JP2000280831A - 能動型騒音制御装置 - Google Patents
能動型騒音制御装置Info
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- JP2000280831A JP2000280831A JP11087149A JP8714999A JP2000280831A JP 2000280831 A JP2000280831 A JP 2000280831A JP 11087149 A JP11087149 A JP 11087149A JP 8714999 A JP8714999 A JP 8714999A JP 2000280831 A JP2000280831 A JP 2000280831A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低周波ロードノイズに基づく車室内騒音を消音
することができる能動型騒音制御装置を提供する。 【解決手段】騒音源からの音と関連性の高い信号を参照
信号として入力し、かつ車室内騒音と逆位相の騒音相殺
信号を生成させる制御手段と、車室内に設けられ、かつ
制御手段から出力される騒音相殺信号を受けて騒音相殺
音を発生する相殺音発生手段と、車室内騒音の消音確認
のためのマイクロフォンとを備え、制御手段によってマ
イクロフォンからの出力信号レベルを低下させる能動型
騒音制御装置において、マイクロフォン26、27を車
両20の左右ルーフレール34、35の近傍位置であっ
て、かつ車両20における前座席36、37に着座状態
の乗員の耳部に対向する位置に各別に設けた。
することができる能動型騒音制御装置を提供する。 【解決手段】騒音源からの音と関連性の高い信号を参照
信号として入力し、かつ車室内騒音と逆位相の騒音相殺
信号を生成させる制御手段と、車室内に設けられ、かつ
制御手段から出力される騒音相殺信号を受けて騒音相殺
音を発生する相殺音発生手段と、車室内騒音の消音確認
のためのマイクロフォンとを備え、制御手段によってマ
イクロフォンからの出力信号レベルを低下させる能動型
騒音制御装置において、マイクロフォン26、27を車
両20の左右ルーフレール34、35の近傍位置であっ
て、かつ車両20における前座席36、37に着座状態
の乗員の耳部に対向する位置に各別に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内の騒音を該
騒音と逆位相の2次騒音によって打ち消して消音する能
動型騒音制御装置に関し、さらに詳細には車室内におけ
る乗員の内外耳に入る騒音、特に、低周波ロードノイズ
(20〜150Hz)に基づく車室内騒音を打ち消す能
動型騒音制御装置に関する。
騒音と逆位相の2次騒音によって打ち消して消音する能
動型騒音制御装置に関し、さらに詳細には車室内におけ
る乗員の内外耳に入る騒音、特に、低周波ロードノイズ
(20〜150Hz)に基づく車室内騒音を打ち消す能
動型騒音制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロードノイズによって発生する車室内騒
音を打ち消す能動型騒音制御装置には図15に示すよう
なフィードフォワード制御による能動制御が用いられて
いる。
音を打ち消す能動型騒音制御装置には図15に示すよう
なフィードフォワード制御による能動制御が用いられて
いる。
【0003】従来の能動型騒音制御装置では、車両の車
室24内の騒音を打ち消す場合、車室内騒音と相関の高
いサスペンション振動や車体各部の振動をセンサにより
検出し、この検出信号を参照信号として用い、参照信号
を適応デジタルフィルタ21および車室内の車室音に対
する伝達特性と同等の伝達特性に設定されたデジタルフ
ィルタ22に供給し、デジタルフィルタ22の出力を、
LMSアルゴリズムに基づき適応デジタルフィルタ21
のフィルタ係数w1、w2、w3、…、wiを演算する
フィルタ係数更新演算回路23に供給し、フィルタ係数
更新演算回路23において演算されたフィルタ係数w
1、w2、w3、…、wiを適応デジタルフィルタ21
に設定し、適応デジタルフィルタ21からの出力によっ
て、音場としての車室24内に設けた2次騒音発生源と
してのスピーカ25を駆動し、スピーカ25の出力と車
室24内の騒音との差を車室24内に設けた消音確認の
ためのマイクロフォン26によって検出し、マイクロフ
ォン26の出力信号を誤差信号としてフィルタ係数更新
演算回路23に送出して、誤差信号の2乗がゼロとなる
ようにフィルタ係数w1、w2、w3、…、wiの演算
を行う。
室24内の騒音を打ち消す場合、車室内騒音と相関の高
いサスペンション振動や車体各部の振動をセンサにより
検出し、この検出信号を参照信号として用い、参照信号
を適応デジタルフィルタ21および車室内の車室音に対
する伝達特性と同等の伝達特性に設定されたデジタルフ
ィルタ22に供給し、デジタルフィルタ22の出力を、
LMSアルゴリズムに基づき適応デジタルフィルタ21
のフィルタ係数w1、w2、w3、…、wiを演算する
フィルタ係数更新演算回路23に供給し、フィルタ係数
更新演算回路23において演算されたフィルタ係数w
1、w2、w3、…、wiを適応デジタルフィルタ21
に設定し、適応デジタルフィルタ21からの出力によっ
て、音場としての車室24内に設けた2次騒音発生源と
してのスピーカ25を駆動し、スピーカ25の出力と車
室24内の騒音との差を車室24内に設けた消音確認の
ためのマイクロフォン26によって検出し、マイクロフ
ォン26の出力信号を誤差信号としてフィルタ係数更新
演算回路23に送出して、誤差信号の2乗がゼロとなる
ようにフィルタ係数w1、w2、w3、…、wiの演算
を行う。
【0004】ここで、適応デジタルフィルタ21、デジ
タルフィルタ22およびフィルタ係数更新演算回路23
は、騒音源からの音と関連性の高い信号を参照信号とし
て入力し、かつ車室24内の騒音と逆位相の騒音相殺信
号を生成させる制御手段を構成し、スピーカ25は、車
室24内に設けられ、かつ制御手段から出力される騒音
相殺信号を受けて騒音相殺音を発生する相殺音発生手段
を構成している。
タルフィルタ22およびフィルタ係数更新演算回路23
は、騒音源からの音と関連性の高い信号を参照信号とし
て入力し、かつ車室24内の騒音と逆位相の騒音相殺信
号を生成させる制御手段を構成し、スピーカ25は、車
室24内に設けられ、かつ制御手段から出力される騒音
相殺信号を受けて騒音相殺音を発生する相殺音発生手段
を構成している。
【0005】このように、車室内騒音を打ち消す2次騒
音をスピーカから発生させることにより、スピーカから
の出力音である2次騒音によって車室内騒音を打ち消
