JP2000283913A - 塗布型クロメート処理皮膜のクロム付着量測定方法 - Google Patents
塗布型クロメート処理皮膜のクロム付着量測定方法Info
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- JP2000283913A JP2000283913A JP11086225A JP8622599A JP2000283913A JP 2000283913 A JP2000283913 A JP 2000283913A JP 11086225 A JP11086225 A JP 11086225A JP 8622599 A JP8622599 A JP 8622599A JP 2000283913 A JP2000283913 A JP 2000283913A
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Landscapes
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クロメート塗布前の金属板色彩と、ウエット
状態であるクロメート塗布後の金属板色彩とを色差計で
個々に測定して、予め作成しておいた両色彩の色差とク
ロム付着量との相関関係とからクロメート皮膜のクロム
付着量を測定する方法において、クロム付着量を正確に
測定することのできる方法を提供する。 【解決手段】 色彩測定の際、クロメート処理金属板か
らの正反射光を受光でき、受光部が積分球である色差計
を用いることを特徴としている。色差計とクロメート処
理金属板との距離は、色差計の受光窓の直径以下が望ま
しい。また、色差計の一部に距離計を付け、色彩測定と
合わせて色差計とクロメート処理金属板との距離を測定
し、色差計とクロメート処理金属板の距離の変化による
色彩値の変化を補正すれば、クロム付着量の測定精度は
向上する。色差計の受光窓にUVフィルターで蓋をする
方が好ましい。
状態であるクロメート塗布後の金属板色彩とを色差計で
個々に測定して、予め作成しておいた両色彩の色差とク
ロム付着量との相関関係とからクロメート皮膜のクロム
付着量を測定する方法において、クロム付着量を正確に
測定することのできる方法を提供する。 【解決手段】 色彩測定の際、クロメート処理金属板か
らの正反射光を受光でき、受光部が積分球である色差計
を用いることを特徴としている。色差計とクロメート処
理金属板との距離は、色差計の受光窓の直径以下が望ま
しい。また、色差計の一部に距離計を付け、色彩測定と
合わせて色差計とクロメート処理金属板との距離を測定
し、色差計とクロメート処理金属板の距離の変化による
色彩値の変化を補正すれば、クロム付着量の測定精度は
向上する。色差計の受光窓にUVフィルターで蓋をする
方が好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗布型クロメート処理
皮膜のクロム付着量を正確に測定できる方法に関する。
皮膜のクロム付着量を正確に測定できる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クロメート処理は、金属板の塗装前処理
や一次防錆処理として広く利用されているが、クロメー
ト皮膜の耐食性はクロム付着量に大体比例するので、ク
ロメート処理はクロメート皮膜のクロム付着量で管理し
ている。しかし、連続塗装ラインや連続めっきラインの
ような連続ラインでは、クロメート処理条件を一定に保
つことが難しく、クロメート皮膜のクロム付着量が変動
してしまうので、連続ラインではクロメート皮膜のクロ
ム付着量を連続的に管理することが行われている。この
方法の一つとして、クロメート処理金属板の色彩を色差
計で測定し、その色彩と予め作成しておいたクロメート
処理金属板の色彩とクロム付着量との相関関係とから、
クロム付着量を管理する方法が提案されている(特開昭
62―135707号公報)。この方法はクロメート皮
膜がクロム付着量の多少により淡黄色から黄褐色の色彩
を呈するので、その色彩値を測定すれば、耐食性を左右
するクロム含有量が判断できるとの考えに基づくもの
で、クロメート皮膜は乾燥状態のものを対象にしてい
た。
や一次防錆処理として広く利用されているが、クロメー
ト皮膜の耐食性はクロム付着量に大体比例するので、ク
ロメート処理はクロメート皮膜のクロム付着量で管理し
ている。しかし、連続塗装ラインや連続めっきラインの
