。リセット釦9は、上記したように作動杆6の上
方にケース1上部を貫通して設けてあり、ケース1内部
側には押下部材90と係止部材91が設けてある。リセ
ット釦9は、戻しバネ92で付勢されて常に上方へ押し
戻されるようになっており、リセット釦9を下方へ押し
込むことにより、押下部材90が作動杆6のリセットア
ーム67を復帰方向へ押し戻し(図8(a)から(b)
の状態)、反転板73が死点を超えることにより、作動
後の作動杆6を作動前の状態に復帰させることができ
る。
造を説明する。なお、図8では作動杆6は図示を省略し
ている。リセット釦9は、上記したように作動杆6の上
方にケース1上部を貫通して設けてあり、ケース1内部
側には押下部材90と係止部材91が設けてある。リセ
ット釦9は、戻しバネ92で付勢されて常に上方へ押し
戻されるようになっており、リセット釦9を下方へ押し
込むことにより、押下部材90が作動杆6のリセットア
ーム67を復帰方向へ押し戻し(図8(a)から(b)
の状態)、反転板73が死点を超えることにより、作動
後の作動杆6を作動前の状態に復帰させることができ
る。
【0038】また、リセット釦9は、押し込み状態で右
回転方向へ回転させる(図8(b)から(c)及び図9
(a)から(b)の状態)ことにより、係止部材91先
部に設けてある係止部910をケース1内面に設けてあ
る係止受部15に係止することによりロックすることが
できる。なお、リセット釦9を回転させるとき、係止部
材91は、ケース1内壁部に設けてある障害突起16と
接触して、その弾性に抗し内方へ変形するようになって
おり、このときの係止部材91と障害突起16の摩擦抵
抗により比較的大きな回転抵抗を生じる。従って、リセ
ット釦9は意識的にロック方向へ回さないとロックせ
ず、ロックさせる必要がないときに、操作する指の微妙
な動きによってロックが安易にかかってしまうことを防
止できる。
回転方向へ回転させる(図8(b)から(c)及び図9
(a)から(b)の状態)ことにより、係止部材91先
部に設けてある係止部910をケース1内面に設けてあ
る係止受部15に係止することによりロックすることが
できる。なお、リセット釦9を回転させるとき、係止部
材91は、ケース1内壁部に設けてある障害突起16と
接触して、その弾性に抗し内方へ変形するようになって
おり、このときの係止部材91と障害突起16の摩擦抵
抗により比較的大きな回転抵抗を生じる。従って、リセ
ット釦9は意識的にロック方向へ回さないとロックせ
ず、ロックさせる必要がないときに、操作する指の微妙
な動きによってロックが安易にかかってしまうことを防
止できる。
【0039】(作用)図1ないし図9を参照して、本発
明に係る熱動形過負荷継電器Rの作用を説明する。 (作動前)作動前の状態(図1、図5参照)では、作動
補助機構部7の反転板73は図において左側に倒れてお
り、作動杆6も左回転方向に回動した状態となってい
る。また、連動板8の上端部はリンク板75の上部に当
接しており、下端部はスライド板37の左側先端部に当
接している。これにより、上部側の補助b接触4の可動
接点48は、作動補助機構部7の引っ張りバネ74のば
ね力の作用により、押圧部材64によって固定接点43
側に押し付けられ、固定接点43と可動接点48の接点
間の十分な接触荷重が確保されている。また、下部側の
補助a接触5の可動接触板57は、離隔部材65によっ
て固定接触50と離隔する方向へ撓んでおり、固定接点
53と可動接点58は開いている。
明に係る熱動形過負荷継電器Rの作用を説明する。 (作動前)作動前の状態(図1、図5参照)では、作動
補助機構部7の反転板73は図において左側に倒れてお
り、作動杆6も左回転方向に回動した状態となってい
る。また、連動板8の上端部はリンク板75の上部に当
接しており、下端部はスライド板37の左側先端部に当
接している。これにより、上部側の補助b接触4の可動
接点48は、作動補助機構部7の引っ張りバネ74のば
ね力の作用により、押圧部材64によって固定接点43
側に押し付けられ、固定接点43と可動接点48の接点
間の十分な接触荷重が確保されている。また、下部側の
補助a接触5の可動接触板57は、離隔部材65によっ
て固定接触50と離隔する方向へ撓んでおり、固定接点
53と可動接点58は開いている。
【0040】(作動時)主回路に所定値以上の過電流が
