JP2000284820A - 形彫放電加工装置及び形彫放電加工のncプログラムの作成方法 - Google Patents

形彫放電加工装置及び形彫放電加工のncプログラムの作成方法

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JP2000284820A
JP2000284820A JP11093207A JP9320799A JP2000284820A JP 2000284820 A JP2000284820 A JP 2000284820A JP 11093207 A JP11093207 A JP 11093207A JP 9320799 A JP9320799 A JP 9320799A JP 2000284820 A JP2000284820 A JP 2000284820A
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Kiyoyuki Yamazaki
清幸 山崎
Katsuhiko Kobayashi
勝彦 小林
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Sodick Co Ltd
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Sodick Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】揺動軌跡のNCプログラムを呼び出して使用す
ること、別の加工に利用することが難しく、複数の揺動
軌跡のNCプログラムの中から適するものを探し出すの
も容易でない。 【解決手段】NC装置10は、揺動軌跡のNCプログラ
ムと、それに対応する揺動軌跡の画像データと、主たる
NCプログラムとを記憶可能な記憶手段15と、記憶さ
せた揺動軌跡のNCプログラムと主たるNCプログラム
および、複数の揺動軌跡の画像データを一覧に表示でき
る表示手段21と、揺動軌跡のNCプログラムと主たる
NCプログラムとを入力する入力手段12と、入力され
た揺動軌跡のNCプログラムを所定のファイル番号を付
して記憶手段15に記憶させ、前記NCプログラムに基
づいて揺動軌跡の画像データを作成し、前記ファイル番
号に関連させて記憶手段15に記憶させる処理手段11
とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具電極を被加工
物に対して加工深さ方向に相対移動させて加工するとと
もに、加工深さ方向と直交する平面方向に相対移動させ
ながら加工を行う、いわゆる揺動加工を行う形彫放電加
工装置及び形彫放電加工のNCプログラムの作成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】形彫放電加工装置は、一般に、工具電極
と被加工物との何れかを水平2軸方向及び垂直1軸方向
に移動できる移動装置を備えていて、工具電極と被加工
物とを相対的に3軸方向に移動させることができる。水
平2軸方向へは、水平に据え置かれたベッドに搭載され
るクロステーブルにより移動する構造やベッドに搭載さ
れた移動可能なコラムとラムとにより移動する構造など
がある。水平2軸方向へ移動装置を同時に移動させるこ
とにより、工具電極と被加工物とを水平面上の任意の点
に位置させることができ、工具電極の相対的な移動軌跡
がほぼ自由に描かれる。
【0003】例えば、図8に示される形彫放電加工装置
は、水平に据え置かれたベッド30に搭載され水平1軸
方向に移動可能なサドル40と、サドル40に搭載され
サドル40の移動方向と直交する1軸方向に移動可能な
テーブル50と、ベッド30に立設されたコラム60に
取り付けられ垂直方向に移動可能な加工ヘッド70と、
を備えている。サドル40は、図示しないモータドライ
バからの信号で制御されるモータにより水平1軸方向
(Y軸)に、テーブル50は、同様に図示しないモータ
ドライバからの信号により制御されるモータにより、上
記Y軸方向に直交する水平1軸方向(X軸)に移動す
る。テーブル50に固定された加工槽80に納められる
ように被加工物が取り付けられ、加工ヘッド70に工具
電極が取り付けられる。加工ヘッド70は、同様に図示
しないモータにより垂直1軸方向(Z軸)に移動する。
また、スピンドルモータ71と割出モータ72により、
工具電極を高速に回転(R軸)させることができ、また
回転角度割出(C軸)が行える。
