JP2000277577A - 検査方法 - Google Patents
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- JP2000277577A JP2000277577A JP11083406A JP8340699A JP2000277577A JP 2000277577 A JP2000277577 A JP 2000277577A JP 11083406 A JP11083406 A JP 11083406A JP 8340699 A JP8340699 A JP 8340699A JP 2000277577 A JP2000277577 A JP 2000277577A
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Abstract
料の表面層を非破壊で高速に検査可能な検査方法を提供
する。 【解決手段】 試料に対して面状の電子ビームを照射す
る工程と、試料から発生する二次ビームを所定面に結像
させる工程とを有し、二次ビームを所定面に結像させる
結像条件が、電子ビームの照射による表面層の帯電状態
に応じて異なると共に、該帯電状態が前記表面層の物理
特性に対応することに基づいて、表面層の構造および材
質の少なくとも一方を判別する。
Description
して試料の表面層を検査する検査方法に関し、特に、集
積回路が形成された試料の表面層を検査する検査方法に
関する。
素子を相互接続した状態で1つの半導体基板上に一括形
成したものである。そして、このような集積回路におい
ては、半導体基板上の絶縁層に、半導体基板の拡散領域
と配線層とを接続するためのコンタクトホールや、多層
配線の配線層間を接続するためのビアホールが多数形成
されている。これらのコンタクトホールやビアホールは
通常、周知のフォトリソグラフィーとエッチング処理と
を用いて絶縁層に形成される。
ング処理は、絶縁層が完全に取り除かれ、絶縁層を貫通
して半導体基板が露出したところで終了させることが望
まれる。しかし、エッチング処理は多数のコンタクトホ
ールに対して同時に行われるため、いくつかのコンタク
トホールでは、取り除くべき絶縁層の一部が底部に残留
してしまい、半導体基板が完全に露出しないことがあ
る。
る集積回路は、正常に動作しない不良品である。従来よ
り、半導体基板上の絶縁層に形成された多数のコンタク
トホールを検査するために、破壊検査による断面観察
や、走査型電子顕微鏡(SEM)による表面観察が行わ
れてきた。
タクトホールのうち、底部まで完全に開口している正常
コンタクトホールの画像のみを選択的に取り込むことが
できる。さらに、取り込んだ画像をテンプレート画像と
比較することで、欠陥コンタクトホールを判別すること
もできる。
時のチャージアップ状態が正常コンタクトホールと欠陥
コンタクトホールとで異なり、かつチャージアップ状態
によって試料から放出される二次電子の量が変わること
を利用するものである。
ホール形成時の開口不良を低減するためには、エッチン
グ処理におけるオーバーエッチング量を増やすことが考
えられる。しかし、オーバーエッチングは、半導体基板
にダメージを与えてしまう。
るだけ多くのコンタクトホールを完全に開口でき、かつ
半導体基板へのダメージを最低限に抑えられるような値
に設定されることが望ましい。適切なオーバーエッチン
グ量の設定に当たっては、あるオーバエッチング量で形
成された多数のコンタクトホールのうち、何れが底部ま
で完全に開口した正常コンタクトホールかを全面にわた
って検査し、この検査結果を製造プロセスにフィードバ
ックすることが必要である。
は、試料を破壊しなければならないため、検査効率が悪
く、試料の全面検査はとても望めない。また、上記した
SEMによる表面観察では、電子銃から照射される電子
ビームの径を電子光学系で充分に絞り込み、スポット状
に集束した電子ビームで試料面上を走査するので、試料
の全面検査を行うにはスループットが遅いという問題が
ある。
完全に開口しているか否かの検査は、部分的にしか行え
ないというのが現状である。一方、半導体基板上の絶縁
層に形成されたビアホールの場合、エッチング処理時に
下地配線層の材料(例えばアルミ)がビアホールの内壁
に付着することを防ぐため、下地配線層の上にバリア層
(例えばTiN)を積層させていることが多い。
時には、下地配線層が露出しないようにバリア層を残し
た状態で、エッチング処理を終了しなければならない。
このため、エッチング処理の終了後、多数のビアホール
の底部に残すべきバリア層がきちんと残っているか、バ
リア層が取り除かれて下地配線層が露出してしまってい
るかを検査したいという要求がある。
観察では、ビアホールの底部がバリア層であるか下地配
線層であるかを区別することはできない。現在のとこ
ろ、ビアホール底部の材質検査に対応できる装置はな
い。本発明の目的は、電子ビームを用い、集積回路が形
成された試料の表面層を非破壊で高速に検査可能な検査
方法を提供することにある。
記載の発明は、試料の表面層を検査する検査方法であっ
て、試料に対して面状の電子ビームを照射する工程と、
試料から発生する二次ビームを所定面に結像させる工程
とを有し、二次ビームを所定面に結像させる結像条件
が、電子ビームの照射による表面層の帯電状態に応じて
異なると共に、該帯電状態が表面層の物理特性に対応す
ることに基づいて、表面層の構造および材質の少なくと
も一方を判別するものである。
電子ビームを面状に整形して試料に照射する。このと
き、照射領域内の試料の表面層は、物理特性が共通する
部分ごとに同じ帯電状態となる。二次ビームの結像条件
は表面層の帯電状態によって異なるため、ある物理特性
Aの部分から発生した二次ビームが所定面に結像するよ
