JP2000289400A - 硬練り及び軟練りの絵画用地塗剤 - Google Patents
硬練り及び軟練りの絵画用地塗剤Info
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- JP2000289400A JP2000289400A JP11101250A JP10125099A JP2000289400A JP 2000289400 A JP2000289400 A JP 2000289400A JP 11101250 A JP11101250 A JP 11101250A JP 10125099 A JP10125099 A JP 10125099A JP 2000289400 A JP2000289400 A JP 2000289400A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 密着性にすぐれ、かつ塗られた絵の具が滲ん
だり、その馴染みが悪かったりせず、油絵画としての発
色性にすぐれた絵画用地塗剤を提供すること。 【解決手段】 顔料ペースト成分として酸化チタン、珪
酸アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、粉末
雲母、メチルセルロース、水、界面活性剤を含有し、ア
クリルビヒクル成分としてアクリルエマルション、アル
キルセロソルブ、消泡剤を含有し、油性ビヒクル成分と
して加工乾性油、テレピン、微粉末シリカ、界面活性剤
を含有し、補助剤として消泡剤を含有すること、からな
る。
だり、その馴染みが悪かったりせず、油絵画としての発
色性にすぐれた絵画用地塗剤を提供すること。 【解決手段】 顔料ペースト成分として酸化チタン、珪
酸アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、粉末
雲母、メチルセルロース、水、界面活性剤を含有し、ア
クリルビヒクル成分としてアクリルエマルション、アル
キルセロソルブ、消泡剤を含有し、油性ビヒクル成分と
して加工乾性油、テレピン、微粉末シリカ、界面活性剤
を含有し、補助剤として消泡剤を含有すること、からな
る。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は絵画用の地塗剤、特
に油絵具に適した絵画用の地塗剤に関する。
に油絵具に適した絵画用の地塗剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絵画用の地塗剤は水性絵具、特に
そのなかのアクリル絵具に使用されるのを目的とするも
のであった。しかしこの水性絵具、特にそのなかのアク
リル絵具に使用される地塗剤は、いつの日からか万能的
に種々の絵画に使用されるようになり、さらに油絵具に
も使用されるようになり今日に至っている。
そのなかのアクリル絵具に使用されるのを目的とするも
のであった。しかしこの水性絵具、特にそのなかのアク
リル絵具に使用される地塗剤は、いつの日からか万能的
に種々の絵画に使用されるようになり、さらに油絵具に
も使用されるようになり今日に至っている。
【0003】しかし油絵具に従来のこの地塗剤を使用し
た場合、もともと水性絵具に使用される地塗剤であるた
め;密着性に問題があり、時として剥がれてしまうこ
と、さらに塗られた絵の具が滲んだり、その描き味にお
ける馴染みが悪くなり、したがって発色性が良くない、
等種々の問題があった。
た場合、もともと水性絵具に使用される地塗剤であるた
め;密着性に問題があり、時として剥がれてしまうこ
と、さらに塗られた絵の具が滲んだり、その描き味にお
ける馴染みが悪くなり、したがって発色性が良くない、
等種々の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、密着
性にすぐれ、かつ塗られた絵の具が滲んだり、その馴染
みが悪かったりせず油絵具としての発色性にすぐれた絵
画用地塗剤を提供することを目的とする。
性にすぐれ、かつ塗られた絵の具が滲んだり、その馴染
みが悪かったりせず油絵具としての発色性にすぐれた絵
画用地塗剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本願発明の絵画用地塗剤には、硬練りの絵画用地塗剤
と軟練り用地塗剤とがあるが、硬練りの絵画用地塗剤