し、車室24内の騒音の低減を図っている。
音をスピーカから発生させることにより、スピーカから
の出力音である2次騒音によって車室内騒音を打ち消
し、車室24内の騒音の低減を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の能動
型騒音制御装置において、特開平5−273987号公
報に開示されているように、消音確認のためのマイクロ
フォンを前座席のヘッドレスト側部に設けて、乗員の両
耳近傍位置における騒音を検出して消音を図っている。
この場合に、車室内の車室音に対する伝達特性、特に2
次騒音発生源としてのスピーカと消音確認のためのマイ
クロフォンとの間における伝達特性の把握が消音に重要
な影響を与える。
型騒音制御装置において、特開平5−273987号公
報に開示されているように、消音確認のためのマイクロ
フォンを前座席のヘッドレスト側部に設けて、乗員の両
耳近傍位置における騒音を検出して消音を図っている。
この場合に、車室内の車室音に対する伝達特性、特に2
次騒音発生源としてのスピーカと消音確認のためのマイ
クロフォンとの間における伝達特性の把握が消音に重要
な影響を与える。
【0007】しかしながら、消音確認のためのマイクロ
フォンを前座席のヘッドレストに設けた場合、前座席の
位置は前後に移動可能であり、前座席の前後への移動に
よって消音確認のためのマイクロフォン位置は車室内に
おいて変更されることになって、車室内において2次騒
音発生源としてのスピーカと消音確認のためのマイクロ
フォンとの間の相対位置は変化し、この結果、車室内に
おける消音確認のためのマイクロフォンと2次騒音発生
源としてのスピーカとの間の伝達関数は変化することに
なって、消音が十分にできない場合が生ずるという問題
点があった。
フォンを前座席のヘッドレストに設けた場合、前座席の
位置は前後に移動可能であり、前座席の前後への移動に
よって消音確認のためのマイクロフォン位置は車室内に
おいて変更されることになって、車室内において2次騒
音発生源としてのスピーカと消音確認のためのマイクロ
フォンとの間の相対位置は変化し、この結果、車室内に
おける消音確認のためのマイクロフォンと2次騒音発生
源としてのスピーカとの間の伝達関数は変化することに
なって、消音が十分にできない場合が生ずるという問題
点があった。
【0008】この問題点は、前座席の背もたれの角度を
変更した場合においても同様に発生する。
変更した場合においても同様に発生する。
【0009】本発明は低周波ロードノイズに基づく車室
内騒音を消音することができる能動型騒音制御装置を提
供することを目的とする。
内騒音を消音することができる能動型騒音制御装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
記載の能動型騒音制御装置は、騒音源からの音と関連性
の高い信号を参照信号として入力し、かつ車室内騒音と
逆位相の騒音相殺信号を生成させる制御手段と、車室内
に設けられ、かつ制御手段から出力される騒音相殺信号
を受けて騒音相殺音を発生する相殺音発生手段と、車室
内騒音の消音確認のためのマイクロフォンとを備え、前
記制御手段によって前記マイクロフォンからの出力信号
レベルを低下させる能動型騒音制御装置において、前記
マイクロフォンを車両の左右ルーフレールの近傍位置で
あって、かつ車両における着座状態の乗員の耳部に対向
する位置に各別に設けたことを特徴とする。
記載の能動型騒音制御装置は、騒音源からの音と関連性
の高い信号を参照信号として入力し、かつ車室内騒音と
逆位相の騒音相殺信号を生成させる制御手段と、車室内
に設けられ、かつ制御手段から出力される騒音相殺信号
を受けて騒音相殺音を発生する相殺音発生手段と、車室
内騒音の消音確認のためのマイクロフォンとを備え、前
記制御手段によって前記マイクロフォンからの出力信号
レベルを低下させる能動型騒音制御装置において、前記
マイクロフォンを車両の左右ルーフレールの近傍位置で
あって、かつ車両における着座状態の乗員の耳部に対向
する位置に各別に設けたことを特徴とする。
【0011】本発明にかかる請求項1記載の能動型騒音
制御装置によれば、マイクロフォンからの出力信号レベ
ルを低下させる能動型騒音制御装置において、前記マイ
クロフォンを車両の左右ルーフレールの近傍位置であっ
て、かつ車両における乗員の耳部に対向する位置に各別
に設けることによって、乗員の耳部位置における騒音が
消音されることになる。
制御装置によれば、マイクロフォンからの出力信号レベ
ルを低下させる能動型騒音制御装置において、前記マイ
クロフォンを車両の左右ルーフレールの近傍位置であっ
て、かつ車両における乗員の耳部に対向する位置に各別
に設けることによって、乗員の耳部位置における騒音が
消音されることになる。
【0012】マイクロフォンをこの位置に設けた理由
は、車両の左右ルーフレールの近傍位置であって、かつ
車両における着座状態の乗員の耳部に対向する位置にお
ける車室内騒音の音圧レベルと、車両における乗員の耳
部位置における車室内騒音の音圧レベルとがほぼ等しい
ためである。
は、車両の左右ルーフレールの近傍位置であって、かつ
車両における着座状態の乗員の耳部に対向する位置にお
ける車室内騒音の音圧レベルと、車両における乗員の耳
部位置における車室内騒音の音圧レベルとがほぼ等しい
ためである。
【0013】本発明にかかる請求項2記載の能動型騒音
制御装置は、騒音源からの音と関連性の高い信号を参照
信号として入力し、かつ車室内騒音と逆位相の騒音相殺
信号を生成させる制御手段と、車室内に設けられ、かつ
制御手段から出力される騒音相殺信号を受けて騒音相殺
音を発生する相殺音発生手段と、車室内騒音の消音確認
のためのマイクロフォンとを備え、前記制御手段によっ
て前記マイクロフォンからの出力信号レベルを低下させ
る能動型騒音制御装置において、前記マイクロフォンを
車両の左右ルーフレール間のほぼ中央位置であって、か
つ車両における着座状態の乗員の車室側耳部に対向する
位置に設けたことを特徴とする。
制御装置は、騒音源からの音と関連性の高い信号を参照
信号として入力し、かつ車室内騒音と逆位相の騒音相殺
信号を生成させる制御手段と、車室内に設けられ、かつ
制御手段から出力される騒音相殺信号を受けて騒音相殺
音を発生する相殺音発生手段と、車室内騒音の消音確認
のためのマイクロフォンとを備え、前記制御手段によっ
て前記マイクロフォンからの出力信号レベルを低下させ
る能動型騒音制御装置において、前記マイクロフォンを
車両の左右ルーフレール間のほぼ中央位置であって、か
つ車両における着座状態の乗員の車室側耳部に対向する
位置に設けたことを特徴とする。