【0004】工具電極と被加工物とは、電源ユニットの
加工用電源装置90に接続されて、工具電極と被加工物
とで形成される加工間隙に間欠的に加工電圧パルスが印
加される。また、電源ユニットには、数値制御装置(以
下、NC装置と言う)10が搭載されていて、予め作成
されているNCプログラムを解読し、その指令に従って
図示しないモータドライバを介して各軸のモータが制御
される。また、その指令に従って加工用電源装置90が
制御されて、加工間隙に印加される加工電圧パルスや放
電によって加工間隙に流れる加工電流が制御される。
【0005】工具電極を被加工物に対して相対的に移動
させる移動量は、数値制御プログラム(以下、NCプロ
グラムと言う)で規定される。工具電極の形状をそのま
ま被加工物に転写させるような放電加工では、通常は、
工具電極を被加工物に対して加工深さ方向(垂直方向)
に相対移動させるだけでよい。しかし、1つの所望の加
工形状に対して1つの工具電極により複数の加工工程に
分けて加工する場合や、工具電極を所望の穴形状(加工
穴の底面に投影される形状)に対して所要量以上に小さ
く製作した場合などは、垂直方向に相対移動させるだけ
では所望の穴形状の加工ができないから、水平の方向に
も工具電極を相対的に移動させる、いわゆる揺動加工を
行う必要がある。
【0006】近年のNC装置を備えた形彫放電加工機
は、揺動加工における工具電極の相対移動軌跡(以下、
揺動軌跡と言う)は、予めいくつかの基本的な形状、例
えば円や正方形のような形状が記憶装置に記憶されてい
る。したがって、この基本的な形状のNCプログラムを
用いて、その形状の揺動加工ができる。しかしながら、
基本的な単純な揺動軌跡で足りる場合ばかりではなく、
現実は、むしろ基本的な揺動軌跡では加工できない場合
の方が多くなっている。このときは、作業者が任意にそ
の揺動軌跡のNCプログラムをサブプログラム形式で作
成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、工具電極の
輪郭形状または加工穴の形状と相似の揺動軌跡でよい加
工形状を放電加工する場合でも、その都度揺動軌跡をプ
ログラムしなければならない。また、新しく作成する加
工形状のNCプログラムに、既に作成されている加工形
状のNCプログラムの中から同一の揺動軌跡を有するも
のを探し出して写しとることも、手間のかかる作業であ
った。仮に、揺動軌跡のNCプログラムだけを別にデー
タファイル名を付けて記憶させておいたとしても、記憶
させた揺動軌跡のNCプログラムが多くなると、そのデ
ータファイル名から同一の揺動軌跡のNCプログラムを
探し出す作業は容易ではないし、同じ形状の揺動軌跡の
NCプログラムを作成してしまうこともある。また、揺
動軌跡が類似するものがあったとしても、新たに揺動軌
跡のNCプログラムを作成しなければならない。
【0008】本発明は、上記点に鑑みて、任意に作成さ
れた揺動軌跡のNCプログラムをそれぞれ番号を付けて
記憶させ、所望の形状のNCプログラムで簡単に呼び出
して利用できることができるようにするとともに、それ
らをより容易に探し出して利用できるようし、かつ揺動
軌跡のNCプログラムの編集と設定を容易にする放電加
工装置を提供することを主たる目的とする。
【0009】
【解決するための手段】本発明の形彫放電加工装置は、
少なくとも、水平1軸方向に移動可能な第1の移動装置
と、前記移動装置の移動方向に直交する水平1軸方向に
移動可能な第2の移動装置と、垂直1軸方向に移動可能
な第3の移動装置とを含む、工具電極と被加工物とを所
定の加工間隙をおいて相対移動させる相対移動装置と;
前記第1の移動装置と第2の移動装置で移動可能な水平
2軸方向の揺動軌跡のNCプログラムと、前記揺動軌跡
のNCプログラムに対応する揺動軌跡の画像データと、
少なくとも、前記垂直1軸方向の移動量をプログラムし
た主たるNCプログラムとを記憶可能な記憶手段と;少
なくとも、前記記憶させた揺動軌跡のNCプログラムと
前記主たるNCプログラムとをそれぞれ表示できるとと
もに、複数の前記揺動軌跡の画像データを入力スイッチ
として一覧に表示できる表示手段と;少なくとも、前記
揺動軌跡のNCプログラムと、前記主たるNCプログラ
ムとを入力する入力手段と;前記入力手段により入力さ
れた揺動軌跡のNCプログラムを所定のファイル番号を
付して前記記憶手段に記憶させるとともに、前記揺動軌
跡のNCプログラムに基づいて前記揺動軌跡の画像デー