は、顔料ペースト成分として酸化チタン、珪酸アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、粉末雲母、メチ
ルセルロース、水、界面活性剤を含有し、アクリルビヒ
クル成分としてアクリルエマルション、アルキルセロソ
ルブ、消泡剤を含有し、油性ビヒクル成分として加工乾
性油、テレピン、微粉末シリカ、界面活性剤を含有し、
補助剤として消泡剤を含有すること、からなるものであ
る。
の本願発明の絵画用地塗剤には、硬練りの絵画用地塗剤
と軟練り用地塗剤とがあるが、硬練りの絵画用地塗剤
は、顔料ペースト成分として酸化チタン、珪酸アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、粉末雲母、メチ
ルセルロース、水、界面活性剤を含有し、アクリルビヒ
クル成分としてアクリルエマルション、アルキルセロソ
ルブ、消泡剤を含有し、油性ビヒクル成分として加工乾
性油、テレピン、微粉末シリカ、界面活性剤を含有し、
補助剤として消泡剤を含有すること、からなるものであ
る。
【0006】本発明はその成分として加工乾性油を含む
ことに特徴があり、この加工乾性油を成分として含んだ
ことにより密着性が良くなり、かつ塗られた絵の具が滲
まず、その描き味における馴染みを悪くせず、油絵画と
しての発色性にすぐれた絵画用地塗剤を提供することが
出来るものである。
ことに特徴があり、この加工乾性油を成分として含んだ
ことにより密着性が良くなり、かつ塗られた絵の具が滲
まず、その描き味における馴染みを悪くせず、油絵画と
しての発色性にすぐれた絵画用地塗剤を提供することが
出来るものである。
【0007】加工乾性油としてはスタンドオイル、ボイ
ル油、サンシックンドオイルが適当である。
ル油、サンシックンドオイルが適当である。
【0008】顔料ペースト成分としての界面活性剤は分
散剤として作用するものであり、アルキルベタイン系が
好適であり、油性ビヒクル成分としての界面活性剤は水
系のアクリルエマルションと油性の加工乾性油をバイン
ダーし乳化する作用をするものであり、アルキルアミン
系が好適である。
散剤として作用するものであり、アルキルベタイン系が
好適であり、油性ビヒクル成分としての界面活性剤は水
系のアクリルエマルションと油性の加工乾性油をバイン
ダーし乳化する作用をするものであり、アルキルアミン
系が好適である。
【0009】pH調整剤は安定剤であるが、pH調整剤
を含むとさらに安定が良くなるが、含有量としては0.
2〜1%が好適である。
を含むとさらに安定が良くなるが、含有量としては0.
2〜1%が好適である。
【0010】テレピンは皮貼り防止効果及び見かけ乾燥
性の促進の役割を果たし、微粉末シリカは油絵具のタッ
チを出す役割をし、粉末雲母は塗膜が痩せてしまうのを
防ぐ役割をするものであり、消泡剤は混合、分散した際
に生じる泡を消去する役割りをするものである。
性の促進の役割を果たし、微粉末シリカは油絵具のタッ
チを出す役割をし、粉末雲母は塗膜が痩せてしまうのを
防ぐ役割をするものであり、消泡剤は混合、分散した際
に生じる泡を消去する役割りをするものである。
【0011】その他、酸化チタンは白色の顕色成分とし
て、硫酸バリウムは堅牢性付与成分として、炭酸カルシ
ウムは吸収性付与成分として、メチルセルロースは堅さ
を出し、珪酸アルミニウムは表面を光沢が出ないように
マット(ざらざら)な状態を出し、アルキルセロソルブ
は低温でも膜が出来るようにするための役割をするもの
である。
て、硫酸バリウムは堅牢性付与成分として、炭酸カルシ
ウムは吸収性付与成分として、メチルセルロースは堅さ
を出し、珪酸アルミニウムは表面を光沢が出ないように
マット(ざらざら)な状態を出し、アルキルセロソルブ
は低温でも膜が出来るようにするための役割をするもの
である。
【0012】含有量の範囲としては顔料ペースト成分と
して酸化チタンを10〜30%、珪酸アルミニウムを
0.1〜5%、炭酸カルシウムを5〜10%、硫酸バリ
ウムを1〜5%、粉末雲母を0.2〜5%、メチルセル
ロースを0.01〜1%、水を10〜30%、界面活性
剤を0.01〜1%含有すること、アクリルビヒクル成
分としてアクリルエマルションを10〜50%、アルキ
ルセロソルブを0.2〜5%、消泡剤を0.2〜1%含
有すること、油性ビヒクル成分として加工乾性油を0.
