JP2000279034A - ジョイント部材 - Google Patents

ジョイント部材

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JP2000279034A JP11089376A JP8937699A JP2000279034A JP 2000279034 A JP2000279034 A JP 2000279034A JP 11089376 A JP11089376 A JP 11089376A JP 8937699 A JP8937699 A JP 8937699A JP 2000279034 A JP2000279034 A JP 2000279034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 張りむらがなく、ハウスパイプに沿って容易
に押し下げることができるジョイント部材を提供する。 【解決手段】 本発明のジョイント部材5は、ハウスパ
イプ80に固定される固定部材60に対し、止め材1を
保持するスライド部材50をスライド可能に保持させて
いる。そして、ハンドル部71と連結材72とを有する
操作部材70によって、てこの原理により、スライド部
材50を容易に押し下げることができる。従って、プラ
スチックフィルムに張りむらが生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温室の被覆材であ
るプラスチックフィルムを張設するための止め材を、温
室の骨組み材であるハウスパイプに接続して固定する際
に用いるジョイント部材に関する。
【0002】
【従来の技術】温室の被覆材であるプラスチックフィル
ムを張設するに当たっては、従来、図12に示すような
止め材100が用いられている。すなわち、所定の長さ
を有し、背板部111と、該背板部111の両側縁か
ら、背板部111とのなす角が鋭角となるような関係を
もってかつ上端縁112a,113a間に間隔が生じる
ように立ち上げられた2つの側板部112,113とを
有するベース部材(ベース金具)110と、該ベース金
具110内に装填される押さえ部材であるスプリング部
材120(図11参照)とを有して構成されている。
【0003】ベース金具110は、例えば、温室の側面
に長手方向に沿って、上端縁112a,113a間の開
口部側を外側に向けて配設される。そして、被覆材であ
るプラスチックフィルム130をベース金具110の開
口部上に位置させた後、山形に加工したスプリング部材
120を、プラスチックフィルム130をその表面から
押さえ付けるようにして、ベース金具110の開口部か
ら挿入する。その結果、該スプリング部材120の各山
の頂部121,122,123がベース金具110の側
板部112,113内面を押圧するため、プラスチック
フィルム130が固定される。
【0004】一方、近年は耐候性に優れ、燃やしても有
害ガスを発生せず廃棄処理が容易なことから、ビニルフ
ィルムではなく、ポリオレフィン系のプラスチックフィ
ルムが普及している。しかしながら、このポリオレフィ
ン系のプラスチックフィルムは、ビニルフィルムと比較
して擦れに弱いため、上記した止め材100では、スプ
リング部材120が、プラスチックフィルム130に対
して、各山の頂部だけで接触しているため、擦れにより
フィルム面が摩耗し、破れやすいという問題がある。
【0005】このため、本出願人は、先に、特願平10
−106122号や特願平10−106148号におい
て、一端縁間に所定の間隔を有する側板部を備えたベー
ス部材と、該側板部間に挿入される挿入部及び該挿入部
に延設された突出部を有するように加工された板状部材
からなり、該挿入部を前記ベース部材の側板部間に挿入
することによりプラスチックフィルムを挟持する押さえ
部材と、を有するプラスチックフィルムの止め材を提案
している。ベース部材と加工された板状部材からなる押
さえ部材の挿入部との間にプラスチックフィルムを挟持
するため、接触面積が大きく、プラスチックフィルムの
局部的な摩耗を防止できるという利点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した止め材は、い
ずれを使用する場合でも、温室の骨組み材であるハウス
パイプの所定位置にジョイント部材を用いて固定され
る。この際、従来は、ジョイント部材として、略コ字状
で、側板部の前方に切り欠き部を形成したものを使用
し、対向する一対の側板部同士がハウスパイプを両側か
ら挟んで対向するように位置させた後、側板部の前方に
形成した切り欠き部に止め材を側方から挿入して挟持さ
