JP2000283043A - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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JP2000283043A
JP2000283043A JP8462599A JP8462599A JP2000283043A JP 2000283043 A JP2000283043 A JP 2000283043A JP 8462599 A JP8462599 A JP 8462599A JP 8462599 A JP8462599 A JP 8462599A JP 2000283043 A JP2000283043 A JP 2000283043A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はピストンの外周溝に装着されるライ
ダリングとシリンダ内壁との耐久性の向上を図ることを
課題とする。 【解決手段】 往復動型空気圧縮機10は、無給油式の
空気圧縮機である。シリンダ12は、アルミニウム合金
鋳物が銅を含むアルミニウム合金ダイカストにより形成
されている。また、ライダリング25は、球状炭素及び
樹脂粉末を含む四フッ化エチレン樹脂により形成されて
おり、シリンダ12の内壁を摺動する際の摺動抵抗を減
少させると共に、シリンダ12の内壁を摩耗させないよ
うに形成する必要がある。シリンダ12の内壁には、陽
極酸化処理によるアルミニウム合金の表面硬度を高める
皮膜12bが10〜30μmの膜厚で形成される。従っ
て、皮膜12bを薄くできるので、陽極酸化処理の加工
コストを安価に抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気圧縮機に係り、
特にピストンの外周溝に装着されるライダリングとシリ
ンダ内壁との耐久性の向上を図るように構成した空気圧
縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧縮機としては、ピストンの往復運
動により空気の吸い込み、圧縮、吐出を行う往復動圧縮
機がある。この種の往復動圧縮機は、アルミニウム合金
により形成されたシリンダと、シリンダ内を往復動する
ピストンと、吸込通路及び吐出通路を有するシリンダヘ
ッドと、シリンダとシリンダヘッドとの間に介在する弁
座部材とを有する。
【0003】また、ピストンが往復動するシリンダの内
壁には、アルミニウム合金の表面硬度を高める陽極酸化
処理による皮膜が形成されている。このシリンダの内壁
に被覆される皮膜は、膜厚が50〜70μmとなるよう
に陽極酸化処理が行なわれる。また、弁座部材は、平板
状に形成されており、吸込通路に連通される吸込ポー
ト、及び吐出通路に連通される吐出ポートが設けられて
いる。弁座部材の下面側には、吸込ポートを開閉するた
めの吸込弁座と、ピストンの往復動作に応じて吸込弁座
に離着座する吸込弁板が取り付けられている。
【0004】また、弁座部材の上面側には、吐出ポート
を開閉するための吐出弁座と、ピストンの往復動作に応
じて吐出弁座に離着座する吐出弁板が取り付けられてい
る。そして、無給油式の空気圧縮機では、ピストンの外
周溝にピストンリングより幅広形状のライダリングが装
着されており、このライダリングがシリンダ内壁を摺動
することによりシリンダ内のピストンが滑動することが
できる。
【0005】ライダリングは、四フッ化エチレン樹脂等
の低摩擦材によりリング状に形成されており、シリンダ
内壁を摺動することにより、ピストン及びシリンダ内壁
の摩耗を減少させると共に、ピストンの傾きも防止して
いる。尚、従来のライダリングの材質としては、例えば
炭素繊維10%を含む四フッ化エチレン樹脂、または炭
素繊維5%、グラファイト15%を含む四フッ化エチレ
ン樹脂が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気圧縮機で
は、アルミニウム合金製のシリンダ内壁が摩耗しやすい
ので、摩耗を防止するためシリンダ内壁には陽極酸化処
理が施されている。ところが、従来は、ライダリングに
炭素繊維10%を含む四フッ化エチレン樹脂または炭素
繊維5%、グラファイト15%を含む四フッ化エチレン
樹脂を使用しているため、シリンダ内壁の表面硬度を確
保するため、シリンダ内壁に形成される皮膜の膜厚が5
0〜70μmとなるように陽極酸化処理を行なう必要が
あり、陽極酸化処理によるコスト高を招くといった問題
がある。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解決した空気
