JP2000291545A - 圧縮機およびポンプ - Google Patents

圧縮機およびポンプ

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JP2000291545A
JP2000291545A JP11098583A JP9858399A JP2000291545A JP 2000291545 A JP2000291545 A JP 2000291545A JP 11098583 A JP11098583 A JP 11098583A JP 9858399 A JP9858399 A JP 9858399A JP 2000291545 A JP2000291545 A JP 2000291545A
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piston
compressor
aluminum
sliding
aluminum powder
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JP11098583A
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English (en)
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Junta Kawabata
淳太 川端
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、冷凍サイクル等に使用する圧縮機
およびポンプに関し、摺動材料を変更することにより耐
摩耗性の向上を図る。 【解決手段】 表面に窒化アルミニウム(AlN)が均
一に分散したアルミニウム粉末が主成分の焼結合金の摺
動部品から成ることより、摺動部に耐摩耗性に優れた窒
化アルミニウム(AlN)が均一に分散することから耐
摩耗性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍冷蔵装置や空
調機等に用いられる圧縮機およびポンプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクル等に使用する圧縮機には従
来から冷媒としてCFC−12(ジクロロ・ジフロロ・
メタン、CCl2F2)やHCFC−22(モノクロロ
・ジフロロ・メタン、CHClF2)が主に使用されて
きたが、オゾン層の破壊による人体や生物系に対する影
響や地球温暖化の観点から分子内に塩素(Cl)原子を
含まないHFC系冷媒である例えばHFC−134a
(1,1,1,−テトラ・フロロ・エタン、CHF2C
F3)等の冷媒や自然冷媒(ハイドロカーボン,二酸化
炭素,アンモニア,水素,ヘリウム等)が使用されてき
ている。
【0003】また、冷凍サイクル等に使用する圧縮機に
は従来から冷媒とオイルとにより摺動部の潤滑を行って
きたが、環境破壊の観点から圧縮機内にオイルを封入し
ないオイルフリーの圧縮機の開発が望まれている。
【0004】しかし、冷媒がCFC−12からHFC−
134aに変わることにより耐摩耗性に優れる塩化鉄
(FeClx)膜を形成しなくなることや、オイルフリ
ーにすることにより、摺動状態が悪くなることから、摩
擦係数が増加し効率が悪くなり、更に摩耗量も多くな
る。
【0005】この様な状況では、圧縮機の効率を良くす
ることや信頼性を高める為に低摩擦係数材料の開発や摺
動材料の耐摩耗性の向上が必要である。
【0006】従来の圧縮機としては例えば振動式圧縮機
として実開昭58−116784号公報に示されている
ものがある。
【0007】以下図面を参照しながら前記従来の圧縮機
の一例について説明する。
【0008】図8は従来の圧縮機の断面図である。
【0009】本体1は、モーター3,シリンダー5,軸
受6,ピストン8,共振スプリング11,シリンダーヘ
ッド10とから構成されており、サスペションスプリン
グ(図示せず)により、密閉ケーシング2内に弾性支持
されている。モーター3は、コイル巻き線により形成さ
れた固定子4と鉄心で形成された可動子7とから構成さ
れており、可動子7はピストン8に固定されている。
【0010】シリンダー5,軸受6は、ピストン8が軸
方向に可動可能なように支持している。共振スプリング
11は一端がモーター3の可動子7に固定され、他端が
軸受6に固定されており、一部が密閉ケーシング2内に
溜められた潤滑油12内に浸かっている。
【0011】8aはシリンダー5,ピストン8により構
成される圧縮室であり、ピストン8内の吸入孔8bより
