JP2000283031A - 電磁クラッチ付き回転機械 - Google Patents
電磁クラッチ付き回転機械Info
- Publication number
- JP2000283031A JP2000283031A JP11089787A JP8978799A JP2000283031A JP 2000283031 A JP2000283031 A JP 2000283031A JP 11089787 A JP11089787 A JP 11089787A JP 8978799 A JP8978799 A JP 8978799A JP 2000283031 A JP2000283031 A JP 2000283031A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic clutch
- support cover
- housing
- electromagnetic
- driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸受の小径化により電磁クラッチの駆動側回
転部材の摩擦面積の増大を図る。 【解決手段】 回転軸7とハウジング6の内壁面との間
に軸封装置8を設ける電磁クラッチ付き圧縮機におい
て、回転軸7の先端部の外周側にハウジング6とは別体
で形成された支持カバー9を配置し、電磁クラッチCの
駆動側回転部材1を軸受11を介して支持カバー9上に
回転可能に支持する。支持カバー9はハウジング6にボ
ルト10により固定される。これにより、支持カバー取
り付け前に軸封装置8をハウジング6内に組み付け可能
となる。そのため、支持カバー9の軸受支持部9aを軸
封装置8の外径より小径にすることができるので、軸受
11を小径化して駆動側回転部材1の摩擦面積を増大で
きる。
転部材の摩擦面積の増大を図る。 【解決手段】 回転軸7とハウジング6の内壁面との間
に軸封装置8を設ける電磁クラッチ付き圧縮機におい
て、回転軸7の先端部の外周側にハウジング6とは別体
で形成された支持カバー9を配置し、電磁クラッチCの
駆動側回転部材1を軸受11を介して支持カバー9上に
回転可能に支持する。支持カバー9はハウジング6にボ
ルト10により固定される。これにより、支持カバー取
り付け前に軸封装置8をハウジング6内に組み付け可能
となる。そのため、支持カバー9の軸受支持部9aを軸
封装置8の外径より小径にすることができるので、軸受
11を小径化して駆動側回転部材1の摩擦面積を増大で
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動力伝達を断続する
電磁クラッチを備えた回転機械に関するもので、車両用
空調装置の圧縮機として好適なものである。
電磁クラッチを備えた回転機械に関するもので、車両用
空調装置の圧縮機として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置の圧縮機では、回
転軸の先端部をハウジングの外部に突き出して電磁クラ
ッチに連結し、この電磁クラッチを介して車両エンジン
の動力を回転軸に伝達するようになっている。このよう
な構造であると、圧縮機内部のオイル、冷媒が回転軸の
突き出し部に沿ってハウジング外部へ洩れ出るので、こ
れを防止するために、回転軸の外周面とハウジングの内
壁面との間に軸封装置(シャフトシール)を設けてい
る。
転軸の先端部をハウジングの外部に突き出して電磁クラ
ッチに連結し、この電磁クラッチを介して車両エンジン
の動力を回転軸に伝達するようになっている。このよう
な構造であると、圧縮機内部のオイル、冷媒が回転軸の
突き出し部に沿ってハウジング外部へ洩れ出るので、こ
れを防止するために、回転軸の外周面とハウジングの内
壁面との間に軸封装置(シャフトシール)を設けてい
る。
【0003】ところで、電磁クラッチにおいては車両エ
ンジンからの動力を受けて回転する駆動側回転部材を有
し、一方、圧縮機のハウジングには回転軸に沿って外部
へ突き出す円筒状のボス部を設け、このボス部の外周面
上に電磁クラッチの駆動側回転部材を軸受を介して回転
自在に配置している。
ンジンからの動力を受けて回転する駆動側回転部材を有
し、一方、圧縮機のハウジングには回転軸に沿って外部
へ突き出す円筒状のボス部を設け、このボス部の外周面
上に電磁クラッチの駆動側回転部材を軸受を介して回転
自在に配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記軸
封装置は円筒状のボス部を通して圧縮機のハウジング内
に組み込むので、ボス部の内径は必然的に軸封装置の外
径より大きくする必要があり、そして、駆動側回転部材
の内径はボス部の外周面上に配置される軸受の外径より
更に大きくする必要がある。
封装置は円筒状のボス部を通して圧縮機のハウジング内
に組み込むので、ボス部の内径は必然的に軸封装置の外
径より大きくする必要があり、そして、駆動側回転部材
の内径はボス部の外周面上に配置される軸受の外径より
更に大きくする必要がある。
【0005】一方、電磁クラッチの外径寸法には制約が
あるので、駆動側回転部材の内外径の差がどうしても小
さくなり、駆動側回転部材の摩擦面積(アーマチャ対向
面積)が小さくなり、電磁クラッチの伝達トルクが小さ
くなるという問題がある。本発明は上記点に鑑みてなさ
れたもので、軸受の小径化により電磁クラッチの駆動側
回転部材の摩擦面積の増大を図ることを目的とする。
あるので、駆動側回転部材の内外径の差がどうしても小
さくなり、駆動側回転部材の摩擦面積(アーマチャ対向
面積)が小さくなり、電磁クラッチの伝達トルクが小さ
くなるという問題がある。本発明は上記点に鑑みてなさ
れたもので、軸受の小径化により電磁クラッチの駆動側
回転部材の摩擦面積の増大を図ることを目的とする。
【0006】また、本発明は、軸封装置からの洩れオイ
ルの排出路を容易に構成できるようにすることを他の目
的とする。
ルの排出路を容易に構成できるようにすることを他の目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、回転軸(7)とハウジ
ング(6)の内壁面との間に軸封装置(8)を設ける電
磁クラッチ付き回転機械において、回転軸(7)の先端
部の外周側に回転機械のハウジング(6)とは別体で形
成された支持カバー(9)を配置し、電磁クラッチ
(C)の駆動側回転部材(1)を軸受(11)を介して
支持カバー(9)上に回転可能に支持することを特徴と
している。