ような連続ラインでは、クロメート処理条件を一定に保
つことが難しく、クロメート皮膜のクロム付着量が変動
してしまうので、連続ラインではクロメート皮膜のクロ
ム付着量を連続的に管理することが行われている。この
方法の一つとして、クロメート処理金属板の色彩を色差
計で測定し、その色彩と予め作成しておいたクロメート
処理金属板の色彩とクロム付着量との相関関係とから、
クロム付着量を管理する方法が提案されている(特開昭
62―135707号公報)。この方法はクロメート皮
膜がクロム付着量の多少により淡黄色から黄褐色の色彩
を呈するので、その色彩値を測定すれば、耐食性を左右
するクロム含有量が判断できるとの考えに基づくもの
で、クロメート皮膜は乾燥状態のものを対象にしてい
た。
【0003】しかしこの方法では、クロメート皮膜が着
色透明で、クロメート皮膜の色彩測定は下地金属板の色
彩の影響があらわれるので、クロメート皮膜単独の色彩
測定は困難である。そこで、クロメート皮膜形成前と形
成後の金属板の色彩を色差計で測定して、両色彩の色差
を予め作成しておいたクロメート皮膜形成前後の金属板
色彩の色差とクロム付着量の相関関係(検量線)に当て
はめることにより、クロム付着量を算出し、その算出に
よる信号で処理液吐出量、コーティングロールの圧下量
や回転数などの制御アクチュエータを自動的に調整する
方法が提案されている(特開昭63―128199)。
この方法でもクロメート皮膜は乾燥状態のものである。
しかしながら、これらの方法は、クロメート処理がクロ
メート処理槽で金属板とクロメート処理液とを反応させ
て、過剰の処理液を絞りロールで除去する反応型クロメ
ート処理で有れば、クロム付着量を正確に管理できる
が、水溶性もしくは水分散性樹脂を含有させた塗布型ク
ロメート処理液をロールコーターで金属板に目的の塗布
量を塗布して、絞りロールで除去することなく加熱処理
を施し、乾燥固化させる塗布型クロメート処理に適用す
ると、クロム付着量が、クロメート皮膜を薬液で溶解し
て、クロムを原子吸光法で分析する方法や乾燥状態のク
ロメート皮膜を直接蛍光X線で分析する方法などの分析
値と一致もしくは比例しない場合があった。塗布型クロ
メート処理では、塗布後に乾燥固化させるのに80〜2
00℃の加熱処理を施すため、加熱温度や加熱時間によ
り6価クロムと下地金属板との反応量が異なってしま
い、反応生成物の量や下地金属板の粗度等が変動し、ク
ロメート皮膜のクロム付着量が同一でも、同一色彩にな
らない。
色透明で、クロメート皮膜の色彩測定は下地金属板の色
彩の影響があらわれるので、クロメート皮膜単独の色彩
測定は困難である。そこで、クロメート皮膜形成前と形
成後の金属板の色彩を色差計で測定して、両色彩の色差
を予め作成しておいたクロメート皮膜形成前後の金属板
色彩の色差とクロム付着量の相関関係(検量線)に当て
はめることにより、クロム付着量を算出し、その算出に
よる信号で処理液吐出量、コーティングロールの圧下量
や回転数などの制御アクチュエータを自動的に調整する
方法が提案されている(特開昭63―128199)。
この方法でもクロメート皮膜は乾燥状態のものである。
しかしながら、これらの方法は、クロメート処理がクロ
メート処理槽で金属板とクロメート処理液とを反応させ
て、過剰の処理液を絞りロールで除去する反応型クロメ
ート処理で有れば、クロム付着量を正確に管理できる
が、水溶性もしくは水分散性樹脂を含有させた塗布型ク
ロメート処理液をロールコーターで金属板に目的の塗布
量を塗布して、絞りロールで除去することなく加熱処理
を施し、乾燥固化させる塗布型クロメート処理に適用す
ると、クロム付着量が、クロメート皮膜を薬液で溶解し
て、クロムを原子吸光法で分析する方法や乾燥状態のク
ロメート皮膜を直接蛍光X線で分析する方法などの分析
値と一致もしくは比例しない場合があった。塗布型クロ
メート処理では、塗布後に乾燥固化させるのに80〜2
00℃の加熱処理を施すため、加熱温度や加熱時間によ
り6価クロムと下地金属板との反応量が異なってしま
い、反応生成物の量や下地金属板の粗度等が変動し、ク
ロメート皮膜のクロム付着量が同一でも、同一色彩にな
らない。
【0004】そこで、本発明者らは、クロメート皮膜形
成前後の金属板色彩を色差計で個々に測定して、予め作
成しておいた両色彩の色差とクロム付着量との相関関係
とからクロメート皮膜のクロム付着量を測定する方法に
