JP2000290555A - インクジェット用ホットメルト型インク組成物 - Google Patents
インクジェット用ホットメルト型インク組成物Info
- Publication number
- JP2000290555A JP2000290555A JP10074299A JP10074299A JP2000290555A JP 2000290555 A JP2000290555 A JP 2000290555A JP 10074299 A JP10074299 A JP 10074299A JP 10074299 A JP10074299 A JP 10074299A JP 2000290555 A JP2000290555 A JP 2000290555A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pigment
- ink composition
- ink
- color
- melt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Ink Jet (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高耐光性顔料を添加したソリッドインク組成
物において、色特性と耐候性の両立を実現する。 【解決手段】 シアン顔料、イエロー顔料、マゼンタ顔
料が夫々添加されたインクジェット用ホットメルト型イ
ンク組成物の記録媒体上での最大彩度、色相角、および
色差を特定して色再現性と耐光性の両立を図る。
物において、色特性と耐候性の両立を実現する。 【解決手段】 シアン顔料、イエロー顔料、マゼンタ顔
料が夫々添加されたインクジェット用ホットメルト型イ
ンク組成物の記録媒体上での最大彩度、色相角、および
色差を特定して色再現性と耐光性の両立を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ット記録装置に用いられるホットメルトインク組成物に
関する。
ット記録装置に用いられるホットメルトインク組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクジェット記録用インク組
成物としては、水溶性液体インク組成物が広く使われて
いる。しかしながら、インクのしみ込みやすい紙への記
録では「にじみ」が生じてしまい、記録媒体は加工紙に
限定される。またオーバヘッドプロジェクタ(OHP)
シートへの記録でも、インクの乾燥性が悪いためシート
表面に特殊な処理が必要である。このため、紙質に関係
なく良好な印字品質を提供するインク組成物として、室
温で固体のワックス等を素材としたホットメルト型イン
ク組成物を用いて、加熱等により液化し、何らかのエネ
ルギーを加えて噴射させ、記録媒体上に付着しつつ冷却
固化し記録ドットを形成するホットメルト型インクジェ
ット記録方式が提案されている。
成物としては、水溶性液体インク組成物が広く使われて
いる。しかしながら、インクのしみ込みやすい紙への記
録では「にじみ」が生じてしまい、記録媒体は加工紙に
限定される。またオーバヘッドプロジェクタ(OHP)
シートへの記録でも、インクの乾燥性が悪いためシート
表面に特殊な処理が必要である。このため、紙質に関係
なく良好な印字品質を提供するインク組成物として、室
温で固体のワックス等を素材としたホットメルト型イン
ク組成物を用いて、加熱等により液化し、何らかのエネ
ルギーを加えて噴射させ、記録媒体上に付着しつつ冷却
固化し記録ドットを形成するホットメルト型インクジェ
ット記録方式が提案されている。
【0003】上記インクジェット方式の大きな利点とし
て、該インクは室温で固体状であるため取扱い時に汚れ
ないし、また、溶融時のインクの蒸発量を最小限にでき
るためノズルの目詰まりがない。更に、付着後直ちに固
化するため「にじみ」もなく、和紙から画用紙、葉書と
いったさまざまな記録媒体を前処理等なしで用いること
ができる。米国特許4,390,369、4,484,948、5,350,78
9、5,703,145号には、紙質に関係なく良好な印刷品質を
提供するインク組成物が記述されている。また、特開平
5−311101号公報にはポリアミド及び脂肪酸アミド、特
開平5−194897号公報、特開平6−107987号公報にはグリ
セライドを使用し、光透過性の優れたインクジェット用
ホットメルト型インク組成物が記述されている。
て、該インクは室温で固体状であるため取扱い時に汚れ
ないし、また、溶融時のインクの蒸発量を最小限にでき
るためノズルの目詰まりがない。更に、付着後直ちに固
化するため「にじみ」もなく、和紙から画用紙、葉書と
いったさまざまな記録媒体を前処理等なしで用いること
ができる。米国特許4,390,369、4,484,948、5,350,78
9、5,703,145号には、紙質に関係なく良好な印刷品質を
提供するインク組成物が記述されている。また、特開平
5−311101号公報にはポリアミド及び脂肪酸アミド、特
開平5−194897号公報、特開平6−107987号公報にはグリ
セライドを使用し、光透過性の優れたインクジェット用
ホットメルト型インク組成物が記述されている。
【0004】他方、印刷物の耐候性を向上するために、
インクの着色剤として顔料を用いることが一般的で、レ
ーザプリンタ、溶融転写型プリンタ、液体インクジェッ
トプリンタ及びソリッドインクジェットプリンタ等の各
種のプリンタのインクとして使用されている。例えば、
ソリッドインクジェットプリンタに用いる顔料インクに
関して、特開平3−37278号公報、特開平4−339871号公
報、特開平5−16343号公報、特開平5−105832号公報、
特開平6−49400号公報、特開平6−228479号公報、特開
平6−228480号公報、特開平6−306319号公報、特開平7
−109432号公報、特開平7−196968号公報、特開平7−27
8477号公報、特開平7−306319号公報、特開平7−316479
号公報、特開平7−331141号公報、特開平8−295836号公
報等多くの報告がなされている。特開昭61−159470号公
報では、炭素数18〜24のアルコールを含むビヒクル
中に、これと相溶性の油キャリヤー中に予め分散させた
黒鉛を含んで成るホットメルトインクが記載されてい
る。
インクの着色剤として顔料を用いることが一般的で、レ
ーザプリンタ、溶融転写型プリンタ、液体インクジェッ
トプリンタ及びソリッドインクジェットプリンタ等の各
種のプリンタのインクとして使用されている。例えば、
ソリッドインクジェットプリンタに用いる顔料インクに
関して、特開平3−37278号公報、特開平4−339871号公
報、特開平5−16343号公報、特開平5−105832号公報、
特開平6−49400号公報、特開平6−228479号公報、特開
平6−228480号公報、特開平6−306319号公報、特開平7
−109432号公報、特開平7−196968号公報、特開平7−27
8477号公報、特開平7−306319号公報、特開平7−316479
号公報、特開平7−331141号公報、特開平8−295836号公
報等多くの報告がなされている。特開昭61−159470号公
報では、炭素数18〜24のアルコールを含むビヒクル
中に、これと相溶性の油キャリヤー中に予め分散させた
黒鉛を含んで成るホットメルトインクが記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ホットメ
ルト型インク組成物は、一般に成分間の相溶性の維持が
困難で、特に耐候性に優れる有機顔料を着色剤として用
いた場合に溶融状態で分離しやすいと言う欠点を有して
いた。液中に分散した粒子の沈降は、周知のごとく、粒
子の粒径、分散媒体の粘度及び沈降時間に依存して変化
し、分散媒体の粘性は高粘度ほど沈降しにくい。一方、
インクジェットプリンタで印刷を実施するに際しては、
使用するインクの粘度はより低い方が高速化、高密度化
に対して有利で高信頼性印刷に適しており、両者は互い
に相反する特性にあった。
ルト型インク組成物は、一般に成分間の相溶性の維持が
困難で、特に耐候性に優れる有機顔料を着色剤として用
いた場合に溶融状態で分離しやすいと言う欠点を有して
いた。液中に分散した粒子の沈降は、周知のごとく、粒
子の粒径、分散媒体の粘度及び沈降時間に依存して変化
し、分散媒体の粘性は高粘度ほど沈降しにくい。一方、
インクジェットプリンタで印刷を実施するに際しては、
使用するインクの粘度はより低い方が高速化、高密度化
に対して有利で高信頼性印刷に適しており、両者は互い
に相反する特性にあった。
【0006】耐候性に優れる有機顔料を着色剤として用
いたホットメルト型インクジェット記録方式は先述のと
おり、染料を用いたインクジェット記録方式に比べて多
くの利点があるので、OA機器、一般家庭用プリンタ、
ファクシミリ等にとどまらず室内外用ポスター、大型看
板、車やエレベータの装飾、さらには布へのプリントな
どへ応用が期待されている。しかし、前記のようにイン
クの分離及び高信頼性印字品質の両立が得られないとい
う問題があり、これが製品化の隘路となっていた。顔料
色材のうちでも比較的ビヒクル樹脂に分散しやすい種類
は一般的に耐候性に劣るトレードオフに遭遇する場合が
多かった。
