JP2000290356A - ポリエステルおよびそれからなる成形品 - Google Patents

ポリエステルおよびそれからなる成形品

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polyester
cyclohexanedimethanol
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cyclohexanedicarboxylic acid
acid
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Tetsuya Hara
哲也 原
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、成形加工性、耐アルカリ性等の耐溶
剤性、機械特性および生分解性に優れるポリエステルを
提供する。 【解決手段】 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単
位および1,4−シクロヘキサンジメタノール単位から
なり、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単位におけ
るトランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単位
とシス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単位との
モル比が60:40〜100:0であり、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール単位におけるトランス−1,4
−シクロヘキサンジメタノール単位とシス−1,4−シ
クロヘキサンジメタノール単位とのモル比が40:60
〜100:0であるポリエステルにより上記の課題が解
決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステルおよび
それからなる成形品に関する。本発明のポリエステル
は、耐熱性、成形加工性、耐溶剤性、機械特性および生
分解性に優れることから成形材料として有用であり、該
ポリエステルから得られる成形品は環境を汚染すること
がほとんどない。
【0002】
【従来の技術】。近年、環境問題に対する関心が高ま
り、廃プラスチックによる環境汚染が問題視されてい
る。従来のプラスチックの大半は環境中で安定であるた
め、土中、海洋等の水中で半永久的に存在することにな
り、環境に対して様々な負荷を与える。
【0003】このような問題に対処すべく、樹木等の地
球環境に適合した天然物と同様に、自然環境において比
較的容易に分解し得るプラスチックが種々開発されてい
る。その中で、脂肪族ポリエステルの中には、プラスチ
ックとしての性能と生分解特性の均衡に比較的優れたも
のがあり、既に実用段階に入っているものがある。それ
らの例としては、コハク酸と1,4−ブタンジオールよ
り得られるポリブチレンスクシネート(特開平4−18
9822号公報、特開平4−189823号公報、特開
平5−39350号公報および特開平5−39351号
公報参照)、L−乳酸より得られるポリ乳酸(特開平8
−311186号公報、特開平8−311187号公報
および特開平8−120060号公報参照)などが挙げ
られる。
【0004】しかしながら、これらの脂肪族ポリエステ
ルは耐アルカリ性をはじめとする耐溶剤性が低く、工業
材料や繊維材料として使用する場合に多くの制限が加わ
るという問題点がある。また、脂肪族ポリエステルは一
般的に融点が低く、例えば、コハク酸と1,4−ブタン
ジオールより得られるポリブチレンスクシネートでは1
20℃、アジピン酸と1,4−ブタンジオールより得ら
れるポリブチレンアジペートでは55℃であり、高い耐
熱性を要求される用途には不向きである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、本発明の目
的は、耐熱性、成形加工性、耐アルカリ性等の耐溶剤
性、機械特性および生分解性に優れるポリエステルを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、ポリエステルの構造およびその性質、
生分解性等の観点から鋭意検討を重ねた結果、特定の構
造を有する脂環式ポリエステルが、耐熱性、成形加工
性、耐アルカリ性等の耐溶剤性、機械特性および生分解
性に極めて優れていることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0007】すなわち、本発明は、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸単位および1,4−シクロヘキサンジ
メタノール単位からなり、1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸単位におけるトランス−1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸単位とシス−1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸単位とのモル比が60:40〜100:0で
あり、1,4−シクロヘキサンジメタノール単位におけ
るトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノール単位
とシス−1,4−シクロヘキサンジメタノール単位との
モル比が40:60〜100:0であるポリエステルで
ある。また、本発明は上記のポリエステルからなる成形
品である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステルは、1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸単位および1,4−シク
ロヘキサンジメタノール単位からなる。上記の1,4−
シクロヘキサンジカルボン酸単位は、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体か
ら誘導されるジカルボン酸単位である。該エステル形成
