JP2000282436A - 根固工法及び根固ブロック - Google Patents
根固工法及び根固ブロックInfo
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不規則かつ粗い流路を形成し、より効果的に
流速を低減させ、河床を保護する。 【解決手段】 凹部21及び連結孔4を備えた側壁2a
及び底板2bからなる根固ブロックとしての箱枠本体1
を敷設し、隣り合わせた根固ブロック同士を連結孔4に
挿入した連結金具5によって連結する。この根固ブロッ
クの収容部3内に解体コンクリート塊7を積み込み、そ
の間隙にコンクリート8を充填して解体コンクリート塊
7を固着する。
流速を低減させ、河床を保護する。 【解決手段】 凹部21及び連結孔4を備えた側壁2a
及び底板2bからなる根固ブロックとしての箱枠本体1
を敷設し、隣り合わせた根固ブロック同士を連結孔4に
挿入した連結金具5によって連結する。この根固ブロッ
クの収容部3内に解体コンクリート塊7を積み込み、そ
の間隙にコンクリート8を充填して解体コンクリート塊
7を固着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川等において土
の表面が洗掘によって侵食されるのを防止するための根
固工法及び根固ブロックに関する。
の表面が洗掘によって侵食されるのを防止するための根
固工法及び根固ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】河川等において土の表面が洗掘によって
侵食されるのを防止するため、河床面に自然石を並列敷
設する根固工が行われている。しかしながら、根固工に
自然石を利用した場合、自然石は球形状のため、洪水時
の流水力によって流出してしまう。このため河床全面に
ベースコンクリートを張ってしまうと、河川水の地下へ
の浸透がなくなり、地下水への影響が出てきたり、魚類
や水棲生物への悪影響が考えられる。
侵食されるのを防止するため、河床面に自然石を並列敷
設する根固工が行われている。しかしながら、根固工に
自然石を利用した場合、自然石は球形状のため、洪水時
の流水力によって流出してしまう。このため河床全面に
ベースコンクリートを張ってしまうと、河川水の地下へ
の浸透がなくなり、地下水への影響が出てきたり、魚類
や水棲生物への悪影響が考えられる。
【0003】そこで、従来、コンクリート製の根固ブロ
ックを敷設し、洗掘による侵食を防止することが広く行
われている。その一例として、特開平4−166507
号公報に記載の自然石根固ブロック工法が知られてい
る。
ックを敷設し、洗掘による侵食を防止することが広く行
われている。その一例として、特開平4−166507
号公報に記載の自然石根固ブロック工法が知られてい
る。
【0004】特開平4−166507号公報記載の自然
石根固ブロック工法は、図10に示すように、コンクリ
ートブロックの台座201に自然石202が一部台座上
面に突出するように定着してなる自然石根固ブロックを
河床面上に敷設するというものである。これにより、自
然石根固ブロックにおけるコンクリートブロックの台座
201の上面に突出した自然石202が表面粗度を高
め、同根固ブロック周辺の流速を低減し、周辺土砂の流
出が防止される。
石根固ブロック工法は、図10に示すように、コンクリ
ートブロックの台座201に自然石202が一部台座上
面に突出するように定着してなる自然石根固ブロックを
河床面上に敷設するというものである。これにより、自
然石根固ブロックにおけるコンクリートブロックの台座
201の上面に突出した自然石202が表面粗度を高
め、同根固ブロック周辺の流速を低減し、周辺土砂の流
出が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すように、自然石202が既に定着された状態に形
成された根固ブロックは、その容積分の重量があるため
重く、現場までの運搬に不利な条件となる。また、この
ような根固ブロックを河床面上に敷設する場合、図10
(b)に示すように、水の流速をより低減させるために
隣り合う根固ブロックの自然石202の配置が異なるよ
うに配置しても、規則的また滑らかな流路203が形成
されてしまうため、充分に水の流速を低減させ、洗掘を
防止し河床を保護しているとは言えない。
に示すように、自然石202が既に定着された状態に形
成された根固ブロックは、その容積分の重量があるため
重く、現場までの運搬に不利な条件となる。また、この
ような根固ブロックを河床面上に敷設する場合、図10
(b)に示すように、水の流速をより低減させるために
隣り合う根固ブロックの自然石202の配置が異なるよ
うに配置しても、規則的また滑らかな流路203が形成
されてしまうため、充分に水の流速を低減させ、洗掘を
防止し河床を保護しているとは言えない。
【0006】そこで、本発明においては、不規則かつ粗
い流路を形成し、より効果的に流速を低減させ、河床を
保護することが可能な根固工法及び運搬に有利な根固ブ
ロックを提供する。
い流路を形成し、より効果的に流速を低減させ、河床を
保護することが可能な根固工法及び運搬に有利な根固ブ
ロックを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の根固工法は、箱
形の根固ブロックを敷設し、根固ブロック内に固形物を
積み込み、固形物の間隙に充填剤を充填して固形物を固
着するものである。現場にて根固ブロック内に積み込ん
だ固形物は不規則な配置となり、これを充填剤によって
固着することにより、その表面は不規則かつ粗いものと
なるため表面粗度が高くなり、流速を低減させることや
土砂の流出を防止することが可能となる。また、長期使
用により、固形物と充填剤との接触部分が侵食されると
さらに表面粗度が高まることになるため、より流速を低
減させることや土砂の流出を防止させることが可能とな
り、長期間に渡って使用可能な根固構造となる。
形の根固ブロックを敷設し、根固ブロック内に固形物を
積み込み、固形物の間隙に充填剤を充填して固形物を固
着するものである。現場にて根固ブロック内に積み込ん
だ固形物は不規則な配置となり、これを充填剤によって
固着することにより、その表面は不規則かつ粗いものと
なるため表面粗度が高くなり、流速を低減させることや
土砂の流出を防止することが可能となる。また、長期使
用により、固形物と充填剤との接触部分が侵食されると
さらに表面粗度が高まることになるため、より流速を低
減させることや土砂の流出を防止させることが可能とな
り、長期間に渡って使用可能な根固構造となる。
【0008】ここで、根固ブロック内に積み込む固形物
としては、不定形なコンクリート塊または自然岩石を使
用するのが望ましい。これにより、充填剤の表面より突
出した固形物は、その形状が同一にはならないため、こ
れらの間隙に形成される流路は滑らかなものとはならな
い。すなわち、固形物の間隙には不規則かつ粗い流路が
形成されることになるため、この間隙を通過する水の流
速をより効率的に低減させることが可能となる。また、
不定形なコンクリート塊や自然岩石等は、現場にて発生
した廃材、解体コンクリートやそこに存在する自然の岩
石等を使用することが可能であるため、解体コンクリー
ト等の運搬費や原材料費を節約することが可能となり、
安価に根固構造を構築することが可能となる。
としては、不定形なコンクリート塊または自然岩石を使
用するのが望ましい。これにより、充填剤の表面より突
出した固形物は、その形状が同一にはならないため、こ
れらの間隙に形成される流路は滑らかなものとはならな
い。すなわち、固形物の間隙には不規則かつ粗い流路が
形成されることになるため、この間隙を通過する水の流
速をより効率的に低減させることが可能となる。また、
不定形なコンクリート塊や自然岩石等は、現場にて発生
した廃材、解体コンクリートやそこに存在する自然の岩
石等を使用することが可能であるため、解体コンクリー
ト等の運搬費や原材料費を節約することが可能となり、
安価に根固構造を構築することが可能となる。
【0009】根固ブロックは、所定幅離隔させて千鳥配
置するのが望ましい。これにより、複数個配置される根
固ブロック間に千鳥格子状の流路が形成され、この流路
中に流入した水の流速がさらに低減される。根固ブロッ
クを離隔させる所定幅は100〜500mmとするのが
最も望ましく、より効率的に水の流速を低減することが
可能となる。もしも、100mm未満であると、隣り合
う根固ブロック同士の連結作業が煩雑となり、500m
mを超えると流路がだんだんとなめらかになり、流速の
低減効果が少なくなる。
置するのが望ましい。これにより、複数個配置される根
固ブロック間に千鳥格子状の流路が形成され、この流路
中に流入した水の流速がさらに低減される。根固ブロッ
クを離隔させる所定幅は100〜500mmとするのが
最も望ましく、より効率的に水の流速を低減することが
可能となる。もしも、100mm未満であると、隣り合
う根固ブロック同士の連結作業が煩雑となり、500m
mを超えると流路がだんだんとなめらかになり、流速の
低減効果が少なくなる。
【0010】本発明の別の根固工法は、箱形の根固ブロ
ックを敷設し、根固ブロック内に固形物を積み込み、固
形物の上から充填剤を充填し、さらに充填剤の表面に石
を突出させて埋め込むものである。現場にて根固ブロッ
ク内に固形物を積み込み、この固形物の上から充填剤を
充填したものをベースとして、この充填剤の表面に石を
突出させて埋め込むことによって、充填剤の表面の粗度
をより高めて、より効率的に流速を低減させることや土
砂の流出を防止することが可能となる。
ックを敷設し、根固ブロック内に固形物を積み込み、固
形物の上から充填剤を充填し、さらに充填剤の表面に石
を突出させて埋め込むものである。現場にて根固ブロッ
ク内に固形物を積み込み、この固形物の上から充填剤を
充填したものをベースとして、この充填剤の表面に石を
突出させて埋め込むことによって、充填剤の表面の粗度
をより高めて、より効率的に流速を低減させることや土
砂の流出を防止することが可能となる。
【0011】このような根固工法に用いる本発明の根固
ブロックは、固形物を積み込み可能な側壁及び底板から
なる箱枠本体の前記側壁に、底板から側壁上端に至る凹
凸部を備えたものである。これにより、凹凸部を備えた
側壁同士を対面させた状態に根固ブロックを千鳥配列す
れば、側壁に備えた凹凸部が複雑な流路を形成すること
になるため、この流路を通過する水の流速をより効率的
に低減することが可能となる。また、このような側壁及
び底板からなる箱枠本体は、従来の根固ブロックよりも
軽量であるため、運搬に有利であるため運搬コストを低
減することが可能である。
ブロックは、固形物を積み込み可能な側壁及び底板から
なる箱枠本体の前記側壁に、底板から側壁上端に至る凹
凸部を備えたものである。これにより、凹凸部を備えた
側壁同士を対面させた状態に根固ブロックを千鳥配列す
れば、側壁に備えた凹凸部が複雑な流路を形成すること
になるため、この流路を通過する水の流速をより効率的
に低減することが可能となる。また、このような側壁及
び底板からなる箱枠本体は、従来の根固ブロックよりも
軽量であるため、運搬に有利であるため運搬コストを低
減することが可能である。
【0012】側壁には、連結具、または連結具を挿入可
能な連結孔を備えるのが望ましい。連結孔に連結具を挿
入する構造とすれば、この連結具は連結孔に対して奥側
および手前側に自由に移動することが可能となり、連結
具の箱枠本体からの突出具合を調節することができる。
したがって、隣り合わせた根固ブロック同士をこの連結
具によって連結した後に、連結具の突出具合を調節する
ことによって、隣り合わせた根固ブロックが同一面上に
ない場合であっても連結することが可能となり、強固に
連結することが可能となる。
能な連結孔を備えるのが望ましい。連結孔に連結具を挿
入する構造とすれば、この連結具は連結孔に対して奥側
および手前側に自由に移動することが可能となり、連結
具の箱枠本体からの突出具合を調節することができる。
したがって、隣り合わせた根固ブロック同士をこの連結
具によって連結した後に、連結具の突出具合を調節する
ことによって、隣り合わせた根固ブロックが同一面上に
ない場合であっても連結することが可能となり、強固に
連結することが可能となる。
【0013】または、連結具を備えた構造であっても、
隣り合わせた根固ブロックの連結具同士を別の連結具に
よって連結すれば、この連結具を調節することにより、
上記と同様、隣り合わせた根固ブロックが同一面上にな
い場合であっても連結することが可能となり、強固に連
結することが可能となる。
隣り合わせた根固ブロックの連結具同士を別の連結具に
よって連結すれば、この連結具を調節することにより、
上記と同様、隣り合わせた根固ブロックが同一面上にな
い場合であっても連結することが可能となり、強固に連
結することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
る根固ブロックの平面図、図2は図1に示す根固ブロッ
クの正面図、図3は連結具の詳細図、図4は根固ブロッ
クの施工例を示す平面図、図5は図4に示すA部詳細
図、図6は根固ブロックの施工例を示す側面図である。
る根固ブロックの平面図、図2は図1に示す根固ブロッ
クの正面図、図3は連結具の詳細図、図4は根固ブロッ
クの施工例を示す平面図、図5は図4に示すA部詳細
図、図6は根固ブロックの施工例を示す側面図である。
【0015】図1及び図2に示すように、本発明の実施
の形態における根固ブロックは、1点破線で示す略八角
形状の底板2bの8つの辺からそれぞれ立ち上がる側壁
2aaからなる箱枠本体1の側壁2aに、底板2bから
側壁2a上端に至る凹凸部を形成する凹部21を備えて
いる。凹部21は、8面ある側壁2aに一つ置きに備え
られており、凹部21と側壁2aに残された角部22と
の段差が凹凸部を形成している。このような凹部21に
凹部21を備えた側壁2aの角部22が対面するように
根固ブロックを配置すると、根固ブロックは、図4に示
すような千鳥配列となり、凹部21が複雑な流路Fを形
成することになる。
の形態における根固ブロックは、1点破線で示す略八角
形状の底板2bの8つの辺からそれぞれ立ち上がる側壁
2aaからなる箱枠本体1の側壁2aに、底板2bから
側壁2a上端に至る凹凸部を形成する凹部21を備えて
いる。凹部21は、8面ある側壁2aに一つ置きに備え
られており、凹部21と側壁2aに残された角部22と
の段差が凹凸部を形成している。このような凹部21に
凹部21を備えた側壁2aの角部22が対面するように
根固ブロックを配置すると、根固ブロックは、図4に示
すような千鳥配列となり、凹部21が複雑な流路Fを形
成することになる。
【0016】箱枠本体1は、固形物を積み込み可能な収
容部3を備え、その中心には箱枠本体1をつり上げるた
めのアンカー穴31が、このアンカー穴31の隣には水
抜き孔32がそれぞれ設けられている。水抜き孔32
は、施工時に収容部3に溜まった不要な水を除去するた
めに使用するものである。
容部3を備え、その中心には箱枠本体1をつり上げるた
めのアンカー穴31が、このアンカー穴31の隣には水
抜き孔32がそれぞれ設けられている。水抜き孔32
は、施工時に収容部3に溜まった不要な水を除去するた
めに使用するものである。
【0017】側壁2aには、6方向に連結具としての連
結金具5を挿入可能な連結孔4が備えられている。6方
向のうち相対する2方向に連結金具5を挿入する連結孔
4は左右に2つ並べて設けられた丸孔であり、残り4方
向に連結金具5を挿入する連結孔4は上下に2つ並べて
設けられた丸孔である。これらの連結孔4に、図3に示
す連結金具5のUボルト51を挿入し、ワッシャー52
及びナット53にて締め付ける。連結金具5は連結孔4
に対して奥側および手前側にUボルト51の範囲内で自
由に移動することが可能である。本実施形態における連
結孔4に代えて、連結金具5と同様な形状のコンクリー
ト製の連結具(図示せず)を予め備えたものとすること
もできる。
結金具5を挿入可能な連結孔4が備えられている。6方
向のうち相対する2方向に連結金具5を挿入する連結孔
4は左右に2つ並べて設けられた丸孔であり、残り4方
向に連結金具5を挿入する連結孔4は上下に2つ並べて
設けられた丸孔である。これらの連結孔4に、図3に示
す連結金具5のUボルト51を挿入し、ワッシャー52
及びナット53にて締め付ける。連結金具5は連結孔4
に対して奥側および手前側にUボルト51の範囲内で自
由に移動することが可能である。本実施形態における連
結孔4に代えて、連結金具5と同様な形状のコンクリー
ト製の連結具(図示せず)を予め備えたものとすること
もできる。
【0018】隣り合わせた根固ブロック同士は、図4に
示すように、連結金具5によって連結する。図5に示す
ように、3つの根固ブロックそれぞれから延びる連結金
具5のうち2方向から延びる連結金具5を、もう1方向
から延びる連結金具5によってまとめて連結する。それ
ぞれの連結金具5のナット53を締め付けると、連結金
具5の突出具合が調節されそれぞれの根固ブロックを引
き合うため、隣り合わせた根固ブロックを強固に連結す
ることが可能となる。このように連結孔4の配列が互い
違いに90°異相させておくことによって、3つの連結
金具5だけで3つの根固ブロックを連結することが可能
となる。
示すように、連結金具5によって連結する。図5に示す
ように、3つの根固ブロックそれぞれから延びる連結金
具5のうち2方向から延びる連結金具5を、もう1方向
から延びる連結金具5によってまとめて連結する。それ
ぞれの連結金具5のナット53を締め付けると、連結金
具5の突出具合が調節されそれぞれの根固ブロックを引
き合うため、隣り合わせた根固ブロックを強固に連結す
ることが可能となる。このように連結孔4の配列が互い
違いに90°異相させておくことによって、3つの連結
金具5だけで3つの根固ブロックを連結することが可能
となる。
【0019】また、隣り合わせた根固ブロック同士を連
結金具5によって連結する構造としておけば、図6に示
すように、隣り合わせたそれぞれの根固ブロックを敷設
する敷設面Cの傾斜角度が異なる場合、すなわち隣り合
わせた根固ブロックが同一面上にない場合であっても連
結することが可能であり、河床の変動に合わせて敷設す
ることが可能となる。
結金具5によって連結する構造としておけば、図6に示
すように、隣り合わせたそれぞれの根固ブロックを敷設
する敷設面Cの傾斜角度が異なる場合、すなわち隣り合
わせた根固ブロックが同一面上にない場合であっても連
結することが可能であり、河床の変動に合わせて敷設す
ることが可能となる。
【0020】次に、図7を用いて本発明の実施の形態に
おける根固工法について説明する。図7は本発明の実施
の形態における根固工法の施工手順を示す図、図8は施
工後の根固ブロックの例を示す断面図である。
おける根固工法について説明する。図7は本発明の実施
の形態における根固工法の施工手順を示す図、図8は施
工後の根固ブロックの例を示す断面図である。
【0021】まず、根固工を行う基面を整正し(ステッ
プ101)、例えば図1及び図2に示す根固ブロックの
箱枠本体1を図4に示すように護岸対象の川岸Rに沿っ
て千鳥配列となるように敷設する(ステップ102)。
このとき、それぞれの箱枠本体1は、100〜500m
mの所定幅離隔させて配置する。
プ101)、例えば図1及び図2に示す根固ブロックの
箱枠本体1を図4に示すように護岸対象の川岸Rに沿っ
て千鳥配列となるように敷設する(ステップ102)。
このとき、それぞれの箱枠本体1は、100〜500m
mの所定幅離隔させて配置する。
【0022】こうして基面上に配置した箱枠本体1を、
図5に示す連結金具5を用いて連結固定する(ステップ
103)。このとき、箱枠本体1と基面との間に隙間を
生じる場合には、適当な間詰工を施しておく。
図5に示す連結金具5を用いて連結固定する(ステップ
103)。このとき、箱枠本体1と基面との間に隙間を
生じる場合には、適当な間詰工を施しておく。
【0023】次に、箱枠本体1内に不定形な固形物とし
ての解体コンクリート塊7を積み込み(ステップ10
4)、解体コンクリート塊の間隙に充填剤としてのコン
クリート8を充填して解体コンクリート塊7を固着する
(ステップ105)。このとき、箱枠本体1同士を連結
固定した連結金具5もコンクリート8によって固着され
る。なお、図示していないが、コンクリート8を箱枠本
体1上面よりも盛り上がるように充填してもよい。その
後、現場に応じてコンクリート養生後、覆土し、施工が
完了する(ステップ106)。
ての解体コンクリート塊7を積み込み(ステップ10
4)、解体コンクリート塊の間隙に充填剤としてのコン
クリート8を充填して解体コンクリート塊7を固着する
(ステップ105)。このとき、箱枠本体1同士を連結
固定した連結金具5もコンクリート8によって固着され
る。なお、図示していないが、コンクリート8を箱枠本
体1上面よりも盛り上がるように充填してもよい。その
後、現場に応じてコンクリート養生後、覆土し、施工が
完了する(ステップ106)。
【0024】このように、現場にて根固ブロックの箱枠
本体1の収容部3内に解体コンクリート塊7を積み込む
ことによって、この解体コンクリート塊7は収容部3内
に不規則に配置された状態となる。そのうえ、これを生
コンクリート8によって固着すると、その表面8aには
不規則に配置された解体コンクリート塊7の一部が露出
することになるため、この表面8aは不規則かつ粗いも
のとなり表面粗度が高くなる。したがって、この表面8
aに水が衝突すると、その水の流速が低減され、覆土し
ている場合には覆土した土砂の流出が防止される。
本体1の収容部3内に解体コンクリート塊7を積み込む
ことによって、この解体コンクリート塊7は収容部3内
に不規則に配置された状態となる。そのうえ、これを生
コンクリート8によって固着すると、その表面8aには
不規則に配置された解体コンクリート塊7の一部が露出
することになるため、この表面8aは不規則かつ粗いも
のとなり表面粗度が高くなる。したがって、この表面8
aに水が衝突すると、その水の流速が低減され、覆土し
ている場合には覆土した土砂の流出が防止される。
【0025】また、このような根固構造の長期使用によ
り、表面8aに長期に渡って水が衝突して、解体コンク
リート塊7とコンクリート8との接触部分が侵食される
とさらに表面粗度が高まることになるため、より流速を
低減させることや土砂の流出を防止させることが可能と
なる。その結果、このような根固構造は、長期間に渡っ
て使用することが可能であり、流速の低減効果等を維持
することが可能である。
り、表面8aに長期に渡って水が衝突して、解体コンク
リート塊7とコンクリート8との接触部分が侵食される
とさらに表面粗度が高まることになるため、より流速を
低減させることや土砂の流出を防止させることが可能と
なる。その結果、このような根固構造は、長期間に渡っ
て使用することが可能であり、流速の低減効果等を維持
することが可能である。
【0026】本実施形態においては、固形物として現場
にて発生した解体コンクリート塊7を使用しているた
め、解体コンクリート等の運搬費や原材料費を節約する
ことが可能となり、安価に根固構造を構築することが可
能となる。また、現場にて固形物を積み込むため、根固
ブロックは従来に比べて軽量となるため、運搬及び施工
時に有利となる。
にて発生した解体コンクリート塊7を使用しているた
め、解体コンクリート等の運搬費や原材料費を節約する
ことが可能となり、安価に根固構造を構築することが可
能となる。また、現場にて固形物を積み込むため、根固
ブロックは従来に比べて軽量となるため、運搬及び施工
時に有利となる。
【0027】図9は施工後の根固ブロックの別の例を示
す断面図である。図9に示すものは、敷設した根固ブロ
ック内に解体コンクリート塊7を積み込み、この解体コ
ンクリート塊7の上からコンクリート8を充填し、さら
にコンクリート8の表面8aに栗石等の小さな石9を突
出させて埋め込んだものである。
す断面図である。図9に示すものは、敷設した根固ブロ
ック内に解体コンクリート塊7を積み込み、この解体コ
ンクリート塊7の上からコンクリート8を充填し、さら
にコンクリート8の表面8aに栗石等の小さな石9を突
出させて埋め込んだものである。
【0028】このように、現場にて根固ブロック内に解
体コンクリート塊7を積み込み、この解体コンクリート
塊7の上からコンクリート8を充填したものをベースと
して、このコンクリート8の表面8aに石9を突出させ
て埋め込むことによって、コンクリート8の表面8aの
粗度をより高めて、より効率的に流速を低減させること
や土砂の流出を防止することが可能となる。また、この
ような石9によってコンクリート8の表面8aを飾るこ
とによって美的外観も得られる。
体コンクリート塊7を積み込み、この解体コンクリート
塊7の上からコンクリート8を充填したものをベースと
して、このコンクリート8の表面8aに石9を突出させ
て埋め込むことによって、コンクリート8の表面8aの
粗度をより高めて、より効率的に流速を低減させること
や土砂の流出を防止することが可能となる。また、この
ような石9によってコンクリート8の表面8aを飾るこ
とによって美的外観も得られる。
【0029】本実施形態においては、固形物として解体
コンクリート塊7を使用しているが、これに限らず、他
の廃材、定形または不定形なコンクリート塊、アスファ
ルト塊や自然岩石等を使用することもできる。これらの
固形物が充填剤の表面より突出して、その突出部分の形
状が同一のものとならなければ、これらの固形物の間隙
に形成される流路は滑らかなものとならず、複雑な形状
となる。
コンクリート塊7を使用しているが、これに限らず、他
の廃材、定形または不定形なコンクリート塊、アスファ
ルト塊や自然岩石等を使用することもできる。これらの
固形物が充填剤の表面より突出して、その突出部分の形
状が同一のものとならなければ、これらの固形物の間隙
に形成される流路は滑らかなものとならず、複雑な形状
となる。
【0030】すなわち、固形物の間隙には不規則かつ粗
い流路が形成されることになるため、この間隙を通過す
る水の流速がより効果的に低減させられる。また、本実
施形態のように現場にて発生した解体コンクリートやそ
こに存在する自然の岩石等を使用するようにすれば、解
体コンクリート等の運搬費や原材料費等を節約すること
が可能となり、安価に根固構造を構築することも可能で
ある。
い流路が形成されることになるため、この間隙を通過す
る水の流速がより効果的に低減させられる。また、本実
施形態のように現場にて発生した解体コンクリートやそ
こに存在する自然の岩石等を使用するようにすれば、解
体コンクリート等の運搬費や原材料費等を節約すること
が可能となり、安価に根固構造を構築することも可能で
ある。
【0031】また、本実施形態においては、箱枠本体1
として、その平面形状が八角形の例を示したが、これに
限らず、六角形やその他の多角形とすることも可能であ
る。
として、その平面形状が八角形の例を示したが、これに
限らず、六角形やその他の多角形とすることも可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によって、以下の効果を奏するこ
とができる。
とができる。
【0033】(1)箱形の根固ブロックを敷設し、根固
ブロック内に固形物を積み込み、固形物の間隙に充填剤
を充填して固形物を固着することによって、その表面は
不規則かつ粗いものとなるため表面粗度が高くなり、流
速を低減させることや土砂の流出を防止することが可能
となる。また、現場にて固形物を積み込むため、根固ブ
ロックは従来に比べて軽量となるため、運搬及び施工時
に有利となる。さらに、長期使用により、固形物と充填
剤との接触部分が侵食されるとさらに表面粗度が高まる
ことになるため、より流速を低減させることや土砂の流
出を防止させることが可能となる。その結果、このよう
な根固構造は、長期間に渡って使用することが可能であ
り、流速の低減効果等が長期に渡って維持される。
ブロック内に固形物を積み込み、固形物の間隙に充填剤
を充填して固形物を固着することによって、その表面は
不規則かつ粗いものとなるため表面粗度が高くなり、流
速を低減させることや土砂の流出を防止することが可能
となる。また、現場にて固形物を積み込むため、根固ブ
ロックは従来に比べて軽量となるため、運搬及び施工時
に有利となる。さらに、長期使用により、固形物と充填
剤との接触部分が侵食されるとさらに表面粗度が高まる
ことになるため、より流速を低減させることや土砂の流
出を防止させることが可能となる。その結果、このよう
な根固構造は、長期間に渡って使用することが可能であ
り、流速の低減効果等が長期に渡って維持される。
【0034】(2)箱形の根固ブロックを敷設し、根固
ブロック内に固形物を積み込み、固形物の上から充填剤
を充填し、さらに充填剤の表面に石を突出させて埋め込
むことによって、充填剤の表面の粗度をより高めて、よ
り効率的に流速を低減させることや土砂の流出を防止す
ることが可能となる。
ブロック内に固形物を積み込み、固形物の上から充填剤
を充填し、さらに充填剤の表面に石を突出させて埋め込
むことによって、充填剤の表面の粗度をより高めて、よ
り効率的に流速を低減させることや土砂の流出を防止す
ることが可能となる。
【0035】(3)根固ブロックを、所定幅離隔させて
千鳥配置することによって、複数個配置される根固ブロ
ック間に千鳥格子状の流路が形成され、この流路中に流
入した水の流速がさらに低減される。
千鳥配置することによって、複数個配置される根固ブロ
ック間に千鳥格子状の流路が形成され、この流路中に流
入した水の流速がさらに低減される。
【0036】(4)固形物として、不定形なコンクリー
ト塊または自然岩石を使用することによって、固形物の
間隙には不規則かつ粗い流路が形成されることになるた
め、この間隙を通過する水の流速をより効率的に低減さ
せることが可能となる。また、これらの不定形なコンク
リート塊や自然岩石等は、現場にて発生した解体コンク
リートやそこに存在する自然の岩石等を使用することが
可能であるため、解体コンクリート等の運搬費や原材料
費を節約することが可能となり、安価に根固構造を構築
することが可能となる。
ト塊または自然岩石を使用することによって、固形物の
間隙には不規則かつ粗い流路が形成されることになるた
め、この間隙を通過する水の流速をより効率的に低減さ
せることが可能となる。また、これらの不定形なコンク
リート塊や自然岩石等は、現場にて発生した解体コンク
リートやそこに存在する自然の岩石等を使用することが
可能であるため、解体コンクリート等の運搬費や原材料
費を節約することが可能となり、安価に根固構造を構築
することが可能となる。
【0037】(5)固形物を積み込み可能な側壁及び底
板からなる箱枠本体の前記側壁に、底板から側壁上端に
至る凹部を備えることによって、側壁に備えた凹部が複
雑な流路を形成することになるため、この流路を通過す
る水の流速をより効率的に低減することが可能となる。
また、現場にて固形物を積み込むため、このような根固
ブロックは従来に比べて軽量となるため、運搬及び施工
時に有利となる。
板からなる箱枠本体の前記側壁に、底板から側壁上端に
至る凹部を備えることによって、側壁に備えた凹部が複
雑な流路を形成することになるため、この流路を通過す
る水の流速をより効率的に低減することが可能となる。
また、現場にて固形物を積み込むため、このような根固
ブロックは従来に比べて軽量となるため、運搬及び施工
時に有利となる。
【0038】(6)側壁に、連結具を挿入可能な連結孔
を備えることによって、連結具の箱枠本体からの突出具
合を調節することが可能となるため、隣り合わせた根固
ブロック同士をこの連結具によって連結した後に、連結
具の突出具合を調節することによって、隣り合わせた根
固ブロックが同一面上にない場合であっても連結するこ
とが可能となり、また、強固に連結することが可能とな
る。
を備えることによって、連結具の箱枠本体からの突出具
合を調節することが可能となるため、隣り合わせた根固
ブロック同士をこの連結具によって連結した後に、連結
具の突出具合を調節することによって、隣り合わせた根
固ブロックが同一面上にない場合であっても連結するこ
とが可能となり、また、強固に連結することが可能とな
る。
【図1】 本発明の実施の形態における根固ブロックの
平面図である。
平面図である。
【図2】 図1に示す根固ブロックの正面図である。
【図3】 連結具の詳細図である。
【図4】 根固ブロックの施工例を示す平面図である。
【図5】 図4に示すA部詳細図である。
【図6】 根固ブロックの施工例を示す側面図である。
【図7】 本発明の実施の形態における根固工法の施工
手順を示す図である。
手順を示す図である。
【図8】 施工後の根固ブロックの例を示す断面図であ
る。
る。
【図9】 施工後の根固ブロックの別の例を示す断面図
である。
である。
【図10】 従来の根固ブロックの例を示す図であっ
て、(a)は側面図、(b)は平面図である。
て、(a)は側面図、(b)は平面図である。
1 箱枠本体 2a 側壁 2b 底板 21 凹部 22 角部 3 収容部 31 アンカー穴 32 水抜き孔 4 連結孔 5 連結金具 51 Uボルト 52 ワッシャー 53 ナット 7 解体コンクリート塊 8 コンクリート 8a 表面 9 石
Claims (6)
- 【請求項1】 箱形の根固ブロックを敷設し、前記根固
ブロック内に固形物を積み込み、前記固形物の間隙に充
填剤を充填して前記固形物を固着する根固工法。 - 【請求項2】 箱形の根固ブロックを敷設し、前記根固
ブロック内に固形物を積み込み、前記固形物の上から充
填剤を充填し、さらに前記充填剤の表面に石を突出させ
て埋め込む根固工法。 - 【請求項3】 前記根固ブロックを、所定幅離隔させて
千鳥配置する請求項1または2記載の根固工法。 - 【請求項4】 前記固形物として、不定形なコンクリー
ト塊または自然岩石を使用する請求項1から3のいずれ
かに記載の根固工法。 - 【請求項5】 固形物を積み込み可能な側壁及び底板か
らなる箱枠本体の前記側壁に、前記底板から側壁上端に
至る凹凸部を備えた根固ブロック。 - 【請求項6】 前記側壁に、連結具、または連結具を挿
入可能な連結孔を備えた請求項5記載の根固ブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11086899A JP2000282436A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 根固工法及び根固ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11086899A JP2000282436A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 根固工法及び根固ブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000282436A true JP2000282436A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13899692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11086899A Pending JP2000282436A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 根固工法及び根固ブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000282436A (ja) |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11086899A patent/JP2000282436A/ja active Pending
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