タを作成し、前記所定のファイル番号が付された前記揺
動軌跡のNCプログラムに関連させて前記記憶手段に記
憶させる処理手段と;を含んでなる。
【0010】好ましくは、前記表示手段が前記一覧に表
示された複数の前記揺動軌跡の画像データを一覧に表示
する画面上に加工条件表を重ねて表示できるように構成
する。また、好ましくは、前記入力手段によって入力さ
れた揺動軌跡のNCプログラムに前記揺動軌跡の輪郭の
形状から前記形状の重心を求めて、前記重心と前記輪郭
とを接続するアプローチ軌跡を作成する計算手段を設け
る。
【0011】また、本発明の形彫放電加工のNCプログ
ラムの作成方法は、水平1軸方向とそれに直交する水平
1軸方向に工具電極と被加工物とを相対移動させる揺動
加工における揺動軌跡のNCプログラムを作成するステ
ップと、作成された前記揺動軌跡のNCプログラムに基
づいて前記揺動軌跡の画像データを作成するステップ
と、前記揺動軌跡のNCプログラムと前記揺動軌跡の画
像データとを所定のファイル番号を付して記憶手段に記
憶させるステップと、既に前記記憶手段に記憶されてい
る他の複数の揺動軌跡の画像とともに前記作成された揺
動軌跡の画像データを表示装置に一覧に表示するステッ
プと、前記ファイル番号を入力することにより前記揺動
軌跡のNCプログラムを呼び出して使用できるNCプロ
グラムを作成するステップとを含んでなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の形彫放電加工
装置のNC装置の主要部分の構成の一実施例が示されて
いる。このとき、図1に示される以外の構成は、従来の
装置と同様であってよいので、省略されている。また、
放電加工装置の本機の構成は、工具電極と被加工物と
を、少なくとも、垂直方向1軸と、互いに直交する水平
方向2軸に、相対的に往復移動できる構成であればよ
く、詳細な説明は省略される。
【0013】NC装置1は、処理手段11と、入力手段
12と、表示データ変換手段13と、画面切換手段14
と、記憶手段15と、計算手段16とを含んでいる。こ
のとき、処理手段11や計算手段16のような演算する
手段の機能は、1つの演算装置で行わせることができ
る。そして、本発明で実施される以外の機能を、例え
ば、モータドライバへ速度指令信号を出力する機能など
を含ませることができる。表示装置2はLCDなどの表
示手段21で構成され、その上に指で触れた位置を検出
するセンサを含むタッチパネル22が設けられている。
【0014】処理手段11は、入力手段12から入力さ
れる、文字データ、数値データ、記号データ、NCデー
タなどのデータを、少なくとも、表示データ変換手段1
3と、記憶手段15と、計算手段16とに出力する機能
を有している。また、入力手段12から入力される画面
の切換要求に応じて画面の切換指令を画面切換手段14
に出力する。さらに、NCプログラムを解読してNCデ
ータに変換し、あるいはNCデータを解析する機能を有
している。例えば、入力手段12から“G”と入力され
ると、この文字データを一時的に記憶させておき、表示
データ変換手段へ出力する。また、表示手段2に表示さ
れる連続する文字、数字、記号のデータから形成される
一連のNCデータ、例えば“G01X10.;”を入力
手段2を介して解読し、これら一群のNCデータで得ら
れるNCプログラムのデータを1つのファイルとして記
憶手段15に記憶させる。さらに、処理手段11は、揺
動軌跡のNCプログラムに基づき、実寸の揺動軌跡をス
ケールアップして表示に適する画像データを作成する。
入力手段12は、キーボード、マウス、記憶媒体に記憶
されたデータを読み取るディスクドライブ装置、表示手
段2のタッチパネル22からの入力データを処理手段1
1に出力する装置を含んでいる。
【0015】表示データ変換手段13は、処理手段11
から出力されるデータを表示用のデータに変換して表示
手段2に出力する。例えば、処理手段12からの“G”
という文字データは、表示用のデータに変換されて、表
示手段21の画面の特定箇所に“G”と表示する。ま
た、処理手段11からのNCデータを解析して得られる
軌跡のデータをグラフィックデータに変換して軌跡を表
示手段21に表示する。画面切換手段14は、タッチパ
ネル22からの入力に基づいて表示手段21の画面を切
り換える。記憶手段15は、ここでは、少なくとも、N
Cプログラムのデータと揺動軌跡の画像データと、加工
条件のデータとを所定の領域に記憶させておく。計算手