圧縮機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、アルミニウム合金により形成され、内壁
が陽極酸化処理されたシリンダと、該シリンダ内を往復
動するピストンと、該ピストンの外周溝に装着され、前
記シリンダの内壁を摺動するライダリングと、を有する
空気圧縮機において、前記ライダリングは、球状炭素を
含む四フッ化エチレン樹脂複合材からなることを特徴と
するものである。
【0009】従って、上記請求項1記載の発明によれ
ば、ライダリングが球状炭素を含む四フッ化エチレン樹
脂複合材からなるため、ピストンの往復動に伴うシリン
ダ内壁の摩耗を減らして陽極酸化処理による皮膜を薄く
してコストを安価に抑えることができる。また、請求項
2記載の発明は、アルミニウム合金により形成され、内
壁が陽極酸化処理されたシリンダと、該シリンダ内を往
復動するピストンと、該ピストンの外周溝に装着され、
前記シリンダの内壁を摺動するライダリングと、を有す
る空気圧縮機において、前記ライダリングは、樹脂粉末
を含む四フッ化エチレン樹脂複合材からなることを特徴
とするものである。
【0010】従って、上記請求項2記載の発明によれ
ば、ライダリングが樹脂粉末を含む四フッ化エチレン樹
脂複合材からなるため、ピストンの往復動に伴うシリン
ダ内壁の摩耗を減らして陽極酸化処理による皮膜を薄く
してコストを安価に抑えることができる。また、請求項
3記載の発明は、アルミニウム合金により形成され、内
壁が陽極酸化処理されたシリンダと、該シリンダ内を往
復動するピストンと、該ピストンの外周溝に装着され、
前記シリンダの内壁を摺動するライダリングと、を有す
る空気圧縮機において、前記ライダリングは、球状炭素
及び樹脂粉末を含む四フッ化エチレン樹脂複合材からな
ることを特徴とするものである。
【0011】従って、上記請求項3記載の発明によれ
ば、ライダリングが球状炭素及び樹脂粉末を含む四フッ
化エチレン樹脂複合材からなるため、ピストンの往復動
に伴うシリンダ内壁の摩耗を減らして陽極酸化処理によ
る皮膜を薄くしてコストを安価に抑えることができる。
また、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3記載
の空気圧縮機であって、前記ライダリングは、10〜3
0%の球状炭素または樹脂粉末を含む四フッ化エチレン
樹脂複合材からなることを特徴とするものである。
【0012】従って、上記請求項4記載の発明によれ
ば、ライダリングが10〜30%の球状炭素または樹脂
粉末を含む四フッ化エチレン樹脂複合材からなるため、
ピストンの往復動に伴うシリンダ内壁の摩耗を減らして
陽極酸化処理による皮膜を薄くしてコストを安価に抑え
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になる空気圧縮機
の一実施例の縦断面図である。また、図2は弁座部材に
吸込弁板及び吐出弁板が取り付けられた状態を示す平面
図である。図1及び図2に示されるように、往復動型空
気圧縮機10は、無給油式の空気圧縮機であり、ピスト
ン11が往復動するシリンダ12と、吸込通路13及び
吐出通路14を有するシリンダヘッド15と、シリンダ
12とシリンダヘッド15との間に介在する弁座部材1
8とを有する。
【0014】シリンダ12は、アルミニウム合金鋳物が
銅を含むアルミニウム合金ダイカストにより形成されて
いる。そのため、シリンダ12は、鋳造品よりも肉厚が
薄くなっており、軽量化が図られていると共に、加工費
が安価に抑えられている。また、弁座部材18は、吸込
通路13に連通される吸込ポート16及び吐出通路14
に連通される吐出ポート17が設けられている。尚、吸
込ポート16は、弁座部材18の中心線に沿うように設
けられ、その両側に位置するように一対の吐出ポート1
7が設けられている。
【0015】また、弁座部材18の下面には、ピストン
11の下動に連動して吸込ポート16の弁座16aを開
とする吸込弁板19が取り付けられている。吸込弁板1
9は、吸込ポート16に対向して開閉する部分が自由端
で、他端がパーカ鋲19aにより弁座部材18に固定さ
れる。さらに、弁座部材18の上面には、ピストン11
の上動に連動して吐出ポート17の弁座17aを開とす
る吐出弁板20が「ハ」字状に取り付けられている。ま
た、吐出弁板20の上方には、吐出弁板20の開弁動作
位置を規制するための吐出弁板規制部材24が取付ボル
ト22により弁座部材18に固定されている。
【0016】また、吐出弁板20は、一端が取付ボルト
22により弁座部材18に固定されており、他端が自由
端となっている。そのため、ピストン11の往復動に伴
う圧力差により吸込弁板19及び吐出弁板20の自由端
側が閉弁位置あるいは開弁位置に変位する。そして、弁
座部材18の上面には、吐出弁板20に対向するように
弁座部材18の吐出ポート17の近傍に円形凹部21が
形成されている。
【0017】上記のような構成とされた無給油式の往復
動型空気圧縮機10では、ピストン11の外周溝11
a,11bにピストンリング23,ライダリング25が
装着されている。ピストンリング23は、シリンダ12
の内壁とピストン11外周との隙間からの空気漏れを防
止している。また、ライダリング25は、ピストンリン
グ23よりも幅広形状となっており、シリンダ12の内
壁を摺動すると共にピストン11の傾きを防止する。
【0018】ライダリング25は、例えば四フッ化エチ
レン樹脂を主成分とする低摩擦材により円筒状に形成さ
れており、シリンダ12の内壁を摺動する際の摺動抵抗
を減少させると共に、シリンダ12の内壁を摩耗させな
いように形成する必要がある。また、シリンダ12の内
壁には、ライダリング25の摺動による摩耗を防止する
ため、陽極酸化処理によりアルミニウム合金の表面硬度
を高める皮膜12bが形成されている。
【0019】陽極酸化処理方法としては、例えばアルミ
ニウム合金製のシリンダ12をホウ酸などの弱酸性浴で
アノード酸化すると、シリンダ12の内壁表面に陽極酸
化皮膜またはアノード酸化皮膜と呼ばれる緻密な誘電体
酸化皮膜(Al2 3 )が形成される。本実施の形態で
は、シリンダ12の内壁に被覆される皮膜12bは、膜
厚が10〜30μmとなるように形成されており、後述
する理由により従来のものよりも薄く形成されている。
【0020】ここで、ライダリング25の材質及びその
製造方法について説明する。ライダリング25の材質と
しては、球状炭素を含む四フッ化エチレン樹脂複合材ま
たは樹脂粉末を含む四フッ化エチレン樹脂複合材が用い
られる。そして、ライダリング25の製造方法として
は、基材となる粉状の四フッ化エチレンに球状炭素また
は樹脂粉末を充填し、ミキサにより均一に混ぜた後、圧
縮成形及び熱処理を行なう。このように成形された球状
炭素または樹脂粉末を含む四フッ化エチレン樹脂複合材
は、切削加工を施してピストン11の外周溝11bに応
じた寸法形状に形成され、図1に示されるような円筒形
状のライダリング25となる。
【0021】また、上記四フッ化エチレンは、熱処理に
より溶融して硬化する過程で円筒形状に形成される。そ
して、四フッ化エチレン中に分布される球状炭素または
樹脂粉末は、圧縮成形及び熱処理の過程で四フッ化エチ
レン中に溶融するのでなく、硬化した四フッ化エチレン
に包まれた状態で保持される。これにより、ライダリン
グ25は、四フッ化エチレンにより摺動抵抗が軽減され
ると共に、球状炭素または樹脂粉末により強度が高めら
れる。さらに、ライダリング25の耐久性を向上させて
ライダリング25の交換時期を延ばすことができる。
【0022】また、上記樹脂粉末としては、例えばポリ
ミイド樹脂粉末や芳香族ポリエステル樹脂粉末やフェノ
ール樹脂硬化物粉末等の耐熱樹脂粉末が用いられる。球
状炭素及び上記樹脂粉末は、いくつかの原子が集まりそ
れらの一部もしくは全体が直接結合することによりつく
られる球形に近い多面体型のクラスターと呼ばれる構造
を有している。そのため、球状炭素を含む四フッ化エチ
レン樹脂複合材または樹脂粉末を含む四フッ化エチレン
樹脂複合材により形成されたライダリング25は、従来
から用いられている炭素繊維やグラファイト等の繊維状
のもののようにシリンダ12の内壁に突きささることが
なく、シリンダ12の内壁の摩耗量を減らすことができ
る。
【0023】また、球状炭素を含む四フッ化エチレン樹
脂複合材により形成されたライダリング25は、炭素材
の比率が高いので熱伝導が良く、ピストン11からシリ
ンダ12への熱伝導性を向上させることができ、ピスト
ン11の放熱性を高めることができる。図3は球状炭素
または樹脂粉末を含む四フッ化エチレン樹脂複合材によ
り形成されたライダリング25が装着された場合の実験
結果を示す図である。
【0024】尚、図3に示す実験結果は、アルミニウム
合金製のシリンダ12の内壁に膜厚20μmの皮膜12
bが陽極酸化処理で形成され、上記ライダリング25を
ピストン外周溝11bに装着し、1.0MPaの連続負
荷運転を行い、一万時間の耐久試験を行い、その耐久試
験後のライダリング25及びシリンダ12の内壁の摩耗
量を測定したものである。
【0025】図3において、PTFEは四フッ化エチレ
ン、PIはポリミド、LCPは芳香族ポリエステル、P
Fはフェノール、CFは炭素繊維、Grはグラファイト
である。また、図3に示す実施例1〜12は、ライダリ
ング25の四フッ化エチレンに対する球状炭素または樹
脂粉末の配合割合毎の耐久試験を行なった実験結果であ
り、比較例13〜22は実施例1〜12を対比するため
の参考データである。
【0026】図3より、実施例1〜12の各配合比は次
の通りである。実施例1のライダリング25は、PTF
Eが90%、球状炭素が10%である。実施例2のライ
ダリング25は、PTFEが80%、球状炭素が20%
である。実施例3のライダリング25は、PTFEが7
0%、球状炭素が30%である。実施例4のライダリン
グ25は、PTFEが90%、PIが10%である。実
施例5のライダリング25は、PTFEが80%、PI
が20%である。実施例6のライダリング25は、PT
FEが70%、PIが30%である。実施例7のライダ
リング25は、PTFEが90%、LCPが10%であ
る。実施例8のライダリング25は、PTFEが80
%、LCPが20%である。実施例9のライダリング2
5は、PTFEが70%、LCPが30%である。実施
例10のライダリング25は、PTFEが90%、PF
が10%である。実施例11のライダリング25は、P
TFEが80%、PFが20%である。実施例12のラ
イダリング25は、PTFEが70%、PFが30%で
ある。
【0027】実施例1〜12の各実験結果より、球状炭
素または樹脂粉末(PI,LCP,PF)を含む四フッ
化エチレンによりライダリング25を形成した場合、ラ
イダリング25の変形量は、201〜350μmであ
り、シリンダ12の内壁の摩耗量は3〜9μmである。
従って、球状炭素を含む実施例1〜3の場合と同様に粉
末樹脂(ポリミイド樹脂粉末、芳香族ポリエステル樹脂
粉末、フェノール樹脂硬化物粉末)を含む実施例4〜1
2の場合も同様の効果が得られることが分かる。
【0028】また、比較例13〜22の各配合比は次の
通りである。比較例13のライダリングは、PTFEが
90%、CFが10%である。比較例14のライダリン
グは、PTFEが80%、CFが5%、Grが15%で
ある。比較例15のライダリングは、PTFEが95
%、球状炭素が5%である。比較例16のライダリング
は、PTFEが65%、球状炭素が35%である。比較
例17のライダリングは、PTFEが95%、PIが5
%である。比較例18のライダリングは、PTFEが6
5%、PIが35%である。比較例19のライダリング
は、PTFEが95%、LCPが5%である。比較例2
0のライダリングは、PTFEが65%、LCPが35
%である。比較例21のライダリングは、PTFEが9
5%、PFが5%である。比較例22のライダリング
は、PTFEが95%、PFが35%である。
【0029】比較例13〜22のうち比較例16,1
8,20,22は、ライダリングの伸びがないのでピス
トン11への取り付けが不可能であったので、耐久試験
が行なえなかった。比較例13,14は、上記実施例1
〜12に比べてシリンダ12の内壁への攻撃性が高く、
シリンダ12の内壁及びライダリングの摩耗量が多くな
っており、耐久性が劣ることが分かる。
【0030】また、比較例15は、上記実施例1〜12
に比べてライダリングの摩耗量が多いことを確認でき
る。また、比較例16は、ライダリング中の球状炭素量
が多いことにより、ライダリングの伸びが少なく剛性が
高いため、ピストン11に組み付けることができなかっ
た。
【0031】また、比較例17,19,21は、上記実
施例1〜12に比べてライダリングの摩耗量が多いこと
を確認できる。このように、図3に示す実験結果から、
実施例1〜12と比較例13〜22を比較すると、ライ
ダリング25が10〜30%の球状炭素または樹脂粉末
を含む四フッ化エチレン樹脂複合材により形成される
と、ライダリング25の厚さの変化量が小さく、且つシ
リンダ12の内壁の磨耗量も少なくて済み、空気圧縮機
10の耐久性を向上させることができる。
【0032】その結果、シリンダ12の内壁への陽極酸
化処理により形成される皮膜12bの膜厚を従来のもの
よりも薄くすることが可能となり、本実施の形態では、
膜厚が10〜30μmでも十分な耐久性が得られる。よ
って、ライダリング25の材質を上記実施例1〜12の
ように変更することにより、陽極酸化処理時間をより短
縮して陽極酸化処理にかかるコストを安価に抑えること
ができる。
【0033】尚、上記実施の形態では、ライダリング2
5が10〜30%の球状炭素または樹脂粉末を含む四フ
ッ化エチレン樹脂複合材により形成される構成について
説明したが、これに限らず、ライダリング25を球状炭
素及び樹脂粉末を含む四フッ化エチレン樹脂複合材によ
り形成した場合でも、上記実施例1〜12と同様な効果
を得ることができるのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1記載の発明に
よれば、ライダリングが球状炭素を含む四フッ化エチレ
ン樹脂複合材からなるため、ピストンの往復動に伴うシ
リンダ内壁の摩耗を減らして陽極酸化処理による皮膜を
薄くして陽極酸化処理の加工コストを安価に抑えること
ができる。また、ライダリングの耐久性を向上させてラ
イダリングの交換時期を延ばすことができる。
【0035】また、上記請求項2記載の発明によれば、
ライダリングが樹脂粉末を含む四フッ化エチレン樹脂複
合材からなるため、請求項1と同様にピストンの往復動
に伴うシリンダ内壁の摩耗を減らして陽極酸化処理によ
る皮膜を薄くして陽極酸化処理の加工コストを安価に抑
えることができる。また、ライダリングの耐久性を向上
させてライダリングの交換時期を延ばすことができる。
【0036】また、上記請求項3記載の発明によれば、
ライダリングが球状炭素及び樹脂粉末を含む四フッ化エ
チレン樹脂複合材からなるため、ピストンの往復動に伴
うシリンダ内壁の摩耗を減らして陽極酸化処理による皮
膜を薄くして陽極酸化処理の加工コストを安価に抑える
ことができる。また、ライダリングの耐久性を向上させ
てライダリングの交換時期を延ばすことができる。
【0037】また、上記請求項4記載の発明によれば、
ライダリングが10〜30%の球状炭素または樹脂粉末
を含む四フッ化エチレン樹脂複合材からなるため、ピス
トンの往復動に伴うシリンダ内壁の摩耗を減らして陽極
酸化処理による皮膜を薄くして陽極酸化処理の加工コス
トを安価に抑えることができる。また、ライダリングの
耐久性を向上させてライダリングの交換時期を延ばすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる空気圧縮機の一実施例の縦断面図
である。
【図2】弁座部材に吸込弁板及び吐出弁板が取り付けら
れた状態を示す平面図である。
【図3】球状炭素または樹脂粉末を含む四フッ化エチレ
ン樹脂複合材により形成されたライダリング25が装着
された場合の実験結果を示す図である。
【符号の説明】
10 往復動空気圧縮機 11 ピストン 12 シリンダ 12b 皮膜 13 吸込通路 14 吐出通路 15 シリンダヘッド 16 吸込ポート 17 吐出ポート 18 弁座部材 19 吸込弁板 20 吐出弁板 23 ピストンリング 25 ライダリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム合金により形成され、内壁
    が陽極酸化処理されたシリンダと、 該シリンダ内を往復動するピストンと、 該ピストンの外周溝に装着され、前記シリンダの内壁を
    摺動するライダリングと、を有する空気圧縮機におい
    て、 前記ライダリングは、球状炭素を含む四フッ化エチレン
    樹脂複合材からなることを特徴とする空気圧縮機。
  2. 【請求項2】 アルミニウム合金により形成され、内壁
    が陽極酸化処理されたシリンダと、 該シリンダ内を往復動するピストンと、 該ピストンの外周溝に装着され、前記シリンダの内壁を
    摺動するライダリングと、を有する空気圧縮機におい
    て、 前記ライダリングは、樹脂粉末を含む四フッ化エチレン
    樹脂複合材からなることを特徴とする空気圧縮機。
  3. 【請求項3】 アルミニウム合金により形成され、内壁
    が陽極酸化処理されたシリンダと、 該シリンダ内を往復動するピストンと、 該ピストンの外周溝に装着され、前記シリンダの内壁を
    摺動するライダリングと、を有する空気圧縮機におい
    て、 前記ライダリングは、球状炭素及び樹脂粉末を含む四フ
    ッ化エチレン樹脂複合材からなることを特徴とする空気
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至3記載の空気圧縮機で
    あって、 前記ライダリングは、10〜30%の球状炭素または樹
    脂粉末を含む四フッ化エチレン樹脂複合材からなること
    を特徴とする空気圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202076A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Tokico Ltd スクロール流体機械
JP2006233863A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ngk Spark Plug Co Ltd コンプレッサ、真空ポンプ、及び酸素濃縮器
JP2007138813A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Hitachi Ltd 往復動圧縮機

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