JP2000277765A - 太陽電池の短絡部除去方法 - Google Patents
太陽電池の短絡部除去方法Info
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Abstract
太陽電池に生じた短絡部以外の部分を破壊することなく
確実に短絡部分を除去する方法を提供する。 【解決手段】 基板上に第1の電極層、半導体層、第2
の電極層が順次形成された1又は複数の太陽電池セルか
らなる太陽電池における該太陽電池セルの正負の両極に
対し、逆方向に耐電圧以下の逆方向電圧を印加し、短絡
部を除去する太陽電池の短絡部除去方法において、前記
逆方向印加電圧を図1(A)〜(D)に示す逆方向を主
とし一部順方向成分を含む値が時間とともに周期的に変
化する略交流(正弦波、正弦波の半波、ノコギリ波)の
電圧とした。
Description
を用いた薄膜太陽電池に生じた短絡部を除去する方法に
関する。さらに詳しくは、本発明は、上記薄膜太陽電池
において、発電に寄与する光電変換半導体層を挾む基板
側電極と裏面側電極の電極間に短絡部が発生した場合
に、耐電圧以下の逆方向電圧を印加して、その際に発生
したジュール熱により短絡部を除去あるいは酸化して絶
縁する方法に関する。
は、絶縁性基板1の一つの面に所定のパターンで形成し
た、第1の電極2と、該第1の電極2の表面に設けた非
晶質半導体からなる光電変換半導体層3と、該光電変換
半導体層3の表面に設けた第2の電極4とから構成され
た太陽電池セル5a,5b,5cを、一つの基板1上に
複数個設け、太陽電池セル5aの第1の電極2aと隣接
する太陽電池セル5bの第2の電極4bを直列に接続し
て構成されている。
て、硝子基板や透明性樹脂基板などを用いた場合、第1
の電極2としてITO(Indium Tin Oxide:酸化錫を混
入した酸化インジウム)などの透明電極材料が、第2の
電極4として金属電極材料が用いられる。また、絶縁性
基板1として、透光性を有しない基板材料を用いた場
合、第1の電極2として金属電極材料が、第2の電極4
として透明電極材料が用いられる。
体の場合、非晶質シリコン、水素化非晶質シリコン、水
素化非晶質シリコンカーバイド、非晶質シリコンナイト
ライドなどのほか、シリコンと炭素、ゲルマニウム、錫
等の他の金属との合金からなる非晶質シリコンなどが用
いられ、さらに、これら非晶質または微結晶をpin
型、nip型、ni型、pn型、MIS型、ヘテロ接合
型、ホモ接合型、ショットキーバリアー型あるいはこれ
らを組み合わせた形などに構成した半導体材料が用いら
れる。また、半導体層は、シリコン系に限られず、Cd
S系、GaAs系、InP系などで構成しても良い。
造時に光電変換半導体層3bに生起したピンホールに起
因して、太陽電池セル5bの第1の電極2bと第2の電
極4bの間に短絡を生じた場合には、短絡部を除去した
り短絡部を酸化させて絶縁することが行われている。
けた第1の電極2bと光電変換半導体層3bの裏面側に
設けた第2の電極4b間に生じた短絡部を除去する場合
には、電極4b,4cにプローブ電極6a,6bを接触
させ、発電に寄与する光電変換半導体層3bを挾む第1
の電極2bと第2の電極4b間に、図1(E)に示すよ
うな逆耐圧(逆バイアス電圧)以下(0V側)の直流逆
方向電圧あるいはパルス状の矩形波の逆方向電圧を印加
して、短絡部に電流を集中させ、発生したジュール熱に
よって短絡部の金属を酸化させて絶縁体としたり、金属
を飛散させて短絡部を除去している。
価であり、電極2と電極4間に逆方向の電圧を印加した
場合には、第1の電極2と光電変換半導体層3と第2の
電極4からなる太陽電池セル5は、コンデンサーとして
働き、両電極2,4間に電荷を蓄積する。
印加した場合は、印加した電圧を急激に除いた後でも、
電極2,4間に電荷が残留し、この電荷による電圧に起
因して、光電変換半導体層3の短絡部以外の弱い部分に
破壊を生起させるという問題がある。
めに、電極2,4間にパルス状の矩形波電圧を印加する
手法では、太陽電池セルに高い電圧が蓄積されることを
