JP2000290402A - フィルム - Google Patents
フィルムInfo
- Publication number
- JP2000290402A JP2000290402A JP10230899A JP10230899A JP2000290402A JP 2000290402 A JP2000290402 A JP 2000290402A JP 10230899 A JP10230899 A JP 10230899A JP 10230899 A JP10230899 A JP 10230899A JP 2000290402 A JP2000290402 A JP 2000290402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- aromatic
- less
- projections
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】表面性の良好な芳香族ポリアミド−芳香族ポリ
スルホンフィルムを提供する。 【解決手段】芳香族ポリアミドとガラス転移温度が23
5〜400℃の芳香族ポリスルホンからなるフィルムで
あって、該フィルムの少なくとも片方の表面において、
高さ0.27μm以上の粗大突起が100個/100c
m2以下であるフィルムとする。
スルホンフィルムを提供する。 【解決手段】芳香族ポリアミドとガラス転移温度が23
5〜400℃の芳香族ポリスルホンからなるフィルムで
あって、該フィルムの少なくとも片方の表面において、
高さ0.27μm以上の粗大突起が100個/100c
m2以下であるフィルムとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、表面性に
優れる芳香族ポリアミド−芳香族ポリスルホンフィルム
に関する。
優れる芳香族ポリアミド−芳香族ポリスルホンフィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリアミドフィルムは、その優れ
た耐熱性、機械特性を活かして様々な用途に検討されて
いる。特にパラ配向性の芳香族ポリアミドは剛性、強度
等の機械特性が他のポリマーより優れているため、フィ
ルムの薄物化に非常に有利であり、プリンターリボン、
磁気テープ、コンデンサーなどの用途が考えられてい
る。
た耐熱性、機械特性を活かして様々な用途に検討されて
いる。特にパラ配向性の芳香族ポリアミドは剛性、強度
等の機械特性が他のポリマーより優れているため、フィ
ルムの薄物化に非常に有利であり、プリンターリボン、
磁気テープ、コンデンサーなどの用途が考えられてい
る。
【0003】また、芳香族ポリスルホンは、溶融型の非
晶性樹脂としては高い耐熱性を持ち、射出成型等により
電子部品、コネクター等に使用されたり、フィルム化し
て光学用途への展開が考えられている。特にポリエーテ
ルスルホンは、ガラス転移温度225℃と溶融型の非晶
性樹脂としては上市されている内で最高レベルの耐熱性
を有しており、更に耐薬品性、低溶出性も備えているた
め用途展開が進みつつある。
晶性樹脂としては高い耐熱性を持ち、射出成型等により
電子部品、コネクター等に使用されたり、フィルム化し
て光学用途への展開が考えられている。特にポリエーテ
ルスルホンは、ガラス転移温度225℃と溶融型の非晶
性樹脂としては上市されている内で最高レベルの耐熱性
を有しており、更に耐薬品性、低溶出性も備えているた
め用途展開が進みつつある。
【0004】一方、芳香族ポリアミドと芳香族ポリスル
ホンを共重合あるいはブレンドすることにより、両者の
特長を発現させようとする試みも行われている。例え
ば、特開平3−97741号公報、特開平4−753号
公報、特開平4−13732号公報などがある。
ホンを共重合あるいはブレンドすることにより、両者の
特長を発現させようとする試みも行われている。例え
ば、特開平3−97741号公報、特開平4−753号
公報、特開平4−13732号公報などがある。
【0005】しかしながら、従来の芳香族ポリアミド/
芳香族ポリスルホン系フィルムにおいては、耐熱性が問
題となることがあった。例えば、フィルムとした場合に
機械特性が劣化したり、粗大異物が多数発生することが
ある。このような場合、フィルムの無欠点性が損なわれ
るため用途展開に制限が発生し、特に磁気記録媒体用途
に展開することが困難となる。また、芳香族ポリスルホ
ンを成形時に析出させることにより微細突起を形成しよ
うとする場合、フィルム製造条件を相当限定しなければ
ならないことがあり、生産性の低下を招くことがある。
このような場合、フィルムの無欠点性が損なわれるため
用途展開に制限が発生し、特に磁気記録媒体用途に展開
することが困難となる。
芳香族ポリスルホン系フィルムにおいては、耐熱性が問
題となることがあった。例えば、フィルムとした場合に
機械特性が劣化したり、粗大異物が多数発生することが
ある。このような場合、フィルムの無欠点性が損なわれ
るため用途展開に制限が発生し、特に磁気記録媒体用途
に展開することが困難となる。また、芳香族ポリスルホ
ンを成形時に析出させることにより微細突起を形成しよ
うとする場合、フィルム製造条件を相当限定しなければ
ならないことがあり、生産性の低下を招くことがある。
このような場合、フィルムの無欠点性が損なわれるため
用途展開に制限が発生し、特に磁気記録媒体用途に展開
することが困難となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決し、芳香族ポリスルホンと芳香族ポリアミドを
用いて、表面性の良好なフィルムを提供することを目的
とする。
点を解決し、芳香族ポリスルホンと芳香族ポリアミドを
用いて、表面性の良好なフィルムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明のフィルムは、芳香族ポリアミドとガラス
転移温度が235〜400℃の芳香族ポリスルホンから
なるフィルムであって、該フィルムの少なくとも片方の
表面において、高さ0.27μm以上の粗大突起が10
0個/100cm2以下とするものである。
めに、本発明のフィルムは、芳香族ポリアミドとガラス
転移温度が235〜400℃の芳香族ポリスルホンから
なるフィルムであって、該フィルムの少なくとも片方の
表面において、高さ0.27μm以上の粗大突起が10
0個/100cm2以下とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の芳香族ポリアミドは、次
の一般式(1)および/または一般式(2)で表される
繰り返し単位を50モル%以上含むものが好ましく、7
0モル%以上からなるものがより好ましい。その他の成
分として、芳香族ポリアミド、芳香族ポリスルホン以外
の繰り返し単位が共重合、またはブレンドされていても
差し支えない。 一般式(1)
の一般式(1)および/または一般式(2)で表される
繰り返し単位を50モル%以上含むものが好ましく、7
0モル%以上からなるものがより好ましい。その他の成
分として、芳香族ポリアミド、芳香族ポリスルホン以外
の繰り返し単位が共重合、またはブレンドされていても
差し支えない。 一般式(1)
【0009】
【化1】
【0010】一般式(2)
【0011】
【化2】
【0012】ここで、Ar1、Ar2、Ar3は、例え
ば、
ば、
【0013】
【化3】
【0014】などが挙げられ、X、Yは−O−、−CH
2−、−CO−、−SO2−、−S−、−C(CH3)2−
等から選ばれるが、これらに限定されるものではない。
更にこれらの芳香環上の水素原子の一部が、フッ素、塩
素、臭素などのハロゲン基(特に塩素)、ニトロ基、メ
チル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基(特に
メチル基)、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基などのアルコキシ基などの置換基で置
換されているものも含み、また、重合体を構成するアミ
ド結合中の水素が他の置換基によって置換されているも
のも含む。
2−、−CO−、−SO2−、−S−、−C(CH3)2−
等から選ばれるが、これらに限定されるものではない。
更にこれらの芳香環上の水素原子の一部が、フッ素、塩
素、臭素などのハロゲン基(特に塩素)、ニトロ基、メ
チル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基(特に
メチル基)、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基などのアルコキシ基などの置換基で置
換されているものも含み、また、重合体を構成するアミ
ド結合中の水素が他の置換基によって置換されているも
のも含む。
【0015】特性面からは上記の芳香環がパラ配向位で
結合されたものが、全芳香環の50%以上、好ましくは
75%以上を占める重合体が、フィルムの剛性が高く耐
熱性も良好となるため好ましい。なお、ここでパラ配向
位とは結合位が直線となるものを意味する。また芳香環
上の水素原子の一部がハロゲン基(特に塩素)で置換さ
れた芳香環が全体の30%以上であると耐湿性が向上
し、吸湿による寸法変化、剛性低下などの特性が改善さ
れるために好ましい。
結合されたものが、全芳香環の50%以上、好ましくは
75%以上を占める重合体が、フィルムの剛性が高く耐
熱性も良好となるため好ましい。なお、ここでパラ配向
位とは結合位が直線となるものを意味する。また芳香環
上の水素原子の一部がハロゲン基(特に塩素)で置換さ
れた芳香環が全体の30%以上であると耐湿性が向上
し、吸湿による寸法変化、剛性低下などの特性が改善さ
れるために好ましい。
【0016】更に本発明の芳香族ポリアミドは、フィル
ムとしての耐熱性を向上させる観点から、Tgが250
〜440℃であることが好ましい。Tgが250℃未満
であると、高耐熱性の芳香族ポリスルホンを用いても、
従来得られたフィルムの特性を超えることが困難であ
