JP2000284031A - 電流−磁束変換用の磁気回路 - Google Patents

電流−磁束変換用の磁気回路

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JP2000284031A
JP2000284031A JP11090738A JP9073899A JP2000284031A JP 2000284031 A JP2000284031 A JP 2000284031A JP 11090738 A JP11090738 A JP 11090738A JP 9073899 A JP9073899 A JP 9073899A JP 2000284031 A JP2000284031 A JP 2000284031A
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Mitsuharu Imaizumi
光治 今泉
Hiroyuki Nakamura
浩之 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流−磁束変換用の磁気回路への電流線の巻
回作業を容易にし、部品の種類を少なくする。 【解決手段】 磁性板材を折り曲げることによって構成
された三脚型ヨークから成り、中央脚部に磁気センサが
挿入されるためのギャップを備えた電流−磁束変換用の
磁気回路において、三脚型ヨーク1を、同一形状の一対
の分割ヨーク2,2’を互い違いに組み付けることによ
って形成し、前記各分割ヨークを、窓部分5,5’が電
流線の挿入可能状態に開放している形状とし、前記一対
の分割ヨークの組み付け状態では、前記一対の分割ヨー
クの中央脚部7,8が間を空けて位置することによって
ギャップ9を形成するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流、電圧、電力
(量)などを計測するために使用される、ホール素子、
MR素子、薄膜フラックスゲートなどの磁気センサに磁
束を印加するための電流−磁束変換用の磁気回路の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気センサに印加するための、電流に比
例した磁束を発生させるには、ヨークと呼ばれる磁気回
路(鉄心)が必要である。従来、磁気回路としては、図
5の(a)に示されるカットコア型と、図5の(b)に
示される三脚型とがある。カットコア型では、ヨーク2
1(鉄心)に電流線22が巻かれ、電流線22に流れる
電流によってヨーク21に磁束が発生する。ヨーク21
にはギャップ23が設けられ、ギャップ23には磁気セ
ンサ24が挿入される。電流線22の電流に比例した磁
界がギャップ23に発生し、その磁界によって磁気セン
サ24は磁界の大きさに比例した電気信号を出力する。
三脚型でも、同様に、ヨーク25(鉄心)に電流線26
が巻かれ、電流線26に流れる電流によってヨーク25
に磁束が発生する。ヨーク25にはギャップ27が設け
られ、ギャップ27には磁気センサ28が挿入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】三脚型の磁気回路にお
いて、これを図6のように磁性板材により構成する場合
を考える。この場合、電流線26をヨーク25のどこか
に、例えば中央脚部に巻回して、ヨーク25内に磁束を
発生させることが必要である。このことを考えると、ヨ
ークが分割できずに一体成形されていると、電流線26
の巻回作業がしづらい。
【0004】また、磁気センサをこのヨーク25の中央
脚部に形成されたギャップ27に挿入する場合を考え
る。ギャップ27内の磁束密度分布に均一性がないと、
挿入される磁気センサの位置により、磁気センサに印加
される磁束の量が異なってしまい、磁気センサの出力が
一定しない。このことを考えると、ギャップ27内の磁
束密度分布に均一性があれば、磁気センサからの出力
は、磁気センサの挿入位置精度に因らないものとなり、
製造上とても有利となる。しかし、図7の(a),
(b)に示されるような、磁性板材により構成される磁
気回路の場合、ギャップ27内の均一な磁束密度分布
は、ヨーク25を構成する磁性板材の板厚dによって図
7(c)に示されるように決定されてしまい、その広さ
を磁性板材の板厚に関係なく設定することができなかっ
た。 (発明の目的)本発明の第1の目的は、電流線の巻回作
業を容易にし、部品の種類を少なくすることができる電
流−磁束変換用の磁気回路を提供することである。
【0005】本発明の第2の目的は、電流線の巻回作業
を容易にし、部品の種類を少なくすると同時に、ギャッ
プの磁束密度分布の均一性のある範囲を磁性板材の板厚
に関係なく設定することができる電流−磁束変換用の磁
気回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、磁性板材を折り曲
げることによって構成された三脚型ヨークから成り、中
央脚部に磁気センサが挿入されるためのギャップを備え
た電流−磁束変換用の磁気回路において、前記三脚型ヨ