おいて、塗布型クロメート処理液によるクロメート皮膜
のクロム付着量を測定する際、クロメート皮膜形成後の
金属板の色彩はクロメート皮膜がウエット状態にあると
きに測定する方法を提案した(特願平9―21561
5)。クロメート皮膜が乾燥状態にある金属板ではな
く、ウエット状態にあるときの色彩を測定して、加熱処
理や下地金属板のエッチングがクロム付着量の測定に影
響を与えないようにしたのである。しかしながら、この
ような方法でクロム付着量を測定する場合、色差計の種
類によって測定精度に違いが生じる。また、連続ライン
で色差計により測定したクロム付着量を、オフラインの
原子吸光法や蛍光X線法で測定したクロム付着量と比較
した場合、値に違いが生じる。
成前後の金属板色彩を色差計で個々に測定して、予め作
成しておいた両色彩の色差とクロム付着量との相関関係
とからクロメート皮膜のクロム付着量を測定する方法に
おいて、塗布型クロメート処理液によるクロメート皮膜
のクロム付着量を測定する際、クロメート皮膜形成後の
金属板の色彩はクロメート皮膜がウエット状態にあると
きに測定する方法を提案した(特願平9―21561
5)。クロメート皮膜が乾燥状態にある金属板ではな
く、ウエット状態にあるときの色彩を測定して、加熱処
理や下地金属板のエッチングがクロム付着量の測定に影
響を与えないようにしたのである。しかしながら、この
ような方法でクロム付着量を測定する場合、色差計の種
類によって測定精度に違いが生じる。また、連続ライン
で色差計により測定したクロム付着量を、オフラインの
原子吸光法や蛍光X線法で測定したクロム付着量と比較
した場合、値に違いが生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、色差計で塗
布型クロメート処理金属板のクロム付着量を正確に測定
することのできる方法を提供するものである。
布型クロメート処理金属板のクロム付着量を正確に測定
することのできる方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、ク
ロメート塗布前の金属板色彩と、ウエット状態であるク
ロメート塗布後の金属板色彩とを色差計で個々に測定し
て、予め作成しておいた両色彩の色差とクロム付着量と
の相関関係とからクロメート皮膜のクロム付着量を測定
する方法において、クロメート処理金属板からの正反射
光を受光できる色差計を用いることを特徴としている。
また、第2発明は第1発明記載の色差計の受光部が積分
球であることを特徴としている。
ロメート塗布前の金属板色彩と、ウエット状態であるク
ロメート塗布後の金属板色彩とを色差計で個々に測定し
て、予め作成しておいた両色彩の色差とクロム付着量と
の相関関係とからクロメート皮膜のクロム付着量を測定
する方法において、クロメート処理金属板からの正反射
光を受光できる色差計を用いることを特徴としている。
また、第2発明は第1発明記載の色差計の受光部が積分
球であることを特徴としている。
【0007】第3発明は第1又は第2発明記載の色差計とク
ロメート処理金属板との距離を、色差計の受光窓の直径
以下とすることを特徴としている。第4発明は第1又は
第2発明記載の方法において、距離計を付けて、色彩測
定と合わせて色差計とクロメート処理金属板との距離を
測定し、色差計とクロメート処理金属板の距離の変化に
よるクロメート処理金属板の色彩値の変化を補正してク
ロム付着量を求めることを特徴としている。第5発明は
第1又は第2発明記載の色差計の受光窓にUVフィルタ
ーで蓋をすることを特徴としている。
ロメート処理金属板との距離を、色差計の受光窓の直径
以下とすることを特徴としている。第4発明は第1又は
第2発明記載の方法において、距離計を付けて、色彩測
定と合わせて色差計とクロメート処理金属板との距離を
測定し、色差計とクロメート処理金属板の距離の変化に
よるクロメート処理金属板の色彩値の変化を補正してク
ロム付着量を求めることを特徴としている。第5発明は
第1又は第2発明記載の色差計の受光窓にUVフィルタ
ーで蓋をすることを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明者らは、クロメート塗布前の金属板色彩
と、ウエット状態であるクロメート塗布後の金属板色彩
とを色差計で個々に測定して、予め作成しておいた両色
彩の色差とクロム付着量との相関関係からクロメート皮
膜のクロム付着量を求める方法において、色差計の構造