【0014】本発明にかかる請求項2記載の能動型騒音
制御装置によれば、マイクロフォンからの出力信号レベ
ルを低下させる能動型騒音制御装置において、マイクロ
フォンを車両の左右ルーフレール間のほぼ中央位置であ
って、かつ車両における着座状態の乗員の車室側耳部に
対向する位置に設けることによって、車両における着座
状態の乗員の車室側耳部位置における騒音が消音される
ことになる。
制御装置によれば、マイクロフォンからの出力信号レベ
ルを低下させる能動型騒音制御装置において、マイクロ
フォンを車両の左右ルーフレール間のほぼ中央位置であ
って、かつ車両における着座状態の乗員の車室側耳部に
対向する位置に設けることによって、車両における着座
状態の乗員の車室側耳部位置における騒音が消音される
ことになる。
【0015】マイクロフォンをこの位置に設けた理由
は、車両における着座状態の乗員の車室側耳部近傍位置
における車室内騒音の音圧レベルは、車窓側耳部近傍位
置における車室内騒音の音圧レベルより高いが、車両の
左右ルーフレール間のほぼ中央位置であって、かつ車両
における着座状態の乗員の車室側耳部に対向する位置に
おける車室内騒音の音圧レベルとほぼ等しいためであ
る。
は、車両における着座状態の乗員の車室側耳部近傍位置
における車室内騒音の音圧レベルは、車窓側耳部近傍位
置における車室内騒音の音圧レベルより高いが、車両の
左右ルーフレール間のほぼ中央位置であって、かつ車両
における着座状態の乗員の車室側耳部に対向する位置に
おける車室内騒音の音圧レベルとほぼ等しいためであ
る。
【0016】請求項1または2記載の能動型騒音制御装
置において、マイクロフォンをセンタコンソール近傍位
置にさらに設てもよい。
置において、マイクロフォンをセンタコンソール近傍位
置にさらに設てもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の能動型騒音制御装
置を実施の一形態によって説明する。
置を実施の一形態によって説明する。
【0018】図1は本発明の実施の一形態にかかる能動
型騒音制御装置における消音確認のためのマイクロフォ
ンの設置位置および2次騒音発生源としてのスピーカの
設置位置を示す模式ブロック図である。本発明の実施の
一形態にかかる能動型騒音制御装置は、車両20の車室
内騒音を打ち消す場合であって、車両20がセダンの場
合を例示している。
型騒音制御装置における消音確認のためのマイクロフォ
ンの設置位置および2次騒音発生源としてのスピーカの
設置位置を示す模式ブロック図である。本発明の実施の
一形態にかかる能動型騒音制御装置は、車両20の車室
内騒音を打ち消す場合であって、車両20がセダンの場
合を例示している。
【0019】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音
制御装置10では、相殺音発生手段である2次騒音発生
源としてのスピーカ25は車両20の例えばリアトレイ
33に設けてあり、消音確認のためのマイクロフォン2
6および27は左右ルーフレール34、35の近傍位置
であって、かつ車両20における前座席着座乗員の耳部
に対向する位置に各別に設けてある。
制御装置10では、相殺音発生手段である2次騒音発生
源としてのスピーカ25は車両20の例えばリアトレイ
33に設けてあり、消音確認のためのマイクロフォン2
6および27は左右ルーフレール34、35の近傍位置
であって、かつ車両20における前座席着座乗員の耳部
に対向する位置に各別に設けてある。
【0020】なお、能動型騒音制御装置10の一部を構
成する図示しないデジタルフィルタ、適応デジタルフィ
ルタおよびフィルタ係数演算回路は車両20の適宜位置
に設けてある。なお、図1において符号36、37は左
右の前座席を示し、符号38、39は左右の後座席を示
している。
成する図示しないデジタルフィルタ、適応デジタルフィ
ルタおよびフィルタ係数演算回路は車両20の適宜位置
に設けてある。なお、図1において符号36、37は左
右の前座席を示し、符号38、39は左右の後座席を示
している。
【0021】マイクロフォン26および27の取り付け
位置を、マイクロフォン27を例に更に説明する。
位置を、マイクロフォン27を例に更に説明する。
【0022】図2は図1おけるII―II′部の断面図
であって、消音確認のためのマイクロフォンの設置位置
の詳細を示す図である。
であって、消音確認のためのマイクロフォンの設置位置
の詳細を示す図である。
【0023】マイクロフォン27は、車両20の天井外
板40とルーフレールインナー41とで形成されるルー
フレール35に対するガーニッシュ43上であって、か
つ左側前座席に座った乗員の左耳にほぼ対向する位置に
装着してある。マイクロフォン26についても同様に、
車両20の天井外板40とルーフレールインナー41と
で形成されるルーフレールに対するガーニッシュ43上
であって、かつ右側前座席に座った乗員の右耳にほぼ対
向する位置に装着してある。なお、符号44はルーフラ
イニングを示している。
板40とルーフレールインナー41とで形成されるルー
フレール35に対するガーニッシュ43上であって、か
つ左側前座席に座った乗員の左耳にほぼ対向する位置に
装着してある。マイクロフォン26についても同様に、
車両20の天井外板40とルーフレールインナー41と
で形成されるルーフレールに対するガーニッシュ43上
であって、かつ右側前座席に座った乗員の右耳にほぼ対
向する位置に装着してある。なお、符号44はルーフラ
イニングを示している。
【0024】マイクロフォン26および27を用いた場
合の能動型騒音制御装置の構成を図3の実線のブロック
図に示す。この場合は図3に示すように、参照信号を適
応デジタルフィルタ21aと、スピーカ25とマイクロ
フォン26との間における車室内騒音に対する伝達特性
と同等の伝達特性に設定されたデジタルフィルタ22a
とに入力し、マイクロフォン26によって検出した騒音
検出信号を誤差信号として、該誤差信号とデジタルフィ
ルタ22aの出力とをフィルタ係数更新演算回路23a
に入力し、フィルタ係数更新演算回路23aにて誤差信
号の2乗がほぼゼロとなるようにLMSアルゴリズムに
基づいてフィルタ係数w1a、w2a、w3a、…、w
iaの演算を行い、フィルタ係数w1a、w2a、w3
a、…、wiaを適応デジタルフィルタ21aに設定す
る。
合の能動型騒音制御装置の構成を図3の実線のブロック
図に示す。この場合は図3に示すように、参照信号を適
応デジタルフィルタ21aと、スピーカ25とマイクロ
フォン26との間における車室内騒音に対する伝達特性
と同等の伝達特性に設定されたデジタルフィルタ22a
