JP2000289072A - 射出成形機の油圧式型締装置 - Google Patents
射出成形機の油圧式型締装置Info
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- JP2000289072A JP2000289072A JP11100259A JP10025999A JP2000289072A JP 2000289072 A JP2000289072 A JP 2000289072A JP 11100259 A JP11100259 A JP 11100259A JP 10025999 A JP10025999 A JP 10025999A JP 2000289072 A JP2000289072 A JP 2000289072A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】型開閉用バルブに高応答性のサーボバルブが適
用されていても、急激な減速設定時にもショックがな
く、また型開工程時に背圧が高くなることがなく、した
がって型開速度を大きくして生産性を上げても作動油の
温度上昇による劣化の問題もない、射出成形機の油圧式
型締装置を提供する。 【解決手段】型締シリンダ(21)のピストンロッド室
(25)へ作動油を供給すると、ピストンヘッド室(2
4)の作動油が型開閉用バルブ(30)が介装されてい
る管路(26、40)を介してタンク(37)へ排出さ
れて、可動盤(6)が固定盤(7)から型開き方向に駆
動されるようになっている油圧式型締装置において、管
路(26、40)には、型開閉用バルブ(30)をバイ
パスするバイパス管路(50)を設ける。またこのバイ
パス管路(50)には可変絞弁(52)を設ける。
用されていても、急激な減速設定時にもショックがな
く、また型開工程時に背圧が高くなることがなく、した
がって型開速度を大きくして生産性を上げても作動油の
温度上昇による劣化の問題もない、射出成形機の油圧式
型締装置を提供する。 【解決手段】型締シリンダ(21)のピストンロッド室
(25)へ作動油を供給すると、ピストンヘッド室(2
4)の作動油が型開閉用バルブ(30)が介装されてい
る管路(26、40)を介してタンク(37)へ排出さ
れて、可動盤(6)が固定盤(7)から型開き方向に駆
動されるようになっている油圧式型締装置において、管
路(26、40)には、型開閉用バルブ(30)をバイ
パスするバイパス管路(50)を設ける。またこのバイ
パス管路(50)には可変絞弁(52)を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の油圧
式型締装置に関し、さらに詳しくは型締シリンダを備
え、そのピストンロッドが直接的にあるいは間接的に可
動盤に接続され、型締シリンダのピストンヘッド室へ、
型開閉用バルブが介装されている管路を介して作動油を
供給すると、可動盤が固定盤に対して型締めされ、型締
シリンダのピストンロッド室へ作動油を供給すると、ピ
ストンヘッド室の作動油が型開閉用バルブが介装されて
いる管路を介してタンクへ排出されて、可動盤が固定盤
から型開き方向に駆動されるようになっている射出成形
機の油圧式型締装置に関するものである。
式型締装置に関し、さらに詳しくは型締シリンダを備
え、そのピストンロッドが直接的にあるいは間接的に可
動盤に接続され、型締シリンダのピストンヘッド室へ、
型開閉用バルブが介装されている管路を介して作動油を
供給すると、可動盤が固定盤に対して型締めされ、型締
シリンダのピストンロッド室へ作動油を供給すると、ピ
ストンヘッド室の作動油が型開閉用バルブが介装されて
いる管路を介してタンクへ排出されて、可動盤が固定盤
から型開き方向に駆動されるようになっている射出成形
機の油圧式型締装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧式型締装置は、文献名を挙げるまで
もなく従来周知で、図3に示されているように、概略的
には型締シリンダ60と、この型締シリンダ60内に軸
方向に駆動可能に設けられているピストン61とを備え
ている。そして、ピストン61にはピストンロッド62
が一体的に設けられ、その先端部は型締シリンダ60の
外部において、図には示されていないが例えばトグル式
型締装置のクロスヘッドに、あるいは可動盤に直接的に
接続されている。したがって、型開閉用バルブ63を
A’ポジションにすると、油圧ポンプ64から吐出され
る作動油は型開閉用バルブ63を通ってシリンダヘッド
室65に供給され、ピストン61は図3において右方向
に駆動される。その結果、可動盤は型閉じ方向に駆動さ
れる。このとき、シリンダロッド室66の作動油は、型
開閉用バルブ63を通ってタンク67へ排出される。ま
た、型開閉用バルブ63をC’ポジションにすると、油
圧ポンプ64から吐出される作動油は、型開閉用バルブ
63を通ってシリンダロッド室66に供給され、ピスト
ン61は図3において左方向に駆動され、可動盤は型開
き方向に駆動される。シリンダヘッド室65の作動油
は、型開閉用バルブ63を通ってタンク67へ排出され
る。
もなく従来周知で、図3に示されているように、概略的
には型締シリンダ60と、この型締シリンダ60内に軸
方向に駆動可能に設けられているピストン61とを備え
ている。そして、ピストン61にはピストンロッド62
が一体的に設けられ、その先端部は型締シリンダ60の
外部において、図には示されていないが例えばトグル式
型締装置のクロスヘッドに、あるいは可動盤に直接的に
接続されている。したがって、型開閉用バルブ63を
A’ポジションにすると、油圧ポンプ64から吐出され
る作動油は型開閉用バルブ63を通ってシリンダヘッド
室65に供給され、ピストン61は図3において右方向
に駆動される。その結果、可動盤は型閉じ方向に駆動さ
れる。このとき、シリンダロッド室66の作動油は、型
開閉用バルブ63を通ってタンク67へ排出される。ま
た、型開閉用バルブ63をC’ポジションにすると、油
圧ポンプ64から吐出される作動油は、型開閉用バルブ
63を通ってシリンダロッド室66に供給され、ピスト
ン61は図3において左方向に駆動され、可動盤は型開
き方向に駆動される。シリンダヘッド室65の作動油
は、型開閉用バルブ63を通ってタンク67へ排出され
る。
【0003】ところで、型締シリンダ60の内径は、型
締工程の必要力量を基準にして決められるので、型閉工
程の必要力量は型締工程の必要力量の数分の1にすぎな
いが、型締シリンダ60の内径は比較的大きくなってい
る。したがって、型締シリンダ60の容積が大きく、型
閉じ方向に駆動するために多量の作動油を必要とし、エ
ネルギのロスも大きくなっている。
締工程の必要力量を基準にして決められるので、型閉工
程の必要力量は型締工程の必要力量の数分の1にすぎな
いが、型締シリンダ60の内径は比較的大きくなってい
る。したがって、型締シリンダ60の容積が大きく、型
閉じ方向に駆動するために多量の作動油を必要とし、エ
ネルギのロスも大きくなっている。
【0004】そこで、この欠点を解消するものとして図
には示されていないが、型閉工程を実施するためにシリ
ンダヘッド室に作動油を供給するとき、シリンダロッド
室の作動油がシリンダヘッド室の方へ還流するように構
成された、いわゆる差動回路式の油圧式型締装置も採用
されている。差動回路式の場合は、ピストンロッドの径
は、一般にはシリンダロッド室の受圧面積がシリンダヘ
ッド室の受圧面積の1/2になるように選定されてい
る。
には示されていないが、型閉工程を実施するためにシリ
ンダヘッド室に作動油を供給するとき、シリンダロッド
室の作動油がシリンダヘッド室の方へ還流するように構
成された、いわゆる差動回路式の油圧式型締装置も採用
されている。差動回路式の場合は、ピストンロッドの径
は、一般にはシリンダロッド室の受圧面積がシリンダヘ
ッド室の受圧面積の1/2になるように選定されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、差動回
路式の油圧式型締装置は、エネルギのロスが少なくな
り、改良はされている。しかしながら、いずれの油圧式
型締装置でも、シリンダロッド室に作動油を供給して型
を開くときは、シリンダヘッド室の作動油は型開閉用バ
ルブを介してタンクに排出されるが、シリンダヘッド室
の容積はシリンダロッド室の容積よりもピストンロッド
の体積分だけ大きいので、例えば差動回路式の場合は前
述したように2倍になっているので、シリンダロッド室
に供給する油量の倍の作動油を排出しなければならな
い。そうすると、例えば射出圧縮成形には、高応答の型
締性能が要求されるので、型開閉用バルブにはサーボバ
ルブが使用されているが、サーボバルブは応答性が良い
ので、型開速度を落とす等の急激な減速設定時には応答
が良すぎて急制動し、ショックを生じることがある。ま
た、型開閉用バルブを介して多量の作動油を排出しなけ
ればならないので、シリンダヘッド室の作動油を排出す
る背圧が大きくなる。そのため、型開速度は遅くなり、
多量の作動油が型開閉用バルブを通過するときの流れ抵
抗により作動油の温度は上昇し、温度上昇による油質の
劣化の原因にもなっている。本発明は、上記したような
従来の欠点を解消した射出成形機の油圧式型締装置を提
供しようとするもので、具体的には型開閉用バルブに高
応答性のサーボバルブが適用されていても、急激な減速
設定時にもショックがなく、また型開工程時に背圧が高
くなることがなく、したがって型開速度を大きくして生
産性を上げても作動油の温度上昇による劣化の問題もな
い、射出成形機の油圧式型締装置を提供することを目的
としている。
路式の油圧式型締装置は、エネルギのロスが少なくな
り、改良はされている。しかしながら、いずれの油圧式
型締装置でも、シリンダロッド室に作動油を供給して型
を開くときは、シリンダヘッド室の作動油は型開閉用バ
ルブを介してタンクに排出されるが、シリンダヘッド室
の容積はシリンダロッド室の容積よりもピストンロッド
の体積分だけ大きいので、例えば差動回路式の場合は前
述したように2倍になっているので、シリンダロッド室
に供給する油量の倍の作動油を排出しなければならな
い。そうすると、例えば射出圧縮成形には、高応答の型
締性能が要求されるので、型開閉用バルブにはサーボバ
ルブが使用されているが、サーボバルブは応答性が良い
ので、型開速度を落とす等の急激な減速設定時には応答
が良すぎて急制動し、ショックを生じることがある。ま
た、型開閉用バルブを介して多量の作動油を排出しなけ
ればならないので、シリンダヘッド室の作動油を排出す
る背圧が大きくなる。そのため、型開速度は遅くなり、
多量の作動油が型開閉用バルブを通過するときの流れ抵
抗により作動油の温度は上昇し、温度上昇による油質の
劣化の原因にもなっている。本発明は、上記したような
従来の欠点を解消した射出成形機の油圧式型締装置を提
供しようとするもので、具体的には型開閉用バルブに高
応答性のサーボバルブが適用されていても、急激な減速
設定時にもショックがなく、また型開工程時に背圧が高
くなることがなく、したがって型開速度を大きくして生
産性を上げても作動油の温度上昇による劣化の問題もな
い、射出成形機の油圧式型締装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、型
開工程中に型開閉用バルブをバイパスするバイパス管路
を設けることにより達成される。すなわち、本発明は上
記目的を達成するために、型締シリンダを備え、そのピ
ストンロッドが直接的にあるいは間接的に可動盤に接続
され、前記型締シリンダのピストンヘッド室へ、型開閉
用バルブが介装されている管路を介して作動油を供給す
ると、前記可動盤が固定盤に対して型閉じ方向に駆動さ
れ、前記型締シリンダのピストンロッド室へ作動油を供
給すると、前記ピストンヘッド室の作動油が前記型開閉
用バルブが介装されている管路を介してタンクへ排出さ
れて、前記可動盤が前記固定盤から型開き方向に駆動さ
れるようになっている油圧式型締装置において、前記管
路には、前記型開閉用バルブをバイパスするバイパス管
路が設けられている。請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のバイパス管路に、可変絞弁が介装されてい
る。
開工程中に型開閉用バルブをバイパスするバイパス管路
を設けることにより達成される。すなわち、本発明は上
記目的を達成するために、型締シリンダを備え、そのピ
ストンロッドが直接的にあるいは間接的に可動盤に接続
され、前記型締シリンダのピストンヘッド室へ、型開閉
用バルブが介装されている管路を介して作動油を供給す
ると、前記可動盤が固定盤に対して型閉じ方向に駆動さ
れ、前記型締シリンダのピストンロッド室へ作動油を供
給すると、前記ピストンヘッド室の作動油が前記型開閉
用バルブが介装されている管路を介してタンクへ排出さ
れて、前記可動盤が前記固定盤から型開き方向に駆動さ
れるようになっている油圧式型締装置において、前記管
路には、前記型開閉用バルブをバイパスするバイパス管
路が設けられている。請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のバイパス管路に、可変絞弁が介装されてい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、トグル式型締機構を備えた第1の実施の
形態を示す模式図であるが、同図に示されているよう
に、第1の実施の形態に係わる油圧式型締装置は、トグ
ル式型締機1と、このトグル式型締機1を駆動する油圧
回路20とから構成されている。トグル式型締機1は、
従来周知であるので詳しい説明はしないが、一対の長リ
ンク2、2、一対の短リンク3、3、一対のクロスリン
ク2、2’、1個のクロスヘッド5等から構成されてい
る。そして、一対の長リンク2、2の一方の端部は可動
盤6にピン結合され、一対の短リンク3、3の一方の端
部は型締ハウジング4に同様にピン結合されている。ま
た、クロスヘッド5には後述するピストンロッド23が
接続されている。可動盤6と、この可動盤6と対をなす
固定盤7は、従来周知のように例えば4本のタイバー
8、8、…で接続され、可動盤6には可動金型9が、そ
して固定盤7には固定金型10がそれぞれ取り付けられ
ている。
する。図1は、トグル式型締機構を備えた第1の実施の
形態を示す模式図であるが、同図に示されているよう
に、第1の実施の形態に係わる油圧式型締装置は、トグ
ル式型締機1と、このトグル式型締機1を駆動する油圧
回路20とから構成されている。トグル式型締機1は、
従来周知であるので詳しい説明はしないが、一対の長リ
ンク2、2、一対の短リンク3、3、一対のクロスリン
ク2、2’、1個のクロスヘッド5等から構成されてい
る。そして、一対の長リンク2、2の一方の端部は可動
盤6にピン結合され、一対の短リンク3、3の一方の端
部は型締ハウジング4に同様にピン結合されている。ま
た、クロスヘッド5には後述するピストンロッド23が
接続されている。可動盤6と、この可動盤6と対をなす
固定盤7は、従来周知のように例えば4本のタイバー
8、8、…で接続され、可動盤6には可動金型9が、そ
して固定盤7には固定金型10がそれぞれ取り付けられ
ている。
【0008】油圧回路20は、型締シリンダ21を備え
ている。そして、この型締シリンダ21内に従来周知の
ようにピストン22が軸方向に駆動可能に設けられてい
る。ピストン22に固定されているピストンロッド23
は、型締ハウジング4の透孔を貫通して、前述したクロ
スヘッド5に接続されている。したがって、ピストン2
2が右方あるいは左方へ駆動されると、可動盤6は型閉
じ方向あるいは型開き方向に駆動されることになる。
ている。そして、この型締シリンダ21内に従来周知の
ようにピストン22が軸方向に駆動可能に設けられてい
る。ピストン22に固定されているピストンロッド23
は、型締ハウジング4の透孔を貫通して、前述したクロ
スヘッド5に接続されている。したがって、ピストン2
2が右方あるいは左方へ駆動されると、可動盤6は型閉
じ方向あるいは型開き方向に駆動されることになる。
【0009】型締シリンダ21の内部は、ピストン22
によりピストンヘッド室24と、ピストンロッド室25
とに画成されている。そして、ピストンヘッド室24に
は第1の作動油給排管26が接続され、ピストンロッド
室25には第2の作動油給排管27がそれぞれ接続され
ている。第1の作動油給排管26と第2の作動油給排管
27は、型開閉用バルブすなわち電磁方向切換弁30の
ポートA、Bにそれぞれ接続されている。電磁方向切換
弁30のポートPには、圧油供給管31が接続され、こ
の圧油供給管31にはアキュムレータ32とリリーフ弁
33とが介装され、そして容量の異なる複数個の油圧ポ
ンプ群34の吐出管に並列的に接続されている。油圧ポ
ンプ群34の吸込管36の吸い込み下端部は、タンク3
7内に臨んでいる。なお、油圧ポンプ群34は電動モー
タ35で駆動されるようになっている。
によりピストンヘッド室24と、ピストンロッド室25
とに画成されている。そして、ピストンヘッド室24に
は第1の作動油給排管26が接続され、ピストンロッド
室25には第2の作動油給排管27がそれぞれ接続され
ている。第1の作動油給排管26と第2の作動油給排管
27は、型開閉用バルブすなわち電磁方向切換弁30の
ポートA、Bにそれぞれ接続されている。電磁方向切換
弁30のポートPには、圧油供給管31が接続され、こ
の圧油供給管31にはアキュムレータ32とリリーフ弁
33とが介装され、そして容量の異なる複数個の油圧ポ
ンプ群34の吐出管に並列的に接続されている。油圧ポ
ンプ群34の吸込管36の吸い込み下端部は、タンク3
7内に臨んでいる。なお、油圧ポンプ群34は電動モー
タ35で駆動されるようになっている。
【0010】電磁方向切換弁30のポートTには、作動
油排出管40が接続され、この作動油排出管40は、パ
イロット圧で操作される作動油排出用チエック弁41が
介装され、そしてその下端部はタンク37に開放されて
いる。圧油供給管31からはパイロットラインaが分岐
し、このパイロットラインaには第1の電磁方向切換弁
42が介装されて、そして作動油排出用チエック弁41
に接続されている。
油排出管40が接続され、この作動油排出管40は、パ
イロット圧で操作される作動油排出用チエック弁41が
介装され、そしてその下端部はタンク37に開放されて
いる。圧油供給管31からはパイロットラインaが分岐
し、このパイロットラインaには第1の電磁方向切換弁
42が介装されて、そして作動油排出用チエック弁41
に接続されている。
【0011】型開工程中には、シリンダヘッド24中の
作動油は、後述するように電磁方向切換弁30を介して
タンク37へ排出されるが、作動油の一部がこの電磁方
向切換弁30をバイパスする形で、第1の作動油給排管
26と作動油排出管40とを結ぶバイパス管50が設け
られている。そして、このバイパス管50にはパイロッ
ト圧で操作される作動油補充用チエック弁51が介装さ
れ、また本実施の形態では可変絞弁52と逆止弁53と
からなる制御弁55も介装されている。圧油供給管31
から分岐しているパイロットラインaには、第2の電磁
方向切換弁52が介装され、そして作動油補充用チエッ
ク弁51に接続されている。
作動油は、後述するように電磁方向切換弁30を介して
タンク37へ排出されるが、作動油の一部がこの電磁方
向切換弁30をバイパスする形で、第1の作動油給排管
26と作動油排出管40とを結ぶバイパス管50が設け
られている。そして、このバイパス管50にはパイロッ
ト圧で操作される作動油補充用チエック弁51が介装さ
れ、また本実施の形態では可変絞弁52と逆止弁53と
からなる制御弁55も介装されている。圧油供給管31
から分岐しているパイロットラインaには、第2の電磁
方向切換弁52が介装され、そして作動油補充用チエッ
ク弁51に接続されている。
【0012】次に作用について説明する。型閉工程を実
施するときは、電磁方向切換弁30をXポジションにす
る。また、第1の電磁方向切換弁42はCポジション
に、そして第2の電磁方向切換弁52はFポジションに
切り換える。そうすると、作動油排出用チエック弁41
は導通状態にあり、作動油補充用チエック弁51はパイ
ロット圧力により閉じているので、油圧ポンプ群34に
より蓄圧されているアキュムレータ32中の作動油は、
圧油供給管31、電磁方向切換弁30および第1の作動
油給排管26を通って型締シリンダ21のシリンダヘッ
ド室24に供給される。これにより、ピストン22が図
1において右方へ駆動され、従来周知のようにして可動
盤6が固定盤7の方へ駆動される。このとき、シリンダ
ロッド室25の作動油は、第2の作動油給排管27、電
磁方向切換弁30、作動油排出用チエック弁41および
作動油排出管40からタンク37へ排出される。
施するときは、電磁方向切換弁30をXポジションにす
る。また、第1の電磁方向切換弁42はCポジション
に、そして第2の電磁方向切換弁52はFポジションに
切り換える。そうすると、作動油排出用チエック弁41
は導通状態にあり、作動油補充用チエック弁51はパイ
ロット圧力により閉じているので、油圧ポンプ群34に
より蓄圧されているアキュムレータ32中の作動油は、
圧油供給管31、電磁方向切換弁30および第1の作動
油給排管26を通って型締シリンダ21のシリンダヘッ
ド室24に供給される。これにより、ピストン22が図
1において右方へ駆動され、従来周知のようにして可動
盤6が固定盤7の方へ駆動される。このとき、シリンダ
ロッド室25の作動油は、第2の作動油給排管27、電
磁方向切換弁30、作動油排出用チエック弁41および
作動油排出管40からタンク37へ排出される。
【0013】本実施の形態によると、バイパス管50に
は作動油補充用チエック弁51が設けられているので、
型閉工程はシリンダロッド室25の作動油がシリンダヘ
ッド室24へ還流するように実施することもできる。こ
のときは、第1の電磁方向切換弁42はDポジション
に、そして第2の電磁方向切換弁52はEポジションに
切り換える。そうすると、作動油排出用チエック弁41
は閉じ、作動油補充用チエック弁51は開く。したがっ
て、シリンダロッド室25の作動油は、第2の作動油給
排管27、電磁方向切換弁30、作動油排出管40、バ
イパス管50、制御弁55、作動油補充用チエック弁5
1および第1の作動油給排管26を通ってシリンダヘッ
ド室24へ還流する。なお、このときは作動油は、制御
弁55の逆止弁53と可変絞弁52とを通って還流す
る。
は作動油補充用チエック弁51が設けられているので、
型閉工程はシリンダロッド室25の作動油がシリンダヘ
ッド室24へ還流するように実施することもできる。こ
のときは、第1の電磁方向切換弁42はDポジション
に、そして第2の電磁方向切換弁52はEポジションに
切り換える。そうすると、作動油排出用チエック弁41
は閉じ、作動油補充用チエック弁51は開く。したがっ
て、シリンダロッド室25の作動油は、第2の作動油給
排管27、電磁方向切換弁30、作動油排出管40、バ
イパス管50、制御弁55、作動油補充用チエック弁5
1および第1の作動油給排管26を通ってシリンダヘッ
ド室24へ還流する。なお、このときは作動油は、制御
弁55の逆止弁53と可変絞弁52とを通って還流す
る。
【0014】型開き工程を実施するときは、電磁方向切
換弁30をYポジションにする。また、第1の電磁方向
切換弁42はCポジションに、そして第2の電磁方向切
換弁52はEポジションに切り換える。そうすると、作
動油排出用チエック弁41も、作動油補充用チエック弁
51も共に順方向に流れる状態になる。アキュムレータ
32中の作動油は、圧油供給管31、電磁方向切換弁3
0および第2の作動油給排管27を通って型締シリンダ
21のシリンダロッド室25に供給される。これによ
り、ピストン22が図1において左方へ駆動され、従来
周知のようにして可動盤6が固定盤7から離間する方向
へ駆動される。このとき、シリンダヘッド室24の作動
油の一部は、第1の作動油給排管26、電磁方向切換弁
30、作動油排出管40、作動油排出用チエック弁41
および作動油排出管40からタンク37へ排出される。
残りは、バイパス管50、作動油補充用チエック弁51
および制御弁55の可変絞弁52を通って作動油排出管
40で合流し、そして作動油排出用チエック弁41を通
って作動油排出管40からタンク37へ排出される。こ
のように作動油の一部が、電磁方向切換弁30をバイパ
スするので、背圧は高くならない。したがって、減速設
定時にもショックがなく、また型開工程時に背圧が高く
なることがないので、作動油の温度上昇による劣化の問
題もない。
換弁30をYポジションにする。また、第1の電磁方向
切換弁42はCポジションに、そして第2の電磁方向切
換弁52はEポジションに切り換える。そうすると、作
動油排出用チエック弁41も、作動油補充用チエック弁
51も共に順方向に流れる状態になる。アキュムレータ
32中の作動油は、圧油供給管31、電磁方向切換弁3
0および第2の作動油給排管27を通って型締シリンダ
21のシリンダロッド室25に供給される。これによ
り、ピストン22が図1において左方へ駆動され、従来
周知のようにして可動盤6が固定盤7から離間する方向
へ駆動される。このとき、シリンダヘッド室24の作動
油の一部は、第1の作動油給排管26、電磁方向切換弁
30、作動油排出管40、作動油排出用チエック弁41
および作動油排出管40からタンク37へ排出される。
残りは、バイパス管50、作動油補充用チエック弁51
および制御弁55の可変絞弁52を通って作動油排出管
40で合流し、そして作動油排出用チエック弁41を通
って作動油排出管40からタンク37へ排出される。こ
のように作動油の一部が、電磁方向切換弁30をバイパ
スするので、背圧は高くならない。したがって、減速設
定時にもショックがなく、また型開工程時に背圧が高く
なることがないので、作動油の温度上昇による劣化の問
題もない。
【0015】本実施の形態によると、制御弁55は絞弁
52が設けられているので、バイパスする作動油の流量
を制御することができるが、制御弁55に代えて単なる
開閉弁でも実施できることは明らかである。また、上記
実施の形態では、電磁方向切換弁30等は、手動的に操
作されるように説明したが、自動成形において自動的に
操作されることも明らかである。
52が設けられているので、バイパスする作動油の流量
を制御することができるが、制御弁55に代えて単なる
開閉弁でも実施できることは明らかである。また、上記
実施の形態では、電磁方向切換弁30等は、手動的に操
作されるように説明したが、自動成形において自動的に
操作されることも明らかである。
【0016】次に、図2によりの本発明の第2の実施の
形態を説明する。図2は第2の実施の形態の要部のみを
示す図であるが、同図に示されているように本実施の形
態は、作動油が還流しないタイプのものである。図1に
示されている第1の実施の形態の構成要素と同じ要素あ
るいは同じような要素には、同じ参照数字を付けて重複
説明はしないが、本実施の形態においても電磁方向切換
弁30をバイパスするバイパス管50が、第1の作動油
給排管26と作動油排出管40との間に設けられ、この
バイパス管50に電磁開閉弁51’と、制御弁55とが
介装されている。型閉工程を実施するときは、電磁方向
切換弁30をXポジションに切り換え、電磁開閉弁5
1’を閉じる。そうすると、アキュムレータあるいは油
圧ポンプ群34から供給される作動油は、圧油供給管3
1および電磁方向切換弁30を通って第1の作動油給排
管26からシリンダヘッド室24に供給される。これに
より、ピストンは右方へ駆動され、可動盤が型閉じ方向
に駆動される。シリンダロッド室25の作動油は、第2
の作動油給排管27および電磁方向切換弁30を通って
作動油排出管40からタンク37へ排出される。
形態を説明する。図2は第2の実施の形態の要部のみを
示す図であるが、同図に示されているように本実施の形
態は、作動油が還流しないタイプのものである。図1に
示されている第1の実施の形態の構成要素と同じ要素あ
るいは同じような要素には、同じ参照数字を付けて重複
説明はしないが、本実施の形態においても電磁方向切換
弁30をバイパスするバイパス管50が、第1の作動油
給排管26と作動油排出管40との間に設けられ、この
バイパス管50に電磁開閉弁51’と、制御弁55とが
介装されている。型閉工程を実施するときは、電磁方向
切換弁30をXポジションに切り換え、電磁開閉弁5
1’を閉じる。そうすると、アキュムレータあるいは油
圧ポンプ群34から供給される作動油は、圧油供給管3
1および電磁方向切換弁30を通って第1の作動油給排
管26からシリンダヘッド室24に供給される。これに
より、ピストンは右方へ駆動され、可動盤が型閉じ方向
に駆動される。シリンダロッド室25の作動油は、第2
の作動油給排管27および電磁方向切換弁30を通って
作動油排出管40からタンク37へ排出される。
【0017】型開工程を実施するときは、電磁方向切換
弁30をYポジションに切り換え、電磁開閉弁51’を
開く。そうすると、アキュムレータあるいは油圧ポンプ
群34から供給される作動油は、圧油供給管31および
電磁方向切換弁30を通って第2の作動油給排管27か
らシリンダロッド室25に供給される。これにより、ピ
ストンは左方へ駆動され、可動盤が型開き方向に駆動さ
れる。シリンダヘッド室24の作動油の一部は、第1の
作動油給排管26および電磁方向切換弁30を通って作
動油排出管40からタンク37へ排出される。残りの作
動油は、バイパス管50の電磁開閉弁51’および制御
弁55を通って作動油排出管40に合流し、そしてタン
ク37へ排出される。本実施の形態によっても、第1の
実施の形態と同様な効果が得られることは明らかであ
る。
弁30をYポジションに切り換え、電磁開閉弁51’を
開く。そうすると、アキュムレータあるいは油圧ポンプ
群34から供給される作動油は、圧油供給管31および
電磁方向切換弁30を通って第2の作動油給排管27か
らシリンダロッド室25に供給される。これにより、ピ
ストンは左方へ駆動され、可動盤が型開き方向に駆動さ
れる。シリンダヘッド室24の作動油の一部は、第1の
作動油給排管26および電磁方向切換弁30を通って作
動油排出管40からタンク37へ排出される。残りの作
動油は、バイパス管50の電磁開閉弁51’および制御
弁55を通って作動油排出管40に合流し、そしてタン
ク37へ排出される。本実施の形態によっても、第1の
実施の形態と同様な効果が得られることは明らかであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる油圧式型
締装置は、型締シリンダを備え、そのピストンロッドが
直接的にあるいは間接的に可動盤に接続され、前記型締
シリンダのピストンヘッド室へ、型開閉用バルブが介装
されている管路を介して作動油を供給すると、前記可動
盤が固定盤に対して型閉じ方向に駆動され、前記型締シ
リンダのピストンロッド室へ作動油を供給すると、前記
ピストンヘッド室の作動油が前記型開閉用バルブが介装
されている管路を介してタンクへ排出されて、前記可動
盤が固定盤から型開き方向に駆動されるようになってい
る油圧式型締装置において、前記管路には、前記型開閉
用バルブをバイパスするバイパス管路が設けられている
ので、型開工程中には作動油の一部はバイパス管路を通
ってタンクへ排出される。したがって、本発明による
と、型開工程中に背圧が高くなるようなことはない。そ
れゆえ、型開閉用バルブに高応答性のサーボバルブが使
用されていても、減速設定時にもショックがなく、また
背圧が高くなることがないので、作動油の温度上昇によ
る劣化の問題もない、という本発明に特有の効果が得ら
れる。また、請求項2に記載の発明によると、バイパス
管路に可変絞弁が介装されているので、上記効果に加え
て、バイパスする作動油の比率を変えることができ、各
油圧機器の選定、配管径の決定等の設計上の制約が大幅
に減少するという効果がさらに得られる。
締装置は、型締シリンダを備え、そのピストンロッドが
直接的にあるいは間接的に可動盤に接続され、前記型締
シリンダのピストンヘッド室へ、型開閉用バルブが介装
されている管路を介して作動油を供給すると、前記可動
盤が固定盤に対して型閉じ方向に駆動され、前記型締シ
リンダのピストンロッド室へ作動油を供給すると、前記
ピストンヘッド室の作動油が前記型開閉用バルブが介装
されている管路を介してタンクへ排出されて、前記可動
盤が固定盤から型開き方向に駆動されるようになってい
る油圧式型締装置において、前記管路には、前記型開閉
用バルブをバイパスするバイパス管路が設けられている
ので、型開工程中には作動油の一部はバイパス管路を通
ってタンクへ排出される。したがって、本発明による
と、型開工程中に背圧が高くなるようなことはない。そ
れゆえ、型開閉用バルブに高応答性のサーボバルブが使
用されていても、減速設定時にもショックがなく、また
背圧が高くなることがないので、作動油の温度上昇によ
る劣化の問題もない、という本発明に特有の効果が得ら
れる。また、請求項2に記載の発明によると、バイパス
管路に可変絞弁が介装されているので、上記効果に加え
て、バイパスする作動油の比率を変えることができ、各
油圧機器の選定、配管径の決定等の設計上の制約が大幅
に減少するという効果がさらに得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を一部断面にして示
す模式図である。
す模式図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の要部を示す模式図
である。
である。
【図3】従来例の要部を示す模式図である。
【符号の説明】 6 可動盤 20 油圧回路 21 型締シリンダ 22 ピストン 23 ピストンロッド 24 ピストン
ヘッド室 25 ピストンロッド室 26 第1の作
動油給排管 27 第2の作動油給排管 30 電磁方向切換弁(型開閉用バルブ) 50 バイパス管 55 制御弁 52 可変絞弁
ヘッド室 25 ピストンロッド室 26 第1の作
動油給排管 27 第2の作動油給排管 30 電磁方向切換弁(型開閉用バルブ) 50 バイパス管 55 制御弁 52 可変絞弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月18日(1999.6.1
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 射出成形機の油圧式型締装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の油圧
式型締装置に関し、さらに詳しくは型締シリンダを備
え、そのピストンロッドが直接的にあるいは間接的に可
動盤に接続され、型締シリンダのピストンヘッド室へ、
型開閉用バルブが介装されている管路を介して作動油を
供給すると、可動盤が固定盤に対して型締めされ、型締
シリンダのピストンロッド室へ作動油を供給すると、ピ
ストンヘッド室の作動油が型開閉用バルブが介装されて
いる管路を介してタンクへ排出されて、可動盤が固定盤
から型開き方向に駆動されるようになっている射出成形
機の油圧式型締装置に関するものである。
式型締装置に関し、さらに詳しくは型締シリンダを備
え、そのピストンロッドが直接的にあるいは間接的に可
動盤に接続され、型締シリンダのピストンヘッド室へ、
型開閉用バルブが介装されている管路を介して作動油を
供給すると、可動盤が固定盤に対して型締めされ、型締
シリンダのピストンロッド室へ作動油を供給すると、ピ
ストンヘッド室の作動油が型開閉用バルブが介装されて
いる管路を介してタンクへ排出されて、可動盤が固定盤
から型開き方向に駆動されるようになっている射出成形
機の油圧式型締装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧式型締装置は、文献名を挙げるまで
もなく従来周知で、図3に示されているように、概略的
には型締シリンダ60と、この型締シリンダ60内に軸
方向に駆動可能に設けられているピストン61とを備え
ている。そして、ピストン61にはピストンロッド62
が一体的に設けられ、その先端部は型締シリンダ60の
外部において、図には示されていないが例えばトグル式
型締装置のクロスヘッドに、あるいは可動盤に直接的に
接続されている。したがって、型開閉用バルブ63を
A’ポジションにすると、油圧ポンプ64から吐出され
る作動油は型開閉用バルブ63を通ってピストンヘッド
室65に供給され、ピストン61は図3において右方向
に駆動される。その結果、可動盤は型閉じ方向に駆動さ
れる。このとき、ピストンロッド室66の作動油は、型
開閉用バルブ63を通ってタンク67へ排出される。ま
た、型開閉用バルブ63をC’ポジションにすると、油
圧ポンプ64から吐出される作動油は、型開閉用バルブ
63を通ってピストンロッド室66に供給され、ピスト
ン61は図3において左方向に駆動され、可動盤は型開
き方向に駆動される。ピストンヘッド室65の作動油
は、型開閉用バルブ63を通ってタンク67へ排出され
る。
もなく従来周知で、図3に示されているように、概略的
には型締シリンダ60と、この型締シリンダ60内に軸
方向に駆動可能に設けられているピストン61とを備え
ている。そして、ピストン61にはピストンロッド62
が一体的に設けられ、その先端部は型締シリンダ60の
外部において、図には示されていないが例えばトグル式
型締装置のクロスヘッドに、あるいは可動盤に直接的に
接続されている。したがって、型開閉用バルブ63を
A’ポジションにすると、油圧ポンプ64から吐出され
る作動油は型開閉用バルブ63を通ってピストンヘッド
室65に供給され、ピストン61は図3において右方向
に駆動される。その結果、可動盤は型閉じ方向に駆動さ
れる。このとき、ピストンロッド室66の作動油は、型
開閉用バルブ63を通ってタンク67へ排出される。ま
た、型開閉用バルブ63をC’ポジションにすると、油
圧ポンプ64から吐出される作動油は、型開閉用バルブ
63を通ってピストンロッド室66に供給され、ピスト
ン61は図3において左方向に駆動され、可動盤は型開
き方向に駆動される。ピストンヘッド室65の作動油
は、型開閉用バルブ63を通ってタンク67へ排出され
る。
【0003】ところで、型締シリンダ60の内径は、型
締工程の必要力量を基準にして決められるので、型閉工
程の必要力量は型締工程の必要力量の数分の1にすぎな
いが、型締シリンダ60の内径は比較的大きくなってい
る。したがって、型締シリンダ60の容積が大きく、型
閉じ方向に駆動するために多量の作動油を必要とし、エ
ネルギのロスも大きくなっている。
締工程の必要力量を基準にして決められるので、型閉工
程の必要力量は型締工程の必要力量の数分の1にすぎな
いが、型締シリンダ60の内径は比較的大きくなってい
る。したがって、型締シリンダ60の容積が大きく、型
閉じ方向に駆動するために多量の作動油を必要とし、エ
ネルギのロスも大きくなっている。
【0004】そこで、この欠点を解消するものとして図
には示されていないが、型閉工程を実施するためにピス
トンヘッド室に作動油を供給するとき、ピストンロッド
室の作動油がピストンヘッド室の方へ還流するように構
成された、いわゆる差動回路式の油圧式型締装置も採用
されている。差動回路式の場合は、ピストンロッドの径
は、一般にはピストンロッド室の受圧面積がピストンヘ
ッド室の受圧面積の1/2になるように選定されてい
る。
には示されていないが、型閉工程を実施するためにピス
トンヘッド室に作動油を供給するとき、ピストンロッド
室の作動油がピストンヘッド室の方へ還流するように構
成された、いわゆる差動回路式の油圧式型締装置も採用
されている。差動回路式の場合は、ピストンロッドの径
は、一般にはピストンロッド室の受圧面積がピストンヘ
ッド室の受圧面積の1/2になるように選定されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、差動回
路式の油圧式型締装置は、エネルギのロスが少なくな
り、改良はされている。しかしながら、いずれの油圧式
型締装置でも、ピストンロッド室に作動油を供給して型
を開くときは、ピストンヘッド室の作動油は型開閉用バ
ルブを介してタンクに排出されるが、ピストンの所定ス
トロークに対応するピストンヘッド室の容積減少量はピ
ストンロッド室の容積増加量よりもピストンロッドの体
積分だけ大きいので、例えば差動回路式の場合は前述し
たように2倍になっているので、ピストンロッド室に供
給する油量の倍の作動油を排出しなければならない。そ
うすると、例えば射出圧縮成形には、高応答の型締性能
が要求されるので、型開閉用バルブにはサーボバルブが
使用されているが、サーボバルブは応答性が良いので、
型開速度を落とす等の急激な減速設定時には応答が良す
ぎて急制動し、ショックを生じることがある。また、型
開閉用バルブを介して多量の作動油を排出しなければな
らないので、ピストンヘッド室の作動油を排出する背圧
が大きくなる。そのため、型開速度は遅くなり、多量の
作動油が型開閉用バルブを通過するときの流れ抵抗によ
り作動油の温度は上昇し、温度上昇による油質の劣化の
原因にもなっている。本発明は、上記したような従来の
欠点を解消した射出成形機の油圧式型締装置を提供しよ
うとするもので、具体的には型開閉用バルブに高応答性
のサーボバルブが適用されていても、急激な減速設定時
にもショックがなく、また型開工程時に背圧が高くなる
ことがなく、したがって型開速度を大きくして生産性を
上げても作動油の温度上昇による劣化の問題もない、射
出成形機の油圧式型締装置を提供することを目的として
いる。
路式の油圧式型締装置は、エネルギのロスが少なくな
り、改良はされている。しかしながら、いずれの油圧式
型締装置でも、ピストンロッド室に作動油を供給して型
を開くときは、ピストンヘッド室の作動油は型開閉用バ
ルブを介してタンクに排出されるが、ピストンの所定ス
トロークに対応するピストンヘッド室の容積減少量はピ
ストンロッド室の容積増加量よりもピストンロッドの体
積分だけ大きいので、例えば差動回路式の場合は前述し
たように2倍になっているので、ピストンロッド室に供
給する油量の倍の作動油を排出しなければならない。そ
うすると、例えば射出圧縮成形には、高応答の型締性能
が要求されるので、型開閉用バルブにはサーボバルブが
使用されているが、サーボバルブは応答性が良いので、
型開速度を落とす等の急激な減速設定時には応答が良す
ぎて急制動し、ショックを生じることがある。また、型
開閉用バルブを介して多量の作動油を排出しなければな
らないので、ピストンヘッド室の作動油を排出する背圧
が大きくなる。そのため、型開速度は遅くなり、多量の
作動油が型開閉用バルブを通過するときの流れ抵抗によ
り作動油の温度は上昇し、温度上昇による油質の劣化の
原因にもなっている。本発明は、上記したような従来の
欠点を解消した射出成形機の油圧式型締装置を提供しよ
うとするもので、具体的には型開閉用バルブに高応答性
のサーボバルブが適用されていても、急激な減速設定時
にもショックがなく、また型開工程時に背圧が高くなる
ことがなく、したがって型開速度を大きくして生産性を
上げても作動油の温度上昇による劣化の問題もない、射
出成形機の油圧式型締装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、型
開工程中に型開閉用バルブをバイパスするバイパス管路
を設けることにより達成される。すなわち、本発明は上
記目的を達成するために、型締シリンダを備え、そのピ
ストンロッドが直接的にあるいは間接的に可動盤に接続
され、前記型締シリンダのピストンヘッド室へ、型開閉
用バルブが介装されている管路を介して作動油を供給す
ると、前記可動盤が固定盤に対して型閉じ方向に駆動さ
れ、前記型締シリンダのピストンロッド室へ作動油を供
給すると、前記ピストンヘッド室の作動油が前記型開閉
用バルブが介装されている管路を介してタンクへ排出さ
れて、前記可動盤が前記固定盤から型開き方向に駆動さ
れるようになっている油圧式型締装置において、前記管
路には、前記型開閉用バルブをバイパスするバイパス管
路が設けられている。請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のバイパス管路に、可変絞弁が介装されてい
る。
開工程中に型開閉用バルブをバイパスするバイパス管路
を設けることにより達成される。すなわち、本発明は上
記目的を達成するために、型締シリンダを備え、そのピ
