JP2000286122A - 省電力電磁石装置 - Google Patents

省電力電磁石装置

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JP2000286122A
JP2000286122A JP9212599A JP9212599A JP2000286122A JP 2000286122 A JP2000286122 A JP 2000286122A JP 9212599 A JP9212599 A JP 9212599A JP 9212599 A JP9212599 A JP 9212599A JP 2000286122 A JP2000286122 A JP 2000286122A
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JP
Japan
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coil
electromagnet
series
iron core
energizing
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JP9212599A
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Tsuneo Kamitsubara
常男 上津原
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CHUNICHI DENKI KOGYO KK
GOKOO DENKO KK
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CHUNICHI DENKI KOGYO KK
GOKOO DENKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コイルの温度上昇許容値の範囲において、省電
力で高吸引力を発生し、小形軽量の形状で、可動鉄心の
吸着力の調節を可能とする。 【解決手段】コイルの巻回数が大きく直流抵抗が小さい
第1のコイル11と、直流抵抗が大きい第2のコイル1
2とを直列に結合して同軸に配設し、通電開始時のみ短
絡する電気接点21を第2のコイル12に並列に設け、
固定鉄心と可動鉄心との吸着面の間に、非磁性弾性体を
介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁石装置に関
し、特に直流電磁石の駆動電力に対して、合理的な省電
力手段を有する電磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁石は、図4の模式構造断面図
に掲げるように、固定鉄心30と、固定鉄心の磁極面に
間隙53を介して対向する磁極面を形成した可動鉄心5
0と、固定鉄心と可動鉄心の間に磁路を形成するヨーク
31と、固定鉄心と可動鉄心ならびにヨークで形成する
磁路に巻き回し通電によって磁路に磁束を誘起させて可
動鉄心に磁気吸引力を発生させるコイル40と、コイル
の無通電時に可動鉄心を間隙53を維持する位置に安定
させるスプリング60とによって構成される代表的な例
が周知である。
【0003】そして上記の従来の電磁石の吸引力は、可
動鉄心に作用する磁気吸引力をF、コイル5の通電によ
る起磁力をU、間隙2のパアミアンスをP、可動鉄心の
軸方向の変移をXとして次記の(1)式で算定すること
ができる。
【0004】 F=(U2/2)×(dP/dX) ……(1) 図4に示す電磁石ではコイルに通電することによって、
可動鉄心は、図4の横軸上半部に図示する位置から図4
の横軸下半部に図示する位置に変移し、固定鉄心の磁極
面に吸着して変移を終了する。次に、この状態でコイル
の通電を停止して可動鉄心に作用する磁気吸引力を消滅
させ、コイル通電時にスプリングに貯えられている機械
的エネルギーを放出して、可動鉄心をコイル通電前の図
4の横軸上半部に図示する位置に復帰させるように作用
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)式で示され
る電磁石吸引力特性曲線は、従来の電磁石の代表的な形
式である図4の模式構造断面図に掲げる平面対向磁極面
型の直流電磁石では、間隙2の導磁率をμ、磁極面の対
向する面積をSとして次式の関係が成立する。
【0006】 P=μS/X したがって dP/dX=−μS/X2 また起磁力Uについては、コイルの電線巻回数をN、コ
イルの電源電圧をE、通電電流をI、コイルの直流抵抗
をRとすると、U=NI=NE/Rの式が成立する。従
って、従来の電磁石の吸引力は、μS(NE/R)2
2=κを略一定値であるとして下記の(2)式で算定
し、図5に掲げる吸引力特性曲線を得ることができる。
【0007】 F=μS(NE/R)2/2X2=κ/X2 ……(2) 従来の電磁石の吸引力特性は、間隙53の離隔寸法X、
換言すれば電磁石の所要ストロークの増加に伴ってその
所要吸引力は急激に減少する。また、可動鉄心の吸引の
進行に伴う離隔寸法Xの減少と共に、可動鉄心に作用す
る吸引力は急激に増大する。一方、コイルの電源電圧E
と通電電流Iは可動鉄心に作用する吸引力の急激な増大
とは無関係に常に一定値である。
【0008】上記の従来の直流電磁石の吸引力特性は、
各種の電磁石装置の構成にあたって次のような問題点を
提起する。
【0009】(a)コイルの許容温度上昇限度の制約の
ためにコイルの電気入力が制限される。このことにより
電磁石の性能が低下し電磁石形状が大型化する。
【0010】(b)固定鉄心と可動鉄心の接触時に過大
な衝撃を発生する。固定鉄心と可動鉄心の接触時の磁気
吸引力が不必要に過大となり、装置の可動部に有害な衝
撃振動、あるいは衝撃音を発生する。
【0011】(c)従来技術では、上記問題点を解決す
る手段として吸引動作終了後にコイルに直列に抵抗器を
挿入して、コイルに加えられる電圧を低下させる手段が
あるが、抵抗器に消費される電力損失の増大と、この電
力損失による抵抗器の過熱が問題となる。また、電磁石
に可動鉄心吸引用と吸着用のそれぞれに適切な専用起磁
力の巻線を設けて、結線を変更して対処する手段を採用
することもあるが、装置の複雑化とコストの高騰を避け
がたい。
【0012】本発明は、上記の従来技術の問題点を解決
した、小形軽量で高吸引力を発生し更に省電力特性を発
揮する電磁石装置を安価に提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本発明の第一の技術手段は、低抵抗値の第1のコイ
ルと、第1のコイルに直列に接続し、第1のコイルと共
に直流電磁石の磁路を直列に励磁する高抵抗値の第2の
コイルと、第2のコイルに並列に接続し可動鉄心吸引後
に開放する電気接点とからなることを特徴とする省電力
電磁石装置である。第1のコイルの抵抗はコイルの温度
上昇許容値を超過しない通電電流値と通電時間の制約を
考慮して設定する。
【0014】次に、本発明の第2の技術手段は、上記第
1の技術手段に、直流電磁石の固定鉄心と可動鉄心との
吸着面の間に、非磁性弾性体を介装したことを特徴とす
る省電力電磁石装置である。この電磁石装置は固定鉄心
と可動鉄心の接触時の衝撃と衝撃音の緩和および磁極面
吸着時の磁極面間のパアミアンス値を均一化させて電磁
石製品の性能バラツキを防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して前記課題を
解決するための技術手段及び本発明の実施の形態を説明
する。図1に本発明の一実施例の電磁装置の構成を説明
する電気回路図を掲げた。
【0016】直流電磁石の駆動コイル10は、コイルの
温度上昇許容値を超過しない所定の通電電流値と通電時
間に制約されることを前提条件として、 (a)複数の第1のコイル11、と第2のコイル12の
直列接続で構成し、オン・オフスイッチ20を介して電
源に接続して形成される。
【0017】(b)第2のコイル12は通電開始によっ
てオン動作を実施して所定時限のパルス状の操作を実施
してオフ状態に復帰する電気接点21を並列に接続す
る。
【0018】ここで、コイル10を構成する第1、第2
のコイル11、12のそれぞれの電線巻回数N1、N2
直流抵抗値R1、N2の数値は、たとえば平面対向磁極面
型の直流電磁石の所要ストローク(間隙の寸法X)にお
ける吸引力Fを算定する前記式 F=μS(NE/R)2/2X2 に、設計条件として与えられる数値を代入して求めるこ
とができる。すなわち、吸引前の間隙の寸法X1、間隙
の導磁率μ1、磁極面の対向面積S1、およびコイルの電
源電圧E1の各数値、吸引後の間隙の寸法X2、間隙の導
磁率μ2、磁極面の対向面積S2、およびコイルの電源電
圧E2の各数値を代入して F1 =μ11(N1E/R12/2X1 22 =μ22{(N1+N2)E/(R1+R2)}2/2
2 2 によりそれぞれ適切な吸引力に対応して算定したコイル
の電線巻回数N1、N2と、抵抗値R1 、R2として定め
ればよい。ただし、コイルの温度上昇許容値を超過しな
い通電電流値と通電時間に制約を考慮して設定する。
【0019】図2は実施例のタイムチャートである。オ
フ状態のスイッチ20をT1の時点でオンとし、電気接
点21を操作してオンとすると、第1のコイル11のみ
に図示の電流Iaが通電されて電磁石の可動鉄心の吸引
が開始される。そして図2のグラフに掲げるように、所
定時限後のT2時点に電気接点21をオフにすると、第
1のコイル11と第2のコイル12の直列回路に図2記
載の電流Ibを通電して可動鉄心の吸着状態を保持する
ことができる。またこの可動鉄心の吸着状態は、スイッ
チ20を例えばT3の時点にオフ操作して解除して、電
磁石の可動鉄心を復帰させることができる。
【0020】ここで、図2に示すT1とT2との時間間隔
は1秒以下、通常数十ミリ秒の短時限とする。強力な初
期吸引力の電磁石を得るためには、コイルの温度上昇許
容値を超過しない通電電流値と通電時間の許容の範囲内
で第1のコイル11の電線巻回数Nを大きく、直線抵抗
Rを小さく設定することが望ましい。ここで、第1のコ
イル11の電線巻回数Nの増加はコイル形状の大型化を
意味するので、第1のコイル11の直流抵抗値を極力小
さくする手段の採用がより効果的である。
【0021】また、第2のコイル12の通電時間は比較
的長時間となる。しかしながらこの通電時間中は、可動
鉄心が固定鉄心に吸着状態である。間隙の寸法Xが微小
値で適当な吸着力Fを発生させるためには、第2のコイ
ル12のN/Rの数値を極力小さく、換言すれば第2の
コイル12の抵抗値を大きく設定することが望ましい。
すなわち、第2のコイル12の抵抗値を大きく設定して
第1のコイル11との直列抵抗値を大きく設定すること
によって、適切な吸着力を発生させると共に、図2に示
す通電電流値Ibを小さくして、省エネルギー効果、な
らびにコイルの温度上昇を抑制する効果を発揮すること
ができる。なお、第2のコイル12の抵抗値を大きく設
定するには、その許容温度上昇の範囲内で、使用する電
線断面積の縮小、あるいは高抵抗の電線材料の選定等の
手段があるが、何れも第2のコイル12の形状の小形軽
量化に効果的である。
【0022】さらに、第1のコイル11、第2のコイル
12、電気接点21からなる回路を複数個直列に接続し
て複数の吸着力を発生する多段階の吸着力調節機能を構
成して、例えば電磁ブレーキ等の機構に活用することが
できる。なおオン・オフスイッチ20と電気接点21
は、もちろんトランジスター、IC等の半導体電気接点
を採用することができる。
【0023】次に、本発明の他の実施例の電磁装置の模
式構造図を図3を参照して、前記課題を解決するための
技術手段とその効果について説明する。
【0024】図3(a)は横断面図(図3(b)のA−
A矢視図)である。図(b)は縦断面図(図3(a)の
B−B矢視図)で、その横軸上半部はコイルに無通電で
可動鉄心が吸引前の位置にある状態を示し、下半部はコ
イルに通電して可動鉄心に吸引して吸着状態にある状態
を示す。なお、この図3に示す電磁石は本発明者が既に
特願平10−362121号出願で提供している筒状可
動鉄心型電磁石の模式構造図である。
【0025】固定鉄心30は、外筒のヨーク31と内筒
の鉄心32からなり、外筒と内筒で形成する空間に鉄心
32に巻線(第1のコイル)41と巻線(第2のコイ
ル)42を巻き回して直列に接続したコイル40を配置
する。また、ヨーク31の内側面33と鉄心32の外側
面34との間に円筒状の可動鉄心50が軸方向に進退自
在に配置されている。そして可動鉄心50の外周面51
と内周面52はヨーク31の内側面33と鉄心32の外
側面34との間に微小間隙を形成する。
【0026】そして、コイル40に通電していない状態
では、図示のスプリング60の作用によって図3の横軸
上半部に示す可動鉄心50の吸引前の位置にあって、可
動鉄心50の外周面51と内周面52はヨーク31の内
側面33と鉄心32の外側面34と対面しない状態に保
持されている。またコイル40に通電している状態で
は、可動鉄心50は図3の横軸下半部に示す位置にスプ
リング60を圧縮して、鉄心32の磁極面に微小間隙を
介して吸着している。更にこの吸着状態はコイル40の
通電を停止してスプリング60を作用させ、図3の横軸
上半部に示す可動鉄心50の吸引前の位置に復帰させる
ことができる。
【0027】なお本実施例では、鉄心32に同軸に設け
た貫通孔の軸受35に、円筒状の可動鉄心3に固定した
非磁性体ロッド70を挿通して、可動鉄心50の運動の
円滑化を図っている。また、ヨーク31の磁極面との当
接部である可動鉄心50のフランジ外周部に固定して所
定厚さの非磁性体71を配置し、鉄心と可動鉄心50の
吸引時の衝撃と衝撃音の緩和と、磁極面吸着時の磁極面
間のパアミアンス値を均一化による電磁石装置の性能の
バラツキの防止を図ることができる。
【0028】図3に掲げる本発明の実施例の電磁石試作
品の吸引力特性について説明する。
【0029】試作電磁石の外形寸法及び目標とする電磁
石の性能は次の通りである。
【0030】 ヨークの外径 :34mm 鉄心の外径 :17mm ヨークの長さ :30mm 最大ストローク :12.5mm ストローク10mmの吸引力 :0.5kg ストローク0.5mmの吸引力:2kg 第1のコイル :導体径0.4mmの2種エナメル線 第1のコイル巻回数 :260 第2のコイル :導体径0.1mmの2種エナメル線 第2のコイル巻回数 :170 この実施例の吸引特性は表1に示す通りである。
【0031】
【表1】
【0032】巻線41(第1のコイル)と巻線42(第
2のコイル)を直列に接続したコイル40に、電圧9V
で電力2.2Wを供給して、ストローク0.5mmの位
置で2.1kgの吸着力を得ることができた。ただしこ
の場合には、本発明の第2の技術手段を適用し、図5に
掲げる非磁性弾性体71として、固定鉄心に対する可動
鉄心の吸引時の衝撃音の除去と、吸着のストローク位地
の安定化のため、厚さ1mmのゴムシートを配置して測
定した。
【0033】従来技術の電磁石と上記実験に基づく本発
明の実施例の電磁石装置の吸引特性を、図6のグラフに
対比して掲げた。図6中、従来の電磁石は図4に示すも
ので外形形状は実施例とほぼ同一である。
【0034】
【発明の効果】本発明の電磁石装置は、コイルの温度上
昇許容値の範囲において、省電力で高吸引力を発生し、
小形軽量の形状で、可動鉄心の吸着力の調節を可能とす
る優れた効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す電気回路図である。
【図2】実施例のタイムチャートである。
【図3】実施例の電磁石の構造を示すもので(a)横断
面図(A−A矢視図)、(b)そのB−B矢視図であ
る。
【図4】従来の電磁石の縦断面図である。
【図5】従来の吸引特性曲線を示すグラフである。
【図6】実施例の吸引特性曲線を示すグラフである。
【符号の説明】
10 コイル 11 第1のコイル 12 第2のコイル 20 スイッチ 21 電気接点 30 固定鉄心 31 ヨーク 32 鉄心 33 内側面 34 外側面 35 軸受 40 コイル 41 巻線(第1のコイル) 42 巻線(第2のコイル) 50 可動鉄心 51 外周面 52 内周面 53 間隙 60 スプリング 70 非磁性体ロッド 71 非磁性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上津原 常男 浦和市白幡3丁目1番9号2−601 Fターム(参考) 5E048 AA04 AA08 BA01 CB07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低抵抗値の第1のコイルと、第1のコイ
    ルに直列に接続し、第1のコイルと共に直流電磁石の磁
    路を直列に励磁する高抵抗値の第2のコイルと、第2の
    コイルに並列に接続し可動鉄心吸引後に開放する電気接
    点とからなることを特徴とする省電力電磁石装置。
  2. 【請求項2】 直流電磁石の固定鉄心と可動鉄心との吸
    着面の間に、非磁性弾性体を介装したことを特徴とする
    請求項1記載の省電力電磁石装置。
JP9212599A 1999-03-31 1999-03-31 省電力電磁石装置 Pending JP2000286122A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042585A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Lg Electronics Inc 往復動式モータ及びこれを備えた往復動式圧縮機
CN108448544A (zh) * 2018-03-23 2018-08-24 西安交通大学 一种限流式低损耗混合直流断路器及工作方法

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