が測定精度に与える影響について原因を追求した。その
結果、金属板で反射する光は拡散反射光よりも正反射光
が強いため、色の情報量を多く捕らえるには正反射光を
取り込める色差計のほうが適していることがわかった。
例えば、亜鉛めっき鋼板に塗布型クロメート処理を施
し、ウエット状態のクロメート皮膜形成後のクロメート
処理金属板の色彩を色差計で測定する場合、ウエット状
態のクロメート皮膜が着色透明であるため、金属板から
の反射光は正反射光が強くなる。光はクロメート皮膜通
過時と金属板到達時に吸収されるので、反射してくる光
をできるだけ多く受光できれば正確な色彩が得られる。
クロメート処理金属板の色彩を測定する場合には、正反
射光を取り込める色差計の方が、拡散反射光のみ捕らえ
る色差計よりも精度良く色彩測定できる。
と、ウエット状態であるクロメート塗布後の金属板色彩
とを色差計で個々に測定して、予め作成しておいた両色
彩の色差とクロム付着量との相関関係からクロメート皮
膜のクロム付着量を求める方法において、色差計の構造
が測定精度に与える影響について原因を追求した。その
結果、金属板で反射する光は拡散反射光よりも正反射光
が強いため、色の情報量を多く捕らえるには正反射光を
取り込める色差計のほうが適していることがわかった。
例えば、亜鉛めっき鋼板に塗布型クロメート処理を施
し、ウエット状態のクロメート皮膜形成後のクロメート
処理金属板の色彩を色差計で測定する場合、ウエット状
態のクロメート皮膜が着色透明であるため、金属板から
の反射光は正反射光が強くなる。光はクロメート皮膜通
過時と金属板到達時に吸収されるので、反射してくる光
をできるだけ多く受光できれば正確な色彩が得られる。
クロメート処理金属板の色彩を測定する場合には、正反
射光を取り込める色差計の方が、拡散反射光のみ捕らえ
る色差計よりも精度良く色彩測定できる。
【0009】また、同様の点から、正反射光だけでなく
拡散反射光も取り込めれば、更に精度が向上する。受光
部が積分球になっていれば、拡散反射した様々な方向の
光も、多重反射した後に取り込むことができる。クロメ
ート処理金属板の色彩を測定する場合には、受光部が積
分球になっている色差計の方が適している。正反射光を
取り込む方式には代表的にD-8法(測定サンプル表面の
垂線と受光素子のなす角度が8°)がある。この方法で
は、測定サンプル表面の垂線から8°傾いた反射光が正
反射光として受光素子に取り込まれる。このとき図1に
示すように、サンプルが受光窓に接していれば正反射光
は充分に取り込まれるが、図2に示すように、サンプル
が測定窓から離れれば、正反射光の一部が取り込まれな
くなる。サンプルが受光窓から離れても正反射光を十分
に取り込むには受光窓が大きければよいが、ただ単に受
光窓を大きくしても、外部から入射する余分な光が多く
なり色彩測定は不正確になる。また、受光窓の大きさは
色差計毎に規定されており、単純に変えることはできな
い。正反射光を十分に取り込む手段としては、サンプル
と受光窓の距離を受光窓の大きさによって規定しなけれ
ばならない。
拡散反射光も取り込めれば、更に精度が向上する。受光
部が積分球になっていれば、拡散反射した様々な方向の
光も、多重反射した後に取り込むことができる。クロメ
ート処理金属板の色彩を測定する場合には、受光部が積
分球になっている色差計の方が適している。正反射光を
取り込む方式には代表的にD-8法(測定サンプル表面の
垂線と受光素子のなす角度が8°)がある。この方法で
は、測定サンプル表面の垂線から8°傾いた反射光が正
反射光として受光素子に取り込まれる。このとき図1に
示すように、サンプルが受光窓に接していれば正反射光
は充分に取り込まれるが、図2に示すように、サンプル
が測定窓から離れれば、正反射光の一部が取り込まれな
くなる。サンプルが受光窓から離れても正反射光を十分
に取り込むには受光窓が大きければよいが、ただ単に受
光窓を大きくしても、外部から入射する余分な光が多く
なり色彩測定は不正確になる。また、受光窓の大きさは
色差計毎に規定されており、単純に変えることはできな
い。正反射光を十分に取り込む手段としては、サンプル
と受光窓の距離を受光窓の大きさによって規定しなけれ
ばならない。
【0010】サンプルと受光窓を接触して測定した時の
色彩値(L1*、a1*、b1*)から、サンプルと受光窓を離し
て測定した時の色彩値(L2*、a2*、b2*)を引いた色差を
