JP2000282152A - 加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents
加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法Info
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- JP2000282152A JP2000282152A JP11090417A JP9041799A JP2000282152A JP 2000282152 A JP2000282152 A JP 2000282152A JP 11090417 A JP11090417 A JP 11090417A JP 9041799 A JP9041799 A JP 9041799A JP 2000282152 A JP2000282152 A JP 2000282152A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粗圧延における少なくとも1パスの厚み圧下
率を40%〜75%の範囲内としても、エッジシーム疵回り
込み量の小さい加工性に優れたフェライト系ステンレス
鋼板の製造方法を提供することにある。 【解決手段】 加熱炉に装入する前のスラブ側面の全面
に、還元剤を含有する酸化防止剤を塗布するとともに、
粗圧延における少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率
を40%〜75%の範囲内とし、該水平圧延パス後の幅圧延
パスの幅圧下量を、前記水平圧延パス後の被圧延材の厚
み方向の板幅差に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とする。
率を40%〜75%の範囲内としても、エッジシーム疵回り
込み量の小さい加工性に優れたフェライト系ステンレス
鋼板の製造方法を提供することにある。 【解決手段】 加熱炉に装入する前のスラブ側面の全面
に、還元剤を含有する酸化防止剤を塗布するとともに、
粗圧延における少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率
を40%〜75%の範囲内とし、該水平圧延パス後の幅圧延
パスの幅圧下量を、前記水平圧延パス後の被圧延材の厚
み方向の板幅差に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工性に優れたフ
ェライト系ステンレス鋼板の製造方法に関し、特に、熱
間圧延する過程で鋼板の板幅方向のエッジ近くに発生す
る圧延方向に長い表面欠陥( 以下、エッジシーム疵と呼
ぶ。) を防止した加工性に優れるフェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法に関するものである。
ェライト系ステンレス鋼板の製造方法に関し、特に、熱
間圧延する過程で鋼板の板幅方向のエッジ近くに発生す
る圧延方向に長い表面欠陥( 以下、エッジシーム疵と呼
ぶ。) を防止した加工性に優れるフェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェライト系ステンレス鋼板は、普通、
連続鋳造により得られたフェライト系ステンレス鋼のス
ラブを加熱炉で加熱し、幅圧延パスと水平圧延パスを複
数回組合せわせた粗圧延と、複数の水平圧延パスを有す
る仕上圧延とを施す熱間圧延工程( 熱延板焼鈍を含む)
と、酸洗−冷間圧延−仕上焼鈍の各工程を経て製造され
る。
連続鋳造により得られたフェライト系ステンレス鋼のス
ラブを加熱炉で加熱し、幅圧延パスと水平圧延パスを複
数回組合せわせた粗圧延と、複数の水平圧延パスを有す
る仕上圧延とを施す熱間圧延工程( 熱延板焼鈍を含む)
と、酸洗−冷間圧延−仕上焼鈍の各工程を経て製造され
る。
【0003】このようにして製造されたフェライト系ス
テンレス鋼板は、オーステナイト系ステンレス鋼板に比
べて、一般に、耐応力腐食割れ性に優れるとともに安価
であることから各種厨房器具、自動車部品等の分野に幅
広く使用されている。なかでも耐リジング性と深絞り性
(r値)の良好な加工性に優れたフェライト系ステンレ
ス鋼板は、粗圧延における少なくとも1パスの厚み圧下
率を40%〜75%の範囲内とすることによって製造できる
ことが知られている。
テンレス鋼板は、オーステナイト系ステンレス鋼板に比
べて、一般に、耐応力腐食割れ性に優れるとともに安価
であることから各種厨房器具、自動車部品等の分野に幅
広く使用されている。なかでも耐リジング性と深絞り性
(r値)の良好な加工性に優れたフェライト系ステンレ
ス鋼板は、粗圧延における少なくとも1パスの厚み圧下
率を40%〜75%の範囲内とすることによって製造できる
ことが知られている。
【0004】例えば、特開平7-310122号公報には、r値
や耐リジング性が優れ、面内異方性が小さいうえ、特に
張り出し成形性に優れたフェライト系ステンレス鋼板を
製造することを目的とした、粗圧延工程のうちの少なく
とも1パスの厚み圧下率を40%〜75%の範囲内としかつ
圧延温度1000〜1150℃、摩擦係数0.3 以下、ひずみ速度
7〜100 s-1の条件で行うことを特徴とする張り出し成
形性に優れるフェライト系ステンレス鋼板の製造方法が
開示されている。
や耐リジング性が優れ、面内異方性が小さいうえ、特に
張り出し成形性に優れたフェライト系ステンレス鋼板を
製造することを目的とした、粗圧延工程のうちの少なく
とも1パスの厚み圧下率を40%〜75%の範囲内としかつ
圧延温度1000〜1150℃、摩擦係数0.3 以下、ひずみ速度
7〜100 s-1の条件で行うことを特徴とする張り出し成
形性に優れるフェライト系ステンレス鋼板の製造方法が
開示されている。
【0005】しかし、加工性に優れたフェライト系ステ
ンレス鋼板は粗圧延における少なくとも1パスの厚み圧
下率を40%〜75%の範囲内とするので、エッジシーム疵
が板幅の内側にまで回り込むために、耳切り代が増大し
て製品歩留りが悪かった。このエッジシーム疵回り込み
量(被圧延材の側端からエッジシーム疵までの距離の最
大値)を減少する方法として、例えば、特公平6-241号
公報には、幅圧延パス間に施される水平圧延パスの合計
圧下率を50%以下とし、かつ幅圧延パスの1回の幅圧下
量を水平圧延パス後の被圧延材の厚み方向の板幅差に対
して0.40〜1.5 の範囲内とするステンレス鋼の熱間圧延
方法が提案されている。
ンレス鋼板は粗圧延における少なくとも1パスの厚み圧
下率を40%〜75%の範囲内とするので、エッジシーム疵
が板幅の内側にまで回り込むために、耳切り代が増大し
て製品歩留りが悪かった。このエッジシーム疵回り込み
量(被圧延材の側端からエッジシーム疵までの距離の最
大値)を減少する方法として、例えば、特公平6-241号
