JPH0510513B2 - - Google Patents
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- JPH0510513B2 JPH0510513B2 JP58129646A JP12964683A JPH0510513B2 JP H0510513 B2 JPH0510513 B2 JP H0510513B2 JP 58129646 A JP58129646 A JP 58129646A JP 12964683 A JP12964683 A JP 12964683A JP H0510513 B2 JPH0510513 B2 JP H0510513B2
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- Japan
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- swash plate
- aluminum
- base material
- solid lubricant
- compressor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/0873—Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
- F04B27/0878—Pistons
- F04B27/0886—Piston shoes
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2203/00—Non-metallic inorganic materials
- F05C2203/06—Silicon
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2203/00—Non-metallic inorganic materials
- F05C2203/08—Ceramics; Oxides
- F05C2203/0804—Non-oxide ceramics
- F05C2203/0856—Sulfides
- F05C2203/086—Sulfides of molybdenum
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2253/00—Other material characteristics; Treatment of material
- F05C2253/12—Coating
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
Description
[技術分野]
本発明は斜板式コンプレツサに関するものであ
る。 [従来技術] 従来より、例えば自動車の空調システムには、
軸と平行に設けられた複数個のシリンダボアをも
つシリンダブロツクと、該シリンダブロツク内に
おいて回転軸により回転される斜板と、該シリン
ダボア内に摺動自在に嵌合されたピストンと、該
ピストンと該斜板との間に摺介在し、該斜板の回
転により該ピストンを往復運動させるシユーとで
構成される斜板式コンプレツサが使用されてい
る。このコンプレツサでは、回転軸の回転により
斜板が回転揺動し、これによりピストンが往復運
動をしてシリンダ内のガスを圧縮する。 この斜板式コンプレツサにおいて、一般に斜
板、シユーは軽量化等の面からアルミニウムやア
ルミニウム合金が使用されている。ここで斜板や
シユーの摺動面には大きな荷重及び大きな滑り速
度が作用することから、斜板やシユーの摺動面に
は焼付きしやすい問題がある。特に斜板やシユー
の母材の形成するアルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金が凝着しやすいために、始動時の無潤滑
の状態とか、摺動荷重が大きいような苛酷な摺動
条件下では焼付きしやすいという問題がある。 [発明の目的] 本発明は上記問題を克服するもので、耐焼付性
に優れた斜板式コンプレツサを提供することを目
的とする。 [発明の構成] 本発明の斜板式コンプレツサは、斜板の母材を
アルミニウム又はアルミニウム合金で形成し、該
母材の摺動面はアルミニウムの陽極酸化皮膜で覆
われ、該陽極酸化皮膜の表面には固体潤滑剤層が
