JP2000287253A - 移動体通信システム - Google Patents
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- JP2000287253A JP2000287253A JP11093527A JP9352799A JP2000287253A JP 2000287253 A JP2000287253 A JP 2000287253A JP 11093527 A JP11093527 A JP 11093527A JP 9352799 A JP9352799 A JP 9352799A JP 2000287253 A JP2000287253 A JP 2000287253A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 周波数を有効利用しつつ、セクタ間のトラフ
ィック量の平均化とセクタ境界での干渉波の影響の軽減
とを両立させた移動体通信システムを提供する。 【解決手段】 セクタ境界線13a〜13cの付近にマ
イクロセル14a〜14cをそれぞれ形成するマイクロ
セル基地局12a〜12cを設定する。このマイクロセ
ル基地局12a〜12cが使用する周波数は、セクタ境
界線13a〜13cに接するセクタ11a〜11cが使
用している周波数以外をそれぞれ使用する。マイクロセ
ル14a〜14cの通信エリアを、マクロセル10の通
信エリアに比べてそれぞれ小さく形成し、また、マイク
ロセル基地局12a〜12cを、マクロセル基地局12
よりも小さい電力で運用する。そして、移動局との通信
は、マイクロセル14a〜14cの通信エリア内では対
応するマイクロセル基地局12a〜12cが、それ以外
の通信エリアではマクロセル基地局12が行う。
ィック量の平均化とセクタ境界での干渉波の影響の軽減
とを両立させた移動体通信システムを提供する。 【解決手段】 セクタ境界線13a〜13cの付近にマ
イクロセル14a〜14cをそれぞれ形成するマイクロ
セル基地局12a〜12cを設定する。このマイクロセ
ル基地局12a〜12cが使用する周波数は、セクタ境
界線13a〜13cに接するセクタ11a〜11cが使
用している周波数以外をそれぞれ使用する。マイクロセ
ル14a〜14cの通信エリアを、マクロセル10の通
信エリアに比べてそれぞれ小さく形成し、また、マイク
ロセル基地局12a〜12cを、マクロセル基地局12
よりも小さい電力で運用する。そして、移動局との通信
は、マイクロセル14a〜14cの通信エリア内では対
応するマイクロセル基地局12a〜12cが、それ以外
の通信エリアではマクロセル基地局12が行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムに関し、より特定的には、周波数を有効利用するため
の適応セル形状制御を行う移動体通信システムに関す
る。
ムに関し、より特定的には、周波数を有効利用するため
の適応セル形状制御を行う移動体通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、移動体通信システムにおい
て、1つの基地局から電波を放射する方式に、水平面に
無指向性で放射するオムニセル方式が存在する。さら
に、周波数を有効利用するための技術として、水平面に
指向性を持たせて放射するセクタセル方式が存在する。
以下、図5〜図7を参照しながら、従来のオムニセル方
式およびセクタセル方式について説明する。
て、1つの基地局から電波を放射する方式に、水平面に
無指向性で放射するオムニセル方式が存在する。さら
に、周波数を有効利用するための技術として、水平面に
指向性を持たせて放射するセクタセル方式が存在する。
以下、図5〜図7を参照しながら、従来のオムニセル方
式およびセクタセル方式について説明する。
【0003】図5は、従来のセクタセル方式における周
波数割り当ての一例を示す図である。図5においては、
正六角形の各セル内を3つのセクタに細分化して、それ
ぞれのセクタにA〜Lまでの12の周波数が繰り返し割
り当てられている。一方、図6は、従来のオムニセル方
式における周波数割り当ての一例を示す図である。図6
においては、正六角形の各セルに、それぞれA〜Iまで
の9の周波数が繰り返し割り当てられている。
波数割り当ての一例を示す図である。図5においては、
正六角形の各セル内を3つのセクタに細分化して、それ
ぞれのセクタにA〜Lまでの12の周波数が繰り返し割
り当てられている。一方、図6は、従来のオムニセル方
式における周波数割り当ての一例を示す図である。図6
においては、正六角形の各セルに、それぞれA〜Iまで
の9の周波数が繰り返し割り当てられている。
【0004】まず、セクタセル方式およびオムニセル方
式の周波数繰り返し間隔について述べる。両者を比較す
ると、同じ周波数を使う基地局間の距離dは、セルの半
径をrとしたとき、セクタセル方式では、 d=4×(√3/2)×r=2×√3×r となり、オムニセル方式では、 d=6×(√3/2)×r=3×√3×r となり、セクタセル方式のほうがくり返し間隔が短くな
る。ここで、セクタセル方式では、繰り返し間隔がオム
ニセル方式より短いため、チャンネルの干渉が増える傾
向にあるが、これに対しては、セクタセル方式における
基地局は、指向性アンテナの利得によって指向方向以外
で増加した干渉を減衰させれば良い。すなわち、セクタ
セル方式における基地局は、例えばオムニセル方式より
x[dB]の干渉が増加した場合、指向性アンテナの利
得によって指向方向以外でx[dB]以上の減衰をさせ
れば良い。
式の周波数繰り返し間隔について述べる。両者を比較す
ると、同じ周波数を使う基地局間の距離dは、セルの半
径をrとしたとき、セクタセル方式では、 d=4×(√3/2)×r=2×√3×r となり、オムニセル方式では、 d=6×(√3/2)×r=3×√3×r となり、セクタセル方式のほうがくり返し間隔が短くな
る。ここで、セクタセル方式では、繰り返し間隔がオム
ニセル方式より短いため、チャンネルの干渉が増える傾
向にあるが、これに対しては、セクタセル方式における
基地局は、指向性アンテナの利得によって指向方向以外
で増加した干渉を減衰させれば良い。すなわち、セクタ
セル方式における基地局は、例えばオムニセル方式より
x[dB]の干渉が増加した場合、指向性アンテナの利
得によって指向方向以外でx[dB]以上の減衰をさせ
れば良い。
【0005】次に、セクタセル方式およびオムニセル方
式の加入者容量を比較する。図5および図6の太線で囲
まれたエリアは、各セクタまたは、各セルごとに異なっ
た周波数が割り当てられている。このエリア内での加入
者容量は、通信トラフィック理論に基づく、以下に示す