め、請求項1に記載の発明では、回転軸(7)とハウジ
ング(6)の内壁面との間に軸封装置(8)を設ける電
磁クラッチ付き回転機械において、回転軸(7)の先端
部の外周側に回転機械のハウジング(6)とは別体で形
成された支持カバー(9)を配置し、電磁クラッチ
(C)の駆動側回転部材(1)を軸受(11)を介して
支持カバー(9)上に回転可能に支持することを特徴と
している。
【0008】これにより、支持カバー(9)の取り付け
前に軸封装置(8)を回転機械のハウジング(6)内に
組み付けることができる。そのため、支持カバー(9)
のうち、軸受(11)の支持部(9a)を軸封装置
(8)の外径より小径にすることができる。その結果、
軸受(11)を小径化して、駆動側回転部材(1)の内
径を小径化できるので、駆動側回転部材(1)の摩擦面
積を増大でき、電磁クラッチの伝達トルクを増大でき
る。
前に軸封装置(8)を回転機械のハウジング(6)内に
組み付けることができる。そのため、支持カバー(9)
のうち、軸受(11)の支持部(9a)を軸封装置
(8)の外径より小径にすることができる。その結果、
軸受(11)を小径化して、駆動側回転部材(1)の内
径を小径化できるので、駆動側回転部材(1)の摩擦面
積を増大でき、電磁クラッチの伝達トルクを増大でき
る。
【0009】請求項2に記載の発明では、電磁コイル
(2)を駆動側回転部材(1)に設け、ブラシ(18、
19)と、このブラシ(18、19)が圧接摺動するス
リップリング(20、21)とを含む摺動通電機構を有
し、この摺動通電機構を通して電磁コイル(2)に通電
するようにしたことを特徴としている。これにより、電
磁コイル(2)が駆動側回転部材(1)と一体に回転す
るコイル回転型の構成となり、コイル固定型に比してク
ラッチの磁気回路が簡単となり、磁気効率を向上でき
る。
(2)を駆動側回転部材(1)に設け、ブラシ(18、
19)と、このブラシ(18、19)が圧接摺動するス
リップリング(20、21)とを含む摺動通電機構を有
し、この摺動通電機構を通して電磁コイル(2)に通電
するようにしたことを特徴としている。これにより、電
磁コイル(2)が駆動側回転部材(1)と一体に回転す
るコイル回転型の構成となり、コイル固定型に比してク
ラッチの磁気回路が簡単となり、磁気効率を向上でき
る。
【0010】請求項3に記載の発明では、スリップリン
グ(20、21)をスリップリング保持部材(22)を
介して駆動側回転部材(1)の内周側に保持し、ブラシ
(18、19)はブラシ保持部材(23)を介して前記
支持カバー(9)の外周側に保持することを特徴として
いる。これにより、ブラシ(18、19)のリード線を
ブラシ保持部材(23)から外部へ直接取り出すことが
できるので、回転機械のハウジング(6)にリード線取
り出穴を特別に開ける必要がなく、コスト低減を図るこ
とができる。
グ(20、21)をスリップリング保持部材(22)を
介して駆動側回転部材(1)の内周側に保持し、ブラシ
(18、19)はブラシ保持部材(23)を介して前記
支持カバー(9)の外周側に保持することを特徴として
いる。これにより、ブラシ(18、19)のリード線を
ブラシ保持部材(23)から外部へ直接取り出すことが
できるので、回転機械のハウジング(6)にリード線取
り出穴を特別に開ける必要がなく、コスト低減を図るこ
とができる。
【0011】請求項4に記載の発明では、軸受(11)
を支持する小径円筒部(9a)と、ブラシ保持部材(2
3)を支持する大径円筒部(9b)とを有する略円筒状
に支持カバー(9)を成形したことを特徴としている。
このような略円筒状の支持カバー(9)は、鉄系金属の
プレス加工により必要強度を確保しつつ、比較的容易に
一体成形できる。
を支持する小径円筒部(9a)と、ブラシ保持部材(2
3)を支持する大径円筒部(9b)とを有する略円筒状
に支持カバー(9)を成形したことを特徴としている。
このような略円筒状の支持カバー(9)は、鉄系金属の
プレス加工により必要強度を確保しつつ、比較的容易に
一体成形できる。
【0012】請求項5に記載の発明では、ブラシ保持部
材(23)の外周面と駆動側回転部材(1)の内周面と
の間にシール材(26)を配置したことを特徴としてい
る。これにより、ブラシ(18、19)とスリップリン
グ(20、21)との圧接摺動部に水、塵埃等の異物が
侵入することをシール材(26)により防止することが
できる。
材(23)の外周面と駆動側回転部材(1)の内周面と
の間にシール材(26)を配置したことを特徴としてい
る。これにより、ブラシ(18、19)とスリップリン
グ(20、21)との圧接摺動部に水、塵埃等の異物が
侵入することをシール材(26)により防止することが
できる。
【0013】請求項6に記載の発明では、回転機械のハ
ウジング(6)と支持カバー(9)との間に軸封装置
(8)からの洩れオイルを排出するオイル排出路(2
7)を構成したことを特徴としており、そして、請求項
7に記載の発明では、回転機械のハウジング(6)の外
表面に形成した凹溝部(6c)を支持カバー(9)の板
面で蓋することによりオイル排出路(27)を構成する
ことを特徴としている。
ウジング(6)と支持カバー(9)との間に軸封装置
(8)からの洩れオイルを排出するオイル排出路(2
7)を構成したことを特徴としており、そして、請求項
7に記載の発明では、回転機械のハウジング(6)の外
表面に形成した凹溝部(6c)を支持カバー(9)の板
面で蓋することによりオイル排出路(27)を構成する
ことを特徴としている。
【0014】請求項6、7に記載の発明によると、ハウ
ジング(6)の外表面に凹溝部(6c)を形成すること
により、オイル排出路(27)を構成することができ
る。そのため、ハウジング(6)にオイル排出のための
穴開き加工をする必要がなく、ハウジング(6)のダイ
キャスト成形により凹溝部(6c)を容易に形成するこ
とができ、加工コストを低減できる。
ジング(6)の外表面に凹溝部(6c)を形成すること
により、オイル排出路(27)を構成することができ
る。そのため、ハウジング(6)にオイル排出のための
穴開き加工をする必要がなく、ハウジング(6)のダイ
キャスト成形により凹溝部(6c)を容易に形成するこ
とができ、加工コストを低減できる。
【0015】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明を適用した、車両用空
調装置の圧縮機における電磁クラッチ部の縦断面図であ
り、1は電磁クラッチCの駆動側ロータで、その外周部