形成されていることを特徴とするものである。 本発明の斜板式コンプレツサにおいて斜板と
は、シリンダブロツク内において回転軸により回
転されて揺動するものを意味する。 シユーとは、該斜板の摺動面と摺動し、該斜板
の回転によりピストンを往復運動させるものを意
味する。従つてシユーは半球状シユー又は平板状
シユーのいずれでもよい。 本発明の斜板式コンプレツサは斜板、シユー、
ピストン、回転軸、シリンダブロツクの構成部品
を有すれば足り、それら構成部品の形状等は従来
の斜板式コンプレツサと同一でもよい。 本発明の斜板式コンプレツサを特色づける斜板
およびシユーの少なくとも一方は、アルミニウム
又はアルミニウム合金を母材としている。アルミ
ニウム合金としては例えばAl−高Si系合金、Al
−Si−Mg系合金、Al−Si−Cu−Mg系合金、又
はSiを含まないAl合金を使用できる。母材は、
硬質粗大粒子をアルミニウム又はアルミニウム合
金のマトリツクス中に含むものを使用するのが好
ましい。ここで、硬質粗大粒子とは、硬さが
Hv300以上より好ましくは600以上で、平均粒径
が10μ以上、より好ましくは平均粒径が20〜100μ
の粒径をもつものをいい、例えば初晶シリコンが
ある。 硬質粗大粒子を含む代表的な母材材料として、
アルジル合金が知られている。このアルジル合金
はシリコン含有率が13〜30重量%程度と共晶組成
以上の高いシリコン含有量をもち、マトリツクス
中に初晶シリコンを有する。 硬質粗大粒子を含む他の母材としては、アルミ
ニウム−マンガン金属間化合物、アルミニウム−
シリコン−マンガン金属間化合物、アルミニウム
−鉄金属間化合物、アルミニウム−鉄−マンガン
金属間化合物、アルミニウム−クロム金属間化合
物等の硬質粗大粒子を含むアルミニウム合金があ
る。母材が硬質粗大粒子を含む場合には、例えば
初晶シリコンを有するアルジル合金の場合には、
母材自体がすぐれた摺動特性をもつため、きびし
い摺動条件で使用する斜板やシユーの母材として
適する。尚、場合によつては母材として、シリコ
ン含有量を共晶組成以下例えば1%程度と低く
し、マトリツクス中に初晶シリコンを有しないア
ルミニウム−シリコン系合金を用いてもよい。 本発明の斜板式コンプレツサを特色づける斜板
およびシユーの少なくとも一方の摺動面は、母材
上に形成された固体潤滑剤層の表面で構成されて
いる。この固体潤滑剤層はその基盤となる斜板の
母材表面を被覆するもので、凝着をおこしやすい
アルミニウムやアルミニウム合金の母材表面が摺
動面に表出するのを阻止するものである。 固体潤滑剤層の厚さ、種類等は、斜板やシユー
に作用する荷重の大きさ、摺動速度等の条件を考
慮して決められる。固体潤滑剤層の厚さとしては
厚い程好ましい。一般的には2μ〜8μ程度が好ま
しい。上記固体潤滑剤層としては、二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、グラフアイト、窒化
硼素、酸化鉛等の固体潤滑剤の粉末を樹脂等で固
める。樹脂で固める場合には、斜板やシユーの母
材表面を研削研磨し、そして、固体潤滑剤を含む
未硬化の熱硬化性樹脂ペーストをその母材表面に
塗布し、これを常温あるいは加熱、その他の方法
で、固化することによつて固体潤滑剤層を形成す
るとよい。なお、塗布の方法としてはスプレー
法、タンブリング法、ロールコーテイング法、刷
毛塗り法等の通常の塗装方法を使用することがで
きる。 樹脂としては、フエノール樹脂、エポキシ樹
脂、フラン樹脂、ユリヤ樹脂、ポリアミドイミド
樹脂、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂が好
ましい。また、使用条件によつてはフツ素樹脂、
ポリアセタール樹脂、ナイロン樹脂等の熱硬化性
樹脂も使用できる。 固体潤滑剤層が形成された母材の表面は、陽極
酸化皮膜で覆われている。第1図に例示した様に
斜板の母材1の表面を陽極酸化皮膜2で覆い、そ
の上方に固体潤滑剤層3を形成する。このように
すれば、例えば、潤滑油が供給されない異常な条
件下でかなり長時間にわたつて斜板式コンプレツ
サが運転され、そのため固体潤滑剤層が損耗した
場合には、陽極酸化皮膜が摺動面に表出すること
になる。その結果、凝着をおこしやすいアルミニ
ウムやアルミニウム合金の母材が摺動面に表出せ
ず、耐焼付性に優れたものとなる。そして硬質皮
膜の上面に形成する固体潤滑層を薄くすることが