ΔE*とした場合、図3に示す様に、サンプルと受光窓の
距離が受光窓の直径を越えると、ΔE*の変化量は急激に
多くなる。正反射光を十分に取り込んで正確な色彩を得
るためには、サンプルと受光窓の距離は受光窓の直径以
下とすることが望ましい。ただし(ΔE*=√((L1*- L
2*)2+(a1*- a2*)2+(b1*- b2*)2))
色彩値(L1*、a1*、b1*)から、サンプルと受光窓を離し
て測定した時の色彩値(L2*、a2*、b2*)を引いた色差を
ΔE*とした場合、図3に示す様に、サンプルと受光窓の
距離が受光窓の直径を越えると、ΔE*の変化量は急激に
多くなる。正反射光を十分に取り込んで正確な色彩を得
るためには、サンプルと受光窓の距離は受光窓の直径以
下とすることが望ましい。ただし(ΔE*=√((L1*- L
2*)2+(a1*- a2*)2+(b1*- b2*)2))
【0011】図2に示す様に、色差計とサンプルの間に
隙間があると、正反射光(加えて拡散反射光も)が受光
部の外部ににげる。従って、隙間の距離が変化すれば受
光できる反射光量も変わるため、色彩も変動する。色差
計の一部に距離計を付けて、色彩測定と合わせて色差計
とサンプルとの距離を測定すれば、隙間の距離の変動に
よる色彩の変化を補正でき、正確なクロム付着量を得る
ことができる。色差計の受光窓にUVフィルターで蓋を
すると、可視光を取り込みながら受光部に入るゴミ、ホ
コリ等を防止できるため、受光部の汚れによる色彩の変
動を防止できる。
隙間があると、正反射光(加えて拡散反射光も)が受光
部の外部ににげる。従って、隙間の距離が変化すれば受
光できる反射光量も変わるため、色彩も変動する。色差
計の一部に距離計を付けて、色彩測定と合わせて色差計
とサンプルとの距離を測定すれば、隙間の距離の変動に
よる色彩の変化を補正でき、正確なクロム付着量を得る
ことができる。色差計の受光窓にUVフィルターで蓋を
すると、可視光を取り込みながら受光部に入るゴミ、ホ
コリ等を防止できるため、受光部の汚れによる色彩の変
動を防止できる。
【0012】
【実施例】[実施例1]板厚0.2mmのSUS301ステンレス
鋼帯から幅方向220mm、長さ300mmの試験片を20枚採取し
て、アルカリ脱脂[サーフクリーナー1089N-1、日本ペ
イント(株)製]を施し、水洗した後、りん酸塩処理
[ZS-9100、日本ペイント(株)製]を施し、水洗、乾
燥した。各試験片の色彩を色差計1[分光測色計CM-525
i、ミノルタ(株)製]で、20mm離れた位置から非接触
で測定し、次に、塗布型クロメート処理液[PM-284、日
本パーカライジング(株)製]をバーコーターで各試験
片に塗布した。そして、直ちに色差計1で、各試験片の
色彩を20mm離れた位置から非接触で測定した。色差計1
の測定方式はD-8法で、受光部は積分球である。受光窓
の直径は30mmである。色彩測定した各試験片は炉温160
℃の遠赤外線オーブンで1分間加熱して、蛍光X線分析
装置[RIX3000、(株)リガク製]でクロム付着量を測
定した。ウエット状態であるクロメート皮膜形成前後の
金属板の両色彩値から色差を求め、予め作成しておいた
色差とクロム付着量との相関関係とからクロメート皮膜
のクロム付着量を換算した。試作した20枚のサンプルに
ついて、蛍光X線分析装置で求めたクロム付着量から色
差計で求めたクロム付着量を引いた値をΔCrとし、クロ
ム付着量の測定精度を評価した。
鋼帯から幅方向220mm、長さ300mmの試験片を20枚採取し
て、アルカリ脱脂[サーフクリーナー1089N-1、日本ペ
イント(株)製]を施し、水洗した後、りん酸塩処理
[ZS-9100、日本ペイント(株)製]を施し、水洗、乾
燥した。各試験片の色彩を色差計1[分光測色計CM-525
i、ミノルタ(株)製]で、20mm離れた位置から非接触
で測定し、次に、塗布型クロメート処理液[PM-284、日
本パーカライジング(株)製]をバーコーターで各試験
片に塗布した。そして、直ちに色差計1で、各試験片の
色彩を20mm離れた位置から非接触で測定した。色差計1
の測定方式はD-8法で、受光部は積分球である。受光窓
の直径は30mmである。色彩測定した各試験片は炉温160
℃の遠赤外線オーブンで1分間加熱して、蛍光X線分析
装置[RIX3000、(株)リガク製]でクロム付着量を測
定した。ウエット状態であるクロメート皮膜形成前後の
金属板の両色彩値から色差を求め、予め作成しておいた