に多重Vベルトが係合される多重V溝を持ったプーリ部
1aが一体に接合されている。
基づいて説明する。図1は本発明を適用した、車両用空
調装置の圧縮機における電磁クラッチ部の縦断面図であ
り、1は電磁クラッチCの駆動側ロータで、その外周部
に多重Vベルトが係合される多重V溝を持ったプーリ部
1aが一体に接合されている。
【0017】この駆動側ロータ1は、図示しないベルト
を介して車両エンジンから回転力を受けて回転する駆動
側回転部材であって、低炭素鋼のような鉄系金属(強磁
性体)により断面コの字形状の2重リング形状に成形さ
れている。この2重リング形状において内周円筒部は、
小径側内周円筒部1bと大径側内周円筒部1cとの段付
き形状にしてある。一方、外周円筒部1dはストレート
の通常の円筒形状である。
を介して車両エンジンから回転力を受けて回転する駆動
側回転部材であって、低炭素鋼のような鉄系金属(強磁
性体)により断面コの字形状の2重リング形状に成形さ
れている。この2重リング形状において内周円筒部は、
小径側内周円筒部1bと大径側内周円筒部1cとの段付
き形状にしてある。一方、外周円筒部1dはストレート
の通常の円筒形状である。
【0018】内周円筒部1b、1cと外周円筒部1dと
の間には環状の凹部1eが形成されており、また、ロー
タ1の半径方向の側面には摩擦面1fが形成されてい
る。2は電磁吸引力を発生する電磁コイルで、駆動側ロ
ータ1の凹部1e内に設置されている。この電磁コイル
2は樹脂製の巻枠2a上に巻線された状態で、凹部1e
に成形された樹脂部材3により上記凹部1eに対して絶
縁固定されている。従って、電磁コイル2は駆動側ロー
タ1と一体に回転するようになっている。
の間には環状の凹部1eが形成されており、また、ロー
タ1の半径方向の側面には摩擦面1fが形成されてい
る。2は電磁吸引力を発生する電磁コイルで、駆動側ロ
ータ1の凹部1e内に設置されている。この電磁コイル
2は樹脂製の巻枠2a上に巻線された状態で、凹部1e
に成形された樹脂部材3により上記凹部1eに対して絶
縁固定されている。従って、電磁コイル2は駆動側ロー
タ1と一体に回転するようになっている。
【0019】4は低炭素鋼のような鉄系金属(強磁性
体)からなる摩擦板で、その全体形状は概略リング状で
あり、そのリング状の円周方向の複数箇所に内径方向へ
の突起部4aおよび外径方向への突起部4bが一体成形
されている。駆動側ロータ1の凹部1e内に電磁コイル
2を樹脂部材3により絶縁固定した後に、摩擦板4はこ
の複数箇所の突起部4aおよび突起部4bの部位にてロ
ータ1の小径側内周円筒部1bおよび外周円筒部1cの
軸方向端部(図1の左側の端部)に支持固定する。摩擦
板4において、半径方向の中間部位には磁気遮断溝4c
が設けてある。
体)からなる摩擦板で、その全体形状は概略リング状で
あり、そのリング状の円周方向の複数箇所に内径方向へ
の突起部4aおよび外径方向への突起部4bが一体成形
されている。駆動側ロータ1の凹部1e内に電磁コイル
2を樹脂部材3により絶縁固定した後に、摩擦板4はこ
の複数箇所の突起部4aおよび突起部4bの部位にてロ
ータ1の小径側内周円筒部1bおよび外周円筒部1cの
軸方向端部(図1の左側の端部)に支持固定する。摩擦
板4において、半径方向の中間部位には磁気遮断溝4c
が設けてある。
【0020】5は従動側機器(回転機械)である圧縮機
で、6は圧縮機5のうち、電磁クラッチ側に位置するフ
ロントハウジングである。このフロントハウジング6は
アルミニウム系金属からなり、その中心部に軸方向外方
に円筒状に突出するボス部6aをダイキャスト成形によ
り一体成形している。ここで、圧縮機5は車両用空調装
置の冷凍サイクルの冷媒圧縮用のものであって、公知の
斜板型、ベーン型、スクロール型等のいずれのタイプで
もよい。
で、6は圧縮機5のうち、電磁クラッチ側に位置するフ
ロントハウジングである。このフロントハウジング6は
アルミニウム系金属からなり、その中心部に軸方向外方
に円筒状に突出するボス部6aをダイキャスト成形によ
り一体成形している。ここで、圧縮機5は車両用空調装
置の冷凍サイクルの冷媒圧縮用のものであって、公知の
斜板型、ベーン型、スクロール型等のいずれのタイプで
もよい。
【0021】7は圧縮機5の回転軸で、ボス部6aの中
心部に回転可能に配置され、回転軸7の先端部はボス部
6aより更に軸方向外方へ突出している。回転軸7の先
端部にはねじ穴7aが設けてある。ボス部6aの内壁と
回転軸7の外周面との間には軸封装置8が配置してあ
る。この軸封装置8は圧縮機5内部の潤滑オイル、冷媒
等が回転軸7の先端部表面に沿って外部へ洩れるのを防
止するものである。
心部に回転可能に配置され、回転軸7の先端部はボス部
6aより更に軸方向外方へ突出している。回転軸7の先
端部にはねじ穴7aが設けてある。ボス部6aの内壁と
回転軸7の外周面との間には軸封装置8が配置してあ
る。この軸封装置8は圧縮機5内部の潤滑オイル、冷媒
等が回転軸7の先端部表面に沿って外部へ洩れるのを防
止するものである。
【0022】9はフロントハウジング6とは別体で成形
された支持カバーで、駆動側ロータ1部分を支持する必
要強度を確保するために鉄系金属を用い、この鉄系金属
をプレス加工により略円筒状に成形している。より具体
的には、支持カバー9は軸方向先端部の小径円筒部9a
と、この小径円筒部9aに続く大径円筒部9bと、この
大径円筒部9bの端部から径外方側に延びるフランジ部
9cとを一体成形した形状になっている。
された支持カバーで、駆動側ロータ1部分を支持する必
要強度を確保するために鉄系金属を用い、この鉄系金属
をプレス加工により略円筒状に成形している。より具体
的には、支持カバー9は軸方向先端部の小径円筒部9a
と、この小径円筒部9aに続く大径円筒部9bと、この
大径円筒部9bの端部から径外方側に延びるフランジ部
9cとを一体成形した形状になっている。
【0023】支持カバー9はフランジ部9cの部位にて
複数のボルト10によりフロントハウジング6に締め付
け固定されている。11は駆動側ロータ1を支持カバー
9の小径円筒部9a上に回転自在に支持する軸受であ
り、この軸受11は本例では駆動側ロータ1の内周面に
固定された外輪11aと、小径円筒部9aの外周面に固
定された内輪11bと、この両者11a、11bの間に
転動自在に保持されたボール11cとを有する転がり軸
受から構成されている。
複数のボルト10によりフロントハウジング6に締め付
け固定されている。11は駆動側ロータ1を支持カバー
9の小径円筒部9a上に回転自在に支持する軸受であ
