JP2000288152A - 走行装置 - Google Patents

走行装置

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JP2000288152A
JP2000288152A JP11098156A JP9815699A JP2000288152A JP 2000288152 A JP2000288152 A JP 2000288152A JP 11098156 A JP11098156 A JP 11098156A JP 9815699 A JP9815699 A JP 9815699A JP 2000288152 A JP2000288152 A JP 2000288152A
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traveling
shaft
traveling device
endless track
snow
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Kiyoyuki Hosoda
清之 細田
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    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00—Skis or snowboards
    • A63C5/08—Skis or snowboards motor-driven
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00—Skis or snowboards
    • A63C5/03—Mono skis; Snowboards

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スノーボードなどのように体重の移動で操舵
でき、雪原を走行できる走行装置を提供する。 【解決手段】 前後に配置されたパイプ状のシャフト4
および5と、これらを接続するパイプ状の連絡部材6と
がほぼH字型に組み合わされたフレーム7を備えてお
り、前方のシャフト4の両端4aにスキーのように先端
が上方に湾曲した滑走板10が取り付けられ、後方のシ
ャフト5の両端5aに無限起動20と、そのカバー29
が取り付けられている。さらに、後方のシャフト5には
エンジン2が搭載されている。このため、ユーザが連絡
部材6の上に立ち乗りし、体重をシフトすることにより
操舵しながら雪上を自走できる走行装置1を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関や電動モ
ータなどの動力源(エンジン)を搭載し、乗員の体重移
動により走行方向を制御できる走行装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ローラーに支持されたボード上に乗員が
立って乗り、バランスをとりながら適当な方向に移動で
きるスケートボードが知られている。一方、雪上では、
ボードの上に立って乗り、バランスを取りながら滑走す
るスノーボードが知られている。
【0003】さらに、スケートボードにエンジンなどの
動力源を搭載して自走可能とし、平地でも移動できるよ
うにした装置や、簡易な構成のフレームにエンジンを搭
載して自走できるようにした装置などが知られており、
スポーツやレジャーに用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような体重移動に
より方向を制御する走行装置は、スケートボードあるい
はスノーボードに代表されるように、多くの愛好家を得
ておりスポーツあるいはレジャーとして定着している。
近年、これらの走行装置は発展しており、走行用の車輪
の径を大きくして凹凸も乗り越えやすくしたマウンテン
ボード、さらに、これにエンジンを搭載して傾斜のある
斜面であってもそれを上下しながら走行を楽しめる走行
装置が開発されている。
【0005】今日、スポーツあるいはレジャーに対する
多様化はさらに進んでおり、上記のような走行装置に加
え、さらに異なる走行感覚が得られる走行装置に対する
要望がある。また、さらに異なる条件の場所あるいは地
形などを走破できる走行装置に対する要望もある。