色差とクロム付着量との相関関係とからクロメート皮膜
のクロム付着量を換算した。試作した20枚のサンプルに
ついて、蛍光X線分析装置で求めたクロム付着量から色
差計で求めたクロム付着量を引いた値をΔCrとし、クロ
ム付着量の測定精度を評価した。
【0013】[実施例2]色差計1の替わりに色差計2
[分光測色計CM-2002、ミノルタ(株)製]を用い、色
差計と試験片の距離を8mmとすること以外は実施例1と
同様の測定を行った。色差計2の測定方式はD-8法で、
受光部は積分球である。受光窓の直径は11mmである。
[分光測色計CM-2002、ミノルタ(株)製]を用い、色
差計と試験片の距離を8mmとすること以外は実施例1と
同様の測定を行った。色差計2の測定方式はD-8法で、
受光部は積分球である。受光窓の直径は11mmである。
【0014】[実施例3]色差計1の替わりに色差計3
[色彩色差計CR-310、ミノルタ(株)製]を用い、色差
計と試験片の距離を35mmとすること以外は実施例1と同
様の測定を行った。色差計3の測定方式はD-0法(正反
射光を取り込める)で、受光部は円柱型である。受光窓
の直径は50mmである。
[色彩色差計CR-310、ミノルタ(株)製]を用い、色差
計と試験片の距離を35mmとすること以外は実施例1と同
様の測定を行った。色差計3の測定方式はD-0法(正反
射光を取り込める)で、受光部は円柱型である。受光窓
の直径は50mmである。
【0015】[実施例4]色差計1の受光窓にUVフィ
ルターをかぶせる以外は、実施例1と同様の測定を行っ
た。
ルターをかぶせる以外は、実施例1と同様の測定を行っ
た。
【0016】[実施例5]板厚0.2mmのSUS301ステンレ
ス鋼帯に連続ラインでアルカリ脱脂を施し、水洗した
後、りん酸塩処理を施した。ステンレス鋼帯表面を、ス
テンレス鋼帯表面から20mm離して色差計1で非接触で測
定した。次に、ケミコーターにて連続的に塗布型クロメ
ート処理[処理液:PM-284、日本パーカライジング
(株)製]を施した。ケミコーターのアプリケータロー
ルからでてきた直後の塗布型クロメート処理されたステ
ンレス鋼帯表面を、ステンレス鋼帯表面から20mm離して
色差計1で非接触で測定した。塗布型クロメート処理さ
れたステンレス鋼帯は炉温160℃の熱風乾燥炉で連続的
に1分間加熱した。乾燥後のステンレス鋼帯から色彩測
定した部分を切り出し、蛍光X線分析装置でクロム付着
量を測定した。
ス鋼帯に連続ラインでアルカリ脱脂を施し、水洗した
後、りん酸塩処理を施した。ステンレス鋼帯表面を、ス
テンレス鋼帯表面から20mm離して色差計1で非接触で測
定した。次に、ケミコーターにて連続的に塗布型クロメ
ート処理[処理液:PM-284、日本パーカライジング
(株)製]を施した。ケミコーターのアプリケータロー
ルからでてきた直後の塗布型クロメート処理されたステ
ンレス鋼帯表面を、ステンレス鋼帯表面から20mm離して
色差計1で非接触で測定した。塗布型クロメート処理さ
れたステンレス鋼帯は炉温160℃の熱風乾燥炉で連続的
に1分間加熱した。乾燥後のステンレス鋼帯から色彩測
定した部分を切り出し、蛍光X線分析装置でクロム付着
量を測定した。
【0017】ウエット状態であるクロメート皮膜形成前
後の金属板の両色彩値から色差を求め、予め作成してお
いた色差とクロム付着量との相関関係とからクロメート
皮膜のクロム付着量を換算した。切り出した20枚のサン
プルについて、蛍光X線分析装置で求めたクロム付着量
から色差計で求めたクロム付着量を引いた値をΔCrとし
た。
後の金属板の両色彩値から色差を求め、予め作成してお
いた色差とクロム付着量との相関関係とからクロメート
皮膜のクロム付着量を換算した。切り出した20枚のサン
プルについて、蛍光X線分析装置で求めたクロム付着量
から色差計で求めたクロム付着量を引いた値をΔCrとし
た。
【0018】[実施例6]色差計1の側部に距離計[超
音波変位計]を取り付け、ステンレス鋼帯の振動による
色差計との距離の変化を連続的に測定し、色差計とサン
プルとの距離の変動による色彩の変化を補正してクロム
付着量を求めた。それ以外は実施例5と同様に測定を行
った。
音波変位計]を取り付け、ステンレス鋼帯の振動による
色差計との距離の変化を連続的に測定し、色差計とサン
プルとの距離の変動による色彩の変化を補正してクロム
付着量を求めた。それ以外は実施例5と同様に測定を行
った。
