JP2000280355A - 三次元造形装置および三次元造形方法 - Google Patents
三次元造形装置および三次元造形方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 三次元造形物の造形を効率よくかつ安価に行
うこと。 【解決手段】 三次元造形物21を造形する際の基盤と
なるステージ20上に対して所定の突出形状を形成する
突出形状形成手段として、例えば、ステージ20の造形
面が複数の小領域に分割されるとともに、その小領域ご
とに1つの分割ステージ20bを設ける。そして、各分
割ステージ20aを個別に駆動することで、ステージ2
0の造形面上に所定の突出形状を形成するのである。そ
して、この状態でノズルヘッド15からの樹脂の吐出を
開始することで造形を行うことにより、突出形状部分は
樹脂を吐出する必要がなくなり、効率的にかつ安価に三
次元造形を行うことができる。
うこと。 【解決手段】 三次元造形物21を造形する際の基盤と
なるステージ20上に対して所定の突出形状を形成する
突出形状形成手段として、例えば、ステージ20の造形
面が複数の小領域に分割されるとともに、その小領域ご
とに1つの分割ステージ20bを設ける。そして、各分
割ステージ20aを個別に駆動することで、ステージ2
0の造形面上に所定の突出形状を形成するのである。そ
して、この状態でノズルヘッド15からの樹脂の吐出を
開始することで造形を行うことにより、突出形状部分は
樹脂を吐出する必要がなくなり、効率的にかつ安価に三
次元造形を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、三次元造形装置
および三次元造形方法に関するものであって、とりわけ
樹脂を液体あるいは流体状態でインクジェット方式等に
よって噴出し、硬化させ、これを積層することによっ
て、目的とする三次元造形物を製造する三次元造形装置
および三次元造形方法に関するものである。
および三次元造形方法に関するものであって、とりわけ
樹脂を液体あるいは流体状態でインクジェット方式等に
よって噴出し、硬化させ、これを積層することによっ
て、目的とする三次元造形物を製造する三次元造形装置
および三次元造形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、造形対象物を平行な複数の面
で切断した各断面ごとに樹脂を順次積層することによっ
て立体造形を行い、造形対象物の三次元モデルとなる造
形物を生成する装置が知られている。
で切断した各断面ごとに樹脂を順次積層することによっ
て立体造形を行い、造形対象物の三次元モデルとなる造
形物を生成する装置が知られている。
【0003】図26は、このような従来の三次元造形装
置100を示す概略図である。この三次元造形装置10
0において、コンピュータ111は三次元形状の造形対
象物をデータ化し、それを幾層もの薄い断面体にスライ
スして得られる断面データの送り出しを行う。駆動制御
部112はコンピュータ111からの断面データを取り
込み、そのデータに従って、インクジェットヘッド11
5、XY方向駆動部113およびZ方向駆動部114を
制御する。この駆動制御部112の制御により、XY方
向駆動部113が作動するとともにインクジェットヘッ
ド115より熱可塑性樹脂を小滴として吐出することに
より、コンピュータ111から与えられた断面データに
基づく断面形状が造形される。そしてステージ116上
にて吐出された熱可塑性樹脂は放熱・冷却されて溶融状
態から固体に変化して硬化する。このような動作によっ
て一層分の断面体すなわち層体が作り出される。
置100を示す概略図である。この三次元造形装置10
0において、コンピュータ111は三次元形状の造形対
象物をデータ化し、それを幾層もの薄い断面体にスライ
スして得られる断面データの送り出しを行う。駆動制御
部112はコンピュータ111からの断面データを取り
込み、そのデータに従って、インクジェットヘッド11
5、XY方向駆動部113およびZ方向駆動部114を
制御する。この駆動制御部112の制御により、XY方
向駆動部113が作動するとともにインクジェットヘッ
ド115より熱可塑性樹脂を小滴として吐出することに
より、コンピュータ111から与えられた断面データに
基づく断面形状が造形される。そしてステージ116上
にて吐出された熱可塑性樹脂は放熱・冷却されて溶融状
態から固体に変化して硬化する。このような動作によっ
て一層分の断面体すなわち層体が作り出される。
【0004】その後、駆動制御部112によってZ方向
駆動部114が制御され、ステージ116は一層分の厚
さに相当する距離だけ降下する。そして上記と同様の動
作を行うことにより一層目の上側に新たな層が積層され
る。このように連続的に作り出された幾層もの薄い層体
が積層されて造形物117が造形される。
駆動部114が制御され、ステージ116は一層分の厚
さに相当する距離だけ降下する。そして上記と同様の動
作を行うことにより一層目の上側に新たな層が積層され
る。このように連続的に作り出された幾層もの薄い層体
が積層されて造形物117が造形される。
【0005】また、造形物117がオーバーハング形状
を有する場合には、コンピュータ111において造形対
象物のデータ化を行う際に必要に応じてオーバーハング
支持部形状が付加される。そして駆動制御部112は、
上記造形物の造形と同時に、そのオーバーハング支持部
形状に基づいて三次元造形物を造形するための熱可塑性
樹脂とは溶融温度の異なる熱可塑性樹脂をインクジェッ
トヘッド118から小滴として吐出させることによりオ
ーバーハング支持部119を形成する。
を有する場合には、コンピュータ111において造形対
象物のデータ化を行う際に必要に応じてオーバーハング
支持部形状が付加される。そして駆動制御部112は、
上記造形物の造形と同時に、そのオーバーハング支持部
形状に基づいて三次元造形物を造形するための熱可塑性
樹脂とは溶融温度の異なる熱可塑性樹脂をインクジェッ
トヘッド118から小滴として吐出させることによりオ
ーバーハング支持部119を形成する。
【0006】そして、積層完了後に造形物を上記支持部
用樹脂の融点より高く、上記造形物用樹脂の融点より低
い温度に加熱・保温することにより、オーバーハング支
持部119を形成している樹脂を溶融除去することがで
き、所望の三次元造形物を得ることができる。
用樹脂の融点より高く、上記造形物用樹脂の融点より低
い温度に加熱・保温することにより、オーバーハング支
持部119を形成している樹脂を溶融除去することがで
き、所望の三次元造形物を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
三次元造形装置ではステージ116の造形面において全
ての層体をインクジェットヘッド115から樹脂の小滴
を吐出していくことによって形成していくため、最終的
な三次元造形物を得るのに長時間を要するという問題が
あった。また、三次元造形物の全体がインクジェットヘ
ッド115から吐出される樹脂によって造形されるた
め、造形用としての材料である熱可塑性樹脂の消費量が
多く、造形に要するコストが高いという問題があった。
三次元造形装置ではステージ116の造形面において全
ての層体をインクジェットヘッド115から樹脂の小滴
を吐出していくことによって形成していくため、最終的
な三次元造形物を得るのに長時間を要するという問題が
あった。また、三次元造形物の全体がインクジェットヘ
ッド115から吐出される樹脂によって造形されるた
め、造形用としての材料である熱可塑性樹脂の消費量が
多く、造形に要するコストが高いという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、三次元造形物の造形
を効率よくかつ安価に行うことができる三次元造形装置
および三次元造形方法を提供することを目的とする。
を効率よくかつ安価に行うことができる三次元造形装置
および三次元造形方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、造形対象物を平行な複数
の面で切断した各断面に対応する層体を所定の材料を吐
出することによって形成し、前記層体を順次積層してい
くことで前記造形対象物の三次元造形物を生成する三次
元造形装置であって、前記層体を順次積層していくため
の造形面を有するステージと、前記ステージの前記造形
面上に所定の突出形状を形成させる突出形状形成手段と
を備え、前記突出形状が形成された前記造形面上に三次
元造形物を生成することを特徴としている。
に、請求項1に記載の発明は、造形対象物を平行な複数
の面で切断した各断面に対応する層体を所定の材料を吐
出することによって形成し、前記層体を順次積層してい
くことで前記造形対象物の三次元造形物を生成する三次
元造形装置であって、前記層体を順次積層していくため
の造形面を有するステージと、前記ステージの前記造形
面上に所定の突出形状を形成させる突出形状形成手段と
を備え、前記突出形状が形成された前記造形面上に三次
元造形物を生成することを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の三次元造形装置において、前記突出形状形成手段は、
前記造形面が複数の小領域に分割され、それぞれの小領
域ごとに設けられた複数の分割ステージと、前記複数の
分割ステージを前記造形面に垂直な方向にそれぞれ個別
に駆動させる小領域駆動手段とを備えている。
の三次元造形装置において、前記突出形状形成手段は、
前記造形面が複数の小領域に分割され、それぞれの小領
域ごとに設けられた複数の分割ステージと、前記複数の
分割ステージを前記造形面に垂直な方向にそれぞれ個別
に駆動させる小領域駆動手段とを備えている。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の三次元造形装置において、前記小領域駆動手段は、直
線方向の駆動を行う直線式駆動手段であり、前記直線方
向を前記造形面に垂直な方向とすることを特徴としてい
る。
の三次元造形装置において、前記小領域駆動手段は、直
線方向の駆動を行う直線式駆動手段であり、前記直線方
向を前記造形面に垂直な方向とすることを特徴としてい
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の三次元造形装置において、前記小領域駆動手段は、回
転方向の駆動を行う回転式駆動手段と、前記回転方向の
駆動を前記造形面に垂直な方向となる直線方向への駆動
に変換する駆動変換手段とを備えている。
の三次元造形装置において、前記小領域駆動手段は、回
転方向の駆動を行う回転式駆動手段と、前記回転方向の
駆動を前記造形面に垂直な方向となる直線方向への駆動
に変換する駆動変換手段とを備えている。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の三次元造形装置において、
前記突出形状形成手段は、所定形状の充填部材を前記造
形面上に搬送するとともに所定位置に配置する充填部材
搬送手段を備えている。
請求項4のいずれかに記載の三次元造形装置において、
前記突出形状形成手段は、所定形状の充填部材を前記造
形面上に搬送するとともに所定位置に配置する充填部材
搬送手段を備えている。
【0014】請求項6に記載の発明は、造形対象物を平
行な複数の面で切断した各断面に対応する層体を所定の
材料を吐出することによって形成し、前記層体を順次積
層していくことで前記造形対象物の三次元造形物を生成
する三次元造形方法であって、前記層体を順次積層して
いくためのステージの造形面上に所定の突出形状を形成
する工程と、前記突出形状の形成されたステージ上に前
記材料を吐出することによって前記層体を順次に積層し
ていく工程とを有している。
行な複数の面で切断した各断面に対応する層体を所定の
材料を吐出することによって形成し、前記層体を順次積
層していくことで前記造形対象物の三次元造形物を生成
する三次元造形方法であって、前記層体を順次積層して
いくためのステージの造形面上に所定の突出形状を形成
する工程と、前記突出形状の形成されたステージ上に前
記材料を吐出することによって前記層体を順次に積層し
ていく工程とを有している。
【0015】
【発明の実施の形態】<1.第1の実施の形態>この実
施形態は、三次元造形物を造形する際の基盤となるステ
ージを複数の小領域に分割するとともに、その小領域ご
とに分割ステージを設けて各分割ステージを個別に駆動
することで、ステージの造形面上に所定の突出形状を形
成する突出形状形成手段としての機能を実現するもので
ある。
施形態は、三次元造形物を造形する際の基盤となるステ
ージを複数の小領域に分割するとともに、その小領域ご
とに分割ステージを設けて各分割ステージを個別に駆動
することで、ステージの造形面上に所定の突出形状を形
成する突出形状形成手段としての機能を実現するもので
ある。
【0016】以下、この発明の第1の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
【0017】<1−1.三次元造形装置の全体的構成>
図1は、この実施形態における三次元造形装置10を示
す概略図である。この三次元造形装置10は、コンピュ
ータ11と駆動制御部12とXY方向駆動部13とZ方
向駆動部14とノズルヘッド15とタンク部18と溶融
部19とステージ20とを備えて構成される。
図1は、この実施形態における三次元造形装置10を示
す概略図である。この三次元造形装置10は、コンピュ
ータ11と駆動制御部12とXY方向駆動部13とZ方
向駆動部14とノズルヘッド15とタンク部18と溶融
部19とステージ20とを備えて構成される。
【0018】コンピュータ11は内部にCPUやメモリ
等を備えて構成される一般的な卓上型コンピュータ等で
ある。このコンピュータ11は三次元形状の造形対象物
をデータ化し、それを幾層もの薄い断面体にスライスし
て得られる断面データを駆動制御部12に対して出力す
る。
等を備えて構成される一般的な卓上型コンピュータ等で
ある。このコンピュータ11は三次元形状の造形対象物
をデータ化し、それを幾層もの薄い断面体にスライスし
て得られる断面データを駆動制御部12に対して出力す
る。
【0019】駆動制御部12は、XY方向駆動部13と
Z方向駆動部14と溶融部19とノズルヘッド15とス
テージ20とをそれぞれに駆動制御する制御手段として
機能する。駆動制御部12はコンピュータ11から断面
データを取得すると、その断面データに基づいて上記の
各部に対して駆動指令を与えることによりステージ20
上に一層ごとの断面形状を積層していく。
Z方向駆動部14と溶融部19とノズルヘッド15とス
テージ20とをそれぞれに駆動制御する制御手段として
機能する。駆動制御部12はコンピュータ11から断面
データを取得すると、その断面データに基づいて上記の
各部に対して駆動指令を与えることによりステージ20
上に一層ごとの断面形状を積層していく。
【0020】XY方向駆動部13はノズルヘッド15を
X軸およびY軸によって規定される平面内で移動させる
べく設けられた駆動手段であり、駆動制御部12からの
駆動指令に基づいてノズルヘッド15をその平面におけ
る駆動範囲内で任意の位置に移動させることができる。
X軸およびY軸によって規定される平面内で移動させる
べく設けられた駆動手段であり、駆動制御部12からの
駆動指令に基づいてノズルヘッド15をその平面におけ
る駆動範囲内で任意の位置に移動させることができる。
【0021】Z方向駆動部14はステージ20上に三次
元造形物の一層分の造形または数層分の造形が行われる
ごとにステージ20を下降させるべく設けられた駆動手
段であり、駆動制御部12からの駆動指令に基づいてス
テージ20を鉛直なZ軸に沿って移動させる。このZ方
向駆動部14が三次元造形物の造形が進むにつれてステ
ージ20を下降させていくことにより、ステージ20上
に積層生成される三次元造形物とノズルヘッド15とが
接触することを回避することができるのである。
元造形物の一層分の造形または数層分の造形が行われる
ごとにステージ20を下降させるべく設けられた駆動手
段であり、駆動制御部12からの駆動指令に基づいてス
テージ20を鉛直なZ軸に沿って移動させる。このZ方
向駆動部14が三次元造形物の造形が進むにつれてステ
ージ20を下降させていくことにより、ステージ20上
に積層生成される三次元造形物とノズルヘッド15とが
接触することを回避することができるのである。
【0022】タンク部18はそれぞれ異なる種類の熱可
塑性樹脂を収容する複数のタンク18a〜18eを備え
る。それぞれのタンク18a〜18eには、常温で固体
状態であり、スティックのような塊状、ペレット状、あ
るいは粉末状の熱可塑性樹脂が収容される。また、溶融
部19にはタンク部18に設けられたタンク18a〜1
8eのそれぞれに個別に温度調整が可能な溶融ヒータ1
9a〜19eが設けられている。したがって、タンク1
8a〜18eのそれぞれに収容される熱可塑性樹脂はそ
れぞれのタンク下方に設けられた溶融ヒータ19a〜1
9eによって加熱・溶融されるのである。
塑性樹脂を収容する複数のタンク18a〜18eを備え
る。それぞれのタンク18a〜18eには、常温で固体
状態であり、スティックのような塊状、ペレット状、あ
るいは粉末状の熱可塑性樹脂が収容される。また、溶融
部19にはタンク部18に設けられたタンク18a〜1
8eのそれぞれに個別に温度調整が可能な溶融ヒータ1
9a〜19eが設けられている。したがって、タンク1
8a〜18eのそれぞれに収容される熱可塑性樹脂はそ
れぞれのタンク下方に設けられた溶融ヒータ19a〜1
9eによって加熱・溶融されるのである。
【0023】ノズルヘッド15はXY方向駆動部13の
下部に固定されており、XY方向駆動部13とともに一
体となってXY平面内で移動自在となっている。また、
ノズルヘッド15はタンク部18のタンク数と同数の吐
出ノズル15a〜15eを備えており、各タンク18a
〜18eにおいて溶融された熱可塑性樹脂は対応して設
けられた各吐出ノズル15a〜15eに加熱保温状態で
供給される。各吐出ノズル15a〜15eは溶融された
熱可塑性樹脂を例えばインクジェット方式等で微小な液
滴として吐出(噴出)するノズルである。各吐出ノズル
15a〜15eによる熱可塑性樹脂の吐出は駆動制御部
12によって個別に制御されており、各吐出ノズル15
a〜15eから吐出される熱可塑性樹脂はノズルヘッド
15に対向する位置に設けられているステージ20上に
付着する。なお、吐出ノズル15eはオーバーハング形
状を支持する支持部用となる樹脂を吐出するノズルであ
る。
下部に固定されており、XY方向駆動部13とともに一
体となってXY平面内で移動自在となっている。また、
ノズルヘッド15はタンク部18のタンク数と同数の吐
出ノズル15a〜15eを備えており、各タンク18a
〜18eにおいて溶融された熱可塑性樹脂は対応して設
けられた各吐出ノズル15a〜15eに加熱保温状態で
供給される。各吐出ノズル15a〜15eは溶融された
熱可塑性樹脂を例えばインクジェット方式等で微小な液
滴として吐出(噴出)するノズルである。各吐出ノズル
15a〜15eによる熱可塑性樹脂の吐出は駆動制御部
12によって個別に制御されており、各吐出ノズル15
a〜15eから吐出される熱可塑性樹脂はノズルヘッド
15に対向する位置に設けられているステージ20上に
付着する。なお、吐出ノズル15eはオーバーハング形
状を支持する支持部用となる樹脂を吐出するノズルであ
る。
【0024】ステージ20は三次元造形物を生成するた
めの基盤として機能し、各吐出ノズル15a〜15eか
ら吐出された熱可塑性樹脂はステージ20上にて放熱・
冷却されて溶融状態から固体に変化して硬化する。
めの基盤として機能し、各吐出ノズル15a〜15eか
ら吐出された熱可塑性樹脂はステージ20上にて放熱・
冷却されて溶融状態から固体に変化して硬化する。
【0025】そしてステージ20の上面側すなわち造形
面側は複数の小領域に分割されるとともに各小領域には
分割ステージ20aが配置されている。図2はステージ
20の詳細を示す図である。図2に示すようにステージ
20の造形面側にはXY平面内に複数の分割ステージ2
0aが設けられている。そしてステージ20の内部側に
はこれら複数の分割ステージ20を造形面に垂直な方向
(Z軸方向)に個別に駆動するための複数の小領域駆動
手段20bが設けられている。
面側は複数の小領域に分割されるとともに各小領域には
分割ステージ20aが配置されている。図2はステージ
20の詳細を示す図である。図2に示すようにステージ
20の造形面側にはXY平面内に複数の分割ステージ2
0aが設けられている。そしてステージ20の内部側に
はこれら複数の分割ステージ20を造形面に垂直な方向
(Z軸方向)に個別に駆動するための複数の小領域駆動
手段20bが設けられている。
【0026】この実施の形態では、複数の分割ステージ
20aと各分割ステージ20aを個別に昇降駆動するた
めの小領域駆動手段20bとがステージ20の造形面上
に所定の突出形状を形成させる突出形状形成手段として
機能する。つまり、分割ステージ20aを個別に昇降さ
せることによって、ステージ20の造形面側に所定の突
出形状を形成するのである。なお、各小領域駆動手段2
0bは図2に示すようにそれぞれ駆動制御部12によっ
て個別に駆動制御されるように構成されている。
20aと各分割ステージ20aを個別に昇降駆動するた
めの小領域駆動手段20bとがステージ20の造形面上
に所定の突出形状を形成させる突出形状形成手段として
機能する。つまり、分割ステージ20aを個別に昇降さ
せることによって、ステージ20の造形面側に所定の突
出形状を形成するのである。なお、各小領域駆動手段2
0bは図2に示すようにそれぞれ駆動制御部12によっ
て個別に駆動制御されるように構成されている。
【0027】このように分割ステージ20aを個別駆動
してステージ20の造形面に対して所定の突出形状を形
成することにより、三次元造形物の造形の際、突出形状
の体積に相当する樹脂の吐出を行わなくてもよくなるの
で、吐出される造形用の樹脂の吐出量を低減することが
できるとともに、効率的に三次元造形物の造形を行うこ
とが可能になる。特にレリーフ等の三次元造形物を造形
する場合、裏面側が凹形状になっても特に問題とならな
いこともあり、三次元造形物の造形を効率よくかつ安価
に行うことができる。
してステージ20の造形面に対して所定の突出形状を形
成することにより、三次元造形物の造形の際、突出形状
の体積に相当する樹脂の吐出を行わなくてもよくなるの
で、吐出される造形用の樹脂の吐出量を低減することが
できるとともに、効率的に三次元造形物の造形を行うこ
とが可能になる。特にレリーフ等の三次元造形物を造形
する場合、裏面側が凹形状になっても特に問題とならな
いこともあり、三次元造形物の造形を効率よくかつ安価
に行うことができる。
【0028】さらにこのように分割ステージ20aを個
別駆動して造形面上のオーバーハング支持部22に対応
する部分に所定の突出形状を形成することにより、支持
部用樹脂の吐出量をも低減させることができ、この点か
らも三次元造形物の造形を効率よくかつ安価に行うこと
ができるのである。
別駆動して造形面上のオーバーハング支持部22に対応
する部分に所定の突出形状を形成することにより、支持
部用樹脂の吐出量をも低減させることができ、この点か
らも三次元造形物の造形を効率よくかつ安価に行うこと
ができるのである。
【0029】また、この実施の形態では、複数の色を有
する三次元造形物や任意の混合色からなる三次元造形物
を作成するために、三次元造形物の彩色が必要な部分に
は着色された樹脂を使用する。一方、三次元造形物の彩
色が不要な部分には無彩色または無着色の樹脂を使用す
る。このため、上記タンク部18の各タンク18a〜1
8eのうち、タンク18a〜18cには三次元造形物に
有彩色の着色作用を施すためにそれぞれ異なる色成分に
着色された樹脂が収容されており、タンク18dには主
として造形時において使用する無彩色または無着色の樹
脂が収容されている。なお、無彩色または無着色の樹脂
としては自然色のものを使用してもよいし、白色あるい
は淡い色に着色されている樹脂を使用してもよい。
する三次元造形物や任意の混合色からなる三次元造形物
を作成するために、三次元造形物の彩色が必要な部分に
は着色された樹脂を使用する。一方、三次元造形物の彩
色が不要な部分には無彩色または無着色の樹脂を使用す
る。このため、上記タンク部18の各タンク18a〜1
8eのうち、タンク18a〜18cには三次元造形物に
有彩色の着色作用を施すためにそれぞれ異なる色成分に
着色された樹脂が収容されており、タンク18dには主
として造形時において使用する無彩色または無着色の樹
脂が収容されている。なお、無彩色または無着色の樹脂
としては自然色のものを使用してもよいし、白色あるい
は淡い色に着色されている樹脂を使用してもよい。
【0030】具体的には、タンク18a〜18cにはそ
れぞれY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)
に着色された樹脂が収容されており、タンク18dには
W(ホワイト)に着色された樹脂が収容されている。さ
らにタンク18eには支持部用樹脂が収容されている。
なお、支持部用樹脂以外の樹脂は同一の樹脂材料であっ
てもよいし、異なる樹脂材料であってもよい。例えば、
それぞれに各色成分の着色剤と相性のよい樹脂を用いて
もよい。
れぞれY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)
に着色された樹脂が収容されており、タンク18dには
W(ホワイト)に着色された樹脂が収容されている。さ
らにタンク18eには支持部用樹脂が収容されている。
なお、支持部用樹脂以外の樹脂は同一の樹脂材料であっ
てもよいし、異なる樹脂材料であってもよい。例えば、
それぞれに各色成分の着色剤と相性のよい樹脂を用いて
もよい。
【0031】また、この実施の形態では積層造形に用い
る樹脂の一例として上記のように熱可塑性樹脂を利用す
る。室温では固体であり、かつ融点が低く、溶融粘度の
低い樹脂が造形容易であり、例えば高分子量のポリスチ
レン、ポリカプロラクトンなどが挙げられる。
る樹脂の一例として上記のように熱可塑性樹脂を利用す
る。室温では固体であり、かつ融点が低く、溶融粘度の
低い樹脂が造形容易であり、例えば高分子量のポリスチ
レン、ポリカプロラクトンなどが挙げられる。
【0032】また、熱可塑性樹脂以外にも光硬化性樹脂
や熱硬化性樹脂を利用することも可能であるが、その場
合には、上述した溶融部19は不必要となる反面、ステ
ージ20上に付着した樹脂を硬化させるためのエネルギ
ー線照射装置が必要となる。
や熱硬化性樹脂を利用することも可能であるが、その場
合には、上述した溶融部19は不必要となる反面、ステ
ージ20上に付着した樹脂を硬化させるためのエネルギ
ー線照射装置が必要となる。
【0033】オーバーハング支持部22を形成するため
の支持部用樹脂としては、三次元造形物の造形用となる
他の樹脂よりも融点の低い熱可塑性樹脂を用いる。例え
ばワックス系の樹脂、アジペート系エステルなどがあ
る。そのような支持部用樹脂を使用することによって、
オーバーハング支持部22を含む積層完了後の造形物の
温度を支持部用樹脂の融点以上、造形用樹脂の融点以下
の温度におくことで、支持部用樹脂のみを溶融・除去す
ることで所望の三次元造形物の完成品を得ることができ
るのである。
の支持部用樹脂としては、三次元造形物の造形用となる
他の樹脂よりも融点の低い熱可塑性樹脂を用いる。例え
ばワックス系の樹脂、アジペート系エステルなどがあ
る。そのような支持部用樹脂を使用することによって、
オーバーハング支持部22を含む積層完了後の造形物の
温度を支持部用樹脂の融点以上、造形用樹脂の融点以下
の温度におくことで、支持部用樹脂のみを溶融・除去す
ることで所望の三次元造形物の完成品を得ることができ
るのである。
【0034】<1−2.三次元造形装置10における動
作>次に、この三次元造形装置10における動作につい
て説明する。図3はこの実施形態における三次元造形装
置10の動作の一例を示すフローチャートである。
作>次に、この三次元造形装置10における動作につい
て説明する。図3はこの実施形態における三次元造形装
置10の動作の一例を示すフローチャートである。
【0035】まず、コンピュータ11が、三次元形状で
あり表面にカラー模様等が施された造形対象物がモデル
データとしてデータ化される(ステップS1)。造形す
るためのもとになる造形対象物のデータには一般の三次
元CADモデリングソフトウェアで作成されるカラー三
次元モデルデータを使用することができる。また、三次
元形状入力装置で計測された形状データおよびテクスチ
ャを利用することも可能である。
あり表面にカラー模様等が施された造形対象物がモデル
データとしてデータ化される(ステップS1)。造形す
るためのもとになる造形対象物のデータには一般の三次
元CADモデリングソフトウェアで作成されるカラー三
次元モデルデータを使用することができる。また、三次
元形状入力装置で計測された形状データおよびテクスチ
ャを利用することも可能である。
【0036】このようにして得られるモデルデータにお
いて色情報は三次元モデルの表面にのみ付与されている
場合と、三次元モデルの内部まで付与されている場合と
がある。後者の場合でも造形に際してモデル表面の色情
報のみを使用することも可能であるし、モデル内部の色
情報も使用することも可能である。
いて色情報は三次元モデルの表面にのみ付与されている
場合と、三次元モデルの内部まで付与されている場合と
がある。後者の場合でも造形に際してモデル表面の色情
報のみを使用することも可能であるし、モデル内部の色
情報も使用することも可能である。
【0037】また、このデータ化を行うとき、造形対象
物がオーバーハング形状を有する場合にはオーバーハン
グ支持部形状が付加される。
物がオーバーハング形状を有する場合にはオーバーハン
グ支持部形状が付加される。
【0038】そして、そのモデルデータから、造形する
際の積層厚さに基づいて造形対象物をスライスした各断
面ごとの断面データを生成する(ステップS2)。モデ
ルデータから積層する樹脂の一層分の厚みに相当する厚
さピッチでスライスされた断面体を切り出し、断面形状
および彩色領域のデータを作成する。
際の積層厚さに基づいて造形対象物をスライスした各断
面ごとの断面データを生成する(ステップS2)。モデ
ルデータから積層する樹脂の一層分の厚みに相当する厚
さピッチでスライスされた断面体を切り出し、断面形状
および彩色領域のデータを作成する。
【0039】図4および図5はステップS2で生成され
る断面データの一例を示す図である。図4に示すよう
に、モデルデータからある断面体を切り出し、格子状に
細分化し、各ボクセルごとに色情報を持たせた断面デー
タを得ることができる。つまり、この断面データでは二
次元画像のビットマップと同様の形態で色情報を持つこ
とができるのである。
る断面データの一例を示す図である。図4に示すよう
に、モデルデータからある断面体を切り出し、格子状に
細分化し、各ボクセルごとに色情報を持たせた断面デー
タを得ることができる。つまり、この断面データでは二
次元画像のビットマップと同様の形態で色情報を持つこ
とができるのである。
【0040】図5に示すようにモデルデータにおいてオ
ーバーハング形状を有する場合には、そのオーバーハン
グ形状を支持するために造形する支持部情報も含まれて
いる。そして、ステージ20の各分割ステージ20aを
個別に昇降させて三次元造形物21の裏面側に凹形状を
形成する場合には、図5に示すように造形用の断面デー
タ生成時において各分割ステージ20aによる昇降動作
を考慮して造形部分から造形不要部分(造形面に形成さ
れる突出形状によって樹脂の吐出が不要となる部分)を
除去したデータを生成しておく。さらに、オーバーハン
グ支持部22の一部を突出形状によって構成しようとす
る場合も支持部情報のうちから支持部用樹脂による造形
不要部分を除去したデータを生成しておく。
ーバーハング形状を有する場合には、そのオーバーハン
グ形状を支持するために造形する支持部情報も含まれて
いる。そして、ステージ20の各分割ステージ20aを
個別に昇降させて三次元造形物21の裏面側に凹形状を
形成する場合には、図5に示すように造形用の断面デー
タ生成時において各分割ステージ20aによる昇降動作
を考慮して造形部分から造形不要部分(造形面に形成さ
れる突出形状によって樹脂の吐出が不要となる部分)を
除去したデータを生成しておく。さらに、オーバーハン
グ支持部22の一部を突出形状によって構成しようとす
る場合も支持部情報のうちから支持部用樹脂による造形
不要部分を除去したデータを生成しておく。
【0041】このようにしてコンピュータ11で生成さ
れた断面データは駆動制御部12に送られる。
れた断面データは駆動制御部12に送られる。
【0042】ステップS3においては、断面データを作
成するときに用いた積層厚さに関する情報がコンピュー
タ11から駆動制御部12に入力される。
成するときに用いた積層厚さに関する情報がコンピュー
タ11から駆動制御部12に入力される。
【0043】次のステップS4以降については駆動制御
部12が各部を制御することによって行われる動作であ
る。ステップS4ではステージ20を一層目の断面形状
(すなわち、最初の層体)を吐出造形するために適した
位置に上昇させる。これにより、ステージ20とノズル
ヘッド15との位置関係は所定の位置関係となり、ノズ
ルヘッド15の各吐出ノズル15a〜15eから吐出さ
れる樹脂はステージ20上の適切な位置に付着するので
ある。
部12が各部を制御することによって行われる動作であ
る。ステップS4ではステージ20を一層目の断面形状
(すなわち、最初の層体)を吐出造形するために適した
位置に上昇させる。これにより、ステージ20とノズル
ヘッド15との位置関係は所定の位置関係となり、ノズ
ルヘッド15の各吐出ノズル15a〜15eから吐出さ
れる樹脂はステージ20上の適切な位置に付着するので
ある。
【0044】そしてステップS5において、駆動制御部
12は断面データにおける造形不要部分に基づいて複数
の分割ステージ20aを個別に昇降駆動してステージ2
0の造形面側に所定の突出形状を形成する。この結果、
上昇駆動された分割ステージ20aによって本来水平な
ステージ20の造形面上に突出形状が得られる。なお、
このときの分割ステージ20aの駆動距離(上昇距離)
は分割ステージ20aがノズルヘッド15の各吐出ノズ
ル15a〜15eに接触しない程度に制御される。
12は断面データにおける造形不要部分に基づいて複数
の分割ステージ20aを個別に昇降駆動してステージ2
0の造形面側に所定の突出形状を形成する。この結果、
上昇駆動された分割ステージ20aによって本来水平な
ステージ20の造形面上に突出形状が得られる。なお、
このときの分割ステージ20aの駆動距離(上昇距離)
は分割ステージ20aがノズルヘッド15の各吐出ノズ
ル15a〜15eに接触しない程度に制御される。
【0045】そしてステージ20および分割ステージ2
0aの移動が終了するとステップS6に進み、駆動制御
部12の内部に設けられた図示しないデータ変換手段で
断面データに対して階調変換等のデータ変換が行われ、
各吐出ノズル15a〜15eから吐出される液滴サイズ
に適した層形状や彩色等に関する情報が生成される。な
お、層形状に関する情報の生成の際には、ステージ20
の造形面側に形成された突出形状に応じて造形不要部分
が除去されている。
0aの移動が終了するとステップS6に進み、駆動制御
部12の内部に設けられた図示しないデータ変換手段で
断面データに対して階調変換等のデータ変換が行われ、
各吐出ノズル15a〜15eから吐出される液滴サイズ
に適した層形状や彩色等に関する情報が生成される。な
お、層形状に関する情報の生成の際には、ステージ20
の造形面側に形成された突出形状に応じて造形不要部分
が除去されている。
【0046】ステップS7では上記のデータ変換によっ
て生成された層形状、彩色情報に従って駆動制御部12
がXY方向駆動部13に駆動指令を与えることによりノ
ズルヘッド15を所定方向に移動させるとともに、その
移動に伴って各吐出ノズル15a〜15eからの樹脂の
吐出を適宜に行わせる。
て生成された層形状、彩色情報に従って駆動制御部12
がXY方向駆動部13に駆動指令を与えることによりノ
ズルヘッド15を所定方向に移動させるとともに、その
移動に伴って各吐出ノズル15a〜15eからの樹脂の
吐出を適宜に行わせる。
【0047】三次元造形物に彩色を行う際には造形対象
物から導かれた彩色情報に基づいてY,M,Cのそれぞ
れに着色された樹脂を吐出することにより、三次元造形
物のカラー造形を行う。一方、三次元造形物の彩色の必
要のない部分について樹脂の吐出を行う際にはWに着色
された樹脂を吐出することにより、三次元造形物の造形
を行う。また、オーバーハング形状を有する場合にはオ
ーバーハング部を支持するオーバーハング支持部22を
造形するために支持部用樹脂を吐出する。
物から導かれた彩色情報に基づいてY,M,Cのそれぞ
れに着色された樹脂を吐出することにより、三次元造形
物のカラー造形を行う。一方、三次元造形物の彩色の必
要のない部分について樹脂の吐出を行う際にはWに着色
された樹脂を吐出することにより、三次元造形物の造形
を行う。また、オーバーハング形状を有する場合にはオ
ーバーハング部を支持するオーバーハング支持部22を
造形するために支持部用樹脂を吐出する。
【0048】このとき、分割ステージ20aによって形
成された突出形状部分には樹脂の吐出が行われない。し
たがって、三次元造形物の裏面側に吐出される造形用の
樹脂および三次元造形物がオーバーハング形状を有する
場合に吐出される支持部用樹脂の吐出に要する時間を短
縮することができ、効率的に造形を行うことが可能にな
る。また、造形用樹脂と支持部用樹脂との消費量を低減
することもできる。
成された突出形状部分には樹脂の吐出が行われない。し
たがって、三次元造形物の裏面側に吐出される造形用の
樹脂および三次元造形物がオーバーハング形状を有する
場合に吐出される支持部用樹脂の吐出に要する時間を短
縮することができ、効率的に造形を行うことが可能にな
る。また、造形用樹脂と支持部用樹脂との消費量を低減
することもできる。
【0049】そして、ステージ20上に付着する樹脂は
自然放熱、又は、ステージ20若しくは各分割ステージ
20aの内部側に設けられた図示しない冷却手段によっ
て冷却されて溶融状態から固体に変化して硬化する。
自然放熱、又は、ステージ20若しくは各分割ステージ
20aの内部側に設けられた図示しない冷却手段によっ
て冷却されて溶融状態から固体に変化して硬化する。
【0050】このようにしてステップS7において三次
元造形物の一層分の断面体である層体の造形が行われる
のである。
元造形物の一層分の断面体である層体の造形が行われる
のである。
【0051】そして、一層分の造形が終了するとステッ
プS8に進んで、駆動制御部12が三次元造形物の造形
が完了したかどうかを判断し、「NO」と判断された場
合はさらに次の層の造形を行うべくステップS4に戻
り、「YES」と判断された場合は造形動作は終了す
る。
プS8に進んで、駆動制御部12が三次元造形物の造形
が完了したかどうかを判断し、「NO」と判断された場
合はさらに次の層の造形を行うべくステップS4に戻
り、「YES」と判断された場合は造形動作は終了す
る。
【0052】なお、ステップS4に戻った場合は、ステ
ージ20を造形された一層の高さ寸法分だけ下降させ、
次の層の造形時においてノズルヘッド15とステージ2
0上に積層されていく造形物との位置関係を適切な位置
関係に修正する。そしてステージの移動後、ステップS
5において必要であれば各分割ステージ20aをさらに
駆動してステージ20の造形面側に形成される突出形状
を再形成する。なぜなら、最初に分割ステージ20aを
駆動して突出形状を形成するときには、ステージ20と
ノズルヘッド15との間隔から分割ステージ20aの駆
動距離は制限されており、三次元造形物の裏面側に形成
したい凹形状の高さ寸法に満たない場合があるため、積
層が進むにつれてステージ20aとノズルヘッド15と
の間隔が広くなっていくのに従って分割ステージ20a
を再駆動させれば凹形状の高さ寸法を所望の高さ寸法に
することができるからである。
ージ20を造形された一層の高さ寸法分だけ下降させ、
次の層の造形時においてノズルヘッド15とステージ2
0上に積層されていく造形物との位置関係を適切な位置
関係に修正する。そしてステージの移動後、ステップS
5において必要であれば各分割ステージ20aをさらに
駆動してステージ20の造形面側に形成される突出形状
を再形成する。なぜなら、最初に分割ステージ20aを
駆動して突出形状を形成するときには、ステージ20と
ノズルヘッド15との間隔から分割ステージ20aの駆
動距離は制限されており、三次元造形物の裏面側に形成
したい凹形状の高さ寸法に満たない場合があるため、積
層が進むにつれてステージ20aとノズルヘッド15と
の間隔が広くなっていくのに従って分割ステージ20a
を再駆動させれば凹形状の高さ寸法を所望の高さ寸法に
することができるからである。
【0053】なお、高精度に作る場合、または、造形さ
れた一層分の厚さより断面データを作成するときに用い
た積層厚さに関する情報が小さいときには、一層ごとに
カッターで削って高さをそろえるようにしてもよい。ま
た、造形された一層分の厚さより断面データを作成する
ときに用いた積層厚さに関する情報が大きいときは、実
際の積層厚さが断面データ作成時に用いた厚さに達する
まで同じ断面データに基づいて造形を繰り返すようにし
てもよいし、一層分の造形の際に1つの場所に複数滴ず
つ積んでいくようにしてもよい。
れた一層分の厚さより断面データを作成するときに用い
た積層厚さに関する情報が小さいときには、一層ごとに
カッターで削って高さをそろえるようにしてもよい。ま
た、造形された一層分の厚さより断面データを作成する
ときに用いた積層厚さに関する情報が大きいときは、実
際の積層厚さが断面データ作成時に用いた厚さに達する
まで同じ断面データに基づいて造形を繰り返すようにし
てもよいし、一層分の造形の際に1つの場所に複数滴ず
つ積んでいくようにしてもよい。
【0054】それ以後は上記の動作を繰り返すことによ
り、一層目の上側に二層目の新たな層体が積層されるの
である。そして、このような動作を断面体の数の分だけ
繰り返すことにより、ステージ20上に一層ごとのカラ
ー化された層体が順次積層されていき最終的に造形対象
物の三次元造形物21がステージ20上に造形されるの
である。そして造形される三次元造形物21には分割ス
テージ20aによる突出形状に応じた形状となる。ま
た、オーバーハング支持部22も分割ステージ20aに
よる突出形状に応じた形状となる。
り、一層目の上側に二層目の新たな層体が積層されるの
である。そして、このような動作を断面体の数の分だけ
繰り返すことにより、ステージ20上に一層ごとのカラ
ー化された層体が順次積層されていき最終的に造形対象
物の三次元造形物21がステージ20上に造形されるの
である。そして造形される三次元造形物21には分割ス
テージ20aによる突出形状に応じた形状となる。ま
た、オーバーハング支持部22も分割ステージ20aに
よる突出形状に応じた形状となる。
【0055】図6は図3のフローチャートのステップS
4〜S8を繰り返すことによって造形が行われる過程を
示す図である。図6に示すように裏面が凹形状のレリー
フの造形を行う場合、各層ごとの造形が行われる度に各
分割ステージ20aを個別に昇降制御することで三次元
造形物21の裏面側に凹形状を有する造形を行うことが
可能になる。すなわち、まず、図6(a)に示すように
凹形状に対応する領域の分割ステージ20aをノズルヘ
ッド15と接触しない程度まで上昇させ、この状態で凹
形状以外の造形を行う領域にノズルヘッド15より樹脂
を吐出していく。そして、造形が進み、ステージ20が
下降するのに伴って、凹形状に対応する領域の分割ステ
ージ20aをノズルヘッド15に接触しない程度に上昇
させていく(図6(b))。そして造形が完了すると、
三次元造形物21の裏面側には所定の凹形状が形成され
る(図6(c)、(d))。このように分割ステージ2
0aによってステージ20の造形面側に突出形状を形成
する構成を採用することで、三次元造形物21の裏面側
に所望の凹形状を形成することができ、裏面側において
使用される造形用の樹脂の使用量を低減することができ
るとともに、造形速度の高速化を図ることが可能にな
る。この結果、三次元造形物21の制作コストを低減
し、効率的な造形を行うことができるのである。また、
このような分割ステージ20aをオーバーハング形状の
支持部において昇降動作させることで支持部用樹脂の使
用量の低減を行うことも可能になる。
4〜S8を繰り返すことによって造形が行われる過程を
示す図である。図6に示すように裏面が凹形状のレリー
フの造形を行う場合、各層ごとの造形が行われる度に各
分割ステージ20aを個別に昇降制御することで三次元
造形物21の裏面側に凹形状を有する造形を行うことが
可能になる。すなわち、まず、図6(a)に示すように
凹形状に対応する領域の分割ステージ20aをノズルヘ
ッド15と接触しない程度まで上昇させ、この状態で凹
形状以外の造形を行う領域にノズルヘッド15より樹脂
を吐出していく。そして、造形が進み、ステージ20が
下降するのに伴って、凹形状に対応する領域の分割ステ
ージ20aをノズルヘッド15に接触しない程度に上昇
させていく(図6(b))。そして造形が完了すると、
三次元造形物21の裏面側には所定の凹形状が形成され
る(図6(c)、(d))。このように分割ステージ2
0aによってステージ20の造形面側に突出形状を形成
する構成を採用することで、三次元造形物21の裏面側
に所望の凹形状を形成することができ、裏面側において
使用される造形用の樹脂の使用量を低減することができ
るとともに、造形速度の高速化を図ることが可能にな
る。この結果、三次元造形物21の制作コストを低減
し、効率的な造形を行うことができるのである。また、
このような分割ステージ20aをオーバーハング形状の
支持部において昇降動作させることで支持部用樹脂の使
用量の低減を行うことも可能になる。
【0056】なお、三次元造形物21の裏面側に形成さ
れる凹形状をそのまま放置することは好ましくない場合
がある。この場合には、凹形状部分に所定形状の充填部
材を充填すればよい。
れる凹形状をそのまま放置することは好ましくない場合
がある。この場合には、凹形状部分に所定形状の充填部
材を充填すればよい。
【0057】図7は上記のようにして得られる三次元造
形物21の凹形状部分に所定形状の充填部材を充填する
過程を示す図である。まず、上記のようにして図7
(a)に示すように三次元造形物21を生成する。この
ようにして得られる三次元造形物21は図7(b)に示
すように裏面側に凹形状Bが形成される。そして、所定
の充填部材補充手段1を別途設け、図7(c)に示すよ
うに充填部材補充手段1によって三次元造形物21の裏
面側に形成された凹形状部分Bに所定形状の充填部材2
を順次に充填していくとともにその接着を行う。なお、
充填部材としてはブロック状の樹脂等を使用すればよ
い。そして、凹形状部分Bの全体に充填部材2を充填し
た後、充填部材2と三次元造形物21とを接着すれば図
7(d)に示すように凹形状部分が充填された三次元造
形物21が得られる。
形物21の凹形状部分に所定形状の充填部材を充填する
過程を示す図である。まず、上記のようにして図7
(a)に示すように三次元造形物21を生成する。この
ようにして得られる三次元造形物21は図7(b)に示
すように裏面側に凹形状Bが形成される。そして、所定
の充填部材補充手段1を別途設け、図7(c)に示すよ
うに充填部材補充手段1によって三次元造形物21の裏
面側に形成された凹形状部分Bに所定形状の充填部材2
を順次に充填していくとともにその接着を行う。なお、
充填部材としてはブロック状の樹脂等を使用すればよ
い。そして、凹形状部分Bの全体に充填部材2を充填し
た後、充填部材2と三次元造形物21とを接着すれば図
7(d)に示すように凹形状部分が充填された三次元造
形物21が得られる。
【0058】三次元造形物21がオーバーハング形状を
有する場合には、図3に示すフローチャートが終了した
ときにはオーバーハング支持部22が一体となって造形
されている(図1参照)。このため、造形完了後、三次
元造形物を支持部用樹脂の融点よりも高く、かつ、他の
樹脂の融点よりも低い温度下に置くことでオーバーハン
グ支持部22のみを溶融させて取り除く。このように支
持部用樹脂を使用することによって造形対象物が複雑な
形状であってもその三次元造形物を生成することができ
るのである。
有する場合には、図3に示すフローチャートが終了した
ときにはオーバーハング支持部22が一体となって造形
されている(図1参照)。このため、造形完了後、三次
元造形物を支持部用樹脂の融点よりも高く、かつ、他の
樹脂の融点よりも低い温度下に置くことでオーバーハン
グ支持部22のみを溶融させて取り除く。このように支
持部用樹脂を使用することによって造形対象物が複雑な
形状であってもその三次元造形物を生成することができ
るのである。
【0059】以上、この実施形態における三次元造形装
置10の概略構成とその動作について説明したが、コン
ピュータ11にCAD/CAM/CAEのシステムを導
入すれば、造形の際のスピードアップ化とデザインの質
的向上をおしすすめることも可能である。
置10の概略構成とその動作について説明したが、コン
ピュータ11にCAD/CAM/CAEのシステムを導
入すれば、造形の際のスピードアップ化とデザインの質
的向上をおしすすめることも可能である。
【0060】<1−3.小領域駆動手段20b>次に、
各分割ステージ20aを個別に駆動するために設けられ
た小領域駆動手段20bについて説明する。各小領域駆
動手段20bは上述のように1つの分割ステージ20a
をステージ20の造形面に垂直な方向に駆動させるもの
である。このような機能を実現するためには、リニア
アクチュエータ等のように直線方向の駆動を行う直線式
駆動手段を利用し、その直線的駆動方向をステージ20
の造形面に垂直な方向として構成する例と、回転式ア
クチュエータ等のように回転方向の駆動を行う回転式駆
動手段とその回転方向の駆動をステージ20の造形面に
垂直な方向となる直線方向への駆動に変換する駆動変換
手段とで構成する例とが考えられる。
各分割ステージ20aを個別に駆動するために設けられ
た小領域駆動手段20bについて説明する。各小領域駆
動手段20bは上述のように1つの分割ステージ20a
をステージ20の造形面に垂直な方向に駆動させるもの
である。このような機能を実現するためには、リニア
アクチュエータ等のように直線方向の駆動を行う直線式
駆動手段を利用し、その直線的駆動方向をステージ20
の造形面に垂直な方向として構成する例と、回転式ア
クチュエータ等のように回転方向の駆動を行う回転式駆
動手段とその回転方向の駆動をステージ20の造形面に
垂直な方向となる直線方向への駆動に変換する駆動変換
手段とで構成する例とが考えられる。
【0061】ここではこれらの一構成例について説明す
る。図8ないし図10はいずれも小領域駆動手段20b
の一構成例を示す図である。
る。図8ないし図10はいずれも小領域駆動手段20b
の一構成例を示す図である。
【0062】まず図8に示す小領域駆動手段20bは、
連結部材61と回転ネジ62とステッピングモータ63
とによって構成される。そして、ステッピングモータ6
3が駆動制御部12からの指令に基づいて回転ネジ62
を回転させると、連結部材61が回転ネジ62の軸方向
に沿って移動する。この結果、連結部材61の上部に連
結された分割ステージ20aが昇降移動する。
連結部材61と回転ネジ62とステッピングモータ63
とによって構成される。そして、ステッピングモータ6
3が駆動制御部12からの指令に基づいて回転ネジ62
を回転させると、連結部材61が回転ネジ62の軸方向
に沿って移動する。この結果、連結部材61の上部に連
結された分割ステージ20aが昇降移動する。
【0063】次に図9に示す小領域駆動手段20bは、
伸縮軸64とリニアアクチュエータ65とによって構成
される。リニアアクチュエータ65としては圧電素子を
利用した直動アクチュエータ、電磁リニアアクチュエー
タ、ソレノイド、エアシリンダ等が挙げられる。そし
て、リニアアクチュエータ65が駆動制御部12からの
指令に基づいて伸縮軸64を伸縮駆動させると、伸縮軸
64の上部に連結された分割ステージ20aが昇降移動
する。
伸縮軸64とリニアアクチュエータ65とによって構成
される。リニアアクチュエータ65としては圧電素子を
利用した直動アクチュエータ、電磁リニアアクチュエー
タ、ソレノイド、エアシリンダ等が挙げられる。そし
て、リニアアクチュエータ65が駆動制御部12からの
指令に基づいて伸縮軸64を伸縮駆動させると、伸縮軸
64の上部に連結された分割ステージ20aが昇降移動
する。
【0064】次に図10に示す小領域駆動手段20b
は、ガイドローラ66とラック67とピニオン68とモ
ータ69によって構成される。そして、モータ69が駆
動制御部12からの指令に基づいてピニオン68を回転
させると、その回転駆動がラック67に伝達され、ラッ
ク67がガイドローラ66によって規定される配置方向
に沿って直線的に移動する。この結果、ラック67の上
部に連結された分割ステージ20aが昇降移動する。
は、ガイドローラ66とラック67とピニオン68とモ
ータ69によって構成される。そして、モータ69が駆
動制御部12からの指令に基づいてピニオン68を回転
させると、その回転駆動がラック67に伝達され、ラッ
ク67がガイドローラ66によって規定される配置方向
に沿って直線的に移動する。この結果、ラック67の上
部に連結された分割ステージ20aが昇降移動する。
【0065】このように小領域駆動手段20bは任意の
駆動方式によって実現可能である。また、このような小
領域駆動手段20bによって分割ステージ20aは個別
に駆動されるように構成され、各分割ステージ20bが
造形面に垂直な方向に適切に駆動されるのである。
駆動方式によって実現可能である。また、このような小
領域駆動手段20bによって分割ステージ20aは個別
に駆動されるように構成され、各分割ステージ20bが
造形面に垂直な方向に適切に駆動されるのである。
【0066】<1−4.彩色について>次に、この実施
形態における造形過程での彩色について説明する。この
実施形態では、三次元造形物21にY,M,Cの3原色
に着色された複数の樹脂を積層していくことにより、三
次元造形物21の造形過程での彩色を行っている。
形態における造形過程での彩色について説明する。この
実施形態では、三次元造形物21にY,M,Cの3原色