できる。なお陽極酸化皮膜は、斜板の摺動する面
にのみ形成してもよく、又、斜板の全体に形成し
てもよい。アルミニウムの陽極酸化被膜2は一般
に、緻密で硬いため耐摩耗性が大きく、かつ、母
材に対して密着性がよいからである。アルミニウ
ムの陽極酸化被膜2としては硬くて緻密なバリヤ
層を使用してもく、又、バリヤ層の上に多孔質層
を形成して使用してもよい。アルミニウムの陽極
酸化被膜2は2μ〜20μがよい。陽極酸化法として
はシユウ酸法、硫酸法、シユウ酸・硫酸混液法、
クロム酸法等が使用できる。 [発明の効果] 本発明の斜板式コンプレツサは、摺動条件が最
も厳しい斜板の摺動面は、固体潤滑剤層の表面で
構成され固体潤滑剤層が形成された母材の表面は
陽極酸化皮膜で覆われている。そのため凝着しや
すいアルミニウムやアルミニウム合金の母材は摺
動面に表出されていない。従つて本発明の斜板式
コンプレツサは耐焼付性が優れたものとなる。 また斜板式コンプレツサの始動初期のように潤
滑油が一時的に供給されない様な条件で運転され
た場合においても、斜板の摺動面の固体潤滑剤層
の働きにより焼付きが防止され、比較的長時間に
わたつて焼付き等の不都合を防止することができ
る。また、母材と固体潤滑剤層との間に陽極酸化
皮膜が形成されているので固体潤滑剤層が薄くて
も陽極酸化皮膜で母材面を覆つているので、摺動
面に母材面が露出しての焼付きが防止できる。従
つて、本発明の斜板式コンプレツサは耐久性に優
れたものとなる。 [実施例] 本発明の1実施例の斜板式コンプレツサの断面
図を第2図に示す。第2図において4はシリンダ
ブロツクであり、このシリンダブロツク4内には
回転軸5が軸受6,7を介して回転自在に軸支さ
れ、この回転軸5には、斜板8がピン9により連
結固定されている。そして前記シリンダブロツク
4には通常120度の等間隔位置にシリンダボア1
0がそれぞれ形成され、各ボア10内には、ピス
トン11が摺動自在に嵌合されている。このシリ
ンダブロツク4の左端開口部は、バルブプレート
12及びフロントシリンダヘツド13とにより閉
塞され、又、右端開口部はバルブプレート14及
びリヤシリンダヘツド15により閉塞されてい
る。 前記ピストン11の中央部分には斜板8の外周
部分を受け入れる凹陥部11aが形成され、この
凹陥部11aの軸方向対向面には、それぞれ球状
凹陥部11bが形成されている。そして斜板8の
摺動面には、半球状のシユー16が摺接され、前
記斜板8の回転をピストン11に往復運動として
伝達するようになつている。なお以上の構成は基
本的には従来の斜板式コンプレツサの構造と同一
である。 本実施例では斜板8の摺動面が従来のものと異
なつている。即ち、本実施例にかかる斜板8はそ
の摺動面が固体潤滑剤層18で構成されている。
この斜板8の母材はAl合金で、その表面に陽極
酸化処理をおこなつて陽極酸化皮膜を形成した。
固体潤滑剤層には二硫化モリブデン、グラフアイ
トをフエノール樹脂の接着剤で陽極酸化皮膜上に
固めたものである。なお、陽極酸化処理は、10〜
15重量%の硫酸水溶液を使用して、浴温20〜25℃
において、母材を陽極とし陰極に鉛板を用いて電
流密度2A/dm3で直流電流を適宜時間通電した。
本実施例の斜板式コンプレツサでは、摺動の相手
材であるシユー16をSUJ−2とした。 この斜板式コンプレツサの実機テストを実施す
るため、実施例と同じようにして作つた斜板式コ
ンプレツサについて、潤滑油を通常の10%の量と
し、運転時間を15分間とし、回転数3000rpm、
4000rpm、5000rpmで実施した。本実施例の斜板
式コンプレツサは焼付が生ぜず上記の試験に合格
した。 さらにこの斜板式コンプレツサの斜板の母材、
固体潤滑剤層の種類、これの厚みを変更した場合
の上記の試験を行なつた。この試験結果を試験条
件と共に表に示す。本発明の実施例の母材の上に
陽極酸化皮膜を形成してその上面に固体潤滑剤層
を形成したNo.1、No.2では、固体潤滑剤層が2μ
でも5000rpmで焼付きが生じなかつた。この結果
陽極酸化皮膜を母材の表面に形成すると固体潤滑
剤層を極く薄くしても焼付き防止効果が得られ
る。 参考例として示す母材の表面の陽極酸化皮膜を
形成しないで固体潤滑剤層を設けた場合のNo.5、
No.6、No.7では、固体潤滑剤層が3〜4μの厚み
では4000rpmでは焼付きがおこつた。したがつ
て、陽極酸化皮膜を形成しない場合は、No.3、No.
4、No.8で示すように固体潤滑層剤層が5μ以上
にすることが耐焼付性を高めて5000rpmの焼付き
を防止するために必要である。 尚、参考のために固体潤滑剤層を形成しない斜
る。 [従来技術] 従来より、例えば自動車の空調システムには、
軸と平行に設けられた複数個のシリンダボアをも
つシリンダブロツクと、該シリンダブロツク内に
おいて回転軸により回転される斜板と、該シリン
ダボア内に摺動自在に嵌合されたピストンと、該
ピストンと該斜板との間に摺介在し、該斜板の回
転により該ピストンを往復運動させるシユーとで
構成される斜板式コンプレツサが使用されてい
る。このコンプレツサでは、回転軸の回転により
斜板が回転揺動し、これによりピストンが往復運
動をしてシリンダ内のガスを圧縮する。 この斜板式コンプレツサにおいて、一般に斜
板、シユーは軽量化等の面からアルミニウムやア
ルミニウム合金が使用されている。ここで斜板や
シユーの摺動面には大きな荷重及び大きな滑り速
度が作用することから、斜板やシユーの摺動面に
は焼付きしやすい問題がある。特に斜板やシユー
の母材の形成するアルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金が凝着しやすいために、始動時の無潤滑
の状態とか、摺動荷重が大きいような苛酷な摺動
条件下では焼付きしやすいという問題がある。 [発明の目的] 本発明は上記問題を克服するもので、耐焼付性
に優れた斜板式コンプレツサを提供することを目
的とする。 [発明の構成] 本発明の斜板式コンプレツサは、斜板の母材を
アルミニウム又はアルミニウム合金で形成し、該
母材の摺動面はアルミニウムの陽極酸化皮膜で覆
われ、該陽極酸化皮膜の表面には固体潤滑剤層が
形成されていることを特徴とするものである。 本発明の斜板式コンプレツサにおいて斜板と
は、シリンダブロツク内において回転軸により回
転されて揺動するものを意味する。 シユーとは、該斜板の摺動面と摺動し、該斜板
の回転によりピストンを往復運動させるものを意
味する。従つてシユーは半球状シユー又は平板状
シユーのいずれでもよい。 本発明の斜板式コンプレツサは斜板、シユー、
ピストン、回転軸、シリンダブロツクの構成部品
を有すれば足り、それら構成部品の形状等は従来
の斜板式コンプレツサと同一でもよい。 本発明の斜板式コンプレツサを特色づける斜板
およびシユーの少なくとも一方は、アルミニウム
又はアルミニウム合金を母材としている。アルミ
ニウム合金としては例えばAl−高Si系合金、Al
−Si−Mg系合金、Al−Si−Cu−Mg系合金、又
はSiを含まないAl合金を使用できる。母材は、
硬質粗大粒子をアルミニウム又はアルミニウム合
金のマトリツクス中に含むものを使用するのが好
ましい。ここで、硬質粗大粒子とは、硬さが
Hv300以上より好ましくは600以上で、平均粒径
が10μ以上、より好ましくは平均粒径が20〜100μ
の粒径をもつものをいい、例えば初晶シリコンが
ある。 硬質粗大粒子を含む代表的な母材材料として、
アルジル合金が知られている。このアルジル合金
はシリコン含有率が13〜30重量%程度と共晶組成
以上の高いシリコン含有量をもち、マトリツクス
中に初晶シリコンを有する。 硬質粗大粒子を含む他の母材としては、アルミ
ニウム−マンガン金属間化合物、アルミニウム−
シリコン−マンガン金属間化合物、アルミニウム
−鉄金属間化合物、アルミニウム−鉄−マンガン
金属間化合物、アルミニウム−クロム金属間化合
物等の硬質粗大粒子を含むアルミニウム合金があ
る。母材が硬質粗大粒子を含む場合には、例えば
初晶シリコンを有するアルジル合金の場合には、
母材自体がすぐれた摺動特性をもつため、きびし
い摺動条件で使用する斜板やシユーの母材として
適する。尚、場合によつては母材として、シリコ
ン含有量を共晶組成以下例えば1%程度と低く
し、マトリツクス中に初晶シリコンを有しないア
ルミニウム−シリコン系合金を用いてもよい。 本発明の斜板式コンプレツサを特色づける斜板
およびシユーの少なくとも一方の摺動面は、母材
上に形成された固体潤滑剤層の表面で構成されて
いる。この固体潤滑剤層はその基盤となる斜板の
母材表面を被覆するもので、凝着をおこしやすい
アルミニウムやアルミニウム合金の母材表面が摺
動面に表出するのを阻止するものである。 固体潤滑剤層の厚さ、種類等は、斜板やシユー
に作用する荷重の大きさ、摺動速度等の条件を考
慮して決められる。固体潤滑剤層の厚さとしては
厚い程好ましい。一般的には2μ〜8μ程度が好ま
しい。上記固体潤滑剤層としては、二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、グラフアイト、窒化
硼素、酸化鉛等の固体潤滑剤の粉末を樹脂等で固
める。樹脂で固める場合には、斜板やシユーの母
材表面を研削研磨し、そして、固体潤滑剤を含む
未硬化の熱硬化性樹脂ペーストをその母材表面に
塗布し、これを常温あるいは加熱、その他の方法
で、固化することによつて固体潤滑剤層を形成す
るとよい。なお、塗布の方法としてはスプレー
法、タンブリング法、ロールコーテイング法、刷
毛塗り法等の通常の塗装方法を使用することがで
きる。 樹脂としては、フエノール樹脂、エポキシ樹
脂、フラン樹脂、ユリヤ樹脂、ポリアミドイミド
樹脂、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂が好
ましい。また、使用条件によつてはフツ素樹脂、
ポリアセタール樹脂、ナイロン樹脂等の熱硬化性
樹脂も使用できる。 固体潤滑剤層が形成された母材の表面は、陽極
酸化皮膜で覆われている。第1図に例示した様に
斜板の母材1の表面を陽極酸化皮膜2で覆い、そ
の上方に固体潤滑剤層3を形成する。このように
すれば、例えば、潤滑油が供給されない異常な条
件下でかなり長時間にわたつて斜板式コンプレツ
サが運転され、そのため固体潤滑剤層が損耗した
場合には、陽極酸化皮膜が摺動面に表出すること
になる。その結果、凝着をおこしやすいアルミニ
ウムやアルミニウム合金の母材が摺動面に表出せ
ず、耐焼付性に優れたものとなる。そして硬質皮
膜の上面に形成する固体潤滑層を薄くすることが
できる。なお陽極酸化皮膜は、斜板の摺動する面
にのみ形成してもよく、又、斜板の全体に形成し
てもよい。アルミニウムの陽極酸化被膜2は一般
に、緻密で硬いため耐摩耗性が大きく、かつ、母
材に対して密着性がよいからである。アルミニウ
ムの陽極酸化被膜2としては硬くて緻密なバリヤ
層を使用してもく、又、バリヤ層の上に多孔質層
を形成して使用してもよい。アルミニウムの陽極
酸化被膜2は2μ〜20μがよい。陽極酸化法として
はシユウ酸法、硫酸法、シユウ酸・硫酸混液法、
クロム酸法等が使用できる。 [発明の効果] 本発明の斜板式コンプレツサは、摺動条件が最
も厳しい斜板の摺動面は、固体潤滑剤層の表面で
構成され固体潤滑剤層が形成された母材の表面は
陽極酸化皮膜で覆われている。そのため凝着しや
すいアルミニウムやアルミニウム合金の母材は摺
動面に表出されていない。従つて本発明の斜板式
コンプレツサは耐焼付性が優れたものとなる。 また斜板式コンプレツサの始動初期のように潤
滑油が一時的に供給されない様な条件で運転され
た場合においても、斜板の摺動面の固体潤滑剤層
の働きにより焼付きが防止され、比較的長時間に
わたつて焼付き等の不都合を防止することができ
る。また、母材と固体潤滑剤層との間に陽極酸化
皮膜が形成されているので固体潤滑剤層が薄くて
も陽極酸化皮膜で母材面を覆つているので、摺動
面に母材面が露出しての焼付きが防止できる。従
つて、本発明の斜板式コンプレツサは耐久性に優
れたものとなる。 [実施例] 本発明の1実施例の斜板式コンプレツサの断面
図を第2図に示す。第2図において4はシリンダ
ブロツクであり、このシリンダブロツク4内には
回転軸5が軸受6,7を介して回転自在に軸支さ
れ、この回転軸5には、斜板8がピン9により連
結固定されている。そして前記シリンダブロツク
4には通常120度の等間隔位置にシリンダボア1
0がそれぞれ形成され、各ボア10内には、ピス
トン11が摺動自在に嵌合されている。このシリ
ンダブロツク4の左端開口部は、バルブプレート
12及びフロントシリンダヘツド13とにより閉
塞され、又、右端開口部はバルブプレート14及
びリヤシリンダヘツド15により閉塞されてい
る。 前記ピストン11の中央部分には斜板8の外周
部分を受け入れる凹陥部11aが形成され、この
凹陥部11aの軸方向対向面には、それぞれ球状
凹陥部11bが形成されている。そして斜板8の
摺動面には、半球状のシユー16が摺接され、前
記斜板8の回転をピストン11に往復運動として
伝達するようになつている。なお以上の構成は基
本的には従来の斜板式コンプレツサの構造と同一
である。 本実施例では斜板8の摺動面が従来のものと異
なつている。即ち、本実施例にかかる斜板8はそ
の摺動面が固体潤滑剤層18で構成されている。
この斜板8の母材はAl合金で、その表面に陽極
酸化処理をおこなつて陽極酸化皮膜を形成した。
固体潤滑剤層には二硫化モリブデン、グラフアイ
トをフエノール樹脂の接着剤で陽極酸化皮膜上に
固めたものである。なお、陽極酸化処理は、10〜
15重量%の硫酸水溶液を使用して、浴温20〜25℃
において、母材を陽極とし陰極に鉛板を用いて電
流密度2A/dm3で直流電流を適宜時間通電した。
本実施例の斜板式コンプレツサでは、摺動の相手
材であるシユー16をSUJ−2とした。 この斜板式コンプレツサの実機テストを実施す
るため、実施例と同じようにして作つた斜板式コ
ンプレツサについて、潤滑油を通常の10%の量と
し、運転時間を15分間とし、回転数3000rpm、
4000rpm、5000rpmで実施した。本実施例の斜板
式コンプレツサは焼付が生ぜず上記の試験に合格
した。 さらにこの斜板式コンプレツサの斜板の母材、
固体潤滑剤層の種類、これの厚みを変更した場合
の上記の試験を行なつた。この試験結果を試験条
件と共に表に示す。本発明の実施例の母材の上に
陽極酸化皮膜を形成してその上面に固体潤滑剤層
を形成したNo.1、No.2では、固体潤滑剤層が2μ
でも5000rpmで焼付きが生じなかつた。この結果
陽極酸化皮膜を母材の表面に形成すると固体潤滑
剤層を極く薄くしても焼付き防止効果が得られ
る。 参考例として示す母材の表面の陽極酸化皮膜を
形成しないで固体潤滑剤層を設けた場合のNo.5、
No.6、No.7では、固体潤滑剤層が3〜4μの厚み
では4000rpmでは焼付きがおこつた。したがつ
て、陽極酸化皮膜を形成しない場合は、No.3、No.
4、No.8で示すように固体潤滑層剤層が5μ以上
にすることが耐焼付性を高めて5000rpmの焼付き
を防止するために必要である。 尚、参考のために固体潤滑剤層を形成しない斜
【表】
板を具備した従来の斜板式コンプレツサの試験も
行つた。この試験の結果を試験条件と共に表のNo.
9に示す。固体潤滑剤層を形成しなかつたNo.9の
斜板は3000rpm、4000rpm、5000rpmのいずれも
焼付きが生じ合格しなかつた。
行つた。この試験の結果を試験条件と共に表のNo.