【0006】そこで、本発明においては、スケートボー
ドあるいはスノーボード、さらには単なるエンジン付き
のスケートボードでは得られない走行性能が得られる走
行装置を提供することを目的としている。また、異なっ
た条件の場所を走破でき、従来とは異なった走行感覚を
楽しむことができる走行装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような要望に対し、
本発明においては、雪原をスノーボードのような感覚で
走行したり、多少の上り下りがあっても自由に走破でき
る走行装置を提供する。このため、スノーボードの下に
複数の無限起動を配置するアイデアがあるが、単に無限
軌道を配置したのでは不安定であり、また、体重移動を
行っても走行方向を制御することは非常にむずかしい。
また、雪原を走行するためにはある程度の動力を必要と
するが、スノーボードの下に無限軌道と共に設置できる
小型のモータ程度では十分な動力を得ることができな
い。
【0008】そこで、本発明においては、上述したマウ
ンテンボードなどに採用されているフレーム構造に着目
し、このフレームの前方のシャフトに雪上を滑走できる
滑走板を取りつけ、後方のシャフトに雪上を走行するの
に適したダブルタイヤあるいは無限軌道を装着するよう
にしている。すなわち、本発明の走行装置は、前後のシ
ャフトの中央を連絡部材により接続したフレームを有
し、その連結部材に乗員を搭載し、乗員の体重移動によ
り連絡部材に対するシャフトの角度を変更可能な走行装
置であって、前方のシャフトの両端に滑走板が装着さ
れ、後方のシャフトに動力源が搭載され、さらにその両
端にこの動力源により回転駆動される駆動手段が装着さ
れていることを特徴としている。
【0009】本発明の走行装置は、前方が滑走板で後方
が無限軌道となっているので、雪上などの通常のタイヤ
では走行できないような場所でも走行でき、さらに、乗
員の体重移動によりシャフトと連絡部材の角度を変えて
進行方向を制御できるので、スノーボードに似た走行感
覚を楽しむことができる。さらに、走行方向を変更する
間は、フレームのシャフトが進行方向に回転するので、
前方の滑走板および後方の駆動手段により雪面をより確
実に捉えることができ、安定して走行できる。そして、
フレーム構造を採用しているので、大型のエンジンであ
っても搭載することが可能であり、雪原を走破するのに
十分な動力を得ることができる。したがって、本発明に
より、凹凸のある雪原であっても、乗員の体重移動によ
り舵取りしながら自由に走破できる走行装置を提供する
ことができる。特に、連絡部材に乗員が立って乗ること
により、スノーボードなどと同じあるいは似た操作感覚
で平地や山間部の雪原を走行できる装置を提供すること
が可能となり、従来とは異なったスポーツあるいはレジ
ャーを楽しむことができる走行装置を提供できる。
【0010】雪上において、よりシャープな操作感覚を
得るには滑走板の下面に前後に延びたフィンを設けてお
くことが望ましい。また、固まった雪から柔らかい雪ま
で多種多様な雪質の場所を安定して走行するには、駆動
手段として接地面積が広くなるダブルタイヤを用いるこ
とが望ましく、無限軌道を採用することがさらに望まし
い。
【0011】無限軌道を採用する場合、後方のシャフト
の両端に動力源により駆動される駆動歯車を装着し、こ
の駆動歯車の上方および下方で噛み合って駆動されるよ
うに走行帯を配置することが望ましい。後方のシャフト
に駆動歯車を装着することにより、この駆動歯車でフレ
ームの荷重を支持することができる。したがって、シャ
フトにタイヤを装着したのと同じバランスで設計するこ
とが可能となる。このため、滑走板および無限軌道に代
えてタイヤを前後のシャフトに装着可能な構造にするこ
とができ、雪上あるいは氷上を走行するときは無限起動
を、そして、地面を走行するときはタイヤを使用するこ
とができる走行装置を提供できる。
【0012】また、駆動歯車の上下で走行帯と噛み合う
ようにすることにより、走行中に上下に大きく揺れたり
するような凹凸の激しい場所であっても安定して動力を
走行帯に供給することができる。
【0013】駆動歯車に加え、後方のシャフトの両端に
駆動歯車の前後に延びた支持部材を装着し、この支持部
材の前後端に走行帯の前後を支持する補助歯車を設ける
ことにより、適度なテンションを走行帯に加えることが
できる。そして、支持部材に対し補助歯車をアジャスト