り、この軸受11は本例では駆動側ロータ1の内周面に
固定された外輪11aと、小径円筒部9aの外周面に固
定された内輪11bと、この両者11a、11bの間に
転動自在に保持されたボール11cとを有する転がり軸
受から構成されている。
【0024】なお、支持カバー9の小径円筒部9aは、
軸受11の支持面を構成するものであって、高い寸法精
度が要求されるので、プレス加工後に切削加工を行って
小径円筒部9aの外周面を仕上げるのがよい。12はロ
ータ1の摩擦面1fおよび摩擦板4に対向配設されたア
ーマチャで、リング状の平板形状に鉄系金属(強磁性
体)で形成され、径方向の2カ所の中間部位に磁気遮断
溝12a、12bが設けてある。このアーマチャ12は
電磁コイル2の非通電時にはロータ1の摩擦面1fから
所定の微小距離離れた位置(図1に示す位置)に板バネ
(弾性連結部材)13のバネ力で保持されるようになっ
ている。
軸受11の支持面を構成するものであって、高い寸法精
度が要求されるので、プレス加工後に切削加工を行って
小径円筒部9aの外周面を仕上げるのがよい。12はロ
ータ1の摩擦面1fおよび摩擦板4に対向配設されたア
ーマチャで、リング状の平板形状に鉄系金属(強磁性
体)で形成され、径方向の2カ所の中間部位に磁気遮断
溝12a、12bが設けてある。このアーマチャ12は
電磁コイル2の非通電時にはロータ1の摩擦面1fから
所定の微小距離離れた位置(図1に示す位置)に板バネ
(弾性連結部材)13のバネ力で保持されるようになっ
ている。
【0025】この板バネ13は本例では円板形状からな
る皿バネ状のものであり、この板バネ13とアーマチャ
12の反摩擦面側の面(図1の左側面)とをゴムよりな
る作動音吸収用の弾性部材14を介して一体に連結して
いる。板バネ13の内周部は複数のリベット15により
ハブ16に連結されている。このハブ16は従動側回転
部材であって、鉄系金属にて半径方向に延びる板部16
aと中心円筒部16bとを有する形状に成形されてい
る。ハブ16の中心円筒部16bは、圧縮機5の回転軸
7にスプライン結合等により回り止めして嵌合してい
る。そして、回転軸7の先端部のネジ穴7aにボルト1
7をネジ込むことによりハブ16を回転軸7に一体に連
結している。
る皿バネ状のものであり、この板バネ13とアーマチャ
12の反摩擦面側の面(図1の左側面)とをゴムよりな
る作動音吸収用の弾性部材14を介して一体に連結して
いる。板バネ13の内周部は複数のリベット15により
ハブ16に連結されている。このハブ16は従動側回転
部材であって、鉄系金属にて半径方向に延びる板部16
aと中心円筒部16bとを有する形状に成形されてい
る。ハブ16の中心円筒部16bは、圧縮機5の回転軸
7にスプライン結合等により回り止めして嵌合してい
る。そして、回転軸7の先端部のネジ穴7aにボルト1
7をネジ込むことによりハブ16を回転軸7に一体に連
結している。
【0026】次に、ロータ1とともに回転する電磁コイ
ル2への通電路の構成を説明すると、本実施形態ではロ
ータ1の大径側内周円筒部1cの内周面と、支持カバー
9の大径円筒部9bの外周面との間に、ブラシ18、1
9と、このブラシ18、19が圧接摺動するスリップリ
ング20、21とを持つ摺動通電機構を配置している。
ル2への通電路の構成を説明すると、本実施形態ではロ
ータ1の大径側内周円筒部1cの内周面と、支持カバー
9の大径円筒部9bの外周面との間に、ブラシ18、1
9と、このブラシ18、19が圧接摺動するスリップリ
ング20、21とを持つ摺動通電機構を配置している。
【0027】この摺動通電機構の配置レイアウトは、具
体的には次のごとく構成されている。ロータ1の大径側
内周円筒部1cの内周面にはスリップリング保持部材2
2が支持カバー9の大径円筒部9bの外周面との間に所
定の空隙を介して配置されている。この保持部材22は
樹脂等の電気絶縁材にて概略リング状の形状に成形され
ている。本例では、正極側スリップリング20の径<負
極側のスリップリング21の径という関係に設定して、
この両スリップリング20、21を同心状に配置して保
持部材22にインサート成形している。これにより、正
極側、負極側の2つのスリップリング20、21がロー
タ1の内周側に位置して保持部材22に一体に保持され
る。
体的には次のごとく構成されている。ロータ1の大径側
内周円筒部1cの内周面にはスリップリング保持部材2
2が支持カバー9の大径円筒部9bの外周面との間に所
定の空隙を介して配置されている。この保持部材22は
樹脂等の電気絶縁材にて概略リング状の形状に成形され
ている。本例では、正極側スリップリング20の径<負
極側のスリップリング21の径という関係に設定して、
この両スリップリング20、21を同心状に配置して保
持部材22にインサート成形している。これにより、正
極側、負極側の2つのスリップリング20、21がロー
タ1の内周側に位置して保持部材22に一体に保持され
る。
【0028】上記したスリップリング保持部材22の外
周部はロータ1の内周円筒部1cに形成された嵌合用凹
溝に嵌合固定(例えば、接着固定)される。これによ
り、スリップリング保持部材22をロータ1の内周側に
一体化することができ、スリップリング保持部材22は
ロータ1と一体に回転する。両スリップリング20、2
1は銅等の導体金属からなるもので、内周側に位置する
正極側スリップリング20に図示しない正極側リード線
を、また、外周側に位置する負極側スリップリング21
に図示しない負極側のリード線をそれぞれ、電気的に結
合している。
周部はロータ1の内周円筒部1cに形成された嵌合用凹
溝に嵌合固定(例えば、接着固定)される。これによ
り、スリップリング保持部材22をロータ1の内周側に
一体化することができ、スリップリング保持部材22は
ロータ1と一体に回転する。両スリップリング20、2
1は銅等の導体金属からなるもので、内周側に位置する
正極側スリップリング20に図示しない正極側リード線
を、また、外周側に位置する負極側スリップリング21
に図示しない負極側のリード線をそれぞれ、電気的に結
合している。
【0029】この両スリップリング20、21のリード
線はロータ1の内周円筒部1cまたは1bに設けた貫通
穴(図示せず)を通してロータ1の凹部1e内に配線さ
れ、電磁コイル2の巻き始め端部および巻き終わり端部
に電気的に結合される。一方、支持カバー9の大径円筒
部9bの外周面にはブラシ保持部材23が配置されてい
る。ブラシ保持部材23は樹脂等の電気絶縁材で概略円
筒状の形状に成形されている。そして、ブラシ保持部材
23の円周方向に概略180°離れた対称位置に2つの
断面円弧状のブラシ収納凹部23a、23bを形成して
いる。このブラシ収納凹部23a、23bはブラシ保持
部材23の軸方向に沿って延びる十分な軸方向寸法(深
さ)を持つ形状に形成され、凹部23a、23bの底部
はリング状の底面部23cにて閉塞されている。
線はロータ1の内周円筒部1cまたは1bに設けた貫通
穴(図示せず)を通してロータ1の凹部1e内に配線さ
れ、電磁コイル2の巻き始め端部および巻き終わり端部
に電気的に結合される。一方、支持カバー9の大径円筒
部9bの外周面にはブラシ保持部材23が配置されてい
る。ブラシ保持部材23は樹脂等の電気絶縁材で概略円
筒状の形状に成形されている。そして、ブラシ保持部材
23の円周方向に概略180°離れた対称位置に2つの
断面円弧状のブラシ収納凹部23a、23bを形成して
いる。このブラシ収納凹部23a、23bはブラシ保持
部材23の軸方向に沿って延びる十分な軸方向寸法(深
さ)を持つ形状に形成され、凹部23a、23bの底部
はリング状の底面部23cにて閉塞されている。
【0030】そして、ブラシ18、19はブラシ収納凹
部23a、23bに沿った断面円弧状に形成され、正極
側ブラシ18は一方のブラシ収納凹部23a内に軸方向
に摺動可能に収納され、正極側ブラシ18とブラシ収納
凹部23aの底面部23cとの間に弾性押圧部材として
コイルスプリング24が配置されている。従って、正極
側ブラシ18の端部はコイルスプリング24のバネ力に
より常に正極側スリップリング20に圧接する。
部23a、23bに沿った断面円弧状に形成され、正極
側ブラシ18は一方のブラシ収納凹部23a内に軸方向
に摺動可能に収納され、正極側ブラシ18とブラシ収納
凹部23aの底面部23cとの間に弾性押圧部材として
コイルスプリング24が配置されている。従って、正極
側ブラシ18の端部はコイルスプリング24のバネ力に
より常に正極側スリップリング20に圧接する。
【0031】同様に、負極側のブラシ19は他方のブラ
シ収納凹部23b内に軸方向に摺動可能に収納され、負
極側のブラシ19とブラシ収納凹部23bの底面部23
cとの間に弾性押圧部材としてコイルスプリング25が
配置されている。従って、負極側のブラシ19はコイル
スプリング25のバネ力により常に負極側スリップリン
グ21に圧接する。
シ収納凹部23b内に軸方向に摺動可能に収納され、負
極側のブラシ19とブラシ収納凹部23bの底面部23
cとの間に弾性押圧部材としてコイルスプリング25が
配置されている。従って、負極側のブラシ19はコイル
スプリング25のバネ力により常に負極側スリップリン
グ21に圧接する。
【0032】なお、ブラシ保持部材23は支持カバー9
の大径円筒部9bの外周面に圧入、ねじ止め等の手段で
固定される。正極側ブラシ18および負極側ブラシ19
にはそれぞれ正極側、負極側のリード線(図示せず)が
電気接続され、このリード線はブラシ保持部材23の貫
通穴(図示せず)を通して、ブラシ保持部材23の径方
向外方側に取り出して、電磁コイル2の通電を断続する
外部制御回路に電気接続されるようになっている。
の大径円筒部9bの外周面に圧入、ねじ止め等の手段で
固定される。正極側ブラシ18および負極側ブラシ19
にはそれぞれ正極側、負極側のリード線(図示せず)が
電気接続され、このリード線はブラシ保持部材23の貫
通穴(図示せず)を通して、ブラシ保持部材23の径方
向外方側に取り出して、電磁コイル2の通電を断続する
外部制御回路に電気接続されるようになっている。
【0033】また、ブラシ保持部材23の外周面とロー
タ1の大径側内周円筒部1cの内周面との間にはリング
状のシール材26が配置してある。このシール材26は
ブラシ18、19とスリップリング20、21との圧接
摺動部に水、塵埃等の異物が侵入することを防止するた
めのもので、本例ではシール材26を接着等の手段でブ
ラシ保持部材23の外周面に固定しており、シール材2
6の外周面はロータ1の回転時にロータ1の内周面に対
して摺動するようになっている。
タ1の大径側内周円筒部1cの内周面との間にはリング
状のシール材26が配置してある。このシール材26は
ブラシ18、19とスリップリング20、21との圧接
摺動部に水、塵埃等の異物が侵入することを防止するた
めのもので、本例ではシール材26を接着等の手段でブ
ラシ保持部材23の外周面に固定しており、シール材2
6の外周面はロータ1の回転時にロータ1の内周面に対
して摺動するようになっている。
【0034】シール材26の材質例としてはロータ内周
面との摺動に伴う摩擦熱に対する耐熱性を持ち、かつ、
吸水性にも優れたフェルト材が好適である。ところで、
圧縮機5のフロントハウジング6のボス部6a内周側に
軸封装置8を配置しているが、回転軸7の回転に伴って
軸封装置8からある程度のオイルが洩れ出ることは不可
避である。そこで、軸封装置8からの洩れオイルを矢印
Aのごとく排出するオイル排出路27を次のようにして
構成している。
面との摺動に伴う摩擦熱に対する耐熱性を持ち、かつ、
吸水性にも優れたフェルト材が好適である。ところで、
圧縮機5のフロントハウジング6のボス部6a内周側に
軸封装置8を配置しているが、回転軸7の回転に伴って
軸封装置8からある程度のオイルが洩れ出ることは不可
避である。そこで、軸封装置8からの洩れオイルを矢印
Aのごとく排出するオイル排出路27を次のようにして
構成している。
【0035】すなわち、圧縮機5のフロントハウジング
6のボス部6aのうち、先端部の底部に切り欠き部6b
を設けるとともに、この切り欠き部6bに連通する凹溝
部6cをボス部6aの底部からフロントハウジング6の
側面部を下方に向かって逆L状に形成してある。ここ
で、切り欠き部6bはボス部6aの先端部の単純な切り
欠き形状であり、かつ、逆L状の凹溝部6cはフロント
ハウジング6の外表面の単純な凹形状でよいから、切り
欠き部6bと凹溝部6cはともにフロントハウジング6
のダイキャスト成形と同時に簡単に成形できる。
6のボス部6aのうち、先端部の底部に切り欠き部6b
を設けるとともに、この切り欠き部6bに連通する凹溝
部6cをボス部6aの底部からフロントハウジング6の
側面部を下方に向かって逆L状に形成してある。ここ
で、切り欠き部6bはボス部6aの先端部の単純な切り
欠き形状であり、かつ、逆L状の凹溝部6cはフロント
ハウジング6の外表面の単純な凹形状でよいから、切り
欠き部6bと凹溝部6cはともにフロントハウジング6
のダイキャスト成形と同時に簡単に成形できる。
【0036】そして、凹溝部6c上に支持カバー9を図
2に示すように配置して凹溝部6cを支持カバー9の板
面で蓋することによりオイル排出路27を構成できる。
凹溝部6cの設計例を述べると、洩れオイルを確実に排
出するためには幅W=5mm、深さh=2mm程度の大
きさに設定することが好ましい。なお、凹溝部6cの断
面形状は図2に示す矩形状に限らず、円弧状等の形状で
もよい。
2に示すように配置して凹溝部6cを支持カバー9の板
面で蓋することによりオイル排出路27を構成できる。
凹溝部6cの設計例を述べると、洩れオイルを確実に排
出するためには幅W=5mm、深さh=2mm程度の大
きさに設定することが好ましい。なお、凹溝部6cの断
面形状は図2に示す矩形状に限らず、円弧状等の形状で
もよい。
【0037】次に、上記構成において作動を説明する。
ロータ1は、軸受11によって支持カバー9の外周面上
で回転自在に支持されているので、図示しない車両エン
ジンが運転されると、エンジンのクランクプーリの回転
がベルト(図示せず)を介してプーリ1aに伝達され、
ロータ1および電磁コイル2は常時回転する。ロータ1
および電磁コイル2の回転に伴って、スリップリング保
持部材22およびスリップリング20、21も一緒に回
転する。これに対し、ブラシ18、19、ブラシ保持部
材23、コイルスプリング24、25等はすべて支持カ
バー9側に保持されて回転しない。従って、回転するス
リップリング20、21に対してブラシ18、19の軸
方向の一端面がコイルスプリング24、25のバネ力で
圧接し、摺動することになる。
ロータ1は、軸受11によって支持カバー9の外周面上
で回転自在に支持されているので、図示しない車両エン
ジンが運転されると、エンジンのクランクプーリの回転
がベルト(図示せず)を介してプーリ1aに伝達され、
ロータ1および電磁コイル2は常時回転する。ロータ1
および電磁コイル2の回転に伴って、スリップリング保
持部材22およびスリップリング20、21も一緒に回
転する。これに対し、ブラシ18、19、ブラシ保持部
材23、コイルスプリング24、25等はすべて支持カ
バー9側に保持されて回転しない。従って、回転するス
リップリング20、21に対してブラシ18、19の軸
方向の一端面がコイルスプリング24、25のバネ力で
圧接し、摺動することになる。
【0038】上記の状態において圧縮機5を作動させる
ため、図示しない外部制御回路により車載電源バッテリ
の電圧をブラシ18、19間に印加すると、このブラシ
18、19からスリップリング20、21を介して電磁
コイル2に電流が流れる。すると、ロータ1および摩擦
板4と、アーマチャ12との間に構成される磁気回路
(図1の破線B)に磁束が流れるので、ロータ1の摩擦
面1fおよび摩擦板4とアーマチャ12との間に電磁吸
引力が発生する。これにより、アーマチャ12は板バネ
13の軸方向弾性力(図1の左方向への力)に抗してロ
ータ1の摩擦面1fおよび摩擦板4に吸引、吸着され
る。
ため、図示しない外部制御回路により車載電源バッテリ
の電圧をブラシ18、19間に印加すると、このブラシ
18、19からスリップリング20、21を介して電磁
コイル2に電流が流れる。すると、ロータ1および摩擦
板4と、アーマチャ12との間に構成される磁気回路
(図1の破線B)に磁束が流れるので、ロータ1の摩擦
面1fおよび摩擦板4とアーマチャ12との間に電磁吸
引力が発生する。これにより、アーマチャ12は板バネ
13の軸方向弾性力(図1の左方向への力)に抗してロ
ータ1の摩擦面1fおよび摩擦板4に吸引、吸着され
る。
【0039】この結果、ロータ1とアーマチャ12が一
体となって回転し、さらにアーマチャ12は弾性部材1
4、板バネ13およびリベット15を介してハブ16と
一体に回転する。従って、ハブ16を介して圧縮機5の
回転軸7にロータ1の回転が伝達され、圧縮機5が作動
する。一方、圧縮機5を停止するときは、外部制御回路
により電磁コイル2への通電を遮断する。これにより、
前記電磁吸引力が消滅するので、アーマチャ12は板バ
ネ13の軸方向弾性力によりロータ1の摩擦面1fおよ
び摩擦板4から離れ、圧縮機5の回転軸7への回転伝達
が遮断されるため、圧縮機5が停止する。
体となって回転し、さらにアーマチャ12は弾性部材1
4、板バネ13およびリベット15を介してハブ16と
一体に回転する。従って、ハブ16を介して圧縮機5の
回転軸7にロータ1の回転が伝達され、圧縮機5が作動
する。一方、圧縮機5を停止するときは、外部制御回路
により電磁コイル2への通電を遮断する。これにより、
前記電磁吸引力が消滅するので、アーマチャ12は板バ
ネ13の軸方向弾性力によりロータ1の摩擦面1fおよ
び摩擦板4から離れ、圧縮機5の回転軸7への回転伝達
が遮断されるため、圧縮機5が停止する。
【0040】ところで、支持カバー9を圧縮機5のフロ
ントハウジング6とは別体で形成しているため、軸封装
置8を支持カバー9の取り付け前の状態でフロントハウ
ジング6内に組み付けることができる。そのため、支持
カバー9のうち軸受11を支持する小径円筒部9aの内
径を軸封装置8の外径より小さくでき、これにより、支
持カバー9の小径円筒部9aの外径を大径円筒部9bの
外径より20mm程度小さくできる。
ントハウジング6とは別体で形成しているため、軸封装
置8を支持カバー9の取り付け前の状態でフロントハウ
ジング6内に組み付けることができる。そのため、支持
カバー9のうち軸受11を支持する小径円筒部9aの内
径を軸封装置8の外径より小さくでき、これにより、支
持カバー9の小径円筒部9aの外径を大径円筒部9bの
外径より20mm程度小さくできる。
【0041】このように、軸受11を支持する小径円筒
部9aの内径を軸封装置8の外径より小さくできる結
果、軸受11を小径化することができるので、ロータ1
の内径を小径化できる。そのため、ロータ1においてア
ーマチャ12に対向する摩擦面積(摩擦面1fおよび摩
擦板4の面積)を増大でき、ロータ1とアーマチャ12
との間の磁極数(磁束の交差する箇所)を図1の破線B
に示すように6極に増大できる。
部9aの内径を軸封装置8の外径より小さくできる結
果、軸受11を小径化することができるので、ロータ1
の内径を小径化できる。そのため、ロータ1においてア
ーマチャ12に対向する摩擦面積(摩擦面1fおよび摩
擦板4の面積)を増大でき、ロータ1とアーマチャ12
との間の磁極数(磁束の交差する箇所)を図1の破線B
に示すように6極に増大できる。
【0042】因みに、上記20mmの小径化をできない