防ぐために耐電圧に近い充分な電圧を印加することがで
きず4V程度の逆方向の電圧パルスを印加している。し
かしながら、このような低い電圧では、短絡部分にエネ
ルギーを十分に与えることができなくなり、発生したジ
ュール熱で短絡部を除去したり酸化することができない
部分を生じるという問題があるとともに、蓄積された電
荷が半導体の耐圧の低い部分を介して放電することによ
って短絡部以外の正常部分が破壊する現象が発生してい
た。
鑑み、薄膜太陽電池に生じた短絡部を除去する場合に、
電極間に印加した逆方向電圧によって、短絡部以外の部
分を破壊することなく、確実に短絡部分を除去すること
ができる方法を提供することを目的とする。
もに周期的に変化する略交流の電圧を電極2,4間に印
加するとともに、上記印加電圧波形を逆方向電圧成分を
主とし、一部順方向成分を含む電圧波形とすることによ
って、太陽電池セルに蓄積された電荷を放電して太陽電
池セルを保護するようにした。
層、半導体層、第2の電極層が順次形成された1又は複
数の太陽電池セルを含む太陽電池における該太陽電池セ
ルの正負の両極に対し、逆方向に耐電圧以下の逆方向電
圧を印加し、短絡部を除去する太陽電池の短絡部除去方
法であって、上記逆方向印加電圧が逆方向成分を主と
し、一部順方向成分を含んでいる、値が時間とともに周
期的に変化する電圧とした。
短絡部除去方法において、前記逆方向印加電圧を0.5
V以下の順方向電圧と1V以上の逆方向電圧の間を行き
来する正弦波とした。
短絡部除去方法において、前記逆方向印加電圧を0.2
V以下の順方向電圧と1V以上の逆方向電圧を行き来す
る正弦波の半波とした。
短絡部除去方法において、前記逆方向印加電圧が0.2
V以下の順方向電圧と1V以上の逆方向電圧を行き来す
る矩形波とした。
短絡部除去方法において、前記逆方向印加電圧が0.5
V以下の順方向電圧と1V以上の逆方向電圧を行き来す
るノコギリ波とした。
池の短絡部除去方法において、太陽電池素子の逆方向電
圧印加時の容量と抵抗で規定される時定数の周波数の略
交流波形の電圧を逆方向印加するようにした。
電池の短絡部除去方法において、前記時間とともに周期
的に変化する逆方向印加電圧の繰返しの周波数を20〜
1000Hzとした。
電池の短絡部除去方法において、前記時間とともに周期
的に変化する逆方向印加電圧の繰返しの周波数を50〜
120Hzとした。
逆方向電圧を瞬間的に10V程度まで高めることができ
るようになり、短絡部分のみを発熱させて確実に除去す
ることができる。
蓄積された電荷は順方向電圧が印加されている期間に放
電され、蓄積された電荷によって短絡部分以外の個所に
破壊を生起するおそれがなくなる。
除去方法について説明する。短絡部を有する太陽電池に
電流を流す方法は、図2に示した方法と同じである。本
発明においては、プローブ電極6aとプローブ電極6b
間に印加する電圧を、直流ではなく逆方向成分を主とし
一部順方向成分を含む値が時間とともに周期的に変化す
る略交流電圧とした点に特徴を有している。すなわち、
プローブ電極6aとプローブ電極6bに印加する電圧
は、図1(A)に示すように、逆方向成分を主とすると
ともに一部順方向成分を含む正弦波形の電圧とし、順方
向成分のピーク値を0.5Vとし逆方向のピーク値を1
V以上とした。
とによって、順方向成分の印加時に、電極2,4間に蓄
積された電荷は放電され、正常な部分に破壊を起こすこ
とがなくなる。さらに、電荷の蓄積による影響を考えな
くてよいので、逆方向印加電圧も瞬間的に10Vまで印
加することができるようになり、短絡部分を確実に除去
することができる。
示す図で、値が時間とともに周期的に変化する逆方向印
加電圧の逆方向成分を正弦波の半波とするとともに順方
向成分を0.2V以下の矩形波とした。この場合も正弦
波のピーク値は太陽電池の逆バイアス電圧に略近い値の
逆方向電圧とした。このような波形の逆方向電圧を印加
することによって、電極2,4間に蓄積された電荷は順
方向成分印加期間に放電され、正常な部分に破壊を起こ
すことがなくなる。さらに、電荷の蓄積による影響を考
えなくてよいので、逆方向印加電圧も瞬間的に10Vま