アーランB式により求められる。
式の加入者容量を比較する。図5および図6の太線で囲
まれたエリアは、各セクタまたは、各セルごとに異なっ
た周波数が割り当てられている。このエリア内での加入
者容量は、通信トラフィック理論に基づく、以下に示す
アーランB式により求められる。
【数1】 ただし、B:呼損率 A:呼量(加入者数×加入者あたりの呼量) S:チャンネル数
【0006】上式において、呼損率Bを3%、加入者あ
たりの呼量を0.015アーランとした時、図5に示す
セクタセル方式および図6に示すオムニセル方式のPD
C(Personal Digital Cellular System)ハーフレート
方式における加入者容量は、下記表1のようになる。
たりの呼量を0.015アーランとした時、図5に示す
セクタセル方式および図6に示すオムニセル方式のPD
C(Personal Digital Cellular System)ハーフレート
方式における加入者容量は、下記表1のようになる。
【表1】 上記表1のゾーン内加入者数を比べると、セクタセル方
式がオムニセル方式のおよそ2倍の加入者を収容できる
ことがわかる。なお、これらの技術内容は、例えば、文
献「移動通信(笹岡修一編著,オーム社,平成10年5
月)」の127〜157ページに詳しく述べられてい
る。
式がオムニセル方式のおよそ2倍の加入者を収容できる
ことがわかる。なお、これらの技術内容は、例えば、文
献「移動通信(笹岡修一編著,オーム社,平成10年5
月)」の127〜157ページに詳しく述べられてい
る。
【0007】一方、上記従来のセクタセル方式において
は、割り当てられた周波数内でより多くのチャンネルを
確保するために、セクタ角度を可変する(以下、可変セ
クタという)ことによって、3つのセクタ内の移動局を
それぞれ均等にし、各セクタ毎のトラフィック量を平均
化するということが考案されている(図7)。
は、割り当てられた周波数内でより多くのチャンネルを
確保するために、セクタ角度を可変する(以下、可変セ
クタという)ことによって、3つのセクタ内の移動局を
それぞれ均等にし、各セクタ毎のトラフィック量を平均
化するということが考案されている(図7)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のセクタセル方式では、セクタ境界(各セクタを区分
する境界)付近は、同一周波数を使用する他のセルに最
も近いところ(干渉の最悪点)に当たる。なお、通常、
同一周波数を利用するセルの繰り返し間隔は、干渉の最
悪点での干渉量に基づいて決定されるが、電波の状態に
よって干渉量は変動してしまう。従って、セクタ境界付
近は、他のセルからの干渉を最も受けやすく接続品質が
劣化する可能性がある、という問題を残している。
来のセクタセル方式では、セクタ境界(各セクタを区分
する境界)付近は、同一周波数を使用する他のセルに最
も近いところ(干渉の最悪点)に当たる。なお、通常、
同一周波数を利用するセルの繰り返し間隔は、干渉の最
悪点での干渉量に基づいて決定されるが、電波の状態に
よって干渉量は変動してしまう。従って、セクタ境界付
近は、他のセルからの干渉を最も受けやすく接続品質が
劣化する可能性がある、という問題を残している。
【0009】また、上記従来のセクタセル方式における
可変セクタの導入は、トラフィック量の平均化において
は有効であるが、本来の目的である干渉波の影響の減少
および周波数の有効利用という点では、固定セクタに比
べて逆効果となる。例えば、図8に示すように、トラフ
ィック量の多い地域(太線で表したセルのセクタI)の
セクタ角度を狭くした場合、セル内のエリアをすべてカ
バーする(すなわち、狭くしたことにより発生する領域
をカバーする)ためには、その他のセクタ角度を当該領
域分広げるか、当該領域分のセクタを新たに用意しなく
てはならない。ところが、前者については、セクタHの
セクタ角度を広げると、濃い色で表した同じ周波数Hを
使用する他のセクタHから干渉波の影響を受けるように
なってしまい、その地域での品質は低下する(図8)。
また、後者については、新たに用意するセクタのために
新規の周波数が必要となり、周波数の利用効率が悪くな
る。
可変セクタの導入は、トラフィック量の平均化において
は有効であるが、本来の目的である干渉波の影響の減少
および周波数の有効利用という点では、固定セクタに比
べて逆効果となる。例えば、図8に示すように、トラフ
ィック量の多い地域(太線で表したセルのセクタI)の
セクタ角度を狭くした場合、セル内のエリアをすべてカ
バーする(すなわち、狭くしたことにより発生する領域
をカバーする)ためには、その他のセクタ角度を当該領
域分広げるか、当該領域分のセクタを新たに用意しなく
てはならない。ところが、前者については、セクタHの
セクタ角度を広げると、濃い色で表した同じ周波数Hを
使用する他のセクタHから干渉波の影響を受けるように
なってしまい、その地域での品質は低下する(図8)。
また、後者については、新たに用意するセクタのために
新規の周波数が必要となり、周波数の利用効率が悪くな
る。
【0010】それ故、本発明の目的は、セクタセル方式
において、周波数を有効利用しつつ、セクタ間のトラフ
ィック量の平均化とセクタ境界での干渉波の影響の軽減
とを両立させた移動体通信システムを提供することであ
る。
において、周波数を有効利用しつつ、セクタ間のトラフ
ィック量の平均化とセクタ境界での干渉波の影響の軽減
とを両立させた移動体通信システムを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、異なる周波数が割り当てられた複数のセクタで
構成されるマクロセルを、平面上に複数敷き詰めること
で通信エリアを構成し、当該通信エリア内において移動
局と基地局との通信を行うセクタセル方式の無線通信シ
ステムであって、マクロセルをそれぞれ形成する複数の
マクロ基地局と、マクロセルより小さなエリアのマイク
ロセルを形成し、マクロ基地局が用いる電力より小さい
電力で運用する複数のマイクロセル基地局とを備え、複
数のマイクロセル基地局を、各々のマクロセルを構成す
る複数のセクタによって生じるセクタ境界線上または当
該セクタ境界線の近傍に、それぞれ配置することを特徴
とする。
発明は、異なる周波数が割り当てられた複数のセクタで
構成されるマクロセルを、平面上に複数敷き詰めること
で通信エリアを構成し、当該通信エリア内において移動
局と基地局との通信を行うセクタセル方式の無線通信シ
ステムであって、マクロセルをそれぞれ形成する複数の
マクロ基地局と、マクロセルより小さなエリアのマイク
ロセルを形成し、マクロ基地局が用いる電力より小さい
電力で運用する複数のマイクロセル基地局とを備え、複
数のマイクロセル基地局を、各々のマクロセルを構成す
る複数のセクタによって生じるセクタ境界線上または当
該セクタ境界線の近傍に、それぞれ配置することを特徴
とする。
【0012】上記のように、第1の発明によれば、干渉
の最悪点に当たるセクタ境界線付近にマイクロセルを形
成するマイクロセル基地局をそれぞれ設け、通信エリア
の位置によって移動局との通信を行う基地局を変える。
これにより、周波数を有効利用しつつ、干渉の最悪点に
当たるセクタ境界線付近の干渉の影響を軽減することが
でき、接続品質を向上させることができる。
の最悪点に当たるセクタ境界線付近にマイクロセルを形
成するマイクロセル基地局をそれぞれ設け、通信エリア
の位置によって移動局との通信を行う基地局を変える。
これにより、周波数を有効利用しつつ、干渉の最悪点に
当たるセクタ境界線付近の干渉の影響を軽減することが
でき、接続品質を向上させることができる。
【0013】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、マクロ基地局は、各々のセクタに対する電波
の放射角を制御する可変セクタ制御手段を備え、マイク
ロセル基地局は、マイクロセルの形状を制御するセル形
状制御手段を備え、マイクロセル基地局は、マクロ基地
局が制御する電波の放射角に対応したマイクロセルの形
状を形成可能なことを特徴とする。
であって、マクロ基地局は、各々のセクタに対する電波
の放射角を制御する可変セクタ制御手段を備え、マイク
ロセル基地局は、マイクロセルの形状を制御するセル形
状制御手段を備え、マイクロセル基地局は、マクロ基地
局が制御する電波の放射角に対応したマイクロセルの形
状を形成可能なことを特徴とする。
【0014】上記のように、第2の発明によれば、第1
の発明において、干渉の最悪点に当たるセクタ境界線付
近に、マクロセル基地局が可変した通信エリアに適応し
たマイクロセルを形成できるマイクロセル基地局をそれ
ぞれ設け、通信エリアの位置によって移動局との通信を
行う基地局を変える。これにより、周波数を有効利用し
つつ、干渉の最悪点に当たるセクタ境界線付近の干渉の
影響を軽減することができ、接続品質を向上させること
ができると共に、トラフィック量の平均化および通信エ
リアのカバー率の向上を図ることが可能となる。
の発明において、干渉の最悪点に当たるセクタ境界線付
近に、マクロセル基地局が可変した通信エリアに適応し
たマイクロセルを形成できるマイクロセル基地局をそれ
ぞれ設け、通信エリアの位置によって移動局との通信を
行う基地局を変える。これにより、周波数を有効利用し
つつ、干渉の最悪点に当たるセクタ境界線付近の干渉の
影響を軽減することができ、接続品質を向上させること
ができると共に、トラフィック量の平均化および通信エ
リアのカバー率の向上を図ることが可能となる。
【0015】第3の発明は、第1および第2の発明に従
属する発明であって、マイクロセル基地局を、隣接する
複数のマクロセルのセクタ境界線の交点上にそれぞれ配
置し、各々のマイクロセル基地局は、隣接する複数のマ
クロセル内の通信エリアの一部をそれぞれカバーするよ
うに、マイクロセルを形成することを特徴とする。
属する発明であって、マイクロセル基地局を、隣接する
複数のマクロセルのセクタ境界線の交点上にそれぞれ配
置し、各々のマイクロセル基地局は、隣接する複数のマ
クロセル内の通信エリアの一部をそれぞれカバーするよ
うに、マイクロセルを形成することを特徴とする。
【0016】上記のように、第3の発明によれば、第1
および第2の発明において、干渉の最悪点に当たるセク
タ境界線の交点に、複数のマクロセルにまたがってマイ
クロセルを形成するマイクロセル基地局をそれぞれ設
け、通信エリアの位置によって移動局との通信を行う基
地局を変える。これにより、周波数を有効利用しつつ、
干渉の最悪点に当たるセクタ境界線付近の干渉の影響を
軽減することができ、接続品質を向上させることができ
ると共に、トラフィック量の平均化および通信エリアの
カバー率の向上を図ることが可能となる。さらに、マイ
クロセル基地局は、それぞれ1つで複数のマクロセルの
エリアを同時にカバーすることができるため、周波数の
利用効率が向上し、基地局設置や基地局運用にかかるコ
ストを削減できる。
および第2の発明において、干渉の最悪点に当たるセク
タ境界線の交点に、複数のマクロセルにまたがってマイ
クロセルを形成するマイクロセル基地局をそれぞれ設
け、通信エリアの位置によって移動局との通信を行う基
地局を変える。これにより、周波数を有効利用しつつ、
干渉の最悪点に当たるセクタ境界線付近の干渉の影響を
軽減することができ、接続品質を向上させることができ
ると共に、トラフィック量の平均化および通信エリアの
カバー率の向上を図ることが可能となる。さらに、マイ
クロセル基地局は、それぞれ1つで複数のマクロセルの
エリアを同時にカバーすることができるため、周波数の
利用効率が向上し、基地局設置や基地局運用にかかるコ
ストを削減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1〜第3の実
施形態に係る移動体通信システムで用いるセクタセル構
成の一例を示す図である。図1において、本発明のセク
タセル構成は、正六角形のゾーンを形成しているマクロ
セル10が平面上に敷き詰められている。通信対象であ
る移動局は、いずれかのマクロセル10内において、当
該マクロセル10に予め与えられた周波数を用いて、対
応する基地局との通信を行う。以下、本発明の第1〜第
3の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロ
セル10の構成を、順に説明する。
施形態に係る移動体通信システムで用いるセクタセル構
成の一例を示す図である。図1において、本発明のセク
タセル構成は、正六角形のゾーンを形成しているマクロ
セル10が平面上に敷き詰められている。通信対象であ
る移動局は、いずれかのマクロセル10内において、当
該マクロセル10に予め与えられた周波数を用いて、対
応する基地局との通信を行う。以下、本発明の第1〜第
3の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロ
セル10の構成を、順に説明する。
【0018】(第1の実施形態)図2は、本発明の第1
の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロセ
ル10の一構成を示す図である。図2において、第1の
実施形態のマクロセル10は、ゾーン内にマクロセル基
地局12と、マイクロセル基地局12a〜12cとを有
している。
の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロセ
ル10の一構成を示す図である。図2において、第1の
実施形態のマクロセル10は、ゾーン内にマクロセル基
地局12と、マイクロセル基地局12a〜12cとを有
している。
【0019】マクロセル10は、内部をセクタ角度が1
20度の3つのセクタ11a〜11cに細分化されてお
り、それぞれのセクタ11a〜11cに異なる周波数
(図2に示す例では、周波数A〜C)が割り当てられて
いる。この各セクタ11a〜11cは、マクロセル基地
局12において、指向性を持つアンテナの放射パターン
によって形成されており、指向方向以外から到来する電
波は受信しにくくなっている。従って、同一周波数を使
用する他のマクロセル10からの影響を軽減するように
なる。また、電波の放射に関しても同様であり、指向方
向以外の電波は指向方向の電波に比べて減衰するため、
指向方向外の他のマクロセル10に対する影響も軽減さ
れる。マクロセル基地局12は、各セクタ11a〜11
c間の境界線、すなわち、セクタ境界線13a〜13c
(図2中、波線で示す)の交点上に位置する。
20度の3つのセクタ11a〜11cに細分化されてお
り、それぞれのセクタ11a〜11cに異なる周波数
(図2に示す例では、周波数A〜C)が割り当てられて
いる。この各セクタ11a〜11cは、マクロセル基地
局12において、指向性を持つアンテナの放射パターン
によって形成されており、指向方向以外から到来する電
波は受信しにくくなっている。従って、同一周波数を使
用する他のマクロセル10からの影響を軽減するように
なる。また、電波の放射に関しても同様であり、指向方
向以外の電波は指向方向の電波に比べて減衰するため、
指向方向外の他のマクロセル10に対する影響も軽減さ
れる。マクロセル基地局12は、各セクタ11a〜11
c間の境界線、すなわち、セクタ境界線13a〜13c
(図2中、波線で示す)の交点上に位置する。
【0020】マイクロセル基地局12a〜12cは、セ
クタ境界線13a〜13c上(例えば、各セクタ境界線
13a〜13cの中点)にそれぞれ位置し、セクタ境界
線13a〜13cの付近にマイクロセル14a〜14c
をそれぞれ形成する。このマイクロセル基地局12a〜
12cが使用する周波数は、位置するセクタ境界線13
a〜13cに接するセクタ11a〜11cが使用してい
る周波数以外をそれぞれ使用する。例えば、マイクロセ
ル基地局12aは、セクタ境界線13a上に位置してい
るので、境界に接するセクタ11a,11bが使用して
いる周波数A,B以外の周波数を用いる。ここで、マイ
クロセル14a〜14cの通信エリアを、マクロセル1
0の通信エリアに比べてそれぞれ小さく形成し、また、
マイクロセル基地局12a〜12cを、マクロセル基地
局12よりも小さい電力で運用する。これにより、各マ
イクロセル14a〜14cが他のマクロセル10と同一
の周波数を使用しても、相互干渉の影響が少なくなる。
クタ境界線13a〜13c上(例えば、各セクタ境界線
13a〜13cの中点)にそれぞれ位置し、セクタ境界
線13a〜13cの付近にマイクロセル14a〜14c
をそれぞれ形成する。このマイクロセル基地局12a〜
12cが使用する周波数は、位置するセクタ境界線13
a〜13cに接するセクタ11a〜11cが使用してい
る周波数以外をそれぞれ使用する。例えば、マイクロセ
ル基地局12aは、セクタ境界線13a上に位置してい
るので、境界に接するセクタ11a,11bが使用して
いる周波数A,B以外の周波数を用いる。ここで、マイ
クロセル14a〜14cの通信エリアを、マクロセル1
0の通信エリアに比べてそれぞれ小さく形成し、また、
マイクロセル基地局12a〜12cを、マクロセル基地
局12よりも小さい電力で運用する。これにより、各マ
イクロセル14a〜14cが他のマクロセル10と同一
の周波数を使用しても、相互干渉の影響が少なくなる。
【0021】そして、上記構成により、第1の実施形態
に係る移動体通信システムは、マイクロセル14a〜1
4cの通信エリア内では、対応するマイクロセル基地局
12a〜12cが移動局との通信をそれぞれ行い、マイ
クロセル14a〜14cの通信エリア以外(すなわち、
図2の各セクタ11a〜11cにおける斜線部分)で
は、マクロセル基地局12が移動局との通信を行う。
に係る移動体通信システムは、マイクロセル14a〜1
4cの通信エリア内では、対応するマイクロセル基地局
12a〜12cが移動局との通信をそれぞれ行い、マイ
クロセル14a〜14cの通信エリア以外(すなわち、
図2の各セクタ11a〜11cにおける斜線部分)で
は、マクロセル基地局12が移動局との通信を行う。
【0022】以上のように、本発明の第1の実施形態に
係る移動体通信システムによれば、干渉の最悪点に当た
るセクタ境界線13a〜13c付近にマイクロセル14
a〜14cを形成するマイクロセル基地局12a〜12
cをそれぞれ設け、通信エリアの位置によって移動局と
の通信を行う基地局を変える。これにより、周波数を有
効利用しつつ、干渉の最悪点に当たるセクタ境界線13
a〜13c付近の干渉の影響を軽減することができ、接
続品質を向上させることができる。
係る移動体通信システムによれば、干渉の最悪点に当た
るセクタ境界線13a〜13c付近にマイクロセル14
a〜14cを形成するマイクロセル基地局12a〜12
cをそれぞれ設け、通信エリアの位置によって移動局と
の通信を行う基地局を変える。これにより、周波数を有
効利用しつつ、干渉の最悪点に当たるセクタ境界線13
a〜13c付近の干渉の影響を軽減することができ、接
続品質を向上させることができる。
【0023】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロセ
ル10の一構成を示す図である。図3において、第2の
実施形態のマクロセル10は、ゾーン内にマクロセル基
地局22と、マイクロセル基地局22a〜22cとを有
している。
の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロセ
ル10の一構成を示す図である。図3において、第2の
実施形態のマクロセル10は、ゾーン内にマクロセル基
地局22と、マイクロセル基地局22a〜22cとを有
している。
【0024】第2の実施形態に係る移動体通信システム
で用いるマクロセル10は、マクロセル基地局22が、
上記第1の実施形態のマクロセル基地局12に対し、指
向性アンテナの指向性を可変できる可変セクタ制御装置
(図示せず)を備えており、第2の実施形態のマイクロ
セル基地局22a〜22cが、上記第1の実施形態のマ
イクロセル基地局12a〜12cに対し、マイクロセル