流れると、バイメタル33、34、35が加熱され、図
1において左曲がり方向へ湾曲する。これにより、スラ
イド板37が左方向へ押され、スライド板37は連動板
8を右回り方向へ回動させる。連動板8の回動により、
リンク板75が右方向へ押され、それに伴って反転板7
3が右回転方向へ回動し、死点を超えたところで引っ張
りバネ74の作用により瞬時に右に倒れる。そして、反
転板73と一体となっている作動杆6も、この時同時に
右回転方向へ回動する。作動杆6が右回転方向へ回動す
ることにより、離隔部材63が補助b接触4の可動接触
板47を押して湾曲させ、固定接点43と可動接点48
を離隔し、接点を開く。
流れると、バイメタル33、34、35が加熱され、図
1において左曲がり方向へ湾曲する。これにより、スラ
イド板37が左方向へ押され、スライド板37は連動板
8を右回り方向へ回動させる。連動板8の回動により、
リンク板75が右方向へ押され、それに伴って反転板7
3が右回転方向へ回動し、死点を超えたところで引っ張
りバネ74の作用により瞬時に右に倒れる。そして、反
転板73と一体となっている作動杆6も、この時同時に
右回転方向へ回動する。作動杆6が右回転方向へ回動す
ることにより、離隔部材63が補助b接触4の可動接触
板47を押して湾曲させ、固定接点43と可動接点48
を離隔し、接点を開く。
【0041】また、補助a接触5においては、可動接触
板57は、作動杆6の押圧部材66によって図6におい
て左側へ撓んでおり、可動接点58は作動補助機構部7
の引っ張りバネ74のばね力の作用により、固定接点5
3側に押し付けられ、固定接点53と可動接点58の接
点間の十分な接触荷重が確保されている。この時、可動
接点58は接圧となる力の二箇所の作用点(可動接触板
57の折曲部分と押圧部材66の当接部分)の中間部に
あり、荷重的には、いわば両持ち梁による荷重となり、
少ない撓み量であっても比較的大きな荷重を得ることが
できる。
板57は、作動杆6の押圧部材66によって図6におい
て左側へ撓んでおり、可動接点58は作動補助機構部7
の引っ張りバネ74のばね力の作用により、固定接点5
3側に押し付けられ、固定接点53と可動接点58の接
点間の十分な接触荷重が確保されている。この時、可動
接点58は接圧となる力の二箇所の作用点(可動接触板
57の折曲部分と押圧部材66の当接部分)の中間部に
あり、荷重的には、いわば両持ち梁による荷重となり、
少ない撓み量であっても比較的大きな荷重を得ることが
できる。
【0042】なお、離隔部材63が可動接触板47を押
す時の可動接触板47による反発荷重は、従来のような
可動接触の自力接触によるものと比較して、少なくとも
接点間の接触荷重となる撓み力が作用しない分だけ小さ
くなるので、作動時の作動杆6の作動が安定する。
す時の可動接触板47による反発荷重は、従来のような
可動接触の自力接触によるものと比較して、少なくとも
接点間の接触荷重となる撓み力が作用しない分だけ小さ
くなるので、作動時の作動杆6の作動が安定する。
【0043】(作動後)熱動形過負荷継電器Rの作動
後、バイメタル33、34、35の湾曲が戻った後でリ
セットするときは、上記したようにリセット釦9を押し
込み、作動杆6を上記作動時の動きと逆の動きをさせる
ことにより、作動杆6、補助b接触4、補助a接触5、
連動板8及びスライド板37を作動前の状態に復帰させ
ることができる。また、リセット釦9を押し込み状態で
ロックするときには、右回転方向へ回せばよいが、リセ
ット釦9は回転するときに係止部材19を障害突起16
に接触させて双方の摩擦抵抗により回転抵抗を得るよう
にしてあるので、リセット釦9を押したときに、意識的
にロック方向に回さないとリセット釦9がロックしな
い。従って、従来型のように、操作する指の微妙な動き
によってリセット釦9のロックが安易にかかってしまう
ような不都合はなく、それを解除するための無駄な手間
も生じない。
後、バイメタル33、34、35の湾曲が戻った後でリ
セットするときは、上記したようにリセット釦9を押し
込み、作動杆6を上記作動時の動きと逆の動きをさせる
ことにより、作動杆6、補助b接触4、補助a接触5、
連動板8及びスライド板37を作動前の状態に復帰させ
ることができる。また、リセット釦9を押し込み状態で