圧縮室8a導かれた冷媒ガスがピストン8の往復運動に
より圧縮される。
【0012】また、密閉ケーシング2内の下部に溜まっ
た潤滑油12は、ピストン8の軸方向の往復運動に伴う
共振スプリング11の伸縮運動によりかく拌され、密閉
ケーシング2内に飛散し、ピストン8とシリンダー5間
の摺動部並びに、ピストン8と軸受6間の摺動部を潤滑
している。
【0013】従来では、圧縮機1の摺動部を構成する摺
動部材が鋳鉄製材料もしくはアルミ系合金にて形成して
いた。特に効率の観点よりアルミ系合金が使用されてき
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のアルミ系合金では、起動初期等のオイルの供給が少
ない状態では摩耗が多くなる可能性があった。
【0015】本発明は従来の課題を解決するもので、オ
イルの供給が少ない場合でも摺動材料の潤滑特性を改善
し、耐摩耗性を向上させた信頼性の高い圧縮機やポンプ
を提供することを目的とする。また、圧縮機やポンプに
オイルを封入しない場合においても信頼性の高い圧縮機
やポンプを提供することを目的とする。
【0016】また、前記従来のアルミ系合金では、摩擦
係数が低くなり効率が良くなるがその反面強度が弱く、
オイル圧縮等により荷重が大きくなった場合、破損を発
生させる可能性があった。
【0017】本発明は従来の課題を解決するもので、ア
ルミ系材料の強度を向上させることにより、破損を防止
する圧縮機やポンプの提供を目的とする。
【0018】また、前記従来のアルミ系合金では、鋳鉄
製材料に比較して摩擦係数が低くなり効率が良くなるが
その反面液冷媒が摺動部に混入した際に、冷媒へのオイ
ルの溶け込みにより摺動部のオイルの洗い流しが生じ、
摩耗が増加するとともに、摩擦係数が上昇し、効率の低
下が生じる可能性があった。
【0019】本発明は従来の課題を解決するもので、ア
ルミ系材料の強度を向上させるとともに表面を改質する
ことにより、耐摩耗性を向上させるとともに効率の低下
を防止する圧縮機やポンプの提供を目的とする。また、
圧縮機やポンプにオイルを封入しない場合においても信
頼性の高い圧縮機やポンプを提供することを目的とす
る。
【0020】また、前記従来のアルミ系合金では、冷媒
として二酸化炭素を使用した場合、システム中に含まれ
る水分と二酸化炭素との反応によりアルミ系合金が腐食
しスラッジ等が発生するとともに表面が荒れて摩擦係数
が上昇し効率が低下する可能性があった。
【0021】本発明は従来の課題を解決するもので、ア
ルミ系合金の表面をコーティングしアルミ系合金が直接
冷媒にさらされなくすることにより、腐食を防止しスラ
ッジ等の発生を抑制するとともに効率の低下を防止する
圧縮機やポンプの提供を目的とする。また、圧縮機やポ
ンプにオイルを封入しない場合においても信頼性の高い
圧縮機やポンプを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の圧縮機やポンプにおいては、表面に窒化アルミ
ニウム(AlN)が均一に分散したアルミニウム粉末が
主成分の焼結合金の摺動部品から成ることを特徴とした
ものである。
【0023】これにより、摺動部に耐摩耗性に優れた窒
化アルミニウム(AlN)が均一に分散することにより
耐摩耗性を向上させた信頼性の高い圧縮機やポンプが得
られる。
【0024】また、本発明の圧縮機やポンプにおいて
は、粒径が100nmから300nmのアルミニウム粉
末が主成分の焼結合金の摺動部品から成ることを特徴と
したものである。
【0025】これにより、材料強度が高くなることより
破損を防止するとともに粒径が微細であるため粒子間の
空孔が小さくなり表面粗さが良くなることにより効率を
向上させた信頼性の高い圧縮機やポンプが得られる。
【0026】また、本発明の圧縮機やポンプにおいて
は、粒径が100nmから300nmのアルミニウム粉
末が主成分の焼結合金の表面を窒化処理した摺動部品か
ら成ることを特徴としたものである。
【0027】これにより、表面が耐摩耗性に優れた窒化
アルミニウム(AlN)に改質されることにより耐摩耗
性を向上させるとともに表面の荒れを抑制することによ
り効率の低下を防止するとともに材料強度が高くなるこ
とより破損を防止した信頼性の高い圧縮機やポンプが得
られる。
【0028】また、本発明の圧縮機やポンプにおいて
は、アルミ系合金の表面にカーボンを添加した四フッ化
エチレンをコーティングした摺動部品から成ることを特
徴としたものである。
【0029】これにより、アルミ系合金が直接冷媒にさ
らされなくすることより腐食を防止しスラッジ等の発生
を抑制するとともに四フッ化エチレンの摩擦係数が低い
ことより効率を向上させた信頼性の高い圧縮機やポンプ
が得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、表面に窒化アルミニウム(AlN)が均一に分散し
たアルミニウム粉末が主成分の焼結合金の摺動部品から
成ることを特徴としたものであり、本発明に係わる焼結
合金は、摺動部に耐摩耗性に優れた窒化アルミニウム
(AlN)が均一に分散することにより耐摩耗性が向上
するという作用を有する。
【0031】本発明の請求項2に記載の発明は、粒径が
100nmから300nmのアルミニウム粉末が主成分
の焼結合金の摺動部品から成ることを特徴としたもので
あり、本発明に係わる焼結合金は、材料強度が高くなる
ことより破損を防止できるという作用を有する。さらに
粒径が微細であるため粒子間の空孔が小さくなり表面粗
さが良くなることより効率が向上するという作用を有す
る。
【0032】本発明の請求項3に記載の発明は、粒径が
100nmから300nmのアルミニウム粉末が主成分
の焼結合金の表面を窒化処理した摺動部品から成ること
を特徴としたものであり、本発明に係わる焼結合金は、
表面が耐摩耗性に優れた窒化アルミニウム(AlN)に
改質されることにより耐摩耗性が向上するとともに表面
荒れが抑制され効率の低下を防止するという作用を有す
る。さらに請求項2と同様に材料強度が高くなることよ
り破損を防止できるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項4に記載の発明は、アルミ
系合金の表面にカーボンを添加した四フッ化エチレンを
コーティングした摺動部品から成ることを特徴としたも
のであり、本発明に係わるアルミ系合金は、表面が耐摩
耗性に優れた材料となることにより腐食が防止できスラ
ッジ等の発生が抑制できるという作用を有する。さらに
腐食による表面荒れを防止するとともに四フッ化エチレ
ンが低摩擦係数材料であることにより効率が向上すると
いう作用を有する。
【0034】
【実施例】以下、本発明による圧縮機の実施例について
図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成に
ついては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0035】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる圧縮機の断面図である。図2は同実施例のピストン
のA部拡大図である。
【0036】図1,2において13はアルミニウム粉末
が主成分の焼結合金のピストンで、14は窒化アルミニ
ウム(AlN)の粒子である。
【0037】アルミニウム粉末が主成分の焼結合金のピ
ストン13の摺動部表面に窒化アルミニウム(AlN)
の粒子14を均一に分散させることにより、起動初期等
のオイルの供給が少ない状態においても摺動面に均一に
分散させた窒化アルミニウム(AlN)の粒子14がア
ルミ系合金並びに鋳物等の材料のピストン8を用いた従
来例に比較して、硬度が高く耐摩耗性に優れていること
により、摩耗量が減少する。
【0038】以上のように本実施例の圧縮機は、表面に
窒化アルミニウム(AlN)が均一に分散したアルミニ
ウム粉末が主成分の焼結合金のピストン13から構成さ
れ、アルミニウム粉末が主成分の焼結合金のピストン1
3の摺動部表面に窒化アルミニウム(AlN)の粒子1
4を均一に分散させるので耐摩耗性が向上する。
【0039】なお、本実施例においては、振動式圧縮機
のアルミニウム粉末が主成分の焼結合金のピストン13
を例に挙げたがその他の摺動部品や振動式圧縮機以外の
他の圧縮方式の摺動部品であっても同様の効果が得られ
る。さらに、使用する冷媒に関係なく、例えば、HFC
−134a系冷媒やハイドロカーボン等の自然冷媒を使
用する圧縮機の場合や冷媒を使用しないポンプ等の場合
においても同様の効果が得られる。さらに、圧縮機内に
冷凍機油を封入しないオイルレス圧縮機とすることも可
能である。
【0040】(実施例2)図3は、本発明の実施例2に
よる圧縮機の断面図である。
【0041】図3において15はアルミニウム粉末の焼
結のピストンである。
【0042】アルミニウム粉末の焼結のピストン15を
形成するアルミニウム粉末の粒径を100nmから30
0nmに微細化することにより引張強さが600MPa
以上となり、引張強さが500Mpa以下のアルミ系合
金のピストン8を用いた従来例に比較して、材料強度が
高くなることにより、オイル圧縮等により荷重が大きく
なった場合でも、破損を防止できる。さらに、粒子が微
細であるため粒子間の空孔が小さくなり表面粗さが良く
なり、摩擦係数が低くなることより効率が向上する。
【0043】以上のように本実施例の圧縮機は、粒径が
100nmから300nmのアルミニウム粉末が主成分
の焼結合金のピストン15から構成され、アルミニウム
粉末の焼結のピストン15を形成するアルミニウム粉末
の粒径を100nmから300nmに微細化するので材
料強度が高くなることから破損が防止できるとともに粒
径が微細であるため粒子間の空孔が小さくなり表面粗さ
が良くなることにより効率が向上する。
【0044】なお、本実施例においては、振動式圧縮機
の粒径を100nmから300nmに微細化したアルミ
ニウム粉末の焼結のピストン15を例に挙げたがその他
の摺動部品や振動式圧縮機以外の他の圧縮方式の摺動部
品であっても同様の効果が得られる。さらに、本実施例
においては、粒径を100nmから300nmに微細化
したアルミニウム粉末の焼結材を例に挙げたが軽量化の
為にシリコン(Si)等の比重の軽い元素を添加しても
同様の効果が得られる。さらに、使用する冷媒に関係な
く、例えば、HFC−134a系冷媒やハイドロカーボ
ン等の自然冷媒を使用する圧縮機の場合や冷媒を使用し
ないポンプ等の場合においても同様の効果が得られる。
【0045】(実施例3)図4は、本発明の実施例3に
よる圧縮機の断面図である。図5は同実施例のピストン
のB部拡大図である。
【0046】図4,5において16は窒化処理したアル
ミニウム粉末の焼結のピストンで、17はアルミニウム
粉末で、18は窒化層である。
【0047】ピストン16を形成する粒径が100nm
から300nmのアルミニウム粉末17の焼結材を窒化
処理することにより表面に窒化層18が生成される。ま
た、表面に生成された窒化層18の主成分は耐摩耗性に
優れた窒化アルミ(AlN)であることより、液冷媒が
摺動部に混入した際に、冷媒へのオイルの溶け込みによ
り摺動部のオイルの洗い流しが生じた場合でも、摩耗を
防止できるとともに表面荒れを抑制し効率の低下が防止
できる。さらに、請求項2の発明と同様にアルミニウム
粉末の粒径を100nmから300nmのアルミニウム
粉末17により引張強さを600MPa以上となり、引
張強さが500Mpa以下のアルミ系合金に比較して材
料強度が高くなることにより、オイル圧縮等により荷重
が大きくなった場合でも、破損を防止できる。
【0048】以上のように本実施例の圧縮機は粒径が1
00nmから300nmのアルミニウム粉末が主成分の
焼結合金の表面を窒化処理したピストン16から構成さ
れ、粒径が100nmから300nmのアルミニウム粉
末17の焼結材を窒化処理することにより表面に窒化層
18が生成されるので耐摩耗性が向上し表面荒れを抑制
することより高率の低下が防止できるとともに材料強度
が高くなることより破損が防止できる。
【0049】なお、本実施例においては、振動式圧縮機
の窒化処理したアルミニウム粉末の焼結のピストン16
を例に挙げたがその他の摺動部品や振動式圧縮機以外の
他の圧縮方式の摺動部品であっても同様の効果が得られ
る。さらに、本実施例においては、粒径を100nmか
ら300nmに微細化したアルミニウム粉末17の焼結
材を例に挙げたが軽量化の為にシリコン(Si)等の比
重の軽い元素を添加しても同様の効果が得られる。さら
に、使用する冷媒に関係なく、例えば、HFC−134
a系冷媒やハイドロカーボン等の自然冷媒を使用する圧
縮機の場合や冷媒を使用しないポンプ等の場合において
も同様の効果が得られる。さらに、圧縮機内に冷凍機油
を封入しないオイルレス圧縮機とすることも可能であ
る。
【0050】(実施例4)図6は、本発明の実施例4に
よる圧縮機の断面図である。図7は同実施例のピストン
のC部拡大図である。
【0051】図6,7において19はコーティング処理
したアルミ系合金のピストンで、20はアルミ系合金
で、21はカーボンを添加した四フッ化エチレン層であ
る。
【0052】ピストン19の母材であるアルミ系合金2
0の表面にカーボンを添加した四フッ化エチレン層21
をコーティングすることによりアルミ系合金20が直接
冷媒にさらされなくなり、アルミ系合金のピストン8を
用いた従来例に比較して、冷媒として二酸化炭素を使用
した場合、システム中に含まれる水分と二酸化炭素との
反応による腐食が防止できスラッジ等が発生を抑制でき
る。さらに、四フッ化エチレンにカーボンを添加するこ
とにより二酸化炭素による四フッ化エチレンの溶出を防
止できる。さらに、表面にカーボンを添加した四フッ化
エチレン層21をコーティングすることにより表面荒れ
を防止することから摩擦係数の上昇を押さえるとともに
四フッ化エチレンの摩擦係数がアルミ系合金に比較して
低いことより効率が向上する。
【0053】以上のように本実施例の圧縮機はアルミ系
合金の表面にカーボンを添加した四フッ化エチレンをコ
ーティングしたピストン19から構成され、アルミ合金
が直接冷媒にさらされなくすることより腐食が防止でき
スラッジ等の発生が抑制できる。さらに腐食による表面
荒れを防止するとともに四フッ化エチレンが低摩擦係数
材料であることにより効率が向上する。
【0054】なお、本実施例においては、振動式圧縮機
のコーティング処理したアルミ系合金のピストン19を
例に挙げたがその他の摺動部品や振動式圧縮機以外の他
の圧縮方式の摺動部品であっても同様の効果が得られ
る。さらに、圧縮機内に冷凍機油を封入しないオイルレ
ス圧縮機とすることも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、表面に窒化アルミニウム(AlN)が均一に分散
したアルミニウム粉末が主成分の焼結合金の摺動部品か
ら成ることより、摺動部に耐摩耗性に優れた窒化アルミ
ニウム(AlN)が均一に分散することから耐摩耗性が
向上する。
【0056】また、請求項2に記載の発明は、粒径が1
00nmから300nmのアルミニウム粉末が主成分の
焼結合金の摺動部品から成ることより、材料強度が高く
なることから破損が防止できるとともに粒径が微細であ
るため粒子間の空孔が小さくなり表面粗さが良くなるこ
とから効率が向上する。
【0057】また、請求項3に記載の発明は、粒径が1
00nmから300nmのアルミニウム粉末が主成分の
焼結合金の表面を窒化処理した摺動部品から成ることよ
り、表面が耐摩耗性に優れた窒化アルミニウム(Al
N)に改質されることから耐摩耗性が向上し表面荒れを
抑制することより高率の低下が防止できるとともに材料
強度が高くなることから破損が防止できる。
【0058】また、請求項4に記載の発明は、アルミ系
合金の表面にカーボンを添加した四フッ化エチレンをコ
ーティングした摺動部品から成ることより、アルミ合金
が直接冷媒にさらされなくすることから腐食が防止でき
スラッジ等の発生が抑制できる。さらに腐食による表面
荒れを防止するとともに四フッ化エチレンが低摩擦係数
材料であることから効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による圧縮機の断面図
【図2】本発明の実施例1のA部拡大図
【図3】本発明の実施例2による圧縮機の断面図
【図4】本発明の実施例3による圧縮機の断面図
【図5】本発明の実施例3のB部拡大図
【図6】本発明の実施例4による圧縮機の断面図
【図7】本発明の実施例4のC部拡大図
【図8】従来の圧縮機の断面図
【符号の説明】
13 アルミニウム粉末が主成分の焼結合金のピストン 14 窒化アルミの粒子 15 アルミニウム粉末の焼結のピストン 16 窒化処理したアルミニウム粉末の焼結のピストン 17 アルミニウム粉末 18 窒化層 19 コーティング処理したアルミ系合金のピストン 20 アルミ系合金 21 カーボンを添加した四フッ化エチレン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H003 AA01 AB00 AC00 AD01 BD09 BD10 CA02 CE04 CE05 3H071 AA15 BB01 CC11 CC15 CC26 CC31 CC44 CC47 DD01 DD06 DD46 EE01 EE02 EE03 EE04 EE05 EE06 EE07 EE08 EE09 EE11 EE12 EE13 3H076 AA02 BB26 CC03 CC27 CC34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に窒化アルミニウム(AlN)が均
    一に分散したアルミニウム粉末が主成分の焼結合金の摺
    動部品から成る圧縮機およびポンプ。
  2. 【請求項2】 粒径が100nmから300nmのアル
    ミニウム粉末が主成分の焼結合金の摺動部品から成る圧
    縮機およびポンプ。
  3. 【請求項3】 粒径が100nmから300nmのアル
    ミニウム粉末が主成分の焼結合金の表面を窒化処理した
    摺動部品から成る圧縮機およびポンプ。
  4. 【請求項4】 アルミ系合金の表面にカーボンを添加し
    た四フッ化エチレンをコーティングした摺動部品から成
    る圧縮機およびポンプ。
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