とに入力し、マイクロフォン26によって検出した騒音
検出信号を誤差信号として、該誤差信号とデジタルフィ
ルタ22aの出力とをフィルタ係数更新演算回路23a
に入力し、フィルタ係数更新演算回路23aにて誤差信
号の2乗がほぼゼロとなるようにLMSアルゴリズムに
基づいてフィルタ係数w1a、w2a、w3a、…、w
iaの演算を行い、フィルタ係数w1a、w2a、w3
a、…、wiaを適応デジタルフィルタ21aに設定す
る。
【0025】同様に、参照信号を適応デジタルフィルタ
21bと、スピーカ25とマイクロフォン27との間に
おける車室内騒音に対する伝達特性と同等の伝達特性に
設定されたデジタルフィルタ22bとに入力し、マイク
ロフォン27によって検出した騒音検出信号を誤差信号
として、該誤差信号とデジタルフィルタ22bの出力と
をフィルタ係数更新演算回路23bに入力し、フィルタ
係数更新演算回路23bにて誤差信号の2乗がほぼゼロ
となるようにLMSアルゴリズムに基づいてフィルタ係
数w1b、w2b、w3b、…、wibの演算を行い、
フィルタ係数w1b、w2b、w3b、…、wibを適
応デジタルフィルタ21bに設定する。
21bと、スピーカ25とマイクロフォン27との間に
おける車室内騒音に対する伝達特性と同等の伝達特性に
設定されたデジタルフィルタ22bとに入力し、マイク
ロフォン27によって検出した騒音検出信号を誤差信号
として、該誤差信号とデジタルフィルタ22bの出力と
をフィルタ係数更新演算回路23bに入力し、フィルタ
係数更新演算回路23bにて誤差信号の2乗がほぼゼロ
となるようにLMSアルゴリズムに基づいてフィルタ係
数w1b、w2b、w3b、…、wibの演算を行い、
フィルタ係数w1b、w2b、w3b、…、wibを適
応デジタルフィルタ21bに設定する。
【0026】フィルタ係数が設定された適応デジタルフ
ィルタ21aの出力信号とフィルタ係数が設定された適
応デジタルフィルタ21bの出力信号とを加算器21d
に供給して加算し、加算器21dの出力信号でスピーカ
25を駆動してマイクロフォン26、27の位置におけ
る騒音を消音させる。
ィルタ21aの出力信号とフィルタ係数が設定された適
応デジタルフィルタ21bの出力信号とを加算器21d
に供給して加算し、加算器21dの出力信号でスピーカ
25を駆動してマイクロフォン26、27の位置におけ
る騒音を消音させる。
【0027】次に、マイクロフォン26および27を左
右ルーフレール34、35の近傍位置であって、かつ車
両20における前座席着座乗員の耳部に対向する位置に
各別に設けた理由について説明する。
右ルーフレール34、35の近傍位置であって、かつ車
両20における前座席着座乗員の耳部に対向する位置に
各別に設けた理由について説明する。
【0028】まず、上記のように、消音確認のためのマ
イクロフォン26、27を左右ルーフレール34、35
の近傍位置であって、かつ車両20における前座席着座
乗員の耳部に対向する位置に各別に設けたために、その
位置は固定位置である。したがって、スピーカ25とマ
イクロフォン26、27との相対位置は一定であって、
車室内におけるこの間の騒音に対する伝達関数は、前座
席の位置の変更によって従来のように変動させられるこ
とはない。
イクロフォン26、27を左右ルーフレール34、35
の近傍位置であって、かつ車両20における前座席着座
乗員の耳部に対向する位置に各別に設けたために、その
位置は固定位置である。したがって、スピーカ25とマ
イクロフォン26、27との相対位置は一定であって、
車室内におけるこの間の騒音に対する伝達関数は、前座
席の位置の変更によって従来のように変動させられるこ
とはない。
【0029】次に、スピーカ25から前座席に座った乗
員の耳位置に対向するルーフレールの近傍位置に至る室
内騒音に対する伝達特性とスピーカ25から前座席に座
った乗員の耳位置近傍に至る室内騒音に対する伝達特性
は、図4(a)、(b)においてそれぞれ実線および破
線で示す如くであり、0から150Hzの周波数範囲内
で、ほとんどの周波数において一致している。図4にお
いて実線はスピーカ25から前座席に座った乗員の耳に
対向するルーフレールの近傍位置に至る車室内騒音に対
する伝達特性を示し、破線はスピーカ25から前座席に
座った乗員の耳位置近傍に至る車室内騒音に対する伝達
特性を示している。図4(a)は位相特性を示し、図4
(b)は振幅特性を示し、これらは走行直前に測定した
データに基づく。
員の耳位置に対向するルーフレールの近傍位置に至る室
内騒音に対する伝達特性とスピーカ25から前座席に座
った乗員の耳位置近傍に至る室内騒音に対する伝達特性
は、図4(a)、(b)においてそれぞれ実線および破
線で示す如くであり、0から150Hzの周波数範囲内
で、ほとんどの周波数において一致している。図4にお
いて実線はスピーカ25から前座席に座った乗員の耳に
対向するルーフレールの近傍位置に至る車室内騒音に対
する伝達特性を示し、破線はスピーカ25から前座席に
座った乗員の耳位置近傍に至る車室内騒音に対する伝達
特性を示している。図4(a)は位相特性を示し、図4
(b)は振幅特性を示し、これらは走行直前に測定した
データに基づく。
【0030】一方、走行中における車両20のスピーカ
25から前座席乗員の耳部に対向するルーフレール位置
近傍に至る車室内騒音の音圧レベルおよび走行中におけ
る車両20のスピーカ25から前座席乗員の耳位置近傍
に至る車室内騒音の音圧レベルは、図5においてそれぞ
れ実線および破線で示す如くであり、40Hzにおいて
も、また80Hzにおいてもほとんど差がない。図5に
おいて実線はスピーカ25から前座席乗員の耳位置に対
向するルーフレールの近傍位置に至る車室内騒音の音圧
レベルを示し、破線はスピーカ25から前座席乗員の耳
近傍位置に至る車室内騒音の音圧レベルを示している。
25から前座席乗員の耳部に対向するルーフレール位置
近傍に至る車室内騒音の音圧レベルおよび走行中におけ
る車両20のスピーカ25から前座席乗員の耳位置近傍
に至る車室内騒音の音圧レベルは、図5においてそれぞ
れ実線および破線で示す如くであり、40Hzにおいて
も、また80Hzにおいてもほとんど差がない。図5に
おいて実線はスピーカ25から前座席乗員の耳位置に対
向するルーフレールの近傍位置に至る車室内騒音の音圧
レベルを示し、破線はスピーカ25から前座席乗員の耳
近傍位置に至る車室内騒音の音圧レベルを示している。
【0031】このように、スピーカ25から前座席に座
っている乗員の耳位置に対向するルーフレールの位置近
傍に至る車室内騒音に対する伝達特性とスピーカ25か
ら前座席乗員の耳位置近傍に至る車室内騒音に対する伝
達特性とは殆ど同一であり、スピーカ25から前座席に