で印加することができるようになり、短絡部分を確実に
除去することができる。
示す図で、値が時間とともに周期的に変化する逆方向印
加電圧を矩形波とした。この場合も逆方向成分を主と
し、順方向成分は0.2V以下とした。このような波形
の逆方向電圧を印加することよって、電極2,4間に蓄
積された電荷は順方向成分印加期間に放電され、正常な
部分に破壊を起こすことがなくなる。さらに、電荷の蓄
積による影響を考えなくてよいので、逆方向印加電圧も
瞬間的に10Vまで印加することができるようになり、
短絡部分を確実に除去することができる。
示す図で、逆方向印加電圧の逆方向成分を主とするノコ
ギリ波とするとともに順方向成分を0.2V以下とし
た。この場合も、電極2,4間に蓄積された電荷は順方
向成分印加期間に放電され、正常な部分に破壊を起こす
ことがなくなる。さらに、逆方向印加電圧も電荷の蓄積
による影響を考えなくてよいので、瞬間的に10Vまで
印加することができるようになり、短絡部分を確実に除
去することができる。
に、図1(A)に示した逆方向電圧を電極2,4間に印
加した場合、58個のセルの短絡が取り除かれて回復し
たが、4Vの矩形波パルスを印加する従来法では、50
個回復が回復したにすぎず、本発明による短絡部除去方
法が極めて有効であることがわかる。
印加電圧の電源として、60hz程度の交番電源を用い
ることができるが、値が時間とともに周期的に変化する
略交流の繰返し周波数を、太陽電池の容量Cと逆方向の
抵抗Rで定義される時定数にマッチングする周波数とす
ると蓄積電荷が十分に放電され、目的を確実に達成する
ことができる。さらに、本発明においては、値が時間と
ともに周期的に変化する略交流の繰返し周波数を、20
〜1000Hz、好ましくは50〜120Hzとするこ
とによって蓄積電荷を確実に放電することができる。
することができるので、逆方向電圧を印加して除去でき
る電圧に所定の分布がある短絡部において、従来の技術
では除去できなかった高い逆方向電圧でしか除去できな
い短絡部を除去できるようになった。
を交流にし、太陽電池の容量Cと逆方向の抵抗Rで定義
される時定数にマッチングする周波数とすることで、印
加電圧の波形を電源電圧の波形に追随指せることが可能
となった。
を示す図。
図。
16)
を用いた薄膜太陽電池に生じた短絡部を除去する方法に
関する。さらに詳しくは、本発明は、上記薄膜太陽電池
において、発電に寄与する光電変換半導体層を挾む基板
側電極と裏面側電極の電極間に短絡部が発生した場合
に、耐電圧以下の逆方向電圧を印加して、その際に発生
したジュール熱により短絡部を除去あるいは酸化して絶
縁する方法に関する。
は、絶縁性基板1の一つの面に所定のパターンで形成し
た、第1の電極2と、該第1の電極2の表面に設けた非
晶質半導体からなる光電変換半導体層3と、該光電変換
半導体層3の表面に設けた第2の電極4とから構成され
た太陽電池セル5a,5b,5cを、一つの基板1上に
複数個設け、太陽電池セル5aの第1の電極2aと隣接
する太陽電池セル5bの第2の電極4bを直列に接続し
て構成されている。
て、硝子基板や透明性樹脂基板などを用いた場合、第1
の電極2としてITO(Indium Tin Oxide:酸化錫を混
入した酸化インジウム)などの透明電極材料が、第2の
電極4として金属電極材料が用いられる。また、絶縁性
基板1として、透光性を有しない基板材料を用いた場
合、第1の電極2として金属電極材料が、第2の電極4
として透明電極材料が用いられる。
体の場合、非晶質シリコン、水素化非晶質シリコン、水
素化非晶質シリコンカーバイド、非晶質シリコンナイト
ライドなどのほか、シリコンと炭素、ゲルマニウム、錫
等の他の金属との合金からなる非晶質シリコンなどが用
いられ、さらに、これら非晶質または微結晶をpin
型、nip型、ni型、pn型、MIS型、ヘテロ接合
型、ホモ接合型、ショットキーバリアー型あるいはこれ
らを組み合わせた形などに構成した半導体材料が用いら
れる。また、半導体層は、シリコン系に限られず、Cd
S系、GaAs系、InP系などで構成しても良い。