ロックするときには、右回転方向へ回せばよいが、リセ
ット釦9は回転するときに係止部材19を障害突起16
に接触させて双方の摩擦抵抗により回転抵抗を得るよう
にしてあるので、リセット釦9を押したときに、意識的
にロック方向に回さないとリセット釦9がロックしな
い。従って、従来型のように、操作する指の微妙な動き
によってリセット釦9のロックが安易にかかってしまう
ような不都合はなく、それを解除するための無駄な手間
も生じない。
【0044】主回路に流れる電流に対する熱動形過負荷
継電器Rの作動感度を調整するには次のような操作を行
う。まず、熱動形過負荷継電器Rを作動させる電流の設
定値を大きくする場合、電流調整ダイヤル14を回し、
調整レバー80を右回転方向に調整して調整レバー80
の下部側を左方へずらして連動板8をバイメタル33、
34、35と離隔する方へ移動させる。これにより、バ
イメタル33、34、35がより大きな電流でより大き
く変形しないと、スライド板37による力の伝達ができ
なくなることになる。なお、電流の設定値を小さくする
場合は、逆に電流調整ダイヤル14を回し、調整レバー
80を左回転方向に調整して調整レバー80の下部側を
右方へずらせばよい。また、電流調整ダイヤル14と共
に回る調整カム140周面に当接している調整ネジ84
のネジ部分の表面には、上記したように柔軟性を有する
樹脂がコーティングされているので、ネジ孔との摩擦力
が大きくなり、調整ネジ84が緩みにくく、従来構造の
ような押圧片を設けなくてよい。
継電器Rの作動感度を調整するには次のような操作を行
う。まず、熱動形過負荷継電器Rを作動させる電流の設
定値を大きくする場合、電流調整ダイヤル14を回し、
調整レバー80を右回転方向に調整して調整レバー80
の下部側を左方へずらして連動板8をバイメタル33、
34、35と離隔する方へ移動させる。これにより、バ
イメタル33、34、35がより大きな電流でより大き
く変形しないと、スライド板37による力の伝達ができ
なくなることになる。なお、電流の設定値を小さくする
場合は、逆に電流調整ダイヤル14を回し、調整レバー
80を左回転方向に調整して調整レバー80の下部側を
右方へずらせばよい。また、電流調整ダイヤル14と共
に回る調整カム140周面に当接している調整ネジ84
のネジ部分の表面には、上記したように柔軟性を有する
樹脂がコーティングされているので、ネジ孔との摩擦力
が大きくなり、調整ネジ84が緩みにくく、従来構造の
ような押圧片を設けなくてよい。
【0045】更に、製造またはメンテナンス時の裏蓋を
外した状態において、組み込み側とは反対側の軸孔82
の切欠部820が連結部120と合わない揺動位置で
は、連結部120の端部に軸孔82の縁部が引っ掛かる
ので、組み込み側へ簡単に抜け外れることがない。従っ
て、上記した状態で、調整レバー80が僅かな衝撃等で
軸部材12から安易に外れてしまうことを防止でき、製
造またはメンテナンス時の作業性が向上する。
外した状態において、組み込み側とは反対側の軸孔82
の切欠部820が連結部120と合わない揺動位置で
は、連結部120の端部に軸孔82の縁部が引っ掛かる
ので、組み込み側へ簡単に抜け外れることがない。従っ
て、上記した状態で、調整レバー80が僅かな衝撃等で
軸部材12から安易に外れてしまうことを防止でき、製
造またはメンテナンス時の作業性が向上する。
【0046】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る調整レバーの支持構造を含む熱動形
過負荷継電器にあっては、調整レバーに設けてある組み
込み側と反対側の軸孔は、軸部材の同じく組み込み側と
反対側の軸に位置しているので、製造やメンテナンス時
の裏蓋を外した状態において、軸孔の切欠部が連結部と
合わない揺動位置では、連結部の端部に軸孔の縁部が引
っ掛かるので、組み込み側へ簡単には抜け外れることが
ない。従って、上記した状態で、調整レバーが僅かな衝
撃等で軸部材から安易に外れてしまうことを防止でき
る。
する。 (a)本発明に係る調整レバーの支持構造を含む熱動形
過負荷継電器にあっては、調整レバーに設けてある組み
込み側と反対側の軸孔は、軸部材の同じく組み込み側と
反対側の軸に位置しているので、製造やメンテナンス時
の裏蓋を外した状態において、軸孔の切欠部が連結部と