公報には、幅圧延パス間に施される水平圧延パスの合計
圧下率を50%以下とし、かつ幅圧延パスの1回の幅圧下
量を水平圧延パス後の被圧延材の厚み方向の板幅差に対
して0.40〜1.5 の範囲内とするステンレス鋼の熱間圧延
方法が提案されている。
【0006】また、特開平10-52701号公報には、加熱炉
装入前のスラブ側面に上端および下端からそれぞれスラ
ブ厚の1/4 以上の範囲で酸化防止剤を塗布し、特定形状
のプレス金敷で幅プレスし、幅プレスに次ぐ粗圧延の最
初の3パスで水平ロールのみにより50%以上に厚みを減
厚し、その後の竪ロールによる幅圧下を1パス当たり30
mm以下に制限することにより、エッジシーム疵回り込み
量を減少させるステンレス鋼板の製造方法が提案されて
いる。
装入前のスラブ側面に上端および下端からそれぞれスラ
ブ厚の1/4 以上の範囲で酸化防止剤を塗布し、特定形状
のプレス金敷で幅プレスし、幅プレスに次ぐ粗圧延の最
初の3パスで水平ロールのみにより50%以上に厚みを減
厚し、その後の竪ロールによる幅圧下を1パス当たり30
mm以下に制限することにより、エッジシーム疵回り込み
量を減少させるステンレス鋼板の製造方法が提案されて
いる。
【0007】ところが、特公平6-241号公報に記載され
ているステンレス鋼の熱間圧延方法は、粗圧延における
少なくとも1パスの厚み圧下率を40%〜75%の範囲内に
した場合には、エッジシーム疵回り込み量が増大すると
いう問題があった。また特開平10-52701号公報に開示さ
れた酸化防止剤をフェライト系ステンレス鋼板のスラブ
に塗布しただけでは、粗圧延における少なくとも1パス
の厚み圧下率を40%〜75%の範囲内にした場合にはエッ
ジシーム疵回り込み量を減少できないという問題があっ
た。
ているステンレス鋼の熱間圧延方法は、粗圧延における
少なくとも1パスの厚み圧下率を40%〜75%の範囲内に
した場合には、エッジシーム疵回り込み量が増大すると
いう問題があった。また特開平10-52701号公報に開示さ
れた酸化防止剤をフェライト系ステンレス鋼板のスラブ
に塗布しただけでは、粗圧延における少なくとも1パス
の厚み圧下率を40%〜75%の範囲内にした場合にはエッ
ジシーム疵回り込み量を減少できないという問題があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、粗圧延における少なくとも1パスの厚み圧下率を40
%〜75%の範囲内としても、エッジシーム疵回り込み量
の小さい加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の
製造方法を提供することにある。
は、粗圧延における少なくとも1パスの厚み圧下率を40
%〜75%の範囲内としても、エッジシーム疵回り込み量
の小さい加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の
製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、加熱炉に
装入する前のフェライト系ステンレス鋼板のスラブの側
面の全面に酸化防止剤を塗布しても、加熱炉に装入する
前に生成しているスラブ側面の酸化スケールに起因する
脱炭が加熱中に生じていることを知見し、この脱炭を抑
制する塗布剤を検討するとともに、エッジシーム疵回り
込み量を減少する幅圧延パスとその幅圧下量を検討して
完成させたものである。
装入する前のフェライト系ステンレス鋼板のスラブの側
面の全面に酸化防止剤を塗布しても、加熱炉に装入する
前に生成しているスラブ側面の酸化スケールに起因する
脱炭が加熱中に生じていることを知見し、この脱炭を抑
制する塗布剤を検討するとともに、エッジシーム疵回り
込み量を減少する幅圧延パスとその幅圧下量を検討して
完成させたものである。
【0010】すなわち、第1発明は、連続鋳造により得
られたフェライト系ステンレス鋼のスラブを加熱炉で加
熱し、幅圧延パスと水平圧延パスを複数回組合せわせた
粗圧延と、複数回の水平圧延パスを有する仕上圧延とを
施す加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造
方法において、前記加熱炉に装入する前の前記スラブ側
面の全面に、還元剤を含有する酸化防止剤を塗布すると
ともに、前記粗圧延における最後の水平圧延パスを除
く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率を40%〜75
%の範囲内とし、該水平圧延パス後の粗圧延における幅
圧延パスの幅圧下量を、前記水平圧延パス後の被圧延材
の厚み方向の板幅差に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とす
ることを特徴とする加工性に優れたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法である。
られたフェライト系ステンレス鋼のスラブを加熱炉で加
熱し、幅圧延パスと水平圧延パスを複数回組合せわせた
粗圧延と、複数回の水平圧延パスを有する仕上圧延とを
施す加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造
方法において、前記加熱炉に装入する前の前記スラブ側
面の全面に、還元剤を含有する酸化防止剤を塗布すると
ともに、前記粗圧延における最後の水平圧延パスを除
く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率を40%〜75
%の範囲内とし、該水平圧延パス後の粗圧延における幅
圧延パスの幅圧下量を、前記水平圧延パス後の被圧延材
の厚み方向の板幅差に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とす
ることを特徴とする加工性に優れたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法である。
【0011】また、第2発明は、連続鋳造により得られ
たフェライト系ステンレス鋼のスラブを加熱炉で加熱し
て、幅圧延パスと水平圧延パスを複数回組合せわせた粗
圧延と、水平圧延パス前の1回の幅圧延パスと複数の水
平圧延パスを有する仕上圧延とを施す加工性に優れたフ
ェライト系ステンレス鋼板の製造方法において、前記加
熱炉に装入する前の前記スラブ側面の全面に、還元剤を
含有する酸化防止剤を塗布するとともに、前記粗圧延に
おける最後の水平圧延パスの圧下率を40%〜75%の範囲
内とし、該水平圧延パス後の前記仕上圧延における幅圧
延パスの幅圧下量を、前記水平圧延パス後の被圧延材の
厚み方向の板幅差に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とする
