JP2000287865A - ウェットティッシュ - Google Patents

ウェットティッシュ

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JP2000287865A
JP2000287865A JP11096468A JP9646899A JP2000287865A JP 2000287865 A JP2000287865 A JP 2000287865A JP 11096468 A JP11096468 A JP 11096468A JP 9646899 A JP9646899 A JP 9646899A JP 2000287865 A JP2000287865 A JP 2000287865A
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JP
Japan
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wet tissue
pulp
weight
yellowing
impregnating liquid
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JP11096468A
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English (en)
Inventor
Machiko Yokoyama
真知子 横山
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体への安全性が高く且つ十分な黄変防止効
果を有するウエットティッシュを提供すること。 【解決手段】 パルプを含む基材シートに含浸液を含浸
させてなり、該含浸液がポリエチレングリコールを0.
5〜5重量%含有するウェットティッシュ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材中にパルプが
含まれているウェットティッシュに関し、詳しくは基材
中のパルプの黄変が抑制・防止されたウェットティッシ
ュに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】基材中
にパルプが含まれているウェットティッシュを空気中に
放置しておくと、含浸液が蒸発すると共に基材中のパル
プが黄変して見栄えが非常に悪くなることが知られてい
る。
【0003】パルプの黄変を抑制することを目的とし
て、特開平9−70372号公報には所定濃度の乳酸ナ
トリウム又は塩化カルシウムをウエットティッシュの含
浸液に含有させておくことが提案されている。また、特
表平6−503126号公報には、紙にアスコルビン酸
及び亜硫酸ナトリウムといった酸と還元剤との組み合わ
せを含有させることが提案されている。また、特開平9
−67789号公報には紙の製造工程又は製造後にチオ
尿素化合物を適用することが提案されている。
【0004】しかし、これらの薬剤をウェットティッシ
ュで用いる含浸液中に添加しても満足すべき黄変防止効
果が得られなかったり、或いは人体に用いる場合の安全
性に欠ける、臭いがきつい等の問題があった。
【0005】従って本発明は、人体への安全性が高く且
つ十分な黄変防止効果を有するウエットティッシュを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、パルプを
含む基材シートに含浸させる含浸液として、特定の濃度
のポリエチレングリコールを含浸液を用いることにより
上記目的が達成されることを知見した。
【0007】本発明は上記知見に基づきなされたもの
で、パルプを含む基材シートに含浸液を含浸させてな
り、該含浸液がポリエチレングリコールを0.5〜5重
量%含有するウェットティッシュを提供することにより
上記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウエットティッシ
ュの好ましい実施形態について説明する。本発明のウエ
ットティッシュは、基材シートに含浸液が所定の含浸率
で含浸されてなるものである。基材シートしては、パル
プを含むシート状の物であれば特に制限されず、公知の
基材シートを用いることができる。基材シートの例とし
ては、針葉樹晒クラフトパルプや広葉樹晒クラフトパル
プ等パルプを原料として湿式又は乾式で抄紙された紙、
パルプと熱可塑性樹脂の繊維とを原料として湿式又は乾
式で抄紙されたシートなどが挙げられる。
【0009】基材シートに含浸される含浸液としては、
水又は含水アルコール等の水性媒体が、対人・対物の清
拭の点から好ましく用いられる。そして含浸液には、ポ
リエチレングリコール(以下、PEGという)が含有さ
れている。これにより、ウエットティッシュ乾燥時に基
材シート中のパルプの黄変が効果的に抑制・防止され
る。詳細には、本発明者らは、ウェットティッシュにお
いて部分的に乾燥し黄変が生じた部分について成分分析
を行った結果、リグニンが9.8%含有されていること
を確認した。通常、漂白されたパルプシートを成分分析
してもリグニンは検出されない。つまり、ウェットティ
ッシュの乾燥によって、漂白しきれなかった残留リグニ
ンが特定部分に移動し濃縮されることに起因して黄変が
生じたと考えられる。また同時に、上述した特開平9−
70372号公報に記載されているように、漂白済みの
パルプに残留するセルロースやヘミセルロースから派生
した糖質物質(二糖類)の混合物が空気酸化を受けて変
質し、着色基を生成して黄変が生じたものとも考えられ
る。何れにしても黄変の原因は明確ではないが、含浸液
中にポリエチレングリコール含有させておくことで、黄
変の原因となる着色物質が乾燥により基材シートの部分
的に水分が減少した部位に移動し濃縮されても、その部