せ、さらに、止め材と共にハウスパイプに沿ってこのジ
ョイント部材を押し下げ、プラスチックフィルムを引っ
張ってテンションをかけ、ジョイント部材とハウスパイ
プとの隙間、又は止め材とハウスパイプとの隙間にくさ
び部材を打ち込んで固定している。
【0007】ところで、プラスチックフィルムは、バタ
ツキによる破れを防止するため、できるだけテンション
をかけた状態で張られていることが好ましい。このた
め、上記したジョイント部材をくさび部材により固定す
る際も、できるだけプラスチックフィルムにテンション
をかけながら固定するのが好ましいが、実際には、作業
上テンションをかけながら張ることは極めて困難であ
る。従って、実際の作業では、プラスチックフィルムに
ある程度テンションをかけてジョイント部材を固定(仮
止め)するものの、それだけでは張りが不十分であるた
め、一旦固定した後、ジョイント部材の頭部をハンマー
で叩くなどして、さらに押し下げる作業を行う必要があ
る。
【0008】しかしながら、ハウスパイプのそれぞれに
固定されているジョイント部材をこのようにして押し下
げる作業は非常に面倒で多くの労力を要する。また、ジ
ョイント部材は、フィルムの張り具合にむらが生じない
ように、温室の側面や妻面に沿ってほぼ同じ高さでハウ
スパイプに固定する必要があるが、ジョイント部材をそ
れぞれ別々にハンマーで叩いたのでは、ハウスパイプへ
の固定位置を揃えることは困難である。
【0009】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、プラスチックフィルムを仮止めした後、ハウスパイ
プに沿って容易に押し下げることができ、しかも張りむ
らがほとんど生じることなく、プラスチックフィルムを
確実に張ることができるジョイント部材を提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を達成する
ため、請求項1に記載の本発明のジョイント部材は、ベ
ース部材と押さえ部材との間に温室の被覆材であるプラ
スチックフィルムを挟持して該プラスチックフィルムを
張設する温室用プラスチックフィルムの止め材を、ハウ
スパイプに接続して保持するために用いるジョイント部
材であって、前方部位にベース部材がはめ込まれる切り
欠き部をそれぞれ備え、該切り欠き部がハウスパイプか
ら突出するように、該ハウスパイプを挟んで対向して配
設される一対の側板部と、該一対の側板部間の後方部位
であって、前記切り欠き部にベース部材を装着した際に
ハウスパイプとの間に間隙が生じる位置に設けられた背
板部とを有するスライド部材と、前記スライド部材の背
板部とハウスパイプとの間隙に相当する厚みの部分を有
すると共に、前記ハウスパイプに沿った方向に所定の長
さを有し、ハウスパイプに対して固定して取り付けられ
る固定部材と、軸部材を介して前記固定部材に対し回動
可能に取り付けられるハンドル部と、一端が前記スライ
ド部材に係合され、他端が該ハンドル部に係合される連
結材とを有し、前記スライド部材の背板部とハウスパイ
プとの間の間隙に固定部材を位置させて、軸部材を中心
としてハンドル部を下方に回動させることにより、前記
連結材によりスライド部材を固定部材に沿って押し下
げ、所定位置においてスライド部材の位置を固定する操
作部材とを具備することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の本発明のジョイント部材
は、請求項1記載のジョイント部材であって、前記固定
部材は、中途から上端部に向かうに従って次第に厚みが
薄くなる形状に形成されていることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の本発明のジョイント部材
は、請求項1又は2記載のジョイント部材であって、前
記固定部材には、軸部材を係合するための軸受け部が、
該固定部材の長さ方向に沿って複数形成されていること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づき本発明をさらに詳細に説明する。まず、本実施の
形態にかかるジョイント部材5によって支持される温室
用プラスチックフィルムの止め材の一例について説明す
る。図6及び図7は、該止め材1を示す図であり、ベー
ス部材2と2つの押さえ部材3,4を有して構成されて
いる。
【0014】ベース部材2は、所定の長さを有し、背板
部21、該背板部21の各側縁から該背板部21となす
内角が鋭角となるように立ち上げられた側板部22,2
3を有している。この側板部22,23は、さらに、上
端縁(一端縁)22a,23a間に所定の間隔を保持す
るように立ち上げられている。すなわち、ベース部材2
は、断面でみると背板部21を底辺とする略三角形をな
しているが、頂部付近が切り取られているような形状で
ある。また、図6及び図7に示したものは、背板部21
の上面に、幅方向に所定間隔をおいて長手方向に沿って
2つの突条部21a,21bが形成されている。さら
に、側板部22,23の上端縁22a,23aも、長手
方向に沿って膨出するように形成されている。なお、突
条部21a,21b及び上端縁22a,23aのいずれ
もプラスチックフィルムを損傷しないよう先端面は丸く
加工されている。また、ベース部材2は、側板部22,
23の上端縁22a,23a間の対向間隔よりも、該上
端縁22a,23aの下部に裾広がりのテーパ部位が形
成され、該テーパ部位間の対向間隔が上端縁22a,2
3a間の対向間隔より広ければよく、本実施の形態のよ
うに、必ずしも側板部22,23の全体がテーパ状であ
る必要はない。
【0015】第1の押さえ部材3は、ベース部材2とほ
ぼ同じ長さを有し、断面略半円形の挿入部31と、該挿
入部31のいずれかの上端縁から一旦内方に屈曲させた
後外方に伸びる突出片32とを有して構成されている。
挿入部31は、ベース部材2の背板部21と2つの側板
部22,23との間に囲まれた空間内に収容される程度
の大きさで形成され、その頂部31cがベース部材2の
2つの突条部21a,21b間に位置するように、かつ
突出片32が側板部22,23の上端縁22a,23a
のいずれか一方を乗り越えるように配設される。
【0016】挿入部31のうち、突出片32が連設され
ていない側の上端縁は第1の係合部31aとして機能
し、一旦内方に屈曲して突出片32が連設されている他
方の上端縁は第2の係合部31bとして機能する。ま
た、第1の係合部31aと第2の係合部31bとの外面
間の間隔は、ベース部材2の側板部22,23の上端縁
22a,23a間の間隔よりも僅かに広くなるように形
成されている。その結果、背板部21に対して直交する
方向に真っ直ぐ引き上げた場合には第1の係合部31a
と第2の係合部31bが、それぞれ2つの側板部22,
23の内面に当接して係合する。その一方、突出片32
が浮き上がるように傾斜させて引き上げた場合には、他
方の側板部23の内面に第2の係合部31bが係合せず
に上端縁22a,23aの間隙から抜け出ることができ
るが、これと逆方向に傾斜させようとすると、突出片3
2が他方の側板部23の上端縁に接触してその動きが規
制され、第1の係合部31aは、一方の側板部22の内
面に当接して係合する。
【0017】第2の押さえ部材4は、第1の押さえ部材
3の挿入部31を上記したように断面略半円形とするこ
とにより裏面側に形成される凹部35内に収まる程度の
大きさの断面略円弧状の挿入部41を有している。そし
て、該挿入部41の一方の上端縁が第1の係合部41a
として機能し、他方の上端縁が第2の係合部41bとし
て機能する。なお、第1の係合部41aと第2の係合部
41bの外面間の間隔は、後述のようにして第1の押さ
え部材3の凹部35内に挿入した際、ベース部材2の背
板部21に直交する方向に真っ直ぐ引き上げた場合に、
第1の係合部41aと第2の係合部41bが、凹部35
の内面に相当する第1の押さえ部材3の第1の係合部3
1aと第2の係合部31bの各内面に当接して係合する
が、傾斜して引き上げられた場合には、該凹部35内か
ら離脱できる程度の間隔で形成されている。また、挿入
部41の他方の上端縁である第2の係合部41bには、
一旦内方に屈曲した後、上方に立ち上がり、その後、略
水平に外側に屈曲されている突出片42が連設されてい
る。
【0018】第2の押さえ部材4は、プラスチックフィ
ルムを介して、その第1の係合部41aが、第1の押さ
え部材3の凹部35内で該第1の押さえ部材3の第2の
係合部31bと同側部に位置するように、かつ、突出片
42の水平部分42bが、第1の押さえ部材3における
第1の係合部31a側に位置してベース部材2の一方の
側板部22の上端縁を乗り越えるように配設される(図
4参照)。この結果、第1の係合部41aが押し上げら
れる方向に傾斜した場合には、第1の係合部41aが、
凹部35の内面、具体的には第1の押さえ部材3におけ
る第2の係合部31bの内面にプラスチックフィルムを
介して当接して係合する。逆方向、すなわち、第2の係
合部41bが押し上げられる方向に傾斜した場合には、
突出片42の傾斜範囲が規制されないため、第2の係合
部41bは、第1の押さえ部材3の凹部35内面にプラ
スチックフィルムを介して接触しつつも係合せずに、凹