段16は、揺動軌跡のNCプログラムに、揺動軌跡で表
される輪郭形状の重心からその輪郭を示す揺動軌跡に至
る特定の経路(以下、アプローチ軌跡と称する)のデー
タがない場合に、上記重心を求めてアプローチ軌跡を計
算する。
【0016】図2には、図1で説明される本発明の一実
施例の形彫放電加工装置を用いたNCプログラムを作成
する工程の概要が示されている。図3には、NCプログ
ラムの一例が表示された表示手段の画面の状態が示され
ている。図4には、揺動軌跡のNCプログラムの一例が
表示された表示手段の画面の状態が示されている。図5
ないし図7には、表示手段の他のいくつかの画面の状態
が示されている。以下に、これらの図を利用して、本発
明の形彫放電加工装置の主要な動作について、より具体
的に説明する。
【0017】まず、作業者は、タッチパネル22を操作
して画面の「編集」を選択し、入力手段12の例えばキ
ーボードから文字や数値を入力する。そして、その入力
した文字や数値が表示される表示手段21の画面を参照
しながら図3に示されるようなNCプログラムを作成す
る(S1)。このとき、揺動形状については、プログラ
ムする必要はない。作成されたNCプログラムを保存す
るときは、タッチパネル22を操作して画面に表示され
ている「セーブ」を指で触れ、次に画面に表示される指
示に従って、キーボードからデータファイル名を入力す
る。そうすると、処理装置11により、NCプログラム
のデータファイルとして記憶手段15に記憶される。こ
のNCプログラムのファイルは、磁気ディスクなどの記
憶媒体に記憶させることができる。
【0018】このとき、既に磁気ディスクなどの記憶媒
体にファイルとして記録されているNCプログラムを利
用することができる。この場合には、「ファイル」を選
択してから、画面に表示されるいくつかのNCプログラ
ムのデータファイル名の中から所望のNCプログラムの
データファイル名を指定する。そうすると、処理装置1
1に所望のNCプログラムが読み込まれて、図3に示さ
れるように、「編集」画面にこのNCプログラムが表示
される。なお、主NCプログラムの作成は、揺動軌跡の
NCプログラムを作成した後、後述するステップS9に
おける揺動軌跡のNCプログラムのファイル番号を入力
するときに行うこともできる。
【0019】次いで、タッチパネル22を操作して、図
3に示される画面の「揺動編集」を選択すると、図5に
示されるように、記憶手段15にデータファイルとして
記録されている複数の揺動軌跡が一覧に表示される(S
2)。多数の種類の揺動軌跡が記録されている場合に
は、画面の“スクロールバー”を操作することにより、
次々に別の揺動軌跡が一覧に表示される。この中に、所
望の加工形状と相似の適する揺動軌跡がない場合には
(S3)、作業者は、所望の加工形状に類似する揺動形
状を探す。なお、加工形状は、加工穴の輪郭形状の意味
であるが、総型電極を用いた場合は工具電極の輪郭形状
も相似の形状である。ここでは、これらの意味を含めて
加工形状としている。
【0020】所望の加工形状に適する揺動形状が全くな
い場合には(S4)、画面に一覧に表示されている揺動
軌跡の表示領域のうち、空いているファイル番号の領域
を指で触れる(S5)。そうすると、表示手段21の画
面がNCプログラムを作成するための表示の状態になる
ので、作業者は、入力手段12のキーボードを用いて所
望の揺動軌跡のNCプログラムを作成する(S6)。こ
のとき、キーボードから入力される文字や数値は、処理
手段11から表示データ変換手段12を介して、直ちに
画面の特定領域に表示される。例えば、図5に示される
ファイル番号02の領域を選択して作成された揺動軌跡
のNCプログラムの一例が図4に示されている。
【0021】揺動軌跡のNCプログラムが作成された
ら、タッチセンサ22で「セーブ」を選択すると、ファ
イル名を入力する指示が画面上に現れる。ファイル名を
入力すると、処理手段11により、例えば、.LRNの
拡張子を付したこのNCプログラムのデータファイルが
作成されて、この作成されたデータファイルは、記憶手
段15の先に選択されたファイル番号の領域に記憶され
る。それとともに、処理手段11により、このNCプロ
グラムに基づいて画像データが作成され、表示データ変
換手段13に出力される。そして、作成されたNCプロ
グラムに基づく揺動軌跡が、図6に示されるように、表
示手段21の画面の先に選択されたファイル番号、例え
ばファイル番号02の領域に表示される。このとき、処
理手段11により、例えば、.GRNの拡張子を付した
画像データのデータファイルが作成され、先のNCプロ
グラムのデータファイルと関連付けて記憶手段15の先
に選択されたファイル番号の領域に記憶される(S
8)。このため、次に揺動軌跡を一覧に表示するときに
は、その都度、NCプログラムを解読してNCデータを
解析し、グラフィックのためのデータに変換する必要が
ないので、速やかに画面に揺動軌跡が一覧に表示され
る。
【0022】ところで、処理手段11は、作成されたN
Cプログラムを入力したときに、このNCプログラムに
基づいて工具電極の輪郭形状を解析して、アプローチ軌
跡がないことを検出すると、このNCプログラムのNC
データを、一旦計算手段16に出力する(S7)。計算
手段16では、最初にこの揺動軌跡の形状の重心を演算
する(S10)。次いで、この重心と特定の点、例えば
頂点とを結ぶアプローチ軌跡のデータを計算する(S1
1)。そして、計算したアプローチ軌跡を結合したNC
プログラムのデータを処理手段11へ出力する。その結
果、処理手段11は、アプローチ軌跡を含む揺動軌跡の
データに基づいて揺動軌跡の画像データを作成する。こ
のアプローチ軌跡を含む揺動軌跡のNCプログラムと画
像データは、同じファイル番号が付された所定の領域に
相互に関連付られて、記憶手段15に記憶される(S
8)。なお、このとき揺動軌跡は通常0.001〜0.
4mm程度の揺動幅で行われるのでNCプログラムされ
た揺動軌跡を実寸でグラフィック表示させると作業者に
認識できないものとなるので割当てられた所定の表示領
域にあわせて拡大表示するスケールアップ処理が行われ
る。
【0023】このようにして作成された揺動軌跡のNC
プログラムを先に作成している揺動軌跡を含まないNC
プログラムに利用ときは、ファイル番号をこの揺動軌跡
を含まないNCプログラムの中で指定することで足り
る。まず、図3に示される「編集」画面でNCプログラ
ムを表示させる。そして、図3の下線に示されるよう
に、揺動軌跡を含まないNCプログラムに特定のNCコ
ードと所要の揺動軌跡のファイル番号及びステップ量を
入力する。なお、ここで、ステップ量とは、工具電極を
揺動させるときの振幅であり、 NCプログラムにプロ
グラムされた揺動軌跡をさらに被加工物側に拡大させる
量である。このステップ量を設定することで、複数の加
工工程で1つの加工形状放電加工する時に、各加工工程
毎に揺動軌跡をプログラムする必要がなくなる。このス
テップ量は、電気加工条件でほぼ決まる放電ギャップの
大きさと、加工穴よりどの程度工具電極のサイズが小さ
く製作されているかを示す工具電極の減寸量とに基づい
て適宜定められる。好ましくは、図7に示されるよう
に、タッチパネル22を操作して「加工条件」を選択
し、NCプログラムのヘッダ部分にプログラムされてい
る「加工条件表」を揺動軌跡の一覧の表示画面上に重ね
て同時に表示させる。そして、揺動軌跡のファイル番号
を入力する項目、ここではLNSの項目に、揺動軌跡の
ファイル番号を入力するようにする。このとき、ステッ
プ量の項目、ここではSTEPの項目に、ステップ量も
入力する(S9)。このようにすると、作成された任意
の揺動軌跡あるいは探し出した任意の揺動軌跡とファイ
ル番号を見ながらNCプログラムを設定することがで
き、より作業が容易になり、作業の効率も向上する。
【0024】一方、既にいくつかの任意に作成された揺
動軌跡のNCプログラムがあって、一覧に表示された中
に類似の揺動軌跡がある場合には(S4)、新たに揺動
軌跡のNCプログラムを作成する必要はない。この場合
は、その類似の揺動軌跡が表示されている領域に指で触
れてその揺動軌跡のファイルデータを選択し(S1
2)、その揺動軌跡のNCプログラムを表示させる。そ
して、その揺動軌跡のNCプログラムの中から変更する
必要のある箇所を、キーボードなどを用いて修正する
(S13)。そして、タッチパネル22で「セーブ」を
選択し、このときに、空いている領域のファイル番号を
選択するとともに新しいデータファイル名を付して記憶
させる。このとき、処理手段11では、新しい揺動軌跡
のNCプログラムを作成したときと同様にして、先に指
定されたファイル番号の領域にNCプログラムのデータ
ファイルと画像データのデータファイルを記憶手段15
に記憶させる(S8)。なお、修正された揺動軌跡のN
Cプログラムにアプローチ軌跡がなかったときは、既に
説明したように、計算手段16でその揺動軌跡の輪郭形
状の重心を求めて(S10)、アプローチ軌跡を計算す
る(S11)。
【0025】もし、既にいくつかの任意に作成された揺
動軌跡のNCプログラムがあって、一覧に表示された中
に相似の揺動形状がある場合には(S3)、新しく揺動
軌跡のNCプログラムを作成する必要がない。従って、
「編集」画面でNCプログラムを表示させるか、タッチ
センサ22で「加工条件」を選択して、所定の項目に所
望の揺動軌跡のファイル番号とステップ量を入力するだ
けでよい(S9)。
【0026】以上のようにして作成されたNCプログラ
ムは、タッチパネル22で「ファイル」を選択して、適
当なファイル名を入力して、記憶手段15か、外部の記
憶装置、例えばハードディスクの所望の領域に記憶させ
る(S14)。なお、作業者は、NCプログラム中の加
工条件の設定項目で、または揺動加工の加工の形態に関
する選択スイッチで、揺動加工のモードを設定してお
く。このモードの設定は、作業者が揺動加工のモードの
項目に所定の番号を入力することで設定できる。このモ
ードは、例えば、加工深さ方向の進行と揺動加工方向の
進行とを同期させる、または同期させない方式、ステッ
プ量を徐々に増加させて加工する方式、加工深さ方向が
所定単位進行される毎に揺動加工方向が揺動軌跡の輪郭
の形状に沿って所定単位周回数進行される方式などあ
る。
【0027】このNCプログラムにより、形彫放電加工
を行う場合には、タッチパネル22を操作して「加工」
を選択して加工を「スタート」させるだけでよい。そし
て、加工が開始されれば、工具電極の相対的な加工深さ
方向の位置がNCプログラムにプログラムされた位置に
到達するまで、揺動軌跡に沿った揺動加工を繰り返しな
がら放電加工が行われる。従って、揺動軌跡のNCプロ
グラムは、加工工程中に1回だけ実行されることを意味
するものではない。なお、加工を行う以前に、所定の方
式で工具電極と被加工物とは位置決めされている。
【0028】このときの加工の進行の経路は、加工深さ
方向の軌跡と揺動軌跡と揺動加工のモードによって決定
されるが、NC装置では、公知の方法で工具電極と被加
工物との相対移動を制御する。例えば、揺動加工のモー
ドが、加工深さ方向に加工を進行させないでステップ量
を徐々に増加させて、揺動軌跡の輪郭の形状を徐々に拡
大させて揺動加工方向にだけ加工を進行させる方式が設
定されていた場合には、工具電極は、予め定められた加
工深さ位置まで進んだ後に、設定されているステップ量
まで到達し、かつ加工穴の側面の加工が所定の方式で終
了したと判断されるまで、設定された揺動軌跡の輪郭の
形状を徐々に拡大させながら、その揺動軌跡に沿って相
対移動される。
【0029】なお、放電加工では、加工間隙を所定の間
隔に維持するように、工具電極と被加工物とをサーボ動
作させているので、加工中の実際の工具電極の相対的な
移動軌跡は厳密に揺動軌跡と一致するとは限らない。ま
た、加工深さ方向の移動と揺動加工方向の移動とを同時
に行う方式が採用されることがあり、工具電極の相対的
な移動軌跡が加工深さ方向の移動と揺動加工方向の移動
とが合成された三次元的な形状になることがある。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、ファイル番号さえNCプログラム中に設定すれ
ば、任意に作成された揺動軌跡のNCプログラムを利用
できるので、作業が容易で、作業の効率が向上する。ま
た、既に作成されている揺動軌跡のNCプログラムを容
易にして所望の揺動軌跡のNCプログラムが作成できる
ので、作業が容易で、作業の効率が向上する。また、既
に作成されている揺動軌跡のNCプログラムが多数あっ
ても、揺動軌跡の画像データが一覧に表示されて複数の
揺動軌跡の形状が容易に判別できるとともに、その揺動
軌跡の一覧を参照して、所望の揺動軌跡のNCプログラ
ムのファイル番号が入力できるので、間違いが少なくな
り、作業も容易かつ効率よく行えるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形彫放電加工装置のNC装置の一実施
例の構成を示す部分的ブロック図である。
【図2】本発明の形彫放電加工装置を使用して揺動加工
を行うためのNCプログラムを作成する作業を示すフロ
ーチャートである。
【図3】表示装置の一画面に、NCプログラムの一例を
表示した状態を示す図である。
【図4】表示装置の一画面に、揺動軌跡のNCプログラ