ときは上記磁極数が4極である。本実施形態によると、
上記4極→6極への磁極数増大により電磁クラッチの伝
達トルクを略8%程度向上できる。また、この伝達トル
ク向上により、磁気回路構成部の材料薄肉化による低コ
スト、軽量化を達成できる。ところで、圧縮機5内部の
潤滑オイルの一部は軸封装置8を通過して軸方向の外方
へ洩れ出てくるが、この洩れオイルはボス部6aの切り
欠き部6bからオイル排出路27を通って矢印Aのごと
く圧縮機5下方へ排出される。
ときは上記磁極数が4極である。本実施形態によると、
上記4極→6極への磁極数増大により電磁クラッチの伝
達トルクを略8%程度向上できる。また、この伝達トル
ク向上により、磁気回路構成部の材料薄肉化による低コ
スト、軽量化を達成できる。ところで、圧縮機5内部の
潤滑オイルの一部は軸封装置8を通過して軸方向の外方
へ洩れ出てくるが、この洩れオイルはボス部6aの切り
欠き部6bからオイル排出路27を通って矢印Aのごと
く圧縮機5下方へ排出される。
【0043】(他の実施形態)なお、上記の一実施形態
では、電磁コイル2がロータ1と一体に回転するコイル
回転型の構成としているが、ロータ1に対して微小空隙
を介して対向する固定磁気部材を設け、この固定磁気部
材に電磁コイル2を配置するコイル固定型の電磁クラッ
チに本発明を適用することができる。この場合は、ブラ
シ18、19とスリップリング20、21を含む摺動通
電機構が不要となる。
では、電磁コイル2がロータ1と一体に回転するコイル
回転型の構成としているが、ロータ1に対して微小空隙
を介して対向する固定磁気部材を設け、この固定磁気部
材に電磁コイル2を配置するコイル固定型の電磁クラッ
チに本発明を適用することができる。この場合は、ブラ
シ18、19とスリップリング20、21を含む摺動通
電機構が不要となる。
【0044】また、上記実施形態において、電磁コイル
2への通電路として説明した正極(+)側、負極(−)
側の部材の位置を正極、負極入れ替えてもよいことはい
うまでもない。
2への通電路として説明した正極(+)側、負極(−)
側の部材の位置を正極、負極入れ替えてもよいことはい
うまでもない。
【図1】本発明の一実施形態を示す電磁クラッチ部の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のオイル排出路の横断面図てある。
1…ロータ(駆動側回転部材)、2…電磁コイル、5…
圧縮機(回転機械)、6…フロントハウジング、6a…
ボス部、7…回転軸、8…軸封装置、9…支持カバー、
11…軸受、12…アーマチャ、13…板バネ(弾性連
結部材)、16…ハブ(従動側回転部材)、18、19
…ブラシ、20、21…スリップリング、22…スリッ
プリング保持部材、23…ブラシ保持部材、26…シー
ル材、27…オイル排出路。
圧縮機(回転機械)、6…フロントハウジング、6a…
ボス部、7…回転軸、8…軸封装置、9…支持カバー、
11…軸受、12…アーマチャ、13…板バネ(弾性連
結部材)、16…ハブ(従動側回転部材)、18、19
…ブラシ、20、21…スリップリング、22…スリッ
プリング保持部材、23…ブラシ保持部材、26…シー
ル材、27…オイル排出路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 祐一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H076 AA05 BB28 BB43 CC12 CC17 CC36 CC70
Claims (7)
- 【請求項1】 回転軸(7)の先端部をハウジング
(6)の外部に突き出し、前記回転軸(7)の先端部に
電磁クラッチ(C)を連結し、この電磁クラッチ(C)
を介して駆動源からの動力を前記回転軸(7)に伝達す
るようにし、 前記回転軸(7)と前記ハウジング(6)の内壁面との
間に軸封装置(8)を設ける電磁クラッチ付き回転機械
であって、 前記回転軸(7)の先端部の外周側に前記ハウジング
(6)とは別体で形成された支持カバー(9)を配置
し、 前記電磁クラッチ(C)は、前記駆動源から伝達される
動力により回転する駆動側回転部材(1)と、通電によ
り電磁吸引力を発生する電磁コイル(2)と、前記駆動
側回転部材(1)に対向配置され、前記電磁コイル
(2)の発生する電磁吸引力により前記駆動側回転部材
(1)に吸着されるアーマチャ(12)と、このアーマ
チャ(12)を前記回転軸(7)側に連結する弾性連結
部材(13、14)とを備え、 前記駆動側回転部材(1)を軸受(11)を介して前記
支持カバー(9)上に回転可能に支持することを特徴と
する電磁クラッチ付き回転機械。 - 【請求項2】 前記電磁コイル(2)を前記駆動側回転
部材(1)に設け、ブラシ(18、19)と、このブラ
シ(18、19)が圧接摺動するスリップリング(2
0、21)とを含む摺動通電機構を有し、 この摺動通電機構を通して前記電磁コイル(2)に通電
するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電磁
クラッチ付き回転機械。 - 【請求項3】 前記スリップリング(20、21)を前
記駆動側回転部材(1)の内周側に保持するスリップリ
ング保持部材(22)と、 前記ブラシ(18、19)を前記支持カバー(9)の外
周側に保持するブラシ保持部材(23)とを備えること
を特徴とする請求項2に記載の電磁クラッチ付き回転機
械。 - 【請求項4】 前記支持カバー(9)は、前記軸受(1
1)を支持する小径円筒部(9a)と、前記ブラシ保持
部材(23)を支持する大径円筒部(9b)とを有する
略円筒状に成形されていることを特徴とする請求項3に
記載の電磁クラッチ付き回転機械。 - 【請求項5】 前記ブラシ保持部材(23)の外周面と
前記駆動側回転部材(1)の内周面との間にシール材
(26)が配置されていることを特徴とする請求項3ま
たは4に記載の電磁クラッチ付き回転機械。 - 【請求項6】 前記ハウジング(6)と前記支持カバー
(9)との間に前記軸封装置(8)からの洩れオイルを
排出するオイル排出路(27)を構成したことを特徴と
する請求項1ないし5のいずれか1つに記載の電磁クラ
ッチ付き回転機械。 - 【請求項7】 前記オイル排出路(27)は、前記ハウ
ジング(6)の外表面に形成した凹溝部(6c)を前記
支持カバー(9)の板面で蓋することにより構成されて
いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つ