可能に取り付けることによりテンションを調整すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明に係る走行装置の
概要を示し、図2に本例の走行装置1にユーザーが乗っ
た様子を示してある。本例の走行装置1は、前後に配置
されたパイプ状のシャフト4および5と、これらのほぼ
中央を接続するパイプ状の連絡部材6とを備えており、
これら2本のシャフト4および5と連絡部材6によりほ
ぼH字型に組み合わされたフレーム7が形成されてい
る。この構成を分かりやすくするために、図3に、エン
ジンあるいはカバーなどを透かして見たフレーム7を示
してある。
【0015】本例の走行装置1は、雪上を走行できるこ
とを目的として構成されており、このため、前方のシャ
フト4の両端4aにスキーのように先端が上方に湾曲し
た滑走板10が取り付けられ、後方のシャフト5の両端
5aに無限起動20と、そのカバー29が取り付けられ
ている。そして、後方のシャフト5にはエンジン2が搭
載されており、動力伝達機構30を介してエンジン2に
より無限軌道20が駆動され、雪上を自走できるように
なっている。また、エンジン2の上方には、操作レバー
50がコイルバネ55によりほぼ自立するように装着さ
れており、ユーザ70はこの操作レバー50によりエン
ジン2の出力と、動力伝達機構30に設けられたブレー
キを操作し、雪原で走行スピードを自由に制御できるよ
うになっている。
【0016】また、本例の走行装置1は、ユーザ(乗
員)70が立って乗るようになっており、このため、フ
レーム7の連絡部材6のほぼ中央に足を載せるための足
載板8aおよび8bが取り付けられている。さらに、こ
の足載板8aおよび8bのそれぞれにおり、ユーザ70
の脚部71をホールドできるホルダー8cが取り付けら
れ、ユーザ70が立ち乗りした状態で体重をシフトする
と走行方向が制御できるようになっている。
【0017】すなわち、本例の走行装置1は、連絡部材
6の前後端6aおよび6bでシャフト4および5に接続
されているが、これら部分6aおよび6bがユーザ70
を載せる中央6cの部分に対し上方に約45度程度傾い
ている。さらに、連絡部材6の前後端6aおよび6bと
シャフト4および5を接続する接続部9はそれぞれ、連
絡部材6に固定され連絡部材6と共に回転する支持金具
9aと、連絡部材6の両側に配置され、支持金具9aと
シャフト4あるいは5との間に挟まれたコイルバネ9b
および9cとを備えている。したがって、連絡部材6の
足載板10aおよび10bにユーザ70が立ち乗った状
態で、左右あるいはその他の適当な方向に自己の体重を
移動すると、連絡部材6が左右に旋回し、それに伴って
連絡部材6に対するシャフト4および5の角度が変わ
る。この結果、シャフト4および5は、接続部9を中心
に、ユーザ70が体重を移動させた方向の間隔が狭くな
り逆側が広がるように動く。したがって、本例の走行装
置1はスケートボードやスノーボードと同様にユーザ7
0が体重を移した方向に曲がり、体重の移動だけで進行
方向を自由に制御することができる。
【0018】図4に、前方のシャフト4の両端4aに装
着された滑走板10を拡大して示してある。各々の滑走
板10は、そのほぼ中央から上方に延びたサポート板1
1によりシャフト4の両端4aに取り付けられている。
さらに、滑走板10の裏面(滑走面)10aには、前後
に延びたフィン12が取り付けられている。本例の走行
装置1は、上述したようにシャフト4および5が接続部
9を中心に進行方向に旋回することにより操舵される。
したがって、体重移動に対しシャフト4および5の向き
は容易に進行方向が変わり、その間、滑走板10および
無限軌道20が左右に傾きにくいので、安定した走行が
可能である。その反面、滑走板10がカーブで傾かない
ので、キャンバー角を変えてコーナリングを補助するこ
とが難しい。すなわち、コーナリング時に滑走板10の
角度を変えて内外のエッジを利用することが難しい。こ
のため、本例の走行装置1においては、滑走面10aか
ら下方に突き出たフィン12を設けて雪面に切り込ま
せ、滑走板10の角度を変えたときにフィン12が雪面
から得る抵抗力をコーナリング力に利用して操舵性を向
上するようにしている。
【0019】フィン12は長い方が直進安定性は良い。
しかしながら、滑走時の接触抵抗が増えるので、本例に
おいては、サポート板11を中心として滑走面10aの
平坦な部分に収まる適当な長さのものを設け、よりシャ
ープな操舵感が得られるようにしている。さらに、フィ
ン12の先端は湾曲あるいは勾配を持たせてあり、雪に
めり込みやすく、また凹凸などを乗り越えやすいように
なっている。
【0020】滑走板10は、シャフト4に対し旋回可能
に取り付けられており、雪面の凹凸に沿って走行装置1
を導きやすいようにしている。一方、サポート板11は
シャフト4の両端4aにナット13により取付できるよ
うになっているが、弾性ワッシャー14などの抵抗部材
を挟みこむことにより、滑走板10が適度な抵抗力を持
ってシャフト4を旋回するようにしている。このような
適度な抵抗力を与えることにより、雪原を走行中に凹凸
などに乗り上げてジャンプしたり、あるいは、瞬間的に
滑走板10が雪面から離れることがあっても、滑走板1
0の角度が大きく変化することを防止できる。このた
め、走行中は安定した姿勢を保持でき、ジャンプしたと
きでも安定した姿勢で着雪することが可能である。した
がって、ジャンプするようなことがあっても安全な走行
を楽しむことができる。
【0021】さらに、滑走板10をシャフト4に回転可
能に取り付けておくことにより、コンクリート面などの
雪面以外の場所に保管などする際に滑走面10aを上に
向けておくことができる。したがって、雪面以外の場所
で滑走面10aが傷つくのを防ぐことができる。
【0022】また、上述したように、本例の走行装置1
では、シャフト4の両端4aに滑走板10がナット13
により取り付けられている。したがって、ナット13を
緩めると、滑走板10を取り外すことが可能であり、滑
走板10の代わりに図3に示したようにタイヤ19を取
付けることができる。雪面あるいは氷面以外の場所で
は、前方のシャフト4にタイヤ19を取り付けて走行す
ることが可能である。前方のシャフト4に限らず、後方
のシャフト5においても同様であり、本例では無限軌道
20が後方のシャフト5の両端5aに装着されている
が、これに変わりタイヤ19を装着し、雪上以外でもコ
ンクリートやアスファルトの上などにおいて走行を楽し
むことも可能である。
【0023】図5に、エンジン2から無限軌道20に動
力を伝達する機構30の概要を示してある。本発明の動
力伝達機構30は、シャフト5と直角に配置された縦置
きのエンジン2の駆動力を、シャフト5の両側に配置さ
れた無限軌道20(図5には一方の無限軌道20を代表
して示してあるが、反対側も同様の構成である)に駆動
力を伝達する構成となっている。もちろん、横置きのエ
ンジンあるいはモータから無限軌道20に動力を伝達す
る構成を採用することも可能である。
【0024】本例では、エンジン2の駆動シャフト32
の回転方向をウォームギア33により変更し、さらにワ
ンウェイクラッチ35と、それに接続されたドライブシ
ャフト34aおよび34bを介して左右双方の無限軌道
20に動力を伝達している。これらのワンウェイクラッ
チ35は無限軌道20が前進する方向に駆動力を伝達す
るときにスリップなく伝達できるようになっている。こ
のため、カーブなどにおいて内外輪差が発生すると、左
右の無限軌道20のうち、一方が他方に対して相対的に
速く回転することが可能である。そして、そのときにエ
ンジン2の回転力は遅く回転する方に確実に伝達され
る。また、片方の無限軌道20が凹凸に乗り上げて路面
抵抗がなくなったときに、その無限軌道20が空転して
しまうことを防止でき、接地している無限軌道20に動
力を確実に伝達することができる。したがって、このワ
ンウェイクラッチ35を用いた伝達システムは、簡易で
はあるが、スリップレスのデファレンシャルギヤとほぼ
似た機能を示す。もちろん、ワンウェイクラッチを用い
る代わりにギアの組み合わせによる伝達機構を採用する
ことも可能であり、さらに、本例の走行装置1は、雪上
あるいは氷上を走行することが主な目的であるので、内
外輪差に起因する接地面との摩擦力の影響は大きくな
い。したがって、ドライブシャフト34aおよび34b
を直結しても良い。
【0025】ドライブシャフト34aおよび34bは、
それぞれシャフト5からサポート板36により支持され
ており、フレーム7を構成するシャフト5からは独立し
ている。そして、ドライブシャフト34と、フレームの
シャフト5に回転可能に取り付けられた伝達用の歯車3
7とをチェーン38により接続し、シャフト5に回転可