1〜5%、テレピンを2〜6%、微粉末シリカを0.0
1〜1%、界面活性剤を0.01〜1%含有すること、
補助剤として消泡剤0.2〜1%含有することが最も好
適である。
して酸化チタンを10〜30%、珪酸アルミニウムを
0.1〜5%、炭酸カルシウムを5〜10%、硫酸バリ
ウムを1〜5%、粉末雲母を0.2〜5%、メチルセル
ロースを0.01〜1%、水を10〜30%、界面活性
剤を0.01〜1%含有すること、アクリルビヒクル成
分としてアクリルエマルションを10〜50%、アルキ
ルセロソルブを0.2〜5%、消泡剤を0.2〜1%含
有すること、油性ビヒクル成分として加工乾性油を0.
1〜5%、テレピンを2〜6%、微粉末シリカを0.0
1〜1%、界面活性剤を0.01〜1%含有すること、
補助剤として消泡剤0.2〜1%含有することが最も好
適である。
【0013】軟練りの絵画用地塗剤は、顔料ペースト成
分として酸化チタン、珪酸アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、メチルセルロース、水、界面活性剤
を含有し、アクリルビヒクル成分としてアクリルエマル
ション、アルキルセロソルブ、消泡剤を含有し、油性ビ
ヒクル成分として加工乾性油、テレピン、界面活性剤を
含有し、補助剤として消泡剤を含有するものである。
分として酸化チタン、珪酸アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、メチルセルロース、水、界面活性剤
を含有し、アクリルビヒクル成分としてアクリルエマル
ション、アルキルセロソルブ、消泡剤を含有し、油性ビ
ヒクル成分として加工乾性油、テレピン、界面活性剤を
含有し、補助剤として消泡剤を含有するものである。
【0014】加工乾性油を含むことに特徴があること、
加工乾性油の作用、加工乾性油がスタンドオイル、ボイ
ル油、サンシックンドオイルが適当であること、顔料ペ
ースト成分としての界面活性剤の作用、その界面活性剤
がアルキルベタイン系が好適であること、油性ビヒクル
成分としての界面活性剤の作用、その界面活性剤がアル
キルアミン系が好適であること、pH調整剤を含むとさ
らに安定が良くなること、含有量としては0.2〜1%
が好適であること、テレピンの作用、消泡剤の作用、酸
化チタンの作用、硫酸バリウムの作用、炭酸カルシウム
の作用、メチルセルロースの作用、珪酸アルミニウムの
作用、アルキルセロソルブの作用については前記した硬
練りの絵画用地塗剤と同じである。
加工乾性油の作用、加工乾性油がスタンドオイル、ボイ
ル油、サンシックンドオイルが適当であること、顔料ペ
ースト成分としての界面活性剤の作用、その界面活性剤
がアルキルベタイン系が好適であること、油性ビヒクル
成分としての界面活性剤の作用、その界面活性剤がアル
キルアミン系が好適であること、pH調整剤を含むとさ
らに安定が良くなること、含有量としては0.2〜1%
が好適であること、テレピンの作用、消泡剤の作用、酸
化チタンの作用、硫酸バリウムの作用、炭酸カルシウム
の作用、メチルセルロースの作用、珪酸アルミニウムの
作用、アルキルセロソルブの作用については前記した硬
練りの絵画用地塗剤と同じである。
【0015】この軟練りの絵画用地塗剤の含有量の範囲
としては、顔料成分として酸化チタンを10〜30%、
珪酸アルミニウムを0.1〜5%、炭酸カルシウムを5
〜10%、硫酸バリウムを1〜5%、メチルセルロース
を0.01〜1%、水を15〜40%、界面活性剤を
0.01〜1%含有すること、アクリルビヒクル成分と
してアクリルバインダーを10〜50%、アルキルセロ
ソルブを0.2〜5%、消泡剤を0.2〜1%を含有す
ること、油性ビヒクル成分として加工乾性油を0.1〜
5%、テレピンを2〜6%、界面活性剤を0.01〜1
%含有すること、補助剤として消泡剤0.2〜1%含有
