JP2000280927A - 電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents
電動パワーステアリング制御装置Info
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Abstract
パワーステアリング制御装置を実現する。 【解決手段】 モータ制御部40は、トルク演算部22
から送出されたトルク指令に対応する制御信号を駆動回
路83に出力する。デジタルシグナルプロセッサ30
は、上記制御信号を取り込んで制御値の所定区間におけ
る平均値を演算し、その平均値を異常監視部21へ送出
する。そして異常監視部21は、平均値が許容範囲を超
えた回数を計数し、その回数が所定回数に達した場合に
異常が発生したと判定し、制御禁止信号をモータ制御部
40へ送出する。つまり、制御信号が1回でも許容範囲
を超えた場合に直ちに制御を禁止する構成よりも、異常
判定の信頼性を高めることができる。
Description
ールに作用する操舵トルクを電気モータの駆動力によっ
て補助する電動パワーステアリングを制御する電動パワ
ーステアリング制御装置に関する。
装置として、たとえば、図6ないし図8に示すものが知
られている。図6は、上記電動パワーステアリング制御
装置が備えられた電動パワーステアリング機構の主要構
成を示す説明図であり、図7は、図6に示す電動パワー
ステアリング機構に備えられた操舵機構の説明図であ
り、図8は、図6に示す電動パワーステアリング制御装
置の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
要構成について図6を参照して説明する。ステアリング
ホイール70にはシャフト61が接続されており、シャ
フト61は操舵機構60に接続されている。操舵機構6
0には、シャフト75が接続されており、シャフト75
には減速機71aが設けられている。この減速機71a
には、減速機71bを介して電気モータ50が接続され
ている。また、シャフト75は、ステアリングギヤ72
に接続されており、ステアリングギヤ72に接続された
ロッド74の両端には操舵輪73,73が取付けられて
いる。
参照して説明する。操舵機構60には、中空のシャフト
61が備えられており、シャフト61の下部は、ハウジ
ング62の上部62aに挿通されている。ハウジング6
2の下部62bには、シャフト75が挿通されており、
シャフト75の下部には、上述した減速機71bと噛み
合う減速機71a(図6)が取付けられている。シャフ
ト61の内部には、トーションバー65が収容されてお
り、トーションバー65の上端は、ピン66によってシ
ャフト61と結合されている。トーションバー65の下
端は、シャフト75の内部とスプライン係合している。
つまり、ステアリングホイール70の操作によりシャフ
ト61に操舵トルクが伝わると、トーションバー65が
ねじれることにより、シャフト61とシャフト75との
間で相対変位が生じるようになっている。
フト61の外周には、磁性体材料で形成された一対のセ
ンサリング67が設けられている。この一対のセンサリ
ング67は、一方がシャフト61に他方がシャフト75
にそれぞれ取付けられている。ハウジング62の内部に
おけるセンサリング67の外周面と対向する箇所には、
センサコイル68が設けられている。つまり、シャフト
61とシャフト75との間で相対変位が生じると、一対
のセンサリング67の対向するオーバラップ量が変位
し、センサコイル68のインダクタンスが変化する。こ
れにより、操舵トルクに対応した信号(以下、トルクセ
ンサ信号と称する)が得られる。さらに、センサコイル
68は、車両に備えられた電動パワーステアリング制御
装置100(図6、図8)に電気的に接続されている。
00の電気的構成について図8を参照して説明する。電
動パワーステアリング制御装置100には、トルクセン
サ信号を入力し、操舵トルクに対応するトルク信号に変
換するインターフェース回路(以下、I/F回路と称す
る)69が備えられており、このI/F回路69にはマ
イクロコンピュータ80およびマイクロコンピュータ9
0の2つのマイクロコンピュータが接続されている。マ
イクロコンピュータ80は、I/F回路69から出力さ
れたトルク信号を取り込み、操舵トルクを演算するトル
ク演算部81と、このトルク演算部81により演算され
た操舵トルクに対応する制御信号を駆動回路83へ出力
するモータ制御部82とを有する。駆動回路83は、モ
ータ制御部82から出力された制御信号に基づいて電気
モータ50に駆動電流を流す。
クロコンピュータ80のトルク演算部81と同じように
操舵トルクを演算するトルク演算部91を有する。さら
に、マイクロコンピュータ90は、マイクロコンピュー
タ80のトルク演算部81により演算された操舵トルク
と、トルク演算部91により演算された操舵トルクとを
比較し、その比較結果が1回でも所定値を超えた場合
に、電動パワーステアリング制御装置100に異常が発
生したと判定するトルク監視部93を有する。また、マ
イクロコンピュータ90は、電気モータ50に流れるモ
ータ電流を監視し、電気モータ50の異常を検出する電
流監視部92を有する。
00の動作について説明する。ステアリングホイール7
0(図6)に操舵トルクが作用すると、トーションバー
65(図7)がねじれることにより、シャフト61とシ
ャフト75との間で相対変位が生じる。そして、一対の
センサリング67の対向するオーバラップ量が変位し、
センサコイル68のインダクタンスが変化する。続い
て、そのインダクタンスの変化は、トルクセンサ信号と
して電動パワーステアリング制御装置100(図8)の
I/F回路69に取り込まれ、操舵トルクに対応するト
ルク信号に変換される。続いて、そのトルク信号は、マ
イクロコンピュータ80のトルク演算部81に取り込ま
れ、操舵トルクが演算される。
するトルク指令値がモータ制御部82へ出力され、モー
タ制御部82は、トルク指令値に対応する制御信号を駆
動回路83へ出力する。続いて、駆動回路83は、制御
信号に対応して駆動電流を電気モータ50に流し、電気
モータ50が回転する。そして、電気モータ50の回転
により、減速機71a,71bを介してシャフト75が
回動し、ピニオン64(図7)の回転トルク、つまり操
舵トルクが補助される。また、トルク監視部93または
電流監視部92が異常を検出すると、異常信号がモータ
制御部82へ送出され、モータ制御部82が制御信号の
出力を中止し、電気モータ50の制御が中止される。
ーステアリング制御装置100は、トルク監視部93に
よる操舵トルクの比較結果が1回でも所定値を超えた場
合は、異常が発生したと判定し、直ちに電気モータ50
の制御を中止する構成である。したがって、たとえば、
トルクセンサから電動パワーステアリング制御装置に至
る電気系、あるいは、電動パワーステアリング制御装置
100に外来ノイズが侵入し、操舵トルク値が変化した
場合でも電気モータ50の制御が中止される可能性があ
る。つまり、異常判定の信頼性が低いため、電気モータ
50の制御が中止された場合に、それが真に電動パワー
ステアリング制御装置100の異常に起因するものか否
か、正確に判断することが困難であるという問題があ
る。
めることができる電動パワーステアリング制御装置を実
現することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の
発明では、操舵機構と、この操舵機構に連結されたステ
アリングホイールと、このステアリングホイールの操作
により発生する操舵トルクを検出するトルクセンサと、
前記操舵トルクを補う電気モータと、前記トルクセンサ
により検出された操舵トルクに対応する制御信号に基づ
いて前記電気モータを制御する制御手段と、が備えられ
た電動パワーステアリング機構を制御する電動パワース
テアリング制御装置において、前記制御手段から出力さ
れた制御信号を取り込み、その取り込んだ制御信号の変
化の程度を演算し、その演算された変化の程度が所定の
程度に達した場合に、前記制御手段が異常であると判定
する異常判定手段が備えられたことを特徴とする電動パ
ワーステアリング制御装置という技術的手段を採用す
る。
制御信号を取り込み、その取り込んだ制御信号の変化の
程度を演算し、その演算された変化の程度が所定の程度
に達した場合に制御手段が異常であると判定する。つま
り、制御信号が1回でも所定値に達した場合に、直ちに
異常判定をするのではなく、制御信号がどのように変化
したか、その程度を演算し、その演算された変化の程度
が所定の程度に達した場合に制御手段が異常であると判
定する。したがって、異常判定の信頼性を高めることが
できる。
載の電動パワーステアリング制御装置において、前記異
常判定手段は、前記取り込んだ制御信号が予め設定され
た許容範囲から外れる回数が所定の回数に達した場合
に、前記制御手段が異常であると判定するという技術的
手段を採用する。
号が予め設定された許容範囲から外れる回数で求めるこ
とができるため、その回数が所定の回数に達した場合
に、異常判定をする。これにより、制御信号が1回でも
