JP2000288423A - ボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方法 - Google Patents
ボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上流側機器でスートブロワによる付着煤塵の
除去を行った際に、電気集塵装置へ流入する煤塵濃度が
一時的に増加したり、或いは、ボイラ負荷変化時のオー
バーシュート等により電気集塵装置での処理ガス量が一
時的に増加した場合であっても、電気集塵装置の出口煤
塵濃度の上昇を阻止し、常に、煙突の出口での煤塵濃度
を規定値以下に保持し得るようにする。 【解決手段】 電気集塵装置3の上流側機器での付着煤
塵の除去によって生じる電気集塵装置3への煤塵濃度の
一時的な増加時、或いはボイラ負荷変化時のオーバーシ
ュートによる電気集塵装置3での処理ガス量の一時的な
増加時といった処理能力増加必要時には、複数ある室1
2全てのダンパ16を開いて全室12に燃焼排ガスを流
通させることにより、各室12の内部に配設された集塵
極に煤塵を付着させて捕集する。
除去を行った際に、電気集塵装置へ流入する煤塵濃度が
一時的に増加したり、或いは、ボイラ負荷変化時のオー
バーシュート等により電気集塵装置での処理ガス量が一
時的に増加した場合であっても、電気集塵装置の出口煤
塵濃度の上昇を阻止し、常に、煙突の出口での煤塵濃度
を規定値以下に保持し得るようにする。 【解決手段】 電気集塵装置3の上流側機器での付着煤
塵の除去によって生じる電気集塵装置3への煤塵濃度の
一時的な増加時、或いはボイラ負荷変化時のオーバーシ
ュートによる電気集塵装置3での処理ガス量の一時的な
増加時といった処理能力増加必要時には、複数ある室1
2全てのダンパ16を開いて全室12に燃焼排ガスを流
通させることにより、各室12の内部に配設された集塵
極に煤塵を付着させて捕集する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ排煙処理設
備における電気集塵装置の運転方法に関するものであ
る。
備における電気集塵装置の運転方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のボイラ排煙処理設備の一例
を表わすものであって、1は燃料を燃焼させ蒸気を発生
させるボイラ本体、2はボイラ本体1から排出される燃
焼排ガスから熱を回収するためのガスガスヒータの熱回
収器、3はガスガスヒータの熱回収器2で熱が回収され
た燃焼排ガス中に含まれる煤塵を捕集するための電気集
塵装置、5は電気集塵装置3で煤塵が捕集された燃焼排
ガス中に含まれる硫黄酸化物を除去するための脱硫装
置、6は脱硫装置5で硫黄酸化物が除去された燃焼排ガ
スを熱回収器2で回収した熱によって再加熱するための
ガスガスヒータの再加熱器、8はガスガスヒータの再加
熱器6で再加熱された燃焼排ガスを大気中へ放出するた
めの煙突であり、又、4はボイラ本体1から排出される
燃焼排ガスを誘引するために電気集塵装置3と脱硫装置
5との間に設けられた誘引通風機、7はガスガスヒータ
の再加熱器6で再加熱された燃焼排ガスを煙突8へ導い
て大気中へ放出させるための排風機である。
を表わすものであって、1は燃料を燃焼させ蒸気を発生
させるボイラ本体、2はボイラ本体1から排出される燃
焼排ガスから熱を回収するためのガスガスヒータの熱回
収器、3はガスガスヒータの熱回収器2で熱が回収され
た燃焼排ガス中に含まれる煤塵を捕集するための電気集
塵装置、5は電気集塵装置3で煤塵が捕集された燃焼排
ガス中に含まれる硫黄酸化物を除去するための脱硫装
置、6は脱硫装置5で硫黄酸化物が除去された燃焼排ガ
スを熱回収器2で回収した熱によって再加熱するための
ガスガスヒータの再加熱器、8はガスガスヒータの再加
熱器6で再加熱された燃焼排ガスを大気中へ放出するた
めの煙突であり、又、4はボイラ本体1から排出される
燃焼排ガスを誘引するために電気集塵装置3と脱硫装置
5との間に設けられた誘引通風機、7はガスガスヒータ
の再加熱器6で再加熱された燃焼排ガスを煙突8へ導い
て大気中へ放出させるための排風機である。
【0003】図2に示される従来のボイラ排煙処理設備
においては、ボイラ本体1で燃料の燃焼が行われて蒸気
が発生され、その際にボイラ本体1から排出される燃焼