造時に光電変換半導体層3bに生起したピンホールに起
因して、太陽電池セル5bの第1の電極2bと第2の電
極4bの間に短絡を生じた場合には、短絡部を除去した
り短絡部を酸化させて絶縁することが行われている。
けた第1の電極2bと光電変換半導体層3bの裏面側に
設けた第2の電極4b間に生じた短絡部を除去する場合
には、電極4b,4cにプローブ電極6a,6bを接触
させ、発電に寄与する光電変換半導体層3bを挾む第1
の電極2bと第2の電極4b間に、図1(E)に示すよ
うな逆耐圧(逆バイアス電圧)以下(0V側)の直流逆
方向電圧あるいはパルス状の矩形波の逆方向電圧を印加
して、短絡部に電流を集中させ、発生したジュール熱に
よって短絡部の金属を酸化させて絶縁体としたり、金属
を飛散させて短絡部を除去している。
価であり、電極2と電極4間に逆方向の電圧を印加した
場合には、第1の電極2と光電変換半導体層3と第2の
電極4からなる太陽電池セル5は、コンデンサーとして
働き、両電極2,4間に電荷を蓄積する。
印加した場合は、印加した電圧を急激に除いた後でも、
電極2,4間に電荷が残留し、この電荷による電圧に起
因して、光電変換半導体層3の短絡部以外の弱い部分に
破壊を生起させるという問題がある。
めに、電極2,4間にパルス状の矩形波電圧を印加する
手法では、太陽電池セルに高い電圧が蓄積されることを
防ぐために耐電圧に近い充分な電圧を印加することがで
きず4V程度の逆方向の電圧パルスを印加している。し
かしながら、このような低い電圧では、短絡部分にエネ
ルギーを十分に与えることができなくなり、発生したジ
ュール熱で短絡部を除去したり酸化することができない
部分を生じるという問題があるとともに、蓄積された電
荷が半導体の耐圧の低い部分を介して放電することによ
って短絡部以外の正常部分が破壊する現象が発生してい
た。
鑑み、薄膜太陽電池に生じた短絡部を除去する場合に、
電極間に印加した逆方向電圧によって、短絡部以外の部
分を破壊することなく、確実に短絡部分を除去すること
ができる方法を提供することを目的とする。
もに周期的に変化する略交流の電圧を電極2,4間に印
加するとともに、上記印加電圧波形を逆方向電圧成分を
主とし、一部順方向成分を含む電圧波形とすることによ
って、太陽電池セルに蓄積された電荷を放電して太陽電
池セルを保護するようにした。
層、半導体層、第2の電極層が順次形成された1又は複
数の太陽電池セルを含む太陽電池における該太陽電池セ
ルの正負の両極に対し、逆方向に耐電圧以下の逆方向電
圧を印加し、短絡部を除去する太陽電池の短絡部除去方
法であって、上記逆方向印加電圧が逆方向成分を主と
し、一部順方向成分を含んでいる、値が時間とともに周
期的に変化する電圧であり、0.5V以下の順方向電圧
と1V以上の逆方向電圧の間を行き来する正弦波とし
た。
層、半導体層、第2の電極層が順次形成された1又は複
数の太陽電池セルを含む太陽電池における該太陽電池セ
ルの正負の両極に対し、逆方向に耐電圧以下の逆方向電
圧を印加して短絡部を除去する太陽電池の短絡部除去方
法であって、前記逆方向印加電圧が逆方向成分を主と
し、一部順方向成分を含んでいる値が時間とともに周期
的に変化する電圧であり、0.2V以下の順方向電圧と
1V以上の逆方向電圧の間を行き来する正弦波の半波と
した。
層、半導体層、第2の電極層が順次形成された1又は複
数の太陽電池セルを含む太陽電池における該太陽電池セ
ルの正負の両極に対し、逆方向に耐電圧以下の逆方向電
圧を印加して短絡部を除去する太陽電池の短絡部除去方
法であって、前記逆方向印加電圧が逆方向成分を主と
し、一部順方向成分を含んでいる値が時間とともに周期
的に変化する電圧であり、0.5V以下の順方向電圧と
1V以上の逆方向電圧を行き来するノコギリ波とした。
3のいずれか1項の太陽電池の短絡部除去方法におい
て、太陽電池素子の逆方向電圧印加時の容量と抵抗で規
定される時定数の周波数の電圧を逆方向に印加するよう
にした。
短絡部除去方法において、前記時間とともに周期的に変
化する逆方向印加電圧の繰返しの周波数を20〜100
0Hzとした。