いたホットメルト型インクジェット記録方式は先述のと
おり、染料を用いたインクジェット記録方式に比べて多
くの利点があるので、OA機器、一般家庭用プリンタ、
ファクシミリ等にとどまらず室内外用ポスター、大型看
板、車やエレベータの装飾、さらには布へのプリントな
どへ応用が期待されている。しかし、前記のようにイン
クの分離及び高信頼性印字品質の両立が得られないとい
う問題があり、これが製品化の隘路となっていた。顔料
色材のうちでも比較的ビヒクル樹脂に分散しやすい種類
は一般的に耐候性に劣るトレードオフに遭遇する場合が
多かった。
【0007】本発明の課題は微細なノズルからインク滴
を噴射させるに十分な、流動安定性に優れた低粘度でか
つ分離のない、この両立を図った顔料を用いたソリッド
インクジェットプリンタ用インク組成物を提供すること
にある。本発明の更に重要な課題は高彩度のカラー印刷
を実現するソリッドインクジェットプリンタ用インク組
成物を提供することにある。
を噴射させるに十分な、流動安定性に優れた低粘度でか
つ分離のない、この両立を図った顔料を用いたソリッド
インクジェットプリンタ用インク組成物を提供すること
にある。本発明の更に重要な課題は高彩度のカラー印刷
を実現するソリッドインクジェットプリンタ用インク組
成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の要旨は、室温で固体のインク組成物を加熱により液
化させ、記録媒体上に噴射させ記録ドットを形成して印
刷を行うためのインクジェット用ホットメルト型インク
組成物において、シアン顔料を含み、記録媒体上での最
大彩度C*が45以上、この時の色相角H0が240〜2
70°の範囲にあり、且つ340nmでの光量が0.3
5W/m2のキセノン光を100h照射したときの色差
△E*が3以下であるシアンインク組成物と、イエロー
顔料を含み、記録媒体上での最大彩度C*が70以上、
この時の色相角H0が90〜110°の範囲にあり、且
つ340nmでの光量が0.35W/m2のキセノン光
を100h照射したときの色差△E*が5以下であるイ
エローインク組成物と、マゼンタ顔料を含み、記録媒体
上での最大彩度C*が60以上、この時の色相角H0が3
40〜360°の範囲にあり、且つ340nmでの光量
が0.35W/m2のキセノン光を100h照射したと
きの色差△E*が5以下のマゼンタインク組成物を組み
合わせることにある。
明の要旨は、室温で固体のインク組成物を加熱により液
化させ、記録媒体上に噴射させ記録ドットを形成して印
刷を行うためのインクジェット用ホットメルト型インク
組成物において、シアン顔料を含み、記録媒体上での最
大彩度C*が45以上、この時の色相角H0が240〜2
70°の範囲にあり、且つ340nmでの光量が0.3
5W/m2のキセノン光を100h照射したときの色差
△E*が3以下であるシアンインク組成物と、イエロー
顔料を含み、記録媒体上での最大彩度C*が70以上、
この時の色相角H0が90〜110°の範囲にあり、且
つ340nmでの光量が0.35W/m2のキセノン光
を100h照射したときの色差△E*が5以下であるイ
エローインク組成物と、マゼンタ顔料を含み、記録媒体
上での最大彩度C*が60以上、この時の色相角H0が3
40〜360°の範囲にあり、且つ340nmでの光量
が0.35W/m2のキセノン光を100h照射したと
きの色差△E*が5以下のマゼンタインク組成物を組み
合わせることにある。
【0009】好ましくは、シアン顔料はカラーインデッ
クスにおけるピグメントブルー15:4に属する顔料で
あり、イエロー顔料はカラーインデックスにおけるピグ
メントイエロー93、94、95及び128に属するい
ずれかから選択された顔料であり、マゼンタ顔料はカラ
ーインデックスにおけるピグメントレッド122に属す
る顔料を用いるとよい。
クスにおけるピグメントブルー15:4に属する顔料で
あり、イエロー顔料はカラーインデックスにおけるピグ
メントイエロー93、94、95及び128に属するい
ずれかから選択された顔料であり、マゼンタ顔料はカラ
ーインデックスにおけるピグメントレッド122に属す
る顔料を用いるとよい。
【0010】更に好ましくは、前記インク組成物はヒド
ロキシル価が20以上150以下のアルコール型ワック
スを含有するとよい。
ロキシル価が20以上150以下のアルコール型ワック
スを含有するとよい。
【0011】また、プリント時の溶融粘度は15mPa・s
以下であるとよい。
以下であるとよい。
【0012】上記インク組成物は、顔料及びワックスを
高温に保持したビーズミルにより、2,000rpm以上の
回転数で混練して製造することが望ましい。そして、上
記構成の本発明においては、彩度の高い高濃度において
も、使用時の低溶融粘度、例えば15mPa・s以下を確保
できる点が大きな特長となっている。
高温に保持したビーズミルにより、2,000rpm以上の
回転数で混練して製造することが望ましい。そして、上
記構成の本発明においては、彩度の高い高濃度において
も、使用時の低溶融粘度、例えば15mPa・s以下を確保
できる点が大きな特長となっている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に使用する色特性は、C光
源、視角2°で測定したCIE:L*、a*、b*表色系
で定義される。類似の他の定義、例えばD65光源、視角
10°等にもとづく測定結果を本発明で指定した値に対
応するには吸収スペクトル、色度関数等を用いた数値上
の変換が必要である。ここで、彩度C*、色相角H0及び
色差△E*は下記で定義され、H0は角度単位、他は無次
元数である。
源、視角2°で測定したCIE:L*、a*、b*表色系
で定義される。類似の他の定義、例えばD65光源、視角
10°等にもとづく測定結果を本発明で指定した値に対
応するには吸収スペクトル、色度関数等を用いた数値上
の変換が必要である。ここで、彩度C*、色相角H0及び
色差△E*は下記で定義され、H0は角度単位、他は無次
元数である。
【0014】
【数1】
【0015】本発明に使用するキセノン灯及びその使用
光量は耐候性試験で一般的に使用される条件であって、
特殊なものではない。340nmの波長は一般的な有機
材料の紫外線劣化によく対応することが周知であり、
0.35W/m2の光量は太陽光に対応する標準的な条
件である。この条件で日光直射に対して5〜10倍程度
の加速に当たるとの報告がなされている。これに関して
の詳細は多くの出版物があり、例えばF.E.クルード
ソン著マテリアルライフ学会資料(1992)、L.S.Crump
著ATLAS Sun Spots、3rd/4th Quarter、p1-6(1996)、
機種選択ガイド(1989)(東洋精機)、Xenotest資料
(1986)(Heraerus)、中野他著、コンバーテック誌、
p56-59(1998.4)などがある。
光量は耐候性試験で一般的に使用される条件であって、
特殊なものではない。340nmの波長は一般的な有機
材料の紫外線劣化によく対応することが周知であり、
0.35W/m2の光量は太陽光に対応する標準的な条
件である。この条件で日光直射に対して5〜10倍程度
の加速に当たるとの報告がなされている。これに関して
の詳細は多くの出版物があり、例えばF.E.クルード
ソン著マテリアルライフ学会資料(1992)、L.S.Crump
著ATLAS Sun Spots、3rd/4th Quarter、p1-6(1996)、
機種選択ガイド(1989)(東洋精機)、Xenotest資料
(1986)(Heraerus)、中野他著、コンバーテック誌、
p56-59(1998.4)などがある。
【0016】本発明では、シアン、イエロー及びマゼン
タ各色の最大彩度を与える条件でプリントした場合に、
その最大彩度の値C*及びこれに対する色相角H0を特定
の範囲に限定し、更にこの条件のプリントに対する耐光
性テストの結果生じた色差△E*を特定の範囲に限定す
る。すなわち、シアン色に対しては、最大彩度C*45
以上、色相角H0は240〜270°、△E*3以下で
あり、イエロー色に対しては、最大彩度C*70以上、
色相角H0は90〜110°、△E*5以下であり、マゼ
ンタ色に対しては、最大彩度C*60以上、色相角H0
は340〜360°、△E*5以下とする。
タ各色の最大彩度を与える条件でプリントした場合に、
その最大彩度の値C*及びこれに対する色相角H0を特定
の範囲に限定し、更にこの条件のプリントに対する耐光
性テストの結果生じた色差△E*を特定の範囲に限定す
る。すなわち、シアン色に対しては、最大彩度C*45
以上、色相角H0は240〜270°、△E*3以下で
あり、イエロー色に対しては、最大彩度C*70以上、
色相角H0は90〜110°、△E*5以下であり、マゼ
ンタ色に対しては、最大彩度C*60以上、色相角H0
は340〜360°、△E*5以下とする。
【0017】なお、高画質の印刷を行う場合に彩度、色
相角を特定の範囲に限定することは本分野では周知の事
柄であるが、良質のプリントを更に耐光性の十分な条件
でインクジェット印刷することは、従来行われていなか
った。また、プリントの彩度が各ドットのインク量、イ
ンク中の色材濃度、ドット数など印刷条件で変化するこ
とは周知であり、本発明に述べる最大彩度とは、インク