ムの一例を表示した状態を示す図である。
【図5】表示装置の一画面に、既に記憶されている揺動
軌跡の画像を一覧表示した状態を示す図である。
【図6】表示装置の一画面に、既に記憶されている揺動
軌跡の画像に新しく記憶させた揺動軌跡の画像を表示し
た状態を示0す図である。
【図7】表示装置の一画面に、既に記憶されている揺動
軌跡の画像の一覧とともに、加工条件表を表示した状態
を示す図である。
【図8】形彫放電加工装置の全体の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10,NC装置 11,処理手段 12,入力手段 13,表示データ変換手段 14,画面切換手段 15,記憶手段 16,計算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C059 AA01 AB01 CL01 CM01 CM02 CM05 CM07 5H269 AB08 BB08 CC01 QA07 QA09 QC01 QC03 QC06 QD02 QE07 QE14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、水平1軸方向に移動可能な
    第1の移動装置と、前記移動装置の移動方向に直交する
    水平1軸方向に移動可能な第2の移動装置と、垂直1軸
    方向に移動可能な第3の移動装置とを含む、工具電極と
    被加工物とを所定の加工間隙をおいて相対移動させる相
    対移動装置と;前記第1の移動装置と第2の移動装置で
    移動可能な水平2軸方向の揺動軌跡のNCプログラム
    と、前記揺動軌跡のNCプログラムに対応する揺動軌跡
    の画像データと、少なくとも、前記垂直1軸方向の移動
    量をプログラムした主たるNCプログラムとを記憶可能
    な記憶手段と;少なくとも、前記記憶させた揺動軌跡の
    NCプログラムと前記主たるNCプログラムとをそれぞ
    れ表示できるとともに、複数の前記揺動軌跡の画像デー
    タを入力スイッチとして一覧に表示できる表示手段と;
    少なくとも、前記揺動軌跡のNCプログラムと、前記主
    たるNCプログラムとを入力する入力手段と;前記入力
    手段により入力された揺動軌跡のNCプログラムを所定
    のファイル番号を付して前記記憶手段に記憶させるとと
    もに、前記揺動軌跡のNCプログラムに基づいて前記揺
    動軌跡の画像データを作成し、前記所定のファイル番号
    が付された前記揺動軌跡のNCプログラムに関連させて
    前記記憶手段に記憶させる処理手段と;を含んでなる形
    彫放電加工装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段が前記一覧に表示された複
    数の前記揺動軌跡の画像データを一覧に表示する画面上
    に加工条件表を重ねて表示できることを特徴とする請求
    項1に記載の形彫放電加工装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段によって入力された揺動軌
    跡のNCプログラムに前記揺動軌跡の輪郭の形状から前
    記形状の重心を求めて、前記重心と前記輪郭とを接続す
    るアプローチ軌跡を作成する計算手段を含んでなる請求
    項1に記載の形彫放電加工装置。
  4. 【請求項4】 水平1軸方向とそれに直交する水平1軸
    方向に工具電極と被加工物とを相対移動させる揺動加工
    における揺動軌跡のNCプログラムを作成するステップ
    と、作成された前記揺動軌跡のNCプログラムに基づい
    て前記揺動軌跡の画像データを作成するステップと、前
    記揺動軌跡のNCプログラムと前記揺動軌跡の画像デー
    タとを所定のファイル番号を付して記憶手段に記憶させ
    るステップと、既に前記記憶手段に記憶されている他の
    複数の揺動軌跡の画像とともに前記作成された揺動軌跡
    の画像データを表示装置に一覧に表示するステップと、
    前記ファイル番号を入力することにより前記揺動軌跡の
    NCプログラムを呼び出して使用できるNCプログラム
    を作成するステップとを含んでなる形彫放電加工のNC
    プログラムの作成方法。
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