短絡部除去方法において、前記時間とともに周期的に変
化する逆方向印加電圧の繰返しの周波数が50〜120
Hzとした。
逆方向電圧を瞬間的に10V程度まで高めることができ
るようになり、短絡部分のみを発熱させて確実に除去す
ることができる。
蓄積された電荷は順方向電圧が印加されている期間に放
電され、蓄積された電荷によって短絡部分以外の個所に
破壊を生起するおそれがなくなる。
除去方法について説明する。短絡部を有する太陽電池に
電流を流す方法は、図2に示した方法と同じである。本
発明においては、プローブ電極6aとプローブ電極6b
間に印加する電圧を、直流ではなく逆方向成分を主とし
一部順方向成分を含む値が時間とともに周期的に変化す
る略交流電圧とした点に特徴を有している。すなわち、
プローブ電極6aとプローブ電極6bに印加する電圧
は、図1(A)に示すように、逆方向成分を主とすると
ともに一部順方向成分を含む正弦波形の電圧とし、順方
向成分のピーク値を0.5Vとし逆方向のピーク値を1
V以上とした。
とによって、順方向成分の印加時に、電極2,4間に蓄
積された電荷は放電され、正常な部分に破壊を起こすこ
とがなくなる。さらに、電荷の蓄積による影響を考えな
くてよいので、逆方向印加電圧も瞬間的に10Vまで印
加することができるようになり、短絡部分を確実に除去
することができる。
示す図で、値が時間とともに周期的に変化する逆方向印
加電圧の逆方向成分を正弦波の半波とするとともに順方
向成分を0.2V以下の矩形波とした。この場合も正弦
波のピーク値は太陽電池の逆バイアス電圧に略近い値の
逆方向電圧とした。このような波形の逆方向電圧を印加
することによって、電極2,4間に蓄積された電荷は順
方向成分印加期間に放電され、正常な部分に破壊を起こ
すことがなくなる。さらに、電荷の蓄積による影響を考
えなくてよいので、逆方向印加電圧も瞬間的に10Vま
で印加することができるようになり、短絡部分を確実に
除去することができる。
示す図で、値が時間とともに周期的に変化する逆方向印
加電圧を矩形波とした。この場合も逆方向成分を主と
し、順方向成分は0.2V以下とした。このような波形
の逆方向電圧を印加することよって、電極2,4間に蓄
積された電荷は順方向成分印加期間に放電され、正常な
部分に破壊を起こすことがなくなる。さらに、電荷の蓄
積による影響を考えなくてよいので、逆方向印加電圧も
瞬間的に10Vまで印加することができるようになり、
短絡部分を確実に除去することができる。
示す図で、逆方向印加電圧の逆方向成分を主とするノコ
ギリ波とするとともに順方向成分を0.2V以下とし
た。この場合も、電極2,4間に蓄積された電荷は順方
向成分印加期間に放電され、正常な部分に破壊を起こす
ことがなくなる。さらに、逆方向印加電圧も電荷の蓄積
による影響を考えなくてよいので、瞬間的に10Vまで
印加することができるようになり、短絡部分を確実に除
去することができる。
に、図1(A)に示した逆方向電圧を電極2,4間に印
加した場合、58個のセルの短絡が取り除かれて回復し
たが、4Vの矩形波パルスを印加する従来法では、50
個回復が回復したにすぎず、本発明による短絡部除去方
法が極めて有効であることがわかる。
印加電圧の電源として、60hz程度の交番電源を用い
ることができるが、値が時間とともに周期的に変化する
略交流の繰返し周波数を、太陽電池の容量Cと逆方向の
抵抗Rで定義される時定数にマッチングする周波数とす
ると蓄積電荷が十分に放電され、目的を確実に達成する
ことができる。さらに、本発明においては、値が時間と
ともに周期的に変化する略交流の繰返し周波数を、20
〜1000Hz、好ましくは50〜120Hzとするこ
とによって蓄積電荷を確実に放電することができる。
することができるので、逆方向電圧を印加して除去でき
る電圧に所定の分布がある短絡部において、従来の技術
では除去できなかった高い逆方向電圧でしか除去できな
い短絡部を除去できるようになった。
を交流にし、太陽電池の容量Cと逆方向の抵抗Rで定義
される時定数にマッチングする周波数とすることで、印
加電圧の波形を電源電圧の波形に追随指せることが可能
となった。
を示す図。
図。
Claims (8)
- 【請求項1】 基板上に第1の電極層、半導体層、第2
の電極層が順次形成された1又は複数の太陽電池セルを
含む太陽電池における該太陽電池セルの正負の両極に対
し、逆方向に耐電圧以下の逆方向電圧を印加して短絡部
を除去する太陽電池の短絡部除去方法であって、前記逆
方向印加電圧が逆方向成分を主とし、一部順方向成分を
含んでいる値が時間とともに周期的に変化する電圧であ
ることを特徴とする太陽電池の短絡部除去方法。 - 【請求項2】 前記逆方向印加電圧が0.5V以下の順
方向電圧と1V以上の逆方向電圧の間を行き来する正弦
波である請求項1記載の太陽電池の短絡部除去方法。 - 【請求項3】 前記逆方向印加電圧が0.2V以下の順
方向電圧と1V以上の逆方向電圧の間を行き来する正弦
波の半波である請求項1記載の太陽電池の短絡部除去方
法。 - 【請求項4】 前記逆方向印加電圧が0.2V以下の順
方向電圧と1V以上の逆方向電圧を行き来する矩形波で
ある請求項1記載の太陽電池の短絡部除去方法。 - 【請求項5】 前記逆方向印加電圧が0.5V以下の順
方向電圧と1V以上の逆方向電圧を行き来するノコギリ
波である請求項1記載の太陽電池の短絡部除去方法。 - 【請求項6】 太陽電池素子の逆方向電圧印加時の容量
と抵抗で規定される時定数の周波数の電圧を逆方向に印
加することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいず
れかに記載の太陽電池の短絡部除去方法。 - 【請求項7】 前記時間とともに周期的に変化する逆方
向印加電圧の繰返しの周波数が20〜1000Hzであ
る請求項6に記載の太陽電池の短絡部除去方法。 - 【請求項8】 前記時間とともに周期的に変化する逆方
向印加電圧の繰返しの周波数が50〜120Hzである
請求項6に記載の太陽電池の短絡部除去方法。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11079078A JP3049241B1 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 太陽電池の短絡部除去方法 |
| US09/329,526 US6228662B1 (en) | 1999-03-24 | 1999-06-10 | Method for removing short-circuited sections of a solar cell |
| AU36842/99A AU763332B2 (en) | 1999-03-24 | 1999-06-28 | Method for removing short-circuited sections of a solar cell |
| EP99305189A EP1039553B1 (en) | 1999-03-24 | 1999-07-01 | Method for removing short-circuited sections of a solar cell |
| AT99305189T ATE281699T1 (de) | 1999-03-24 | 1999-07-01 | Verfahren zum entfernen von kurzschluss- abschnitten einer solarzelle |
| ES04077491T ES2324100T3 (es) | 1999-03-24 | 1999-07-01 | Metodo para eliminar secciones en cortocircuito de una celula solar. |
| DE69921607T DE69921607T2 (de) | 1999-03-24 | 1999-07-01 | Verfahren zum Entfernen von Kurzschluss-Abschnitten einer Solarzelle |
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