することが最も好適である。
としては、顔料成分として酸化チタンを10〜30%、
珪酸アルミニウムを0.1〜5%、炭酸カルシウムを5
〜10%、硫酸バリウムを1〜5%、メチルセルロース
を0.01〜1%、水を15〜40%、界面活性剤を
0.01〜1%含有すること、アクリルビヒクル成分と
してアクリルバインダーを10〜50%、アルキルセロ
ソルブを0.2〜5%、消泡剤を0.2〜1%を含有す
ること、油性ビヒクル成分として加工乾性油を0.1〜
5%、テレピンを2〜6%、界面活性剤を0.01〜1
%含有すること、補助剤として消泡剤0.2〜1%含有
することが最も好適である。
【0016】 硬練りの絵画用地塗剤は微粉末シリカを
含みこの微粉末シリカが他の成分特に加工乾性油及びメ
チルセルロースとの混合により油絵画のマチエールを鋭
く、かつ油絵画のようにシャープなタッチを形成し(図
1参照)、さらに粉末雲母が他の成分特に加工乾性油と
の混合により痩せを小さくし、したがって重厚さを出す
ことが出来る(図1参照)。
含みこの微粉末シリカが他の成分特に加工乾性油及びメ
チルセルロースとの混合により油絵画のマチエールを鋭
く、かつ油絵画のようにシャープなタッチを形成し(図
1参照)、さらに粉末雲母が他の成分特に加工乾性油と
の混合により痩せを小さくし、したがって重厚さを出す
ことが出来る(図1参照)。
【0017】これに対し軟練りの絵画用地塗剤は微粉末
シリカを含まないためマチエールがなだらかであり、平
滑な面を作りたい場合や、細密画を描く下地作りに適し
(図2参照)、さらに粉末雲母を含まないため痩せが大
きく、したがってマチエールが平板であり(図2参照)
平板な油絵を描くのに適している。
シリカを含まないためマチエールがなだらかであり、平
滑な面を作りたい場合や、細密画を描く下地作りに適し
(図2参照)、さらに粉末雲母を含まないため痩せが大
きく、したがってマチエールが平板であり(図2参照)
平板な油絵を描くのに適している。
【0018】また図3は本発明における絵画用地塗剤の
効果を示し、図4は従来の水性絵具、特にそのなかのア
クリル絵具の絵画用地塗剤の効果を示しているが、この
図から分かるように本発明の絵画用地塗剤は従来の絵画
用地塗剤よりも発色性にすぐれ、密着性が良いことが示
されている。
効果を示し、図4は従来の水性絵具、特にそのなかのア
クリル絵具の絵画用地塗剤の効果を示しているが、この
図から分かるように本発明の絵画用地塗剤は従来の絵画
用地塗剤よりも発色性にすぐれ、密着性が良いことが示
されている。
【0019】本願発明の製法は、酸化チタン等の本発明
の顔料成分に、アクリルエマルション等本発明のアクリ
ルビヒクル成分を混合し分散する。次にこれらの混合物
に、加工乾性油等の本発明の油性ビヒクル成分を分散さ
せながら混入する。次に分散機で高度分散状態まで分散
を行う。次に消泡剤を加えペーストを脱泡装置で脱気し
たのち充填するものである。製造方法は硬練りの絵画用
地塗剤及び軟練りの絵画用地塗剤ともに同じである。
の顔料成分に、アクリルエマルション等本発明のアクリ
ルビヒクル成分を混合し分散する。次にこれらの混合物
に、加工乾性油等の本発明の油性ビヒクル成分を分散さ
せながら混入する。次に分散機で高度分散状態まで分散
を行う。次に消泡剤を加えペーストを脱泡装置で脱気し
たのち充填するものである。製造方法は硬練りの絵画用
地塗剤及び軟練りの絵画用地塗剤ともに同じである。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の絵画用地塗剤(以下クサカ
ベ・ジェッソという。)と従来の水性絵具、特にそのな
かのアクリル絵具の絵画用地塗剤(以下アクリル用ジェ
ッソという。)とを比較した試験結果を示す。
ベ・ジェッソという。)と従来の水性絵具、特にそのな