り、Tgが440℃を超えると、芳香族ポリスルホンの
耐熱限界を超えてしまう。Tgはより好ましくは270
〜400℃であり。更に好ましくは290から350℃
である。
ムとしての耐熱性を向上させる観点から、Tgが250
〜440℃であることが好ましい。Tgが250℃未満
であると、高耐熱性の芳香族ポリスルホンを用いても、
従来得られたフィルムの特性を超えることが困難であ
り、Tgが440℃を超えると、芳香族ポリスルホンの
耐熱限界を超えてしまう。Tgはより好ましくは270
〜400℃であり。更に好ましくは290から350℃
である。
【0017】本発明の芳香族スルホンとは、ビスフェノ
ールAのナトリウム塩と、4,4’−ジクロロジフェニ
ルスルホンとの重縮合、4−(4−クロロフェニルスル
ホニル)フェノールのカリウム塩の重縮合などにより製
造されるポリスルホンに代表される繰り返し単位中に少
なくとも1個のスルホン基−SO2−を有する芳香族ポ
リスルホン系重合体であり、かつガラス転移温度が23
5〜400℃の範囲のものである。ガラス転移温度のよ
り好ましい範囲としては、芳香族ポリアミドとの相溶性
の観点から250〜280℃である。
ールAのナトリウム塩と、4,4’−ジクロロジフェニ
ルスルホンとの重縮合、4−(4−クロロフェニルスル
ホニル)フェノールのカリウム塩の重縮合などにより製
造されるポリスルホンに代表される繰り返し単位中に少
なくとも1個のスルホン基−SO2−を有する芳香族ポ
リスルホン系重合体であり、かつガラス転移温度が23
5〜400℃の範囲のものである。ガラス転移温度のよ
り好ましい範囲としては、芳香族ポリアミドとの相溶性
の観点から250〜280℃である。
【0018】従来の代表的な高耐熱性芳香族スルホンと
しては、下式で表されるポリエーテルスルホン(商品と
しては、例えば、住友化学(株)製スミカエクセルPE
Sや、アモコ(株)製レーデル、三井化学(株)製品等
がある)であり、Tgは225℃である。
しては、下式で表されるポリエーテルスルホン(商品と
しては、例えば、住友化学(株)製スミカエクセルPE
Sや、アモコ(株)製レーデル、三井化学(株)製品等
がある)であり、Tgは225℃である。
【0019】
【化4】
【0020】しかしながら、芳香族ポリアミド、特に高
ヤング率が期待できるパラ配向系の芳香族ポリアミドの
耐熱性は非常に高く、ガラス転移温度(以下、Tg)が
250〜400℃程度であるのに対して、Tgが225
℃程度である従来の芳香族ポリスルホンを用いた場合、
芳香族ポリアミドの特性を十分に発現させようと成型時
の熱処理を強化すると、芳香族ポリスルホンの耐熱レベ
ルを超えてしまい、特性が低下してしまう。本発明の芳
香族ポリスルホンは、上記ポリエーテルスルホンよりも
さらにTgの高いものであり、下記に限定されるもので
はないが、例えば、次のような構造が挙げられる。
ヤング率が期待できるパラ配向系の芳香族ポリアミドの
耐熱性は非常に高く、ガラス転移温度(以下、Tg)が
250〜400℃程度であるのに対して、Tgが225
℃程度である従来の芳香族ポリスルホンを用いた場合、
芳香族ポリアミドの特性を十分に発現させようと成型時
の熱処理を強化すると、芳香族ポリスルホンの耐熱レベ
ルを超えてしまい、特性が低下してしまう。本発明の芳
香族ポリスルホンは、上記ポリエーテルスルホンよりも
さらにTgの高いものであり、下記に限定されるもので
はないが、例えば、次のような構造が挙げられる。
【0021】(3)PES−A:Tg=235℃
【0022】
【化5】
【0023】(4)PES−B:Tg=250℃
【0024】
【化6】
【0025】(5)PES−C:Tg=265℃
【0026】
【化7】
【0027】(6)PES−D:Tg=280℃
【0028】
【化8】
【0029】(7)PES−E:Tg=290℃
【0030】
【化9】
【0031】(8)PES−F:Tg=360℃
【0032】
【化10】
【0033】(9)PES−G
【0034】
【化11】
【0035】(10)PES−H
【0036】
【化12】
【0037】(11)PES−I
【0038】
【化13】
【0039】上記(9)から(11)において、X、Y、Z
は、水素もしくはフッ素、塩素、臭素などのハロゲン基
(特に塩素)、ニトロ基、メチル基、エチル基、プロピ
ル基などのアルキル基(特にメチル基)、メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基などのア
ルコキシ基から選ばれ、同一であっても異なっていても
良い。また、p、q、rは、正の整数であり、独立に1
〜4の値をとることができ、p+q+r≧1である。
は、水素もしくはフッ素、塩素、臭素などのハロゲン基
(特に塩素)、ニトロ基、メチル基、エチル基、プロピ
ル基などのアルキル基(特にメチル基)、メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基などのア
ルコキシ基から選ばれ、同一であっても異なっていても
良い。また、p、q、rは、正の整数であり、独立に1
〜4の値をとることができ、p+q+r≧1である。
【0040】また、(3)から(11)のポリマーにおいて、
(3)から(11)のポリマー同士、および/または、Tg2
35℃未満の芳香族ポリスルホンと共重合、および/ま
たは、ブレンドされていても差し支えない。
(3)から(11)のポリマー同士、および/または、Tg2
35℃未満の芳香族ポリスルホンと共重合、および/ま
たは、ブレンドされていても差し支えない。
【0041】上記構造の内、芳香族ポリアミドとの相溶
性、成形性が良好で、フィルム特性を向上させる点か
ら、より好ましいものは、PES−GまたはPES−G
と他の芳香族ポリスルホンとの共重合もしくはブレンド
体である。特に好ましいのは、上記(9)において、X=
Y=CH3、Z=H、p=q=1、r=0の構造を持つ
ものである。
性、成形性が良好で、フィルム特性を向上させる点か
ら、より好ましいものは、PES−GまたはPES−G
と他の芳香族ポリスルホンとの共重合もしくはブレンド
体である。特に好ましいのは、上記(9)において、X=
Y=CH3、Z=H、p=q=1、r=0の構造を持つ
ものである。
【0042】本発明の芳香族ポリスルホンは、固有粘度
が0.2〜1.2dl/gであることが好ましい。固有
粘度が0.2dl/g未満では、Tg向上の効果が充分
発現できず、1.2dl/gを超えると、超高分子量体
が発生し易くなり、フィルムとしたとき粗大突起が増加
することがある。固有粘度は、より好ましくは、0.3
〜1.0dl/gであり、更に好ましくは0.4〜0.
8dl/gである。
が0.2〜1.2dl/gであることが好ましい。固有
粘度が0.2dl/g未満では、Tg向上の効果が充分
発現できず、1.2dl/gを超えると、超高分子量体
が発生し易くなり、フィルムとしたとき粗大突起が増加
することがある。固有粘度は、より好ましくは、0.3
〜1.0dl/gであり、更に好ましくは0.4〜0.
8dl/gである。
【0043】本発明のフィルムの芳香族ポリアミドと芳
香族ポリスルホンの構成比は、それぞれの用途により適
切に設計されるべきものであるが、芳香族ポリアミドの
高剛性を活かすためには、芳香族ポリアミドがフィルム
全体に対して、90重量%以上99.9重量%以下、芳
香族ポリスルホンが0.1重量%以上10重量%以下の
範囲であることが好ましい。また、芳香族ポリアミドと
芳香族ポリスルホンのブレンド溶液から、実質的に無粒
子で表面突起を形成させる場合は、芳香族ポリスルホン
の含有量が1重量%以上8重量%未満、更に好ましくは
2重量%以上7重量%未満であると、微細・均一突起が
多数形成されるため特に好ましい。
香族ポリスルホンの構成比は、それぞれの用途により適
切に設計されるべきものであるが、芳香族ポリアミドの
高剛性を活かすためには、芳香族ポリアミドがフィルム
全体に対して、90重量%以上99.9重量%以下、芳
香族ポリスルホンが0.1重量%以上10重量%以下の
範囲であることが好ましい。また、芳香族ポリアミドと
芳香族ポリスルホンのブレンド溶液から、実質的に無粒
子で表面突起を形成させる場合は、芳香族ポリスルホン
の含有量が1重量%以上8重量%未満、更に好ましくは
2重量%以上7重量%未満であると、微細・均一突起が
多数形成されるため特に好ましい。
【0044】また、本発明の芳香族ポリスルホンにおい
て、不溶分は3%以下であることが好ましい。ここでい
う不溶分とは、ポリマーをN−メチル−2−ピロリドン
に溶解せしめた時に溶解しないものの重量と用いたポリ
マーの重量との重量%で表される。不溶分が3%をこえ
ると粗大突起が発生しやすくなる。不溶分はより好まし
くは2%以下であり、更に好ましくは1%以下であり、
最も好ましくは0%である。
て、不溶分は3%以下であることが好ましい。ここでい
う不溶分とは、ポリマーをN−メチル−2−ピロリドン
に溶解せしめた時に溶解しないものの重量と用いたポリ
マーの重量との重量%で表される。不溶分が3%をこえ
ると粗大突起が発生しやすくなる。不溶分はより好まし
くは2%以下であり、更に好ましくは1%以下であり、
最も好ましくは0%である。
【0045】本発明のフィルムは上記組成物を主要成分
とするが、本発明の目的を阻害しない範囲で、酸化防止
剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤、核生成剤等の無機
または有機の添加剤がブレンドされていてもよい。
とするが、本発明の目的を阻害しない範囲で、酸化防止
剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤、核生成剤等の無機
または有機の添加剤がブレンドされていてもよい。
【0046】また、本発明のフィルムは、用途に応じ
て、例えば磁気記録媒体としたときの走行性、耐久性を
より一層向上させる目的で、粒子を0.0001〜3.
0重量%含有させることも可能である。
て、例えば磁気記録媒体としたときの走行性、耐久性を
より一層向上させる目的で、粒子を0.0001〜3.