排ガスは、誘引通風機4の作動により誘引され、ガスガ
スヒータの熱回収器2で熱が回収され、電気集塵装置3
で煤塵が捕集され、脱硫装置5で硫黄酸化物が除去さ
れ、ガスガスヒータの再加熱器6において前記熱回収器
2で回収した熱によって再加熱され、排風機7の作動に
より、煙突8から大気中へ放出されるようになってい
る。
においては、ボイラ本体1で燃料の燃焼が行われて蒸気
が発生され、その際にボイラ本体1から排出される燃焼
排ガスは、誘引通風機4の作動により誘引され、ガスガ
スヒータの熱回収器2で熱が回収され、電気集塵装置3
で煤塵が捕集され、脱硫装置5で硫黄酸化物が除去さ
れ、ガスガスヒータの再加熱器6において前記熱回収器
2で回収した熱によって再加熱され、排風機7の作動に
より、煙突8から大気中へ放出されるようになってい
る。
【0004】尚、前記脱硫装置5で硫黄酸化物が除去さ
れて排出される燃焼排ガスは、通常、およそ50[℃]
前後まで温度降下し水分飽和状態となっており、この脱
硫後の燃焼排ガスをそのまま煙突8から大気中へ放出す
ると、白煙が発生するため、前記熱回収器2と再加熱器
6とからなるガスガスヒータを用いて前記脱硫装置5か
ら排出される燃焼排ガスを再加熱するようになってい
る。
れて排出される燃焼排ガスは、通常、およそ50[℃]
前後まで温度降下し水分飽和状態となっており、この脱
硫後の燃焼排ガスをそのまま煙突8から大気中へ放出す
ると、白煙が発生するため、前記熱回収器2と再加熱器
6とからなるガスガスヒータを用いて前記脱硫装置5か
ら排出される燃焼排ガスを再加熱するようになってい
る。
【0005】ところで、前記電気集塵装置3は、通常、
図3及び図4に示されるように、下部にホッパ部9が形
成されたダクトケーシング10の内部を仕切壁11によ
って、燃焼排ガスの流通方向と直交する幅方向(図4参
照)へ複数(図4の例では八個)の室12に分割し、各
室12の内部に、燃焼排ガスの流通方向へ複数段(図3
の例では四段)に且つ前記幅方向へも複数段に集塵極1
3を配設すると共に、該集塵極13の間に多数の放電極
(図示せず)を配設し、各段の集塵極13に、該集塵極
13に付着した煤塵を叩き落すための槌打装置15を設
け、更に、前記仕切壁11で仕切られた各室12の入口
部と出口部にそれぞれダンパ16を開閉可能に設けてな
る構成を有している。
図3及び図4に示されるように、下部にホッパ部9が形
成されたダクトケーシング10の内部を仕切壁11によ
って、燃焼排ガスの流通方向と直交する幅方向(図4参
照)へ複数(図4の例では八個)の室12に分割し、各
室12の内部に、燃焼排ガスの流通方向へ複数段(図3
の例では四段)に且つ前記幅方向へも複数段に集塵極1
3を配設すると共に、該集塵極13の間に多数の放電極
(図示せず)を配設し、各段の集塵極13に、該集塵極
13に付着した煤塵を叩き落すための槌打装置15を設
け、更に、前記仕切壁11で仕切られた各室12の入口
部と出口部にそれぞれダンパ16を開閉可能に設けてな
る構成を有している。
【0006】尚、図4に示される例の場合、ダクトケー
シング10は、室12を四個ずつまとめた形に大きく二
つに分割され、その入口部と出口部をそれぞれ、途中に
コモンダンパ17が設けられた入側コモンダクト18と
出側コモンダクト19で連通せしめてあると共に、全体
の燃焼排ガスの1/2ずつが流れる二本の入側ダクト2
0と二本の出側ダクト21とを接続してある。
シング10は、室12を四個ずつまとめた形に大きく二
つに分割され、その入口部と出口部をそれぞれ、途中に
コモンダンパ17が設けられた入側コモンダクト18と
出側コモンダクト19で連通せしめてあると共に、全体
の燃焼排ガスの1/2ずつが流れる二本の入側ダクト2
0と二本の出側ダクト21とを接続してある。
【0007】前述の如き電気集塵装置3においては、図
示していない放電極を負極、集塵極13を正極として電
界を形成し、該電界強度を適当に高めると、放電極周辺
のガスは局部的に絶縁破壊され、いわゆるコロナ放電を
起こし、このような電界にボイラ本体1から排出される
煤塵を含む燃焼排ガスを通すと、煤塵は瞬間的に荷電さ
れ、クーロン力によって集塵極13へ移動して捕集され
る形となる。
示していない放電極を負極、集塵極13を正極として電
界を形成し、該電界強度を適当に高めると、放電極周辺