量、色材濃度を可能な全範囲で変化したときの最大値で
そのインクで実現し得る最大の彩度と定義する。インク
量、色材濃度を増大すると彩度は向上し、特定の最大値
に達して後、再び減少(暗色化)する一般的な特性があ
ることは周知であり、本発明は各色について、その最適
な色材量を選定した条件での値と定義する。
相角を特定の範囲に限定することは本分野では周知の事
柄であるが、良質のプリントを更に耐光性の十分な条件
でインクジェット印刷することは、従来行われていなか
った。また、プリントの彩度が各ドットのインク量、イ
ンク中の色材濃度、ドット数など印刷条件で変化するこ
とは周知であり、本発明に述べる最大彩度とは、インク
量、色材濃度を可能な全範囲で変化したときの最大値で
そのインクで実現し得る最大の彩度と定義する。インク
量、色材濃度を増大すると彩度は向上し、特定の最大値
に達して後、再び減少(暗色化)する一般的な特性があ
ることは周知であり、本発明は各色について、その最適
な色材量を選定した条件での値と定義する。
【0018】本発明の特徴は、これら各色の組合せを使
用する点にある。本発明ではいわゆる4色系によりフル
カラー印刷を実現することを意図しており、各色とし
て、本発明に示す彩度、色相角の範囲に限定することが
広い色再現範囲を達成する上で特に好ましい。
用する点にある。本発明ではいわゆる4色系によりフル
カラー印刷を実現することを意図しており、各色とし
て、本発明に示す彩度、色相角の範囲に限定することが
広い色再現範囲を達成する上で特に好ましい。
【0019】本発明には青またはシアン顔料が使用され
る。これらには、例えば下記カラーインデックスで示さ
れる顔料がある。例えば、ピグメントブルー1、15、
15:1、15:2、15:3、15:4、15:5、
15:6、16、17:1、22、27、28、29、
36、60などである。
る。これらには、例えば下記カラーインデックスで示さ
れる顔料がある。例えば、ピグメントブルー1、15、
15:1、15:2、15:3、15:4、15:5、
15:6、16、17:1、22、27、28、29、
36、60などである。
【0020】本発明の課題解決のために最適の顔料は、
通常、フタロシアニンブルーと称される顔料で、多くの
良好な特性において周知の材料である。フタロシアニン
ブルー(銅フタロシアニン等)にはα、β、γ、δ、
ε、π、ρ、τ、X、R型などの多くの結晶型が報告さ
れており、これらはカラーインデックスにおいて、ピグ
メントブルー15(α型)、15:1(モノクロロ置換
体)、15:2(モノクロロ置換体非結晶型)、15:
3(β型)、15:4(β型非結晶型、非凝集型)、1
5:5(γ型)、15:6(ε型)等と区分されてい
る。無金属フタロシアニン(ピグメントブルー16)、
ポリハロゲン置換銅フタロシアニン(ピグメントグリー
ン7、36)も類縁の顔料である。
通常、フタロシアニンブルーと称される顔料で、多くの
良好な特性において周知の材料である。フタロシアニン
ブルー(銅フタロシアニン等)にはα、β、γ、δ、
ε、π、ρ、τ、X、R型などの多くの結晶型が報告さ
れており、これらはカラーインデックスにおいて、ピグ
メントブルー15(α型)、15:1(モノクロロ置換
体)、15:2(モノクロロ置換体非結晶型)、15:
3(β型)、15:4(β型非結晶型、非凝集型)、1
5:5(γ型)、15:6(ε型)等と区分されてい
る。無金属フタロシアニン(ピグメントブルー16)、
ポリハロゲン置換銅フタロシアニン(ピグメントグリー
ン7、36)も類縁の顔料である。
【0021】本発明には、特にカラーインデックスでピ
グメントブルー15:4に属するシアン顔料が最も効果
的に使用される。この顔料は最良レベルの耐光性(耐紫
外線退色性)を有し、更に色材としては理想的なシアン
色相の発色を示す。このカラーインデックスに属する顔
料として、例えば下記する素顔料及び処理顔料がある
が、本発明は特にこれらに限定されるものではない。
グメントブルー15:4に属するシアン顔料が最も効果
的に使用される。この顔料は最良レベルの耐光性(耐紫
外線退色性)を有し、更に色材としては理想的なシアン
色相の発色を示す。このカラーインデックスに属する顔
料として、例えば下記する素顔料及び処理顔料がある
が、本発明は特にこれらに限定されるものではない。
【0022】Chromofine Blue 4930P、4940、4942、495
0、4966、4973、4976EP、4983、S-2100、S-32、シアニ
ンブルー4933GN-EP、4940、4973、4976-EP、127-EPS、4
927G-EPB(以上大日精化製)、Fastogen Blue 5410G、5
412G、5415、5480、5481、5485、5486、5488、FGS、GNP
S、GNPM-K、GNPW、NK、TGR-F、5421、5422、5424、542
5、3F-12、GFA、GFB、NK-G、5412SD(以上大日本インキ
製)、Heliogen Blue D7060T、D7105T、7160TD、L7101
F、D7106、D7111(以上BASF製)、HostapermBlue B
FL、Monarch Blue GFR X-3374(Hoechist製)、Irgalit
e Blue 4GF-BR、BGO、GLNF、GLVO、GNFO、RLO(以上Cib
a Geigy製)、Lionol Blue 700-10FG、7481-G、FG-7397
-G、FG-7400-G、GF-41703、FG-7405-G、FG-7408、7850G
(以上東洋インキ製)、Monastral Blue FGX(ICI
製)、Sunfast Blue15:4、Spectra PACC Blue 15:4
(SunChemical製)、Colortex Blue 510、Sanyo Cyanin
e Blue 3008、J620、KRG(山陽色素製)、Isol Phthalo
Blue GB2P 372、Predichip Blue GB 1660、Predisol B
lue GBP-C 585、GFH-CAB 2660、GP-C 9559(KemiskVaer
k製)などがある。本発明にはイエロー(黄)顔料が使用
される。これらには、例えば下記カラーインデックスで
示される顔料がある。ピグメントイエロー 1、3、1
2、13、14、17、34、35、37、55、7
4、81、83、93、94、95、97、108、1
09、110、128、137、138、139、15
1、153、154、155、157、166、16
7、168、180、185、193、ピグメントオレ
ンジ 13、16、20、36などである。
0、4966、4973、4976EP、4983、S-2100、S-32、シアニ
ンブルー4933GN-EP、4940、4973、4976-EP、127-EPS、4
927G-EPB(以上大日精化製)、Fastogen Blue 5410G、5
412G、5415、5480、5481、5485、5486、5488、FGS、GNP
S、GNPM-K、GNPW、NK、TGR-F、5421、5422、5424、542
5、3F-12、GFA、GFB、NK-G、5412SD(以上大日本インキ
製)、Heliogen Blue D7060T、D7105T、7160TD、L7101
F、D7106、D7111(以上BASF製)、HostapermBlue B
FL、Monarch Blue GFR X-3374(Hoechist製)、Irgalit
e Blue 4GF-BR、BGO、GLNF、GLVO、GNFO、RLO(以上Cib
a Geigy製)、Lionol Blue 700-10FG、7481-G、FG-7397
-G、FG-7400-G、GF-41703、FG-7405-G、FG-7408、7850G
(以上東洋インキ製)、Monastral Blue FGX(ICI
製)、Sunfast Blue15:4、Spectra PACC Blue 15:4
(SunChemical製)、Colortex Blue 510、Sanyo Cyanin
e Blue 3008、J620、KRG(山陽色素製)、Isol Phthalo
Blue GB2P 372、Predichip Blue GB 1660、Predisol B
lue GBP-C 585、GFH-CAB 2660、GP-C 9559(KemiskVaer
k製)などがある。本発明にはイエロー(黄)顔料が使用
される。これらには、例えば下記カラーインデックスで
示される顔料がある。ピグメントイエロー 1、3、1
2、13、14、17、34、35、37、55、7
4、81、83、93、94、95、97、108、1
09、110、128、137、138、139、15
1、153、154、155、157、166、16
7、168、180、185、193、ピグメントオレ
ンジ 13、16、20、36などである。
【0023】本発明において最適な顔料は、ピグメント
イエロー93、94、95及び128に属するものであ
る。いずれもCiba Geigy(チバ・ガイギー)社の開発に
よるジスアゾ系有機顔料であり、多くの良好な特性にお
いて周知の材料である。イエロー(黄)色顔料の中では
最も良好なレベルの耐光性(耐紫外線退色性)を有し、
更に製造上時に労働安全衛生上問題となる塩化ベンジジ
ンを使用しない。なお、上記カラーインデックスに属す
る顔料として、例えば下記する素顔料及び処理顔料があ
るが、本発明は特にこれらに限定されるものではない。
イエロー93、94、95及び128に属するものであ
る。いずれもCiba Geigy(チバ・ガイギー)社の開発に
よるジスアゾ系有機顔料であり、多くの良好な特性にお
いて周知の材料である。イエロー(黄)色顔料の中では
最も良好なレベルの耐光性(耐紫外線退色性)を有し、
更に製造上時に労働安全衛生上問題となる塩化ベンジジ
ンを使用しない。なお、上記カラーインデックスに属す
る顔料として、例えば下記する素顔料及び処理顔料があ
るが、本発明は特にこれらに限定されるものではない。
【0024】ピグメントイエロー93としては、Cromop
htal Yellow 3G F、3G-MC、3GP、3G、Filofin Yellow 3
G、Micranyl Yellow 3G-AG、3G-AQ、3G-K、4G-A、Versa
l Yellow 3G、Yellow EMD-387、PEC-387、Microlith Ye
llow 3G-WA(以上Ciba Geigy製)、Pigment Yellow 9
3、Colortex Yellow UG379(以上山陽色素製)、ピグメ
ントイエロー94としては、Cromophtal Yellow 6G(Ci
ba Geigy製)、ピグメントイエロー95としては、Crom
ophtal Yellow GR-P、GR、Micranyl Yellow GR-AG、GR-
AQ(以上Ciba Geigy製)、Versal Yellow GR(Ostacolo
r製)、Yellow EMD-388、PEC-388、VC-388(以上住友化
学製)、ピグメントイエロー128としては、Cromopht
al Yellow 8GN、8G、Micranyl Yellow 8GN-AG、8GN-AQ
(以上CibaGeigy製)などがある。
htal Yellow 3G F、3G-MC、3GP、3G、Filofin Yellow 3
G、Micranyl Yellow 3G-AG、3G-AQ、3G-K、4G-A、Versa
l Yellow 3G、Yellow EMD-387、PEC-387、Microlith Ye
llow 3G-WA(以上Ciba Geigy製)、Pigment Yellow 9
3、Colortex Yellow UG379(以上山陽色素製)、ピグメ
ントイエロー94としては、Cromophtal Yellow 6G(Ci
ba Geigy製)、ピグメントイエロー95としては、Crom
ophtal Yellow GR-P、GR、Micranyl Yellow GR-AG、GR-
AQ(以上Ciba Geigy製)、Versal Yellow GR(Ostacolo
r製)、Yellow EMD-388、PEC-388、VC-388(以上住友化
学製)、ピグメントイエロー128としては、Cromopht
al Yellow 8GN、8G、Micranyl Yellow 8GN-AG、8GN-AQ
(以上CibaGeigy製)などがある。
【0025】更に、本発明にはマゼンタ及びレッド
(赤)顔料が使用される。これらには、例えば下記カラ
ーインデックスで示される顔料がある。ピグメントレッ
ド 3、5、19、22、31、38、43、48:
1、48:2、48:3、48:4、48:5、49:
1、53:1、57:1、57:2、58:4、63:
1、81、81:1、81:2、81:3、81:4、
88、104、108、112、122、123、14
4、146、149、166、168、169、17
0、177、178、179、184、185、20
8、216、226、238、257、ピグメントバイ
オレット 3、19、23、29、30、37、50、
88、ピグメントオレンジ 13、16、20、36な
どである。これらのうち、本発明に最適の顔料はピグメ
ントレッド122に属する通常キナクリドンマゼンタと
称される顔料で、多くの良好な特性において周知の材料
である。例えば顔料中でも最も良好なレベルの耐光性
(耐紫外線退色性)を有し、更に色材としては理想的な
マゼンタ色相の発色を示す。このカラーインデックスに
属する顔料として、例えば下記する素顔料及び処理顔料
があるが、本発明は特にこれらに限定されるものではな
い。
(赤)顔料が使用される。これらには、例えば下記カラ
ーインデックスで示される顔料がある。ピグメントレッ
ド 3、5、19、22、31、38、43、48:
1、48:2、48:3、48:4、48:5、49:
1、53:1、57:1、57:2、58:4、63:
1、81、81:1、81:2、81:3、81:4、
88、104、108、112、122、123、14
4、146、149、166、168、169、17
0、177、178、179、184、185、20
8、216、226、238、257、ピグメントバイ
オレット 3、19、23、29、30、37、50、
88、ピグメントオレンジ 13、16、20、36な
どである。これらのうち、本発明に最適の顔料はピグメ
ントレッド122に属する通常キナクリドンマゼンタと
称される顔料で、多くの良好な特性において周知の材料
である。例えば顔料中でも最も良好なレベルの耐光性
(耐紫外線退色性)を有し、更に色材としては理想的な
マゼンタ色相の発色を示す。このカラーインデックスに
属する顔料として、例えば下記する素顔料及び処理顔料
があるが、本発明は特にこれらに限定されるものではな
い。
【0026】クロモファインマゼンタ6878、6880、688
6、6887(以上大日精化製)、Colortex Red UG276、UG5
15、FSL-M(以上山陽色素製)、Liogen Magenta RR-122
(東洋インキ製)、Toner Magenta E02、Hostaperm Pin
k E、EB、E02、PV Fast PinkE 01、E 02(以上Hoechist
製)、KET Red310、309、346、Fastogen Super Magenta
RG、RTS、R、RE-01、RE-02、RE-03、RE-03T、RTS-D、R
TS-D2(以上大日本インキ製)、M-122(森下産業製)、
Monaprin Rubine 3BE、3B、Monolite Red 3BE-HD、Mono
lite Rubine 3B、Polymon Red 6BED、Vynamon Red 6B-F
W(以上ICI製)、Sunfast Magenta 122、Quinacrido
ne Magenta 22(以上Sun Chemical製)、Red EPCF-11
7、HPA-117、PEC-117(以上住友化学製)、Sandorin Br
illiant Red 6BLN、Sandrin Magenta BLTE(以上Claria
nt製)、Aqua Plus Magenta PasteWR-9525、Quindo Mag
enta Presscake RV-6827、6831、Quindo Magenta RV-68
03、6823、6828、6832(以上Miles製)などがある。
6、6887(以上大日精化製)、Colortex Red UG276、UG5
15、FSL-M(以上山陽色素製)、Liogen Magenta RR-122
(東洋インキ製)、Toner Magenta E02、Hostaperm Pin
k E、EB、E02、PV Fast PinkE 01、E 02(以上Hoechist
製)、KET Red310、309、346、Fastogen Super Magenta
RG、RTS、R、RE-01、RE-02、RE-03、RE-03T、RTS-D、R
TS-D2(以上大日本インキ製)、M-122(森下産業製)、
Monaprin Rubine 3BE、3B、Monolite Red 3BE-HD、Mono
lite Rubine 3B、Polymon Red 6BED、Vynamon Red 6B-F
W(以上ICI製)、Sunfast Magenta 122、Quinacrido
ne Magenta 22(以上Sun Chemical製)、Red EPCF-11
7、HPA-117、PEC-117(以上住友化学製)、Sandorin Br
illiant Red 6BLN、Sandrin Magenta BLTE(以上Claria
nt製)、Aqua Plus Magenta PasteWR-9525、Quindo Mag
enta Presscake RV-6827、6831、Quindo Magenta RV-68
03、6823、6828、6832(以上Miles製)などがある。
【0027】素顔料を直接使用するのに加え、あらかじ
め顔料を適当な樹脂、例えばカルナウバワックス、アク
リル樹脂、ポリエチレン、インクビヒクルの一部などの
中に分散したマスターバッチを製造しこれを利用するこ
とも可能である。
め顔料を適当な樹脂、例えばカルナウバワックス、アク
リル樹脂、ポリエチレン、インクビヒクルの一部などの
中に分散したマスターバッチを製造しこれを利用するこ
とも可能である。
【0028】ビヒクル素材は本発明のホットメルトイン
ク組成物として特に限定されず、モノアミド、ビスアミ
ド、テトラアミド、ポリアミド、エステルアミド、ポリ
エステル、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸系及びメタクリ
ル酸系高分子、スチレン系高分子、エチレン酢酸ビニル
共重合体、ポリケトン、シリコーン樹脂、クマロン樹
脂、脂肪酸エステル、トリグリセライド、天然樹脂、天
然及び合成ワックス等から選択された1ないし多成分か
ら成ることが可能である。しかしながら、本発明に特に
使用される各顔料の発色性(添加濃度当たりの色濃度)
は必ずしも高くなく、加えて均質の微粒子分散体の製造
が難しく、高濃度とすると過剰に溶融粘度が増大する現
象があって、ソリッドインクとしては従来実用化は困難
であった。
ク組成物として特に限定されず、モノアミド、ビスアミ
ド、テトラアミド、ポリアミド、エステルアミド、ポリ
エステル、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸系及びメタクリ
ル酸系高分子、スチレン系高分子、エチレン酢酸ビニル
共重合体、ポリケトン、シリコーン樹脂、クマロン樹
脂、脂肪酸エステル、トリグリセライド、天然樹脂、天
然及び合成ワックス等から選択された1ないし多成分か
ら成ることが可能である。しかしながら、本発明に特に
使用される各顔料の発色性(添加濃度当たりの色濃度)
は必ずしも高くなく、加えて均質の微粒子分散体の製造
が難しく、高濃度とすると過剰に溶融粘度が増大する現
象があって、ソリッドインクとしては従来実用化は困難
であった。
【0029】上記問題を解決するため、本発明には特に
上記のビヒクル材料のうち、特にアルコール型ワックス
材料が好適に用いられる。この材料は有機顔料特に本発
明の顔料に極めて例外的に相性がよく、比較的容易に凝
集状態を解離した分散体を製造することが可能であるこ
とを見出した。この理由は分明ではないが、ヒドロキシ
ル基と顔料分子中の官能基との何らかの相互作用にもと
づく可能性がある。これに従い、十分な彩度の得られる
高濃度で且つ使用時の溶融粘度がインクジェット記録に
適した低粘度となる特性を達成したものである。
上記のビヒクル材料のうち、特にアルコール型ワックス
材料が好適に用いられる。この材料は有機顔料特に本発
明の顔料に極めて例外的に相性がよく、比較的容易に凝
集状態を解離した分散体を製造することが可能であるこ
とを見出した。この理由は分明ではないが、ヒドロキシ
ル基と顔料分子中の官能基との何らかの相互作用にもと
づく可能性がある。これに従い、十分な彩度の得られる
高濃度で且つ使用時の溶融粘度がインクジェット記録に
適した低粘度となる特性を達成したものである。
【0030】アルコール型ワックスとして、特に好まし
く用いられるのは、アルコールとエテンのホモポリマー
であるか、またはパラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、ペトロラタムを原料とする酸化反応に
より製造されたワックスであり、このホモポリマーが炭
素数24以上55以下のアルコールを含む。本発明のア
ルコール型ワックスとしては、直鎖状の完全飽和タイプ
であり、かつ水酸基の位置がすべての炭素に均等に付い
ている等、従来の分留法によって得られるアルコールよ
りも反応性に富むものが望ましい。
く用いられるのは、アルコールとエテンのホモポリマー
であるか、またはパラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、ペトロラタムを原料とする酸化反応に
より製造されたワックスであり、このホモポリマーが炭
素数24以上55以下のアルコールを含む。本発明のア
ルコール型ワックスとしては、直鎖状の完全飽和タイプ
であり、かつ水酸基の位置がすべての炭素に均等に付い
ている等、従来の分留法によって得られるアルコールよ
りも反応性に富むものが望ましい。
【0031】具体的には、UNILIN350、UNILIN425、UNIL
IN550、UNILIN700、またこれらをエトキシ化して得られ
たユニトックス420、ユニトックス450、ユニトックス48
0、ユニトックス520、ユニトックス550、ユニトックス7
20、ユニトックス750(東洋ペトロライト製)等が使用
できる。さらに、パラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、ペトロラタムを原料とする酸化反応に
より製造されたアルコールリッチなアルコール型ワック
スとしてOX1949、OX020T、NPS9210、NPS9125、NPS9035
(日本精蝋製)等が望ましい。また、KOW、VLTN-4、VLT
N-5、VLTN-6(川研ファインケミカル製)等も挙げられ
る。特に望ましいのは、UNILIN425、UNILIN550、OX1949
である。
IN550、UNILIN700、またこれらをエトキシ化して得られ
たユニトックス420、ユニトックス450、ユニトックス48
0、ユニトックス520、ユニトックス550、ユニトックス7
20、ユニトックス750(東洋ペトロライト製)等が使用
できる。さらに、パラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、ペトロラタムを原料とする酸化反応に
より製造されたアルコールリッチなアルコール型ワック
スとしてOX1949、OX020T、NPS9210、NPS9125、NPS9035
(日本精蝋製)等が望ましい。また、KOW、VLTN-4、VLT
N-5、VLTN-6(川研ファインケミカル製)等も挙げられ
る。特に望ましいのは、UNILIN425、UNILIN550、OX1949
である。
【0032】これらアルコール型ワックスのヒドロキシ
ル基価は20以上150以下が好ましいが、最も好まし
いのは60〜130程度である。ヒドロキシル基価が2
0未満では、前述した顔料の分散が不十分で沈殿を生じ
やすく、かつ150を超えると過剰な分極性が顔料とビ
ヒクルの分離を生じる。ここでヒドロキシル基価(水酸
基価)はASTM E222改で定義された測定方法に基づくも
のである。分子量に対するヒドロキシル基価の目安とし
ては、ヒドロキシル基価/(57×分子量)の値が1な
いしはそれ以下、好ましくは1〜0.5のアルコール型
ワックスが好適である。
ル基価は20以上150以下が好ましいが、最も好まし
いのは60〜130程度である。ヒドロキシル基価が2
0未満では、前述した顔料の分散が不十分で沈殿を生じ
やすく、かつ150を超えると過剰な分極性が顔料とビ
ヒクルの分離を生じる。ここでヒドロキシル基価(水酸
基価)はASTM E222改で定義された測定方法に基づくも
のである。分子量に対するヒドロキシル基価の目安とし
ては、ヒドロキシル基価/(57×分子量)の値が1な
いしはそれ以下、好ましくは1〜0.5のアルコール型
ワックスが好適である。
【0033】また、アルコール型ワックスの溶融粘度は
5〜50mPa・s、好ましくは5〜30mPa・sが望ましい。5mP
a・s未満の粘度では顔料の沈降を防止できず、50mPa・s
を超える粘度ではインクジェット記録を行うことが困難
である。主として前述の粘度の要件に関連して、好ましい
アルコール型ワックスの炭素数は18〜100程度び値
が選定され、特に好ましくは25〜55である。炭素数
25未満のワックスは粘度が過小で顔料の分散安定性が
不十分となり、100を超えると粘度が過大でインクジ
ェット記録が困難となる。また、同様の理由により、分
子量としては、200〜1500程度、好ましくは30
0〜700の範囲が望ましい。
5〜50mPa・s、好ましくは5〜30mPa・sが望ましい。5mP
a・s未満の粘度では顔料の沈降を防止できず、50mPa・s
を超える粘度ではインクジェット記録を行うことが困難
である。主として前述の粘度の要件に関連して、好ましい
アルコール型ワックスの炭素数は18〜100程度び値
が選定され、特に好ましくは25〜55である。炭素数
25未満のワックスは粘度が過小で顔料の分散安定性が
不十分となり、100を超えると粘度が過大でインクジ
ェット記録が困難となる。また、同様の理由により、分
子量としては、200〜1500程度、好ましくは30
0〜700の範囲が望ましい。
【0034】アルコール型ワックスの融点はインクの噴
射安定性および印刷物の保管安定性の点から、50以上
120℃以下が望ましい。特に望ましいのは70℃以上
100℃以下である。熱および光に対する安定性が必要
であるため、酸価は12.0以下、ヨウ素価は3以下が
特に望ましく、これらはインクジェット用インクの主成
分として十分な印刷物保管安定性が得られる。
射安定性および印刷物の保管安定性の点から、50以上
120℃以下が望ましい。特に望ましいのは70℃以上
100℃以下である。熱および光に対する安定性が必要
であるため、酸価は12.0以下、ヨウ素価は3以下が
特に望ましく、これらはインクジェット用インクの主成
分として十分な印刷物保管安定性が得られる。
【0035】上述したアルコール型ワックスは、キャン
デリラワックス、カルナバワックス、カストルワック
ス、木ろうに代表される植物系ワックスと良い相溶性を
示し混合して用いることができる。その他にも例えばパ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の
石油系ワックス、ポリエチレンワックス、ステアリン
酸、ベヘン酸等の高級飽和及び不飽和脂肪酸、ステアロ
ン、ラウロン等のケトン、脂肪酸エステルアミド、飽和
あるいは不飽和脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、ヒマシ
油、硬化ヒマシ油等を含む飽和及び不飽和脂肪酸グリセ
ライド、さらにロジン系樹脂、炭化水素系樹脂、アミド
系樹脂、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸系
及びメタクリル酸系高分子、スチレン系高分子、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体、ポリケトン、シリコーン、クマ
ロン等の高分子量の樹脂等を添加して特性を向上するこ
ともできる。本発明に使用するビヒクル系は他の顔料に
も広く適用することも可能である。
デリラワックス、カルナバワックス、カストルワック
ス、木ろうに代表される植物系ワックスと良い相溶性を
示し混合して用いることができる。その他にも例えばパ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の
石油系ワックス、ポリエチレンワックス、ステアリン
酸、ベヘン酸等の高級飽和及び不飽和脂肪酸、ステアロ
ン、ラウロン等のケトン、脂肪酸エステルアミド、飽和
あるいは不飽和脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、ヒマシ
油、硬化ヒマシ油等を含む飽和及び不飽和脂肪酸グリセ
ライド、さらにロジン系樹脂、炭化水素系樹脂、アミド
系樹脂、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸系
及びメタクリル酸系高分子、スチレン系高分子、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体、ポリケトン、シリコーン、クマ
ロン等の高分子量の樹脂等を添加して特性を向上するこ
ともできる。本発明に使用するビヒクル系は他の顔料に
も広く適用することも可能である。
【0036】本発明と組み合わせる他のインクあるいは
補助するための着色剤としては本発明のビヒクルに良分
散して熱安定性に優れた多くの顔料が使用できる。着色
剤として更に溶解性染料(Solvent Dye)も併用でき
る。他のインク成分と適応性である限り、油性染料等の
任意の着色剤が使用できる。色の調整等で2種類以上の
着色剤を適時混合して使用できる。本発明のインク組成
物に更に機能性を発現するため、各種の表面処理剤、界
面活性剤、粘度低下剤、酸化防止剤、老化防止剤、架橋
促進剤、紫外線吸収剤、可塑剤、防腐剤、分散剤、染料
等を混合することができる。
補助するための着色剤としては本発明のビヒクルに良分
散して熱安定性に優れた多くの顔料が使用できる。着色
剤として更に溶解性染料(Solvent Dye)も併用でき
る。他のインク成分と適応性である限り、油性染料等の
任意の着色剤が使用できる。色の調整等で2種類以上の
着色剤を適時混合して使用できる。本発明のインク組成
物に更に機能性を発現するため、各種の表面処理剤、界
面活性剤、粘度低下剤、酸化防止剤、老化防止剤、架橋
促進剤、紫外線吸収剤、可塑剤、防腐剤、分散剤、染料
等を混合することができる。
【0037】顔料の添加量はインク全体の0.5〜5重
量%、特に0.7重量%以上が適量である。特に望まし
くは、0.7〜2重量%である。0.5重量%未満では
彩度が不十分で、5重量%より多いとインク粘度特性に
悪影響を与え、且つ彩度も低下してしまう。添加量が色
相に大きな影響を与えることは周知であり、色相角
H 0、最大彩度C*を適当に選定することが必要である。
更にビヒクルと顔料の間の特定の相互作用にもとづき同
一の顔料の同一の添加量においても異なる色調が生じる
ことがある。更に粒径によっても色調が異なる。本発明
の最適混合量はこれらの作用を考慮して前述の最適彩
度、色相及び耐光性にもとづき決定される。
量%、特に0.7重量%以上が適量である。特に望まし
くは、0.7〜2重量%である。0.5重量%未満では
彩度が不十分で、5重量%より多いとインク粘度特性に
悪影響を与え、且つ彩度も低下してしまう。添加量が色
相に大きな影響を与えることは周知であり、色相角
H 0、最大彩度C*を適当に選定することが必要である。
更にビヒクルと顔料の間の特定の相互作用にもとづき同
一の顔料の同一の添加量においても異なる色調が生じる
ことがある。更に粒径によっても色調が異なる。本発明
の最適混合量はこれらの作用を考慮して前述の最適彩
度、色相及び耐光性にもとづき決定される。
【0038】上記したビヒクル、着色剤及びその他の成
分の混合、分散には周知の各種の粉砕又は分散装置が使
用できる。これらには、高速回転ミル、ローラーミル、
容器駆動媒体ミル、媒体撹拌ミル、ジェットミル等の区
分があり、例えば、ハイスピードデイスパーサ、インペ
ラデイスパーザ、ゲートミキサ、ビーズミル、サンドミ
ル、パールミル、コブラミル、ピンミル、モリネックス
ミル、撹拌ミル、ユニバーサルミル、センチュリーミ
ル、プレッシャミル、アジテータミル、2本ロールエク
ストルーダ、2本ロールミル、3本ロールミル、ニッチ
ェミル、ニーダ、ミキサ、コロイドミル、ストーンミ
ル、ケーデイミル、遊星ミル、ボールミル、パドルミキ
サ、アトライタ、フロージェットミキサ、スラッシャー
ミル、ペグミル、マイクロフルダイザ、クレアミック
ス、ライノミル、ホモジナイザ、ピン付きビーズミル、
横型ビーズミル等がある。
分の混合、分散には周知の各種の粉砕又は分散装置が使
用できる。これらには、高速回転ミル、ローラーミル、
容器駆動媒体ミル、媒体撹拌ミル、ジェットミル等の区
分があり、例えば、ハイスピードデイスパーサ、インペ
ラデイスパーザ、ゲートミキサ、ビーズミル、サンドミ
ル、パールミル、コブラミル、ピンミル、モリネックス
ミル、撹拌ミル、ユニバーサルミル、センチュリーミ
ル、プレッシャミル、アジテータミル、2本ロールエク
ストルーダ、2本ロールミル、3本ロールミル、ニッチ
ェミル、ニーダ、ミキサ、コロイドミル、ストーンミ
ル、ケーデイミル、遊星ミル、ボールミル、パドルミキ
サ、アトライタ、フロージェットミキサ、スラッシャー
ミル、ペグミル、マイクロフルダイザ、クレアミック
ス、ライノミル、ホモジナイザ、ピン付きビーズミル、
横型ビーズミル等がある。
【0039】混練時間は、装置により各種設定される。
混練には、周知の成分を一括して溶融混練する方法、着
色剤をあらかじめ高濃度に混合してマスタバッチとし希
釈する方法、成分を順次追加混合する方法、液体中で分
散し固相中に導入するフラッシュ方法等、塗料、イン
キ、樹脂着色等に使用される各種の方法が使用できる。
混練には、周知の成分を一括して溶融混練する方法、着
色剤をあらかじめ高濃度に混合してマスタバッチとし希
釈する方法、成分を順次追加混合する方法、液体中で分
散し固相中に導入するフラッシュ方法等、塗料、イン
キ、樹脂着色等に使用される各種の方法が使用できる。
【0040】本発明においては上記のうち特に高速回転
のビーズミルを使用する。回転数は特に重要な因子であ
り、同様の方法でも回転数が低いと粉砕効率が劣るため
製造に長時間を要する。回転数としては、1,000rpm
以上が適当である。特に好ましくは、2,000〜4,0
00rpmの範囲である。1,000rpm未満では粉砕分散
が不十分で、製造に過大な時間を要し、4,000rpmを
超えると高温で高速回転を保持するために装置上過大な
設備を要し実際的ではない。ビースの材質は特に制限は
ないが、ジルコン、ジルコニア、スチール等が使用され
る。ビース径は過大では破砕効率は高いが粒径が十分微
細化できず、過小では混練に長時間を要するため、適当
な範囲が選択される。0.5〜5mmφが適当で、特に
好ましくは0.5〜2mmφである。なお、フタロシア
ニン顔料においては、混練中に熱、機械的衝撃、特定の
有機物との相互作用により結晶転位を生じ、色調、分散
性等が大きく変化することを生じやすい。本発明のイン
クの製造においては、この条件も考慮して色相、彩度を
最適化することが必要である。
のビーズミルを使用する。回転数は特に重要な因子であ
り、同様の方法でも回転数が低いと粉砕効率が劣るため
製造に長時間を要する。回転数としては、1,000rpm
以上が適当である。特に好ましくは、2,000〜4,0
00rpmの範囲である。1,000rpm未満では粉砕分散
が不十分で、製造に過大な時間を要し、4,000rpmを
超えると高温で高速回転を保持するために装置上過大な
設備を要し実際的ではない。ビースの材質は特に制限は
ないが、ジルコン、ジルコニア、スチール等が使用され
る。ビース径は過大では破砕効率は高いが粒径が十分微
細化できず、過小では混練に長時間を要するため、適当
な範囲が選択される。0.5〜5mmφが適当で、特に
好ましくは0.5〜2mmφである。なお、フタロシア
ニン顔料においては、混練中に熱、機械的衝撃、特定の
有機物との相互作用により結晶転位を生じ、色調、分散
性等が大きく変化することを生じやすい。本発明のイン
クの製造においては、この条件も考慮して色相、彩度を
最適化することが必要である。
【0041】高品質のインクジェット用インクの調製に
は多くの重要な因子のバランスを必要とする。本発明の
インクは、ホットメルト型インクジェットプリンタに適
用するために、周知の幾つかの要件を満足する。すなわ
ち、このインクは室温で十分な硬度と安定性があり、印
刷前の保管および印刷後の画質に信頼性がある。記録媒
体に付着後は十分な透明性と彩度を有し、かつ均一な薄
膜を形成して良好な画質の印刷物を与える。これらの要
件は複雑で、本発明のインクについて必ずしも明瞭に数
値化できるわけではないが、例えば、融点が相対的に低
いホットメルトインクは典型的に滲みやすく、オフセッ
トが発生しやすい。40℃保管状態でも印刷物を重ねて
おいた状態で、オフセットが発生しないことが必要であ
る。しかし、インクの融点が高いと粘度が高くなるが、
印刷時の溶融粘度としては50mPa・s以下、特に5〜1
5mPa・sの範囲が装置上望ましい。過剰な粘度は噴射時
により大きなエネルギーが必要となり、またあまりに低
粘度の材料では室温での保存安定性に問題を生じる。室
温(25℃)での粘度は10,000mPa・s以上である。
は多くの重要な因子のバランスを必要とする。本発明の
インクは、ホットメルト型インクジェットプリンタに適
用するために、周知の幾つかの要件を満足する。すなわ
ち、このインクは室温で十分な硬度と安定性があり、印
刷前の保管および印刷後の画質に信頼性がある。記録媒
体に付着後は十分な透明性と彩度を有し、かつ均一な薄
膜を形成して良好な画質の印刷物を与える。これらの要
件は複雑で、本発明のインクについて必ずしも明瞭に数
値化できるわけではないが、例えば、融点が相対的に低
いホットメルトインクは典型的に滲みやすく、オフセッ
トが発生しやすい。40℃保管状態でも印刷物を重ねて
おいた状態で、オフセットが発生しないことが必要であ
る。しかし、インクの融点が高いと粘度が高くなるが、
印刷時の溶融粘度としては50mPa・s以下、特に5〜1
5mPa・sの範囲が装置上望ましい。過剰な粘度は噴射時
により大きなエネルギーが必要となり、またあまりに低
粘度の材料では室温での保存安定性に問題を生じる。室
温(25℃)での粘度は10,000mPa・s以上である。
【0042】印刷物の折り曲げ特性としてはトランスペ
アレンシーフィルムを用いたマンドレル試験において5
mmφ以下、特に3mmφ以下の試験に合格することが
望ましい。
アレンシーフィルムを用いたマンドレル試験において5
mmφ以下、特に3mmφ以下の試験に合格することが
望ましい。
【0043】多くのインクは噴射温度を高めることによ
って噴射適性範囲に粘度を低下させることができるが、
噴射温度を高めると熱安定性の問題を生じ、インクリザ
ーバ(インク室)やプリントヘッドの中で長時間加熱す
るとインクが分解したり、インクと接する金属材料を腐
食しかねない。そこで、印刷時のインクを溶融する温度
としては、装置を簡便で低価格にするために、100〜
150℃の範囲が最適である。溶融時の表面張力は30
mN/m以下が望ましい。溶融状態から固体に転移する際の
体積変化は10%以下が望ましい。
って噴射適性範囲に粘度を低下させることができるが、
噴射温度を高めると熱安定性の問題を生じ、インクリザ
ーバ(インク室)やプリントヘッドの中で長時間加熱す
るとインクが分解したり、インクと接する金属材料を腐
食しかねない。そこで、印刷時のインクを溶融する温度
としては、装置を簡便で低価格にするために、100〜
150℃の範囲が最適である。溶融時の表面張力は30
mN/m以下が望ましい。溶融状態から固体に転移する際の
体積変化は10%以下が望ましい。
【0044】更に、この組成物は、印刷を必要とすると
きのみインク小滴を噴射させる、従来公知のインクジェ
ットプリンタ例えば、オフィス用プリンタ、工業用マー
キングに使用されているプリンタ、ワイドフォーマット
型プリンタ、刷版及び製版用プリンタ、ラベルプリンタ
およびこの典型的操作を持つすべてのタイプのプリンタ
ーに使用可能である。
きのみインク小滴を噴射させる、従来公知のインクジェ
ットプリンタ例えば、オフィス用プリンタ、工業用マー
キングに使用されているプリンタ、ワイドフォーマット
型プリンタ、刷版及び製版用プリンタ、ラベルプリンタ
およびこの典型的操作を持つすべてのタイプのプリンタ
ーに使用可能である。
【0045】記録媒体としては、紙、プラスチックフィ
ルム、カプセル、ジェル、金属箔、布等が挙げられる
が、非接触印刷が可能なだけに媒体の形状は広範なもの
が使用でき、これに限定されるものではない。一旦転写
体に記録し、記録媒体に転写する方法、加圧加熱装置等
の処理を含む記録方法も使用できる。
ルム、カプセル、ジェル、金属箔、布等が挙げられる
が、非接触印刷が可能なだけに媒体の形状は広範なもの
が使用でき、これに限定されるものではない。一旦転写
体に記録し、記録媒体に転写する方法、加圧加熱装置等
の処理を含む記録方法も使用できる。
【0046】次に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、記載の実施例に限定されるものではない。 〔実施例1〕ビヒクルとしてアルコール型ワックス(東
洋ペトロライト製、商品名:UNILIN425)に少量の分散
剤を添加したものを使用し、これに対して着色剤として
カラーインデックスピグメントイエロー93に属するイ
エロー顔料(山陽色素製)を濃度をビヒクル量に対して
1.5重量%加え、ホモジナイザ(日立工機製:HG3
0)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるま
で10,000rpmの回転数で加熱、混練し、続いて加熱
加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質
なイエロー色のホットメルトインクを得た。
るが、記載の実施例に限定されるものではない。 〔実施例1〕ビヒクルとしてアルコール型ワックス(東
洋ペトロライト製、商品名:UNILIN425)に少量の分散
剤を添加したものを使用し、これに対して着色剤として
カラーインデックスピグメントイエロー93に属するイ
エロー顔料(山陽色素製)を濃度をビヒクル量に対して
1.5重量%加え、ホモジナイザ(日立工機製:HG3
0)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるま
で10,000rpmの回転数で加熱、混練し、続いて加熱
加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質
なイエロー色のホットメルトインクを得た。
【0047】更に、上記ビヒクルに着色剤としてカラー
インデックスピグメントレッド122に属するマゼンタ
顔料(大日本インキ製、商品名:KET Red310)を濃度を
全量に対して2.5重量%加え、ビーズミル(アイガー
製:モータミルM-250、ビーズ:ジルコン1φ)により
130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで2,50
0rpmの回転数で加熱、混練し、続いて加熱加圧ろ過を
行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質なマゼンタ
色のホットメルトインクを得た。
インデックスピグメントレッド122に属するマゼンタ
顔料(大日本インキ製、商品名:KET Red310)を濃度を
全量に対して2.5重量%加え、ビーズミル(アイガー
製:モータミルM-250、ビーズ:ジルコン1φ)により
130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで2,50
0rpmの回転数で加熱、混練し、続いて加熱加圧ろ過を
行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質なマゼンタ
色のホットメルトインクを得た。
【0048】更に、ビヒクルとして前記UNILIN425を5
5重量%、及び他のアルコール型ワックス(日本精蝋
製:OX1949)45重量%を使用し、これに対して着色剤
としてカラーインデックスピグメントブルー15:4に
属するシアン顔料(大日本インキ製、商品名:Fastogen
Blue 5410G)を濃度を全量に対して1.5重量%加
え、同様にビーズミルで加熱、混練し、加熱加圧ろ過を
行い、室温で放冷して均質なシアン色のホットメルトイ
ンクを得た。
5重量%、及び他のアルコール型ワックス(日本精蝋
製:OX1949)45重量%を使用し、これに対して着色剤
としてカラーインデックスピグメントブルー15:4に
属するシアン顔料(大日本インキ製、商品名:Fastogen
Blue 5410G)を濃度を全量に対して1.5重量%加
え、同様にビーズミルで加熱、混練し、加熱加圧ろ過を
行い、室温で放冷して均質なシアン色のホットメルトイ
ンクを得た。
【0049】これら生製したインクの溶融粘度は130
℃において、イエロー(以下Yとする)、マゼンタ(以
下Mとする)、シアン(以下Cとする)の順に、11.
3mPa・s、12.0mPa・s、11.4mPa・sであった。
℃において、イエロー(以下Yとする)、マゼンタ(以
下Mとする)、シアン(以下Cとする)の順に、11.
3mPa・s、12.0mPa・s、11.4mPa・sであった。
【0050】また、これら各インクをインクジェットプ
リンタ(日立工機製:JOLT SJO1A)に入れてプリントを
行い、色差計(日本電色製Σ90)で彩度C*及び色相
H0を測定した。使用した用紙はXerox社4025
普通紙である。結果を表1に示す。
リンタ(日立工機製:JOLT SJO1A)に入れてプリントを
行い、色差計(日本電色製Σ90)で彩度C*及び色相
H0を測定した。使用した用紙はXerox社4025
普通紙である。結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表1中で、Y、M、Cは各々イエロー、マ
ゼンタ及びシアンインクの印刷結果、R、G、Bは各単
色を等分に混合したレッド、グリーン及びブルー色の印
刷結果を示した。これらをCIE色度gamut図(a*、
b*プロット)に示したのが図1である。図1におい
て、各点が各色の測定値(表1に対応)を示す。
ゼンタ及びシアンインクの印刷結果、R、G、Bは各単
色を等分に混合したレッド、グリーン及びブルー色の印
刷結果を示した。これらをCIE色度gamut図(a*、
b*プロット)に示したのが図1である。図1におい
て、各点が各色の測定値(表1に対応)を示す。
【0053】図において、太線で示される曲線は、各単
色のインクについて、印刷濃度を変化した時に得られた
色変化の測定結果である。高彩度を得られるのは限定し
た色相範囲(すなわち濃度範囲)であることが判る。図
中のそれ以外の多数の曲線は単色の色特性を基に、Kube
lka-Munk(クベルカ-ムンク)式にもとづいて各種割合
で単色を混合したときの色度を算出しプロットしたもの
である。Gを除けば、R、Bともほぼ実験的に得られた
値に近い色度が算定される。これらの曲線の包絡線がこ
れらY、M、Cインクで得られる色再現範囲を示してお
り、本発明のインク系において、良好な広い範囲が得ら
れることが判る。
色のインクについて、印刷濃度を変化した時に得られた
色変化の測定結果である。高彩度を得られるのは限定し
た色相範囲(すなわち濃度範囲)であることが判る。図
中のそれ以外の多数の曲線は単色の色特性を基に、Kube
lka-Munk(クベルカ-ムンク)式にもとづいて各種割合
で単色を混合したときの色度を算出しプロットしたもの
である。Gを除けば、R、Bともほぼ実験的に得られた
値に近い色度が算定される。これらの曲線の包絡線がこ
れらY、M、Cインクで得られる色再現範囲を示してお
り、本発明のインク系において、良好な広い範囲が得ら
れることが判る。
【0054】上記の6色(Y、M、C、R、B、G)の
プリントについて、キセノン灯照射による光劣化加速試
験を実施した。340nmの光量が0.35W/m2に
制御されたキセノン灯試験装置(アトラス製:SunChe
x)で試料温度60℃の条件で連続照射を行い、適宜試
料の色変化△Eを測定した。結果を図2に示す。
プリントについて、キセノン灯照射による光劣化加速試
験を実施した。340nmの光量が0.35W/m2に
制御されたキセノン灯試験装置(アトラス製:SunChe
x)で試料温度60℃の条件で連続照射を行い、適宜試
料の色変化△Eを測定した。結果を図2に示す。
【0055】図2において、照射100hの△Eはいず
れも3.0以下であり、500hを経過しても5.0以
下に留まる極めて良好な耐光性を示した。
れも3.0以下であり、500hを経過しても5.0以
下に留まる極めて良好な耐光性を示した。
【0056】上述した本発明のインクは、良好な色再現
範囲と耐光性を両立することができた。 〔実施例2〜5〕図3に示す各種の組成で本発明のイン
クを調合し、溶融粘度、色特性、耐光性を評価した。図
3のビヒクルの部分の数字は混合時の各成分の重量%を
示し、色材はビヒクル100に対しての重量%である。
図3中には比較のために、実施例1の結果も添付した。
範囲と耐光性を両立することができた。 〔実施例2〜5〕図3に示す各種の組成で本発明のイン
クを調合し、溶融粘度、色特性、耐光性を評価した。図
3のビヒクルの部分の数字は混合時の各成分の重量%を
示し、色材はビヒクル100に対しての重量%である。
図3中には比較のために、実施例1の結果も添付した。
【0057】混練には実施例1と同様のホモジナイザ、
あるいはビーズミルを使用し、印刷方法、特性測定方法
は実施例1と同様である。いずれの3色の組合せにおい
ても、良好な最大彩度、3色をマッチングさせるに十分
な範囲の色相角及び耐光性を示し、本発明のインクの組
合せが極めて効果があることが示された。
あるいはビーズミルを使用し、印刷方法、特性測定方法
は実施例1と同様である。いずれの3色の組合せにおい
ても、良好な最大彩度、3色をマッチングさせるに十分
な範囲の色相角及び耐光性を示し、本発明のインクの組
合せが極めて効果があることが示された。
【0058】
【発明の効果】本発明のインクジェット用ホットメルト
型インク組成物は、広範囲の色再現と高い耐光性の両立
が図られたため、長期間保存できる堅牢なカラー印刷物
の作成、従来不可能であった屋外に展示する印刷物の作
成など、これまでは困難とされた広範な用途への適用が
可能になった。
型インク組成物は、広範囲の色再現と高い耐光性の両立
が図られたため、長期間保存できる堅牢なカラー印刷物
の作成、従来不可能であった屋外に展示する印刷物の作
成など、これまでは困難とされた広範な用途への適用が
可能になった。
【図1】 各色インクのCIE色度gamut図。
【図2】 各色インク光劣化加速試験の結果を示すグラ
フ。
フ。
【図3】 各実施例のインク組成を示す表。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 FC01 4J039 AB12 AD01 BC41 BC60 BE01 CA09 DA05 EA15 EA16 EA17 EA35 EA42 EA44 GA24
Claims (5)
- 【請求項1】室温で固体のインク組成物を加熱により液
化させ、記録媒体上に噴射させ記録ドットを形成して印
刷を行うためのインクジェット用ホットメルト型インク
組成物において、 シアン顔料を含み、記録媒体上での最大彩度C*が45
以上、この時の色相角H0が240〜270°の範囲に
あり、且つ340nmでの光量が0.35W/m2のキ
セノン光を100h照射したときの色差△E*が3以下
であるシアンインク組成物と、イエロー顔料を含み、記
録媒体上での最大彩度C*が70以上、この時の色相角
H0が90〜110°の範囲にあり、且つ340nmで
の光量が0.35W/m2のキセノン光を100h照射
したときの色差△E*が5以下であるイエローインク組
成物と、マゼンタ顔料を含み、記録媒体上での最大彩度
C*が60以上、この時の色相角H0が340〜360°
の範囲にあり、且つ340nmでの光量が0.35W/
m2のキセノン光を100h照射したときの色差△E*が
5以下であるマゼンタインク組成物よりなることを特徴
とするカラーインクジェット用ホットメルト型インク組
成物。 - 【請求項2】前記シアン顔料はカラーインデックスにお
けるピグメントブルー15:4に属する顔料であり、前
記イエロー顔料はカラーインデックスにおけるピグメン
トイエロー93、94、95及び128に属するいずれ
かの顔料であり、前記マゼンタ顔料はカラーインデック
スにおけるピグメントレッド122に属する顔料である
ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット用ホッ
トメルト型インク組成物。 - 【請求項3】請求項1または2項記載のインクジェット
用ホットメルト型インク組成物において、 前記インク組成物はヒドロキシル価が20以上150以
下のアルコール型ワックスを含有することを特徴とする
インクジェット用ホットメルト型インク組成物。 - 【請求項4】請求項1ないし3項記載のインクジェット
用ホットメルト型インク組成物において、 プリント時の溶融粘度が15mPa・s以下であることを特
徴とするインクジェット用ホットメルト型インク組成
物。 - 【請求項5】前記顔料及びワックスは、高温に保持した
ビーズミルにより2,000rpm以上の回転数で混練して
製造されたものであることを特徴とする請求項1ないし
4記載のインクジェット用ホットメルト型インク組成
物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10074299A JP2000290555A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | インクジェット用ホットメルト型インク組成物 |
| US09/339,810 US6235098B1 (en) | 1998-06-26 | 1999-06-25 | Hot-melt ink compositions for ink-jet printing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10074299A JP2000290555A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | インクジェット用ホットメルト型インク組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000290555A true JP2000290555A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14282018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10074299A Pending JP2000290555A (ja) | 1998-06-26 | 1999-04-08 | インクジェット用ホットメルト型インク組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000290555A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001019931A1 (en) * | 1999-09-13 | 2001-03-22 | Seiko Epson Corporation | Ink composition and ink set each excellent in color reproduction and light resistance, and method of recording with these |
| JP2002338857A (ja) * | 2001-05-17 | 2002-11-27 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 画像記録用着色インキ組成物、画像記録方法および画像記録物 |
| JP2007270154A (ja) * | 2002-02-19 | 2007-10-18 | Seiko Epson Corp | インク組成物、インクセット及び記録方法 |
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| US7290873B2 (en) | 2004-03-18 | 2007-11-06 | Ricoh Printing Systems, Ltd. | Ink jet recording method |
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| JP2011113020A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Ricoh Co Ltd | トナーとその製造方法、現像剤、現像剤収容容器および画像形成方法 |
| JP2011162788A (ja) * | 2010-02-11 | 2011-08-25 | Xerox Corp | 安定な顔料添加硬化性固体インクの製造法 |
| JP2012122069A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Xerox Corp | 固体インクにおける顔料の安定化剤 |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP10074299A patent/JP2000290555A/ja active Pending
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