ことを特徴とする加工性に優れたフェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法である。
たフェライト系ステンレス鋼のスラブを加熱炉で加熱し
て、幅圧延パスと水平圧延パスを複数回組合せわせた粗
圧延と、水平圧延パス前の1回の幅圧延パスと複数の水
平圧延パスを有する仕上圧延とを施す加工性に優れたフ
ェライト系ステンレス鋼板の製造方法において、前記加
熱炉に装入する前の前記スラブ側面の全面に、還元剤を
含有する酸化防止剤を塗布するとともに、前記粗圧延に
おける最後の水平圧延パスの圧下率を40%〜75%の範囲
内とし、該水平圧延パス後の前記仕上圧延における幅圧
延パスの幅圧下量を、前記水平圧延パス後の被圧延材の
厚み方向の板幅差に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とする
ことを特徴とする加工性に優れたフェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法である。
【0012】また、前記粗圧延を施した先行する被圧延
材と前記粗圧延を施した当該被圧延材を接合した後、前
記仕上圧延を施すことが好ましい加工性に優れたフェラ
イト系ステンレス鋼板の製造方法である。ここで、第1
発明は複数回の水平圧延パスを有する仕上圧延を施す場
合の、第2発明は水平圧延パス前の1回の幅圧延パスと
複数の水平圧延パスを有する仕上圧延を施す場合の、加
工性に優れるフェライト系ステンレス鋼板の製造方法で
ある。
材と前記粗圧延を施した当該被圧延材を接合した後、前
記仕上圧延を施すことが好ましい加工性に優れたフェラ
イト系ステンレス鋼板の製造方法である。ここで、第1
発明は複数回の水平圧延パスを有する仕上圧延を施す場
合の、第2発明は水平圧延パス前の1回の幅圧延パスと
複数の水平圧延パスを有する仕上圧延を施す場合の、加
工性に優れるフェライト系ステンレス鋼板の製造方法で
ある。
【0013】また、第1発明または第2発明の水平圧延
パス後の被圧延材の厚み方向の板幅差とは、圧下率を40
%〜75%の範囲内とした水平圧延パス後であって、幅圧
延パス前の被圧延材における操作側の厚み方向の板幅差
( 図5に示したBOP)と、駆動側の側の厚み方向の板幅
差の合計量であり、以下、特定バルジング量という。
パス後の被圧延材の厚み方向の板幅差とは、圧下率を40
%〜75%の範囲内とした水平圧延パス後であって、幅圧
延パス前の被圧延材における操作側の厚み方向の板幅差
( 図5に示したBOP)と、駆動側の側の厚み方向の板幅
差の合計量であり、以下、特定バルジング量という。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に用いる熱間圧延設備列の
配置図を図1に示す。10は加熱炉、Rは粗圧延機列、F
は仕上圧延機列、20はコイラ、30はシートバー接合装置
である。シートバー接合装置30は設けた方が好ましい。
粗圧延機列Rは、竪ロール(E1、E2、E3、E4)と水平ロ
ール(R1、R2、R3、R4)を備えている。仕上圧延機列F
は水平ロールF1〜F7を備えている。また、仕上圧延機列
Fには水平ロールF1の上流側に竪ロールFE1 を設けた方
がよい。竪ロール(E1、E2、E3、E4、およびFE1 )の上
流側には、エッジドロップ計(D1、D2、D3、D4およびFD
1 )をそれぞれ設けた方が好ましい。
配置図を図1に示す。10は加熱炉、Rは粗圧延機列、F
は仕上圧延機列、20はコイラ、30はシートバー接合装置
である。シートバー接合装置30は設けた方が好ましい。
粗圧延機列Rは、竪ロール(E1、E2、E3、E4)と水平ロ
ール(R1、R2、R3、R4)を備えている。仕上圧延機列F
は水平ロールF1〜F7を備えている。また、仕上圧延機列
Fには水平ロールF1の上流側に竪ロールFE1 を設けた方
がよい。竪ロール(E1、E2、E3、E4、およびFE1 )の上
流側には、エッジドロップ計(D1、D2、D3、D4およびFD
1 )をそれぞれ設けた方が好ましい。
【0015】先ず、第1発明について説明する。第1発
明は、図1に示した仕上圧延機列Fに竪ロールFE1 が設
けられていない場合に好適である。第1発明に用いる加
工性に優れたフェライト系ステンレス鋼のスラブは、所
定の成分に調整された溶鋼を連続鋳造して得られたもの
である。
明は、図1に示した仕上圧延機列Fに竪ロールFE1 が設
けられていない場合に好適である。第1発明に用いる加
工性に優れたフェライト系ステンレス鋼のスラブは、所
定の成分に調整された溶鋼を連続鋳造して得られたもの
である。
【0016】第1発明の製造方法の特徴の一つは、図2
に示すようにスラブの加熱炉10に装入する前のスラブ1
の側面の全面に(図2の符号2)還元剤を含有する酸化
防止剤を塗布することによって、加熱炉10に装入する前
に生成しているスラブ側面の酸化スケールに起因する脱
炭を防止していることである。そして、還元剤を含有す
る酸化防止剤を乾燥後、加熱炉10で所定温度に加熱し
て、粗圧延機列Rでの幅圧延パスと水平圧延パスを複数
回組合せわせた粗圧延と、仕上圧延機列Fでの複数回の
水平圧延パスを有する仕上圧延とを施し、コイラ20で巻
き取られて加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板
の熱延コイルを製造する。
に示すようにスラブの加熱炉10に装入する前のスラブ1
の側面の全面に(図2の符号2)還元剤を含有する酸化
防止剤を塗布することによって、加熱炉10に装入する前
に生成しているスラブ側面の酸化スケールに起因する脱
炭を防止していることである。そして、還元剤を含有す
る酸化防止剤を乾燥後、加熱炉10で所定温度に加熱し
て、粗圧延機列Rでの幅圧延パスと水平圧延パスを複数
回組合せわせた粗圧延と、仕上圧延機列Fでの複数回の
水平圧延パスを有する仕上圧延とを施し、コイラ20で巻
き取られて加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板
の熱延コイルを製造する。
【0017】ここで、第1発明の製造方法の特徴のもう
一つは、粗圧延における最後の水平圧延パスを除く、少
なくとも一つの水平圧延パスの圧下率を40%〜75%の範
囲内とし、この水平圧延パス後の粗圧延における幅圧延
パスの幅圧下量を、特定バルジング量に対して0.80〜1.
5 倍の範囲内とすることによって、加工性に優れたフェ
ライト系ステンレス鋼板の熱延コイルの組織とするとと
もに、水平圧延パスで形成された側面の皺を平滑化して
いることである。
一つは、粗圧延における最後の水平圧延パスを除く、少
なくとも一つの水平圧延パスの圧下率を40%〜75%の範
囲内とし、この水平圧延パス後の粗圧延における幅圧延
パスの幅圧下量を、特定バルジング量に対して0.80〜1.