合わない揺動位置では、連結部の端部に軸孔の縁部が引
っ掛かるので、組み込み側へ簡単には抜け外れることが
ない。従って、上記した状態で、調整レバーが僅かな衝
撃等で軸部材から安易に外れてしまうことを防止でき
る。
【0048】(b)本発明に係る電流調整部の構造を含
む熱動形過負荷継電器にあっては、調整レバーの上部側
に螺合して設けてある調整ネジまたはネジ孔の表面に調
整ネジを回りにくくする手段が設けてあるので、調整ネ
ジが緩みにくく、従来構造のような押圧片も不要にな
る。従って、電流調整部の調整ネジの緩みを防止するた
めの構造において、部品点数を削減することができ、こ
れにより構造の簡易化とコストダウンを図ることができ
る。
む熱動形過負荷継電器にあっては、調整レバーの上部側
に螺合して設けてある調整ネジまたはネジ孔の表面に調
整ネジを回りにくくする手段が設けてあるので、調整ネ
ジが緩みにくく、従来構造のような押圧片も不要にな
る。従って、電流調整部の調整ネジの緩みを防止するた
めの構造において、部品点数を削減することができ、こ
れにより構造の簡易化とコストダウンを図ることができ
る。
【0049】(c)本発明に係るリセット部の構造を含
む熱動形過負荷継電器にあっては、リセット釦を軸周方
向へ回転させるときに抵抗を与えるための手段を有して
いるので、リセット釦を押したときに、意識的にロック
方向に回さないとリセット釦がロックしない。従って、
操作する指の微妙な動きによってロックが安易にかかっ
てしまうような不都合はなく、それを解除するための無
駄な手間も生じない。
む熱動形過負荷継電器にあっては、リセット釦を軸周方
向へ回転させるときに抵抗を与えるための手段を有して
いるので、リセット釦を押したときに、意識的にロック
方向に回さないとリセット釦がロックしない。従って、
操作する指の微妙な動きによってロックが安易にかかっ
てしまうような不都合はなく、それを解除するための無
駄な手間も生じない。
【図1】本発明に係る熱動形過負荷継電器の一実施の形
態を示し、裏蓋を取り外した状態の説明図。
態を示し、裏蓋を取り外した状態の説明図。
【図2】図1におけるA−A概略断面図。
【図3】図1におけるB−B概略断面図。
【図4】接点部の組み込み状態を示す要部説明図。
【図5】接点部と作動杆との作動関係を示し復帰状態の
説明図。
説明図。
【図6】接点部と作動杆との作動関係を示し作動状態の
説明図。
説明図。
【図7】調整レバーの支持構造を示す分解斜視説明図。
【図8】リセット部の構造を示し、(a)は初期状態を
示し、(b)は押し下げて作動杆をリセットした状態を
示し、(c)は回してロックした状態を示す要部断面説
明図。
示し、(b)は押し下げて作動杆をリセットした状態を
示し、(c)は回してロックした状態を示す要部断面説
明図。
【図9】図8の底面視説明図で、(a)は図8(b)に
対応し、(b)は図8(c)に対応する底面視説明図。
対応し、(b)は図8(c)に対応する底面視説明図。
【図10】従来の熱動形過負荷継電器の構造を示し、裏
蓋を取り外した状態の説明図。
蓋を取り外した状態の説明図。
【図11】従来の調整レバーの支持構造を示す分解斜視
説明図。
説明図。
【図12】従来のリセット部の構造を示し、(a)は初
期状態を示し、(b)は押し下げて作動杆をリセットし
た状態を示し、(c)は回してロックした状態を示す要
部断面説明図。
期状態を示し、(b)は押し下げて作動杆をリセットし
た状態を示し、(c)は回してロックした状態を示す要
部断面説明図。
【符号の説明】 R 熱動形過負荷継電器 1 ケース 11 軸受部 12 軸部材 120 連結部 121、122 軸 13 操作孔 14 電流調整ダイヤル 140 調整カム 15 係止受部 16 障害突起 2 出力接点機構部 3 過電流検出部 30、31、32 接続端子 33、34、35 バイメタル 36 電熱線 37 スライド板 4 補助b接触 40 固定接触 41 端子金具 42 短絡金具 43 固定接点 44 可動接触 45 端子金具 46 短絡金具 47 可動接触板 48 可動接点 5 補助a接触 50 固定接触 51 端子金具 52 短絡金具 53 固定接点 54 可動接触 55 端子金具 56 短絡金具 57 可動接触板 58 可動接点 6 作動杆 60 杆体 61 揺動中心軸 62 表示部 63 離隔部材 64 押圧部材 65 離隔部材 66 押圧部材 67 リセットアーム 7 作動補助機構部 70 受具 71 凹部 72 掛部材 73 反転板 74 引っ張りバネ 75 リンク板 8 連動板 80 調整レバー 81、82 軸孔 820 切欠部 83 スイッチツマミ 84 調整ネジ 9 リセット釦 90 押下部材 91 係止部材 910 係止部 92 戻しバネ
Claims (3)
- 【請求項1】 ケース(1)内に出力接点機構部(2)と過電
流検出部(3)が設けられており、 上記出力接点機構部(2)は、 固定接触(40,50)と可動接触(44,54)を有する補助b接触
(4)及び補助a接触(5)と、 上記可動接触(44,54)を動かして上記補助b接触(4)及び
補助a接触(5)の開閉を行うための接触開閉部材と、 揺動調整により上記接触開閉部材の作動感度を調整する
ための調整レバー(80)と、を備えており、 上記過電流検出部(3)は、 主回路に過電流が流れたときに変形するバイメタル(33,
34,35)と、 当該バイメタル(33,34,35)の変位により上記接触開閉部
材を作動させるための連動手段と、を備えており、 上記バイメタル(33,34,35)の変位によって上記接触開閉
部材を作動させることにより、上記補助b接触(4)及び
補助a接触(5)を開閉する熱動形過負荷継電器であっ
て、 上記調整レバー(80)は同軸線上の二箇所に軸孔(81,82)
を有しており、組み込み側とは反対側の軸孔(82)は一部
が切欠され、切欠部(820)の幅は、軸部材(12)を上記ケ
ース(1)に取り付けている連結部(120)の厚さより広く設
定されており、 上記軸部材(12)は上記ケース(1)内に組み込み方向に設
けられ、両端側には軸(121,122)が設けてあり、上記軸
部材(12)の中間部は上記連結部(120)によりケース(1)に
取り付けてあり、 上記調整レバー(80)は、上記両軸孔(81,82)を上記軸部
材(12)の両軸(121,122)に位置させて上記軸部材(12)に
揺動調整可能に装着されていることを特徴とする、 熱動形過負荷継電器。 - 【請求項2】 ケース(1)内に出力接点機構部(2)と過電
流検出部(3)が設けられており、 上記出力接点機構部(2)は、 固定接触(40,50)と可動接触(44,54)を有する補助b接触
(4)及び補助a接触(5)と、 上記可動接触(44,54)を動かして上記補助b接触(4)及び
補助a接触(5)の開閉を行うための接触開閉部材と、 揺動調整により上記接点開閉部材の作動感度を調整する
ための調整レバー(80)及び当該調整レバー(80)の揺動角
度を調整する手段を有する電流調整部と、を備えてお
り、 上記過電流検出部(3)は、 主回路に過電流が流れたときに変形するバイメタル(33,
34,35)と、 当該バイメタル(33,34,35)の変位により上記接点開閉部
材を作動させるための連動手段と、を備えており、 上記バイメタル(33,34,35)の変位によって上記接触開閉
部材を作動させることにより、上記補助b接触(4)及び
補助a接触(5)を開閉する熱動形過負荷継電器であっ
て、 上記調整レバー(80)の一端側には、揺動角度を調整する
手段を構成する調整カム(140)の周面に先端部が当接す
る調整ネジ(84)がネジ孔に螺合して設けてあり、 上記調整ネジ(84)または上記ネジ孔の表面には、調整ネ
ジ(84)の緩み止め手段が設けられていることを特徴とす
る、 熱動形過負荷継電器。 - 【請求項3】 ケース(1)内に出力接点機構部(2)と過電
流検出部(3)が設けられており、 上記出力接点機構部(2)は、 固定接触(40,50)と可動接触(44,54)を有する補助b接触
(4)及び補助a接触(5)と、 上記可動接触(44,54)を動かして上記補助b接触(4)及び
補助a接触(5)の開閉を行うための接触開閉部材と、 作動後の上記接触開閉部材を復帰させるためのリセット
部と、を備えており、 上記過電流検出部(3)は、 主回路に過電流が流れたときに変形するバイメタル(33,
34,35)と、 当該バイメタル(33,34,35)の変位により上記接触開閉部
材を作動させるための連動手段と、を備えており、 主回路に過電流が流れたときに変形するバイメタル(33,
34,35)の変位によって上記接触開閉部材を作動させるこ
とにより、上記補助b接触(4)及び補助a接触(5)を開閉
する熱動形過負荷継電器であって、 上記リセット部は、 上記ケース(1)内に押込み可能かつ軸周方向に回転可能
に設けてあるリセット釦(9)と、 当該リセット釦(9)に設けてあり上記接触開閉部材を復
帰させるための押下部材(90)と、 上記リセット釦(9)を軸周方向へ回転させるときに抵抗
を与えるための手段と、を備えていることを特徴とす
る、熱動形過負荷継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11082483A JP2000276992A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 熱動形過負荷継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11082483A JP2000276992A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 熱動形過負荷継電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000276992A true JP2000276992A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13775771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11082483A Pending JP2000276992A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 熱動形過負荷継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000276992A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003083887A1 (fr) * | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Relais thermique de surintensite |
| CN101847549A (zh) * | 2009-03-27 | 2010-09-29 | 富士电机机器制御株式会社 | 热过载继电器 |
| EP4195234A4 (en) * | 2021-07-02 | 2024-03-13 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | THERMAL OVERCURRENT RELAY |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP11082483A patent/JP2000276992A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003083887A1 (fr) * | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Relais thermique de surintensite |
| CN101847549A (zh) * | 2009-03-27 | 2010-09-29 | 富士电机机器制御株式会社 | 热过载继电器 |
| JP2010232058A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 熱動形過負荷継電器 |
| EP4195234A4 (en) * | 2021-07-02 | 2024-03-13 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | THERMAL OVERCURRENT RELAY |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050401 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060207 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060620 |