JP2000277227A - 鋼心アルミニウム電線の接合構造および溶接方法 - Google Patents
鋼心アルミニウム電線の接合構造および溶接方法Info
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Abstract
の外側への広がりを防止すること。 【解決手段】 鋼心アルミニウム電線の端部同士を溶接
部を介して連結してなる鋼心アルミニウム電線の接合構
造において、前記両端部には、溶接部の温度以上の融点
をもつ材質からなる拘束リングが取り付けられている。
鋼心アルミニウム電線の端部同士を溶接器内に挿入し、
前記端部を溶接部を介して連結する鋼心アルミニウム電
線の溶接方法において、前記溶接前に、前記両端部に前
記溶接部の温度以上の融点をもつ材質からなる拘束リン
グを取り付け、該拘束リングによって前記溶接時に鋼心
線の広がりを防止する。
Description
電線の接合構造および溶接方法に関する。
開平7−57847号公報に開示される電線の溶接方法
およびその装置や特開平10−199586号公報に開
示される電線の溶接方法などによって知られている。こ
の電線の溶接方法およびその装置においては、従来の溶
接電線に比し、溶接部における気泡による凹み部や収縮
による鋳巣部を覆い、凹みや鋳巣を防止することができ
る。
示される電線の溶接方法およびその装置を、鋼心アルミ
ニウム電線の溶接方法および溶接装置に適用した一例を
図面に基づいて説明する。図3において、収容部1は、
例えば、セラミック製の薬包外筒2と半割の筒状鉄板製
の隔壁部材3と2つの止め部材4とドーナツ状の端板8
と加熱剤9と点火具7とからなる。
材3と一方の端板8によって筒状体を形成した後、その
内部に加熱剤9を充填するとともに、残りの端板8を取
り付ける。最後に、点火具7を取り付けることによって
形成される。ドーナツ状の端板8も薬包外筒2と同様に
セラミックで形成されている。半割りの筒状鉄板製の隔
壁部材3は、図1、図6に示すように、両端にフランジ
3a,3bを有する。そして、一方のフランジ3aが他
方のフランジ3bよりも長くしてある。
には、図5に示すように、湯溜まり部15を形成するた
めの凹部3cと、連通部17を形成するための凹部3d
と、気体排気用の通路16を形成するための凹溝3eが
設けられている。
例えば、約1.2mmの厚みの鉄板で構成されている。こ
の半割りの筒状鉄板製の隔壁部材3は、約1500℃ま
では溶けずに形状保持ができるようになっている。この
半割りの筒状鉄板製の隔壁部材3は、そのフランジ3
a,3bを断面略U字状の金属製の止め部材4によって
被嵌されることによって、筒状体とされる。
弧部4aが形成されるように加工されている。これによ
って、図5に示すように、半割りの筒状鉄板製の隔壁部
材3のフランジ3a,3bを被嵌した時、フランジ3
a,3aと円弧部4aとの間に排気用の通路11が形成
されるようになっている。
金属酸化物と金属または金属合金との酸化還元反応を応
用したものである。本例では、加熱剤9の組成配合比と
しては、アルミニウム25重量%、鉄−アルミニウム合
金10重量%、珪素鉄20重量%、酸化銅10重量%、
四三酸化鉄20重量%、酸化第二鉄10重量%、二酸化
マンガン5重量%とした。
中流動するものではない。点火具7は、図示しない電源
に連絡し、着火薬を点火して加熱剤9を作動させるもの
である。収容部1内には、アルミニウム溶接材12が配
置されている。このアルミニウム溶接材12は、アルミ
ニウム電線13,13と電気的に同じかもしくは良質の
アルミニウム材が用いられている。
は、純度99.9%以上のアルミニウム材が用いられて
いる。また、融点は660℃である。また、その大きさ
は、2本のアルミニウム電線13,13を溶接するに十
分な大きさとしてある。
すべき2本のアルミニウム電線13,13の端部13
a,13aが当接されている。アルミニウム電線13,
13は、JIS H−2110(電気用アルミニウム地
金)で構成されている。その組成は、Al99.65重
量%以上で、Si0.10重量%以下、Fe0.25重
量%以下、Cu0.005重量%以下、Mn0.005
重量%以下、Ti+V0.005重量%以下である。ま
た、融点は660℃である。
13a,13aには、収容部1内に嵌入する長さに亘っ
て耐熱性のセラミック製繊維を巻き付けた後に、その上