5 倍の範囲内とすることによって、加工性に優れたフェ
ライト系ステンレス鋼板の熱延コイルの組織とするとと
もに、水平圧延パスで形成された側面の皺を平滑化して
いることである。
【0018】第1発明のスラブ加熱炉に装入する前のス
ラブ側面の全面に還元剤を含有する酸化防止剤を塗布す
ることに限定した理由について説明する。第1発明に用
いる連続鋳造された加熱炉に装入する前のフェライト系
ステンレス鋼のスラブ表面には、加熱炉10に装入する前
にすでに酸化スケールが存在している。
ラブ側面の全面に還元剤を含有する酸化防止剤を塗布す
ることに限定した理由について説明する。第1発明に用
いる連続鋳造された加熱炉に装入する前のフェライト系
ステンレス鋼のスラブ表面には、加熱炉10に装入する前
にすでに酸化スケールが存在している。
【0019】従来の方法では、スラブの側面に酸化スケ
ールを介して1種類の還元剤も含有しない酸化防止剤を
塗布していたので、加熱時に、加熱炉内雰囲気中の酸素
との酸化に伴うスラブ側端部の脱炭( 地鉄の脱炭反応)
は防止できるけれども、酸化スケール中の酸素との酸化
に伴うスラブ側端部の脱炭が進行し、スラブ側端部脱炭
がある程度生じていたのである。このため、スラブの側
端部の結晶粒が粗大化していたのである。
ールを介して1種類の還元剤も含有しない酸化防止剤を
塗布していたので、加熱時に、加熱炉内雰囲気中の酸素
との酸化に伴うスラブ側端部の脱炭( 地鉄の脱炭反応)
は防止できるけれども、酸化スケール中の酸素との酸化
に伴うスラブ側端部の脱炭が進行し、スラブ側端部脱炭
がある程度生じていたのである。このため、スラブの側
端部の結晶粒が粗大化していたのである。
【0020】これに対して第1発明では、スラブの側面
に酸化スケールを介して還元剤を含有する酸化防止剤を
塗布するので、加熱時に、酸化スケールとの酸化に伴う
スラブ側端部の脱炭が進行する以前に、還元剤により、
酸化スケールを還元する反応が進行する。そこで、酸化
スケール中の酸素との酸化に伴うスラブ側端部の脱炭が
生じず、さらに、加熱炉内の雰囲気中の酸素との酸化に
伴うスラブ側端部の脱炭は、酸化防止剤によって防止さ
れるので、スラブ側端部の脱炭がほぼ完全に抑制され
る。このため、スラブの側端部の脱炭に起因する結晶粒
の粗大化がほぼ完全に抑制できるのである。
に酸化スケールを介して還元剤を含有する酸化防止剤を
塗布するので、加熱時に、酸化スケールとの酸化に伴う
スラブ側端部の脱炭が進行する以前に、還元剤により、
酸化スケールを還元する反応が進行する。そこで、酸化
スケール中の酸素との酸化に伴うスラブ側端部の脱炭が
生じず、さらに、加熱炉内の雰囲気中の酸素との酸化に
伴うスラブ側端部の脱炭は、酸化防止剤によって防止さ
れるので、スラブ側端部の脱炭がほぼ完全に抑制され
る。このため、スラブの側端部の脱炭に起因する結晶粒
の粗大化がほぼ完全に抑制できるのである。
【0021】スラブ側端部表層の結晶粒の粗大化とエッ
ジシーム疵の形成との関係は次のように説明される。竪
ロールによる幅圧下と水平ロールによる厚み圧下を繰り
返して施される過程において、厚み圧下の初期に粗大化
した結晶粒単位で自由表面となっているスラブ側面に凹
凸が形成され、その凹凸が幅圧下と厚み圧下を繰り返さ
れて圧延方向に長い皺となる。その皺がスラブ側面のバ
ルジ変形(側面が膨らむ)によりスラブ表面の板幅方向
エッジ近くに回り込みステンレス鋼板表面のエッジシー
ム疵となるのである。
ジシーム疵の形成との関係は次のように説明される。竪
ロールによる幅圧下と水平ロールによる厚み圧下を繰り
返して施される過程において、厚み圧下の初期に粗大化
した結晶粒単位で自由表面となっているスラブ側面に凹
凸が形成され、その凹凸が幅圧下と厚み圧下を繰り返さ
れて圧延方向に長い皺となる。その皺がスラブ側面のバ
ルジ変形(側面が膨らむ)によりスラブ表面の板幅方向
エッジ近くに回り込みステンレス鋼板表面のエッジシー
ム疵となるのである。
【0022】ここで、第1発明に用いる酸化防止剤は、
酸化物と、無水水ガラス、アクリル樹脂と水からなるも
のである。酸化物としてはAl2O3 、Cr2O3 、ZrO2の内か
ら選ばれる1種または2種以上とするのが加熱炉雰囲気
中の酸素との酸化に伴うフェライト系ステンレス鋼スラ
ブの側端部の脱炭を抑制できるので好ましい。また、第
1発明に用いる還元剤は、Si、SiC 、Al、B、Cの内か
ら選ばれる1種類または2種以上とするのが、入手しや
すく、安価であって、加熱炉で加熱時に、酸化スケール
に起因するスラブ側端部の脱炭が進行する以前に、還元
剤が酸化スケールを還元し脱炭をある程度抑制できるの
で好ましい。
酸化物と、無水水ガラス、アクリル樹脂と水からなるも
のである。酸化物としてはAl2O3 、Cr2O3 、ZrO2の内か
ら選ばれる1種または2種以上とするのが加熱炉雰囲気
中の酸素との酸化に伴うフェライト系ステンレス鋼スラ
ブの側端部の脱炭を抑制できるので好ましい。また、第
1発明に用いる還元剤は、Si、SiC 、Al、B、Cの内か
ら選ばれる1種類または2種以上とするのが、入手しや
すく、安価であって、加熱炉で加熱時に、酸化スケール
に起因するスラブ側端部の脱炭が進行する以前に、還元
剤が酸化スケールを還元し脱炭をある程度抑制できるの
で好ましい。
【0023】また、還元剤をBとSiC 、またはBとAlと
するのが、スラブ側端部における酸化スケールとの酸化
に伴う脱炭を完全に抑制でき、最もエッジシーム疵回り
込み量を小さくできるのでさらに好ましい。第1発明に
用いる還元剤の添加量はスラブ側面のスケール量に応じ
て適宜定めればよく、還元剤を含有する酸化防止剤の塗
布方法はスプレーや刷毛等で均一に塗布するのが好まし
く、塗布量は300 〜600g/m2 程度とするのが好ましい。
するのが、スラブ側端部における酸化スケールとの酸化
に伴う脱炭を完全に抑制でき、最もエッジシーム疵回り
込み量を小さくできるのでさらに好ましい。第1発明に
用いる還元剤の添加量はスラブ側面のスケール量に応じ
て適宜定めればよく、還元剤を含有する酸化防止剤の塗
布方法はスプレーや刷毛等で均一に塗布するのが好まし
く、塗布量は300 〜600g/m2 程度とするのが好ましい。
【0024】ところで、加熱炉に装入する前にスラブ側
面の酸化スケールをグラインダー等により除去した後
に、還元剤を含有しない酸化防止剤をスラブの側面の全
面に塗布することによっても、エッジシーム疵の回り込
み量を減少させことができるが、歩留りの低下とグライ
ンダー等の手入れの工程が増えるので好ましくない。第
1発明のもう一つの特徴の粗圧延における最後の水平圧
延パスを除く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率
を40%〜75%の範囲内とし、この水平圧延パス後の粗圧
延における幅圧延パスの幅圧下量を、特定バルジング量
に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とすることに限定した理
由について説明する粗圧延における最後の水平圧延パス
を除く理由は、最後の水平圧延パスの圧下率を40%〜75
%の範囲内としたのでは、仕上圧延機列Fに竪ロールFE