部35内から離脱する。
【0019】なお、本発明で適用できるプラスチックフ
ィルムを固定する止め材としては、上記したものに限ら
れないことはもちろんであり、例えば、図8に示したよ
うに、断面略ひ字状の一つの押さえ部材3’を採用した
止め材1にも適用できるし、図9に示したような特殊形
状の押さえ部材3’を採用した止め材1にも適用するこ
とができる。また、図10及び図11に示したように、
押さえ部材としてスプリング部材120を用いる止め材
100にも適用することができる。
【0020】次に、本実施の形態にかかるジョイント部
材5について図1〜図5に基づき説明する。このジョイ
ント部材5は、スライド部材50、固定部材60及び操
作部材70を有して構成される。スライド部材50は、
図1〜図3に示したように、全体として略コ字状となる
ように折り曲げ加工されて形成されており、対向する一
対の側板部51,52の各端縁付近(前方部位)には、
側面から見てほぼ四角形である一方、高さ方向(ハウス
パイプ80に取り付けたときにハウスパイプ80に沿う
方向)の間隔が端縁51a,52aで狭くなるように切
り欠かれた切り欠き部51b,52bが形成されてい
る。より具体的には、切り欠き部51b,52bの高さ
方向の間隔は、端縁51a,52aでは、上記したベー
ス部材2の背板部21の幅よりも狭くなっている一方
で、それよりも奥側では、高さ方向の間隔が該ベース部
材2の背板部21の幅とほぼ同じとなるような大きさ、
形状で切り欠かれている。すなわち、この切り欠き部5
1b,52bに対し、ベース部材2を、横方向からスラ
イド挿入した際に、該切り欠き部51b,52bを形成
している側板部51,52の内周縁のうち、端縁51
a,52a寄りの部分が、ベース部材2における背板部
21に対して内角が鋭角となるように立ち上げられた側
板部22,23の外面に接するような形状に切り欠かれ
ている。
【0021】また、側板部51,52の対向間隔はハウ
スパイプ80の直径とほぼ同じか、僅かに大きい程度で
あるが、奥行き方向の長さは、ハウスパイプ80の直径
よりも長く、後述の固定部材60に背板部53を沿わせ
て、側板部51,52によりハウスパイプ80を挟むよ
うにして配置しても、切り欠き部51a,52aの一部
がハウスパイプ80の反対側に突出し、ベース部材2を
装着できる程度の長さを有している(図1及び図2参
照)。換言すれば、この側板部51,52は、該一対の
側板部51,52によりハウスパイプ80を挟んで、切
り欠き部51a,52aにベース部材2を装着した場合
に、背板部53とハウスパイプ80との間に、後述の固
定部材60が挿入し得る程度の間隙を形成できる程度の
長さを奥行き方向に有している。
【0022】また、背板部53の外面下端部には、後述
の操作部材70を構成する連結材72を引っ掛けて係合
させるため、鉤状の被係合部54が突出形成されてい
る。
【0023】固定部材60は、図1、図2及び図4に示
したように、所定の長さを有し、金属板を横断面で略コ
字状に屈曲して形成されてなる。そして、長さ方向がハ
ウスパイプ80に沿うように、かつその背面61がハウ
スパイプ80に接するように取り付けられる。また、こ
の固定部材60は、このようにしてハウスパイプ80に
取り付けた際に、その一部の厚み、すなわち、背面61
を挟んで該背面61に対して略直交する方向に突出する
側面62,63の一部の突出方向の長さxが、上記した
スライド部材50の背板部53とハウスパイプ80との
間隙に相当する厚み(長さ)を有している。この固定部
材60の厚みと、スライド部材50の背板部53とハウ
スパイプ80との間隙との関係は、相対的なものであ
り、製作の際、いずれを先に決定するかはもちろん任意
である。要は、両者が同程度であればよい。
【0024】固定部材60の厚み(側面62,63の長
さ)は、該固定部材60の長さ方向の一部において、上
記した関係の部分を有していればよい。本実施の形態で
は、固定部材60を上記したようにハウスパイプ80に
沿わせて配置したときに、その長さ方向中途よりも下端
側の部分に、上記したスライド部材50の背板部53と
ハウスパイプ80との間隙に相当する最大厚み部62
a,63aを有し、その上部にこの最大厚み部62a,
63aよりも僅かに薄い中間厚み部62b,63bを有
し、さらに、この中間厚み部62b,63bから上端に
かけて徐々に薄くなるテーパ状部62c,63cを有し
ている。スライド部材50は、固定部材60の上端側か
らスライドされるため、上端の厚みがスライド当初から
厚い場合には、スライドさせにくい。このため、テーパ
状部62c,63cを形成したものである。