許容範囲から外れた場合に異常判定を行わないようにで
きるため、異常判定の信頼性を高めることができる。
は請求項2に記載の電動パワーステアリング制御装置に
おいて、前記異常判定手段は、前記取り込んだ制御信号
が、予め設定された許容範囲から外れている時間が所定
の時間に達した場合に、前記制御手段が異常であると判
定するという技術的手段を採用する。
号が予め設定された許容範囲から外れている時間で求め
ることができるため、その時間が所定の時間に達した場
合に、異常判定をする。これにより、制御信号が一瞬で
も許容範囲から外れた場合に異常判定を行わないように
できるため、異常判定の信頼性を高めることができる。
し請求項3のいずれか1つに記載の電動パワーステアリ
ング制御装置において、前記制御手段は、マイクロコン
ピュータによって機能し、前記変化の程度は、積和演算
処理装置によって演算するという技術的手段を採用す
る。
処理装置によって演算できるため、制御信号の変化の程
度をマイクロコンピュータによって演算する構成より
も、電動パワーステアリング制御装置の製造コストを低
減することができる。
し請求項4のいずれか1つに記載の電動パワーステアリ
ング制御装置において、前記変化の程度は、前記取り込
んだ制御信号の所定の区間における平均値に基づいて演
算するという技術的手段を採用する。
値と今回の最大値との差を演算し、その演算された差が
所定値を超える場合に、異常判定をする構成の場合は、
1回でも大きな最大値が発生すると、上記差が大きくな
るため、異常判定されてしまう事態が起こり得るが、所
定の区間における平均値に基づいて上記変化の程度を演
算することにより、そのような事態を回避することがで
きる。したがって、異常判定の信頼性を高めることがで
きる。
し請求項5のいずれか1つに記載の電動パワーステアリ
ング制御装置において、前記異常判定手段が、前記制御
手段が異常であると判定した場合に、その異常を報知す
る報知手段が備えられたという技術的手段を採用する。
を報知することができる。たとえば、車両のインスツル
メントパネルに設けられたウォーニングランプを点灯す
ることにより、制御手段の異常を運転者に知らせること
ができる。
し請求項6のいずれか1つに記載の電動パワーステアリ
ング制御装置において、前記異常判定手段が、前記制御
手段が異常であると判定した場合に、前記制御手段によ
る前記電気モータの制御を禁止する制御禁止手段が備え
られたという技術的手段を採用する。
よる電気モータの制御を禁止することができる。この場
合、制御信号の変化の程度が所定の程度に達した場合
に、電気モータの制御を禁止できるため、むやみに制御
を禁止するのではなく、真に制御手段に異常が発生した
場合にのみ制御を禁止することができる。
リング制御装置の実施形態について図を参照して説明す
る。図1は、本発明第1実施形態の電動パワーステアリ
ング制御装置の主な電気的構成をブロックで示す説明図
であり、図2は、図1に示す電動パワーステアリング制
御装置が実行する制御の流れを示すフローチャートであ
り、図3は、図1に示すデジタルシグナルプロセッサが
演算した制御信号の平均値の変化を示す説明図である。
なお、電動パワーステアリング機構の構成は、図6およ
び図7に示した従来の構成と同一であるため、その説明
を省略する。
は、トルクセンサ信号を入力し、操舵トルクに対応する
トルク信号に変換するI/F回路69が備えられてお
り、このI/F回路69にはマイクロコンピュータ20
が接続されている。マイクロコンピュータ20は、I/
F回路69から出力されたトルク信号を取り込んで操舵
トルクを演算し、その演算された操舵トルクに対応する
トルク指令を送出するトルク演算部22を有する。ま
た、マイクロコンピュータ20は、上記トルク指令に対
応する制御信号を駆動回路83に出力するモータ制御部
40を有する。
0には、デジタルシグナルプロセッサ30が備えられて
おり、デジタルシグナルプロセッサ30は、モータ制御
部40から出力された制御信号を取り込み、その取り込
んだ制御信号によって示される制御値の積和演算を行
い、その演算結果をマイクロコンピュータ20の異常監
視部21へ送出する。
0の制御の流れを図2を参照して説明する。まず、デジ
タルシグナルプロセッサ30は、モータ制御部40から
制御信号を取り込み(ステップ(以下、Sと略す)1
0)、その取り込んだ制御信号によって示される制御値
Xを演算し、その演算された制御値Xを内蔵された記憶
領域に格納する(S12)。続いて、デジタルシグナル
プロセッサ30は、制御値Xの演算回数Mに1を加算し
(S14)、演算回数Mが予め設定された設定演算回数