座っている乗員の耳位置に対向するルーフレールの位置
近傍における車室内騒音の音圧レベルとスピーカ25か
ら前座席乗員の耳位置近傍における車室内騒音の音圧レ
ベルとは殆ど同一であるため、マイクロフォン26およ
び27を左右ルーフレール34、35の近傍位置であっ
て、かつ車両20における前座席乗員の耳部に対向する
位置に各別に設けたのである。
っている乗員の耳位置に対向するルーフレールの位置近
傍に至る車室内騒音に対する伝達特性とスピーカ25か
ら前座席乗員の耳位置近傍に至る車室内騒音に対する伝
達特性とは殆ど同一であり、スピーカ25から前座席に
座っている乗員の耳位置に対向するルーフレールの位置
近傍における車室内騒音の音圧レベルとスピーカ25か
ら前座席乗員の耳位置近傍における車室内騒音の音圧レ
ベルとは殆ど同一であるため、マイクロフォン26およ
び27を左右ルーフレール34、35の近傍位置であっ
て、かつ車両20における前座席乗員の耳部に対向する
位置に各別に設けたのである。
【0032】さらにまた、トランクルーム45を含む乗
用車の車室内空洞共鳴モードを有限要素法により解析し
た結果、低周波における音響固有モードは、40Hz付
近の周波数に対して図6に示す如く車両前後方向に1次
モードが発生し、80Hz付近の周波数に対して図7に
示す如く車両前後方向に2次モードが発生する。
用車の車室内空洞共鳴モードを有限要素法により解析し
た結果、低周波における音響固有モードは、40Hz付
近の周波数に対して図6に示す如く車両前後方向に1次
モードが発生し、80Hz付近の周波数に対して図7に
示す如く車両前後方向に2次モードが発生する。
【0033】一方、荒れた路面を走行したときにおけ
る、40Hz近傍周波数のロードノイズに基づく車室内
騒音の音圧分布は、車室を模式的に示した図8(a)に
おいて車室の前後方向に○で示した計測ポイント1〜7
に対して図8(b)に示す如くである。同様に、荒れた
路面を走行したときにおける、80Hz近傍周波数のロ
ードノイズに基づく車室内騒音の音圧分布は、車室を模
式的に示した図9(a)において車室の前後方向に○で
示した計測ポイント1〜7に対して図9(b)に示す如
くである。図8(a)および図9(a)において、符号
37および符号39はそれぞれ前座席および後座席を示
している。
る、40Hz近傍周波数のロードノイズに基づく車室内
騒音の音圧分布は、車室を模式的に示した図8(a)に
おいて車室の前後方向に○で示した計測ポイント1〜7
に対して図8(b)に示す如くである。同様に、荒れた
路面を走行したときにおける、80Hz近傍周波数のロ
ードノイズに基づく車室内騒音の音圧分布は、車室を模
式的に示した図9(a)において車室の前後方向に○で
示した計測ポイント1〜7に対して図9(b)に示す如
くである。図8(a)および図9(a)において、符号
37および符号39はそれぞれ前座席および後座席を示
している。
【0034】図6と図8(b)とを比較し、かつ図7と
図9(b)とを比較すれば明らかなように、低周波ロー
ドノイズに基づく車室内騒音は音響固有モードの影響を
強く受けていることが判る。これらは、車両20がセダ
ンの場合でも、ステーションワゴンの場合でも、同様で
あって、車両の形状によらず同じことがいえる。
図9(b)とを比較すれば明らかなように、低周波ロー
ドノイズに基づく車室内騒音は音響固有モードの影響を
強く受けていることが判る。これらは、車両20がセダ
ンの場合でも、ステーションワゴンの場合でも、同様で
あって、車両の形状によらず同じことがいえる。
【0035】このように、低周波の車室音においては、
車室24の前後方向(走行方向)には大きな音圧分布変
動となるものの、車室24の左右方向、上下方向は比較
的均一な分布を示す。これがスピーカ25から前座席乗
員の耳に対向するルーフレールの位置に至る車室内騒音
の伝達特性とスピーカ25から前座席乗員の耳位置近傍
に至る車室内騒音の伝達特性とがほとんどの周波数にお
いて一致している根拠であり、走行中におけるスピーカ
25から前座席乗員の耳に対向するルーフレールの位置
に至る車室内音の音圧および走行中におけるスピーカ2
5から前座席乗員の耳位置近傍に至る室内音の音圧もほ
とんど差がない根拠である。
車室24の前後方向(走行方向)には大きな音圧分布変
動となるものの、車室24の左右方向、上下方向は比較
的均一な分布を示す。これがスピーカ25から前座席乗
員の耳に対向するルーフレールの位置に至る車室内騒音
の伝達特性とスピーカ25から前座席乗員の耳位置近傍
に至る車室内騒音の伝達特性とがほとんどの周波数にお
いて一致している根拠であり、走行中におけるスピーカ
25から前座席乗員の耳に対向するルーフレールの位置
に至る車室内音の音圧および走行中におけるスピーカ2
5から前座席乗員の耳位置近傍に至る室内音の音圧もほ
とんど差がない根拠である。
【0036】そこで、消音確認のためのマイクロフォン
26および27を左右ルーフレール34、35の近傍位
置であって、かつ前座席に座った乗員の耳部に対向する
位置にそれぞれ各別に設け、その出力を誤差信号とする
ことによって、能動型騒音制御装置10により低周波ロ
ードノイズに基づく車室内騒音を効果的に打ち消すこと
ができる。
26および27を左右ルーフレール34、35の近傍位
置であって、かつ前座席に座った乗員の耳部に対向する
位置にそれぞれ各別に設け、その出力を誤差信号とする
ことによって、能動型騒音制御装置10により低周波ロ
ードノイズに基づく車室内騒音を効果的に打ち消すこと
ができる。
【0037】また、消音確認のためのマイクロフォン2
6および27をそれぞれ各別に、左右ルーフレール3
4、35の近傍位置であって、かつ車両20における前
座席に座った乗員の耳部に対向する位置にそれぞれ各別
に設けることで、マイクロフォン26および27の位置
は固定され、さらに、マイクロフォン26および27に
よって運転席の乗員、助手席の乗員の頭部位置を挟むこ
とになり、頭部の高さの左右方向(車両の進行方向に対
して左右方向)に広い消音領域を得ることが可能とな
る。図10は消音確認のためのマイクロフォン26、2
7の近傍位置における消音効果を示し、図10において
実線は騒音制御を行った場合を示し、破線は騒音制御を
行わなかった場合を示している。図11は前座席に座っ
た乗員の耳位置近傍における消音効果を示し、図11に
おいて実線は騒音制御を行った場合を示し、破線は騒音
制御を行わなかった場合を示している。これからも、4
0Hz近傍の周波数範囲で、また80Hz近傍の周波数
範囲で大きな消音効果が得られていることは明らかであ
る。
6および27をそれぞれ各別に、左右ルーフレール3