9に示す。固体潤滑剤層を形成しなかつたNo.9の
斜板は3000rpm、4000rpm、5000rpmのいずれも
焼付きが生じ合格しなかつた。
図面は本発明の実施例を示したものである。第
1図は斜板の母材の表面に陽極酸化皮膜を形成
し、その上方に固体潤滑剤層を形成した状態を模
式的に示した断面図である。第2図は斜板式コン
プレツサの断面図である。
1図は斜板の母材の表面に陽極酸化皮膜を形成
し、その上方に固体潤滑剤層を形成した状態を模
式的に示した断面図である。第2図は斜板式コン
プレツサの断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軸と平行に設けられた複数個のシリンダボア
をもつシリンダブロツクと、該シリンダブロツク
内において回転軸により回転される斜板と、該シ
リンダボア内に摺動自在に嵌合されたピストン
と、該ピストンと該斜板との間に摺動自在に介在
し、該斜板の回転により該ピストンを往復運動さ
せるシユーとで構成されるコンプレツサにおい
て、 前記斜板は、アルミニウム又はアルミニウム合
金で母材が形成され、該母材の摺動面はアルミニ
ウムの陽極酸化皮膜で覆われ、該陽極酸化皮膜の
表面には固体潤滑剤層が形成されていることを特
徴とする斜板式コンプレツサ。 2 固体潤滑剤は二硫化モリブデン、二硫化タン
グステン、グラフアイト、酸化鉛、窒化硼素の1
種または2種以上で構成されている特許請求範囲
第1項記載の斜板式コンプレツサ。 3 母材はアルミニウム−高シリコン系合金であ
る特許請求範囲第1項記載の斜板式コンプレツ
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58129646A JPS6022080A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 斜板式コンプレツサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58129646A JPS6022080A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 斜板式コンプレツサ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29014890A Division JPH04180599A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 摺動材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6022080A JPS6022080A (ja) | 1985-02-04 |
| JPH0510513B2 true JPH0510513B2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=15014661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58129646A Granted JPS6022080A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 斜板式コンプレツサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6022080A (ja) |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2646533B2 (ja) * | 1986-10-22 | 1997-08-27 | セイコーエプソン株式会社 | 光メモリー用スタンパの製造方法 |
| JP3463540B2 (ja) | 1996-11-21 | 2003-11-05 | 株式会社豊田自動織機 | 斜板式圧縮機 |
| WO1998036173A1 (fr) * | 1997-02-14 | 1998-08-20 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Compresseur a plateau oscillant |
| JP4023872B2 (ja) * | 1997-06-26 | 2007-12-19 | 大豊工業株式会社 | 斜板式コンプレッサー用斜板 |
| US6694864B2 (en) | 1997-10-09 | 2004-02-24 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Swash plate type compressor |
| JPH11173263A (ja) * | 1997-10-09 | 1999-06-29 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 斜板式圧縮機 |
| JPH11193780A (ja) | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 片頭ピストン型斜板式圧縮機および斜板の製造方法 |
| US5996467A (en) * | 1998-08-31 | 1999-12-07 | Ford Motor Company | Polymer-metal coatings for swashplate compressors |
| JP2000257555A (ja) | 1999-03-08 | 2000-09-19 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 圧縮機 |
| JP4001257B2 (ja) | 1999-03-17 | 2007-10-31 | 株式会社豊田自動織機 | 圧縮機 |
| JP2001050158A (ja) * | 1999-08-06 | 2001-02-23 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 容量固定型片側斜板式圧縮機 |
| US6926779B1 (en) | 1999-12-01 | 2005-08-09 | Visteon Global Technologies, Inc. | Lead-free copper-based coatings with bismuth for swashplate compressors |
| JP2001263226A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 斜板式圧縮機に用いられる斜板 |
| JP2002089437A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Toyota Industries Corp | 圧縮機における潤滑用皮膜形成対象部品 |
| JP2002317759A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-10-31 | Toyota Industries Corp | 斜板式圧縮機用シューおよびそれが配設された斜板式圧縮機 |
| US6543333B2 (en) | 2001-06-01 | 2003-04-08 | Visteon Global Technologies, Inc. | Enriched cobalt-tin swashplate coating alloy |
| JP3918516B2 (ja) | 2001-11-07 | 2007-05-23 | 株式会社豊田自動織機 | 斜板式圧縮機 |
| JP4049082B2 (ja) | 2003-06-19 | 2008-02-20 | 株式会社豊田自動織機 | 圧縮機 |
| CN111455201B (zh) * | 2020-05-06 | 2021-11-23 | 武汉市新洲区祥瑞工贸有限公司 | 一种铝合金铸造工艺 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5742180U (ja) * | 1980-08-14 | 1982-03-08 | ||
| JPS57146070A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-09 | Taiho Kogyo Co Ltd | Swash plate type compressor |
-
1983
- 1983-07-15 JP JP58129646A patent/JPS6022080A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6022080A (ja) | 1985-02-04 |
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