JP2000280455A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置におけるヘッド温度補正方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置におけるヘッド温度補正方法

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JP2000280455A
JP2000280455A JP9412699A JP9412699A JP2000280455A JP 2000280455 A JP2000280455 A JP 2000280455A JP 9412699 A JP9412699 A JP 9412699A JP 9412699 A JP9412699 A JP 9412699A JP 2000280455 A JP2000280455 A JP 2000280455A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ヘッドの検出温度についての補正を行う
度に前回よりも正確な補正を行うことができるインクジ
ェット記録装置を提供する。 【解決手段】 補正値算出部18aは、ヘッド温度検出
センサ14aによる印字ヘッドの検出温度が環境温度検
出センサ15で検出された環境温度となるように印字ヘ
ッドの検出温度の補正値を求める。記憶部17には、タ
イマ16でこれまでに計時された非印字時間のうち最長
の非印字時間及びその最長の非印字時間が計時されたと
きに求められた補正値が記憶される。補正制御部18b
は、非印字状態から印字状態に移行する度に、今回の非
印字時間が上記最長の非印字時間に比べて長いときに、
補正値算出部18aに補正値を算出させ、その算出され
た今回の補正値に基づいて印字ヘッドの検出温度を補正
すると共に、今回の非印字時間及び今回の補正値を記憶
部17に更新して記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に、例えばインクの吐出量を制御する
ために用いられる印字ヘッドの検出温度の補正方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置には、発
熱素子を利用してインクを吐出するものがある。かかる
インクジェット記録装置では、まず、発熱素子に電圧を
印加することにより、印字ヘッドのノズルの出口近傍に
インクの気泡を作る。その後、発熱素子への電圧の印加
を止めると、その瞬間に気泡が急激に縮む。これによ
り、ノズルの先端にインクの盛り上がりができ、そのイ
ンクが切れて吐出する。そして、この吐出したインクが
記録用紙に付着し、画像が形成される。
【0003】このとき、発熱素子に電圧を印加してイン
クを吐出する度に、印字ヘッド及びインクの温度が上昇
する。インク温度の変化はインクの粘度を変化させる。
そして、インクの粘度はインク吐出時の流動抵抗に影響
を及ぼすことになる。例えば、インクの粘度が低いと、
吐出時にインクの吐出量が多くなり、逆に、インクの粘
度が高いと、インクの吐出量は少なくなる。このため、
通常は、発熱素子には、吐出制御のための電圧を印加す
る前に、予備加熱のための電圧を印加することにしてい
る。予備加熱のための電圧を印加する時間は、印字ヘッ
ドの温度(インクの温度)に基づいて、ノズルの出口付
近のインク温度が常に一定になるように調整される。こ
れにより、インクの吐出量を常に一定にすることがで
き、インク温度の変化による画像の濃度ムラを抑えるこ
とができる。
【0004】従来のインクジェット記録装置では、印字
ヘッドの温度を検出するヘッド温度検出センサは印字ヘ
ッドの内部に設けられており、しかも、かかるヘッド温
度検出センサとしては、検出温度のばらつきの大きいも
の(例えば、ダイオードを用いたもの)が用いられてい
る。これは、印字ヘッドは消耗品であり、インクがなく
なる度に交換しなければならないので、コスト的にあま
り高精度のセンサを用いることができないという理由に
よる。このため、環境温度を検出するための校正された
サーミスタ(環境温度検出センサ)を装置本体に設け、
印字ヘッドを交換する度に、あるいは非印字時間が一定
時間を経過する度に、印字ヘッドの検出温度がその環境
温度になるように印字ヘッドの検出温度の補正を行って
いた。尚、非印字時間が一定時間を経過する度に補正を
行うのは、印字ヘッドが環境と馴染んで、印字ヘッドの
実際の温度が環境温度と一致していると考えられるから
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非印字
時間が一定時間を経過する度に印字ヘッドの検出温度の
補正を行う場合には、環境温度の変化と印字ヘッドの温
度の変化にずれが生じてしまうと、補正を行う度に補正
値が変わってしまう。このため、補正を行っても、必ず
しも正確な補正を行うことができるわけではなく、補正
を行う毎に画像濃度が変わってしまうことがあった。一
方、印字ヘッド交換時にのみ印字ヘッドの検出温度の補
正を行う場合には、補正値が頻繁に変わることはない
が、正確な補正値が得られないことが多い。例えば、通
常、未使用の印字ヘッドは冷暗所に保管しておくので、
印字ヘッドを室内に取り出したときには、印字ヘッドの
温度が環境温度と大きくかけ離れていることがある。こ
のため、印字ヘッドを冷暗所から取り出した直後に装置
本体に取り付ける場合には、当然、正確な補正値を求め
ることはできない。
【0006】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、印字ヘッドを交換しない限り、印字ヘッドの検
出温度についての補正を行う度に前回よりも正確な補正
を行うことができるインクジェット記録装置及びインク
ジェット記録装置におけるヘッド温度補正方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係るインクジェット記録装置は、印字ヘッ
ドの温度を検出するヘッド温度検出手段と、環境温度を
検出する環境温度検出手段と、非印字状態になる度に非
印字時間を計時する計時手段と、前記ヘッド温度検出手
段による前記印字ヘッドの検出温度が前記環境温度検出
手段で検出された環境温度となるように前記印字ヘッド
の検出温度の補正値を求める補正値算出手段と、前記計
時手段でこれまでに計時された非印字時間のうち最長の
非印字時間、及び前記最長の非印字時間が計時されたと
きに前記補正値算出手段で求められた補正値を記憶する
記憶手段と、非印字状態から印字状態に移行する度に、
前記計時手段で計時された今回の非印字時間が前記記憶
手段に記憶されている前記最長の非印字時間に比べて長
いときに、前記補正値算出手段に補正値を算出させ、そ
の算出された今回の補正値に基づいて前記印字ヘッドの
検出温度を補正すると共に、当該今回の非印字時間及び
当該今回の補正値を前記記憶手段に更新して記憶させる
補正制御手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0008】また、上記の目的を達成するための本発明
に係るインクジェット記録装置は、印字ヘッドの温度を
検出するヘッド温度検出手段と、環境温度を検出する環
境温度検出手段と、非印字状態になる度に非印字時間を
計時する計時手段と、前記計時時間で計時されている非
印字時間が所定の基準時間に達した場合に前記基準時間
に達するまでの非印字時間中における前記環境温度検出
手段で検出された環境温度の最大値と最小値との差(環
境温度変化量)を算出する環境温度変化量算出手段と、
前記ヘッド温度検出手段による前記印字ヘッドの検出温
度が前記環境温度検出手段で検出された環境温度となる
ように前記印字ヘッドの検出温度の補正値を求める補正
値算出手段と、前記環境温度変化量算出手段でこれまで
に算出された環境温度変化量のうち最小の環境温度変化
量、及び前記最小の環境温度変化量が算出されたときに
前記補正値算出手段で求められた補正値を記憶する記憶
手段と、前記計時時間で計時されている非印字時間が前
記基準時間に達する度に、前記環境温度変化量算出手段
で算出された今回の環境温度変化量が前記記憶手段に記
憶されている前記最小の環境温度変化量に比べて小さい
ときに、前記補正値算出手段に補正値を算出させ、その
算出された今回の補正値に基づいて前記印字ヘッドの検
出温度を補正すると共に、当該今回の環境温度変化量及
び当該今回の補正値を前記記憶手段に更新して記憶させ
る補正制御手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0009】上記の目的を達成するための本発明に係る
インクジェット記録装置におけるヘッド温度補正方法
は、印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度検出手段
と、環境温度を検出する環境温度検出手段とを備えるイ
ンクジェット記録装置において、非印字状態から印字状
態に移行する度に、今回の非印字時間がこれまで計時さ
れた非印字時間のうち最長の非印字時間に比べて長いと
きに、前記ヘッド温度検出手段による前記印字ヘッドの
検出温度が前記環境温度検出手段で検出された環境温度
となるように前記印字ヘッドの検出温度の補正値を算出
し、その算出した今回の補正値に基づいて前記印字ヘッ
ドの検出温度を補正すると共に、当該今回の非印字時間
及び当該今回の補正値を記憶手段に更新して記憶させる
ことを特徴とするものである。
【0010】また、上記の目的を達成するための本発明
に係るインクジェット記録装置におけるヘッド温度補正
方法は、印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度検出手
段と、環境温度を検出する環境温度検出手段とを備える
インクジェット記録装置において、非印字時間が所定の
基準時間に達する度に、前記基準時間に達するまでの非
印字時間中における前記環境温度検出手段で検出された
環境温度の最大値と最小値との差(環境温度変化量)を
算出し、その算出された今回の環境温度変化量がこれま
でに算出された環境温度変化量のうち最小の環境温度変
化量に比べて小さいときに、前記ヘッド温度検出手段に
よる前記印字ヘッドの検出温度が前記環境温度検出手段
で検出された環境温度となるように前記印字ヘッドの検
出温度の補正値を算出し、その算出した今回の補正値に
基づいて前記印字ヘッドの検出温度を補正すると共に、
当該今回の環境温度変化量及び当該今回の補正値を記憶
手段に更新して記憶させることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]以下に本発明の
第一実施形態について図面を参照して説明する。図1は
本発明の第一実施形態であるインクジェット記録装置の
概略斜視図、図2はそのインクジェット記録装置のキャ
リッジ及び印字ヘッドの概略拡大斜視図、図3はそのイ
ンクジェット記録装置の概略制御ブロック図である。
【0012】<構成>第一実施形態のインクジェット記
録装置は、図1、図2及び図3に示すように、プラテン
11と、ガイドシャフト12と、キャリッジ13と、印
字ヘッド14と、環境温度検出センサ15と、計時手段
としてのタイマ16と、記憶部17と、制御装置18と
を備えるものである。
【0013】プラテン11は、その上面に被記録材であ
る記録用紙Pを載置するものである。記録用紙Pはプラ
テン11上で印字ヘッド14により記録されると共に、
グリッドローラ及びピンチローラ(不図示)によって駆
動搬送されて、プラテン11上を移動する。
【0014】プラテン11の上方には、例えば二本の互
いに平行なガイドシャフト12がプラテン11と平行に
架設されている。ガイドシャフト12には、スライド軸
受け(不図示)を介してキャリッジ13が取り付けられ
ている。このキャリッジ13は、制御装置18の制御に
応じて動作し、モータ及びベルト(不図示)によってガ
イドシャフト12に沿って平行に往復移動することがで
きる。
【0015】キャリッジ13の前面側には、図1及び図
2に示すように、インクを吐出する印字ヘッド14が取
り付けられている。これにより、印字ヘッド14は、キ
ャリッジ13と一体となって、ガイドシャフト12に沿
って移動することができる。また、印字ヘッド14は不
図示の基板と接続されている。第一実施形態のインクジ
ェット記録装置では、印字ヘッド14としてカートリッ
ジ式のものを用いており、インクが出なくなったときに
は新しいものと交換する必要がある。
【0016】また、印字ヘッド14には、図3に示すよ
うに、印字ヘッドの温度(インクの温度)を検出するヘ
ッド温度検出センサ14aと、吐出ヒータ14bとが設
けられている。ヘッド温度検出センサ14aは、検出し
た印字ヘッドの温度についての情報を制御装置18に送
る。吐出ヒータ14bは、パルス電圧を受けて、インク
をノズル(不図示)から吐出させるものである。
【0017】環境温度検出センサ15は、環境温度を検
出するものであり、キャリッジ13の移動可能範囲すな
わち画像形成領域を超えたプラテン11上の所定の位置
(図1では左端部)に設けられている。かかる環境温度
検出センサ15としては、サーミスタが用いられる。
【0018】制御装置18は、インクジェット記録装置
の各部の制御を統括するものであり、図3に示すよう
に、補正値算出部18aと、補正制御部18bとを有す
る。この補正値算出部18aと補正制御部18bとにつ
いては後述する。例えば、制御装置18は、ヘッド温度
検出センサ14aで検出された印字ヘッドの温度につい
ての情報に基づいて、インクの吐出量が安定するように
吐出ヒータ14bを制御する。また、キャリッジ13の
動作と記録用紙Pの搬送動作とを制御しながら、画像形
成を実行させる。具体的には、制御装置18は、キャリ
ッジ13の動作を制御して、印字ヘッド14をガイドシ
ャフト12に沿って左右に移動させる。このとき、制御
装置18が吐出ヒータ14bに信号を送り、吐出ヒータ
14bを発熱させると、印字ヘッド14のノズルからイ
ンクが吐出する。これにより、記録用紙Pにはノズル幅
分の画像が形成される。そして、記録用紙Pをノズル幅
分だけ搬送しながら、かかるインクを吐出する動作を繰
り返すことにより、記録用紙Pの全体に画像が形成され
る。
【0019】<ヘッド温度補正>ところで、ヘッド温度
検出センサ14aとしては、通常、ダイオードを利用し
たものを用いているので、ヘッド温度検出センサ14a
(印字ヘッド14)毎に印字ヘッドの検出温度のばらつ
きが大きい。図4に印字ヘッドの実際の温度とヘッド温
度検出センサ14aによる印字ヘッドの検出温度(出力
電圧)との関係を示す。図4では、横軸に印字ヘッドの
実際の温度をとり、縦軸に印字ヘッドの検出温度をとっ
ている。一般に、図4に示す曲線は、ヘッド温度検出セ
ンサ14a(印字ヘッド14)毎に上下方向に大きくば
らついてしまう。したがって、新たな印字ヘッド14を
取り付けたときに、そのヘッド温度検出センサ14aに
よる印字ヘッドの検出温度が印字ヘッドの実際の温度か
ら大きくかけ離れてしまうことがある。かかる場合に、
そのヘッド温度検出センサ14aによる印字ヘッドの検
出温度をそのまま用いたのでは、インクの吐出量を良好
に制御することができない。このため、印字ヘッド14
を交換したときには、そのヘッド温度検出センサ14a
による印字ヘッドの検出温度にオフセット値(補正値)
を持たせて、印字ヘッドの検出温度が印字ヘッドの実際
の温度と一致するように補正する必要がある。かかる補
正は、環境温度検出センサ15で検出される環境温度を
印字ヘッドの実際の温度とみなし、その環境温度を用い
て行われる。第一実施形態では、補正制御部18bが印
字ヘッドの検出温度の補正を行う。
【0020】尚、印字動作中にはインクの温度が大きく
上昇するので、正確な補正値を求めることができない。
このため、印字ヘッドの検出温度についての補正は、装
置本体が非印字状態(スタンバイ状態)にあるときに行
う必要がある。
【0021】次に、タイマ16、記憶部17、補正値算
出部18a及び補正制御部18bについて説明する。タ
イマ16は、補正制御部18bからの指示を受けて、装
置本体がスタンバイ状態になる度に非印字時間を計時す
るものである。補正値算出部18aは、ヘッド温度検出
センサ14aによる印字ヘッドの検出温度が環境温度検
出センサ15で検出された環境温度となるように印字ヘ
ッドの検出温度の補正値を求めるものである。記憶部1
7には、タイマ16でこれまでに計時された非印字時間
のうち最長の非印字時間T1 、及びその最長の非印字時
間T1 が計時されたときに補正値算出部18aで求めら
れた補正値が記憶される。
【0022】補正制御部18bは、スタンバイ状態から
印字状態に移行する度に、タイマ16で計時された今回
の非印字時間Tが記憶部17に記憶されている最長の非
印字時間T1 に比べて長いときに、補正値算出部18a
に補正値を算出させ、その算出された今回の補正値に基
づいて印字ヘッドの検出温度を補正すると共に、当該今
回の非印字時間及び当該今回の補正値を記憶部17に更
新して記憶させる。また、補正制御部18bは、タイマ
16で計時されている非印字時間が予め十分長く設定さ
れた所定の基準時間T0 (>T1 )に達したときに、補
正値算出部18aに補正値を算出させ、それ以後は、印
字ヘッドが交換されない限り、印字ヘッドの検出温度の
補正を行わない。
【0023】<動作>次に、第一実施形態のインクジェ
ット記録装置において印字ヘッドの検出温度を補正する
動作について説明する。図5は印字ヘッドの検出温度を
補正する動作を説明するためのフローチャートである。
【0024】まず、印字ヘッド14の交換が行われると
(S1)、補正制御部18bは、ヘッド温度検出センサ
14aによる印字ヘッドの検出温度を補正する(S
2)。このステップS2で行われる補正を第一補正と称
することにする。また、印字ヘッドの検出温度の補正
は、具体的には次のように行われる。すなわち、補正制
御部18bが補正値算出部18aに指示を送ると、補正
値算出部18aは、ヘッド温度検出センサ14aによる
印字ヘッドの検出温度が環境温度検出センサ15で検出
された環境温度となるように、印字ヘッドの検出温度の
補正値を求める。そして、補正制御部18bは、補正値
算出部18aで算出された補正値に基づいて印字ヘッド
の検出温度を補正する。
【0025】次に、補正制御部18bは、第一補正(又
は後述する第二補正)が終了した後に装置本体がスタン
バイ状態になったと判断すると、タイマ16に計時動作
を開始させる(S3)。そして、補正制御部18bは、
タイマ16で計時されている非印字時間Tが基準時間T
0 に達したか否かを判断する(S4)。ここで、基準時
間T0 としては、具体的には、印字ヘッド14を冷暗所
から取り出してから、印字ヘッド14と環境とが平衡状
態に達することができるような十分長い時間を用いる。
例えば、基準時間T0 を30分に設定する。また、非印
字時間Tが基準時間T0 にまだ達していないと判断する
と、補正制御部18bは、装置本体がスタンバイ状態で
なくなったか否かを判断する(S5)。非印字時間Tが
基準時間T0 に達しておらず、しかも未だスタンバイ状
態にある場合には、タイマ16はそのまま非印字時間T
を計時し続けることになる。
【0026】非印字時間Tが基準時間T0 に達する前
に、装置本体がスタンバイ状態でなくなった、すなわち
キャリッジ動作が開始されたと判断されると、補正制御
部18bは、タイマ16の計時動作を停止させる(S
6)。そして、タイマ16で計時された今回の非印字時
間Tが記憶部17に記憶されている最長の非印字時間T
1よりも長いか否かを判断する(S7)。ここで、印字
ヘッドの検出温度について第一補正しか行っていない場
合には、記憶部17にはまだ最長の非印字時間T1が記
憶されていないが、この場合は、ステップS7の判断は
肯定的であるとする。
【0027】ステップS7において今回の非印字時間T
が最長の非印字時間T1 よりも長いと判断されると、補
正制御部18bは、補正値算出部18aに補正値を算出
させ、その算出された今回の補正値に基づいて印字ヘッ
ドの検出温度を補正する(S8)。ここで、ステップS
8における補正を第二補正と称する。今回の非印字時間
Tが最長の非印字時間T1 よりも長いということは、前
回の補正時に比べて印字ヘッド14は環境に長時間放置
されていることを意味する。すなわち、印字ヘッドは環
境に十分馴染んで、印字ヘッドの実際の温度と環境温度
とは前回の補正時よりも一致しているものと考えられ
る。このため、今回の第二補正の際に補正値算出部18
aで算出された補正値は、前回の第一補正又は前回の第
二補正の際に算出された補正値に比べて、より正確な値
である。したがって、第二補正は第一補正に比べて補正
の信頼度が高く、また、今回の第二補正は前回の第二補
正に比べて補正の信頼度が高い。
【0028】当該第二補正を行った後、補正制御部18
bは、今回の非印字時間Tと今回の補正値とを記憶部1
7に更新して記憶させる(S9)。これにより、その後
は、今回の非印字時間Tが、記憶部17に記憶された最
長の非印字時間T1 となる。また、補正制御部18b
は、タイマ16のカウントをクリアし(S10)、再び
スタンバイ状態になると、ステップS3に移行する。
【0029】一方、ステップS7において今回の非印字
時間Tが最長の非印字時間T1 以下であると判断される
と、補正制御部18aは、タイマ16のカウントをクリ
アし(S11)、再びスタンバイ状態になると、ステッ
プS3に移行する。このように、今回の非印字時間Tが
最長の非印字時間T1 以下である場合には、新たに印字
ヘッドの検出温度の補正を行わないことにより、補正の
信頼度が低下するのを防ぐことができる。
【0030】また、ステップS4において今回の非印字
時間Tが基準時間T0 に達したと判断されると、補正制
御部18bは、補正値算出部18aに補正値を算出さ
せ、その算出された補正値に基づいて印字ヘッドの検出
温度を補正する(S12)。ステップS12における補
正を第三補正と称する。基準時間T0 は第二補正が行わ
れるときの非印字時間に比べて長いため、第三補正の際
に算出された補正値は第二補正の際に算出された補正値
よりも正確な値である。したがって、第三補正は第二補
正に比べて補正の信頼度がとても高い。そして、補正制
御部18bは、一度、第三補正が行われた後は、タイマ
16に計時動作を開始する旨の指示を与えず、しかも、
補正値算出部18aに補正値の算出を行わせない。すな
わち、第三補正が行われた後は、印字ヘッドの検出温度
の補正を行わず、補正値は第三補正の際に算出された補
正値に確定することになる(S13)。
【0031】尚、図5に示すフローの途中で、装置本体
の電源が切られた場合には、処理がそこで終わってしま
う。しかし、印字ヘッド14が交換されない限り、記憶
部17に記憶されている最長の非印字時間T1 及びそれ
に対応する補正値は、電源が切られても消去されてしま
うことはない。このため、その後、装置本体の電源が入
れられると、印字ヘッドの検出温度の補正についての動
作は、電源が切られる前に得られた最長の非印字時間T
1 及びそれに対応する補正値が記憶部17に記憶されて
いる状態で、ステップS3から引き続き開始されること
になる。
【0032】<効果>第一実施形態のインクジェット記
録装置では、補正制御部は、スタンバイ状態から印字状
態に移行する度に、今回の非印字時間が記憶部に記憶さ
れている最長の非印字時間に比べて長いときに、補正値
算出部に補正値を算出させ、その算出された今回の補正
値に基づいて印字ヘッドの検出温度を補正すると共に、
当該今回の非印字時間及び当該今回の補正値を記憶部に
更新して記憶させる。これにより、印字ヘッドの検出温
度についての補正は、前回の補正時に比べて印字ヘッド
が環境に長時間放置されているときに行われる。このた
め、印字ヘッドの検出温度についての補正を行う度に補
正の信頼度が低下することはなく、前回よりも正確な補
正を行うことができる。
【0033】また、補正制御部は、非印字時間が基準時
間に達したときに、補正値算出部に補正値を算出させ、
それ以後は、印字ヘッドが交換されない限り、印字ヘッ
ドの検出温度の補正を行わないことにより、基準時間と
して予め印字ヘッドと環境とが平衡状態に達することが
できるような長い時間を設定しておけば、信頼度の十分
高い補正値を選定することができる。したがって、かか
る選定された補正値を用いて補正された印字ヘッドの検
出温度に基づいて、吐出ヒータの制御を行うことによ
り、インクの吐出量の安定化、色濃度の均一化を図るこ
とができる。
【0034】[第二実施形態]次に、本発明の第二実施
形態について図面を参照して説明する。図6は本発明の
第二実施形態であるインクジェット記録装置の概略制御
ブロック図である。尚、第二実施形態のインクジェット
記録装置の概略斜視図は図1と同様である。また、第二
実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を
有するものには、同一の符号を付すことによりその詳細
な説明を省略する。
【0035】<構成>第二実施形態のインクジェット記
録装置は、上記第一実施形態のものと基本的に同じ構成
であり、図1及び図6に示すように、プラテン11と、
ガイドシャフト12と、キャリッジ13と、印字ヘッド
14と、環境温度検出センサ15と、タイマ16と、記
憶部170と、制御装置180とを備えるものである。
また、制御装置180は、図6に示すように、補正値算
出部18aと、補正制御部180bと、環境温度変化量
算出部180cとを有する。第二実施形態のインクジェ
ット記録装置は、印字ヘッドの検出温度の補正の仕方が
第一実施形態のものと若干異なる。
【0036】補正値算出部18aは、ヘッド温度検出セ
ンサ14aによる印字ヘッドの検出温度が環境温度検出
センサ15で検出された環境温度となるように印字ヘッ
ドの検出温度の補正値を求める。環境温度変化量算出部
180cは、タイマ16で計時されている非印字時間が
所定の基準時間T0 に達した場合に基準時間T0 に達す
るまでの非印字時間中における環境温度検出センサ15
で検出された環境温度の最大値と最小値との差(環境温
度変化量)を算出するものである。また、記憶部170
には、環境温度変化量算出部180cでこれまでに算出
された環境温度変化量のうち最小の環境温度変化量Δt
1 、及び最小の環境温度変化量Δt1 が算出されたとき
に補正値算出部18aで求められた補正値が記憶され
る。
【0037】補正制御部180bは、タイマ16で計時
されている非印字時間Tが基準時間T0 に達する度に、
環境温度変化量算出部180cで算出された今回の環境
温度変化量Δtが記憶部170に記憶されている最小の
環境温度変化量Δt1 に比べて小さいときに、補正値算
出部18aに補正値を算出させ、その算出された今回の
補正値に基づいて印字ヘッドの検出温度を補正すると共
に、当該今回の環境温度変化量及び当該今回の補正値を
記憶部170に更新して記憶させる。また、補正制御部
180bは、環境温度変化量算出部180cで算出され
た今回の環境温度変化量Δtが予め十分小さく設定され
た所定の基準変化量Δt0 (<Δt1 )に比べて小さい
ときに、補正値算出部18aに補正値を算出させ、それ
以後は、印字ヘッド14が交換されない限り、印字ヘッ
ドの検出温度の補正を行わない。
【0038】<動作>次に、第二実施形態のインクジェ
ット記録装置において印字ヘッドの検出温度を補正する
動作について説明する。図7は印字ヘッドの検出温度を
補正する動作を説明するためのフローチャートである。
【0039】まず、印字ヘッド14の交換が行われると
(S31)、補正制御部180bは、ヘッド温度検出セ
ンサ14aによる印字ヘッドの検出温度を補正する(S
32)。上記第一実施形態と同様に、このステップS2
で行われる補正を第一補正と称する。
【0040】次に、補正制御部180bは、第一補正
(又は後述する第二補正)が終了した後に装置本体がス
タンバイ状態になったと判断すると、タイマ16に計時
動作を開始させる(S33)。また、補正制御部180
bは環境温度変化量算出部180cに所定の指示を与え
る。すると、環境温度変化量算出部180cは、環境温
度検出センサ15から送られる環境温度を例えば1分間
隔で記憶する(S34)。そして、補正制御部180b
は、タイマ16で計時されている非印字時間Tが基準時
間(例えば30分)T0 に達したか否かを判断する(S
35)。このとき、非印字時間Tが基準時間T0 にまだ
達していないと判断すると、補正制御部180bは、装
置本体がスタンバイ状態でなくなったか否かを判断する
(S36)。非印字時間Tが基準時間T0 に達しておら
ず、しかも未だスタンバイ状態にある場合には、タイマ
16はそのまま非印字時間Tを計時し続けることにな
る。
【0041】非印字時間Tが基準時間T0 に達する前
に、装置本体がスタンバイ状態でなくなった、すなわち
キャリッジ動作が開始されたと判断されると、補正制御
部180bは、タイマ16の計時動作を停止させる(S
37)。そして、タイマ16のカウントをクリアし(S
38)、再びスタンバイ状態になると、ステップS33
に移行する。
【0042】また、ステップS35において今回の非印
字時間Tが基準時間T0 に達したと判断されると、補正
制御部180bは、環境温度変化量算出部180cに環
境温度変化量を算出する旨の指示を送る。すると、環境
温度変化量算出部180cは、基準時間T0 に達するま
での今回の非印字時間Tの間に1分毎に記憶した各環境
温度の中から、最大値tmax と最小値tmin とを求め、
最大値tmax から最小値tmin を引くことにより、今回
の環境温度変化量Δt=tmax −tmin を算出する(S
39)。次に、補正制御部180bは、環境温度変化量
算出部180cで算出された今回の環境温度変化量Δt
が記憶部170に記憶されている最小の環境温度変化Δ
1 よりも小さいか否かを判断する(S40)。ここ
で、印字ヘッドの検出温度について第一補正しか行って
いない場合には、記憶部170にはまだ最小の環境温度
変化量Δt1 が記憶されていないが、この場合は、ステ
ップS40の判断は肯定的であるとする。
【0043】ステップS40において今回の環境温度変
化量Δtが最小の環境温度変化量Δt1 以上であると判
断されると、補正制御部180bは、再びスタンバイ状
態になったときに、ステップS33に移行する。一方、
ステップS40において今回の環境温度変化量Δtが最
小の環境温度変化量Δt1 よりも小さいと判断される
と、補正制御部180bは、今回の環境温度変化量Δt
が基準変化量Δt0 よりも小さいか否かを判断する(S
41)。ここで、印字ヘッドの検出温度について第一補
正しか行っていない場合には、ステップS41の判断は
否定的であるとする。また、基準変化量Δt0 として
は、具体的には、環境温度が安定していると考えられる
ような小さな量を用いる。例えば、基準変化量Δt0
2℃に設定する。
【0044】ステップS40及びS41において今回の
環境温度変化量Δtが基準変化量Δt0 以上であって最
小の環境温度変化量Δt1 より小さいと判断されると、
補正制御部180bは、補正値算出部18aに補正値を
算出させ、その算出された今回の補正値に基づいて印字
ヘッドの検出温度を補正する(S42)。ステップS4
2における補正を第二補正と称する。今回の環境温度変
化量Δtが最小の環境温度変化量Δt1 よりも小さいと
いうことは、前回の補正時に比べて環境温度の揺らぎが
小さいことを意味する。すなわち、環境温度は前回の補
正時よりも安定している。かかる安定した環境で、非印
字時間Tが基準時間T0 に達したのであるから、印字ヘ
ッドの実際の温度と環境温度とはほとんど一致している
と考えられる。このため、今回の第二補正の際に補正値
算出部18aで算出された補正値は、前回の第一補正又
は前回の第二補正の際に算出された補正値に比べて、よ
り正確な値である。したがって、第二補正は第一補正に
比べて補正の信頼度が高く、また、今回の第二補正は前
回の第二補正に比べて補正の信頼度が高い。
【0045】当該第二補正を行った後、補正制御部18
0bは、今回の環境温度変化量Δtと今回の補正値とを
記憶部170に更新して記憶させる(S43)。これに
より、その後は、今回の環境温度変化量Δtが、記憶部
170に記憶された最小の環境温度変化量Δt1 とな
る。また、補正制御部180bは、再びスタンバイ状態
になると、ステップS33に移行する。
【0046】一方、ステップS41において今回の環境
温度変化量Δtが基準変化量Δt0よりも小さいと判断
されると、補正制御部180bは、補正値算出部18a
に補正値を算出させ、その算出された補正値に基づいて
印字ヘッドの検出温度を補正する(S44)。ステップ
S44における補正を第三補正と称する。基準変化量Δ
0 は第二補正が行われるときの環境温度変化量に比べ
て小さく、第三補正が行われるときには、環境温度の揺
らぎがほとんどなく、環境はとても安定している。この
ため、第三補正の際に算出された補正値は第二補正の際
に算出された補正値よりも正確な値である。したがっ
て、第三補正は第二補正に比べて補正の信頼度がとても
高い。そして、補正制御部180bは、一度、第三補正
が行われた後は、タイマ16に計時動作を開始する旨の
指示を与えず、しかも、補正値算出部18aに補正値の
算出を行わせない。すなわち、第三補正が行われた後
は、印字ヘッドの検出温度の補正を行わず、補正値は第
三補正の際に算出された補正値に確定することになる
(S45)。
【0047】尚、図7に示すフローの途中で、装置本体
の電源が切られた場合には、処理がそこで終わってしま
う。しかし、印字ヘッド14が交換されない限り、記憶
部170に記憶されている最小の環境温度変化量Δt1
及びそれに対応する補正値は、電源が切られても消去さ
れてしまうことはない。このため、その後、装置本体の
電源が入れられると、印字ヘッドの検出温度の補正につ
いての動作は、電源が切られる前に得られた最小の環境
温度変化量Δt1 及びそれに対応する補正値が記憶部1
70に記憶されている状態で、ステップS33から引き
続き開始されることになる。
【0048】<効果>第二実施形態のインクジェット記
録装置では、補正制御部は、タイマで計時されている非
印字時間が基準時間に達する度に、今回の環境温度変化
量が記憶部に記憶されている最小の環境温度変化量に比
べて小さいときに、補正値算出部に補正値を算出させ、
その算出された今回の補正値に基づいて印字ヘッドの検
出温度を補正すると共に、今回の環境温度変化量及び今
回の補正値を記憶部に更新して記憶させる。これによ
り、印字ヘッドの検出温度についての補正は、印字ヘッ
ドが環境に長時間放置され且つ環境温度が前回の補正時
に比べて安定したときに行われる。このため、印字ヘッ
ドの検出温度についての補正を行う度に補正の信頼度が
低下することはなく、前回よりも正確な補正を行うこと
ができる。尚、第二実施形態のインクジェット記録装置
は、環境温度の変化をも考慮しているため、上記第一実
施形態のものに比べて補正の信頼度が高いという利点が
ある。
【0049】また、補正制御部は、今回の環境温度変化
量が基準変化量に比べて小さいときに、補正値算出部に
補正値を算出させ、それ以後は、印字ヘッドが交換され
ない限り、印字ヘッドの検出温度の補正を行わないこと
により、基準変化量として予め環境温度が安定している
と考えられるような小さな量を設定しておけば、信頼度
の十分高い補正値を選定することができる。したがっ
て、かかる選定された補正値を用いて補正された印字ヘ
ッドの検出温度に基づいて、吐出ヒータの制御を行うこ
とにより、インクの吐出量の安定化、色濃度の均一化を
図ることができる。 [その他の実施形態]尚、本発明は上記の各実施形態に
限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0050】例えば、上記の各実施形態では、ヘッド温
度検出センサによる印字ヘッドの検出温度に基づいて吐
出ヒータの制御を行う場合について説明したが、吐出ヒ
ータの制御に限らず、印字ヘッドの検出温度を利用して
行われる制御については、本発明を用いることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ット記録装置によれば、補正制御手段は、非印字状態か
ら印字状態に移行する度に、計時手段で計時された今回
の非印字時間が記憶手段に記憶されている最長の非印字
時間に比べて長いときに、補正値算出手段に補正値を算
出させ、その算出された今回の補正値に基づいて印字ヘ
ッドの検出温度を補正すると共に、当該今回の非印字時
間及び当該今回の補正値を記憶手段に更新して記憶させ
ることにより、印字ヘッドの検出温度についての補正
は、前回の補正時に比べて印字ヘッドが環境に長時間放
置されているときに行われる。このため、印字ヘッドの
検出温度についての補正を行う度に補正の信頼度が低下
することはなく、前回よりも正確な補正を行うことがで
きる。
【0052】また、本発明のインクジェット記録装置に
よれば、補正制御手段は、計時時間で計時されている非
印字時間が基準時間に達する度に、環境温度変化量算出
手段で算出された今回の環境温度変化量が記憶手段に記
憶されている最小の環境温度変化量に比べて小さいとき
に、補正値算出手段に補正値を算出させ、その算出され
た今回の補正値に基づいて印字ヘッドの検出温度を補正
すると共に、当該今回の環境温度変化量及び当該今回の
補正値を記憶手段に更新して記憶させることにより、印
字ヘッドの検出温度についての補正は、印字ヘッドが環
境に長時間放置され且つ環境温度が前回の補正時に比べ
て安定したときに行われる。このため、印字ヘッドの検
出温度についての補正を行う度に補正の信頼度が低下す
ることはなく、前回よりも正確な補正を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態であるインクジェット記
録装置の概略斜視図である。
【図2】そのインクジェット記録装置のキャリッジ及び
印字ヘッドの概略拡大斜視図である。
【図3】そのインクジェット記録装置の概略制御ブロッ
ク図である。
【図4】印字ヘッドの実際の温度とヘッド温度検出セン
サによる印字ヘッドの検出温度との関係を説明するため
の図である。
【図5】第一実施形態のインクジェット記録装置におい
て印字ヘッドの検出温度を補正する動作を説明するため
のフローチャートである。
【図6】本発明の第二実施形態であるインクジェット記
録装置の概略制御ブロック図である。
【図7】そのインクジェット記録装置において印字ヘッ
ドの検出温度を補正する動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
11 プラテン 12 ガイドシャフト 13 キャリッジ 14 印字ヘッド 14a ヘッド温度検出センサ 14b 吐出ヒータ 15 環境温度検出センサ 16 タイマ 17 記憶部 18,180 制御装置 18a 補正値算出部 18b,180b 補正制御部 180c 環境温度変化量算出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度
    検出手段と、 環境温度を検出する環境温度検出手段と、 非印字状態になる度に非印字時間を計時する計時手段
    と、 前記ヘッド温度検出手段による前記印字ヘッドの検出温
    度が前記環境温度検出手段で検出された環境温度となる
    ように前記印字ヘッドの検出温度の補正値を求める補正
    値算出手段と、 前記計時手段でこれまでに計時された非印字時間のうち
    最長の非印字時間、及び前記最長の非印字時間が計時さ
    れたときに前記補正値算出手段で求められた補正値を記
    憶する記憶手段と、 非印字状態から印字状態に移行する度に、前記計時手段
    で計時された今回の非印字時間が前記記憶手段に記憶さ
    れている前記最長の非印字時間に比べて長いときに、前
    記補正値算出手段に補正値を算出させ、その算出された
    今回の補正値に基づいて前記印字ヘッドの検出温度を補
    正すると共に、当該今回の非印字時間及び当該今回の補
    正値を前記記憶手段に更新して記憶させる補正制御手段
    と、 を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記補正制御手段は、前記計時手段で計
    時されている非印字時間が予め定めた所定の基準時間に
    達したときに、前記補正値算出手段に補正値を算出さ
    せ、その算出された補正値に基づいて前記印字ヘッドの
    検出温度を補正し、それ以後は、前記印字ヘッドが交換
    されない限り、前記印字ヘッドの検出温度の補正を行わ
    ないことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記
    録装置。
  3. 【請求項3】 印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度
    検出手段と、 環境温度を検出する環境温度検出手段と、 非印字状態になる度に非印字時間を計時する計時手段
    と、 前記計時時間で計時されている非印字時間が所定の基準
    時間に達した場合に前記基準時間に達するまでの非印字
    時間中における前記環境温度検出手段で検出された環境
    温度の最大値と最小値との差(環境温度変化量)を算出
    する環境温度変化量算出手段と、 前記ヘッド温度検出手段による前記印字ヘッドの検出温
    度が前記環境温度検出手段で検出された環境温度となる
    ように前記印字ヘッドの検出温度の補正値を求める補正
    値算出手段と、 前記環境温度変化量算出手段でこれまでに算出された環
    境温度変化量のうち最小の環境温度変化量、及び前記最
    小の環境温度変化量が算出されたときに前記補正値算出
    手段で求められた補正値を記憶する記憶手段と、 前記計時時間で計時されている非印字時間が前記基準時
    間に達する度に、前記環境温度変化量算出手段で算出さ
    れた今回の環境温度変化量が前記記憶手段に記憶されて
    いる前記最小の環境温度変化量に比べて小さいときに、
    前記補正値算出手段に補正値を算出させ、その算出され
    た今回の補正値に基づいて前記印字ヘッドの検出温度を
    補正すると共に、当該今回の環境温度変化量及び当該今
    回の補正値を前記記憶手段に更新して記憶させる補正制
    御手段と、 を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記補正制御手段は、前記環境温度変化
    量算出手段で算出された今回の環境温度変化量が予め定
    めた所定の基準変化量に比べて小さいときに、前記補正
    値算出手段に補正値を算出させ、その算出された補正値
    に基づいて前記印字ヘッドの検出温度を補正し、それ以
    後は、前記印字ヘッドが交換されない限り、前記印字ヘ
    ッドの検出温度の補正を行わないことを特徴とする請求
    項3記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度
    検出手段と、環境温度を検出する環境温度検出手段とを
    備えるインクジェット記録装置において、 非印字状態から印字状態に移行する度に、今回の非印字
    時間がこれまで計時された非印字時間のうち最長の非印
    字時間に比べて長いときに、前記ヘッド温度検出手段に
    よる前記印字ヘッドの検出温度が前記環境温度検出手段
    で検出された環境温度となるように前記印字ヘッドの検
    出温度の補正値を算出し、その算出した今回の補正値に
    基づいて前記印字ヘッドの検出温度を補正すると共に、
    当該今回の非印字時間及び当該今回の補正値を記憶手段
    に更新して記憶させることを特徴とするインクジェット
    記録装置におけるヘッド温度補正方法。
  6. 【請求項6】 今回の非印字時間が予め定めた所定の基
    準時間に達したときに、前記印字ヘッドの検出温度の補
    正値を算出し、その算出した補正値に基づいて前記印字
    ヘッドの検出温度を補正し、それ以後は、前記印字ヘッ
    ドが交換されない限り、前記印字ヘッドの検出温度の補
    正を行わないことを特徴とする請求項5記載のインクジ
    ェット記録装置におけるヘッド温度補正方法。
  7. 【請求項7】 印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度
    検出手段と、環境温度を検出する環境温度検出手段とを
    備えるインクジェット記録装置において、 非印字時間が所定の基準時間に達する度に、前記基準時
    間に達するまでの非印字時間中における前記環境温度検
    出手段で検出された環境温度の最大値と最小値との差
    (環境温度変化量)を算出し、その算出された今回の環
    境温度変化量がこれまでに算出された環境温度変化量の
    うち最小の環境温度変化量に比べて小さいときに、前記
    ヘッド温度検出手段による前記印字ヘッドの検出温度が
    前記環境温度検出手段で検出された環境温度となるよう
    に前記印字ヘッドの検出温度の補正値を算出し、その算
    出した今回の補正値に基づいて前記印字ヘッドの検出温
    度を補正すると共に、当該今回の環境温度変化量及び当
    該今回の補正値を記憶手段に更新して記憶させることを
    特徴とするインクジェット記録装置におけるヘッド温度
    補正方法。
  8. 【請求項8】 今回の環境温度変化量が予め定めた所定
    の基準変化量に比べて小さいときに、前記印字ヘッドの
    検出温度の補正値を算出し、その算出した補正値に基づ
    いて前記印字ヘッドの検出温度を補正し、それ以後は、
    前記印字ヘッドが交換されない限り、前記印字ヘッドの
    検出温度の補正を行わないことを特徴とする請求項7記
    載のインクジェット記録装置におけるヘッド温度補正方
    法。
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