1 が設けられていないので、水平圧延パスで形成された
側面の皺を平滑化することができず、エッジシーム疵回
り込み量を減少できないためである。
面の酸化スケールをグラインダー等により除去した後
に、還元剤を含有しない酸化防止剤をスラブの側面の全
面に塗布することによっても、エッジシーム疵の回り込
み量を減少させことができるが、歩留りの低下とグライ
ンダー等の手入れの工程が増えるので好ましくない。第
1発明のもう一つの特徴の粗圧延における最後の水平圧
延パスを除く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率
を40%〜75%の範囲内とし、この水平圧延パス後の粗圧
延における幅圧延パスの幅圧下量を、特定バルジング量
に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とすることに限定した理
由について説明する粗圧延における最後の水平圧延パス
を除く理由は、最後の水平圧延パスの圧下率を40%〜75
%の範囲内としたのでは、仕上圧延機列Fに竪ロールFE
1 が設けられていないので、水平圧延パスで形成された
側面の皺を平滑化することができず、エッジシーム疵回
り込み量を減少できないためである。
【0025】また、少なくとも一つの水平圧延パスの圧
下率を40%〜75%の範囲内に限定する理由は次の通りで
ある。粗圧延の圧下率が40%未満では、再結晶組織の形
成が不十分なために加工性が劣る。一方、粗圧延の圧下
率が75%を超えると圧延荷重が過大となって、圧延の遂
行が困難になる。このため、水平圧延パスの圧下率を40
%〜75%に限定した。
下率を40%〜75%の範囲内に限定する理由は次の通りで
ある。粗圧延の圧下率が40%未満では、再結晶組織の形
成が不十分なために加工性が劣る。一方、粗圧延の圧下
率が75%を超えると圧延荷重が過大となって、圧延の遂
行が困難になる。このため、水平圧延パスの圧下率を40
%〜75%に限定した。
【0026】少なくとも一つの水平圧延パスとするの
は、粗圧延のどの段階で水平圧延パスの圧下率を40%〜
75%の範囲内としてもよいが、材料特性および圧延機の
能力からすると後のパスで行うほどよい。また、圧下率
を40%〜75%の範囲内とした水平圧延パス後の幅圧延パ
スの幅圧下量を、特定バルジング量に対して0.80〜1.5
倍の範囲内とするのは次の理由による。
は、粗圧延のどの段階で水平圧延パスの圧下率を40%〜
75%の範囲内としてもよいが、材料特性および圧延機の
能力からすると後のパスで行うほどよい。また、圧下率
を40%〜75%の範囲内とした水平圧延パス後の幅圧延パ
スの幅圧下量を、特定バルジング量に対して0.80〜1.5
倍の範囲内とするのは次の理由による。
【0027】特定バルジング量に対して0.80未満とした
場合には、高圧下率としたことにより形成された側面の
皺を平滑化することができず、エッジシーム疵回り込み
量を小さくできない。一方、特定バルジング量に対して
1.5 倍を超えた場合には、被圧延材の幅方向の座屈が生
じて幅の圧下ができなくなる。このため、高圧下率とし
た水平圧延パス後の幅圧延パスの幅圧下量を、特定バル
ジング量に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とするのであ
る。
場合には、高圧下率としたことにより形成された側面の
皺を平滑化することができず、エッジシーム疵回り込み
量を小さくできない。一方、特定バルジング量に対して
1.5 倍を超えた場合には、被圧延材の幅方向の座屈が生
じて幅の圧下ができなくなる。このため、高圧下率とし
た水平圧延パス後の幅圧延パスの幅圧下量を、特定バル
ジング量に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とするのであ
る。
【0028】次に、第2発明について説明する。第2発
明は図1に示したように仕上圧延機列Fに竪ロールFE1
が設けられている場合に好適な方法である。第2発明
は、連続鋳造により得られたフェライト系ステンレス鋼
のスラブを加熱炉で加熱して、幅圧延パスと水平圧延パ
スを複数回組合せわせた粗圧延と、仕上圧延とを施すこ
とは第1発明と同様であるが、第1発明の製造方法と異
なるところは、次の2点である。
明は図1に示したように仕上圧延機列Fに竪ロールFE1
が設けられている場合に好適な方法である。第2発明
は、連続鋳造により得られたフェライト系ステンレス鋼
のスラブを加熱炉で加熱して、幅圧延パスと水平圧延パ
スを複数回組合せわせた粗圧延と、仕上圧延とを施すこ
とは第1発明と同様であるが、第1発明の製造方法と異
なるところは、次の2点である。
【0029】すなわち、一つは、複数の水平圧延パスを
有する仕上圧延の代わりに、水平圧延パス前の1回の幅
圧延パスと複数の水平圧延パスを有する仕上圧延とした
ことである。二つ目は、粗圧延における最後の水平圧延
パスを除く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率を
40%〜75%の範囲内の代わりに、粗圧延における最後の
水平圧延パスの圧下率を40%〜75%の範囲内としたこと
である。
有する仕上圧延の代わりに、水平圧延パス前の1回の幅
圧延パスと複数の水平圧延パスを有する仕上圧延とした
ことである。二つ目は、粗圧延における最後の水平圧延
パスを除く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率を
40%〜75%の範囲内の代わりに、粗圧延における最後の
水平圧延パスの圧下率を40%〜75%の範囲内としたこと
である。
【0030】第2発明では、粗圧延における最後の水平
圧延パスの圧下率を40%〜75%の範囲内としたによっ
て、最も加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の
熱延コイルの組織にできるとともに、図1に示した竪ロ
ールFE1 を用いて、形成された側面の皺を、水平圧延パ
ス前の1回の幅圧延パスを有する仕上圧延によって平滑
化できるのである。
圧延パスの圧下率を40%〜75%の範囲内としたによっ
て、最も加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の
熱延コイルの組織にできるとともに、図1に示した竪ロ
ールFE1 を用いて、形成された側面の皺を、水平圧延パ
ス前の1回の幅圧延パスを有する仕上圧延によって平滑
化できるのである。
【0031】上記以外の第2発明の特徴は、第1発明と
同じであるので、詳細な説明を省略する。第1発明また
は第2発明の粗圧延を施した先行する被圧延材と粗圧延
を施した当該被圧延材を接合した後、前記仕上圧延を施
すことが好ましい理由は、熱延コイルの先尾端部の形状
不良部や板厚不良部、板幅不良部が減少し、歩留りが向
上するためである。
同じであるので、詳細な説明を省略する。第1発明また
は第2発明の粗圧延を施した先行する被圧延材と粗圧延
を施した当該被圧延材を接合した後、前記仕上圧延を施
すことが好ましい理由は、熱延コイルの先尾端部の形状
不良部や板厚不良部、板幅不良部が減少し、歩留りが向
上するためである。
【0032】
【実施例】(実施例1) 厚さ200mm 、板幅1300mmの連
続鋳造されたフェライト系ステンレス鋼(C:0.07wt%,Si:
0.3wt%,Mn:0.1wt%,Cr:17wt%)のスラブ側面の厚み方向の
全範囲に、長さ方向に500 mmピッチで2個所(500mm×2
箇所=1000mm)、表1に示す組成の2種類の塗布剤(酸化
防止剤、および還元剤を含有する酸化防止剤)をそれぞ
れ400g/m2 スプレー塗布して1時間乾燥した後、図1に
示す加熱炉10に装入し、1200℃×2hr均熱した。
続鋳造されたフェライト系ステンレス鋼(C:0.07wt%,Si:
0.3wt%,Mn:0.1wt%,Cr:17wt%)のスラブ側面の厚み方向の
全範囲に、長さ方向に500 mmピッチで2個所(500mm×2
箇所=1000mm)、表1に示す組成の2種類の塗布剤(酸化
防止剤、および還元剤を含有する酸化防止剤)をそれぞ
れ400g/m2 スプレー塗布して1時間乾燥した後、図1に
示す加熱炉10に装入し、1200℃×2hr均熱した。
【0033】そして、加熱炉からスラブを熱間圧延設備
列のライン上に抽出し、冷却後にスラブ側面の厚み中央
部の側面からサンプルを採取して、エッチング後顕微鏡
により観察して、脱炭層厚み(μm)を求めた。この結
果を表1に合わせて示す。
列のライン上に抽出し、冷却後にスラブ側面の厚み中央
部の側面からサンプルを採取して、エッチング後顕微鏡
により観察して、脱炭層厚み(μm)を求めた。この結
果を表1に合わせて示す。
【0034】
【表1】
【0035】この結果から、本発明に用いる還元剤を含
有する酸化防止剤は、従来例の還元剤を含まない酸化防
止剤に比較して脱炭量を抑制できることがわかる。次
に、上記と同じ厚さ、板幅、成分の連続鋳造されたフェ
ライト系ステンレス鋼のスラブの側面の全面に、表1に
示した還元剤を含有する酸化防止剤(塗布剤記号:A)
をそれぞれ400g/m2 スプレー塗布して、1時間乾燥した
後、図1に示す加熱炉10に装入し、1200℃×2hr均熱し
た。
有する酸化防止剤は、従来例の還元剤を含まない酸化防
止剤に比較して脱炭量を抑制できることがわかる。次
に、上記と同じ厚さ、板幅、成分の連続鋳造されたフェ
ライト系ステンレス鋼のスラブの側面の全面に、表1に
示した還元剤を含有する酸化防止剤(塗布剤記号:A)
をそれぞれ400g/m2 スプレー塗布して、1時間乾燥した
後、図1に示す加熱炉10に装入し、1200℃×2hr均熱し
た。
【0036】加熱したスラブに表2に示す幅圧延パスと
水平圧延パスを複数回組合せわせた粗圧延を施して、30
mmのシートバー厚みとした。粗圧延での水平圧延パスお
よび水平圧延パスの圧下率は、表2に示したとおり水平
圧延パスは6パスとし、水平ロール R1 での1、2、3
パス(リバース圧延)および水平ロール R2 、R3、R4で
の4、5、6パス( 一方向圧延) である。
水平圧延パスを複数回組合せわせた粗圧延を施して、30
mmのシートバー厚みとした。粗圧延での水平圧延パスお
よび水平圧延パスの圧下率は、表2に示したとおり水平
圧延パスは6パスとし、水平ロール R1 での1、2、3
パス(リバース圧延)および水平ロール R2 、R3、R4で
の4、5、6パス( 一方向圧延) である。
【0037】また、粗圧延での幅圧延パスおよび幅圧下
量は、同じく表2に示したとおり、表2の粗圧延の水平
圧延パスの欄に示す幅圧下を施した後、水平圧延パスの
1、3、4、5および6パスの水平圧延を施した。本発
明例では、表2に示したように粗圧延における最後の水
平圧延パスを除く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧
下率を40%〜75%の範囲内とし、水平圧延パス後の粗圧
延における幅圧延パスの幅圧下量を特定バルジング量に
対して0.80〜1.5 倍の範囲内とした。
量は、同じく表2に示したとおり、表2の粗圧延の水平
圧延パスの欄に示す幅圧下を施した後、水平圧延パスの
1、3、4、5および6パスの水平圧延を施した。本発
明例では、表2に示したように粗圧延における最後の水
平圧延パスを除く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧
下率を40%〜75%の範囲内とし、水平圧延パス後の粗圧
延における幅圧延パスの幅圧下量を特定バルジング量に
対して0.80〜1.5 倍の範囲内とした。
【0038】このシートバーを7回の水平圧延パスを有
する仕上圧延を施して、板厚4mmとし、コイラ20に巻き
取って熱延コイルを得た。この熱延コイルを通常の方法
に従って、熱延板焼鈍(840℃箱焼鈍)、酸洗後のエッジ
シーム疵回り込み量を下記の方法で測定した。ここで、
バルジング量は、各エッジドロップ計D1、D2、D3、D4お
よびFD1 により、例えば図5に示ようにして測定した
が、事前にモデル化して圧延条件によって予測して求め
てもよい。幅圧下量は、図4に示すようにして、この測
定されたバルジング量を用いて幅圧下量演算装置D10 で
発明の範囲内の幅圧下量を演算し、幅圧下量制御装置D1
1 によって竪ロールE1、E2、E3、E4、およびFE1 の開度
を変更することによって制御した。幅圧下量は各竪ロー
ルE1、E2、E3、E4、およびFE1 の幅圧延前後での板幅差
である。粗圧延機列Rの水平ロールR1〜R4(ワークロー
ル)の直径は1300mm、バレル長さは2200mm、仕上圧延機
列Fの水平ロールF1〜F7(ワークロール)の直径は700m
m 、バレル長さは2000mm、仕上圧延機列F出側の圧延速
度は1000m/min とした。
する仕上圧延を施して、板厚4mmとし、コイラ20に巻き
取って熱延コイルを得た。この熱延コイルを通常の方法
に従って、熱延板焼鈍(840℃箱焼鈍)、酸洗後のエッジ
シーム疵回り込み量を下記の方法で測定した。ここで、
バルジング量は、各エッジドロップ計D1、D2、D3、D4お
よびFD1 により、例えば図5に示ようにして測定した
が、事前にモデル化して圧延条件によって予測して求め
てもよい。幅圧下量は、図4に示すようにして、この測
定されたバルジング量を用いて幅圧下量演算装置D10 で
発明の範囲内の幅圧下量を演算し、幅圧下量制御装置D1
1 によって竪ロールE1、E2、E3、E4、およびFE1 の開度
を変更することによって制御した。幅圧下量は各竪ロー
ルE1、E2、E3、E4、およびFE1 の幅圧延前後での板幅差
である。粗圧延機列Rの水平ロールR1〜R4(ワークロー
ル)の直径は1300mm、バレル長さは2200mm、仕上圧延機
列Fの水平ロールF1〜F7(ワークロール)の直径は700m
m 、バレル長さは2000mm、仕上圧延機列F出側の圧延速
度は1000m/min とした。
【0039】測定後さらに、冷間圧延(圧下率83%) 、
仕上焼鈍(870 ℃) により板厚0.7mm の冷延鋼板とし
た。この冷延鋼板を供試材として、リジング高さおよび
r値を下記の方法で測定した。 エッジシーム疵回り込み量dES:図3に示すように酸洗
工程を経た熱延コイルの長手方向中央部について10mピ
ッチで、最内側のエッジシーム疵の端面からの距離を板
幅の両側および上下面について各々10点測定して、その
平均値とした。
仕上焼鈍(870 ℃) により板厚0.7mm の冷延鋼板とし
た。この冷延鋼板を供試材として、リジング高さおよび
r値を下記の方法で測定した。 エッジシーム疵回り込み量dES:図3に示すように酸洗
工程を経た熱延コイルの長手方向中央部について10mピ
ッチで、最内側のエッジシーム疵の端面からの距離を板
幅の両側および上下面について各々10点測定して、その
平均値とした。
【0040】r値:JIS13 号試験片を用い15%引張歪を
与えたのち、3点法による平均r値を求めた。 リジング:圧延方向から採取したJIS 5号試験片に20%
の引張歪を与えたのち、表面粗さ計でリジング高さを測
定し、最大粗さRmax(μm)で表した。 エッジシーム疵回り込み量dES、r値およびリジング高
さの結果を表2に示す。
与えたのち、3点法による平均r値を求めた。 リジング:圧延方向から採取したJIS 5号試験片に20%
の引張歪を与えたのち、表面粗さ計でリジング高さを測
定し、最大粗さRmax(μm)で表した。 エッジシーム疵回り込み量dES、r値およびリジング高
さの結果を表2に示す。
【0041】一方、従来例と比較例として、発明例と同
じ厚さ、板幅、成分の連続鋳造されたフェライト系ステ
ンレス鋼のスラブの側面の全面に、表1に示した酸化防
止剤(還元剤を含有しない酸化防止剤、塗布剤記号:
B)をそれぞれ400g/m2 スプレー塗布して、1時間乾燥
した後、図1に示す加熱炉10に装入し、1200℃×2hr均
熱した。加熱したスラブに表2に示したように、幅圧延
パスと水平圧延パスを複数回組合せわせた粗圧延を施し
て、30mmのシートバー厚みとした。
じ厚さ、板幅、成分の連続鋳造されたフェライト系ステ
ンレス鋼のスラブの側面の全面に、表1に示した酸化防
止剤(還元剤を含有しない酸化防止剤、塗布剤記号:
B)をそれぞれ400g/m2 スプレー塗布して、1時間乾燥
した後、図1に示す加熱炉10に装入し、1200℃×2hr均
熱した。加熱したスラブに表2に示したように、幅圧延
パスと水平圧延パスを複数回組合せわせた粗圧延を施し
て、30mmのシートバー厚みとした。
【0042】ここで、従来例は粗圧延での水平圧延パス
の圧下率が本発明の範囲を外れたものであり、比較例は
幅圧下パスでの幅圧下量が本発明の範囲を外れたもので
ある。上記以外は発明例と同じ条件として得られた熱延
コイルの熱延板焼鈍(840℃箱焼鈍)、酸洗後のエッジシ
ーム疵回り込み量と、発明例と同じ条件として得られた
冷延鋼板のリジング高さおよびr値の測定結果を表2に
合わせて示す。
の圧下率が本発明の範囲を外れたものであり、比較例は
幅圧下パスでの幅圧下量が本発明の範囲を外れたもので
ある。上記以外は発明例と同じ条件として得られた熱延
コイルの熱延板焼鈍(840℃箱焼鈍)、酸洗後のエッジシ
ーム疵回り込み量と、発明例と同じ条件として得られた
冷延鋼板のリジング高さおよびr値の測定結果を表2に
合わせて示す。
【0043】
【表2】
【0044】この結果から、加熱炉に装入する前のスラ
ブ側面の全面に、還元剤を含有する酸化防止剤を塗布す
るとともに、粗圧延における最後の水平圧延パスを除
く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率を40%〜75
%の範囲内とし、水平圧延パス後の粗圧延における幅圧
延パスの幅圧下量を、水平圧延パス後の被圧延材の厚み
方向の板幅差(特定バルジング量)に対して0.80〜1.5
倍の範囲内とした発明例は、従来例に比べて、リジング
高さおよびr値が良好であり、比較例に比べて、エッジ
シーム疵回り込み量が減少していることがわかる。 (実施例2) 実施例1と同じ厚さ、板幅、成分の連続
鋳造で得られたフェライト系ステンレス鋼のスラブを用
いて、表3に示したとおり水平圧延パスの圧下率と幅圧
延パスの幅圧下量を変更した以外は、実施例1の発明例
と同じ条件として得られた熱延コイルの熱延板焼鈍(840
℃箱焼鈍)、酸洗後のエッジシーム疵回り込み量と、発
明例と同じ条件として得られた冷延鋼板のリジング高さ
およびr値の測定結果を表3に示す。
ブ側面の全面に、還元剤を含有する酸化防止剤を塗布す
るとともに、粗圧延における最後の水平圧延パスを除
く、少なくとも一つの水平圧延パスの圧下率を40%〜75
%の範囲内とし、水平圧延パス後の粗圧延における幅圧
延パスの幅圧下量を、水平圧延パス後の被圧延材の厚み
方向の板幅差(特定バルジング量)に対して0.80〜1.5
倍の範囲内とした発明例は、従来例に比べて、リジング
高さおよびr値が良好であり、比較例に比べて、エッジ
シーム疵回り込み量が減少していることがわかる。 (実施例2) 実施例1と同じ厚さ、板幅、成分の連続
鋳造で得られたフェライト系ステンレス鋼のスラブを用
いて、表3に示したとおり水平圧延パスの圧下率と幅圧
延パスの幅圧下量を変更した以外は、実施例1の発明例
と同じ条件として得られた熱延コイルの熱延板焼鈍(840
℃箱焼鈍)、酸洗後のエッジシーム疵回り込み量と、発
明例と同じ条件として得られた冷延鋼板のリジング高さ
およびr値の測定結果を表3に示す。
【0045】一方、従来例と比較例は、発明例と同じ厚
さ、板幅、成分の連続鋳造で得られたフェライト系ステ
ンレス鋼のスラブの側面の全面に、表1に示した酸化防
止剤(還元剤を含有しない酸化防止剤、塗布剤記号:
B)を塗布した。また、従来例では仕上圧延における幅
圧延パスを空パス(幅圧下量なし)とし、比較例では仕
上圧延における幅圧延パスの幅圧下量が発明の範囲を外
れたものであり、それ以外の条件は発明例と同じにし
た。
さ、板幅、成分の連続鋳造で得られたフェライト系ステ
ンレス鋼のスラブの側面の全面に、表1に示した酸化防
止剤(還元剤を含有しない酸化防止剤、塗布剤記号:
B)を塗布した。また、従来例では仕上圧延における幅
圧延パスを空パス(幅圧下量なし)とし、比較例では仕
上圧延における幅圧延パスの幅圧下量が発明の範囲を外
れたものであり、それ以外の条件は発明例と同じにし
た。
【0046】得られた熱延コイルのエッジシーム疵回り
込み量と、冷延鋼板のリジング高さおよびr値の測定結
果を表3に合わせて示す。
込み量と、冷延鋼板のリジング高さおよびr値の測定結
果を表3に合わせて示す。
【0047】
【表3】
【0048】この結果から、加熱炉に装入する前の前記
スラブ側面の全面に、還元剤を含有する酸化防止剤を塗
布するとともに、粗圧延における最後の水平圧延パスの
圧下率を40%〜75%の範囲内とし、水平圧延パス後の仕
上圧延における幅圧延パスの幅圧下量を、水平圧延パス
後の被圧延材の厚み方向の板幅差(特定バルジング量)
に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とした発明例は、従来例
や比較例に比べて、エッジシーム疵回り込み量が減少し
ていることがわかる。
スラブ側面の全面に、還元剤を含有する酸化防止剤を塗
布するとともに、粗圧延における最後の水平圧延パスの
圧下率を40%〜75%の範囲内とし、水平圧延パス後の仕
上圧延における幅圧延パスの幅圧下量を、水平圧延パス
後の被圧延材の厚み方向の板幅差(特定バルジング量)
に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とした発明例は、従来例
や比較例に比べて、エッジシーム疵回り込み量が減少し
ていることがわかる。
【0049】また、表2に示した結果と表3に示した結
果を比較することにより、粗圧延における最後の水平圧
延パスの圧下率を40%〜75%の範囲内とした方が、リジ
ング高さおよびr値が良好であることがわかる。
果を比較することにより、粗圧延における最後の水平圧
延パスの圧下率を40%〜75%の範囲内とした方が、リジ
ング高さおよびr値が良好であることがわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、圧延チャンスに制約さ
れることなく、粗圧延で圧延潤滑油を供給しなくても、
エッジシーム疵の回り込み量を減少できる。
れることなく、粗圧延で圧延潤滑油を供給しなくても、
エッジシーム疵の回り込み量を減少できる。
【図1】本発明に用いる熱間圧延機設備列の配置図であ
る。
る。
【図2】本発明に用いる塗布剤の塗布範囲を示す概略図
である。
である。
【図3】エッジシーム疵回り込み量の測定方法を示す概
略図である。
略図である。
【図4】本発明に用いる幅圧下装置の概略構成図であ
る。
る。
【図5】本発明の用いるバルジング量の測定方法を示す
斜視図である。
斜視図である。
【符号の説明】 1 スラブ(被圧延材) 2 塗布範囲 3 スラブ厚み 4 コイル板幅 10 加熱炉 20 コイラ 30 シートバー接合装置 E1〜E4、FE1 竪ロール R1〜R4、F1〜F7 水平ロール D1〜D4、FD1 エッジドロップ計 D10 幅圧下量演算装置 D11 幅圧下量制御装置 R 粗圧延機列 F 仕上圧延機列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北浜 正法 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 鑓田 征雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4K032 BA01 CB01 CB02 4K037 EB14 FB06 FB10
Claims (3)
- 【請求項1】 連続鋳造により得られたフェライト系ス
テンレス鋼のスラブを加熱炉で加熱し、幅圧延パスと水
平圧延パスを複数回組合せわせた粗圧延と、複数回の水
平圧延パスを有する仕上圧延とを施す加工性に優れたフ
ェライト系ステンレス鋼板の製造方法において、前記加
熱炉に装入する前の前記スラブ側面の全面に、還元剤を
含有する酸化防止剤を塗布するとともに、前記粗圧延に
おける最後の水平圧延パスを除く、少なくとも一つの水
平圧延パスの圧下率を40%〜75%の範囲内とし、該水平
圧延パス後の粗圧延における幅圧延パスの幅圧下量を、
前記水平圧延パス後の被圧延材の厚み方向の板幅差に対
して0.80〜1.5 倍の範囲内とすることを特徴とする加工
性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 連続鋳造により得られたフェライト系ス
テンレス鋼のスラブを加熱炉で加熱して、幅圧延パスと
水平圧延パスを複数回組合せわせた粗圧延と、水平圧延
パス前の1回の幅圧延パスと複数の水平圧延パスを有す
る仕上圧延とを施す加工性に優れたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法において、前記加熱炉に装入する前
の前記スラブ側面の全面に、還元剤を含有する酸化防止
剤を塗布するとともに、前記粗圧延における最後の水平
圧延パスの圧下率を40%〜75%の範囲内とし、該水平圧
延パス後の前記仕上圧延における幅圧延パスの幅圧下量
を、前記水平圧延パス後の被圧延材の厚み方向の板幅差
に対して0.80〜1.5 倍の範囲内とすることを特徴とする
加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方
法。 - 【請求項3】 前記粗圧延を施した先行する被圧延材と
前記粗圧延を施した当該被圧延材を接合した後、前記仕
上圧延を施すことを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11090417A JP2000282152A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11090417A JP2000282152A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
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|---|---|
| JP2000282152A true JP2000282152A (ja) | 2000-10-10 |
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ID=13998030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11090417A Pending JP2000282152A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000282152A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002307123A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-22 | Nippon Metal Ind Co Ltd | ラウンドエッジフラットバー製造方法及びその装置 |
| CN110014041A (zh) * | 2017-12-26 | 2019-07-16 | 杰富意钢铁株式会社 | 铁素体系不锈钢带的冷轧方法 |
| CN113073265A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-07-06 | 广东鑫发精密金属科技有限公司 | 大幅提高强度和寿命的301超硬精密不锈钢及应用 |
| CN117483425A (zh) * | 2023-10-20 | 2024-02-02 | 山西晋钢智造科技实业有限公司 | 一种适于锌铝镁热轧材的生产设备 |
| CN119566059A (zh) * | 2024-11-08 | 2025-03-07 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 消除高磁感取向硅钢边部起皮缺陷的方法 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11090417A patent/JP2000282152A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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