位ではポリエチレングリコールの有する保水性によって
十分に水分が維持されているため、着色と空気中の酸素
との接触が妨げられ、黄変が抑制・防止されるものと考
えられる。尚、基材シートに予めPEGを含浸させてお
き、その後にPEGを含まない含浸液を含浸させる方法
も考えられるが、その場合にはPEGの含浸量を調整す
ることが容易でなく、またPEGの含浸量が多くなりが
ちになることから、ウエットティッシュがべたつき易く
なり手触り感が悪化する。
【0010】含浸液中におけるPEGの含有量は0.5
〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%、更に好まし
くは0.5〜1重量%である。含有量が0.5重量%未
満であると、十分な黄変防止効果が発現せず、5重量%
を超えると含浸液の粘度が上昇してウエットシートの拭
き取り性や使用感、手触り感が悪化する。即ち本発明に
よれば、ウエットシートの拭き取り性や使用感に影響を
及ぼさずにパルプの黄変が効果的に抑制・防止される。
しかも、PEGは人体への安全性も高く、悪臭の発生等
も無いので、安心して且つ不快感を伴わずに本発明のウ
エットシートを使用することができる。
【0011】尚、前述した特開平9−67789号公報
にはPEGが光に対する黄変防止効果がある旨が記載さ
れているが、この公報ではPEGを紙の抄紙工程で添加
することを意図しているので、抄紙後の乾燥工程に於け
る加熱処理によって却って黄変が増大してしまい実用化
に至っていない旨も記載されている。また特開平9−7
0372号公報にはウエットティッシュにグリコール系
溶剤を含有させる旨が記載されているが、グリコール系
溶剤を含有させたウエットティッシュはべたべたして手
触り感が悪く、また5%のプロピレングリコールを含有
させたとしても黄変防止の効果は無く手触り感も悪い旨
も記載されている。これに対して本発明によれば、ウエ
ットティッシュにべたつきを生じさせること無く、パル
プの黄変を効果的に防止することができる。
【0012】パルプの黄変を一層効果的に抑制・防止す
る観点から、含浸液は、基材シートに含まれるパルプ1
00重量部に対してPEGを1.0〜15.5重量部、
特に1.5〜3.0重量部含有することが好ましい。
【0013】PEGとしては、平均分子量が300〜6
00のものを用いることが、ウエットシートの拭き取り
性や使用感を一層損なわずにパルプの黄変を一層効果的
に抑制・防止し得る点から好ましい。また、PEGとし
て、本発明の効果を損なわない範囲で他のオキシアルキ
レン基、例えばオキシプロピレン基を含有するものを用
いてもよい。
【0014】所定量のPEGが含有されてなる含浸液を
基材シートに含浸させる含浸率は、基材シート重量の5
0〜500重量%が好ましく、特に100〜400重量
%がウエットシートの使用感を高める上で好ましい。
【0015】本発明は上記実施形態に制限されず、例え
ば含浸液には抗菌効果や保湿効果を付与できる薬剤を添
加してもよい。また、基材シートに含浸液を含浸させ、
更に各種粉体を担持させて、種々の機能が付与されたウ
エットティッシュとなしてもよい。
【0016】
【実施例】以下の例中、特に断らない限り「%」及び
「部」はそれぞれ「重量%」及び「重量部」を意味す
る。
【0017】〔実施例1〜4及び比較例1〜6〕パルプ
(NBKP)90%及びPET繊維10%を配合、叩
解、異物除去し抄紙を行い単層紙(坪量30g/m2
を得た。単層紙を2枚重ね合わせ、これにスチールマッ
チエンボス加工を施して凹凸複層紙を得た。この凹凸複
層紙を、200×150mmの大きさに断裁し、2回折
り畳んで100×75mmの4枚重ねにしたものを基材
シートとした。この基材シートにおけるパルプの含有量
は90重量%であった。
【0018】水75部及びエタノール25部からなる混
合液に、表1に示す濃度となるように同表に示す薬剤を
添加して含浸液を調製した。この含浸液を基材シートに
含浸率275%となるように含浸させてウエットティッ
シュを調製した。
【0019】このウエットティッシュを10枚積み重
ね、約400mm2 の穴を開けたアルミピローに充填し
た。これを50℃の低温乾燥器中で一昼夜保存した。そ
の後、穴が開いた部分から露出しているウエットティッ
シュにおける黄変の程度を肉眼で観察し、以下の基準で
評価した。その結果を表1に示す。 ○・・全く黄変していない。 △・・僅かに黄変しているが実用上問題はない。 ×・・黄変がひどく実用できない。
【0020】
【表1】
【0021】表1に示す結果から明らかなように、パル
プを含む基材シートに、特定濃度のPEGが含有された
含浸液が含浸されてなる各実施例のウエットティッシュ
(本発明品)は、比較例のウエットティッシュに比して
パルプの黄変防止効果に優れていることが判る。また、
表には示していないが、各実施例のウエットティッシュ
にはべたつき感が無く、使用感にも優れていた。
【0022】
【発明の効果】本発明のウエットティッシュは、人体へ
の安全性が高く且つ十分な黄変防止効果を有するもので
ある。また、本発明にウエットティッシュにはべたつき
感が無く、使用感に優れたものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプを含む基材シートに含浸液を含浸
    させてなり、該含浸液がポリエチレングリコールを0.
    5〜5重量%含有するウェットティッシュ。
  2. 【請求項2】 前記含浸液が、パルプ100重量部に対
    してポリエチレングリコールを1.0〜15.5重量部
    含有する請求項1記載のウエットティッシュ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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