M1を超えたか否かを判定する(S16)。つまり、デ
ジタルシグナルプロセッサ30は、演算回数Mが予め設
定された設定演算回数M1を超えるまで、制御信号を取
り込み、その制御値Xを演算し、その演算された制御値
Xを格納する処理を繰り返す(S10〜S16)。
は、演算回数Mが予め設定された設定演算回数M1を超
えると(S16:Yes)、記憶領域に格納された制御
値Xの平均値Xaを演算し(S18)、演算回数Mをリ
セットする(S20)。デジタルシグナルプロセッサ3
0によって演算された制御値Xの平均値Xaは、マイク
ロコンピュータ20の異常監視部21へ送出され、異常
監視部21は、平均値Xaが予め設定された許容範囲Δ
Xaから外れたか否かを判定する(S22)。続いて、
異常監視部21は、平均値Xaが許容範囲ΔXaから外
れたと判定すると(S22:Yes)、その外れた回数
を示す許容範囲外回数Nに1を加算する(S24)。た
とえば、異常監視部21は、図3に示すように、デジタ
ルシグナルプロセッサ30からXn 〜Xn+18の平均値X
aを取り込んだとすると、許容範囲ΔXaを外れたX
n+6 を取り込んだときに許容範囲外回数Nに1を加算し
(S24)、続いてXn+7 を取り込んだときに許容範囲
外回数Nに1を加算する(S24)。
数Nが予め設定された設定回数N1に達したと判定する
と(S26:Yes)、モータ制御部40へ制御禁止命
令を送出する(S28)。たとえば、設定回数N1=8
であるとすると、図3に示すように、Xn+6 、X n+7 、
Xn+11〜Xn+16がそれぞれ許容範囲ΔXaを外れてお
り、許容範囲外回数N=8となり、N=N1となるた
め、異常監視部21は、モータ制御部40へ制御禁止命
令を送出する(S28)。つまり、制御値Xの平均値X
aが許容範囲ΔXaを何回も外れるということは、電動
パワーステアリング制御装置10に異常が発生している
可能性が高いため、制御禁止命令を送出する(S2
8)。このとき、制御禁止命令を取り込んだモータ制御
部40は、制御信号を駆動回路83へ出力するのを中止
し、電気モータ50の駆動が中止される。
を車両のインスツルメントパネルに設けられたウォーニ
ングランプ52へ出力する(S30)。これにより、ウ
ォーニングランプ52が点灯または点滅するため、運転
者は、電動パワーステアリング制御装置10に異常があ
ることを知ることができる。そして、異常監視部21
は、許容範囲外回数Nをリセットし(S32)、処理を
終了する。
ーステアリング制御装置10を使用すれば、モータ制御
部40から出力される制御信号の制御値Xの平均値Xa
が許容範囲ΔXaを外れた許容範囲外回数Nが設定回数
N1に達した場合に、電気モータ50の制御を禁止する
ことができる。したがって、従来のように、制御値が1
回でも所定値に達したときに直ちに電気モータの制御を
禁止することがないため、異常判定の信頼性を高めるこ
とができる。また、マイクロコンピュータが1つで済む
ため、従来のように、マイクロコンピュータを2つ必要
とする電動パワーステアリング制御装置よりも製造コス
トを低減することができる。
ロコンピュータ80,90とをそれぞれ接続する回路が
2系統必要であったが、本第1実施形態の電動パワース
テアリング制御装置10の場合は、I/F回路69とマ
イクロコンピュータ20とを接続する回路の1系統のみ
で済むため、その分、回路構成を簡易化することができ
るので電動パワーステアリング制御装置10の信頼性を
高めることができる。なお、上記制御では、平均値Xa
が許容範囲ΔXaを外れる回数が不連続に発生した場合
も、それを許容範囲外回数Nとして計数した場合を説明
したが、平均値Xaが許容範囲ΔXaを外れる回数が連
続して発生した場合にのみ、それを許容範囲外回数Nと
して計数し、その許容範囲外回数Nが設定回数N1に達
した場合に電気モータ50の制御を禁止するように制御
することもできる。
テアリング制御装置について図4を参照して説明する。
本第2実施形態の電動パワーステアリング制御装置は、
制御値Xの平均値Xaが許容範囲ΔXaを外れる回数が
所定時間内に設定回数N1に達した場合に電気モータの
制御を禁止できることを特徴とする。図4は、本第2実
施形態の電動パワーステアリング制御装置の制御の流れ
を示すフローチャートである。なお、図4に示す制御の
流れ以外は、前述の第1実施形態の電動パワーステアリ
ング制御装置と同一であるため、その同一部分の説明を
省略する。
れたタイマT(図示しない)のカウントをスタートさせ
(S50)、モータ制御部40から制御信号を取り込み