のガスは局部的に絶縁破壊され、いわゆるコロナ放電を
起こし、このような電界にボイラ本体1から排出される
煤塵を含む燃焼排ガスを通すと、煤塵は瞬間的に荷電さ
れ、クーロン力によって集塵極13へ移動して捕集され
る形となる。
【0008】前記集塵極13に捕集されて付着した煤塵
をそのまま放置すると、集塵極13の表面が完全に煤塵
で覆われてしまい、捕集効率が低下するため、定期的に
槌打装置15を作動させることにより、集塵極13に付
着した煤塵が叩き落され、ホッパ部9に回収され、適宜
処理される。
をそのまま放置すると、集塵極13の表面が完全に煤塵
で覆われてしまい、捕集効率が低下するため、定期的に
槌打装置15を作動させることにより、集塵極13に付
着した煤塵が叩き落され、ホッパ部9に回収され、適宜
処理される。
【0009】但し、前記槌打装置15を単に作動させて
集塵極13に付着した煤塵を叩き落した場合、捕集され
た煤塵の一部が燃焼排ガスと一緒に下流側へ流れ、電気
集塵装置3の出口での煤塵濃度をある値(およそ30
[mg/m3・N]前後)以下に抑えることができなく
なり、結果的に、煙突8の出口での煤塵濃度が規定値
(およそ5[mg/m3・N]前後)を越えてしまうこ
ととなる。
集塵極13に付着した煤塵を叩き落した場合、捕集され
た煤塵の一部が燃焼排ガスと一緒に下流側へ流れ、電気
集塵装置3の出口での煤塵濃度をある値(およそ30
[mg/m3・N]前後)以下に抑えることができなく
なり、結果的に、煙突8の出口での煤塵濃度が規定値
(およそ5[mg/m3・N]前後)を越えてしまうこ
ととなる。
【0010】このため、従来においては、図4に示され
るように、複数ある室12のうち所望の一つの室12の
入口部と出口部に設けられたダンパ16を閉じた状態
で、その室12内に配設された各段の集塵極13(図3
参照)を槌打装置15によって槌打することにより、集
塵極13に付着した煤塵を下流側へ流れてしまわないよ
うに叩き落してホッパ部9に回収し、その室12の槌打
が完了したら、前記ダンパ16を開くと共に、別の室1
2のダンパ16を閉じ、以下、前述と同様の操作を順次
繰り返し、室12の槌打を一室ずつ順番に行うようにし
ていた。
るように、複数ある室12のうち所望の一つの室12の
入口部と出口部に設けられたダンパ16を閉じた状態
で、その室12内に配設された各段の集塵極13(図3
参照)を槌打装置15によって槌打することにより、集
塵極13に付着した煤塵を下流側へ流れてしまわないよ
うに叩き落してホッパ部9に回収し、その室12の槌打
が完了したら、前記ダンパ16を開くと共に、別の室1
2のダンパ16を閉じ、以下、前述と同様の操作を順次
繰り返し、室12の槌打を一室ずつ順番に行うようにし
ていた。
【0011】尚、このときの燃焼排ガスの全体の量を1
とした場合、電気集塵装置3の各部を流れる燃焼排ガス
の量を見てみると、図4に示される如く、二本の入側ダ
クト20からは全体の1/2ずつの燃焼排ガスが流入し
てきており、ダンパ16を閉じた室12の存在する側か
ら入側コモンダクト18を介して全体の1/14の量の
燃焼排ガスが、ダンパ16を閉じた室12の存在しない
側へ流れ込み、これにより、各室12にはそれぞれ全体
の1/7の量の燃焼排ガスが均等に流通し、この後、ダ
ンパ16を閉じた室12の存在しない側から出側コモン
ダクト19を介して全体の1/14の量の燃焼排ガス
が、ダンパ16を閉じた室12の存在する側へ流れ込
み、二本の出側ダクト21に全体の1/2ずつの量の燃
焼排ガスが流出して行く形となる。
とした場合、電気集塵装置3の各部を流れる燃焼排ガス
の量を見てみると、図4に示される如く、二本の入側ダ
クト20からは全体の1/2ずつの燃焼排ガスが流入し
てきており、ダンパ16を閉じた室12の存在する側か
ら入側コモンダクト18を介して全体の1/14の量の
燃焼排ガスが、ダンパ16を閉じた室12の存在しない
側へ流れ込み、これにより、各室12にはそれぞれ全体
の1/7の量の燃焼排ガスが均等に流通し、この後、ダ
ンパ16を閉じた室12の存在しない側から出側コモン
ダクト19を介して全体の1/14の量の燃焼排ガス
が、ダンパ16を閉じた室12の存在する側へ流れ込
み、二本の出側ダクト21に全体の1/2ずつの量の燃
焼排ガスが流出して行く形となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来の電気集塵装置3では、ボイラ本体1やガスガ
スヒータの熱回収器2等の上流側機器でスートブロワに
よる付着煤塵の除去を行った際に、電気集塵装置3へ流
入する煤塵濃度が一時的に増加したり、或いは、ボイラ
負荷変化時のオーバーシュート等により電気集塵装置3
での処理ガス量が一時的に増加した場合、従来と同じ運
用の仕方、即ち、複数(八個)ある室12のうち所望の
一つの室12をその入口部と出口部に設けられたダンパ
16を閉じて締め切り、残り(七個)の室12へ燃焼排
ガスを流通させる形で運転を行っていると、電気集塵装
置3の出口煤塵濃度が上昇し、結果的に、煙突8の出口
での煤塵濃度が規定値を越えてしまう虞があった。
如き従来の電気集塵装置3では、ボイラ本体1やガスガ
スヒータの熱回収器2等の上流側機器でスートブロワに
よる付着煤塵の除去を行った際に、電気集塵装置3へ流
入する煤塵濃度が一時的に増加したり、或いは、ボイラ
負荷変化時のオーバーシュート等により電気集塵装置3
での処理ガス量が一時的に増加した場合、従来と同じ運
用の仕方、即ち、複数(八個)ある室12のうち所望の
一つの室12をその入口部と出口部に設けられたダンパ
16を閉じて締め切り、残り(七個)の室12へ燃焼排
ガスを流通させる形で運転を行っていると、電気集塵装
置3の出口煤塵濃度が上昇し、結果的に、煙突8の出口
での煤塵濃度が規定値を越えてしまう虞があった。
【0013】本発明は、斯かる実情に鑑み、ボイラ本体
やガスガスヒータの熱回収器等の上流側機器でスートブ
ロワによる付着煤塵の除去を行った際に、電気集塵装置
へ流入する煤塵濃度が一時的に増加したり、或いは、ボ
イラ負荷変化時のオーバーシュート等により電気集塵装
置での処理ガス量が一時的に増加した場合であっても、
電気集塵装置の出口煤塵濃度の上昇を阻止し得、常に、
煙突の出口での煤塵濃度を規定値以下に保持し得るボイ
ラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方法を提供
しようとするものである。
やガスガスヒータの熱回収器等の上流側機器でスートブ
ロワによる付着煤塵の除去を行った際に、電気集塵装置
へ流入する煤塵濃度が一時的に増加したり、或いは、ボ
イラ負荷変化時のオーバーシュート等により電気集塵装
置での処理ガス量が一時的に増加した場合であっても、
電気集塵装置の出口煤塵濃度の上昇を阻止し得、常に、
煙突の出口での煤塵濃度を規定値以下に保持し得るボイ
ラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方法を提供
しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボイラ本体か
ら排出される燃焼排ガス中に含まれる煤塵を除去するた
めに設置され、且つ下部にホッパ部が形成されたダクト
ケーシングの内部を燃焼排ガスの流通方向と直交する幅
方向へ複数の室に分割してなるボイラ排煙処理設備にお
ける電気集塵装置の運転方法であって、通常時には、複
数ある室のうち所望の一つの室の入口部と出口部に設け
られたダンパを閉じて締め切った状態で、残りの室へ燃
焼排ガスを流通させることにより、各室の内部に配設さ
れた集塵極に煤塵を付着させて捕集すると共に、締め切
った室内に配設された集塵極を槌打装置によって槌打す
ることにより、集塵極に付着した煤塵を下流側へ流れて
しまわないように叩き落してホッパ部に回収し、その室
の槌打が完了したら、前記ダンパを開くと共に、別の室
のダンパを閉じ、以下、前述と同様の操作を順次繰り返
し、室の槌打を一室ずつ順番に行うようにする一方、処
理能力増加必要時には、複数ある室全てのダンパを開い
て全室に燃焼排ガスを流通させることにより、各室の内
部に配設された集塵極に煤塵を付着させて捕集すること
を特徴とするボイラ排煙処理設備における電気集塵装置
の運転方法にかかるものである。
ら排出される燃焼排ガス中に含まれる煤塵を除去するた
めに設置され、且つ下部にホッパ部が形成されたダクト
ケーシングの内部を燃焼排ガスの流通方向と直交する幅
方向へ複数の室に分割してなるボイラ排煙処理設備にお
ける電気集塵装置の運転方法であって、通常時には、複
数ある室のうち所望の一つの室の入口部と出口部に設け
られたダンパを閉じて締め切った状態で、残りの室へ燃
焼排ガスを流通させることにより、各室の内部に配設さ
れた集塵極に煤塵を付着させて捕集すると共に、締め切
った室内に配設された集塵極を槌打装置によって槌打す
ることにより、集塵極に付着した煤塵を下流側へ流れて
しまわないように叩き落してホッパ部に回収し、その室
の槌打が完了したら、前記ダンパを開くと共に、別の室
のダンパを閉じ、以下、前述と同様の操作を順次繰り返
し、室の槌打を一室ずつ順番に行うようにする一方、処
理能力増加必要時には、複数ある室全てのダンパを開い
て全室に燃焼排ガスを流通させることにより、各室の内
部に配設された集塵極に煤塵を付着させて捕集すること
を特徴とするボイラ排煙処理設備における電気集塵装置
の運転方法にかかるものである。
【0015】前記処理能力増加必要時としては、電気集
塵装置の上流側機器での付着煤塵の除去によって生じる
電気集塵装置への煤塵濃度の一時的な増加時、或いはボ
イラ負荷変化時のオーバーシュートによる電気集塵装置
での処理ガス量の一時的な増加時を挙げることができ
る。
塵装置の上流側機器での付着煤塵の除去によって生じる
電気集塵装置への煤塵濃度の一時的な増加時、或いはボ
イラ負荷変化時のオーバーシュートによる電気集塵装置
での処理ガス量の一時的な増加時を挙げることができ
る。
【0016】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0017】通常時には、従来の場合と同様、複数ある
室のうち所望の一つの室の入口部と出口部に設けられた
ダンパを閉じて締め切った状態で、残りの室へ燃焼排ガ
スが流通され、各室の内部に配設された集塵極に煤塵が
付着して捕集されると共に、締め切った室内に配設され
た集塵極が槌打装置によって槌打され、集塵極に付着し
た煤塵が下流側へ流れてしまわないように叩き落されて
ホッパ部に回収され、その室の槌打が完了したら、前記
ダンパが開かれると共に、別の室のダンパが閉じられ、
以下、前述と同様の操作が順次繰り返され、室の槌打が
一室ずつ順番に行われる。
室のうち所望の一つの室の入口部と出口部に設けられた
ダンパを閉じて締め切った状態で、残りの室へ燃焼排ガ
スが流通され、各室の内部に配設された集塵極に煤塵が
付着して捕集されると共に、締め切った室内に配設され
た集塵極が槌打装置によって槌打され、集塵極に付着し
た煤塵が下流側へ流れてしまわないように叩き落されて
ホッパ部に回収され、その室の槌打が完了したら、前記
ダンパが開かれると共に、別の室のダンパが閉じられ、
以下、前述と同様の操作が順次繰り返され、室の槌打が
一室ずつ順番に行われる。
【0018】一方、電気集塵装置の上流側機器での付着
煤塵の除去によって生じる電気集塵装置への煤塵濃度の
一時的な増加時、或いはボイラ負荷変化時のオーバーシ
ュートによる電気集塵装置での処理ガス量の一時的な増
加時といった処理能力増加必要時には、複数ある室全て
のダンパが開かれて全室に燃焼排ガスが流通され、各室
の内部に配設された集塵極に煤塵が付着して捕集され
る。
煤塵の除去によって生じる電気集塵装置への煤塵濃度の
一時的な増加時、或いはボイラ負荷変化時のオーバーシ
ュートによる電気集塵装置での処理ガス量の一時的な増
加時といった処理能力増加必要時には、複数ある室全て
のダンパが開かれて全室に燃焼排ガスが流通され、各室
の内部に配設された集塵極に煤塵が付着して捕集され
る。
【0019】この結果、通常時には同時に使用されるこ
とのない複数の室全部が、処理能力増加必要時にのみ一
時的に同時に使用されるため、集塵面積が一室分増える
形となり、電気集塵装置の出口煤塵濃度が上昇してしま
うことがなくなって、煙突の出口での煤塵濃度は規定値
以下に保持されることとなる。
とのない複数の室全部が、処理能力増加必要時にのみ一
時的に同時に使用されるため、集塵面積が一室分増える
形となり、電気集塵装置の出口煤塵濃度が上昇してしま
うことがなくなって、煙突の出口での煤塵濃度は規定値
以下に保持されることとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【0021】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図2〜図4と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしており、基本的な構成は図2〜図4に示す従
来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところ
は、図1に示す如く、電気集塵装置3の上流側機器(ボ
イラ本体1やガスガスヒータの熱回収器2等)での付着
煤塵の除去によって生じる電気集塵装置3への煤塵濃度
の一時的な増加時、或いはボイラ負荷変化時のオーバー
シュートによる電気集塵装置3での処理ガス量の一時的
な増加時といった処理能力増加必要時には、複数ある室
12全てのダンパ16を開いて全室12に燃焼排ガスを
流通させることにより、各室12の内部に配設された集
塵極13に煤塵を付着させて捕集するようにした点にあ
る。
て、図中、図2〜図4と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしており、基本的な構成は図2〜図4に示す従
来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところ
は、図1に示す如く、電気集塵装置3の上流側機器(ボ
イラ本体1やガスガスヒータの熱回収器2等)での付着
煤塵の除去によって生じる電気集塵装置3への煤塵濃度
の一時的な増加時、或いはボイラ負荷変化時のオーバー
シュートによる電気集塵装置3での処理ガス量の一時的
な増加時といった処理能力増加必要時には、複数ある室
12全てのダンパ16を開いて全室12に燃焼排ガスを
流通させることにより、各室12の内部に配設された集
塵極13に煤塵を付着させて捕集するようにした点にあ
る。
【0022】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0023】通常時には、図4に示す従来の場合と同
様、複数ある室12のうち所望の一つの室12の入口部
と出口部に設けられたダンパ16を閉じて締め切った状
態で、残りの室12へ燃焼排ガスが流通され、各室12
の内部に配設された集塵極に煤塵が付着して捕集される
と共に、締め切った室12内に配設された集塵極13が
槌打装置15によって槌打され、集塵極13に付着した
煤塵が下流側へ流れてしまわないように叩き落されてホ
ッパ部9に回収され、その室12の槌打が完了したら、
前記ダンパ16が開かれると共に、別の室12のダンパ
16が閉じられ、以下、前述と同様の操作が順次繰り返
され、室12の槌打が一室ずつ順番に行われる。
様、複数ある室12のうち所望の一つの室12の入口部
と出口部に設けられたダンパ16を閉じて締め切った状
態で、残りの室12へ燃焼排ガスが流通され、各室12
の内部に配設された集塵極に煤塵が付着して捕集される
と共に、締め切った室12内に配設された集塵極13が
槌打装置15によって槌打され、集塵極13に付着した
煤塵が下流側へ流れてしまわないように叩き落されてホ
ッパ部9に回収され、その室12の槌打が完了したら、
前記ダンパ16が開かれると共に、別の室12のダンパ
16が閉じられ、以下、前述と同様の操作が順次繰り返
され、室12の槌打が一室ずつ順番に行われる。
【0024】一方、電気集塵装置3の上流側機器での付
着煤塵の除去によって生じる電気集塵装置3への煤塵濃
度の一時的な増加時、或いはボイラ負荷変化時のオーバ
ーシュート等による電気集塵装置3での処理ガス量の一
時的な増加時といった処理能力増加必要時には、複数あ
る室12全てのダンパ16が開かれて全室12に燃焼排
ガスが流通され、各室12の内部に配設された集塵極1
3に煤塵が付着して捕集される。
着煤塵の除去によって生じる電気集塵装置3への煤塵濃
度の一時的な増加時、或いはボイラ負荷変化時のオーバ
ーシュート等による電気集塵装置3での処理ガス量の一
時的な増加時といった処理能力増加必要時には、複数あ
る室12全てのダンパ16が開かれて全室12に燃焼排
ガスが流通され、各室12の内部に配設された集塵極1
3に煤塵が付着して捕集される。
【0025】このときの燃焼排ガスの全体の量を1とし
た場合、電気集塵装置3の各部を流れる燃焼排ガスの量
を見てみると、図1に示す如く、二本の入側ダクト20
からは全体の1/2ずつの燃焼排ガスが流入してきてお
り、各室12にはそれぞれ全体の1/8の量の燃焼排ガ
スが均等に流通し、この後、二本の出側ダクト21に全
体の1/2ずつの量の燃焼排ガスが流出して行く形とな
る。
た場合、電気集塵装置3の各部を流れる燃焼排ガスの量
を見てみると、図1に示す如く、二本の入側ダクト20
からは全体の1/2ずつの燃焼排ガスが流入してきてお
り、各室12にはそれぞれ全体の1/8の量の燃焼排ガ
スが均等に流通し、この後、二本の出側ダクト21に全
体の1/2ずつの量の燃焼排ガスが流出して行く形とな
る。
【0026】尚、前記処理能力増加必要時は、あくまで
も一時的なものであって、この後はすぐに通常時と同様
の状態に戻され、集塵極13の槌打が行われるため、集
塵極13の表面が完全に煤塵で覆われて捕集効率が低下
したりする心配は全くない。
も一時的なものであって、この後はすぐに通常時と同様
の状態に戻され、集塵極13の槌打が行われるため、集
塵極13の表面が完全に煤塵で覆われて捕集効率が低下
したりする心配は全くない。
【0027】この結果、通常時には同時に使用されるこ
とのない複数の室12全部が、処理能力増加必要時にの
み一時的に同時に使用されるため、集塵面積が一室分増
える形となり、電気集塵装置3の出口煤塵濃度が上昇し
てしまうことがなくなって、煙突8の出口での煤塵濃度
は規定値以下に保持されることとなる。
とのない複数の室12全部が、処理能力増加必要時にの
み一時的に同時に使用されるため、集塵面積が一室分増
える形となり、電気集塵装置3の出口煤塵濃度が上昇し
てしまうことがなくなって、煙突8の出口での煤塵濃度
は規定値以下に保持されることとなる。
【0028】こうして、ボイラ本体1やガスガスヒータ
の熱回収器2等の上流側機器でスートブロワによる付着
煤塵の除去を行った際に、電気集塵装置3へ流入する煤
塵濃度が一時的に増加したり、或いは、ボイラ負荷変化
時のオーバーシュート等により電気集塵装置3での処理
ガス量が一時的に増加した場合であっても、電気集塵装
置3の出口煤塵濃度の上昇を阻止し得、常に、煙突8の
出口での煤塵濃度を規定値以下に保持し得る。
の熱回収器2等の上流側機器でスートブロワによる付着
煤塵の除去を行った際に、電気集塵装置3へ流入する煤
塵濃度が一時的に増加したり、或いは、ボイラ負荷変化
時のオーバーシュート等により電気集塵装置3での処理
ガス量が一時的に増加した場合であっても、電気集塵装
置3の出口煤塵濃度の上昇を阻止し得、常に、煙突8の
出口での煤塵濃度を規定値以下に保持し得る。
【0029】尚、本発明のボイラ排煙処理設備における
電気集塵装置の運転方法は、上述の図示例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
電気集塵装置の運転方法は、上述の図示例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜3記載のボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の
運転方法によれば、ボイラ本体やガスガスヒータの熱回
収器等の上流側機器でスートブロワによる付着煤塵の除
去を行った際に、電気集塵装置へ流入する煤塵濃度が一
時的に増加したり、或いは、ボイラ負荷変化時のオーバ
ーシュート等により電気集塵装置での処理ガス量が一時
的に増加した場合であっても、電気集塵装置の出口煤塵
濃度の上昇を阻止し得、常に、煙突の出口での煤塵濃度
を規定値以下に保持し得るという優れた効果を奏し得
る。
〜3記載のボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の
運転方法によれば、ボイラ本体やガスガスヒータの熱回
収器等の上流側機器でスートブロワによる付着煤塵の除
去を行った際に、電気集塵装置へ流入する煤塵濃度が一
時的に増加したり、或いは、ボイラ負荷変化時のオーバ
ーシュート等により電気集塵装置での処理ガス量が一時
的に増加した場合であっても、電気集塵装置の出口煤塵
濃度の上昇を阻止し得、常に、煙突の出口での煤塵濃度
を規定値以下に保持し得るという優れた効果を奏し得
る。
【図1】本発明を実施する形態の一例の要部拡大平断面
図であって、図3のIV−IV矢視相当図である。
図であって、図3のIV−IV矢視相当図である。
【図2】従来例の全体概要構成図である。
【図3】従来例の要部拡大側断面図である。
【図4】従来例の要部拡大平断面図であって、図3のI
V−IV矢視相当図である。
V−IV矢視相当図である。
1 ボイラ本体(上流側機器) 2 ガスガスヒータの熱回収器(上流側機器) 3 電気集塵装置 9 ホッパ部 10 ダクトケーシング 11 仕切壁 12 室 13 集塵極 15 槌打装置 16 ダンパ
Claims (3)
- 【請求項1】 ボイラ本体から排出される燃焼排ガス中
に含まれる煤塵を除去するために設置され、且つ下部に
ホッパ部が形成されたダクトケーシングの内部を燃焼排
ガスの流通方向と直交する幅方向へ複数の室に分割して
なるボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方
法であって、 通常時には、複数ある室のうち所望の一つの室の入口部
と出口部に設けられたダンパを閉じて締め切った状態
で、残りの室へ燃焼排ガスを流通させることにより、各
室の内部に配設された集塵極に煤塵を付着させて捕集す
ると共に、締め切った室内に配設された集塵極を槌打装
置によって槌打することにより、集塵極に付着した煤塵
を下流側へ流れてしまわないように叩き落してホッパ部
に回収し、その室の槌打が完了したら、前記ダンパを開
くと共に、別の室のダンパを閉じ、以下、前述と同様の
操作を順次繰り返し、室の槌打を一室ずつ順番に行うよ
うにする一方、 処理能力増加必要時には、複数ある室全てのダンパを開
いて全室に燃焼排ガスを流通させることにより、各室の
内部に配設された集塵極に煤塵を付着させて捕集するこ
とを特徴とするボイラ排煙処理設備における電気集塵装
置の運転方法。 - 【請求項2】 処理能力増加必要時が、電気集塵装置の
上流側機器での付着煤塵の除去によって生じる電気集塵
装置への煤塵濃度の一時的な増加時である請求項1記載
のボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方
法。 - 【請求項3】 処理能力増加必要時が、ボイラ負荷変化
時のオーバーシュートによる電気集塵装置での処理ガス
量の一時的な増加時である請求項1記載のボイラ排煙処
理設備における電気集塵装置の運転方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10268199A JP2000288423A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | ボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10268199A JP2000288423A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | ボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000288423A true JP2000288423A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14333989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10268199A Pending JP2000288423A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | ボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000288423A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011512246A (ja) * | 2008-02-08 | 2011-04-21 | アルストム テクノロジー リミテッド | Espのラッピングを制御する方法及び装置 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10268199A patent/JP2000288423A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011512246A (ja) * | 2008-02-08 | 2011-04-21 | アルストム テクノロジー リミテッド | Espのラッピングを制御する方法及び装置 |
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