性誘導体としては、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸ジメチル、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジフ
ェニル、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジクロリ
ド等が挙げられる。また、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール単位は、1,4−シクロヘキサンジメタノール
またはそのエステル形成性誘導体から誘導されるジオー
ル単位である。該エステル形成性誘導体としては、1,
4−シクロヘキサンジメタノールジアセテート等が挙げ
られる。
【0009】上記の1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸単位におけるトランス−1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸単位とシス−1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸単位とのモル比は60:40〜100:0の範囲内
であり、耐熱性、機械特性の観点から、70:30〜1
00:0の範囲内であるのが好ましく、90:10〜1
00:0の範囲内であるのがより好ましい。
【0010】また、上記の1,4−シクロヘキサンジメ
タノール単位におけるトランス−1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール単位とシス−1,4−シクロヘキサンジ
メタノール単位とのモル比は40:60〜100:0の
範囲内であり、耐熱性、機械特性の観点から、80:2
0〜100:0の範囲内であるのが好ましく、90:1
0〜100:0の範囲内であるのがより好ましい。
【0011】本発明のポリエステルの融点としては、得
られる成形品の耐熱性の観点から、170〜260℃の
範囲内であるのが好ましく、200〜250℃の範囲内
がより好ましく、240〜250℃の範囲内がさらに好
ましい。融点が170℃未満の場合には、それから得ら
れる成形品の耐熱性が低下する傾向があり、一方、融点
が260℃を越える場合には、成形加工時に熱分解が起
こったり、生分解性に劣るといった問題を生ずることが
ある。また、本発明のポリエステルの極限粘度として
は、ポリエステルの加工性、成形品の強度の観点から、
0.5〜2.0dl/gの範囲内が好ましく、0.7〜
1.3dl/gの範囲内がより好ましい。
【0012】本発明のポリエステルは、上記した1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸単位および1,4−シク
ロヘキサンジメタノール単位以外に、全構造単位の合計
モル数に基づいて20モル%以下であれば、他の2官能
性の構造単位を含んでいてもよい。そのような構造単位
としては、テレフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸、ビフェニルジカルボン酸、スルホイソフタル酸
ナトリウム等の芳香族ジカルボン酸;マロン酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の脂肪族
ジカルボン酸;デカリンジカルボン酸等の脂環式ジカル
ボン酸;ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフトエ酸、
乳酸等のヒドロキシカルボン酸;エチレングリコール、
プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ヘキサメ
チレングリコール、ノナンジオール等の脂肪族ジオー
ル;ヒドロキノン、ビフェノール、ビスフェノールA、
ビスフェノールS、ビスフェノールAエチレンオキシド
付加物、ビスフェノールSエチレンオキシド付加物等の
芳香族ジオールなどから誘導される構造単位を例示する
ことができる。また、本発明のポリエステルは、1モル
%以下であれば、トリメリット酸、ピロメリット酸等の
多価カルボン酸;酒石酸等のヒドロキシカルボン酸:ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリセ
リン、マンニトール等の多価アルコールなどから誘導さ
れる多官能性の構造単位を含んでいてもよい。
【0013】本発明のポリエステルは、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体
と1,4−シクロヘキサンジメタノールまたはそのエス
テル形成性誘導体との重縮合反応により製造することが
できる。重縮合反応の方法は特に制限されず、例えば、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸と1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールとの脱水縮合、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸ジメチルと1,4−シクロヘキサン
ジメタノールとの脱メタノール縮合、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸ジフェニルと1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールとの脱フェノール縮合などを採用するこ
とができる。また、本発明のポリエステルの製造に当た
っては、ポリエステルの融点以上の温度で重合を行う溶
融重合法、ポリエステルの融点未満の温度で重合を行う
固相重合法などを採用することができる。
【0014】上記の重縮合において重縮合触媒を使用す
る場合は、ポリエステルの製造に通常用いられているも
のを使用することができ、例えば、酸化アンチモン等の
アンチモン化合物、酸化ゲルマニウム等のゲルマニウム
化合物、テトラメトキシチタン、テトライソプロポキシ
チタン、シュウ酸チタンカリウム等のチタン化合物、ジ
ブチル錫オキシド、ジブチル錫アセテート等の錫化合物
などを使用することができる。重縮合触媒の使用量は、
目的とするポリエステルの理論生成重量に基づいて0.
0001〜1.0重量%の範囲内であるのが好ましい。
【0015】上記の重縮合において着色防止剤を使用す
る場合は、リン酸、亜リン酸、トリメチルホスフェー
ト、トリフェニルホスファイト、トリフェニルホスフィ
ンなどのリン化合物を使用することができる。着色防止
剤の使用量は、目的とするポリエステルの理論生成重量
に基づいて0.0001〜1.0重量%の範囲内である
のが好ましい。
【0016】本発明のポリエステルには、他の熱可塑性
樹脂、添加剤を配合することができ、添加剤としては、
例えば、染料や顔料等の着色剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤等の安定剤、帯電防止剤、難燃剤、潤滑剤、可塑
剤、無機フィラーなどが挙げられる。
【0017】上記のようにして得られるポリエステル
を、押出成形法、射出成形法、押出ブロー成形法、カレ
ンダー成形法、溶融紡糸法等の溶融成形法により成形す
ることによって、本発明の成形品を製造することができ
る。溶融成形に当たっては、ポリエステルの融点から5
〜90℃高い温度を採用するのが好ましい。
【0018】本発明の成形品の形状、構造などは特に制
限されず、それぞれの用途に応じて、例えば、中空成形
品、管状体、板、シート、フィルム、繊維などの形状や
構造とすることができ、その寸法なども制限されない。
【0019】
【実施例】以下に実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明はそれらにより何ら制限され
ない。以下の実施例において、ポリエステルの極限粘度
および融点の測定並びに耐アルカリ性および生分解性の
評価は下記のようにして行った。
【0020】(1)ポリエステルの極限粘度 フェノールとテトラクロロエタンの等重量混合溶媒中、
30℃でウベローデ粘度計(林製作所「HRK−3
型」)を用いて測定した。
【0021】(2)ポリエステルの融点 JIS K7121に準じ、示差熱分析法(DSC)に
より熱分析システム「TA−3000」(メトラー社
製)を用いて、昇温速度10℃/分で測定した。
【0022】(3)ポリエステルの耐アルカリ性 ポリエステルから製造した射出成形品を10%苛性ソー
ダ水溶液に60℃で10時間浸漬し、浸漬後の試料を乾
燥して重量を測定した。下記の数式により重量保持率を
計算し、表1に示した判定基準にしたがってポリエステ
ルの耐アルカリ性を評価した。 重量保持率(%)=(浸漬後の重量/浸漬前の重量)×
100
【0023】
【表1】
【0024】(4)ポリエステルの生分解性 ポリエステルの射出成形品を標準化コンポスト(Org
anic WasteSystem社)中に36〜60
℃の温度下に2カ月間放置して、成形品の外観を目視に
て観察し、表2に示した判定基準にしたがってポリエス
テルの生分解性を評価した。
【0025】
【表2】
【0026】実施例1 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸100重量部
(0.58mol;トランス/シス=90/10)、
1,4−シクロヘキサンジメタノール92.1重量部
(0.64mol;トランス/シス=100/0)およ
びテトライソプロポキシチタネート0.035重量部を
反応器に仕込み、200℃に加熱してエステル化度が9
5%になるまでエステル化反応を行った。続いて、反応
器を270℃に昇温し、1mmHg以下の減圧下に重合
系内に残存する水と未反応の1,4−シクロヘキサンジ
メタノールを留出させた。反応器の内容物を反応器底部
のノズルからストランド状に押し出し、カッターで切断
して円柱チップ状のポリエステルを得た。得られたポリ
エステルの極限粘度は0.91dl/g、融点は242
℃であった。この結果を表3に示す。次いで、得られた
ポリエステルを100℃で一晩真空乾燥し、射出成形機
(日精NS−15)を用いて270℃の成形温度、12
0℃の金型温度で短冊状(10cm×1cm、厚さ1m
m)に射出成形した。得られた成形品の耐アルカリ性お
よび生分解性の評価結果を表5に示す。
【0027】実施例2 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸としてトランス/
シス=70/30のものを使用した以外は、実施例1と
同様にしてポリエステルおよび射出成形品を得た。得ら
れたポリエステルの極限粘度および融点の測定結果を表
3に、射出成形品の耐アルカリ性および生分解性の評価
結果を表5に示す。
【0028】実施例3 1,4−シクロヘキサンジメタノールとしてトランス/
シス=45/55のものを使用した以外は、実施例1と
同様にしてポリエステルおよび射出成形品を得た。得ら
れたポリエステルの極限粘度および融点の測定結果を表
3に、射出成形品の耐アルカリ性および生分解性の評価
結果を表5に示す。
【0029】実施例4 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸90.0重量部
(0.52mol;トランス/シス=90/10)、テ
レフタル酸9.66重量部(0.058mol)、1,
4−シクロヘキサンジメタノール92.1重量部(0.
639mol;トランス/シス=100/0)およびテ
トライソプロポキシチタネート0.035重量部を反応
器に仕込み、200℃に加熱してエステル化度が95%
になるまでエステル化反応を行った。続いて、反応器を
270℃に昇温し、1mmHg以下の減圧下で重合系内
に残存する水と未反応の1,4−シクロヘキサンジメタ
ノールを留出させた。反応器の内容物を反応器底部のノ
ズルからストランド状に押し出し、カッターで切断して
円柱チップ状のポリエステルを得た。得られたポリエス
テルの極限粘度は1.05dl/g、融点は200℃で
あった。この結果を表3に示す。次いで、得られたポリ
エステルを100℃で一晩真空乾燥し、射出成形機(日
精NS−15)を用いて270℃の成形温度、120℃
の金型温度で短冊状(10cm×1cm、厚さ1mm)
に射出成形した。得られた成形品の耐アルカリ性および
生分解性の評価結果を表5に示す。
【0030】比較例1 1,4−シクロヘキサンジメタノールとしてトランス/
シス=20/80のものを使用した以外は、実施例1と
同様にしてポリエステルおよび射出成形品を得た。ただ
し、本比較例で得られたポリエステルの射出成形におい
ては、金型温度を20℃に変更した。得られたポリエス
テルの極限粘度および融点の測定結果を表4に、射出成
形品の耐アルカリ性および生分解性の評価結果を表5に
示す。
【0031】比較例2 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸としてトランス/
シス=70/30のものを使用し、1,4−シクロヘキ
サンジメタノールとしてトランス/シス=20/80の
ものを使用した以外は、実施例1と同様にしてポリエス
テルおよび射出成形品を得た。ただし、本比較例で得ら
れたポリエステルの射出成形においては、金型温度を2
0℃に変更した。得られたポリエステルの極限粘度およ
び融点の測定結果を表4に、射出成形品の耐アルカリ性
および生分解性の評価結果を表5に示す。
【0032】比較例3(ポリエチレンテレフタレートお
よびその成形品の製造) テレフタル酸100重量部、エチレングリコール44.
9重量部、二酸化ゲルマニウム0.02重量部および亜
リン酸0.015重量部を反応器に仕込み、これを加圧
下(絶対圧2.5kg/cm2)で250℃に加熱して
エステル化度が95%になるまでエステル化反応を行っ
た。続いて、反応器を270℃に昇温し、1mmHg以
下の減圧下で重合系内に残存する水と未反応のエチレン
グリコールを留出させた。反応器の内容物を反応器底部
のノズルからストランド状に押し出し、カッターで切断
して円柱チップ状のポリエチレンテレフタレートを得
た。得られたポリエチレンテレフタレートの極限粘度は
0.71dl/g、融点は253℃であった。この結果
を表4に示す。次いで、得られたポリエチレンテレフタ
レートを100℃で一晩真空乾燥し、射出成形機(日精
NS−15)を用いて270℃の成形温度、120℃の
金型温度で短冊状(10cm×1cm、厚さ1mm)に
射出成形した。得られた成形品の耐アルカリ性および生
分解性の評価結果を表5に示す。
【0033】比較例4(ポリブチレンスクシネートおよ
びその成形品の製造) アジピン酸100重量部(0.68mol)、1,4−
ブタンジオール67.9重量部(0.75mol)、テ
トライソプロポキシチタネート0.035重量部を反応
器に仕込み、これを200℃に加熱してエステル化度が
95%になるまでエステル化反応を行った。続いて、反
応器を230℃に昇温し、1mmHg以下の減圧下で重
合系内に残存する水と未反応の1,4−ブタンジオール
を留出させた。1時間後に重合系を常圧に戻し、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート3.0重量部を添加し、2
0分間反応させて鎖延長反応を行った。反応器の内容物
を反応器底部のノズルからストランド状に押し出し、カ
ッターで切断して円柱チップ状のポリブチレンスクシネ
ートを得た。得られたポリブチレンスクシネートの極限
粘度は1.25dl/g、融点は122℃であった。こ
の結果を表4に示す。次いで、得られたポリブチレンス
クシネートを80℃で一晩真空乾燥し、射出成形機(日
精NS−15)を用いて200℃の成形温度、30℃の
金型温度で短冊状(10cm×1cm、厚さ1mm)に
射出成形した。得られた成形品の耐アルカリ性および生
分解性の評価結果を表5に示す。
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】上記の表3〜5から、実施例1〜4の本発
明のポリエステルは結晶性および高い融点を有してお
り、耐熱性に優れていることがわかる。さらに、本発明
のポリエステルは高い耐アルカリ性と生分解性を兼ね備
えていることがわかる。これに対して、シクロヘキサン
ジメタノール単位におけるトランス体とシス体との比
が、本発明の範囲から外れる比較例1および比較例2の
ポリエステルでは、融点が観測されず(非晶性であ
り)、耐熱性に著しく劣ることがわかる。さらにこれら
のポリエステルは、耐アルカリ性に著しく劣ることがわ
かる。また、比較例3のポリエチレンテレフタレート
は、高い融点を備えてはいるが耐アルカリ性および生分
解性に劣り、比較例4のポリブチレンスクシネートは、
融点が低く、耐熱性に劣り、さらに耐アルカリ性に極め
て劣ることがわかる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性、成形加工性、
耐アルカリ性等の耐溶剤性、機械特性および生分解性に
優れるポリエステルが提供される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単
    位および1,4−シクロヘキサンジメタノール単位から
    なり、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単位におけ
    るトランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単位
    とシス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単位との
    モル比が60:40〜100:0であり、1,4−シク
    ロヘキサンジメタノール単位におけるトランス−1,4
    −シクロヘキサンジメタノール単位とシス−1,4−シ
    クロヘキサンジメタノール単位とのモル比が40:60
    〜100:0であるポリエステル。
  2. 【請求項2】 融点が170〜260℃であることを特
    徴とする請求項1に記載のポリエステル。
  3. 【請求項3】 生分解性ポリエステルである請求項1ま
    たは請求項2に記載のポリエステル。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポ
    リエステルからなる成形品。
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