うに結像条件を設定したときには、別の物理特性Bの部
分から発生した二次ビームは所定面に結像しない。
分からの二次ビームのみを、選択的に所定面に結像させ
ることができる。また、結像条件の設定を変更すること
で、所定面に結像する二次ビームを、表面層の別の物理
特性の部分から発生したものに切り換えることができ
る。その結果、表面層の構造および材質の少なくとも一
方を判別できる。
通する部分に対応する二次元画像が、そのまま所定面に
投影されるため、電子ビームで試料面上を走査すること
なく、物理特性が共通する部分に対応する二次元画像を
一括して取り込むことができる。したがって、請求項1
に記載の発明によれば、試料の表面層を非破壊で高速に
検査することができる。
は、請求項1に記載の検査方法において、結像条件が表
面層の帯電状態に応じて異なると共に、該帯電状態が表
面層の導通状態に対応することに基づいて、表面層に形
成された導通部と絶縁部とを判別するものである。
照射領域内において、試料の表面層の導通状態が共通す
る部分ごとに同じ帯電状態となる。二次ビームの結像条
件は表面層の帯電状態によって異なるため、例えば、表
面層の導通部から発生した二次ビームが所定面に結像す
るように結像条件を設定したときには、表面層の絶縁部
から発生した二次ビームは所定面に結像しない。
分(例えば導通部)からの二次ビームのみを、選択的に
所定面に結像させ、その二次元画像を取り込むことがで
きる。また、結像条件の設定を変更することで、所定面
に結像する二次ビームを、表面層の別の導通状態の部分
(例えば絶縁部)から発生したものに切り換えることが
できる。
ば、試料の表面層に形成された導通部と絶縁部との判別
を、非破壊で高速に行うことができる。 (請求項3)また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の検査方法において、試料の高さ
変動を検出する工程と、高さ変動に応じた結像条件の変
化を補正する工程とを有するものである。
試料の高さ変動が生じた場合でも、結像条件を一定に保
つことができる。したがって、試料自体に反りやうねり
がある場合でも、試料の複数の領域から順次、表面層の
物理特性(導通状態)が共通する部分に対応する二次元
画像を選択的に取り込むことができ、試料の表面層を全
面にわたって検査することが可能となる。
は、請求項3に記載の検査方法において、結像条件の変
化を補正するに当たり、二次ビームを所定面に結像させ
る電子光学系への印加電圧を変化させるものである。し
たがって、請求項4に記載の発明では、当該検査方法を
実現するために用いられる装置を簡単かつ安価に構成す
ることができる。
移動させながら、試料の複数の領域から順次、上記の二
次元画像を選択的に取り込むことができるので、試料の
表面層の全面検査を高スループットで行うことができ
る。 (請求項5)また、請求項5に記載の発明は、請求項3
または請求項4に記載の検査方法において、所定面に結
像された二次ビームに基づいて画像を取り込む工程と、
試料の中で同じパターンが形成された複数の領域に対し
て各々取り込んだ画像を、互いに比較する工程とを有す
るものである。
取り込んだ複数の画像を互いに比較するだけで、テンプ
レート画像と比較することなく、パターン形成の良・不
良を推測することができる。
形態を詳細に説明する。
する。図1は、本実施形態の検査方法を実現するために
用いられる検査装置10の構成図である。検査装置10
は、一次コラム21と、二次コラム22と、チャンバー
23とで構成されている。このうち一次コラム21は、
二次コラム22の側面に対して斜めに取り付けられてい
る。また、二次コラム22の下部には、チャンバー23
が取り付けられている。
チャンバー23は、真空排気系(不図示)と繋がってお
り、真空排気系のターボポンプにより排気されて、内部
の真空状態が維持される。ここで、一次コラム21、二
次コラム22およびチャンバー23の構成について各々
説明する。
は、電子を加速して出射する電子銃24が配置されてい
る。この電子銃24の陰極には、矩形陰極で大電流を取
り出すことができるランタンヘキサボライト(La
B6)が用いられる。
24から出射される電子ビーム(以下「一次ビーム」と
いう)の光軸上に、3段構成の一次光学系25が配置さ
れている。一次光学系25の各段は、回転軸非対称の四
重極(または八重極)の静電レンズ(または電磁レン
ズ)にて構成される。例えば、一次光学系25の各段
が、図2に示されるように、4つの円柱ロッド1〜4か
らなる静電レンズの場合、対向する円柱ロッド同士(1
と3,2と4)が等電位に設定され、かつ互いに逆の電
圧特性(1と3に+Vq、2と4に−Vq)が与えられ
る。このような静電レンズは、いわゆるシリンドリカル
レンズと同様、矩形陰極の長軸(X軸),短軸(Y軸)
各々で一次ビームの集束や発散を引き起こすものであ
る。
静電レンズのレンズ電圧を最適化することによって、出
射電子を損失することなく、一次ビームの断面を任意の
形状(矩形状や楕円形状など)に整形することができ
る。図2には、一次ビームの断面が矩形状の場合が示さ
れている。さらに、一次コラム21(図1)には、一次
光学系25の各静電レンズのレンズ電圧を制御すると共
に、電子銃24の加速電圧Vacを制御する一次コラム制
御ユニット45が接続されている。また、一次コラム制
御ユニット45は、CPU43に接続されている。
は、図1に示されるように、試料28を載置するステー
ジ27と、試料28の表面の高さを検出するZセンサ2
6とが設置されている。このうちステージ27には、ス
テージ制御ユニット49が接続されている。このステー
ジ制御ユニット49は、ステージ27をXY方向に駆動
すると共に、ステージ27のXY位置に応じたXY位置
信号をCPU43に出力する。