0重量%含有させることも可能である。
【0047】粒子としては、有機粒子、無機粒子何れで
も差し支えなく、例えば架橋ポリビニルベンゼン、アク
リル、架橋ポリスチレン、ポリエステル、ポリイミド、
ポリアミド、フッ素樹脂などの有機高分子からなる粒
子、コロイダルシリカ、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、カーボンブラ
ック、ゼオライト等の無機粒子、あるいは上記有機高分
子粒子に他の有機物で被覆等の各種処理を施した粒子、
あるいは上記無機粒子の表面を上記有機高分子で被覆等
の各種処理を施した粒子等が挙げられる。粒子径として
は、5〜100nmのものが好ましく、より好ましくは
10〜50nm、更に好ましくは15〜30nmであ
り、単分散粒子を用いることが好ましい。また、これら
の中から、複数の粒子を組み合わせて用いても良く、ま
た大きさの異なる粒子を組み合わせて使用しても差し支
えない。粒子の含有量は、用途により適切に設計される
ものであるが、特に磁気記録媒体用途に用いる場合には
フィルムの少なくとも片面の最外層において0.000
1〜1.0重量%とするのが好ましく、より好ましくは
0.001〜0.2重量%、更に好ましくは0.005
〜0.1重量%である。
も差し支えなく、例えば架橋ポリビニルベンゼン、アク
リル、架橋ポリスチレン、ポリエステル、ポリイミド、
ポリアミド、フッ素樹脂などの有機高分子からなる粒
子、コロイダルシリカ、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、カーボンブラ
ック、ゼオライト等の無機粒子、あるいは上記有機高分
子粒子に他の有機物で被覆等の各種処理を施した粒子、
あるいは上記無機粒子の表面を上記有機高分子で被覆等
の各種処理を施した粒子等が挙げられる。粒子径として
は、5〜100nmのものが好ましく、より好ましくは
10〜50nm、更に好ましくは15〜30nmであ
り、単分散粒子を用いることが好ましい。また、これら
の中から、複数の粒子を組み合わせて用いても良く、ま
た大きさの異なる粒子を組み合わせて使用しても差し支
えない。粒子の含有量は、用途により適切に設計される
ものであるが、特に磁気記録媒体用途に用いる場合には
フィルムの少なくとも片面の最外層において0.000
1〜1.0重量%とするのが好ましく、より好ましくは
0.001〜0.2重量%、更に好ましくは0.005
〜0.1重量%である。
【0048】本発明のフィルムにおいては、フィルムの
少なくとも片方の表面において、高さ0.27μm以上
の粗大突起が100個/100cm2以下であることが
重要である。粗大突起が100個/100cm2を超え
ると、例えば、磁気記録媒体のベースフィルムとして使
用した場合に、記録の欠落が増加し、信頼性を確保する
ことが困難になることがある。粗大突起は、より好まし
くは50個/100cm2以下であり、更に好ましくは
20個/100cm2以下である。また、粗大突起の下
限側において0.1個/100cm2以上であると加工
時、製品路の走行性が良化することがあるので、好まし
い。
少なくとも片方の表面において、高さ0.27μm以上
の粗大突起が100個/100cm2以下であることが
重要である。粗大突起が100個/100cm2を超え
ると、例えば、磁気記録媒体のベースフィルムとして使
用した場合に、記録の欠落が増加し、信頼性を確保する
ことが困難になることがある。粗大突起は、より好まし
くは50個/100cm2以下であり、更に好ましくは
20個/100cm2以下である。また、粗大突起の下
限側において0.1個/100cm2以上であると加工
時、製品路の走行性が良化することがあるので、好まし
い。
【0049】本発明のフィルムは、フィルムの少なくと
も片方の表面において、径4.5μm以上の突起が20
0個/cm2以下であると、例えば、磁気記録媒体のベ
ースフィルムとして使用した場合に、出力が向上するた
め好ましい。より好ましくは、50個/cm2以下であ
り、更に好ましくは20個/cm2以下である。なお、
同突起の頻度下限としては、通常1個/cm2程度であ
る。
も片方の表面において、径4.5μm以上の突起が20
0個/cm2以下であると、例えば、磁気記録媒体のベ
ースフィルムとして使用した場合に、出力が向上するた
め好ましい。より好ましくは、50個/cm2以下であ
り、更に好ましくは20個/cm2以下である。なお、
同突起の頻度下限としては、通常1個/cm2程度であ
る。
【0050】フィルムの粗大突起を減少させるために
は、フィルム製造時における原料、設備の清浄化、濾過
の強化等も必要であるが、特に高Tgの芳香族ポリスル
ホンを用いる場合には、芳香族ポリスルホンに製造上含
有される異物を除去することが有効である。そのために
は、製造プロセスで混入する異物を除去することも必要
であるが、高Tg品製造時には、低Tg品製造時に較
べ、超高分子量物が発生したり、不溶物が発生しやすく
なるため、これらを制御する必要があり、固有粘度を
0.2〜1.2dl/gとするのは有効な方法である。
は、フィルム製造時における原料、設備の清浄化、濾過
の強化等も必要であるが、特に高Tgの芳香族ポリスル
ホンを用いる場合には、芳香族ポリスルホンに製造上含
有される異物を除去することが有効である。そのために
は、製造プロセスで混入する異物を除去することも必要
であるが、高Tg品製造時には、低Tg品製造時に較
べ、超高分子量物が発生したり、不溶物が発生しやすく
なるため、これらを制御する必要があり、固有粘度を
0.2〜1.2dl/gとするのは有効な方法である。
【0051】本発明のフィルムは高さ5〜30nmの表
面突起が200万個〜3000万個/mm2であると、
磁気記録媒体としたときの走行・耐久性が良好となるた
め好ましい。かかる表面突起が200万個/mm2未満
であると、特に蒸着型磁気記録媒体としたときに走行・
耐久性が不十分となることがある。また、突起個数が3
000万個/mm2を超えると、ノイズが発生して出力
特性が低下することがある。突起個数はより好ましく
は、400万〜2000万個/mm2であり、更に好ま
しくは、700万〜1500万個/mm2である。
面突起が200万個〜3000万個/mm2であると、
磁気記録媒体としたときの走行・耐久性が良好となるた
め好ましい。かかる表面突起が200万個/mm2未満
であると、特に蒸着型磁気記録媒体としたときに走行・
耐久性が不十分となることがある。また、突起個数が3
000万個/mm2を超えると、ノイズが発生して出力
特性が低下することがある。突起個数はより好ましく
は、400万〜2000万個/mm2であり、更に好ま
しくは、700万〜1500万個/mm2である。
【0052】表面突起を形成する方法としては、無機ま
たは有機粒子をフィルム内部に含有させる方法のみで形
成する方法、フィルム成型時あるいは最終フィルムに粒
子含有塗液を塗布、乾燥させることにより形成する方
法、あるいは上記に記した芳香族ポリスルホンをブレン
ドし、フィルム成型時に発生する相分離を利用して、実
質的に無粒子で表面突起を形成する方法等があり、特に
限定はされない。しかし、粒子をフィルム内部に含有さ
せる方法では、本質的に粒子凝集を避けることは極めて
難しく、凝集粒子の発生により粗大突起が本発明の範囲
を超えることがある。特に、突起個数を200万個/m
m2以上と多くした場合にはその傾向は顕著になる。ま
た、粒子含有液を塗布・乾燥させる方法においては、粒
子をフィルム内部に含有させる方法に較べて粗大突起は
低減可能であるが、フィルム加工時に削れやすくなるこ
とがある。それに対して、芳香族ポリスルホンを用いた
実質的に無粒子による表面突起形成では、フィルム成型
時に表面突起がフィルム表面に析出するため原理的に極
めて均一な表面突起構造をとることが可能となる。
たは有機粒子をフィルム内部に含有させる方法のみで形
成する方法、フィルム成型時あるいは最終フィルムに粒
子含有塗液を塗布、乾燥させることにより形成する方
法、あるいは上記に記した芳香族ポリスルホンをブレン
ドし、フィルム成型時に発生する相分離を利用して、実
質的に無粒子で表面突起を形成する方法等があり、特に
限定はされない。しかし、粒子をフィルム内部に含有さ
せる方法では、本質的に粒子凝集を避けることは極めて
難しく、凝集粒子の発生により粗大突起が本発明の範囲
を超えることがある。特に、突起個数を200万個/m
m2以上と多くした場合にはその傾向は顕著になる。ま
た、粒子含有液を塗布・乾燥させる方法においては、粒
子をフィルム内部に含有させる方法に較べて粗大突起は
低減可能であるが、フィルム加工時に削れやすくなるこ
とがある。それに対して、芳香族ポリスルホンを用いた
実質的に無粒子による表面突起形成では、フィルム成型
時に表面突起がフィルム表面に析出するため原理的に極
めて均一な表面突起構造をとることが可能となる。
【0053】また、フィルムの吸湿率は、5%以下、よ
り好ましくは3%以下、更に好ましくは2%以下である
と、磁気記録媒体用途にて湿度変化によるテープの伸縮
が抑えられ、良好な出力特性を保てるので好ましい。吸
湿率を極度に低くしようとすると、フィルムが脆くなる
ことがあるため、0.3%程度が下限である。
り好ましくは3%以下、更に好ましくは2%以下である
と、磁気記録媒体用途にて湿度変化によるテープの伸縮
が抑えられ、良好な出力特性を保てるので好ましい。吸
湿率を極度に低くしようとすると、フィルムが脆くなる
ことがあるため、0.3%程度が下限である。
【0054】更に、フィルムの200℃、10分間での
熱収縮率は3%以下が好ましく、より好ましくは1.5
%以下であると、磁気記録媒体用途にて温度変化による
テープの伸びが抑えられ、良好な出力特性を保てるので
好ましい。下限としては、0%である。
熱収縮率は3%以下が好ましく、より好ましくは1.5
%以下であると、磁気記録媒体用途にて温度変化による
テープの伸びが抑えられ、良好な出力特性を保てるので
好ましい。下限としては、0%である。
【0055】本発明のフィルムは、厚みが1〜20μm
の薄膜フィルムである場合に、本発明の効果をより奏す
ることができるので好ましい。より好ましくは2〜10
μm、更に好ましくは、2.5〜7μmである。
の薄膜フィルムである場合に、本発明の効果をより奏す
ることができるので好ましい。より好ましくは2〜10
μm、更に好ましくは、2.5〜7μmである。
【0056】更に本発明のフィルムは、少なくとも一方
向のヤング率が7GPa以上であることが、近年ますま
す顕著になってきている基体としてのフィルムの薄膜化
を達成するため好ましい。例えば磁気テープの出力は、
テープとヘッドとのヘッドタッチ性の向上に伴って上が
るが、そのために基体であるフィルムの高ヤング率化が
求められる。記録方法が固定ヘッド式の場合は長手方向
の、ヘリカルスキャン方式の場合は幅方向のヤング率が
特に必要であり、フィルムの少なくとも一方向のヤング