【0025】最大厚み部62a,63aの下端寄りに
は、対向するもの同士が同じ高さとなるように、かつ、
固定部材60の長さ方向に沿って所定間隔をおいて、複
数、本実施の形態ではそれぞれ3つの切り欠き溝64a
〜64c及び65a〜65cが形成されている。この切
り欠き溝64a〜64c及び65a〜65cは、後述の
ハンドル部71を支持する軸部材73が係合する軸受け
部となる。軸受け部としての切り欠き溝は、もちろん、
各最大厚み部62a,63aの下端寄りに一つだけ形成
してもよいが、本実施の形態のように固定部材60の長
さ方向に沿って複数形成しておけば、軸部材73を係合
させる切り欠き溝の位置を変えることにより、プラスチ
ックフィルムへのテンションを調節することができる。
また、軸受け部としてはこのような切り欠き溝64a〜
64c及び65a〜65cではなく、孔状のものでもよ
い。
【0026】また、この固定部材60の下端部には、ハ
ウスパイプ80へ固定するため、断面略コ字状に形成し
た固定金具66が一体的に設けられている。そして、図
1及び図2に示したように、ハウスパイプ80をこの固
定金具66の側板部66a,66bで挟持し、ボルト6
7を側板部66a,66bに挿通してナット68により
締め付け固定される。
【0027】操作部材70は、図1、図2及び図5に示
したように、ハンドル部71と連結材72とを有して構
成されている。ハンドル部71は、所定の長さを有し、
本実施の形態では断面略コ字状に形成され、長手方向一
端側の側板部71a,71b間には、軸部材73が掛け
渡し配設されている。この軸部材73は、上記した固定
部材に形成したいずれかの切り欠き溝、例えば、切り欠
き溝64aと65aに係合され、この軸部材73を中心
としてハンドル部71を回動可能に支持する。なお、本
実施の形態では、この軸部材73を切り欠き溝により支
持しているため、この軸部材73は自由に取り外し可能
であるが、軸部材73を固定部材60に着脱不能に取り
付け、ハンドル部71に、溝状又は孔状の軸受け部を形
成し、該ハンドル部71を回動可能に支持することもで
きる。
【0028】連結材72は、ハンドル部71と上記した
スライド部材50とを連結し、ハンドル部71の軸部材
73を中心とした回動動作により、スライド部材50を
スライドさせるものであり、かかる機能を果たすもので
あれば何ら限定されるものではない。本実施の形態で
は、金属線材を略コ字状に折り曲げ形成し、開放側の両
端部72a,72bを、ハンドル部71の側板部71
a,71bの中途に形成した貫通孔に係合し、反対側の
直線部72cを上記したスライド部材50の被係合部5
4に係合している。
【0029】本実施の形態にかかるジョイント部材5は
次のように使用される。まず、図5(a)に示したよう
に、背面61がハウスパイプ80に接し、長さ方向が該
ハウスパイプ80に沿うように固定部材60を位置さ
せ、ボルト67を固定金具66の側板部66a,66b
に挿通してナット68により締め付け固定する。なお、
この固定部材60に対してスライド部材70がスライド
することによりプラスチックフィルムがピンと張られる
ものであるため、固定部材60は、ハウスパイプ80に
おいて、スライド部材70をこのようにしてスライドさ
せたときにプラスチックフィルムにテンションをかけら
れる範囲となるような位置に固定される。
【0030】次に、図5(b)に示したように、スライ
ド部材50を、固定部材60のテーパ状部62c,63
c付近を覆い、側板部51,52がハウスパイプ80を
挟んで対向し、前方部位に形成された切り欠き部51
a,52aの先端部が固定部材60の反対側に突出する
ようにセットされる。そして、この作業の終了後、スラ
イド部材50を支えながら、止め材1のベース部材2を
側方から切り欠き部51a,52aに挿入する。そし
て、このベース部材2に対して、例えば、図8に示した
押さえ部材3’を用いてプラスチックフィルムを固定す
る。本実施の形態では、この時点でプラスチックフィル
ムに強いテンションをかけておく必要がないので、プラ
スチックフィルムの止め材1に対する固定作業は容易に
行うことができる。
【0031】なお、スライド部材50は、この段階では
プラスチックフィルムにあまりテンションがかけられて
いないため、この時点で、作業者が支持していた手等を
離したり、支持している力を緩めたりすると、止め材1
の重さにより、固定部材60の中間厚み部62b,63
bのところで位置している。しかしながら、最大厚み部
62a,63aとの間には図4に示したように段差62
d,63dがあるため、これ以上は下降しない。
【0032】次に、図5(c)に示したように、ハンド