かのアクリル絵具の絵画用地塗剤(以下アクリル用ジェ
ッソという。)とを比較した試験結果を示す。
【0021】[試験1] 試験:市販アクリル用ジェッソとクサカベ・ジェッソを
ボードに塗布し、乾燥した後、テレピンで2〜5倍に薄
めた油絵具を塗布し、発色を観察する。 結果:いずれのアクリル用ジェッソより、本来の油絵具
らしい発色(透明性の維持、明度上昇の防止、画面上で
の「チリ」発生の防止)が確認された(図3及び図4参
照)。
ボードに塗布し、乾燥した後、テレピンで2〜5倍に薄
めた油絵具を塗布し、発色を観察する。 結果:いずれのアクリル用ジェッソより、本来の油絵具
らしい発色(透明性の維持、明度上昇の防止、画面上で
の「チリ」発生の防止)が確認された(図3及び図4参
照)。
【0022】[試験2] 試験:a.おのおののジェッソを一般油性キャンバスに塗
布し、乾燥後、塗膜を強制的に剥がして、接着力をみ
る。 b.おのおののジェッソをボードに塗布し、乾燥後、画
用液で薄めない油絵具を1mmの厚みで塗り、完全乾燥
後、塗膜を強制的に剥がして、接着力を見る。 結果:a.クサカベ・ジェッソの場合、キャンバス上の既
存白色塗料がキャンバスから剥がれる。白色塗料とジェ
ッソは密着する。アクリルジェッソの場合は条件に左右
される。 b.クサカベ・ジェッソの方が油絵具との密着性が強い。
ただし、数量的計測は行っていない。
布し、乾燥後、塗膜を強制的に剥がして、接着力をみ
る。 b.おのおののジェッソをボードに塗布し、乾燥後、画
用液で薄めない油絵具を1mmの厚みで塗り、完全乾燥
後、塗膜を強制的に剥がして、接着力を見る。 結果:a.クサカベ・ジェッソの場合、キャンバス上の既
存白色塗料がキャンバスから剥がれる。白色塗料とジェ
ッソは密着する。アクリルジェッソの場合は条件に左右
される。 b.クサカベ・ジェッソの方が油絵具との密着性が強い。
ただし、数量的計測は行っていない。
【0023】[試験3]この試験は硬練りのクサカベ・
ジェッソとアクリル用ジェッソとの比較試験である。 試験:キャンバス又はボード上で、5mm厚におのおの
のジェッソを塗った後、くしの歯状へらでマチエールを
形成し、乾燥後、形状を観察する。 結果:従来のアクリル用ジェッソには、シャープなエッ
ジを形成するだけの可塑性はない。たいていの場合、レ
ベリングするようになっている。クサカベ・ジェッソは
やや、痩せはするが、塗ったときの形状をそのまま保つ
(図1及び図2参照)。
ジェッソとアクリル用ジェッソとの比較試験である。 試験:キャンバス又はボード上で、5mm厚におのおの
のジェッソを塗った後、くしの歯状へらでマチエールを
形成し、乾燥後、形状を観察する。 結果:従来のアクリル用ジェッソには、シャープなエッ
ジを形成するだけの可塑性はない。たいていの場合、レ
ベリングするようになっている。クサカベ・ジェッソは
やや、痩せはするが、塗ったときの形状をそのまま保つ
(図1及び図2参照)。
【0024】[試験4]この試験は硬練りのクサカベ・
ジェッソと軟練りのクサカベ・ジェッソ及び従来のアク
リル用ジェッソとの比較試験である。 試験:直径68mm、深さ8.5mmの円筒形金属容器
に、おのおののジェッソを摺切り詰めた後乾燥させる。
乾燥後、凹んだ部分に水をいれて、痩せた体積を測定す
る。 結果:下記の通り。クサカベ・ジェッソの硬練りタイプ
の痩せが最も小さい。アクリル画では、塗膜の痩せは余
り問題にならないが、油絵の表現上では、十分なマチエ
ールが残ることが望まれる。 リキテックス、ホルベイン、ゴールデンは従来のアクリ
ル用ジェッソの商品名である。
ジェッソと軟練りのクサカベ・ジェッソ及び従来のアク
リル用ジェッソとの比較試験である。 試験:直径68mm、深さ8.5mmの円筒形金属容器
に、おのおののジェッソを摺切り詰めた後乾燥させる。
乾燥後、凹んだ部分に水をいれて、痩せた体積を測定す
る。 結果:下記の通り。クサカベ・ジェッソの硬練りタイプ
の痩せが最も小さい。アクリル画では、塗膜の痩せは余
り問題にならないが、油絵の表現上では、十分なマチエ
ールが残ることが望まれる。 リキテックス、ホルベイン、ゴールデンは従来のアクリ
ル用ジェッソの商品名である。
【0025】
【発明の効果】本発明は前記した如く密着性にすぐれ、
かつ塗られた絵の具が滲んだり、その馴染みが悪かった
りせず油絵具としての発色性にすぐれた絵画用地塗剤を
提供することが出来るが、さらに加工乾性油とその他の
成分特にアクリルエマルションとの混合により指触乾燥
までの時間が従来の絵画用地塗剤よりもわずかではある
が短く、かつ加工乾性油とその他の成分の混合によりほ
んのわずかではあるが黄味を生じ落ちつきを出す効果が
ある。又、特許請求の範囲に記載の本発明は、絵画用以
外のペイント、その他種々の地塗剤として多目的に使用
(応用)することが可能である。
かつ塗られた絵の具が滲んだり、その馴染みが悪かった
りせず油絵具としての発色性にすぐれた絵画用地塗剤を
提供することが出来るが、さらに加工乾性油とその他の
成分特にアクリルエマルションとの混合により指触乾燥
までの時間が従来の絵画用地塗剤よりもわずかではある
が短く、かつ加工乾性油とその他の成分の混合によりほ
んのわずかではあるが黄味を生じ落ちつきを出す効果が
ある。又、特許請求の範囲に記載の本発明は、絵画用以
外のペイント、その他種々の地塗剤として多目的に使用
(応用)することが可能である。
【図1】本発明の硬練りの絵画用地塗剤が油絵画のマチ
エールを鋭くかつ油絵画のようにシャープなタッチを形
成し、痩せが小さいことを示す図である。
エールを鋭くかつ油絵画のようにシャープなタッチを形
成し、痩せが小さいことを示す図である。
【図2】本発明の軟練りの絵画用地塗剤が油絵画のマチ
エールがなだらかであること、かつ痩せが大きいことを
示す図である。
エールがなだらかであること、かつ痩せが大きいことを
示す図である。
【図3】本発明における絵画用地塗剤の効果を示す図で
ある。
ある。
【図4】従来の水性絵具、特にそのなかのアクリル絵具
の絵画用地塗剤の効果を示す図である。
の絵画用地塗剤の効果を示す図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 顔料ペースト成分として酸化チタン、珪
酸アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、粉末
雲母、メチルセルロース、水、界面活性剤を含有し、ア
クリルビヒクル成分としてアクリルエマルション、アル
キルセロソルブ、消泡剤を含有し、油性ビヒクル成分と
して加工乾性油、テレピン、微粉末シリカ、界面活性剤
を含有し、補助剤として消泡剤を含有すること、からな
ることを特徴とする硬練りの絵画用地塗剤。 - 【請求項2】 顔料ペースト成分として酸化チタンを1
0〜30%、珪酸アルミニウムを0.1〜5%、炭酸カ
ルシウムを5〜10%、硫酸バリウムを1〜5%、粉末
雲母を0.2〜5%、メチルセルロースを0.01〜1
%、水を10〜30%、界面活性剤を0.01〜1%含
有すること、アクリルビヒクル成分としてアクリルエマ
ルションを10〜50%、アルキルセロソルブを0.2
〜5%、消泡剤を0.2〜1%含有すること、油性ビヒ
クル成分として加工乾性油を0.1〜5%、テレピンを
2〜6%、微粉末シリカを0.01〜1%、界面活性剤
を0.01〜1%含有すること、補助剤として消泡剤
0.2〜1%含有すること、を特徴とする請求項1記載
の硬練りの絵画用地塗剤。 - 【請求項3】 顔料成分としてさらにpH調整剤を含む
ことを特徴とする請求項1記載の硬練りの絵画用地塗
剤。 - 【請求項4】 顔料成分としてさらにpH調整剤を0.
2〜1%含むことを特徴とする請求項2記載の硬練りの
絵画用地塗剤。 - 【請求項5】 顔料成分としての界面活性剤がアルキル
ベタイン系であることを特徴とする請求項1又は2記載
の硬練りの絵画用地塗剤。 - 【請求項6】 油性ビヒクル成分としての界面活性剤が
アルキルアミン系であることを特徴とする請求項1又は
2記載の硬練りの絵画用地塗剤。 - 【請求項7】 油性ビヒクル成分としての加工乾性油が
スタンドオイル、ボイル油、サンシックンドオイルであ
ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の硬練
りの絵画用地塗剤。 - 【請求項8】 顔料ペースト成分として酸化チタン、珪
酸アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、メチ
ルセルロース、水、界面活性剤を含有し、アクリルビヒ
クル成分としてアクリルエマルション、アルキルセロソ
ルブ、消泡剤を含有し、油性ビヒクル成分として加工乾
性油、テレピン、界面活性剤を含有し、補助剤として消
泡剤を含有すること、からなることを特徴とする軟練り
の絵画用地塗剤。 - 【請求項9】 顔料成分として酸化チタンを10〜30
%、珪酸アルミニウムを0.1〜5%、炭酸カルシウム
を5〜10%、硫酸バリウムを1〜5%、メチルセルロ
ースを0.01〜1%、水を15〜40%、界面活性剤
を0.01〜1%含有すること、アクリルビヒクル成分
としてアクリルエマルションを10〜50%、アルキル
セロソルブを0.2〜5%、消泡剤を0.2〜1%含有
すること、油性ビヒクル成分として加工乾性油を0.1
〜5%、テレピンを2〜6%、界面活性剤を0.01〜
1%含有すること、補助剤として消泡剤0.2〜1%を
含有すること、を特徴とする請求項8記載の軟練りの絵
画用地塗剤。 - 【請求項10】 顔料成分としてさらにpH調整剤を含
むことを特徴とする請求項8記載の軟練りの絵画用地塗
剤。 - 【請求項11】 顔料成分としてさらにpH調整剤を
0.2〜1%含むことを特徴とする請求項9記載の軟練
りの絵画用地塗剤。 - 【請求項12】 顔料成分としての界面活性剤がアルキ
ルベタイン系であることを特徴とする請求項8又は9記
載の軟練りの絵画用地塗剤。 - 【請求項13】 油性ビヒクル成分としての界面活性剤
がアルキルアミン系であることを特徴とする請求項8又
は9記載の軟練りの絵画用地塗剤。 - 【請求項14】 油性ビヒクル成分としての加工乾性油
がスタンドオイル、ボイル油、サンシックンドオイルで
あることを特徴とする請求項8、9、10又は11記載
の軟練りの絵画用地塗剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11101250A JP2000289400A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 硬練り及び軟練りの絵画用地塗剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11101250A JP2000289400A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 硬練り及び軟練りの絵画用地塗剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000289400A true JP2000289400A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14295677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11101250A Pending JP2000289400A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 硬練り及び軟練りの絵画用地塗剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000289400A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002004569A1 (fr) * | 2000-07-10 | 2002-01-17 | Mutsuo Himeno | Composition de revetement |
| JP2008200967A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Buruneezu Kk | 着色木粉の製造方法、着色木粉、色彩面、模様面または絵柄面の製造方法及び色彩面、模様面または絵柄面 |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP11101250A patent/JP2000289400A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002004569A1 (fr) * | 2000-07-10 | 2002-01-17 | Mutsuo Himeno | Composition de revetement |
| JP2008200967A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Buruneezu Kk | 着色木粉の製造方法、着色木粉、色彩面、模様面または絵柄面の製造方法及び色彩面、模様面または絵柄面 |
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