に着色された複数の樹脂を積層していくことにより、三
次元造形物21の造形過程での彩色を行っている。
【0067】吐出ノズル15a〜15cのそれぞれから
は減色混合によって異なる色成分を表現することができ
るY,M,Cの各色成分に着色された樹脂が吐出される
一方、吐出ノズル15dからは白色の樹脂が吐出され
る。ここで、無着色の樹脂は一般的に白色やクリーム色
等のものがあるため、吐出ノズル15dから吐出する樹
脂を無着色状態において白色のものを用いればよい。
は減色混合によって異なる色成分を表現することができ
るY,M,Cの各色成分に着色された樹脂が吐出される
一方、吐出ノズル15dからは白色の樹脂が吐出され
る。ここで、無着色の樹脂は一般的に白色やクリーム色
等のものがあるため、吐出ノズル15dから吐出する樹
脂を無着色状態において白色のものを用いればよい。
【0068】このように吐出ノズル15dから吐出され
る三次元造形物21の造形用として白色の樹脂を使用す
ることにより、各吐出ノズル15a〜15dから吐出さ
れる微小な樹脂の液滴の集合によって混色あるいは色の
階調を表現することができる。
る三次元造形物21の造形用として白色の樹脂を使用す
ることにより、各吐出ノズル15a〜15dから吐出さ
れる微小な樹脂の液滴の集合によって混色あるいは色の
階調を表現することができる。
【0069】一般に、彩色を行うためにはY,M,Cの
三原色を混色すればよいが、色の濃淡を表現するために
は三原色に加えて白色に着色された樹脂を吐出して混色
することが有効となる。一般のプリンタ等では白色の紙
にインク、トナー等で字、画像をプリントしていくた
め、基材となる紙の白色を利用すれば白色インクは必要
ではなく、Y,M,Cの三色を使用するだけで原理的に
各色成分の濃淡を表現することができる。しかしなが
ら、三次元造形のように基材となるものが存在しない場
合には白色の樹脂を使用することが特に有益となるので
ある。
三原色を混色すればよいが、色の濃淡を表現するために
は三原色に加えて白色に着色された樹脂を吐出して混色
することが有効となる。一般のプリンタ等では白色の紙
にインク、トナー等で字、画像をプリントしていくた
め、基材となる紙の白色を利用すれば白色インクは必要
ではなく、Y,M,Cの三色を使用するだけで原理的に
各色成分の濃淡を表現することができる。しかしなが
ら、三次元造形のように基材となるものが存在しない場
合には白色の樹脂を使用することが特に有益となるので
ある。
【0070】つまり、Y,M,Cの各色成分を混合する
ことによって暗い色を表現することができることができ
るが、白色は表現することはできないため、内部造形用
として白色等淡い色の樹脂を準備し、この白色の樹脂を
表面彩色の際にも使用すれば、三次元造形物21に対し
て適切な彩色を施すことが可能になる。
ことによって暗い色を表現することができることができ
るが、白色は表現することはできないため、内部造形用
として白色等淡い色の樹脂を準備し、この白色の樹脂を
表面彩色の際にも使用すれば、三次元造形物21に対し
て適切な彩色を施すことが可能になる。
【0071】このようにして三次元造形物21に彩色を
施す際の濃淡を表示する場合の樹脂の吐出形態の一例に
ついて説明する。
施す際の濃淡を表示する場合の樹脂の吐出形態の一例に
ついて説明する。
【0072】図11は、シアンについての階調表現の一
例を示す図である。駆動制御部12において所定の階調
変換が行われると、断面データに含まれる多値の階調デ
ータは一定領域を有する2値データに変換される。この
2値データは各吐出ノズル15a〜15eをON/OF
F制御するための情報となる。
例を示す図である。駆動制御部12において所定の階調
変換が行われると、断面データに含まれる多値の階調デ
ータは一定領域を有する2値データに変換される。この
2値データは各吐出ノズル15a〜15eをON/OF
F制御するための情報となる。
【0073】図11にはこの一定領域を示しており、こ
の彩色のための一定領域内への各色成分の樹脂の吐出パ
ターンを変化させることにより、階調表現や混合色表現
を行うことが可能になる。淡いシアンを表示する場合に
は一定領域にシアンを1滴吐出し、他の領域にはホワイ
トを吐出する。また、濃いシアンを表示する場合には一
定領域の全体にシアンを4滴吐出する。このように一定
領域に対するシアンの樹脂とホワイトの樹脂との吐出割
合を変化させることにより、淡いシアンから濃いシアン
への階調変化を適切に表現することが可能になる。
の彩色のための一定領域内への各色成分の樹脂の吐出パ
ターンを変化させることにより、階調表現や混合色表現
を行うことが可能になる。淡いシアンを表示する場合に
は一定領域にシアンを1滴吐出し、他の領域にはホワイ
トを吐出する。また、濃いシアンを表示する場合には一
定領域の全体にシアンを4滴吐出する。このように一定
領域に対するシアンの樹脂とホワイトの樹脂との吐出割
合を変化させることにより、淡いシアンから濃いシアン
への階調変化を適切に表現することが可能になる。
【0074】なお、図11の例では説明の都合上、階調
変換によって生じる彩色のための一定領域を4個の吐出
領域で示しているが、これに限定するものではない。例
えば、断面データにおいて256階調を有している場合
であってその階調を低下させずにON/OFF制御のた
めの2値データに変換する場合、一定領域内には256
個の吐出領域が定められる。
変換によって生じる彩色のための一定領域を4個の吐出
領域で示しているが、これに限定するものではない。例
えば、断面データにおいて256階調を有している場合
であってその階調を低下させずにON/OFF制御のた
めの2値データに変換する場合、一定領域内には256
個の吐出領域が定められる。
【0075】次に、図12は淡いシアンから淡いイエロ
ーへ変化する表現の一例を示す図である。図12の左端
は淡いシアンを表現する際のCとWとの吐出パターンで
あり、右端は淡いイエローを表現する際のYとWとの吐
出パターンである。淡いシアンからシアンとイエローと
の混合色を経て淡いイエローへと変化させる際には図1
2に示すように一定領域内へのCとYとWとを吐出する
割合をしだいに変化させていくことによってそのような
色の変化を表現することが可能になる。
ーへ変化する表現の一例を示す図である。図12の左端
は淡いシアンを表現する際のCとWとの吐出パターンで
あり、右端は淡いイエローを表現する際のYとWとの吐
出パターンである。淡いシアンからシアンとイエローと
の混合色を経て淡いイエローへと変化させる際には図1
2に示すように一定領域内へのCとYとWとを吐出する
割合をしだいに変化させていくことによってそのような
色の変化を表現することが可能になる。
【0076】また、図13には上記の彩色のための一定
領域が複数個集合したものを示している。図13(a)
はCとWとの吐出パターンを示しており、図13(b)
は(a)の吐出パターンによって表現される彩色形態を
具体的に示している。図13に示すように駆動制御部1
2が吐出パターンを制御することによって三次元造形物
21の造形過程における彩色を行うことが可能になる。
領域が複数個集合したものを示している。図13(a)
はCとWとの吐出パターンを示しており、図13(b)
は(a)の吐出パターンによって表現される彩色形態を
具体的に示している。図13に示すように駆動制御部1
2が吐出パターンを制御することによって三次元造形物
21の造形過程における彩色を行うことが可能になる。
【0077】ところで、隣接する複数の一定領域におい
て同一の階調を表示しようとする場合、吐出パターンが
同一であるとそのパターンの規則的配置によって造形対
象物にはない模様が三次元造形物21上に現れる場合が
ある。このような事態を回避するために同一の階調を表
示する場合であっても吐出パターンを変化させることが
好ましい。図14は吐出パターンを変化させる例を示す
図であり、(a)は1滴のシアンに対して3滴のホワイ
ト、(b)は2滴のシアンに対して2滴のホワイト、
(c)は3滴のシアンに対して1滴のホワイトをそれぞ
れ吐出する例を示している。同じ階調が隣接する場合に
は駆動制御部12が吐出パターン決定手段として機能
し、各吐出ノズル15a〜15dからの吐出パターンを
シアンが1滴の場合は図14(a)に示すように、また
シアンが2滴の場合は図14(b)に示すように、さら
にシアンが3滴の場合は図14(c)に示すようにそれ
ぞれ変化させることにより、造形対象物にはない模様が
三次元造形物21上に現れることを回避することができ
る。ここで、図14(a)、(b)、(c)の各図にお
いていずれの吐出パターンを選択するかはランダムに決
定してもよいし、規則的に決定してもよい。
て同一の階調を表示しようとする場合、吐出パターンが
同一であるとそのパターンの規則的配置によって造形対
象物にはない模様が三次元造形物21上に現れる場合が
ある。このような事態を回避するために同一の階調を表
示する場合であっても吐出パターンを変化させることが
好ましい。図14は吐出パターンを変化させる例を示す
図であり、(a)は1滴のシアンに対して3滴のホワイ
ト、(b)は2滴のシアンに対して2滴のホワイト、
(c)は3滴のシアンに対して1滴のホワイトをそれぞ
れ吐出する例を示している。同じ階調が隣接する場合に
は駆動制御部12が吐出パターン決定手段として機能
し、各吐出ノズル15a〜15dからの吐出パターンを
シアンが1滴の場合は図14(a)に示すように、また
シアンが2滴の場合は図14(b)に示すように、さら
にシアンが3滴の場合は図14(c)に示すようにそれ
ぞれ変化させることにより、造形対象物にはない模様が
三次元造形物21上に現れることを回避することができ
る。ここで、図14(a)、(b)、(c)の各図にお
いていずれの吐出パターンを選択するかはランダムに決
定してもよいし、規則的に決定してもよい。
【0078】このようにこの実施形態では、三次元造形
物21を造形する際にY,M,Cに着色された樹脂と、
白色の樹脂とを使用することにより、造形過程において
三次元造形物に対して造形対象物に応じた彩色を施して
いくことができる。
物21を造形する際にY,M,Cに着色された樹脂と、
白色の樹脂とを使用することにより、造形過程において
三次元造形物に対して造形対象物に応じた彩色を施して
いくことができる。
【0079】なお、吐出ノズル15a〜15cから吐出
される着色された樹脂はそれぞれ他の色成分(例えば、
R(赤),G(緑),B(青)等)に着色されていても
よいが、Y,M,Cの三原色に着色された樹脂を使用し
てこれらを混合することにより、三次元造形物21に中
間色等の全ての色成分の彩色することができるという効
果がある。
される着色された樹脂はそれぞれ他の色成分(例えば、
R(赤),G(緑),B(青)等)に着色されていても
よいが、Y,M,Cの三原色に着色された樹脂を使用し
てこれらを混合することにより、三次元造形物21に中
間色等の全ての色成分の彩色することができるという効
果がある。
【0080】また、吐出ノズル15dから吐出される内
部造形用の樹脂は白色に限定されるものではなく、クリ
ーム色等の樹脂であってもよい。ただし、生成される三
次元造形物21において造形対象物の白色や階調を鮮明
に再現するためには、内部造形用として白色の樹脂を使
用することが望ましい。
部造形用の樹脂は白色に限定されるものではなく、クリ
ーム色等の樹脂であってもよい。ただし、生成される三
次元造形物21において造形対象物の白色や階調を鮮明
に再現するためには、内部造形用として白色の樹脂を使
用することが望ましい。
【0081】さらに、三次元造形物21の表面側に黒色
を再現する場合には、Y,M,Cの三色を吐出すること
で黒色を表現することができるが、鮮明な黒色を再現す
るために別途黒色に着色された樹脂を吐出するための吐
出ノズルを設けてもよい。
を再現する場合には、Y,M,Cの三色を吐出すること
で黒色を表現することができるが、鮮明な黒色を再現す
るために別途黒色に着色された樹脂を吐出するための吐
出ノズルを設けてもよい。
【0082】<1−5.ノズルヘッドの構成>次に、上
記の三次元造形装置10におけるノズルヘッド15の構
成例について説明する。
記の三次元造形装置10におけるノズルヘッド15の構
成例について説明する。
【0083】ノズルヘッド15における各吐出ノズル1
5a〜15eはそれぞれに圧電アクチュエータ等の圧力
発生手段が設けられており、当該圧力発生手段によって
ノズル内部に供給される溶融状態の樹脂に対して一定の
圧力が付与されてノズル先端部から液滴状の樹脂が吐出
されるように構成されている。
5a〜15eはそれぞれに圧電アクチュエータ等の圧力
発生手段が設けられており、当該圧力発生手段によって
ノズル内部に供給される溶融状態の樹脂に対して一定の
圧力が付与されてノズル先端部から液滴状の樹脂が吐出
されるように構成されている。
【0084】このような構成にすることにより、駆動制
御部12が各吐出ノズル15a〜15eの圧力発生手段
を独立に駆動制御することが可能になり、それによって
各色に着色された樹脂やその他の樹脂の吐出を個別に制
御することができるのである。
御部12が各吐出ノズル15a〜15eの圧力発生手段
を独立に駆動制御することが可能になり、それによって
各色に着色された樹脂やその他の樹脂の吐出を個別に制
御することができるのである。
【0085】また、このようにノズルヘッド15に設け
られる各吐出ノズル15a〜15eが個別に制御可能で
あることから、ノズルヘッド15の構成例についてもい
くつかの実施例が考えられる。
られる各吐出ノズル15a〜15eが個別に制御可能で
あることから、ノズルヘッド15の構成例についてもい
くつかの実施例が考えられる。
【0086】まず第1に、上記のように個別に制御可能
なノズルヘッド15では、図1に示すような複数の吐出
ノズル15a〜15eが直線状に配置されたノズルユニ
ットをさらに複数個並設することが考えられる。
なノズルヘッド15では、図1に示すような複数の吐出
ノズル15a〜15eが直線状に配置されたノズルユニ
ットをさらに複数個並設することが考えられる。
【0087】図15は、三次元造形物に彩色を施すため
のノズルヘッド15の構成の一例を示す図であり、図1
5(a)は三原色に着色された樹脂と白色の樹脂と支持
部用樹脂との5種類の樹脂を個別に吐出する構成例を示
しており、(b)はさらに黒色の樹脂を吐出する構成例
を示している。図15において、Yはイエローの樹脂、
Mはマゼンタの樹脂、Cはシアンの樹脂、Wはホワイト
の樹脂、Sは支持部用樹脂、Kは黒色の樹脂をそれぞれ
吐出するための吐出ノズルである。
のノズルヘッド15の構成の一例を示す図であり、図1
5(a)は三原色に着色された樹脂と白色の樹脂と支持
部用樹脂との5種類の樹脂を個別に吐出する構成例を示
しており、(b)はさらに黒色の樹脂を吐出する構成例
を示している。図15において、Yはイエローの樹脂、
Mはマゼンタの樹脂、Cはシアンの樹脂、Wはホワイト
の樹脂、Sは支持部用樹脂、Kは黒色の樹脂をそれぞれ
吐出するための吐出ノズルである。
【0088】図15に示すように、複数の吐出ノズル1
5a〜15e(又は15a〜15f)が直線状に配置さ
れたものを1つのノズルユニット17として構成し、こ
のノズルユニット17を複数個並設することによって複
数の吐出ノズルをマトリクス状に配置することで、効率
よく、かつ確実に彩色造形を行うことが可能になる。例
えば、ノズルヘッド15をX方向に移動させると、ノズ
ルヘッド15のY方向の幅を1走査分として同時に造形
することができるため、効率よく造形を行うことがで
き、造形時間の短縮化を図ることが可能になる。
5a〜15e(又は15a〜15f)が直線状に配置さ
れたものを1つのノズルユニット17として構成し、こ
のノズルユニット17を複数個並設することによって複
数の吐出ノズルをマトリクス状に配置することで、効率
よく、かつ確実に彩色造形を行うことが可能になる。例
えば、ノズルヘッド15をX方向に移動させると、ノズ
ルヘッド15のY方向の幅を1走査分として同時に造形
することができるため、効率よく造形を行うことがで
き、造形時間の短縮化を図ることが可能になる。
【0089】図15おいて、複数の吐出ノズルの軸(す
なわち吐出方向)はそれぞれ平行になるように配置され
ており、ノズルヘッド15のX方向またはY方向への移
動タイミングに合わせて駆動制御部12が時系列的に各
樹脂を吐出させることで一定領域内において複数色の樹
脂を混色することができるのである。
なわち吐出方向)はそれぞれ平行になるように配置され
ており、ノズルヘッド15のX方向またはY方向への移
動タイミングに合わせて駆動制御部12が時系列的に各
樹脂を吐出させることで一定領域内において複数色の樹
脂を混色することができるのである。
【0090】また第2に、上記のように個別に制御可能
なノズルヘッド15では、支持部用樹脂以外の樹脂を吐
出する吐出ノズル15a〜15d、15fのうち、Y,
M,C(さらにはK)に着色された樹脂を吐出する吐出
ノズル15a〜15c、15fを造形用として設けられ
た白色の樹脂を吐出する吐出ノズル15dの周囲に配置
することも考えられる。
なノズルヘッド15では、支持部用樹脂以外の樹脂を吐
出する吐出ノズル15a〜15d、15fのうち、Y,
M,C(さらにはK)に着色された樹脂を吐出する吐出
ノズル15a〜15c、15fを造形用として設けられ
た白色の樹脂を吐出する吐出ノズル15dの周囲に配置
することも考えられる。
【0091】図16はこのような配置構成の概念を示す
図であり、(a)は側方からみた概念図であり、(b)
は上方からみた概念図である。図16(b)に示すよう
に吐出ノズル15a〜15c、15fは内部造形用の樹
脂である白色の樹脂の吐出ノズル15dの周囲に配置さ
れており、図16(a)に示すように複数の吐出ノズル
15a〜15fの各軸(吐出方向)を彩色のための一定
領域内で交差するように配置することで、彩色のための
一定領域内に対しては同時に各色の樹脂を吐出すること
ができる。このような吐出ノズル15a〜15fを1つ
のノズルユニット17としたときに、このノズルユニッ
ト17を図17に示すように複数個配置することで、効
率よくかつ確実に彩色造形を行うことが可能になる。な
お、図17(a)は図16のノズルユニット17をY方
向に直線状に配置したノズルヘッド15の例を示してお
り、図17(b)はXY平面内に配置したノズルヘッド
15の例を示している。図17(a)の構成のノズルヘ
ッド15をX方向に走査することで造形の隙間が生じる
場合には、図17(b)の構成を採用すればよい。
図であり、(a)は側方からみた概念図であり、(b)
は上方からみた概念図である。図16(b)に示すよう
に吐出ノズル15a〜15c、15fは内部造形用の樹
脂である白色の樹脂の吐出ノズル15dの周囲に配置さ
れており、図16(a)に示すように複数の吐出ノズル
15a〜15fの各軸(吐出方向)を彩色のための一定
領域内で交差するように配置することで、彩色のための
一定領域内に対しては同時に各色の樹脂を吐出すること
ができる。このような吐出ノズル15a〜15fを1つ
のノズルユニット17としたときに、このノズルユニッ
ト17を図17に示すように複数個配置することで、効
率よくかつ確実に彩色造形を行うことが可能になる。な
お、図17(a)は図16のノズルユニット17をY方
向に直線状に配置したノズルヘッド15の例を示してお
り、図17(b)はXY平面内に配置したノズルヘッド
15の例を示している。図17(a)の構成のノズルヘ
ッド15をX方向に走査することで造形の隙間が生じる
場合には、図17(b)の構成を採用すればよい。
【0092】<2.第2の実施の形態>この実施形態
は、三次元造形装置が、ステージの造形面上に所定形状
の充填部材を搬送する充填部材搬送手段を備える構成と
し、その充填部材搬送手段が充填部材をステージの造形
面上の所定位置に配置することで、ステージの造形面上
に所定の突出形状を形成する突出形状形成手段としての
機能を実現するものである。なお、充填部材としては例
えばブロック状に形成された樹脂等が使用される。
は、三次元造形装置が、ステージの造形面上に所定形状
の充填部材を搬送する充填部材搬送手段を備える構成と
し、その充填部材搬送手段が充填部材をステージの造形
面上の所定位置に配置することで、ステージの造形面上
に所定の突出形状を形成する突出形状形成手段としての
機能を実現するものである。なお、充填部材としては例
えばブロック状に形成された樹脂等が使用される。
【0093】また、この実施形態では、第1の実施の形
態と異なり、三次元造形物に対して彩色を行うための着
色剤として着色用のインクを使用し、造形用の材料とし
て樹脂を使用する構成例を示す。
態と異なり、三次元造形物に対して彩色を行うための着
色剤として着色用のインクを使用し、造形用の材料とし
て樹脂を使用する構成例を示す。
【0094】以下、この発明の第2の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
【0095】<2−1.三次元造形装置の全体的構成>
図18は、この実施形態における三次元造形装置30を
示す概略図である。なお、図18において上記第1の実
施の形態で説明した各部材と同一の作用効果を奏する部
材については同一符号を付している。
図18は、この実施形態における三次元造形装置30を
示す概略図である。なお、図18において上記第1の実
施の形態で説明した各部材と同一の作用効果を奏する部
材については同一符号を付している。
【0096】この三次元造形装置30は、第1の実施の
形態と同様に、コンピュータ11と駆動制御部12とX
Y方向駆動部13とZ方向駆動部14とノズルヘッド3
5とタンク部38と溶融部39とステージ20とを備え
ており、さらに、充填部材搬送手段として機能する充填
部材搬送部45を備える。
形態と同様に、コンピュータ11と駆動制御部12とX
Y方向駆動部13とZ方向駆動部14とノズルヘッド3
5とタンク部38と溶融部39とステージ20とを備え
ており、さらに、充填部材搬送手段として機能する充填
部材搬送部45を備える。
【0097】コンピュータ11と駆動制御部12とXY
方向駆動部13とZ方向駆動部14とステージ20とは
上記第1の実施の形態と同一の作用効果を示すものであ
るため、ここではその説明を省略する。
方向駆動部13とZ方向駆動部14とステージ20とは
上記第1の実施の形態と同一の作用効果を示すものであ
るため、ここではその説明を省略する。
【0098】この実施形態において第1の実施の形態と
異なるものは、充填部材搬送部45とノズルヘッド35
とタンク部38と溶融部39とである。
異なるものは、充填部材搬送部45とノズルヘッド35
とタンク部38と溶融部39とである。
【0099】充填部材搬送部45は、駆動部45aと充
填部材保持機構45bとを備えて構成される。駆動部4
5aは充填部材保持機構45bをX軸およびY軸によっ
て規定される平面内で移動させるべく設けられた駆動手
段であり、駆動制御部12からの駆動指令に基づいて充
填部材保持機構45bをその平面における駆動範囲内で
任意の位置に移動させることができる。充填部材保持機
構45bは内部に複数の充填部材2を収容しており、駆
動制御部12からの充填部材配置指令に基づいて収容し
ている充填部材2をステージ20上に配置する。すなわ
ち、この充填部材搬送部45は、ステージ20の造形面
内において任意の位置にアクセスすることができ、充填
部材2を配置することでステージ20の造形面上に所定
の突出形状を形成する突出形状形成手段として機能する
のである。
填部材保持機構45bとを備えて構成される。駆動部4
5aは充填部材保持機構45bをX軸およびY軸によっ
て規定される平面内で移動させるべく設けられた駆動手
段であり、駆動制御部12からの駆動指令に基づいて充
填部材保持機構45bをその平面における駆動範囲内で
任意の位置に移動させることができる。充填部材保持機
構45bは内部に複数の充填部材2を収容しており、駆
動制御部12からの充填部材配置指令に基づいて収容し
ている充填部材2をステージ20上に配置する。すなわ
ち、この充填部材搬送部45は、ステージ20の造形面
内において任意の位置にアクセスすることができ、充填
部材2を配置することでステージ20の造形面上に所定
の突出形状を形成する突出形状形成手段として機能する
のである。
【0100】次に、タンク部38は造形用と支持部用と
の融点の異なる熱可塑性樹脂をそれぞれに収容する2つ
のタンク38a、38bと、異なる色成分のインクをそ
れぞれに収容する複数のタンク40a〜40dとを備え
る。また、溶融部39には熱可塑性樹脂を収容するタン
ク38a、38bとのそれぞれに対応して2つの溶融ヒ
ータ39a、39bが設けられている。このため、タン
ク38a、38bのそれぞれに収容される熱可塑性樹脂
はそれぞれのタンク下方に設けられた溶融ヒータ39
a、39bによって加熱・溶融される。一方、複数のタ
ンク40a〜40dに収容されるそれぞれのインクは常
温で液体であるため溶融ヒータ等を設ける必要はない。
の融点の異なる熱可塑性樹脂をそれぞれに収容する2つ
のタンク38a、38bと、異なる色成分のインクをそ
れぞれに収容する複数のタンク40a〜40dとを備え
る。また、溶融部39には熱可塑性樹脂を収容するタン
ク38a、38bとのそれぞれに対応して2つの溶融ヒ
ータ39a、39bが設けられている。このため、タン
ク38a、38bのそれぞれに収容される熱可塑性樹脂
はそれぞれのタンク下方に設けられた溶融ヒータ39
a、39bによって加熱・溶融される。一方、複数のタ
ンク40a〜40dに収容されるそれぞれのインクは常
温で液体であるため溶融ヒータ等を設ける必要はない。
【0101】ノズルヘッド35はXY方向駆動部13の
下部に固定されており、XY方向駆動部13とともに一
体となってXY平面内で移動自在となっている。また、
ノズルヘッド35はタンク部38のタンク数と同数の吐
出ノズル35a〜35d、36a、36bを備えてお
り、タンク38a、38bにおいて溶融された熱可塑性
樹脂は対応して設けられた各吐出ノズル36a、36b
に加熱保温状態で供給されるとともに、タンク40a〜
40dに収容されている各色ごとのインクはそれぞれに
対応する吐出ノズル35a〜35dに供給される。各吐
出ノズル35a〜35d、36a、36bはインクまた
は樹脂を例えばインクジェット方式等で微小な液滴とし
て吐出(噴出)するノズルである。各吐出ノズルによる
インクまたは樹脂の吐出は駆動制御部12によって個別
に制御されており、各吐出ノズルから吐出されるインク
または樹脂はノズルヘッド35に対向する位置に設けら
れているステージ20上に付着する。なお、吐出ノズル
36aは造形用となる樹脂を吐出するノズルであり、吐
出ノズル36bは支持部用となる樹脂を吐出するノズル
である。
下部に固定されており、XY方向駆動部13とともに一
体となってXY平面内で移動自在となっている。また、
ノズルヘッド35はタンク部38のタンク数と同数の吐
出ノズル35a〜35d、36a、36bを備えてお
り、タンク38a、38bにおいて溶融された熱可塑性
樹脂は対応して設けられた各吐出ノズル36a、36b
に加熱保温状態で供給されるとともに、タンク40a〜
40dに収容されている各色ごとのインクはそれぞれに
対応する吐出ノズル35a〜35dに供給される。各吐
出ノズル35a〜35d、36a、36bはインクまた
は樹脂を例えばインクジェット方式等で微小な液滴とし
て吐出(噴出)するノズルである。各吐出ノズルによる
インクまたは樹脂の吐出は駆動制御部12によって個別
に制御されており、各吐出ノズルから吐出されるインク
または樹脂はノズルヘッド35に対向する位置に設けら
れているステージ20上に付着する。なお、吐出ノズル
36aは造形用となる樹脂を吐出するノズルであり、吐
出ノズル36bは支持部用となる樹脂を吐出するノズル
である。
【0102】この実施の形態では、複数の色を有する三
次元造形物や任意の混合色からなる三次元造形物を作成
するために、三次元造形物の造形時において樹脂を吐出
によって造形を行うとともに、彩色の必要な部分には樹
脂に加えて異なる色成分のインクを使用する。三次元造
形物を造形するための樹脂は特に着色の必要性がないた
め、無彩色または無着色の樹脂を使用する。このため、
上記タンク部38の樹脂用となるタンク38a、38b
のうち、タンク18aには造形時において使用する無彩
色または無着色の樹脂が収容されている。なお、無彩色
または無着色の樹脂としては自然色のものを使用しても
よいし、白色あるいは淡い色に着色されている樹脂を使
用してもよい。また、タンク38bには支持部用樹脂が
収容されている。
次元造形物や任意の混合色からなる三次元造形物を作成
するために、三次元造形物の造形時において樹脂を吐出
によって造形を行うとともに、彩色の必要な部分には樹
脂に加えて異なる色成分のインクを使用する。三次元造
形物を造形するための樹脂は特に着色の必要性がないた
め、無彩色または無着色の樹脂を使用する。このため、
上記タンク部38の樹脂用となるタンク38a、38b
のうち、タンク18aには造形時において使用する無彩
色または無着色の樹脂が収容されている。なお、無彩色
または無着色の樹脂としては自然色のものを使用しても
よいし、白色あるいは淡い色に着色されている樹脂を使
用してもよい。また、タンク38bには支持部用樹脂が
収容されている。
【0103】一方、タンク40a〜40dにはそれぞれ
Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),W
(ホワイト)のインクが収容されている。
Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),W
(ホワイト)のインクが収容されている。
【0104】なお、ステージ20の造形面側は格子状に
分割されており、その各々は独立に昇降可能な分割ステ
ージ20aとして構成されている点については第1の実
施の形態と同様である。
分割されており、その各々は独立に昇降可能な分割ステ
ージ20aとして構成されている点については第1の実
施の形態と同様である。
【0105】<2−2.三次元造形装置30における動
作>次に、この三次元造形装置30における動作につい
て説明する。図19はこの実施形態における三次元造形
装置30の動作の一例を示すフローチャートである。こ
の図19のフローチャートは、ほぼ図3のフローチャー
トと同様であり、異なる処理はステップS70である。
作>次に、この三次元造形装置30における動作につい
て説明する。図19はこの実施形態における三次元造形
装置30の動作の一例を示すフローチャートである。こ
の図19のフローチャートは、ほぼ図3のフローチャー
トと同様であり、異なる処理はステップS70である。
【0106】まず、ステップS1において造形対象物の
データ化が行われ、続いてステップS2において造形す
る際の積層厚さに基づいて造形対象物がスライスされた
各断面ごとの断面データが生成される。そしてステップ
S3において断面データを作成するときに用いた積層厚
さに関する情報がコンピュータ11から駆動制御部12
に入力される。
データ化が行われ、続いてステップS2において造形す
る際の積層厚さに基づいて造形対象物がスライスされた
各断面ごとの断面データが生成される。そしてステップ
S3において断面データを作成するときに用いた積層厚
さに関する情報がコンピュータ11から駆動制御部12
に入力される。
【0107】そして、ステップS4においてステージ2
0を所定位置に移動させ、ステップS5において充填部
材搬送部45が駆動されてステージ20上の所定位置に
充填部材2が配置されてステージ20上に所定の突出形
状が形成される。
0を所定位置に移動させ、ステップS5において充填部
材搬送部45が駆動されてステージ20上の所定位置に
充填部材2が配置されてステージ20上に所定の突出形
状が形成される。
【0108】そして、ステップS6においてデータ変換
手段でのデータ変換が行われて各吐出ノズルから吐出さ
れる液滴サイズに適した層形状や彩色等に関する情報が
生成される。
手段でのデータ変換が行われて各吐出ノズルから吐出さ
れる液滴サイズに適した層形状や彩色等に関する情報が
生成される。
【0109】そして、ステップS70では上記のデータ
変換によって生成された層形状、彩色情報に従って駆動
制御部12がXY方向駆動部13に駆動指令を与えるこ
とによりノズルヘッド35を所定方向に移動させるとと
もに、その移動に伴って各吐出ノズルからのインクまた
は樹脂の吐出を適宜に行わせる。
変換によって生成された層形状、彩色情報に従って駆動
制御部12がXY方向駆動部13に駆動指令を与えるこ
とによりノズルヘッド35を所定方向に移動させるとと
もに、その移動に伴って各吐出ノズルからのインクまた
は樹脂の吐出を適宜に行わせる。
【0110】三次元造形物の形状を造形するために造形
用となる樹脂と支持部用樹脂とを吐出するとともに、三
次元造形物に彩色を行う際には造形対象物から導かれた
彩色情報に基づいてY,M,C,Wのそれぞれに着色さ
れたインクを吐出することにより、三次元造形物のカラ
ー造形を行う。
用となる樹脂と支持部用樹脂とを吐出するとともに、三
次元造形物に彩色を行う際には造形対象物から導かれた
彩色情報に基づいてY,M,C,Wのそれぞれに着色さ
れたインクを吐出することにより、三次元造形物のカラ
ー造形を行う。
【0111】このとき、充填部材2によって形成された
突出形状部分には樹脂の吐出が行われない。したがっ
て、三次元造形物の裏面側に吐出される造形用の樹脂お
よび三次元造形物がオーバーハング形状を有する場合に
吐出される支持部用樹脂の吐出に要する時間を短縮する
ことができ、効率的に造形を行うことが可能になる。ま
た、造形用樹脂と支持部用樹脂との消費量を低減するこ
ともできる。
突出形状部分には樹脂の吐出が行われない。したがっ
て、三次元造形物の裏面側に吐出される造形用の樹脂お
よび三次元造形物がオーバーハング形状を有する場合に
吐出される支持部用樹脂の吐出に要する時間を短縮する
ことができ、効率的に造形を行うことが可能になる。ま
た、造形用樹脂と支持部用樹脂との消費量を低減するこ
ともできる。
【0112】そして、ステージ20上に付着する樹脂は
自然放熱、又は、ステージ20若しくは各分割ステージ
20aの内部側に設けられた図示しない冷却手段によっ
て冷却されて溶融状態から固体に変化して硬化する。
自然放熱、又は、ステージ20若しくは各分割ステージ
20aの内部側に設けられた図示しない冷却手段によっ
て冷却されて溶融状態から固体に変化して硬化する。
【0113】このようにしてステップS70において三
次元造形物の一層分の断面体である層体の造形が行われ
るのである。
次元造形物の一層分の断面体である層体の造形が行われ
るのである。
【0114】そして、一層分の造形が終了するとステッ
プS8に進んで、駆動制御部12が三次元造形物の造形
が完了したかどうかを判断し、「NO」と判断された場
合はステップS4からの処理を繰り返し、「YES」と
判断された場合は造形動作は終了する。
プS8に進んで、駆動制御部12が三次元造形物の造形
が完了したかどうかを判断し、「NO」と判断された場
合はステップS4からの処理を繰り返し、「YES」と
判断された場合は造形動作は終了する。
【0115】なお、ステップS4に戻った場合は、ステ
ージ20を造形された一層の高さ寸法分を下降させ、次
の層の造形時においてノズルヘッド15とステージ20
上に積層されていく造形物との位置関係を適切な位置関
係に修正する。そしてステージの移動後、ステップS5
において必要であれば充填部材搬送部45をさらに駆動
して充填部材2の補充を行うことでステージ20の造形
面側に形成される突出形状を再形成する。最初に充填部
材搬送部45を駆動することにより充填部材2を配置し
て突出形状を形成するときには、ステージ20とノズル
ヘッド15との間隔から充填部材2の高さ寸法は制限さ
れている。このため、積層が進むにつれてステージ20
aとノズルヘッド15との間隔が広くなっていくのに従
って充填部材搬送部45を再駆動させて充填部材2を積
み上げていくように構成すれば三次元造形物を造形する
際の樹脂およびインクの吐出量を著しく低減することが
可能になり、その結果効率的かつ安価に三次元造形物の
造形を行うことができるのである。
ージ20を造形された一層の高さ寸法分を下降させ、次
の層の造形時においてノズルヘッド15とステージ20
上に積層されていく造形物との位置関係を適切な位置関
係に修正する。そしてステージの移動後、ステップS5
において必要であれば充填部材搬送部45をさらに駆動
して充填部材2の補充を行うことでステージ20の造形
面側に形成される突出形状を再形成する。最初に充填部
材搬送部45を駆動することにより充填部材2を配置し
て突出形状を形成するときには、ステージ20とノズル
ヘッド15との間隔から充填部材2の高さ寸法は制限さ
れている。このため、積層が進むにつれてステージ20
aとノズルヘッド15との間隔が広くなっていくのに従
って充填部材搬送部45を再駆動させて充填部材2を積
み上げていくように構成すれば三次元造形物を造形する
際の樹脂およびインクの吐出量を著しく低減することが
可能になり、その結果効率的かつ安価に三次元造形物の
造形を行うことができるのである。
【0116】なお、高精度に作る場合、または、造形さ
れた一層分の厚さより断面データを作成するときに用い
た積層厚さに関する情報が小さいときには、一層ごとに
カッターで削って高さをそろえるようにしてもよい。ま
た、造形された一層分の厚さより断面データを作成する
ときに用いた積層厚さに関する情報が大きいときは、実
際の積層厚さが断面データ作成時に用いた厚さに達する
まで同じ断面データに基づいて造形を繰り返すようにし
てもよいし、一層分の造形の際に1つの場所に複数滴ず
つ積んでいくようにしてもよい。
れた一層分の厚さより断面データを作成するときに用い
た積層厚さに関する情報が小さいときには、一層ごとに
カッターで削って高さをそろえるようにしてもよい。ま
た、造形された一層分の厚さより断面データを作成する
ときに用いた積層厚さに関する情報が大きいときは、実
際の積層厚さが断面データ作成時に用いた厚さに達する
まで同じ断面データに基づいて造形を繰り返すようにし
てもよいし、一層分の造形の際に1つの場所に複数滴ず
つ積んでいくようにしてもよい。
【0117】それ以後は上記の動作を繰り返すことによ
り、一層目の上側に二層目の新たな層体が積層されるの
である。そして、このような動作を断面体の数の分だけ
繰り返すことにより、ステージ20上に一層ごとのカラ
ー化された層体が順次積層されていき最終的に造形対象
物の三次元造形物21がステージ20上に造形されるの
である。そして造形される三次元造形物21には充填部
材2による突出形状に応じた形状となる。また、オーバ
ーハング支持部22も分割ステージ20aによる突出形
状に応じた形状となる。
り、一層目の上側に二層目の新たな層体が積層されるの
である。そして、このような動作を断面体の数の分だけ
繰り返すことにより、ステージ20上に一層ごとのカラ
ー化された層体が順次積層されていき最終的に造形対象
物の三次元造形物21がステージ20上に造形されるの
である。そして造形される三次元造形物21には充填部
材2による突出形状に応じた形状となる。また、オーバ
ーハング支持部22も分割ステージ20aによる突出形
状に応じた形状となる。
【0118】この実施形態のようにステージ20上にお
ける突出形状を充填部材2によって形成することで、第
1の実施の形態で説明したような造形後に充填部材2を
三次元造形物の凹形状部分に充填するという工程が必要
でなくなるため、さらに効率的な造形が実現できるので
ある。
ける突出形状を充填部材2によって形成することで、第
1の実施の形態で説明したような造形後に充填部材2を
三次元造形物の凹形状部分に充填するという工程が必要
でなくなるため、さらに効率的な造形が実現できるので
ある。
【0119】図20は図19のフローチャートのステッ
プS4〜S8を繰り返すことによって造形が行われる過
程を示す図である。図20に示すように三次元造形物の
造形を行う場合、所定数の層体の造形が行われる度に充
填部材2を補充(積層)していくことで、その充填部材
2が設けられた部分への三次元造形物42の造形の際の
樹脂およびインクの吐出を省略することが可能になる。
プS4〜S8を繰り返すことによって造形が行われる過
程を示す図である。図20に示すように三次元造形物の
造形を行う場合、所定数の層体の造形が行われる度に充
填部材2を補充(積層)していくことで、その充填部材
2が設けられた部分への三次元造形物42の造形の際の
樹脂およびインクの吐出を省略することが可能になる。
【0120】まず、図20(a)に示すように充填部材
搬送部45が充填部材2をステージ20上の所定位置に
配置する。このとき、充填部材2がノズルヘッド35と
接触しないことが条件となるため、充填部材2を複数個
積み重ねる場合であっても充填部材2がノズルヘッド3
5に接触しない程度にしておく(図20(b))。そし
て、この状態で充填部材2が配置された部分以外の造形
を行う領域にノズルヘッド15より樹脂またはインクを
吐出していく(図20(c))。そして、造形が進み、
ステージ20が下降するのに伴って、必要に応じて、ス
テージ20上に配置されている充填部材2の上側にさら
に充填部材2を補充し、樹脂またはインクを吐出して造
形を行っていく(図20(d))。そして造形が完了す
ると、三次元造形物42の裏面側に充填部材2が充填さ
れた状態となる(図20(e))。
搬送部45が充填部材2をステージ20上の所定位置に
配置する。このとき、充填部材2がノズルヘッド35と
接触しないことが条件となるため、充填部材2を複数個
積み重ねる場合であっても充填部材2がノズルヘッド3
5に接触しない程度にしておく(図20(b))。そし
て、この状態で充填部材2が配置された部分以外の造形
を行う領域にノズルヘッド15より樹脂またはインクを
吐出していく(図20(c))。そして、造形が進み、
ステージ20が下降するのに伴って、必要に応じて、ス
テージ20上に配置されている充填部材2の上側にさら
に充填部材2を補充し、樹脂またはインクを吐出して造
形を行っていく(図20(d))。そして造形が完了す
ると、三次元造形物42の裏面側に充填部材2が充填さ
れた状態となる(図20(e))。
【0121】このように充填部材2を配置することによ
ってステージ20の造形面側に突出形状を形成する構成
を採用すれば、三次元造形物42の裏面側に充填部材2
が充填することができ、充填部材2の配置される部分に
おいて使用される造形用の樹脂の使用量を低減すること
ができるとともに、造形速度の高速化を図ることが可能
になる。この結果、三次元造形物42の制作コストを低
減し、効率的な造形を行うことができるのである。ま
た、このような充填部材2をオーバーハング形状の支持
部43にも配置することで支持部用樹脂の使用量の低減
を行うことも可能になる。
ってステージ20の造形面側に突出形状を形成する構成
を採用すれば、三次元造形物42の裏面側に充填部材2
が充填することができ、充填部材2の配置される部分に
おいて使用される造形用の樹脂の使用量を低減すること
ができるとともに、造形速度の高速化を図ることが可能
になる。この結果、三次元造形物42の制作コストを低
減し、効率的な造形を行うことができるのである。ま
た、このような充填部材2をオーバーハング形状の支持
部43にも配置することで支持部用樹脂の使用量の低減
を行うことも可能になる。
【0122】そして、この実施の形態のように、充填部
材2をステージ20上に配置するようにすれば、第1の
実施の形態のように三次元造形物の裏面側が凹形状とな
ることを回避することができる。
材2をステージ20上に配置するようにすれば、第1の
実施の形態のように三次元造形物の裏面側が凹形状とな
ることを回避することができる。
【0123】三次元造形物42がオーバーハング形状を
有する場合には、図19に示すフローチャートが終了し
たときにはオーバーハング支持部43が一体となって造
形されている(図18参照)。このため、造形完了後、
三次元造形物を支持部用樹脂の融点よりも高く、かつ、
他の樹脂の融点よりも低い温度下に置くことでオーバー
ハング支持部43のみを溶融させて取り除く。このよう
に支持部用樹脂を使用することによって造形対象物が複
雑な形状であってもその三次元造形物を生成することが
できるのである。
有する場合には、図19に示すフローチャートが終了し
たときにはオーバーハング支持部43が一体となって造
形されている(図18参照)。このため、造形完了後、
三次元造形物を支持部用樹脂の融点よりも高く、かつ、
他の樹脂の融点よりも低い温度下に置くことでオーバー
ハング支持部43のみを溶融させて取り除く。このよう
に支持部用樹脂を使用することによって造形対象物が複
雑な形状であってもその三次元造形物を生成することが
できるのである。
【0124】このように図20に示す造形過程では、ス
テージ20の造形面が複数の小領域に分割されて設けら
れた分割ステージ20aを特に駆動する必要はない。し
かしながら、充填部材搬送部45と分割ステージ20a
との双方を駆動するようにすれば、図20に示す造形過
程よりもさらに造形の際の効率化を図ることができる。
テージ20の造形面が複数の小領域に分割されて設けら
れた分割ステージ20aを特に駆動する必要はない。し
かしながら、充填部材搬送部45と分割ステージ20a
との双方を駆動するようにすれば、図20に示す造形過
程よりもさらに造形の際の効率化を図ることができる。
【0125】図21は、充填部材搬送部45と分割ステ
ージ20aとの双方を駆動することで造形を行う過程を
示す図である。なお、この図21に示すような造形を行
う場合には、充填部材2のステージ側に接する面積と、
分割ステージ20aの造形面の面積とがほぼ等しいこと
が前提となる。
ージ20aとの双方を駆動することで造形を行う過程を
示す図である。なお、この図21に示すような造形を行
う場合には、充填部材2のステージ側に接する面積と、
分割ステージ20aの造形面の面積とがほぼ等しいこと
が前提となる。
【0126】まず、図21(a)に示すように、各分割
ステージ20aが最大限高い位置まで駆動された状態
で、充填部材搬送部45が充填部材2を分割ステージ2
0a上に配置する。そして、各分割ステージ20aを充
填部材2が1個配置されるごとに充填部材2の高さ寸法
分だけ下降させる。この動作を繰り返すことによって、
三次元造形物42の造形過程で必要な全ての充填部材2
をステージ20上に配置完了する。
ステージ20aが最大限高い位置まで駆動された状態
で、充填部材搬送部45が充填部材2を分割ステージ2
0a上に配置する。そして、各分割ステージ20aを充
填部材2が1個配置されるごとに充填部材2の高さ寸法
分だけ下降させる。この動作を繰り返すことによって、
三次元造形物42の造形過程で必要な全ての充填部材2
をステージ20上に配置完了する。
【0127】そして、樹脂またはインクによる造形を行
う際に、充填部材2の配置された分割ステージ20aを
1段階(1個の充填部材2の高さ寸法分)上昇させるこ
とによって、ステージ20上に突出形状を形成する。そ
して、突出形状を形成する充填部材2がノズルヘッド3
5と接触しない程度まで、ステージ20を移動させて造
形を開始する(図21(b))。そして、造形が進み、
ステージ20が下降するのに伴って、充填部材2の配置
された分割ステージ20aを1段階(1個の充填部材2
の高さ寸法分)ずつ上昇させていくことで突出形状の追
加を行いつつ、樹脂またはインクの吐出による造形を行
っていく(図20(c))。そして造形が完了すると、
三次元造形物42の裏面側に充填部材2が充填された状
態となる(図21(d),(e))。
う際に、充填部材2の配置された分割ステージ20aを
1段階(1個の充填部材2の高さ寸法分)上昇させるこ
とによって、ステージ20上に突出形状を形成する。そ
して、突出形状を形成する充填部材2がノズルヘッド3
5と接触しない程度まで、ステージ20を移動させて造
形を開始する(図21(b))。そして、造形が進み、
ステージ20が下降するのに伴って、充填部材2の配置
された分割ステージ20aを1段階(1個の充填部材2
の高さ寸法分)ずつ上昇させていくことで突出形状の追
加を行いつつ、樹脂またはインクの吐出による造形を行
っていく(図20(c))。そして造形が完了すると、
三次元造形物42の裏面側に充填部材2が充填された状
態となる(図21(d),(e))。
【0128】このように充填部材搬送部45と分割ステ
ージ20aとの双方を駆動することによってステージ2
0の造形面側に突出形状を形成する構成を採用すれば、
充填部材搬送部45による充填部材2の補充回数を削減
することができ、さらに効率的な造形が可能になる。な
お、このことはオーバーハング形状の支持部43にも適
用可能であることは明らかである。
ージ20aとの双方を駆動することによってステージ2
0の造形面側に突出形状を形成する構成を採用すれば、
充填部材搬送部45による充填部材2の補充回数を削減
することができ、さらに効率的な造形が可能になる。な
お、このことはオーバーハング形状の支持部43にも適
用可能であることは明らかである。
【0129】また、充填部材搬送部45と分割ステージ
20aとの双方を駆動することによってステージ20の
造形面側に突出形状を形成する場合は、充填部材搬送部
45と分割ステージ20aとが突出形状形成手段として
機能するのである。
20aとの双方を駆動することによってステージ20の
造形面側に突出形状を形成する場合は、充填部材搬送部
45と分割ステージ20aとが突出形状形成手段として
機能するのである。
【0130】三次元造形物42がオーバーハング形状を
有する場合には、図19に示すフローチャートが終了し
たときにはオーバーハング支持部43が一体となって造
形されている(図18参照)。このため、造形完了後、
三次元造形物42を支持部用樹脂の融点よりも高く、か
つ、造形用樹脂の融点よりも低い温度下に置くことでオ
ーバーハング支持部43のみを溶融させて取り除く。こ
のように支持部用樹脂を使用することによって造形対象
物が複雑な形状であってもその三次元造形物を生成する
ことができるのである。
有する場合には、図19に示すフローチャートが終了し
たときにはオーバーハング支持部43が一体となって造
形されている(図18参照)。このため、造形完了後、
三次元造形物42を支持部用樹脂の融点よりも高く、か
つ、造形用樹脂の融点よりも低い温度下に置くことでオ
ーバーハング支持部43のみを溶融させて取り除く。こ
のように支持部用樹脂を使用することによって造形対象
物が複雑な形状であってもその三次元造形物を生成する
ことができるのである。
【0131】なお、この実施の形態においても各分割ス
テージ20bを駆動するための小領域駆動手段は第1の
実施の形態で説明したものと同様である。
テージ20bを駆動するための小領域駆動手段は第1の
実施の形態で説明したものと同様である。
【0132】<2−3.彩色について>次に、この実施
形態における造形過程での彩色について説明する。この
実施形態では、三次元造形物42の造形用として樹脂を
使用するとともに、Y,M,C,Wの4色のインクを吐
出していくことによって三次元造形物42の造形過程で
の彩色を行っている。
形態における造形過程での彩色について説明する。この
実施形態では、三次元造形物42の造形用として樹脂を
使用するとともに、Y,M,C,Wの4色のインクを吐
出していくことによって三次元造形物42の造形過程で
の彩色を行っている。
【0133】吐出ノズル35a〜35cのそれぞれから
は減色混合によって異なる色成分を表現することができ
るY,M,Cの各色成分のインクが吐出される一方、吐
出ノズル35dからはホワイトのインクが吐出される。
また、吐出ノズル36aからは三次元造形物42の造形
用となる無着色の樹脂が吐出される。
は減色混合によって異なる色成分を表現することができ
るY,M,Cの各色成分のインクが吐出される一方、吐
出ノズル35dからはホワイトのインクが吐出される。
また、吐出ノズル36aからは三次元造形物42の造形
用となる無着色の樹脂が吐出される。
【0134】このように吐出ノズル36aから吐出され
る三次元造形物42の造形用として無着色の樹脂を使用
することにより三次元造形物42の立体形状を造形する
ことができるとともに、各吐出ノズル35a〜35dか
ら吐出される微小なインクの液滴の集合によってその三
次元造形物42の表面に混色あるいは色の階調を表現す
ることができる。
る三次元造形物42の造形用として無着色の樹脂を使用
することにより三次元造形物42の立体形状を造形する
ことができるとともに、各吐出ノズル35a〜35dか
ら吐出される微小なインクの液滴の集合によってその三
次元造形物42の表面に混色あるいは色の階調を表現す
ることができる。
【0135】一般に、彩色を行うためにはY,M,Cの
三原色のインクを混色すればよいが、色の濃淡を表現す
るためには三原色に加えて白色のインクを吐出し混色す
ることが有効となる。このため、この実施形態ではY,
M,Cの3色のインクに加えてWのインクを使用するの
である。しかしながら、第1の実施の形態で説明したよ
うに吐出ノズル36aから吐出される造形用樹脂が白色
のものを使用する場合には、特にWのインクを使用する
必要はない。なぜなら、この実施形態では造形用樹脂を
基材としてその樹脂に対してインクを吐出して着色する
ように構成されているため、基材となる樹脂の白色を利
用すれば白色インクは必要でないからである。
三原色のインクを混色すればよいが、色の濃淡を表現す
るためには三原色に加えて白色のインクを吐出し混色す
ることが有効となる。このため、この実施形態ではY,
M,Cの3色のインクに加えてWのインクを使用するの
である。しかしながら、第1の実施の形態で説明したよ
うに吐出ノズル36aから吐出される造形用樹脂が白色
のものを使用する場合には、特にWのインクを使用する
必要はない。なぜなら、この実施形態では造形用樹脂を
基材としてその樹脂に対してインクを吐出して着色する
ように構成されているため、基材となる樹脂の白色を利
用すれば白色インクは必要でないからである。
【0136】そして、Y,M,C,Wの各色成分のイン
クをステージ20上に吐出される造形用樹脂に対して付
着させていくことにより、三次元造形物42に対して適
切な彩色を施すことが可能になる。
クをステージ20上に吐出される造形用樹脂に対して付
着させていくことにより、三次元造形物42に対して適
切な彩色を施すことが可能になる。
【0137】なお、この実施形態において三次元造形物
42に彩色を施す際の各インクの吐出形態は、第1の実
施の形態と同様である。すなわち、図11ないし図14
の各図はこの実施形態における各インクの吐出形態をも
示しており、その詳細は第1の実施の形態におけるもの
と同様であるのでここではその説明を省略する。
42に彩色を施す際の各インクの吐出形態は、第1の実
施の形態と同様である。すなわち、図11ないし図14
の各図はこの実施形態における各インクの吐出形態をも
示しており、その詳細は第1の実施の形態におけるもの
と同様であるのでここではその説明を省略する。
【0138】このようにこの実施形態では、三次元造形
物42を造形する際に使用する材料としてY,M,C,
Wのインクと、造形用樹脂を使用することにより、造形
過程において三次元造形物に造形対象物に応じた彩色を
施していくことができる。
物42を造形する際に使用する材料としてY,M,C,
Wのインクと、造形用樹脂を使用することにより、造形
過程において三次元造形物に造形対象物に応じた彩色を
施していくことができる。
【0139】なお、吐出ノズル35a〜35cから吐出
されるインクはそれぞれ他の色成分(例えば、R
(赤),G(緑),B(青)等)のインクであってもよ
いが、Y,M,Cの三原色のインクを使用してこれらを
混合することにより、三次元造形物42に中間色等の全
ての色成分の彩色することができるという効果がある。
されるインクはそれぞれ他の色成分(例えば、R
(赤),G(緑),B(青)等)のインクであってもよ
いが、Y,M,Cの三原色のインクを使用してこれらを
混合することにより、三次元造形物42に中間色等の全
ての色成分の彩色することができるという効果がある。
【0140】さらに、三次元造形物42に黒色を再現す
る場合には、Y,M,Cの三色を吐出することで黒色を
表現することができるが、より鮮明な黒色を再現するた
めに別途黒色のインクを吐出するための吐出ノズルを設
けてもよい。
る場合には、Y,M,Cの三色を吐出することで黒色を
表現することができるが、より鮮明な黒色を再現するた
めに別途黒色のインクを吐出するための吐出ノズルを設
けてもよい。
【0141】<2−4.ノズルヘッドの構成>次に、こ
の三次元造形装置30におけるノズルヘッド35の構成
例について説明する。
の三次元造形装置30におけるノズルヘッド35の構成
例について説明する。
【0142】ノズルヘッド35における各吐出ノズル3
5a〜35d、36a、36bはそれぞれに圧電アクチ
ュエータ等の圧力発生手段が設けられており、当該圧力
発生手段によってノズル内部に供給されるインクまたは
溶融状態の樹脂に対して一定の圧力が付与されてノズル
先端部から液滴状のインクまたは樹脂が吐出されるよう
に構成されている。
5a〜35d、36a、36bはそれぞれに圧電アクチ
ュエータ等の圧力発生手段が設けられており、当該圧力
発生手段によってノズル内部に供給されるインクまたは
溶融状態の樹脂に対して一定の圧力が付与されてノズル
先端部から液滴状のインクまたは樹脂が吐出されるよう
に構成されている。
【0143】このような構成にすることにより、駆動制
御部12が各吐出ノズル35a〜35d、36a、36
bの圧力発生手段を独立に駆動制御することが可能にな
り、それによって各色のインクや樹脂の吐出を個別に制
御することができるのである。
御部12が各吐出ノズル35a〜35d、36a、36
bの圧力発生手段を独立に駆動制御することが可能にな
り、それによって各色のインクや樹脂の吐出を個別に制
御することができるのである。
【0144】また、このようにノズルヘッド35に設け
られる各吐出ノズルが個別に制御可能であることから、
ノズルヘッド35の構成例についてもいくつかの実施例
が考えられる。
られる各吐出ノズルが個別に制御可能であることから、
ノズルヘッド35の構成例についてもいくつかの実施例
が考えられる。
【0145】まず第1に、上記のように個別に制御可能
なノズルヘッド35では、図18に示すような複数の吐
出ノズル35a〜35d、36a、36bが直線状に配
置されたノズルユニットをさらに複数個並設することが
考えられる。
なノズルヘッド35では、図18に示すような複数の吐
出ノズル35a〜35d、36a、36bが直線状に配
置されたノズルユニットをさらに複数個並設することが
考えられる。
【0146】図22は、三次元造形物に彩色を施すため
のノズルヘッド35の構成の一例を示す図であり、図2
2(a)は三原色および白色の4種類のインクを吐出す
るとともに、造形用の樹脂と支持部用樹脂との2種類の
樹脂を吐出する構成例を示しており、(b)はこれに加
えて黒色のインクを吐出する構成例を示しており、
(c)は造形用樹脂として白色の樹脂を使用し、インク
の色をY,M,C以外のB,G,Rと黒色との4色を使
用する構成例を示している。なお、Yはイエローのイン
ク、Mはマゼンタのインク、Cはシアンのインク、Wは
ホワイトのインク、Paは造形用樹脂、Pbは支持部用
樹脂、Kは黒色のインク、Bは青のインク、Gは緑のイ
ンク、Rは赤のインク、Pは白色の樹脂をそれぞれ吐出
するための吐出ノズルである。
のノズルヘッド35の構成の一例を示す図であり、図2
2(a)は三原色および白色の4種類のインクを吐出す
るとともに、造形用の樹脂と支持部用樹脂との2種類の
樹脂を吐出する構成例を示しており、(b)はこれに加
えて黒色のインクを吐出する構成例を示しており、
(c)は造形用樹脂として白色の樹脂を使用し、インク
の色をY,M,C以外のB,G,Rと黒色との4色を使
用する構成例を示している。なお、Yはイエローのイン
ク、Mはマゼンタのインク、Cはシアンのインク、Wは
ホワイトのインク、Paは造形用樹脂、Pbは支持部用
樹脂、Kは黒色のインク、Bは青のインク、Gは緑のイ
ンク、Rは赤のインク、Pは白色の樹脂をそれぞれ吐出
するための吐出ノズルである。
【0147】図22に示すようにインク用の複数の吐出
ノズル35a〜35hが直線状に配置されたものがY方
向に2列に設けられており、さらにこのインク用の吐出
ノズル35a〜35hのX方向側には造形用樹脂と支持
部用樹脂との吐出ノズル36a〜36cが設けられて1
つのノズルユニット37を構成している。そして、この
ノズルユニット37をY方向に複数個並設することによ
って複数の吐出ノズルをマトリクス状に配置することが
でき、それによって効率よく、かつ確実に彩色造形を行
うことが可能になる。例えば、このノズルヘッド35を
X方向に移動させると、ノズルヘッド35のY方向の幅
を1走査分として同時に造形および彩色することができ
るため、効率よく造形と彩色とを行うことができ、造形
時間の短縮化を図ることが可能になる。
ノズル35a〜35hが直線状に配置されたものがY方
向に2列に設けられており、さらにこのインク用の吐出
ノズル35a〜35hのX方向側には造形用樹脂と支持
部用樹脂との吐出ノズル36a〜36cが設けられて1
つのノズルユニット37を構成している。そして、この
ノズルユニット37をY方向に複数個並設することによ
って複数の吐出ノズルをマトリクス状に配置することが
でき、それによって効率よく、かつ確実に彩色造形を行
うことが可能になる。例えば、このノズルヘッド35を
X方向に移動させると、ノズルヘッド35のY方向の幅
を1走査分として同時に造形および彩色することができ
るため、効率よく造形と彩色とを行うことができ、造形
時間の短縮化を図ることが可能になる。
【0148】一般的に樹脂とインクとの粘度を比較する
とインクの粘度の方が低いため、インクを液滴として吐
出させるための圧力発生手段は樹脂を液滴として吐出さ
せる圧力発生手段よりも小規模で構成することができ
る。つまり、インク用の吐出ノズル35a〜35hは樹
脂用の吐出ノズル36a〜36cよりも小規模に構成す
ることができ、その結果、インク用の吐出ノズル35a
〜35hのノズル径を樹脂用のノズル径よりも小さくす
ることができるのである。
とインクの粘度の方が低いため、インクを液滴として吐
出させるための圧力発生手段は樹脂を液滴として吐出さ
せる圧力発生手段よりも小規模で構成することができ
る。つまり、インク用の吐出ノズル35a〜35hは樹
脂用の吐出ノズル36a〜36cよりも小規模に構成す
ることができ、その結果、インク用の吐出ノズル35a
〜35hのノズル径を樹脂用のノズル径よりも小さくす
ることができるのである。
【0149】そこで、この実施形態では、図22(a)
〜(c)に示すようにインク用の吐出ノズル35a〜3
5hのノズル径が樹脂用の吐出ノズル35a〜36cに
比べて小さくなるように構成する。このような構成とす
ることにより、インクが吐出される際の液滴を樹脂の液
滴に比べて小さくすることができ、三次元造形物42に
対して高精細な彩色を行うことが可能になる。
〜(c)に示すようにインク用の吐出ノズル35a〜3
5hのノズル径が樹脂用の吐出ノズル35a〜36cに
比べて小さくなるように構成する。このような構成とす
ることにより、インクが吐出される際の液滴を樹脂の液
滴に比べて小さくすることができ、三次元造形物42に
対して高精細な彩色を行うことが可能になる。
【0150】なお、図22(a)〜(c)においては吐
出ノズル35a〜35hのノズル径は吐出ノズル36a
〜36cノズル径の約1/2となっているが、これに限
定されるものではなくインクと樹脂との粘度に基づいて
任意のノズル径を採用してもよいことは明らかである。
出ノズル35a〜35hのノズル径は吐出ノズル36a
〜36cノズル径の約1/2となっているが、これに限
定されるものではなくインクと樹脂との粘度に基づいて
任意のノズル径を採用してもよいことは明らかである。
【0151】そして、これら各吐出ノズルの軸(すなわ
ち吐出方向)はそれぞれ平行になるように配置されてお
り、ノズルヘッド35の吐出ノズル36aから造形用樹
脂を吐出し、ノズルヘッド35がさらにX方向に移動し
ていく過程においてインク用の各吐出ノズル35a〜3
5dからそれぞれ所定のタイミングでインクを吐出する
ことにより、ステージ20上において樹脂に着色が行わ
れる。つまり、ノズルヘッド35のX方向またはY方向
への移動タイミングに合わせて駆動制御部12が時系列
的にインクと樹脂とを吐出させることで造形と彩色とを
造形過程において同時に行うことができるのである。
ち吐出方向)はそれぞれ平行になるように配置されてお
り、ノズルヘッド35の吐出ノズル36aから造形用樹
脂を吐出し、ノズルヘッド35がさらにX方向に移動し
ていく過程においてインク用の各吐出ノズル35a〜3
5dからそれぞれ所定のタイミングでインクを吐出する
ことにより、ステージ20上において樹脂に着色が行わ
れる。つまり、ノズルヘッド35のX方向またはY方向
への移動タイミングに合わせて駆動制御部12が時系列
的にインクと樹脂とを吐出させることで造形と彩色とを
造形過程において同時に行うことができるのである。
【0152】なお、図22(c)においては支持部用樹
脂を吐出する吐出ノズルが設けられていないが、オーバ
ーハング形状に対応しないような三次元造形装置の場合
には支持部用樹脂の吐出ノズルは設ける必要はない。
脂を吐出する吐出ノズルが設けられていないが、オーバ
ーハング形状に対応しないような三次元造形装置の場合
には支持部用樹脂の吐出ノズルは設ける必要はない。
【0153】次に第2に、上記のように個別に制御可能
なノズルヘッド35では、造形用の樹脂を吐出する吐出
ノズル36aの周囲にインクを吐出する吐出ノズル35
a〜35dを配置することも考えられる。
なノズルヘッド35では、造形用の樹脂を吐出する吐出
ノズル36aの周囲にインクを吐出する吐出ノズル35
a〜35dを配置することも考えられる。
【0154】図23はこのような配置構成の概念を示す
図であり、(a)は側方からみた概念図であり、(b)
は上方からみた概念図である。図23(b)に示すよう
に吐出ノズル35a〜35dは造形用樹脂の吐出ノズル
36aの周囲に同心円状に配置されており、図23
(a)に示すようにインク用の各吐出ノズル35a〜3
5dの各軸(吐出方向)を造形用樹脂の吐出ノズル36
aの軸と交差するように配置することで、吐出ノズル3
6aから吐出される樹脂に対してインクによる着色を行
うことができ、それによって造形過程において彩色を同
時に行っていくことが可能になる。なお、図23におい
ては吐出ノズル35a〜35dの各軸と吐出ノズル36
aの軸とが交差する位置はステージ20の造形面若しく
は既にステージ20上に形成されている層体の上端面で
ある。
図であり、(a)は側方からみた概念図であり、(b)
は上方からみた概念図である。図23(b)に示すよう
に吐出ノズル35a〜35dは造形用樹脂の吐出ノズル
36aの周囲に同心円状に配置されており、図23
(a)に示すようにインク用の各吐出ノズル35a〜3
5dの各軸(吐出方向)を造形用樹脂の吐出ノズル36
aの軸と交差するように配置することで、吐出ノズル3
6aから吐出される樹脂に対してインクによる着色を行
うことができ、それによって造形過程において彩色を同
時に行っていくことが可能になる。なお、図23におい
ては吐出ノズル35a〜35dの各軸と吐出ノズル36
aの軸とが交差する位置はステージ20の造形面若しく
は既にステージ20上に形成されている層体の上端面で
ある。
【0155】また、図24は図23の構成を若干変形し
たものであり、(a)は側方からみた概念図であり、
(b)は上方からみた概念図である。図24(b)に示
すように吐出ノズル35a〜35dは造形用樹脂の吐出
ノズル36aの周囲に同心円状に配置されている点、お
よび、図24(a)に示すようにインク用の各吐出ノズ
ル35a〜35dの各軸と吐出ノズル36aの軸とが交
差するように配置されている点は図23に示す構成と同
様であるが、各軸の交差する位置が異なり、図24の構
成では各吐出ノズルの軸が交差する位置は、ステージ2
0若しくはステージ20上に形成された層体と吐出ノズ
ルとの空間内に規定されている。つまり、吐出ノズル3
6aから造形用樹脂が吐出されるとその樹脂がステージ
20上若しくは層体上に着弾する前にインクによる着色
が施されるのである。この図24のような構成とするこ
とにより、各吐出ノズルと樹脂の着弾位置との高さ寸法
の制限を無くすことが可能になる。
たものであり、(a)は側方からみた概念図であり、
(b)は上方からみた概念図である。図24(b)に示
すように吐出ノズル35a〜35dは造形用樹脂の吐出
ノズル36aの周囲に同心円状に配置されている点、お
よび、図24(a)に示すようにインク用の各吐出ノズ
ル35a〜35dの各軸と吐出ノズル36aの軸とが交
差するように配置されている点は図23に示す構成と同
様であるが、各軸の交差する位置が異なり、図24の構
成では各吐出ノズルの軸が交差する位置は、ステージ2
0若しくはステージ20上に形成された層体と吐出ノズ
ルとの空間内に規定されている。つまり、吐出ノズル3
6aから造形用樹脂が吐出されるとその樹脂がステージ
20上若しくは層体上に着弾する前にインクによる着色
が施されるのである。この図24のような構成とするこ
とにより、各吐出ノズルと樹脂の着弾位置との高さ寸法
の制限を無くすことが可能になる。
【0156】図23の構成では、各吐出ノズルの軸の交
差する位置は樹脂による着弾位置(造形位置)と一致し
ているため、一層分の層体を形成するごとにその層体の
厚さ分だけステージ20を下降させていく必要がある。
これに対して図24の構成では、吐出ノズル36aから
吐出された樹脂は飛翔中にインク液滴が付着することに
よって着色され、その後に造形位置に着弾するように構
成されるので、着弾位置は各吐出ノズルの軸の交差する
位置よりも下方でありさえすれば問題はないため、一層
分の層体を形成するごとにその層体の厚さ分だけステー
ジ20を下降させていく必要がなくなるのである。
差する位置は樹脂による着弾位置(造形位置)と一致し
ているため、一層分の層体を形成するごとにその層体の
厚さ分だけステージ20を下降させていく必要がある。
これに対して図24の構成では、吐出ノズル36aから
吐出された樹脂は飛翔中にインク液滴が付着することに
よって着色され、その後に造形位置に着弾するように構
成されるので、着弾位置は各吐出ノズルの軸の交差する
位置よりも下方でありさえすれば問題はないため、一層
分の層体を形成するごとにその層体の厚さ分だけステー
ジ20を下降させていく必要がなくなるのである。
【0157】なお、図23および図24の構成例でも、
上記と同様にインク用の吐出ノズル35a〜35dのノ
ズル径が樹脂用の吐出ノズル35aに比べて小さくなる
ように構成することが好ましい。このような構成とする
ことにより、インクが吐出される際の液滴を樹脂の液滴
に比べて小さくすることができ、三次元造形物42に対
して高精細な彩色を行うことが可能になる。
上記と同様にインク用の吐出ノズル35a〜35dのノ
ズル径が樹脂用の吐出ノズル35aに比べて小さくなる
ように構成することが好ましい。このような構成とする
ことにより、インクが吐出される際の液滴を樹脂の液滴
に比べて小さくすることができ、三次元造形物42に対
して高精細な彩色を行うことが可能になる。
【0158】そして、図23または図24のように構成
された吐出ノズル35a〜35d、36aを1つのノズ
ルユニット37としたときに、このノズルユニット37
を図25に示すように複数個配置することで、効率よく
かつ確実に彩色造形を行うことが可能になる。なお、図
25(a)は図23または図24のノズルユニット37
をY方向に直線状に配置したノズルヘッド35の例を示
しており、図25(b)はXY平面内に配置したノズル
ヘッド35の例を示している。図25(a)の構成のノ
ズルヘッド35をX方向に走査することで造形の隙間が
生じる場合には、図25(b)の構成を採用すればよ
い。
された吐出ノズル35a〜35d、36aを1つのノズ
ルユニット37としたときに、このノズルユニット37
を図25に示すように複数個配置することで、効率よく
かつ確実に彩色造形を行うことが可能になる。なお、図
25(a)は図23または図24のノズルユニット37
をY方向に直線状に配置したノズルヘッド35の例を示
しており、図25(b)はXY平面内に配置したノズル
ヘッド35の例を示している。図25(a)の構成のノ
ズルヘッド35をX方向に走査することで造形の隙間が
生じる場合には、図25(b)の構成を採用すればよ
い。
【0159】<3.特徴的作用効果>上記各実施形態に
おいては、造形対象物を平行な複数の面で切断した各断
面に対応する層体を所定の材料を吐出することによって
形成し、そのような層体を順次積層していくことで造形
対象物の三次元造形物を生成する三次元造形装置10、
30について説明した。そして、三次元造形装置は、層
体を順次積層していくための造形面を有するステージ2
0と、そのステージ20の造形面上に所定の突出形状を
形成させる突出形状形成手段とを備えるように構成され
ている。そして、突出形状形成手段によって突出形状が
形成された造形面上に三次元造形物を造形していくこと
で、突出形状部分については造形の必要がなくなるた
め、三次元造形物の造形を効率よくかつ安価に行うこと
が可能になるのである。
おいては、造形対象物を平行な複数の面で切断した各断
面に対応する層体を所定の材料を吐出することによって
形成し、そのような層体を順次積層していくことで造形
対象物の三次元造形物を生成する三次元造形装置10、
30について説明した。そして、三次元造形装置は、層
体を順次積層していくための造形面を有するステージ2
0と、そのステージ20の造形面上に所定の突出形状を
形成させる突出形状形成手段とを備えるように構成され
ている。そして、突出形状形成手段によって突出形状が
形成された造形面上に三次元造形物を造形していくこと
で、突出形状部分については造形の必要がなくなるた
め、三次元造形物の造形を効率よくかつ安価に行うこと
が可能になるのである。
【0160】また、突出形状形成手段を、造形面が複数
の小領域に分割され、それぞれの小領域ごとに設けられ
た複数の分割ステージ20aと、複数の分割ステージ2
0aを造形面に垂直な方向にそれぞれ個別に駆動させる
小領域駆動手段20bとで構成することにより、ステー
ジ20の造形面上に形成される突出形状を任意の形成に
することができる。
の小領域に分割され、それぞれの小領域ごとに設けられ
た複数の分割ステージ20aと、複数の分割ステージ2
0aを造形面に垂直な方向にそれぞれ個別に駆動させる
小領域駆動手段20bとで構成することにより、ステー
ジ20の造形面上に形成される突出形状を任意の形成に
することができる。
【0161】この場合において、小領域駆動手段20b
を、直線方向の駆動を行う直線式駆動手段を用いてその
直線方向を造形面に垂直な方向として構成することによ
り、また、回転方向の駆動を行う回転式駆動手段と回転
方向の駆動を造形面に垂直な方向となる直線方向への駆
動に変換する駆動変換手段とによって構成することによ
り、各分割ステージ20aを造形面に垂直な方向に適切
に駆動させることができる。
を、直線方向の駆動を行う直線式駆動手段を用いてその
直線方向を造形面に垂直な方向として構成することによ
り、また、回転方向の駆動を行う回転式駆動手段と回転
方向の駆動を造形面に垂直な方向となる直線方向への駆
動に変換する駆動変換手段とによって構成することによ
り、各分割ステージ20aを造形面に垂直な方向に適切
に駆動させることができる。
【0162】また、突出形状形成手段を、所定形状の充
填部材2を造形面上に搬送するとともに所定位置に配置
する充填部材搬送手段を備えて構成することにより、造
形過程において充填部材2を三次元造形物に含めて造形
することができるので、さらに効率よくかつ安価に行う
ことが可能になる。
填部材2を造形面上に搬送するとともに所定位置に配置
する充填部材搬送手段を備えて構成することにより、造
形過程において充填部材2を三次元造形物に含めて造形
することができるので、さらに効率よくかつ安価に行う
ことが可能になる。
【0163】<4.変形例>以上、この発明に係る三次
元造形装置および三次元造形方法についての一実施形態
を詳細に説明したが、この発明は上記説明したものに限
定されるものではない。
元造形装置および三次元造形方法についての一実施形態
を詳細に説明したが、この発明は上記説明したものに限
定されるものではない。
【0164】例えば、上記説明においてはノズルヘッド
15,35をステージ20に対して相対的に移動させる
ために、ノズルヘッド15,35はXY平面内を移動
し、積層厚さ方向すなわちZ方向の移動は三次元造形物
を載せるステージ20を昇降移動させることによって行
う例を示した。しかしながら、これに限定されるもので
はなく、ステージ20が固定でノズルヘッド15,35
がXYZ空間内を移動するように構成してもよい。ただ
し、ノズルヘッド15,35のステージ20に対する相
対的位置関係を高精度かつ高効率で制御することを望む
場合には、それぞれの移動軸を別途に独立して設けるこ
とが好ましい。
15,35をステージ20に対して相対的に移動させる
ために、ノズルヘッド15,35はXY平面内を移動
し、積層厚さ方向すなわちZ方向の移動は三次元造形物
を載せるステージ20を昇降移動させることによって行
う例を示した。しかしながら、これに限定されるもので
はなく、ステージ20が固定でノズルヘッド15,35
がXYZ空間内を移動するように構成してもよい。ただ
し、ノズルヘッド15,35のステージ20に対する相
対的位置関係を高精度かつ高効率で制御することを望む
場合には、それぞれの移動軸を別途に独立して設けるこ
とが好ましい。
【0165】また、上記説明のように、一層ごとの造形
に伴ってステージ20を移動(下降)させていく場合に
は、積層厚さ方向の造形精度を向上させるために、前回
積層した層体の高さ寸法を光電型センサ等の距離計測手
段で計測し、それによって次に積層する層体の高さ寸法
を予測してその高さ位置までステージ20を移動させる
ように構成することがより好ましい。
に伴ってステージ20を移動(下降)させていく場合に
は、積層厚さ方向の造形精度を向上させるために、前回
積層した層体の高さ寸法を光電型センサ等の距離計測手
段で計測し、それによって次に積層する層体の高さ寸法
を予測してその高さ位置までステージ20を移動させる
ように構成することがより好ましい。
【0166】また、上記説明は造形面がXY平面に平行
である場合(つまり水平である場合)についてのもので
あったが、造形面は特に水平面である必要はない。
である場合(つまり水平である場合)についてのもので
あったが、造形面は特に水平面である必要はない。
【0167】なお、第1の実施の形態で説明したノズル
ヘッド15と、第2の実施の形態で説明した突出形状形
成手段とを組み合わせてもよく、逆に、第2の実施の形
態で説明したノズルヘッド35と、第1の実施の形態で
説明した突出形状形成手段とを組み合わせてもよいこと
は言うまでもない。
ヘッド15と、第2の実施の形態で説明した突出形状形
成手段とを組み合わせてもよく、逆に、第2の実施の形
態で説明したノズルヘッド35と、第1の実施の形態で
説明した突出形状形成手段とを組み合わせてもよいこと
は言うまでもない。
【0168】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
三次元造形装置によれば、層体を順次積層していくため
の造形面を有するステージと、ステージの造形面上に所
定の突出形状を形成させる突出形状形成手段とを備えて
構成され、突出形状が形成された造形面上に三次元造形
物を生成することを特徴とするため、突出形状部分につ
いては造形の必要がなくなるので、三次元造形物の造形
を効率よくかつ安価に行うことが可能になる。
三次元造形装置によれば、層体を順次積層していくため
の造形面を有するステージと、ステージの造形面上に所
定の突出形状を形成させる突出形状形成手段とを備えて
構成され、突出形状が形成された造形面上に三次元造形
物を生成することを特徴とするため、突出形状部分につ
いては造形の必要がなくなるので、三次元造形物の造形
を効率よくかつ安価に行うことが可能になる。
【0169】請求項2に記載の三次元造形装置によれ
ば、突出形状形成手段は、造形面が複数の小領域に分割
され、それぞれの小領域ごとに設けられた複数の分割ス
テージと、複数の分割ステージを造形面に垂直な方向に
それぞれ個別に駆動させる小領域駆動手段とを備えて構
成されるため、ステージの造形面上に形成される突出形
状を任意の形成にすることができる。
ば、突出形状形成手段は、造形面が複数の小領域に分割
され、それぞれの小領域ごとに設けられた複数の分割ス
テージと、複数の分割ステージを造形面に垂直な方向に
それぞれ個別に駆動させる小領域駆動手段とを備えて構
成されるため、ステージの造形面上に形成される突出形
状を任意の形成にすることができる。
【0170】請求項3に記載の三次元造形装置によれ
ば、小領域駆動手段は、直線方向の駆動を行う直線式駆
動手段であり、その直線方向を造形面に垂直な方向とし
て構成されるため、各分割ステージを造形面に垂直な方
向に適切に駆動させることができる。
ば、小領域駆動手段は、直線方向の駆動を行う直線式駆
動手段であり、その直線方向を造形面に垂直な方向とし
て構成されるため、各分割ステージを造形面に垂直な方
向に適切に駆動させることができる。
【0171】請求項4に記載の三次元造形装置によれ
ば、小領域駆動手段は、回転方向の駆動を行う回転式駆
動手段と、回転方向の駆動を前記造形面に垂直な方向と
なる直線方向への駆動に変換する駆動変換手段とを備え
て構成されるため、各分割ステージを造形面に垂直な方
向に適切に駆動させることができる。
ば、小領域駆動手段は、回転方向の駆動を行う回転式駆
動手段と、回転方向の駆動を前記造形面に垂直な方向と
なる直線方向への駆動に変換する駆動変換手段とを備え
て構成されるため、各分割ステージを造形面に垂直な方
向に適切に駆動させることができる。
【0172】請求項5に記載の三次元造形装置によれ
ば、突出形状形成手段は、所定形状の充填部材を造形面
上に搬送するとともに所定位置に配置する充填部材搬送
手段を備えて構成されるため、造形過程において充填部
材が三次元造形物に含められて造形されるので、さらに
効率よくかつ安価に造形を行うことが可能になる。
ば、突出形状形成手段は、所定形状の充填部材を造形面
上に搬送するとともに所定位置に配置する充填部材搬送
手段を備えて構成されるため、造形過程において充填部
材が三次元造形物に含められて造形されるので、さらに
効率よくかつ安価に造形を行うことが可能になる。
【0173】請求項6に記載の三次元造形方法によれ
ば、層体を順次積層していくためのステージの造形面上
に所定の突出形状を形成し、その突出形状が形成された
ステージ上に所定の材料を吐出することによって層体を
順次に積層していくため、突出形状部分については造形
の必要がなくなるので、三次元造形物の造形を効率よく
かつ安価に行うことが可能になる。
ば、層体を順次積層していくためのステージの造形面上
に所定の突出形状を形成し、その突出形状が形成された
ステージ上に所定の材料を吐出することによって層体を
順次に積層していくため、突出形状部分については造形
の必要がなくなるので、三次元造形物の造形を効率よく
かつ安価に行うことが可能になる。
【図1】第1の実施の形態における三次元造形装置を示
す概略図である。
す概略図である。
【図2】ステージの詳細を示す図である。
【図3】第1の実施の形態における三次元造形装置の動
作の一例を示すフローチャートである。
作の一例を示すフローチャートである。
【図4】断面データの一例を示す図である。
【図5】断面データの一例を示す図である。
【図6】第1の実施の形態における造形が行われる過程
を示す図である。
を示す図である。
【図7】三次元造形物に充填部材を充填する過程を示す
図である。
図である。
【図8】小領域駆動手段の一構成例を示す図である。
【図9】小領域駆動手段の一構成例を示す図である。
【図10】小領域駆動手段の一構成例を示す図である。
【図11】シアンについての階調表現の一例を示す図で
ある。
ある。
【図12】淡いシアンから淡いイエローへ変化する表現
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図13】彩色の一例を示す図である。
【図14】着色された樹脂等の吐出パターンを変化させ
る例を示す図である。
る例を示す図である。
【図15】第1の実施の形態におけるノズルヘッドの構
成の一例を示す図である。
成の一例を示す図である。
【図16】第1の実施の形態における同心円状に配置さ
れた複数の吐出ノズルの構成の概念を示す図である。
れた複数の吐出ノズルの構成の概念を示す図である。
【図17】第1の実施の形態におけるノズルヘッドの構
成の一例を示す図である。
成の一例を示す図である。
【図18】第2の実施の形態における三次元造形装置を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図19】第2の実施の形態における三次元造形装置の
動作の一例を示すフローチャートである。
動作の一例を示すフローチャートである。
【図20】第2の実施の形態における造形が行われる過
程を示す図である。
程を示す図である。
【図21】第1の実施の形態における充填部材搬送部と
分割ステージとの双方を駆動することで造形を行う過程
を示す図である。
分割ステージとの双方を駆動することで造形を行う過程
を示す図である。
【図22】第2の実施の形態におけるノズルヘッドの構
成の一例を示す図である。
成の一例を示す図である。
【図23】第2の実施の形態における同心円状に配置さ
れた複数の吐出ノズルの一構成の概念を示す図である。
れた複数の吐出ノズルの一構成の概念を示す図である。
【図24】第2の実施の形態における同心円状に配置さ
れた複数の吐出ノズルの一構成の概念を示す図である。
れた複数の吐出ノズルの一構成の概念を示す図である。
【図25】第2の実施の形態におけるノズルヘッドの構
成の一例を示す図である。
成の一例を示す図である。
【図26】従来の三次元造形装置を示す概略図である。
2 充填部材 10,30 三次元造形装置 11 コンピュータ 12 駆動制御部(制御手段) 13 XY方向駆動部 14 Z方向駆動部 15,35 ノズルヘッド 15a〜15e,35a〜35d,36a,36b 吐
出ノズル 18,38 タンク部 19,39 溶融部 20 ステージ 20a 分割ステージ 20b 小領域駆動手段 21,42 三次元造形物 22,43 オーバーハング支持部
出ノズル 18,38 タンク部 19,39 溶融部 20 ステージ 20a 分割ステージ 20b 小領域駆動手段 21,42 三次元造形物 22,43 オーバーハング支持部
Claims (6)
- 【請求項1】 造形対象物を平行な複数の面で切断した
各断面に対応する層体を所定の材料を吐出することによ
って形成し、前記層体を順次積層していくことで前記造
形対象物の三次元造形物を生成する三次元造形装置であ
って、 前記層体を順次積層していくための造形面を有するステ
ージと、 前記ステージの前記造形面上に所定の突出形状を形成さ
せる突出形状形成手段と、を備え、 前記突出形状が形成された前記造形面上に三次元造形物
を生成することを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の三次元造形装置におい
て、 前記突出形状形成手段は、 前記造形面が複数の小領域に分割され、それぞれの小領
域ごとに設けられた複数の分割ステージと、 前記複数の分割ステージを前記造形面に垂直な方向にそ
れぞれ個別に駆動させる小領域駆動手段と、を備えるこ
とを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の三次元造形装置におい
て、 前記小領域駆動手段は、直線方向の駆動を行う直線式駆
動手段であり、前記直線方向を前記造形面に垂直な方向
とすることを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の三次元造形装置におい
て、 前記小領域駆動手段は、 回転方向の駆動を行う回転式駆動手段と、 前記回転方向の駆動を前記造形面に垂直な方向となる直
線方向への駆動に変換する駆動変換手段と、を備えるこ
とを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の三次元造形装置において、 前記突出形状形成手段は、 所定形状の充填部材を前記造形面上に搬送するとともに
所定位置に配置する充填部材搬送手段を備えることを特
徴とする三次元造形装置。 - 【請求項6】 造形対象物を平行な複数の面で切断した
各断面に対応する層体を所定の材料を吐出することによ
って形成し、前記層体を順次積層していくことで前記造
形対象物の三次元造形物を生成する三次元造形方法であ
って、 前記層体を順次積層していくためのステージの造形面上
に所定の突出形状を形成する工程と、 前記突出形状の形成されたステージ上に前記材料を吐出
することによって前記層体を順次に積層していく工程
と、を有することを特徴とする三次元造形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11086910A JP2000280355A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 三次元造形装置および三次元造形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11086910A JP2000280355A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 三次元造形装置および三次元造形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280355A true JP2000280355A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13900009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11086910A Pending JP2000280355A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 三次元造形装置および三次元造形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000280355A (ja) |
Cited By (13)
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-
1999
- 1999-03-29 JP JP11086910A patent/JP2000280355A/ja active Pending
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