【0019】[比較例1]色差計1の替わりに色差計4
[色彩色差計CR-331、ミノルタ(株)製]を用いること
以外は実施例1と同様の測定を行った。色差計4の測定
方式は45-0法(正反射光を取り込まない)で、受光部は
円柱型である。受光窓の直径は30mmである。
[色彩色差計CR-331、ミノルタ(株)製]を用いること
以外は実施例1と同様の測定を行った。色差計4の測定
方式は45-0法(正反射光を取り込まない)で、受光部は
円柱型である。受光窓の直径は30mmである。
【0020】[比較例2]色差計1と試験片の距離を40
mmで色彩測定する以外は実施例1と同様の測定を行っ
た。
mmで色彩測定する以外は実施例1と同様の測定を行っ
た。
【0021】[比較例3]色差計3と試験片の距離を65
mmで色彩測定する以外は実施例3と同様の測定を行っ
た。
mmで色彩測定する以外は実施例3と同様の測定を行っ
た。
【0022】[比較例4]色差計1とステンレス鋼帯の
距離を40mmで色彩測定する以外は、実施例5と同様の測
定を行った。
距離を40mmで色彩測定する以外は、実施例5と同様の測
定を行った。
【0023】[比較例5]色差計1の替わりに色差計3
を用い、色差計3とステンレス鋼帯の距離を65mmで色彩
測定する以外は、実施例5と同様の測定を行った。
を用い、色差計3とステンレス鋼帯の距離を65mmで色彩
測定する以外は、実施例5と同様の測定を行った。
【0024】色差計によるクロム付着量の測定条件およ
び結果を表1に示す。表1から明らかなように、本発明
法(実施例1〜6)によれば、蛍光X線分析装置で求め
たクロム付着量と色差計で求めたクロム付着量の違いは
4mg/m2以下であり、色差計によりクロム付着量を精度良
く測定できることがわかった。正反射光を受光できる色
差計を用い、受光部を積分球にし、さらに色差計とサン
プルの距離を受光窓の直径以下とすることで、クロム付
着量の測定精度が向上する。また、連続ラインでの鋼板
の振動による色彩の変動を、距離計を用いて補正するこ
とでクロム付着量の測定精度を改善できる。本発明は、
連続ラインで塗布型クロメート処理を施す場合に、クロ
ム付着量を連続的に管理するセンサーとして充分に使用
できる。
び結果を表1に示す。表1から明らかなように、本発明
法(実施例1〜6)によれば、蛍光X線分析装置で求め
たクロム付着量と色差計で求めたクロム付着量の違いは
4mg/m2以下であり、色差計によりクロム付着量を精度良
く測定できることがわかった。正反射光を受光できる色
差計を用い、受光部を積分球にし、さらに色差計とサン
プルの距離を受光窓の直径以下とすることで、クロム付
着量の測定精度が向上する。また、連続ラインでの鋼板
の振動による色彩の変動を、距離計を用いて補正するこ
とでクロム付着量の測定精度を改善できる。本発明は、
連続ラインで塗布型クロメート処理を施す場合に、クロ
ム付着量を連続的に管理するセンサーとして充分に使用
できる。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、クロメート塗布
前の金属板色彩と、ウエット状態であるクロメート塗布
後の金属板色彩とを色差計で個々に測定して、予め作成
しておいた両色彩の色差とクロム付着量との相関関係と
からクロメート皮膜のクロム付着量を測定する方法にお
いて、クロメート処理金属板からの正反射光を受光で
き、受光部が積分球である色差計を用い、クロメート処
理金属板と色差計の距離を受光窓の直径以下とすること
で、クロム付着量の測定精度が向上する。さらに連続ラ
インでの鋼板の振動による色彩の変動を、高さ計を用い
て補正することでクロム付着量の測定精度を改善でき
る。
前の金属板色彩と、ウエット状態であるクロメート塗布
後の金属板色彩とを色差計で個々に測定して、予め作成
しておいた両色彩の色差とクロム付着量との相関関係と
からクロメート皮膜のクロム付着量を測定する方法にお
いて、クロメート処理金属板からの正反射光を受光で
き、受光部が積分球である色差計を用い、クロメート処
理金属板と色差計の距離を受光窓の直径以下とすること
で、クロム付着量の測定精度が向上する。さらに連続ラ
インでの鋼板の振動による色彩の変動を、高さ計を用い
て補正することでクロム付着量の測定精度を改善でき
る。
【図1】色差計とクロメート処理金属板を接触させて測
定したときの正反射光の光路を示す断面図
定したときの正反射光の光路を示す断面図
【図2】色差計とクロメート処理金属板の間に隙間をあ