ィング電圧Vr(後述する)が印加されている。また、
Zセンサ26は、図3に示されるように、試料28の表
面(試料面28a)に向けて光を出射する発光素子51
と、発光素子51からの出射光の光路上に配置されるコ
リメータレンズ52と、試料面28aで反射した光の光
路上に配置される集光レンズ53と、2分割ディテクタ
54とから構成される。因みに、2分割ディテクタ54
は、図4に示されるように、2つの受光部54a,54
bを有する。
て、試料面28aからの反射光L1は、試料面28aの
高さ(Z位置)に応じて2分割ディテクタ54の異なる
位置に入射する。図3には、試料面28aのZ位置がZ
1,Z2,Z3のとき、試料面28aからの反射光L1
が2分割ディテクタ54の位置a,b,cに入射する様
子が示されている。また、図4には、反射光L1と受光
部54a,54bとの位置関係が示されている。
54b各々において反射光L1を受光し、受光量の差に
基づく差信号を出力する。因みに、この差信号は、2分
割ディテクタ54における反射光L1の入射位置(a,
b,c)、すなわち、試料面28aのZ位置(Z1,Z
2,Z3)に対応する。なお、このZセンサ26には、
Zセンサ制御ユニット47(図1)が接続されている。
このZセンサ制御ユニット47は、Zセンサ26を駆動
すると共に、2分割ディテクタ54からの差信号を取得
し、この差信号に基づいて、試料面28aのZ位置に応
じたZ位置信号をCPU43に出力する。
準値を記憶している。このため、CPU43では、Zセ
ンサ制御ユニット47からのZ位置信号に基づいて、検
出された試料面28aのZ位置と基準値との差を求め、
試料面28aの高さΔZを検出する。なお、ディテクタ
54として、2分割ディテクタを示したが、これに限る
ものではなく、4分割ディテクタを用いたものでもよ
い。また、出射光を複数化して多点で計測する多点AF
系を用い、試料面28aのZ位置と傾斜とを検出するよ
うにしてもよい。
は、図1に示されるように、試料28から発生する二次
ビーム(後述する)の光軸上に、カソードレンズ29、
ニューメニカルアパーチャ30、ウィーンフィルタ3
1、第2レンズ32、フィールドアパーチャ33、第3
レンズ34、第4レンズ35および検出器37が配置さ
れる。
5に示されるように、3枚の電極29a,29b,29
cにて構成される。この場合、カソードレンズ29の下
(試料28側)から1つ目の電極29aと2つ目の電極
29bとに電圧VCLが印加され、3番目の電極29cは
ゼロ電位に設定される。カソードレンズ29は、請求項
4の「電子光学系」に対応する。
29a,29bへの印加電圧VCLを制御するカソードレ
ンズ制御ユニット50(図1)が接続されている。ま
た、ニューメニカルアパーチャ30は、開口絞りに相当
するもので、上記カソードレンズ29の開口角を決定す
る。その形状は、円形の穴が開いた金属製(Mo等)の
薄膜板である。
の開口部がカソードレンズ29の焦点位置になるように
配置されている。このため、ニューメニカルアパーチャ
30とカソードレンズ29とは、テレセントリックな電
子光学系を構成している。ウィーンフィルタ31は、電
磁プリズムとして作用する偏向器であり、ウィーン条件
(E=vB。なお、vは荷電粒子の速度、Eは電界、B
は磁界を表し、E⊥Bである。)を満たす荷電粒子(例
えば二次ビーム)のみを直進させ、それ以外の荷電粒子
(例えば一次ビーム)の軌道を曲げることができる。
ンズ35はすべて、ユニポテンシャルレンズまたはアイ
ンツェルレンズと呼ばれる回転軸対称型のレンズであ
り、それぞれ3枚の電極で構成されている(図7参
照)。各レンズは通常、外側の2つの電極をゼロ電位と
し、中央の電極に印加する電圧を変えることでレンズ作
用が制御される。
の間には、フィールドアパーチャ33が配置されてい
る。このフィールドアパーチャ33は、光学顕微鏡の視
野絞りと同様、視野を必要範囲に制限する。また、検出
器37(図1)は、電子を加速増倍するMCP(マイク
ロチャネルプレート)38と、電子像を光学像に変換す
る蛍光面39および不図示の光学リレーレンズを有する
FOP(ファイバオプティックプレート)40と、光学
像を撮像するCCDカメラ41とから構成される。
は、蛍光面39での光学像を約1/3に縮小してCCD
カメラ41の撮像面に投影する。なお、FOP40は、
ファイバオプティックプレートに限るものではなく、光
学リレーレンズ系であればよい。また、CCDカメラ4
1は、撮像した光学像に基づく信号電荷を、例えば1/
30秒おきに読み出す。
ット42が接続されている。この画像処理ユニット42
は、CCDカメラ41からの信号電荷をA/D変換した
のち、内部のVRAMに格納して画像情報を作成し、C
PU43に出力する。さらに、二次コラム22には、上
記の第2レンズ32,第3レンズ34,第4レンズ35
の各レンズ電圧を制御すると共に、ウィーンフィルタ3
1に印加する電磁界を制御する二次コラム制御ユニット
46が接続されている。
処理ユニット42,カソードレンズ制御ユニット50
は、CPU43に接続されている。なお、CPU43に
は、CRT44が接続されている。CPU43は、画像
処理ユニット42から出力される画像情報に基づいて、
CRT44に画像を表示させる。また、CPU43は、
画像情報をメモリに転送する。
0における一次ビームおよび二次ビームの軌道などにつ
いて順に説明する。 〔一次ビーム〕図5に示されるように、電子銃24から
の一次ビームは、一次光学系25のレンズ作用を受けな
がらウィーンフィルタ31の中心部に斜めに入射する。
なお、図5には、矩形陰極のX方向断面に放出された電
子の軌道とY方向断面に放出された電子の軌道とが示さ
れている。
ムは、ウィーンフィルタ31の偏向作用により軌道が曲
げられ、ニューメニカルアパーチャ30の開口部に到達
する。ここで、一次光学系25のレンズ電圧の設定によ
り、一次ビームはニューメニカルアパーチャ30の開口
部で結像するようになっている。ニューメニカルアパー
チャ30の開口部で結像した一次ビームは、カソードレ
ンズ29を介して、試料面28aに照射される。ここ
で、ニューメニカルアパーチャ30とカソードレンズ2
9とはテレセントリックな電子光学系を構成しているた
め、カソードレンズ29を通過した一次ビームは平行ビ
ームとなる。その結果、試料面28aには一次ビームが
垂直かつ均一に照射される。すなわち、光学顕微鏡で云
うケーラー照明が実現される。
は上記のリターディング電圧Vrが印加されているた
め、カソードレンズ29の電極29aと試料28との間
には、一次ビームに対して負の電界が形成される。した
がって、カソードレンズ29を通過した一次ビームは、
試料面28aに到達するまでに減速される。このため、
試料28の破壊が防止される。
子ビームは、ニューメニカルアパーチャ30によって試
料面28aに到達することが阻止される。このため、試
料28のコンタミネーションが防止される。ところで、
試料面28aにおける一次ビームの照射領域24Aは、
一次光学系25へのレンズ電圧を制御することにより整
形され、図6に示されるように、例えば矩形状とされて
いる。
に載置された試料28には、面状の一次ビームが照射さ
れる。なお、一次ビームの照射領域24A内に位置する
試料28には、その表面層の導通状態、および一次ビー
ムの加速電圧Vacに応じてチャージアップ(帯電)が発
生する(詳細は後述する)。また、この照射領域24A
内に位置する試料28には、上記したZセンサ26の発
光素子51からの出射光が入射するようになっている。
これにより、照射領域24A内での試料面28aの高さ
変動ΔZが、Zセンサ26からの出力に基づいて検出さ
れる。
射されると、その照射領域24A内の試料28から、二
次電子、反射電子、または後方散乱電子のうち、少なく
とも1種からなる二次ビームが発生する(図7)。この
二次ビームは、照射領域24Aの二次元画像情報を有す
る。なお、上記のように一次ビームが試料面28aに対
して垂直に照射されたので、二次ビームは影のない鮮明
な像を有することになる。
にはリターディング電圧Vrが印加されているため、試
料28とカソードレンズ29の電極29aとの間には、
二次ビームに対して正の電界が形成される。したがっ
て、試料28から発生した二次ビームは、カソードレン
ズ29に向けて加速される。
9によって集束作用を受け、ニューメニカルアパーチャ
30を通過すると共に、ウィーンフィルタ31の偏向作
用も受けずにそのまま直進し、第2レンズ32を介して
フィールドアパーチャ33面(以下「基準面33a」と
いう)に結像する。この基準面33aは、請求項1の
「所定面」に対応する。
磁界を変えることで、二次ビームから、特定のエネルギ
ー帯を持つ電子(例えば二次電子、反射電子、または後
方散乱電子)のみを選択して通過させることができる。
そして、フィールドアパーチャ33を通過した二次ビー
ムは、後段に配置された第3レンズ34と第4レンズ3
5とによって集束や発散を繰り返し、検出器37の検出
面に再結像される。
ームは、カソードレンズ29と第2レンズ32とにより
1回結像し、その後、第3レンズ34と第4レンズ35
とにより1回ずつ結像する(合計3回結像)。なお、第
3レンズ34と第4レンズ35とを合わせて1回の結像
を行わせるようにしてもよい(合計2回結像)。上記の
ように、試料28から発生した二次ビームの結像を、カ
ソードレンズ29だけで行うのではなく、第2レンズ3
2と合わせて行うことにより、レンズ収差の発生を抑え
ることができる。
の第3レンズ34および第4レンズ35と共に、不要な
二次ビームを遮断して、検出器37のチャージアップや
コンタミネーションを防いでいる。ニューメニカルアパ
ーチャ30は、二次ビームに対しては、後段の第2レン
ズ32〜第4レンズ35のレンズ収差を抑える役割を果
たしている。
37の検出面に再結像した二次ビームは、検出器37内
のMCP38を通過する際に加速増倍され、蛍光面39
で光に変換される。そして、蛍光面39からの光は、F
OP40を介してCCDカメラ41の撮像面に結像す
る。なお、第3レンズ34,第4レンズ35は、基準面
33aに得られた中間像を拡大投影するためのレンズで
ある。したがって、試料面28aでの照射領域24Aの
二次元像は、検出器37の検出面に拡大投影される。
射領域24Aの二次元像(二次ビームの像)は、蛍光面
39において光学像に変換されたのち、FOP40を介
してCCDカメラ41の撮像面にそのまま投影される。
そして、この投影像は、上記の画像処理ユニット42,
CPU43(図1)を介して、CRT44に画像表示さ
れる。
試料28から発生した二次ビーム(図7)が基準面33
aに結像するか否かは、試料28とカソードレンズ29
との間の電位差Vscで決まる。この電位差Vscがある一
定値Vsc0に保たれているとき、試料28からの二次ビ
ームが基準面33aに結像するとする。したがって、電
位差Vscが一定値Vsc0から外れると、試料28からの
二次ビームは基準面33aに結像しない。
ータは、カソードレンズ29への印加電圧VCLと、試料
面28aからカソードレンズ29の下端部(試料28側
の端部)29dまでの距離WDとである。これら印加電
圧VCLと距離WDとの組み合わせは、請求項の「結像条
件」に対応する。また、電位差Vscには、上記の装置パ
ラメータ(印加電圧VCL,距離WD)の他、試料28の
表面層のチャージアップ状態も関係するが、詳細は後述
する。
離WDが変化した場合、この距離WDの変化に基づく電
位差Vscの変化分は、カソードレンズ29への印加電圧
VCLの調整によって補正することができる。
アップ状態が一定の場合には、距離WDが変化しても、
印加電圧VCLを調整することによって電位差Vscを一定
値Vsc0に保ち、試料28からの二次ビームを基準面3
3aに結像させることができる。このようなフォーカス
制御のため、CPU43には、距離WDの変化量に対す
る印加電圧VCLの調整量が、制御テーブルとして予め与
えられている。制御テーブルは、印加電圧VCLを変化さ
せても、撮影倍率が変わらないようなレンズ条件に設定
することが好ましい。
XY移動時に、試料面28aの高さ変動ΔZが生じたと
きに起こる。また、試料面28aの高さ変動ΔZは、試
料28自体の反りやうねり、試料28をステージ27に
取り付けたときに生じる傾き、ステージ27自体の傾
き、またはステージ27の上下動などに起因する。上記
のCPU43は、Zセンサ制御ユニット47からの出力
(Z位置信号)に基づいて、試料面28aの高さ変動Δ
Zを検出したのち、距離WDの変化量を求め、上記の制
御テーブルに基づいて印加電圧VCLの調整量を設定し
て、カソードレンズ制御ユニット50に印加電圧信号を
出力する。
を用い、試料28の表面層を検査する方法について、検
査対象となる試料28の具体例を2通り挙げて説明す
る。本実施形態の検査方法は、一次ビームの照射によっ
て試料28の表面層に発生するチャージアップ状態に応
じて、試料28からの二次ビームを基準面33aに結像
させるための装置パラメータ(印加電圧VCL,距離W
D)が異なると共に、このチャージアップ状態が試料2
8の表面層の導通状態に対応することを利用するもので
ある。この検査方法によれば、試料28の表面層に形成
された導通部と絶縁部とを判別することができる。
について説明する。図8に示されるように、試料28
は、多数(図8では10個)のコンタクトホール63,
63,…が形成されたものである。これら多数のコンタ
クトホール63,63,…は、周知のフォトリソグラフ
ィーとエッチング処理とを用い、図9に示されるシリコ
ン(Si)基板61上の絶縁層62(例えばSiO2層)
に一括形成される。
…の中には、図10(a)に示されるように、絶縁層62
が完全に取り除かれ、絶縁層62を貫通してSi基板6
1が露出した正常なコンタクトホール63aだけでな
く、図10(b)に示されるように、底部に取り除くべき
絶縁層62の一部が残留してしまった欠陥コンタクトホ
ール63bも含まれる。
(a))のSi基板61が露出した底部を「露出部61
a」という。欠陥コンタクトホール63b(図10
(b))の底部に残留した絶縁層62の一部を「残余部6
2a」という。そこで、試料28の絶縁層62に形成さ
れた多数のコンタクトホール63,63,…を検査する
に当たり、試料28に一次ビームを照射する。このと
き、一次ビームの加速電圧Vacを、試料28の絶縁層6
2がチャージアップしやすい値に設定することが好まし
い。
ール63aは、図11(a)に示されるように、チャージ
アップしない。これは、底部が露出部61a(すなわち
導通部)だからである。一方、欠陥コンタクトホール6
3bは、一次ビームの照射時、図11(b)に示されるよ
うに、チャージアップする。これは、底部が残余部62
a(すなわち絶縁部)だからである。
に、チャージアップしてない正常なコンタクトホール6
3a(露出部61a)と、チャージアップしている欠陥
コンタクトホール63b(残余部62a)とが、混在し
ているとする。このとき、照射領域24A内の試料28
とカソードレンズ29との間の電位差Vscは、照射領域
24A内の試料28のチャージアップ状態に応じて部分
的に変化することになる。すなわち、残余部62aとカ
ソードレンズ29との間の電位差Vscが、露出部61a
とカソードレンズ29との間の電位差Vscから、チャー
ジアップした分ΔVscだけずれることになる。
加電圧VCL,距離WD)の設定を、露出部61aとカソ
ードレンズ29との間の電位差Vscが一定値Vsc0に保
たれるようにした場合(例えば印加電圧VCL=VCL1,
距離WD=WD1)、残余部62aとカソードレンズ2
9との間の電位差Vscは一定値Vsc0から外れることに
なる。
28の露出部61aから発生した二次ビームは基準面3
3aに結像するが、残余部62aからの二次ビームは基
準面33aに結像しない。その結果、CRT44には、
露出部61a(正常なコンタクトホール63a)に対応
する画像のみが鮮明に表示される。図14に、露出部6
1a(正常なコンタクトホール63a)に対応する画像
の例を示す。
離WD)の設定を変更し、残余部62aとカソードレン
ズ29との間の電位差Vscが一定値Vsc0に保たれるよ
うにした場合(例えば印加電圧VCL=VCL2(≠VCL
1),距離WD=WD1)、露出部61aとカソードレ
ンズ29との間の電位差Vscは一定値Vsc0から外れる
ことになる。
28の残余部62aから発生した二次ビームは基準面3
3aに結像するが、露出部61aからの二次ビームは基
準面33aに結像しない。その結果、CRT44には、
残余部62a(欠陥コンタクトホール63b)に対応す
る画像のみが鮮明に表示される。図15に、残余部62
a(欠陥コンタクトホール63b)に対応する画像の例
を示す。
ホール63a)の画像が鮮明に表示されるときの装置パ
ラメータ(印加電圧VCL1,距離WD1)と、残余部6
2a(欠陥コンタクトホール63b)の画像が鮮明に表
示されるときの装置パラメータ(印加電圧VCL2,距離
WD1)との違いは、上記した残余部62aのチャージ
アップ分に基づく電位差VscのずれΔVscに相当する。
ば、チャージアップしていない露出部61a(正常なコ
ンタクトホール63a)の鮮明な画像(例えば図14)
と、チャージアップしている残余部62a(欠陥コンタ
クトホール63b)の鮮明な画像(例えば図15)と
を、装置パラメータ(印加電圧VCL,距離WD)の設定
変更により、別々に表示させることができる。
多数のコンタクトホール63,63,…の中で、正常な
コンタクトホール63a(図10(a))と、欠陥コンタ
クトホール63b(図10(b))とを区別することがで
きる。また、照射領域24A内に位置する試料28の中
に存在する露出部61a(正常なコンタクトホール63
a)の画像、または残余部62a(欠陥コンタクトホー
ル63b)の画像を、一括して取り込むことができるた
め、試料28のコンタクトホール検査を非破壊で高速に
行うことができる。
上記したZセンサ26からの出力に基づいて試料面28
aの高さ変動ΔZを常に管理しながら、ステージ27を
XY移動させることによって、試料28の複数の領域6
5A,65B,…(図16)から順次、上記した露出部
61a(正常なコンタクトホール63a)に対応する画
像のみ、または残余部62a(欠陥コンタクトホール6
3b)に対応する画像のみを取り込むことができる。
射領域24A内に位置させて、装置パラメータを印加電
圧VCL=VCL1,距離WD=WD1に設定し、領域65
Aの中に存在する露出部61a(正常なコンタクトホー
ル63a)の画像を取り込んだとする(図12の状
態)。このとき、露出部61aとカソードレンズ29と
の間の電位差Vscが一定値Vsc0に保たれる。なお、領
域65Aの中に残余部62a(欠陥コンタクトホール6
3b)が存在していても、その画像を取り込むことはで
きない。
により照射領域24A内に領域65B(図16)を位置
させたときに、試料面28aの高さ変動ΔZが生じて、
距離WDがWD1から変化してしまったとする(図17
(a),図18(a)の状態)。この場合、印加電圧VCL=
VCL1に変化がなくても、距離WDの変化に基づく電位
差Vscの変化分が発生するので、露出部61aとカソー
ドレンズ29との間の電位差Vscは一定値Vsc0から外
れてしまい、露出部61aからの二次ビームは基準面3
3aに結像しなくなる。その結果、領域65B内に露出
部61a(正常なコンタクトホール63a)が存在して
いても、その画像を取り込むことはできなくなる。
試料面28aの高さ変動ΔZによって距離WDが変化し
ても、この距離WDの変化に基づく電位差Vscの変化分
は、印加電圧VCLの調整によって補正することができ
る。このため、試料面28aの高さ変動ΔZが生じた場
合でも、露出部61aとカソードレンズ29との間の電
位差Vscを一定値Vsc0に保つことができる。このと
き、露出部61aからの二次ビームは、図17(b),図
18(b)に示されるように、基準面33aに結像するこ
とになる。
ても、領域65Aのときと同様に、露出部61a(正常
なコンタクトホール63a)の鮮明画像を取り込むこと
ができる。
ば、試料面28aの高さ変動ΔZを管理し、距離WDの
変化に基づく電位差Vscの変化分を補正しながら、試料
28の複数の領域65A,65B,…(図16)を順
次、照射領域24A内に位置させる(すなわち面状の一
次ビームで試料面28a上を走査する)ことにより、試
料28上の所定パターンが形成されたダイ65を全面に
わたってコンタクトホール検査することができる。
61a(正常なコンタクトホール63a)全ての鮮明画
像を取り込むことができる。なお、残余部62a(欠陥
コンタクトホール63b)についても同様に、試料面2
8aの高さ変動ΔZを管理しながら一次ビームで試料面
28a上を走査することにより、ダイ65の中に存在す
る全ての残余部62a(欠陥コンタクトホール63b)
の鮮明画像を取り込むことができる。
L,距離WD)の設定は、上記した露出部61a(正常
なコンタクトホール63a)の画像取り込み時の装置パ
ラメータ(印加電圧VCL,距離WD)とは、欠陥コンタ
クトホール63bの残余部62aのチャージアップ分に
基づく電位差VscのずれΔVscだけ異なっている。ま
た、本実施形態の検査方法では、面状の一次ビームで試
料面28a上を走査するため、ダイ65の全面検査(画
像取り込み)を高スループットで行える。
ーンが形成された複数のダイ65,65,…が配列され
ている(図19)。本実施形態の検査方法によれば、こ
れら複数のダイ65,65,…の全面検査も高スループ
ットで行うことができ、試料28を全面にわたってコン
タクトホール検査できる。
出部61a(正常なコンタクトホール63a)の画像、
または残余部62a(欠陥コンタクトホール63b)の
画像は、コンタクトホール形成時のオーバエッチング量
を適切に設定する上で、非常に有効な情報となる。さら
に、実際の試料28では、各ダイ65の中に存在する多
数のコンタクトホール63,63,…のうち、正常なコ
ンタクトホール63aの数の方が、欠陥コンタクトホー
ル63bの数よりも圧倒的に多い。
CL,距離WD)の設定変更によって、取り込んだ2つの
鮮明画像のうち、どちらが正常なコンタクトホール63
aの画像か、欠陥コンタクトホール63bの画像かを推
測することができる。さらに、試料面28aの高さ変動
ΔZを管理しながら一次ビームで試料面28a上を走査
し、取り込んだ複数のダイ65,65,…の画像を比較
することにより、テンプレート画像と比較しなくても、
画像の共通部分が正常なコンタクトホール63aであ
り、共通してない部分が欠陥コンタクトホール63bで
あると推測できる。
ついて説明する。図20に示されるように、2つ目の試
料28は、多数(図20では10個)のビアホール7
4,74,…が形成されたものである。これら多数のビ
アホール74,74,…は、周知のフォトリソグラフィ
ーとエッチング処理とを用い、図21に示されるバリア
層72(例えばTiN層)上の絶縁層73(例えばSi
O2層)に一括形成される。バリア層72は、エッチン
グ処理時に下地配線層71の材料(例えばアルミ)がビ
アホール74の内壁に付着することを防ぐために、下地
配線層71の上に積層されたものである。
形成時には、下地配線層71が露出しないようにバリア
層72を残した状態でエッチング処理を終了しなければ
ならない。
の中には、図22(a)に示されるように、絶縁層73が
完全に取り除かれ、絶縁層73を貫通してバリア層72
が露出した正常なビアホール74aだけでなく、図22
(b)に示されるように、残すべきバリア層72が底部か
ら取り除かれてしまった欠陥ビアホール74bも含まれ
る。
底部に残されたバリア層72を「残余部72a」とい
う。欠陥ビアホール74b(図22(b))の下地配線層
71が露出した底部を「露出部71a」という。そこ
で、試料28の絶縁層73に形成された多数のビアホー
ル74,74,…を検査するに当たり、試料28に一次
ビームを照射する。このとき、一次ビームの加速電圧V
acを、試料28のバリア層72がチャージアップしやす
い値に設定することが好ましい。
4aは、図23(a)に示されるように、チャージアップ
する。これは、底部が残余部72a(すなわち絶縁部)
だからである。一方、欠陥ビアホール74bは、一次ビ
ームの照射時、図23(b)に示されるように、チャージ
アップしない。これは、底部が露出部71a(すなわち
導通部)だからである。
3の場合と同様に、装置パラメータ(印加電圧VCL,距
離WD)の設定を変更することにより、チャージアップ
している残余部72a(正常なビアホール74a)の画
像と、チャージアップしていない露出部71a(欠陥ビ
アホール74b)の画像とを、別々に取り込むことがで
きる。
た多数のビアホール74,74,…の中で、正常なビア
ホール74a(図22(a))と、欠陥ビアホール74b
(図22(b))とを区別することができる。すなわち、
ビアホール74,74,…の底部の材料を検査できる。
また、残余部72a(正常なビアホール74a)の画
像、または露出部71a(欠陥ビアホール74b)の画
像を、一括して取り込むことができるため、試料28の
ビアホール検査を非破壊で高速に行うことができる。
試料面28aの高さ変動ΔZを常時管理し、一次ビーム
で試料面28a上を走査することにより、試料28のダ
イから、チャージアップしている残余部72a(正常な
ビアホール74a)の画像、またはチャージアップして
いない露出部71a(欠陥ビアホール74b)の画像を
取り込むこともできる。
高スループットで行うことができ、試料28を全面にわ
たってビアホール検査できる。その結果得られる試料2
8全面に対する残余部72a(正常なビアホール74
a)の画像、または露出部71a(欠陥ビアホール74
b)の画像は、ビアホール形成時のオーバエッチング量
を適切に設定する上で、非常に有効な情報となる。
クトホール63bの残余部62a(図11)、および正
常ビアホール74aの残余部72a(図23)が、マイ
ナスの電荷にチャージアップする例を示したが、その極
性は一次ビームのエネルギー(加速電圧Vac)に応じて
変化し、プラスの電荷にチャージアップすることもあり
得る。本実施形態の検査方法は、チャージアップの極性
に関わらず実行することができる。
グ処理の終了後、コンタクトホール63やビアホール7
4を検査する場合を例に説明したが、コンタクトホール
63やビアホール74にタングステンを充填した後でも
同様に検査することができる。
aの高さ変動ΔZによって距離WDが変化したとき、こ
の距離WDの変化に基づく電位差Vscの変化分を、印加
電圧VCLの調整によって補正する例を説明したが、ステ
ージ27をZ方向に駆動して試料面28aの高さを元に
戻すことにより、電位差Vscの変化分を補正することも
できる。
の変化に基づく電位差Vscの変化分を、カソードレンズ
29への印加電圧VCLを調整することで補正する例を説
明したが、第2レンズ32への印加電圧も合わせて調整
に用いても構わない。また、第2レンズ32への印加電
圧だけを調整しても、電位差Vscの変化分を補正するこ
とができる。
ムの照射領域24Aを固定し、ステージ27を駆動する
ことにより、一次ビームを試料面28a上で走査させる
例を説明したが、この構成に限らない。例えば、一次コ
ラム21内の一次ビームの光軸上に偏向器を配置し、こ
の偏向器への印加電圧を制御することにより、一次ビー
ムの軌道を偏向させることが可能な装置であれば、照射
領域24Aを試料面28a上で移動させて、ステージ2
7を停止させておくことにより、一次ビームを試料面2
8a上で走査させることができる。
Zセンサ26を用い、照射領域24Aと高さ変動ΔZの
検出箇所とを一致させたが、照射領域24Aと高さ変動
ΔZの検出箇所とが一致しないZセンサ(例えばTTL
検出方式)を用いて試料面28aの高さ変動ΔZを常時
管理することもできる。さらに、電子ビームによる試料
の検出前に、試料全面に対して高さ変動の検出を行い、
試料全面のフォーカス制御量マップを予め作成してもよ
い。また、例えば、このとき電子ビーム軸に隣接する位
置に光学顕微鏡を配置して、この光学顕微鏡によって試
料の高さ変動を検出してもよい。また、高さ変動の検出
は、まず大まかに試料の数箇所について高さ変動を検出
し、それ以外のデータ空白箇所については補間処理で補
ってもよい。
に予め与えた制御テーブルを用いてフォーカス制御を行
う例を説明したが、それに限定されず、CPU43が逐
一、距離WDの変化量に対する印加電圧VCLの調整量を
算出してもよい。さらに、上述した実施形態では、一次
コラム21の電子光学系(一次光学系25)と二次コラ
ム22の電子光学系(第2レンズなど)とを、ウィーン
フィルタ31で接合する例を挙げたが、独立に構成した
ものについても本発明の検査方法を適用できる。
5に記載の発明によれば、二次ビームの結像条件を選択
的に設定するだけで、簡単かつ高速に試料の表面層を非
破壊検査することができる。したがって、試料の表面層
の検査を全面にわたって行うことができ、製造プロセス
に対して非常に有用な検査結果をフィードバックするこ
とが可能となる。その結果、集積回路の微細化に伴うデ
バイス構造の高層化によりプロセスマージンが少なくな
っても、適切なプロセス条件の設定を確実に行うことが
できる。
る。
る。
明する断面図である。
ャージアップ状態を説明する断面図である。
を説明する図である。
を説明する図である。
を説明する図である。
を説明する図である。
断面図である。
アップ状態を説明する断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 試料の表面層を検査する検査方法であっ
て、 前記試料に対して面状の電子ビームを照射する工程と、 前記試料から発生する二次ビームを所定面に結像させる
工程とを有し、 前記二次ビームを前記所定面に結像させる結像条件が、
前記電子ビームの照射による前記表面層の帯電状態に応
じて異なると共に、該帯電状態が前記表面層の物理特性
に対応することに基づいて、前記表面層の構造および材
質の少なくとも一方を判別することを特徴とする検査方
法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の検査方法において、 前記結像条件が前記表面層の帯電状態に応じて異なると
共に、該帯電状態が前記表面層の導通状態に対応するこ
とに基づいて、前記表面層に形成された導通部と絶縁部
とを判別することを特徴とする検査方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の検査方
法において、 前記試料の高さ変動を検出する工程と、 前記高さ変動に応じた前記結像条件の変化を補正する工
程とを有することを特徴とする検査方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の検査方法において、 前記結像条件の変化を補正するに当たり、前記二次ビー
ムを前記所定面に結像させる電子光学系への印加電圧を
変化させることを特徴とする検査方法。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の検査方
法において、 前記所定面に結像された二次ビームに基づいて画像を取
り込む工程と、 前記試料の中で同じパターンが形成された複数の領域に
対して各々取り込んだ前記画像を、互いに比較する工程
とを有することを特徴とする検査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08340699A JP4288744B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08340699A JP4288744B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 検査方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000277577A true JP2000277577A (ja) | 2000-10-06 |
| JP4288744B2 JP4288744B2 (ja) | 2009-07-01 |
Family
ID=13801560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08340699A Expired - Lifetime JP4288744B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4288744B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004134374A (ja) * | 2002-07-09 | 2004-04-30 | Leo Elektronenmikroskopie Gmbh | 半導体装置の電子顕微鏡による観察方法およびその装置 |
| JP2011243487A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Hitachi Ltd | 荷電粒子線装置 |
| JP2015133400A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 株式会社アドバンテスト | 電子ビーム露光装置 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP08340699A patent/JP4288744B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004134374A (ja) * | 2002-07-09 | 2004-04-30 | Leo Elektronenmikroskopie Gmbh | 半導体装置の電子顕微鏡による観察方法およびその装置 |
| JP2011243487A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Hitachi Ltd | 荷電粒子線装置 |
| JP2015133400A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 株式会社アドバンテスト | 電子ビーム露光装置 |
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| JP4288744B2 (ja) | 2009-07-01 |
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