4、35の近傍位置であって、かつ車両20における前
座席に座った乗員の耳部に対向する位置にそれぞれ各別
に設けることで、マイクロフォン26および27の位置
は固定され、さらに、マイクロフォン26および27に
よって運転席の乗員、助手席の乗員の頭部位置を挟むこ
とになり、頭部の高さの左右方向(車両の進行方向に対
して左右方向)に広い消音領域を得ることが可能とな
る。図10は消音確認のためのマイクロフォン26、2
7の近傍位置における消音効果を示し、図10において
実線は騒音制御を行った場合を示し、破線は騒音制御を
行わなかった場合を示している。図11は前座席に座っ
た乗員の耳位置近傍における消音効果を示し、図11に
おいて実線は騒音制御を行った場合を示し、破線は騒音
制御を行わなかった場合を示している。これからも、4
0Hz近傍の周波数範囲で、また80Hz近傍の周波数
範囲で大きな消音効果が得られていることは明らかであ
る。
【0038】次に、図12に示すように、消音確認用の
マイクロフォン26、27のほかに、さらに、センター
コンソールの近傍位置、例えば右側前座席肘掛け位置に
消音確認用のマイクロフォン28を設けてもよい。
マイクロフォン26、27のほかに、さらに、センター
コンソールの近傍位置、例えば右側前座席肘掛け位置に
消音確認用のマイクロフォン28を設けてもよい。
【0039】マイクロフォン28をさらに設けた場合
は、図3において破線で示した適応デジタルフィルタ2
1c、スピーカ25とマイクロフォン28との間におけ
る車室内騒音に対する伝達特性と同等の伝達特性に設定
されたデジタルフィルタ22c、フィルタ係数更新演算
回路23cを設けて、デジタルフィルタ22cの出力お
よびマイクロフォン28からの誤差信号を受けてLMS
アルゴリズムに基づき誤差信号の2乗がほぼゼロになる
ように適応デジタルフィルタ21cのフィルタ係数w1
c、w2c、w3c、…、wicを演算し、演算フィル
タ係数を適応デジタルフィルタ21cに設定し、適応デ
ジタルフィルタ21cの出力を加算器21dに供給し
て、適応デジタルフィルタ21a、21bの出力と加算
し、スピーカ25を駆動して、騒音を消音させる。
は、図3において破線で示した適応デジタルフィルタ2
1c、スピーカ25とマイクロフォン28との間におけ
る車室内騒音に対する伝達特性と同等の伝達特性に設定
されたデジタルフィルタ22c、フィルタ係数更新演算
回路23cを設けて、デジタルフィルタ22cの出力お
よびマイクロフォン28からの誤差信号を受けてLMS
アルゴリズムに基づき誤差信号の2乗がほぼゼロになる
ように適応デジタルフィルタ21cのフィルタ係数w1
c、w2c、w3c、…、wicを演算し、演算フィル
タ係数を適応デジタルフィルタ21cに設定し、適応デ
ジタルフィルタ21cの出力を加算器21dに供給し
て、適応デジタルフィルタ21a、21bの出力と加算
し、スピーカ25を駆動して、騒音を消音させる。
【0040】このようにした場合は、図12において斜
線にて示したマイクロフォン26、27および28にて
形成される面における消音がなされる。
線にて示したマイクロフォン26、27および28にて
形成される面における消音がなされる。
【0041】また、座席に座っている乗員の窓側(外
側)の耳における車室内騒音の音圧レベル(実線)と内
側の耳における車室内騒音の音圧レベル(破線)とを比
較した場合、図13に示す如くであって、40Hzの車
室内騒音に対しては乗員の内側の耳に対する車室内騒音
の音圧レベルが大きく、80Hzの車室内騒音に対して
は乗員の窓側の耳に対する車室内騒音の音圧レベルが大
きい。
側)の耳における車室内騒音の音圧レベル(実線)と内
側の耳における車室内騒音の音圧レベル(破線)とを比
較した場合、図13に示す如くであって、40Hzの車
室内騒音に対しては乗員の内側の耳に対する車室内騒音
の音圧レベルが大きく、80Hzの車室内騒音に対して
は乗員の窓側の耳に対する車室内騒音の音圧レベルが大
きい。
【0042】そこで、図14に示すように、マイクロフ
ォン28のほかに、車両20の左右ルーフレール間のほ
ぼ中央位置であって、かつ車両20における前座席着座
乗員の車室側の耳部に対向する位置と、車両の左右ルー
フレール間のほぼ中央位置であって、かつ車両20にお
ける後座席着座乗員の車室側耳部に対向する位置とにそ
れぞれマイクロフォン29Aとマイクロフォン29Bと
を設けて、マイクロフォン29A、29Bの出力信号を
誤差信号としてもよい。
ォン28のほかに、車両20の左右ルーフレール間のほ
ぼ中央位置であって、かつ車両20における前座席着座
乗員の車室側の耳部に対向する位置と、車両の左右ルー
フレール間のほぼ中央位置であって、かつ車両20にお
ける後座席着座乗員の車室側耳部に対向する位置とにそ
れぞれマイクロフォン29Aとマイクロフォン29Bと
を設けて、マイクロフォン29A、29Bの出力信号を
誤差信号としてもよい。
【0043】これは、車両20の左右ルーフレールの間
のほぼ中央位置であって、かつ車両における着座状態の
乗員の車室側耳部に対向する位置における車室内騒音の
音圧レベルと車両20における着座状態の乗員の車室側
耳部近傍位置における車室内騒音の音圧レベルとがほぼ
等しいためであって、このように車両20の左右ルーフ
レールの間のほぼ中央位置であって、かつ車両20にお
ける前座席着座乗員の車室側耳部に対向する位置にマイ
クロフォンを設けることによって、車室内騒音の音圧レ
ベルの大きい乗員の車室内側の耳位置における車室内騒
音を消音させることができる。
のほぼ中央位置であって、かつ車両における着座状態の
乗員の車室側耳部に対向する位置における車室内騒音の
音圧レベルと車両20における着座状態の乗員の車室側
耳部近傍位置における車室内騒音の音圧レベルとがほぼ
等しいためであって、このように車両20の左右ルーフ
レールの間のほぼ中央位置であって、かつ車両20にお
ける前座席着座乗員の車室側耳部に対向する位置にマイ
クロフォンを設けることによって、車室内騒音の音圧レ
ベルの大きい乗員の車室内側の耳位置における車室内騒
音を消音させることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる能動
型騒音制御装置によれば、消音確認用のマイクロフォン
の設置位置において得られるのと同様な消音効果が乗員
の耳位置近傍において得られるという効果がある。
型騒音制御装置によれば、消音確認用のマイクロフォン
の設置位置において得られるのと同様な消音効果が乗員
の耳位置近傍において得られるという効果がある。
【図1】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制御
