JP2000289639A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2000289639A
JP2000289639A JP10534399A JP10534399A JP2000289639A JP 2000289639 A JP2000289639 A JP 2000289639A JP 10534399 A JP10534399 A JP 10534399A JP 10534399 A JP10534399 A JP 10534399A JP 2000289639 A JP2000289639 A JP 2000289639A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルを中立位置に戻すためのワークロー
ドが軽減されていながら、コストアップを最小限に止め
ることが可能な電動パワーステアリング装置を提供する
こと。 【解決手段】 本発明の電動パワーステアリング装置
は、制御ユニット10に、パワーアシストモータ3の電
圧・電流に基づいて操舵角速度estevを推定する操
舵角速度推算手段17と、操舵トルク信号Tsおよび操
舵角速度estevに基づいてハンドル操作が戻し状態
であるか否かを判定するハンドル戻し判定手段18と、
戻し状態にある場合には適正な戻し補正量icr’を生
成する戻し補正量演算手段19とをもつ。より良好な戻
し操舵感覚が得られながら、ABSを装備していない車
両であっても新たにセンサを付加する必要がないので、
コストアップが最小限に止められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車など操
舵を行う車両に装備される電動パワーステアリング装置
の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】自動車の操舵装置では、一方に切られた
ハンドル(ステアリングホイール)から運転者が手を離
すなり操舵力を抜くなりして、自然に操舵車輪が中立位
置に戻す操作が通常行われてきた。ところが通常の電動
パワーステアリング装置では、自然に操舵車輪が中立位
置に戻るのを期待していると、特に低速時にはハンドル
が戻りにくいという不都合があった。これは、路面から
各操舵車輪にかかる力により自然にハンドルが戻ろうと
する際に、パワーアシストモータおよびその減速機がも
つ慣性モーメントおよび摩擦抵抗などの影響に起因して
いる。その結果、運転者がハンドルから手を離しても、
ハンドルの戻りが遅かったり、ハンドルが中立位置まで
戻りきらなかったりするので、運転者は積極的にハンド
ルを中立位置にまで戻す操作をしなければならず、ワー
クロードが大きかった。
【0003】このような不都合を解消する目的で、特公
平3−11944号公報には、ハンドルを一方に切るト
ルクを弱めると、直ちに戻し操舵が自動的に行われて操
舵車輪が中立位置に戻る電動パワーステアリング装置が
開示されている。すなわち、同公報の電動パワーステア
リング装置には、ステアリングラック軸の左右位置を検
出することにより直接的に操舵車輪の操舵角を検出する
舵角センサが装備されている。そして、ステアリングコ
ラムにかかる操舵トルクの急激な減少によってハンドル
が戻し状態にあると判定された場合には、積極的にパワ
ーアシストモータが駆動され、操舵車輪は速やかに中立
位置に戻されるようになっている。その結果、同公報の
技術によれば、ハンドルを中立位置に戻すための積極的
な運転操作を行うことが不要になり、運転者のワークロ
ードが軽減されるという効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報の技術では、通常の電動パワーステアリング装置のハ
ードウェア構成に加えて、操舵車輪の操舵角を検出する
ための舵角センサが必要とされるので、その分のコスト
アップは不可避であった。そこで本発明は、ハンドルを
中立位置に戻すためのワークロードが軽減されていなが
ら、コストアップを最小限に止めることが可能な電動パ
ワーステアリング装置を提供することを解決すべき課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、発明者は以下の手段を発明した。 (第1手段)本発明の第1手段は、請求項1記載の電動
パワーステアリング装置である。本手段において、制御
ユニットは、車速センサからの車速信号とトルクセンサ
からの操舵トルク信号とに基づいて、パワーアシストモ
ータを駆動する作用を有する。この作用を発揮するため
に、制御ユニットは、操舵角速度推算手段、ハンドル戻
し判定手段および戻し制御手段を備えている。
【0006】操舵角速度推算手段は、パワーアシストモ
ータに加えられるモータ端子間電圧と、そのモータ電流
検出値とに基づいて、モータ回転角速度を推定してハン
ドルの操舵角速度推定値を算出する数値演算手段であ
る。また、ハンドル戻し判定手段は、操舵トルク信号と
操舵角速度推定値とに基づいて、ハンドルが戻し状態に
あるか否かを判定する論理演算手段である。さらに、戻
し制御手段は、このハンドル戻し判定手段によってハン
ドルが戻し状態にあると判定された場合には、モータ制
御回路等を介してパワーアシストモータに適正な戻し操
舵をさせる制御を行う数値演算手段である。これらの演
算手段が、所定の制御ロジックに従って互いに関連しな
がら作用することにより、制御ユニットは、ハンドルが
戻し状態にある場合には、適正な戻し操舵をさせるよう
に、パワーアシストモータを駆動することができる。
【0007】すなわち、これらの演算手段は、ECU等
の制御ユニット内に装備されているマイクロコンピュー
タのソフトウェアを改修するなどのマイナーチェンジに
よって実現可能である。それゆえ、本手段では、操舵角
センサ等のハードウェアを新たに装備すること必要がな
くなり、その分のコストアップがなくなる。それでい
て、本手段の電動パワーステアリング装置によれば、ハ
ンドルを中立位置に戻すためのワークロードを軽減する
ことができる。
【0008】したがって、本手段の電動パワーステアリ
ング装置によれば、ハンドルを中立位置に戻すためのワ
ークロードが軽減されていながら、コストアップを最小
限に止めることができるという効果がある。そのうえ本
手段は、ABSを備えていない車両にも、新たにセンサ
を付加することなしに適用することができるという効果
がある。
【0009】(第2手段)本発明の第2手段は、請求項
2記載の電動パワーステアリング装置である。本手段に
おいては、前記ハンドル戻し判定手段は、前記操舵トル
ク信号の符号と前記操舵角速度推定値の符号とに基づい
て前記ハンドルが戻し状態にあるか否かを判定する論理
演算手段である。それゆえ、複雑な数値演算処理等の演
算は不要となり、論理演算のロジックが簡素化される。
【0010】したがって本手段によれば、前述の第1手
段の効果に加えて、ハンドルの戻し状態の判定に関わる
論理演算のロジックが簡素化されるので、制御ユニット
のコストアップも最低限に抑制されるという効果があ
る。 (第3手段)本発明の第3手段は、請求項3記載の電動
パワーステアリング装置である。
【0011】本手段においては、ハンドル戻し判定手段
により、操舵トルク信号が右向きであり操舵角速度推定
値が左向きである場合には、ハンドルが右切り位置から
中立位置への戻し状態にあると判定される。逆に、操舵
トルク信号が左向きであり操舵角速度推定値が右向きで
ある場合には、ハンドルが左切り位置から中立位置への
戻し状態にあると判定される。
【0012】ハンドルが戻し状態に入ったときには、ハ
ンドルは中立位置へと戻る方向に角速度を持つことは当
然である。一方、操舵トルク信号が依然としてハンドル
をより大きく切る方向へ発生していることに関しては、
疑問をもたれる方も居よう。しかしながら、発明者が実
験を行ったところ、どんなに急操舵を行っても運転者の
操作である限り、ハンドルが戻し状態に入った瞬間(つ
まりハンドルが中立位置へと戻る方向に角速度を持ち始
めた瞬間)には、操舵トルク信号は依然としてハンドル
をより大きく切る方向へ発生していることが発見され
た。そして、戻し操舵が進むうちに、多くの場合には操
舵トルク信号の符号は反転し、ハンドルを中立位置へと
戻す方向への操舵トルク信号が発生するに至る。
【0013】また、それならばハンドルの角速度に相当
する操舵角速度推定値だけを観測していれば戻し状態へ
入ったことが判定できそうに思う向きもあろうが、そう
ではない。すなわち、操舵角速度推定値が中立位置方向
へ発生してることを知るには、操舵角自体が観測できて
いなければならない。しかしながら、本発明のパワース
テアリング装置は、操舵角センサを持たない構成である
ので、操舵角速度推定値がわかっても、中立位置へ向か
っているのか逆に操舵角を増す方向に向かっているのか
は、操舵角速度推定値だけからは判定がつかない。とこ
ろが、操舵角速度推定値の符号が変わった瞬間に操舵ト
ルク信号の符号を援用することにより、操舵角の方向を
間接的に観測することができることが実験的にわかっ
た。そこで本手段では、操舵角速度推定値に操舵トルク
信号を援用して戻し状態に入ったことが判定される。
【0014】したがって本手段によれば、前述の第2手
段と同様に、操舵角センサが不要で安価な構成でありな
がら、簡素な論理演算で戻し状態の入ったことが判定で
きるという効果がある。 (第4手段)本発明の第4手段は、請求項4記載の電動
パワーステアリング装置である。
【0015】本手段では、前記第3手段において、操舵
トルクの符号と操舵角速度推定値の符号との所定の組み
合わせが、所定時間続いた場合にのみ、戻し状態に入っ
たとの判定がなされる。自動車等の車両の搭載しての実
運用においては、振動等の外乱や手の震え等の擾乱が入
るので、ハンドルを戻す意志が運転者にないにも関わら
ず、ごく短時間だけ操舵トルクの符号と操舵角速度推定
値の符号とが戻し状態に入る際の組み合わせになること
がある。このような場合にハンドル戻し制御に入ってし
まうと、操舵感覚に違和感を生じて不都合である。そこ
で本手段のように、操舵トルクの符号と操舵角速度推定
値の符号との所定の組み合わせが所定時間続いた場合に
のみ、戻し状態に入ったとの判定がなされるのであれ
ば、このような誤判定による不都合が回避される。
【0016】したがって本手段によれば、前述の第3手
段の効果に加えて、ハンドル操作が戻し状態に入ったと
の判定に誤判定が少なくなり、同判定がより確実になさ
れるようになるので、操舵感覚が向上するという効果が
ある。 (第5手段)本発明の第5手段は、請求項5記載の電動
パワーステアリング装置である。
【0017】本手段では、ハンドル戻し判定手段によ
り、ハンドルが右切り位置からの戻し状態にあると判定
されている場合には、操舵角速度推定値がゼロないし右
向きになったら該右切り位置からの戻し状態から脱出し
たものと判定される。逆に、ハンドルが左切り位置から
の戻し状態にあると判定されている場合には、操舵角速
度推定値がゼロないし左向きになったら左切り位置から
の戻し状態から脱出したものと判定される。
【0018】すなわち、ハンドル戻し制御中に戻し方向
が明らかになっていれば、操舵角速度推定値がゼロにな
るか符号が反転することをもって、ハンドル戻し制御が
終了したものと判定される。最も簡素には、ハンドル戻
し制御中に操舵角速度推定値がゼロになるか符号が反転
することをもって、ハンドル戻し制御が終了したものと
判定される。
【0019】したがって本手段によれば、前述の第1手
段の効果に加えて、戻し状態からの脱出を判定する論理
がきわめて簡素になり、マイクロコンピュータなどの演
算手段をより安価にすることができるという効果があ
る。 (付記)以下の実施例1で示すように、前記第4手段と
前記第5手段との組み合わせが本発明の実施形態のベス
トモードである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の電動パワーステアリング
装置の実施の形態については、当業者に実施可能な理解
が得られるよう、以下の実施例で明確かつ十分に説明す
る。 [実施例1] (実施例1の構成)本発明の実施例1としての電動パワ
ーステアリング装置は、電気自動車用の操舵装置であっ
て、図1に示すように、車速センサ1、トルクセンサ
2、制御ユニット10およびパワーアシストモータ3を
有する。
【0021】車速センサ1は、速度計用の車速信号vを
生成するセンサであって、すでに自動車に標準装備され
ている。一方、トルクセンサ2は、ステアリングコラム
にかかる操舵トルクを検出して操舵トルク信号Tsを生
成するセンサであって、パワーアシストを行うパワース
テアリング装置ではすでに標準装備されている。本実施
例の電動パワーステアリング装置では、自動車の状態を
検知するセンサとしてはこれら二種類のセンサだけが採
用されており、操舵車輪の操舵角度を検出するポテンシ
ョメータなどの操舵角センサは必要とされない。また、
左右の車輪間の回転速度差を検出する必要もないので、
ABSを装備していない自動車にも新たにセンサを付加
することなく本実施例を適用することができる。
【0022】パワーアシストモータ3は、制御ユニット
10によって適正に制御されながら駆動され、運転者が
ハンドルにかける操舵トルクを補強して、操舵車輪に舵
角を与える操舵力を高める直流モータである。一方、制
御ユニット10は、前述の車速信号vと操舵トルク信号
Tsとに基づいて、パワーアシストモータ3を適正に駆
動するECUである。
【0023】すなわち、制御ユニット10は、車速演算
器11、電流指令値演算手段12、モータ制御回路1
3、モータ駆動回路14、モータ電流検出回路15、モ
ータ端子間電圧検出回路16、操舵角速度推算手段1
7、ハンドル戻し判定手段18、戻し補正量演算手段1
9および加算手段20を内蔵している。これらの構成要
素のうち、車速演算器11、電流指令値演算手段12、
モータ制御回路13、モータ駆動回路14、モータ電流
検出回路15およびモータ端子間電圧検出回路16は、
普通の電動パワーステアリング装置がもっているものと
基本的に同じであるので、詳しい説明は省略する。
【0024】また、電流指令値演算手段12、操舵角速
度推算手段17、ハンドル戻し判定手段18、戻し補正
量演算手段19および加算手段20は、制御ユニット1
0に内蔵されているマイクロコンピュータ(図略)によ
ってそれぞれ実現されるデジタル演算手段である。ここ
で、電流指令値演算手段12、戻し補正量演算手段19
および加算手段20は、戻し制御手段を構成している。
【0025】すなわち、操舵角速度推算手段17は、パ
ワーアシストモータ3に加えられるモータ端子間電圧V
mとそのモータ電流検出値Imとに基づいて推定された
モータ回転角速度から、操舵角速度推定値estevを
算出する演算を行う数値演算手段である。一方、ハンド
ル戻し判定手段18は、操舵トルク信号Tsと操舵角速
度推定値estevとに基づいて、ハンドルが戻し状態
にあるか否かを判定する論理演算手段である。さらに、
戻し補正量演算手段19は、このハンドル戻し判定手段
18によってハンドルが戻し状態にあると判定された場
合には、パワーアシストモータ3に適正な戻し操舵をさ
せるための戻し補正量icr’を生成する数値演算手段
である。
【0026】ここで、ハンドル戻し判定手段18は、操
舵トルク信号Tsの符号と操舵角速度推定値estev
の符号とに基づいて、ハンドルが戻し状態にあるか否か
を判定する論理演算手段である。すなわち、操舵トルク
信号Tsが右向きであり操舵角速度推定値estevが
左向きである状態が所定時間を越えて続いた場合には、
ハンドルが右切り位置からの戻し状態にあると判定し、
操舵トルク信号Tsが左向きであり操舵角速度推定値e
stevが右向きである状態が該所定時間を越えて続い
た場合には、ハンドルが左切り位置からの戻し状態にあ
ると判定する論理演算手段である。また、ハンドルが右
切り位置からの戻し状態にあると判定されている場合に
は、操舵角速度推定値estevがゼロないし右向きに
なったら右切り位置からの戻し状態から脱出したものと
判定し、ハンドルが左切り位置からの戻し状態にあると
判定されている場合には、操舵角速度推定値estev
がゼロないし左向きになったら左切り位置からの戻し状
態から脱出したものと判定する論理演算手段である。
【0027】本実施例の電動パワーステアリング装置に
おける各種信号の入出力は、図1に示す通りであるが、
本実施例の特徴的な部分(特にハンドル戻し判定手段1
8)の作用については、後ほど項を改めて詳しく説明す
る。 (実施例1の作用の概要)本実施例の電動パワーステア
リング装置は、以上のように構成されているので、以下
のような作用効果を発揮する。読者におかれては、図1
を参照しつつ読み進められたい。
【0028】操舵角速度推算手段17は、パワーアシス
トモータ3に加えられるモータ端子間電圧Vmとそのモ
ータ電流検出値Imとに基づいて、操舵角速度推定値e
stevを推定する数値演算を行う。ここで、モータ端
子間電圧Vmは、モータ駆動回路14に付属しているモ
ータ端子間電圧検出回路16のよって検出され、図示し
ないA/D変換器を介して操舵角速度推算手段17に入
力される。一方、モータ電流検出値Imは、モータ制御
回路13等と共にマイナー・フィードバックループを形
成しているモータ電流検出回路15によって計測され、
やはり図示しないA/D変換器を介して操舵角速度推算
手段17に入力される。また、操舵角速度推定値est
evは、ハンドルの回転角度の推定値であって、操舵車
輪の操向角速度の推定値ではない。
【0029】すなわち、操舵角速度推定値estev
は、操舵角速度推算手段17により、次の数1に従って
算出される。
【0030】
【数1】 estev={(Vm−Im・Rm)/K
t}・(360/Nmr) ここで、前述のように、Vmはモータ端子間電圧であ
り、Imはモータ電流検出値である。また、Rmはモー
タ巻線抵抗、Ktは誘起電圧定数、Nmrはパワーアシ
ストモータ3からステアリングコラムまでの減速比であ
る。操舵角速度推算手段17によって算定された操舵角
速度推定値estevは、ハンドル戻し判定手段18に
伝達される。ハンドル戻し判定手段18にはまた、前述
のトルクセンサ2からの操舵トルク信号Tsが入力され
る。
【0031】ハンドル戻し判定手段18は、操舵トルク
信号Tsおよび操舵角速度推定値estevに基づい
て、ハンドルが戻し状態にあるか否かを判定する論理演
算を行う。ハンドル戻し判定手段18によるこの判定結
果は、車速演算器11により計測された車速信号vに並
行して、戻し補正量演算手段19に供給される。なお、
ハンドル戻し判定手段18の作用である判定ロジックに
ついては、項を改めて後ほど詳しく説明する。
【0032】最後に、戻し補正量演算手段19は、前述
のようにハンドル戻し判定手段18によってハンドルが
戻し状態にあると判定された場合には、数値演算を行
い、パワーアシストモータ3に適正な戻し操舵をさせる
戻し補正量icr’を生成する。この数値演算は、ハン
ドル戻し判定手段18によってハンドルが中立位置への
戻し状態のあると判定された場合に、車速演算器11に
よって測定された車速信号vに基づき、所定の演算ロジ
ックに従ってなされ、適正な戻し補正量が生成される。
戻し補正量演算手段19が行う論理演算の判定ロジック
については、次の項で詳しく説明する。
【0033】戻し補正量icr’は、このようにして戻
し補正量演算手段19によって生成され、電流指令値演
算手段12の出力である電流指令値icに加算手段20
で加算されて戻し補正がなされた電流指令値ic+ic
r’が生成される。そして、この戻し補正がなされた電
流指令値ic+icr’は、モータ制御回路13に提供
されてパワーアシストモータ3の出力を規定する。
【0034】(実施例1の判定ロジック)本項では、以
上の作用のうち、ハンドル戻し判定手段18の作用につ
いて、図2のフローチャートを参照しつつより具体的に
説明する。図2に示すように、ハンドル戻し判定手段1
8の判定ロジックがスタートすると、先ず処理ステップ
S1で前回の同判定ロジックがスタートしてから20ミ
リ秒経つまで待たされる。すなわち、この判定ロジック
は、20ミリ秒毎に実行されるようになっている。
【0035】そして、この判定ロジックが所定時間間隔
でスタートすると、処理ステップS2で、両戻り中判定
タイマのカウントアップが始まる。すなわち、ハンドル
が右切り位置から中立位置への戻し状態にある時間を計
数するためのタイマ(右からの戻り中判定タイマ)と、
ハンドルが左切り位置から中立位置への戻し状態にある
時間を計数するためのタイマ(左からの戻り中判定タイ
マ)とのインクリメントが行われる。
【0036】次に、判断ステップS3で、前回のハンド
ル戻し判定手段18での判定結果が通常制御中であった
か否か、すなわち戻し制御中でなかったか否かの判定が
行われる。その結果、前回のハンドル戻し判定手段18
での判定結果が通常制御中であって戻し制御中でなかっ
たと判定された場合には、ステップS4〜S7およびス
テップS14〜S17で、現時点のハンドル操作が戻り
中になっているか否かを判定するルーチンに入る。
【0037】すなわち、判断ステップS4では、操舵ト
ルク信号Tsが正(右向き)であり、かつ、操舵角速度
推定値estevが負(左向き)である場合には、ハン
ドルが右からの戻り中になっている可能性ありとして次
の判断ステップS5に進む。ここで、急操舵による右か
らの戻し操作を行った場合には操舵トルク信号Tsが負
(左向き)になるのではないかとの懸念をお持ちの読者
もあろう。しかし、発明者が実験により確認したとこ
ろ、右からの戻し操作の初期においては、短時間であっ
ても必ず操舵トルク信号Tsが正(右向き)に出ている
ことが確認されたので、判断ステップS4の判定基準は
信頼すべきものである。なお、このことは左からの戻し
操作の判定に関しても左右が逆転するだけで同様である
ので、後述の判断ステップS14の判定基準も信頼に足
りる。
【0038】そして、判断ステップS5では、前述の処
理ステップS2でカウントアップされた右からの戻り中
判定タイマが、所定の閾値tmmhを越えているか否か
が判定される。この判定で右からの戻り中判定タイマが
閾値tmmhを越えていると判定された場合には、次の
処理ステップS6で戻し制御開始とされ戻し制御フラッ
グが立てられる。逆に、右からの戻り中判定タイマが閾
値tmmhを越えていると判定されなかった場合には、
まだ確実には戻し状態に入っていないと見なされ、通常
制御のままに判定は保たれる。処理ステップS6のよう
に、戻り中判定タイマが閾値tmmhを越えたか否かを
判定することにより、微振動等のノイズによって戻し制
御に入ってしまうような誤判定が防止される。このよう
な誤判定防止作用は、判断ステップS5と左右が逆転し
た後述の判断ステップS15においても、同様に有効で
ある。
【0039】逆に、判断ステップS4で、右からの戻り
中になっている可能性なしと判定された場合には、判定
ロジックは判断ステップSに並行した判断ステップS1
4に進み、ハンドルが左からの戻り中になっていないか
どうかが判定される。すなわち、判断ステップS14で
は、操舵トルク信号Tsが負(左向き)であり、かつ、
操舵角速度推定値estevが正(右向き)である場合
には、ハンドルが左からの戻り中になっている可能性あ
りとして次の判断ステップS15に進む。判断ステップ
S15では、前述の処理ステップS2でカウントアップ
された左からの戻り中判定タイマが、所定の閾値tmm
hを越えているか否かが判定される。この判定で左から
の戻り中判定タイマが閾値tmmhを越えていると判定
された場合には、次の処理ステップS16で戻し制御開
始とされ戻し制御フラッグが立てられる。逆に、左から
の戻り中判定タイマが閾値tmmhを越えていると判定
されなかった場合には、まだ確実には戻し状態に入って
いないと見なされ、通常制御のままに判定は保たれる。
【0040】なお、判断ステップS4でも判断ステップ
S14でもハンドルが戻し状態にないと判定された場合
には、通常制御が継続されて処理ステップS27に判定
ロジックは進む。そして処理ステップS27で、右から
の戻り中判定タイマも左からの戻り中判定タイマもゼロ
にリセットされ、判定ロジックは、ハンドルが戻し状態
になく通常制御が継続されるとの判定を維持する。
【0041】一方、前述の判断ステップS3で、前回の
ハンドル戻し判定手段18での判定結果が通常制御中で
なく戻し制御中であったと判定された場合には、判定ロ
ジックは、図中右方の判断ステップS31に進む。そし
て、ステップS31〜S34およびステップS42〜S
44で、現時点のハンドル操作が戻り中に維持されてい
るか否かを判定するルーチンに入る。
【0042】すなわち、判断ステップS31で右からの
戻り中であると判定された場合には、処理ステップS3
2で右からの戻り中判定タイマも左からの戻り中判定タ
イマもゼロにリセットされる。処理ステップS32の処
理は、両タイマがカウントアップされ続けて、後々に前
述の判断ステップS5,S15で誤判定が起こらないよ
うにすることを目的にしている。そして、判断ステップ
S33で操舵角速度推定値estevがゼロ以上、すな
わちハンドルが停止ないし逆転に入ったかどうかが判定
される。この判断ステップS33で肯定的な判定がなさ
れた場合には、処理ステップS34で戻し制御が終了し
たとされ、戻し制御フラッグが下ろされる。逆に、判断
ステップS33で否定的な判定がされた場合には、戻し
制御が終了しておらず継続されているものと見なされ、
戻し制御フラッグは立てられたままに放置される。
【0043】逆に、判断ステップS31で右からの戻り
中であると判定されなかった場合には、すでに前述の判
断ステップS3で戻し制御状態にあったと判定されてい
るわけだから、左からの戻し制御中であることになる。
この場合にも、前述の右からの戻し制御中であった場合
と同様に、処理ステップS42で右からの戻り中判定タ
イマも左からの戻り中判定タイマもゼロにリセットされ
る。(処理ステップS42の処理は、前述の処理ステッ
プS32の処理と同様であるから、両処理ステップSを
一つにまとめて判断ステップS31の直前に持ってきて
もよい。)そして、判断ステップS43で操舵角速度推
定値estevがゼロ以下、すなわちハンドルが停止な
いし逆転に入ったかどうかが判定される。
【0044】この判断ステップS43で肯定的な判定が
なされた場合には、処理ステップS44で戻し制御が終
了したとされ、戻し制御フラッグが下ろされる。逆に、
判断ステップS43で否定的な判定がされた場合には、
戻し制御が終了しておらず継続されているものと見なさ
れ、戻し制御フラッグは立てられたままに放置される。
(処理ステップS34,S44は同一の処理を行ってい
るので、やはり一つにまとめて両判断ステップS32,
S42の直後に置いてもよい。) 以上でハンドルが戻し制御中であるか否かの判定が出そ
ろったので、判定ロジックは、判断ステップS8を経た
後、処理ステップS9および処理ステップS10のうち
一方へと進む。すなわち、判断ステップS8で現時点で
は戻し制御中であると判定された場合には、判定ロジッ
クは処理ステップS9へ進み、後述の戻し補正量演算手
段19による戻し補正量icr’の演算が行われる。逆
に判断ステップS8で現時点では戻し制御中ではなく通
常制御中であると判定された場合には、後述の戻し補正
量演算手段19での数2の演算結果に相当する時間遅れ
のない戻し補正量icrが強制的にゼロに設定される。
以上の処理ステップS9および処理ステップS10のう
ち一方が完了することをもって、ハンドル戻し判定手段
18の判定ロジックは、その一周期を完了する。
【0045】以上のハンドル戻し判定ロジックをまとめ
ると、ハンドル戻し判定手段18では、トルク信号Ts
の符号と操舵角速度推定値estevの符号とに基づい
て、ハンドルが戻し状態にあるか否かが次のように判定
される。すなわち、操舵トルク信号Tsが右向きであり
操舵角速度推定値estevが左向きである状態が所定
時間tmmhを越えて続いた場合には、ハンドルが右切
り位置からの戻し状態にあると判定される。そして、ハ
ンドルが右切り位置からの戻し状態にあると判定されて
いる場合には、操舵角速度推定値estevがゼロない
し右向きになったら右切り位置からの戻し状態から脱出
したものとの判定がなされる。それゆえ、右からの戻し
制御中に、操舵トルク信号Tsの符号が逆転して左向き
になったとしても、操舵角速度推定値estevがゼロ
ないし右向きにならない限り、右からの戻し制御は維持
される。
【0046】逆に、操舵トルク信号Tsが左向きであり
操舵角速度推定値estevが右向きである状態が所定
時間tmmhを越えて続いた場合には、ハンドルが左切
り位置からの戻し状態にあると判定される。そして、ハ
ンドルが左切り位置からの戻し状態にあると判定されて
いる場合には、操舵角速度推定値estevがゼロない
し左向きになったら左切り位置からの戻し状態から脱出
したものとの判定がなされる。それゆえ、左からの戻し
制御中に、操舵トルク信号Tsの符号が逆転して右向き
になったとしても、操舵角速度推定値estevがゼロ
ないし左向きにならない限り、左からの戻し制御は維持
される。
【0047】(実施例1の戻し補正量)以上のようなハ
ンドルが戻し状態にあるか否かの判定が、ハンドル戻し
判定手段18で行われた後、戻し状態である場合には、
戻し補正量演算手段19により適正な戻し補正量ic
r’が算出される。ここで、戻し補正量演算手段19
は、次の数3と後述の数4とに基づいて、電流指令値演
算手段12で算出されたままの電流指令値icに対し
て、戻し補正量icr’を加える。すなわち、先ず次の
数2によって、時間遅れのない戻し補正量icrが算出
される。
【0048】
【数2】 icr=ir(estev)・K3(v) ここで、icrはハンドル戻し制御によるモータ電流指
令値に対する時間遅れのない補正量である。また、ir
は、操舵角速度推定値estevから図3に示す関数に
よって定まる戻し補正量の中間変数であり、K3は、車
速信号vから図4に示す関数によって定まる戻し補正量
の車速係数である。
【0049】図3に示すように、戻し補正量の中間変数
ir[A]は、操舵角速度推定値estevの絶対値が
30〜120[deg/s]の範囲でもっとも大きい。
そして、操舵角速度推定値estevの絶対値が10
[deg/s]以下の範囲では不感帯が形成されてい
る。これは、このように操舵角速度推定値estevが
小さな範囲では、積極的にアシストしてハンドルを中立
位置に戻さない方がよいからである。すなわち、ゆっく
りと戻し操舵を行っている場合には、必要に応じて運転
者が戻し角速度を調整するようになっている方が優れた
操舵感覚が得られるからである。また、操舵角速度推定
値estevの絶対値が120[deg/s]を越える
と、戻し補正量の中間変数ir[A]は低下するように
設定されている。これは、戻し操舵中に操舵角速度推定
値estevの絶対値がすでに大きい場合に、さらに強
力にアシストして戻し角速度が過大になることを避けた
からである。
【0050】一方、図4に示すように、戻し補正量の車
速係数K3(無次元数)は、車速信号vが0〜20[k
m/h]の範囲では高い値を保っているが、20〜60
[km/h]の範囲で減少し、60[km/h]以上で
はゼロである。これは、自動車の走行速度が高くなると
操舵車輪のセルフアライニング作用が強くなるので、戻
し操舵にあたってアシストする必要がなくなるからであ
る。すなわち、20[km/h]以下の低速ではセルフ
アライニング作用が小さいので戻し操舵にパワーアシス
トする必要性が高く、自動車の走行速度が上がるにつれ
て戻し操舵にパワーアシストする必要性が薄れていくか
らである。
【0051】戻し補正量演算手段19では、以上のよう
にして前記数2によって時間遅れのない補正量icrが
算出されると、これを次の数3に示すデジタル・ローパ
スフィルタを通して、戻し補正量icr’に急変がない
ようにする。
【0052】
【数3】 icr’(n)={icr(n)+(β−
1)・icr’(n−1)}/β ここで、戻し補正量icr’は、電流指令値演算手段1
2によって算出された電流指令値icに加算手段20で
加えられる戻し制御にあたっての補正量である。一方、
βは、この数3の演算周期と関連してデジタル・ローパ
スフィルタの時定数を規定する1よりも大きな定数であ
る。
【0053】前記数3によって規定されるデジタル・ロ
ーパスフィルタにより、戻し補正量icr’に急変がな
いようにされているので、戻し制御に入った瞬間や戻し
制御から脱した瞬間にも、ハンドルにかかる操舵トルク
の不連続は防止されている。そして、再び図1に示すよ
うに、戻し補正量演算手段19によって算出された戻し
補正量icr’は、加算手段20に伝達され、加算手段
20で電流指令値演算手段12の出力である電流指令値
icに加算されて、モータ制御回路13に伝達される。
【0054】その結果、戻し操作時にも適正な電流指令
値がモータ制御回路13に与えられるようになり、ハン
ドルの戻し操舵がスムースに行われるようになる。すな
わち、前記数3によって規定されるデジタル・ローパス
フィルタにより、戻し補正量icr’に急変がないよう
にされているので、戻し制御に入った瞬間や戻し制御か
ら脱した瞬間にも、ハンドルにかかる操舵トルクの不連
続は防止されている。それゆえ、戻し制御に入った瞬間
や戻し制御から脱した瞬間にも、操舵感覚の不連続な急
変は避けられており連続的な操舵感覚が得られるので、
ハンドルの戻し操作における操舵感覚が向上する。
【0055】(実施例1の効果)以上詳述したように、
制御ユニット10に内蔵されたマイクロコンピュータに
おいて各演算手段が作用し、制御ユニット10は、ハン
ドルが戻し状態にある場合には適正な戻し操舵をさせる
ように、パワーアシストモータ3を駆動することができ
る。
【0056】すなわち、本実施例の電動パワーステアリ
ング装置は、すでに電気自動車に装備されている制御ユ
ニット(ECU)10内に装備されているマイクロコン
ピュータのソフトウェアを改修する等のマイナーチェン
ジによって実現可能である。それゆえ、本実施例では、
自動車に標準装備されている車速センサ1を利用するこ
とによって、操舵角センサ等のハードウェアを新たに装
備すること必要がなくなり、その分のコストアップがな
くなる。また、左右の車輪間での速度差を計測する必要
もないので、ABSを装備していない自動車にも新たに
センサを付加することなく、本実施例を適用することが
できる。それでいて、本実施例によれば、ハンドルを中
立位置に戻すための運転者のワークロードを軽減するこ
とができるばかりではなく、特に微低車速から中車速に
かけての速度領域において、ハンドルの戻し操舵感覚を
向上させることができる。
【0057】したがって、本実施例の電動パワーステア
リング装置によれば、ハンドルを中立位置に戻す操舵感
覚が向上して運転者のワークロードが軽減されていなが
ら、コストアップを最小限に抑制することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の電動パワーステアリング装置の構
成を示すブロック図
【図2】 実施例1でのハンドル戻し判定ロジックを示
すフローチャート
【図3】 実施例1で戻し補正量の中間変数を定めるグ
ラフ
【図4】 実施例1で車速信号から車速係数を定めるグ
ラフ
【符号の説明】
1:車輪速センサ(左右一対) 2:トルクセンサ(ステアリングコラムに装備) 3:パワーアシストモータ(直流モータ) 10:制御ユニット(ECU) 11:車速演算器 12:電流指令値演算手段 13:モ−タ制御回路 14:モ−タ駆動回路 15:モ−タ電流検出回路 16:モ−タ端子間電圧
検出回路 17:操舵角速度推算手段 18:ハンドル戻し判定
手段 19:戻し補正量演算手段 20:加算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の速度を検出して車速信号を生成する
    車速センサと、 ステアリングコラムにかかる操舵トルクを検出して操舵
    トルク信号を生成するトルクセンサと、 この操舵トルク信号に基づいて操舵力を高めるパワーア
    シストモータと、 この車速信号とこの操舵トルク信号とに基づいてこのパ
    ワーアシストモータを駆動する制御ユニットと、を有す
    る電動パワーステアリング装置において、 前記制御ユニットは、 前記パワーアシストモータに加えられるモータ端子間電
    圧とモータ電流検出値とに基づいて操舵角速度推定値を
    算出する操舵角速度推算手段と、 前記操舵トルク信号とこの操舵角速度推定値とに基づい
    てハンドルが戻し状態にあるか否かを判定するハンドル
    戻し判定手段と、 このハンドル戻し判定手段によってハンドルが戻し状態
    にあると判定された場合には、前記パワーアシストモー
    タに適正な戻し操舵をさせる戻し制御手段と、を有する
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】前記ハンドル戻し判定手段は、 前記操舵トルク信号の符号と前記操舵角速度推定値の符
    号とに基づいて前記ハンドルが戻し状態にあるか否かを
    判定する論理演算手段である、 請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】前記ハンドル戻し判定手段は、 前記操舵トルク信号が右向きであり前記操舵角速度推定
    値が左向きである場合には、前記ハンドルが右切り位置
    から中立位置への戻し状態にあると判定し、 前記操舵トルク信号が左向きであり前記操舵角速度推定
    値が右向きである場合には、前記ハンドルが左切り位置
    から中立位置への戻し状態にあると判定する論理演算手
    段である、 請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】前記ハンドル戻し判定手段は、 前記操舵トルク信号が右向きであり前記操舵角速度推定
    値が左向きである状態が所定時間を越えて続いた場合に
    は、前記ハンドルが右切り位置からの戻し状態にあると
    判定し、 前記操舵トルク信号が左向きであり前記操舵角速度推定
    値が右向きである状態が該所定時間を越えて続いた場合
    には、前記ハンドルが左切り位置からの戻し状態にある
    と判定する論理演算手段である、 請求項3記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 【請求項5】前記ハンドル戻し判定手段は、 前記ハンドルが前記右切り位置からの戻し状態にあると
    判定されている場合には、前記操舵角速度推定値がゼロ
    ないし右向きになったら該右切り位置からの戻し状態か
    ら脱出したものと判定し、 前記ハンドルが前記左切り位置からの戻し状態にあると
    判定されている場合には、前記操舵角速度推定値がゼロ
    ないし左向きになったら該左切り位置からの戻し状態か
    ら脱出したものと判定する論理演算手段である、 請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
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