けて測定したときの正反射光の光路を示す断面図
けて測定したときの正反射光の光路を示す断面図
【図3】色差計とクロメート処理金属板の間の距離と色
差ΔE*の関係
差ΔE*の関係
1 受光部、 2 光源、 3 受光素子、 4
正反射光、5 クロメート処理金属板、 6 受光
窓、 7 色差計とクロメート処理金属板の距離
正反射光、5 クロメート処理金属板、 6 受光
窓、 7 色差計とクロメート処理金属板の距離
フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 DA05 DA12 DA24 DA52 2G059 AA05 BB08 BB15 CC20 EE02 FF06 GG00 JJ16 KK01 KK10 LL02 4K026 AA02 AA04 AA07 AA22 BA03 BA06 BB08 CA20 DA02 DA07 DA10 DA16
Claims (5)
- 【請求項1】 クロメート塗布前の金属板色彩と、ウエ
ット状態であるクロメート塗布後の金属板色彩とを色差
計で個々に測定して、予め作成しておいた両色彩の色差
とクロム付着量との相関関係とからクロメート皮膜のク
ロム付着量を測定する方法において、クロメート処理金
属板からの正反射光を受光できる色差計を用いることを
特徴とする塗布型クロメート処理皮膜のクロム付着量測
定方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の色差計の受光部が積分球
であることを特徴とする塗布型クロメート処理皮膜のク
ロム付着量測定方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の色差計とクロメー
ト処理金属板との距離を、色差計の受光窓の直径以下と
することを特徴とする塗布型クロメート処理皮膜のクロ
ム付着量測定方法。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の方法において、距
離計を付けて、色差計とクロメート処理金属板との距離
を測定し、色差計とクロメート処理金属板の距離の変化
によるクロメート処理金属板の色彩値の変動を補正し
て、クロメート皮膜のクロム付着量を測定することを特
徴とする塗布型クロメート処理皮膜のクロム付着量測定
方法。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載の色差計の受光窓に
UVフィルターで蓋をすることを特徴とする塗布型クロ
メート処理皮膜のクロム付着量測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11086225A JP2000283913A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 塗布型クロメート処理皮膜のクロム付着量測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11086225A JP2000283913A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 塗布型クロメート処理皮膜のクロム付着量測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000283913A true JP2000283913A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=13880858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11086225A Withdrawn JP2000283913A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 塗布型クロメート処理皮膜のクロム付着量測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000283913A (ja) |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11086225A patent/JP2000283913A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |