JP2000288654A - パイプ材のダイレス穴明け法 - Google Patents
パイプ材のダイレス穴明け法Info
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- JP2000288654A JP2000288654A JP11097928A JP9792899A JP2000288654A JP 2000288654 A JP2000288654 A JP 2000288654A JP 11097928 A JP11097928 A JP 11097928A JP 9792899 A JP9792899 A JP 9792899A JP 2000288654 A JP2000288654 A JP 2000288654A
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- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】厚肉のパイプ材にダイレスで変形量の少ない穴
を明けることができる簡単な方法を提供する。 【解決手段】パイプ材にダイを内挿せずに穴抜きする方
法であって、パイプ材を拘束した条体でパイプ材の切線
方向にせん断力を作用させて切欠き状の穴を形成する。
を明けることができる簡単な方法を提供する。 【解決手段】パイプ材にダイを内挿せずに穴抜きする方
法であって、パイプ材を拘束した条体でパイプ材の切線
方向にせん断力を作用させて切欠き状の穴を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイプ材のダイレス
穴明け法に関する。
穴明け法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の部品たとえばリアクロスメン
バーやフロントメンバーなど足回り部品などにおいて
は、軽量化、安全性の向上およびコスト低減を目的とし
て従来の板金プレス成形加工品からパイプ素材を主体と
した成形品に置き換えられている。 このようなハイプ
加工品には、図8に例示するように塗装液の導入、排出
のための穴や、水抜きのための穴hなどが設けられる。
これらの穴は、塗装時のエアポケットや塗装液の残留を
確実に防止するため、また走行中や清掃時に浸入した水
などが完全に排除できるようにするため、変形ができる
だけ小さなことが要求される。また、これらの穴は、穴
あけ加工後のパイプ材加工工程において、基準穴などと
しても利用されるので、高い穴位置精度が要求される。
バーやフロントメンバーなど足回り部品などにおいて
は、軽量化、安全性の向上およびコスト低減を目的とし
て従来の板金プレス成形加工品からパイプ素材を主体と
した成形品に置き換えられている。 このようなハイプ
加工品には、図8に例示するように塗装液の導入、排出
のための穴や、水抜きのための穴hなどが設けられる。
これらの穴は、塗装時のエアポケットや塗装液の残留を
確実に防止するため、また走行中や清掃時に浸入した水
などが完全に排除できるようにするため、変形ができる
だけ小さなことが要求される。また、これらの穴は、穴
あけ加工後のパイプ材加工工程において、基準穴などと
しても利用されるので、高い穴位置精度が要求される。
【0003】こうした穴は現状では厚肉のパイプ材を曲
げ加工やスエージング加工などで成形した後に、ドリル
による機械加工やレーザ加工で行われていたため、生産
効率が低く、このためコストが高くなるという大きな問
題があった。この対策としては、プレスによる穴抜き加
工が考えられる。しかし、かかる穴明け加工する段階
で、パイプ材は成形加工によって平面U字状に曲げられ
ていたり、断面形状が部分的に変化したりしていること
が多い。このためハイプ材の内部にダイを挿入すること
は困難であり、ダイレス穴抜き加工とならざるを得な
い。このため、パイプ材に大きな変形が生じやすく、高
速打抜きによる穴抜きなどの加工法によっても厚肉(一
般に肉厚が2.5.mm以上)のパイプ材に前記のよう
な変形の少ない穴を得ることは困難であった。
げ加工やスエージング加工などで成形した後に、ドリル
による機械加工やレーザ加工で行われていたため、生産
効率が低く、このためコストが高くなるという大きな問
題があった。この対策としては、プレスによる穴抜き加
工が考えられる。しかし、かかる穴明け加工する段階
で、パイプ材は成形加工によって平面U字状に曲げられ
ていたり、断面形状が部分的に変化したりしていること
が多い。このためハイプ材の内部にダイを挿入すること
は困難であり、ダイレス穴抜き加工とならざるを得な
い。このため、パイプ材に大きな変形が生じやすく、高
速打抜きによる穴抜きなどの加工法によっても厚肉(一
般に肉厚が2.5.mm以上)のパイプ材に前記のよう
な変形の少ない穴を得ることは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するために創案されたもので、その目的と
するところは、簡単な方法により厚肉のパイプ材にダイ
レスで変形量の少ない穴を明けることができる方法を提
供することにある。
問題点を解消するために創案されたもので、その目的と
するところは、簡単な方法により厚肉のパイプ材にダイ
レスで変形量の少ない穴を明けることができる方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、パイプ材にダイを内挿せずに穴抜きする方法
において、パイプ材を拘束し、この状態でパイプ材の切
線方向にせん断力を作用させて切欠き状の穴を形成する
ことを特徴としている。前記パンチとしては先端角が3
5°以上のものを使用し、切込み量を材料の弾性変形を
越えせん断開始領域の変形量が最も少ない値にして行な
うことが好適である。
本発明は、パイプ材にダイを内挿せずに穴抜きする方法
において、パイプ材を拘束し、この状態でパイプ材の切
線方向にせん断力を作用させて切欠き状の穴を形成する
ことを特徴としている。前記パンチとしては先端角が3
5°以上のものを使用し、切込み量を材料の弾性変形を
越えせん断開始領域の変形量が最も少ない値にして行な
うことが好適である。
【0006】
【作用】パンチをパイプ材に半径方向に突入させて抜き
加工を行なう場合には半径方向にせん断力が作用するた
め穴の周囲はパイプ内側に変形し、この変形部分が堤防
のような作用を果たすため、パイプ内の液体を排除しえ
なくなる。本発明はパイプ材の切線方向にせん断力を作
用させて切欠き状の穴を形成するので、材料の半径方向
にせん断力による変形が生じなくなり、しかもダレがパ
イプ内面に形成されるため良好な排出ガイド作用も期待
できる。ことに先端角が35°以上のパンチを使用した
場合には、せん断屑の排出がスムーズになるため、凹凸
のない良好な切口面とすることができる。
加工を行なう場合には半径方向にせん断力が作用するた
め穴の周囲はパイプ内側に変形し、この変形部分が堤防
のような作用を果たすため、パイプ内の液体を排除しえ
なくなる。本発明はパイプ材の切線方向にせん断力を作
用させて切欠き状の穴を形成するので、材料の半径方向
にせん断力による変形が生じなくなり、しかもダレがパ
イプ内面に形成されるため良好な排出ガイド作用も期待
できる。ことに先端角が35°以上のパンチを使用した
場合には、せん断屑の排出がスムーズになるため、凹凸
のない良好な切口面とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施態様を添付図面
を参照して説明する。図1は本発明を実施するための装
置の一例を示しており、1はボルスタ6にベース部1a
をもって固定された下パイプホルダであり、パイプ材P
の半断面形状に則した嵌合溝100を有する本体10が
交換可能に取り付けられている。2は上パイプホルダで
あり、前記下パイプホルダ1と対向状に配され、弾性体
8によって常態において下パイプホルダ1から離間する
ように付勢されており、該上パイプホルダ2には、パイ
プ材Pの半断面形状に則した嵌合溝200を有する本体
20が交換可能に取り付けられている。3はパンチであ
り、前記パンチ3は図3(a)(b)のように、幅wに
対して厚さtが小さい扁平断面をなし、先端の刃部3a
はパンチ軸線に対して後方に傾斜した先端角θを有して
いる。そして最下端のコーナーには曲率部30,30を
形成している。
を参照して説明する。図1は本発明を実施するための装
置の一例を示しており、1はボルスタ6にベース部1a
をもって固定された下パイプホルダであり、パイプ材P
の半断面形状に則した嵌合溝100を有する本体10が
交換可能に取り付けられている。2は上パイプホルダで
あり、前記下パイプホルダ1と対向状に配され、弾性体
8によって常態において下パイプホルダ1から離間する
ように付勢されており、該上パイプホルダ2には、パイ
プ材Pの半断面形状に則した嵌合溝200を有する本体
20が交換可能に取り付けられている。3はパンチであ
り、前記パンチ3は図3(a)(b)のように、幅wに
対して厚さtが小さい扁平断面をなし、先端の刃部3a
はパンチ軸線に対して後方に傾斜した先端角θを有して
いる。そして最下端のコーナーには曲率部30,30を
形成している。
【0008】この先端角θは好適には35°以上であ
る。先端角θが0°のパンチでは、図6のようにストロ
ーク前半(せん断開始からパイプ材の中心線上に到達す
るまで)で発生した切り屑sが折れ曲がってパンチ端面
に残存しやすいため、ストローク後半で切り屑が工具の
役目をして材料の分離が行われやすく、そのため、スト
ローク前半では比較的良好な切口面が得られるものの、
ストローク後半ではせん断された切口面が引きちぎられ
たような凹凸の大きな切口面となる。先端角θを設定す
れば前記切り屑sの流出を改善することができる本発明
者らの実験によれば、先端角θを35°以上にしたとき
に、安定して切り屑をスムーズに流出させることができ
る。しかし、あまり先端角θが大きいと工具摩耗が増大
しやすくなるため、上限は40°と考えられる。
る。先端角θが0°のパンチでは、図6のようにストロ
ーク前半(せん断開始からパイプ材の中心線上に到達す
るまで)で発生した切り屑sが折れ曲がってパンチ端面
に残存しやすいため、ストローク後半で切り屑が工具の
役目をして材料の分離が行われやすく、そのため、スト
ローク前半では比較的良好な切口面が得られるものの、
ストローク後半ではせん断された切口面が引きちぎられ
たような凹凸の大きな切口面となる。先端角θを設定す
れば前記切り屑sの流出を改善することができる本発明
者らの実験によれば、先端角θを35°以上にしたとき
に、安定して切り屑をスムーズに流出させることができ
る。しかし、あまり先端角θが大きいと工具摩耗が増大
しやすくなるため、上限は40°と考えられる。
【0009】前記パンチ3はパイプ材Pの接線位置に対
向するようにインナースライド7に固定したパンチホル
ダ9に嵌着固定されている。接線位置とは、パイプ材P
に所定の切欠き量(切込み量)Lが得られる位置であ
る。上パイプホルダ2には前記パンチ3の挿脱を許容す
るように側方に向かって切欠き21が形成されており、
下パイプホルダ1にも同じ位置に側方に向かって切欠き
11が形成されている。
向するようにインナースライド7に固定したパンチホル
ダ9に嵌着固定されている。接線位置とは、パイプ材P
に所定の切欠き量(切込み量)Lが得られる位置であ
る。上パイプホルダ2には前記パンチ3の挿脱を許容す
るように側方に向かって切欠き21が形成されており、
下パイプホルダ1にも同じ位置に側方に向かって切欠き
11が形成されている。
【0010】切欠き量Lはパイプ材Pの肉厚よりも大き
くかつパイプ材の弾性変形を凌駕する値に設定する。た
だ、あまり切欠き量Lを大きくするとストローク前半領
域での変形量が大きくなるので避けなければならない。
最適な切欠き量Lはパイプ材の機械的性質、外径、肉厚
およびパンチの形状などによって変化し、引張り強さが
大きいほど、外径が小さいほど、肉厚が厚いほど、また
パンチ先端の曲率部が小さいほど最適な切欠き量Lは小
さくなる。通常、切欠き量Lはパイプ材Pの肉厚の1.
5倍〜2.2倍程度が好適である。
くかつパイプ材の弾性変形を凌駕する値に設定する。た
だ、あまり切欠き量Lを大きくするとストローク前半領
域での変形量が大きくなるので避けなければならない。
最適な切欠き量Lはパイプ材の機械的性質、外径、肉厚
およびパンチの形状などによって変化し、引張り強さが
大きいほど、外径が小さいほど、肉厚が厚いほど、また
パンチ先端の曲率部が小さいほど最適な切欠き量Lは小
さくなる。通常、切欠き量Lはパイプ材Pの肉厚の1.
5倍〜2.2倍程度が好適である。
【0011】4は前記上パイプホルダ2に一体化された
受けブロックであり、前記パンチホルダ9の自由な移動
を許すように空隙部40を有している。5は受けブロッ
クを介して上パイプホルダ2を加圧してパイプ材Pを固
定するために前記アウタースライド13に固定された押
圧ブロックであり、前記パンチホルダ9の自由な移動を
許すように空隙部50を有している。なお、上パイプホ
ルダ2はパイプ材Pの装填と穴明け品の取出しのため、
適宜の部位でヒンジにより傾転可能とされる。また、パ
イプ材Pに対して最適な切欠き量Lを容易に設定できる
ようにするため、前記下パイプホルダ1は左右方向に位
置移動可能となっている。この実施例では、下パイプホ
ルダ1の両側に座付き切欠き溝12,12’を設け、こ
れら座付き切欠き溝12,12’に配した固定ボルト1
3,13’を締付けることによってベース部1aに固定
し得るようになっている。そしてベース部1aの側方に
は凸壁14が設けられており、この凸壁14に螺通した
調整用ボルト15が前記下パイプホルダ1の側面と当接
しており、固定ボルト13,13’を緩め、調整用ボル
ト15を回転することにより下パイプホルダ1を所望距
離移動させ、その位置で固定ボルト13,13’を締付
けることで下パイプホルダ1を固定し、それにより切欠
き量Lを変化し得るようになっている。
受けブロックであり、前記パンチホルダ9の自由な移動
を許すように空隙部40を有している。5は受けブロッ
クを介して上パイプホルダ2を加圧してパイプ材Pを固
定するために前記アウタースライド13に固定された押
圧ブロックであり、前記パンチホルダ9の自由な移動を
許すように空隙部50を有している。なお、上パイプホ
ルダ2はパイプ材Pの装填と穴明け品の取出しのため、
適宜の部位でヒンジにより傾転可能とされる。また、パ
イプ材Pに対して最適な切欠き量Lを容易に設定できる
ようにするため、前記下パイプホルダ1は左右方向に位
置移動可能となっている。この実施例では、下パイプホ
ルダ1の両側に座付き切欠き溝12,12’を設け、こ
れら座付き切欠き溝12,12’に配した固定ボルト1
3,13’を締付けることによってベース部1aに固定
し得るようになっている。そしてベース部1aの側方に
は凸壁14が設けられており、この凸壁14に螺通した
調整用ボルト15が前記下パイプホルダ1の側面と当接
しており、固定ボルト13,13’を緩め、調整用ボル
ト15を回転することにより下パイプホルダ1を所望距
離移動させ、その位置で固定ボルト13,13’を締付
けることで下パイプホルダ1を固定し、それにより切欠
き量Lを変化し得るようになっている。
【0012】次に前記装置を使用した穴明け工程を説明
すると、前工程のベンディングやスエージング加工で成
形されたパイプ材Pの穴を開けるべき部位を含む所要範
囲を下パイプホルダ1の嵌合溝100に装填する。この
状態でアウタースライド13を下降させれば、押圧ブロ
ック5が受けブロック4に当接し、それにより上パイプ
ホルダ2は弾性体8による付勢に抗して下降して下パイ
プホルダ1と接触する。これによりパイプ材Pの要部は
嵌合溝100,200によりしっかりと回転しないよう
に拘束される。
すると、前工程のベンディングやスエージング加工で成
形されたパイプ材Pの穴を開けるべき部位を含む所要範
囲を下パイプホルダ1の嵌合溝100に装填する。この
状態でアウタースライド13を下降させれば、押圧ブロ
ック5が受けブロック4に当接し、それにより上パイプ
ホルダ2は弾性体8による付勢に抗して下降して下パイ
プホルダ1と接触する。これによりパイプ材Pの要部は
嵌合溝100,200によりしっかりと回転しないよう
に拘束される。
【0013】前記材料固定時にはパンチ3は上限位置に
あり、この状態でインナースライド7が下降すれば、パ
ンチホルダ9とともにパンチ3はパイプ材Pの軸線に対
して直角方向に下降し、上パイプホルダ2の切欠き21
を通ってパイプ材Pの切線方向に向かう。これにより刃
部3aの最も突出する刃先がパイプ材Pの側面に喰込
み、刃部2aの厚さtに相当する幅でせん断を開始す
る。先端角θを有しているパンチにより逐次的にせん断
分離されるため、きれいな切口面が得られる。そして、
パンチ3が下降することにより刃部3aは下パイプホル
ダ1の切欠き100に進入して切線方向の切削が継続さ
れるが、パンチが35°以上の先端角θを有しているた
め、前半のストロークで発生した切り屑sは、図4のよ
うに刃部3aの傾斜した底面31に沿うように流出し、
切り屑が折れ曲がってパンチの底面に堆積することがな
く、したがって後半のストロークでも刃部3aの最も突
出する刃先による円滑なせん断が進行する。
あり、この状態でインナースライド7が下降すれば、パ
ンチホルダ9とともにパンチ3はパイプ材Pの軸線に対
して直角方向に下降し、上パイプホルダ2の切欠き21
を通ってパイプ材Pの切線方向に向かう。これにより刃
部3aの最も突出する刃先がパイプ材Pの側面に喰込
み、刃部2aの厚さtに相当する幅でせん断を開始す
る。先端角θを有しているパンチにより逐次的にせん断
分離されるため、きれいな切口面が得られる。そして、
パンチ3が下降することにより刃部3aは下パイプホル
ダ1の切欠き100に進入して切線方向の切削が継続さ
れるが、パンチが35°以上の先端角θを有しているた
め、前半のストロークで発生した切り屑sは、図4のよ
うに刃部3aの傾斜した底面31に沿うように流出し、
切り屑が折れ曲がってパンチの底面に堆積することがな
く、したがって後半のストロークでも刃部3aの最も突
出する刃先による円滑なせん断が進行する。
【0014】以上の行程により図5(a)(b)に示す
ような凹凸のないきれいな穴15が形成される。この穴
は材料の半径方向にせん断力が作用しないので、穴15
の軸線方向および半径方向にほとんど変形が生じず、し
かも穴15の内面にパイプ材P内の液体の排出を円滑に
ガイドすることができるだれ150が形成される。
ような凹凸のないきれいな穴15が形成される。この穴
は材料の半径方向にせん断力が作用しないので、穴15
の軸線方向および半径方向にほとんど変形が生じず、し
かも穴15の内面にパイプ材P内の液体の排出を円滑に
ガイドすることができるだれ150が形成される。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。パイプ材として
外径57mm、肉厚3.2mmのSTKM13材を使用
した。パンチは長さ100mm、刃部の幅30mm、厚
さ14mm、先端の曲率R7、 先端角θを0°(軸線
に対して垂直)としたものと、先端角θを10°、15
°、20°、25°、30°、35°、40°、45°
としたものを使用した。パンチのパイプ材への切欠き量
(L)は前記した方法で2〜10mmの間で2mm間隔
で変化させた。
外径57mm、肉厚3.2mmのSTKM13材を使用
した。パンチは長さ100mm、刃部の幅30mm、厚
さ14mm、先端の曲率R7、 先端角θを0°(軸線
に対して垂直)としたものと、先端角θを10°、15
°、20°、25°、30°、35°、40°、45°
としたものを使用した。パンチのパイプ材への切欠き量
(L)は前記した方法で2〜10mmの間で2mm間隔
で変化させた。
【0016】まず、θ=0°では板厚よりも大きな切欠
き量のL=4mmにした場合、材料の表面に削り跡は発
生するものの、穴を得ることはできなかった。これは切
削時のパイプ材の弾性変形によるものと推察された。L
が6mm以上では穴明けはできたが、図8のように切欠
き始端部の変形量YがLの増加と共に大きくなり、この
材料、外径、肉厚ではL=6mmが最適であった。しか
し、θ=0°ではストローク後半でせん断された切口面
が引きちぎられたような凹凸の大きな面となり、形状が
不良であった。また内面にバリ状の突起が形成されるの
で、パイプ内の液体の排出に不都合が生ずる。次に、L
=6mmの条件でθを10°、15°、20°、25
°、30°、35°、40°、45°の8種にして穴明
けを行ない、得られた穴の切口面性状を目視観察した。
その結果、θの増加と共に凹凸が少なくなり、良好な切
口面が得られるようになり、特にθが35°以上におい
て変形がほとんどなく穴内面にだれが存在する良好な精
度の穴が得られていた。しかし、θが45°ではパンチ
刃部先端の摩耗が大きくなる不具合が生じた。したがっ
て、θは少なくとも35°好適には35〜40°である
ことが確認された。
き量のL=4mmにした場合、材料の表面に削り跡は発
生するものの、穴を得ることはできなかった。これは切
削時のパイプ材の弾性変形によるものと推察された。L
が6mm以上では穴明けはできたが、図8のように切欠
き始端部の変形量YがLの増加と共に大きくなり、この
材料、外径、肉厚ではL=6mmが最適であった。しか
し、θ=0°ではストローク後半でせん断された切口面
が引きちぎられたような凹凸の大きな面となり、形状が
不良であった。また内面にバリ状の突起が形成されるの
で、パイプ内の液体の排出に不都合が生ずる。次に、L
=6mmの条件でθを10°、15°、20°、25
°、30°、35°、40°、45°の8種にして穴明
けを行ない、得られた穴の切口面性状を目視観察した。
その結果、θの増加と共に凹凸が少なくなり、良好な切
口面が得られるようになり、特にθが35°以上におい
て変形がほとんどなく穴内面にだれが存在する良好な精
度の穴が得られていた。しかし、θが45°ではパンチ
刃部先端の摩耗が大きくなる不具合が生じた。したがっ
て、θは少なくとも35°好適には35〜40°である
ことが確認された。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、成
形加工済のパイプ材に対して、ダイレス条件で変形が少
なくしかも内部の液体の排出に都合のよい内面だれを有
する穴を簡単に能率よく加工することができるというす
ぐれた効果が得られる。請求項2によれば、凹凸のない
きわめて良好な切口面を持つ穴を加工することができる
というすぐれた効果が得られる。
形加工済のパイプ材に対して、ダイレス条件で変形が少
なくしかも内部の液体の排出に都合のよい内面だれを有
する穴を簡単に能率よく加工することができるというす
ぐれた効果が得られる。請求項2によれば、凹凸のない
きわめて良好な切口面を持つ穴を加工することができる
というすぐれた効果が得られる。
【図1】本発明によるパイプ材のダイレス穴明け法を実
施する装置の一例を示す図2X−X線に沿う断面図であ
る。
施する装置の一例を示す図2X−X線に沿う断面図であ
る。
【図2】図1のY−Y線に沿う断面図である。
【図3】(a)は本発明法に使用するパンチの側面図、
(b)は同じくその底面図である。
(b)は同じくその底面図である。
【図4】本発明法における穴明け中の状態を示す説明図
である。
である。
【図5】(a)は本発明により得られた穴付きパイプの
部分拡大斜視図、(b)は(a)のZ−Z線に沿う断面
図である。
部分拡大斜視図、(b)は(a)のZ−Z線に沿う断面
図である。
【図6】先端角がO度のパンチを使用した場合の穴明け
中の状態を示す説明図である。
中の状態を示す説明図である。
【図7】切込み量と穴部変形量の関係を示す線図であ
る。
る。
【図8】製品例を反転して示す斜視図である。
1 下パイプホルダ 2 上パイプホルダ 3 パンチ 3a 刃部 θ 先端角
Claims (2)
- 【請求項1】パイプ材にダイを内挿せずに穴抜きする方
法であって、パイプ材を拘束した条体でパイプ材の切線
方向にせん断力を作用させて切欠き状の穴を形成するこ
とを特徴とするパイプ材のダイレス穴明け法。 - 【請求項2】先端角が35°以上のパンチを使用し、切
込み量を材料の弾性変形を越えせん断開始領域の変形量
が最も少ない値にして行なう請求項1に記載のパイプ材
のダイレス穴明け法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11097928A JP2000288654A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | パイプ材のダイレス穴明け法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11097928A JP2000288654A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | パイプ材のダイレス穴明け法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000288654A true JP2000288654A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14205350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11097928A Pending JP2000288654A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | パイプ材のダイレス穴明け法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000288654A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-04-05 JP JP11097928A patent/JP2000288654A/ja active Pending
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