率が7GPa以上であると、高出力が得られる。なお、
本発明のフィルムの少なくとも一方向のヤング率は、よ
り好ましくは9GPa以上、更に好ましくは11GPa
以上である。また、全ての方向のヤング率が7GPa以
上であることが好ましい。ヤング率が高すぎるとフィル
ムが脆くなるおそれがあるので、通常、35GPa以下
である。
向のヤング率が7GPa以上であることが、近年ますま
す顕著になってきている基体としてのフィルムの薄膜化
を達成するため好ましい。例えば磁気テープの出力は、
テープとヘッドとのヘッドタッチ性の向上に伴って上が
るが、そのために基体であるフィルムの高ヤング率化が
求められる。記録方法が固定ヘッド式の場合は長手方向
の、ヘリカルスキャン方式の場合は幅方向のヤング率が
特に必要であり、フィルムの少なくとも一方向のヤング
率が7GPa以上であると、高出力が得られる。なお、
本発明のフィルムの少なくとも一方向のヤング率は、よ
り好ましくは9GPa以上、更に好ましくは11GPa
以上である。また、全ての方向のヤング率が7GPa以
上であることが好ましい。ヤング率が高すぎるとフィル
ムが脆くなるおそれがあるので、通常、35GPa以下
である。
【0057】本発明のフィルムは、フレキシブルプリン
ト基板、コンデンサー、プリンタリボン、音響振動板、
太陽電池のベースフィルムなど種々の用途に好ましく用
いられるが、少なくとも片面に磁性層を設けた磁気記録
媒体として用いられると、加工時においてはその易滑性
故に磁性塗料の塗布性、フィルムの搬送性などの加工特
性に優れ、また、製品時においては平滑性が良好となる
ため高出力、無欠点性を兼ね備えた磁気記録媒体となる
ため特に好ましい。
ト基板、コンデンサー、プリンタリボン、音響振動板、
太陽電池のベースフィルムなど種々の用途に好ましく用
いられるが、少なくとも片面に磁性層を設けた磁気記録
媒体として用いられると、加工時においてはその易滑性
故に磁性塗料の塗布性、フィルムの搬送性などの加工特
性に優れ、また、製品時においては平滑性が良好となる
ため高出力、無欠点性を兼ね備えた磁気記録媒体となる
ため特に好ましい。
【0058】磁気記録媒体の形態は、ディスク状、カー
ド状、テープ状等特に限定されないが、本発明のフィル
ムの優れた表面性を活かした薄膜形状の具体例として
は、基体であるフィルムの厚みが6.5μm以下、幅が
2.3〜13mm、長さが100m/巻以上であり、磁
気記録媒体としての記録密度(非圧縮時)が100キロ
バイト/mm2以上の長尺、高密度の磁気テープとした
時に表面形状を規制すること、また高い剛性を持つこと
による優れた効果をより一層奏することができるので特
に好ましい。ここで定義する記録密度とは、最短記録波
長とトラック幅より求められる単位面積当たりのビット
数である。磁気テープに代表される磁気記録媒体には近
年ますます小型化、高容量化の要請が高いが、高容量化
を実施する上で以下のポイントがある。一つは、基体と
してのフィルムの厚さを薄くして長尺化により全体とし
ての記録容量を向上させる方法であり、もう一つは、ト
ラック幅の狭幅化、記録波長の短波長化などにより単位
面積当たりの記録容量を向上させる方法であり、一般的
にはこれらを併用する方向にある。
ド状、テープ状等特に限定されないが、本発明のフィル
ムの優れた表面性を活かした薄膜形状の具体例として
は、基体であるフィルムの厚みが6.5μm以下、幅が
2.3〜13mm、長さが100m/巻以上であり、磁
気記録媒体としての記録密度(非圧縮時)が100キロ
バイト/mm2以上の長尺、高密度の磁気テープとした
時に表面形状を規制すること、また高い剛性を持つこと
による優れた効果をより一層奏することができるので特
に好ましい。ここで定義する記録密度とは、最短記録波
長とトラック幅より求められる単位面積当たりのビット
数である。磁気テープに代表される磁気記録媒体には近
年ますます小型化、高容量化の要請が高いが、高容量化
を実施する上で以下のポイントがある。一つは、基体と
してのフィルムの厚さを薄くして長尺化により全体とし
ての記録容量を向上させる方法であり、もう一つは、ト
ラック幅の狭幅化、記録波長の短波長化などにより単位
面積当たりの記録容量を向上させる方法であり、一般的
にはこれらを併用する方向にある。
【0059】フィルムの厚みを薄くする場合には、フィ
ルムの剛性が高いことがもちろん必要であるが、フィル
ムが厚いときに較べてヘッドタッチ、ひいては電磁変換
特性に関わるフィルム表面の寄与が大きくなる。すなわ
ちテープが厚い場合は走行テンション、ヘッドへのタッ
チ圧は高く設定できるため、フィルム表面が無規制なも
のであってもヘッドに安定に接することができるのに対
し、テープの薄膜化を行った場合、走行テンションやヘ
ッドのタッチ圧は低くせざるを得ないため不安定になり
やすい。更に、フィルムの表面性が変動するとその影響
が大きくなり、出力の不安定化、ひいてはデータの欠落
を招くことがある。
ルムの剛性が高いことがもちろん必要であるが、フィル
ムが厚いときに較べてヘッドタッチ、ひいては電磁変換
特性に関わるフィルム表面の寄与が大きくなる。すなわ
ちテープが厚い場合は走行テンション、ヘッドへのタッ
チ圧は高く設定できるため、フィルム表面が無規制なも
のであってもヘッドに安定に接することができるのに対
し、テープの薄膜化を行った場合、走行テンションやヘ
ッドのタッチ圧は低くせざるを得ないため不安定になり
やすい。更に、フィルムの表面性が変動するとその影響
が大きくなり、出力の不安定化、ひいてはデータの欠落
を招くことがある。
【0060】以上のように本発明のフィルムは、こうし
た高容量化の要請に対し好適に応えることのできる磁気
テープとすることができる。
た高容量化の要請に対し好適に応えることのできる磁気
テープとすることができる。
【0061】本発明のフィルムは、記録密度が100キ
ロバイト/mm2以上の高記録密度磁気記録媒体に適用
されると、局所的な出力変動、走行性変動が小さいた
め、全てのデータを均一に再生できるため好ましい。記
録密度は好ましくは500キロバイト/mm2以上、更
に好ましくは1000キロバイト/mm2以上、最も好
ましくは2000キロバイト/mm2以上である。記録
密度の上限は、特に限定されるものではないが、200
00キロバイト/mm2程度である。
ロバイト/mm2以上の高記録密度磁気記録媒体に適用
されると、局所的な出力変動、走行性変動が小さいた
め、全てのデータを均一に再生できるため好ましい。記
録密度は好ましくは500キロバイト/mm2以上、更
に好ましくは1000キロバイト/mm2以上、最も好
ましくは2000キロバイト/mm2以上である。記録
密度の上限は、特に限定されるものではないが、200
00キロバイト/mm2程度である。
【0062】また本発明のフィルムを用いた磁気記録媒
体は、民生用、プロ用、D−1、D−2、D−3等の放
送局用、デジタルビデオカセット、DDS−2、3、
4、データ8mm、QIC、AIT、DLT、S−DL
T、LTO等のデータストレージ用途に好適に用いるこ
とができるが、データ欠落等の信頼性が最も重視される
データストレージ用途に最適に用いることができる。
体は、民生用、プロ用、D−1、D−2、D−3等の放
送局用、デジタルビデオカセット、DDS−2、3、
4、データ8mm、QIC、AIT、DLT、S−DL
T、LTO等のデータストレージ用途に好適に用いるこ
とができるが、データ欠落等の信頼性が最も重視される
データストレージ用途に最適に用いることができる。
【0063】また磁性層の形成法は、酸化鉄、メタル粉
等の磁性粉を熱硬化性、熱可塑性あるいは放射線硬化性
などのバインダーと混練し塗布、乾燥を行う塗布法、N
i、Co、Cr、Fe、γ−Fe2O3などの金属または
それらの合金を蒸着、スパッタリング、イオンプレーテ
ィング法などにより基材フィルム上に直接磁性金属薄膜
層を形成する乾式法のいずれの方式も採用できる。乾式
法を採用した場合、得られた磁気記録媒体の更なる耐久
性向上、滑り性付与を目的としてダイアモンド・ライク
・コーティングのような保護層、更にその上に潤滑層を
形成されることがより好ましい。
等の磁性粉を熱硬化性、熱可塑性あるいは放射線硬化性
などのバインダーと混練し塗布、乾燥を行う塗布法、N
i、Co、Cr、Fe、γ−Fe2O3などの金属または
それらの合金を蒸着、スパッタリング、イオンプレーテ
ィング法などにより基材フィルム上に直接磁性金属薄膜
層を形成する乾式法のいずれの方式も採用できる。乾式
法を採用した場合、得られた磁気記録媒体の更なる耐久
性向上、滑り性付与を目的としてダイアモンド・ライク
・コーティングのような保護層、更にその上に潤滑層を
形成されることがより好ましい。
【0064】更に磁性層の厚みが0.3μm以下である
と本発明のフィルムの表面性の寄与が大きくなり、出力
特性が磁性層の特別な工夫なく良好となるため好まし
い。より好ましくは0.1μm以下である。下限につい
ては、磁性層耐久性を損なわないため、0.03μm程
度である。
と本発明のフィルムの表面性の寄与が大きくなり、出力
特性が磁性層の特別な工夫なく良好となるため好まし
い。より好ましくは0.1μm以下である。下限につい
ては、磁性層耐久性を損なわないため、0.03μm程
度である。
【0065】また、磁化方式については、水平磁化、垂
直磁化のいずれをも問わず、更に光記録テープにも好適
に使用できる。
直磁化のいずれをも問わず、更に光記録テープにも好適
に使用できる。
【0066】なお、本発明のフィルムは、単層であって
も、多層であっても差し支えない。多層の場合、本発明
のフィルム表面が少なくとも一面の最外層に積層される
ことが好ましく、更にその積層厚みが0.3μm以上で
あると本発明の効果を十分に奏することができるので好
ましい。
も、多層であっても差し支えない。多層の場合、本発明
のフィルム表面が少なくとも一面の最外層に積層される
ことが好ましく、更にその積層厚みが0.3μm以上で
あると本発明の効果を十分に奏することができるので好
ましい。
【0067】次に本発明のフィルムの製造法について記
すが、これに限定されるものではない。
すが、これに限定されるものではない。
【0068】まず芳香族ポリアミドであるが、酸クロリ
ドとジアミンから得る場合には、N−メチルピロリドン
(NMP)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメ
チルホルムアミド(DMF)などの非プロトン性有機極
性溶媒中で、溶液重合したり、水系媒体を使用する界面
重合などで合成される。
ドとジアミンから得る場合には、N−メチルピロリドン
(NMP)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメ
チルホルムアミド(DMF)などの非プロトン性有機極
性溶媒中で、溶液重合したり、水系媒体を使用する界面
重合などで合成される。
【0069】この時、低分子量物の生成を抑制するた
め、反応を阻害するような水、その他の物質の混入は避
けるべきであり、効率的な攪拌手段をとることが好まし
い。また、原料の当量性は重要であるが、製膜性を損な
う恐れのある時は、適当に調整することができる。ま
た、溶解助剤として塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、塩化リチウム、臭化リチウム、硝酸リチウムなどを
添加しても良い。
め、反応を阻害するような水、その他の物質の混入は避
けるべきであり、効率的な攪拌手段をとることが好まし
い。また、原料の当量性は重要であるが、製膜性を損な
う恐れのある時は、適当に調整することができる。ま
た、溶解助剤として塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、塩化リチウム、臭化リチウム、硝酸リチウムなどを
添加しても良い。
【0070】単量体として芳香族ジ酸クロリドと芳香族
ジアミンを用いると塩化水素が副生するが、これを中和
する場合には、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭
酸リチウムなどの周期律表I族かII族のカチオンと水
酸化物イオン、炭酸イオンなどのアニオンからなる塩に
代表される無機の中和剤、またエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、アンモニア、トリエチルアミン、
トリエタノールアミン、ジエタノールアミンなどの有機
の中和剤が使用される。また、基材フィルムの湿度特性
を改善する目的で、塩化ベンゾイル、無水フタル酸、酢
酸クロリド、アニリン等を重合の完了した系に添加し、
ポリマーの末端を封鎖しても良い。また、イソシアネー
トとカルボン酸との反応は、非プロトン性有機極性溶媒
中、触媒の存在下で行われる。
ジアミンを用いると塩化水素が副生するが、これを中和
する場合には、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭
酸リチウムなどの周期律表I族かII族のカチオンと水
酸化物イオン、炭酸イオンなどのアニオンからなる塩に
代表される無機の中和剤、またエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、アンモニア、トリエチルアミン、
トリエタノールアミン、ジエタノールアミンなどの有機
の中和剤が使用される。また、基材フィルムの湿度特性
を改善する目的で、塩化ベンゾイル、無水フタル酸、酢
酸クロリド、アニリン等を重合の完了した系に添加し、
ポリマーの末端を封鎖しても良い。また、イソシアネー
トとカルボン酸との反応は、非プロトン性有機極性溶媒
中、触媒の存在下で行われる。
【0071】これらのポリマー溶液はそのまま芳香族ポ
リスルホンとのブレンド用原液として使用してもよく、
あるいはポリマを一度単離してから上記の有機溶媒や、
硫酸等の無機溶剤に再溶解してブレンド用原液を調製し
てもよい。
リスルホンとのブレンド用原液として使用してもよく、
あるいはポリマを一度単離してから上記の有機溶媒や、
硫酸等の無機溶剤に再溶解してブレンド用原液を調製し
てもよい。
【0072】芳香族ポリアミドと芳香族ポリスルホンと
のブレンド方法としては、芳香族ポリアミドの重合前あ
るいは重合後に、ペレット、粉末状の異種重合体を直接
あるいは、溶剤に溶解させて添加しても構わないが、芳
香族ポリアミドと芳香族ポリスルホンとを溶剤に溶解さ
せた状態でブレンドし、成型用原液とすることが好まし
い。芳香族ポリアミドと芳香族ポリスルホンを溶解させ
る溶剤は、それぞれ異なったものでも構わないが、コス
ト、生産性等の工業的メリットを勘案すると同種の溶剤
が好ましい。このような溶剤としては、N−メチル−2
−ピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルム
アミド、ヘキサメチレンホスホリルアミド、ジメチルイ
ミダゾリジノン、ジメチルスルホンなどの有機溶媒や濃
硫酸等の鉱酸が挙げられる。
のブレンド方法としては、芳香族ポリアミドの重合前あ
るいは重合後に、ペレット、粉末状の異種重合体を直接
あるいは、溶剤に溶解させて添加しても構わないが、芳
香族ポリアミドと芳香族ポリスルホンとを溶剤に溶解さ
せた状態でブレンドし、成型用原液とすることが好まし
い。芳香族ポリアミドと芳香族ポリスルホンを溶解させ
る溶剤は、それぞれ異なったものでも構わないが、コス
ト、生産性等の工業的メリットを勘案すると同種の溶剤
が好ましい。このような溶剤としては、N−メチル−2
−ピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルム
アミド、ヘキサメチレンホスホリルアミド、ジメチルイ
ミダゾリジノン、ジメチルスルホンなどの有機溶媒や濃
硫酸等の鉱酸が挙げられる。
【0073】また、上記工程中に無機あるいは有機粒子
を添加しても良い。
を添加しても良い。
【0074】本発明の芳香族ポリアミドフィルムを得る
ためにはポリマの固有粘度(ポリマ0.5gを硫酸中で
100mlの溶液として30℃で測定した値)は、0.
5以上であることが好ましい。
ためにはポリマの固有粘度(ポリマ0.5gを硫酸中で
100mlの溶液として30℃で測定した値)は、0.
5以上であることが好ましい。
【0075】次に本発明のフィルムの成形法につき説明
する。
する。
【0076】上記のように調製された製膜原液は、濾過
精度が6000nm以下のフィルターによって濾過され
た後、いわゆる溶液製膜法によりフィルム化が行われ
る。溶液製膜法には乾湿式法、乾式法、湿式法がある
が、本発明においては、相分離による表面突起形成を制
御しやすい点で、乾湿式法または乾式法が好ましい。乾
湿式法で製膜する場合は該原液を口金からドラム、エン
ドレスベルト等の支持体上に押し出して薄膜とし、次い
でかかる薄膜層から溶媒を飛散させ薄膜が自己保持性を
もつまで乾燥する。
精度が6000nm以下のフィルターによって濾過され
た後、いわゆる溶液製膜法によりフィルム化が行われ
る。溶液製膜法には乾湿式法、乾式法、湿式法がある
が、本発明においては、相分離による表面突起形成を制
御しやすい点で、乾湿式法または乾式法が好ましい。乾
湿式法で製膜する場合は該原液を口金からドラム、エン
ドレスベルト等の支持体上に押し出して薄膜とし、次い
でかかる薄膜層から溶媒を飛散させ薄膜が自己保持性を
もつまで乾燥する。
【0077】本発明のフィルムを得るには、この乾燥工
程条件が重要なポイントの1つであり、得られるフィル
ムの表面性に大きな影響を与える。すなわち、原液キャ
スト時の支持体温度Tb(℃)とキャストフィルム上に
導入される熱風温度Ta(℃)が、下式を充たす範囲で
あると溶剤乾燥時に発生する対流効果により異種重合体
が、場所によらず表面に析出するために、均一、微細な
表面突起を持つフィルムを好適に得ることが可能とな
る。
程条件が重要なポイントの1つであり、得られるフィル
ムの表面性に大きな影響を与える。すなわち、原液キャ
スト時の支持体温度Tb(℃)とキャストフィルム上に
導入される熱風温度Ta(℃)が、下式を充たす範囲で
あると溶剤乾燥時に発生する対流効果により異種重合体
が、場所によらず表面に析出するために、均一、微細な
表面突起を持つフィルムを好適に得ることが可能とな
る。
【0078】20≦Ta−Tb Ta−Tbが20℃未満では、温度による対流効果が小
さいため、充分な突起を形成できないことがあり、より
好ましくは40℃以上であり、更に好ましくは50℃以
上である。Ta−Tbが100℃を超えると、乾燥斑に
より粗大突起が本発明の範囲を超えることがある。支持
体としてエンドレスベルトを使用する場合、エンドレス
ベルト上下の加熱温度を調整すること、あるいは、フィ
ルム剥離後にエンドレスベルトを冷却することで、ポリ
マーキャスト時の温度差を好適に付与できる。更に、表
面突起個数斑を本発明の範囲内に規制するためにはT
a、Tbの温度斑をMD、TD両方向で±10℃以内と
することが好ましい。更にキャストフィルムから溶媒を
飛散させ、薄膜を乾燥する際に、脱溶媒速度を3〜20
%/分、好ましくは5〜15%/分で乾燥することが一
層好ましい。脱溶媒速度が3%/分未満の場合、突起が
扁平になり、平均粗さの比が本発明の範囲を充たさない
ことがある。また、脱溶媒速度が20%/分を超える場
合、粗大突起が多くなり、表面が荒れ、平均粗さの比が
本発明の範囲を超えることがある。更に、芳香族ポリア
ミドあるいは異種重合体の種類により口金からのキャス
ト温度を40℃〜150℃の範囲で制御することによ
り、ポリマー溶液段階で相分離を起こしやすい芳香族ポ
リアミド系ポリマーを溶液中では、相溶し、成形時に相
分離せしめ本発明の表面突起を持つフィルムに仕上げる
ことができる。また、この乾燥工程で用いられるドラ
ム、エンドレスベルトの表面欠点頻度を制御することで
ベルト接触面の表面性を制御できる。好ましくは径が3
0μm以上の表面欠点頻度が0.001〜0.02個/
mm2、より好ましくは0.002〜0.015個/m
m2である。
さいため、充分な突起を形成できないことがあり、より
好ましくは40℃以上であり、更に好ましくは50℃以
上である。Ta−Tbが100℃を超えると、乾燥斑に
より粗大突起が本発明の範囲を超えることがある。支持
体としてエンドレスベルトを使用する場合、エンドレス
ベルト上下の加熱温度を調整すること、あるいは、フィ
ルム剥離後にエンドレスベルトを冷却することで、ポリ
マーキャスト時の温度差を好適に付与できる。更に、表
面突起個数斑を本発明の範囲内に規制するためにはT
a、Tbの温度斑をMD、TD両方向で±10℃以内と
することが好ましい。更にキャストフィルムから溶媒を
飛散させ、薄膜を乾燥する際に、脱溶媒速度を3〜20
%/分、好ましくは5〜15%/分で乾燥することが一
層好ましい。脱溶媒速度が3%/分未満の場合、突起が
扁平になり、平均粗さの比が本発明の範囲を充たさない
ことがある。また、脱溶媒速度が20%/分を超える場
合、粗大突起が多くなり、表面が荒れ、平均粗さの比が
本発明の範囲を超えることがある。更に、芳香族ポリア
ミドあるいは異種重合体の種類により口金からのキャス
ト温度を40℃〜150℃の範囲で制御することによ
り、ポリマー溶液段階で相分離を起こしやすい芳香族ポ
リアミド系ポリマーを溶液中では、相溶し、成形時に相
分離せしめ本発明の表面突起を持つフィルムに仕上げる
ことができる。また、この乾燥工程で用いられるドラ
ム、エンドレスベルトの表面欠点頻度を制御することで
ベルト接触面の表面性を制御できる。好ましくは径が3
0μm以上の表面欠点頻度が0.001〜0.02個/
mm2、より好ましくは0.002〜0.015個/m
m2である。
【0079】こうして自己支持性を得たフィルムは、次
いで湿式工程に導入される。湿式浴は一般に水系媒体か
らなるものであり、水の他に有機、無機の溶剤や無機塩
等を含有していてもよい。該浴温度は通常0〜100℃
で使用され、湿式浴を通すことでフィルム中に含有され
た塩類、溶媒の抽出が行われる。ここで湿式浴に導入さ
れるときのフィルムは未だ充分な表面硬度を持っていな
いため、湿式浴媒体にコンタミ等があるとフィルム表面
の付着し表面性が悪化する。このため湿式浴に使用され
る媒体は、濾過精度6000nm以下、好ましくは50
00nm以下、更に好ましくは3000nm以下のフィ
ルターを通して供給される必要がある。これら湿式浴全
体を通過する時間はフィルムの厚みにもよるが10秒〜
30分である。さらに必要に応じフィルムの長手方向に
延伸が行われる。
いで湿式工程に導入される。湿式浴は一般に水系媒体か
らなるものであり、水の他に有機、無機の溶剤や無機塩
等を含有していてもよい。該浴温度は通常0〜100℃
で使用され、湿式浴を通すことでフィルム中に含有され
た塩類、溶媒の抽出が行われる。ここで湿式浴に導入さ
れるときのフィルムは未だ充分な表面硬度を持っていな
いため、湿式浴媒体にコンタミ等があるとフィルム表面
の付着し表面性が悪化する。このため湿式浴に使用され
る媒体は、濾過精度6000nm以下、好ましくは50
00nm以下、更に好ましくは3000nm以下のフィ
ルターを通して供給される必要がある。これら湿式浴全
体を通過する時間はフィルムの厚みにもよるが10秒〜
30分である。さらに必要に応じフィルムの長手方向に
延伸が行われる。
【0080】フィルムは次いでテンターに導入され乾燥
および/または熱処理が行われる。乾燥および/または
熱処理は、一般にスリット状あるいは円筒状のノズルか
ら熱風をフィルム面に吹き付けることにより行われる
が、その最高温度が芳香族ポリアミドあるいは芳香族ポ
リスルホンのガラス転移温度以上、(Tg+100)℃
以下で行われると均一な表面突起が多数形成されるため
好ましい。最高温度はより好ましくは、Tg以上(Tg
+80)℃以下であり、更に好ましくはTg以上(Tg
+50)℃である。また、更に好ましい実施様態として
は、上記ノズルの風速を4m/秒から16m/秒の範
囲、より好ましくは、2m/秒から8m/秒の範囲でM
D、TD両方向の風速斑を平均風速の20%以下、より
好ましくは10%以下に規制することが好ましい。ま
た、上記最高温度による乾燥および/または熱処理は、
テンター中であれば何れの時点で行われても良い。例え
ば、一旦乾燥後最高温度による熱処理を行っても良く、
また、最高温度による処理後、更にそれ以下の温度で熱
処理を加えても良い。
および/または熱処理が行われる。乾燥および/または
熱処理は、一般にスリット状あるいは円筒状のノズルか
ら熱風をフィルム面に吹き付けることにより行われる
が、その最高温度が芳香族ポリアミドあるいは芳香族ポ
リスルホンのガラス転移温度以上、(Tg+100)℃
以下で行われると均一な表面突起が多数形成されるため
好ましい。最高温度はより好ましくは、Tg以上(Tg
+80)℃以下であり、更に好ましくはTg以上(Tg
+50)℃である。また、更に好ましい実施様態として
は、上記ノズルの風速を4m/秒から16m/秒の範
囲、より好ましくは、2m/秒から8m/秒の範囲でM
D、TD両方向の風速斑を平均風速の20%以下、より
好ましくは10%以下に規制することが好ましい。ま
た、上記最高温度による乾燥および/または熱処理は、
テンター中であれば何れの時点で行われても良い。例え
ば、一旦乾燥後最高温度による熱処理を行っても良く、
また、最高温度による処理後、更にそれ以下の温度で熱
処理を加えても良い。
【0081】以上のように形成されるフィルムはその製
膜工程中で、延伸が行われる。延伸条件としては、ポリ
マー組成等により適正な条件を選択することが必要であ
るが、フィルムの長手方向の延伸倍率は1.0〜2.0
倍であることが好ましい。また、幅方向の延伸倍率は
1.1〜3.0倍であることが好ましい。
膜工程中で、延伸が行われる。延伸条件としては、ポリ
マー組成等により適正な条件を選択することが必要であ
るが、フィルムの長手方向の延伸倍率は1.0〜2.0
倍であることが好ましい。また、幅方向の延伸倍率は
1.1〜3.0倍であることが好ましい。
【0082】また、延伸あるいは熱処理後のフィルムを
徐冷する事が有効であり、50℃/秒以下の速度で冷却
する事が有効である。
徐冷する事が有効であり、50℃/秒以下の速度で冷却
する事が有効である。
【0083】なお、フィルムを多層構造とする場合、例
えば2層の場合には重合した芳香族ポリアミド溶液を二
分し、少なくとも一方を上気した本発明で好ましく使用
されるポリマーに調製し、積層することにより製造で
き、更に3層以上の場合も同様である。積層の方法とし
ては、周知の方法、例えば、口金内での積層、複合管で
の積層や、一旦1層を形成しておいてその上に他の層を
積層する方法などが挙げられる。
えば2層の場合には重合した芳香族ポリアミド溶液を二
分し、少なくとも一方を上気した本発明で好ましく使用
されるポリマーに調製し、積層することにより製造で
き、更に3層以上の場合も同様である。積層の方法とし
ては、周知の方法、例えば、口金内での積層、複合管で
の積層や、一旦1層を形成しておいてその上に他の層を
積層する方法などが挙げられる。
【0084】次に、本発明における特性値について、そ
の測定法および評価基準を説明する。 (1)ガラス転移温度(Tg) 示差走査熱量計(DSC)を用いて、降温時のDSC曲
線を以下の条件で測定した。
の測定法および評価基準を説明する。 (1)ガラス転移温度(Tg) 示差走査熱量計(DSC)を用いて、降温時のDSC曲
線を以下の条件で測定した。
【0085】・装置:Perkin-Elmer社製 DSC−2
(C)型 ・データ処理:東レリサーチセンター(株)瀬尾データ
処理システム"TRC-THADAP-DSC-2" ・雰囲気:窒素気流下(30ml/分) ・温度校正:高純度インジュウム(Tm=156.60
℃) ・試料容器:アルミ製標準型容器 ・試料量:約10mg ・昇温・高温速度:40℃/分 ・最高到達温度:300℃(300℃までの測定でピー
クが検出できないものは450℃まで最高到達温度を上
げて測定を行った)。
(C)型 ・データ処理:東レリサーチセンター(株)瀬尾データ
処理システム"TRC-THADAP-DSC-2" ・雰囲気:窒素気流下(30ml/分) ・温度校正:高純度インジュウム(Tm=156.60
℃) ・試料容器:アルミ製標準型容器 ・試料量:約10mg ・昇温・高温速度:40℃/分 ・最高到達温度:300℃(300℃までの測定でピー
クが検出できないものは450℃まで最高到達温度を上
げて測定を行った)。
【0086】なお、DSC測定において明確なピークが
出ない場合は、以下に記すバイブロンによる測定で代用
しても差し支えない。
出ない場合は、以下に記すバイブロンによる測定で代用
しても差し支えない。
【0087】 ・装置:”RHEOVIBRON”DDV−II−EA ・周波数:110Hz ・振動変位:16μm(片振幅) ・初期荷重:約10g ・昇温速度:2℃/分 ・測定温度間隔:2℃ ・試料寸法:長さ40mm、幅4mm ・測定雰囲気:窒素気流下 また、DSCあるいはバイブロンで、ピークが2個以上
観測される場合は、温度の高い方を、そのサンプルのT
gとした。 (2)高さ0.27μm以上の粗大突起個数 フィルム表面10cm2以上を実体顕微鏡により、偏光
下で異物を観察し、マーキングする。マーキングした異
物の高さを波長546nmで多重干渉計を用いて観測
し、干渉縞が1重環以上のものの個数を100cm2当
たりの個数に換算する。 (3)径4.5μm以上の突起個数 クラス1000以下のクリーンルームでフィルム表面に
アルミ蒸着膜を形成し、蒸着フィルム表面を倍率400
倍の微分干渉顕微鏡で観察し、その2.5cm 2の範囲
内に存在する径4.5μm以上の突起をカウントし、1
cm2あたりの個数に換算する。 (4)高さ5〜30nmの突起個数 原子間力顕微鏡(AFM)を用いて下記条件で測定す
る。
観測される場合は、温度の高い方を、そのサンプルのT
gとした。 (2)高さ0.27μm以上の粗大突起個数 フィルム表面10cm2以上を実体顕微鏡により、偏光
下で異物を観察し、マーキングする。マーキングした異
物の高さを波長546nmで多重干渉計を用いて観測
し、干渉縞が1重環以上のものの個数を100cm2当
たりの個数に換算する。 (3)径4.5μm以上の突起個数 クラス1000以下のクリーンルームでフィルム表面に
アルミ蒸着膜を形成し、蒸着フィルム表面を倍率400
倍の微分干渉顕微鏡で観察し、その2.5cm 2の範囲
内に存在する径4.5μm以上の突起をカウントし、1
cm2あたりの個数に換算する。 (4)高さ5〜30nmの突起個数 原子間力顕微鏡(AFM)を用いて下記条件で測定す
る。
【0088】以下の条件で、場所を変えて測定を10回
行い平均値を採る。
行い平均値を採る。
【0089】 装置:NanoScopeIII AFM(Digital Instruments社製) カンチレバー:シリコン単結晶 走査モード :タッピングモード 走査範囲 :5μm×5μm 走査速度 :0.5Hz 測定環境 :温度 25℃、相対湿度 55% 上記条件で測定を行い、平坦面から所要の高さにおける
突起個数を求め、それを個/mm2に換算する。 (5)固有粘度 ウベローデ型粘度計を用い、臭化リチウム2.5重量%
を含有するN−メチル−2−ピロリドン(NMP)10
0ml中にサンプル0.5gを溶解し、温度30℃にて
下記式より計算した。
突起個数を求め、それを個/mm2に換算する。 (5)固有粘度 ウベローデ型粘度計を用い、臭化リチウム2.5重量%
を含有するN−メチル−2−ピロリドン(NMP)10
0ml中にサンプル0.5gを溶解し、温度30℃にて
下記式より計算した。
【0090】 固有粘度=ln(t/t0)/0.5 (dl/g) t0:臭化リチウム2.5重量%含有のNMPの流下時
間(秒) t:サンプルを溶解した溶液の流下時間(秒) (6)引張りヤング率・伸度 フィルムを幅10mm、長さ150mmに切断し、チャ
ック間距離100mmにして引張速度300mm/分、
チャート速度500mm/分、温度23℃、相対湿度6
5%の条件下にて、インストロンタイプの引張試験装置
にて引っ張る。得られた荷重ー伸び曲線の立ち上がり部
の接線より引張りヤング率を求める。またフィルム破断
時の長さからチャック間距離を減じたものをチャック間
距離で除したものに100を乗じて伸度とした。 (7)出力 非磁性支持体(フィルム)に対して、連続斜め蒸着法
で、厚さ170nmのCo−O磁性層を形成した。次に
磁性層上にスパッタ法により、厚さ5nmのダイヤモン
ドライクコーティング膜を形成し、更に、その上に、有
機物防錆剤0.1重量%を溶液をグラビアロールを用い
て塗布し、100℃のドライヤーで乾燥させた。その後
に、潤滑剤としてパーフルオロ・ポリエーテル誘導体よ
りなる有機物を主体とした0.5重量%溶液を同様にグ
ラビアロールにて塗布乾燥させた。
間(秒) t:サンプルを溶解した溶液の流下時間(秒) (6)引張りヤング率・伸度 フィルムを幅10mm、長さ150mmに切断し、チャ
ック間距離100mmにして引張速度300mm/分、
チャート速度500mm/分、温度23℃、相対湿度6
5%の条件下にて、インストロンタイプの引張試験装置
にて引っ張る。得られた荷重ー伸び曲線の立ち上がり部
の接線より引張りヤング率を求める。またフィルム破断
時の長さからチャック間距離を減じたものをチャック間
距離で除したものに100を乗じて伸度とした。 (7)出力 非磁性支持体(フィルム)に対して、連続斜め蒸着法
で、厚さ170nmのCo−O磁性層を形成した。次に
磁性層上にスパッタ法により、厚さ5nmのダイヤモン
ドライクコーティング膜を形成し、更に、その上に、有
機物防錆剤0.1重量%を溶液をグラビアロールを用い
て塗布し、100℃のドライヤーで乾燥させた。その後
に、潤滑剤としてパーフルオロ・ポリエーテル誘導体よ
りなる有機物を主体とした0.5重量%溶液を同様にグ
ラビアロールにて塗布乾燥させた。
【0091】次に、非磁性支持体の反対面にカーボンを
主体とし、結合剤として酢酸ビニル系を使用した厚さ
0.3μmのバックコート層を形成した。
主体とし、結合剤として酢酸ビニル系を使用した厚さ
0.3μmのバックコート層を形成した。
【0092】以上のようにして得られた磁気記録媒体原
反を幅8mm、長さ250mに裁断して、カセットに組
み込み磁気テープとした。
反を幅8mm、長さ250mに裁断して、カセットに組
み込み磁気テープとした。
【0093】市販のAIT−1ドライブを用いて、記録
周波数7MHzの信号を記録し、その再生出力を測定
し、そのS/N比の平均値を市販のHi8テープを基準
(0dB)として比較した。
周波数7MHzの信号を記録し、その再生出力を測定
し、そのS/N比の平均値を市販のHi8テープを基準
(0dB)として比較した。
【0094】 ◎:+2dB以上 ○:+1dB以上、+2dB未満 △:−1dB以上、+1dB未満 ×:−1dB未満 (8)ドロップアウト (7)のテープを用いて、ドロップアウトカウンター
で、ドロップアウト個数をカウントし、以下の基準で評
価した。なお、ドロップアウト判定の基準は、出力減衰
−8dB、持続時間1μsecである。
で、ドロップアウト個数をカウントし、以下の基準で評
価した。なお、ドロップアウト判定の基準は、出力減衰
−8dB、持続時間1μsecである。
【0095】 ◎:500個/分以下 ○:500個を超え1000個/分以下 △:1000個を超え2000個/分以下 ×:2000個/分を超える (9)耐久性 (7)の測定において、100パスの再生・巻き戻しを
行い、1パス目と100パス目の平均S/N比の減衰
(1パス目S/N比−100パス目S/N比)により以
下の評価を行った。
行い、1パス目と100パス目の平均S/N比の減衰
(1パス目S/N比−100パス目S/N比)により以
下の評価を行った。
【0096】 ○:−0.5dB以上 △:−1.5dB以上、−0.5dB以下 ×:−1.5dB未満
【0097】
【実施例】次に実施例に基づき本発明を説明するがこれ
らに限定されるものではない。 実施例1 N−メチルー2ーピロリドン(以下NMPと略す)に芳
香族ジアミン成分として85モル%に相当する2−クロ
ルパラフェニレンジアミンと、15モル%に相当する
4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとを溶解させ、
これに100モル%に相当する2−クロルテレフタル酸
クロリドを添加し、2時間撹拌して重合を完了した。こ
れを水酸化リチウムで中和して、ポリマ濃度10重量
%、粘度3000ポイズの芳香族ポリアミド溶液(以下
溶液Aとする)を得た。このポリマーを一旦単離し、T
gを測定したところ290℃であった。
らに限定されるものではない。 実施例1 N−メチルー2ーピロリドン(以下NMPと略す)に芳
香族ジアミン成分として85モル%に相当する2−クロ
ルパラフェニレンジアミンと、15モル%に相当する
4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとを溶解させ、
これに100モル%に相当する2−クロルテレフタル酸
クロリドを添加し、2時間撹拌して重合を完了した。こ
れを水酸化リチウムで中和して、ポリマ濃度10重量
%、粘度3000ポイズの芳香族ポリアミド溶液(以下
溶液Aとする)を得た。このポリマーを一旦単離し、T
gを測定したところ290℃であった。
【0098】一方、化学式(6)で表されるPES−D
をNMPに10重量%溶解させた。使用したPES−D
は、Tgが280℃、固有粘度が0.80dl/gであ
り、不溶分は0.9%であった。この溶液を、PES−
Dの含有量が芳香族ポリアミドとPESの合計量に対し
4重量%含有されるように溶液Aとブレンドし、50℃
で3時間充分に混合した。
をNMPに10重量%溶解させた。使用したPES−D
は、Tgが280℃、固有粘度が0.80dl/gであ
り、不溶分は0.9%であった。この溶液を、PES−
Dの含有量が芳香族ポリアミドとPESの合計量に対し
4重量%含有されるように溶液Aとブレンドし、50℃
で3時間充分に混合した。
【0099】こうして得られた混合溶液を濾過精度50
00nm、1000nmのフィルタ−を通した後、径が
30μm以上の表面欠点の頻度が0.005個/mm2
のエンドレスベルト上にキャスト時溶液温度60℃で流
延した。この時のキャスト時の支持体温度(Tb)は1
20℃、熱風温度(Ta)は180℃であった。続いて
乾燥により自己支持性を得たフィルムをベルトから剥離
し、40℃の水浴中に5分間浸漬後、160℃で30秒
乾燥を行い、温度300℃、風速10m/秒、風速斑5
%の熱風ノズルからの熱風により熱処理を行い、厚さ
3.8μmのフィルムを得た。また、製膜中に長手方向
1.2倍、幅方向に1.5倍の延伸を行った。
00nm、1000nmのフィルタ−を通した後、径が
30μm以上の表面欠点の頻度が0.005個/mm2
のエンドレスベルト上にキャスト時溶液温度60℃で流
延した。この時のキャスト時の支持体温度(Tb)は1
20℃、熱風温度(Ta)は180℃であった。続いて
乾燥により自己支持性を得たフィルムをベルトから剥離
し、40℃の水浴中に5分間浸漬後、160℃で30秒
乾燥を行い、温度300℃、風速10m/秒、風速斑5
%の熱風ノズルからの熱風により熱処理を行い、厚さ
3.8μmのフィルムを得た。また、製膜中に長手方向
1.2倍、幅方向に1.5倍の延伸を行った。
【0100】このフィルムの高さ0.27μm以上の粗
大突起個数は7個/100cm2、径4.5μm以上の
突起個数は38個/cm2、高さ5〜30nmの突起個
数は690万個/mm2、長手方向、幅方向のヤング率
は、それぞれ11.6GPa、17.1GPa、伸度は
それぞれ38%、18%であった。
大突起個数は7個/100cm2、径4.5μm以上の
突起個数は38個/cm2、高さ5〜30nmの突起個
数は690万個/mm2、長手方向、幅方向のヤング率
は、それぞれ11.6GPa、17.1GPa、伸度は
それぞれ38%、18%であった。
【0101】このフィルムを用いた磁気テープ特性は、
出力が+1.2dBで○、ドロップアウトが650個/
分で○、耐久性は−0.5dBで○と良好なものであっ
た。 実施例2 固有粘度が1.4dl/g、不溶分が3.7%のPES
−Dを用いる他は、実施例1と同様にして厚さ3.8μ
mの芳香族フィルムを得た。
出力が+1.2dBで○、ドロップアウトが650個/
分で○、耐久性は−0.5dBで○と良好なものであっ
た。 実施例2 固有粘度が1.4dl/g、不溶分が3.7%のPES
−Dを用いる他は、実施例1と同様にして厚さ3.8μ
mの芳香族フィルムを得た。
【0102】このフィルムの高さ0.27μm以上の粗
大突起個数は84個/100cm2、径4.5μm以上
の突起個数は220個/cm2、高さ5〜30nmの突
起個数は660万個/mm2、長手方向、幅方向のヤン
グ率は、それぞれ11.6GPa、17.3GPa、伸
度はそれぞれ29%、15%であった。
大突起個数は84個/100cm2、径4.5μm以上
の突起個数は220個/cm2、高さ5〜30nmの突
起個数は660万個/mm2、長手方向、幅方向のヤン
グ率は、それぞれ11.6GPa、17.3GPa、伸
度はそれぞれ29%、15%であった。
【0103】このフィルムを用いた磁気テープ特性は、
出力が−0.6dBで△、ドロップアウトが1600個
/分で△、耐久性は−0.8dBで△であり、使用は可
能なものであった。 実施例3 化学式(9)で表されるPES−Gにおいて、X=Y=
CH3、Z=H、p=q=1とした芳香族ポリスルホン
を用いた。Tgは255℃、固有粘度は0.60dl/
g、不溶分は0.3%であった。
出力が−0.6dBで△、ドロップアウトが1600個
/分で△、耐久性は−0.8dBで△であり、使用は可
能なものであった。 実施例3 化学式(9)で表されるPES−Gにおいて、X=Y=
CH3、Z=H、p=q=1とした芳香族ポリスルホン
を用いた。Tgは255℃、固有粘度は0.60dl/
g、不溶分は0.3%であった。
【0104】この系を用いて、実施例1と同様にして厚
さ3.8μmのフィルムを得た。
さ3.8μmのフィルムを得た。
【0105】このフィルムの高さ0.27μm以上の粗
大突起個数は4個/100cm2、径4.5μm以上の
突起個数は6個/cm2、高さ5〜30nmの突起個数
は1480万個/mm2、長手方向、幅方向のヤング率
は、それぞれ11.8GPa、17.2GPa、伸度は
それぞれ68%、47%であった。
大突起個数は4個/100cm2、径4.5μm以上の
突起個数は6個/cm2、高さ5〜30nmの突起個数
は1480万個/mm2、長手方向、幅方向のヤング率
は、それぞれ11.8GPa、17.2GPa、伸度は
それぞれ68%、47%であった。
【0106】このフィルムを用いた磁気テープ特性は、
出力が+2.3dBで◎、ドロップアウトが210個/
分で◎、耐久性は−0.2dBで○と優れたものであっ
た。 比較例1 下式で表される芳香族ポリスルホンポリマーを用いた。
出力が+2.3dBで◎、ドロップアウトが210個/
分で◎、耐久性は−0.2dBで○と優れたものであっ
た。 比較例1 下式で表される芳香族ポリスルホンポリマーを用いた。
【0107】
【化14】
【0108】このポリマーのTgは210℃、固有粘度
は0.60dl/g、不溶分は0.6%であった。
は0.60dl/g、不溶分は0.6%であった。
【0109】この系を用いて、実施例1と同様にして厚
さ3.8μmのフィルムを得た。
さ3.8μmのフィルムを得た。
【0110】このフィルムの高さ0.27μm以上の粗
大突起個数は22個/100cm2、径4.5μm以上
の突起個数は31個/cm2、高さ5〜30nmの突起
個数は25万個/mm2、長手方向、幅方向のヤング率
は、それぞれ11.6GPa、17.0GPa、伸度は
それぞれ47%、33%であった。
大突起個数は22個/100cm2、径4.5μm以上
の突起個数は31個/cm2、高さ5〜30nmの突起
個数は25万個/mm2、長手方向、幅方向のヤング率
は、それぞれ11.6GPa、17.0GPa、伸度は
それぞれ47%、33%であった。
【0111】このフィルムを用いた磁気テープ特性は、
出力が+1.8dBで○、ドロップアウトが420個/
分で◎であったが、耐久性は−2.8dBで×であり、
実使用不可能であった。
出力が+1.8dBで○、ドロップアウトが420個/
分で◎であったが、耐久性は−2.8dBで×であり、
実使用不可能であった。
【0112】
【発明の効果】本発明のフィルムは、芳香族ポリアミド
と、それと同等レベルの耐熱性を持つ芳香族ポリスルホ
ンからなるフィルムであるため、成型時の熱処理が強く
ても好適な微細表面突起を形成することができる。かつ
表面粗大突起が少ないため、磁気記録媒体分野、電気電
子分野、包装分野等のいずれの用途においても好適に使
用することができる。特に磁気記録媒体としたときに、
出力、ドロップアウト、耐久性に極めて優れる磁気記録
媒体として好ましく使用できる。
と、それと同等レベルの耐熱性を持つ芳香族ポリスルホ
ンからなるフィルムであるため、成型時の熱処理が強く
ても好適な微細表面突起を形成することができる。かつ
表面粗大突起が少ないため、磁気記録媒体分野、電気電
子分野、包装分野等のいずれの用途においても好適に使
用することができる。特に磁気記録媒体としたときに、
出力、ドロップアウト、耐久性に極めて優れる磁気記録
媒体として好ましく使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA56 AA64 AA81 AA86 AE11 AF53Y AH12 AH13 AH14 BA02 BB02 BB08 BC01 4J002 BC013 BG003 CF003 CL003 CL061 CN032 DA036 DE096 DE136 DE146 DE236 DJ006 DJ016 FD050 FD060 FD070 FD170 GP03 GS01
Claims (4)
- 【請求項1】芳香族ポリアミドとガラス転移温度235
〜400℃の芳香族ポリスルホンからなるフィルムであ
って、該フィルムの少なくとも片方の表面において、高
さ0.27μm以上の粗大突起が100個/100cm
2以下であることを特徴とするフィルム。 - 【請求項2】芳香族ポリスルホンの固有粘度が0.2〜
1.2dl/gであることを特徴とする請求項1に記載
のフィルム。 - 【請求項3】請求項1または2のフィルムにおいて、芳
香族ポリアミドが90重量%以上99.9重量%以下、
芳香族ポリスルホンが0.1重量%以上10重量%以下
含まれることを特徴とするフィルム。 - 【請求項4】フィルムの少なくとも片方の表面におい
て、高さ5〜30nmの表面突起が200万個〜300
0万個/mm2であることを特徴とする請求項1、2ま
たは3に記載のフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230899A JP2000290402A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230899A JP2000290402A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000290402A true JP2000290402A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14323987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10230899A Pending JP2000290402A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000290402A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007102262A1 (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-13 | Toplas Engineering Co., Ltd. | 湿度センサ |
| JP2007238655A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Toray Ind Inc | 芳香族ポリアミド組成物の製造方法、組成物及びそれからなるフィルム |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10230899A patent/JP2000290402A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007102262A1 (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-13 | Toplas Engineering Co., Ltd. | 湿度センサ |
| JP2007238655A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Toray Ind Inc | 芳香族ポリアミド組成物の製造方法、組成物及びそれからなるフィルム |
| JP2007240189A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Toplas Engineering Co Ltd | 湿度センサ |
| KR101316128B1 (ko) * | 2006-03-06 | 2013-10-11 | 토플라스 엔지니어링 가부시키가이샤 | 습도 센서 |
| TWI420101B (zh) * | 2006-03-06 | 2013-12-21 | Toplas Engineering Co Ltd | Humidity sensor |
| EP1992941A4 (en) * | 2006-03-06 | 2016-01-06 | Toplas Engineering Co Ltd | HUMIDITY SENSOR |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0882759B1 (en) | Aromatic polyamide resin molding, process for preparing the same, and magnetic recording media prepared using the same | |
| KR100445119B1 (ko) | 방향족폴리아미드필름,그제조방법및그것을이용한자기기록매체 | |
| JP4161378B2 (ja) | 高寸法安定性高分子フィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP3724160B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP3111870B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルム及びそれを用いた磁気記録媒体 | |
| KR100561133B1 (ko) | 방향족 폴리아미드 필름 및 그를 사용한 자기 기록 매체 | |
| JP2000290402A (ja) | フィルム | |
| JP3728892B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルム、その製造方法およびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| EP0716414B1 (en) | Magnetic recording medium | |
| JP2002146058A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 | |
| JP2002322297A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよびその製造方法 | |
| JP3243966B2 (ja) | 磁気記録媒体用ベースフィルム | |
| JP2964961B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 | |
| JP2000344915A (ja) | 粗さ可変フィルム | |
| JPH10265589A (ja) | フィルム及び磁気記録媒体 | |
| JP2001011215A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP2000344913A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 | |
| JP2000344914A (ja) | 粗さ可変フィルム | |
| JP2003200542A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルム、その製造方法および磁気記録媒体 | |
| JP3511643B2 (ja) | 高密度記録媒体用ベースフィルムおよびその製造方法 | |
| JP2004066716A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP2000339665A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2001049007A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP2002144424A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 | |
| JP2002212318A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040804 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060412 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060822 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |