JP2000287341A - 電線等の留め具 - Google Patents
電線等の留め具Info
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- JP2000287341A JP2000287341A JP11091026A JP9102699A JP2000287341A JP 2000287341 A JP2000287341 A JP 2000287341A JP 11091026 A JP11091026 A JP 11091026A JP 9102699 A JP9102699 A JP 9102699A JP 2000287341 A JP2000287341 A JP 2000287341A
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Abstract
を使うことなく、プラスチックの成形によって、高い保
持力を得る電線等の留め具を提供する。 【解決手段】 電線等の留め具1は、基部2と、基部に
設けられた被取付部材への取付部と、細長い部材の側面
を巻回して保持するバンド5と、基部に形成されて、バ
ンドを巻回した状態に保つバックル部6とから成り、バ
ンドには長手方向に多数のラチェット爪14が間隔をお
いて形成されており、バックル部には、バンドのラチェ
ット爪に係合してバンドを巻回した状態に保つ係止爪が
設けられている。バックル部には、バンドの長手方向に
沿って、第1係止爪21と第2係止爪22とが形成され
ている。この2つの係止爪21、22は、バンド5のラ
チェット爪14、14の間隔(ピッチ)より小さい間隔
(ピッチ)をもって形成されている。
Description
ネス等の細長い部材を車体等の被取付部材に取付ける電
線等の留め具に関する。
るため、基部と、該基部に設けられた被取付部材への取
付部と、電線等の細長い部材の側面を巻回して保持する
バンドと、基部に形成されて、バンドを巻回した状態に
保つバックル部とから成る電線等の留め具は知られてい
る。バンドには長手方向に多数のラチェット爪が間隔を
おいて形成されており、バックル部には、バンドのラチ
ェット爪に係合してバンドを巻回した状態に保つ係止爪
が設けられ、電線等を捲回した状態でバンドの先端をバ
ックル部に挿通して引っ張ると、そのまま巻回した状態
が保たれ、電線等の留め具として便利に使用されてい
る。
付ける場合、電線を極力車体へ近づけることが要求され
るので、バックル部の係止爪部分を小さく形成すること
が望ましい。しかしながら、係止爪部分を小さくする
と、係止爪の剛性が低くなって係止爪部分が弱くなり、
電線等の保持力が低下する。電線等の保持力を大きくす
るように、係止爪を単純に複数にすることも行ってみた
が、バンド係止後の引抜きの抵抗力を十分に大きくする
ことはできなかった。車の組立工程においては、複雑な
構造の車体に沿って取付けられる電線は、組み付け作業
の際に強く引っ張られることがあり、引抜き力に十分に
抵抗できる大きな電線等の保持力が求められている。
に金属製等の高い剛性の材料を使うことなく、プラスチ
ックの成形によって、高い保持力を発揮することができ
る電線等の留め具を提供することにある。
め、本発明によれば、電線等の細長い部材の側面を巻回
して保持するバンドと、バンドを巻回した状態に保つバ
ックル部とを備え、バンドには長手方向に多数のラチェ
ット爪が間隔をおいて形成されており、バックル部に
は、バンドのラチェット爪に係合してバンドを巻回した
状態に保つ係止爪が設けられている、プラスチック製の
電線等の留め具であって、バックル部の係止爪は、バン
ドの長手方向に沿って少なくとも2つ形成されており、
該少なくとも2つの係止爪は、バンドのラチェット爪の
間隔より小さい間隔に配置されていることを特徴とする
電線等の留め具が提供される。また、本発明によれば、
電線等の細長い部材を車体等の被取付部材に取付けるた
め、基部と、基部に設けられた被取付部材への取付部
と、細長い部材の側面を巻回して保持するバンドと、基
部に形成されて、バンドを巻回した状態に保つバックル
部とから成り、バンドには長手方向に多数のラチェット
爪が間隔をおいて形成されており、バックル部には、バ
ンドのラチェット爪に係合してバンドを巻回した状態に
保つ係止爪が設けられている、プラスチック製の電線等
の留め具であって、バックル部の係止爪は、バンドの長
手方向に沿って少なくとも2つ形成されており、該少な
くとも2つの係止爪は、バンドのラチェット爪の間隔よ
り小さい間隔に配置されていることを特徴とする電線等
の留め具が提供される。
隔すなわちピッチが、バンドのラチェット爪の間隔すな
わちピッチよりも小さく設定されているので、バンドに
引抜き力が加わったとき、1つの係止爪に係合した1つ
のラチェット爪が、当該係止爪を引っ張って、係止爪を
設けた部分を変形させ、隣接の係止爪との間隔が広がっ
て、隣接のラチェット爪が対応する隣接係止爪に係合
し、バンドの引抜き力が2つの係止爪に分散することに
なる。このため、引抜き力が、1つの係止爪に集中する
ことなく、少なくとも2つの係止爪に分散するので、バ
ンドの引抜きの抵抗力が少なくとも2倍に増大すること
になる。従って、バンドの係止爪に金属製等の高い剛性
の材料を使うことなく、プラスチックの成形によって、
高い保持力を発揮することができる。
面を参照しながら説明する。図1〜図2は本発明の1実
施例に係る電線等の留め具1の全体を示している。留め
具1は、プラスチックの一体成形品で成る。図1及び図
2において、留め具1は、電線等の細長い部材を車体等
の被取付部材に取付けるため、基部2と、基部2に設け
られた被取付部材への取付部となる錨脚クリップ3と、
細長い部材の側面を巻回して保持するバンド5と、基部
2に形成されて、バンド5を巻回した状態に保つバック
ル部6とから成る。錨脚クリップ3には、一対の錨脚7
が設けられており、車体パネル等の被取付部材の取付穴
に挿入することによって留め具1が被取付部材に取付け
られる。
けられ、基部2には吸盤形状のフランジ10が形成され
ている。錨脚7の多段の係止部9は、基部2のフランジ
10と協働して、厚さの異なる車体パネルに対して、ど
の厚さのパネルにも適合して取付けることができる。な
お、図示の実施例では、被取付部材への取付部は、錨脚
クリップ3が用いられているが、これに限るものではな
い。例えば、他の取付部としては、車体パネルに立設さ
れたスタッド(ねじスタッドや周溝スタッド、あるいは
Tスタッド等)に係合するスタッド係止手段がある。更
に、本発明の電線等の留め具には、被取付部材への取付
部は必須のものではない。例えば、バンドとバックル部
と(及び基部)からだけで構成され、バンドをバックル
部に挿通して電線等を結束する留め具であってもよい。
且つ薄く形成されて、小径の電線等を捲回するのにバン
ドが撓んで小径の細長い部材に適するようになってい
る。また、根元部11には長手方向にのびるリブ13が
一対設けられ、根元部11の強度を高くするとともに、
捲回して保持した電線等の細長い部材の長手方向の移動
を阻止する。バンド5の根元部11はバックル部6の一
方の側に設けられ、バンド5は、そのバックル部6の部
分から、種々の直径の電線等の細長い部材を捲回保持で
きるように一長く延びている。バンド5の一方の面(バ
ックル部6の係止爪に係合する面)には、長手方向に多
数のラチェット爪14が一定の間隔(すなわちピッチ)
をもって形成されている。バンド5の先端にはバックル
部6の挿通穴にお通して指等で保持するリーダ部15が
形成されている。
に、図3も参照して説明する。図3は図1のA−A線に
沿った断面図である。バックル部6は、基部2の上にバ
ンド挿通穴17を形成する本体18を有する。バンド挿
通穴17の内側には、本体18からバンド挿通方向に斜
めに延びて弾性を有する片持ち支持アーム19が設けら
れている。本発明において、この片持ち支持アーム19
には、少なくとも2つの係止爪が形成されている。図示
の実施例においては、片持ち支持アーム19に、その先
端側から第1の係止爪21と第2の係止爪22とが設け
られている。これら係止爪21、22は、弾性を有する
片持ち支持アーム19に設けられ、また、形状は通常の
ように逆止形状に形成されているので、バンド5に形成
されたラチェット爪14に弾性係合し、挿通は容易であ
るが引抜きには抵抗する。片持ち支持アーム19の先端
は、第1係止爪21より先端方向に延びている。この延
長部分は、係合解除片23として形成されており、この
係合解除片23を例えばねじ回しの先端持ち上げると、
係止爪とラチェット爪との係合を解除できる。この係合
解除片23を更に延長させれば、指等でも係合の解除操
作を行える。
止爪21及び第2係止爪22の間隔すなわちピッチは、
バンド5のラチェット爪14の間隔すなわちピッチより
も小さく形成されている。実験では、ラチェット爪14
のピッチが 1.3 mm である場合に、第1係止爪21と第
2係止爪22のピッチは、 1.2 mm とした。また、バッ
クル部6の係止爪の数は、2つ以上であれば、3つある
いは4つであってもよい。その場合にも、各係止爪間の
間隔すなわちピッチは、ラチェット爪14のピッチより
小さくなるように形成されている。これら係止爪の間隔
は、バンド5に強い引抜き力が加わったとき、一つの係
止爪に係合した1つのラチェット爪が、当該係止爪を引
っ張って片持ち支持アーム部分を延ばすように変形させ
て隣接の係止爪との間隔が広がって、もう1つのラチェ
ット爪が対応する隣接係止爪に係合するようになる間隔
に選定される。これによって、バンド5の引抜き力は、
少なくとも2つの係止爪に分散され、各係止爪への負担
が小さくなる。
ット爪14とバックル部6の係止爪21、22との関係
を説明する。図4において、バンド5のリーダ部15が
バックル部6のバンド挿通穴17に通されて、図5のよ
うに、第2係止爪22が対応するラチェット爪14aに
係合する。既述のように、第2係止爪22と第1係止爪
21との間隔はラチェット爪14のピッチより小さいの
で、第1係止爪21は隣接のラチェット爪14bより隙
間25をもって離れている。図6は、第1係止爪26と
第2係止爪27の間隔が、ラチェット爪14のピッチに
同じに形成された例を示している。この図6の場合に
は、第2係止爪27は対応するラチェット爪14aに係
合するとともに、第1係止爪26は対応の隣接ラチェッ
ト爪14bにも係合する。
に係る第1係止爪21及び第2係止爪22が、バンド5
のラチェット爪14a及び隣接のラチェット14bに作
用する様子が示されている。いま、バンド5に矢印29
に示す方向の引抜き力が加わると、ラチェット爪14a
が第2係止爪22の対向面に強く当接して第2係止爪2
2に応力が加わる。この第2係止爪22への応力によっ
て、片持ち支持アーム19の部分に、矢印30の方向に
変形する力が作用して、第2係止爪22を矢印30の方
向に持ち上げる。この変形によって、第2係止爪22と
第1係止爪21の間の間隔が広がり、第1係止爪21の
面が傾斜して隣接ラチェット爪14bに接近しそして当
接する。この当接によって、バンド5の引抜き力が、第
1係止爪21にも加わることになる。これによって、バ
ンド5の引抜き力は、第2係止爪22だけでなく、第1
係止爪21にも加わって、引抜き力が、1つの係止爪に
集中することなく、少なくとも2つの係止爪に分散す
る。これによって、バンドの引抜きの抵抗力が少なくと
も2倍に増大することになる。ラチェット爪14のピッ
チより小さいピッチで係止爪の数を増やせば、更に、引
抜き抵抗力を増大することができる。
止爪26と第2係止爪27のピッチをラチェット爪14
aとラチェット爪14bのピッチと同じにした場合、次
のような不具合が見られた。バンドに引抜き力が加わる
と、第2係止爪27と第1係止爪26とが同時にラチェ
ット爪14aとラチェット爪14bとに係合し、応力が
両係止爪に加わる。ところで、既述のように、第2係止
爪27に加わった応力は片持ち支持アーム19を変形さ
せるように作用するので、第1係止爪26も変形して傾
き、ラチェット爪14bとの係合が外れてしまうことが
分かった。別の場合には、第2係止爪27は、ラチェッ
ト爪14aに変形当たりし、第1係止爪26の変形量が
増大して、ラチェット爪14bに応力が集中することに
なり、このラチェット爪14bと第1係止爪26との係
合が解除された。更に別の場合、第1係止爪26と第2
係止爪27の間の片持ち支持アーム19の部分の強度
が、根元部分の強度より低く、そのアーム部分の変形量
が大きく、第1係止爪26がラチェット爪14bから外
れることがわかった。
少なくとも2つの係止爪が設けられ、それらの係止爪の
間隔すなわちピッチが、バンドのラチェット爪の間隔す
なわちピッチよりも小さく設定されているので、バンド
に引抜き力が加わったとき、1つの係止爪に係合した1
つのラチェット爪が、当該係止爪を引っ張って、係止爪
を設けた部分を変形させ、隣接の係止爪との間隔が広が
って、隣接のラチェット爪が対応する隣接係止爪に係合
し、バンドの引抜き力が2つの係止爪に分散することに
なる。このため、引抜き力が、1つの係止爪に集中する
ことなく、少なくとも2つの係止爪に分散するので、バ
ンドの引抜きの抵抗力が少なくとも2倍に増大し、バン
ドの係止爪に金属製等の高い剛性の材料を使うことな
く、プラスチックの成形によって、高い保持力を発揮す
ることができる。
である。
る前の説明図である。
部に挿通して保持した状態を示す図である。
にした留め具のバンドをバックル部に挿通して保持した
状態を示す図である。
引抜き力が加わった場合の説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 電線等の細長い部材の側面を巻回して保
持するバンドと、該バンドを巻回した状態に保つバック
ル部とを備え、バンドには長手方向に多数のラチェット
爪が間隔をおいて形成されており、前記バックル部に
は、バンドの前記ラチェット爪に係合してバンドを巻回
した状態に保つ係止爪が設けられている、プラスチック
製の電線等の留め具において、 前記バックル部の係止爪は、バンドの長手方向に沿って
少なくとも2つ形成されており、該少なくとも2つの係
止爪は、バンドのラチェット爪の間隔より小さい間隔に
配置されていることを特徴とする電線等の留め具。 - 【請求項2】 電線等の細長い部材を車体等の被取付部
材に取付けるため、基部と、該基部に設けられた被取付
部材への取付部と、前記細長い部材の側面を巻回して保
持するバンドと、前記基部に形成されて、前記バンドを
巻回した状態に保つバックル部とから成り、バンドには
長手方向に多数のラチェット爪が間隔をおいて形成され
ており、前記バックル部には、バンドの前記ラチェット
爪に係合してバンドを巻回した状態に保つ係止爪が設け
られている、プラスチック製の電線等の留め具におい
て、 前記バックル部の係止爪は、バンドの長手方向に沿って
少なくとも2つ形成されており、該少なくとも2つの係
止爪は、バンドのラチェット爪の間隔より小さい間隔に
配置されていることを特徴とする電線等の留め具。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の留め具におい
て、バックル部の係止爪は、バックル部本体からバンド
挿通穴内をバンド挿通方向に延びる片持ち支持アーム
に、第1係止爪及び第2係止爪として2つ設けられてい
ることを特徴とする留め具。 - 【請求項4】 請求項3に記載の留め具において、前記
片持ち支持アームの先端側の第1係止爪から更に先端側
は、係合解除片として形成されていることを特徴とする
留め具。 - 【請求項5】 請求項2に記載の留め具において、前記
取付部は、被取付部材の取付穴に挿通して係止する錨脚
クリップであることを特徴とする留め具。 - 【請求項6】 請求項2に記載の留め具において、前記
取付部は、被取付部材に立設されたスタッドに係止する
スタッド係止手段であることを特徴とする留め具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09102699A JP4152520B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電線等の留め具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09102699A JP4152520B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電線等の留め具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000287341A true JP2000287341A (ja) | 2000-10-13 |
| JP4152520B2 JP4152520B2 (ja) | 2008-09-17 |
Family
ID=14015028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09102699A Expired - Lifetime JP4152520B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電線等の留め具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4152520B2 (ja) |
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- 1999-03-31 JP JP09102699A patent/JP4152520B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4152520B2 (ja) | 2008-09-17 |
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