装置における消音確認のためのマイクロフォンの設置位
置および2次騒音発生源としてのスピーカの設置位置を
示す模式ブロック図である。
装置における消音確認のためのマイクロフォンの設置位
置および2次騒音発生源としてのスピーカの設置位置を
示す模式ブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制御
装置における消音確認のためのマイクロフォンの設置位
置の詳細を示す断面図である。
装置における消音確認のためのマイクロフォンの設置位
置の詳細を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制御
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制御
装置におけるスピーカからの伝達特性を示す図である
装置におけるスピーカからの伝達特性を示す図である
【図5】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制御
装置による場合の走行中における室内音のスペクトルを
示す図である。
装置による場合の走行中における室内音のスペクトルを
示す図である。
【図6】有限要素法による車室の音響モード解析結果
(40Hzに対する場合)を示す説明図である。
(40Hzに対する場合)を示す説明図である。
【図7】有限要素法による車室の音響モード解析結果
(80Hzに対する場合)を示す説明図である。
(80Hzに対する場合)を示す説明図である。
【図8】低周波ロードノイズに基づく車室内騒音の音圧
分布(40Hzに対する場合)を示す模式図である。
分布(40Hzに対する場合)を示す模式図である。
【図9】低周波ロードノイズに基づく車室内騒音の音圧
分布(80Hzに対する場合)を示す模式図である。
分布(80Hzに対する場合)を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制
御装置による場合のマイクロフォン位置における騒音打
ち消し効果を示す模式図である。
御装置による場合のマイクロフォン位置における騒音打
ち消し効果を示す模式図である。
【図11】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制
御装置による場合の乗員耳位置における騒音打ち消し効
果を示す模式図である。
御装置による場合の乗員耳位置における騒音打ち消し効
果を示す模式図である。
【図12】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制
御装置における消音確認のためのマイクロフォンの他の
位置を示す模式ブロック図である。
御装置における消音確認のためのマイクロフォンの他の
位置を示す模式ブロック図である。
【図13】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制
御装置による場合の走行中の乗員耳位置における室内音
のスペクトルを示す図である。
御装置による場合の走行中の乗員耳位置における室内音
のスペクトルを示す図である。
【図14】本発明の実施の一形態にかかる能動型騒音制
御装置における消音確認のためのマイクロフォンのさら
に他の位置を示す模式ブロック図である。
御装置における消音確認のためのマイクロフォンのさら
に他の位置を示す模式ブロック図である。
【図15】従来の能動型騒音制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
20 車両 21、21a、21b、21c…適応デジタルフィルタ 21d 加算器 22、22a、22b、22c…デジタルフィルタ 23、23a、23b、23c…フィルタ係数更新演算
回路 24…車室 25…スピーカ 26、27、28、29A、29B…消音確認のための
マイクロフォン 33…リアトレイ 34、35、42…ル
ーフレール 36、37…前座席 38、39…後座席 40…天井外板 41…ルーフレールイ
ンナー 43…ガーニッシュ 44…ルーフライニン
グ
回路 24…車室 25…スピーカ 26、27、28、29A、29B…消音確認のための
マイクロフォン 33…リアトレイ 34、35、42…ル
ーフレール 36、37…前座席 38、39…後座席 40…天井外板 41…ルーフレールイ
ンナー 43…ガーニッシュ 44…ルーフライニン
グ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高橋 彰 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 寺井 賢一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 橋本 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 角張 勲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA11 BB01 BC04 BC08 BD09 BE03 5D061 FF02 5J023 DB03 DC06 DD03
Claims (3)
- 【請求項1】騒音源からの音と関連性の高い信号を参照
信号として入力し、かつ車室内騒音と逆位相の騒音相殺
信号を生成させる制御手段と、車室内に設けられ、かつ
制御手段から出力される騒音相殺信号を受けて騒音相殺
音を発生する相殺音発生手段と、車室内騒音の消音確認
のためのマイクロフォンとを備え、前記制御手段によっ
て前記マイクロフォンからの出力信号レベルを低下させ
る能動型騒音制御装置において、前記マイクロフォンを
車両の左右ルーフレールの近傍位置であって、かつ車両
における着座状態の乗員の耳部に対向する位置に各別に
設けたことを特徴とする能動型騒音制御装置。 - 【請求項2】騒音源からの音と関連性の高い信号を参照
信号として入力し、かつ車室内騒音と逆位相の騒音相殺
信号を生成させる制御手段と、車室内に設けられ、かつ
制御手段から出力される騒音相殺信号を受けて騒音相殺
音を発生する相殺音発生手段と、車室内騒音の消音確認
のためのマイクロフォンとを備え、前記制御手段によっ
て前記マイクロフォンからの出力信号レベルを低下させ
る能動型騒音制御装置において、前記マイクロフォンを
車両の左右ルーフレール間のほぼ中央位置であって、か
つ車両における着座状態の乗員の車室側耳部に対向する
位置に設けたことを特徴とする能動型騒音制御装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の能動型騒音制御装
置において、マイクロフォンをセンタコンソールの近傍
位置にさらに設けたことを特徴とする能動型騒音制御装
置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11087149A JP2000280831A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 能動型騒音制御装置 |
| US09/522,178 US7062049B1 (en) | 1999-03-09 | 2000-03-09 | Active noise control system |
| US11/407,247 US7254240B2 (en) | 1999-03-09 | 2006-04-20 | Active noise control system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11087149A JP2000280831A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 能動型騒音制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280831A true JP2000280831A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13906933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11087149A Pending JP2000280831A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-29 | 能動型騒音制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000280831A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009298289A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両用能動型振動騒音制御システム |
| US8036396B2 (en) | 2007-09-03 | 2011-10-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicular active vibratory noise control apparatus |
| US8942836B2 (en) | 2009-06-30 | 2015-01-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Sound effect generating device |
| JP2017047825A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 本田技研工業株式会社 | 車両用スピーカ装置及び車両用会話補助システム |
| CN112242146A (zh) * | 2019-07-16 | 2021-01-19 | 阿尔派株式会社 | 噪音降低装置、车辆、噪音降低系统以及噪音降低方法 |
| US11393444B2 (en) | 2019-11-12 | 2022-07-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Noise suppressor for a vehicle and noise suppressing method for a vehicle |
| JP2022111614A (ja) * | 2021-01-20 | 2022-08-01 | 本田技研工業株式会社 | 能動騒音制御装置及び車両 |
| CN118438973A (zh) * | 2024-04-08 | 2024-08-06 | 岚图汽车科技有限公司 | 车辆低频鼓噪控制方法、装置、设备及存储介质 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11087149A patent/JP2000280831A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8036396B2 (en) | 2007-09-03 | 2011-10-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicular active vibratory noise control apparatus |
| JP2009298289A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両用能動型振動騒音制御システム |
| US8942836B2 (en) | 2009-06-30 | 2015-01-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Sound effect generating device |
| JP2017047825A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 本田技研工業株式会社 | 車両用スピーカ装置及び車両用会話補助システム |
| CN112242146A (zh) * | 2019-07-16 | 2021-01-19 | 阿尔派株式会社 | 噪音降低装置、车辆、噪音降低系统以及噪音降低方法 |
| US11393444B2 (en) | 2019-11-12 | 2022-07-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Noise suppressor for a vehicle and noise suppressing method for a vehicle |
| JP2022111614A (ja) * | 2021-01-20 | 2022-08-01 | 本田技研工業株式会社 | 能動騒音制御装置及び車両 |
| JP7601644B2 (ja) | 2021-01-20 | 2024-12-17 | 本田技研工業株式会社 | 能動騒音制御装置及び車両 |
| CN118438973A (zh) * | 2024-04-08 | 2024-08-06 | 岚图汽车科技有限公司 | 车辆低频鼓噪控制方法、装置、设备及存储介质 |
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