に記載の電磁クラッチ付き回転機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11089787A JP2000283031A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 電磁クラッチ付き回転機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11089787A JP2000283031A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 電磁クラッチ付き回転機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000283031A true JP2000283031A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13980405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11089787A Pending JP2000283031A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 電磁クラッチ付き回転機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000283031A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006125452A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Aisin Seiki Co Ltd | 電磁クラッチ装置 |
| WO2014076867A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 株式会社デンソー | クラッチ機構 |
| WO2014080560A1 (ja) * | 2012-11-23 | 2014-05-30 | 株式会社デンソー | クラッチ機構 |
| CN114423959A (zh) * | 2019-10-17 | 2022-04-29 | 法雷奥日本株式会社 | 电磁离合器 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP11089787A patent/JP2000283031A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006125452A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Aisin Seiki Co Ltd | 電磁クラッチ装置 |
| WO2014076867A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 株式会社デンソー | クラッチ機構 |
| JP2014101902A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-06-05 | Denso Corp | クラッチ機構 |
| WO2014080560A1 (ja) * | 2012-11-23 | 2014-05-30 | 株式会社デンソー | クラッチ機構 |
| JP2014105720A (ja) * | 2012-11-23 | 2014-06-09 | Denso Corp | クラッチ機構 |
| US10030716B2 (en) | 2012-11-23 | 2018-07-24 | Denso Corporation | Clutch mechanism with guide portion |
| CN114423959A (zh) * | 2019-10-17 | 2022-04-29 | 法雷奥日本株式会社 | 电磁离合器 |
| CN114423959B (zh) * | 2019-10-17 | 2024-02-09 | 法雷奥日本株式会社 | 电磁离合器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5551546A (en) | Electromagnetic clutch | |
| US20100259121A1 (en) | Power transmission device | |
| US4410819A (en) | Electromagnetic coupling device | |
| JP2000145824A (ja) | 電磁クラッチ | |
| JP3893682B2 (ja) | 電磁クラッチ | |
| JP3105762B2 (ja) | エンジン始動装置 | |
| JPH07127662A (ja) | 電磁クラッチ | |
| US6012563A (en) | Electromagnetic clutch with slip ring and brush | |
| JP2000283031A (ja) | 電磁クラッチ付き回転機械 | |
| EP1193836A2 (en) | Automotive AC rotating machine | |
| JP2000213562A (ja) | 電磁クラッチ | |
| JP2000304067A (ja) | 電磁クラッチ | |
| JP2001041263A (ja) | 電磁クラッチおよびその組付方法 | |
| JP2018013133A (ja) | 電磁クラッチ | |
| JP2000220662A (ja) | 電磁クラッチ付き回転機械 | |
| JPH11132256A (ja) | 電磁クラッチ | |
| JP2000230576A (ja) | 電磁クラッチ | |
| KR101190737B1 (ko) | 전자클러치의 풀리 | |
| JP3918313B2 (ja) | 電磁クラッチ | |
| JP2004263712A (ja) | 電磁ブレーキとこの電磁ブレーキを内蔵した電動機 | |
| JP2008057681A (ja) | ベルト伝動装置 | |
| JP2014137081A (ja) | 電磁クラッチ | |
| JPH07269602A (ja) | 圧縮機の電磁クラッチ | |
| JPH0650357A (ja) | 電磁クラッチ | |
| JPH08219178A (ja) | 電磁クラッチ |