ル部71をほぼ水平状態にして、軸部材73を、固定部
材60に形成した3つの切り欠き溝64a〜64c及び
65a〜65cのうちのいずれか、例えば、切り欠き溝
64a,65aに係合させると共に、連結材72の直線
部72cをスライド部材50の被係合部54に係合させ
る。連結材72の両端部72a,72bは、ハンドル部
71の中途に連結されているため、このようにして係合
した場合には、ハンドル部71の水平状態が維持されて
いる(図1参照)。なお、これにより、プラスチックフ
ィルムは仮止めされることになる。
【0033】次に、図5(d)に示したように、操作部
材70のハンドル部71をほぼ水平状態からハウスパイ
プ80に接近する方向に軸部材73を中心として押し下
げる。これにより、ハンドル部71の中途に両端部72
a,72bが連結されている連結材72の位置が下がる
と共に、直線部72cの位置も下がるため、スライド部
材50は、固定部材60の最大厚み部62a,63a上
を下方にスライドする。その結果、プラスチックフィル
ムに大きなテンションがかかりピンと張られる(図2参
照。この作業終了後、本実施の形態では、図5(e)に
示したように操作部材70を取り外す。本実施の形態に
よれば、このように操作部材70によって、てこの原理
を用いてスライド部材を押し下げているため、従来のハ
ンマーで叩く方法と比較して容易にプラスチックフィル
ムをピンと張ることができる。
【0034】しかも、各ハウスパイプ80のそれぞれに
取り付けられる本実施の形態のジョイント部材1は、操
作部材70によってスライド部材50の押し下げられる
量(長さ)が一定であり、従来のように個別にハンマー
で叩く場合のように、押し下げられる量が変化してプラ
スチックフィルムに張りむらが生じるようなことがな
い。
【0035】なお、プラスチックフィルムの伸びが、張
設される位置や種類によって変わるため、伸びが大きい
場合には、軸部材73を係合させる位置を、固定部材6
0の切り欠き溝のうち、より下方の切り欠き溝(例え
ば、切り欠き溝64cと65c)に係合させる。
【0036】また、上記した実施の形態から明らかなよ
うに、ハンドル部71を支持する軸部材73と連結材7
2は、いずれも、固定部材60とスライド部材50のそ
れぞれに対して取り外し可能である。従って、例えば、
スライド部材50と固定部材60を、温室を構成する複
数のハウスパイプ80のそれぞれに配設したとしても、
操作部材70は、必ずしも、その全てに対応する数、準
備する必要はない。
【0037】さらには、固定部材60とスライド部材5
0も、複数のハウスパイプ80の全てに配設することは
必ずしも必要ではなく、1本飛ばし、あるいは複数本飛
ばしで配設してもよい。この場合、本実施の形態のジョ
イント部材1を配設しなかったあいだのハウスパイプ8
0には、従来と同様のジョイント部材を配設し、このジ
ョイント部材は予め仮止め状態にしておく。このような
構成としても、本実施の形態のジョイント部材1によっ
てスライド部材50が押し下げられれば、その間の従来
のジョイント部材も仮止め状態であるため、このスライ
ド部材50に追随して一緒に下がる。このため、プラス
チックフィルムを張りむらなくピンと張ることが可能で
ある。なお、間に配設した従来のジョイント部材は、こ
のようにしてテンションをかけた後、くさび部材を用い
て本止めすればよい。
【0038】本発明のジョイント部材としては、上記し
たもののほか、図10に示したようなものであってもよ
い。このジョイント部材は、スライド部材50の背板部
53の適宜位置、本実施の形態ではほぼ中央部に引っ掛
け孔53aが形成されており、上記した実施の形態のよ
うな鉤状の被係合部54は設けられていない。また、操
作部材70を構成するハンドル部71の先端には、連結
用ブラケット部74が設けられており、この連結用ブラ
ケット部74に軸部材73が掛け渡され、固定部材60
の切り欠き溝に該軸部材73が係合されている。また、
本実施の形態の連結部材75は、直線状に形成されてい
ると共に、一端75aが屈曲され、スライド部材50の
背板部53の引っ掛け孔53aに係合されている。連結
部材75の他端75bは、ピン75cにより上記した連
結用ブラケット部74に回動可能に軸支されている。
【0039】本実施の形態のジョイント部材の作用は、
上記した実施の形態と全く同様であり、連結用ブラケッ
ト部74と軸部材73を介して固定部材60に対して回
動可能に設けられたハンドル部71を押し下げると、直
線状の連結部材75によってスライド部材50が押し下
げられ、プラスチックフィルムが張りむらなく張設され
る。
【0040】
【発明の効果】本発明のジョイント部材によれば、プラ
スチックフィルムを仮止めした後、ハウスパイプに沿っ
て容易に押し下げることができる。しかも張りむらがほ
とんど生じることなく、プラスチックフィルムを確実に
張ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施の形態にかかるジョ
イント部材であって、操作部材によりスライド部材が押
し下げられる前の状態を示す側面図である。
【図2】図2は、同実施の形態にかかるジョイント部材
であって、操作部材によりスライド部材が押し下げられ
たときの状態を示す側面図である。
【図3】図3は、同実施の形態で使用したスライド部材
を示す斜視図である。
【図4】図3は、同実施の形態で使用した固定部材を示
す斜視図である。
【図5】図5は、同実施の形態にかかるジョイント部材
の使用方法を説明するための図である。
【図6】図6は、プラスチックフィルムの止め材を示す
斜視図である。
【図7】図7は、図6の止め材の正面図である。
【図8】図8は、プラスチックフィルムの止め材の他の
例を示す斜視図である。
【図9】図9は、プラスチックフィルムの止め材のさら
に他の例を示す斜視図である。
【図10】図10は、本発明の他の実施の形態にかかる
ジョイント部材であって、操作部材によりスライド部材
が押し下げられる前の状態を示す側面図である。
【図11】図11は、従来使用されている押さえ部材で
あるスプリング部材を示す斜視図である。
【図12】図12は、従来使用されている止め材を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 止め材 2 ベース部材 3 第1の押さえ部材 3’押さえ部材 4 第2の押さえ部材 5 ジョイント部材 50 スライド部材 60 固定部材 70 操作部材 71 ハンドル部 72 連結材 73 軸部材 80 ハウスパイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材と押さえ部材との間に温室の
    被覆材であるプラスチックフィルムを挟持して該プラス
    チックフィルムを張設する温室用プラスチックフィルム
    の止め材を、ハウスパイプに接続して保持するために用
    いるジョイント部材であって、 前方部位にベース部材がはめ込まれる切り欠き部をそれ
    ぞれ備え、該切り欠き部がハウスパイプから突出するよ
    うに、該ハウスパイプを挟んで対向して配設される一対
    の側板部と、該一対の側板部間の後方部位であって、前
    記切り欠き部にベース部材を装着した際にハウスパイプ
    との間に間隙が生じる位置に設けられた背板部とを有す
    るスライド部材と、 前記スライド部材の背板部とハウスパイプとの間隙に相
    当する厚みの部分を有すると共に、前記ハウスパイプに
    沿った方向に所定の長さを有し、ハウスパイプに対して
    固定して取り付けられる固定部材と、 軸部材を介して前記固定部材に対し回動可能に取り付け
    られるハンドル部と、一端が前記スライド部材に係合さ
    れ、他端が該ハンドル部に係合される連結材とを有し、
    前記スライド部材の背板部とハウスパイプとの間の間隙
    に固定部材を位置させて、軸部材を中心としてハンドル
    部を下方に回動させることにより、前記連結材によりス
    ライド部材を固定部材に沿って押し下げ、所定位置にお
    いてスライド部材の位置を固定する操作部材とを具備す
    ることを特徴とするジョイント部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジョイント部材であっ
    て、前記固定部材は、中途から上端部に向かうに従って
    次第に厚みが薄くなる形状に形成されていることを特徴
    とするジョイント部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のジョイント部材で
    あって、前記固定部材には、軸部材を係合するための軸
    受け部が、該固定部材の長さ方向に沿って複数形成され
    ていることを特徴とするジョイント部材。
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JP2020103275A (ja) * 2018-11-20 2020-07-09 ボアル システメン ベー.ヴェー. 温室

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