能に装着された無限軌道20に動力を伝達するようにし
ている。このように、フレームシャフトがドライブシャ
フトを兼ねていない構成にしているので、シャフト4お
よび5を連絡部材6で接続し、ユーザの体重移動により
進路変更ができる略H型のフレーム7を簡単に構成する
ことができる。また、後方のシャフト5がドライブシャ
フトではないので、このシャフトにエンジン2を搭載す
ることが可能である。したがって、大きな出力を得られ
る大型のエンジンでも容易にマウントすることができ
る。もちろん、フレームシャフト5の中にドライブシャ
フトを通すような構成を採用することも可能であるが、
連絡部材6との接続部9、およびデフなどの動力伝達機
構を同じレベルで配置しなければいけないので構造が複
雑で高価なシステムになってしまう。
【0026】本例の走行装置1に採用されている無限軌
道20は、フレームシャフト5の両端5aに回転可能に
取付けられた駆動歯車21と、この駆動歯車21により
回転駆動される走行帯(トラック、クローラトラックあ
るいはキャタピラートラックとも称される)23を備え
ている。駆動歯車21は、フレームシャフト5に回転可
能に取り付けられた伝達歯車37に対し4本のロッド
(長ナット)22により固定されている。このため、ド
ライブシャフト34、チェーン38そして伝達歯車37
の伝達機構を経て、エンジン2の動力が駆動歯車21に
伝達され、走行帯23が回転駆動される。駆動歯車21
は走行帯23の幅方向のほぼ中央に位置するように配置
されている。さらに、図6に示すように、駆動歯車21
は走行帯23に対し、上下2個所で噛み合い、動力を伝
達できるようになっている。無限軌道となる本例の走行
帯23は、外側に爪が突き出た複数毎の走行板(履板)
24がチェーンにより連結されたものである。
【0027】本例の走行装置1においては、まず、駆動
歯車21が下で走行帯22に接触するようになっている
ので、タイヤと同様にフレーム5の荷重を駆動歯車21
から走行板24を介して地面、すなわち、雪面や氷面に
伝達することができる。また、フレーム7の荷重が駆動
歯車21と走行帯23との接続部分にかかるので、噛み
合いが外れることがなく、駆動力を確実に伝達できる。
さらに、このようなデザインは、後述するように駆動歯
車21をタイヤと交換することができるというメリット
を備えている。
【0028】さらに、本例では、駆動歯車21の上方で
も走行帯23が駆動歯車21と噛み合うようにしてい
る。このように2個所で駆動歯車と走行帯23とをかみ
合わせることにより動力を確実に伝達でき、高速走行に
おいても安定した駆動力を得ることができる。それと共
に、路面の凹凸などにより走行装置1がジャンプした
り、あるいは上下に震動して無限軌道が浮いたときに下
方での荷重が不足するであっても、上方では確実に走行
帯23と駆動歯車21が噛み合う。したがって、走行装
置1の姿勢が変化してもエンジン2の駆動力をより確実
に走行帯23に伝達することができる。
【0029】また、駆動歯車21は、強度上問題のない
範囲で貫通孔または開口21aが形成されており、軽量
化が図られている。
【0030】この駆動歯車21のさらに外側には、シャ
フト5に前後方向に延びた支持部材25が取り付けられ
ている。そして、この支持部材25の前後の端には、走
行帯23の前後方向をサポートし、適度なテンションを
保持するための補助歯車26aおよび26bが回転可能
に取り付けられている。これらの補助歯車26aおよび
26bの旋回中心は、駆動歯車21の旋回中心でもある
フレーム5より若干下方にシフトしている。したがっ
て、これらの駆動歯車21および補助歯車26aおよび
26bに支持された走行帯23は、全体が前後方向に長
く、下方の偏平度の大きな楕円または菱形となる。この
ため、雪面などに対し、凹凸を乗り上げるのに適度な角
度が前後に確保できると共に、下方の湾曲が小さくなる
ので大きな接地(接雪)面積を確保することができる。
したがって、凹凸や雪質などの雪面の状態に関わらず安
定した推進力を得ることができる。
【0031】本例の支持部材25には、軽量化もかねて
前後に複数の孔25aが開いている。また、前後の端に
設けられた補助歯車26aおよび26bの軸を通す孔2
5bは前後に長くなっている。したがって、前後の端に
補助歯車26aおよび26bの軸を貫通できる孔を備え
た補助プレート27を適当な位置に固定することによ
り、補助歯車26aおよび26bの距離を調整(アジャ
スト)することができ、走行帯23のテンションが適当
になるように調整できる。補助プレート27の位置は、
押しボルトのようなもので調整できるようにしても良い
が、本例では、支持部材25に設けられた孔25aと、
補助プレート27に設けられた孔27aに適当な棒状の
治具、たとえばドライバを通し、小突くことにより位置
を調整することができる。さらに、その位置で固定用の
孔27bにボルトを通して固定することにより補助歯車
26aおよび26bの位置を固定できる。
【0032】本例の無限軌道20においては、支持部材
25の下方に、さらに、走行帯23の外端側を上から押
さえることができる押えプレート28が取り付けられて
いる。この押えプレート28は、走行帯23との摩擦が
少なく、走行帯23より柔らかい樹脂製のプレートであ
り、雪面の凹凸や、乗員の体重移動などにより走行装置
1が左右に傾いたときに、走行帯23の外端に過度の荷
重がかかっても走行帯23が変形などを起こすのを未然
に防止する機能を備えている。
【0033】このように、本例の走行装置1は、体重の
シフトで連絡部材6に対する前後のシャフト4および5
の向きを変えることが可能である。さらに、前方に滑走
板10が設けられ、後方にエンジン2で駆動される無限
軌道20が装備されている。したがって、雪上や氷上な
どを自走することができ、従来のタイヤでは滑って進行
方向が決まらなかったり、あるいは、十分な駆動力が得
られない条件の場所でも安定して走行することができ
る。また、接地面積の大きな無限軌道20を採用してい
るので、圧雪はもちろん、新雪や軟らかな雪であっても
駆動輪が雪に埋もれることはなく、また、雪を掻くだけ
で動力を伝達できないような事態も防止できる。さら
に、爪が外に飛び出た走行帯23を採用しているので、
悪条件下でもさらに大きな動力を雪上に伝えることがで
き、滑りやすい氷上であっても安定した駆動力を得るこ
とができる。したがって、斜面を下るだけでなく、搭載
しているエンジン2の出力を用いて平面的な雪原や凹凸
のある雪の積もった山間部などの多種多様な領域を自由
に、そして、安定して走行することができる。
【0034】したがって、本例の走行装置1により、ス
キー場などで楽しまれているスノーボードと同じような
操作感覚で、平らな、または凹凸のある雪原を疾走する
ことが可能であり、今までは得ることができなかった新
たな走行感覚を楽しむことができる。また、従来のスノ
ーボードであれば、斜面を下るという限られた場面でし
か搭乗できなかったが、本例の走行装置1では、斜面を
下ることはもちろん、その他の様々な場所、もちろん、
雪原や氷原に限らず、泥や砂などにより覆われた地域で
あっても自由に走破することができる。
【0035】また、本例の走行装置1は、図5に示した
ように、ドライブシャフト34にディスクブレーキ59
が設けられており、制御レバー50によりエンジン2の
出力と共に操作できるようになっている。すなわち、制
御レバー50を握ると、ブレーキ59が緩み、エンジン
2の出力が増して駆動手段である無限軌道20が動き始
める。そして、制御レバー50の握りでエンジン出力を
調整することができる。一方、制御レバー50を離すと
エンジン出力が低下し、ブレーキ59が動作する。した
がって、スピードを落とすときは制御レバー50を離す
だけ安全に停止することができる。もちろん、これらの
状態の中間的な状態は、制御レバーの握り方で自由に制
御できる。また、転倒などにより、ユーザが走行装置1
から投げ出され制御レバー50を離すと、自動的にエン
ジン出力が低下し、ブレーキが作用する。したがって、
本例の走行装置1は、ユーザが乗っていない動かない極
めて安全な装置となっている。
【0036】さらに、本例の走行装置1は、雪上に限ら
ず、地面やアスファルトなどの他の条件の場所でも利用
することができる。前方の滑走板10をタイや19に交
換可能であることはすでに説明したが、無限軌道20を
タイヤ19に交換することも可能である。すなわち、本
例の走行装置1では、シャフト5に駆動歯車21が回転
可能に取り付けられているので、この駆動歯車21に代
わりタイヤ19を取り付けだけで無限軌道20では走り
にくいようなところでも走行することができる。
【0037】図7に、タイヤ19を後方のシャフト5に
装着した状態を示してある。このように、駆動歯車21
に代わりタイヤ19をシャフト5に取り付けるだけで、
4輪がタイヤとなった走行装置に変身させることができ
る。図7に示した例では、さらに、チェーンに代わり、
ドライブベルト39aとプーリ39bによりドライブシ
ャフト34から駆動力を伝達するようにしている。雪上
ではベルトとプーリの間に雪が入ったり、濡れたりする
ために動力伝達が確実に行われない恐れがある。したが
って、騒音の問題はあるがチェーンの方が確実に動力を
伝達しやすい。これに対し、タイヤにより走行するよう
な状態であれば、走行条件は良いので騒音の少ない駆動
ベルトを採用することが望ましい。
【0038】図8は、さらに、シャフト5の一方の側に
2つのタイヤ19aおよび19bを連続して取り付け、
ダブルタイヤにより走行できるようにした例を示してあ
る。この例では、空気を抜いた状態でシングルタイヤ1
9aに長ナット22を介して外側のタイヤ19bを取付
け、それぞれのタイヤを所定の空気圧にするようにして
いる。これにより、シングルタイヤよりも接地面積を増
やすことが可能である。したがって、上述した無限軌道
20ほどの走破能力は得られないものの、前方をタイヤ
から滑走板10に代えれば、圧雪やそれほど柔らかくな
い比較的条件の良い雪面であれば十分な走行性能を得る
ことができる。また、タイヤの方が高速回転できるの
で、高速走行に向いた走行装置を提供できる。
【0039】なお、本例ではガソリンエンジン(内燃機
関)2を搭載した走行装置1を例に説明しているが、ガ
ソリンエンジン2の変わりにバッテリーなどの電源で動
作するモーターなど、他の種類の動力源を搭載してもも
ちろん良い。モータであっても、本例の走行装置におい
ては、フレーム上にそれ搭載できるので、比較的大型で
高出力のものを採用することができる。したがって、雪
原を走行するのに十分な出力を得ることができる。ま
た、本例ではエンジン2がドライブシャフトに対し直角
な縦置きになっているが、エンジンをドライブシャフト
に並行な横置きにしてもよく、このような場合は回転方
向を変換するウォームギアあるいは笠歯車などは不要で
あり、比較的簡単な輪列などを介して、あるいは直にエ
ンジンとワンウェイクラッチを接続することができる。
【0040】また、上記では、パイプ状のフレームシャ
フト4および5と連絡部材6が組み合わされたフレーム
7を用いた例により本発明を説明しているが、フレーム
を構成する部材はパイプ状のものに限定されないことは
もちろんである。
【0041】さらに、本例は立ち乗りタイプなのでスノ
ーボードに似た(もちろん、それよりも多種多様な条件
で走行可能なものであるが)走行感覚が得られる走行装
置であるが、シートを連絡部材に搭載した走行装置、あ
るいは、複数人が乗車可能な走行装置なども本発明に含
まれることはもちろんである。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の走行装
置は、前後のシャフトの中央を連絡部材により接続した
フレーム構造を採用した走行装置であり、前方のシャフ
トの両端に滑走板を装着し、後方のシャフトに動力源
と、さらにその両端にこの動力源により回転駆動される
無限軌道などの駆動手段が装着されていることを特徴と
している。したがって、本発明の走行装置により、雪原
などのタイヤでは十分な走行能力が得られない条件の場
所を、乗員の体重移動により走行方向を制御しながら走
破することができ、スノーボードなどとは異なった新た
な走行感覚を楽しみ、新たなレジャー、あるいはスポー
ツ、さらには、雪上や氷上などを移動する手段として利
用することができる走行装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる走行装置の外観を
示す斜視図である。
【図2】図1に示す走行装置にユーザが搭乗している様
子を示す斜視図である。
【図3】図1に示す走行装置のフレームの構成を透かし
て示す斜視図である。
【図4】図1に示す走行装置の前方に装着された滑走板
を拡大して示す図である。
【図5】図1に示す走行装置の後方に搭載された動力伝
達機構の構成を断面を用いて示す図である。
【図6】図1に示す走行装置の後方に装着された無限軌
道の構成を示す図である。
【図7】無限軌道に代わり、タイヤを取り付けた様子を
示す図である。
【図8】無限軌道に代わり、ダブルタイヤを取り付けた