ストンロッドが直接的にあるいは間接的に可動盤に接続
され、前記型締シリンダのピストンヘッド室へ、型開閉
用バルブが介装されている管路を介して作動油を供給す
ると、前記可動盤が固定盤に対して型閉じ方向に駆動さ
れ、前記型締シリンダのピストンロッド室へ作動油を供
給すると、前記ピストンヘッド室の作動油が前記型開閉
用バルブが介装されている管路を介してタンクへ排出さ
れて、前記可動盤が前記固定盤から型開き方向に駆動さ
れるようになっている油圧式型締装置において、前記管
路には、前記型開閉用バルブをバイパスするバイパス管
路が設けられている。請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のバイパス管路に、可変絞弁が介装されてい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、トグル式型締機構を備えた第1の実施の
形態を示す模式図であるが、同図に示されているよう
に、第1の実施の形態に係わる油圧式型締装置は、トグ
ル式型締機1と、このトグル式型締機1を駆動する油圧
回路20とから構成されている。トグル式型締機1は、
従来周知であるので詳しい説明はしないが、一対の長リ
ンク2、2、一対の短リンク3、3、一対のクロスリン
ク2’、2’、1個のクロスヘッド5等から構成されて
いる。そして、一対の長リンク2、2の一方の端部は可
動盤6にピン結合され、一対の短リンク3、3の一方の
端部は型締ハウジング4に同様にピン結合されている。
また、クロスヘッド5には後述するピストンロッド23
が接続されている。可動盤6と、この可動盤6と対をな
す固定盤7は、従来周知のように例えば4本のタイバー
8、8、…で接続され、可動盤6には可動金型9が、そ
して固定盤7には固定金型10がそれぞれ取り付けられ
ている。
する。図1は、トグル式型締機構を備えた第1の実施の
形態を示す模式図であるが、同図に示されているよう
に、第1の実施の形態に係わる油圧式型締装置は、トグ
ル式型締機1と、このトグル式型締機1を駆動する油圧
回路20とから構成されている。トグル式型締機1は、
従来周知であるので詳しい説明はしないが、一対の長リ
ンク2、2、一対の短リンク3、3、一対のクロスリン
ク2’、2’、1個のクロスヘッド5等から構成されて
いる。そして、一対の長リンク2、2の一方の端部は可
動盤6にピン結合され、一対の短リンク3、3の一方の
端部は型締ハウジング4に同様にピン結合されている。
また、クロスヘッド5には後述するピストンロッド23
が接続されている。可動盤6と、この可動盤6と対をな
す固定盤7は、従来周知のように例えば4本のタイバー
8、8、…で接続され、可動盤6には可動金型9が、そ
して固定盤7には固定金型10がそれぞれ取り付けられ
ている。
【0008】油圧回路20は、型締シリンダ21を備え
ている。そして、この型締シリンダ21内に従来周知の
ようにピストン22が軸方向に駆動可能に設けられてい
る。ピストン22に固定されているピストンロッド23
は、型締ハウジング4の透孔を貫通して、前述したクロ
スヘッド5に接続されている。したがって、ピストン2
2が右方あるいは左方へ駆動されると、可動盤6は型閉
じ方向あるいは型開き方向に駆動されることになる。
ている。そして、この型締シリンダ21内に従来周知の
ようにピストン22が軸方向に駆動可能に設けられてい
る。ピストン22に固定されているピストンロッド23
は、型締ハウジング4の透孔を貫通して、前述したクロ
スヘッド5に接続されている。したがって、ピストン2
2が右方あるいは左方へ駆動されると、可動盤6は型閉
じ方向あるいは型開き方向に駆動されることになる。
【0009】型締シリンダ21の内部は、ピストン22
によりピストンヘッド室24と、ピストンロッド室25
とに画成されている。そして、ピストンヘッド室24に
は第1の作動油給排管26が接続され、ピストンロッド
室25には第2の作動油給排管27がそれぞれ接続され
ている。第1の作動油給排管26と第2の作動油給排管
27は、型開閉用バルブすなわち電磁方向切換弁30の
ポートA、Bにそれぞれ接続されている。電磁方向切換
弁30のポートPには、圧油供給管31が接続され、こ
の圧油供給管31にはアキュムレータ32とリリーフ弁
33とが介装され、そして容量の異なる複数個の油圧ポ
ンプ群34の吐出管に並列的に接続されている。油圧ポ
ンプ群34の吸込管36の吸い込み下端部は、タンク3
7内に臨んでいる。なお、油圧ポンプ群34は電動モー
タ35で駆動されるようになっている。
によりピストンヘッド室24と、ピストンロッド室25
とに画成されている。そして、ピストンヘッド室24に
は第1の作動油給排管26が接続され、ピストンロッド
室25には第2の作動油給排管27がそれぞれ接続され
ている。第1の作動油給排管26と第2の作動油給排管
27は、型開閉用バルブすなわち電磁方向切換弁30の
ポートA、Bにそれぞれ接続されている。電磁方向切換
弁30のポートPには、圧油供給管31が接続され、こ
の圧油供給管31にはアキュムレータ32とリリーフ弁
33とが介装され、そして容量の異なる複数個の油圧ポ
ンプ群34の吐出管に並列的に接続されている。油圧ポ
ンプ群34の吸込管36の吸い込み下端部は、タンク3
7内に臨んでいる。なお、油圧ポンプ群34は電動モー
タ35で駆動されるようになっている。
【0010】電磁方向切換弁30のポートTには、作動
油排出管40が接続され、この作動油排出管40は、パ
イロット圧で操作される作動油排出用チエック弁41が
介装され、そしてその下端部はタンク37に開放されて
いる。圧油供給管31からはパイロットラインaが分岐
し、このパイロットラインaには第1の電磁方向切換弁
42が介装されて、そして作動油排出用チエック弁41
に接続されている。
油排出管40が接続され、この作動油排出管40は、パ
イロット圧で操作される作動油排出用チエック弁41が
介装され、そしてその下端部はタンク37に開放されて
いる。圧油供給管31からはパイロットラインaが分岐
し、このパイロットラインaには第1の電磁方向切換弁
42が介装されて、そして作動油排出用チエック弁41
に接続されている。
【0011】型開工程中には、ピストンヘッド24室中
の作動油は、後述するように電磁方向切換弁30を介し
てタンク37へ排出されるが、作動油の一部がこの電磁
方向切換弁30をバイパスする形で、第1の作動油給排
管26と作動油排出管40とを結ぶバイパス管50が設
けられている。そして、このバイパス管50にはパイロ
ット圧で操作される作動油補充用チエック弁51が介装
され、また本実施の形態では可変絞弁52と逆止弁53
とからなる制御弁55も介装されている。圧油供給管3
1から分岐しているパイロットラインaには、第2の電
磁方向切換弁57が介装され、そして作動油補充用チエ
ック弁51に接続されている。
の作動油は、後述するように電磁方向切換弁30を介し
てタンク37へ排出されるが、作動油の一部がこの電磁
方向切換弁30をバイパスする形で、第1の作動油給排
管26と作動油排出管40とを結ぶバイパス管50が設
けられている。そして、このバイパス管50にはパイロ
ット圧で操作される作動油補充用チエック弁51が介装
され、また本実施の形態では可変絞弁52と逆止弁53
とからなる制御弁55も介装されている。圧油供給管3
1から分岐しているパイロットラインaには、第2の電
磁方向切換弁57が介装され、そして作動油補充用チエ
ック弁51に接続されている。
【0012】次に作用について説明する。型閉工程を実
施するときは、電磁方向切換弁30をXポジションにす
る。また、第1の電磁方向切換弁42はCポジション
に、そして第2の電磁方向切換弁57はFポジションに
切り換える。そうすると、作動油排出用チエック弁41
は導通状態にあり、作動油補充用チエック弁51はパイ
ロット圧力により閉じているので、油圧ポンプ群34に
より蓄圧されているアキュムレータ32中の作動油は、
圧油供給管31、電磁方向切換弁30および第1の作動
油給排管26を通って型締シリンダ21のピストンヘッ
ド室24に供給される。これにより、ピストン22が図
1において右方へ駆動され、従来周知のようにして可動
盤6が固定盤7の方へ駆動される。このとき、ピストン
ロッド室25の作動油は、第2の作動油給排管27、電
磁方向切換弁30、作動油排出用チエック弁41および
作動油排出管40からタンク37へ排出される。
施するときは、電磁方向切換弁30をXポジションにす
る。また、第1の電磁方向切換弁42はCポジション
に、そして第2の電磁方向切換弁57はFポジションに
切り換える。そうすると、作動油排出用チエック弁41
は導通状態にあり、作動油補充用チエック弁51はパイ
ロット圧力により閉じているので、油圧ポンプ群34に
より蓄圧されているアキュムレータ32中の作動油は、
圧油供給管31、電磁方向切換弁30および第1の作動
油給排管26を通って型締シリンダ21のピストンヘッ
ド室24に供給される。これにより、ピストン22が図
1において右方へ駆動され、従来周知のようにして可動
盤6が固定盤7の方へ駆動される。このとき、ピストン
ロッド室25の作動油は、第2の作動油給排管27、電
磁方向切換弁30、作動油排出用チエック弁41および
作動油排出管40からタンク37へ排出される。
【0013】本実施の形態によると、バイパス管50に
は作動油補充用チエック弁51が設けられているので、
型閉工程はピストンロッド室25の作動油がピストンヘ
ッド室24へ還流するように実施することもできる。こ
のときは、第1の電磁方向切換弁42はDポジション
に、そして第2の電磁方向切換弁57はEポジションに
切り換える。そうすると、作動油排出用チエック弁41
は閉じ、作動油補充用チエック弁51は開く。したがっ
て、ピストンロッド室25の作動油は、第2の作動油給
排管27、電磁方向切換弁30、作動油排出管40、バ
イパス管50、制御弁55、作動油補充用チエック弁5
1および第1の作動油給排管26を通ってピストンヘッ
ド室24へ還流する。なお、このときは作動油は、制御
弁55の逆止弁53と可変絞弁52とを通って還流す
る。
は作動油補充用チエック弁51が設けられているので、
型閉工程はピストンロッド室25の作動油がピストンヘ
ッド室24へ還流するように実施することもできる。こ
のときは、第1の電磁方向切換弁42はDポジション
に、そして第2の電磁方向切換弁57はEポジションに
切り換える。そうすると、作動油排出用チエック弁41
は閉じ、作動油補充用チエック弁51は開く。したがっ
て、ピストンロッド室25の作動油は、第2の作動油給
排管27、電磁方向切換弁30、作動油排出管40、バ
イパス管50、制御弁55、作動油補充用チエック弁5
1および第1の作動油給排管26を通ってピストンヘッ
ド室24へ還流する。なお、このときは作動油は、制御
弁55の逆止弁53と可変絞弁52とを通って還流す
る。
【0014】型開き工程を実施するときは、電磁方向切
換弁30をYポジションにする。また、第1の電磁方向
切換弁42はCポジションに、そして第2の電磁方向切
換弁57はEポジションに切り換える。そうすると、作
動油排出用チエック弁41も、作動油補充用チエック弁
51も共に順方向に流れる状態になる。アキュムレータ
32中の作動油は、圧油供給管31、電磁方向切換弁3
0および第2の作動油給排管27を通って型締シリンダ
21のピストンロッド室25に供給される。これによ
り、ピストン22が図1において左方へ駆動され、従来
周知のようにして可動盤6が固定盤7から離間する方向
へ駆動される。このとき、ピストンヘッド室24の作動
油の一部は、第1の作動油給排管26、電磁方向切換弁
30、作動油排出管40、作動油排出用チエック弁41
および作動油排出管40からタンク37へ排出される。
残りは、バイパス管50、作動油補充用チエック弁51
および制御弁55の可変絞弁52を通って作動油排出管
40で合流し、そして作動油排出用チエック弁41を通
って作動油排出管40からタンク37へ排出される。こ
のように作動油の一部が、電磁方向切換弁30をバイパ
スするので、背圧は高くならない。したがって、減速設
定時にもショックがなく、また型開工程時に背圧が高く
なることがないので、作動油の温度上昇による劣化の問
題もない。
換弁30をYポジションにする。また、第1の電磁方向
切換弁42はCポジションに、そして第2の電磁方向切
換弁57はEポジションに切り換える。そうすると、作
動油排出用チエック弁41も、作動油補充用チエック弁
51も共に順方向に流れる状態になる。アキュムレータ
32中の作動油は、圧油供給管31、電磁方向切換弁3
0および第2の作動油給排管27を通って型締シリンダ
21のピストンロッド室25に供給される。これによ
り、ピストン22が図1において左方へ駆動され、従来
周知のようにして可動盤6が固定盤7から離間する方向
へ駆動される。このとき、ピストンヘッド室24の作動
油の一部は、第1の作動油給排管26、電磁方向切換弁
30、作動油排出管40、作動油排出用チエック弁41
および作動油排出管40からタンク37へ排出される。
残りは、バイパス管50、作動油補充用チエック弁51
および制御弁55の可変絞弁52を通って作動油排出管
40で合流し、そして作動油排出用チエック弁41を通
って作動油排出管40からタンク37へ排出される。こ
のように作動油の一部が、電磁方向切換弁30をバイパ
スするので、背圧は高くならない。したがって、減速設
定時にもショックがなく、また型開工程時に背圧が高く
なることがないので、作動油の温度上昇による劣化の問
題もない。
【0015】本実施の形態によると、制御弁55は可変
絞弁52が設けられているので、バイパスする作動油の
流量を制御することができるが、制御弁55に代えて単
なる固定絞弁でも実施できることは明らかである。ま
た、上記実施の形態では、電磁方向切換弁30等は、手
動的に操作されるように説明したが、自動成形において
自動的に操作されることも明らかである。
絞弁52が設けられているので、バイパスする作動油の
流量を制御することができるが、制御弁55に代えて単
なる固定絞弁でも実施できることは明らかである。ま
た、上記実施の形態では、電磁方向切換弁30等は、手
動的に操作されるように説明したが、自動成形において
自動的に操作されることも明らかである。
【0016】次に、図2によりの本発明の第2の実施の
形態を説明する。図2は第2の実施の形態の要部のみを
示す図であるが、同図に示されているように本実施の形
態は、作動油が還流しないタイプのものである。図1に
示されている第1の実施の形態の構成要素と同じ要素あ
るいは同じような要素には、同じ参照数字を付けて重複
説明はしないが、本実施の形態においても電磁方向切換
弁30をバイパスするバイパス管50が、第1の作動油
給排管26と作動油排出管40との間に設けられ、この
バイパス管50に電磁開閉弁51’と、制御弁55とが
介装されている。型閉工程を実施するときは、電磁方向
切換弁30をXポジションに切り換え、電磁開閉弁5
1’を閉じる。そうすると、アキュムレータあるいは油
圧ポンプ群34から供給される作動油は、圧油供給管3
1および電磁方向切換弁30を通って第1の作動油給排
管26からピストンヘッド室24に供給される。これに
より、ピストンは右方へ駆動され、可動盤が型閉じ方向
に駆動される。ピストンロッド室25の作動油は、第2
の作動油給排管27および電磁方向切換弁30を通って
作動油排出管40からタンク37へ排出される。
形態を説明する。図2は第2の実施の形態の要部のみを
示す図であるが、同図に示されているように本実施の形
態は、作動油が還流しないタイプのものである。図1に
示されている第1の実施の形態の構成要素と同じ要素あ
るいは同じような要素には、同じ参照数字を付けて重複
説明はしないが、本実施の形態においても電磁方向切換
弁30をバイパスするバイパス管50が、第1の作動油
給排管26と作動油排出管40との間に設けられ、この
バイパス管50に電磁開閉弁51’と、制御弁55とが
介装されている。型閉工程を実施するときは、電磁方向
切換弁30をXポジションに切り換え、電磁開閉弁5
1’を閉じる。そうすると、アキュムレータあるいは油
圧ポンプ群34から供給される作動油は、圧油供給管3
1および電磁方向切換弁30を通って第1の作動油給排
管26からピストンヘッド室24に供給される。これに
より、ピストンは右方へ駆動され、可動盤が型閉じ方向
に駆動される。ピストンロッド室25の作動油は、第2
の作動油給排管27および電磁方向切換弁30を通って
作動油排出管40からタンク37へ排出される。
【0017】型開工程を実施するときは、電磁方向切換
弁30をYポジションに切り換え、電磁開閉弁51’を
開く。そうすると、アキュムレータあるいは油圧ポンプ
群34から供給される作動油は、圧油供給管31および
電磁方向切換弁30を通って第2の作動油給排管27か
らピストンロッド室25に供給される。これにより、ピ
ストンは左方へ駆動され、可動盤が型開き方向に駆動さ
れる。ピストンヘッド室24の作動油の一部は、第1の
作動油給排管26および電磁方向切換弁30を通って作
動油排出管40からタンク37へ排出される。残りの作
動油は、バイパス管50の電磁開閉弁51’および制御
弁55を通って作動油排出管40に合流し、そしてタン
ク37へ排出される。本実施の形態によっても、第1の
実施の形態と同様な効果が得られることは明らかであ
る。
弁30をYポジションに切り換え、電磁開閉弁51’を
開く。そうすると、アキュムレータあるいは油圧ポンプ
群34から供給される作動油は、圧油供給管31および
電磁方向切換弁30を通って第2の作動油給排管27か
らピストンロッド室25に供給される。これにより、ピ
ストンは左方へ駆動され、可動盤が型開き方向に駆動さ
れる。ピストンヘッド室24の作動油の一部は、第1の
作動油給排管26および電磁方向切換弁30を通って作
動油排出管40からタンク37へ排出される。残りの作
動油は、バイパス管50の電磁開閉弁51’および制御
弁55を通って作動油排出管40に合流し、そしてタン
ク37へ排出される。本実施の形態によっても、第1の
実施の形態と同様な効果が得られることは明らかであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる油圧式型
締装置は、型締シリンダを備え、そのピストンロッドが
直接的にあるいは間接的に可動盤に接続され、前記型締
シリンダのピストンヘッド室へ、型開閉用バルブが介装
されている管路を介して作動油を供給すると、前記可動
盤が固定盤に対して型閉じ方向に駆動され、前記型締シ
リンダのピストンロッド室へ作動油を供給すると、前記
ピストンヘッド室の作動油が前記型開閉用バルブが介装
されている管路を介してタンクへ排出されて、前記可動
盤が固定盤から型開き方向に駆動されるようになってい
る油圧式型締装置において、前記管路には、前記型開閉
用バルブをバイパスするバイパス管路が設けられている
ので、型開工程中には作動油の一部はバイパス管路を通
ってタンクへ排出される。したがって、本発明による
と、型開工程中に背圧が高くなるようなことはない。そ
れゆえ、型開閉用バルブに高応答性のサーボバルブが使
用されていても、減速設定時にもショックがなく、また
背圧が高くなることがないので、作動油の温度上昇によ
る劣化の問題もない、という本発明に特有の効果が得ら
れる。また、請求項2に記載の発明によると、バイパス
管路に可変絞弁が介装されているので、上記効果に加え
て、バイパスする作動油の比率を変えることができ、各
油圧機器の選定、配管径の決定等の設計上の制約が大幅
に減少するという効果がさらに得られる。
締装置は、型締シリンダを備え、そのピストンロッドが
直接的にあるいは間接的に可動盤に接続され、前記型締
シリンダのピストンヘッド室へ、型開閉用バルブが介装
されている管路を介して作動油を供給すると、前記可動
盤が固定盤に対して型閉じ方向に駆動され、前記型締シ
リンダのピストンロッド室へ作動油を供給すると、前記
ピストンヘッド室の作動油が前記型開閉用バルブが介装
されている管路を介してタンクへ排出されて、前記可動
盤が固定盤から型開き方向に駆動されるようになってい
る油圧式型締装置において、前記管路には、前記型開閉
用バルブをバイパスするバイパス管路が設けられている
ので、型開工程中には作動油の一部はバイパス管路を通
ってタンクへ排出される。したがって、本発明による
と、型開工程中に背圧が高くなるようなことはない。そ
れゆえ、型開閉用バルブに高応答性のサーボバルブが使
用されていても、減速設定時にもショックがなく、また
背圧が高くなることがないので、作動油の温度上昇によ
る劣化の問題もない、という本発明に特有の効果が得ら
れる。また、請求項2に記載の発明によると、バイパス
管路に可変絞弁が介装されているので、上記効果に加え
て、バイパスする作動油の比率を変えることができ、各
油圧機器の選定、配管径の決定等の設計上の制約が大幅
に減少するという効果がさらに得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を一部断面にして示
す模式図である。
す模式図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の要部を示す模式図
である。
である。
【図3】従来例の要部を示す模式図である。
【符号の説明】 6 可動盤 20 油圧回路 21 型締シリンダ 22 ピストン 23 ピストンロッド 24 ピストン
ヘッド室 25 ピストンロッド室 26 第1の作
動油給排管 27 第2の作動油給排管 30 電磁方向切換弁(型開閉用バルブ) 50 バイパス管 55 制御弁 52 可変絞弁
ヘッド室 25 ピストンロッド室 26 第1の作
動油給排管 27 第2の作動油給排管 30 電磁方向切換弁(型開閉用バルブ) 50 バイパス管 55 制御弁 52 可変絞弁
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
Claims (2)
- 【請求項1】 型締シリンダ(21)を備え、そのピス
トンロッド(23)が直接的にあるいは間接的に可動盤
(6)に接続され、前記型締シリンダ(21)のピスト
ンヘッド室(24)へ、型開閉用バルブ(30)が介装
されている管路(26)を介して作動油を供給すると、
前記可動盤(6)が固定盤(7)に対して型閉じ方向に
駆動され、前記型締シリンダ(21)のピストンロッド
室(25)へ作動油を供給すると、前記ピストンヘッド
室(24)の作動油が前記型開閉用バルブ(30)が介
装されている管路(26、40)を介してタンク(3
7)へ排出されて、前記可動盤(6)が前記固定盤
(7)から型開き方向に駆動されるようになっている油
圧式型締装置において、 前記管路(26、40)には、前記型開閉用バルブ(3
0)をバイパスするバイパス管路(50)が設けられて
いることを特徴とする射出成形機の油圧式型締装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のバイパス管路(50)
に、可変絞弁(52)が介装されている射出成形機の油
圧式型締装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11100259A JP2000289072A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 射出成形機の油圧式型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11100259A JP2000289072A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 射出成形機の油圧式型締装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000289072A true JP2000289072A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14269228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11100259A Pending JP2000289072A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 射出成形機の油圧式型締装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000289072A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101939151A (zh) * | 2008-02-06 | 2011-01-05 | 罗伯特·博世有限公司 | 具有螺杆传动装置的线性驱动装置 |
| JP2017009071A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 株式会社神戸製鋼所 | 油圧式駆動装置およびその制御方法 |
| CN110296113A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-10-01 | 内蒙古工业大学 | 一种基于流量电液伺服阀的施力系统及其控制方法 |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP11100259A patent/JP2000289072A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101939151A (zh) * | 2008-02-06 | 2011-01-05 | 罗伯特·博世有限公司 | 具有螺杆传动装置的线性驱动装置 |
| CN101939151B (zh) * | 2008-02-06 | 2014-03-12 | 罗伯特.博世有限公司 | 具有螺杆传动装置的线性驱动装置 |
| JP2017009071A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 株式会社神戸製鋼所 | 油圧式駆動装置およびその制御方法 |
| CN110296113A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-10-01 | 内蒙古工业大学 | 一种基于流量电液伺服阀的施力系统及其控制方法 |
| CN110296113B (zh) * | 2019-07-05 | 2021-02-23 | 内蒙古工业大学 | 一种基于流量电液伺服阀的施力系统及其控制方法 |
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