24a〜24cの形状を任意に変形できる適応セル形状
制御装置(図示せず)を備えていることが異なる。
で用いるマクロセル10は、マクロセル基地局22が、
上記第1の実施形態のマクロセル基地局12に対し、指
向性アンテナの指向性を可変できる可変セクタ制御装置
(図示せず)を備えており、第2の実施形態のマイクロ
セル基地局22a〜22cが、上記第1の実施形態のマ
イクロセル基地局12a〜12cに対し、マイクロセル
24a〜24cの形状を任意に変形できる適応セル形状
制御装置(図示せず)を備えていることが異なる。
【0025】マクロセル10は、内部をセクタ角度が1
20度の3つのセクタ11a〜11cに細分化されてお
り、それぞれのセクタ11a〜11cに異なる周波数
(図3に示す例では、周波数A〜C)が割り当てられて
いる。この各セクタ11a〜11cは、マクロセル基地
局22において、指向性を持つアンテナの放射パターン
によって形成されており、指向方向以外から到来する電
波は受信しにくくなっている。従って、同一周波数を使
用する他のマクロセル10からの影響を軽減するように
なる。また、電波の放射に関しても同様であり、指向方
向以外の電波は指向方向の電波に比べて減衰するため、
指向方向外の他のマクロセル10に対する影響も軽減さ
れる。マクロセル基地局22は、各セクタ11a〜11
c間の境界線、すなわち、セクタ境界線13a〜13c
(図3中、波線で示す)の交点上に位置する。
20度の3つのセクタ11a〜11cに細分化されてお
り、それぞれのセクタ11a〜11cに異なる周波数
(図3に示す例では、周波数A〜C)が割り当てられて
いる。この各セクタ11a〜11cは、マクロセル基地
局22において、指向性を持つアンテナの放射パターン
によって形成されており、指向方向以外から到来する電
波は受信しにくくなっている。従って、同一周波数を使
用する他のマクロセル10からの影響を軽減するように
なる。また、電波の放射に関しても同様であり、指向方
向以外の電波は指向方向の電波に比べて減衰するため、
指向方向外の他のマクロセル10に対する影響も軽減さ
れる。マクロセル基地局22は、各セクタ11a〜11
c間の境界線、すなわち、セクタ境界線13a〜13c
(図3中、波線で示す)の交点上に位置する。
【0026】マイクロセル基地局22a〜22cは、セ
クタ境界線13a〜13c上(例えば、各セクタ境界線
13a〜13cの中点)にそれぞれ位置し、セクタ境界
線13a〜13cの付近にマイクロセル24a〜24c
をそれぞれ形成する。このマイクロセル基地局22a〜
22cが使用する周波数は、位置するセクタ境界線13
a〜13cに接するセクタ11a〜11cが使用してい
る周波数以外をそれぞれ使用する。例えば、マイクロセ
ル基地局22aは、セクタ境界線13a上に位置してい
るので、境界に接するセクタ11a,11bが使用して
いる周波数A,B以外の周波数を用いる。ここで、マイ
クロセル24a〜24cの通信エリアを、マクロセル1
0の通信エリアに比べてそれぞれ小さく形成し、また、
マイクロセル基地局22a〜22cを、マクロセル基地
局22よりも小さい電力で運用する。これにより、各マ
イクロセル24a〜24cが他のマクロセル10と同一
の周波数を使用しても、相互干渉の影響が少なくなる。
クタ境界線13a〜13c上(例えば、各セクタ境界線
13a〜13cの中点)にそれぞれ位置し、セクタ境界
線13a〜13cの付近にマイクロセル24a〜24c
をそれぞれ形成する。このマイクロセル基地局22a〜
22cが使用する周波数は、位置するセクタ境界線13
a〜13cに接するセクタ11a〜11cが使用してい
る周波数以外をそれぞれ使用する。例えば、マイクロセ
ル基地局22aは、セクタ境界線13a上に位置してい
るので、境界に接するセクタ11a,11bが使用して
いる周波数A,B以外の周波数を用いる。ここで、マイ
クロセル24a〜24cの通信エリアを、マクロセル1
0の通信エリアに比べてそれぞれ小さく形成し、また、
マイクロセル基地局22a〜22cを、マクロセル基地
局22よりも小さい電力で運用する。これにより、各マ
イクロセル24a〜24cが他のマクロセル10と同一
の周波数を使用しても、相互干渉の影響が少なくなる。
【0027】図3に示す例では、マクロセル基地局22
は、可変セクタ制御装置を用いて、セクタ11aの方向
に電波放射する角度を、他のセクタ11b,11cの方
向に電波放射する角度に比べて狭くし、セクタ11aに
おける通信エリア(図中、斜線で示す)を狭くしてい
る。このように、通信エリアを狭くするのは、例えば、
トラフィック密度が高くなり、通信品質が悪くなった場
合等に、トラフィック密度を低くするという効果がある
ためである。このとき、マイクロセル基地局22aおよ
び22cは、適応セル形状制御装置を用いて、マイクロ
セル24aおよび24cの形状を制御し、マクロセル基
地局22が通信エリアを狭くしたことによって発生する
セクタ境界線13aおよび13c付近の非通信エリア
を、カバーするようにする。
は、可変セクタ制御装置を用いて、セクタ11aの方向
に電波放射する角度を、他のセクタ11b,11cの方
向に電波放射する角度に比べて狭くし、セクタ11aに
おける通信エリア(図中、斜線で示す)を狭くしてい
る。このように、通信エリアを狭くするのは、例えば、
トラフィック密度が高くなり、通信品質が悪くなった場
合等に、トラフィック密度を低くするという効果がある
ためである。このとき、マイクロセル基地局22aおよ
び22cは、適応セル形状制御装置を用いて、マイクロ
セル24aおよび24cの形状を制御し、マクロセル基
地局22が通信エリアを狭くしたことによって発生する
セクタ境界線13aおよび13c付近の非通信エリア
を、カバーするようにする。
【0028】そして、上記構成により、第2の実施形態
に係る移動体通信システムは、マイクロセル24a〜2
4cの通信エリア内では、対応するマイクロセル基地局
22a〜22cが移動局との通信をそれぞれ行い、マイ
クロセル24a〜24cの通信エリア以外(すなわち、
図3の各セクタ11a〜11cにおける斜線部分)で
は、マクロセル基地局22が移動局との通信を行う。
に係る移動体通信システムは、マイクロセル24a〜2
4cの通信エリア内では、対応するマイクロセル基地局
22a〜22cが移動局との通信をそれぞれ行い、マイ
クロセル24a〜24cの通信エリア以外(すなわち、
図3の各セクタ11a〜11cにおける斜線部分)で
は、マクロセル基地局22が移動局との通信を行う。
【0029】なお、マイクロセル24a〜24cの形状
は、図3に示すように、セルの形状によって、複数のエ
リアを同時にカバーすることも勿論可能である。また、