様子を示す図である。
【符号の説明】
1 走行装置 2 エンジン 4 前方のシャフト 5 後方のシャフト 6 連絡部材 7 フレーム 8 足載板 9 接続部 10 滑走板 11 サポート板 12 フィン 13 ナット 14 弾性ワッシャー 20 無限軌道 21 駆動歯車 23 走行帯 24 走行板 25 支持プレート 26 補助歯車 27 補助プレート 28 押えプレート 29 無限軌道のカバー 30 動力伝達機構 50 制御レバー 55 サポート用のコイルバネ 59 ブレーキ 70 乗員(ユーザ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63C 17/12 A63C 17/12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後のシャフトの中央を連絡部材により
    接続たフレームを有し、その連結部材に乗員を搭載し、
    乗員の体重移動により前記連絡部材に対する前記シャフ
    トの角度を変更可能な走行装置であって、 前方の前記シャフトの両端に滑走板が装着され、 後方の前記シャフトに動力源が搭載され、さらに該後方
    のシャフトの両端にこの動力源により回転駆動される駆
    動手段が装着されていることを特徴とする走行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記連絡部材に乗員
    が立って乗ることを特徴とする走行装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記滑走板
    の下面に前後に延びたフィンが設けられていることを特
    徴とする走行装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記駆動手
    段は、ダブルタイヤであることを特徴とする走行装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、前記駆動手
    段は、無限軌道であることを特徴とする走行装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記無限軌道は、前
    記後方のシャフトの両端に装着された駆動歯車と、この
    駆動歯車の上方および下方で噛み合って駆動される走行
    帯を備えていることを特徴とする走行装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記後方のシャフト
    の両端に、前記駆動歯車の前後に延びた支持部材が装着
    されており、この支持部材の前後端に前記走行帯の前後
    を支持する補助歯車がアジャスト可能に取り付けられて
    いることを特徴とする走行装置。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記滑走板および無
    限軌道に代えて、前記前後のシャフトにタイヤを装着で
    きることを特徴とする走行装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108686356A (zh) * 2018-05-22 2018-10-23 哈尔滨共阳科技咨询有限公司 一种单板滑雪训练方法
IT201800006186A1 (it) * 2018-06-11 2019-12-11 Attrezzatura sportiva comprendente un dispositivo per scialpinismo.
US20240123321A1 (en) * 2022-10-18 2024-04-18 E-outdoor S.A. Sports equipment for the practice of ski mountaineering

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IT201800006186A1 (it) * 2018-06-11 2019-12-11 Attrezzatura sportiva comprendente un dispositivo per scialpinismo.
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