(S52)、その取り込んだ制御信号によって示される
制御値Xを演算し、その演算された制御値Xを内蔵され
た記憶領域に格納する(S54)。続いて、デジタルシ
グナルプロセッサ30は、制御値Xの演算回数Mに1を
加算し(S56)、演算回数Mが予め設定された設定演
算回数M1を超えたか否かを判定する(S58)。つま
り、デジタルシグナルプロセッサ30は、演算回数Mが
予め設定された設定演算回数M1を超えたと判定するま
で、制御信号を取り込み、その制御値Xを演算し、その
演算された制御値Xを格納する処理を繰り返す(S52
〜S58)。
は、演算回数Mが予め設定された設定演算回数M1を超
えると(S58:Yes)、記憶領域に格納された制御
値Xの平均値Xaを演算し(S60)、演算回数Mをリ
セットする(S62)。デジタルシグナルプロセッサ3
0によって演算された制御値Xの平均値Xaは、マイク
ロコンピュータ20の異常監視部21へ送出され、異常
監視部21は、平均値Xaが予め設定された許容範囲Δ
Xaから外れたか否かを判定する(S64)。続いて、
異常監視部21は、平均値Xaが許容範囲ΔXaから外
れたと判定すると(S64:Yes)、その外れた回数
を示す許容範囲外回数Nに1を加算する(S66)。
された設定時間T1に達したか否かを判定し(S6
8)、設定時間T1に達したと判定されるまで、制御信
号を取り込み、その取り込んだ制御信号の制御値Xの平
均値Xaの演算を繰り返す(S52〜S68)。そし
て、タイマTのカウントTが設定時間T1に達すると
(S68:Yes)、タイマTをリセットし(S7
0)、許容範囲外回数Nが予め設定された設定回数N1
に達したと判定すると(S72:Yes)、モータ制御
部40へ制御禁止命令を送出する(S74)。
と、図3に示すように、Xn+11〜X n+17の平均値Xaを
演算した時間T1内においては、Xn+11〜Xn+16がそれ
ぞれ許容範囲ΔXaを外れており、許容範囲外回数N=
6となり、N=N1となるため、異常監視部21は、モ
ータ制御部40へ制御禁止命令を送出する(S74)。
つまり、制御値Xの平均値Xaが設定時間T1内におい
て許容範囲ΔXaを何回も外れるということは、電動パ
ワーステアリング制御装置10に異常が発生している可
能性が高いため、制御禁止命令を送出する(S74)。
このとき、制御禁止命令を取り込んだモータ制御部40
は、制御信号を駆動回路83へ出力するのを中止し、電
気モータ50の駆動が中止される。
を車両のインスツルメントパネルに設けられたウォーニ
ングランプ52へ出力する(S76)。これにより、ウ
ォーニングランプ52が点灯または点滅するため、運転
者は、電動パワーステアリング制御装置10に異常があ
ることを知ることができる。そして、異常監視部21
は、許容範囲外回数Nをリセットし(S78)、処理を
終了する。
ーステアリング制御装置10を使用すれば、モータ制御
部40から出力される制御信号の制御値Xの平均値Xa
が許容範囲ΔXaを外れた許容範囲外回数Nが、設定時
間T1内で設定回数N1に達した場合に、電気モータ5
0の制御を禁止することができる。したがって、従来の
ように、制御値が1回でも所定値に達したときに直ちに
電気モータの制御を禁止することがないため、異常判定
の信頼性を高めることができる。また、マイクロコンピ
ュータが1つで済むため、従来のように、マイクロコン
ピュータを2つ必要とする電動パワーステアリング制御
装置よりも製造コストを低減することができる。
ロコンピュータ80,90とをそれぞれ接続する回路が
2系統必要であったが、本第1実施形態の電動パワース
テアリング制御装置10の場合は、I/F回路69とマ
イクロコンピュータ20とを接続する回路の1系統のみ
で済むため、その分、回路構成を簡易化することができ
る。なお、上記制御では、平均値Xaが許容範囲ΔXa
を外れる回数が設定時間T1内で不連続に発生した場合
も、それを許容範囲外回数Nとして計数した場合を説明
したが、平均値Xaが許容範囲ΔXaを外れる回数が設
定時間T1内で連続して発生した場合にのみ、それを許
容範囲外回数Nとして計数し、その許容範囲外回数Nが
設定回数N1に達した場合に電気モータ50の制御を禁
止するように制御することもできる。
御装置の他の電気的構成を説明する図5に示すように、
駆動回路83から電気モータ50に出力される駆動電流
をA/D変換回路54によってデジタル信号に変換し、
そのデジタル信号をデジタルシグナルプロセッサ30に
取り込み、その取り込んだデジタル信号の平均値を演算
するように構成することもできる。さらに、上述の各実
施形態では、制御信号の制御値Xの平均値Xaが許容範
囲ΔXaを外れる回数をカウントする構成を説明した
が、制御値Xの最大値または最小値が許容範囲ΔXaを
外れる回数をカウントする構成にすることもできる。ま
た、操舵トルクが大きい場合は、許容範囲ΔXaを広く
し、逆に、操舵トルクが小さい場合は、許容範囲ΔXa
を狭くするなど、操舵トルクの大きさに対応した重み付
けを行うように構成することもできる(重み付け手
段)。さらに、デジタルシグナルプロセッサ30が、異
常監視部21の機能を実行するように構成することもで
きる。
制御部40が、本発明の制御手段に対応し、デジタルシ
グナルプロセッサ30および異常監視部21が、異常判
定手段に対応する。また、デジタルシグナルプロセッサ
30が、本発明の積和演算処理装置に対応し、ウォーニ
ングランプ52が、報知手段に対応する。さらに、図2
のS10〜S26および図4のS50〜S72が、それ
ぞれ本発明の異常判定手段として機能する。また、図2
のS28および図4のS74が、それぞれ本発明の制御
禁止手段として機能し、図2のS30および図4のS7
6が、それぞれ本発明の報知手段として機能する。
制御装置の主な電気的構成をブロックで示す説明図であ
る。
実行する制御の流れを示すフローチャートである。
した制御信号の平均値の変化を示す説明図である。
制御装置が実行する制御の流れを示すフローチャートで
ある。
の電気的構成をブロックで示す説明図である。
電動パワーステアリングの主要構成を示す説明図であ
る。
た操舵機構の説明図である。
主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 操舵機構と、 この操舵機構に連結されたステアリングホイールと、 このステアリングホイールの操作により発生する操舵ト
ルクを検出するトルクセンサと、 前記操舵トルクを補う電気モータと、 前記トルクセンサにより検出された操舵トルクに対応す
る制御信号に基づいて前記電気モータを制御する制御手
段と、 が備えられた電動パワーステアリング機構を制御する電
動パワーステアリング制御装置において、 前記制御手段から出力された制御信号を取り込み、その
取り込んだ制御信号の変化の程度を演算し、その演算さ
れた変化の程度が所定の程度に達した場合に、前記制御
手段が異常であると判定する異常判定手段が備えられた
ことを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。 - 【請求項2】 前記異常判定手段は、 前記取り込んだ制御信号が予め設定された許容範囲から
外れる回数が所定の回数に達した場合に、前記制御手段
が異常であると判定することを特徴とする請求項1に記
載の電動パワーステアリング制御装置。 - 【請求項3】 前記異常判定手段は、 前記取り込んだ制御信号が、予め設定された許容範囲か
ら外れている時間が所定の時間に達した場合に、前記制
御手段が異常であると判定することを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の電動パワーステアリング制御
装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、マイクロコンピュータ
によって機能し、 前記変化の程度は、積和演算処理装置によって演算する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
つに記載の電動パワーステアリング制御装置。 - 【請求項5】 前記変化の程度は、前記取り込んだ制御
信号の所定の区間における平均値に基づいて演算するこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つ
に記載の電動パワーステアリング制御装置。 - 【請求項6】 前記異常判定手段が、前記制御手段が異
常であると判定した場合に、その異常を報知する報知手
段が備えられたことを特徴とする請求項1ないし請求項
5のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング制御
装置。 - 【請求項7】 前記異常判定手段が、前記制御手段が異
常であると判定した場合に、前記制御手段による前記電
気モータの制御を禁止する制御禁止手段が備えられたこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つ
に記載の電動パワーステアリング制御装置。
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