図3のマイクロセル24bは、セクタ11bとセクタ1
1cとに重複している。これは、例えば、この重複エリ
ア付近にトラフィックが集中した輻輳状態にあるときに
効果的である。この重複エリア付近が、輻輳状態である
と、この重複エリアだけではなく、セクタ11bとセク
タ11cとにカバーされたその他のエリアも、通信品質
が悪くなってしまう。そこで、マイクロセル基地局22
bによって、輻輳状態にあるエリアをカバーすることに
より、全体の通信品質を改善することができるのであ
る。
は、図3に示すように、セルの形状によって、複数のエ
リアを同時にカバーすることも勿論可能である。また、
図3のマイクロセル24bは、セクタ11bとセクタ1
1cとに重複している。これは、例えば、この重複エリ
ア付近にトラフィックが集中した輻輳状態にあるときに
効果的である。この重複エリア付近が、輻輳状態である
と、この重複エリアだけではなく、セクタ11bとセク
タ11cとにカバーされたその他のエリアも、通信品質
が悪くなってしまう。そこで、マイクロセル基地局22
bによって、輻輳状態にあるエリアをカバーすることに
より、全体の通信品質を改善することができるのであ
る。
【0030】以上のように、本発明の第2の実施形態に
係る移動体通信システムによれば、干渉の最悪点に当た
るセクタ境界線13a〜13c付近に、マクロセル基地
局22が可変した通信エリアに適応したマイクロセル2
4a〜24cを形成できるマイクロセル基地局22a〜
22cをそれぞれ設け、通信エリアの位置によって移動
局との通信を行う基地局を変える。これにより、周波数
を有効利用しつつ、干渉の最悪点に当たるセクタ境界線
13a〜13c付近の干渉の影響を軽減することがで
き、接続品質を向上させることができると共に、トラフ
ィック量の平均化および通信エリアのカバー率の向上を
図ることが可能となる。
係る移動体通信システムによれば、干渉の最悪点に当た
るセクタ境界線13a〜13c付近に、マクロセル基地
局22が可変した通信エリアに適応したマイクロセル2
4a〜24cを形成できるマイクロセル基地局22a〜
22cをそれぞれ設け、通信エリアの位置によって移動
局との通信を行う基地局を変える。これにより、周波数
を有効利用しつつ、干渉の最悪点に当たるセクタ境界線
13a〜13c付近の干渉の影響を軽減することがで
き、接続品質を向上させることができると共に、トラフ
ィック量の平均化および通信エリアのカバー率の向上を
図ることが可能となる。
【0031】(第3の実施形態)図4は、本発明の第3
の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロセ
ル10の一構成を示す図である。図4において、第3の
実施形態のマクロセル10は、各ゾーン内にマクロセル
基地局22と、マクロセル10間にマイクロセル基地局
321〜327とを有している。
の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロセ
ル10の一構成を示す図である。図4において、第3の
実施形態のマクロセル10は、各ゾーン内にマクロセル
基地局22と、マクロセル10間にマイクロセル基地局
321〜327とを有している。
【0032】第3の実施形態に係る移動体通信システム
で用いるマクロセル10は、上記第2の実施形態に係る
移動体通信システムで用いるマクロセル10に対して、
マイクロセル基地局321〜327の配置が異なる。
で用いるマクロセル10は、上記第2の実施形態に係る
移動体通信システムで用いるマクロセル10に対して、
マイクロセル基地局321〜327の配置が異なる。
【0033】マクロセル10は、内部をセクタ角度が1
20度の3つのセクタ11a〜11c,11d〜11
f,11g〜11iにそれぞれ細分化されており、それ
ぞれのセクタ11a〜11iに異なる周波数(図4に示
す例では、周波数A〜I)が割り当てられている。この
各セクタ11a〜11iは、各々のマクロセル基地局2
2において、指向性を持つアンテナの放射パターンによ
って形成されており、指向方向以外から到来する電波は
受信しにくくなっている。従って、同一周波数を使用す
る他のマクロセル10からの影響を軽減するようにな
る。また、電波の放射に関しても同様であり、指向方向
以外の電波は指向方向の電波に比べて減衰するため、指
向方向外の他のマクロセル10に対する影響も軽減され
る。各マクロセル基地局22は、セクタ11a〜11
c,11d〜11f,11g〜11i間の境界線、すな
わち、セクタ境界線13a〜13c(図4中、波線で示
す)の交点上にそれぞれ位置する。
20度の3つのセクタ11a〜11c,11d〜11
f,11g〜11iにそれぞれ細分化されており、それ
ぞれのセクタ11a〜11iに異なる周波数(図4に示
す例では、周波数A〜I)が割り当てられている。この
各セクタ11a〜11iは、各々のマクロセル基地局2
2において、指向性を持つアンテナの放射パターンによ
って形成されており、指向方向以外から到来する電波は
受信しにくくなっている。従って、同一周波数を使用す
る他のマクロセル10からの影響を軽減するようにな
る。また、電波の放射に関しても同様であり、指向方向
以外の電波は指向方向の電波に比べて減衰するため、指
向方向外の他のマクロセル10に対する影響も軽減され
る。各マクロセル基地局22は、セクタ11a〜11
c,11d〜11f,11g〜11i間の境界線、すな
わち、セクタ境界線13a〜13c(図4中、波線で示
す)の交点上にそれぞれ位置する。
【0034】マイクロセル基地局321〜327は、マ
クロセル10相互間におけるセクタ境界線13a〜13
cの交点上(マクロセル基地局22の位置以外)にそれ
ぞれ位置し、3つのマクロセル10にまたがってセクタ
境界線13a〜13cの付近に、マイクロセル341〜
347をそれぞれ形成する。このマイクロセル基地局3
21〜327が使用する周波数は、セクタ境界線13a
〜13cに接するセクタ11a〜11iが使用している
周波数以外をそれぞれ使用する。例えば、マイクロセル
基地局321は、セクタ境界線13a〜13cに接する
セクタ11b〜11dおよび11f〜11hが使用して
いる周波数B〜DおよびF〜H以外の周波数を用いる。
ここで、マイクロセル341〜347の通信エリアを、
マクロセル10の通信エリアに比べてそれぞれ小さく形
成し、また、マイクロセル基地局321〜327を、マ
クロセル基地局22よりも小さい電力で運用する。これ
により、各マイクロセル341〜347が他のマクロセ
ル10と同一の周波数を使用しても、相互干渉の影響が
少なくなる。
クロセル10相互間におけるセクタ境界線13a〜13
cの交点上(マクロセル基地局22の位置以外)にそれ
ぞれ位置し、3つのマクロセル10にまたがってセクタ
境界線13a〜13cの付近に、マイクロセル341〜
347をそれぞれ形成する。このマイクロセル基地局3
21〜327が使用する周波数は、セクタ境界線13a
〜13cに接するセクタ11a〜11iが使用している
周波数以外をそれぞれ使用する。例えば、マイクロセル
基地局321は、セクタ境界線13a〜13cに接する
セクタ11b〜11dおよび11f〜11hが使用して
いる周波数B〜DおよびF〜H以外の周波数を用いる。
ここで、マイクロセル341〜347の通信エリアを、
マクロセル10の通信エリアに比べてそれぞれ小さく形
成し、また、マイクロセル基地局321〜327を、マ
クロセル基地局22よりも小さい電力で運用する。これ
により、各マイクロセル341〜347が他のマクロセ
ル10と同一の周波数を使用しても、相互干渉の影響が
少なくなる。
【0035】そして、上記構成により、第3の実施形態
に係る移動体通信システムは、マイクロセル341〜3
47の通信エリア内では、対応するマイクロセル基地局
321〜327が移動局との通信をそれぞれ行い、マイ
クロセル341〜347の通信エリア以外(すなわち、
図4の各セクタ11a〜11iにおける斜線部分)で
は、対応するマクロセル基地局22が移動局との通信を
行う。
に係る移動体通信システムは、マイクロセル341〜3
47の通信エリア内では、対応するマイクロセル基地局
321〜327が移動局との通信をそれぞれ行い、マイ
クロセル341〜347の通信エリア以外(すなわち、
図4の各セクタ11a〜11iにおける斜線部分)で
は、対応するマクロセル基地局22が移動局との通信を
行う。
【0036】以上のように、本発明の第3の実施形態に
係る移動体通信システムによれば、干渉の最悪点に当た
るセクタ境界線13a〜13cの交点に、3つのマクロ
セルにまたがってマイクロセル341〜347を形成す
るマイクロセル基地局321〜327をそれぞれ設け、
通信エリアの位置によって移動局との通信を行う基地局
を変える。これにより、周波数を有効利用しつつ、干渉
の最悪点に当たるセクタ境界線13a〜13c付近の干
渉の影響を軽減することができ、接続品質を向上させる
ことができると共に、トラフィック量の平均化および通
信エリアのカバー率の向上を図ることが可能となる。さ
らに、マイクロセル基地局321〜327は、それぞれ
1つで3つのマクロセル10のエリアを同時にカバーす
ることができるため、周波数の利用効率が向上し、基地
局設置や基地局運用にかかるコストを削減できる。
係る移動体通信システムによれば、干渉の最悪点に当た
るセクタ境界線13a〜13cの交点に、3つのマクロ
セルにまたがってマイクロセル341〜347を形成す
るマイクロセル基地局321〜327をそれぞれ設け、
通信エリアの位置によって移動局との通信を行う基地局
を変える。これにより、周波数を有効利用しつつ、干渉
の最悪点に当たるセクタ境界線13a〜13c付近の干
渉の影響を軽減することができ、接続品質を向上させる
ことができると共に、トラフィック量の平均化および通
信エリアのカバー率の向上を図ることが可能となる。さ
らに、マイクロセル基地局321〜327は、それぞれ
1つで3つのマクロセル10のエリアを同時にカバーす
ることができるため、周波数の利用効率が向上し、基地
局設置や基地局運用にかかるコストを削減できる。
【0037】なお、上記第1〜第3の実施形態において
は、図1に示した6角形マクロセルによる4ゾーン3セ
クタ構成を一例に挙げて説明した。しかし、本発明は、
これらに限定されるものではなく、3角形マクロセルや
4角形マクロセル等の6角形以外のマクロセルにおいて
も、また、4ゾーン6セクタ等の4ゾーン3セクタ以外
のセクタ構成においても、上記と同様の効果が得られ
る。
は、図1に示した6角形マクロセルによる4ゾーン3セ
クタ構成を一例に挙げて説明した。しかし、本発明は、
これらに限定されるものではなく、3角形マクロセルや
4角形マクロセル等の6角形以外のマクロセルにおいて
も、また、4ゾーン6セクタ等の4ゾーン3セクタ以外
のセクタ構成においても、上記と同様の効果が得られ
る。
【図1】本発明の第1〜第3の実施形態に係る移動体通
信システムで用いるセクタセル構成の一例を示す図であ
る。
信システムで用いるセクタセル構成の一例を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る移動体通信シス
テムで用いるマクロセル10の一構成を示す図である。
テムで用いるマクロセル10の一構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る移動体通信シス
テムで用いるマクロセル10の一構成を示す図である。
テムで用いるマクロセル10の一構成を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る移動体通信シス
テムで用いるマクロセル10の一構成を示す図である。
テムで用いるマクロセル10の一構成を示す図である。
【図5】従来のセクタセル方式における周波数割り当て
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図6】従来のオムニセル方式における周波数割り当て
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図7】従来の可変セクタ方式を説明する図である。
【図8】従来の可変セクタ方式による干渉の影響を説明
する図である。
する図である。
10…マクロセル 11a〜11i…セクタ 12,22…マクロセル基地局 12a〜12c,22a〜22c,321〜327…マ
イクロセル基地局 13a〜13c…セクタ境界線 14a〜14c,24a〜24c,341〜347…マ
イクロセル
イクロセル基地局 13a〜13c…セクタ境界線 14a〜14c,24a〜24c,341〜347…マ
イクロセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/30 (72)発明者 三村 政博 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA03 AA11 EE02 EE10 EE46 EE54 EE61 KK02
Claims (3)
- 【請求項1】 異なる周波数が割り当てられた複数のセ
クタで構成されるマクロセルを、平面上に複数敷き詰め
ることで通信エリアを構成し、当該通信エリア内におい
て移動局と基地局との通信を行うセクタセル方式の無線
通信システムであって、 前記マクロセルをそれぞれ形成する複数のマクロ基地局
と、 前記マクロセルより小さなエリアのマイクロセルを形成
し、前記マクロ基地局が用いる電力より小さい電力で運
用する複数のマイクロセル基地局とを備え、 前記複数のマイクロセル基地局を、各々の前記マクロセ
ルを構成する前記複数のセクタによって生じるセクタ境
界線上または当該セクタ境界線の近傍に、それぞれ配置
することを特徴とする、移動体通信システム。 - 【請求項2】 前記マクロ基地局は、各々の前記セクタ
に対する電波の放射角を制御する可変セクタ制御手段を
備え、 前記マイクロセル基地局は、前記マイクロセルの形状を
制御するセル形状制御手段を備え、 前記マイクロセル基地局は、前記マクロ基地局が制御す
る電波の放射角に対応した前記マイクロセルの形状を形
成可能なことを特徴とする、請求項1に記載の移動体通
信システム。 - 【請求項3】 前記マイクロセル基地局を、隣接する複
数の前記マクロセルの前記セクタ境界線の交点上にそれ
ぞれ配置し、 各々の前記マイクロセル基地局は、隣接する複数の前記
マクロセル内の通信エリアの一部をそれぞれカバーする
ように、前記マイクロセルを形成することを特徴とす
る、請求項1または2に記載の移動体通信システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093527A JP2000287253A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 移動体通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093527A JP2000287253A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 移動体通信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000287253A true JP2000287253A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=14084795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11093527A Pending JP2000287253A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 移動体通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000287253A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2412541A (en) * | 2004-02-11 | 2005-09-28 | Samsung Electronics Co Ltd | Method of oerating TDD/virtual FDD hierarchical cellular telecommunication system |
| EP1565017A3 (en) * | 2004-02-11 | 2006-08-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of operating TDD/virtual FDD hierarchical cellular telecommunication system |
| JP2007129405A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Kddi Corp | 無線通信システム及び無線通信制御方法 |
| JP2007514367A (ja) * | 2003-12-12 | 2007-05-31 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 階層セル構造における移動体通信 |
| KR101009703B1 (ko) | 2009-06-24 | 2011-01-19 | (주) 콘텔라 | 중계기 중첩률 분석 시스템 및 방법 |
| JP5395910B2 (ja) * | 2009-11-27 | 2014-01-22 | 京セラ株式会社 | 無線通信システム、基地局及び通信制御方法 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11093527A patent/JP2000287253A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007514367A (ja) * | 2003-12-12 | 2007-05-31 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 階層セル構造における移動体通信 |
| GB2412541A (en) * | 2004-02-11 | 2005-09-28 | Samsung Electronics Co Ltd | Method of oerating TDD/virtual FDD hierarchical cellular telecommunication system |
| EP1565017A3 (en) * | 2004-02-11 | 2006-08-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of operating TDD/virtual FDD hierarchical cellular telecommunication system |
| GB2412541B (en) * | 2004-02-11 | 2006-08-16 | Samsung Electronics Co Ltd | Method of operating TDD/virtual FDD hierarchical cellular telecommunication system |
| JP2007129405A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Kddi Corp | 無線通信システム及び無線通信制御方法 |
| KR101009703B1 (ko) | 2009-06-24 | 2011-01-19 | (주) 콘텔라 | 중계기 중첩률 분석 시스템 및 방법 |
| JP5395910B2 (ja) * | 2009-11-27 | 2014-01-22 | 京セラ株式会社 | 無線通信システム、基地局及び通信制御方法 |
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