ークを、同一形状の一対の分割ヨークを互い違いに組み
付けることによって形成し、前記各分割ヨークを、窓部
分が電流線の挿入可能状態に開放している形状とし、前
記一対の分割ヨークの組み付け状態では、前記一対の分
割ヨークの中央脚部が間を空けて位置することによって
ギャップを形成するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0007】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の電流−磁束変
換用の磁気回路において、前記各分割ヨークを、前記中
央脚部が中央から左右方向にずれた位置にある形状と
し、前記一対の分割ヨークの組み付け状態では、前記一
対の分割ヨークの中央脚部の側面相互が間を空けて重な
り合うように位置することによってギャップを形成する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る電流−磁束変換用の磁気回路を示す斜視図であり、
(a)は分割ヨークの1つのみを、(b)は組み付け完
了直前の状態を、(c)は組み付け完了状態を、それぞ
れ示している。
【0009】三脚型ヨーク1は同一形状の一対の分割ヨ
ーク2,2’が左右から互い違いに組み付けられること
によって形成されるが、分割ヨーク2(2’)は磁性板
材がプレス機などにより折曲加工されて図1(a)のよ
うな形状に成形される。この形状は、中央脚部を構成す
る中央脚構成部分3(3’),4(4’)が三脚型ヨー
ク1の中央から左右方向にそれぞれずれた位置にあり、
また、窓部分5が中央脚構成部分3,4の間のスペース
6を通って外側に開放している形である。
【0010】分割ヨーク2,2’を組み付ける場合に
は、分割ヨーク2’を逆さまにし、中央脚構成部分3と
4’が、そして、中央脚構成部分4と3’が、それぞれ
接合するように左右方向に互い違いに組み付ける。これ
によって、図1(c)に示されるように、中央脚構成部
分3と4’によって上部の中央脚部7が形成され、中央
脚構成部分4と3’によって下部の中央脚部8が形成さ
れる。また、電流線コイルの挿入される窓部分は5と
5’の位置に形成される。中央脚部7,8は、その側面
相互が間を空けて重なり合うように位置し、その間隙が
ギャップ9を形成する。このギャップ9は磁気センサが
挿入される空間である。
【0011】電流線を巻回する場合には、図2に示され
るように、分割ヨーク2,2’を組み付ける前に、予め
単独で形成された電流線コイル10を分割ヨーク2
(2’)のスペース6を通して窓部分5(5’)に、即
ち、中央脚部7,8の周囲に収め、その後分割ヨーク
2,2’を組み付ける。これによって、電流線コイル1
0の三脚型ヨーク1への巻回作業が格段に簡易化され
る。なお、図2では電流線コイル10は1ターンのもの
を示しているが、複数ターンの電流線コイルであっても
同様である。そして、分割ヨーク2,2’は同一形状で
あるので、部品の種類を少なくすることができる。
【0012】ギャップ9の磁束密度分布が均一性のある
範囲は、中央脚部7,8の重なり合う範囲を調整するこ
とによって設定され、分割ヨーク1を構成する磁性板材
の板厚の大きさには関係がない。したがって、ギャップ
9に挿入される磁気センサの感磁部分の面積に応じて中
央脚構成部分3(3’),4(4’)の長さを調整する
ことによって、ギャップ9の磁束密度分布の均一性のあ
る範囲を磁性板材の板厚に関係なく設定することがで
き、設計の自由度を増すことができる。
【0013】図3は本発明の実施の他の形態である電流
−磁束変換用の磁気回路を示す斜視図であり、(a)は
分割ヨークの1つのみを、(b)は組み付け完了直前の
状態を、(c)は組み付け完了状態を、それぞれ示して
いる。
【0014】三脚型ヨーク11は同一形状の一対の分割
ヨーク12,12’が上下から互い違いに組み付けられ
ることによって形成されるが、分割ヨーク12(1
2’)は磁性板材がプレス機などにより折曲加工されて
図3(a)のような形状に成形される。この形状は、側
脚部13(13’),14(14’)に比べて中央脚部
15(15’)が折り畳まれて2倍の厚さになってお
り、中央脚部15(15’)が三脚型ヨーク11の中央
から左右方向にずれた位置にあり、また、窓部分16,
17が上下方向に向いて開口している形である。
【0015】分割ヨーク12,12’を組み付ける場合
には、分割ヨーク12’を逆さまにし、側脚部13と1
4’が、そして、側脚部14と13’が、それぞれ接合
するように上下方向に互い違いに組み付ける。これによ
って、図3(c)に示されるように、中央脚部15によ
って上部の中央脚部が形成され、中央脚部15’によっ
て下部の中央脚部が形成される。また、電流線コイルの
挿入される窓部分は分割ヨーク12,12’の窓部分1
6,17が合わさって形成される。中央脚部15,1
5’は、その側面相互が間を空けて重なり合うように位
置し、その間隙がギャップ18を形成する。このギャッ
プ18は磁気センサが挿入される空間である。
【0016】電流線を巻回する場合には、図4に示され
るように、分割ヨーク12,12’を組み付ける前に、
予め単独で形成された電流線コイル10を分割ヨーク1
2(12’)の窓部分16,17に、即ち、中央脚部1
5,15’の周囲に収め、その後分割ヨーク12,1
2’を組み付ける。これによって、電流線コイル10の
三脚型ヨーク11への巻回作業が格段に簡易化される。
そして、分割ヨーク12,12’は同一形状であるの
で、部品の種類を少なくすることができる。
【0017】また、ギャップ18に挿入される磁気セン
サの感磁部分の面積に応じて中央脚部15,15’の長
さを調整することによって、ギャップ18の磁束密度分
布の均一性のある範囲を磁性板材の板厚に関係なく設定
することができ、設計の自由度を増すことができる点
は、図1に示される実施形態と同様である。
【0018】なお、ギャップの磁束密度分布の均一性の
ある範囲が小さくてもよい場合、即ち、中央脚部7,8
または15,15’の断面積内におさまる場合には、中
央脚部7と8を、または15と15’を、中央から左右
方向にずらした位置にせずに、中央に位置させるように
してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、三脚型ヨークを、同一形状の一対の分割
ヨークを互い違いに組み付けることによって形成し、各
分割ヨークを、窓部分が電流線の挿入可能状態に開放し
ている形状とし、一対の分割ヨークの組み付け状態で
は、一対の分割ヨークの中央脚部が間を空けて位置する
ことによってギャップを形成するようにしたから、電流
線の巻回作業を容易にし、部品の種類を少なくすること
ができる。
【0020】また、請求項2記載の本発明によれば、各
分割ヨークを、中央脚部が中央から左右方向にずれた位
置にある形状とし、一対の分割ヨークの組み付け状態で
は、一対の分割ヨークの中央脚部の側面相互が間を空け
て重なり合うように位置することによってギャップを形
成するようにしたから、電流線の巻回作業を容易にし、
部品の種類を少なくすると同時に、ギャップの磁束密度
分布の均一性のある範囲を磁性板材の板厚に関係なく設
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である電流−磁束変換用
の磁気回路を示す斜視図である。
【図2】図1の電流−磁束変換用の磁気回路に電流線コ
イルを巻回する様子を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の他の形態である電流−磁束変換
用の磁気回路を示す斜視図である。
【図4】図3の電流−磁束変換用の磁気回路に電流線コ
イルを巻回する様子を示す斜視図である。
【図5】従来の磁気回路を用いた電流変換装置を示す図
である。
【図6】従来の磁気回路と電流線の関係を示す図であ
る。
【図7】従来の三脚型ヨークのギャップでの磁束密度分
布を示す図である。
【符号の説明】
1 三脚型ヨーク 2,2’ 分割ヨーク 3,3’,4,4’ 中央脚構成部分 5 窓部分 6 スペース 7,8 中央脚部 9 ギャップ 10 電流線コイル 11 三脚型ヨーク 12,12’ 分割ヨーク 13,13’,14,14’ 側脚部 15,15’ 中央脚部 16,17 窓部分 18 ギャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性板材を折り曲げることによって構成
    された三脚型ヨークから成り、中央脚部に磁気センサが
    挿入されるためのギャップを備えた電流−磁束変換用の
    磁気回路において、前記三脚型ヨークを、同一形状の一
    対の分割ヨークを互い違いに組み付けることによって形
    成し、前記各分割ヨークを、窓部分が電流線の挿入可能
    状態に開放している形状とし、前記一対の分割ヨークの
    組み付け状態では、前記一対の分割ヨークの中央脚部が
    間を空けて位置することによってギャップを形成するよ
    うにしたことを特徴とする電流−磁束変換用の磁気回
    路。
  2. 【請求項2】 前記各分割ヨークを、前記中央脚部が中
    央から左右方向にずれた位置にある形状とし、前記一対
    の分割ヨークの組み付け状態では、前記一対の分割ヨー
    クの中央脚部の側面相互が間を空けて重なり合うように
    位置することによってギャップを形成するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電流−磁束変換用の磁気
    回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104395766A (zh) * 2012-01-19 2015-03-04 邹高芝 穿芯式高精度开环型霍尔电流传感器用同轴双环路磁芯结构组件
JP2019190890A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 Tdk株式会社 磁路形成部材及びこれを用いた磁気センサ

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