をセロハンテープ、ガラス繊維を用いたテープなどによ
って止着することによって、湯止め具14が形成されて
いる。この湯止め具14,14を形成する耐熱性のセラ
ミック製繊維は、表面が起毛状になっており、例えば、
フェールト状である。このため、電線表面の凹凸になじ
み易く、半割りの筒状鉄板製の隔壁部材3とアルミニウ
ム電線13の間を塞ぎ、アルミニウム溶接材12の溶融
物の流出を防ぐことができる。
説明する。まず、2つ割りの隔壁部材3のフランジ3
a,3bを重ね合わせた後、止め部材10を被嵌する。
ついで、薬包外筒2と隔壁部材3と一方の端板8によっ
て筒状体を形成した後、その内部に加熱剤9を充填す
る。ついで、残りの端板8を取り付ける。最後に、加熱
剤9が充填されている箇所に点火具7を取り付けること
によって、収容部1を形成する。
2を配置する。一方、連結すべき2本のアルミニウム電
線13,13は、予めそれぞれの端部13a,13aに
収容部1内に嵌入する長さに亘って耐熱性のセラミック
製繊維を巻き付けるとともに、その上をセロハンテー
プ,ガラス繊維を用いたテープなどによって止着するこ
とによって、湯止め具14,14,を形成しておく。
ルミニウム電線13,13を、収容部1の両端側から連
結すべき2本のアルミニウム電線13,13の端部13
a,13aを挿入し、それぞれの先端がアルミニウム溶
接材12と当接したところで、その移動を停止する。こ
の状態で、酸化還元反応を起こす加熱剤9を充填した収
容部1の点火具7を操作して、加熱剤9を反応させる。
容部1の隔壁部材3を介してアルミニウム溶接材12に
加えられて加熱溶融する。この時、溶融したアルミニウ
ム溶接材12がフランジ3a,3aの凹部3d,3dで
形成される連通部17を通り、フランジ3a,3aの凹
部3c,3cで形成される湯溜まり部15に溜まる。
るが、この気体は湯溜まり部15に連通するフランジ3
a,3aの凹溝3e,3eで形成される気体排気用の通
路16を経て、隔壁部材3のフランジ3a,3aの上部
側と止め部材4の円弧部4aとの間の通路11から外部
へ排出される。また、溶融した溶接材は、両電線13,
13の端末部分から電線の表面を伝って流れ出す。
ニウム電線13,13の端部13a,13a部分から電
線の表面を伝って流れ出す。そして、溶融したアルミニ
ウムが、湯止め具14,14の位置まで来ると、隔壁部
材3と湯止め具14,14とによって外部への流出が阻
止される。その後、加熱が終わり予熱によって温度が低
くなり、融着部が凝固し始めると、同時に収縮し始め
る。
た溶接材の溶融物が、融着部の収縮部の凹み部や鋳巣部
に流れこみ、融着部の凹みや鋳巣の発生を防止する。そ
の後、アルミニウムが冷却固化したところで、収容部1
を破壊した後、半割の隔壁部材3を分解し、湯止め具1
4を取り除くことによって、アルミニウム溶接材の溶融
物で溶接されたアルミニウム電線を得ることができる。
熱によってアルミニウム溶接材12が加熱溶融した時、
溶融物の一部が連通部17を介して湯溜まり部15内に
流入して貯留されると同時に、加熱溶融時に生ずるガ
ス,水蒸気などが、隔壁部材3内に止まることなく、フ
ランジ3aに設けた凹溝3e,3eによって形成される
通路16を介して外部へ通じる通路11を介して排気さ
れるので、アルミニウム溶接材12の体積膨張に伴って
流出しようとする溶融物が、無理なく湯溜まり部15内
に流入することができる。
し、溶融物が凝固して収縮し始めると、この収縮部位に
湯溜まり部15に溜められていた溶融物が、両電線1
3,13の溶接部位に流し混むように構成されているか
ら、気泡による凹み部や収縮による鋳巣部を覆い、凹み
や鋳巣を防止することができる。また、湯溜まり部15
は、図4に示すように、収容部1の中心部に近い位置に
配置されているので、加熱剤9による加熱が終了して
も、その予熱によって加温され、内部に貯留されている
アルミニウム溶接剤12の溶融物を急激に冷却すること
がない。
に、確実に溶融状態のアルミニウム溶接材12を確実に
供給することができる。また、溶融したアルミニウム溶
接材12の溶接部が収容部1の隔壁部材3と湯止め具1
4,14とによって外部への流出が阻止される。また、
溶接部位が湯止め具14,14によって閉塞されている
ので、溶接時に収容部1を水平姿勢に保持しなくとも、
例えば、斜めや垂直にして使用することができる。
接方法およびその装置でも、鋼心アルミニウムより線お
よび鋼心耐熱アルミニウム合金より線の場合、反応熱で
鋼心線(鋼心の素線)が外側に広がり、以下の問題が発
生する場合がある。これを図7に基づいて説明する。図
7は、特開平7−57847号公報に開示される電線の
溶接方法およびその装置によって接合された鋼心アルミ
ニウムより線(電線)21の端部21aの接合構造を示
す。
ムより線21の端部21a同士が融着部24を介して接
合されている。そして、融着部24には、押し湯の湯溜
まり部25が形成されている。この接合構造では、凝縮
時のアルミニウムを補充するために設けた湯溜まり部2
5に鋼心線22の先端部23が飛び出し、溶接後、湯溜
まり部25を切断ライン26に沿って切断すると、鋼心
線22の先端部23が外表面に露出する。
外径を大きくすると、与える熱量を多く必要とするた
め、鋼心線22自体の強度が低下するなど、溶接強度の
バラツキが大きくなる。また、融着部24の外径を大き
くすると、熱量(加熱量と放熱量)のバランスコントロ
ールが難しくなり、溶接強度のバラツキが大きくなる。
心線22の先端部23が外表面に露出すると、溶接後の
防錆処理が必要になる。なお、溶接後に湯溜まり部25
をカットしないと、鋼心アルミニウムより線(電線)2
1の片側に出っ張った湯溜まり部25が次工程のアーマ
ーロッドを巻くのに支障をきたすこととなる。本発明は
かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、
その目的は、接合時の反応熱による鋼心線(鋼心の素
線)の外側への広がりを防止することができる鋼心アル
ミニウム電線の接合構造および溶接方法を提供すること
にある。
鋼心アルミニウム電線の端部同士を溶接部を介して連結
してなる鋼心アルミニウム電線の接合構造において、前
記両端部には、溶接部の温度以上の融点をもつ材質から
なる拘束リングが取り付けられていることを特徴とす
る。
心アルミニウム電線の接合構造において、前記拘束リン
グは、鋼心線の外側のアルミニウムより線とアルミニウ
ムより線との間に挿入されていることを特徴とする。請
求項3記載の発明は、請求項1記載の鋼心アルミニウム
電線の接合構造において、前記拘束リングは、鉄または
ステンレスからなることを特徴とする。
電線の端部同士を溶接器内に挿入し、前記端部を溶接部
を介して連結する鋼心アルミニウム電線の溶接方法にお
いて、前記溶接前に、前記両端部に前記溶接部の温度以
上の融点をもつ材質からなる拘束リングを取り付け、該
拘束リングによって前記溶接時に鋼心線の広がりを防止
することを特徴とする。
心アルミニウム電線の溶接方法において、前記拘束リン
グは、鋼心線の外側のアルミニウムより線とアルミニウ
ムより線との間に挿入されていることを特徴とする。請
求項6記載の発明は、請求項1記載の鋼心アルミニウム
電線の溶接方法において、前記拘束リングは、鉄または
ステンレスからなることを特徴とする。
ては、鋼心線に亜鉛メッキ鋼線を使用した鋼心アルミニ
ウムより線(ACSR線)、鋼心線にアルミニウム覆鋼
線を使用した鋼心アルミニウムより線(ACSR/AC
線)、鋼心線に亜鉛メッキ鋼線を使用した鋼心耐熱アル
ミニウム合金より線(TACSR線)、鋼心線にアルミ
ニウム覆鋼線を使用した鋼心耐熱アルミニウム合金より
線(TACSR/AC線)がある。
(約730℃)以上の融点をもつ材質からなる拘束リン
グ(例えば鉄またはステンレス)を鋼心線の外側のアル
ミニウムより線とアルミニウムより線との間に挿入して
いるので、溶接時の鋼心線(鋼心の素線)の広がりを拘
束リングが抑制し、鋼心線の広がりを防止することがで
きる。
ミニウムより線(ACSR線)、鋼心耐熱アルミニウム
合金より線(TACSR線)の場合には、熱を加えた時
に亜鉛の介在により鋼心線のFeと溶接用充填Alとが
反応し、反応熱で鋼心線が大きく外側に広がる現象が見
られるが、拘束リングによりその外側への広がりを確実
に防止することができる。
態に基づいて説明する。図1および図2は、本発明の鋼
心アルミニウム電線の接合構造および溶接方法に係る一
実施形態を示す(請求項1〜請求項6に対応する)。な
お、本実施形態では、図3〜図6で示す一例と同様の方
法および装置を用いた。そのため、その詳細は省略し、
本実施形態の特徴部分である鋼心線の広がり防止につい
て説明する。
前の鋼心アルミニウムより線50の端部50aの1層目
52をほぐし、溶接部の温度(約730℃)以上の融点
をもつ材質からなる拘束リング(例えば鉄またはステン
レス)60を、鋼心線51の外側の1層目52と2層目
53との間に挿入する処理を説明する。
対の鋼心アルミニウムより線50は、図3の電線13と
同様に、収容部1内に挿入される。そして、特開平7−
57847号公報に開示される電線の溶接方法およびそ
の装置と同様に操作される。この結果、図2に示すよう
に、鋼心線(鋼心の素線)51の端部50aには、溶接
部の温度(約730℃)以上の融点をもつ材質からなる
拘束リング(例えば鉄またはステンレス)60が鋼心線
51の外側のアルミニウムより線1層目52とアルミニ
ウムより線2層目53との間に挿入されているので、溶
接後においても、鋼心線(鋼心の素線)51の広がりを
防止することができる。
ても、鋼心線51の端部が露出することがなくなる。な
お、図2において、54は湯溜まり部、55は融着部を
表す。本実施形態において、拘束リング60は、金属リ
ングに限定されない。ただし、融点が高く(溶融する部
位の温度以上)、鋼心線51の広がりを防ぎ、かつ、引
張強度を低下させることがなく、低コストであれば良
い。アルミニウムの融点は、約660℃であるが、収容
部1のアルミニウム溶融部の温度は、実測値で660〜
730℃程度である。
0を鋼心線51の外側のアルミニウムより線1層目52
とアルミニウムより線2層目53との間に挿入したが、
拘束リング60は、安価な材質で、耐食性があれば鋼心
アルミニウムより線50の外側でも良い。ただし、拘束
リング60の材質が鉄の場合は、耐食性がないため、溶
融させたアルミニウム内にあれば問題ないが、外表面に
露出した場合は、腐食するので好ましくない。
にして外側におくことも考えられるが、ステンレスが外
表面にでた場合、アルミニウムとステンレスの電蝕の問
題があるので、好ましくない。特に、送電線は、海岸部
にも使用されるため、耐食性の要求は厳しい。一方、強
度を満足させるためには、図2に示すように、鋼心線5
1を開かせた方が良い。そこで、鋼心線51を拘束リン
グ60で直接拘束した場合、要求規格の強度が得られな
い。鋼心線51が開くことにより、アンカーの働きを
し、強度が上がる。
た場合、鋼心線51とアルミニウムの反応熱を直接受け
るため、0.5mm以下の鉄材の拘束リング60では溶
融破断し、拘束の効果を果たさない。ところで、本発明
が適用できるアルミニウム電線である鋼心アルミニウム
より線、鋼心耐熱アルミニウム合金より線の場合、#6
10以上の太い電線は鋼心線の外側のアルミニウムより
線は3層であり、#410以下の電線のアルミニウムよ
り線は2層である。#610以上の電線の場合は外側か
ら2層目と3層目の間に入れても良い。
取り、アルミニウムより線2層目または3層目の外側に
拘束リング60を嵌める方法も、アルミニウム溶接材の
量が少し多く必要となるが可能である。また、本実施形
態では、拘束リング60を鋼心アルミニウム電線50の
端面に挿入したが、端面から10mm程度奥に挿入して
も良い。
亜鉛メッキ線(ACSR線、TACSR線)の溶接も可
能となった。また、#330以上のサイズにおいてもこ
の方式により溶接品質の向上を図ることができた。ま
た、湯溜まり部54を切断する理由は次の通りである。
ッドを巻くことが多いようである。そこで、湯溜まり部
54をカットしないと、このアーマーロッドを巻くこと
ができない。アーマーロッドを巻くと、強度比で5%程
度強度がアップするので好ましい。さらに、その部位で
何か処理をしているという目印となり、施工者に注意を
促すこととなる。
いてさらに具体的に説明する。 (実験例1)#160(公称断面積mm2)の鋼心アル
ミニウムより線においてアルミニウムより線の外側1層
目と2層目の間に鉄(SS400またはS45C)また
はステンレス鋼(SUS304)製の幅2mm〜4m
m、肉厚0.5mmのリングを挿入した。
ムより線の外側1層目と2層目の間に鉄製の幅4mm、
肉厚0.5mmのリングを挿入した場合についてその結
果を示す。表1から明らかなように、試験環境が低温0
℃、常温20℃を問わず、良好であった。
着ジョイント)は、従来の圧縮スリーブの代替え施工法
であるため、従来の圧縮スリーブに対する要求規格がそ
のまま連用されている。 JEC−166 鋼心アルミニウムより線用接続管 JEC−199 鋼心耐熱アルミニウム合金より線用接
続管 この融着ジョイントは、ジャンパー線の接続として使用
しているため、使用電線の引張荷重の30%以上の規格
が適用されている(JEC−199参照)。
度は68.40kNであり、その30%は、20.52
KNである。従って、20.52kN以上の強度を要求
されるが、融着ジョイントの融着部に使用しているアル
ミニウム円柱は、A1050であり、その際背負う引張
応力は、59N/mm2である。鉄板内径20.2mm
で計算すると、18.9kN(27.6%)であり、3
0%以上を保証することは難しい。実際の強度30%を
超えるデータがあるのは、SR線での鋼心線の開きによ
るアンカー効果と融着時の鋼心線とアルミニウムの反応
により融着アルミニウム中へ鉄分が拡散し、合金を形成
するためと思われる。
段も検討したが、挿入できるリングの厚みは、0.5m
m程度であり、溶接時に金属リングは溶断してしまい効
果を果たさなかった。溶接器の収容部1の内径と鋼心ア
ルミニウムより線の外径の差は、例えば#410の場
合、2mmで片側1mmである。#410と#310は
溶接器の内径は共通である。アルミニウム溶接部の温度
は730℃に達する。
ミニウムより線(ACSR線)、鋼心耐熱アルミニウム
合金より線(TACSR線)の場合には、熱を加えた時
に亜鉛の介在により鋼線のFeと溶接用充填Alとが反
応し発熱する。この場合、リングを鋼心と直接接触する
方式では、反応熱で金属リングは溶融する。表2に、#
160(公称断面積mm2)の鋼心アルミニウムより線
(ACSR)の鋼心線の外側に幅5mm、肉厚0.5m
mの鉄製のリングを直接挿入した場合の結果を示す。
グの破片に邪麗されて鋼心線自体の直接の外表面への露
出はなかったが、鋼心線を拘束する目的が達せられてい
ないため、鋼心線が飛び出す確率は非常に高い。強度
は、鋼心線が外側に広がっているため、高めの値になっ
ている。
線が広がる場合と比較して、溶接強度が不足する問題が
生じる。(データSR58) 表3に、#160(公称断面積mm2)の鋼心アルミニ
ウムより線(ACSR)のアルミニウム線部を長さ5m
m段付加工後、直接鋼心線の外側に幅5mm、肉厚1m
mの鉄製のリングを挿入した場合の結果を示す。
ングを挿入するには、アルミニウム線部を段付き加工に
する必要があり、溶融部の容積を計算上で調整したが、
若干アルミニウム容量不足になり上部湯溜まり部にV字
凹みが発生した。
グを嵌める方法は、アルミニウム溶接材の量をその分多
く必要とするため、熱量コントロールが難しく、鋼心自
体の強度不足等、溶接強度が不足する。
鋼心アルミニウムより線(ACSR)のアルミニウム線
部を長さ10mm段付加工後、直接鋼心の外側に幅2m
m、肉厚2mmの鉄製のリングをアルミニウム段付面ま
で挿入し、鋼心線の先端を8mm出して鋼心先端を開か
せた場合の結果を示す。表4から明らかなように、強度
も若干低く、外観NGも発生し、安定性が低かった。
の発明によれば、湯溜まり部および外表面への鋼心線の
飛び出しを完全に防止できる。請求項2または請求項4
記載の発明によれば、アルミニウムより線の外側1層目
と2層目の間に拘束リングを挿入することにより、拘束
リングが鋼心線から直接受ける反応熱を軽減し、拘束リ
ングの溶融破断を防止することができる。
に、鋼心線の先端部を適度に開かせることにより、溶接
後の引張強度の低下率を減少させることができた。ま
た、溶接後、拘束リング自体は外表面に露出しないの
で、防錆上の問題もなくなる。
を示す説明図である。
電線の接合構造を示す説明図である。
接方法および電線の溶接装置をアルミニウムニウム電線
の溶接に適用した一例を示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 鋼心アルミニウム電線の端部同士を溶接
部を介して連結してなる鋼心アルミニウム電線の接合構
造において、 前記両端部には、溶接部の温度以上の融点をもつ材質か
らなる拘束リングが取り付けられていることを特徴とす
る鋼心アルミニウム電線の接合構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の鋼心アルミニウム電線の
接合構造において、 前記拘束リングは、鋼心線の外側のアルミニウムより線
とアルミニウムより線との間に挿入されていることを特
徴とする鋼心アルミニウム電線の接合構造。 - 【請求項3】 請求項1記載の鋼心アルミニウム電線の
接合構造において、 前記拘束リングは、鉄またはステンレスからなることを
特徴とする鋼心アルミニウム電線の接合構造。 - 【請求項4】 鋼心アルミニウム電線の端部同士を溶接
器内に挿入し、前記端部を溶接部を介して連結する鋼心
アルミニウム電線の溶接方法において、 前記溶接前に、前記両端部に前記溶接部の温度以上の融
点をもつ材質からなる拘束リングを取り付け、該拘束リ
ングによって前記溶接時に鋼心線の広がりを防止するこ
とを特徴とする鋼心アルミニウム電線の溶接方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の鋼心アルミニウム電線の
溶接方法において、 前記拘束リングは、鋼心線の外側のアルミニウムより線
とアルミニウムより線との間に挿入されていることを特
徴とする鋼心アルミニウム電線の溶接方法。 - 【請求項6】 請求項4記載の鋼心アルミニウム電線の
溶接方法において、 前記拘束リングは、鉄またはステンレスからなることを
特徴とする鋼心アルミニウム電線の溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07734099A JP3574588B2 (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 鋼心アルミニウム電線の接合構造および溶接方法 |
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|---|---|---|---|
| JP07734099A JP3574588B2 (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 鋼心アルミニウム電線の接合構造および溶接方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000277227A true JP2000277227A (ja) | 2000-10-06 |
| JP3574588B2 JP3574588B2 (ja) | 2004-10-06 |
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ID=13631202
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|---|---|---|---|
| JP07734099A Expired - Lifetime JP3574588B2 (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 鋼心アルミニウム電線の接合構造および溶接方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3574588B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103594196A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-02-19 | 北京星航机电装备有限公司 | 一种用于复杂电缆束外护套的衔接方法 |
| CN114744546A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-07-12 | 李会生 | 一种防错位的电力施工用绞线辅助焊接装置 |
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1999
- 1999-03-23 JP JP07734099A patent/JP3574588B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| CN103594196A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-02-19 | 北京星航机电装备有限公司 | 一种用于复杂电缆束外护套的衔接方法 |
| CN114744546A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-07-12 | 李会生 | 一种防错位的电力施工用绞线辅助焊接装置 |
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